JPH10196451A - エンジンのクランク室構造 - Google Patents

エンジンのクランク室構造

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JPH10196451A
JPH10196451A JP9019816A JP1981697A JPH10196451A JP H10196451 A JPH10196451 A JP H10196451A JP 9019816 A JP9019816 A JP 9019816A JP 1981697 A JP1981697 A JP 1981697A JP H10196451 A JPH10196451 A JP H10196451A
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JP
Japan
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JP9019816A
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English (en)
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Hisashi Ozeki
久志 尾関
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F7/00—Casings, e.g. crankcases
    • F02F7/0002—Cylinder arrangements
    • F02F7/0007—Crankcases of engines with cylinders in line
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B2275/00—Other engines, components or details, not provided for in other groups of this subclass
    • F02B2275/18—DOHC [Double overhead camshaft]
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F7/00—Casings, e.g. crankcases
    • F02F7/0043—Arrangements of mechanical drive elements
    • F02F7/0053—Crankshaft bearings fitted in the crankcase
    • F02F2007/0056—Crankshaft bearings fitted in the crankcase using bearing beams, i.e. bearings interconnected by a beam or multiple beams

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、エンジンの振動騒音を低
減し得て、軽量化・コストダウンを果たし得て、潤滑性
能を向上することにある。 【構成】 このため、この発明は、シリンダブロックと
ロアケースとの間にクランク室を設けたエンジンのクラ
ンク室構造において、前記シリンダブロックとロアケー
スとには前記クランク室がコンロッドの外周軌跡を包み
込み上方に小なる半径の曲面で下方に大なる半径の曲面
からなる略たまご断面形状になるように夫々外方に湾曲
するブロック側スカート部とケース側スカート部とを設
け、前記ロアケースには前記ケース側スカート部をオイ
ルパン用合わせ面側に向かい挟小になるように絞って前
記オイルパンに連通する開口部を設けたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はエンジンのクラン
ク室構造に係り、特に、エンジンの振動騒音を低減し得
て、軽量化・コストダウンを果たし得て、潤滑性能を向
上し得るエンジンのクランク室構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載されるエンジンとしては、図
20に示すものがある。このエンジン202は、シリン
ダブロック204の上方にシリンダヘッド206を設
け、このシリンダヘッド206の上方にヘッドカバー2
08を設け、前記シリンダブロック204の下方にクラ
ンク軸210を軸支するロアケース212を設け、この
ロアケース212の下方にオイルパン214を設け、こ
のオイルパン214内にバッフルプレート216を設
け、シリンダブロック204とロアケース212との間
にクランク室218を設けている。
【0003】エンジン202は、クランク軸210にコ
ンロッド220の一端を連結し、コンロッド220の他
端にピストン222を連結して設けている。ピストン2
22は、シリンダ224内に設けられている。
【0004】前記シリンダブロック204は、図21・
図22に示す如く、シリンダ224を圧入するシリンダ
保持部226を設け、シリンダ保持部226の下方にク
ランク軸210を軸支するブロック側ジャーナル部22
8を設け、ブロック側ジャーナル部228が連結される
ブロック側スカート部230を設けている。ブロック側
スカート部230は、下端にロアケース用合わせ部23
2を設け、ロアケース用合わせ面234を設けている。
なお、符号236はブローバイガス用ブロック側通路で
ある。
【0005】前記シリンダヘッド206には、動弁室2
38に動弁機構240を設け、ブローバイガス用ブロッ
ク側通路236と動弁室238とを連通するブローバイ
ガス用ヘッド側通路242を設けている。前記ヘッドカ
バー208には、ブローバイガス用ヘッド側通路242
に連通するブリーザ室244を設けている。ブリーザ室
244は、吸気系の例えばスロットルボディ246に連
通されている。
【0006】前記ロアケース212は、図23〜図27
に示す如く、ブロック側ジャーナル部228とによりク
ランク軸210を軸支するケース側ジャーナル部248
を設け、ケース側ジャーナル部248がリブ250を介
して連結されるケース側スカート部252を設けてい
る。ケース側スカート部252は、上端にブロック用合
わせ部254を設けるとともにブロック用合わせ面25
6を設け、下端にオイルパン用合わせ部258を設ける
とともにオイルパン用合わせ面260を設けている。な
お、符号262はブローバイガス用ケース側通路、26
4はオイル落し用ケース側通路、符号266はオイルポ
ンプ、符号268はオイルストレーナである。
【0007】前記オイルパン214は、図28・図29
に示す如く、底部270と周壁部272とからなり、周
壁部272の上端にロアケース用合わせ部274を設け
るとともにロアケース用合わせ面276を設けている。
前記バッフルプレート216は、オイルパン214内に
ロアケース用合わせ面276よりも底部270側に位置
させて周壁部272に設けられ、オイルストレーナ26
8を挿通するストレーナ用孔278を開設している。
【0008】このエンジン202は、図20に示す如
く、シリンダブロック204の平面形状のブロック側ス
カート部230とロアケース212の平面形状のケース
側スカート部252とにより前記クランク室218を略
台形状に形成している。前記クランク軸210及びコン
ロッド220は、このクランク室218内で回転する。
【0009】このようなエンジンのクランク室構造とし
ては、特開昭4−276163号公報、実開平2−10
3153号公報、実開平3−122210号公報に開示
されるものがある。
【0010】特開昭4−276163号公報に開示され
るものは、クランク軸を下方から支持する複数の軸支持
用キャップの両端部がシリンダブロックのスカート部と
合致する側壁に連設されたラダーフレーム構造におい
て、クランク軸の軸心方向に指向させて複数の軸支持用
キャップの各下部を連結する一部材からなる直線形状の
の連結ビームを設けたものである。
【0011】実開平2−103153号公報に開示され
るものは、シリンダブロックのクランクジャーナルに対
応する独立したメインベアリングキャップの下側を覆う
ロアケース構造において、シリンダブロックの下縁に衝
合されてシリンダブロックに取付けられる取付けフラン
ジ部と、メインベアリングキャップの下面に衝合する下
面支持部と、クランクカウンタウエイトおよびコンロッ
ドの回転軌跡の外周に位置され前記取付けフランジ部と
下面支持部とを互いに接続する断面半円形状の腹部とか
らなるロアケースであって、このロアケースを前記下面
支持部およびメインベアリングキャップを貫通する固定
ボルトと前記取付けフランジ部を貫通する固定ボルトと
によりシリンダブロックに固定したものである。
【0012】実開平3−122210号公報に開示され
るものは、スカート部とベアリングキャップ部とを一体
的に設けたロアブロックにおいて、前記スカート部より
延び且つベアリングキャップ部間を連結する円弧状のリ
ブをクランク軸ウエブ及びコンロッドの回転軌跡を逃げ
るように設け、前記円弧状リブのクランク軸回転かき下
げ側のベアリングキャップ部間におけるブローバイガス
換気用の新気導入通路が位置しない部位にリターンオイ
ルの戻り口を貫設したものである。
【0013】また、エンジンのクランク室構造として
は、特開平6−29537号公報、実開平1−1131
16号公報に開示されるものがある。
【0014】特開平6−29537号公報に開示される
ものは、V字形状の配置さるシリンダを備えたエンジン
ブロックにクランクケース上部部分とクランクケース下
部部分とを設け、このクランクケース下部部分は互いに
