JPH1020423A - X線画像撮影装置および減圧制御装置 - Google Patents

X線画像撮影装置および減圧制御装置

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JPH1020423A
JPH1020423A JP8173859A JP17385996A JPH1020423A JP H1020423 A JPH1020423 A JP H1020423A JP 8173859 A JP8173859 A JP 8173859A JP 17385996 A JP17385996 A JP 17385996A JP H1020423 A JPH1020423 A JP H1020423A
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JP
Japan
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pressure
closed space
film
decompression
suppression
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JP8173859A
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English (en)
Inventor
Tadashi Fujii
正 藤井
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 X線画像撮影装置の撮影部において、撮影中
におけるフイルムとスクリーンとの適正な密着を維持さ
せる。 【解決手段】 真空ポンプ47による密閉空間S内の排気
を一定に行ないつつ、圧力検出器48j により検出した密
閉空間S内の圧力に基づいて、制御手段49が、大気に開
放された減圧抑制路48g ,48h ,48i 上にそれぞれ設け
られた電磁弁48a ,48b ,48c を適当に組合わせて開閉
制御することにより、各電磁弁48a ,48b ,48c に直列
に接続された各絞り弁48d ,48e ,48f からの密閉空間
S内への大気を流入量の総和を変化させて、密閉空間S
内の圧力を予め設定した範囲に維持させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はX線画像撮影装置お
よび減圧制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、特に医療分野において、多数
のX線フイルムを収容したマガジンからこのフイルムを
1枚ずつ撮影部に搬入し、撮影部の所定の位置で被写体
のX線透過画像を撮影するようにしたX線画像撮影装置
がよく知られている(特公平5-67215号、同6-68608号
等)。
【0003】このX線画像撮影装置では、X線フイルム
に記録される被写体のX線透過画像の感度を増大させる
目的で、撮影位置においてX線フイルムに前後から増感
スクリーンを密着させることが一般的に行なわれてい
る。
【0004】この目的のために、増感スクリーンはある
程度の平面度を有する2つの支持体にそれぞれ付着され
る。
【0005】そして、これら両支持体の間にフイルムを
配した後に両支持体間の間隔を狭めて増感スクリーンを
フイルムに密着させ、その状態において撮影が行なわれ
る。
【0006】ところでこのスクリーンのフイルムへの密
着方法としては、カムやリンク等の機械要素を用いて両
支持体にフイルム方向への押圧力を作用せしめて行なう
機械的な方法の他に、両スクリーンの間の空間に配され
るX線フイルムの外周を包囲するように形成された環状
の密閉部材(例えばパッキン等)を用いて、この密閉部
材および両支持体に囲まれて形成された密閉空間の内部
を、真空ポンプ等の減圧手段により減圧し、大気圧との
圧力差によって密閉部材を弾性変形せしめ、両支持体を
フイルムの前後から密着させる、いわゆる真空密着方法
が知られている。
【0007】なおフイルムの外周を包囲する密閉部材の
断面構造は、一方の支持体に保持される基部と、この基
部から他方の支持体に向けて延びたシーム部とからなる
のが一般的であり、シーム部は弾性変形によりその他方
の支持体に密着するように構成される。
【0008】上記増感スクリーンとフイルムとの密着構
