JPH10176989A - 赤外線水分測定方法及び赤外線水分測定装置 - Google Patents

赤外線水分測定方法及び赤外線水分測定装置

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JPH10176989A
JPH10176989A JP33950596A JP33950596A JPH10176989A JP H10176989 A JPH10176989 A JP H10176989A JP 33950596 A JP33950596 A JP 33950596A JP 33950596 A JP33950596 A JP 33950596A JP H10176989 A JPH10176989 A JP H10176989A
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JP
Japan
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light
measurement
infrared
moisture
moisture value
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JP33950596A
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Yasuo Saito
保雄 斎藤
Kenji Konishi
賢治 小西
Ryoichi Ishii
良市 石井
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Japan Tobacco Inc
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Japan Tobacco Inc
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  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 間欠的に流れるロット製品等の各製品個々の
水分値を測定し、ロット製品等の平均水分値を正確に測
定する。 【解決手段】 測定ヘッドAとコントローラBとで赤外
線水分測定装置を構成する。測定ヘッドAに、主波長が
1.45μmの近赤外線を測定光として出力する測定光
IREDと、主波長が1.3μmの近赤外線を参照光と
して出力する参照光IRED、反射光を受光するInG
aAs検出素子を用いる。コントローラBに測定対象物
の有無を検出する光電式のリミットスイッチCを接続す
る。リミットスイッチCからのON/OFF信号を外部
ホールド信号として入力する。測定ヘッドAからの受光
信号をA/Dコンバータ10で測定光データおよび参照
光データとし、CPU11で水分値を演算する。外部ホ
ールド信号がOFFのときの平均水分値を外部ホールド
信号がONとなる毎にホールド表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、測定対象物の含水
量により赤外線吸収が変化する測定光の赤外線と測定対
象物の含水量により赤外線吸収が略変化しない参照光の
赤外線を測定対象物に照射し、各赤外線の反射光量に基
づいて測定対象物の含水量の水分値を測定する赤外線水
分測定方法および赤外線水分測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の赤外線水分測定装置は、
測定対象物の含水量により赤外線吸収が変化する測定光
の赤外線と、測定対象物の含水量により赤外線吸収が略
変化しない参照光の赤外線をそれぞれ測定対象物に照射
し、測定対象物からの各赤外線の反射光量に基づいて例
えば吸光度を求め、この吸光度を水分値に換算して水分
値を求めるものである。
【0003】また、従来の赤外線水分測定装置は、測定
光と参照光を発生するために次のような構成になってい
る。すなわち、干渉フィルタを配置したフィルタホイー
ルをモータで回転するとともに、この干渉フィルタにタ
ングステンランプ等の光源からの光を照射して測定光と
