JPH10203281A - エアバッグ - Google Patents

エアバッグ

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JPH10203281A
JPH10203281A JP9014184A JP1418497A JPH10203281A JP H10203281 A JPH10203281 A JP H10203281A JP 9014184 A JP9014184 A JP 9014184A JP 1418497 A JP1418497 A JP 1418497A JP H10203281 A JPH10203281 A JP H10203281A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアバッグ本体の内部に規制部材を有するエ
アバッグの部品点数を減らすとともに、取付部の強度も
簡単に確保可能とすることにより、エアバッグの製造工
程を簡素化してコストダウンを図る。 【解決手段】 エアバッグ本体10の内部にインフレー
タからのガスの流動方向を規制する規制部材(インナー
バッグ)20を有するエアバッグであって、前記規制部
材20は前記エアバッグ本体10を構成する基布10
a,10bから一体的に延長された部分を袋状態でエア
バッグ本体10の内部に折り返して入れることにより形
成され、この折り返しによって重合した部分がインフレ
ータに対する取付部30となっていることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両が一定以上の
衝撃荷重を受けたときにインフレータから発生するガス
によって膨張展開するエアバッグに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平5−262195号
公報で開示されているように、エアバッグがエアバッグ
本体とその内部に設けられた規制部材(インナーバッ
グ)とから構成されている。この規制部材は複数個の通
気孔を備えており、インフレータから送られてくるガス
の流れ方向を規制しつつ、各通気孔から前記エアバッグ
本体内の所定方向へガスを案内する。このような規制部
材の機能により、エアバッグ本体を所望の形状に素早く
膨張展開させることが可能となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな形式のエアバッグでは前記エアバッグ本体とインナ
ーバッグとを個々につくり、それらを所定の位置関係で
相互に結合しなければならない。したがってエアバッグ
を製造するための縫製工程などが多くなり、エアバッグ
のコストアップを招く。またインフレータに対するエア
バッグの取付部には、エアバッグを構成する基布を少な
くとも二重にするなどして、ある程度の強度をもたせる
ことが必要であり、これもコストアップの要因となって
いる。
【0004】請求項1記載の発明の目的は、エアバッグ
本体の内部に規制部材を有するエアバッグの部品点数を
減らすとともに、取付部の強度も簡単に確保可能とする
ことにより、エアバッグの製造工程を簡素化してコスト
ダウンを図ることである。請求項2記載の発明の目的
は、前記の目的に加えて取付部の強度を簡単な手段によ
って高めることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
エアバッグ本体の内部にインフレータからのガスの流動
方向を規制する規制部材を有するエアバッグであって、
前記規制部材は前記エアバッグ本体を構成する基布から
一体的に延長された部分を袋状態でエアバッグ本体の内
部に折り返して入れることにより形成され、この折り返
しによって重合した部分がインフレータに対する取付部
となっていることを特徴とする。
【0006】請求項1記載の発明によれば、前記基布か
ら延長された部分を袋状態でエアバッグ本体の内部に折
り返して入れることで、前記規制部材を形成しているこ
とから、エアバッグの部品点数を減らすことができ、し
かも前記の折り返しによって重合した部分をインフレー
タに対する取付部とすることで、この取付部の強度を確
保することができる。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載のエ
アバッグであって、インフレータに対する取付部の内外
周に補強部分が構成されていることを特徴とする。この
発明の場合には、請求項1記載の発明の機能に加え、前
記補強部分によって前記取付部の強度が簡単な手段で高
められる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。 実施の形態1 図1は完成したエアバッグを表した斜視図、図2は同じ
く完成したエアバッグの断面図である。これらの図面で
