JPH10208205A - 磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents
磁気ヘッドの製造方法Info
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- JPH10208205A JPH10208205A JP953397A JP953397A JPH10208205A JP H10208205 A JPH10208205 A JP H10208205A JP 953397 A JP953397 A JP 953397A JP 953397 A JP953397 A JP 953397A JP H10208205 A JPH10208205 A JP H10208205A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 アジマス角の大きな磁気ヘッドを生産性良く
製造する磁気ヘッドの製造方法を提案する。 【解決手段】 本発明にかかる磁気ヘッドの製造方法
は、所定のアジマス角αを有する磁気ヘッドの製造方法
であって、少なくとも一方の面に磁性薄膜が形成された
基板を複数作製する工程と、複数の基板を、アジマス角
αに相当する角度よりも小さな角度βだけ傾けた状態で
積み重ねて相互に接合し、略平行四辺形状の磁気コア基
板ブロック11を作製する工程と、この磁気コア基板ブ
ロック11を、磁性薄膜の膜厚方向にc対してアジマス
角αに相当する角度αだけ傾けて切断し、対をなす略対
称な磁気コアハーフブロックを複数作製する工程とを有
し、その後、対をなす磁気コアハーフブロックに対して
所定の加工を施し、磁性薄膜を一対の基板によって挟み
込んでなる一対の磁気コア半体が所定のアジマス角αを
有するように突き合われた磁気ヘッドを作製する。
製造する磁気ヘッドの製造方法を提案する。 【解決手段】 本発明にかかる磁気ヘッドの製造方法
は、所定のアジマス角αを有する磁気ヘッドの製造方法
であって、少なくとも一方の面に磁性薄膜が形成された
基板を複数作製する工程と、複数の基板を、アジマス角
αに相当する角度よりも小さな角度βだけ傾けた状態で
積み重ねて相互に接合し、略平行四辺形状の磁気コア基
板ブロック11を作製する工程と、この磁気コア基板ブ
ロック11を、磁性薄膜の膜厚方向にc対してアジマス
角αに相当する角度αだけ傾けて切断し、対をなす略対
称な磁気コアハーフブロックを複数作製する工程とを有
し、その後、対をなす磁気コアハーフブロックに対して
所定の加工を施し、磁性薄膜を一対の基板によって挟み
込んでなる一対の磁気コア半体が所定のアジマス角αを
有するように突き合われた磁気ヘッドを作製する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テープ状磁気記録
媒体に対して記録再生を行う磁気ヘッドの製造方法に関
し、詳しくは、一対の磁気コア半体を突き合わせること
によって、所定のアジマス角を有する磁気ギャップが形
成される磁気ヘッドの製造方法に関する。
媒体に対して記録再生を行う磁気ヘッドの製造方法に関
し、詳しくは、一対の磁気コア半体を突き合わせること
によって、所定のアジマス角を有する磁気ギャップが形
成される磁気ヘッドの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオ・テープ・レコーダ等の磁
気記録再生装置においては、記録信号の高記録密度化
や、高周波化等が進められている。この高密度化に対応
した磁気記録媒体としては、磁性粉にFe,Co,Ni
等の強磁性金属の粉末を用いたいわゆるメタルテープ
や、強磁性金属材料を蒸着法によりベースフィルム上に
被着したいわゆる蒸着テープ等が使用されるようになっ
ている。そして、このような磁気記録媒体が高い残留磁
束密度Brと高い保磁力Hcを有するために、記録再生
に用いる磁気ヘッドは、ヘッド材料に高い飽和磁束密度
Bsと高い透磁率を有することが要求されている。
気記録再生装置においては、記録信号の高記録密度化
や、高周波化等が進められている。この高密度化に対応
した磁気記録媒体としては、磁性粉にFe,Co,Ni
等の強磁性金属の粉末を用いたいわゆるメタルテープ
や、強磁性金属材料を蒸着法によりベースフィルム上に
被着したいわゆる蒸着テープ等が使用されるようになっ
ている。そして、このような磁気記録媒体が高い残留磁
束密度Brと高い保磁力Hcを有するために、記録再生
に用いる磁気ヘッドは、ヘッド材料に高い飽和磁束密度
Bsと高い透磁率を有することが要求されている。
【0003】一方、上述のような磁気記録媒体の高密度
化に伴って、磁気記録媒体に記録される記録トラック幅
の狭小化も進められており、これに対応して磁気ヘッド
としては、トラック幅が極めて狭いものが要求されてい
る。
化に伴って、磁気記録媒体に記録される記録トラック幅
の狭小化も進められており、これに対応して磁気ヘッド
としては、トラック幅が極めて狭いものが要求されてい
る。
【0004】そこで、従来においては、セラミックス材
料等からなる非磁性基板上に磁気コアとなる磁性薄膜を
被着形成し、これをトラック部分としたいわゆる複合型
磁気ヘッドが提案されている。
料等からなる非磁性基板上に磁気コアとなる磁性薄膜を
被着形成し、これをトラック部分としたいわゆる複合型
磁気ヘッドが提案されている。
【0005】この複合型磁気ヘッドを製造する際は、先
ず、図16に示すように、非磁性基板30の片面に磁気
コアとなる磁性薄膜31を成膜し、この磁性薄膜31上
に接合膜32をスパッタリング法等の真空薄膜形成方法
により形成し、磁気コア基板33を作成する。ここで、
接合膜32としては、融着用ガラス膜、或いは、低温金
属接合用のAu,Ag,Pd等が用いられる。
ず、図16に示すように、非磁性基板30の片面に磁気
コアとなる磁性薄膜31を成膜し、この磁性薄膜31上
に接合膜32をスパッタリング法等の真空薄膜形成方法
により形成し、磁気コア基板33を作成する。ここで、
接合膜32としては、融着用ガラス膜、或いは、低温金
属接合用のAu,Ag,Pd等が用いられる。
【0006】次に、非磁性基板30上に磁性薄膜31、
接合膜32を形成してなる磁気コア基板33を、図17
に示すように、基準面34上に磁性薄膜31の膜厚方向