造のうち、真空密着方法は増感スクリーンをフイルムに
均一に密着させることができ、より有効な方法であると
されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来の撮影装
置では、密閉空間の内部の圧力が極端に低くくなる(真
空度が高くなる)のを防止するために、密閉空間内部の
所定の圧力を検出して作動する圧力スイッチを設け、こ
の圧力スイッチが作動した時点で減圧動作を停止させる
ことが行なわれている。
【0010】これは、密閉空間の内部の圧力が極端に低
くくなることによりX線フイルムの周縁にスクリーンが
強く密着してスクリーンに押傷を生じさせ、後により大
きなサイズのフイルムを用いて撮影を行なう場合にフイ
ルムにスクリーンの傷が写し込まれて再生画像の読影性
能を低下させるという問題を防止するためである。
【0011】一方、密閉空間は例えば空気中を浮遊する
わずかな塵埃が密閉手段の密着面に付着して密閉状態が
不完全になるなどの原因によって、密閉空間内の内圧は
経時的に少しずつ上昇し始める。
【0012】この内圧の上昇もある程度の範囲までは許
容されるが、フイルムとスクリーンとの適正な密着が得
られなくなる程の上昇は許容されるべきではない。
【0013】しかし従来の装置においては上述したよう
に、密閉空間内部の圧力の下限については監視している
ものの、上限については制限がないため、密閉空間の内
圧が下限に達して撮影の準備が完了してから実際に撮影
が行なわれる迄の間に中断等により長時間を要した場合
などにおいては、フイルムとスクリーンとの間の密着が
不十分になることが考えられる。
【0014】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
って、撮影部においてフイルムとスクリーンとを適正に
密着させることを可能にするとともに、簡単な構成によ
ってこの適正な密着を実現するX線画像撮影装置を提供
することを目的とするものである。
【0015】また本発明は所定の密閉空間内部の減圧を
簡単な構成によって適正に制御する減圧制御装置を提供
することを目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のX線画像撮影装
置および減圧制御装置は、密閉空間内部の圧力を、その
下限だけではなく上限についても制限して漸次上昇する
内圧を適切に制御するとともに、この内圧の制御を、使
用する絞り弁の組み合わせを変化させることによって実
現するため、簡単な構造でかつ安定的な制御を可能とし
たことを特徴とするものである。
【0017】すなわち本発明のX線画像撮影装置は、対
向して配された一対の増感スクリーンの間にX線フイル
ムを搬入し、この一対の増感スクリーンを近接せしめた
状態において、X線フイルムの外周を包囲するように設
けられた環状の密閉部材と一対のスクリーンとで囲まれ
た密閉空間の内部を真空ポンプ等の減圧手段を用いて減
圧することにより、X線フイルムに各増感スクリーンを
密着させるようにしたX線画像撮影装置において、減圧
手段から密閉空間に通じる通気路の一部に、一端口がそ
れぞれ大気に開放した互いに独立した複数の減圧抑制路
が設けられ、これら複数の減圧抑制路のそれぞれに、減
圧抑制路を開閉する電磁弁と絞り弁とが直列に設けら
れ、前記通気路上に密閉空間の内部の圧力を検出する圧
力検出器が設けられ、圧力検出器により検出された圧力
に基づいて、密閉空間の内部の圧力が予め設定された所
定の範囲内のものとなるように、密閉空間の内部の圧力
を補正するための減圧抑制路からの大気流入量を決定
し、この大気流入量に適合するように前記複数の絞り弁
の組み合わせを決定し、決定にしたがって各絞り弁と直
列に配された各電磁弁の開閉を制御する制御手段が設け
られたことを特徴とするものである。
【0018】なお、前記複数の絞り弁は、通過する大気
の流量の大きさが互いに異なるものであるのがより望ま
しい。
【0019】本発明の減圧制御装置は、所定の密閉空間
の内部を減圧手段を用いて減圧する減圧装置において、
減圧手段から前記密閉空間に通じる通気路の一部に、一
端口がそれぞれ大気に開放した互いに独立した複数の減
圧抑制路を設け、これら複数の減圧抑制路のそれぞれ
に、減圧抑制路を開閉する電磁弁と絞り弁とを直列に設
け、前記通気路上に密閉空間の内部の圧力を検出する圧