平行に対向する外側ケース壁を設け、これら外側ケース
壁の各上端に連接棒の輪郭に沿って伸びる半円筒形状の
内側ケース壁の両端を連結してクランク室をオイルだめ
から仕切り、内側ケース壁にオイルだめに連通する複数
の通路を設けたものである。
【0015】実開平1−113116号公報に開示され
るものは、シリンダブロックにベアリングキャップを結
合してクランクシャフトを支持した傾斜エンジンにおい
て、ベアリングキャップの各軸受部間にコンロッドおよ
びクランクウエイトの回転軌跡に沿ってオイル面との間
を仕切る曲面形状部のバッフルプレートをベアリングキ
ャップと一体成形し、バッフルプレートの上部にオイル
戻し穴を開口し、バッフルプレートの上部側でバッフル
プレートよりもオイルパン側にブローバイガス通路を開
口したものである。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記エンジ
ン202のクランク室218の構造においては、図23
〜図27に示す如く、ロアケース212のケース側スカ
ート部252間にオイルパン216に連通する大きな開
口部280を設け、ケース側スカート部252の下端に
オイルパン用合わせ面260を設けている。
【0017】また、クランク室218の構造としては、
図30に示す如く、シリンダブロック204にクランク
軸210の軸線方向に指向させて半円筒形状のブロック
側スカート部230を設け、ロアケース212に前記ブ
ロック側スカート部230に合致して円筒形状のクラン
ク室218を形成する半円筒形状のケース側スカート部
252を設けたものがある。
【0018】ところが、図23〜図27に示すロアケー
ス212は、開口部280が大きいため、オイルパン用
合わせ面260が大きくなる問題がある。このため、ク
ランク軸210及びコンロッド220を囲むケースとし
てのシリンダブロックリブ204及びロアケース212
の剛性及び強度が低下し、これに起因してエンジン20
2の運転時に振動騒音の原因となる不都合がある。
【0019】また、図21・図22及び図23〜図27
に示すに平面形状のブロック側スカート部230及びケ
ース側スカート部252や図30に示すに円筒形状のブ
ロック側スカート部230・ケース側スカート部252
は、クランク軸210及びコンロッド220を囲むケー
スとしての表面積が大きくなる問題がある。このため、
重量増大・コスト上昇を招く不都合があるとともに、平
面的な形状の場合に剛性・強度低下の原因となることに
より、エンジン202の運転時に振動騒音の原因となる
不都合がある。
【0020】さらに、図21・図22及び図23〜図2
7に示す平面形状のブロック側スカート部230及びケ
ース側スカート部252は、下方に向かって略台形状に
開くクランク室218を形成しているので、クランク室
218内で回転するクランク軸210及びコンロッド2
20の回転風に乱れを生じやすく、また、クランク室2
18内の気体の体積が大きいことから、クランク軸21
0及びコンロッド220の回転によって気体を攪拌する
際に空気抵抗となり、エンジン202の出力損失が大き
くなる不都合がある。
【0021】また、クランク軸210及びコンロッド2
20の回転によってクランク室218内に飛散されるオ
イルの飛沫は、クランク室218が下方に向かって略台
形状に開いていることから、開口部280からオイルパ
ン214内に高速で飛び込んで周壁部270やバッフル
プレート216に衝突し、エアレーションの原因となる
問題がある。このため、オイルストレーナ268から吸
い込まれてオイルポンプ266によりエンジン202の
各部に送給されるオイル中のエアレーション量が増大
し、潤滑性能を低下させる不都合がある。
【0022】このオイルの飛沫は、前記クランク室21
8内においてオイルミストとなり、ブローバイガス用ケ
ース側通路262からブローバイガス用ブロック側通路
236・ブローバイガス用ヘッド側通路242を通り、
ヘッドカバー208内のブリーザ室244に移動するこ
とになる。このとき、図20に示す如く、クランク室2
18が下方に向かって略台形状に開き、ブローバイガス
用ケース側通路262の通路入口282がオイルパン2
14に近い場合には、ブリーザ室244に移動するオイ
ルミスト量が多くなるため、ブリーザ室244の容積を
大きくしなければならず、エンジン202の高さ増大や
重量の増加・コストの上昇を招く不都合がある。
【0023】また、図30に示すクランク室218の構
造においても、ロアケース212のケース側スカート部
252間にオイルパン(図示せず)に連通する大きな開
口部280を設けているため、前記のように、剛性・強
度の低下によりエンジン202の運転時に振動騒音の原
因とり、飛散されるオイルにより潤滑性能を低下させる
とともにエンジン202の高さ増大や重量の増加・コス
トの上昇を招く不都合がある。
【0024】前記ロアケース212のケース側ジャーナ
ル部248は、図23〜図27に示す如く、両端を一対
のリブ250によりケース側スカート部252に連結
し、上端のブロック用合わせ部254及び下端のオイル
パン用合わせ部258に一体化されている。
【0025】このため、ロアケース212のケース側ジ
ャーナル部248は、クランク軸210の軸心から遠く
離れたケース側スカート部252とブロック用合わせ部
254及びオイルパン用合わせ部258とにより両端を
支持しているため、エンジン202の運転時にクランク
軸210の軸心方向の支持が不十分となり、軸心方向に
変形して振動騒音の原因となる不都合がある。
【0026】前記ロアケース212は、図23〜図27
に示す如く、ブロック用合わせ部254からオイルパン
用合わせ部258に向かう平面形状のケース側スカート
部252を設け、ケース側スカート部252間にオイル
パン214に連通する大きな開口部280を設けてい
る。また、図30に示すロアケース212も、半円筒形
状のケース側スカート部252の外方にブロック用合わ
せ部254からオイルパン用合わせ部258に向かう平
面形状のケース側外方スカート部284を設けている
が、ケース側スカート部252間にオイルパン214に
連通する大きな開口部280を設けている。
【0027】このため、ロアケース212は、ブロック
用合わせ部254からオイルパン用合わせ部258に向
かう平面形状のケース側スカート部252は、縦方向の
面構造となることから、この縦方向の面を曲げる方向の
剛性が低く、エンジン202の運転時に振動による変形
が大きく、この変形がオイルパン214に伝わって騒音
発生の原因となる不都合があるとともに形状によっては
バッフルプレート216の破損の原因となる不都合があ
る。
【0028】図30に示すロアケース212は、半円筒
形状のケース側スカート部252と平面形状のケース側
外方スカート部284とをブロック用合わせ部254に
おいて合流連結させているため、ブロック用合わせ部2
54近傍に2つの壁部が形成されるため、駄肉となる問
題がある。また、図30に示すロアケース212は、半
円筒形状のケース側スカート部252にオイル落し用孔
286を設けているため、剛性の低下を招き、振動騒音
の原因となる不都合がある。
【0029】前記ロアケース212は、図23に示す如
く、ブロック用合わせ部254にブロック用合わせ面2
56のブロック用外側シール面288をシールするため
のケース側取付ボス部290を設けているが、各ケース
側取付ボス部290の中心を結ぶ軸線から外れてブロッ
ク用外側シール面288を設けており、さらに、ケース
側ジャーナル部248をケース側スカート部252とブ
ロック用合わせ部254及びオイルパン用合わせ部25
8とに支持するリブ250から離れた位置にケース側取
付ボス部290を設けている。
【0030】このため、リンダブロック204のロアケ
ース用合わせ面234とロアケース212のブロック用
合わせ面256とは、ブロック用外側シール面288が
ケース側取付ボス部290の中心を結ぶ軸線から外れて
いることにより充分に面圧を作用させることができず、
シール性能の低下を招く不都合がある。また、ケース側
取付ボス部290は、ケース側ジャーナル部248をケ
ース側スカート部252とブロック用合わせ部254及
びオイルパン用合わせ部258とに支持するリブ250
から離れて直接的に連結していないため、ケース側ジャ
ーナル部248からのエンジン202の運転時にクラン
ク軸210で発生する振動を直接オイルパン用合わせ部
258やケース側スカート部252に伝えてしまい、振
動騒音の原因となる不都合がある。
【0031】前記ロアケース212は、図25に示す如
く、ブローバイガス用ケース側通路262の通路入口2
82及びオイル落し用ケース側通路264の通路出口2
92を、ケース側ジャーナル部248に隣接させ且つ直
下方のオイルパン214方向に指向させて設けている。
【0032】このため、オイル落し用ケース側通路26
4から落下したオイルは、直接的にオイルパン214内
に落ちて衝突し、オイルミスト及びエアレーションを発
生させやすい問題がある。このため、クランク軸210
近傍のオイルミストを多く含むブローバイガスがオイル
落し用ケース側通路264の通路入口282から吸い込
まれ、ブリーザ室244に移動するオイルミスト量が多
くなるため、ブリーザ室244の容積を大きくしなけれ
ばならず、エンジン202の高さ増大や重量の増加・コ
ストの上昇を招く不都合がある。また、エアレーション
を含むオイルがオイルストレーナ268から吸い込ま
れ、オイルポンプ266によりエンジン202の各部に
送給されるオイル中のエアレーション量が増大し、潤滑
性能を低下させる不都合がある。
【0033】前記ロアケース212は、図26に示す如
