JPH10208009A - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
- Publication number
- JPH10208009A JPH10208009A JP9024316A JP2431697A JPH10208009A JP H10208009 A JPH10208009 A JP H10208009A JP 9024316 A JP9024316 A JP 9024316A JP 2431697 A JP2431697 A JP 2431697A JP H10208009 A JPH10208009 A JP H10208009A
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- JP
- Japan
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- magnetic
- dot
- magnetic layer
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 偽造防止が可能であるとともに、記録密度の
向上が図られ、しかも得られる情報の精度が向上し、真
偽の判定を正確に行うことができる磁気記録媒体を提供
する。 【解決手段】 基板の上に形成された磁性層に、ドット
状凹部の集合である微細な複数本の凹部、または、ドッ
ト状凸部の集合である微細な複数本の凸部を磁気ヘッド
の走査方向に沿って配列し、かつ、上記の凹部や凸部に
はドット状凹部あるいはドット状凸部の密度が異なる2
種以上の凹部や凸部が存在するようにして磁性層に固定
磁気情報を記録する。
向上が図られ、しかも得られる情報の精度が向上し、真
偽の判定を正確に行うことができる磁気記録媒体を提供
する。 【解決手段】 基板の上に形成された磁性層に、ドット
状凹部の集合である微細な複数本の凹部、または、ドッ
ト状凸部の集合である微細な複数本の凸部を磁気ヘッド
の走査方向に沿って配列し、かつ、上記の凹部や凸部に
はドット状凹部あるいはドット状凸部の密度が異なる2
種以上の凹部や凸部が存在するようにして磁性層に固定
磁気情報を記録する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気記録媒体に係
り、特に基板上に偽造防止のために形成された磁性層を
備える磁気記録媒体に関する。
り、特に基板上に偽造防止のために形成された磁性層を
備える磁気記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、プリペイドカード等
の磁気記録媒体の偽造防止においては、磁性層に高い記
録密度で情報を書込み、外部から簡単には記録情報を読
み出せないようにしている。
の磁気記録媒体の偽造防止においては、磁性層に高い記
録密度で情報を書込み、外部から簡単には記録情報を読
み出せないようにしている。
【0003】しかしながら、磁性層の特性上、記録され
た情報の書き換え、消去が自在であるため、偽造、変造
が可能であり、近年、大きな社会問題としてクローズア
ップされている。特に、現在は磁気ストライプの入手が
容易であるため、類似の磁気記録媒体を製造することも
可能であり、さらに、磁気記録媒体の表面に露出してい
る磁性層から磁気情報を読み取ったり、磁気転写技術に
より磁気情報を他の磁性層に移すことが容易にできてし
まうという問題もある。
た情報の書き換え、消去が自在であるため、偽造、変造
が可能であり、近年、大きな社会問題としてクローズア
ップされている。特に、現在は磁気ストライプの入手が
容易であるため、類似の磁気記録媒体を製造することも
可能であり、さらに、磁気記録媒体の表面に露出してい
る磁性層から磁気情報を読み取ったり、磁気転写技術に
より磁気情報を他の磁性層に移すことが容易にできてし
まうという問題もある。
【0004】このような問題を解決するために、磁性層
を比較的高い保磁力の磁性材料を含む層、低保磁力の磁
性材料を含む層とで構成した磁気記録媒体が開発されて
いる。この磁気記録媒体は、保磁力の比較的高い磁性材
料を含む磁性層に記録する情報と、低保磁力の磁性材料
を含む磁性層に記録する情報とを異なるものとし、通常
の読み取りでは磁気情報を正確に読み取れないようにし
たものである。
を比較的高い保磁力の磁性材料を含む層、低保磁力の磁
性材料を含む層とで構成した磁気記録媒体が開発されて
いる。この磁気記録媒体は、保磁力の比較的高い磁性材
料を含む磁性層に記録する情報と、低保磁力の磁性材料
を含む磁性層に記録する情報とを異なるものとし、通常
の読み取りでは磁気情報を正確に読み取れないようにし
たものである。
【0005】しかしながら、上記のような磁気記録媒体
は、市販されている磁気記録装置を用いることによって
通常の環境下での磁気情報の読み取りが可能である。こ
こで、通常の環境下とは、特に温度、湿度等に変化を加
えない環境を意味する。さらに、上記の保磁力が比較的
高い磁性材料を含む磁性層は、通常の環境下で磁気ヘッ
ドによる消去・書き換えが特定の装置を用いることによ
り可能であるため、この保磁力の比較的高い磁性材料を
含む磁性層に磁気情報を記録しても、偽造、変造を有効
に防止できないという問題があった。
は、市販されている磁気記録装置を用いることによって
通常の環境下での磁気情報の読み取りが可能である。こ
こで、通常の環境下とは、特に温度、湿度等に変化を加
えない環境を意味する。さらに、上記の保磁力が比較的
高い磁性材料を含む磁性層は、通常の環境下で磁気ヘッ
ドによる消去・書き換えが特定の装置を用いることによ
り可能であるため、この保磁力の比較的高い磁性材料を
含む磁性層に磁気情報を記録しても、偽造、変造を有効
に防止できないという問題があった。
【0006】また、残高情報等の可変磁気情報は、通常
の磁気記録が可能な低保磁力の磁性材料からなる層には
偽造防止の観点から記録することができず、一方、端末
機側に可変磁気情報を記憶させることも可能であるが、
端末機側の負担が大きく実用的ではない。
の磁気記録が可能な低保磁力の磁性材料からなる層には
偽造防止の観点から記録することができず、一方、端末
機側に可変磁気情報を記憶させることも可能であるが、
端末機側の負担が大きく実用的ではない。
【0007】そこで、プリペイドカード等の磁気記録媒
体の偽造防止のために、磁気記録媒体上に所定の磁気パ
ターンを予め形成することが行われている。これは、予
め形成された磁気パターンを使用時に読み取り、所定の
磁気出力信号が得られるか否かを判定することにより磁
気記録媒体の真偽を決定するものである。
体の偽造防止のために、磁気記録媒体上に所定の磁気パ
ターンを予め形成することが行われている。これは、予
め形成された磁気パターンを使用時に読み取り、所定の
磁気出力信号が得られるか否かを判定することにより磁
気記録媒体の真偽を決定するものである。
【0008】このような磁気パターンの読み取りには、
通常、2つのコイルを巻いた磁気ヘッドが用いられ、こ
の磁気ヘッドの一方のコイルには定電流を流し、磁気ヘ
ッドが磁気パターンを走査したときに誘起される誘導電
流または電圧を他方のコイルで検出する。誘導される電
流は、磁気ヘッドの磁束の変化に応じて発生する。
通常、2つのコイルを巻いた磁気ヘッドが用いられ、こ
の磁気ヘッドの一方のコイルには定電流を流し、磁気ヘ
ッドが磁気パターンを走査したときに誘起される誘導電
流または電圧を他方のコイルで検出する。誘導される電
流は、磁気ヘッドの磁束の変化に応じて発生する。
【0009】一方、磁気パターンを構成する材料として
は、例えば、強磁性体が用いられ、また、磁気パターン
の形状は種々のものが考えられるが、いわゆるバーコー
ド状のパターンが一般的に用いられる。この磁気パター
ンは、パターン要素である複数の磁気バーがその横幅方
向に配列されて構成されており、磁気パターンを構成す
る個々の磁気バーの横幅は、1種類または2種類以上か
らなる。そして、バーコード状の磁気パターンは、上述
のような磁気ヘッドを密着して一定の速度で走査するこ
とにより磁気出力信号が得られる。
は、例えば、強磁性体が用いられ、また、磁気パターン
の形状は種々のものが考えられるが、いわゆるバーコー
ド状のパターンが一般的に用いられる。この磁気パター
ンは、パターン要素である複数の磁気バーがその横幅方
向に配列されて構成されており、磁気パターンを構成す
る個々の磁気バーの横幅は、1種類または2種類以上か
らなる。そして、バーコード状の磁気パターンは、上述
のような磁気ヘッドを密着して一定の速度で走査するこ
とにより磁気出力信号が得られる。
【0010】上記のような磁気パターンを形成する方法
としては、スクリーン印刷法、オフセット印刷法、グラ
ビア印刷法等を用いることができる。これらの印刷法
は、製造コストの面で有利である。
としては、スクリーン印刷法、オフセット印刷法、グラ
ビア印刷法等を用いることができる。これらの印刷法
は、製造コストの面で有利である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、印刷法
によるパターン形成には印刷法の特性に起因して次のよ
うな問題がある。
によるパターン形成には印刷法の特性に起因して次のよ
うな問題がある。
【0012】例えば、スクリーン印刷法では、スクリー
ンメッシュのメッシュ数や線径が無視できないために、
印刷線幅そのものを小さくすることに物理的限界があ
り、記録密度の向上が図れないという不都合がある。ま
た、記録密度を上げようとすればする程、インキの転移
が不安定になり、さらにインキのレベリング等によって
印刷形状は不均一となり(また、横幅の増加に伴い印刷
膜厚が増加する傾向にある)、磁気出力および波形の点
でも不安定となり、正確な情報を得ることが困難になる
という不都合がある。したがって、一般的な磁気バーコ
ードの1ビットの幅は100μm程度が限界であり、通
常の磁気情報と比較して記録密度が低くならざるを得な
いという問題があった。また、印刷という手法では、印
刷版と同一のパターンを複製することになるので、磁気
記録媒体に対して一定の情報しか与えられず、磁気記録
媒体毎に異なった情報を与えることができないという問
題がある。
ンメッシュのメッシュ数や線径が無視できないために、
印刷線幅そのものを小さくすることに物理的限界があ
り、記録密度の向上が図れないという不都合がある。ま
た、記録密度を上げようとすればする程、インキの転移
が不安定になり、さらにインキのレベリング等によって
印刷形状は不均一となり(また、横幅の増加に伴い印刷
膜厚が増加する傾向にある)、磁気出力および波形の点
でも不安定となり、正確な情報を得ることが困難になる
という不都合がある。したがって、一般的な磁気バーコ
ードの1ビットの幅は100μm程度が限界であり、通
常の磁気情報と比較して記録密度が低くならざるを得な
いという問題があった。また、印刷という手法では、印
刷版と同一のパターンを複製することになるので、磁気
記録媒体に対して一定の情報しか与えられず、磁気記録
媒体毎に異なった情報を与えることができないという問
題がある。
【0013】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、偽造防止が可能であるとともに、記録密
度の向上が図られ、しかも得られる情報の精度が向上
し、真偽の判定を正確に行うことができる磁気記録媒体
を提供することを目的とする。
たものであり、偽造防止が可能であるとともに、記録密
度の向上が図られ、しかも得られる情報の精度が向上
し、真偽の判定を正確に行うことができる磁気記録媒体
を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、基板と、この基板の上に形成され
た磁性層とを少なくとも備える磁気記録媒体であって、
前記磁性層は、磁気ヘッドの走査方向に沿って配列され
た複数本の微細な凹部または凸部からなる固定磁気情報
が記録されており、前記の各凹部は磁気ヘッドの走査方
向とほぼ直交するように前記磁性層に形成されたドット
状凹部の集合であるとともに、前記凹部には前記ドット
状凹部の密度が異なる2種以上の凹部が存在し、また、
前記の各凸部は磁気ヘッドの走査方向とほぼ直交するよ
うに前記磁性層に形成されたドット状凸部の集合である
とともに、前記凸部には前記ドット状凸部の密度が異な
る2種以上の凸部が存在するような構成とした。
るために、本発明は、基板と、この基板の上に形成され
た磁性層とを少なくとも備える磁気記録媒体であって、
前記磁性層は、磁気ヘッドの走査方向に沿って配列され
た複数本の微細な凹部または凸部からなる固定磁気情報
