JPH10182582A - N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−n’,n’−ジメチルホルムアミジンおよびその製造方法 - Google Patents

N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−n’,n’−ジメチルホルムアミジンおよびその製造方法

Info

Publication number
JPH10182582A
JPH10182582A JP34933196A JP34933196A JPH10182582A JP H10182582 A JPH10182582 A JP H10182582A JP 34933196 A JP34933196 A JP 34933196A JP 34933196 A JP34933196 A JP 34933196A JP H10182582 A JPH10182582 A JP H10182582A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chloro
dimethylformamidine
fluorophenyl
mol
fluoroaniline
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34933196A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Haga
徹 葉賀
Yoichi Tokukura
陽一 徳倉
Tohei Takagaki
東平 高垣
Noritada Matsuo
憲忠 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority to JP34933196A priority Critical patent/JPH10182582A/ja
Publication of JPH10182582A publication Critical patent/JPH10182582A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 殺虫剤原料として有効な一般式 化2 【化2】 で示されるブロミドの製造に於いて廉価で、富栄養排水
の発生などの環境上の問題がない、原料中間体を提供す
る。 【解決手段】 N,N−ジメチルホルムアミドとホスゲ
ンとを反応させた後、これに3−クロロ−4−フルオロ
アニリンを反応させ、水酸化物で処理しN−(3−クロ
ロ−4−フルオロフェニル)−N’,N’−ジメチルホ
ルムアミジンを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はN−(3−クロロ−
4−フルオロフェニル)−N’,N’−ジメチルホルム
アミジン及びその製造方法に関する。本発明により得ら
れるN−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−
N’,N’−ジメチルホルムアミジンは殺虫効力を有す
る一般式 化1
【0002】
【化1】
【0003】(式中、R1 及びR2 は同一または相異な
る水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、トリフル
オロメチル基、低級アルコキシ基、低級アルケニルオキ
シ基またはハロゲン置換低級アルコキシ基を表し、また
1 とR2 とが一緒になってメチレンジオキシ基を表
す。R3 はビニル基またはエチニル基を表す。R4 は水
素原子または低級アルキル基を表す。R5 は水素原子ま
たはフッ素原子を表す。R 6 は水素原子、ハロゲン原
子、低級アルキル基、低級アルコキシ基またはトリフル
オロメチル基を表す。Zは窒素原子または−CH=基を
表し、Zが窒素原子を表すときYは酸素原子を表し、Z
が−CH=基を表すときYは酸素原子、硫黄原子、メチ
レン基または−NH−基を表す。)
【0004】で示される炭化水素系化合物(特開昭62
−5928号公報)の製造中間体として有用な化合物で
ある。
【0005】
【従来の技術】N−(3−クロロ−4−フルオロフェニ
ル)−N’,N’−ジメチルホルムアミジンは新規化合
物である。特開昭62−5928号公報に一般式 化1
の出発原料の一つとして一般式 化2
【0006】
【化2】
【0007】で示されるブロミドが記されているが、こ
れは4−フルオロ−3−フェノキシベンズアルデヒドか
ら、下記 化3のようにWittig反応等で導くか
(米国特許第4709068号公報、米国特許第488
3789号公報参照)(製造例1)、
【0008】
【化3】
【0009】或いは下記 化4の如くマロン酸を用い
て、増炭して導く(英国特許第2187452号 A1
参照)(製造例2)いずれかの方法で合成されている。
【0010】
【化4】
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記方法
に於いては、いずれも原料化合物である4−フルオロ−