力検出器を設け、この圧力検出器により検出された圧力
に基づいて、密閉空間の内部の圧力が予め設定された所
定の範囲内のものとなるように、密閉空間の内部の圧力
を補正するための減圧抑制路からの大気流入量を決定
し、この大気流入量に適合するように複数の絞り弁の組
み合わせを決定し、決定にしたがって各絞り弁と直列に
配された各電磁弁の開閉を制御する制御手段を設けたこ
とを特徴とするものである。
【0020】なおこの減圧制御装置においても、複数の
絞り弁は、通過する大気の流量の大きさが互いに異なる
ものであるのがより望ましい。
【0021】
【発明の効果】本発明のX線画像撮影装置は、通気路上
に設けられた圧力検出器が密閉空間の内部の圧力をモニ
タしており、このモニタされた内部圧力に基づいて制御
手段が適切に所定の電磁弁を開閉制御するため、内部圧
力が低くなりつつあるときは所定の電磁弁を開放してそ
の電磁弁が設けられた減圧抑制路から絞り弁を介して大
気を通気路上に流入させ、この作用によって減圧手段に
よる密閉空間への減圧作用を阻害しあるいは緩和して、
密閉空間の内部圧力が過度に低下するのを防止すること
ができる。
【0022】逆に密閉空間内の圧力が上昇し始めたとき
は電磁弁を閉鎖して、減圧作用が大気流入によって緩和
等されるのを抑制し、密閉空間の内部圧力が過度に上昇
するのを防止することができる。
【0023】この結果、フイルムとスクリーンとの間の
密着を常に適正に保つことができる。
【0024】さらに、大気に通じる複数の減圧抑制路上
に各別に設けられた電磁弁を適当に組み合わせて開閉作
動させるだけの簡単な制御によって、密閉空間内部の圧
力の上昇または降下の程度に応じた適切な制御を行なう
ことができる。
【0025】なお、上述したような電磁弁の開閉による
圧力制御の場合は、ハンチングが比較的発生しにくいた
め、安定した圧力制御を行なうことができる。
【0026】また本発明の減圧制御装置も本発明のX線
画像撮影装置と同様に、通気路上に設けられた圧力検出
器が密閉空間の内部の圧力をモニタしており、このモニ
タされた内部圧力に基づいて制御手段が適切に所定の電
磁弁を開閉制御するため、内部圧力が低くなりつつある
ときは所定の電磁弁を開放してその電磁弁が設けられた
減圧抑制路から絞り弁を介して大気を通気路上に流入さ
せ、この作用によって減圧手段による密閉空間への減圧
作用を阻害しあるいは緩和して、密閉空間の内部圧力が
過度に低下するのを防止することができる。
【0027】逆に密閉空間内の圧力が上昇し始めたとき
は電磁弁を閉鎖して、減圧作用が大気流入によって緩和
等されるのを抑制し、密閉空間の内部圧力が過度に上昇
するのを防止することができる。
【0028】さらに、大気に通じる複数の減圧抑制路上
に各別に設けられた電磁弁を適当に組み合わせて開閉作
動させるだけの簡単な制御によって、密閉空間内部の圧
力の上昇または降下の程度に応じた適切な制御を行なう
ことができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明のX線画像撮影装置
の具体的な実施の形態について図面を用いて説明する。
【0030】図1はX線画像撮影装置の一実施形態を示
す概略図、図2は図1に示したX線画像撮影装置の撮影
部における圧力制御に関するブロック図、図3は図2に
示した圧力制御に関するタイミングチャートである。
【0031】図示のX線画像撮影装置100 は、主として
人体の胸部を被写体とするX線透過画像300 をX線フイ
ルム1aまたは1bに撮影するためのものであり、外形をな
す本体10と、互いに長さの異なる2種類の未露光のX線
フイルム1a,1bをそれぞれその種類ごとに多数収容する
2つのサプライマガジン21,22と、図示しないフイルム
選択手段からのフイルム選択指示に基づいて上記2つの
サプライマガジン21,22のいずれか一方からフイルム1
a,1bを1枚ずつ取り出す枚葉手段31,32および取り出
したフイルム1a等を後述の撮影部40にその上方から搬入
する搬送ローラ33,34,35,36,37を備えた搬送手段
と、撮影部40に搬入されるX線フイルム1a等の搬送方向
後端部を検出してこの後端部が撮影部40の上端部に一致
する位置で搬入動作を停止せしめる図示しない制御手段
と、X線フイルム1a等を撮影位置において前後から密着
してこれを保持する前側支持体41および後側支持体42を
有する撮影部40と、X線フイルム1a等の一部(上端部)