aに積み重ね、最後に磁性膜膜31、接合膜32が成膜
されていない非磁性基板30aを重ねる。そして、図1
7中の矢印で示すように、積み重ねた磁気コア基板33
の両側面から加圧しながら加熱処理を行い接合一体化す
ることで磁気コア基板ブロック35を作製する。
接合膜32を形成してなる磁気コア基板33を、図17
に示すように、基準面34上に磁性薄膜31の膜厚方向
aに積み重ね、最後に磁性膜膜31、接合膜32が成膜
されていない非磁性基板30aを重ねる。そして、図1
7中の矢印で示すように、積み重ねた磁気コア基板33
の両側面から加圧しながら加熱処理を行い接合一体化す
ることで磁気コア基板ブロック35を作製する。
【0007】次に、この磁気コア基板ブロック35を、
図18及び図19に示すように、磁気ヘッドのアジマス
角をαとしたとき、基準面34から90゜−αの角度だ
け傾けた切断線A−A、B−B、C−Cに沿って切断
し、互いに略対称な一対の磁気コア半体となる磁気コア
ハーフブロックを形成する。
図18及び図19に示すように、磁気ヘッドのアジマス
角をαとしたとき、基準面34から90゜−αの角度だ
け傾けた切断線A−A、B−B、C−Cに沿って切断
し、互いに略対称な一対の磁気コア半体となる磁気コア
ハーフブロックを形成する。
【0008】次に、これらの磁気コアハーフブロックの
うち、いずれか一方の磁気コアハーフブロックに、その
長手方向に沿って巻線溝を形成する。次に、巻線溝が形
成されていない磁気コアハーフブロックの片面と、磁気
コアハーフブロックの巻線溝が形成された面に対して平
滑研磨を施す。
うち、いずれか一方の磁気コアハーフブロックに、その
長手方向に沿って巻線溝を形成する。次に、巻線溝が形
成されていない磁気コアハーフブロックの片面と、磁気
コアハーフブロックの巻線溝が形成された面に対して平
滑研磨を施す。
【0009】次に、これら磁気コアハーフブロックの突
き合わせ面にギャップスペーサーをスパッタリング法等
の真空薄膜形成法により形成した後、各磁気コアハーフ
ブロックにそれぞれ形成された磁性薄膜同士が相対向す
るように、突き合わせて加圧しながら加熱処理を行って
磁気コアブロックを作製する。
き合わせ面にギャップスペーサーをスパッタリング法等
の真空薄膜形成法により形成した後、各磁気コアハーフ
ブロックにそれぞれ形成された磁性薄膜同士が相対向す
るように、突き合わせて加圧しながら加熱処理を行って
磁気コアブロックを作製する。
【0010】次に、所定のギャップ深さとなるように、
媒体摺動面となる側からラップすることによって、所定
の曲率を有する媒体摺動面を形成し、磁性薄膜と平行に
チップ切断することで磁気ヘッドを完成する。
媒体摺動面となる側からラップすることによって、所定
の曲率を有する媒体摺動面を形成し、磁性薄膜と平行に
チップ切断することで磁気ヘッドを完成する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した磁気ヘッドの
製造方法においては、図18及び図19に示す磁気コア
基板ブロック35を切断する工程において、切断面を基
準面34から約90゜−αの切断角で切断するために、
切り残り部分が生ずる。
製造方法においては、図18及び図19に示す磁気コア
基板ブロック35を切断する工程において、切断面を基
準面34から約90゜−αの切断角で切断するために、
切り残り部分が生ずる。
【0012】特に、アジマス角αの大きな磁気ヘッドを
作製する際、磁気コア基板33に対する切断角90゜−
αが大きくなってしまうために、この切り残り部分は、
大きくなってしまう。このように、上述した磁気ヘッド
の製造方法において、切り残り部分が大きくなると、磁
気コア基板33の無駄が生じ、生産性が悪くなってしま
うという問題点がある。
作製する際、磁気コア基板33に対する切断角90゜−
αが大きくなってしまうために、この切り残り部分は、
大きくなってしまう。このように、上述した磁気ヘッド
の製造方法において、切り残り部分が大きくなると、磁
気コア基板33の無駄が生じ、生産性が悪くなってしま
うという問題点がある。
【0013】また、このような切り残り部分の減少を図
るために、図20に示すように、予め磁気コア基板ブロ
ック35をアジマス角に相当する角度αだけ傾けた状態
で重ね合わせ、これを基準面36に対して図20中の点
線で示すような切断面、すなわち、基準面36に対して
垂直方向aに切断する方法が提案されている。
るために、図20に示すように、予め磁気コア基板ブロ
ック35をアジマス角に相当する角度αだけ傾けた状態
で重ね合わせ、これを基準面36に対して図20中の点
線で示すような切断面、すなわち、基準面36に対して
垂直方向aに切断する方法が提案されている。
【0014】このような磁気ヘッドの製造方法によれ
ば、上述したような切り残り部分が基板の端部の三角形
部分のみとなり、磁気コア基板33を有効に使え、歩留
まりの点で非常に有利である。
ば、上述したような切り残り部分が基板の端部の三角形
部分のみとなり、磁気コア基板33を有効に使え、歩留
まりの点で非常に有利である。
【0015】しかしながら、このように磁気コア基板ブ
ロック35を作製する際、積み重ねた磁気コア基板33
を基準面36の垂直方向aに対して両面から加圧させて
作製するので、アジマス角αの大きな磁気ヘッドを製造
する際、それぞれの磁気コア基板33がずれる方向に圧
力が働いてしまい、ずれてしまう。このようなそれぞれ
の磁気コア基板33のずれは、アジマス角αの大きな磁
気ヘッドを製造する際に更に顕著となってしまう。した
がって、この磁気ヘッドの製造方法は、アジマス角αの
大きな磁気ヘッドの作製には適用できない。
ロック35を作製する際、積み重ねた磁気コア基板33
を基準面36の垂直方向aに対して両面から加圧させて
作製するので、アジマス角αの大きな磁気ヘッドを製造
する際、それぞれの磁気コア基板33がずれる方向に圧
力が働いてしまい、ずれてしまう。このようなそれぞれ
の磁気コア基板33のずれは、アジマス角αの大きな磁
気ヘッドを製造する際に更に顕著となってしまう。した
がって、この磁気ヘッドの製造方法は、アジマス角αの
大きな磁気ヘッドの作製には適用できない。
【0016】本発明は、上述した実情に鑑みて提案され
たものであり、アジマス角の大きな磁気ヘッドを生産性