3−フェノキシベンズアルデヒドが比較的高価であるこ
と、また製造例1ではWittig反応で使用する燐化
合物、製造例2ではアルコール性水酸基を臭素原子に置
換する反応で使用する燐化合物から富栄養排水が発生す
ること、さらには両者とも、エステルをアルコールに還
元するのに比較的高価な水素化アルミニウムリチウムを
使用しており、経済性ならびに自然環境保護の観点から
必ずしも工業的に好ましい方法であるとはいえなかっ
た。
【0012】かかる事情下に鑑み、本発明者らは、廉価
かつ富栄養排水等の発生がない化2で示されるブロミド
の製造方法を鋭意検討した結果、比較的廉価な原料であ
る3−クロロ−4−フルオロアニリンを主原料として用
い、新規化合物であるN−(3−クロロ−4−フルオロ
フェニル)−N’,N’−ジメチルホルムアミジンを
得、これを中間体として用いることにより、富栄養排水
の発生などの環境上の問題もなく、かつ工業生産に於い
ても問題なく前記 化2で示されるブロミドが得られる
ことを見出し、本発明を完成するに至った。
【0013】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は新規
化合物であるN−(3−クロロ−4−フルオロフェニ
ル)−N’,N’−ジメチルホルムアミジンを提供する
にある。
【0014】さらに本発明はN,N−ジメチルホルムア
ミドとホスゲンとを反応させた後、これに3−クロロ−
4−フルオロアニリンを反応させ、水酸化物で処理する
ことを特徴とするN−(3−クロロ−4−フルオロフェ
ニル)−N’,N’−ジメチルホルムアミジンの製造方
法を提供するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を更に詳細に説明す
る。本発明は前記 化2で示されるブロミドの原料中間
体として有用なN−(3−クロロ−4−フルオロフェニ
ル)−N’,N’−ジメチルホルムアミジンおよびその
製造方法を提供するものである。
【0016】N−(3−クロロ−4−フルオロフェニ
ル)−N’,N’−ジメチルホルムアミジンは新規化合
物であり、N,N−ジメチルホルムアミドとホスゲンと
を反応させた後、これに3−クロロ−4−フルオロアニ
リンを反応させ、水酸化物で処理することにより得るこ
とができる。
【0017】これらの反応は懸濁状態で行われ、好まし
くは溶媒を用いて行われる。溶媒としては反応に不活性
なものであれば制限されるものではなく、例えば、ペン
タン、ヘキサン、ヘプタン、石油エーテル、リグロイン
等の脂肪族炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン
等の芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホル
ム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、1,1,1
−トリクロロエタン、1,1,2−トリクロロエチレ
ン、1,1,2,2−テトラクロロエチレン、クロロベ
ンゼン、o−ジクロロベンゼン、フロン等のハロゲン化
炭化水素類、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテ
ル、ジフェニルエーテル、エチレングリコールジメチル
エーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ト
リエチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル
類、N,N−ジメチルホルムアミドが挙げられる。ま
た、これらの溶媒を混合して用いることも可能である。
【0018】反応温度は約0℃〜約70℃、好ましくは
約20℃〜約50℃の範囲から選択される。約0℃より
低いと反応が進みにくく、また70℃を超えるとN,N
−ジメチルホルムアミドとホスゲンとから生成する錯体
が発熱分解する。
【0019】反応時間は反応剤の量、反応温度により異
なるので一義的ではないが、N,N−ジメチルホルムア
ミドとホスゲンとから錯体を合成する反応は通常約30
分〜約24時間、錯体と3−クロロ−4−フルオロアニ
リンとの反応は通常約30分〜約24時間の範囲から選
択すればよい。
【0020】本発明の実施に際し、N,N−ジメチルホ
ルムアミドの使用量は3−クロロ−4−フルオロアニリ
ン1モルに対して約1〜2モル、好ましくは約1〜約
1.5モルの範囲である。これより使用量が多くても、
それに見合った収率の向上は見られない。
【0021】他方、ホスゲンの使用量は3−クロロ−4
−フルオロアニリン1モルに対して約1〜約2モル、好
ましくは約1〜約1.5モルの範囲である。これより使
用量が多くても、それに見合った収率の向上は見られな
い。またホスゲンの使用量はN,N−ジメチルホルムア
ミドの使用モル数を越えない方が好ましい。越えた場
合、N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)カルバ
モイルクロリドやN,N’−ビス(3−クロロ−4−フ
ルオロフェニル)尿素を副生し、生成したN−(3−ク
