JPH10194975A - 肝疾患治療剤 - Google Patents
肝疾患治療剤Info
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- JPH10194975A JPH10194975A JP1446697A JP1446697A JPH10194975A JP H10194975 A JPH10194975 A JP H10194975A JP 1446697 A JP1446697 A JP 1446697A JP 1446697 A JP1446697 A JP 1446697A JP H10194975 A JPH10194975 A JP H10194975A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 肝疾患患者の症状、特に高アンモニア血症の
改善を行うことが可能であり、副作用の少ない肝疾患治
療剤を提供する。 【解決手段】 高純度ラフィノースを有効成分として含
有する肝疾患治療剤。
改善を行うことが可能であり、副作用の少ない肝疾患治
療剤を提供する。 【解決手段】 高純度ラフィノースを有効成分として含
有する肝疾患治療剤。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高純度ラフィノー
スを有効成分として含有する肝疾患治療剤であり、主と
して肝疾患に伴う高アンモニア血症の改善を目的として
投与される薬剤に関する。
スを有効成分として含有する肝疾患治療剤であり、主と
して肝疾患に伴う高アンモニア血症の改善を目的として
投与される薬剤に関する。
【0002】
【従来の技術】肝臓は門脈を介して消化管からの血流を
集めており、肝血流の3/4は門脈血流が占めている。
肝臓は種々の重要な機能を果たしているが、特に消化管
と関連する主要な機能として、消化管から吸収された栄
養素を肝臓が保持し、生体に必要な物質に代謝する機能
があげられる。また、消化管から吸収された不必要な物
質及び有害な物質は、肝細胞に摂取された後、親水性物
質に代謝され、胆道系又は腎臓から体外に排泄される。
更に、肝臓はアンモニアを尿素回路で処理し、尿素とす
る等の解毒機能も有している。
集めており、肝血流の3/4は門脈血流が占めている。
肝臓は種々の重要な機能を果たしているが、特に消化管
と関連する主要な機能として、消化管から吸収された栄
養素を肝臓が保持し、生体に必要な物質に代謝する機能
があげられる。また、消化管から吸収された不必要な物
質及び有害な物質は、肝細胞に摂取された後、親水性物
質に代謝され、胆道系又は腎臓から体外に排泄される。
更に、肝臓はアンモニアを尿素回路で処理し、尿素とす
る等の解毒機能も有している。
【0003】肝硬変は全ての肝疾患の終末像であり、肝
細胞機能障害とともに門脈血流の異常が起こり、特に肝
硬変の非代償期では消化管起源の中毒性物質(アンモニ
ア、低級脂肪酸、メルカプタン、インドール化合物等)
の解毒機能は著しく阻害され、これに基づいて肝性脳症
等の諸症状が発症する。
細胞機能障害とともに門脈血流の異常が起こり、特に肝
硬変の非代償期では消化管起源の中毒性物質(アンモニ
ア、低級脂肪酸、メルカプタン、インドール化合物等)
の解毒機能は著しく阻害され、これに基づいて肝性脳症
等の諸症状が発症する。
【0004】一方、腸内菌叢は食事の消化吸収に関与す
るとともに、種々の有害物質の生成及び吸収に関与して
おり、肝臓の役割と腸内菌叢との関連は極めて大きいこ
とが知られている(社団法人日本ビフィズス菌センター
編、「腸内菌叢と代謝」、第38〜56ページ、第7回
研修テキスト、1991年)。
るとともに、種々の有害物質の生成及び吸収に関与して
おり、肝臓の役割と腸内菌叢との関連は極めて大きいこ
とが知られている(社団法人日本ビフィズス菌センター
編、「腸内菌叢と代謝」、第38〜56ページ、第7回
研修テキスト、1991年)。
【0005】例えば、肝疾患患者と健常者との腸内菌叢
の比較実験から、肝硬変患者では健常者に比較して糞便
中の嫌気性菌数が著増し、その主な菌種はバクテロイデ
スであることが知られている(日本消化器病学会誌、第
77巻、第10号、第28〜36ページ、1980
年)。また、嫌気性菌の中には腸管内のアンモニア産生
に関与するウレアーゼ活性を有する細菌が多く、前記バ
クテロイデスはその主要菌として知られている(消化器
臨床生理、第5巻、第71〜90ページ、1981
年)。
の比較実験から、肝硬変患者では健常者に比較して糞便
中の嫌気性菌数が著増し、その主な菌種はバクテロイデ
スであることが知られている(日本消化器病学会誌、第
77巻、第10号、第28〜36ページ、1980
年)。また、嫌気性菌の中には腸管内のアンモニア産生
に関与するウレアーゼ活性を有する細菌が多く、前記バ
クテロイデスはその主要菌として知られている(消化器
臨床生理、第5巻、第71〜90ページ、1981
年)。
【0006】これらの知見に対して、重症肝疾患の治療
の目的のため古くから種々の方法が試みられ、非代償性
肝硬変に認められる肝性脳症に対する治療法は著しく進
歩し、肝機能の改善をも期待できるようになった。例え
ば、非代償性肝硬変を主とした肝不全に対する高分岐鎖
アミノ酸製剤の投与等が知られている(渡辺明治及び沖
田美佐子著、「肝臓病と治療栄養」、第一出版、199
2年)。更に、腸内菌叢改善を意図して、肝性脳症、高
アンモニア血症の治療にラクチュロース製剤が広く用い
られている(日本医薬品情報センター編、「日本医薬品
集」、薬業時報社、1996年)。
の目的のため古くから種々の方法が試みられ、非代償性
肝硬変に認められる肝性脳症に対する治療法は著しく進
歩し、肝機能の改善をも期待できるようになった。例え
ば、非代償性肝硬変を主とした肝不全に対する高分岐鎖
アミノ酸製剤の投与等が知られている(渡辺明治及び沖
田美佐子著、「肝臓病と治療栄養」、第一出版、199
2年)。更に、腸内菌叢改善を意図して、肝性脳症、高
アンモニア血症の治療にラクチュロース製剤が広く用い
られている(日本医薬品情報センター編、「日本医薬品
集」、薬業時報社、1996年)。
【0007】以上のとおり、従来、肝疾患と腸内細菌叢
との関連及び肝疾患の治療における症状改善を目的とし
た薬剤等が知られているが、ラクチュロースはビフィズ
ス菌に幅広く資化性を有する非消化性のオリゴ糖であ
り、同様のオリゴ糖として各種ガラクトオリゴ糖、各種
フラクトオリゴ糖、ラフィノース等が知られている。こ
れらのオリゴ糖は、ビフィズス菌増殖因子として腸内環
境の改善、便性の改善、腸内腐敗産物の産生抑制等の効
果を有し、主として食品分野で幅広く利用されている
(月刊フードケミカル、第10巻、第79〜84ペー
ジ、1986年)。
との関連及び肝疾患の治療における症状改善を目的とし
た薬剤等が知られているが、ラクチュロースはビフィズ
ス菌に幅広く資化性を有する非消化性のオリゴ糖であ
り、同様のオリゴ糖として各種ガラクトオリゴ糖、各種
フラクトオリゴ糖、ラフィノース等が知られている。こ
れらのオリゴ糖は、ビフィズス菌増殖因子として腸内環
境の改善、便性の改善、腸内腐敗産物の産生抑制等の効
果を有し、主として食品分野で幅広く利用されている
(月刊フードケミカル、第10巻、第79〜84ペー
ジ、1986年)。
【0008】しかしながら、従来これらのオリゴ糖のう
ち肝疾患の治療に用いられている薬剤は、肝性脳症及び
高アンモニア血症改善用のラクチュロース及びラクチト
ールのみであった(日本臨床、第52巻、第1号、第1
10〜118ページ、1994年)。
ち肝疾患の治療に用いられている薬剤は、肝性脳症及び