良く製造する磁気ヘッドの製造方法を提案することを目
的とする。
たものであり、アジマス角の大きな磁気ヘッドを生産性
良く製造する磁気ヘッドの製造方法を提案することを目
的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決する本
発明にかかる磁気ヘッドの製造方法は、所定のアジマス
角を有する磁気ヘッドの製造方法であって、少なくとも
一方の面に磁性薄膜が形成された基板を複数作製する工
程と、複数の基板を、アジマス角に相当する角度よりも
小さな角度だけ傾けた状態で積み重ねて相互に接合し、
略平行四辺形状の磁気コア基板ブロックを作製する工程
と、この磁気コア基板ブロックを、磁性薄膜の膜厚方向
に対してアジマス角に相当する角度だけ傾けて切断し、
対をなす略対称な磁気コアハーフブロックを複数作製す
る工程とを有し、その後、対をなす磁気コアハーフブロ
ックに対して所定の加工を施し、磁性薄膜を一対の基板
によって挟み込んでなる一対の磁気コア半体が所定のア
ジマス角を有するように突き合われた磁気ヘッドを作製
することを特徴とする。
発明にかかる磁気ヘッドの製造方法は、所定のアジマス
角を有する磁気ヘッドの製造方法であって、少なくとも
一方の面に磁性薄膜が形成された基板を複数作製する工
程と、複数の基板を、アジマス角に相当する角度よりも
小さな角度だけ傾けた状態で積み重ねて相互に接合し、
略平行四辺形状の磁気コア基板ブロックを作製する工程
と、この磁気コア基板ブロックを、磁性薄膜の膜厚方向
に対してアジマス角に相当する角度だけ傾けて切断し、
対をなす略対称な磁気コアハーフブロックを複数作製す
る工程とを有し、その後、対をなす磁気コアハーフブロ
ックに対して所定の加工を施し、磁性薄膜を一対の基板
によって挟み込んでなる一対の磁気コア半体が所定のア
ジマス角を有するように突き合われた磁気ヘッドを作製
することを特徴とする。
【0018】なお、上記の磁気ヘッドの製造方法におい
ては、磁性薄膜を挟み込む一対の基板を、非磁性体から
なるものとしても良い。
ては、磁性薄膜を挟み込む一対の基板を、非磁性体から
なるものとしても良い。
【0019】また、上記の磁気ヘッドの製造方法におい
ては、磁性薄膜を挟み込む一対の基板を、非磁性体と磁
性フェライト材からなる基板としても良い。
ては、磁性薄膜を挟み込む一対の基板を、非磁性体と磁
性フェライト材からなる基板としても良い。
【0020】また、上記の磁気ヘッドの製造方法におい
ては、磁性薄膜を、電気的絶縁膜を介して積層された構
造を有するものとしても良い。
ては、磁性薄膜を、電気的絶縁膜を介して積層された構
造を有するものとしても良い。
【0021】また、上記の磁気ヘッドの製造方法におい
ては、基板を傾ける角度が、5度〜20度の範囲内であ
ることが望ましい。
ては、基板を傾ける角度が、5度〜20度の範囲内であ
ることが望ましい。
【0022】このような磁気ヘッドの製造方法は、複数
の基板を、アジマス角に相当する角度よりも小さな角度
だけ傾けた状態で積み重ねて相互に接合し、略平行四辺
形状の磁気コア基板ブロックを作製する工程と、磁気コ
ア基板ブロックを、磁性薄膜の膜厚方向に対してアジマ
ス角に相当する角度だけ傾けて切断し、対をなす略対称
な磁気コアハーフブロックを複数作製するので、アジマ
ス角の大きな磁気ヘッドを製造する際においても、従来
のように、切り残し部分が大きくなってしまうようなこ
とがなく、かつ、接合したそれぞれの基板がずれて、各
々の基板間の接合力が弱くなってしまうようなことがな
い。
の基板を、アジマス角に相当する角度よりも小さな角度
だけ傾けた状態で積み重ねて相互に接合し、略平行四辺
形状の磁気コア基板ブロックを作製する工程と、磁気コ
ア基板ブロックを、磁性薄膜の膜厚方向に対してアジマ
ス角に相当する角度だけ傾けて切断し、対をなす略対称
な磁気コアハーフブロックを複数作製するので、アジマ
ス角の大きな磁気ヘッドを製造する際においても、従来
のように、切り残し部分が大きくなってしまうようなこ
とがなく、かつ、接合したそれぞれの基板がずれて、各
々の基板間の接合力が弱くなってしまうようなことがな
い。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる磁気ヘッド
の製造方法について図面を参照しながら詳細に説明す
る。
の製造方法について図面を参照しながら詳細に説明す
る。
【0024】本実施の形態にかかる磁気ヘッドの製造方
法によって製造される磁気ヘッド1は、図1に示すよう
に、磁気コアとなる磁性薄膜2aを、その膜厚方向から
一対の非磁性基板3a,4aによって挟み込んでなる磁
気コア半体5aと、磁気コアとなる磁性薄膜2bを、そ
の膜厚方向から一対の非磁性基板3b,4bによって挟
み込んでなる磁気コア半体5bとが、突き合わせ面に呈
する磁性薄膜2a,2bの端面同士を突き合わせてその
突き合わせ面に所定のアジマス角αを有する磁気ギャッ
プgを形成してなる磁気ヘッドである。
法によって製造される磁気ヘッド1は、図1に示すよう
に、磁気コアとなる磁性薄膜2aを、その膜厚方向から
一対の非磁性基板3a,4aによって挟み込んでなる磁
気コア半体5aと、磁気コアとなる磁性薄膜2bを、そ
の膜厚方向から一対の非磁性基板3b,4bによって挟
み込んでなる磁気コア半体5bとが、突き合わせ面に呈
する磁性薄膜2a,2bの端面同士を突き合わせてその
突き合わせ面に所定のアジマス角αを有する磁気ギャッ
プgを形成してなる磁気ヘッドである。
【0025】このような磁気ヘッド1を製造する際にお
いては、先ず、図2に示すように、例えばセラミック材
料からなる基板6の一方面に磁気コアとなる磁性薄膜7
を形成し、更に、この磁性薄膜7上に接合膜8を形成す
ることによって、磁気コア基板9を作製する。なお、こ
の磁性薄膜7及び接合膜8は、例えばスパッタリング法
等の真空薄膜形成法によって形成する。
いては、先ず、図2に示すように、例えばセラミック材
料からなる基板6の一方面に磁気コアとなる磁性薄膜7
を形成し、更に、この磁性薄膜7上に接合膜8を形成す
ることによって、磁気コア基板9を作製する。なお、こ
の磁性薄膜7及び接合膜8は、例えばスパッタリング法
等の真空薄膜形成法によって形成する。
【0026】この磁性薄膜7としては、例えばFe−A