ロロ−4−フルオロフェニル)−N’,N’−ジメチル
ホルムアミジンの純度を低下させる場合がある。
【0022】錯体と3−クロロ−4−フルオロアニリン
との反応終了物は次いで水酸化物で処理する。本発明の
実施に於いて使用する水酸化物としては脱塩化水素剤の
働きを有すればよく、特に制限されないが、通常水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸
化リチウム等が挙げられる。
【0023】水酸化物の使用量は3−クロロ−4−フル
オロアニリン1モルに対して約2〜約4モル、好ましく
は約2.5〜約3.5モルの範囲である。これより使用
量が多いと加水分解が起こりN−(3−クロロ−4−フ
ルオロフェニル)ホルムアミドが副生し、収率が低下す
る。
【0024】該反応は通常約0℃〜約50℃、好ましく
は約20℃〜約40℃の温度で、また反応時間は通常約
30分〜約24時間の範囲から選択すればよい。
【0025】反応終了後は分液、有機溶媒抽出後、濃縮
するといった通常の操作を行うことにより、目的化合物
である、N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−
N’,N’−ジメチルホルムアミジンを得ることができ
る。該N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−
N’,N’−ジメチルホルムアミジンはこのまま、又は
必要に応じて、再結晶、カラムクロマトグラフィー等の
手段によりさらに精製し、殺虫効力を有する炭化水素系
化合物の製造中間体に供することができる。
【0026】
【発明の効果】以上詳述した本発明により得られるN−
(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N’,N’−
ジメチルホルムアミジンは、比較的廉価な3−クロロ−
4−フルオロアニリンを主原料として用い得ることがで
きる新規物質であり、このものは後述する参考例に示す
製造方法を用いることにより上記 化1で示した殺虫剤
の原料として有用な 化2で示されるブロミドを、原料
として高価な水素化アルミニウムリチウムや4−フルオ
ロ−3−フェノキシベンズアルデヒドを用いることな
く、また富栄養排水の問題を生起する燐化合物をも使用
することなく、比較的廉価に製造し得るもので、その工
業的利用価値は極めて大きいものである。
【0027】
【実施例】次に実施例にて本発明をより詳しく説明する
が、本発明はかかる実施例により制限されるものではな
い。
【0028】実施例1 N,N−ジメチルホルムアミド60.26g(0.82
44モル)をクロロベンゼン550gに溶解させ、これ
に30℃でホスゲン81.55g(0.8244モル)
を0.6g/分の流速で吹き込んだ。吹き込み後30℃
・30分保温後、3−クロロ−4−フルオロアニリン1
00.00g(0.6870モル)をクロロベンゼン1
37gに溶かした溶液を30℃・1時間で滴下した。滴
下後1時間保温した後、10%水酸化ナトリウム水溶液
824.4g(2.061モル)を25℃〜40℃で滴
下した。滴下後30℃で1時間保温した後、有機層を分
液し、水層をクロロベンゼンで抽出し、有機層を合一し
た。合一した有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、
硫酸マグネシウムを濾過分離し、減圧下クロロベンゼン
を留去し薄黄色の結晶〔N−(3−クロロ−4−フルオ
ロフェニル)−N’,N’−ジメチルホルムアミジン〕
135.47g(GC純度99.6%、収率97.9
%)を得た。得られた薄黄色結晶をヘプタン、トルエン
混合溶媒を用いて再結晶し、白色結晶を得た。このもの
の融点は45.1〜46.1℃(補正値)であった。
【0029】実施例2 N,N−ジメチルホルムアミド60.26g(0.82
44モル)をトルエン550gに溶解させ、30℃で、
ホスゲン81.55g(0.8244モル)を0.6g
/分の流速で吹き込むと同時に3−クロロ−4−フルオ
ロアニリン100.00g(0.6870モル)をトル
エン137gに溶かした溶液を滴下した。同時吹き込み
滴下に当たってはホスゲンの仕込量が3−クロロ−4−
フルオロアニリンの仕込量より常に多くなるよう留意し
た。30℃で1時間保温した後、10%水酸化ナトリウ
ム水溶液824.4g(2.061モル)を40℃以下
で滴下し、30℃で1時間保温した。有機層を分液し、
水層をクロロベンゼンで抽出し、有機層を合一した。無
水硫酸マグネシウムで乾燥後、硫酸マグネシウムを濾過
し、減圧下クロロベンゼンを留去し薄黄色の結晶〔N−
(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N’,N’−
ジメチルホルムアミジン〕131.52g(GC純度9
6.9%、収率92.5%)を得た。
【0030】参考例(化2で示すブロミドの製造例) 実施例1で得られたN−(3−クロロ−4−フルオロフ
ェニル)−N’,N’−ジメチルホルムアミジン3.0
0g(0.0150モル)とカリウムフェノキシド1.