が記録されており、前記の各凹部は磁気ヘッドの走査方
向とほぼ直交するように前記磁性層に形成されたドット
状凹部の集合であるとともに、前記凹部には前記ドット
状凹部の密度が異なる2種以上の凹部が存在し、また、
前記の各凸部は磁気ヘッドの走査方向とほぼ直交するよ
うに前記磁性層に形成されたドット状凸部の集合である
とともに、前記凸部には前記ドット状凸部の密度が異な
る2種以上の凸部が存在するような構成とした。
【0015】また、本発明の磁気記録媒体は、前記固定
磁気情報に、前記ドット状凹部の密度が同じである複数
本の凹部または前記凸部のドット状凸部の密度が同じで
ある複数本の凸部からなる領域が2種以上存在するよう
な構成とした。
磁気情報に、前記ドット状凹部の密度が同じである複数
本の凹部または前記凸部のドット状凸部の密度が同じで
ある複数本の凸部からなる領域が2種以上存在するよう
な構成とした。
【0016】また、本発明の磁気記録媒体は、前記磁性
層が異なる磁気特性を有する少なくとも2種の磁性層を
備えた多層構造であり、磁性層を構成するいずれかの1
層に複数本の微細な凹部または凸部からなる固定磁気情
報が記録されているような構成とした。
層が異なる磁気特性を有する少なくとも2種の磁性層を
備えた多層構造であり、磁性層を構成するいずれかの1
層に複数本の微細な凹部または凸部からなる固定磁気情
報が記録されているような構成とした。
【0017】また、本発明の磁気記録媒体は、前記ドッ
ト状凹部が前記磁性層の表面を部分的に物理的除去して
形成されたものであり、前記ドット状凸部が予め部分的
に物理的除去してドット状の微小凹部を形成した前記基
板上に前記磁性層を設けることにより形成されたもので
あるような構成、あるいは、前記ドット状凸部が前記基
板上に設けた磁性層を部分的に物理的除去してドット状
の微小凹部を形成し更にこの上に磁性層を設けることに
より形成されたものであるような構成とした。
ト状凹部が前記磁性層の表面を部分的に物理的除去して
形成されたものであり、前記ドット状凸部が予め部分的
に物理的除去してドット状の微小凹部を形成した前記基
板上に前記磁性層を設けることにより形成されたもので
あるような構成、あるいは、前記ドット状凸部が前記基
板上に設けた磁性層を部分的に物理的除去してドット状
の微小凹部を形成し更にこの上に磁性層を設けることに
より形成されたものであるような構成とした。
【0018】また、本発明の磁気記録媒体は、前記ドッ
ト状凹部の開口幅および前記ドット状凸部の最大幅が3
0〜1000μmの範囲であるような構成とした。
ト状凹部の開口幅および前記ドット状凸部の最大幅が3
0〜1000μmの範囲であるような構成とした。
【0019】また、本発明の磁気記録媒体は、前記ドッ
ト状凹部の形成ピッチおよび前記ドット状凸部の形成ピ
ッチが1μm〜5mmの範囲であるような構成とした。
ト状凹部の形成ピッチおよび前記ドット状凸部の形成ピ
ッチが1μm〜5mmの範囲であるような構成とした。
【0020】また、本発明の磁気記録媒体は、前記ドッ
ト状凹部の深さおよび前記ドット状凸部の高さが2〜3
0μmの範囲であるような構成とした。
ト状凹部の深さおよび前記ドット状凸部の高さが2〜3
0μmの範囲であるような構成とした。
【0021】また、本発明の磁気記録媒体は、前記凹部
の形成ピッチおよび前記凸部の形成ピッチが30μm以
上であるような構成とした。
の形成ピッチおよび前記凸部の形成ピッチが30μm以
上であるような構成とした。
【0022】さらに、本発明の磁気記録媒体は、前記磁
性層の上に隠蔽層が形成されているような構成とした。
性層の上に隠蔽層が形成されているような構成とした。
【0023】上述のような本発明では、ドット状凹部の
集合である微細な複数本の凹部、または、ドット状凸部
の集合である微細な複数本の凸部が磁気ヘッドの走査方
向に沿って配列されることにより磁性層に固定磁気情報
が記録され、上記の凹部や凸部には、ドット状凹部ある
いはドット状凸部の密度が異なる2種以上の凹部や凸部
が存在するので、磁性層上に磁気ヘッドを走査したとき
に固定磁気情報からの磁気出力信号が得られ、かつ、磁
気出力信号は上記のドット状凹部やドット状凸部の密度
に対応した出力を示し、また、上記のドット状凹部およ
びドット状凸部は磁性層あるいは基板を部分的に物理的
除去して形成されるので、種々のパターン形成が可能に
なり、また、記録密度の向上も図れる。
集合である微細な複数本の凹部、または、ドット状凸部
の集合である微細な複数本の凸部が磁気ヘッドの走査方
向に沿って配列されることにより磁性層に固定磁気情報
が記録され、上記の凹部や凸部には、ドット状凹部ある
いはドット状凸部の密度が異なる2種以上の凹部や凸部
が存在するので、磁性層上に磁気ヘッドを走査したとき
に固定磁気情報からの磁気出力信号が得られ、かつ、磁
気出力信号は上記のドット状凹部やドット状凸部の密度
に対応した出力を示し、また、上記のドット状凹部およ
びドット状凸部は磁性層あるいは基板を部分的に物理的
除去して形成されるので、種々のパターン形成が可能に
なり、また、記録密度の向上も図れる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。
を参照しながら説明する。
【0025】図1は本発明の一実施形態を説明するため
のカード状の磁気記録媒体の斜視図である。図1に示さ
れるように、本発明の磁気記録媒体1は、基板2と、こ
の基板2の上に形成された磁性層3とを備えている。そ
して、磁性層3には磁気ヘッドの走査方向(図示例で
は、基板2の長辺と平行(矢印a方向))に沿って記録
部4が設定されている。
のカード状の磁気記録媒体の斜視図である。図1に示さ
れるように、本発明の磁気記録媒体1は、基板2と、こ
の基板2の上に形成された磁性層3とを備えている。そ
して、磁性層3には磁気ヘッドの走査方向(図示例で
は、基板2の長辺と平行(矢印a方向))に沿って記録
部4が設定されている。
【0026】図2は、図1に示される磁気記録媒体1に
おける磁性層3の記録部4の部分拡大平面図であり、図
3は、図2に示される磁性層3の記録部4のA−A線に
おける断面矢視図であり、本発明の理解を容易にするた
めに、断面状態を拡大して模式的かつ簡略に描いたもの
である。図2および図3に示されるように、磁性層3の
記録部4には、磁気ヘッドの走査方向(図示の矢印a方
向)に沿って配列された複数本の微細な凹部5からなる
固定磁気情報が記録されている。この凹部5は、磁性層
3を部分的に物理的除去して形成されたドット状凹部6
の集合である。このドット状凹部6は磁気ヘッドの走査
方向とほぼ直交するように配列され、その1列が1本の
凹部5(図2には、1本の凹部5を鎖線で囲んで示して
ある)を構成しており、凹部5にはドット状凹部6の密
度の異なる2種以上のものが存在する。図示例では、磁
気ヘッドの走査方向とほぼ直交するように形成された6
個のドット状凹部6からなる凹部5aと、同じく3個の
ドット状凹部6からなる凹部5bとが存在する。そし
て、凹部5aが複数本(図示例では6本)連続した領域
A1が固定磁気情報内に形成され、凹部5bが複数本
(図示例では6本)連続した領域A2が固定磁気情報内
に形成されている。
おける磁性層3の記録部4の部分拡大平面図であり、図
3は、図2に示される磁性層3の記録部4のA−A線に
おける断面矢視図であり、本発明の理解を容易にするた
めに、断面状態を拡大して模式的かつ簡略に描いたもの
である。図2および図3に示されるように、磁性層3の
記録部4には、磁気ヘッドの走査方向(図示の矢印a方
向)に沿って配列された複数本の微細な凹部5からなる
固定磁気情報が記録されている。この凹部5は、磁性層
3を部分的に物理的除去して形成されたドット状凹部6
の集合である。このドット状凹部6は磁気ヘッドの走査
方向とほぼ直交するように配列され、その1列が1本の
凹部5(図2には、1本の凹部5を鎖線で囲んで示して
ある)を構成しており、凹部5にはドット状凹部6の密
度の異なる2種以上のものが存在する。図示例では、磁
気ヘッドの走査方向とほぼ直交するように形成された6
個のドット状凹部6からなる凹部5aと、同じく3個の
ドット状凹部6からなる凹部5bとが存在する。そし
て、凹部5aが複数本(図示例では6本)連続した領域
A1が固定磁気情報内に形成され、凹部5bが複数本
(図示例では6本)連続した領域A2が固定磁気情報内
に形成されている。
【0027】上述の磁気記録媒体1を構成する基板2
は、基板として要求される耐熱性、強度、剛性等を考慮
して、ナイロン、セルロースジアセテート、セルロース
トリアセテート、塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリイミド、ポ
リカーボネート等の樹脂、生分解性樹脂、銅、アルミニ
ウム等の金属、紙、含浸紙等の材料の中から適宜選択し
た材料の単独あるいは組み合わせた複合体により構成す
ることができる。このような基板2の厚さは、0.00
5mm〜5mm程度とすることができる。
は、基板として要求される耐熱性、強度、剛性等を考慮
して、ナイロン、セルロースジアセテート、セルロース
トリアセテート、塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリイミド、ポ
リカーボネート等の樹脂、生分解性樹脂、銅、アルミニ
ウム等の金属、紙、含浸紙等の材料の中から適宜選択し
た材料の単独あるいは組み合わせた複合体により構成す
ることができる。このような基板2の厚さは、0.00
5mm〜5mm程度とすることができる。
【0028】磁性層3は、通常、硬磁性粉末と樹脂バイ
ンダを含有する硬磁性層、あるいは、軟磁性粉末と樹脂
バインダを含有する軟磁性層とすることができる。この
場合、磁性層3の厚みは、3〜50μm、好ましくは5
〜20μm程度とすることができる。また、磁性層3は
無配向、配向処理がなされたものいずれでもよい。
ンダを含有する硬磁性層、あるいは、軟磁性粉末と樹脂
バインダを含有する軟磁性層とすることができる。この
場合、磁性層3の厚みは、3〜50μm、好ましくは5
〜20μm程度とすることができる。また、磁性層3は
無配向、配向処理がなされたものいずれでもよい。
【0029】このような磁性層3の形成に使用する硬磁
性粉末としては、例えば、γ−Fe2 O3 、Co被着γ
−Fe2 O3 、Fe3 O4 、Fe、Fe−Cr、Fe−
Co、Co−Cr、Co−Ni、Baフェライト、Sr
フェライト、CrO2 等の磁性微粒子が挙げられる。ま
た、軟磁性粉末としては、Al、Si、Fe等からなる
磁性合金材料、パーマロイ、センダスト、Fe等の金属
高透磁率材料、Mn−Znフェライト、Co−Znフェ
ライト、Ni−Znフェライト等のフェライト、金属ア
モルファス材料等を挙げることができる。
性粉末としては、例えば、γ−Fe2 O3 、Co被着γ
−Fe2 O3 、Fe3 O4 、Fe、Fe−Cr、Fe−
Co、Co−Cr、Co−Ni、Baフェライト、Sr
フェライト、CrO2 等の磁性微粒子が挙げられる。ま
た、軟磁性粉末としては、Al、Si、Fe等からなる
磁性合金材料、パーマロイ、センダスト、Fe等の金属
高透磁率材料、Mn−Znフェライト、Co−Znフェ
ライト、Ni−Znフェライト等のフェライト、金属ア
モルファス材料等を挙げることができる。
【0030】上記の硬磁性粉末あるいは軟磁性粉末が分
散される樹脂バインダ(あるいはインキビヒクル)とし
ては、ブチラール樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合
体樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、セルロース
樹脂、アクリル樹脂、スチレン/マレイン酸共重合体樹
脂等が用いられ、必要に応じてニトリルゴム等のゴム系
樹脂あるいはウレタンエラストマー等が添加される。ま
た、耐熱性を考慮して、ポリアミド、ポリイミド、ポリ
エーテルサルホン等のガラス転移温度(Tg)の高い樹
脂、あるいは硬化反応によりTgが上昇する系を用いる
ことができる。上記のような樹脂あるいはインキビヒク
ル中に磁性粒子が分散されてなる分散物中に、必要に応
じて界面活性剤、シランカップリング剤、可塑剤、ワッ
クス、シリコーンオイル、カーボン等の顔料を添加して
もよい。さらに、放射線硬化型、電子線硬化型の樹脂バ
インダも使用することができる。この場合、エポキシア
クリレート、ウレタンアクリレート、ポリエステルアク
リレート、ポリエーテルアクリレート、シリコンアクリ
レート、不飽和ポリエステル、ポリエン/チオール等の
光重合性オリゴマー;スチレンや酢酸ビニル等の単官能
アクリレート、多官能アクリレート等の光重合性モノマ
