JPH10217418A - フレキソ印刷用凸版 - Google Patents

フレキソ印刷用凸版

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JPH10217418A
JPH10217418A JP1930397A JP1930397A JPH10217418A JP H10217418 A JPH10217418 A JP H10217418A JP 1930397 A JP1930397 A JP 1930397A JP 1930397 A JP1930397 A JP 1930397A JP H10217418 A JPH10217418 A JP H10217418A
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JP
Japan
Prior art keywords
printing
ink
convex portion
flexographic printing
relief
Prior art date
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Pending
Application number
JP1930397A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Yoshida
正典 吉田
Masakazu Yamauchi
雅和 山内
Yasuhiko Kondo
康彦 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷パターンの周縁部にインキの盛り上がり
が生じるのを抑制しうる、フレキソ印刷用の凸版を提供
する。 【解決手段】 印刷パターンに対応した凸部1の側面1
1と、印刷面となる凸部1の頂面12のうち、上記側面
11に続く周縁部12aの両方、またはいずれか―方
に、印刷に使用するインキに対する親和性を低下させる
処理を施した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フレキソ印刷用
の凸版に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フレキソ印刷は、シート状に形成された
凸版と、アニロックスロールと称するインキ付けロール
と、溶剤乾燥型のインキとを用いた印刷方式であって、
従来は、包装紙等の簡単な印刷物の印刷に使用されてい
たが、厚み0.01〜0.2μm程度のごく薄い印刷層
の形成に適しているため、近時、半導体素子の絶縁被膜
や液晶表示素子の配向膜等となる、金属酸化物薄膜や高
分子薄膜の形成に多用されつつある。
【0003】また近時、上記絶縁被膜や配向膜等の精密
印刷に適したフレキソ印刷用の凸版材料として、感光性
樹脂製のシートが供給され、一般に使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、インキの浸
透性のないガラス基板等の印刷対象の表面に、上記フレ
キソ印刷によって、とくに0.2〜5.0μm程度の膜
厚の印刷層を形成すると、印刷パターンの周縁部に、お
よそ10〜500μm程度の幅でインキの盛り上がりが
生じて、印刷の平面性が損なわれるおそれのあることが
明らかとなった。
【0005】また印刷層の膜厚を所定の厚みとするため
にインキを2回以上、重ね印刷すると、上記インキの盛
り上がりが、重ね回数に比例して増大するおそれもあっ
た。この発明の目的は、印刷パターンの周縁部に上記の
ようなインキの盛り上がりが生じるのを抑制しうる、フ
レキソ印刷用の凸版を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、発明者らは、印刷時のインキの挙動について詳しく
検討を行った。その結果、凸版から印刷対象であるガラ
ス基板等の表面にインキを転写する際にその印圧によっ
て、図2に示すように凸版の、印刷パターンに対応した
凸部91と、ガラス基板92等とのすき間からはみ出し
たインキ93が、たとえば同図中に黒矢印で示すように
凸部91の側面91aに沿って上方へ拡がる等して、さ
らに上記のすき間からインキ93を吸い出す結果、当該
箇所にインキ93が多量に蓄えられるのが原因であるこ
とを見出した。
【0007】そこで、上記の現象を防止すべくさらに検
討を行った結果、上記フレキソ印刷用凸版の、印刷パタ
ーンに対応した凸部の側面や、あるいは、印刷面となる
凸部の頂面のうち、上記側面に続く周縁部の、インキに
対する親和性を低下させれば、上記のようなインキのは
み出しや、あるいははみ出したインキによるさらなるイ
ンキの吸出しを抑制できることを見出し、この発明を完
成するに至った。
【0008】したがってこの発明のフレキソ印刷用凸版
は、表面に印刷パターンに対応した凸部が形成されたフ
レキソ印刷用の凸版であって、 上記凸部の側面と、 印刷面となる凸部の頂面のうち、上記側面に続く周
縁部の両方、またはいずれか―方に、印刷に使用するイ