く、ケース側スカート部252のオイルパン用合わせ面
260側にストレーナ用取付ボス部294を設け、この
ストレーナ用取付ボス部294に図27に示す如くオイ
ルストレーナ268を直接取付け、また、ケース側ジャ
ーナル部248のオイルパン用合わせ面260側にブラ
ケット用取付ボス部296を設け、このブラケット用取
付ボス部296にオイルストレーナ268をストレーナ
用ブラケット298を介して間接的に取付けている。
【0034】このため、オイルストレーナ268は、エ
ンジン202の運転時にクランク軸210からの振動を
受けて変形しやすいケース側ジャーナル部248に取付
けられていることから、ケース側ジャーナル部248か
ら受ける変形量が大きく、したがって、オイルストレー
ナ268及びストレーナ用ブラケット298の強度を高
めなければならず、重量の増大・コストの上昇を招く不
都合がある。
【0035】前記オイルパン214には、図28・図2
9に示す如く、ロアケース用合わせ面276よりも底部
270側に位置させて周壁部272にバッフルプレート
216を取付けて設け、このバッフルプレート216に
オイルストレーナ268を挿通するストレーナ用孔27
8を開口して設けている。
【0036】このため、オイルパン214は、バッフル
プレート216の取付け加工工程を必要とすることによ
り、コストが高くなる不都合がある。また、バッフルプ
レート216には、オイルストレーナ268を挿通する
ストレーナ用孔278を開設しているため、このストレ
ーナ用孔278から落下するオイルがストレーナ吸い口
300近傍でエアレーションを発生させるため、オイル
中のエアレーション量を増加させて潤滑性能を低下させ
る不都合がある。
【0037】また、バッフルプレート216は、オイル
パン214の周壁部272に底部270全面を覆うよう
に取付けられているため、大形化して重量の増加・コス
トの上昇を招く不都合があり、また、騒音発生の原因と
なる不都合がある。さらに、バッフルプレート216
は、オイルパン214のロアケース用合わせ面276よ
りも底部270側に位置させて周壁部272に取付けら
れており、回転するクランク軸210及びコンロッド2
20から離れているため、クランク室218内で回転す
るクランク軸210及びコンロッド220の回転風に乱
れを生じやすく、また、クランク室218内の気体の体
積が大きいことから、クランク軸210及びコンロッド
220の回転によって気体を攪拌する際に空気抵抗とな
り、エンジン202の出力損失が大きくなる不都合があ
る。
【0038】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、シリンダブロックの上方
にシリンダヘッドを設け、このシリンダヘッドの上方に
ヘッドカバーを設け、前記シリンダブロックの下方にク
ランク軸を軸支するロアケースを設け、このロアケース
の下方にオイルパンを設け、このオイルパン内にバッフ
ルプレートを設け、前記シリンダブロックとロアケース
との間にクランク室を設けたエンジンのクランク室構造
において、前記シリンダブロックとロアケースとには前
記クランク室が前記クランク軸に連結されるコンロッド
の外周軌跡を包み込み上方に小なる半径の曲面で下方に
大なる半径の曲面からなる略たまご断面形状になるよう
に夫々外方に湾曲するブロック側スカート部とケース側
スカート部とを設け、前記ロアケースには前記ケース側
スカート部をオイルパン用合わせ面側に向かい挟小にな
るように絞って前記オイルパンに連通する開口部を設け
たことを特徴とする。
【0039】前記ロアケースにはケース側スカート部の
オイルパン用合わせ面側に前記クランク軸を軸支するケ
ース側ジャーナル部を連結するケース側ベアリングビー
ムを設け、このケース側ベアリングビームはケース側ジ
ャーナル部との連結する部分が内方に位置されるととも
にケース側ジャーナル部間の部分が外方に位置されるよ
うに湾曲して設けたことを特徴とする。
【0040】前記ロアケースには前記ケース側スカート
部の外方にこのケース側スカート部の途中とオイルパン
用合わせ部とを連結するケース側外方スカート部を設け
たことを特徴とする。
【0041】前記ロアケースにはケース側ジャーナル部
とケース側ベアリングビームとの連結する部分に一端側
を夫々連結されるとともに他端側を外方に拡開延設して
前記ブロック用合わせ部及びオイルパン用合わせ部に夫
々連結される一対のリブを設け、この一対のリブ間には
ブローバイガス用ケース側通路及びオイル落し用ケース
側通路を設け、これらケース側通路のオイルパン用合わ
せ面側の通路入口及び通路出口を外方に偏倚させるとと
もにこれら通路入口及び通路出口の断面積を前記ケース
側通路の断面積よりも小さくするようにこれら通路入口
及び通路出口内に外方に突出し且つオイルパン用合わせ
面側からブロック側合わせ面側に向かい内方に傾斜する
傾斜面を有する突出部を設けたことを特徴とする。
【0042】前記シリンダブロックには前記ロアケース
のブローバイガス用ケース側通路に一端側を連通するブ
ローバイガス用ブロック側通路を設け、前記シリンダヘ
ッドには前記ブローバイガス用ブロック側通路に一端側
を連通するとともに他端側を前記ヘッドカバー内のブリ
ーザ室に連通するブローバイガス用ヘッド側通路を設
け、前記ブローバイガス用ケース側通路とブローバイガ
ス用ブロック側通路とブローバイガス用ヘッド側通路と
が略直線状態に連通するように夫々前記ロアケースとシ
リシリンダブロックシリンダヘッドとに設けたことを特
徴とする。
【0043】前記ロアケースには前記開口部を覆い前記
ブロック側スカート部とケース側スカート部と共働して
前記略たまご断面形状のクランク室を形成するバッフル
プレートを設け、このバッフルプレートを前記ケース側
ベアリングビームに取付けて設けたことを特徴とする。
【0044】
【発明の実施の形態】この発明のクランク室構造は、ク
ランク室がコンロッドの外周軌跡を包み込み略たまご断
面形状になるようにブロック側スカート部とケース側ス
カート部とを外方に湾曲させて設けたことにより、球面
に近似する略たまご断面形状によって剛性を向上するこ
とができるとともに表面積を小さくすることができ、ま
た、クランク軸及びコンロッドの回転時に発生する回転
風を滑らかにでき、クランク室内の気体の体積が小さく
することができる。
【0045】また、このクランク室構造は、ロアケース
のオイルパンに連通する開口部をケース側スカート部に
よってオイルパン用合わせ面側に向かい挟小になるよう
に絞って設けたことにより、クランク軸及びコンロッド
から飛散されるオイルの飛沫がオイルパン内に直接飛び
込む量を減少させることができ、オイルパン内発生する
エアレーション及びオイルミストを減少させることがで
きる。
【0046】このクランク室構造は、ケース側ジャーナ
ル部を連結して湾曲するケース側ベアリングビームを設
けたことにより、ロアケースのケース側スカート部を利
用してケース側ジャーナル部を補強する高い剛性のケー
ス側ベアリングビームを設けることができ、ケース側ベ
アリングビームを湾曲させることによってコンロッドの
外周軌跡に最も近づく形状に形成することができ、ま
た、湾曲させてケース側ジャーナル部にケース側ベアリ
ングビームを近づけることによってクランク軸の軸心方
向の支持剛性を高めることができる。
【0047】このクランク室構造は、ケース側スカート
部の外方にこのケース側スカート部の途中とオイルパン
用合わせ部とを連結するケース側外方スカート部を設け
たことにより、ケース側スカート部とケース側外方スカ
ート部とによりロアケースを略「人」字形状と略「入」
字形状とが対向する断面形状にすることができ、ロアケ
ースの縦方向及び横方向への曲げ剛性を高めることがで
き、エンジン運転時のオイルパン用合わせ面形状の変形
を抑えることができ、また、「逆V字型断面」のロアケ
ースに比べて軽量化することができる。
【0048】このクランク室構造は、ロアケースのケー
ス側ジャーナル部とケース側ベアリングビームとの連結
する部分からブロック用合わせ部及びオイルパン用合わ
せ部に向かって拡開する一対のリブ間にブローバイガス
用ケース側通路及びオイル落し用ケース側通路を設け、
これらケース側通路の通路入口及び通路出口を傾斜面を
有する突出部によって外方に偏倚させるとともにケース
側通路よりも断面積を小さくしたことにより、略たまご
断面形状のクランク室内で発生したオイルミストを、ケ
ース側ベアリングビームの下方を回らなければ、ブロー
バイガス用ケース側通路の通路入口に移動できない構成
にすることができる。
【0049】また、このクランク室構造は、ロアケース
のケース側ジャーナル部とケース側ベアリングビームと
の連結する部分からブロック用合わせ部及びオイルパン
用合わせ部に向かって拡開する一対のリブ間に設けたブ
ローバイガス用ケース側通路の通路入口及びオイル落し
用ケース側通路の通路出口を外方に偏倚させたことによ
り、ブローバイガス用ケース側通路の通路入口及びオイ
ル落し用ケース側通路の通路出口をクランク軸の軸心か
ら離間させ、オイル落し用ケース側通路の通路出口から
オイルパン内に落下するオイルをオイルストレーナの吸
い口から遠ざけることができ、また、オイルミストの多
い回転するクランク軸近傍からブローバイガス用ケース
側通路の通路入口を遠ざけることができる。
【0050】さらに、このクランク室構造は、ロアケー
スのケース側ジャーナル部とケース側ベアリングビーム
との連結する部分からブロック用合わせ部及びオイルパ
ン用合わせ部に向かって拡開する一対のリブ間に設けた
ブローバイガス用ケース側通路の通路入口及びオイル落
し用ケース側通路の通路出口を各ケース側通路よりも断
面積を小さくしたことにより、断面積の小さい通路入口