l−Si、Fe−Ni−Al−Si、Fe−Ga−S
i、Fe−Al−Ge等、及びそれらに8原子%以下の
Co,Ti,Cr,Nb,Mo,Ta,Ru,Au,P
d,N,C,O等を一種又は数種添加した結晶質材料、
又はCoを主としてZr,Ta,Ti,Hf,Mo,N
bの一種又は数種添加して構成されたアモルファス材
料、或いはCo,Feに主としてZr,Ta,Ti,H
f,Mo,Nb,Si,Al,Bの一種又は数種とN,
C,Oの一種又は数種を添加して構成された微結晶材
料、等が選ばれる。また、接合膜8としては、融着用ガ
ラス膜、或いは、低温金属接合用のAu,Ag,Pd等
が用いられる。
l−Si、Fe−Ni−Al−Si、Fe−Ga−S
i、Fe−Al−Ge等、及びそれらに8原子%以下の
Co,Ti,Cr,Nb,Mo,Ta,Ru,Au,P
d,N,C,O等を一種又は数種添加した結晶質材料、
又はCoを主としてZr,Ta,Ti,Hf,Mo,N
bの一種又は数種添加して構成されたアモルファス材
料、或いはCo,Feに主としてZr,Ta,Ti,H
f,Mo,Nb,Si,Al,Bの一種又は数種とN,
C,Oの一種又は数種を添加して構成された微結晶材
料、等が選ばれる。また、接合膜8としては、融着用ガ
ラス膜、或いは、低温金属接合用のAu,Ag,Pd等
が用いられる。
【0027】次に、図3及び図4に示すように、上述の
工程で磁性薄膜7及び接合膜8が形成された磁気コア基
板9を第1の基準面10の方向aに対して角度βだけ傾
けて積み重ねる。このとき、相互に積み重ねた磁気コア
基板9は、所定量tだけずれるようにして積み重ねられ
る。そして、最後に磁性薄膜7及び接合膜8が形成され
ていない基板6aを積み重ねることによって、略平行四
辺形状とする。そして、このように積み重ねた磁気コア
基板9に対して磁性薄膜7の積層方向cに加圧しながら
加熱処理を行い、磁気コア基板ブロック11を作製す
る。
工程で磁性薄膜7及び接合膜8が形成された磁気コア基
板9を第1の基準面10の方向aに対して角度βだけ傾
けて積み重ねる。このとき、相互に積み重ねた磁気コア
基板9は、所定量tだけずれるようにして積み重ねられ
る。そして、最後に磁性薄膜7及び接合膜8が形成され
ていない基板6aを積み重ねることによって、略平行四
辺形状とする。そして、このように積み重ねた磁気コア
基板9に対して磁性薄膜7の積層方向cに加圧しながら
加熱処理を行い、磁気コア基板ブロック11を作製す
る。
【0028】本実施の形態において、磁気コア基板9を
傾ける角度βは、完成された磁気ヘッドが有するアジマ
ス角αよりも小さくしている。これは、上記角度βを、
あまり大きくすると、接合時において積層方向cに加圧
することにより、加圧力がそれぞれの磁気コア基板9の
長軸方向bに働いて磁気コア基板9がずれてしまう虞が
あり、各磁気コア基板9相互の接合力が不十分となるか
らである。したがって、具体的には、例えば、アジマス
角αが25゜程度の磁気ヘッドを作製する際は、この磁
気コア基板9を傾ける角度βは、5゜〜20゜の範囲内
であることが望ましい。
傾ける角度βは、完成された磁気ヘッドが有するアジマ
ス角αよりも小さくしている。これは、上記角度βを、
あまり大きくすると、接合時において積層方向cに加圧
することにより、加圧力がそれぞれの磁気コア基板9の
長軸方向bに働いて磁気コア基板9がずれてしまう虞が
あり、各磁気コア基板9相互の接合力が不十分となるか
らである。したがって、具体的には、例えば、アジマス
角αが25゜程度の磁気ヘッドを作製する際は、この磁
気コア基板9を傾ける角度βは、5゜〜20゜の範囲内
であることが望ましい。
【0029】次に、この磁気コア基板ブロック11を、
図4及び図5に示すように、積層方向cに平行な第2の
基準面12に対して磁気ヘッド1のアジマス角αに相当
する角度αだけ傾けた切断線A−A、B−B、C−Cの
線に沿って切断し、図6に示すような互いに略対称な一
対の磁気コアハーフブロック13を形成する。なお、第
2の基準面12は、磁気コア基板9の膜厚方向と平行な
仮想面である。すなわち、磁気コア基板ブロック11の
積層方向cに対してαの角度で斜めに切断することとな
る。
図4及び図5に示すように、積層方向cに平行な第2の
基準面12に対して磁気ヘッド1のアジマス角αに相当
する角度αだけ傾けた切断線A−A、B−B、C−Cの
線に沿って切断し、図6に示すような互いに略対称な一
対の磁気コアハーフブロック13を形成する。なお、第
2の基準面12は、磁気コア基板9の膜厚方向と平行な
仮想面である。すなわち、磁気コア基板ブロック11の
積層方向cに対してαの角度で斜めに切断することとな
る。
【0030】次に、図7に示すように、いずれか一方の
磁気コアハーフブロック13に対してコイルが巻回され
る巻線溝14を磁気コアハーフブロック13の長軸方向
に沿って形成する。そして、この巻線溝14が形成され
た一方の磁気コアハーフブロック13の接合面及び他方
の磁気コアハーフブロック13の接合面に対して平滑研
磨を行う。
磁気コアハーフブロック13に対してコイルが巻回され
る巻線溝14を磁気コアハーフブロック13の長軸方向
に沿って形成する。そして、この巻線溝14が形成され
た一方の磁気コアハーフブロック13の接合面及び他方
の磁気コアハーフブロック13の接合面に対して平滑研
磨を行う。
【0031】次に、図8に示すように、上述の工程によ
り平滑研磨が施された面に対してギャップスペーサー1
5をスパッタリング法等の真空薄膜形成法により形成
し、双方の磁気コアハーフブロック13をギャップスペ
ーサー15を介してそれぞれの磁性薄膜7が対向するよ
うに突き合わせる。そして、突き合わせ方向よりこれら
磁気コアハーフブロック13を加圧しながら加熱を行
う。その結果、これら磁気コアハーフブロック13を、
接合一体化させ、磁気コアブロック16とする。このよ
うに作製された磁気コアブロック16は、各磁気コアハ
ーフブロック13にそれぞれ形成された磁性薄膜7の突
き合わせ面間に、所定のアジマス角αを有する記録再生
ギャップとして機能する磁気ギャップgが形成される。
り平滑研磨が施された面に対してギャップスペーサー1
5をスパッタリング法等の真空薄膜形成法により形成
し、双方の磁気コアハーフブロック13をギャップスペ
ーサー15を介してそれぞれの磁性薄膜7が対向するよ