に被写体のID番号等を記録するID記録装置50と、撮
影済みのフイルム1a等を収容するレシーブマガジン23と
を備えた構成である。
【0032】またこのX線画像撮影装置100 の本体10
の、撮影部40の直上には、被写体が高さ方向の位置決め
のために顎部を載せる顎当部11が形成されている。
【0033】ここで、前側支持体41の後面および後側支
持体42の前面にはそれぞれスクリーン(増感紙)41a ,
42a が付設されており、撮影時においてはこの両スクリ
ーン41a ,42a の間にフイルム1a等が保持される。
【0034】さらに、後側支持体42には図示しない、吸
引により撮影部40内に進入したフイルム1a等を保持する
保持手段が備えられている。
【0035】また、両支持体41,42に付設されたスクリ
ーン41a ,42a の周縁部にはパッキン46が設けられてお
り、両スクリーン41a ,42a が近接した状態において両
スクリーン41a ,42a の間の空間はこれら両スクリーン
41a ,42a と、パッキン46とにより気密の密閉空間Sが
形成される。そしてこの密閉空間Sの内部を減圧する減
圧装置がさらに設けられている。
【0036】減圧装置は詳しくは図2に示すように、密
閉空間S内の空気を通気路48を通じて排気する真空ポン
プ47と、密閉空間S内の圧力を検出する圧力検出器48j
と、通気路48の一部に設けられた、一端口がそれぞれ大
気に開放した互いに独立した3つの減圧抑制路48g ,48
h ,48i と、これらの減圧抑制路48g ,48h ,48i のそ
れぞれに直列に設けられた、減圧抑制路48g ,48h ,48
i を開閉する電磁弁48a ,48b ,48c と絞り弁48d ,48
e ,48f と、圧力検出器48j により検出された圧力に基
づいて、密閉空間Sの内部の圧力が予め設定された所定
の範囲(最高値PH から最低値PL までの範囲)内のも
のとなるように、密閉空間Sの内部の圧力を補正するた
めの減圧抑制路48g ,48h ,48i からの大気流入量を決
定し、この大気流入量に適合するように3つの絞り弁48
d ,48e ,48f の組み合わせを決定し、決定にしたがっ
て各絞り弁48d ,48e ,48f にそれぞれ直列に配された
各電磁弁48a ,48b ,48c の開閉を制御する制御手段49
とを備えた構成である。
【0037】なお、各絞り弁48d ,48e ,48f によるリ
ーク量はそれぞれ40%,20%,10%(全くリークが無い
ときを0%、真空ポンプの減圧能力を100 %として規格
化)に設定されている。
【0038】なお、予め設定された所定の圧力範囲のう
ちの最高値PH は、フイルム1aとスクリーン41a ,42a
との良好な密着を維持し得る圧力、最低値PL は、フイ
ルム1aとスクリーン41a ,42a とが強く密着することに
よりスクリーン41a ,42a に生じる押傷を発生させない
程度の最低の圧力である。
【0039】さらにまた、両支持体41,42はいずれも撮
影時においては撮影部40の最前部(撮影位置)に略鉛直
に位置するが、一方、フイルム1a等の搬入時および排出
時にはそれぞれリンク44,45の動きに連動して後方に回
動(移動)される。
【0040】以下に、両支持体41,42の運動を律する詳
細な構成について説明する。
【0041】前側支持体41は、その下端部に設けられた
回転中心R1回りに回動可能とされており、この回転中
心R1から離れた上方の両側部には、本体10の側板に設
けられた案内(破線で示す)12に摺動可能に係合された
ピン41b が設けられ、さらにこのピン41b は、リンク44
の運動に連動して回転中心R2を中心として回動する駆
動アーム43のフォーク43b に掛けられている。、ここで
リンク44がその回転中心R3回りに運動すると、このリ
ンク44の他端に連結された駆動アーム43がその回転中心
R2回りに回動する。駆動アーム43が回動すると、アー
ム43先端のフォーク43b に掛けられた前側支持体41のピ
ン41b がフォーク43b の動きに従動する。
【0042】前側支持体41はその下端部が回転中心R1
に軸支されており、またピン41b 自体も案内12に係合し
ているため、前側支持体41はR1を中心として回動する
動作をなす。
【0043】なお、前側支持体41が後方に回動した状態
において、前側支持体41面と鉛直方向とのなす角度はβ