98g(0.0150モル)とナトリウムフェノキシド
1.74g(0.0150モル)にトルエン40gとジ
エチレングリコールジメチルエーテル27.0gを加
え、反応液の水分が1000ppm以下となるまで共沸
脱水した。次いで共沸脱水後の反応物に塩化第二銅0.
08g(0.0006モル)を加え、常圧下トルエンを
留去し、155℃で24時間反応させたところ、ガスク
ロマトグラフィー分析で面積比がN−(4−フルオロ−
3−フェノキシフェニル)−N’,N’−ジメチルホル
ムアミジン/4−フルオロ−3−フェノキシアニリン/
N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N’,
N’−ジメチルホルムアミジン/N−(4−フルオロフ
ェニル)−N’,N’−ジメチルホルムアミジン/4−
フルオロアニリン=66.2:2.9:10.6:1
9.8:0.5の反応物となった。更に該反応物よりジ
エチレングリコールジメチルエーテルを留去し、水を加
え、トルエンで抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、硫酸マグネシウムを濾過し、減圧下トルエンを留去
し、真空乾燥し、黒色油状物を得た〔収量3.36g
(GC純度66.2%、収率57.6%)〕。得られた
黒色油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精
製し淡褐色油状の物質〔N−(4−フルオロ−3−フェ
ノキシフェニル)−N’,N’−ジメチルホルムアミジ
ン〕を得た。 1HNMR(90MHz,δ,CDC
3 )7.43〜6.59(m,9H),2.96
(s,6H)。
【0031】次いで、上記方法で得られた淡褐色油状の
物質〔N−(4−フルオロ−3−フェノキシフェニル)
−N’,N’−ジメチルホルムアミジン〕5.00g
(0.0194モル)と、ヒドラジン一水和物7.75
g(0.155モル、N−(4−フルオロ−3−フェノ
キシフェニル)−N’,N’−ジメチルホルムアミジン
の8倍モル)を2−プロパノール58.07gで溶液と
し、4時間加熱還流した。室温まで冷却した後、水6
0.61gを加え、ジクロロメタン58.07gで二回
抽出した。有機層を合一し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥後、減圧下ジクロロメタンを留去し、油状物質〔粗4
−フルオロ−3−フェノキシアニリン〕4.31gを得
た(GC純度88.6%、収率97.2%)。このもの
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、物性
を測定したところ 1HNMR(δ,CDCl3 )7.4
2〜6.63(m,6H),6.46〜6.30(m,
2H),3.37〜3.17(br,2H)であった。
【0032】次いで、上記方法で得られた油状物質〔4
−フルオロ−3−フェノキシアニリン〕2.40g
(9.99ミリモル)をN,N−ジメチルホルムアミド
21.7g、酢酸2.46gに溶解させ、0〜5℃で亜
硝酸ナトリウム水溶液4.91g〔亜硝酸ナトリウムと
して0.69g(10.1ミリモル)〕を滴下し、30
分間保温した。この反応液を別の容器に調製しておいた
臭化第一銅1.98g(13.8ミリモル)と47%臭
化水素酸水溶液2.87g(16.7ミリモル)よりな
る溶液に20℃〜30℃で1時間で滴下し、3時間保温
した。これに水10g、トルエン20gを加えた後、不
溶分を濾過し、有機層を分液し、さらに水層をトルエン
で抽出し、有機層を合一した。合一した有機層を6%炭
酸水素ナトリウム水溶液と水で順次洗浄し、硫酸マグネ
シウムで乾燥後、硫酸マグネシウムを濾過し、さらに減
圧下溶媒を留去した後、真空乾燥を行い、黒色油状物
4.75g(GC純度49.8%、収率88.6%)を
得た。この黒色油状物を蒸留精製し淡黄色の油状物〔4
−フルオロ−3−フェノキシブロモベンゼン〕を得た。
このもののb.p.は147〜149℃/4mmHgで
あった。
【0033】次いで、窒素置換した反応器に、マグネシ
ウム3.79g(0.156モル)と乾燥テトラヒドロ
