JPH10203755A - 油圧エレベータの異常診断装置 - Google Patents
油圧エレベータの異常診断装置Info
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- JPH10203755A JPH10203755A JP682797A JP682797A JPH10203755A JP H10203755 A JPH10203755 A JP H10203755A JP 682797 A JP682797 A JP 682797A JP 682797 A JP682797 A JP 682797A JP H10203755 A JPH10203755 A JP H10203755A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 エレベータ運転に実質的に支障をきたすよう
な作動油の不足状態を事前に予知できる油圧エレベータ
の異常診断装置の提供。 【解決手段】 ポンプ回転数検出器14から出力される
回転数信号に基づいて乗りかご5の基準走行速度を演算
する基準走行速度演算部16と、この乗りかご5の基準
走行速度と、かご速度検出器13からの速度信号に対応
する実際の走行速度との速度差を演算する速度差演算部
17と、前記の速度差をあらかじめ定められる設定値と
比較する異常診断部18と、この異常診断部18に接続
される異常検出部19とを備え、乗りかご5の上昇運転
時に乗りかご5の基準走行速度と実際の走行速度との速
度差が設定値を越えた場合、油タンク6内の作動油量が
不足していると判定し、異常検出部19にて異常検出で
あることを記憶する。
な作動油の不足状態を事前に予知できる油圧エレベータ
の異常診断装置の提供。 【解決手段】 ポンプ回転数検出器14から出力される
回転数信号に基づいて乗りかご5の基準走行速度を演算
する基準走行速度演算部16と、この乗りかご5の基準
走行速度と、かご速度検出器13からの速度信号に対応
する実際の走行速度との速度差を演算する速度差演算部
17と、前記の速度差をあらかじめ定められる設定値と
比較する異常診断部18と、この異常診断部18に接続
される異常検出部19とを備え、乗りかご5の上昇運転
時に乗りかご5の基準走行速度と実際の走行速度との速
度差が設定値を越えた場合、油タンク6内の作動油量が
不足していると判定し、異常検出部19にて異常検出で
あることを記憶する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧エレベータの
異常診断装置に係り、特に、油タンク内の作動油量を管
理して油圧部品のメインテナンスの必要性を把握するの
に好適な油圧エレベータの異常診断装置に関する。
異常診断装置に係り、特に、油タンク内の作動油量を管
理して油圧部品のメインテナンスの必要性を把握するの
に好適な油圧エレベータの異常診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の油圧エレベータの異常診
断装置に関連するものとして、例えば実開平1−735
01号公報に記載されているように、防振手段を介して
支持される油タンク内の作動油の油面高さ位置を検出
し、この油面高さ位置に対応する電気信号を出力する検
出手段と、この検出手段からの電気信号を油タンク内の
作動油量の測定値に変換する変換手段と、この変換した
作動油量の測定値を表示する表示手段とを備えた油タン
ク内の作動油量監視装置が提案されている。
断装置に関連するものとして、例えば実開平1−735
01号公報に記載されているように、防振手段を介して
支持される油タンク内の作動油の油面高さ位置を検出
し、この油面高さ位置に対応する電気信号を出力する検
出手段と、この検出手段からの電気信号を油タンク内の
作動油量の測定値に変換する変換手段と、この変換した
作動油量の測定値を表示する表示手段とを備えた油タン
ク内の作動油量監視装置が提案されている。
【0003】また、実開昭55−2849号公報に記載
されているように、電動ポンプを運転して油圧シリンダ
に作動油を供給することによりプランジャを介して乗り
かごを上昇させたり、油圧シリンダ内の作動油を排出す
ることにより乗りかごを下降させるようにした油圧エレ
ベータの油タンク内にフロートスイッチを設け、このフ
ロートスイッチが作動したとき、乗りかごの上昇運転を
停止して最下階まで下降させるとともに、作動油量が不