ー(反応性希釈剤);ベンゾイン系、アセトフェノン
系、チオキサンソン系、パーオキサイド系等の光開始
剤;アミン系、キノン系の光開始助剤;その他、必要に
応じて熱重合禁止剤、無機あるいは有機の充填剤、接着
付与剤、チクソ付与剤、非反応性ポリマー、顔料等を用
いて放射線硬化型の樹脂バインダとすることができ、上
記成分から光開始剤を除くことによって電子線硬化型の
樹脂バインダとすることができる。
散される樹脂バインダ(あるいはインキビヒクル)とし
ては、ブチラール樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合
体樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、セルロース
樹脂、アクリル樹脂、スチレン/マレイン酸共重合体樹
脂等が用いられ、必要に応じてニトリルゴム等のゴム系
樹脂あるいはウレタンエラストマー等が添加される。ま
た、耐熱性を考慮して、ポリアミド、ポリイミド、ポリ
エーテルサルホン等のガラス転移温度(Tg)の高い樹
脂、あるいは硬化反応によりTgが上昇する系を用いる
ことができる。上記のような樹脂あるいはインキビヒク
ル中に磁性粒子が分散されてなる分散物中に、必要に応
じて界面活性剤、シランカップリング剤、可塑剤、ワッ
クス、シリコーンオイル、カーボン等の顔料を添加して
もよい。さらに、放射線硬化型、電子線硬化型の樹脂バ
インダも使用することができる。この場合、エポキシア
クリレート、ウレタンアクリレート、ポリエステルアク
リレート、ポリエーテルアクリレート、シリコンアクリ
レート、不飽和ポリエステル、ポリエン/チオール等の
光重合性オリゴマー;スチレンや酢酸ビニル等の単官能
アクリレート、多官能アクリレート等の光重合性モノマ
ー(反応性希釈剤);ベンゾイン系、アセトフェノン
系、チオキサンソン系、パーオキサイド系等の光開始
剤;アミン系、キノン系の光開始助剤;その他、必要に
応じて熱重合禁止剤、無機あるいは有機の充填剤、接着
付与剤、チクソ付与剤、非反応性ポリマー、顔料等を用
いて放射線硬化型の樹脂バインダとすることができ、上
記成分から光開始剤を除くことによって電子線硬化型の
樹脂バインダとすることができる。
【0031】また、磁性層3は、上記の硬磁性材料、軟
磁性材料そのものを用いて、真空蒸着法、スパッタリン
グ法、メッキ法等により形成することもできる。この場
合、磁性層3の厚みは、200〜1000Å、好ましく
は400〜800Å程度とすることができる。
磁性材料そのものを用いて、真空蒸着法、スパッタリン
グ法、メッキ法等により形成することもできる。この場
合、磁性層3の厚みは、200〜1000Å、好ましく
は400〜800Å程度とすることができる。
【0032】磁性層3に記録された固定磁気情報を構成
する微細な凹部5には、図2に示されるように、磁気ヘ
ッドの走査方向とほぼ直交するように形成された6個の
ドット状凹部6からなる凹部5aと、同じく3個のドッ
ト状凹部6からなる凹部5bとが存在する。各凹部5の
形成ピッチは、磁気ヘッド特性、磁気ヘッドと磁気記録
媒体との相対的走査速度等を考慮して設定することがで
き、例えば、30μm以上の範囲で設定することができ
る。
する微細な凹部5には、図2に示されるように、磁気ヘ
ッドの走査方向とほぼ直交するように形成された6個の
ドット状凹部6からなる凹部5aと、同じく3個のドッ
ト状凹部6からなる凹部5bとが存在する。各凹部5の
形成ピッチは、磁気ヘッド特性、磁気ヘッドと磁気記録
媒体との相対的走査速度等を考慮して設定することがで
き、例えば、30μm以上の範囲で設定することができ
る。
【0033】凹部5を構成するドット状凹部6の形状は
特に制限はなく、逆円錐形状、逆角錐形状、円柱形状等
いずれであってもよい。また、ドット状凹部6の開口幅
は、30〜1000μm程度、1本の凹部5内でのドッ
ト状凹部6の形成ピッチは、1μm〜5mm程度、ドッ
ト状凹部6の深さは2〜30μm程度の範囲で設定する
ことができる。さらに、ドット状凹部6の密度は、必要
とする凹部5の密度の種類(図示例では2種類)に応じ
て適宜設定することができる。そして、本発明の磁気記
録媒体1は、凹部5を構成するドット状凹部6の密度に
より固定磁気情報の出力の相対的大小関係が決まる。
特に制限はなく、逆円錐形状、逆角錐形状、円柱形状等
いずれであってもよい。また、ドット状凹部6の開口幅
は、30〜1000μm程度、1本の凹部5内でのドッ
ト状凹部6の形成ピッチは、1μm〜5mm程度、ドッ
ト状凹部6の深さは2〜30μm程度の範囲で設定する
ことができる。さらに、ドット状凹部6の密度は、必要
とする凹部5の密度の種類(図示例では2種類)に応じ
て適宜設定することができる。そして、本発明の磁気記
録媒体1は、凹部5を構成するドット状凹部6の密度に
より固定磁気情報の出力の相対的大小関係が決まる。
【0034】尚、磁気ヘッド走査方向に沿った基本長さ
において、凹部5を構成する各凹部5a,5bの数を変
えることによって読み取り出力の波形に差異をもたせ、
“0”,“1”のディジタル信号値にデータ判別するこ
とができる。例えば、図4に示されるように、“1”は
基本長さL(1ビット)の中に凹部5aを2個設け、
“0”は基本長さL(1ビット)の中に凹部5aを1個
設けるようにすることができ、この場合、磁気出力信号
波形は図示のようになる。
において、凹部5を構成する各凹部5a,5bの数を変
えることによって読み取り出力の波形に差異をもたせ、
“0”,“1”のディジタル信号値にデータ判別するこ
とができる。例えば、図4に示されるように、“1”は
基本長さL(1ビット)の中に凹部5aを2個設け、
“0”は基本長さL(1ビット)の中に凹部5aを1個
設けるようにすることができ、この場合、磁気出力信号
波形は図示のようになる。
【0035】このようなドット状凹部6の形成は、例え
ば、ドット状凹部6形成の対応位置にレーザー光を照射
する方法や、電子線を照射する方法、放電による破壊、
ルーチング(彫刻)加工等により行うことができる。
ば、ドット状凹部6形成の対応位置にレーザー光を照射
する方法や、電子線を照射する方法、放電による破壊、
ルーチング(彫刻)加工等により行うことができる。
【0036】レーザー光を用いる場合には、形成すべき
ドット状凹部の寸法等を考慮しつつ、用いるレーザーの
種類、レーザー波長、レーザーパワー等を適宜設定すれ
ばよい。
ドット状凹部の寸法等を考慮しつつ、用いるレーザーの
種類、レーザー波長、レーザーパワー等を適宜設定すれ
ばよい。
【0037】気体レーザーとしては、He−Neレーザ
ー、He−Cdレーザー、アルゴンレーザー(0.48
8μm連続発振,0.1〜20W)等の稀ガスイオンレ
ーザー;炭酸ガスレーザー(10.6μm連続発振,1
W〜10kW);金属蒸気レーザー等を使用することが
できる。また、固体レーザーとしては、ルビーレーザー
(0.6943μmパルス発振,10〜1000J)、
Ndガラスレーザー(1.06μmパルス発振,10〜
1000J)、Nd:YAGレーザー等のパルス励起固
体レーザー;あるいはルビーレーザー、Ndガラスレー
ザー、Nd:YAGレーザー(1.06μm連続発振,
1〜200W)、Nd:YAlO3 レーザー等の連続励
起固体レーザー等を使用することができる。また、液体
レーザーとしては、色素レーザー、ラマンレーザー、キ
レートレーザー、Nd3+液体レーザー等を使用すること
ができ、半導体レーザーとしては、GaAsダイオード
レーザー等を使用することができる。
ー、He−Cdレーザー、アルゴンレーザー(0.48
8μm連続発振,0.1〜20W)等の稀ガスイオンレ
ーザー;炭酸ガスレーザー(10.6μm連続発振,1
W〜10kW);金属蒸気レーザー等を使用することが
できる。また、固体レーザーとしては、ルビーレーザー
(0.6943μmパルス発振,10〜1000J)、
Ndガラスレーザー(1.06μmパルス発振,10〜
1000J)、Nd:YAGレーザー等のパルス励起固
体レーザー;あるいはルビーレーザー、Ndガラスレー
ザー、Nd:YAGレーザー(1.06μm連続発振,
1〜200W)、Nd:YAlO3 レーザー等の連続励
起固体レーザー等を使用することができる。また、液体
レーザーとしては、色素レーザー、ラマンレーザー、キ
レートレーザー、Nd3+液体レーザー等を使用すること
ができ、半導体レーザーとしては、GaAsダイオード
レーザー等を使用することができる。
【0038】これらの中でも特に、波長10.6μmの
CO2 ガスレーザー(出力0.5W〜20W)、波長
0.488μm(または0.5145μm)のArガス
レーザー(出力0.5W〜20W)、波長1.06μm
のNd:YAGレーザー(出力0.5W〜20W)が好
適例として挙げられる。
CO2 ガスレーザー(出力0.5W〜20W)、波長
0.488μm(または0.5145μm)のArガス
レーザー(出力0.5W〜20W)、波長1.06μm
のNd:YAGレーザー(出力0.5W〜20W)が好
適例として挙げられる。
【0039】上記のようなレーザーを使用してのドット
状凹部6の形成では、例えば、レーザーパルス周波数、
または、シャッター開閉の周波数を制御すること等によ
り、凹部5を構成するドット状凹部6の形成密度を変え
ることができる。例えば、図5に示すように、磁性層3
上にパルス励起固体レーザーを矢印のように一定速度で
移動させてドット状凹部6を形成する場合、領域A1に
おけるドット状凹部6の形成が終了した後、パルス周波
数を半分にして領域A2におけるドット状凹部6の形成
を行うことにより、図示のようにドット状凹部6の密度
の異なる凹部5aと凹部5bとを形成することができ
る。
状凹部6の形成では、例えば、レーザーパルス周波数、
または、シャッター開閉の周波数を制御すること等によ
り、凹部5を構成するドット状凹部6の形成密度を変え
ることができる。例えば、図5に示すように、磁性層3
上にパルス励起固体レーザーを矢印のように一定速度で
移動させてドット状凹部6を形成する場合、領域A1に
おけるドット状凹部6の形成が終了した後、パルス周波
数を半分にして領域A2におけるドット状凹部6の形成
を行うことにより、図示のようにドット状凹部6の密度
の異なる凹部5aと凹部5bとを形成することができ
る。
【0040】尚、レーザーの出力が大きくなり過ぎる
と、高温による磁性層3の損傷により凹部5のパターン
の精度不良がおこり、この一方で出力が小さくなり過ぎ
ると、所望のドット状凹部6の形成ができないので、磁
性層3を除去して形成すべき形状等を考慮しながら、適
宜レーザー出力を設定する必要がある。
と、高温による磁性層3の損傷により凹部5のパターン
の精度不良がおこり、この一方で出力が小さくなり過ぎ
ると、所望のドット状凹部6の形成ができないので、磁
性層3を除去して形成すべき形状等を考慮しながら、適
宜レーザー出力を設定する必要がある。
【0041】本発明の磁気記録媒体1は、上述のように
磁性層3の所定の記録部4に、複数本の微細な凹部5か
らなる固定磁気情報が記録されており、各凹部5は磁性
層3に穿設されたドット状凹部6により構成されている
ので、不変記録としての固定磁気情報は、個々の磁気記
録媒体毎に個別のデータとすることができる。
磁性層3の所定の記録部4に、複数本の微細な凹部5か
らなる固定磁気情報が記録されており、各凹部5は磁性
層3に穿設されたドット状凹部6により構成されている
ので、不変記録としての固定磁気情報は、個々の磁気記
録媒体毎に個別のデータとすることができる。
【0042】次に、上述の磁気記録媒体1の固定磁気情
報の信号検出の例を図6に基づいて説明する。図6
(A)は図2および図3に示される固定磁気情報を示し
たものであり、固定磁気情報を構成する複数本の微細な
凹部5上を、読取用の磁気ヘッドが図中矢印で示される
ように左から右へ等速で走査したときに生じる磁気出力
信号波形は、図6(B)のようになる。すなわち、図6
(B)に示されるように、6個のドット状凹部6からな
る凹部5aの領域A1においては、磁気出力信号波形の
出力はP1 であり、次いで、3個のドット状凹部6から
なる凹部5bの領域A2においては、磁気出力信号波形
の出力はP2 となる。そして、凹部5aのドット状凹部
6の密度と凹部5bのドット状凹部6の密度の比(2:
1)にほぼ対応して、領域A1における磁気出力信号波
形の出力P1 と領域A2における磁気出力信号波形の出
力P2 もほぼ2:1となり、出力に大小のパターンが存
在する。
報の信号検出の例を図6に基づいて説明する。図6
(A)は図2および図3に示される固定磁気情報を示し
たものであり、固定磁気情報を構成する複数本の微細な