高アンモニア血症改善用のラクチュロース及びラクチト
ールのみであった(日本臨床、第52巻、第1号、第1
10〜118ページ、1994年)。
【0009】ラクチュロースは広範なビフィズス菌種に
対する資化性を有し、ビフィズス菌を増殖させるととも
に、代謝されて有機酸となり腸管内のpHを低下させ、
腐敗菌により産生されるアンモニアの腸管からの吸収を
阻害し、腸管の蠕動運動を促進して腸管内容物の腸管内
滞留時間を短縮し、排便を促進することが知られている
(日本臨床、第46巻増刊、第1077〜1083ペー
ジ、1988年)。これらの作用により、アンモニアを
はじめとする各種毒性物質の腸管からの吸収を抑制する
とともに、最近では腸管によるアンモニア産生を抑制す
るという報告もなされている[ヘパトロジー(Hepatolo
gy)、第6巻、第1133ページ、1986年]。
対する資化性を有し、ビフィズス菌を増殖させるととも
に、代謝されて有機酸となり腸管内のpHを低下させ、
腐敗菌により産生されるアンモニアの腸管からの吸収を
阻害し、腸管の蠕動運動を促進して腸管内容物の腸管内
滞留時間を短縮し、排便を促進することが知られている
(日本臨床、第46巻増刊、第1077〜1083ペー
ジ、1988年)。これらの作用により、アンモニアを
はじめとする各種毒性物質の腸管からの吸収を抑制する
とともに、最近では腸管によるアンモニア産生を抑制す
るという報告もなされている[ヘパトロジー(Hepatolo
gy)、第6巻、第1133ページ、1986年]。
【0010】しかしながら、ラクチュロースは、大腸
菌、クロストリジウム菌等にも資化され、ビフィズス菌
等の有用菌の選択利用性にやや難点を示す場合がある。
また、投与量によっては下痢の誘発、腹部膨満感を惹起
しやすい。更に、ラクチュロースは、甘味が強く、人に
よっては多量の摂取を行なうことが困難な場合がある等
の難点があった。
菌、クロストリジウム菌等にも資化され、ビフィズス菌
等の有用菌の選択利用性にやや難点を示す場合がある。
また、投与量によっては下痢の誘発、腹部膨満感を惹起
しやすい。更に、ラクチュロースは、甘味が強く、人に
よっては多量の摂取を行なうことが困難な場合がある等
の難点があった。
【0011】一方、ラクチトールは糖アルコールに属す
る物質であるが、その性質はオリゴ糖の性質に類似し、
ラクチュロースと同様に肝性脳症、高アンモニア血症の
治療にも用いられている(臨床医薬、第11巻、第7
号、第1439〜1473ページ、1995年)。しか
しながら、ラクチトールは、ヒト由来の各種ビフィズス
菌に対する資化性がそれ程広くないという欠点があり
(ビフィズス、第9巻、第1号、第19〜26ページ、
1995年)、腸内菌叢の改善が不充分となり、患者に
よっては効果が得られない場合がある。
る物質であるが、その性質はオリゴ糖の性質に類似し、
ラクチュロースと同様に肝性脳症、高アンモニア血症の
治療にも用いられている(臨床医薬、第11巻、第7
号、第1439〜1473ページ、1995年)。しか
しながら、ラクチトールは、ヒト由来の各種ビフィズス
菌に対する資化性がそれ程広くないという欠点があり
(ビフィズス、第9巻、第1号、第19〜26ページ、
1995年)、腸内菌叢の改善が不充分となり、患者に
よっては効果が得られない場合がある。
【0012】このように、従来公知の肝疾患治療剤とし
て知られているラクチュロース、ラクチトールには、肝
疾患の症状の改善を目的とした腸内環境改善作用等にお
いて未だ改良の余地があり、特に実用上の点から更に望
ましい肝疾患治療剤の開発が期待されていた。
て知られているラクチュロース、ラクチトールには、肝
疾患の症状の改善を目的とした腸内環境改善作用等にお
いて未だ改良の余地があり、特に実用上の点から更に望
ましい肝疾患治療剤の開発が期待されていた。
【0013】次に、従来公知の前記肝疾患治療剤以外
に、近年腸内環境改善の面から研究されている糖類とし
てラフィノースがある。ラフィノースは、ラクチュロー
ス程の広いビフィズス菌資化性は有していないが、腐敗
菌、アンモニア産生菌には資化され難く、ビフィズス菌
の生育に対する選択的糖源として優れたオリゴ糖である
ことが知られており、腸内腐敗産物の生成抑制、便性改
善効果についても明らかにされている[ビフィドバクテ
リア・アンド・マイクロフローラ(Bifidobacteria and
Microflora) 、第6巻、第2号、第34〜40ページ、
1993年]。
に、近年腸内環境改善の面から研究されている糖類とし
てラフィノースがある。ラフィノースは、ラクチュロー
ス程の広いビフィズス菌資化性は有していないが、腐敗
菌、アンモニア産生菌には資化され難く、ビフィズス菌
の生育に対する選択的糖源として優れたオリゴ糖である
ことが知られており、腸内腐敗産物の生成抑制、便性改
善効果についても明らかにされている[ビフィドバクテ
リア・アンド・マイクロフローラ(Bifidobacteria and
Microflora) 、第6巻、第2号、第34〜40ページ、
1993年]。
【0014】しかしながら、従来ラフィノースの利用
は、加工特性を利用した食品、吸湿性を利用した可食性
脱水剤、移植臓器の輸送液の安定剤、生菌剤の安定化等
への用途が主流であった(ジャパンフードサイエンス、
第9号、第34〜40ページ、1993年)。
は、加工特性を利用した食品、吸湿性を利用した可食性
脱水剤、移植臓器の輸送液の安定剤、生菌剤の安定化等
への用途が主流であった(ジャパンフードサイエンス、
第9号、第34〜40ページ、1993年)。
【0015】その他に、腸内環境改善用組成物として、
ラフィノース、スタキオース等のガラクトオリゴ糖と食
物繊維を併用した組成物が、肝性脳症、大腸癌の治療及
び予防に効果のあることが知られている(特開平3−1
51854号公報)が、該組成物の効果は腸内腐敗産物
量の減少に止まり、肝疾患に対する効果は明確でなく、
本格的に肝疾患用の医薬品として用いることを意図され
たものではなかった。また、該公報には、オリゴ糖のみ
を投与しても、腸内菌叢改善効果が見い出せないことが
明記されている。また、ラフィノースをはじめとする難
消化性オリゴ糖とポリデキストロースを含有する流動性
食品が、便通改善作用を有することも知られていた(特
開昭62−220169号公報)が、該流動性食品も便
通への効果に止まったものであった。更に、ラフィノー
スを含むオリゴ糖と可食性食物繊維との糖類混合物を主
成分とする食品が、整腸作用を有し、健康増進に効果の
あることが知られていた(特開昭63−63366号公
報)が、該食品も肝臓疾患に対する効果については全く
知られていなかった。
ラフィノース、スタキオース等のガラクトオリゴ糖と食
物繊維を併用した組成物が、肝性脳症、大腸癌の治療及
び予防に効果のあることが知られている(特開平3−1
51854号公報)が、該組成物の効果は腸内腐敗産物
量の減少に止まり、肝疾患に対する効果は明確でなく、
本格的に肝疾患用の医薬品として用いることを意図され
たものではなかった。また、該公報には、オリゴ糖のみ
を投与しても、腸内菌叢改善効果が見い出せないことが
明記されている。また、ラフィノースをはじめとする難
消化性オリゴ糖とポリデキストロースを含有する流動性
食品が、便通改善作用を有することも知られていた(特
開昭62−220169号公報)が、該流動性食品も便
通への効果に止まったものであった。更に、ラフィノー
スを含むオリゴ糖と可食性食物繊維との糖類混合物を主
成分とする食品が、整腸作用を有し、健康増進に効果の
あることが知られていた(特開昭63−63366号公