によって気体の速度を速めた後に断面積の大きいブロー
バイガス用ケース側通路によって気体の速度を遅くする
ことができ、ヘッドカバー内のブリーザ室と同様にセパ
ーレータとして機能させることができる。
【0051】このクランク室構造は、ロアケースのブロ
ーバイガス用ケース側通路とシリンダブロックのブロー
バイガス用ブロック側通路とシリンダヘッドのブローバ
イガス用ヘッド側通路とが略直線状態に連通するように
設けたことにより、ブローバイガスを通路途中で滞らせ
ることなくヘッドカバーのブリーザ室に移動させること
ができる。
【0052】このクランク室構造は、ロアケースの開口
部を覆いブロック側スカート部とケース側スカート部と
共働して略たまご断面形状のクランク室を形成するバッ
フルプレートを設け、このバッフルプレートをケース側
ベアリングビームに取付けて設けたことにより、バッフ
ルプレートにオイルストレーナを挿通するストレーナ用
孔を開設する必要がなく、オイルパンに取付ける場合よ
りも小型化することができ、クランク室の略たまご断面
形状に連続する滑らかな曲面形状に形成することがで
き、クランク室内の体積を小さくすることができる。
【0053】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を説明
する。図1〜図19は、この発明の実施例を示すもので
ある。図4・図5において、2はエンジンである。エン
ジン2は、シリンダブロック4の上方にシリンダヘッド
6を設け、このシリンダヘッド6の上方にヘッドカバー
8を設けている。前記エンジン2は、シリンダブロック
4の下方にクランク軸10を軸支するロアケース12を
設け、このロアケース12の下方にオイルパン14を設
け、このオイルパン14内にバッフルプレート16を設
け、シリンダブロック4とロアケース12との間にクラ
ンク室18を設けている。
【0054】エンジン2は、クランク軸10にコンロッ
ド20の一端を連結し、コンロッド20の他端側にピス
トン22を設けている。ピストン22は、シリンダ24
内に設けられている。なお、符号26は吸気マニホル
ド、符号28は排気マニホルドである。
【0055】前記シリンダブロック4は、図6〜図12
に示す如く、上部にシリンダ24を圧入するシリンダ保
持部30を設け、シリンダ保持部30の下部にクランク
軸10と交差する方向に指向する複数のブロック側ジャ
ーナル部32を平行に設け、ブロック側ジャーナル部3
2の両端にクランク軸10と平行するように夫々壁状の
ブロック側スカート部34を対向して設けている。ブロ
ック側スカート部34は、コンロッド20の外周軌跡A
を包み込み、上方に小なる半径の曲面で下方に広がる略
たまご断面形状の一部を形成するように外方に湾曲して
形成している。シリンダブロック4は、ブロック側ジャ
ーナル部32の両端に一端側を夫々連結されるとともに
他端側を外方に拡開延設してブロック側スカート部34
に夫々連結される一対のリブ36を設けている。
【0056】前記シリンダブロック4は、図11・図1
2に示す如く、シリンダ保持部30の上端にヘッド用合
わせ面38を設け、ブロック側ジャーナル部32にクラ
ンク軸10を軸支するブロック側軸受面40を設け、ブ
ロック側スカート部34の下部にロアケース用合わせ部
42を設け、ロアケース用合わせ部42の下端にロアケ
ース用合わせ面44を設けている。シリンダブロック4
には、ブロック側ジャーナル部32のクランク軸10と
交差する方向の両側に、ヘッド用合わせ面38側から前
記一対のリブ36間のロアケース用合わせ面44側に貫
通するブローバイガス用ブロック側通路46及びオイル
落とし用ブロック側通路48を設けている。
【0057】前記シリンダヘッド6は、図4・図5に示
す如く、ヘッド本体50に夫々吸気ポート52及び排気
ポート54を設け、吸気ポート52及び排気ポート54
を開閉する吸気弁56及び排気弁58を設け、ヘッド本
体50内の動弁室60に動弁機構62を設けている。シ
リンダヘッド6は、ヘッド本体50の下端にブロック用
合わせ面64を設け、上端にカバー用合わせ面66を設
けている。シリンダヘッド6には、ヘッド本体50のブ
ロック用合わせ面64側からカバー用合わせ面66側に
貫通して前記ブローバイガス用ブロック側通路46に連
通するブローバイガス用ヘッド側通路68を設け、動弁
室60をオイル落とし用ブロック側通路48に連通する
オイル落とし用ヘッド側通路70を設けている。
【0058】前記ヘッドカバー8は、図4・図5に示す
如く、無底有蓋形状のカバー本体72内に前記ブローバ
イガス用ヘッド側通路68に連通するブリーザ室74を
設け、カバー本体72の下端にヘッド用合わせ面76を
設けている。ブリーザ室74は、吸気系の例えばスロッ
トルボディ(図示せず)に連通されている。
【0059】前記ロアケース12は、図13〜図17に
示す如く、ブロック側ジャーナル部32とによりクラン
ク軸10を軸支する複数のケース側ジャーナル部78を
クランク軸10の軸線と交差する方向に指向させて平行
に設け、ケース側ジャーナル部78の両端にクランク軸
10の軸線方向に延びる夫々壁状のケース側スカート部
80を対向させて設けている。ケース側ジャーナル部7
8には、クランク軸10を軸支するケース側軸受面82
を設けている。ケース側スカート部80は、前記ブロッ
ク側スカート部34に連続してコンロッド20の外周軌
跡Aを包み込み、上方に広がり下方に大なる半径の曲面
ですぼまる略たまご断面形状の一部を形成するように外
方に湾曲して形成している。
【0060】これにより、前記シリンダブロック4とロ
アケース12とには、図3に示す如く、クランク室18
がコンロッド20の外周軌跡Aを包み込み、上方に小な
る半径の曲面で下方に大なる半径の曲面からなる略たま
ご断面形状になるように、図1に示す如く、夫々外方に
湾曲するブロック側スカート部34とケース側スカート
部80とを設けている。
【0061】なお、シリンダブロック4にオイルフィル
タ84の取付けられるフィルタ用取付ボス部86や、メ
インオイルギャラリ88、サブオイルギャラリ90等が
設けられる場合には、図2に示す如く、ブロック側スカ
ート34とケース側スカート部80とをコンロッド20
の外周軌跡Aを包み込み且つコンロッド20と干渉しな
い形状に形成する。
【0062】前記ロアケース12は、図14に示す如
く、ケース側スカート部80の上部にブロック用合わせ
部92を設け、ブロック用合わせ部92の上端にブロッ
ク用合わせ面94を設け、ケース側スカート部80外方
の下部にオイルパン用合わせ部96を設け、オイルパン
用合わせ部96の下端にオイルパン用合わせ面98を設
けている。ロアケース12には、ケース側スカート部8
0をオイルパン用合わせ面98側に向かい挟小になるよ
うに絞って、オイルパン14に連通する開口部100を
設けている。
【0063】前記ロアケース12には、ケース側スカー
ト部80の外方に、このケース側スカート部80の途中
とオイルパン用合わせ部96とを連結するケース側外方
スカート部102を設けている。これにより、ロアケー
ス12には、ケース側スカート部80とケース側外方ス
カート部102とにより略「人」字形状と略「入」字形
状とが対向する断面形状に形成されている。ここでは、
ケース側スカート部80に対するケース側外方スカート
部102の位置を左右で異ならせ、支持する方向を変え
てある。
【0064】前記ロアケース12には、図14・図16
に示す如くケース側スカート部80のオイルパン用合わ
せ面98側にケース側ジャーナル部78を連結するケー
ス側スカート部80よりも幅広のケース側ベアリングビ
ーム104を設けている。ケース側ベアリングビーム1
04は、略たまご断面形状の一部を形成するように外方
に湾曲して形成した前記ケース側スカート部80のオイ
ルパン用合わせ面98側の形状に沿って、ケース側ジャ
ーナル部78との連結する部分がクランク軸10の軸線
に近接する内方に位置されるとともにケース側ジャーナ
ル部78間の部分がクランク軸10の軸線から離間する
外方に位置されるように、湾曲して設けている。
【0065】このケース側ベアリングビーム104は、
下端にケース側ビーム合わせ面106を設けている。ケ
ース側ビーム合わせ面106は、オイルパン用合わせ面
98と略同じ高さになるように設けられている。
【0066】前記ロアケース12には、図16に示す如
く、ケース側ジャーナル部78の両端に夫々一対のリブ
108を設けている。一対のリブ108は、ケース側ジ
ャーナル部78の両端とケース側ベアリングビーム10
4との連結する部分に一端側を夫々連結されるとともに
他端側を外方に拡開延設してブロック用合わせ部92及
びオイルパン用合わせ部96に夫々連結される。この一
対のリブ108は、他端側をケース側スカート部80及
びケース側外方スカート部102に連結され、ブロック
用合わせ部92側において前記シリンダブロック4の一
対のリブ36と夫々合致するように設けられている。
【0067】ケース側ジャーナル部78の両端に夫々設
けた一対のリブ108間には、図15に示す如く、ブロ
ック用合わせ面94側からオイルパン用合わせ面98側
に貫通して、前記ブローバイガス用ブロック側通路46
及びオイル落とし用ブロック側通路48に夫々連通する
ブローバイガス用ケース側通路110及びオイル落し用
ケース側通路112を設けている。これらブローバイガ
ス用ケース側通路110及びオイル落し用ケース側通路
112のオイルパン用合わせ面98側には、オイルパン
14に開放する通路入口114及び通路出口116を設
けている。
【0068】通路入口114及び通路出口116内に
は、ケース側ベアリングビーム104の連結する部分
に、突出部118を設けている。突出部118は、通路
