JPH10224052A - 電子機器および電子機器の筐体内のケーブル保持方法 - Google Patents

電子機器および電子機器の筐体内のケーブル保持方法

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JPH10224052A
JPH10224052A JP2381597A JP2381597A JPH10224052A JP H10224052 A JPH10224052 A JP H10224052A JP 2381597 A JP2381597 A JP 2381597A JP 2381597 A JP2381597 A JP 2381597A JP H10224052 A JPH10224052 A JP H10224052A
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protrusion
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フェライトコアや係止部材などを用いること
なく、低コストで電子機器の筐体内のケーブルの保持と
ノイズ低減とを行う。 【解決手段】 電子機器の筐体2の内部に導電性の突起
1が一体的に形成されており、筐体2を介して接地され
ている。筐体2内部の電気的接続用のケーブル3が、突
起1に巻き付けられて保持されている。したがって、フ
ック等の係止部材を別途用意する必要がない。また、ケ
ーブル3を螺旋状(コイル状)に巻き付けることによっ
てインダクタンス成分が生じて、ノイズが流れにくくな
る。さらに、ケーブル3と突起1との間に容量結合を生
じ、ケーブル3のノイズは突起1および筐体2を介して
グランドに流されるため、ノイズがより低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器および電
子機器の筐体内のケーブル保持方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、プリンターや複写機等の様々な電
子機器の筐体の内部には電気的接続を行うためのケーブ
ルが配設されているが、このケーブルを通じて電気的信
号が電送される際に、ノイズが発生することがある。こ
のノイズにより電気的接続が不安定、不確実になった
り、ケーブルの周囲の電気部品に誤動作や動作不良を生
じるなどの悪影響を及ぼすおそれがある。そこで従来
は、図5に示すように、このノイズを抑制するために、
ケーブル16を中空のフェライトコア17などに貫通さ
せてシールする構成としている。また、通常、このケー
ブル16は、筐体内部に取り付けてある非導電性の樹脂
製フック18などの係止部材に係止されて保持されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、電子機器のデジ
タル化および処理、動作の高速化が著しく、それに伴っ
て筐体内部のケーブル16の本数が増加し、またそのケ
ーブル16により伝達される電気的信号の周波数が上っ
てきている。従って、上記従来の方法では、ケーブル1
6のノイズを十分に抑制することが困難になってきてい
る。また、多数のケーブル16のそれぞれにフック18
等の係止部材および高価なフェライトコア17などが必
要であるため、製品コストの上昇を招いている。
【0004】そこで本発明の目的は、低コストでノイズ
を抑制できる電子機器および電子機器の筐体内のケーブ
ル保持方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の電子機器は、筐体と、筐体内部に設けられ
ている突起と、突起に巻き付けられて保持されている電
気的接続用のケーブルとを有することを特徴とする。こ
れによると、フック等の係止部材を別途用意する必要が
ない。また、巻き付けられたケーブルにインダクタンス
が生じて、ノイズが流れにくくなる。
【0006】さらに、突起が導電性材料からなり、筐体
を介して接地され、ケーブルとの間で容量結合している
構成とすると、ケーブルのノイズを突起および筐体を介
してグランド(GND)に流すことができる。
【0007】また、突起が磁性材料により形成されてい
ると、より大きなインダクタンスを生じさせることがで
きる。
【0008】断面形状が多角形である突起を設けた構成
とすると、突起に巻き付けたケーブルが緩みにくくな
る。
【0009】突起が中空の筒状であり、ケーブルが突起
内部を通る構成であると、ケーブルの保持がより確実に
なる。
【0010】突起の上部および下部に開口部が設けてあ
り、ケーブルが、突起の下部の開口部から突起内部に挿
入され、突起内部を通って上部の開口部から突起外に引
き出されてから突起外周に巻き付けてある構成とする
と、突起以外の部分でケーブルと筐体との間に容量結合
を生じさせることができ、しかもケーブルの保持が容易
かつ確実である。
【0011】また、突起の下部から上部に至る溝部が設
けてあり、ケーブルが、溝部の下端から溝部内に挿入さ