報)が、該食品も肝臓疾患に対する効果については全く
知られていなかった。
【0016】以上の他にも、公知の各種オリゴ糖が、腸
内環境を改善し、腐敗菌による有害物質の生成を抑制す
ることにより、身体の健康に寄与する研究は多数知られ
ているが(ビフィズス、第7巻、第1号、第1〜12ペ
ージ、1993年)、腸管以外の臓器の機能に与える影
響について、前記ラクチュロース、ラクチトール以外の
オリゴ糖の研究は行なわれておらず、明確な評価もなさ
れていなかった。
内環境を改善し、腐敗菌による有害物質の生成を抑制す
ることにより、身体の健康に寄与する研究は多数知られ
ているが(ビフィズス、第7巻、第1号、第1〜12ペ
ージ、1993年)、腸管以外の臓器の機能に与える影
響について、前記ラクチュロース、ラクチトール以外の
オリゴ糖の研究は行なわれておらず、明確な評価もなさ
れていなかった。
【0017】ラットを用いて、ガラクトサミン肝障害の
発症に及ぼす飼料中の各種オリゴ糖の影響について検討
を行い、ガラクトースを含むラクチュロース、ラフィノ
ース、2種のガラクトオリゴ糖、ガラクトース、ラクト
ース及びガラクトサミンによる肝障害の発症抑制効果が
報告されているが(日本栄養食糧学会誌、第48巻、第
3号、第181〜187ページ、1995年)、この実
験結果は、ラットに特異的に起こるガラクトサミン肝障
害の発症抑制にオリゴ糖、又は単糖としてガラクトース
が深く関与していることを明らかにしたのみであり、ヒ
トの高アンモニア血症改善効果についてのオリゴ糖の効
果を何ら示唆していない。
発症に及ぼす飼料中の各種オリゴ糖の影響について検討
を行い、ガラクトースを含むラクチュロース、ラフィノ
ース、2種のガラクトオリゴ糖、ガラクトース、ラクト
ース及びガラクトサミンによる肝障害の発症抑制効果が
報告されているが(日本栄養食糧学会誌、第48巻、第
3号、第181〜187ページ、1995年)、この実
験結果は、ラットに特異的に起こるガラクトサミン肝障
害の発症抑制にオリゴ糖、又は単糖としてガラクトース
が深く関与していることを明らかにしたのみであり、ヒ
トの高アンモニア血症改善効果についてのオリゴ糖の効
果を何ら示唆していない。
【0018】本発明者らは、ラフィノースが腸内環境を
改善することを見い出し、ラフィノースを含有する肝疾
患患者用食品組成物を発明し、既に特許出願した(平成
8年12月26日出願。整理番号P00001082
9。以下先願と記載する。)。しかしながら、先願の発
明は、医薬品による治療を受けている肝疾患患者が摂取
する食品等に係るものであり、医薬品による治療を側面
から援助するものである。更に、先願の発明において
は、ラフィノースは溶解度が低いこと、食品の他の成分
とのバランスの関係等から、肝疾患を直接的に治療する
ために有効な量を投与し得ないという難点があった。
改善することを見い出し、ラフィノースを含有する肝疾
患患者用食品組成物を発明し、既に特許出願した(平成
8年12月26日出願。整理番号P00001082
9。以下先願と記載する。)。しかしながら、先願の発
明は、医薬品による治療を受けている肝疾患患者が摂取
する食品等に係るものであり、医薬品による治療を側面
から援助するものである。更に、先願の発明において
は、ラフィノースは溶解度が低いこと、食品の他の成分
とのバランスの関係等から、肝疾患を直接的に治療する
ために有効な量を投与し得ないという難点があった。
【0019】以上のとおり、従来公知の肝疾患治療剤に
は、真に腸内環境改善を主体とした、肝疾患の症状改善
効果を発現する薬剤はなく、肝疾患の症状改善、特に高
アンモニア血症の改善に使用されるオリゴ糖として、副
作用が少なく、効果的な、また、飲用、摂取しやすいオ
リゴ糖を主成分とする薬剤が待望されていた。
は、真に腸内環境改善を主体とした、肝疾患の症状改善
効果を発現する薬剤はなく、肝疾患の症状改善、特に高
アンモニア血症の改善に使用されるオリゴ糖として、副
作用が少なく、効果的な、また、飲用、摂取しやすいオ
リゴ糖を主成分とする薬剤が待望されていた。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、前記従
来技術に鑑みて、先願出願後先願よりも多量のラフィノ
ースの投与が肝疾患患者の肝機能に及ぼす効果について
詳細な研究を行った。その結果、高純度ラフィノースを
有効成分として含有する薬剤が、肝疾患患者の症状改
善、特に高アンモニア血症の改善に有効であること、及
び高純度ラフィノースを有効成分として含有する薬剤
は、肝疾患患者の腸内環境を顕著に改善し、かつ副作用
の心配が少ないことを見い出し、本発明を完成した。
来技術に鑑みて、先願出願後先願よりも多量のラフィノ
ースの投与が肝疾患患者の肝機能に及ぼす効果について
詳細な研究を行った。その結果、高純度ラフィノースを
有効成分として含有する薬剤が、肝疾患患者の症状改
善、特に高アンモニア血症の改善に有効であること、及
び高純度ラフィノースを有効成分として含有する薬剤
は、肝疾患患者の腸内環境を顕著に改善し、かつ副作用
の心配が少ないことを見い出し、本発明を完成した。
【0021】本発明の目的は、肝疾患患者の症状、特に
高アンモニア血症の改善を行うことが可能であり、副作
用の少ない肝疾患治療剤を提供することにある。
高アンモニア血症の改善を行うことが可能であり、副作
用の少ない肝疾患治療剤を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決する本
発明は、高純度ラフィノースを有効成分として含有する
肝疾患治療剤であり、ラフィノースが、1日体重1kg
当たり0.3〜0.9gの割合で投与されることを望ま
しい態様としてもいる。
発明は、高純度ラフィノースを有効成分として含有する
肝疾患治療剤であり、ラフィノースが、1日体重1kg
当たり0.3〜0.9gの割合で投与されることを望ま
しい態様としてもいる。
【0023】次に本発明について詳細に説明する。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明に使用するラフィノースと
しては、市販品であってもよく、公知の方法(例えば、
特開昭54−49345号公報記載の方法等)により甜
菜根から製造されたラフィノース、大豆ホエーから公知
の方法(例えば、特開昭59−179064号公報記載
の方法等)により製造したラフィノースであってもよ
い。また、大豆オリゴ糖として製造されるオリゴ糖混合
物から、クロマトグラフィー等の公知の方法により、ラ
フィノース含量を増加させたもの、又は純粋に分離した
ものを利用することもできるが、可及的に高純度のもの
を使用するのが望ましい。
しては、市販品であってもよく、公知の方法(例えば、
特開昭54−49345号公報記載の方法等)により甜
菜根から製造されたラフィノース、大豆ホエーから公知
の方法(例えば、特開昭59−179064号公報記載
の方法等)により製造したラフィノースであってもよ
い。また、大豆オリゴ糖として製造されるオリゴ糖混合
物から、クロマトグラフィー等の公知の方法により、ラ
フィノース含量を増加させたもの、又は純粋に分離した
ものを利用することもできるが、可及的に高純度のもの
を使用するのが望ましい。
【0025】また、本発明の肝疾患治療剤は、前記ラフ
ィノース粉末そのものでも良いが、必須成分であるラフ
ィノースの他に、保存性を高めるため、剤形を整えるた
め等の目的から、公知の賦形剤、保形剤、増量剤、乳化
剤、香料、着色料、防腐剤等を添加し、常法により液
状、粉末状、顆粒状等に加工することができる。
ィノース粉末そのものでも良いが、必須成分であるラフ