入口114及び通路出口116内にクランク軸10の軸
心から離間する外方に突出し、且つオイルパン用合わせ
面98側からブロック側合わせ面94側に向かいクラン
ク軸10の軸心に近接する内方に向い傾斜する傾斜面1
20を有している。これにより、通路入口114及び通
路出口116は、クランク軸10から離間する外方に偏
倚させるとともに断面積をブローバイガス用ケース側通
路110及びオイル落し用ケース側通路112の断面積
よりも小さくするように設けられている。
【0069】前記ロアケース12のブローバイガス用ケ
ース側通路110とシリンダブロック4のブローバイガ
ス用ブロック側通路46とシリンダヘッド6のブローバ
イガス用ヘッド側通路68とは、図5に示す如く、略直
線状態に連通するように夫々ロアケース12とシリンダ
ブロック4とシリンダヘッド6とに夫々設けられてい
る。
【0070】前記ロアケース12には、図13・図16
に示す如く、ケース側ジャーナル部78のケース側軸受
面82の両側にシリンダブロック4に取付けるための夫
々ケース側第1取付ボス部122を設け、これらケース
側第1取付ボス部122の外方にシリンダブロック4に
取付けるためのケース側第2取付ボス部124を夫々を
設けている。ケース側第2取付ボス部124は、図13
に示す如く、これらの中心を結ぶ線上に各ブロック用合
わせ面94が位置されるように配設され、また、図16
に示す如く、オイルパン用合わせ部96とケース側ベア
リングビーム104との間に位置されるように配設さ
れ、且つオイルパン用合わせ部96及び一対のリブ10
8に連結されている。
【0071】また、ロアケース12には、図16に示す
如く、クランク軸10の軸線方向最外端に位置するケー
ス側ジャーナル部78のケース側ベアリングビーム10
4と連結する部分のケース側ビーム合わせ面106側に
ストレーナ用取付ボス部126を設け、このケース側ジ
ャーナル部78に隣接するケース側ジャーナル部78の
ケース側ベアリングビーム104と連結する部分のケー
ス側ビーム合わせ面106側にブラケット用取付ボス部
128を設けている。
【0072】ストレーナ用取付ボス部126には、図1
7に示す如く、オイルストレーナ130を取付ボルト1
32により直接的に取付ける。ブラケット用取付ボス部
128には、オイルストレーナ130をストレーナ用ブ
ラケット134を介して取付ボルト132により間接的
に取付ける。なお、図16において、符号136はオイ
ル導入通路である。オイル導入通路136は、図4に示
す如く、オイルポンプ138に連通されている。
【0073】前記ロアケース12には、図16・図17
に示す如く、オイルパン用合わせ部96のオイルパン用
合わせ面98にオイルパン用取付ボス部140を設け、
前記オイルパン14を取付けている。
【0074】オイルパン14は、図4・図5に示す如
く、底部142の周囲に周壁部144を立設し、周壁部
144の上縁にケース用合わせ部146を設け、ケース
用合わせ部146に前記オイルパン用取付ボス部140
に合致する取付孔148を設けるとともにケース用合わ
せ部146の上面に前記オイルパン用合わせ面98と当
接されるケース用合わせ面150を設けている。
【0075】オイルパン14は、取付孔148に挿通し
た取付ボルト152をオイルパン用取付ボス部140に
螺着することにより、ロアケース12に取付けられる。
【0076】前記バッフルプレート16は、このオイル
パン14に取付けることなく、ロアケース12に取付け
ている。ロアケース12には、図17に示す如く、ケー
ス側ベアリングビーム104のケース側ビーム合わせ面
106側にバッフルプレート用取付ボス部154を設
け、前記バッフルパン16を取付けている。
【0077】前記バッフルプレート16は、図18・図
19に示す如く、ケース側スカート部80に滑らかに連
続して略たまご断面形状の一部を形成するように曲面形
状の湾曲部156を設け、湾曲部156の周囲に前記湾
曲するケース側ベアリングビーム104に沿う形状のケ
ース用合わせ部158を設け、ケース用合わせ部158
にケース側ビーム合わせ面106と当接されるケース用
合わせ面160を設けている。
【0078】バッフルプレート16は、ケース用合わせ
部160に前記ストレーナ用取付ボス部126とブラケ
ット用取付ボス部128とバッフルプレート用取付ボス
部154とに合致する取付孔162を設けている。バッ
フルプレート16は、取付孔162に挿通した取付ボル
ト132をストレーナ用取付ボス部126とブラケット
用取付ボス部128とバッフルプレート用取付ボス部1
54とに螺着することにより、ロアケース12に取付け
られる。
【0079】なお、この実施例においては、オイルスト
レーナ130及びストレーナ用ブラケット134をバッ
フルプレート16とともに取付ボルト132により共締
めしてロアケース12に取付けている。
【0080】また、バッフルプレート16の湾曲部15
6には、図19に示す如く、オイル落し孔164を設け
ている。オイル落し孔164は、クランク軸10の回転
方向(B)と逆方向(C)に指向させて、湾曲部156
に開口して設けている。
【0081】次に、このエンジン2のクランク室構造の
作用を説明する。
【0082】このエンジン2は、図1に示す如く、シリ
ンダブロック4とロアケース12との間にクランク室1
8を設けている。シリンダブロック4とロアケース12
とには、図3に示す如く、クランク室18が、クランク
軸10に連結されるコンロッド20の外周軌跡Aを包み
込み、上方に小なる半径の曲面で下方に大なる半径の曲
面からなる略たまご断面形状になるように、夫々外方に
湾曲するブロック側スカート部34とケース側スカート
部80とを設けている。
【0083】このように、このクランク室構造は、クラ
ンク室18がコンロッド20の軌跡Aを包み込み略たま
ご断面形状になるようにブロック側スカート部34とケ
ース側スカート部80とを外方に膨出して湾曲させて設
けたことにより、球面に近似する略たまご断面形状によ
ってクランク室18の剛性を向上することができるとと
もに表面積を小さくすることができ、また、クランク軸
10及びコンロッド20の回転時に発生する回転風を滑
らかにでき、クランク室18内の気体の体積を小さくす
ることができる。
【0084】このため、このクランク室構造は、クラン
ク室18の剛性の向上によりエンジン2の運転時の振動
騒音を低減でき、クランク室18の表面積を小さくし得
ることにより軽量化及びコストダウンを果たすことがで
きる。また、クランク軸10及びコンロッド20の回転
時に発生する回転風を滑らかにでき、クランク室18内
の体積を小さくし得ることにより、クランク軸10及び
コンロッド20の回転時の気体の攪拌による空気抵抗を
小さくでき、エンジン2の出力損失を小さくすることが
できる。
【0085】また、このクランク室構造は、ロアケース
12のオイルパン14に連通する開口部100を対向す
るケース側スカート部80をオイルパン用合わせ面98
側に向かい挟小になるように絞って設けたことにより、
クランク軸10及びコンロッド20から飛散されるオイ
ルの飛沫がオイルパン14内に直接飛び込む量を減少さ
せることができ、オイルパン14内発生するエアレーシ
ョン及びオイルミストを減少させることができる。
【0086】このため、このクランク室構造は、オイル
ストレーナ130から吸い込まれてオイルポンプ138
によりエンジン2の各部に送給されるオイル中のエアレ
ーション量を減少させ、潤滑性能を向上させることがで
き、また、ブローバイガスとともにヘッドカバー8内の
ブリーザ室74に移動されるオイルミスト量を減少させ
ることができ、ブリーザ室74の容積を小さくし得て、
これにより、エンジン2の高さを少なくし得て、軽量化
・コストの低減を果たし得て、車両のエンジンルーム
(図示せず)への搭載性を向上することができる。
【0087】このクランク室構造は、ロアケース12の
ケース側スカート部80のオイルパン用合わせ面98側
にケース側ジャーナル部78を連結するケース側ベアリ
ングビーム104を設けている。このケース側ベアリン
グビーム104は、ケース側ジャーナル部78との連結
する部分が内方に位置されるとともにケース側ジャーナ
ル部78間の部分が外方に位置されるように湾曲して設
けている。
【0088】このように、クランク室構造は、ケース側
ジャーナル部78を連結して外方に湾曲するケース側ベ
アリングビーム104を設けたことにより、ロアケース
12のケース側スカート部80を利用してケース側ジャ
ーナル部78を補強する高い剛性のケース側ベアリング
ビーム104を設けることができ、ケース側ベアリング
ビーム104を湾曲させることによってコンロッド20
の外周軌跡Aに最も近づく形状に形成することができ、
また、湾曲させてケース側ジャーナル部78にケース側
ベアリングビーム104を近づけることによってケース
側ジャーナル部78のクランク軸10の軸心方向の支持
剛性を高めることができる。
【0089】このため、このクランク室構造は、エンジ
ン2の運転時にケース側ジャーナル部78がクランク軸
10の軸心方向に変形することを抑えることができ、振
動騒音を低減させることができる。
【0090】このクランク室構造は、ロアケース12の
ケース側スカート部80の外方にこのケース側スカート
部80の途中とオイルパン用合わせ部96とを連結する
ケース側外方スカート部102を設けている。
【0091】このように、クランク室構造は、ケース側
スカート部80の外方にケース側外方スカート部102
を設けたことにより、図1に示す如く、ケース側スカー
ト部80とケース側外方スカート部102とによりロア
ケース12を略「人」字形状と略「入」字形状とが対向
する断面形状に形成することができ、これにより、ロア