フラン80gを加え、これに45℃で上記方法で得られ
た淡黄色の油状物〔4−フルオロ−3−フェノキシブロ
モベンゼン〕40.00g(純度94.7%、0.14
2モル)および乾燥テトラヒドロフラン200gを滴下
し、室温で1晩撹拌した。この反応液に臭化アリル2
2.31g(0.184モル)を60℃で滴下し、その
ままで4時間保温した。保温後、10%塩化アンモニウ
ム水溶液250gを加え、ジクロロメタン140gで3
回抽出した。有機層を水280gで洗浄し、硫酸マグネ
シウムで乾燥後、硫酸マグネシウムを濾過し、減圧下溶
媒を留去し、真空乾燥を行い、淡黄色油状物を得た。こ
のものの収量は41.19g、GC純度59.4%、収
率75.6%であった。さらに該淡黄色油状物の蒸留精
製を行ったところ無色の油状物〔1−フルオロ−2−フ
ェノキシ−4−(2−プロペニル)ベンゼン〕が得られ
た。このもののb.p.は152〜155℃/5mmH
gであった。
【0034】次いで、テトラリン113.51gと臭素
52.14gからInorg.Synth,vol.
1,page151に記載の方法によって発生させた臭
化水素ガスを、上記方法で得た1−フルオロ−2−フェ
ノキシ−4−(2−プロペニル)ベンゼン19.12g
(純度97.4%、0.082モル)、ヘキサン57.
4g、過酸化ベンゾイル0.13g(25%含水、0.
0004モル)溶液に吹き込み、1時間保温した。これ
に水287g加え、有機層を分液し、有機層を6%炭酸
水素ナトリウム水溶液、10%亜硫酸ナトリウム水溶
液、水で順次洗浄した。洗浄後、無水硫酸ナトリウムで
乾燥し、硫酸ナトリウムを濾過し、減圧下ヘキサンを留
去し、真空乾燥して25.5gの淡黄色油状物(GC純
度93.8%、収率95.1%)を得た。このものを薄
相クロマトグラフィーにより精製を行い無色の油状物
〔1−フルオロ−2−フェノキシ−4−(3−ブロモプ
ロピル)ベンゼン〕(化2で示すブロミド)を得た。N
MRデーター(CDCl3 )2.14(tt,2H)、
2.71(t,2H)、3.36(t,2H)、6.8
−7.5(m,8H)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松尾 憲忠 兵庫県宝塚市高司4丁目2番1号 住友化 学工業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 N−(3−クロロ−4−フルオロフェニ
    ル)−N’,N’−ジメチルホルムアミジン。
  2. 【請求項2】 N,N−ジメチルホルムアミドとホスゲ
    ンとを反応させた後、これに3−クロロ−4−フルオロ
    アニリンを反応させ、水酸化物で処理することを特徴と
    するN−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−
    N’,N’−ジメチルホルムアミジンの製造方法。
  3. 【請求項3】 N,N−ジメチルホルムアミドの量が3
    −クロロ−4−フルオロアニリン1モルに対して1〜2
    モルであることを特徴とする請求項2記載のN−(3−
    クロロ−4−フルオロフェニル)−N’,N’−ジメチ
    ルホルムアミジンの製造方法。
  4. 【請求項4】 ホスゲンの量が3−クロロ−4−フルオ
    ロアニリン1モルに対して1〜2モルであり、N,N−
    ジメチルホルムアミドの使用モル数を越えないことを特
    徴とする請求項2記載のN−(3−クロロ−4−フルオ
    ロフェニル)−N’,N’−ジメチルホルムアミジンの
    製造方法。