参照光を分光するようにしている。また、赤外線の反射
光を受光する検出素子としてはPbSを用いている。さ
らに、使用する水の吸収波長すなわち測定光の波長は
1.94μmもしくは1.45μmである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来の赤外線水分測定装置は応答が遅いため測定対象に
限度がある。例えば従来の装置は粉粒体やたばこの原料
などのようにコンベアで供給される原材料の水分値を測
定するのに用いられているが、この種の原材料はコンベ
ア上を連続して流れるので測定点に間隔があっても、原
材料全体の平均的な水分値を求めることはできる。しか
し、例えば菓子製品や錠剤などのロット製品のように測
定対象物が特に小さくしかも間欠的に流れる物について
は、従来の装置では応答の遅れから製品個々の水分値は
もとより、製品全体の平均的な水分値も正確に求めるこ
とができない。
【0005】本発明は、高速サンプリングすなわち高速
応答を可能にして、間欠的に流れるロット製品等の水分
値を正確に測定できるようにすることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになした本発明の請求項1記載の赤外線水分測定方法
は、測定光用赤外線発光ダイオードから放射した測定光
と参照光用赤外線発光ダイオードから放射した参照光と
を測定対象物に照射し、該測定光と参照光の反射光をI
nGaAs受光素子で受光して該InGaAs受光素子
の受光信号に基づいて測定対象物の水分値を求める赤外
線水分測定方法であって、前記測定光用赤外線発光ダイ
オードと前記参照光用赤外線発光ダイオードを高速作動
させるとともに、測定対象物を検出して、該測定対象物
が検出されているときに、前記InGaAs受光素子の
受光信号を高速サンプリングすることにより、上記測定
対象物の検出状態に対応して該測定対象物の水分値を間
欠的に測定するようにしたことを特徴とする。
【0007】また、本発明の請求項2記載の赤外線水分
測定方法は、請求項1と同様に測定対象物の水分値を求
めるとともに、該求められた水分値に基づいて水分値表
示を行う赤外線水分測定方法であって、該測定対象物が
検出されているときに、前記InGaAs受光素子の受
光信号を高速サンプリングすることにより、上記測定対
象物の検出状態に対応して該測定対象物の水分値を間欠
的に測定し、該測定対象物が検出されているときは前記
測定した水分値を逐次表示するとともに、該測定対象物
が検出されていないときは、上記測定した水分値の最後
の水分値をホールド表示するようにしたことを特徴とす
る。
【0008】また、本発明の請求項3記載の赤外線水分
測定方法は、請求項1と同様に測定対象物の水分値を求
めるとともに、該求められた水分値に基づいて水分値表
示を行う赤外線水分測定方法であって、該測定対象物が
検出されているときに、前記InGaAs受光素子の受
光信号を高速サンプリングすることにより、上記測定対
象物の検出状態に対応して該測定対象物の水分値を間欠
的に測定し、該測定対象物が検出されている間に測定し
た水分値の平均水分値を、該測定対象物が検出されなく
なった時点から次の測定対象物が検出されなくなるまで
ホールド表示することにより、測定対象物個々の平均水
分値を更新して表示するようにしたことを特徴とする。
【0009】また、本発明の請求項4記載の赤外線水分
測定方法は、請求項1と同様に測定対象物の水分値を求
めるとともに、該求められた水分値に基づいて水分値表
示を行う赤外線水分測定方法であって、前記InGaA
s受光素子の受光信号を高速サンプリングすることによ
り、上記測定対象物の水分値を測定し、前記測定した水
分値が所定範囲のときに該測定した水分値の平均水分値
を、該測定した水分値が該所定範囲から外れた時点から
次に該所定範囲から外れた時点までホールド表示するこ
とにより、測定対象物個々の平均水分値を更新して表示
するようにしたことを特徴とする。
【0010】また、本発明の請求項5記載の赤外線水分
測定方法は、請求項1と同様に測定対象物の水分値を求
めるとともに、該求められた水分値に基づいて水分値表
示を行う赤外線水分測定方法であって、該測定対象物が
検出されているときに、前記InGaAs受光素子の受