ケース12の縦方向及び横方向への曲げ剛性を高めるこ
とができ、エンジン2の運転時のオイルパン用合わせ面
98形状の変形を抑えることができ、また、従来の「逆
V字型断面」のロアケース(図30参照)に比べて軽量
化することができる。
【0092】このため、このクランク室構造は、ロアケ
ース12の剛性向上及びオイルパン用合わせ面98の変
形抑制によって、ロアケース12・オイルパン14・バ
ッフルプレート16からの騒音を低減させるとこがで
き、オイルパン14に設けられるバッフルプレート16
の固定箇所数を削減することができ、バッフルプレート
16の板厚を薄くすることができ、これにより、バッフ
ルプレート16の軽量化・固定加工数低減を果たし得
て、ロアケース12の軽量化も併せて、コストの低減を
果たすことができる。
【0093】このクランク室構造は、ロアケース12の
ケース側ジャーナル部78とケース側ベアリングビーム
104との連結する部分に一端側を夫々連結されるとと
もに他端側を外方に拡開延設して前記ブロック用合わせ
部90及びオイルパン用合わせ部94に夫々連結される
一対のリブ108を設け、この一対のリブ108間にブ
ローバイガス用ケース側通路110及びオイル落し用ケ
ース側通路112を設け、これらケース側通路110・
112のオイルパン用合わせ面98側の通路入口114
及び通路出口116を突出部118によって外方に偏倚
させるとともにケース側通路110・112よりも断面
積を小さくしている。
【0094】これにより、このクランク室構造は、略た
まご断面形状のクランク室10内で発生したオイルミス
トを、ケース側ベアリングビーム104の下方を回らな
ければ、ブローバイガス用ケース側通路110の通路入
口114に移動できない構成にすることができる。
【0095】このため、このクランク室構造は、クラン
ク室10内からブローバイガス用ケース側通路110の
通路入口114に至るオイルミストの移動距離を長くす
ることができ、ブリーザ室74に移動されるオイルミス
ト量を減少させることができ、ブリーザ室74の容積を
小さくし得て、エンジン2の高さを少なくし得て、軽量
化・コストの低減を果たし得て、車両のエンジンルーム
(図示せず)への搭載性を向上することができる。
【0096】また、このクランク室構造は、ケース側通
路110・112のオイルパン用合わせ面98側の通路
入口114及び通路出口116を突出部118によって
外方に偏倚させたことにより、ブローバイガス用ケース
側通路110の通路入口114及びオイル落し用ケース
側通路112の通路出口116をクランク軸10の軸心
から離間させ、オイル落し用ケース側通路112の通路
出口116からオイルパン14内に落下するオイルをオ
イルストレーナ130の吸い口166から遠ざけること
ができ、また、オイルミストの多い回転するクランク軸
10近傍からブローバイガス用ケース側通路110の通
路入口114を遠ざけることができる。
【0097】このため、このクランク室構造は、オイル
パン14内に落下するオイルをオイルストレーナ130
の吸い口166から遠ざけ得ることにより、落下するオ
イルにより発生するエアレーションをオイルストレーナ
130が吸い込みにくくすることができ、供給されるオ
イル中のエアレーション量を減少させ、エンジン2の潤
滑性能を向上することができる。また、このクランク室
構造は、オイルミストの多いクランク軸10近傍からブ
ローバイガス用ケース側通路110の通路入口114を
遠ざけ得ることにより、ブリーザ室74に移動されるオ
イルミスト量を減少させることができ、ブリーザ室74
の容積を小さくし得て、エンジン2の高さを少なくし得
て、軽量化・コストの低減を果たし得て、車両のエンジ
ンルーム(図示せず)への搭載性を向上することができ
る。
【0098】さらに、このクランク室構造は、ケース側
通路110・112のオイルパン用合わせ面98側の通
路入口114及び通路出口116を突出部118によっ
て各ケース側通路110・112よりも断面積を小さく
したことにより、断面積の小さい通路入口114によっ
て気体の速度を速めた後に断面積の大きいブローバイガ
ス用ケース側通路110によって気体の速度を遅くする
ことができ、ヘッドカバー8内のブリーザ室74と同様
にセパーレータとして機能させることができる。
【0099】このため、このクランク室構造は、ブロー
バイガス用ケース側通路110と通路入口114とによ
ってブリーザ室の機能を有させていることにより、ブリ
ーザ室74に移動されるオイルミスト量を減少させるこ
とができ、ヘッドカバー8のブリーザ室74の容積を小
さくし得て、エンジン2の高さを少なくし得て、軽量化
・コストの低減を果たし得て、車両のエンジンルーム
(図示せず)への搭載性を向上することができる。
【0100】このクランク室構造は、ロアケース12の
ブローバイガス用ケース側通路110とシリンダブロッ
ク4のブローバイガス用ブロック側通路46とシリンダ
ヘッド6のブローバイガス用ヘッド側通路68とが略直
線状態に連通するように設けたことにより、ブローバイ
ガスを通路途中で滞らせることなくヘッドカバー8のブ
リーザ室74に滑らかに移動させることができる。
【0101】このため、このクランク室構造は、クラン
ク室10にブローバイガスを滞らせることなく吸気系に
良好に供給することができ、クランク室10内の気体の
圧力を低下させてクランク軸10及びコンロッド20の
回転時の気体の攪拌による空気抵抗を小さくでき、エン
ジン2の出力損失を小さくすることができる。
【0102】このクランク室構造は、ロアケース12の
開口部100を覆いブロック側スカート部34とケース
側スカート部80と共働して略たまご断面形状のクラン
ク室18を形成するバッフルプレート16を設け、この
バッフルプレート16をケース側ベアリングビーム10
4に取付けて設けたことにより、バッフルプレート16
をオイルパン14に取付けていず、バッフルプレート1
6にオイルストレーナ130を挿通するストレーナ用孔
(図28参照)を開設する必要がなく、オイルパン14
に取付ける場合よりも小型化することができ、クランク
室18の略たまご断面形状に連続する滑らかな曲面形状
に形成することができ、クランク室18内の体積を小さ
くすることができる。
【0103】このため、このクランク室構造は、オイル
パン14にバッフルプレート16を設けていないことに
より、小型化・軽量化することができ、コストの低減を
果たすことができる。また、このクランク室構造は、オ
イルストレーナ16を挿通するストレーナ用孔を開設し
ていないことにより、オイルパン14内に落下するオイ
ルをオイルストレーナ130の吸い口166から遠ざけ
ることができ、落下するオイルにより発生するエアレー
ションをオイルストレーナ130が吸い込みにくくする
ことができ、供給されるオイル中のエアレーション量を
減少させ、エンジン2の潤滑性能を向上することができ
る。
【0104】また、このクランク室構造は、バッフルプ
レート16を小型化し得ることにより、小型化・軽量化
してコストを低減することができ、バッフルプレート1
6を略たまご断面形状に連続する滑らかな曲面形状に形
成し得ることにより、クランク軸10及びコンロッド2
0の回転時に発生する回転風を滑らかにでき、クランク
室10内の体積を小さくし得ることにより、クランク軸
10及びコンロッド20の回転時の気体の攪拌による空
気抵抗を小さくでき、エンジン2の出力損失を小さくす
ることができる。
【0105】さらに、このクランク室構造は、バッフル
プレート16を略たまご断面形状に連続する滑らかな曲
面形状に形成し得ることにより、バッフルプレート16
の剛性を向上することができ、エンジン2の運転時の騒
音を低減することができ、また、オイルパン14側をク
ランク室18から区画して圧力変動を小さくでき、ブロ
ーバイガス通路を介しての吸気系への圧力変動による影
響を小さくすることができる。
【0106】また、このクランク室構造は、オイルスト
レーナ130及びストレーナ用ブラケット134をバッ
フルプレート16とともに取付ボルト132により共締
めしてロアケース12に取付けていることにより、取付
ボルト132の本数を減少させて組み付け工数を削減す
ることができ、このため、軽量化・コストの低減を果た
すことができる。
【0107】さらにまた、このクランク室構造は、バッ
フルプレート16の湾曲部156にクランク軸10の回
転方向(B)と逆方向(C)に指向させてオイル落し孔
164を開口して設けていることにより、オイルパン1
4内に落下するオイルの速度を遅くすることができ、こ
のため、落下するオイルにより発生するエアレーション
をオイルストレーナ130が吸い込みにくくすることが
でき、供給されるオイル中のエアレーション量を減少さ
せ、エンジン2の潤滑性能を向上することができる。
【0108】このクランク室構造は、ロアケース12の
ケース側ベアリングビーム104のケース側ビーム合わ
せ面106の高さをオイルパン用合わせ面98と略同じ
高さになるように設けていることにより、ロアケース1
2の上下面を平行に形成することができる。
【0109】このため、このクランク室構造は、ロアケ
ース12の輸送時や工場における保管時に積載が容易と
なり、また、図14に示す上型と下型との割面168に
残ったバリをオイルパン用合わせ面98の加工時に同時
に除去することができることにより、バリ取り工程を削
減でき、オイルパン用合わせ面98及びケース側ビーム
合わせ面106を同時に加工した後に、これら加工後の
オイルパン用合わせ面98及びケース側ビーム合わせ面
106を受けてブロック用合わせ面94を加工すること
で、ブロック用合わせ面94の加工精度を高めることが
でき、シリンダブロック4のロアケース用合わせ面44