に設定されている。
【0044】一方、後側支持体42については、その両側
部の上部と下部とにはそれぞれ、本体10の側板に固設さ
れた案内13,14に摺動可能に係合するピン42e ,42f が
設けられており、また後側支持体42には、回転中心R4
を中心として運動するリンク45の他端が連結されてい
る。
【0045】リンク45がその回転中心R4回りに運動す
ると、後側支持体42はそのピン42e,42f が案内13,14
に沿って摺動する。
【0046】なお、後側支持体42が後方に回動した状態
において後側支持体42面と鉛直方向とのなす角度はα
(>β)に設定されている。
【0047】この結果、両支持体41,42が最も後方に回
動した状態(図1に示す状態)においては両支持体41,
42がなす角度は(α−β)となる。
【0048】また、上記2つの枚葉手段31,32は、その
一方31が短いサイズのフイルム1aを、他方32が長いサイ
ズのフイルム1bをそれぞれ図示の破線の位置まで進んで
吸着するものであるが、これらは例えばオペレータから
フイルム選択手段に入力されたフイルム選択指示にした
がっていずれか一方が駆動される。ただし、必ずしもこ
のようにフイルムの長さごとに各別に枚葉手段31,32を
設ける構成に限るものではなく、一つの枚葉手段が上記
フイルム選択指示にしたがって、その指示された側のサ
プライマガジン21または22の開口部まで移動せしめられ
ていずれの長さのフイルム1aまたは1bであっても吸着し
得るようにした構成を採ることも勿論可能である。
【0049】次に、本実施形態のX線画像撮影装置の作
用について説明する。
【0050】まずこの装置には、その内部に、短いサイ
ズのシート状の未露光X線フイルム1aが収容されたサプ
ライマガジン21と長いサイズのシート状の未露光X線フ
イルム1bが収容されたサプライマガジン22がセットされ
ている。
【0051】ここで、図示しないフイルム選択手段から
オペレータの指示が入力され、この指示に基づいて、上
記2つのサプライマガジン21,22のいずれか一方から対
応する枚葉手段31または32がフイルム1aまたは1bを1枚
ずつ取り出す。
【0052】例えば、指示が短いサイズの場合は、枚葉
手段31がサプライマガジン21の開口部から破線で示すよ
うにその内部に進んで、積層された多数のフイルム1aの
うち最上層の1枚のフイルム1aを吸着し、実線の位置ま
で後退してフイルム1aをサプライマガジン21から引き出
す。このとき、他方の枚葉手段32はいかなる作用もなさ
ない。
【0053】一方、指示が長いサイズの場合は、枚葉手
段32がサプライマガジン22の開口部から、積層された多
数のフイルム1bのうち最上層の1枚のフイルム1bを吸着
してフイルム1bをサプライマガジン22から引き出す。こ
のとき、他方の枚葉手段31はいかなる作用もなさない。
【0054】以下の作用はサイズの指示の如何に拘らず
同一であるため、以下、指示が短いサイズの場合、すな
わち短いサイズのフイルム1aに対する作用について説明
する。
【0055】枚葉手段31はフイルム1aを吸着してサプラ
イマガジン21から引き出した後、さらにフイルム1aを吸
着したまま、搬送ローラ33まで移動する(破線で示
す)。これによりフイルム1aの搬送方向先端部が2つの
搬送ローラ33の間に導かれる。このとき、撮影部40の前
側支持体41および後側支持体42は撮影位置から後方に回
動された位置にあり、両支持体41,42間の上端部が開放
された状態とされている。
【0056】すなわち後側支持体42は、連結されたリン
ク45が回転中心R4回りに回転することにより後方に引
かれ、このときその両側部に設けられたピン42e ,42f
が本体10の案内13,14に沿って摺動することにより、後
側支持体42全体として後方に角度αだけ回動する。
【0057】一方、前側支持体41については、リンク44
がその回転中心R3回り回転することにより、そのリン
ク44の他端に連結された駆動アーム43をその回転中心R
2回りに回動せしめ、駆動アーム43のフォーク43b が前
側支持体41の両側部に設けられたピン41b を後方に移動
せしめる。前側支持体41はその下端部が回転中心R1に
支持されており、またピン41b は案内12に沿って移動す
るため、前側支持体41は全体として後方に角度βだけ回
動する。