光信号を高速サンプリングすることにより、上記測定対
象物の検出状態に対応して該測定対象物の水分値を間欠
的に測定し、該測定対象物が検出され、かつ、前記測定
した水分値が所定範囲であるという条件を満足したとき
に該測定した水分値の平均水分値を、該条件が満足され
なくなった時点から次に該条件が満足されなくなった時
点までホールド表示することにより、測定対象物個々の
平均水分値を更新して表示するようにしたことを特徴と
する。
【0011】また、本発明の請求項6記載の赤外線水分
測定装置は、測定対象物の含水量により赤外線吸収が変
化する測定光の赤外線を放射する測定光用の赤外線発光
ダイオードと、測定対象物の含水量により赤外線吸収が
略変化しない参照光の赤外線を放射する参照光用の赤外
線発光ダイオードと、上記各赤外線発光ダイオードが放
射する前記測定光および参照光の赤外線を測定対象物に
照射するとともに該測定対象物からのこれら赤外線の反
射光を集光する光学系と、上記光学系で集光された赤外
線を受光して該受光量に応じた受光信号を出力するIn
GaAs受光素子と、測定対象物を検出している状態の
ときに前記InGaAs受光素子の受光信号を高速サン
プリングすることにより、上記測定対象物の検出状態に
対応して該測定対象物の水分値を測定する制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0012】本発明の赤外線水分測定方法および赤外線
水分測定装置は、測定光を放射するための測定光用赤外
線発光ダイオードと、参照光を放射するための参照光用
赤外線発光ダイオードと、この測定対象物からの反射光
を受光するためのInGaAs受光素子を用いており、
測定光用赤外線発光ダイオードと参照光用赤外線発光ダ
イオードを高速作動させるとともに、例えば外部ホール
ド信号に基づいて測定対象物が検出されているときにI
nGaAs受光素子の受光信号を高速サンプリングする
ことにより、該測定対象物の検出状態に対応して前記測
定対象物の水分値を間欠的に測定するので、ロット製品
等の各製品個々の水分値を測定することができる。
【0013】特に、請求項2、請求項3または請求項5
記載の赤外線水分測定方法によれば、測定対象物が検出
されていないときの水分値表示は、測定対象物の検出状
態での最後の水分値または測定対象物個々の平均水分値
をホールド表示したものとなるので、間欠的に測定して
も常に水分値を確認することができる。なお、測定対象
物の検出状態での水分値表示は、請求項2の赤外線水分
測定方法ではサンプリング毎の瞬時値となり、請求項3
および請求項4の赤外線水分測定方法では直前の測定対
象物の平均水分値となる。
【0014】また、請求項4記載の赤外線水分測定方法
によれば、測定した水分値が所定範囲外すなわち異常な
値のときには、その水分値を平均水分値の演算に用いな
いので正しい平均水分値となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は本発明の実施の形態の赤外線水分測
定装置を示すブロック図、図2は同赤外線水分測定装置
の測定ヘッドAのブロック図である。図1に示したよう
に、この実施例の赤外線水分測定装置は、測定ヘッドA
とコントローラBとで構成されており、コントローラB
には、測定対象物であるコンベア上の製品の有無を検出
する光電式のリミットスイッチCが接続されている。ま
た、コントローラBにはパーソナルコンピュータDが接
続され、パーソナルコンピュータDで測定対象物に応じ
た検量線のデータ等を作成し、この作成された検量線の
データや、測定対象物に応じて予め求められている検量
線のデータ等がコントローラBに設定される。
【0016】コントローラBは、A/Dコンバータ10
を備えたマイクロコンピュータで構成されており、CP
U11はプログラムメモリ12に記憶されている制御プ
ログラムに基づいて演算メモリ13を使用しながら各種
の演算処理を行う。また、I/Oインターフェイス14
を介して、A/Dコンバータ10、表示器15およびパ
ーソナルコンピュータDとの間でデータの入出力を行
い、さらに、リミットスイッチCからのON/OFF信
号を外部ホールド信号として入力する。