凹部5上を、読取用の磁気ヘッドが図中矢印で示される
ように左から右へ等速で走査したときに生じる磁気出力
信号波形は、図6(B)のようになる。すなわち、図6
(B)に示されるように、6個のドット状凹部6からな
る凹部5aの領域A1においては、磁気出力信号波形の
出力はP1 であり、次いで、3個のドット状凹部6から
なる凹部5bの領域A2においては、磁気出力信号波形
の出力はP2 となる。そして、凹部5aのドット状凹部
6の密度と凹部5bのドット状凹部6の密度の比(2:
1)にほぼ対応して、領域A1における磁気出力信号波
形の出力P1 と領域A2における磁気出力信号波形の出
力P2 もほぼ2:1となり、出力に大小のパターンが存
在する。
【0043】このように、本発明の磁気記録媒体1で
は、磁性層3上に磁気ヘッドを走査したときに固定磁気
情報からの磁気出力信号が得られ、かつ、この磁気出力
信号は凹部5におけるドット状凹部6の密度に対応した
出力を示すことを特徴としている。したがって、固定磁
気情報からの所定の出力パターンをもつ磁気出力信号が
得られるか否かにより、磁気記録媒体の真偽を確実に判
定することができる。
は、磁性層3上に磁気ヘッドを走査したときに固定磁気
情報からの磁気出力信号が得られ、かつ、この磁気出力
信号は凹部5におけるドット状凹部6の密度に対応した
出力を示すことを特徴としている。したがって、固定磁
気情報からの所定の出力パターンをもつ磁気出力信号が
得られるか否かにより、磁気記録媒体の真偽を確実に判
定することができる。
【0044】尚、磁性層3が軟磁性層である場合には、
再生バイアス電流をかけながら矢印方向に読取用の磁気
ヘッドを走査させる。
再生バイアス電流をかけながら矢印方向に読取用の磁気
ヘッドを走査させる。
【0045】上述の例は、固定磁気情報からの磁気出力
信号の出力パターンが、出力P1 :出力P2 =2:1の
例であるが、本発明はこれに限定されるものではない。
次に、図7乃至図10を参照して、固定磁気情報からの
磁気出力信号の出力パターンの他の例を説明する。
信号の出力パターンが、出力P1 :出力P2 =2:1の
例であるが、本発明はこれに限定されるものではない。
次に、図7乃至図10を参照して、固定磁気情報からの
磁気出力信号の出力パターンの他の例を説明する。
【0046】図7は、本発明の磁気記録媒体の他の実施
形態を示す図2相当の平面図である。図7に示される磁
気記録媒体1´では、磁性層3の記録部4に、磁気ヘッ
ドの走査方向(図示の矢印a方向)に沿って配列された
複数本の微細な凹部5からなる固定磁気情報が記録され
ており、この固定磁気情報には凹部5aが複数本(図示
例では4本)連続した領域A1、凹部5bが複数本(図
示例では4本)連続した領域A2、および、凹部5cが
複数本(図示例では4本)連続した領域A3が設けられ
ている。凹部5a,5b,5cは、磁性層3を部分的に
物理的除去して形成されたドット状凹部6の集合であ
り、それぞれドット状凹部6の密度の異なるものであ
る。すなわち、凹部5aは磁気ヘッドの走査方向とほぼ
直交するように形成された6個のドット状凹部6からな
り、凹部5bは同じく4個のドット状凹部6からなり、
凹部5cは同じく2個のドット状凹部6からなる。した
がって、凹部5a,5b,5cのドット状凹部6の密度
は3:2:1となっている。
形態を示す図2相当の平面図である。図7に示される磁
気記録媒体1´では、磁性層3の記録部4に、磁気ヘッ
ドの走査方向(図示の矢印a方向)に沿って配列された
複数本の微細な凹部5からなる固定磁気情報が記録され
ており、この固定磁気情報には凹部5aが複数本(図示
例では4本)連続した領域A1、凹部5bが複数本(図
示例では4本)連続した領域A2、および、凹部5cが
複数本(図示例では4本)連続した領域A3が設けられ
ている。凹部5a,5b,5cは、磁性層3を部分的に
物理的除去して形成されたドット状凹部6の集合であ
り、それぞれドット状凹部6の密度の異なるものであ
る。すなわち、凹部5aは磁気ヘッドの走査方向とほぼ
直交するように形成された6個のドット状凹部6からな
り、凹部5bは同じく4個のドット状凹部6からなり、
凹部5cは同じく2個のドット状凹部6からなる。した
がって、凹部5a,5b,5cのドット状凹部6の密度
は3:2:1となっている。
【0047】このような磁気記録媒体1´の固定磁気情
報の信号検出の例を図8に基づいて説明する。図8
(A)は、図7に示される磁性層3の記録部4のB−B
線における断面矢視図であり、固定磁気情報を構成する
複数本の微細な凹部5上を、読取用の磁気ヘッドが図中
矢印で示されるように左から右へ等速で走査したときに
生じる磁気出力信号波形は、図8(B)のようになる。
すなわち、6個のドット状凹部6からなる凹部5aの領
域A1においては、磁気出力信号波形の出力はP1であ
り、次いで、4個のドット状凹部6からなる凹部5bの
領域A2においては、磁気出力信号波形の出力はP2 と
なり、2個のドット状凹部6からなる凹部5cの領域A
3においては、磁気出力信号波形の出力はP3 となる。
そして、上述の凹部5a,5b,5cのドット状凹部6
の密度の比(3:2:1)にほぼ対応して、領域A1,
A2,A3における磁気出力信号波形の出力P1 ,P
2 ,P3の比もほぼ3:2:1となり、出力にパターン
が存在する。
報の信号検出の例を図8に基づいて説明する。図8
(A)は、図7に示される磁性層3の記録部4のB−B
線における断面矢視図であり、固定磁気情報を構成する
複数本の微細な凹部5上を、読取用の磁気ヘッドが図中
矢印で示されるように左から右へ等速で走査したときに
生じる磁気出力信号波形は、図8(B)のようになる。
すなわち、6個のドット状凹部6からなる凹部5aの領
域A1においては、磁気出力信号波形の出力はP1であ
り、次いで、4個のドット状凹部6からなる凹部5bの
領域A2においては、磁気出力信号波形の出力はP2 と
なり、2個のドット状凹部6からなる凹部5cの領域A
3においては、磁気出力信号波形の出力はP3 となる。
そして、上述の凹部5a,5b,5cのドット状凹部6
の密度の比(3:2:1)にほぼ対応して、領域A1,
A2,A3における磁気出力信号波形の出力P1 ,P
2 ,P3の比もほぼ3:2:1となり、出力にパターン
が存在する。
【0048】図9は、本発明の磁気記録媒体の他の実施
形態を示す図2相当の平面図である。図9に示される磁
気記録媒体1″では、磁性層3の記録部4に、磁気ヘッ
ドの走査方向(図示の矢印a方向)に沿って配列された
複数本の微細な凹部5からなる固定磁気情報が記録され
ており、この固定磁気情報には凹部5aが複数本(図示
例では4本)連続した領域A1、および、凹部5bが複
数本(図示例では4本)連続した領域A2が交互に繰り
返されて設けられている。凹部5a,5bは、磁性層3
を部分的に物理的除去して形成されたドット状凹部6の
集合であり、それぞれドット状凹部6の密度の異なるも
のである。すなわち、凹部5aは磁気ヘッドの走査方向
とほぼ直交するように形成された6個のドット状凹部6
からなり、凹部5bは同じく3個のドット状凹部6から
なる。したがって、凹部5a,5bのドット状凹部6の
密度は2:1となっている。
形態を示す図2相当の平面図である。図9に示される磁
気記録媒体1″では、磁性層3の記録部4に、磁気ヘッ
ドの走査方向(図示の矢印a方向)に沿って配列された
複数本の微細な凹部5からなる固定磁気情報が記録され
ており、この固定磁気情報には凹部5aが複数本(図示
例では4本)連続した領域A1、および、凹部5bが複
数本(図示例では4本)連続した領域A2が交互に繰り
返されて設けられている。凹部5a,5bは、磁性層3
を部分的に物理的除去して形成されたドット状凹部6の
集合であり、それぞれドット状凹部6の密度の異なるも
のである。すなわち、凹部5aは磁気ヘッドの走査方向
とほぼ直交するように形成された6個のドット状凹部6
からなり、凹部5bは同じく3個のドット状凹部6から
なる。したがって、凹部5a,5bのドット状凹部6の
密度は2:1となっている。
【0049】このような磁気記録媒体1″の固定磁気情
報の信号検出の例を図10に基づいて説明する。図10
(A)は、図9に示される磁性層3の記録部4のC−C
線における断面矢視図であり、固定磁気情報を構成する
複数本の微細な凹部5上を、読取用の磁気ヘッドが図中
矢印で示されるように左から右へ等速で走査したときに
生じる磁気出力信号波形は、図10(B)のようにな
る。すなわち、6個のドット状凹部6からなる凹部5a
の領域A1においては、磁気出力信号波形の出力はP1
であり、次いで、3個のドット状凹部6からなる凹部5
bの領域A2においては、磁気出力信号波形の出力はP
2 となり、その後繰り返される領域A1では出力P1 の
磁気出力信号波形が得られ、領域A2においては出力P
2 の磁気出力信号波形が得られる。そして、上述の凹部
5a,5bのドット状凹部6の密度の比(2:1)にほ
ぼ対応して、繰り返し領域A1,A2における磁気出力
信号波形の出力P1 ,P2 の比もほぼ2:1となり、出
力にパターンが存在する。
報の信号検出の例を図10に基づいて説明する。図10
(A)は、図9に示される磁性層3の記録部4のC−C
線における断面矢視図であり、固定磁気情報を構成する
複数本の微細な凹部5上を、読取用の磁気ヘッドが図中
矢印で示されるように左から右へ等速で走査したときに
生じる磁気出力信号波形は、図10(B)のようにな
る。すなわち、6個のドット状凹部6からなる凹部5a
の領域A1においては、磁気出力信号波形の出力はP1
であり、次いで、3個のドット状凹部6からなる凹部5
bの領域A2においては、磁気出力信号波形の出力はP
2 となり、その後繰り返される領域A1では出力P1 の
磁気出力信号波形が得られ、領域A2においては出力P
2 の磁気出力信号波形が得られる。そして、上述の凹部
5a,5bのドット状凹部6の密度の比(2:1)にほ
ぼ対応して、繰り返し領域A1,A2における磁気出力
信号波形の出力P1 ,P2 の比もほぼ2:1となり、出
力にパターンが存在する。
【0050】上述のような本発明の磁気記録媒体1,1
´,1″において磁性層3に形成され上記の凹部5を構
成するドット状凹部6の配設パターンには特に制限はな
い。例えば、図11(A)に示されるように、磁気ヘッ
ドの走査方向(図示の矢印a方向)とほぼ直交するよう
に一定あるいは異なる間隔を設けて配列してもよく、ま
た、また、図11(B)に示されるように、凹部5を構
成するドット状凹部6が部分的にオーバーラップするよ
うに配設してもよい。図11(B)に示されるようなド
ット状凹部6の配設例は、通常、ドット状凹部6の密度
が最も高いような凹部5の形成に用いられる。
´,1″において磁性層3に形成され上記の凹部5を構
成するドット状凹部6の配設パターンには特に制限はな
い。例えば、図11(A)に示されるように、磁気ヘッ
ドの走査方向(図示の矢印a方向)とほぼ直交するよう
に一定あるいは異なる間隔を設けて配列してもよく、ま
た、また、図11(B)に示されるように、凹部5を構
成するドット状凹部6が部分的にオーバーラップするよ
うに配設してもよい。図11(B)に示されるようなド
ット状凹部6の配設例は、通常、ドット状凹部6の密度
が最も高いような凹部5の形成に用いられる。
【0051】尚、上述の磁気記録媒体は、固定磁気情報
を構成する複数の微細な凹部5のパターンの認識を困難
にさせるための隠蔽層や保護・装飾効果を上げるための
保護層(絵柄も含む)を磁性層3上に備えるものであっ
てもよい。このような隠蔽層や保護層は、エチルセルロ
ース、硝酸セルロース、エチルヒドロキシエチルセルロ
ース、セルロースアセテートプロピオネート、酢酸セル
ロース等のセルロース誘導体;ポリスチレン、ポリ−α
−メチルスチレン等のスチレン樹脂、あるいはスチレン
共重合樹脂;ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル
酸エチル、ポリアクリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチ
ル等のアクリル樹脂またはメタクリル樹脂の単独あるい
は共重合樹脂;ロジン、ロジン変性マレイン酸樹脂、ロ
ジン変性フェノール樹脂、重合ロジン等のロジンエステ
ル樹脂;ポリ酢酸ビニル樹脂、クマロン樹脂、ビニルト
ルエン樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ
ウレタン樹脂、ブチラール樹脂等のバインダーに、着色
すべき色に応じて各種の顔料を添加し、必要に応じて磁
気ヘッドのクリーニング効果をもたせるような酸化チタ
ン、アルミナ粉末、マイクロシリカ等を添加し、さらに