足した旨の警報および表示を行なうものも提案されてい
る。
されているように、電動ポンプを運転して油圧シリンダ
に作動油を供給することによりプランジャを介して乗り
かごを上昇させたり、油圧シリンダ内の作動油を排出す
ることにより乗りかごを下降させるようにした油圧エレ
ベータの油タンク内にフロートスイッチを設け、このフ
ロートスイッチが作動したとき、乗りかごの上昇運転を
停止して最下階まで下降させるとともに、作動油量が不
足した旨の警報および表示を行なうものも提案されてい
る。
【0004】また、実開昭62−136472号公報に
記載されているように、パワーユニットの油タンク内の
作動油の油面高さ位置の変化により動作する油面位置検
出手段と、前記の油面高さ位置を記憶する記憶手段と、
この記憶手段に乗りかごがサービスできる階床を設定す
る判別手段と、この判別手段からの出力を報知する報知
手段とを備え、前記の記憶手段は乗りかごが所定階にい
るときに動作するように構成したものも提案されてい
る。
記載されているように、パワーユニットの油タンク内の
作動油の油面高さ位置の変化により動作する油面位置検
出手段と、前記の油面高さ位置を記憶する記憶手段と、
この記憶手段に乗りかごがサービスできる階床を設定す
る判別手段と、この判別手段からの出力を報知する報知
手段とを備え、前記の記憶手段は乗りかごが所定階にい
るときに動作するように構成したものも提案されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来技術では、いずれも油タンク内の作動油量が不足した
状態になったときにこれを検知することはできるが、近
い将来に油タンク内の作動油量が不足することを事前に
予知できず、したがって、油圧部品の故障を予防する措
置を講じることができないという問題があった。
来技術では、いずれも油タンク内の作動油量が不足した
状態になったときにこれを検知することはできるが、近
い将来に油タンク内の作動油量が不足することを事前に
予知できず、したがって、油圧部品の故障を予防する措
置を講じることができないという問題があった。
【0006】本発明はこのような従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その目的は、エレベータ運転
に実質的に支障をきたすような作動油の不足状態を事前
に予知でき、油圧部品の故障を予防する措置を講じるこ
とのできる油圧エレベータの異常診断装置を提供するこ
とにある。
に鑑みてなされたもので、その目的は、エレベータ運転
に実質的に支障をきたすような作動油の不足状態を事前
に予知でき、油圧部品の故障を予防する措置を講じるこ
とのできる油圧エレベータの異常診断装置を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に記載の発明は、昇降路内に立設
されるシリンダ、およびこのシリンダに挿入されるプラ
ンジャからなる油圧ジャッキと、この油圧ジャッキに油
タンクから制御ユニットを介して作動油を供給する電動
ポンプとを有し、この電動ポンプから供給される作動油
を前記シリンダに注入したり、このシリンダ内の作動油
を前記油タンクに排出することにより、前記プランジャ
を進退させて乗りかごを昇降させるようにした油圧エレ
ベータの異常診断装置において、前記電動ポンプの回転
数と前記乗りかごの走行速度とを同時期に測定し、この
測定した電動ポンプの回転数に応じて前記乗りかごの基
準走行速度を求め、この乗りかごの基準走行速度と前記
乗りかごの実際の走行速度とに基づいて前記油タンク内
の作動油量の不足状態を検出する構成にしてある。
め、本発明の請求項1に記載の発明は、昇降路内に立設
されるシリンダ、およびこのシリンダに挿入されるプラ
ンジャからなる油圧ジャッキと、この油圧ジャッキに油
タンクから制御ユニットを介して作動油を供給する電動
ポンプとを有し、この電動ポンプから供給される作動油
を前記シリンダに注入したり、このシリンダ内の作動油
を前記油タンクに排出することにより、前記プランジャ
を進退させて乗りかごを昇降させるようにした油圧エレ
ベータの異常診断装置において、前記電動ポンプの回転
数と前記乗りかごの走行速度とを同時期に測定し、この
測定した電動ポンプの回転数に応じて前記乗りかごの基
準走行速度を求め、この乗りかごの基準走行速度と前記
乗りかごの実際の走行速度とに基づいて前記油タンク内