ィノースの他に、保存性を高めるため、剤形を整えるた
め等の目的から、公知の賦形剤、保形剤、増量剤、乳化
剤、香料、着色料、防腐剤等を添加し、常法により液
状、粉末状、顆粒状等に加工することができる。
【0026】また、これらのラフィノースの肝疾患患者
への有効投与量は、患者の症状、年齢等により異なる
が、後記する試験例から明らかなとおり、1日体重1k
g当り0.3〜0.9gの範囲で投与することが望まし
い。
への有効投与量は、患者の症状、年齢等により異なる
が、後記する試験例から明らかなとおり、1日体重1k
g当り0.3〜0.9gの範囲で投与することが望まし
い。
【0027】本発明の肝疾患治療剤を、公知の肝疾患治
療剤と併用することもできる。肝疾患に対する公知の薬
剤として、例えば、各種アミノ酸、各種必須脂肪酸、ラ
クチュロース、ラクチトール及びその他の各種オリゴ
糖、ビタミン類(例えばビタミンA、D、K等)、ミネ
ラル類(例えば亜鉛製剤等)、を例示することができ
る。特にラクチュロースと併用する場合は、ラフィノー
ス1部(重量。以下特に断りのない限り同じ)に対して
ラクチュロース1/6〜2部の割合が最も望ましい。
尚、ラフィノースは甘味度がショ糖の約1/10以下で
あり、飲用、摂取が容易であるという利点も有してい
る。
療剤と併用することもできる。肝疾患に対する公知の薬
剤として、例えば、各種アミノ酸、各種必須脂肪酸、ラ
クチュロース、ラクチトール及びその他の各種オリゴ
糖、ビタミン類(例えばビタミンA、D、K等)、ミネ
ラル類(例えば亜鉛製剤等)、を例示することができ
る。特にラクチュロースと併用する場合は、ラフィノー
ス1部(重量。以下特に断りのない限り同じ)に対して
ラクチュロース1/6〜2部の割合が最も望ましい。
尚、ラフィノースは甘味度がショ糖の約1/10以下で
あり、飲用、摂取が容易であるという利点も有してい
る。
【0028】以上のようにして製造された本発明の肝疾
患治療剤は、後記のとおり肝疾患の諸症状、特に高アン
モニア血症、の改善に有効である。
患治療剤は、後記のとおり肝疾患の諸症状、特に高アン
モニア血症、の改善に有効である。
【0029】次に試験例を示して本発明を詳細に説明す
る。従来、肝疾患治療剤の主成分であるオリゴ糖を開発
するために行なわれてきた試験の問題点は、肝疾患患者
の腸内環境を十分に把握、反映して行われておらず、前
記のとおり、従来のオリゴ糖製剤による肝疾患の諸症状
の改善効果は、この点において不充分であった。
る。従来、肝疾患治療剤の主成分であるオリゴ糖を開発
するために行なわれてきた試験の問題点は、肝疾患患者
の腸内環境を十分に把握、反映して行われておらず、前
記のとおり、従来のオリゴ糖製剤による肝疾患の諸症状
の改善効果は、この点において不充分であった。
【0030】本発明者らは、前記のとおり嫌気性のアン
モニア産生菌が、腸内に多く存在し、腸内環境の悪化し
た肝疾患患者の腸管内を想定して製剤中のオリゴ糖を選
定する場合、 腸内の主要な構成ビフィズス菌に幅広く資化性があ
り、かつ生育速度が速く、添加したオリゴ糖が他の腐敗
菌等に利用されることが少ないこと。 添加されたオリゴ糖が、ビフィズス菌等の有用菌に十
二分に利用された結果として、腸管内の酸生成量が高い
こと。 添加されたオリゴ糖が、ビフィズス菌等の有用菌に十
二分に利用された結果として、腸管内のpH値が可能な
限り低下していること。 が、悪化した腸内環境を迅速に改善し、肝疾患の諸症状
の改善効果を高めるために重要な要素であると考えた。
モニア産生菌が、腸内に多く存在し、腸内環境の悪化し
た肝疾患患者の腸管内を想定して製剤中のオリゴ糖を選
定する場合、 腸内の主要な構成ビフィズス菌に幅広く資化性があ
り、かつ生育速度が速く、添加したオリゴ糖が他の腐敗
菌等に利用されることが少ないこと。 添加されたオリゴ糖が、ビフィズス菌等の有用菌に十
二分に利用された結果として、腸管内の酸生成量が高い
こと。 添加されたオリゴ糖が、ビフィズス菌等の有用菌に十
二分に利用された結果として、腸管内のpH値が可能な
限り低下していること。 が、悪化した腸内環境を迅速に改善し、肝疾患の諸症状
の改善効果を高めるために重要な要素であると考えた。
【0031】前記〜の条件が満たされた場合、腸管
内の腐敗菌等によるアンモニア、インドール、スカトー
ル等の毒性物質の産生も早期に、確実に、かつ効果的に
抑制することが可能であり、肝機能負担の軽減により、
肝疾患の諸症状の確実な改善効果を具現するものと考え
られる。従って、本発明者らは、これら3点に可能な限
り近い条件での予備試験を実施した。
内の腐敗菌等によるアンモニア、インドール、スカトー
ル等の毒性物質の産生も早期に、確実に、かつ効果的に
抑制することが可能であり、肝機能負担の軽減により、
肝疾患の諸症状の確実な改善効果を具現するものと考え
られる。従って、本発明者らは、これら3点に可能な限
り近い条件での予備試験を実施した。
【0032】実験方法としては、肝疾患患者に最も適合
した条件下で所望のオリゴ糖製剤を的確に試験するため
に、各種オリゴ糖による腸内の主要ビフィズス混合菌の
資化性と増殖速度、酸生成、pH値の各指標を総合的に
評価する方法を採用した。 予備試験 この試験は、ヒトの腸管内に高頻度に検出されるビフィ
ズス各菌の混合培養の系に対し、添加されたオリゴ糖の
増殖促進効果を判定することにより、肝疾患患者の症状
改善を図るために投与する製剤中のオリゴ糖を選別する
ために行った。尚、この試験は、使用する菌株を変更し
たことを除き、前記先願の予備試験1と同一の方法によ
り実施したが、その試験方法の概略は次のとおりであ
る。
した条件下で所望のオリゴ糖製剤を的確に試験するため
に、各種オリゴ糖による腸内の主要ビフィズス混合菌の
資化性と増殖速度、酸生成、pH値の各指標を総合的に
評価する方法を採用した。 予備試験 この試験は、ヒトの腸管内に高頻度に検出されるビフィ
ズス各菌の混合培養の系に対し、添加されたオリゴ糖の
増殖促進効果を判定することにより、肝疾患患者の症状
改善を図るために投与する製剤中のオリゴ糖を選別する
ために行った。尚、この試験は、使用する菌株を変更し
たことを除き、前記先願の予備試験1と同一の方法によ
り実施したが、その試験方法の概略は次のとおりであ
る。
【0033】我国の成人、老人に検出される頻度の高い
ビフィズス菌株として、ビフィドバクテリウム・アドレ
ッセンティス(Bifidobacterium adolescentis)ATC
C15703、ビフィドバクテリウム・ビフィダム(Bi
fidobacterium bifidum )ATCC29521、ビフィ
ドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacterium longum)
ATCC15707の3種の菌株を選択し、腸内菌叢を
想定してこれら3菌種の混合系を用いた。
ビフィズス菌株として、ビフィドバクテリウム・アドレ
ッセンティス(Bifidobacterium adolescentis)ATC
C15703、ビフィドバクテリウム・ビフィダム(Bi
fidobacterium bifidum )ATCC29521、ビフィ
ドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacterium longum)
ATCC15707の3種の菌株を選択し、腸内菌叢を
想定してこれら3菌種の混合系を用いた。
【0034】試験方法における基礎培地[酵母エキス
0.5%(重量。以下特に断りのない限り同じ)、肉エ
キス0.5%、グルコース2%、リン酸一カリウム0.