必要に応じて、可塑剤、安定剤、ワックス、グリース、
乾燥剤、乾燥補助剤、硬化剤、増粘剤、分散剤を添加し
た後、溶剤あるいは希釈剤で充分に混練してなる着色塗
料あるいはインキを用いて、通常のグラビア法、ロール
法、ナイフエッジ法、オフセット法等の塗布方法あるい
は印刷方法により形成することができる。
を構成する複数の微細な凹部5のパターンの認識を困難
にさせるための隠蔽層や保護・装飾効果を上げるための
保護層(絵柄も含む)を磁性層3上に備えるものであっ
てもよい。このような隠蔽層や保護層は、エチルセルロ
ース、硝酸セルロース、エチルヒドロキシエチルセルロ
ース、セルロースアセテートプロピオネート、酢酸セル
ロース等のセルロース誘導体;ポリスチレン、ポリ−α
−メチルスチレン等のスチレン樹脂、あるいはスチレン
共重合樹脂;ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル
酸エチル、ポリアクリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチ
ル等のアクリル樹脂またはメタクリル樹脂の単独あるい
は共重合樹脂;ロジン、ロジン変性マレイン酸樹脂、ロ
ジン変性フェノール樹脂、重合ロジン等のロジンエステ
ル樹脂;ポリ酢酸ビニル樹脂、クマロン樹脂、ビニルト
ルエン樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ
ウレタン樹脂、ブチラール樹脂等のバインダーに、着色
すべき色に応じて各種の顔料を添加し、必要に応じて磁
気ヘッドのクリーニング効果をもたせるような酸化チタ
ン、アルミナ粉末、マイクロシリカ等を添加し、さらに
必要に応じて、可塑剤、安定剤、ワックス、グリース、
乾燥剤、乾燥補助剤、硬化剤、増粘剤、分散剤を添加し
た後、溶剤あるいは希釈剤で充分に混練してなる着色塗
料あるいはインキを用いて、通常のグラビア法、ロール
法、ナイフエッジ法、オフセット法等の塗布方法あるい
は印刷方法により形成することができる。
【0052】図12は、本発明の磁気記録媒体の他の実
施形態を示す図3相当の断面矢視図である。図12にお
いて、本発明の磁気記録媒体11は、基板12と、この
基板12の上に形成された磁性層13とを備えている。
この磁気記録媒体11は、基板12に複数の微小なドッ
ト状の凹部12aが基板12を部分的に物理的除去して
形成されている。このような基板12上に形成された磁
性層13の基板12との境界面側には、上記の微小なド
ット状の凹部12aに対応して、ドット状凸部18が形
成されている。このドット状凸部18は、磁気ヘッドの
走査方向(矢印a方向)とほぼ直交するように配列さ
れ、各配列がそれぞれ1本の凸部17を構成する。した
がって、このように磁性層13には、磁気ヘッドの走査
方向(矢印a方向)に沿って複数本の凸部17が配列さ
れ、この凸部17からなる固定磁気情報が記録されてい
る。そして、凸部17にはドット状凸部18の密度が異
なる2種以上のものが存在する。(例えば、図示によう
に高密度の領域A1と低密度の領域A2とを設けること
ができる。) このような本発明の磁気記録媒体11では、上述のよう
に形成されている複数本の微細な凸部17からなる固定
磁気情報が磁性層13に記録されており、各凸部17は
磁性層13に形成されたドット状凸部18により構成さ
れているので、不変記録としての固定磁気情報は、個々
の磁気記録媒体毎に個別のデータとすることができる。
施形態を示す図3相当の断面矢視図である。図12にお
いて、本発明の磁気記録媒体11は、基板12と、この
基板12の上に形成された磁性層13とを備えている。
この磁気記録媒体11は、基板12に複数の微小なドッ
ト状の凹部12aが基板12を部分的に物理的除去して
形成されている。このような基板12上に形成された磁
性層13の基板12との境界面側には、上記の微小なド
ット状の凹部12aに対応して、ドット状凸部18が形
成されている。このドット状凸部18は、磁気ヘッドの
走査方向(矢印a方向)とほぼ直交するように配列さ
れ、各配列がそれぞれ1本の凸部17を構成する。した
がって、このように磁性層13には、磁気ヘッドの走査
方向(矢印a方向)に沿って複数本の凸部17が配列さ
れ、この凸部17からなる固定磁気情報が記録されてい
る。そして、凸部17にはドット状凸部18の密度が異
なる2種以上のものが存在する。(例えば、図示によう
に高密度の領域A1と低密度の領域A2とを設けること
ができる。) このような本発明の磁気記録媒体11では、上述のよう
に形成されている複数本の微細な凸部17からなる固定
磁気情報が磁性層13に記録されており、各凸部17は
磁性層13に形成されたドット状凸部18により構成さ
れているので、不変記録としての固定磁気情報は、個々
の磁気記録媒体毎に個別のデータとすることができる。
【0053】また、上述の磁気記録媒体11は、磁性層
13上を読取用の磁気ヘッドが図中矢印a方向に走査し
たときに、上述の磁気記録媒体1と同様に、各凸部17
を構成するドット状凸部18の密度に対応した出力の磁
気出力信号波形が得られる。尚、磁性層13が軟磁性層
である場合には、再生バイアス電流をかけながら読取用
の磁気ヘッドを走査させる。
13上を読取用の磁気ヘッドが図中矢印a方向に走査し
たときに、上述の磁気記録媒体1と同様に、各凸部17
を構成するドット状凸部18の密度に対応した出力の磁
気出力信号波形が得られる。尚、磁性層13が軟磁性層
である場合には、再生バイアス電流をかけながら読取用
の磁気ヘッドを走査させる。
【0054】基板12への微小なドット状の凹部12a
の形成は、上述の磁気記録媒体1の磁性層3へのドット
状凹部6の形成と同様に行うことができ、例えば、パル
ス励起固体レーザー等を使用して形成することができ
る。また、基板12に形成された微小なドット状の凹部
12aの形状、寸法、形成密度等は、上述の磁気記録媒
体1における磁性層3に形成されたドット状凹部6と同
様に適宜設定することができる。したがって、磁性層1
3のドット状凸部18は、最大幅30〜1000μm程
度、形成ピッチ1μm〜5mm程度、高さ2〜30μm
程度の範囲で設定することができ、さらに、ドット状凸
部18の密度は、必要とする凸部17の密度の種類に応
じて適宜設定することができる。尚、磁気記録媒体11
に使用する基板12は、上述の磁気記録媒体1を構成す
る基板2として例示したものを使用することができるの
で、ここでの説明は省略する。
の形成は、上述の磁気記録媒体1の磁性層3へのドット
状凹部6の形成と同様に行うことができ、例えば、パル
ス励起固体レーザー等を使用して形成することができ
る。また、基板12に形成された微小なドット状の凹部
12aの形状、寸法、形成密度等は、上述の磁気記録媒
体1における磁性層3に形成されたドット状凹部6と同
様に適宜設定することができる。したがって、磁性層1
3のドット状凸部18は、最大幅30〜1000μm程
度、形成ピッチ1μm〜5mm程度、高さ2〜30μm
程度の範囲で設定することができ、さらに、ドット状凸
部18の密度は、必要とする凸部17の密度の種類に応
じて適宜設定することができる。尚、磁気記録媒体11
に使用する基板12は、上述の磁気記録媒体1を構成す
る基板2として例示したものを使用することができるの
で、ここでの説明は省略する。
【0055】上記の磁気記録媒体11を構成する磁性層
13は、硬磁性層および軟磁性層のいずれでもよく、ま
た、磁気配向処理の有無は限定されない。このような磁
性層13は、上述の磁性層3と同様にして形成すること
ができるが、塗布方法により磁性層13を形成する場
合、磁性層13の表面平滑性を考慮して、磁性塗料の樹
脂バインダは電子線硬化型の樹脂バインダを使用するこ
とが好ましい。
13は、硬磁性層および軟磁性層のいずれでもよく、ま
た、磁気配向処理の有無は限定されない。このような磁
性層13は、上述の磁性層3と同様にして形成すること
ができるが、塗布方法により磁性層13を形成する場
合、磁性層13の表面平滑性を考慮して、磁性塗料の樹
脂バインダは電子線硬化型の樹脂バインダを使用するこ
とが好ましい。
【0056】このような磁気記録媒体11は、上述の磁
気記録媒体1と同様に、固定磁気情報を構成する複数本
の微細な凸部17のパターンの認識を困難にさせるため
の隠蔽層や保護・装飾効果を上げるための保護層(絵柄
も含む)を磁性層13上に備えるものであってもよい。
気記録媒体1と同様に、固定磁気情報を構成する複数本
の微細な凸部17のパターンの認識を困難にさせるため
の隠蔽層や保護・装飾効果を上げるための保護層(絵柄
も含む)を磁性層13上に備えるものであってもよい。
【0057】図13は、本発明の磁気記録媒体の他の実
施形態を示す図3相当の断面矢視図である。図13にお
いて、本発明の磁気記録媒体21は、基板22と、この
基板22の上に形成された磁性層23とを備えている。
この磁気記録媒体21では、磁性層23は異なる磁気特
性を備える磁性層23aと磁性層23bとが積層された
構造を有している。そして、磁性層23aには、磁気ヘ
ッドの走査方向(矢印a方向)に沿って配列された複数
本の微細な凹部25からなる固定磁気情報が記録されて
いる。この凹部25は、磁性層23aを部分的に物理的
除去して形成されたドット状凹部26の集合であり、ド
ット状凹部26は磁気ヘッドの走査方向(矢印a方向)
とほぼ直交するように配列され、その1列が1本の凹部
25を構成しており、凹部25にはドット状凹部26の
密度の異なる2種以上のものが存在する(例えば、図示
にように高密度の領域A1と低密度の領域A2とを設け
ることができる)。したがって、不変記録としての固定
磁気情報は、個々の磁気記録媒体毎に個別のデータとす
ることができる。
施形態を示す図3相当の断面矢視図である。図13にお
いて、本発明の磁気記録媒体21は、基板22と、この
基板22の上に形成された磁性層23とを備えている。
この磁気記録媒体21では、磁性層23は異なる磁気特
性を備える磁性層23aと磁性層23bとが積層された
構造を有している。そして、磁性層23aには、磁気ヘ
ッドの走査方向(矢印a方向)に沿って配列された複数
本の微細な凹部25からなる固定磁気情報が記録されて
いる。この凹部25は、磁性層23aを部分的に物理的
除去して形成されたドット状凹部26の集合であり、ド
ット状凹部26は磁気ヘッドの走査方向(矢印a方向)
とほぼ直交するように配列され、その1列が1本の凹部
25を構成しており、凹部25にはドット状凹部26の
密度の異なる2種以上のものが存在する(例えば、図示
にように高密度の領域A1と低密度の領域A2とを設け
ることができる)。したがって、不変記録としての固定
磁気情報は、個々の磁気記録媒体毎に個別のデータとす
ることができる。
【0058】磁気記録媒体21を構成する磁性層23
は、磁性層23aと磁性層23bがともに硬磁性層、あ
るいは、ともに軟磁性層であってもよく、また、硬磁性
層と軟磁性層の組み合わせであってもよい。但し、磁性
層23aが軟磁性層であり、磁性層23bが硬磁性層で
ある場合には、軟磁性層23aの保磁力は硬磁性層23
bの保磁力よりも小さいものとする。これは下記の理由
による。すなわち、軟磁性層は再生バイアス電流がかけ
られた読取用の磁気ヘッドに発生する磁界によって、そ
の磁化方向が反転するものであり、硬磁性層は、発生す
る磁界によって、その磁化方向が反転しないものであ
る。一般に、磁性層の磁化方向を反転させるためには、
磁性層の保磁力(抗磁力)の約3倍の外部磁界をかける
必要がある。したがって、例えば、バイアス磁界とし
て、30[Oe]の強さの磁界を発生する磁気ヘッドに
対して、磁性層23aとして保磁力10[Oe]以下の
軟磁性層、磁性層23bとして保磁力100[Oe]以
上の硬磁性層を形成することが好ましい。
は、磁性層23aと磁性層23bがともに硬磁性層、あ
るいは、ともに軟磁性層であってもよく、また、硬磁性
層と軟磁性層の組み合わせであってもよい。但し、磁性
層23aが軟磁性層であり、磁性層23bが硬磁性層で
ある場合には、軟磁性層23aの保磁力は硬磁性層23
bの保磁力よりも小さいものとする。これは下記の理由
による。すなわち、軟磁性層は再生バイアス電流がかけ
られた読取用の磁気ヘッドに発生する磁界によって、そ
の磁化方向が反転するものであり、硬磁性層は、発生す
る磁界によって、その磁化方向が反転しないものであ
る。一般に、磁性層の磁化方向を反転させるためには、
磁性層の保磁力(抗磁力)の約3倍の外部磁界をかける
必要がある。したがって、例えば、バイアス磁界とし
て、30[Oe]の強さの磁界を発生する磁気ヘッドに
対して、磁性層23aとして保磁力10[Oe]以下の