の作動油量の不足状態を検出する構成にしてある。
【0008】上記のように構成した本発明では、油タン
ク内の作動油量が不足して油面が低くなった場合、電動
ポンプの回転数に応じて求めた乗りかごの基準走行速度
はほぼ変わらないにもかかわらず、乗りかごの実際の走
行速度が遅くなる傾向にあるので、この実際の走行速度
と前記の基準走行速度とに基づいて前記の不足状態を検
出する。これによって、エレベータ運転に実質的に支障
をきたすような作動油の不足状態を事前に予知でき、油
圧機器の故障を予防する措置を講じることができる。
ク内の作動油量が不足して油面が低くなった場合、電動
ポンプの回転数に応じて求めた乗りかごの基準走行速度
はほぼ変わらないにもかかわらず、乗りかごの実際の走
行速度が遅くなる傾向にあるので、この実際の走行速度
と前記の基準走行速度とに基づいて前記の不足状態を検
出する。これによって、エレベータ運転に実質的に支障
をきたすような作動油の不足状態を事前に予知でき、油
圧機器の故障を予防する措置を講じることができる。
【0009】なお、一般に油タンク内の作動油量が不足
してきて油面が低くなると、油タンク内の作動油を電動
ポンプに吸入する際、油面付近の空気を巻き込み易くな
り、この空気が混入した作動油が電動ポンプから供給さ
れるため、この作動油の供給量が少なくなるとともに、
空気が溶け込んだ状態で作動油がシリンダ内に送り込ま
れるため、プランジャの進出速度も変動し、その結果、
上述したように乗りかごの実際の走行速度が遅くなる。
してきて油面が低くなると、油タンク内の作動油を電動
ポンプに吸入する際、油面付近の空気を巻き込み易くな
り、この空気が混入した作動油が電動ポンプから供給さ
れるため、この作動油の供給量が少なくなるとともに、
空気が溶け込んだ状態で作動油がシリンダ内に送り込ま
れるため、プランジャの進出速度も変動し、その結果、
上述したように乗りかごの実際の走行速度が遅くなる。
【0010】また、上記目的を達成するため、本発明の
請求項2に記載の発明は、前記乗りかごの基準走行速度
と前記乗りかごの実際の走行速度との速度差があらかじ
め定められる設定値を越えた場合、前記油タンク内の作
動油量が不足していると判定する構成にしてある。
請求項2に記載の発明は、前記乗りかごの基準走行速度
と前記乗りかごの実際の走行速度との速度差があらかじ
め定められる設定値を越えた場合、前記油タンク内の作
動油量が不足していると判定する構成にしてある。
【0011】上記のように構成した本発明では、油タン
ク内の作動油量が不足してきて油面が低くなればなるほ
ど空気をさらに巻き込み、乗りかごの実際の走行速度が
かなり遅くなり、この実際の走行速度と乗りかごの基準
走行速度との速度差が大きくなるので、この速度差があ
らかじめ定められる設定値を越えた場合、油タンク内の
作動油量が不足していると判定する。これによって、油
タンク内の作動油量の不足状態を前記の設定値を基準に
して確認できる。
ク内の作動油量が不足してきて油面が低くなればなるほ
ど空気をさらに巻き込み、乗りかごの実際の走行速度が
かなり遅くなり、この実際の走行速度と乗りかごの基準
走行速度との速度差が大きくなるので、この速度差があ
らかじめ定められる設定値を越えた場合、油タンク内の
作動油量が不足していると判定する。これによって、油
タンク内の作動油量の不足状態を前記の設定値を基準に
して確認できる。
【0012】また、上記目的を達成するため、本発明の
請求項3に記載の発明は、前記乗りかごの上昇運転時
に、前記乗りかごの基準走行速度と前記乗りかごの実際
の走行速度とに基づいて前記油タンク内の作動油量の不
足状態を検出する構成にしてある。
請求項3に記載の発明は、前記乗りかごの上昇運転時
に、前記乗りかごの基準走行速度と前記乗りかごの実際
の走行速度とに基づいて前記油タンク内の作動油量の不
足状態を検出する構成にしてある。
【0013】上記のように構成した本発明では、油タン
ク内の作動油量をシリンダに送り込むことにより乗りか
ごが上昇し、特に、乗りかごが最上階に位置するとき、
油タンク内の作動油量が少なくなるので、この状態で油
タンク内の作動油量が不足していることを検出する。こ
れによって、油タンク内の作動油量の不足状態を確実に
予知できる。
ク内の作動油量をシリンダに送り込むことにより乗りか
ごが上昇し、特に、乗りかごが最上階に位置するとき、
油タンク内の作動油量が少なくなるので、この状態で油