うに突き合わせる。そして、突き合わせ方向よりこれら
磁気コアハーフブロック13を加圧しながら加熱を行
う。その結果、これら磁気コアハーフブロック13を、
接合一体化させ、磁気コアブロック16とする。このよ
うに作製された磁気コアブロック16は、各磁気コアハ
ーフブロック13にそれぞれ形成された磁性薄膜7の突
き合わせ面間に、所定のアジマス角αを有する記録再生
ギャップとして機能する磁気ギャップgが形成される。
【0032】次に、接合一体化された磁気コアブロック
16に対し、所定のギャップ深さとなるように、媒体摺
動面側から図8中の一点鎖線に至るまでラップを施すこ
とによって、所定の曲率を有する媒体摺動面を形成す
る。次に、この媒体摺動面が形成された磁気コアブロッ
ク16に対して切断線D−D、E−Eに沿って切断する
ことによって磁気ヘッド1を完成させる。
16に対し、所定のギャップ深さとなるように、媒体摺
動面側から図8中の一点鎖線に至るまでラップを施すこ
とによって、所定の曲率を有する媒体摺動面を形成す
る。次に、この媒体摺動面が形成された磁気コアブロッ
ク16に対して切断線D−D、E−Eに沿って切断する
ことによって磁気ヘッド1を完成させる。
【0033】このような磁気ヘッドの製造方法では、磁
気コア基板ブロック11を作製する際に、上述の工程で
磁性薄膜7が形成された磁気コア基板9を第1の基準面
10に対してアジマス角αよりも小さな角度βで傾けて
積み重ねる。このとき、角度βが小さいので、磁気コア
基板ブロック11を作製する際にも各磁気コア基板9に
ずれが生ずるようなことはない。また、磁気コア基板9
の積層方向Cに対して斜めに、すなわち、積層方向cか
ら磁気ヘッド1のアジマス角αに相当する角度だけ傾け
た切断面A−A、B−B、C−Cに沿って切断してい
る。したがって、磁気コア基板9の切り残り部分が少な
くて済む。したがって、この磁気ヘッドの製造方法によ
れば、アジマス角αが大きな、例えばアジマス角が約2
0゜以上の磁気ヘッドを製造する際においても、磁気コ
ア基板9の無駄となる部分を少なくすることができ、生
産性を向上させることが可能である。
気コア基板ブロック11を作製する際に、上述の工程で
磁性薄膜7が形成された磁気コア基板9を第1の基準面
10に対してアジマス角αよりも小さな角度βで傾けて
積み重ねる。このとき、角度βが小さいので、磁気コア
基板ブロック11を作製する際にも各磁気コア基板9に
ずれが生ずるようなことはない。また、磁気コア基板9
の積層方向Cに対して斜めに、すなわち、積層方向cか
ら磁気ヘッド1のアジマス角αに相当する角度だけ傾け
た切断面A−A、B−B、C−Cに沿って切断してい
る。したがって、磁気コア基板9の切り残り部分が少な
くて済む。したがって、この磁気ヘッドの製造方法によ
れば、アジマス角αが大きな、例えばアジマス角が約2
0゜以上の磁気ヘッドを製造する際においても、磁気コ
ア基板9の無駄となる部分を少なくすることができ、生
産性を向上させることが可能である。
【0034】ここで、長軸方向の長さが約30mm、短
軸方向の長さが約1mmの非磁性基板を30枚積み重ね
て磁気コア基板を作製し、アジマス角αが約25゜の磁
気ヘッドを製造した場合、従来の磁気ヘッドの製造方法
により、1つの磁気コア基板ブロック11から得られる
磁気コアハーフブロックの数が6本となる。一方、本実
施の形態にかかる磁気ヘッドの製造方法によれば、製造
する磁気ヘッドのアジマス角αを25゜とし、非磁性基
板を傾ける角度βを約20゜とした場合、1つの磁気コ
ア基板ブロック11から得られる磁気コアハーフブロッ
クの数が10本となる。このように、本実施の形態にか
かる磁気ヘッドの製造方法によれば、磁気コア基板のほ
ぼ全てを磁気ヘッドとして使用することができるので、
生産性を向上させることが可能である。
軸方向の長さが約1mmの非磁性基板を30枚積み重ね
て磁気コア基板を作製し、アジマス角αが約25゜の磁
気ヘッドを製造した場合、従来の磁気ヘッドの製造方法
により、1つの磁気コア基板ブロック11から得られる
磁気コアハーフブロックの数が6本となる。一方、本実
施の形態にかかる磁気ヘッドの製造方法によれば、製造
する磁気ヘッドのアジマス角αを25゜とし、非磁性基
板を傾ける角度βを約20゜とした場合、1つの磁気コ
ア基板ブロック11から得られる磁気コアハーフブロッ
クの数が10本となる。このように、本実施の形態にか
かる磁気ヘッドの製造方法によれば、磁気コア基板のほ
ぼ全てを磁気ヘッドとして使用することができるので、
生産性を向上させることが可能である。
【0035】つぎに、本実施の形態にかかる磁気ヘッド
の製造方法の第2の実施の形態について説明する。
の製造方法の第2の実施の形態について説明する。
【0036】なお、後述する第2の実施の形態におい
て、上述した実施の形態と同一部分については、同一名
称または同一符号を付することによってその詳細な説明
を省略する。
て、上述した実施の形態と同一部分については、同一名
称または同一符号を付することによってその詳細な説明
を省略する。
【0037】第2の実施の形態にかかる磁気ヘッドの製
造方法によって製造される磁気ヘッドは、図9に示すよ
うに、磁気コアとなる磁性薄膜2aを、その膜厚方向か
ら一対の非磁性基板3a1,4a1及び磁性フェライト基
板3a2,4a2によって挟み込んでなる磁気コア半体5
aと、磁気コアとなる磁性薄膜2bを、その膜厚方向か
ら一対の非磁性基板3b1,4b1及び磁性フェライト基
板3b2,4b2によって挟み込んでなる磁気コア半体5
bとが、突き合わせ面に呈する磁性薄膜2a,2bの端
面同士を突き合わせてその突き合わせ面に所定のアジマ
ス角αを有する磁気ギャップgを形成してなる磁気ヘッ
ドである。すなわち、この磁気ヘッドは、媒体摺動面1
a側の基板3a1,4a1,3b1,4b1を非磁性材料か
らなるものとし、バックギャップ側の基板3a2,4
a2,4b2の材料を磁性フェライトからなるものを接合
した複合基板を用いて構成されている。なお、この磁気
ヘッドは、磁気コアを構成する磁性薄膜2a,2bとし
て非磁性薄膜を介して積層された構造となっている。
造方法によって製造される磁気ヘッドは、図9に示すよ
うに、磁気コアとなる磁性薄膜2aを、その膜厚方向か
ら一対の非磁性基板3a1,4a1及び磁性フェライト基