【0017】図2に示したように、測定ヘッドAは光学
系1を備えており、この光学系1は、測定光集光レンズ
1a、参照光集光レンズ1b、ハーフミラー1c、照射
光集光レンズ1dおよび反射光集光レンズ1eを備えて
いる。参照光集光レンズ1bと照射光集光レンズ1dの
光軸は一致され、その光軸に対して45°の角度でハー
フミラー1cが配設されている。
【0018】また、測定光集光レンズ1aは、その光軸
がハーフミラー1cの反射面において参照光集光レンズ
1bの光軸と直交するように配置されている。そして、
測定光集光レンズ1aの後ろには、主波長が1.45μ
mの近赤外線すなわち測定対象物の含水量により赤外線
吸収が変化する近赤外線を測定光として出力する測定光
IRED(赤外線発光ダイオード)2が配設されてお
り、参照光集光レンズ1bの後ろには、主波長が1.3
μmの近赤外線すなわち測定対象物の含水量により赤外
線吸収が変化しない近赤外線を参照光として出力する参
照光IRED3が配設されている。さらに、反射光集光
レンズ1eの集光点にはInGaAs(インジューム・
ガリュウム・砒素)検出素子4が配設されている。
【0019】測定光IRED2および参照光IRED3
はIRED駆動回路5によってそれぞれ時分割に駆動さ
れ、測定光と参照光を交互に放射する。測定光IRED
2から放射された測定光は、測定光集光レンズ1aで平
行光束にされてハーフミラー1cにより、その50%の
光が直角に反射され、照射光集光レンズ1dで測定対象
物の測定面Mに照射される。また、参照光IRED3か
ら放射された参照光は、参照光集光レンズ1bで平行光
束にされてハーフミラー1cにより、その50%の光が
透過され、照射光集光レンズ1dで測定対象物の測定面
Mに照射される。すなわち、ハーフミラー1cで反射さ
れた測定光とハーフミラー1cを透過した参照光はそれ
ぞれの光軸を同軸にして測定対象物に照射される。
【0020】測定対象物の測定面Mで反射された測定光
および参照光は、反射光集光レンズ1eでInGaAs
検出素子4に集光され、このInGaAs検出素子4で
測定光と参照光の受光量の強度に応じたレベルの電流が
受光信号として交互に出力される。このInGaAs検
出素子4から出力される受光信号は、I/V変換器6に
より電圧信号に変換された後、ACアンプ7で増幅され
て同期整流回路8に入力される。
【0021】測定光IRED2と参照光IRED3を駆
動するためにIRED駆動回路5から出力される各駆動
信号は同期パルス生成回路9にも入力され、同期パルス
生成回路9は入力される駆動信号に同期したパルス信号
を発生して同期整流回路8に出力する。
【0022】同期整流回路8は、ACアンプ7から出力
される電圧信号を整流するとともに、この整流した直流
信号を同期パルス生成回路9からのパルス信号に同期し
て測定光と参照光の各電圧信号に分離し、各電圧信号を
測定光および参照光にそれぞれ対応して設けられた出力
端子からコントローラBのA/Dコンバータ10(図
1)に出力する。
【0023】ここで、測定対象物においては、その含水
量およびその他の要因に応じて測定光の吸収が生じ、ま
た、上記その他の要因に応じて参照光の吸収が生じる。
したがって、参照光と測定光のそれぞれ反射光の受光量
の比等やその対数によって、上記その他の要因の影響を
相殺した吸光度換算値を求めることができ、この吸光度
換算値を予め設定した検量線の式等から水分値に換算す
ることができる。
【0024】すなわち、図1において、A/Dコンバー
タ10はアナログの電圧信号をデジタル信号(数値デー
タ)に変換し、このデジタル信号がCPU11に取り込
まれる。そして、CPU11は、測定光に対応する測定
光データSおよび参照光に対応する参照光データRに基
づいて吸光度を演算し、この吸光度と設定された検量線
のデータから水分値を演算して表示器15に表示する。
なお、この実施例では、後述説明する測定モードに応じ
て、演算した水分値の測定対象物個々の平均水分値を表
示器15に表示する場合もある。また、この実施例で
は、測定光IRED2の近傍に温度センサ20を備えて
おり、この温度センサ20の出力電圧すなわち温度に応
じた電圧信号をA/Dコンバータ10でデジタル信号に