タンク内の作動油量が不足していることを検出する。こ
れによって、油タンク内の作動油量の不足状態を確実に
予知できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の油圧エレベータの
異常診断装置の実施の形態を図に基づいて説明する。図
1は本発明の一実施形態に係る油圧エレベータの異常診
断装置を示すブロック図、図2は図1の異常診断装置に
より異常診断を行なう処理手順を示すフローチャートで
ある。
異常診断装置の実施の形態を図に基づいて説明する。図
1は本発明の一実施形態に係る油圧エレベータの異常診
断装置を示すブロック図、図2は図1の異常診断装置に
より異常診断を行なう処理手順を示すフローチャートで
ある。
【0015】図1に示す油圧エレベータは、図示しない
昇降路内に立設されるシリンダ1と、このシリンダ1に
挿入されるプランジャ2と、シリンダ1の下端に一端が
固定される主ロープ3と、プランジャ2の先端に回転可
能に取付けられ、主ロープ3が巻掛けられるプーリ4
と、主ロープ3の他端が結合され、プランジャ2の進退
により昇降する乗りかご5と、作動油を蓄える油タンク
6と、この油タンク6に配管7aを介して接続され、作
動油を供給する電動ポンプ8と、この電動ポンプ8に配
管7bを介して接続され、他の配管7cを介してシリン
ダ1に接続される制御ユニット9とを備えており、前記
のシリンダ1およびプランジャ2とから油圧ジャッキが
構成されている。
昇降路内に立設されるシリンダ1と、このシリンダ1に
挿入されるプランジャ2と、シリンダ1の下端に一端が
固定される主ロープ3と、プランジャ2の先端に回転可
能に取付けられ、主ロープ3が巻掛けられるプーリ4
と、主ロープ3の他端が結合され、プランジャ2の進退
により昇降する乗りかご5と、作動油を蓄える油タンク
6と、この油タンク6に配管7aを介して接続され、作
動油を供給する電動ポンプ8と、この電動ポンプ8に配
管7bを介して接続され、他の配管7cを介してシリン
ダ1に接続される制御ユニット9とを備えており、前記
のシリンダ1およびプランジャ2とから油圧ジャッキが
構成されている。
【0016】この油圧エレベータでは、電動ポンプ8か
ら供給される作動油をシリンダ1内に注入したり、この
シリンダ1内の作動油を油タンク6に排出することによ
りプランジャ2を進退させて、主ロープ3を介して乗り
かご5を昇降させるようになっている。また、この油圧
エレベータには、電動ポンプ8などの動作制御を行なう
エレベータ制御部11が設けられている。
ら供給される作動油をシリンダ1内に注入したり、この
シリンダ1内の作動油を油タンク6に排出することによ
りプランジャ2を進退させて、主ロープ3を介して乗り
かご5を昇降させるようになっている。また、この油圧
エレベータには、電動ポンプ8などの動作制御を行なう
エレベータ制御部11が設けられている。
【0017】そして本実施形態の異常診断装置は、駆動
用ロープ12を介して乗りかご5と連動して、速度信号
をエレベータ制御部11へ出力するかご速度検出器13
と、電動ポンプ8と連動して回転数信号をエレベータ制
御部11へ出力するポンプ回転数検出器14とを有する
とともに、前記のエレベータ制御部11に接続される異
常診断判定部15を備えている。
用ロープ12を介して乗りかご5と連動して、速度信号
をエレベータ制御部11へ出力するかご速度検出器13
と、電動ポンプ8と連動して回転数信号をエレベータ制
御部11へ出力するポンプ回転数検出器14とを有する
とともに、前記のエレベータ制御部11に接続される異
常診断判定部15を備えている。
【0018】この異常診断判定部15は、図2に示すよ
うに、ポンプ回転数検出器14から出力される回転数信
号に基づいて乗りかご5の基準走行速度Vmを演算する
基準走行速度演算部16と、乗りかご5の基準走行速度
Vmとかご速度検出器13から出力される速度信号に対
応する実際の走行速度Vcとの速度差ΔVを演算する速
度差演算部17と、乗りかご5の上昇運転時に前記の速
度差ΔVをあらかじめ定められる設定値と比較する異常
診断部18と、この異常診断部18に接続される異常検
出部19とを含んでいる。
うに、ポンプ回転数検出器14から出力される回転数信
号に基づいて乗りかご5の基準走行速度Vmを演算する
基準走行速度演算部16と、乗りかご5の基準走行速度
Vmとかご速度検出器13から出力される速度信号に対