板3a2,4a2によって挟み込んでなる磁気コア半体5
aと、磁気コアとなる磁性薄膜2bを、その膜厚方向か
ら一対の非磁性基板3b1,4b1及び磁性フェライト基
板3b2,4b2によって挟み込んでなる磁気コア半体5
bとが、突き合わせ面に呈する磁性薄膜2a,2bの端
面同士を突き合わせてその突き合わせ面に所定のアジマ
ス角αを有する磁気ギャップgを形成してなる磁気ヘッ
ドである。すなわち、この磁気ヘッドは、媒体摺動面1
a側の基板3a1,4a1,3b1,4b1を非磁性材料か
らなるものとし、バックギャップ側の基板3a2,4
a2,4b2の材料を磁性フェライトからなるものを接合
した複合基板を用いて構成されている。なお、この磁気
ヘッドは、磁気コアを構成する磁性薄膜2a,2bとし
て非磁性薄膜を介して積層された構造となっている。
【0038】このような磁気ヘッドの製造方法は、先
ず、非磁性基板17と磁性フェライト基板18とを接合
することによって複合基板を作製する。次に、この複合
基板19の片面上に磁性薄膜と電気的絶縁膜とを交互に
スパッタし、その積層膜上に接合膜を形成することによ
って磁気コア基板19を作製する。
ず、非磁性基板17と磁性フェライト基板18とを接合
することによって複合基板を作製する。次に、この複合
基板19の片面上に磁性薄膜と電気的絶縁膜とを交互に
スパッタし、その積層膜上に接合膜を形成することによ
って磁気コア基板19を作製する。
【0039】次に、図10に示すように、上述の工程で
磁性薄膜、電気的絶縁膜及び接合膜が形成された磁気コ
ア基板19を第1の基準面10の方向aに対して角度β
だけ傾けて積み重ねる。このとき、相互に積み重ねた磁
気コア基板17は、所定量tだけずれるようにして積み
重ねられる。そして、最後に磁性薄膜、電気的絶縁膜及
び接合膜が形成されていない基板19aを積み重ねるこ
とによって、略平行四辺形状とする。そして、このよう
に積み重ねた磁気コア基板19に対して磁性薄膜、電気
的絶縁膜の積層方向cに加圧しながら加熱処理を行い、
磁気コア基板ブロック20を作製する。
磁性薄膜、電気的絶縁膜及び接合膜が形成された磁気コ
ア基板19を第1の基準面10の方向aに対して角度β
だけ傾けて積み重ねる。このとき、相互に積み重ねた磁
気コア基板17は、所定量tだけずれるようにして積み
重ねられる。そして、最後に磁性薄膜、電気的絶縁膜及
び接合膜が形成されていない基板19aを積み重ねるこ
とによって、略平行四辺形状とする。そして、このよう
に積み重ねた磁気コア基板19に対して磁性薄膜、電気
的絶縁膜の積層方向cに加圧しながら加熱処理を行い、
磁気コア基板ブロック20を作製する。
【0040】本実施の形態において、磁気コア基板19
を傾ける角度βは、完成された磁気ヘッドが有するアジ
マス角αよりも小さくしている。これは、上記角度β
を、あまり大きくすると、接合時において積層方向cに
加圧することにより、加圧力がそれぞれの磁気コア基板
19の長軸方向Bに働いて磁気コア基板19がずれてし
まう虞があり、各磁気コア基板19相互の接合力が不十
分となるからである。したがって、具体的には、例え
ば、アジマス角αが25゜程度の磁気ヘッドを作製する
際は、この磁気コア基板19を傾ける角度βは、5゜〜
20゜の範囲内であることが望ましい。
を傾ける角度βは、完成された磁気ヘッドが有するアジ
マス角αよりも小さくしている。これは、上記角度β
を、あまり大きくすると、接合時において積層方向cに
加圧することにより、加圧力がそれぞれの磁気コア基板
19の長軸方向Bに働いて磁気コア基板19がずれてし
まう虞があり、各磁気コア基板19相互の接合力が不十
分となるからである。したがって、具体的には、例え
ば、アジマス角αが25゜程度の磁気ヘッドを作製する
際は、この磁気コア基板19を傾ける角度βは、5゜〜
20゜の範囲内であることが望ましい。
【0041】次に、この磁気コア基板ブロック20を、
図11に示すように、積層方向cに平行な第2の基準面
21に対して磁気ヘッド1のアジマス角αに相当する角
度αだけ傾けた切断線A−A、B−B、C−Cの線に沿
って切断し、図12に示すような互いに略対称な一対の
磁気コアハーフブロック22を形成する。なお、第2の
基準面21は、磁気コア基板19の膜厚方向と平行な仮
想面である。すなわち、磁気コア基板ブロック22の積
層方向cに対してαの角度で斜めに切断することとな
る。
図11に示すように、積層方向cに平行な第2の基準面
21に対して磁気ヘッド1のアジマス角αに相当する角
度αだけ傾けた切断線A−A、B−B、C−Cの線に沿
って切断し、図12に示すような互いに略対称な一対の
磁気コアハーフブロック22を形成する。なお、第2の
基準面21は、磁気コア基板19の膜厚方向と平行な仮
想面である。すなわち、磁気コア基板ブロック22の積
層方向cに対してαの角度で斜めに切断することとな
る。
【0042】次に、図13に示すように、いずれか一方
の磁気コアハーフブロック13に対してコイルが巻回さ
れる巻線溝14を磁気コアハーフブロック22の長軸方
向に沿って形成する。そして、この巻線溝14が形成さ
れた一方の磁気コアハーフブロック22の接合面及び他
方の磁気コアハーフブロック22の接合面に対して平滑
研磨を行う。
の磁気コアハーフブロック13に対してコイルが巻回さ
れる巻線溝14を磁気コアハーフブロック22の長軸方
向に沿って形成する。そして、この巻線溝14が形成さ
れた一方の磁気コアハーフブロック22の接合面及び他
方の磁気コアハーフブロック22の接合面に対して平滑
研磨を行う。
【0043】次に、図14に示すように、上述の工程に
より平滑研磨が施された面に対してギャップスペーサー
15をスパッタリング法等の真空薄膜形成法により形成
し、双方の磁気コアハーフブロック13をギャップスペ
ーサー15を介してそれぞれの磁性薄膜7が対向するよ
うに突き合わせる。そして、突き合わせ方向よりこれら
磁気コアハーフブロック22を加圧しながら加熱を行
う。その結果、これら磁気コアハーフブロック2を、接
合一体化させ、磁気コアブロック23とする。このよう
に作製された磁気コアブロック23は、各磁気コアハー
フブロック22にそれぞれ形成された磁性薄膜の突き合
わせ面間に、所定のアジマス角αを有する記録再生ギャ
ップとして機能する磁気ギャップgが形成される。