1%、リン酸二カリウム0.1%、無水酢酸ナトリウム
0.2%、シスチン0.05%、ツィーン80(Twe
en80)0.05%、精製水(イオン交換水)96.
5%からなる]、この基礎培地により前記3菌種の混合
系を培養した前培養液及び基礎培地に添加するグルコー
スの代りに表1に示す各種オリゴ糖を2%添加した試験
培地を調製した。この試験培地により前記3菌種の混合
系を培養し、試験を行った。
0.5%(重量。以下特に断りのない限り同じ)、肉エ
キス0.5%、グルコース2%、リン酸一カリウム0.
1%、リン酸二カリウム0.1%、無水酢酸ナトリウム
0.2%、シスチン0.05%、ツィーン80(Twe
en80)0.05%、精製水(イオン交換水)96.
5%からなる]、この基礎培地により前記3菌種の混合
系を培養した前培養液及び基礎培地に添加するグルコー
スの代りに表1に示す各種オリゴ糖を2%添加した試験
培地を調製した。この試験培地により前記3菌種の混合
系を培養し、試験を行った。
【0035】試験培地におけるビフィズス菌混合培養の
系に対して、各種オリゴ糖類の効果を総合的に評価する
ため、増殖速度、培地の酸度及び培地pHの3点から、
次式により生育活性値を算出し、評価検討を行った。
系に対して、各種オリゴ糖類の効果を総合的に評価する
ため、増殖速度、培地の酸度及び培地pHの3点から、
次式により生育活性値を算出し、評価検討を行った。
【0036】生育活性値=(培地の濁度増加)×(培地
の酸度)/(培地のpH) この式において「培地の濁度増加」は、主要ビフィズス
菌の速やかな増殖の程度を、「培地の酸度」は添加オリ
ゴ糖に対する酸生成力を、「培地のpH」は添加オリゴ
糖の利用によるpH低下力を、それぞれ意味するもので
あり、生育活性値は、前記の式によってこれら3要因の
影響を総合的に判断するためにまとめたものである。
の酸度)/(培地のpH) この式において「培地の濁度増加」は、主要ビフィズス
菌の速やかな増殖の程度を、「培地の酸度」は添加オリ
ゴ糖に対する酸生成力を、「培地のpH」は添加オリゴ
糖の利用によるpH低下力を、それぞれ意味するもので
あり、生育活性値は、前記の式によってこれら3要因の
影響を総合的に判断するためにまとめたものである。
【0037】この試験結果は表1に示すとおりである。
表1から、ラフィノースが最も生育活性値が高く、ラク
チュロースがそれに続き、ラクチトール、ガラクトオリ
ゴ糖の生育活性値は低いことが判明した。
表1から、ラフィノースが最も生育活性値が高く、ラク
チュロースがそれに続き、ラクチトール、ガラクトオリ
ゴ糖の生育活性値は低いことが判明した。
【0038】また、その他の公知のオリゴ糖であるフラ
クトオリゴ糖、キシロオリゴ糖、ラクトスクロース、イ
ソマルトオリゴ糖等のいずれのオリゴ糖でも、その値、
効果ともにラフィノース及びラクチュロースに及ばなか
った。
クトオリゴ糖、キシロオリゴ糖、ラクトスクロース、イ
ソマルトオリゴ糖等のいずれのオリゴ糖でも、その値、
効果ともにラフィノース及びラクチュロースに及ばなか
った。
【0039】
【表1】
【0040】試験例1 本発明の有効成分であるラフィノースについて、ラット
を用いて急性経口毒性試験を行った。
を用いて急性経口毒性試験を行った。
【0041】(1)試験方法 4週齢のウィスター系ラット(日本エスエルシー社から
購入)雌雄各5匹を、通常のラット用固形飼料で1週間
予備飼育を行い、健康に異常がないことを確認し、のち
約13時間絶食させて体重を測定した。各ラットに、ラ
フィノース粉末(日本甜菜製糖社製)を精製水と混合
し、400mg/mlとした溶液を、体重kg当たり
6,000mgの割合で胃ゾンデを用いて強制単回投与
した後、投与日は頻回観察を行い、更に13日間1日1
回の観察を行った。また、投与後1週ごとに体重を測定
し、観察終了時には全てのラットを解剖し、異常の有無
を肉眼により観察した。
購入)雌雄各5匹を、通常のラット用固形飼料で1週間
予備飼育を行い、健康に異常がないことを確認し、のち
約13時間絶食させて体重を測定した。各ラットに、ラ
フィノース粉末(日本甜菜製糖社製)を精製水と混合
し、400mg/mlとした溶液を、体重kg当たり
6,000mgの割合で胃ゾンデを用いて強制単回投与
した後、投与日は頻回観察を行い、更に13日間1日1
回の観察を行った。また、投与後1週ごとに体重を測定
し、観察終了時には全てのラットを解剖し、異常の有無
を肉眼により観察した。
【0042】(2)試験結果 試験に用いた全てのラットとも、観察期間中に死亡例は
認められず、臨床的にも全てのラットにおいて異常は認
められなかった。
認められず、臨床的にも全てのラットにおいて異常は認
められなかった。
【0043】投与後1週及び2週後の体重測定の結果を
表2に示したが、雌雄ともに体重増加抑制は認められな
かった。また、観察終了後の剖検においても、全てのラ
ットともに主要臓器に異常は認められなかった。
表2に示したが、雌雄ともに体重増加抑制は認められな
かった。また、観察終了後の剖検においても、全てのラ
ットともに主要臓器に異常は認められなかった。
【0044】従って、本発明の有効成分であるラフィノ
ースの、ラットにおける単回経口投与における致死量
は、雌雄ともに6,000mg/kg以上であることが
判明した。
ースの、ラットにおける単回経口投与における致死量
は、雌雄ともに6,000mg/kg以上であることが
判明した。
【0045】
【表2】
【0046】試験例2 本発明の有効成分であるラフィノースの突然変異誘起性
について、Escherichia coli WP2 uvrA 株、並びに、Sa
lmonella typhimurium TA 系4株を用いて、代謝活性化
法を含む復帰変異試験(エームス試験)を行った。
について、Escherichia coli WP2 uvrA 株、並びに、Sa
lmonella typhimurium TA 系4株を用いて、代謝活性化
法を含む復帰変異試験(エームス試験)を行った。
【0047】(1)試験方法 1)供試菌株 Escherichia coli WP2 uvrA 株、Salmonella typhimuri
um TA100、TA1535、TA98及びTA1537の5菌株を用いた。
um TA100、TA1535、TA98及びTA1537の5菌株を用いた。
【0048】試験に際しては、Nutrient broth No.2
(OXOID社製)10mlを分注したL字型試験管
に、−80℃で凍結保存した各菌株を接種し、37℃で
約7時間振とう培養し、得られた菌懸濁液を試験に用い
た。
(OXOID社製)10mlを分注したL字型試験管
に、−80℃で凍結保存した各菌株を接種し、37℃で
約7時間振とう培養し、得られた菌懸濁液を試験に用い
た。