応する実際の走行速度Vcとの速度差ΔVを演算する速
度差演算部17と、乗りかご5の上昇運転時に前記の速
度差ΔVをあらかじめ定められる設定値と比較する異常
診断部18と、この異常診断部18に接続される異常検
出部19とを含んでいる。
【0019】この実施形態にあっては、乗りかご5の上
昇運転時に、かご速度検出器13およびポンプ回転数検
出器14からの各出力信号をエレベータ制御部11を介
して異常診断判定部15に取り込み、基準走行速度演算
部16により乗りかご5の基準走行速度Vmを演算する
とともに、速度差演算部17により、乗りかご5の基準
走行速度Vmと実際の走行速度Vcとの速度差ΔVを演
算する。次いで、異常診断部18により、前記の速度差
ΔVをあらかじめ定められる設定値と比較し、その結
果、前記の速度差ΔVが設定値を越えた場合、油タンク
6内の作動油量が不足していると判定して、異常検出部
19により異常を検出したことを記憶する。一方、前記
の速度差ΔVが設定値を越えていない場合、油タンク6
内の作動油量が正常であると判定し、何も処理を行なわ
ない。
昇運転時に、かご速度検出器13およびポンプ回転数検
出器14からの各出力信号をエレベータ制御部11を介
して異常診断判定部15に取り込み、基準走行速度演算
部16により乗りかご5の基準走行速度Vmを演算する
とともに、速度差演算部17により、乗りかご5の基準
走行速度Vmと実際の走行速度Vcとの速度差ΔVを演
算する。次いで、異常診断部18により、前記の速度差
ΔVをあらかじめ定められる設定値と比較し、その結
果、前記の速度差ΔVが設定値を越えた場合、油タンク
6内の作動油量が不足していると判定して、異常検出部
19により異常を検出したことを記憶する。一方、前記
の速度差ΔVが設定値を越えていない場合、油タンク6
内の作動油量が正常であると判定し、何も処理を行なわ
ない。
【0020】このように構成した実施形態では、例え
ば、油タンク6内の作動油量が不足してきて油面が低く
なると、空気が混入した作動油が電動ポンプ8から供給
されるため、乗りかご5の基準走行速度Vmがほぼ変わ
らないにもかかわらず、乗りかご5の実際の走行速度V
cは遅くなるので、この実際の走行速度Vcと基準走行
速度Vmとに基づいて油タンク6内の作動油量が不足し
ていることを検出でき、これによって、エレベータ運転
に実質的に支障をきたすような作動油の不足状態を事前
に予知でき、油圧機器の故障を予防する措置を講じるこ
とができる。
ば、油タンク6内の作動油量が不足してきて油面が低く
なると、空気が混入した作動油が電動ポンプ8から供給
されるため、乗りかご5の基準走行速度Vmがほぼ変わ
らないにもかかわらず、乗りかご5の実際の走行速度V
cは遅くなるので、この実際の走行速度Vcと基準走行
速度Vmとに基づいて油タンク6内の作動油量が不足し
ていることを検出でき、これによって、エレベータ運転
に実質的に支障をきたすような作動油の不足状態を事前
に予知でき、油圧機器の故障を予防する措置を講じるこ
とができる。
【0021】また、本実施形態では、乗りかご5の実際
の走行速度Vcと乗りかご5の基準走行速度Vmとの速
度差ΔVがあらかじめ定められる設定値を越えたかどう
か判定するので、この設定値を基準にして油タンク6内
の作動油の不足状態を確認できる。
の走行速度Vcと乗りかご5の基準走行速度Vmとの速
度差ΔVがあらかじめ定められる設定値を越えたかどう
か判定するので、この設定値を基準にして油タンク6内
の作動油の不足状態を確認できる。
【0022】また、本実施形態では、乗りかご5の上昇
運転時、特に乗りかご5が最上階に位置するとき、すな
わち油タンク6内の作動油量が少なくなった状態で作動
油量が不足していることを検出するので、この油タンク
6内の作動油量の不足状態を確実に予知でき、したがっ
て、軽度の油洩れが発生して作動油量がやや少なくなっ
た場合にも、この作動油量の不足状態を把握するために
適用できる。
運転時、特に乗りかご5が最上階に位置するとき、すな
わち油タンク6内の作動油量が少なくなった状態で作動
油量が不足していることを検出するので、この油タンク
6内の作動油量の不足状態を確実に予知でき、したがっ
て、軽度の油洩れが発生して作動油量がやや少なくなっ
た場合にも、この作動油量の不足状態を把握するために
適用できる。
【0023】なお、本実施形態では、駆動用ロープ12
を介して乗りかご5と連動するかご速度検出器13を設