【0058】なお前側支持体41の回動量βは、リンク44
の長さを変えることにより、または駆動アーム43の長さ
を変えることにより自由に設定することができる。
【0059】搬送ローラ33,34,35,36,37は回転駆動
し、フイルム1aを挟持して撮影部40に向かって搬送す
る。
【0060】撮影部40では前述したように、前側支持体
41と後側支持体42とが撮影位置より後方に回動せしめら
れて、両支持体41,42の間に狭い楔状のフイルム搬入空
間が形成されており、搬送ローラ37で搬送されたフイル
ム1aはこの空間内にスムーズに搬入される。
【0061】フイルム1aが両支持体41,42の間に搬入さ
れると後側支持体42の保持手段によりフイルム1aは後側
支持体42の所定の位置に保持される。このようにフイル
ム1aが所定の位置に保持された状態で両支持体41,42は
もとの撮影位置に戻る。
【0062】このもとの撮影位置に戻るときの作用は、
前述の後方に回動する作用に対して逆の作用により達成
される。
【0063】なお後側支持体42は前側支持体41が前方に
回動し始めた後に回動するように調整されている。これ
は、後側支持体42は固定中心回りに回動するだけでな
く、案内13,14の形状より明らかなように、略平行な直
線移動をも伴う動作となる。
【0064】すなわち、後側支持体42と前側支持体41と
を元の撮影位置に戻す以前に両者を密着せしめると、撮
影位置に戻す移動中に両者41,42の間ですべりが発生
し、両者41,42間に保持されたフイルム1aに摩擦力が作
用してフイルム1aに損傷を与えることになり好ましくな
いからである。
【0065】撮影位置においては、両支持体41,42は近
接した状態となり、両スクリーン41a ,42a の間はパッ
キン46により密閉空間44を形成する(内部の初期圧力P
0 )。
【0066】ここで、図2のブロック図および図3のタ
イミングチャートを参照して密閉空間S内の圧力制御に
ついて説明する。
【0067】まず両支持体41,42が撮影位置に戻った時
点で制御手段49にフイルムセット完了信号が入力され
る。制御手段49はこの信号の入力を受けて真空ポンプ47
に作動信号を出力し、ポンプ47はこの信号を受けて配管
51内の空気の吸引を開始する。一方、制御手段49は各電
磁弁48a ,48b ,48c を閉鎖状態(OFF 状態)とする制
御をなす。
【0068】この圧力制御により、密閉空間S内は空間
Sの外側に対して負圧となり、この結果パッキン46が弾
性変形して両支持体41,42がフイルム1aに密着する(時
間T1 )。
【0069】両支持体41,42がフイルム1aに密着したこ
とにより密閉空間Sの体積は非常に小さくなり、この後
は密閉空間S内の圧力はポンプの作動開始時(時間
0 )における初期圧力P0 から急激に低下する。
【0070】密閉空間S内の圧力が低下して予め設定し
た範囲の最高値PH に達したことを圧力検出器48j が検
出する(時間T2 )と、制御手段49は、密閉空間S内の
圧力がさらに低下するのを抑制するため、密閉空間S内
の圧力を予め設定した範囲の中間値PM に安定させるよ
うに、リーク量20%の第2絞り弁48e に直列に配された
第2電磁弁48b と、リーク量10%の第3絞り弁48f に直
列に配された第3電磁弁48c とを開放する制御をなす。
【0071】この圧力制御により通気路48には減圧抑制
路48h ,48i を通じて大気が流入し、密閉空間S内の圧
力低下は抑制されて所望とする中間値PM でサチレート
する。
【0072】ここで密閉空間S内の圧力が撮影中、中間
値PM で維持されていれば問題はないが、パッキン46の
密着が不完全である等の原因により、例えば時間T3
おいて示すように、密閉空間S内の圧力が中間値PM
らわずかずつ上昇し始めることがあり、このように内圧
が上昇し始めた場合には、予め設定した範囲の最高値P
H に達したことを圧力検出器48j が検出し(時間
4 )、制御手段49は、密閉空間S内の圧力がさらにそ
のまま上昇するのを抑制するため、第3電磁弁48c を閉
鎖する制御をなす。
【0073】この圧力制御によりリーク量は30%から20
%に低減するため、密閉空間S内の圧力は上昇から降下
に転じ、中間値PM でサチレートする。
【0074】この後、さらに何らかの原因により密閉空
間S内の圧力が時間T5 において中間値PM からわずか
ずつ上昇し始めた場合には、予め設定した範囲の最高値