変換し、この温度のデジタル信号に基づいてCPU11
で温度補正等を行う。
【0025】なお、以上の実施の形態において、測定光
IRED2および参照光IRED3で測定光の赤外線お
よび参照光の赤外線を生成するようにしているが、これ
らのIREDとともに各波長に応じたフィルタを併用し
て、測定光および参照光を単色化することも可能であ
る。
【0026】この実施例の赤外線水分測定装置は、「モ
ード0」〜「モード3」の4種類の測定モードを備えて
おり、パーソナルコンピュータDもしくはコントローラ
Bからモードが指定される。また、この実施例では、リ
ミットスイッチCからの外部ホールド信号がOFFのと
きに測定対象物が検出されているものとし、「モード
1」〜「モード3」のときに、この外部ホールド信号に
基づいて水分値測定を間欠的に行う。
【0027】例えば、コンベア上を測定対象物が間隔を
あけて搬送される場合、この測定対象物の搬送路と交叉
するように光束を投射し、この光束を光電検出器で受光
することによりリミットスイッチCが構成される。そし
て、測定対象物がこの光束を遮ることによりリミットス
イッチCはOFFとなり、測定対象物が通過してしまう
とリミットスイッチCはONとなる。そこで、このリミ
ットスイッチCのOFF状態のときに測定対象物の水分
値を測定する。なお、「モード0」のときは、外部ホー
ルド信号に関係なく、測定光データSと参照光データR
をサンプリングする毎に、常時、水分値の演算を行って
その水分値を表示器15に表示する。
【0028】次に、図3〜図5の各タイミングチャート
に基づいて、「モード1」〜「モード3」の動作につい
て説明する。なお、各タイミングチャートにおいて、斜
線で示したブロックは例えばコンベア上を間欠的に流れ
る測定対象物を示しており、リミットスイッチCからの
外部ホールド信号aは測定対象物のないところでONと
なり測定対象物のあるところでOFFとなる。
【0029】図3は「モード1」の場合を示し、この
「モード1」では、外部ホールド信号aがOFFのとき
には、逐次得られる測定光データSと参照光データRで
水分演算値Yを求めて逐次更新し、その更新した値をそ
のまま表示器15に表示する。一方、外部ホールド信号
aがONとなると、その直前の水分演算値Yを、次に外
部ホールド信号aがOFFとなるまで表示器15にホー
ルド表示する。
【0030】図4は「モード2」の場合を示し、この
「モード2」では、外部ホールド信号aがOFFのとき
には、逐次得られる測定光データSと参照光データRで
水分演算値Yを求めるとともに平均水分値を演算し、こ
のOFFの期間の平均水分値を外部ホールド信号がON
になった時点で表示器15に表示する。すなわち、外部
ホールド信号aがOFFの間は一つ前の測定対象物の平
均水分値をホールド表示し、外部ホールド信号aがON
すなわち測定対象物が検出されなくなるとその測定対象
物の平均水分値をホールド表示する。これにより、測定
対象物個々の平均水分値が、次の測定対象物の測定が終
了する時点まで表示される。
【0031】図5は「モード3」でリミットスイッチC
を接続しない場合を示し、この「モード3」では、水分
演算値Yに対する予め決められたしきい値に応じて、演
算と表示の切り換えを制御する。すなわち、しきい値に
は上限値と下限値があり、水分演算値Yが上限値と下限
値の間にあるとき(下限値≦水分演算値Y≦上限値)だ
け、水分演算値Yの平均水分値の演算を行い、この水分
演算値Yが上限値と下限値の間にあるときの平均水分値
を、上限値または下限値から外れた時点で表示器15に
表示する。また、上限値または下限値から外れたときに
は、平均水分値の演算を停止する。これにより、例えば
図5にで示したように水分値が異常な値(この場合は
異常に高い値)のときには、その値が平均水分値に影響
しないようにすることができる。なお、この「モード
3」の場合も、「モード2」の場合と同様に、測定対象
物個々の平均水分値が、次の測定対象物の測定が終了す
る時点まで表示される。
【0032】図6は「モード3」でリミットスイッチC
を接続した場合を示し、この「モード3」では、外部ホ
ールド信号aの状態と、前記同様に水分演算値Yに対す
る予め決められたしきい値とに応じて、演算と表示の切