けたが、このかご速度検出器13の代わりに、プランジ
ャ2上部のプーリ4の回転数を検出する速度検出器を設
け、この速度検出器によりプランジャ2の進出速度を測
定して、このプランジャ2の進出速度とポンプ回転数検
出器14から出力される速度信号に基づいて求めたプラ
ンジャ2の基準進出速度とを比較することによって異常
を検出することもできる。
を介して乗りかご5と連動するかご速度検出器13を設
けたが、このかご速度検出器13の代わりに、プランジ
ャ2上部のプーリ4の回転数を検出する速度検出器を設
け、この速度検出器によりプランジャ2の進出速度を測
定して、このプランジャ2の進出速度とポンプ回転数検
出器14から出力される速度信号に基づいて求めたプラ
ンジャ2の基準進出速度とを比較することによって異常
を検出することもできる。
【0024】
【発明の効果】以上のように構成したので、本発明の請
求項1に記載の発明は、エレベータ運転に実質的に支障
をきたすような作動油の不足状態を事前に予知して油圧
機器の故障を予防する措置を講じることができ、したが
って、故障が比較的少なく信頼性の高い油圧エレベータ
が得られるという効果がある。
求項1に記載の発明は、エレベータ運転に実質的に支障
をきたすような作動油の不足状態を事前に予知して油圧
機器の故障を予防する措置を講じることができ、したが
って、故障が比較的少なく信頼性の高い油圧エレベータ
が得られるという効果がある。
【0025】また、本発明の請求項2に記載の発明は、
あらかじめ定められる設定値を基準にして油タンク内の
作動油の不足状態を確認でき、したがって、油圧エレベ
ータの保守管理者などがそれぞれの経験などに基づいて
判断することを要せずに済み、油圧エレベータの保守管
理に関して客観的な判断が得られるという効果がある。
あらかじめ定められる設定値を基準にして油タンク内の
作動油の不足状態を確認でき、したがって、油圧エレベ
ータの保守管理者などがそれぞれの経験などに基づいて
判断することを要せずに済み、油圧エレベータの保守管
理に関して客観的な判断が得られるという効果がある。
【0026】また、本発明の請求項3に記載の発明は、
油タンク内の作動油の不足状態を確実に予知できるの
で、軽度の油洩れが発生して作動油量がやや少なくなっ
た場合にも、この作動油の不足状態を把握するために適
用できるという効果がある。
油タンク内の作動油の不足状態を確実に予知できるの
で、軽度の油洩れが発生して作動油量がやや少なくなっ
た場合にも、この作動油の不足状態を把握するために適
用できるという効果がある。
【図1】本発明の一実施形態に係る油圧エレベータの異
常診断装置を示すブロック図である。
常診断装置を示すブロック図である。
【図2】図1の異常診断装置により異常診断を行なう処
理手順を示すフローチャートである。
理手順を示すフローチャートである。
1 シリンダ 2 プランジャ 5 乗りかご 6 油タンク 8 電動ポンプ 9 制御ユニット 11 エレベータ制御部 13 かご速度検出器 14 ポンプ回転数検出器 15 異常診断判定部 16 基準走行速度演算部 17 速度差演算部 18 異常診断部 19 異常検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 誠 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステム内
Claims (3)
- 【請求項1】 昇降路内に立設されるシリンダ、および
このシリンダに挿入されるプランジャからなる油圧ジャ
ッキと、この油圧ジャッキに油タンクから制御ユニット
を介して作動油を供給する電動ポンプとを有し、この電
動ポンプから供給される作動油を前記シリンダに注入し
たり、このシリンダ内の作動油を前記油タンクに排出す
ることにより、前記プランジャを進退させて乗りかごを
昇降させるようにした油圧エレベータの異常診断装置に
おいて、 前記電動ポンプの回転数と前記乗りかごの走行速度とを
同時期に測定し、この測定した電動ポンプの回転数に応
じて前記乗りかごの基準走行速度を求め、この乗りかご
の基準走行速度と前記乗りかごの実際の走行速度とに基
づいて前記油タンク内の作動油量の不足状態を検出する
ことを特徴とする油圧エレベータの異常診断装置。 - 【請求項2】 前記乗りかごの基準走行速度と前記乗り
かごの実際の走行速度との速度差があらかじめ定められ