より平滑研磨が施された面に対してギャップスペーサー
15をスパッタリング法等の真空薄膜形成法により形成
し、双方の磁気コアハーフブロック13をギャップスペ
ーサー15を介してそれぞれの磁性薄膜7が対向するよ
うに突き合わせる。そして、突き合わせ方向よりこれら
磁気コアハーフブロック22を加圧しながら加熱を行
う。その結果、これら磁気コアハーフブロック2を、接
合一体化させ、磁気コアブロック23とする。このよう
に作製された磁気コアブロック23は、各磁気コアハー
フブロック22にそれぞれ形成された磁性薄膜の突き合
わせ面間に、所定のアジマス角αを有する記録再生ギャ
ップとして機能する磁気ギャップgが形成される。
【0044】次に、接合一体化された磁気コアブロック
23に対し、所定のギャップ深さとなるように、媒体摺
動面側から図14中の一点鎖線に至るまでラップを施す
ことによって、所定の曲率を有する媒体摺動面を形成す
る。次に、この媒体摺動面が形成された磁気コアブロッ
ク23に対して切断線D−D、E−Eに沿って切断する
ことによって磁気ヘッドを完成させる。
23に対し、所定のギャップ深さとなるように、媒体摺
動面側から図14中の一点鎖線に至るまでラップを施す
ことによって、所定の曲率を有する媒体摺動面を形成す
る。次に、この媒体摺動面が形成された磁気コアブロッ
ク23に対して切断線D−D、E−Eに沿って切断する
ことによって磁気ヘッドを完成させる。
【0045】ここで、上記の非磁性基板は、磁気ヘッド
の媒体摺動面が磁気記録媒体と摺接することによる耐摩
耗性の向上を図り、媒体摺動面側に設けられる。一方、
磁性フェライトは、磁気ヘッドの媒体摺動面を除くよう
に設けられ、磁気回路の一部として機能するようになっ
ている。
の媒体摺動面が磁気記録媒体と摺接することによる耐摩
耗性の向上を図り、媒体摺動面側に設けられる。一方、
磁性フェライトは、磁気ヘッドの媒体摺動面を除くよう
に設けられ、磁気回路の一部として機能するようになっ
ている。
【0046】また、一対の基板に挟み込まれる磁性薄膜
2a,2bは、上述の単層構造となっているものに限ら
れず、図15に示すように、SiO2、Al2O3、Si3
O4等の酸化物や窒化物等のような電気的絶縁性膜を介
して膜厚の薄い磁性薄膜2a,2bを何層にも積層させ
た構造のものとしても良い。このように、磁性薄膜2
a,2bを、電気的絶縁性膜24を介して何層にも積層
した積層膜とすることで、高周波数帯域での渦電流損を
大幅に低減させることができる。
2a,2bは、上述の単層構造となっているものに限ら
れず、図15に示すように、SiO2、Al2O3、Si3
O4等の酸化物や窒化物等のような電気的絶縁性膜を介
して膜厚の薄い磁性薄膜2a,2bを何層にも積層させ
た構造のものとしても良い。このように、磁性薄膜2
a,2bを、電気的絶縁性膜24を介して何層にも積層
した積層膜とすることで、高周波数帯域での渦電流損を
大幅に低減させることができる。
【0047】また、このように製造された磁気ヘッド
は、基板によってその膜厚方向より挟み込まれてなる磁
性薄膜の膜厚が、磁気ギャップgのトラック幅Twとな
っている。したがって、この磁気ヘッドは、上記磁性薄
膜の膜厚を変化させることにより容易に狭トラック化を
図ることができ、磁気記録媒体の高記録密度化に容易に
対処することができる。
は、基板によってその膜厚方向より挟み込まれてなる磁
性薄膜の膜厚が、磁気ギャップgのトラック幅Twとな
っている。したがって、この磁気ヘッドは、上記磁性薄
膜の膜厚を変化させることにより容易に狭トラック化を
図ることができ、磁気記録媒体の高記録密度化に容易に
対処することができる。
【0048】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かる磁気ヘッドの製造方法は、アジマス角に相当する角
度よりも小さな角度だけ傾けた状態で積み重ねて相互に
接合し、磁性薄膜の膜厚方向に対してアジマス角に相当
する角度だけ傾けて切断するので、基板を切断する際に
各基板がずれてしまうようなことがなく磁気ヘッドを製
造することができるとともに、各基板の切り残り部分を
少なくすることが可能である。したがって、この磁気ヘ
ッドの製造方法によれば、アジマス角の大きな磁気ヘッ
ドを製造する際においても、切り残り部分が多くなって
しまうようなことがなく、生産性を向上させることが可
能である。
かる磁気ヘッドの製造方法は、アジマス角に相当する角
度よりも小さな角度だけ傾けた状態で積み重ねて相互に
接合し、磁性薄膜の膜厚方向に対してアジマス角に相当
する角度だけ傾けて切断するので、基板を切断する際に
各基板がずれてしまうようなことがなく磁気ヘッドを製
造することができるとともに、各基板の切り残り部分を
少なくすることが可能である。したがって、この磁気ヘ
ッドの製造方法によれば、アジマス角の大きな磁気ヘッ
ドを製造する際においても、切り残り部分が多くなって
しまうようなことがなく、生産性を向上させることが可
能である。
【図1】磁気ヘッドの一例を示す斜視図である。
【図2】基板上に磁性薄膜と接合膜とが形成された状態
の一例を示す斜視図である。
の一例を示す斜視図である。
【図3】磁気コア基板を重ね合わせた状態で接合させ、
それぞれの基板を第1の基準面に対してβだけ傾けた状
態の一例を示す斜視図である。
それぞれの基板を第1の基準面に対してβだけ傾けた状
態の一例を示す斜視図である。
【図4】基板を重ね合わせた状態で接合させ、それぞれ
の磁気コア基板を第1の基準面に対してβだけ傾けた状
態で、磁気コア基板に形成されている磁性薄膜の膜厚方
向からαだけ傾けた位置で磁気コア基板を切断する様子
を示す平面図である。
の磁気コア基板を第1の基準面に対してβだけ傾けた状
態で、磁気コア基板に形成されている磁性薄膜の膜厚方
向からαだけ傾けた位置で磁気コア基板を切断する様子
を示す平面図である。
【図5】磁気コア基板を重ね合わせた状態で接合させ、
それぞれの磁気コア基板を基準面に対してβだけ傾けた
状態で、磁気コア基板に形成されている磁性薄膜の膜厚
方向からαだけ傾けた位置で磁気コア基板を切断する様
子を示す斜視図である。
それぞれの磁気コア基板を基準面に対してβだけ傾けた
状態で、磁気コア基板に形成されている磁性薄膜の膜厚
方向からαだけ傾けた位置で磁気コア基板を切断する様