れ、溝部内を通ってその上端から溝部外に引き出されて
から突起外周に巻き付けてある構成とすることもでき
る。この場合、ケーブルと筐体との間に容量結合を生じ
させることができるとともに、ケーブルの保持がさらに
容易になる。
【0012】本発明の電子機器の筐体内のケーブル保持
方法は、電子機器の筐体内部に突起を設け、電気的接続
用のケーブルを突起に巻き付けることにより、ケーブル
を保持するとともにインダクタンスを生じさせることを
特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0014】まず、本発明の第1の実施形態について図
1を参照して説明する。プリンターや複写機等の電子機
器の筐体2の内部に突起1が一体的に形成されており、
突起1は導電性を有しており筐体2を介して接地されて
いる。筐体2内部には、図示していないが、様々な電気
部品や回路基板等が配設されており、これらを電気的に
接続し電気的信号を伝達するためのケーブル3が多数配
設されている。図面には多数のケーブル3のうちの1本
のみを例示している。このケーブル3は、突起1に巻き
付けられて保持されている。
【0015】このように本発明では、筐体2自体に形成
された突起1を用いてケーブル3を保持するため、フッ
ク等の係止部材を別途用意する必要がない。また、ケー
ブル3を螺旋状(コイル状)に巻き付けることによって
インダクタンス成分が生じて、ケーブル3を電送される
電気的信号に重畳された高周波ノイズが流れにくくな
る。さらに、本実施形態では、突起1に導電性をもたせ
筐体2を介して接地されるように構成しているので、ケ
ーブル3と突起1との間に容量結合を生じ、ケーブル3
のノイズが突起1および筐体2を介してグランド(GN
D)に流されるため、ノイズをさらに抑制することがで
きる。本発明では、ノイズの発生自体を低減するととも
に、ノイズが発生してしまった場合の外部の電気部品等
への影響を低減することもできる。
【0016】なお、図面には、インダクタンスの発生、
容量結合、接地という電気的接続について、記号を用い
て模式的に示している。
【0017】本実施形態では、突起1および筐体2は、
金属で形成するか、または金属メッキを施すなどの方法
により、導電性をもたせてある。
【0018】ケーブル3を突起1外周に巻き付ける巻き
数を増やすと、インダクタンスおよび容量結合をいずれ
も増加させることができ、ノイズ抑制に効果的である。
また、突起をフェライトなどの磁性材により形成する
と、容量結合は失われるものの、より大きなインダクタ
ンスが得られノイズが流れにくくなる。
【0019】なお、図1には突起1を1つだけ図示して
いるが、多数の突起1を設けてそれぞれにケーブル3を
巻き付けるとよい。また、1本のケーブル3を多数の突
起1に順次巻き付けて、保持を確実にするとともに各所
でノイズ抑制効果をもたせるようにしてもよい。
【0020】次に、図2に示す第2の実施形態について
説明する。
【0021】本実施形態では、六角柱の突起4が筐体5
に一体的に形成してあり、この突起4にケーブル6が巻
き付けられ保持されている。このように断面多角形の突
起を設ける構成によると、第1の実施形態と同様なノイ
ズ抑制の効果に加えて、突起4に巻き付けてあるケーブ
ル6が緩みにくく、ケーブル6の保持がより確実になる
という効果がある。もちろん、突起4は六角柱に限られ
ず、断面形状が八角形、十角形、十二角形など様々な多
角形の角柱とすることができる。
【0022】次に、図3に示す第3の実施形態について
説明する。
【0023】本実施形態では、中空の円筒状の突起7が
設けられ、その下部に開口部8が、上部に開口部9がそ
れぞれ設けられている。そして、ケーブル10は、下部
の開口部8から円筒状突起7内部に挿入され、突起7を
貫通しその上部の開口部9から突出した後、突起7の外
周に巻き付けられて再び下降し、突起7下端部近傍(筐
体11の内壁面近傍)で他部品との接続のために引き出
されている。
【0024】この構成によると、ケーブル10を筐体1
1の内壁面近傍に這わせることができるので、ケーブル
10と筐体11とが近接しており両者の間にも容量結合
が生じ、突起7以外でもノイズが筐体11からグランド
に還流される構成となり、ノイズの抑制効果がより大き
くなる。さらに、ケーブル10の保持がより確実にな
る。
【0025】次に、図4に示す第4の実施形態について
説明する。
【0026】本実施形態では、中空の円筒状の突起12
が設けられ、その下部から上部に至るスリット状の溝部
13が設けられている。ケーブル14は、溝部13下端
から溝部13内部(突起12内部)に挿入され、この溝
部13内を通って上端から外部に突出した後、突起12
の外周に巻き付けられて再び下降し、突起12下端部近
傍(筐体15内壁面近傍)で引き出されている。
【0027】本実施形態でも第3の実施形態と同様に、
ケーブル14は筐体15内壁面近傍に這わせられるの
で、ケーブル14と筐体15との間の容量結合によりノ