Hに達したことを圧力検出器48j が検出し(時間
6 )、制御手段49は、密閉空間S内の圧力がさらにそ
のまま上昇するのを抑制するため、第2電磁弁48b を閉
鎖し、第3電磁弁48c を開放する制御をなす。
【0075】この圧力制御によりリーク量は20%から10
%に低減するため、密閉空間S内の圧力は上昇から降下
に転じ、中間値PM でサチレートする。
【0076】これら内圧の上昇とは逆に、何らかの原因
により密閉空間S内の圧力が時間T7 において中間値P
M からわずかずつ降下し始めた場合には、予め設定した
範囲の最低値PL に達したことを圧力検出器48j が検出
し(時間T8 )、制御手段49は、密閉空間S内の圧力が
さらにそのまま降下するのを抑制するため、第3電磁弁
48c を閉鎖し、第2電磁弁48b を開放する制御をなす。
【0077】この圧力制御によりリーク量は10%から20
%に増大するため、密閉空間S内の圧力は降下から上昇
に転じ、中間値PM でサチレートする。
【0078】このように本実施形態のX線画像撮影装置
では、密閉空間S内の圧力を常に適正に保つことがで
き、その結果、フイルム1aとスクリーン41a ,42a との
良好な密着を保つことができる。
【0079】さらに、3つの減圧抑制路上に各別に設け
られた電磁弁48a ,48b ,48c を適当に組み合わせて開
閉作動させるだけの簡単な制御によって、密閉空間S内
部の圧力の上昇または降下の程度に応じたきめ細かな圧
力制御を行なうことができる。
【0080】すなわち、3つの電磁弁48a ,48b ,48c
の開閉の組合わせを下記表1のNo1〜8に示すものとす
ることにより、密閉空間S内の圧力を真空ポンプ47の減
圧能力に対して30%から100 %までの範囲を10%単位で
調整することができる。
【0081】
【表1】
【0082】以上の圧力制御がなされている間に、X線
の曝射による撮影が行なわれる。X線画像の撮影が終了
した後は撮影終了信号が制御手段49に入力され、制御手
段49はこの信号を受けて真空ポンプ47に停止信号を出力
し、真空ポンプ47はこの信号を受けて作動を停止する。
制御手段49はさらに3つの電磁弁48a ,48b ,48c を全
て開放に設定し、この作用により密閉空間S内には大気
より多量の空気が流入してその内圧は急上昇する。
【0083】この結果、スクリーン41a ,42a はフイル
ム1aから離隔する。
【0084】X線画像300 の撮影後、フイルム搬入時と
同様の作用により後側支持体42および前側支持体41が後
方に移動する。このときフイルム1aは保持手段により後
側支持体42に吸着されて保持されているため後側支持体
42と一体的に後方に回動する。
【0085】次いで図示しない搬出手段がフイルム1aを
保持し、後側支持体42の保持手段による保持が解除さ
れ、フイルム1aは図示しない搬出手段により搬送ローラ
37に受け渡される。搬送ローラ37は搬入時とは逆方向に
回転し、フイルム1aを撮影部40から搬出する。
【0086】搬出されたフイルム1aは、ローラ36,37の
間で一旦停止され、ここで撮影対象である被写体に関す
るID番号等のID情報が、ID記録装置50により記録
される。このID情報が記録されるべきフイルム1aの部
分は、X線300 が曝射されないように撮影部において遮
蔽しておけばよい。
【0087】ID情報が記録されたフイルム1aは、ロー
ラ35によりレシーブマガジン23に収容され、一連の撮影
動作が終了する。
【0088】以上のように本実施形態のX線画像撮影装
置によれば、スクリーンに傷が付くのを防止しつつ、撮
影中におけるフイルムとスクリーンとの適正な密着を維
持することができる。
【0089】なお本実施形態においては、増感スクリー
ンが付設された支持体とパッキンとで囲まれた密閉空間
を有するX線画像撮影装置に対する減圧制御について説
明したが、本発明はX線画像撮影装置以外の密閉空間に
対する減圧制御装置として適用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のX線画像撮影装置の一実施形態を示す
概略図
【図2】図1に示したX線画像撮影装置の撮影部におけ
る圧力制御に関するブロック図
【図3】図2に示した圧力制御に関するタイミングチャ
ート
【符号の説明】