軟磁性層、磁性層23bとして保磁力100[Oe]以
上の硬磁性層を形成することが好ましい。
【0059】このような磁性層23は、上述の磁性層3
と同様にして磁性層23bを形成した後、この磁性層2
3b上に磁性層23aを形成し、次いでドット状凹部2
6を形成することにより得られ、磁気配向処理の有無は
限定されない。塗布方法により磁性層23aと磁性層2
3bを形成する場合、各磁性層の厚みは3〜50μm、
好ましくは5〜20μm程度とすることができ、また、
真空蒸着法、スパッタリング法、メッキ法等により形成
する場合は、各磁性層の厚みは200〜1000Å、好
ましくは400〜800Å程度とすることができる。
と同様にして磁性層23bを形成した後、この磁性層2
3b上に磁性層23aを形成し、次いでドット状凹部2
6を形成することにより得られ、磁気配向処理の有無は
限定されない。塗布方法により磁性層23aと磁性層2
3bを形成する場合、各磁性層の厚みは3〜50μm、
好ましくは5〜20μm程度とすることができ、また、
真空蒸着法、スパッタリング法、メッキ法等により形成
する場合は、各磁性層の厚みは200〜1000Å、好
ましくは400〜800Å程度とすることができる。
【0060】また、磁性層23aへのドット状凹部26
の形成は、上述の磁気記録媒体1の磁性層3へのドット
状凹部6の形成と同様に行うことができ、例えば、パル
ス励起固体レーザー等を使用して形成することができ
る。また、ドット状凹部26の形状、寸法、形成密度等
は、上述の磁気記録媒体1における磁性層3に形成され
たドット状凹部6と同様に適宜設定することができる。
の形成は、上述の磁気記録媒体1の磁性層3へのドット
状凹部6の形成と同様に行うことができ、例えば、パル
ス励起固体レーザー等を使用して形成することができ
る。また、ドット状凹部26の形状、寸法、形成密度等
は、上述の磁気記録媒体1における磁性層3に形成され
たドット状凹部6と同様に適宜設定することができる。
【0061】このような磁気記録媒体21は、上述の磁
気記録媒体1と同様に、固定磁気情報を構成する複数本
の微細な凹部25のパターンの認識を困難にさせるため
の隠蔽層や保護・装飾効果を上げるための保護層(絵柄
も含む)を磁性層23上に備えるものであってもよい。
尚、磁気記録媒体21を構成する基板22は、上述の磁
気記録媒体1を構成する基板2と同様とすることができ
るので、ここでの説明は省略する。
気記録媒体1と同様に、固定磁気情報を構成する複数本
の微細な凹部25のパターンの認識を困難にさせるため
の隠蔽層や保護・装飾効果を上げるための保護層(絵柄
も含む)を磁性層23上に備えるものであってもよい。
尚、磁気記録媒体21を構成する基板22は、上述の磁
気記録媒体1を構成する基板2と同様とすることができ
るので、ここでの説明は省略する。
【0062】上述の磁気記録媒体21は、磁性層23上
を読取用の磁気ヘッドが図中矢印a方向に走査したとき
に、上述の磁気記録媒体1と同様に、各凹部25を構成
するドット状凹部26の密度に対応した出力の磁気出力
信号波形が得られる。尚、磁性層23aが軟磁性層であ
る場合には、再生バイアス電流をかけながら読取用の磁
気ヘッドを走査させる。
を読取用の磁気ヘッドが図中矢印a方向に走査したとき
に、上述の磁気記録媒体1と同様に、各凹部25を構成
するドット状凹部26の密度に対応した出力の磁気出力
信号波形が得られる。尚、磁性層23aが軟磁性層であ
る場合には、再生バイアス電流をかけながら読取用の磁
気ヘッドを走査させる。
【0063】図14は、本発明の磁気記録媒体の他の実
施形態を示す図3相当の断面矢視図である。図14にお
いて、本発明の磁気記録媒体31は、基板32と、この
基板32の上に形成された磁性層33とを備えている。
この磁気記録媒体31では、磁性層33は異なる磁気特
性を備える磁性層33aと磁性層33bとが非磁性材層
39を介して積層された構造を有している。そして、磁
性層33bには、磁気ヘッドの走査方向(矢印a方向)
に沿って配列された複数本の微細な凹部35からなる固
定磁気情報が記録されている。この凹部35は、磁性層
33bを部分的に物理的除去して形成されたドット状凹
部36の集合であり、ドット状凹部36は磁気ヘッドの
走査方向(矢印a方向)とほぼ直交するように配列さ
れ、その1列が1本の凹部35を構成しており、凹部3
5にはドット状凹部36の密度の異なる2種以上のもの
が存在する(例えば、図示にように高密度の領域A1と
低密度の領域A2とを設けることができる)。したがっ
て、不変記録としての固定磁気情報は、個々の磁気記録
媒体毎に個別のデータとすることができる。
施形態を示す図3相当の断面矢視図である。図14にお
いて、本発明の磁気記録媒体31は、基板32と、この
基板32の上に形成された磁性層33とを備えている。
この磁気記録媒体31では、磁性層33は異なる磁気特
性を備える磁性層33aと磁性層33bとが非磁性材層
39を介して積層された構造を有している。そして、磁
性層33bには、磁気ヘッドの走査方向(矢印a方向)
に沿って配列された複数本の微細な凹部35からなる固
定磁気情報が記録されている。この凹部35は、磁性層
33bを部分的に物理的除去して形成されたドット状凹
部36の集合であり、ドット状凹部36は磁気ヘッドの
走査方向(矢印a方向)とほぼ直交するように配列さ
れ、その1列が1本の凹部35を構成しており、凹部3
5にはドット状凹部36の密度の異なる2種以上のもの
が存在する(例えば、図示にように高密度の領域A1と
低密度の領域A2とを設けることができる)。したがっ
て、不変記録としての固定磁気情報は、個々の磁気記録
媒体毎に個別のデータとすることができる。
【0064】磁気記録媒体31を構成する磁性層33
は、磁性層33aと磁性層33bがともに硬磁性層、あ
るいは、ともに軟磁性層であってもよく、また、硬磁性
層と軟磁性層の組み合わせであってもよい。但し、磁性
層33bが軟磁性層であり、磁性層33aが硬磁性層で
ある場合には、軟磁性層33bの保磁力は硬磁性層33
aの保磁力よりも小さいものとする。これは上述の軟磁
性層23aと硬磁性層23bとの関係と同様の理由によ
る。
は、磁性層33aと磁性層33bがともに硬磁性層、あ
るいは、ともに軟磁性層であってもよく、また、硬磁性
層と軟磁性層の組み合わせであってもよい。但し、磁性
層33bが軟磁性層であり、磁性層33aが硬磁性層で
ある場合には、軟磁性層33bの保磁力は硬磁性層33
aの保磁力よりも小さいものとする。これは上述の軟磁
性層23aと硬磁性層23bとの関係と同様の理由によ
る。
【0065】このような磁性層33は、上述の磁性層3
と同様にして磁性層33bを形成しドット状凹部36を
形成した後、磁性層33b上に非磁性材層39を形成
し、さらに磁性層33aを形成することにより得られ
る。また、磁性層33aと磁性層33bの磁気配向処理
の有無は限定されない。塗布方法により磁性層33aと
磁性層33bを形成する場合、各磁性層の厚みは3〜5
0μm、好ましくは5〜20μm程度とすることがで
き、また、真空蒸着法、スパッタリング法、メッキ法等
により形成する場合は、各磁性層の厚みは200〜10
00Å、好ましくは400〜800Å程度とすることが
できる。非磁性材層39は、上述の磁性層形成用の塗料
から磁性粉末を抜いた塗料を塗布して乾燥する方法等に
より形成することができ、厚みは1〜30μm、好まし
くは2〜10μm程度である。
と同様にして磁性層33bを形成しドット状凹部36を
形成した後、磁性層33b上に非磁性材層39を形成
し、さらに磁性層33aを形成することにより得られ
る。また、磁性層33aと磁性層33bの磁気配向処理
の有無は限定されない。塗布方法により磁性層33aと
磁性層33bを形成する場合、各磁性層の厚みは3〜5
0μm、好ましくは5〜20μm程度とすることがで
き、また、真空蒸着法、スパッタリング法、メッキ法等
により形成する場合は、各磁性層の厚みは200〜10
00Å、好ましくは400〜800Å程度とすることが
できる。非磁性材層39は、上述の磁性層形成用の塗料
から磁性粉末を抜いた塗料を塗布して乾燥する方法等に
より形成することができ、厚みは1〜30μm、好まし
くは2〜10μm程度である。
【0066】また、磁性層33bへのドット状凹部36
の形成は、上述の磁気記録媒体1の磁性層3へのドット
状凹部6の形成と同様に行うことができ、例えば、パル
ス励起固体レーザー等を使用して形成することができ
る。また、ドット状凹部36の形状、寸法、形成密度等
は、上述の磁気記録媒体1における磁性層3に形成され
たドット状凹部6と同様に適宜設定することができる。
の形成は、上述の磁気記録媒体1の磁性層3へのドット
状凹部6の形成と同様に行うことができ、例えば、パル
ス励起固体レーザー等を使用して形成することができ
る。また、ドット状凹部36の形状、寸法、形成密度等
は、上述の磁気記録媒体1における磁性層3に形成され
たドット状凹部6と同様に適宜設定することができる。
【0067】このような磁気記録媒体31は、上述の磁
気記録媒体1と同様に、固定磁気情報を構成する複数本
の微細な凹部35のパターンの認識を困難にさせるため
の隠蔽層や保護・装飾効果を上げるための保護層(絵柄
も含む)を磁性層33上に備えるものであってもよい。
尚、磁気記録媒体31を構成する基板32は、上述の磁
気記録媒体1を構成する基板2と同様とすることができ
るので、ここでの説明は省略する。
気記録媒体1と同様に、固定磁気情報を構成する複数本
の微細な凹部35のパターンの認識を困難にさせるため
の隠蔽層や保護・装飾効果を上げるための保護層(絵柄
も含む)を磁性層33上に備えるものであってもよい。
尚、磁気記録媒体31を構成する基板32は、上述の磁
気記録媒体1を構成する基板2と同様とすることができ
るので、ここでの説明は省略する。
【0068】上述の磁気記録媒体31は、磁性層33上
を読取用の磁気ヘッドが図中矢印a方向に等速度で走査
したときに、上述の磁気記録媒体1と同様に、各凹部3
5を構成するドット状凹部36の密度に対応した出力の
磁気出力信号波形が得られる。尚、磁性層33bが軟磁
性層である場合には、再生バイアス電流をかけながら読
取用の磁気ヘッドを走査させる。
を読取用の磁気ヘッドが図中矢印a方向に等速度で走査
したときに、上述の磁気記録媒体1と同様に、各凹部3
5を構成するドット状凹部36の密度に対応した出力の
磁気出力信号波形が得られる。尚、磁性層33bが軟磁
性層である場合には、再生バイアス電流をかけながら読
取用の磁気ヘッドを走査させる。
【0069】
【実施例】次に、具体的な実施例を示して本発明をさら
に詳細に説明する。 (実施例1)まず、下記の組成の硬磁性層用の磁性塗料
Aを準備した。
に詳細に説明する。 (実施例1)まず、下記の組成の硬磁性層用の磁性塗料
Aを準備した。
【0070】 磁性塗料Aの組成 ・Baフェライト粉体 … 41重量部 ・ポリウレタン樹脂 … 7重量部 ・メチルエチルケトン … 25重量部 ・トルエン … 25重量部 ・イソシアネート系硬化剤 … 2重量部 次に、基板として厚み250μmのポリエチレンテレフ
タレート製のカード基板を準備し、このカード基板上
に、グラビアコートにより上記の磁性塗料Aを塗布して
厚み10μmの硬磁性層を形成した。この硬磁性層の形
成では、対向磁石あるいはソレノイドでカード基板の長
辺方向に沿った磁気配向処理を施した。
タレート製のカード基板を準備し、このカード基板上
に、グラビアコートにより上記の磁性塗料Aを塗布して
厚み10μmの硬磁性層を形成した。この硬磁性層の形
成では、対向磁石あるいはソレノイドでカード基板の長
辺方向に沿った磁気配向処理を施した。
【0071】次いで、Nd:YAGレーザー光を用いて
下記の条件で図5に示されるようにレーザーパルスによ
る硬磁性層へのドット状凹部の形成を行った。
下記の条件で図5に示されるようにレーザーパルスによ
る硬磁性層へのドット状凹部の形成を行った。
【0072】ドット状凹部の形成条件 ・レーザー出力 :20W ・レーザースポット径:60μm(円形) ・パルス周波数 :20kHz 、10kHz 形成したドット状凹部は平均深さが6μmであり、この
ようなドット状凹部の集合により構成される凹部は、ド
ット状凹部の形成ピッチが120μmで密度の高い凹部
と、ドット状凹部の形成ピッチが240μmで密度の低
い凹部の2種であり、このような凹部を磁性層上に磁気
ヘッドの走査方向(カード基板の長辺方向)に複数本配
列することにより、ドット状凹部の密度の高い凹部から
なる領域A1とドット状凹部の密度の低い凹部からなる
領域A2とを有する固定磁気情報(記録密度約210b
pi)を記録して、図2および図3に示されるような磁