イズがグランドへ還流され、ノイズの抑制がより確実に
なる。そして、溝部13を用いることにより、ケーブル
14の突起12内部への挿入および突起12の外周への
巻き付けがより簡単になり、ケーブル14が確実に保持
できる。
【0028】なお、図示しないが、第3の実施形態のよ
うに開口部を設ける場合や第4の実施形態のように溝部
を設ける場合に、断面形状が多角形で中空の筒状の突起
を設ける構成とすることができる。こうすることによ
り、第2の実施形態と同様にケーブルが緩みにくくな
り、ケーブルの保持がさらに確実になる。
【0029】本発明は、プリンターや複写機等に限られ
ず、筐体内部にケーブルが配設されるあらゆる電子機器
に適用することができる。
【0030】
【発明の効果】本発明によると、筐体に設けられた突起
にケーブルが巻き付けられて生じるインダクタンスによ
り放射ノイズが低減される。それに伴って、フェライト
コアなどのシール用の部材が不要になるとともに、この
突起によりケーブルが保持されるためフック等の係止部
材も不要になり、部品点数の削減およびコストダウンが
可能である。
【0031】この突起を導電性のものとし、筐体を介し
て突起を接地する構成とすると、突起とケーブルとの間
に容量結合が生じ、突起および筐体を介してノイズをグ
ランドに還流させることができるため、さらにノイズが
低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子機器の第1の実施形態の主要部を
示す模式図である。
【図2】本発明の電子機器の第2の実施形態の主要部を
示す模式図である。
【図3】本発明の電子機器の第3の実施形態の主要部を
示す模式図である。
【図4】本発明の電子機器の第4の実施形態の主要部を
示す模式図である。
【図5】従来の電子機器の主要部を示す模式図である。
【符号の説明】
1、4、7、12 突起 2、5、11、15 筐体 3、6、10、14 ケーブル 8、9 開口部 13 溝部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体と、上記筐体内部に設けられている
    突起と、上記突起に巻き付けられて保持されている電気
    的接続用のケーブルとを有することを特徴とする電子機
    器。
  2. 【請求項2】 上記突起が、導電性を有し、上記筐体を
    介して接地され、上記ケーブルとの間で容量結合してい
    ることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 【請求項3】 上記突起が磁性材料からなることを特徴
    とする請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 【請求項4】 上記突起の断面形状が多角形であること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子
    機器。
  5. 【請求項5】 上記突起が中空の筒状であり、上記ケー
    ブルが上記突起の内部を通っていることを特徴とする請
    求項1〜4のいずれか1項に記載の電子機器。
  6. 【請求項6】 上記突起の上部および下部に開口部が設
    けてあり、上記ケーブルが、上記突起の下部の上記開口
    部から上記突起内部に挿入され、上記突起内部を通って
    上部の上記開口部から上記突起外に引き出されてから上
    記突起外周に巻き付けてあることを特徴とする請求項5
    に記載の電子機器。
  7. 【請求項7】 上記突起の下部から上部に至る溝部が設
    けてあり、上記ケーブルが、上記溝部の下端から上記溝
    部内に挿入され、上記溝部内を通ってその上端から上記
    溝部外に引き出されてから上記突起外周に巻き付けてあ
    ることを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
  8. 【請求項8】 電子機器の筐体内部に突起を設け、電気
    的接続用のケーブルを前記突起に巻き付けることによ
    り、上記ケーブルを保持するとともにインダクタンスを
    生じさせることを特徴とする電子機器の筐体内のケーブ
    ル保持方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008005018A (ja) * 2006-06-20 2008-01-10 Namiki Precision Jewel Co Ltd 多機能型振動アクチュエータ
WO2015092899A1 (ja) * 2013-12-19 2015-06-25 堺ディスプレイプロダクト株式会社 照明装置及び表示装置
CN113841208A (zh) * 2019-05-24 2021-12-24 三菱电机株式会社 噪声降低元件

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