ンキに対する親和性を低下させる処理を施したことを特
徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下にこの発明を、その実施の形
態の一例を示す図1を参照しつつ説明する。図にみるよ
うにこの例のフレキソ印刷用凸版は、その表面に形成さ
れた、印刷パターンに対応した凸部1のうち 側面11と、 印刷面となる凸部1の頂面12のうち、上記側面1
1に続く周縁部12aの両方、またはいずれか一方に、
印刷に使用するインキに対する親和性を低下させる処理
を施したものである。
【0010】上記フレキソ印刷用凸版の材料としては種
々あげられるが、とくに前述したように、精密印刷に適
したフレキソ印刷用の凸版材料として供給されている、
感光性樹脂製のシートを使用するのが好ましい。かかる
感光性樹脂製のシートの具体例としては、これに限定さ
れないがたとえば、旭化成(株)製の商品名APR・K
−50等があげられる。
【0011】上記感光性樹脂製のシートからフレキソ印
刷用凸版を形成するには、従来同様に当該シートの表面
に、印刷パターンを写したネガあるいはポジの露光用フ
ィルムを重ねて露光し、現像して、上記表面の、印刷パ
ターンに対応した凸部以外の部分の少なくとも表層部
を、図1中に破線で示すように除去して、印刷パターン
に対応した凸部1を形成すればよい。
【0012】また上記凸部1の、印刷面となる頂面12
には、インキのべた着肉性等を考慮して、従来同様に網
点パターンを施すのが好ましい。凸部1の頂面12に網
点パターンを施すには、上記露光用フィルムとして、印
刷パターンのうち凸部1に対応する部分に網点パターン
を施したものを使用すればよい。かかる露光用フィルム
を使用して露光したのち現像すると、凸部1以外の部分
の除去と同時に、凸部1の頂面12に網点パターンが形
成される。
【0013】上記のようにして形成された凸部1のう
ち、前述した側面11および/または頂面12のうち周
縁部12aの、インキに対する親和性を低下させる処理
としては種々考えられるが、とくに該当箇所の表面を、
ふっ素樹脂やシリコーン樹脂等の、インキに対する親和
性の低い材料でコーティングする方法が、簡単かつ確実
であるため、好適に採用される。上記のように所定の箇
所にコーティングを形成するには、たとえば種々の印刷
技術を利用するか、あるいは印刷パターンに対応したマ
スクを用いた、真空蒸着法等を利用すればよい。
【0014】コーティングの膜厚はとくに限定されず、
使用するインキの種類や粘度、あるいは重ね印刷する場
合はその重ね回数等に応じて適宜、設定すればよい。ま
た凸部1の頂面12のうち周縁部12aにコーティング
を形成する場合には、そのコーティングする領域の幅に
ついても、上記膜厚と同様に、使用するインキの種類や
粘度、あるいは重ね印刷する場合はその重ね回数等に応
じて適宜、設定すればよい。
【0015】また上記周縁部12aにコーティングを形
成する場合には、当該周縁部12aの網点を、それ以外
の領域の網点に比べてその径を小さく、深度を浅く、線
数(1インチあたりの網点の数)を大きくするか、ある
いは上記周縁部12aのみ網点のない平坦面とすると、
コーティングによる、インキの盛り上がりを抑制する効
果がさらに向上する。これは、コーティングの表面がよ
り平滑になって、インキに対する親和性がさらに低下す
るからである。
【0016】なお上記のごとく周縁部12aの網点を、
それ以外の領域の網点に比べてその径を小さく、深度を
浅く、線数を大きくするには、前述した露光用フィルム
の該当部分の網点パターンを、上記のように調整すれば
よい。また同様に、周縁部12aを網点のない平坦面と
するには、露光用フィルムの該当部分を、網点パターン
のないべた面とすればよい。
【0017】
【実施例】以下にこの発明を、実施例、比較例に基づい
て説明する。 比較例1 縦160mm、横270mmの矩形状の凸部を形成する
ための印刷パターンのうち、上記凸部に対応する部分の
全面に、網点の直径90μm、深度37μm、線数20
0の網点を形成するための網点パターンを施した露光用
フィルムを、フレキソ印刷用凸版の材料である、前述し
た感光性樹脂製のシート〔旭化成(株)製の商品名AP
R・Kー50〕の表面に重ねて露光し、現像して、当該
シートの中央部に、上記印刷パターンに対応した寸法形
状を有し、かつその頂面が網点パターン化された凸部を
形成して、比較例1のフレキソ印刷用凸版をえた。
【0018】実施例1 比較例1と同様にして、感光性樹脂製のシートの中央部
に形成した、同寸法の凸部のうち、印刷面となる頂面の
周縁部に、幅2mmにわたってポリテトラフルオロエチ
レンを真空蒸着して、実施例1のフレキソ印刷用凸版を
えた。 実施例2 比較例1と同様にして、感光性樹脂製のシートの中央部
に形成した、同寸法の凸部のうち、印刷面となる頂面の
周縁部に、幅2mmにわたってシリコーン樹脂系のコー
ト材を塗布し、硬化させて、実施例2のフレキソ印刷用
凸版をえた。
【0019】実施例3 比較例1と同様にして、感光性樹脂製のシートの中央部