気記録媒体を作製した。
ようなドット状凹部の集合により構成される凹部は、ド
ット状凹部の形成ピッチが120μmで密度の高い凹部
と、ドット状凹部の形成ピッチが240μmで密度の低
い凹部の2種であり、このような凹部を磁性層上に磁気
ヘッドの走査方向(カード基板の長辺方向)に複数本配
列することにより、ドット状凹部の密度の高い凹部から
なる領域A1とドット状凹部の密度の低い凹部からなる
領域A2とを有する固定磁気情報(記録密度約210b
pi)を記録して、図2および図3に示されるような磁
気記録媒体を作製した。
【0073】さらに、凹部を形成した磁性層上に下記組
成の隠蔽層用の塗料をグラビアコートにより塗布して厚
み5μmの隠蔽層を形成した。
成の隠蔽層用の塗料をグラビアコートにより塗布して厚
み5μmの隠蔽層を形成した。
【0074】 隠蔽層用の塗料の組成 ・マイクロシリカ …10.5重量部 ・酸化チタン粉体 …10.5重量部 ・ポリウレタン樹脂 … 4重量部 ・メチルエチルケトン … 50重量部 ・トルエン … 25重量部 上記のように作製した磁気記録媒体の固定磁気情報の読
み取りをカードリーダーを用いて行った結果、図6に示
されるような磁気出力波形が得られ、領域A1における
磁気出力は4V(p−p)、領域A2における磁気出力
は2V(p−p)であった。そして、この固定磁気情報
は、従来の磁気バーコード等と同様、磁気的に消去でき
ない磁気情報として利用できるものであった。 (実施例2)まず、実施例1と同様にしてカード基板上
に厚み10μmの硬磁性層を形成した。この硬磁性層の
形成では、対向磁石あるいはソレノイドでカード基板の
長辺方向に沿った磁気配向処理を施した。
み取りをカードリーダーを用いて行った結果、図6に示
されるような磁気出力波形が得られ、領域A1における
磁気出力は4V(p−p)、領域A2における磁気出力
は2V(p−p)であった。そして、この固定磁気情報
は、従来の磁気バーコード等と同様、磁気的に消去でき
ない磁気情報として利用できるものであった。 (実施例2)まず、実施例1と同様にしてカード基板上
に厚み10μmの硬磁性層を形成した。この硬磁性層の
形成では、対向磁石あるいはソレノイドでカード基板の
長辺方向に沿った磁気配向処理を施した。
【0075】次いで、Nd:YAGレーザー光を用いて
下記の条件で図5に示されるようにレーザーパルスによ
る硬磁性層へのドット状凹部の形成を行った。
下記の条件で図5に示されるようにレーザーパルスによ
る硬磁性層へのドット状凹部の形成を行った。
【0076】 ドット状凹部の形成条件 ・レーザー出力 :20W ・レーザースポット径:60μm(円形) ・パルス周波数 :30kHz 、20kHz 、10kHz 形成したドット状凹部は平均深さが6μmであり、この
ようなドット状凹部の集合により構成される凹部は、ド
ット状凹部の形成ピッチが80μmで密度の高い凹部、
ドット状凹部の形成ピッチが240μmで密度の低い凹
部、ドット状凹部の形成ピッチが160μmで中間の密
度をもつ凹部の3種であり、このような凹部を磁性層上
に磁気ヘッドの走査方向(カード基板の長辺方向)に複
数本配列することにより、ドット状凹部の密度の高い凹
部からなる領域A1とドット状凹部の密度が中程度であ
る凹部からなる領域A2とドット状凹部の密度の低い凹
部からなる領域A3とを有する固定磁気情報(記録密度
約210bpi)を記録して、図7に示されるような磁
気記録媒体を作製した。
ようなドット状凹部の集合により構成される凹部は、ド
ット状凹部の形成ピッチが80μmで密度の高い凹部、
ドット状凹部の形成ピッチが240μmで密度の低い凹
部、ドット状凹部の形成ピッチが160μmで中間の密
度をもつ凹部の3種であり、このような凹部を磁性層上
に磁気ヘッドの走査方向(カード基板の長辺方向)に複
数本配列することにより、ドット状凹部の密度の高い凹
部からなる領域A1とドット状凹部の密度が中程度であ
る凹部からなる領域A2とドット状凹部の密度の低い凹
部からなる領域A3とを有する固定磁気情報(記録密度
約210bpi)を記録して、図7に示されるような磁
気記録媒体を作製した。
【0077】さらに、形成した硬磁性層上に実施例1と
同様にして厚み5μmの隠蔽層を形成した。
同様にして厚み5μmの隠蔽層を形成した。
【0078】上記のように作製した磁気記録媒体の固定
磁気情報の読み取りを実施例1と同じカードリーダーを
用いて行った結果、図8に示されるような磁気出力波形
が得られ、領域A1における磁気出力は6V(p−
p)、領域A2における磁気出力は4V(p−p)、領
域A3における磁気出力は2V(p−p)であった。そ
して、この固定磁気情報は、従来の磁気バーコード等と
同様、磁気的に消去できない磁気情報として利用できる
ものであった。 (実施例3)基板として厚み250μmのポリエチレン
テレフタレート製のカード基板を準備し、Nd:YAG
レーザー光を用いて下記の条件で図5に示されるように
レーザーパルスによるドット状の微小凹部の形成を行っ
た。このカード基板の長辺方向と直交する方向に形成し
たドット状の微小凹部は、平均深さ10μm、形成ピッ
チ120μmの列と、平均深さ10μm、形成ピッチ2
40μmの列との2種であった。
磁気情報の読み取りを実施例1と同じカードリーダーを
用いて行った結果、図8に示されるような磁気出力波形
が得られ、領域A1における磁気出力は6V(p−
p)、領域A2における磁気出力は4V(p−p)、領
域A3における磁気出力は2V(p−p)であった。そ
して、この固定磁気情報は、従来の磁気バーコード等と
同様、磁気的に消去できない磁気情報として利用できる
ものであった。 (実施例3)基板として厚み250μmのポリエチレン
テレフタレート製のカード基板を準備し、Nd:YAG
レーザー光を用いて下記の条件で図5に示されるように
レーザーパルスによるドット状の微小凹部の形成を行っ
た。このカード基板の長辺方向と直交する方向に形成し
たドット状の微小凹部は、平均深さ10μm、形成ピッ
チ120μmの列と、平均深さ10μm、形成ピッチ2
40μmの列との2種であった。
【0079】ドット状凹部の形成条件 ・レーザー出力 :20W ・レーザースポット径:60μm(円形) ・パルス周波数 :20kHz 、10kHz 次に、実施例1で使用したのと同じ硬磁性層用の磁性塗
料Aを用いて、上記のドット状の微小凹部が形成された
カード基板上に、グラビアコートにより厚み10μmの
硬磁性層を形成した。これにより、硬磁性層のカード基
板側には上記のドット状の微小凹部に対応したドット状
凸部が形成され、このようなドット状凸部の集合により
構成される凸部は、ドット状凸部の形成ピッチが120
μmで密度の高い凸部と、ドット状凸部の形成ピッチが
240μmで密度の低い凸部の2種であった。そして、
このような凸部を磁気ヘッドの走査方向(カード基板の
長辺方向)に複数本配列することにより、ドット状凹部
の密度の高い凹部からなる領域A1とドット状凹部の密
度の低い凹部からなる領域A2とを有する固定磁気情報
(記録密度約210bpi)を記録して、図2および図
12に示されるような磁気記録媒体を作製した。この硬
磁性層の形成では、対向磁石あるいはソレノイドでカー
ド基板の長辺方向に沿った磁気配向処理を施した。
料Aを用いて、上記のドット状の微小凹部が形成された
カード基板上に、グラビアコートにより厚み10μmの
硬磁性層を形成した。これにより、硬磁性層のカード基
板側には上記のドット状の微小凹部に対応したドット状
凸部が形成され、このようなドット状凸部の集合により
構成される凸部は、ドット状凸部の形成ピッチが120
μmで密度の高い凸部と、ドット状凸部の形成ピッチが
240μmで密度の低い凸部の2種であった。そして、
このような凸部を磁気ヘッドの走査方向(カード基板の
長辺方向)に複数本配列することにより、ドット状凹部
の密度の高い凹部からなる領域A1とドット状凹部の密
度の低い凹部からなる領域A2とを有する固定磁気情報
(記録密度約210bpi)を記録して、図2および図
12に示されるような磁気記録媒体を作製した。この硬
磁性層の形成では、対向磁石あるいはソレノイドでカー
ド基板の長辺方向に沿った磁気配向処理を施した。
【0080】さらに、形成した硬磁性層上に実施例1と
同様にして厚み5μmの隠蔽層を形成した。
同様にして厚み5μmの隠蔽層を形成した。
【0081】上記のように作製した磁気記録媒体の固定
磁気情報の読み取りを実施例1と同じカードリーダーを
用いて行った結果、図6に示されるような磁気出力波形
が得られ、領域A1における磁気出力は3.6V(p−
p)、領域A2における磁気出力は1.8V(p−p)
であった。そして、この固定磁気情報は、従来の磁気バ
ーコード等と同様、磁気的に消去できない磁気情報とし
て利用できるものであった。 (実施例4)まず、実施例1と同様にしてカード基板上
に厚み15μmの硬磁性層を形成した。この硬磁性層の
形成では、対向磁石あるいはソレノイドでカード基板の
長辺方向に沿った磁気配向処理を施した。
磁気情報の読み取りを実施例1と同じカードリーダーを
用いて行った結果、図6に示されるような磁気出力波形
が得られ、領域A1における磁気出力は3.6V(p−
p)、領域A2における磁気出力は1.8V(p−p)
であった。そして、この固定磁気情報は、従来の磁気バ
ーコード等と同様、磁気的に消去できない磁気情報とし
て利用できるものであった。 (実施例4)まず、実施例1と同様にしてカード基板上
に厚み15μmの硬磁性層を形成した。この硬磁性層の
形成では、対向磁石あるいはソレノイドでカード基板の
長辺方向に沿った磁気配向処理を施した。
【0082】次いで、下記組成の軟磁性層用の磁性塗料
Bを硬磁性層上にグラビアコートにより塗布して厚み1
0μmの軟磁性層を形成した。この軟磁性層の形成で
は、磁気配向処理は施さなかった。
Bを硬磁性層上にグラビアコートにより塗布して厚み1
0μmの軟磁性層を形成した。この軟磁性層の形成で
は、磁気配向処理は施さなかった。
【0083】 磁性塗料Bの組成 ・パーマロイ粉体 … 41重量部 ・ポリウレタン樹脂 … 7重量部 ・メチルエチルケトン … 25重量部 ・トルエン … 25重量部 ・イソシアネート系硬化剤 … 2重量部 次いで、Nd:YAGレーザー光を用いて下記の条件で
図4に示されるようにレーザーパルスによる軟磁性層へ
のドット状凹部の形成を行った。
図4に示されるようにレーザーパルスによる軟磁性層へ
のドット状凹部の形成を行った。
【0084】ドット状凹部の形成条件 ・レーザー出力 :20W ・レーザースポット径:60μm(円形) ・パルス周波数 :20kHz 、10kHz 形成したドット状凹部は平均深さが5μmであり、この
ようなドット状凹部の集合により構成される凹部は、ド
ット状凹部の形成ピッチが120μmで密度の高い凹部
と、ドット状凹部の形成ピッチが240μmで密度の低
い凹部の2種であった。そして、このような凹部を軟磁
性層上に磁気ヘッドの走査方向(カード基板の長辺方
向)に複数本配列することにより、ドット状凹部の密度
の高い凹部からなる領域A1とドット状凹部の密度の低
い凹部からなる領域A2とを有する固定磁気情報(記録
密度約210bpi)を記録して、図2および図13に
示されるような磁気記録媒体を作製した。
ようなドット状凹部の集合により構成される凹部は、ド
ット状凹部の形成ピッチが120μmで密度の高い凹部
と、ドット状凹部の形成ピッチが240μmで密度の低
い凹部の2種であった。そして、このような凹部を軟磁
性層上に磁気ヘッドの走査方向(カード基板の長辺方
向)に複数本配列することにより、ドット状凹部の密度
の高い凹部からなる領域A1とドット状凹部の密度の低
い凹部からなる領域A2とを有する固定磁気情報(記録
密度約210bpi)を記録して、図2および図13に
示されるような磁気記録媒体を作製した。
【0085】さらに、形成した軟磁性層上に実施例1と
同様にして厚み5μmの隠蔽層を形成した。
同様にして厚み5μmの隠蔽層を形成した。
【0086】上記のように作製した磁気記録媒体の固定
磁気情報の読み取りをカードリーダー(再生バイアス電
流=DC100mA)を用いて行った結果、図6に示さ
れるような磁気出力波形が得られ、領域A1における磁
気出力は5V(p−p)、領域A2における磁気出力は
2.5V(p−p)であった。そして、この固定磁気情
報は、従来の磁気バーコード等と同様、磁気的に消去で
きない磁気情報として利用できるものであった。 (実施例5)まず、実施例1と同様にしてカード基板上
に厚み15μmの硬磁性層を形成した。この硬磁性層の
形成では、対向磁石あるいはソレノイドでカード基板の
長辺方向に沿った磁気配向処理を施した。