り換えを制御する。すなわち、外部ホールド信号aがO
FFで、かつ、水分演算値Yが上限値と下限値の間にあ
るとき(下限値≦水分演算値Y≦上限値)だけ、水分演
算値Yの平均水分値の演算を行い、このOFFの期間
で、かつ、水分演算値Yが上限値と下限値の間にあると
きの平均水分値を、外部ホールド信号がONになった時
点あるいは平均水分値が上限または下限値から外れた時
点で表示器15に表示する。また、これ以外の条件のと
きには、平均水分値の演算を停止する。これにより、前
記同様に水分値が異常な値のときには、その値が平均水
分値に影響しないようにすることができ、さらに、例え
ば図6にで示したように外部ホールド信号aには影響
しないような異物によってある程度の水分演算値が発生
した場合もその値が平均水分値に影響しないようにする
ことができる。なお、この「モード3」の場合も、「モ
ード2」の場合と同様に、測定対象物個々の平均水分値
が、次の測定対象物の測定が終了する時点まで表示され
る。
【0033】以上のように、「モード1」および「モー
ド2」において外部ホールド信号aがOFFのときの水
分演算値Yおよび平均水分演算値、または、「モード
3」でリミットスイッチCを接続しない場合において、
「下限値≦水分演算値Y≦上限値」という条件が満足さ
れたときの平均水分演算値、または、「モード3」でリ
ミットスイッチCを接続した場合において外部ホールド
信号aがOFFでかつ「下限値≦水分演算値Y≦上限
値」という条件が満足されたときの平均水分演算値は、
例えばパーソナルコンピュータDに転送され、これらの
水分演算値に基づいて、多数の測定対象物全体の平均の
水分値を求めることができる。このように、測定対象物
に同期して間欠的に水分値が測定されるので、同種の多
くの測定対象物、例えばロット製品について、その平均
水分値を正確に測定することができる。
【0034】なお、「モード3」において、水分演算値
Yが上限と下限の間にあるときは「測定対象物有り」と
判定することにも対応しているが、測定対象物の概ねの
水分値は通常は既知であるので、しきい値はこれら既知
な水分値から設定することができる。
【0035】以上のように水分測定を行うが、測定ヘッ
ドAの測定光IRED2、参照光IRED3、InGa
As検出素子4の応答性は高く、例えば測定開始後0.
2秒程度で立ち上げることができ、さらに、測定光デー
タSおよび参照光データRのサンプリング周期を極めて
短くすることができる。したがって、例えば前記実施例
の外部ホールド信号aがOFFの期間(例えば1秒程度
あるいはそれ以下の時間)に多数点の水分演算値をサン
プリングすることができ、その測定対象物個々の正確な
水分代表値を得ることができる。
【0036】なお、上記のように、測定ヘッドAに測定
光IRED2、参照光IRED3およびInGaAs検
出素子4を用いているので、次のような効果も得られ
る。
【0037】従来のようにフィルタホイールをモータで
回転させるような構成を必要としないので、装置自体が
コンパクトになるとともに、主要部品の点数も削減する
ことができ、コストも低減することができる。
【0038】また、測定光IRED2および参照光IR
ED3は赤外線発光ダイオードであるので、長寿命で、
消費電流が少なく発熱体ともならず、メンテナンス性の
向上、使用環境温度許容範囲の向上、低消費電力化が図
れる。
【0039】また、InGaAs検出素子4は、感度が
PbSの10倍以上であり、なおかつ素子特性が安定で
応答性能が優れている。さらに、InGaAs検出素子
4は分光感度のピークが1.55μmで、検出感度がP
bSより1桁高く、測定光としてその主波長が1.45
μmの赤外線を用いていいるので、低水分試料から高水
分試料まで広範囲な測定が可能となる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1〜
請求項5記載の赤外線水分測定方法または請求項6記載
の赤外線水分測定装置によれば、測定光を放射するため
の測定光用赤外線発光ダイオードと、参照光を放射する
ための参照光用赤外線発光ダイオードと、この測定対象
物からの反射光を受光するためのInGaAs受光素子