に形成した、同寸法の凸部のうち側面に、シリコーン樹
脂系のコート材を塗布し、硬化させて、実施例3のフレ
キソ印刷用凸版をえた。 実施例4 比較例1と同様にして、感光性樹脂製のシートの中央部
に形成した、同寸法の凸部のうち側面と、印刷面となる
頂面の周縁部の、幅2mmにわたる領域とにシリコーン
樹脂系のコート材を塗布し、硬化させて、実施例4のフ
レキソ印刷用凸版をえた。
【0020】実施例5 縦160mm、横270mmの矩形状の凸部を形成する
ための印刷パターンのうち、上記凸部に対応する部分の
周縁部の、幅2mmにわたる領域はべた面とし、その内
側の領域には、網点の直径90μm、深度37μm、線
数200の網点を形成するための網点パターンを施した
露光用フィルムを使用したこと以外は、比較例1と同様
にして、感光性樹脂製のシートの中央部に、同寸法の凸
部を形成した。そして上記凸部のうち側面と、印刷面と
なる頂面の周縁部の、幅2mmにわたる平坦面の領域と
にシリコーン樹脂系のコート材を塗布し、硬化させて、
実施例5のフレキソ印刷用凸版をえた。
【0021】実施例6 縦160mm、横270mmの矩形状の凸部を形成する
ための印刷パターンのうち、上記凸部に対応する部分の
周縁部の、幅2mmにわたる領域には、網点の直径65
μm、深度24μm、線数300の網点を形成するため
の網点パターンを施し、その内側の領域には、網点の直
径90μm、深度37μm、線数200の網点を形成す
るための網点パターンを施した露光用フィルムを使用し
たこと以外は、比較例1と同様にして、感光性樹脂製の
シートの中央部に、同寸法の凸部を形成した。そして上
記凸部のうち側面と、印刷面となる頂面の周縁部の、幅
2mmにわたる領域とにシリコーン樹脂系のコート材を
塗布し、硬化させて、実施例6のフレキソ印刷用凸版を
えた。
【0022】印刷試験 上記各実施例、比較例のフレキソ印刷用凸版を、凹部容
積13.5cm3 /m 2 のアニロックスロールを用いた
フレキソ印刷機に使用して、インキとしてのアクリル系
コート剤(粘度20cP、樹脂分20%)の、ガラス基
板の表面への印刷を行った。なお印刷は、1回のみの印
刷(インキ層の厚み0.7μm)と、2回の重ね印刷
(インキ層の厚み1.1μm)とをテストした。
【0023】その結果、比較例1のフレキソ印刷用凸版
を使用した場合には、矩形状の印刷パターンの周縁部
に、1回のみの印刷で幅およそ200μm、高さおよそ
3.1μmのインキの盛り上がりが観察され、2回の重
ね印刷では、上記の盛り上がりが幅およそ300μm、
高さおよそ6.5μmに増大した。これに対し、実施例
1〜6のフレキソ印刷用凸版を使用した場合には、1回
のみの印刷と2回の重ね印刷のいずれにおいても、周縁
部にインキの盛り上がりは観察されなかった。
【0024】また上記のうち実施例4〜6のフレキソ印
刷用凸版を用いて、上記と同条件で重ね印刷を繰り返し
て、印刷パターンの周縁部にインキの盛り上がりが初め
て観察された重ね印刷の回数を記録したところ、実施例
4の場合は4回の重ね印刷(インキ層の厚み3.5μ
m)で既にインキの盛り上がりが観察されたが、実施例
5の場合は7回の重ね印刷(インキ層の厚み4.6μ
m)で、また実施例6の場合は6回の重ね印刷(インキ
層の厚み4.2μm)で、ようやくインキの盛り上がり
が観察された。
【0025】
【発明の効果】以上、詳述したようにこの発明のフレキ
ソ印刷用凸版によれば、印刷パターンの周縁部にインキ
の盛り上がりが生じるのを抑制できる。したがってこの
発明のフレキソ印刷用凸版は、とくに印刷の平面性が要
求される、半導体素子の絶縁被膜や液晶表示素子の配向
膜等の印刷に、好適に使用できるという特有の作用効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のフレキソ印刷用凸版の、実施の形態
の一例を示す、部分拡大断面図である。
【図2】従来のフレキソ印刷用凸版において、印刷パタ
ーンの周縁部にインキの盛り上がりが発生する原因を説
明する拡大断面図である。
【符号の説明】
1 凸部 11 側面 12 頂面 12a 周縁部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面に印刷パターンに対応した凸部が形成
    されたフレキソ印刷用の凸版であって、 上記凸部の側面と、 印刷面となる凸部の頂面のうち、上記側面に続く周
    縁部の両方、またはいずれか一方に、印刷に使用するイ
    ンキに対する親和性を低下させる処理を施したことを特
    徴とするフレキソ印刷用凸版。
  2. 【請求項2】印刷に使用するインキに対する親和性を低
    下させるために、該当箇所を、インキに対する親和性の
    低い材料でコーティングした請求項1記載のフレキソ印
    刷用凸版。
JP1930397A 1997-01-31 1997-01-31 フレキソ印刷用凸版 Pending JPH10217418A (ja)

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