磁気情報の読み取りをカードリーダー(再生バイアス電
流=DC100mA)を用いて行った結果、図6に示さ
れるような磁気出力波形が得られ、領域A1における磁
気出力は5V(p−p)、領域A2における磁気出力は
2.5V(p−p)であった。そして、この固定磁気情
報は、従来の磁気バーコード等と同様、磁気的に消去で
きない磁気情報として利用できるものであった。 (実施例5)まず、実施例1と同様にしてカード基板上
に厚み15μmの硬磁性層を形成した。この硬磁性層の
形成では、対向磁石あるいはソレノイドでカード基板の
長辺方向に沿った磁気配向処理を施した。
【0087】次いで、Nd:YAGレーザー光を用いて
実施例1と同様にして硬磁性層へのドット状凹部の形成
を行った。
実施例1と同様にして硬磁性層へのドット状凹部の形成
を行った。
【0088】次に、下記の組成の非磁性材層用の塗料を
準備した。
準備した。
【0089】 非磁性材層用塗料の組成 ・ポリウレタン樹脂 … 16重量部 ・メチルエチルケトン … 40重量部 ・トルエン … 40重量部 ・イソシアネート系硬化剤 … 4重量部 この塗料をドット状凹部が形成された硬磁性層上にグラ
ビアコートにより塗布して厚み5μmの非磁性材層を形
成した。
ビアコートにより塗布して厚み5μmの非磁性材層を形
成した。
【0090】次いで、上記の非磁性材層上に実施例4で
使用した軟磁性層用の磁性塗料Bを用いてグラビアコー
トにより厚み10μmの軟磁性層を形成した。これによ
り、硬磁性層の非磁性材層側に、上記のドット状凹部の
形成ピッチが120μmで密度の高い凹部と、ドット状
凹部の形成ピッチが240μmで密度の低い凹部の2種
の凹部が形成され、このような2種の凹部を磁気ヘッド
の走査方向(カード基板の長辺方向)に複数本配列する
ことにより、ドット状凹部の密度の高い凹部からなる領
域A1とドット状凹部の密度の低い凹部からなる領域A
2とを有する固定磁気情報(記録密度約210bpi)
を記録して、図2および図14に示されるような磁気記
録媒体を作製した。
使用した軟磁性層用の磁性塗料Bを用いてグラビアコー
トにより厚み10μmの軟磁性層を形成した。これによ
り、硬磁性層の非磁性材層側に、上記のドット状凹部の
形成ピッチが120μmで密度の高い凹部と、ドット状
凹部の形成ピッチが240μmで密度の低い凹部の2種
の凹部が形成され、このような2種の凹部を磁気ヘッド
の走査方向(カード基板の長辺方向)に複数本配列する
ことにより、ドット状凹部の密度の高い凹部からなる領
域A1とドット状凹部の密度の低い凹部からなる領域A
2とを有する固定磁気情報(記録密度約210bpi)
を記録して、図2および図14に示されるような磁気記
録媒体を作製した。
【0091】さらに、形成した軟磁性層上に実施例1と
同様にして厚み5μmの隠蔽層を形成した。
同様にして厚み5μmの隠蔽層を形成した。
【0092】上記のように作製した磁気記録媒体の固定
磁気情報の読み取りを実施例1と同じカードリーダーを
用いて行った結果、図6に示されるような磁気出力波形
が得られ、領域A1における磁気出力は2.8V(p−
p)、領域A2における磁気出力は1.4V(p−p)
であった。そして、この固定磁気情報は、従来の磁気バ
ーコード等と同様、磁気的に消去できない磁気情報とし
て利用できるものであった。
磁気情報の読み取りを実施例1と同じカードリーダーを
用いて行った結果、図6に示されるような磁気出力波形
が得られ、領域A1における磁気出力は2.8V(p−
p)、領域A2における磁気出力は1.4V(p−p)
であった。そして、この固定磁気情報は、従来の磁気バ
ーコード等と同様、磁気的に消去できない磁気情報とし
て利用できるものであった。
【0093】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の磁気記録
媒体は、基板の上に形成された磁性層に、ドット状凹部
の集合である微細な複数本の凹部またはドット状凸部の
集合である微細な複数本の凸部を磁気ヘッドの走査方向
に沿って配列し、かつ、上記の凹部や凸部にはドット状
凹部あるいはドット状凸部の密度が異なる2種以上の凹
部や凸部が存在するようにして磁性層に固定磁気情報が
記録されているので、磁性層上に磁気ヘッドを走査した
ときに固定磁気情報から磁気出力信号が得られ、かつ、
この磁気出力信号は上記のドット状凹部やドット状凸部
の密度に対応した出力を示すので、固定磁気情報からの
所定の出力パターンをもつ磁気出力信号が得られるか否
かにより磁気記録媒体の真偽判定を確実に行うことがで
きるとともに、磁気記録媒体の変造を極めて困難なもの
とし、また、上記のドット状凹部およびドット状凸部を
磁性層あるいは基板を部分的に物理的除去して形成する
ことにより、ドット状凹部やドット状凸部の形状、密度
等を変えて磁気出力波形の制御を行うことが容易であ
り、また、種々のパターン形成が可能になり磁気記録媒
体毎に異なった固定磁気情報を記録することができ、さ
らに、記録密度を高くしても安定した磁気出力波形が得
られ記録密度の向上も図ることができる。
媒体は、基板の上に形成された磁性層に、ドット状凹部
の集合である微細な複数本の凹部またはドット状凸部の
集合である微細な複数本の凸部を磁気ヘッドの走査方向
に沿って配列し、かつ、上記の凹部や凸部にはドット状
凹部あるいはドット状凸部の密度が異なる2種以上の凹
部や凸部が存在するようにして磁性層に固定磁気情報が
記録されているので、磁性層上に磁気ヘッドを走査した
ときに固定磁気情報から磁気出力信号が得られ、かつ、
この磁気出力信号は上記のドット状凹部やドット状凸部
の密度に対応した出力を示すので、固定磁気情報からの
所定の出力パターンをもつ磁気出力信号が得られるか否
かにより磁気記録媒体の真偽判定を確実に行うことがで
きるとともに、磁気記録媒体の変造を極めて困難なもの
とし、また、上記のドット状凹部およびドット状凸部を
磁性層あるいは基板を部分的に物理的除去して形成する
ことにより、ドット状凹部やドット状凸部の形状、密度
等を変えて磁気出力波形の制御を行うことが容易であ
り、また、種々のパターン形成が可能になり磁気記録媒
体毎に異なった固定磁気情報を記録することができ、さ
らに、記録密度を高くしても安定した磁気出力波形が得
られ記録密度の向上も図ることができる。
【図1】本発明の一実施形態を説明するための、カード
状の磁気記録媒体の斜視図である。
状の磁気記録媒体の斜視図である。
【図2】図1に示される磁気記録媒体における磁性層の
記録部の部分拡大平面図である。
記録部の部分拡大平面図である。
【図3】図2に示される磁性層の記録部のA−A線にお
ける拡大断面矢視図である。
ける拡大断面矢視図である。
【図4】1,0のディジタル信号のフォーマット例を示
す図である。
す図である。
【図5】パルスレーザーを使用したドット状凹部の形成
例を示す図である。
例を示す図である。
【図6】具体的に信号を検出するための一例を示した図
である。
である。
【図7】本発明の他の実施形態の磁気記録媒体における
磁性層の記録部の部分拡大平面図である。
磁性層の記録部の部分拡大平面図である。
【図8】図7に示される実施形態における具体的な信号
検出を説明するための図である。
検出を説明するための図である。
【図9】本発明の他の実施形態の磁気記録媒体における
磁性層の記録部の部分拡大平面図である。
磁性層の記録部の部分拡大平面図である。
【図10】図9に示される実施形態における具体的な信
号検出を説明するための図である。
号検出を説明するための図である。
【図11】本発明の磁気記録媒体を構成するドット状凹
部の配設例を示す平面図である。
部の配設例を示す平面図である。
【図12】本発明の他の実施形態を説明するための図で
ある。
ある。
【図13】本発明の他の実施形態を説明するための図で
ある。
ある。
【図14】本発明の他の実施形態を説明するための図で
ある。
ある。
1,11,21,31…磁気記録媒体 2,12,22,32…基板 3,13,23,33…磁性層 5(5a,5b,5c),25,35…凹部 6,26,36…ドット状凹部 17…凸部 18…ドット状凸部
Claims (10)
- 【請求項1】 基板と、この基板の上に形成された磁性
層とを少なくとも備える磁気記録媒体であって、 前記磁性層は、磁気ヘッドの走査方向に沿って配列され
た複数本の微細な凹部または凸部からなる固定磁気情報
が記録されており、前記の各凹部は磁気ヘッドの走査方
向とほぼ直交するように前記磁性層に形成されたドット
状凹部の集合であるとともに、前記凹部には前記ドット
状凹部の密度が異なる2種以上の凹部が存在し、また、
前記の各凸部は磁気ヘッドの走査方向とほぼ直交するよ
うに前記磁性層に形成されたドット状凸部の集合である
とともに、前記凸部には前記ドット状凸部の密度が異な
る2種以上の凸部が存在することを特徴とする磁気記録
媒体。 - 【請求項2】 前記固定磁気情報には、前記ドット状凹
部の密度が同じである複数本の凹部または前記凸部のド
ット状凸部の密度が同じである複数本の凸部からなる領
域が2種以上存在することを特徴とする請求項1に記載
の磁気記録媒体。 - 【請求項3】 前記磁性層は異なる磁気特性を有する少
なくとも2種の磁性層を備えた多層構造であり、磁性層
を構成するいずれかの1層に複数本の微細な凹部または
凸部からなる固定磁気情報が記録されていることを特徴
とする請求項1または請求項2に記載の磁気記録媒体。 - 【請求項4】 前記ドット状凹部は前記磁性層の表面を
部分的に物理的除去して形成されたものであり、前記ド
ット状凸部は予め部分的に物理的除去してドット状の微
小凹部を形成した前記基板上に前記磁性層を設けること
により形成されたものであることを特徴とする請求項1
乃至請求項3のいずれかに記載の磁気記録媒体。 - 【請求項5】 前記ドット状凸部は前記基板上に設けた
磁性層を部分的に物理的除去してドット状の微小凹部を
形成し更にこの上に磁性層を設けることにより形成され
たものであることを特徴とする請求項3に記載の磁気記
録媒体。 - 【請求項6】 前記ドット状凹部の開口幅および前記ド
ット状凸部の最大幅は30〜1000μmの範囲である
ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記
載の磁気記録媒体。 - 【請求項7】 前記ドット状凹部の形成ピッチおよび前
記ドット状凸部の形成ピッチは1μm〜5mmの範囲で
あることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか
に記載の磁気記録媒体。 - 【請求項8】 前記ドット状凹部の深さおよび前記ドッ
ト状凸部の高さは2〜30μmの範囲であることを特徴
とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の磁気記
録媒体。 - 【請求項9】 前記凹部の形成ピッチおよび前記凸部の
形成ピッチは30μm以上であることを特徴とする請求
項1乃至請求項8のいずれかに記載の磁気記録媒体。 - 【請求項10】 前記磁性層の上には、隠蔽層が形成さ
れていることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいず
れかに記載の磁気記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9024316A JPH10208009A (ja) | 1997-01-23 | 1997-01-23 | 磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9024316A JPH10208009A (ja) | 1997-01-23 | 1997-01-23 | 磁気記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10208009A true JPH10208009A (ja) | 1998-08-07 |
Family
ID=12134789
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9024316A Pending JPH10208009A (ja) | 1997-01-23 | 1997-01-23 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10208009A (ja) |
-
1997
- 1997-01-23 JP JP9024316A patent/JPH10208009A/ja active Pending
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