【0049】2)試験液の調製 ラフィノース(日本甜菜製糖社製)を精秤し、高圧蒸気
滅菌(121℃、20分間)した純水(以下「滅菌水」
と記載する。)を添加し、試験管ミキサーによる攪拌を
行い、50mg/mlの溶液を調製した。これを試験原
液として、滅菌水を用いて適宜希釈し、試験に供した。
滅菌(121℃、20分間)した純水(以下「滅菌水」
と記載する。)を添加し、試験管ミキサーによる攪拌を
行い、50mg/mlの溶液を調製した。これを試験原
液として、滅菌水を用いて適宜希釈し、試験に供した。
【0050】3)試験濃度 ラフィノースの濃度は、最高濃度を5,000μg/平
板とし、2,500、1,250、625、313及び
156μg/平板の6段階で試験を実施した。
板とし、2,500、1,250、625、313及び
156μg/平板の6段階で試験を実施した。
【0051】4)試験操作の方法 プレインキュベーション法(代謝活性化法によらない場
合及び代謝活性化法による場合の両条件)により次のと
おり試験を行った。
合及び代謝活性化法による場合の両条件)により次のと
おり試験を行った。
【0052】所定の濃度に調製した試験液0.1mlを
滅菌した小試験管に秤取し、次の組成のS9Mix又は
0.1MNa−リン酸緩衝液(pH7.4)0.5ml
及び各菌懸濁液0.1mlを順次添加した。各小試験管
を37℃の恒温槽中で20分間振とう(プレインキュベ
ーション)し、のち次のトップアガー2mlを添加して
混合し、最少グルコース寒天平板培地(日清製粉社製。
直径100mm、30ml)シャーレ上に均一に広げて
固化させた。このシャーレを37℃の恒温器中で48時
間培養し、復帰突然変異により生じたコロニー数を計数
した。尚、試験液、及びS9Mixは雑菌の混入のない
ことを確認した。
滅菌した小試験管に秤取し、次の組成のS9Mix又は
0.1MNa−リン酸緩衝液(pH7.4)0.5ml
及び各菌懸濁液0.1mlを順次添加した。各小試験管
を37℃の恒温槽中で20分間振とう(プレインキュベ
ーション)し、のち次のトップアガー2mlを添加して
混合し、最少グルコース寒天平板培地(日清製粉社製。
直径100mm、30ml)シャーレ上に均一に広げて
固化させた。このシャーレを37℃の恒温器中で48時
間培養し、復帰突然変異により生じたコロニー数を計数
した。尚、試験液、及びS9Mixは雑菌の混入のない
ことを確認した。
【0053】また、AF−2[2-(2-furyl)-3-(5-nitro
-2-furyl)acrylamide ]、ENNG[N-ethyl-N'-nitro
-N-nitrosoguanidine ]、9−AA[9-aminoacridine
](以上、S9Mix非存在)、2−AA[2-aminoac
ridine ](S9Mix存在)、を用いて陽性対照試験
を行った。
-2-furyl)acrylamide ]、ENNG[N-ethyl-N'-nitro
-N-nitrosoguanidine ]、9−AA[9-aminoacridine
](以上、S9Mix非存在)、2−AA[2-aminoac
ridine ](S9Mix存在)、を用いて陽性対照試験
を行った。
【0054】 [S9Mixの組成] S9(キッコーマン社製) 0.1ml (/ml) MgCl2 8μmol KCl 33μmol グルコース−6−リン酸 5μmol NADPH 4μmol NADH 4μmol Na−リン酸緩衝液(pH7.4) 100μmol [トップアガー]Bacto agar(DIFCO社製)0.6
%及びNaCl0.5%からなる培地を高圧蒸気滅菌
後、S. typhimurium TA 系4株については、別に滅菌し
た0.5mMヒスチジン−ビオチン溶液を1/10倍
量、E. coli WP2 uvrA株については、0.5mMトリプ
トファン溶液を1/10倍量添加して混合した。
%及びNaCl0.5%からなる培地を高圧蒸気滅菌
後、S. typhimurium TA 系4株については、別に滅菌し
た0.5mMヒスチジン−ビオチン溶液を1/10倍
量、E. coli WP2 uvrA株については、0.5mMトリプ
トファン溶液を1/10倍量添加して混合した。
【0055】(2)試験結果 代謝活性化法によらない場合(S9Mix非存在)の結
果は表3に、代謝活性化法による場合(S9Mix存
在)の結果は表4に、それぞれ示すとおりである。
果は表3に、代謝活性化法による場合(S9Mix存
在)の結果は表4に、それぞれ示すとおりである。
【0056】いずれの場合においても、陽性対照として
用いた化合物では、溶媒対照と比較して顕著な復帰変異
コロニー数の増加が認められたが、ラフィノースについ
ては、6段階の全ての濃度において、溶媒対照と比較し
て復帰変異コロニー数の増加は認められなかった。
用いた化合物では、溶媒対照と比較して顕著な復帰変異
コロニー数の増加が認められたが、ラフィノースについ
ては、6段階の全ての濃度において、溶媒対照と比較し
て復帰変異コロニー数の増加は認められなかった。
【0057】以上の結果から、本試験条件下において本
発明の有効成分であるラフィノースの突然変異誘起性は
陰性であることが明らかである。
発明の有効成分であるラフィノースの突然変異誘起性は
陰性であることが明らかである。
【0058】
【表3】
【0059】
【表4】 試験例3 この試験は、本発明の肝疾患治療剤の有効投与量を検討
するために行った。
するために行った。
【0060】(1)試験方法 7〜9週齢の39匹のSD系雄ラットを、1週間予備飼
育して飼育環境に馴化させ、健康状態に問題のないこと
を確認して試験に供した。尚、予備飼育、試験期間中
は、水道水、及び市販の固形飼料を自由摂取させた。
育して飼育環境に馴化させ、健康状態に問題のないこと
を確認して試験に供した。尚、予備飼育、試験期間中
は、水道水、及び市販の固形飼料を自由摂取させた。
【0061】39匹を無作為に1群18匹ずつ2群(A
群及びB群)及び対照群3匹に分け、A群及びB群のラ
ットは、更に無作為に3匹ずつ6群に分けた。
群及びB群)及び対照群3匹に分け、A群及びB群のラ
ットは、更に無作為に3匹ずつ6群に分けた。
【0062】A群のラットには、実施例1に記載した肝
疾患治療剤を、ラフィノースとして1日体重1kg当た
り0.5、1.0、1.5、2.0、3.0及び6.0
gを、1日2回等量に分けて7日間反復経口投与した。
疾患治療剤を、ラフィノースとして1日体重1kg当た
り0.5、1.0、1.5、2.0、3.0及び6.0
gを、1日2回等量に分けて7日間反復経口投与した。
【0063】一方、B群のラットには、ラクチュロース
シロップ(森永乳業社製。ラクチュロース含量50%)
を、ラクチュロース量として1日体重1kg当たり0.