JP34933196A 1996-12-27 1996-12-27 N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−n’,n’−ジメチルホルムアミジンおよびその製造方法 Pending JPH10182582A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34933196A JPH10182582A (ja) 1996-12-27 1996-12-27 N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−n’,n’−ジメチルホルムアミジンおよびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34933196A JPH10182582A (ja) 1996-12-27 1996-12-27 N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−n’,n’−ジメチルホルムアミジンおよびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10182582A true JPH10182582A (ja) 1998-07-07

Family

ID=18403060

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34933196A Pending JPH10182582A (ja) 1996-12-27 1996-12-27 N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−n’,n’−ジメチルホルムアミジンおよびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10182582A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4929748A (en) Method of preparing dialkyl dicarbonates
JPH02180873A (ja) 4,5―ジクロロ―6―エチルピリミジンの製造方法
CN113735785B (zh) 3,6-二氯吡嗪-2-甲腈的制备方法
JPH10182582A (ja) N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−n’,n’−ジメチルホルムアミジンおよびその製造方法
EP0349217A2 (en) Novel process for the preparation of bronopol
JPH10182581A (ja) N−(4−フルオロ−3−フェノキシフェニル)−n’,n’−ジメチルホルムアミジン及びその製造方法
CN113045380B (zh) 一种由含氟环烯烃制备含氟二元醇的方法
JPH10182568A (ja) 4−フルオロ−3−フェノキシアニリン及びその製造方法
JP4038657B2 (ja) アダマンタノンの製造方法
JPH10226660A (ja) 1−フルオロ−2−フェノキシ−4−(2−プロペニル)ベンゼンの製造方法
JP4803037B2 (ja) 含フッ素2−クロロアクリル酸エステルの製法
JPH10218826A (ja) 4−フルオロ−3−フェノキシブロモベンゼンの製造方法
JP4509327B2 (ja) N,n−ジ置換−4−アミノクロトン酸エステルの製造方法
JP3001626B2 (ja) 2―クロロプロピオンアルデヒド三量体およびその製造方法
JP3007610B2 (ja) シアノホルメートエステルの製造方法
JPH05125017A (ja) ピバリン酸クロロメチルエステルの製造法
JPH10226661A (ja) 1−フルオロ−2−フェノキシ−4−(3−ブロモプロピル)ベンゼンの製造方法
JP2008208047A (ja) 1,3,4−トリメチルピラゾール−5−カルボン酸エステルの製造方法ならびに製造中間体
JP4659240B2 (ja) ヒドロキシアルデヒドの製造方法
JP3449432B2 (ja) シクロペンチルトリクロロシランの製造方法
JPH0660130B2 (ja) 1―ブロモエチルヒドロカルボニルカーボネートの製造方法
JPH06128247A (ja) 含フッ素ジオキソラン化合物の製造方法
JPS63270640A (ja) 3,4,5−トリフルオロ安息香酸誘導体およびその製造方法
JPS6072846A (ja) α−クロル化炭酸エステルの製法
JPS60116650A (ja) ハロゲン化ビニルエ−テル類の製法