とロアケース12のブロック用合わせ面94とのシール
性能を向上することができる。
【0110】このクランク室構造は、ロアケース12の
ケース側ジャーナル部78のケース側軸受面82の両側
に夫々ケース側第1取付ボス部122を設け、これらケ
ース側第1取付ボス部122の夫々外方にケース側第2
取付ボス部124を夫々を設けている。ケース側第2取
付ボス部124は、これらの中心を結ぶ線上に各ブロッ
ク用合わせ面94が位置されるように配設され、また、
オイルパン用合わせ部96とケース側ベアリングビーム
104との間に位置されるように配設され、且つオイル
パン用合わせ部96及び一対のリブ108に連結されて
いる。
【0111】このため、このクランク室構造は、ケース
側第2取付ボス部124の中心を結ぶ線上に各ブロック
用合わせ面94が位置されるように配設され、また、オ
イルパン用合わせ部96とケース側ベアリングビーム1
04との間に位置されるように配設され、且つオイルパ
ン用合わせ部96及び一対のリブ108に連結されてい
ることにより、シリンダブロック4の一対のリブ36と
ロアケース12の一対のリブ108、シリンダブロック
4とロアケース12のオイルパン用合わせ面98が、夫
々強固に固定され、振動騒音を小さくすることができ
る。
【0112】また、ケース側ジャーナル部78からブロ
ック用合わせ部92及びオイルパン用合わせ部96に延
設される一対のリブ108とケース側第2取付ボス部1
24とを近接して連結したことにより、従来のケース側
ジャーナル部78からオイルパン用合わせ部96に伝わ
っていたクランク軸10を発生源とする振動、特にエン
ジン2の爆発行程に起因するクランク回転の0.5次成
分の振動騒音を低減することができ、エンジン2のロア
ケース12、オイルパン14、バッフルプレート16等
の下回りからの騒音を低減することができる。
【0113】このクランク室構造は、ロアケース12の
ケース側ジャーナル部78のケース側ベアリングビーム
104と連結する部分にストレーナ用取付ボス部126
を設け、このケース側ジャーナル部78に隣接するケー
ス側ジャーナル部78のケース側ベアリングビーム10
4と連結する部分にブラケット用取付ボス部128を設
け、ストレーナ用取付ボス部126にオイルストレーナ
130を取付け、ブラケット用取付ボス部128にスト
レーナ用ブラケット134を取付けている。
【0114】このため、このクランク室構造は、従来の
ようにエンジン2の運転時に変形の大きいケース側ジャ
ーナル部78の中間部分やケース側ベアリングビーム1
04のケース側ジャーナル部78が連結されていない部
分にストレーナ用取付ボス部126やブラケット用取付
ボス部128を設けた場合よりも、オイルストレーナ1
30を固定する前記ケース側ジャーナル部78のケース
側ベアリングビーム104と連結する部分に設けたスト
レーナ用取付ボス部126及ブラケット用取付ボス部1
28間の運転時の変形を小さくすることができ、この結
果、オイルストレーナ130及びストレーナ用ブラケッ
ト134の強度を下げることができ、軽量化・コストの
低減を果たすことができる。
【0115】
【発明の効果】このように、この発明のクランク室構造
は、球面に近似する略たまご断面形状によってクランク
室の剛性を向上することができるとともに表面積を小さ
くすることができ、また、クランク軸及びコンロッドの
回転時に発生する回転風を滑らかにでき、クランク室内
の気体の体積が小さくすることができる。
【0116】このため、このクランク室構造は、剛性の
向上によりエンジンの運転時の振動騒音を低減でき、表
面積を小さくし得ることにより軽量化及びコストダウン
を果たすことができる。また、クランク軸及びコンロッ
ドの回転時に発生する回転風を滑らかにでき、クランク
室内の体積を小さくし得ることにより、クランク軸及び
コンロッドの回転時の気体の攪拌による空気抵抗を小さ
くでき、エンジンの出力損失を小さくすることができ
る。
【0117】また、このクランク室構造は、ロアケース
のオイルパンに連通する開口部を挟小になるように絞っ
たことにより、クランク軸及びコンロッドから飛散され
るオイルの飛沫がオイルパン内に直接飛び込む量を減少
させることができ、オイルパン内発生するエアレーショ
ン及びオイルミストを減少させることができる。
【0118】このため、このクランク室構造は、オイル
ストレーナから吸い込まれてオイルポンプによりエンジ
ンの各部に送給されるオイル中のエアレーション量を減
少させ、潤滑性能を向上させることができ、また、ブロ
ーバイガスとともにヘッドカバー内のブリーザ室に移動
されるオイルミスト量を減少させることができ、ブリー
ザ室の容積を小さくし得て、これにより、エンジンの高
さを少なくし得て、軽量化・コストの低減を果たし得
て、車両のエンジンルームへの搭載性を向上することが
できる。
【0119】このクランク室構造は、ロアケースのケー
ス側スカート部を利用してケース側ジャーナル部を補強
する高い剛性のケース側ベアリングビームを設けること
ができ、ケース側ベアリングビームを湾曲させることに
よってコンロッドの外周軌跡に最も近づく形状に形成す
ることができ、また、湾曲させてケース側ジャーナル部
にケース側ベアリングビームを近づけることによってク
ランク軸の軸心方向の支持剛性を高めることができる。
【0120】このため、このクランク室構造は、エンジ
ンの運転時にケース側ジャーナル部がクランク軸の軸心
方向に変形することを抑えることができ、振動騒音を低
減させることができる。
【0121】このクランク室構造は、ケース側スカート
部とケース側外方スカート部とによってロアケースを略
「人」字形状と略「入」字形状とが対向する断面形状に
することができ、ロアケースの縦方向及び横方向への曲
げ剛性を高めることができ、エンジン運転時のオイルパ
ン用合わせ面形状の変形を抑えることができ、また、
「逆V字型断面」のロアケースに比べて軽量化すること
ができる。
【0122】このため、このクランク室構造は、ロアケ
ースの剛性向上及びオイルパン用合わせ面の変形抑制に
よって、ロアケース・オイルパン・バッフルプレートか
らの騒音を低減させるとこができ、オイルパンに設けら
れるバッフルプレートの固定箇所数を削減することがで
き、バッフルプレートの板厚を薄くすることができ、こ
れにより、バッフルプレートの軽量化・固定加工数低減
を果たし得て、ロアケースの軽量化も併せて、コストの
低減を果たすことができる。
【0123】このクランク室構造は、ロアケースの一対
のリブ間に設けたブローバイガス用ケース側通路の通路
入口及びオイル落とし用ケース側通路の通路出口を傾斜
面を有する突出部によって外方に偏倚させるとともにケ
ース側通路よりも断面積を小さくしたことにより、略た
まご断面形状のクランク室内で発生したオイルミスト
を、ケース側ベアリングビームの下方を回らなければ、
ブローバイガス用ケース側通路の通路入口に移動できな
い構成にすることができる。
【0124】このため、このクランク室構造は、クラン
ク室内からブローバイガス用ケース側通路の通路入口に
至るオイルミストの移動距離を長くすることができ、ブ
リーザ室に移動されるオイルミスト量を減少させること
ができ、ブリーザ室の容積を小さくし得て、エンジンの
高さを少なくし得て、軽量化・コストの低減を果たし得
て、車両のエンジンルームへの搭載性を向上することが
できる。
【0125】また、このクランク室構造は、ロアケース
の一対のリブ間に設けたブローバイガス用ケース側通路
の通路入口及びオイル落し用ケース側通路の通路出口を
外方に偏倚させたことにより、ブローバイガス用ケース
側通路の通路入口及びオイル落し用ケース側通路の通路
出口をクランク軸の軸心から離間させ、オイル落し用ケ
ース側通路の通路出口からオイルパン内に落下するオイ
ルをオイルストレーナの吸い口から遠ざけることがで
き、また、オイルミストの多い回転するクランク軸近傍
からブローバイガス用ケース側通路の通路入口を遠ざけ
ることができる。
【0126】このため、このクランク室構造は、オイル
パン内に落下するオイルをオイルストレーナの吸い口か
ら遠ざけ得ることにより、落下するオイルにより発生す
るエアレーションをオイルストレーナが吸い込みにくく
することができ、供給されるオイル中のエアレーション
量を減少させ、エンジンの潤滑性能を向上することがで
き、また、オイルミストの多いクランク軸近傍からブロ
ーバイガス用ケース側通路の通路入口を遠ざけ得ること
により、ブリーザ室に移動されるオイルミスト量を減少
させることができ、ブリーザ室の容積を小さくし得て、
エンジンの高さを少なくし得て、軽量化・コストの低減
を果たし得て、車両のエンジンルームへの搭載性を向上
することができる。
【0127】さらに、このクランク室構造は、ロアケー
スの一対のリブ間に設けたブローバイガス用ケース側通
路の通路入口及びオイル落し用ケース側通路の通路出口
をケース側通路よりも断面積を小さくしたことにより、
断面積の小さい通路入口によって気体の速度を速めた後
に断面積の大きいブローバイガス用ケース側通路によっ
て気体の速度を遅くすることができ、ヘッドカバー内の
ブリーザ室と同様にセパーレータとして機能させること
ができる。
【0128】このため、このクランク室構造は、ブロー
バイガス用ケース側通路と通路入口とによってブリーザ
室の機能を有させていることにより、ブリーザ室に移動
されるオイルミスト量を減少させることができ、ブリー
ザ室の容積を小さくし得て、エンジンの高さを少なくし
得て、軽量化・コストの低減を果たし得て、車両のエン
ジンルームへの搭載性を向上することができる。
【0129】このクランク室構造は、ロアケースのブロ
ーバイガス用ケース側通路とシリンダブロックのブロー