を用い、測定光用赤外線発光ダイオードと参照光用赤外
線発光ダイオードを高速作動させるとともに、例えば外
部ホールド信号に基づいて測定対象物が検出されている
ときにInGaAs受光素子の受光信号を高速サンプリ
ングすることにより、測定対象物の検出状態に対応して
この測定対象物の水分値を間欠的に測定するようにした
ので、間欠的に流れるロット製品等の各製品個々の水分
値を測定することができ、ロット製品等の平均水分値を
正確に測定することができる。
【0041】また、請求項2〜請求項5記載の赤外線水
分測定方法によれば、測定対象物が検出されていないと
きの水分値表示は、測定対象物の検出状態での最後の水
分値または測定対象物個々の平均水分値をホールド表示
したものとなるので、間欠的に測定しても常に水分値を
確認することができるとともに、請求項2の赤外線水分
測定方法ではサンプリング毎の瞬時値を知ることがで
き、請求項3〜請求項5の赤外線水分測定方法では平均
水分値を知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の赤外線水分測定装置を示
すブロック図である。
【図2】同赤外線水分測定装置の測定ヘッドAのブロッ
ク図である。
【図3】実施例におけるモード1のタイミングチャート
である。
【図4】実施例におけるモード2のタイミングチャート
である。
【図5】実施例におけるモード3でリミットスイッチを
接続しない場合のタイミングチャートである。
【図6】実施例におけるモード3でリミットスイッチを
接続した場合のタイミングチャートである。
【符号の説明】
2,3 IRED(赤外線発光ダイオード) 4 InGaAs検出素子 A 測定ヘッド B コントローラ C リミットスイッチ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定光用赤外線発光ダイオードから放射
    した測定光と参照光用赤外線発光ダイオードから放射し
    た参照光とを測定対象物に照射し、該測定光と参照光の
    反射光をInGaAs受光素子で受光して該InGaA
    s受光素子の受光信号に基づいて測定対象物の水分値を
    求める赤外線水分測定方法であって、 前記測定光用赤外線発光ダイオードと前記参照光用赤外
    線発光ダイオードを高速作動させるとともに、測定対象
    物を検出して、該測定対象物が検出されているときに、
    前記InGaAs受光素子の受光信号を高速サンプリン
    グすることにより、上記測定対象物の検出状態に対応し
    て該測定対象物の水分値を間欠的に測定するようにした
    ことを特徴とする赤外線水分測定方法。
  2. 【請求項2】 測定光用赤外線発光ダイオードから放射
    した測定光と参照光用赤外線発光ダイオードから放射し
    た参照光とを測定対象物に照射し、該測定光と参照光の
    反射光をInGaAs受光素子で受光して該InGaA
    s受光素子の受光信号に基づいて測定対象物の水分値を
    求めるとともに、該求められた水分値に基づいて水分値
    表示を行う赤外線水分測定方法であって、 前記測定光用赤外線発光ダイオードと前記参照光用赤外
    線発光ダイオードを高速作動させるとともに、測定対象
    物を検出して、該測定対象物が検出されているときに、
    前記InGaAs受光素子の受光信号を高速サンプリン
    グすることにより、上記測定対象物の検出状態に対応し
    て該測定対象物の水分値を間欠的に測定し、 該測定対象物が検出されているときは前記測定した水分
    値を逐次表示するとともに、該測定対象物が検出されて
    いないときは、上記測定した水分値の最後の水分値をホ
    ールド表示するようにしたことを特徴とする赤外線水分
    測定方法。
  3. 【請求項3】 測定光用赤外線発光ダイオードから放射
    した測定光と参照光用赤外線発光ダイオードから放射し
    た参照光とを測定対象物に照射し、該測定光と参照光の
    反射光をInGaAs受光素子で受光して該InGaA
    s受光素子の受光信号に基づいて測定対象物の水分値を
    求めるとともに、該求められた水分値に基づいて水分値