る設定値を越えた場合、前記油タンク内の作動油量が不
足していると判定することを特徴とする請求項1記載の
油圧エレベータの異常診断装置。 - 【請求項3】 前記乗りかごの上昇運転時に、前記乗り
かごの基準走行速度と前記乗りかごの実際の走行速度と
に基づいて前記油タンク内の作動油量の不足状態を検出
することを特徴とする請求項1記載の油圧エレベータの
異常診断装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP682797A JPH10203755A (ja) | 1997-01-17 | 1997-01-17 | 油圧エレベータの異常診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP682797A JPH10203755A (ja) | 1997-01-17 | 1997-01-17 | 油圧エレベータの異常診断装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10203755A true JPH10203755A (ja) | 1998-08-04 |
Family
ID=11649063
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP682797A Pending JPH10203755A (ja) | 1997-01-17 | 1997-01-17 | 油圧エレベータの異常診断装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10203755A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001198623A (ja) * | 2000-01-17 | 2001-07-24 | Amada Eng Center Co Ltd | プレスブレーキにおけるラム速度監視方法およびこのラム速度監視方法を用いたプレスブレーキ |
| WO2001053016A1 (fr) * | 2000-01-17 | 2001-07-26 | Amada Company, Limited | Procede de controle de la vitesse du verin d'une presse a plier, presse a plier mettant en oeuvre ledit procede et procede et appareil de regulation de la position du verin de la presse a plier |
| CN114761221A (zh) * | 2019-11-26 | 2022-07-15 | 穆格股份有限公司 | 具有压力传感器的电静液系统 |
-
1997
- 1997-01-17 JP JP682797A patent/JPH10203755A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001198623A (ja) * | 2000-01-17 | 2001-07-24 | Amada Eng Center Co Ltd | プレスブレーキにおけるラム速度監視方法およびこのラム速度監視方法を用いたプレスブレーキ |
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| US7036345B2 (en) | 2000-01-17 | 2006-05-02 | Amada Company, Limited | Method of monitoring ram speed of press brake, press brake using the method, and method and apparatus for controlling ram position of press brake |
| CN114761221A (zh) * | 2019-11-26 | 2022-07-15 | 穆格股份有限公司 | 具有压力传感器的电静液系统 |
| CN114761221B (zh) * | 2019-11-26 | 2024-06-11 | 穆格股份有限公司 | 具有压力传感器的电静液系统 |
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