バイガス用ブロック側通路とシリンダヘッドのブローバ
イガス用ヘッド側通路とが略直線状態に連通するように
設けたことにより、ブローバイガスを通路途中で滞らせ
ることなくヘッドカバーのブリーザ室に移動させること
ができる。
【0130】このため、このクランク室構造は、クラン
ク室にブローバイガスを滞らせることなく吸気系に供給
することができ、クランク室内の気体の圧力を低下させ
てクランク軸及びコンロッドの回転時の気体の攪拌によ
る空気抵抗を小さくでき、エンジンの出力損失を小さく
することができる。
【0131】このクランク室構造は、ロアケースの開口
部を覆いブロック側スカート部とケース側スカート部と
共働して略たまご断面形状のクランク室を形成するバッ
フルプレートをケース側ベアリングビームに取付けて設
けたことにより、バッフルプレートにオイルストレーナ
を挿通するストレーナ用孔を開設する必要がなく、オイ
ルパンに取付ける場合よりも小型化することができ、ク
ランク室の略たまご断面形状に連続する滑らかな曲面形
状に形成することができ、クランク室内の体積を小さく
することができる。
【0132】このため、このクランク室構造は、オイル
パンにバッフルプレートを設けていないことにより、小
型化・軽量化することができ、コストの低減を果たすこ
とができる。また、このクランク室構造は、オイルスト
レーナを挿通するストレーナ用孔を開設していないこと
により、オイルパン内に落下するオイルをオイルストレ
ーナの吸い口から遠ざけることができ、落下するオイル
により発生するエアレーションをオイルストレーナが吸
い込みにくくすることができ、供給されるオイル中のエ
アレーション量を減少させ、エンジンの潤滑性能を向上
することができる。
【0133】また、このクランク室構造は、バッフルプ
レートを小型化し得ることにより、小型化・軽量化して
コストを低減することができ、バッフルプレートを略た
まご断面形状に連続する滑らかな曲面形状に形成し得る
ことにより、クランク軸及びコンロッドの回転時に発生
する回転風を滑らかにでき、クランク室内の体積を小さ
くし得ることにより、クランク軸及びコンロッドの回転
時の気体の攪拌による空気抵抗を小さくでき、エンジン
の出力損失を小さくすることができる。
【0134】さらに、このクランク室構造は、バッフル
プレートを略たまご断面形状に連続する滑らかな曲面形
状に形成し得ることにより、バッフルプレートの剛性を
向上することができ、エンジンの運転時の騒音を低減す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すエンジンのクランク室
の断面図である。
【図2】エンジンのストレーナ用取付ボス部を設けた部
分の断面図である。
【図3】エンジンのコンロッドの外周軌跡を示す図であ
る。
【図4】エンジンの断面図である。
【図5】エンジンのブローバイガス通路を設けた部分の
断面図である。
【図6】ロアケースを取付けたシリンダブロックの平面
図である。
【図7】図6のVII−VII線による断面図である。
【図8】図6のVIII−VIII線による断面図であ
る。
【図9】ロアケースを取付けたシリンダブロックの底面
図である。
【図10】シリンダブロックの底面図である。
【図11】図10のXI−XI線による断面図である。
【図12】図10のXII−XII線による断面図であ
る。
【図13】ロアケースの平面図である。
【図14】図13のXIV−XIV線による断面図であ
る。
【図15】図13のXV−XV線による断面図である。
【図16】ロアケースの底面図である。
【図17】オイルストレーナを取付けたロアケースの底
面図である。
【図18】オイルストレーナ及びバッフルプレートを取
付けたロアケースの底面図である。
【図19】図18のXIX−XIX線による断面図であ
る。
【図20】従来例を示すエンジンの断面図である。
【図21】シリンダブロックの底面図である。
【図22】図21のXXII−XXII線による断面図
である。
【図23】ロアケースの平面図である。
【図24】ロアケースの正面図である。
【図25】図23のXXV−XXV線による断面図であ
る。
【図26】ロアケースの底面図である。
【図27】オイルストレーナをロアケースに取付けたエ
ンジンの底面図である。
【図28】オイルパンの平面図である。
【図29】図28のXXIX−XXIX線による断面図
である。
【図30】別の従来例を示すエンジンのクランク室の断
面図である。
【符号の説明】 2 エンジン 4 シリンダブロック 6 シリンダヘッド 8 ヘッドカバー 10 クランク軸 12 ロアケース 14 オイルパン 16 バッフルプレート 18 クランク室 20 コンロッド 22 ピストン 24 シリンダ 30 シリンダ保持部 32 ブロック側ジャーナル部 34 ブロック側スカート部 44 ロアケース用合わせ面 46 ブローバイガス用ブロック側通路 48 オイル落とし用ブロック側通路 68 ブローバイガス用ヘッド側通路 70 オイル落とし用ヘッド側通路 74 ブリーザ室 78 ケース側ジャーナル部 80 ケース側スカート部 92 ブロック用合わせ部 94 ブロック用合わせ面 96 オイルパン用合わせ部 98 オイルパン用合わせ面 100 開口部 102 ケース側外方スカート部 104 ケース側ベアリングビーム 108 リブ 110 ブローバイガス用ケース側通路 112 オイル落し用ケース側通路 114 通路入口 116 通路出口 118 突出部 120 傾斜面 130 オイルストレーナ 134 ストレーナ用ブラケット 156 湾曲部 164 オイル落し孔

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダブロックの上方にシリンダヘッ
    ドを設け、このシリンダヘッドの上方にヘッドカバーを
    設け、前記シリンダブロックの下方にクランク軸を軸支
    するロアケースを設け、このロアケースの下方にオイル
    パンを設け、このオイルパン内にバッフルプレートを設
    け、前記シリンダブロックとロアケースとの間にクラン
    ク室を設けたエンジンのクランク室構造において、前記
    シリンダブロックとロアケースとには前記クランク室が
    コンロッドの外周軌跡を包み込み上方に小なる半径の曲
    面で下方に大なる半径の曲面からなる略たまご断面形状
    になるように夫々外方に湾曲するブロック側スカート部
    とケース側スカート部とを設け、前記ロアケースには前
    記ケース側スカート部をオイルパン用合わせ面側に向か
    い挟小になるように絞って前記オイルパンに連通する開
    口部を設けたことを特徴とするエンジンのクランク室構
    造。
  2. 【請求項2】 前記ロアケースにはケース側スカート部
    のオイルパン用合わせ面側に前記クランク軸を軸支する
    ケース側ジャーナル部を連結するケース側ベアリングビ
    ームを設け、このケース側ベアリングビームはケース側
    ジャーナル部との連結する部分が内方に位置されるとと
    もにケース側ジャーナル部間の部分が外方に位置される
    ように湾曲して設けたことを特徴とする請求項1に記載
    のエンジンのクランク室構造。
  3. 【請求項3】 前記ロアケースには前記ケース側スカー
    ト部の外方にこのケース側スカート部の途中とオイルパ
    ン用合わせ部とを連結するケース側外方スカート部を設
    けたことを特徴とする請求項1に記載のエンジンのクラ
    ンク室構造。
  4. 【請求項4】 前記ロアケースにはケース側ジャーナル
    部とケース側ベアリングビームとの連結する部分に一端
    側を夫々連結されるとともに他端側を外方に拡開延設し
    て前記ブロック用合わせ部及びオイルパン用合わせ部に
    夫々連結される一対のリブを設け、この一対のリブ間に
    はブローバイガス用ケース側通路及びオイル落し用ケー
    ス側通路を設け、これらケース側通路のオイルパン用合
    わせ面側の通路入口及び通路出口を外方に偏倚させると
    ともにこれら通路入口及び通路出口の断面積を前記ケー
    ス側通路の断面積よりも小さくするようにこれら通路入
    口及び通路出口内に外方に突出し且つオイルパン用合わ
    せ面側からブロック側合わせ面側に向かい内方に傾斜す
    る傾斜面を有する突出部を設けたことを特徴とする請求
    項1に記載のエンジンのクランク室構造。
  5. 【請求項5】 前記シリンダブロックには前記ロアケー
    スのブローバイガス用ケース側通路に一端側を連通する
    ブローバイガス用ブロック側通路を設け、前記シリンダ
    ヘッドには前記ブローバイガス用ブロック側通路に一端
    側を連通するとともに他端側を前記ヘッドカバー内のブ
    リーザ室に連通するブローバイガス用ヘッド側通路を設
    け、前記ブローバイガス用ケース側通路とブローバイガ
    ス用ブロック側通路とブローバイガス用ヘッド側通路と
    が略直線状態に連通するように夫々前記ロアケースとシ
    リンダブロックとシリンダヘッドとに設けたことを特徴
    とする請求項1に記載のエンジンのクランク室構造。
  6. 【請求項6】 前記ロアケースには前記開口部を覆い前
    記ブロック側スカート部とケース側スカート部と共働し
    て前記略たまご断面形状のクランク室を形成するバッフ
    ルプレートを設け、このバッフルプレートを前記ケース
    側ベアリングビームに取付けて設けたことを特徴とする
    エンジンのクランク室構造。
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