    表示を行う赤外線水分測定方法であって、 前記測定光用赤外線発光ダイオードと前記参照光用赤外
    線発光ダイオードを高速作動させるとともに、測定対象
    物を検出して、該測定対象物が検出されているときに、
    前記InGaAs受光素子の受光信号を高速サンプリン
    グすることにより、上記測定対象物の検出状態に対応し
    て該測定対象物の水分値を間欠的に測定し、 該測定対象物が検出されている間に測定した水分値の平
    均水分値を、該測定対象物が検出されなくなった時点か
    ら次の測定対象物が検出されなくなるまでホールド表示
    することにより、測定対象物個々の平均水分値を更新し
    て表示するようにしたことを特徴とする赤外線水分測定
    方法。
  4. 【請求項4】 測定光用赤外線発光ダイオードから放射
    した測定光と参照光用赤外線発光ダイオードから放射し
    た参照光とを測定対象物に照射し、該測定光と参照光の
    反射光をInGaAs受光素子で受光して該InGaA
    s受光素子の受光信号に基づいて測定対象物の水分値を
    求めるとともに、該求められた水分値に基づいて水分値
    表示を行う赤外線水分測定方法であって、 前記測定光用赤外線発光ダイオードと前記参照光用赤外
    線発光ダイオードを高速作動させて、前記InGaAs
    受光素子の受光信号を高速サンプリングすることによ
    り、上記測定対象物の水分値を測定し、 前記測定した水分値が所定範囲のときに該測定した水分
    値の平均水分値を、該測定した水分値が該所定範囲から
    外れた時点から次に該所定範囲から外れた時点までホー
    ルド表示することにより、測定対象物個々の平均水分値
    を更新して表示するようにしたことを特徴とする赤外線
    水分測定方法。
  5. 【請求項5】 測定光用赤外線発光ダイオードから放射
    した測定光と参照光用赤外線発光ダイオードから放射し
    た参照光とを測定対象物に照射し、該測定光と参照光の
    反射光をInGaAs受光素子で受光して該InGaA
    s受光素子の受光信号に基づいて測定対象物の水分値を
    求めるとともに、該求められた水分値に基づいて水分値
    表示を行う赤外線水分測定方法であって、 前記測定光用赤外線発光ダイオードと前記参照光用赤外
    線発光ダイオードを高速作動させるとともに、測定対象
    物を検出して、該測定対象物が検出されているときに、
    前記InGaAs受光素子の受光信号を高速サンプリン
    グすることにより、上記測定対象物の検出状態に対応し
    て該測定対象物の水分値を間欠的に測定し、 該測定対象物が検出され、かつ、前記測定した水分値が
    所定範囲であるという条件を満足したときに該測定した
    水分値の平均水分値を、該条件が満足されなくなった時
    点から次に該条件が満足されなくなった時点までホール
    ド表示することにより、測定対象物個々の平均水分値を
    更新して表示するようにしたことを特徴とする赤外線水
    分測定方法。
  6. 【請求項6】 測定対象物の含水量により赤外線吸収が
    変化する測定光の赤外線を放射する測定光用の赤外線発
    光ダイオードと、 測定対象物の含水量により赤外線吸収が略変化しない参
    照光の赤外線を放射する参照光用の赤外線発光ダイオー
    ドと、 上記各赤外線発光ダイオードが放射する前記測定光およ
    び参照光の赤外線を測定対象物に照射するとともに該測
    定対象物からのこれら赤外線の反射光を集光する光学系
    と、 上記光学系で集光された赤外線を受光して該受光量に応
    じた受光信号を出力するInGaAs受光素子と、 測定対象物を検出している状態のときに前記InGaA
    s受光素子の受光信号を高速サンプリングすることによ
    り、上記測定対象物の検出状態に対応して該測定対象物
    の水分値を測定する制御手段と、を備えたことを特徴と
    する赤外線水分測定装置。
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