5、1.0、1.5、2.0、3.0及び6.0gを、
1日2回等量に分けて7日間反復経口投与した。
シロップ(森永乳業社製。ラクチュロース含量50%)
を、ラクチュロース量として1日体重1kg当たり0.
5、1.0、1.5、2.0、3.0及び6.0gを、
1日2回等量に分けて7日間反復経口投与した。
【0064】対照群は、無処置のまま7日間予備飼育と
同一環境下に飼育を係属した。7日目の最終投与終了か
ら数時間後に、全てのラットから麻酔下で門脈血を採取
し、遠心分離により血漿を分離した後、門脈血中のアン
モニア濃度を測定キット(和光純薬工業社製)を用いて
測定した。
同一環境下に飼育を係属した。7日目の最終投与終了か
ら数時間後に、全てのラットから麻酔下で門脈血を採取
し、遠心分離により血漿を分離した後、門脈血中のアン
モニア濃度を測定キット(和光純薬工業社製)を用いて
測定した。
【0065】(2)試験結果 この試験結果を表5に、それぞれ各群3匹の平均値で示
した。表5から、A群ではラフィノースの投与量0.5
及び1.0g/kg/日では、対照群と比較して門脈血
中のアンモニア濃度に有意な変化は認められなかった
が、1.5g/kg/日以上の投与量では、用量に依存
してアンモニア濃度が低下した。一方、B群では、1.
5g/kg/日以下の投与量では効果が認められず、
2.0g/kg/日以上の投与量で、用量に依存してア
ンモニア濃度が低下した。尚、A群、B群とも、試験し
た最大投与量6.0g/kg/日の投与群においても、
糞便の軟便化、摂餌量の低下等の副作用は何ら認められ
なかった。
した。表5から、A群ではラフィノースの投与量0.5
及び1.0g/kg/日では、対照群と比較して門脈血
中のアンモニア濃度に有意な変化は認められなかった
が、1.5g/kg/日以上の投与量では、用量に依存
してアンモニア濃度が低下した。一方、B群では、1.
5g/kg/日以下の投与量では効果が認められず、
2.0g/kg/日以上の投与量で、用量に依存してア
ンモニア濃度が低下した。尚、A群、B群とも、試験し
た最大投与量6.0g/kg/日の投与群においても、
糞便の軟便化、摂餌量の低下等の副作用は何ら認められ
なかった。
【0066】以上の結果から、ラフィノースを有効成分
として含有する製剤が、体内に吸収されるアンモニア量
を顕著に減少させ、肝疾患患者の高アンモニア血症の改
善に有用であることが明らかである。また、ラフィノー
スの有効投与量としては、ラクチュロース投与量の約3
/4倍で同等の効果を示しているので、ラクチュロース
の臨床使用量が20〜60g[65%シロップとして、
30〜90ml(胆肝膵、第26巻、第2号、第297
〜303ページ、1993年)]であることから、標準
体重50kgとしてラフィノースの有効投与量は、1日
体重kg当たり0.3〜0.9gと算出される。
として含有する製剤が、体内に吸収されるアンモニア量
を顕著に減少させ、肝疾患患者の高アンモニア血症の改
善に有用であることが明らかである。また、ラフィノー
スの有効投与量としては、ラクチュロース投与量の約3
/4倍で同等の効果を示しているので、ラクチュロース
の臨床使用量が20〜60g[65%シロップとして、
30〜90ml(胆肝膵、第26巻、第2号、第297
〜303ページ、1993年)]であることから、標準
体重50kgとしてラフィノースの有効投与量は、1日
体重kg当たり0.3〜0.9gと算出される。
【0067】尚、ラフィノースの種類を変更して試験し
て有効投与量を算出したが、ほぼ同様の結果が得られ
た。
て有効投与量を算出したが、ほぼ同様の結果が得られ
た。
【0068】
【表5】
【0069】試験例2 この試験は、本発明の肝疾患治療剤の、慢性肝不全モデ
ル動物に対する高アンモニア血症改善効果を検討するた
めに行った。
ル動物に対する高アンモニア血症改善効果を検討するた
めに行った。
【0070】(1)試験方法 9週齢の12匹のSD系雄ラットを、1週間予備飼育し
て飼育環境に馴化させ、健康状態に問題のないことを確
認した後、門脈下大静脈吻合手術(PCS形成手術)を
行い慢性肝不全モデルラットとした。尚、予備飼育、試
験期間中は、水道水、及び市販の固形飼料を自由摂取さ
せた。
て飼育環境に馴化させ、健康状態に問題のないことを確
認した後、門脈下大静脈吻合手術(PCS形成手術)を
行い慢性肝不全モデルラットとした。尚、予備飼育、試
験期間中は、水道水、及び市販の固形飼料を自由摂取さ
せた。
【0071】術後7日目に、12匹を無作為に1群3匹
ずつ4群に分け、実施例1に記載した肝疾患治療剤を、
ラフィノースとして1日体重1kg当たり0(対照
群)、2.0、3.0及び4.0gを、1日2回等量に
分けて7日間反復経口投与した。
ずつ4群に分け、実施例1に記載した肝疾患治療剤を、
ラフィノースとして1日体重1kg当たり0(対照
群)、2.0、3.0及び4.0gを、1日2回等量に
分けて7日間反復経口投与した。
【0072】7日目の最終投与終了から数時間後に、全
てのラットから麻酔下で腹部大静脈より血液を採取し、
遠心分離により血漿を分離した後、血中のアンモニア濃
度を測定キット(和光純薬工業社製)を用いて測定し、
各群の平均値を算出して試験した。
てのラットから麻酔下で腹部大静脈より血液を採取し、
遠心分離により血漿を分離した後、血中のアンモニア濃
度を測定キット(和光純薬工業社製)を用いて測定し、
各群の平均値を算出して試験した。
【0073】(2)試験結果 この試験の結果、静脈血のアンモニア濃度(μg/d
l)は、対照群の平均が162であるのに対して、2.