示すようにエアバッグ本体10の内部にはインナーバッ
グ20が位置しているとともに、このインナーバッグ2
0はインフレータ(図示外)に対するエアバッグの取付
部30において外部に開放されている。またインナーバ
ッグ20にはエアバッグ本体10の内部に通じる複数個
(二個)の通気孔22が形成されている。
【0009】前記エアバッグが車両側に組み付けられた
状態において、前記取付部30はそこに形成されている
複数個の取付孔32によって前記インフレータに取り付
けられる。そこで車両が一定以上の衝撃荷重を受けて前
記インフレータからガスが発生すると、このガスは前記
取付部30からインナーバッグ20の中に入り、ここで
その流動方向が規制されて前記の各取付孔32からエア
バッグ本体10の中に流入する。つまりこのインナーバ
ッグ20は、インフレータからのガスの流動方向を規制
する「規制部材」として機能する。そしてエアバッグ本
体10はその内部に導かれたガスによって所定の形状に
膨張展開する。
【0010】つぎに前記エアバッグの作成手順について
説明する。まず図3で示すようにエアバッグを構成する
布体1a,1bは、折り目12でつながった一枚の布片
である。そしてこの布体1a,1bは、前記エアバッグ
本体10となる基布10a,10b、これらから一体に
延長されて前記インナーバッグ20となる部分20a,
20b及び前記取付部30となる部分30a,30bを
備えている。なおインナーバッグ20となる部分20
a,20bには前記通気孔22がすでに形成されてお
り、取付部30となる部分30a,30bには前記取付
孔32が形成されている。
【0011】そこで図3(A)に示すように前記布体1
a,1bを前記折り目12に沿って折ることで互いに重
ね合わせる。そして図3(B)で示すように布体1a,
1bの外縁14のうち、インナーバッグ20となる部分
20a,20bの先端部分Sを残した他の領域を縫い糸
16によって縫製する。この状態において未だ縫製され
ていない前記の先端部分Sを利用して前記布体1a,1
bの表裏を反転させ、その後に前記先端部分Sの縁を縫
製する。
【0012】つぎに図3(C)で示すように前記のイン
ナーバッグ20となる部分20a,20bを、図3
(B)に示す折り目18で折り返してエアバッグ本体1
0となる基布10a,10bの中に押し入れる。これに
よってエアバッグ本体10の内部にインナーバッグ20
が位置するとともに、前記取付部30となる部分30
a,30bは前記の折り返しにより二重構造となる。
【0013】このように前記取付部30となる部分30
a,30bは、この取付部30の内側になる布と外側に
なる布とが前記折り目18の箇所においてつながってい
るため、エアバッグが前記のように膨張展開したときの
力に耐えるための強度が充分に確保される。つまり取付
部30の内側になる布と外側になる布とがつながってい
ない構造では、エアバッグの膨張展開時に前記取付孔3
2の付近の繊維が滑ってインフレータから外れるおそれ
があり、それを避けるためには取付部30となる部分3
0a,30bの布を余分に延長するなどの対策が必要と
なってコストアップの原因となる。
【0014】なお前記布体1a,1bは図3で示すよう
に互いに同形状であってもあるいは異形状であってもよ
く、またこれらは別々の布片を前記折り目12の個所で
縫製によってつなげたものでもよい。さらに布体1a,
1bは、個別に裁断された前記基布10a,10bと、
インナーバッグ20となる部分20a,20bと、取付
部30となる部分30a,30bとを縫製によって後か
ら一体的に結合した構成とすることも可能である。
【0015】実施の形態2 図4,5はエアバッグの前記取付部30を補強するため
の例を表したもので、図4は前記布体1a,1bの外縁
14の縫製が完了した状態を表した斜視図、図5(A)
は完成エアバッグの断面図、図5(B)は図5(A)の
一部を拡大して表した断面図である。これらの図面で示
すように本実施の形態では、前記布体1a,1bにおけ
る取付部30となる部分30a,30bに対し、この取
付部30の内側になる布と外側になる布とにわたって補
強布40がそれぞれ重ねられている。そしてこれらの補
強布40は、布体1a,1bの外縁14を縫製する縫い
糸16によって取付部30となる部分30a,30bに
それぞれ縫いつけられ、取付部30の「補強部分」を構
成している。
【0016】なおその他の作成手順については実施の形
態1の場合とほぼ同じであるので、重複する説明は省略
する。またつぎに説明する実施の形態3以降の実施の形
態についても同様の考えにより、重複する説明は省略す
る。
【0017】実施の形態3 図6は実施の形態3における縫製前の布体1a,1bを
表した斜視図、図7(A)は完成エアバッグの断面図、
図7(B)は図7(A)の一部を拡大して表した断面図