1a,1b X線フイルム 10 本体 21,22 サプライマガジン 23 レシーブマガジン 31,32 枚葉手段 33,34,35,36,37 搬入ローラ 41 前側支持体 41a ,42a スクリーン 42 後側支持体 46 パッキン 47 真空ポンプ 48 通気路 48a,48b,48c 電磁弁 48d,48e,48f 絞り弁 48g,48h,48i 減圧抑制路 48j 圧力検出器 49 制御手段 50 ID記録装置 S 密閉空間

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向して配された一対の増感スクリーン
    の間にX線フイルムを搬入し、前記一対の増感スクリー
    ンを近接せしめた状態において、前記X線フイルムの外
    周を包囲するように設けられた環状の密閉部材と前記一
    対のスクリーンとで囲まれた密閉空間の内部を減圧手段
    を用いて減圧することにより、前記X線フイルムに前記
    一対の増感スクリーンを密着させるようにしたX線画像
    撮影装置において、 前記減圧手段から前記密閉空間に通じる通気路の一部
    に、一端口がそれぞれ大気に開放した互いに独立した複
    数の減圧抑制路を設け、 該複数の減圧抑制路のそれぞれに、該減圧抑制路を開閉
    する電磁弁と絞り弁とを直列に設け、 前記通気路上に前記密閉空間の内部の圧力を検出する圧
    力検出器を設け、 該圧力検出器により検出された圧力に基づいて、前記密
    閉空間の内部の圧力が予め設定された所定の範囲内のも
    のとなるように、該密閉空間の内部の圧力を補正するた
    めの前記減圧抑制路からの大気流入量を決定し、該大気
    流入量に適合するように前記複数の絞り弁の組み合わせ
    を決定し、該決定にしたがって前記各絞り弁と直列に配
    された前記各電磁弁の開閉を制御する制御手段を設けた
    ことを特徴とするX線画像撮影装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の絞り弁は、通過する大気の流
    量の大きさが互いに異なるものであることを特徴とする
    請求項1記載のX線画像撮影装置。
  3. 【請求項3】 所定の密閉空間の内部を減圧手段を用い
    て減圧する減圧装置において、 前記減圧手段から前記密閉空間に通じる通気路の一部
    に、一端口がそれぞれ大気に開放した互いに独立した複
    数の減圧抑制路を設け、 該複数の減圧抑制路のそれぞれに、該減圧抑制路を開閉
    する電磁弁と絞り弁とを直列に設け、 前記通気路上に前記密閉空間の内部の圧力を検出する圧
    力検出器を設け、 該圧力検出器により検出された圧力に基づいて、前記密
    閉空間の内部の圧力が予め設定された所定の範囲内のも
    のとなるように、該密閉空間の内部の圧力を補正するた
    めの前記減圧抑制路からの大気流入量を決定し、該大気
    流入量に適合するように前記複数の絞り弁の組み合わせ
    を決定し、該決定にしたがって前記各絞り弁と直列に配
    された前記各電磁弁の開閉を制御する制御手段を設けた
    ことを特徴とする減圧制御装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の絞り弁は、通過する大気の流
    量の大きさが互いに異なるものであることを特徴とする
    請求項3記載の減圧制御装置。
JP8173859A 1996-07-03 1996-07-03 X線画像撮影装置および減圧制御装置 Pending JPH1020423A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60113079A (ja) * 1983-11-24 1985-06-19 Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd 陰圧室制御装置
JPH05119415A (ja) * 1991-10-30 1993-05-18 Canon Inc X線撮影装置
JPH08147041A (ja) * 1994-11-21 1996-06-07 Kubota Corp 流量制御方法

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Effective date: 20040622