子を示す斜視図である。
【図6】一対の磁気コアハーフブロックの一例を示す斜
視図である。
視図である。
【図7】いずれか一方の磁気コアハーフブロックに対し
て巻線溝を形成した状態の一例を示す斜視図である。
て巻線溝を形成した状態の一例を示す斜視図である。
【図8】一対の磁気コアハーフブロックを接合した状態
の一例を示す斜視図である。
の一例を示す斜視図である。
【図9】磁気ヘッドの他の一例を示す斜視図である。
【図10】基板を重ね合わせた状態で接合させ、それぞ
れの磁気コア基板を第1の基準面に対してβだけ傾けた
状態で、磁気コア基板に形成されている磁性薄膜の膜厚
方向からαだけ傾けた位置で磁気コア基板を切断する様
子を示す斜視図である。
れの磁気コア基板を第1の基準面に対してβだけ傾けた
状態で、磁気コア基板に形成されている磁性薄膜の膜厚
方向からαだけ傾けた位置で磁気コア基板を切断する様
子を示す斜視図である。
【図11】磁気コア基板を重ね合わせた状態で接合さ
せ、それぞれの磁気コア基板を基準面に対してβだけ傾
けた状態で、磁気コア基板に形成されている磁性薄膜の
膜厚方向からαだけ傾けた位置で磁気コア基板を切断す
る様子を示す斜視図である。
せ、それぞれの磁気コア基板を基準面に対してβだけ傾
けた状態で、磁気コア基板に形成されている磁性薄膜の
膜厚方向からαだけ傾けた位置で磁気コア基板を切断す
る様子を示す斜視図である。
【図12】一対の磁気コアハーフブロックの一例を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図13】いずれか一方の磁気コアハーフブロックに対
して巻線溝を形成した状態の一例を示す斜視図である。
して巻線溝を形成した状態の一例を示す斜視図である。
【図14】一対の磁気コアハーフブロックを接合した状
態の一例を示す斜視図である。
態の一例を示す斜視図である。
【図15】磁気コア部分として、非磁性材料を介して磁
性薄膜を形成したものを使用した磁気ヘッドの一例を示
す斜視図である。
性薄膜を形成したものを使用した磁気ヘッドの一例を示
す斜視図である。
【図16】基板上に磁性薄膜と接合膜とが形成された状
態を示す斜視図である。
態を示す斜視図である。
【図17】従来の磁気ヘッドの製造方法において、上面
に磁性薄膜と接合膜とが形成された基板を重ね合わせた
様子の一例を示す斜視図である。
に磁性薄膜と接合膜とが形成された基板を重ね合わせた
様子の一例を示す斜視図である。
【図18】従来の磁気ヘッドの製造方法において、基準
面から90゜−αの位置で各基板を切断する様子の一例
を示す斜視図である。
面から90゜−αの位置で各基板を切断する様子の一例
を示す斜視図である。
【図19】従来の磁気ヘッドの製造方法において、基準
面から90゜−αの位置で各基板を切断する様子を示す
平面図である。
面から90゜−αの位置で各基板を切断する様子を示す
平面図である。
【図20】従来の磁気ヘッドの製造方法において、重ね
合わせた基板を基準面からαだけ傾けた状態で基準面と
垂直方向に切断する様子を示す平面図である。
合わせた基板を基準面からαだけ傾けた状態で基準面と
垂直方向に切断する様子を示す平面図である。
1 磁気ヘッド、2 磁性薄膜、3 基板、4 基板、
5 磁気コア半体
5 磁気コア半体
Claims (5)
- 【請求項1】 所定のアジマス角を有する磁気ヘッドの
製造方法であって、 少なくとも一方の面に磁性薄膜が形成された基板を複数
作製する工程と、 上記複数の基板を、上記アジマス角に相当する角度より
も小さな角度だけ傾けた状態で積み重ねて相互に接合
し、略平行四辺形状の磁気コア基板ブロックを作製する
工程と、 上記磁気コア基板ブロックを、磁性薄膜の膜厚方向に対
して上記アジマス角に相当する角度だけ傾けて切断し、
対をなす略対称な磁気コアハーフブロックを複数作製す
る工程とを有し、 上記対をなす磁気コアハーフブロックに対して所定の加
工を施し、磁性薄膜を一対の基板によって挟み込んでな
る一対の磁気コア半体が、所定のアジマス角を有するよ
うに突き合わせた磁気ヘッドを作製することを特徴とす
る磁気ヘッドの製造方法。 - 【請求項2】 上記磁性薄膜を挟み込む一対の基板を、
非磁性体からなるものとしたことを特徴とする請求項1
記載の磁気ヘッドの製造方法。 - 【請求項3】 上記磁性薄膜を挟み込む一対の基板を、
非磁性体と磁性フェライト材からなるものとしたことを
特徴とする請求項1記載の磁気ヘッドの製造方法。 - 【請求項4】 上記磁性薄膜を、電気的絶縁膜を介して
積層された構造を有するように形成したことを特徴とす
る請求項1記載の磁気ヘッドの製造方法。 - 【請求項5】 上記磁気コア基板ブロックを作製する際
に、上記基板を傾ける角度を、5度〜20度の範囲内と
したことを特徴とする請求項1記載の磁気ヘッドの製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP953397A JPH10208205A (ja) | 1997-01-22 | 1997-01-22 | 磁気ヘッドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP953397A JPH10208205A (ja) | 1997-01-22 | 1997-01-22 | 磁気ヘッドの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10208205A true JPH10208205A (ja) | 1998-08-07 |
Family
ID=11722915
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP953397A Withdrawn JPH10208205A (ja) | 1997-01-22 | 1997-01-22 | 磁気ヘッドの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10208205A (ja) |
-
1997
- 1997-01-22 JP JP953397A patent/JPH10208205A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040406 |