である。これらの図面で明らかなように、本実施の形態
においても前記実施の形態2の場合と同様に布体1a,
1bにおける取付部30となる部分30a,30bに対
し、この取付部30の内側になる布と外側になる布とに
わたって補強布40がそれぞれ重ねられている。
【0018】ただし実施の形態3では、各補強布40が
布体1a,1bの外縁14を縫製する縫い糸16とは別
の縫い糸42によって取付部30となる部分30a,3
0bにそれぞれ縫いつけられ、取付部30の「補強部
分」を構成している。つまり本実施の形態では取付部3
0となる部分30a,30bに補強布40を個別に縫い
つけることにより、実施の形態2と比較して補強布40
の縫製時に一度に縫製する布の重ね枚数が少なくて済
み、作業性がよい。
【0019】実施の形態4 図8は実施の形態4における縫製前の布体1a,1bを
表した斜視図、図9は完成エアバッグの断面図である。
この実施の形態4では取付部30となる部分30a,3
0bに折り重ね部50をつくって布体1a,1bの外縁
14を縫製することにより、前記の補強布40を用いる
ことなく取付部30の「補強部分」を構成している。な
おこの折り重ね部50の態様は図10,11で示す形状
であってもよい。
【0020】実施の形態5 図12は図4,5で示す実施の形態2の変形態様を表
し、図13,14は図6,7で示す実施の形態3の変形
態様を表したものである。そしてこれら図12〜14の
(A)は布体1a,1bの縫製後にその表裏を反転した
直後の状態をそれぞれ表した斜視図、(B)は完成エア
バッグをそれぞれ表した斜視図である。これらの図面で
示す実施の形態5ではエアバッグの全体形状がこれまで
の球形状と異なり、四角錐形状のものを例に挙げてい
る。
【0021】また図12及び図14で示す態様において
は、インナーバッグ20となる部分の端部を前記の折り
目12としている。さらに図14で示す態様では、取付
部30となる部分の折り目18付近に図14(A)で示
すようなくびれ部が形成されている。これによって図1
4(B)で示すように取付部30の両側部には、インフ
レータ側の形状に合わせた湾曲部60が構成されてい
る。
【0022】さて以上の実施の形態2〜5においては、
前記取付部30の内側と外側とに前記補強布40あるい
は折り重ね部50による「補強部分」が構成されてい
る。この「補強部分」は、取付部30の内側となる部分
ではインフレータで発生する高温ガスから前記エアバッ
グ本体10やインナーバッグ20を保護し、取付部30
の外側となる部分ではエアバッグ本体10をエアバッグ
ドアやエアバッグケース(いずれも図示外)との摩擦か
ら保護する役目を果たす。
【図面の簡単な説明】
【図1】完成したエアバッグの斜視図。
【図2】完成したエアバッグの断面図。
【図3】エアバッグの作成手順を表した斜視図。
【図4】実施の形態2におけるエアバッグの縫製が完了
した状態を表した斜視図。
【図5】図4の完成エアバッグを表した断面図。
【図6】実施の形態3におけるエアバッグの縫製前の状
態を表した斜視図。
【図7】図6の完成エアバッグを表した断面図。
【図8】実施の形態4におけるエアバッグの縫製前の状
態を表した斜視図。
【図9】図8の完成エアバッグを表した断面図。
【図10】同じく実施の形態4におけるエアバッグの縫
製前の状態を表した斜視図。
【図11】図10の完成エアバッグを表した断面図。
【図12】実施の形態2の変形態様である実施の形態5
のエアバッグを表した斜視図。
【図13】実施の形態3の変形態様である実施の形態5
のエアバッグを表した斜視図。
【図14】同じく実施の形態3の変形態様である実施の
形態5のエアバッグを表した斜視図。
【符号の説明】
10 エアバッグ本体 10a,10b 基布 20 インナーバッグ(規制部材) 30 取付部 40 補強布(補強部分) 50 折り重ね部(補強部分)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアバッグ本体の内部にインフレータか
    らのガスの流動方向を規制する規制部材を有するエアバ
    ッグであって、前記規制部材は前記エアバッグ本体を構
    成する基布から一体的に延長された部分を袋状態でエア
    バッグ本体の内部に折り返して入れることにより形成さ
    れ、この折り返しによって重合した部分がインフレータ
    に対する取付部となっていることを特徴とするエアバッ
    グ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のエアバッグであって、イ
    ンフレータに対する取付部の内外周に補強部分が構成さ
    れていることを特徴とするエアバッグ。
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