0g/kg/日投与群の平均が132、3.0g/kg
/日投与群の平均が122、4.0g/kg/日投与群
の平均が118であった。従って、慢性肝不全モデルラ
ットにおいて、ラフィノースとして2.0〜4.0g/
kg/日の用量で本発明の肝疾患治療剤を投与すること
により、血中のアンモニア濃度が顕著に低下し、本発明
の肝疾患治療剤が、慢性肝不全患者に発生する高アンモ
ニア血症の改善に有用であることが明らかである。
l)は、対照群の平均が162であるのに対して、2.
0g/kg/日投与群の平均が132、3.0g/kg
/日投与群の平均が122、4.0g/kg/日投与群
の平均が118であった。従って、慢性肝不全モデルラ
ットにおいて、ラフィノースとして2.0〜4.0g/
kg/日の用量で本発明の肝疾患治療剤を投与すること
により、血中のアンモニア濃度が顕著に低下し、本発明
の肝疾患治療剤が、慢性肝不全患者に発生する高アンモ
ニア血症の改善に有用であることが明らかである。
【0074】尚、実施例1記載の肝疾患治療剤に代え
て、実施例2記載の肝疾患治療剤を用いて同様の試験を
行ったが、ほぼ同様の効果が確認された。更に、ヒトに
おける予備臨床試験においても、同様の効果が確認され
ている。
て、実施例2記載の肝疾患治療剤を用いて同様の試験を
行ったが、ほぼ同様の効果が確認された。更に、ヒトに
おける予備臨床試験においても、同様の効果が確認され
ている。
【0075】
【実施例】次に、実施例を示して本発明を更に詳細に説
明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものでは
ない。
明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものでは
ない。
【0076】実施例1 ラフィノース(日本甜菜製糖社製)20kg及び精製水
(イオン交換水)80kgを混合し、滅菌し、のち20
0gずつ滅菌したポリエチレン製容器に分注し、シロッ
プ状の肝疾患治療用剤490個を得た。
(イオン交換水)80kgを混合し、滅菌し、のち20
0gずつ滅菌したポリエチレン製容器に分注し、シロッ
プ状の肝疾患治療用剤490個を得た。
【0077】実施例2 ラフィノース(日本甜菜製糖社製)16kg、及びラク
チュロース・シロップ(森永乳業社製。ラクチュロース
含量50%)32kg及び精製水(イオン交換水)52
kgを混合し、滅菌し、200gずつ滅菌したポリエチ
レン製容器に分注し、シロップ状の肝疾患治療剤490
個を得た。
チュロース・シロップ(森永乳業社製。ラクチュロース
含量50%)32kg及び精製水(イオン交換水)52
kgを混合し、滅菌し、200gずつ滅菌したポリエチ
レン製容器に分注し、シロップ状の肝疾患治療剤490
個を得た。
【0078】実施例3 ラフィノース(日本甜菜製糖社製)40kg及び賦形剤
としてデキストリン60kgを均一に混合し、20gず
つアルミ箔製の袋に充填し、密封し、粉末状の肝疾患治
療剤4,800個を得た。
としてデキストリン60kgを均一に混合し、20gず
つアルミ箔製の袋に充填し、密封し、粉末状の肝疾患治
療剤4,800個を得た。
【0079】
【発明の効果】以上詳記したとおり、本発明は、ラフィ
ノースを有効成分として含有する肝疾患治療剤に関する
ものであり、本発明により奏せられる効果は、次のとお
りである。 1)本発明の肝疾患治療剤は、肝疾患患者の腸内環境を
早期にかつ効果的に改善することにより、肝臓機能の負
担の軽減化を図ることができる。 2)本発明の肝疾患治療剤は、ビフィズス菌を増殖させ
アンモニア産生菌を抑制することにより、腸管内でのア
ンモニア等毒性物質の発生、並びに、腸管から体内への
毒性物質の吸収を抑制し、肝性脳症、高アンモニア血症
の予防、及び治療に有効である。 3)本発明の肝疾患治療剤は、下痢、軟便、腹部膨満感
等の副作用の心配が少ない。 4)本発明の肝疾患治療剤は、甘味が少なく、飲用、摂
取しやい製剤である。
ノースを有効成分として含有する肝疾患治療剤に関する
ものであり、本発明により奏せられる効果は、次のとお
りである。 1)本発明の肝疾患治療剤は、肝疾患患者の腸内環境を
早期にかつ効果的に改善することにより、肝臓機能の負
担の軽減化を図ることができる。 2)本発明の肝疾患治療剤は、ビフィズス菌を増殖させ
アンモニア産生菌を抑制することにより、腸管内でのア
ンモニア等毒性物質の発生、並びに、腸管から体内への
毒性物質の吸収を抑制し、肝性脳症、高アンモニア血症
の予防、及び治療に有効である。 3)本発明の肝疾患治療剤は、下痢、軟便、腹部膨満感
等の副作用の心配が少ない。 4)本発明の肝疾患治療剤は、甘味が少なく、飲用、摂
取しやい製剤である。
フロントページの続き (72)発明者 大橋 俊夫 神奈川県座間市東原5−1−83 森永乳業 株式会社栄養科学研究所内 (72)発明者 川瀬 興三 神奈川県座間市東原5−1−83 森永乳業 株式会社栄養科学研究所内 (72)発明者 中村 浩彦 神奈川県座間市東原5−1−83 森永乳業 株式会社栄養科学研究所内 (72)発明者 佐山 晃司 北海道帯広市稲田町南九線西十三番地 日 本甜菜製糖株式会社総合研究所内
Claims (2)
- 【請求項1】 高純度ラフィノースを有効成分として含
有する肝疾患治療剤。 - 【請求項2】 該ラフィノースが、1日体重1kg当た
り0.3〜0.9gの割合で投与される請求項1に記載
の肝疾患治療剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1446697A JPH10194975A (ja) | 1997-01-10 | 1997-01-10 | 肝疾患治療剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1446697A JPH10194975A (ja) | 1997-01-10 | 1997-01-10 | 肝疾患治療剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10194975A true JPH10194975A (ja) | 1998-07-28 |
Family
ID=11861844
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1446697A Pending JPH10194975A (ja) | 1997-01-10 | 1997-01-10 | 肝疾患治療剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10194975A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004084919A1 (ja) * | 2003-03-26 | 2004-10-07 | Cheiron Japan Co. | 血中低分子量含窒素化合物の濃度を低減させる病態改善用食品 |
| JP2008511622A (ja) * | 2004-08-30 | 2008-04-17 | アレキサンドロビッチ キセレフ,ニコライ | 経口投与可能な抗菌性組成物 |
-
1997
- 1997-01-10 JP JP1446697A patent/JPH10194975A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004084919A1 (ja) * | 2003-03-26 | 2004-10-07 | Cheiron Japan Co. | 血中低分子量含窒素化合物の濃度を低減させる病態改善用食品 |
| CN100372541C (zh) * | 2003-03-26 | 2008-03-05 | 康利隆日本公司 | 降低血中低分子量含氮化合物浓度的改善病情用食品 |
| JP2008511622A (ja) * | 2004-08-30 | 2008-04-17 | アレキサンドロビッチ キセレフ,ニコライ | 経口投与可能な抗菌性組成物 |
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|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061010 |
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Effective date: 20070227 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |