JPH10226016A - 断熱パネルとこのパネルを使用したコンクリート養生室 - Google Patents
断熱パネルとこのパネルを使用したコンクリート養生室Info
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- JPH10226016A JPH10226016A JP9027891A JP2789197A JPH10226016A JP H10226016 A JPH10226016 A JP H10226016A JP 9027891 A JP9027891 A JP 9027891A JP 2789197 A JP2789197 A JP 2789197A JP H10226016 A JPH10226016 A JP H10226016A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 コンクリート養生室等の高温、高湿度雰囲気
下で使用しても、含水した水分を容易に放散することが
できる断熱パネルを提供すること。 【解決手段】 板状のスチレン−無水マレイン酸共重合
樹脂発泡体の両面に金属板が積層されてなる断熱パネル
において、少なくとも一方の金属板に開口部を設ける。
下で使用しても、含水した水分を容易に放散することが
できる断熱パネルを提供すること。 【解決手段】 板状のスチレン−無水マレイン酸共重合
樹脂発泡体の両面に金属板が積層されてなる断熱パネル
において、少なくとも一方の金属板に開口部を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート養生
室の使用に適した断熱パネルとこのパネルを使用したコ
ンクリート養生室に関する。
室の使用に適した断熱パネルとこのパネルを使用したコ
ンクリート養生室に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スチレン−無水マレイン酸共重合
体からなる発泡性樹脂粒子を予備発泡させ、この予備発
泡粒子を予め積層用金属板が配置された金型内に充填
し、加熱発泡させて上記積層用金属板表面に発泡性樹脂
粒子を融着させて発泡体を構成する金属−発泡樹脂積層
体の製造方法が知られている(特公昭62−46343
号公報参照)。また、この発泡性樹脂粒子の製造方法と
して、水性媒質中でスチレン−無水マレイン酸共重合樹
脂粒子を懸濁下、そのマレイン酸無水物基に対し、活性
ヒドロキシ基を含有する化合物との反応に付すと共に、
上記反応前、反応時、あるいは反応後に該樹脂粒子に揮
発性発泡剤を含浸させることにより発泡性樹脂粒子を得
る発泡性樹脂粒子の製造方法が知られている(特公昭6
0−49217号公報参照)。
体からなる発泡性樹脂粒子を予備発泡させ、この予備発
泡粒子を予め積層用金属板が配置された金型内に充填
し、加熱発泡させて上記積層用金属板表面に発泡性樹脂
粒子を融着させて発泡体を構成する金属−発泡樹脂積層
体の製造方法が知られている(特公昭62−46343
号公報参照)。また、この発泡性樹脂粒子の製造方法と
して、水性媒質中でスチレン−無水マレイン酸共重合樹
脂粒子を懸濁下、そのマレイン酸無水物基に対し、活性
ヒドロキシ基を含有する化合物との反応に付すと共に、
上記反応前、反応時、あるいは反応後に該樹脂粒子に揮
発性発泡剤を含浸させることにより発泡性樹脂粒子を得
る発泡性樹脂粒子の製造方法が知られている(特公昭6
0−49217号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の方法で製造した
金属板−発泡樹脂板の積層パネルは、耐熱性の高いスチ
レン−無水マレイン酸共重合体からなる発泡性樹脂で構
成されているので、充分な耐熱性を発揮できるのもので
ある。しかし、コンクリート養生室のような高温、かつ
高湿度雰囲気下で使用する場合に、積層パネル同士の継
目から中間層を形成する発泡樹脂板内に水蒸気が侵入
し、その後、この水蒸気が凝縮すると、発泡樹脂板が含
水してしまう。このように含水した発泡樹脂板をそのま
ま使用すると、断熱性が極端に低下すること、及び重量
が相当に増加するという問題を生ずる。また、いったん
含水したコンクリート養生室のパネルは、その両面を金
属板で積層されているために容易にはその水分を放散す
ることができない。本発明は上記の問題点に鑑みなされ
たものであって、すなわち、本発明の目的は、コンクリ
ート養生室等の高温、高湿度雰囲気下で使用した場合
に、含水しても容易にその水分を放散することができる
構造を有する断熱パネルを提供すること、また、これら
の断熱パネルを使用したコンクリート養生室を提供する
ことにある。
金属板−発泡樹脂板の積層パネルは、耐熱性の高いスチ
レン−無水マレイン酸共重合体からなる発泡性樹脂で構
成されているので、充分な耐熱性を発揮できるのもので
ある。しかし、コンクリート養生室のような高温、かつ
高湿度雰囲気下で使用する場合に、積層パネル同士の継
目から中間層を形成する発泡樹脂板内に水蒸気が侵入
し、その後、この水蒸気が凝縮すると、発泡樹脂板が含
水してしまう。このように含水した発泡樹脂板をそのま
ま使用すると、断熱性が極端に低下すること、及び重量
が相当に増加するという問題を生ずる。また、いったん
含水したコンクリート養生室のパネルは、その両面を金
属板で積層されているために容易にはその水分を放散す
ることができない。本発明は上記の問題点に鑑みなされ
たものであって、すなわち、本発明の目的は、コンクリ
ート養生室等の高温、高湿度雰囲気下で使用した場合
に、含水しても容易にその水分を放散することができる
構造を有する断熱パネルを提供すること、また、これら
の断熱パネルを使用したコンクリート養生室を提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の断熱パネルは、
板状のスチレン−無水マレイン酸共重合樹脂発泡体の両
面に金属板が積層されてなる断熱パネルにおいて、少な
くとも一方の金属板には開口部が設けられていることを
特徴とする断熱パネルである。特に、金属板に設けられ
た開口部の面積が、板状のスチレン−無水マレイン酸共
重合樹脂発泡体の片面の表面積に対し、20〜70%の
範囲にある断熱パネルは、耐熱性、断熱性及び機械的強
度にも優れたものである。また、水蒸気が断熱パネル内
に侵入しても、金属板で覆われていない開口部を金属板
に設けていることで、水蒸気が凝縮する前に放散するこ
とができる。したがって、含水による断熱性の低下を抑
え、重量の増加も抑えることができる。
板状のスチレン−無水マレイン酸共重合樹脂発泡体の両
面に金属板が積層されてなる断熱パネルにおいて、少な
くとも一方の金属板には開口部が設けられていることを
特徴とする断熱パネルである。特に、金属板に設けられ
た開口部の面積が、板状のスチレン−無水マレイン酸共
重合樹脂発泡体の片面の表面積に対し、20〜70%の
範囲にある断熱パネルは、耐熱性、断熱性及び機械的強
度にも優れたものである。また、水蒸気が断熱パネル内
に侵入しても、金属板で覆われていない開口部を金属板
に設けていることで、水蒸気が凝縮する前に放散するこ
とができる。したがって、含水による断熱性の低下を抑
え、重量の増加も抑えることができる。
【0005】本発明の断熱パネルは、金属板との熱接着
性に優れたスチレン−無水マレイン酸共重合樹脂を使用
しているので、金属板を、成形金型に取着して成形用金
型を閉合し、スチレン−無水マレイン酸共重合樹脂から
なる発泡性粒子を金型内に充填し、次いで該発泡性粒子
を加熱、発泡させ、生成した発泡体を成形すると同時
に、接着剤等を使用することなく金属板に一体に接合し
て製造することができる。
性に優れたスチレン−無水マレイン酸共重合樹脂を使用
しているので、金属板を、成形金型に取着して成形用金
型を閉合し、スチレン−無水マレイン酸共重合樹脂から
なる発泡性粒子を金型内に充填し、次いで該発泡性粒子
を加熱、発泡させ、生成した発泡体を成形すると同時
に、接着剤等を使用することなく金属板に一体に接合し
て製造することができる。
【0006】板状のスチレン−無水マレイン酸共重合樹
脂発泡体の一面に、この板状発泡体と略同面積を有する
金属板を積層し、かつもう一方の面には開口部が設けら
れた金属板を積層した断熱パネルを開口部を設けた金属
板が室外側に向けて配置したコンクリート養生室は、断
熱性と水蒸気の遮断性に優れ、特に何らかの事情で水蒸
気が断熱パネル内に侵入した場合でも、金属板で積層さ
れていない金属板開口部から水蒸気を効果的に放散する
ことができ、コンクリート養生室全体の断熱性の低下を
抑えることができ、断熱パネルの重量の増加も抑えるこ
とができる。特に、金属板に設けられた開口部の面積
が、板状のスチレン−無水マレイン酸共重合樹脂発泡体
の片面の表面積に対し、20〜70%の範囲が好まし
い。
脂発泡体の一面に、この板状発泡体と略同面積を有する
金属板を積層し、かつもう一方の面には開口部が設けら
れた金属板を積層した断熱パネルを開口部を設けた金属
板が室外側に向けて配置したコンクリート養生室は、断
熱性と水蒸気の遮断性に優れ、特に何らかの事情で水蒸
気が断熱パネル内に侵入した場合でも、金属板で積層さ
れていない金属板開口部から水蒸気を効果的に放散する
ことができ、コンクリート養生室全体の断熱性の低下を
抑えることができ、断熱パネルの重量の増加も抑えるこ
とができる。特に、金属板に設けられた開口部の面積
が、板状のスチレン−無水マレイン酸共重合樹脂発泡体
の片面の表面積に対し、20〜70%の範囲が好まし
い。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明による断熱パネルについて
説明する。本発明の断熱パネルを構成するスチレン−無
水マレイン酸共重合樹脂の製法は以下の通りである。水
性媒質中でスチレン−無水マレイン酸共重合成樹脂粒子
を懸濁下、そのマレイン酸無水物基に対し、2.5〜1
50モル%の2〜4個の活性ヒドロキシ基を含有する化
合物との反応に付すと共に、上記反応時あるいは反応後
に、該樹脂粒子に揮発性発泡剤を含浸させることによ
り、金属との接着性を有する発泡性粒子を得る。本発明
に使用する樹脂としては、無水マレイン酸を2〜25重
量%含有し、平均重合度が500〜4000のスチレン
−無水マレイン酸共重合樹脂が好ましい。その樹脂ペレ
ットは、例えば市販のスチレン−無水マレイン酸共重合
体を押出機等によりペレット化することにより得られ
る。該樹脂において、2重量%以下の無水マレイン酸含
有量では耐熱性に優れず、金属との接着性も不十分にな
る。また25重量%以上では発泡剤の含浸が困難となる
であろう。また該樹脂の平均重合度が500以下では発
泡剤の含浸時にブロッキングしたり、また耐熱性も悪い
ものとなり、また4000以上では脆性が増し発泡形成
体としては好ましいものではない。
説明する。本発明の断熱パネルを構成するスチレン−無
水マレイン酸共重合樹脂の製法は以下の通りである。水
性媒質中でスチレン−無水マレイン酸共重合成樹脂粒子
を懸濁下、そのマレイン酸無水物基に対し、2.5〜1
50モル%の2〜4個の活性ヒドロキシ基を含有する化
合物との反応に付すと共に、上記反応時あるいは反応後
に、該樹脂粒子に揮発性発泡剤を含浸させることによ
り、金属との接着性を有する発泡性粒子を得る。本発明
に使用する樹脂としては、無水マレイン酸を2〜25重
量%含有し、平均重合度が500〜4000のスチレン
−無水マレイン酸共重合樹脂が好ましい。その樹脂ペレ
ットは、例えば市販のスチレン−無水マレイン酸共重合
体を押出機等によりペレット化することにより得られ
る。該樹脂において、2重量%以下の無水マレイン酸含
有量では耐熱性に優れず、金属との接着性も不十分にな
る。また25重量%以上では発泡剤の含浸が困難となる
であろう。また該樹脂の平均重合度が500以下では発
泡剤の含浸時にブロッキングしたり、また耐熱性も悪い
ものとなり、また4000以上では脆性が増し発泡形成
体としては好ましいものではない。
【0008】この発明の共重合樹脂粒子としてより一層
好ましいものは、無水マレイン酸の含有が5〜15重量
%で、平均重合度が900〜2000のものである。上
記スチレン−無水マレイン酸共重合樹脂粒子を用いて発
泡性樹脂粒子を製造するに当たり、通常上記共重合樹脂
の粒子は水性媒質中に懸濁される。水性媒質は、水と適
当量の分散剤とから構成される。この分散剤としては、
部分鹸化ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸塩、ポ
リビニルピロリドン、カルボキシメチルセルローズ、メ
チルセルローズ、ステアリン酸カルシウム、エチレンビ
スステアロアミド等の有機化合物の他、ピロリン酸カル
シウム、リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグ
ネシウム、リン酸マグネシムウ、ピロリン酸マグネシウ
ム、酸化マグネシウム等の水に難溶性の微粉末からなる
無機化合物等が用いられる。この発明において、分散剤
として無機化合物を用いる際には、ドデシルベンゼンス
ルホン酸ナトリウムのような界面活性剤を併用すること
が好ましい。これらの分散剤は一般に水に対して0.0
1ないし5重量%添加して使用される。
好ましいものは、無水マレイン酸の含有が5〜15重量
%で、平均重合度が900〜2000のものである。上
記スチレン−無水マレイン酸共重合樹脂粒子を用いて発
泡性樹脂粒子を製造するに当たり、通常上記共重合樹脂
の粒子は水性媒質中に懸濁される。水性媒質は、水と適
当量の分散剤とから構成される。この分散剤としては、
部分鹸化ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸塩、ポ
リビニルピロリドン、カルボキシメチルセルローズ、メ
チルセルローズ、ステアリン酸カルシウム、エチレンビ
スステアロアミド等の有機化合物の他、ピロリン酸カル
シウム、リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグ
ネシウム、リン酸マグネシムウ、ピロリン酸マグネシウ
ム、酸化マグネシウム等の水に難溶性の微粉末からなる
無機化合物等が用いられる。この発明において、分散剤
として無機化合物を用いる際には、ドデシルベンゼンス
ルホン酸ナトリウムのような界面活性剤を併用すること
が好ましい。これらの分散剤は一般に水に対して0.0
1ないし5重量%添加して使用される。
【0009】この発明において“少なくとも2個の活性
ヒドロキシ基を有する化合物”(以下ヒドロキシ化合物
と称する)とは、スチレン−無水マレイン酸共重合樹脂
のマレイン酸無水物基と反応し得るヒドロキシ基を2個
以上有する化合物を意味する。活性ヒドロキシ基の数
は、2個であるのが特に好ましい。2個の活性ヒドロキ
シ基を有する化合物としては、脂肪族ジオキシ化合物、
芳香族ジオキシ化合物、芳香環を含む脂肪族ジオキシ化
合物、脂肪族ジエタノールアミド等が挙げられる。これ
をより具体的に示せば下記の通りである。 (I)脂肪族ジオキシ化合物:ここで脂肪族残基は、飽
和または不飽和の直鎖状、分枝状、環状または脂環式残
基を含有する構造等種々の構造のものが含まれる。具体
的には例えば下記の如き化合物が挙げられる。 (a)一般式HO−(CH2)−nOHにおいてnが2
〜10の化合物、例えばエチレングリコール、プロピレ
ングリコール等である。 (b)一般式H−(O−R)−nOHにおいてnが2〜
6でRがアルケン基である化合物、例えばジエチレング
リコール、ジプロピレングリコール、テトラエチレング
リコール、テトラプロピレングリコール等である。 (c)更に上記以外に以下の式で示される〔化1〕〜
〔化4〕の化合物を用いることもできる。
ヒドロキシ基を有する化合物”(以下ヒドロキシ化合物
と称する)とは、スチレン−無水マレイン酸共重合樹脂
のマレイン酸無水物基と反応し得るヒドロキシ基を2個
以上有する化合物を意味する。活性ヒドロキシ基の数
は、2個であるのが特に好ましい。2個の活性ヒドロキ
シ基を有する化合物としては、脂肪族ジオキシ化合物、
芳香族ジオキシ化合物、芳香環を含む脂肪族ジオキシ化
合物、脂肪族ジエタノールアミド等が挙げられる。これ
をより具体的に示せば下記の通りである。 (I)脂肪族ジオキシ化合物:ここで脂肪族残基は、飽
和または不飽和の直鎖状、分枝状、環状または脂環式残
基を含有する構造等種々の構造のものが含まれる。具体
的には例えば下記の如き化合物が挙げられる。 (a)一般式HO−(CH2)−nOHにおいてnが2
〜10の化合物、例えばエチレングリコール、プロピレ
ングリコール等である。 (b)一般式H−(O−R)−nOHにおいてnが2〜
6でRがアルケン基である化合物、例えばジエチレング
リコール、ジプロピレングリコール、テトラエチレング
リコール、テトラプロピレングリコール等である。 (c)更に上記以外に以下の式で示される〔化1〕〜
〔化4〕の化合物を用いることもできる。
【0010】
【化1】
【0011】
【化2】
【0012】
【化3】
【0013】
【化4】
【0014】(II)芳香族ジオキシ化合物 (a)多価フェノール類:ヒドロキノン、ジゾルシン、
カテコールおよびこれらの低級アルキルまたはクロル置
換誘導体、ピロガロール−1−メチルエーテル、ピロガ
ロール−2−メチルエーテル等、芳香核または置換芳香
核に2個のヒドロキシ基を有する化合物が挙げられる。 (b)次の一般式で示される化合物:
カテコールおよびこれらの低級アルキルまたはクロル置
換誘導体、ピロガロール−1−メチルエーテル、ピロガ
ロール−2−メチルエーテル等、芳香核または置換芳香
核に2個のヒドロキシ基を有する化合物が挙げられる。 (b)次の一般式で示される化合物:
【0015】
【化5】
【0016】この一群の化合物のうち特に好ましいのは
ビスフェノールA〔2,2−ビス(4′−ヒドロキシフ
エニル)プロパン〕である。
ビスフェノールA〔2,2−ビス(4′−ヒドロキシフ
エニル)プロパン〕である。
【0017】(III)芳香環を含む脂肪族ジオキシ化合
物:この範中に属する化合物としては、例えば一般式H
O−(CH2)−nR´−(CH2)−nOHにおいてn
が1または2で、R′が下記如き基:
物:この範中に属する化合物としては、例えば一般式H
O−(CH2)−nR´−(CH2)−nOHにおいてn
が1または2で、R′が下記如き基:
【0018】
【化6】
【0019】(IV)脂肪酸ジエタノールアミド:ここで
脂肪酸の脂肪族残基は直鎖状、分枝状、環状または脂環
式残基を含有した構造等種々の構造のものが含まれる。
また、この場合脂肪酸は異なった炭素原子数を有する種
々の脂肪酸の混合脂肪酸であってもよい。好ましい具体
例としては、ヤシ油脂肪酸のジエタノールアミドが挙げ
られる。3個以上の活性ヒドロキシ基を有する化合物と
してはグリセリン、ペンタエリスリトール等が挙げられ
る。上記ヒドロキシ化合物は、スチレン−無水マレイン
酸共重合樹脂のマレイン酸無水物基の総量に対して2.
5モル%以上の量で加えられる。一般的には150%ま
での量で加えてもよい。2.5モル%の量より少ない添
加量では、得られた発泡性粒子からの予備発泡粒子を過
充填しないと良好な発泡形成品を得ることができず、発
明の目的を達成することができない。また該無水物質の
含有量に対し大過剰量のヒドロキシ化合物の使用は経済
的または技術的観点から意味を持たないであろう。スチ
レン−無水マレイン酸共重合樹脂の粒子とヒドロキシ化
合物との反応は、80℃〜150℃、好ましくは90℃
〜110℃の温度で、(反応温度と共重合体粒子の大き
さによって変化するが)3〜60時間加熱攪拌すること
により行われる。
脂肪酸の脂肪族残基は直鎖状、分枝状、環状または脂環
式残基を含有した構造等種々の構造のものが含まれる。
また、この場合脂肪酸は異なった炭素原子数を有する種
々の脂肪酸の混合脂肪酸であってもよい。好ましい具体
例としては、ヤシ油脂肪酸のジエタノールアミドが挙げ
られる。3個以上の活性ヒドロキシ基を有する化合物と
してはグリセリン、ペンタエリスリトール等が挙げられ
る。上記ヒドロキシ化合物は、スチレン−無水マレイン
酸共重合樹脂のマレイン酸無水物基の総量に対して2.
5モル%以上の量で加えられる。一般的には150%ま
での量で加えてもよい。2.5モル%の量より少ない添
加量では、得られた発泡性粒子からの予備発泡粒子を過
充填しないと良好な発泡形成品を得ることができず、発
明の目的を達成することができない。また該無水物質の
含有量に対し大過剰量のヒドロキシ化合物の使用は経済
的または技術的観点から意味を持たないであろう。スチ
レン−無水マレイン酸共重合樹脂の粒子とヒドロキシ化
合物との反応は、80℃〜150℃、好ましくは90℃
〜110℃の温度で、(反応温度と共重合体粒子の大き
さによって変化するが)3〜60時間加熱攪拌すること
により行われる。
【0020】上記ヒドロキシ化合物のヒドロキシ基は、
スチレン−無水マレイン酸共重合体の分子鎖中の酸無水
物基を攻撃して開環させ、半エステル結合を生成させる
と考えられる。この際、ヒドロキシ化合物の2つのヒド
ロキシ基が別個の共重合体の酸無水物基に反応して、半
エステル結合を生成し、一種の架橋構造も生成している
ものと考えられる。これにより、発泡剤を含浸せしめて
予備発泡粒子とした場合に二次発泡力が増大され、ま
た、得られた発泡成形体の熱収縮率を小さくできる等種
々の効果が発現されるものと考えられる。
スチレン−無水マレイン酸共重合体の分子鎖中の酸無水
物基を攻撃して開環させ、半エステル結合を生成させる
と考えられる。この際、ヒドロキシ化合物の2つのヒド
ロキシ基が別個の共重合体の酸無水物基に反応して、半
エステル結合を生成し、一種の架橋構造も生成している
ものと考えられる。これにより、発泡剤を含浸せしめて
予備発泡粒子とした場合に二次発泡力が増大され、ま
た、得られた発泡成形体の熱収縮率を小さくできる等種
々の効果が発現されるものと考えられる。
【0021】スチレン−無水マレイン酸共重合樹脂の粒
子への揮発性発泡剤の含浸は、反応時あるいは反応後に
行ってもよい。しかしヒドロキシ化合物と揮発性発泡剤
とを同一反応系に加え、エステル化反応および発泡剤の
含浸を同一処理で行うのが、工業上の実施において最も
好ましい。
子への揮発性発泡剤の含浸は、反応時あるいは反応後に
行ってもよい。しかしヒドロキシ化合物と揮発性発泡剤
とを同一反応系に加え、エステル化反応および発泡剤の
含浸を同一処理で行うのが、工業上の実施において最も
好ましい。
【0022】この発明における揮発性発泡剤としては、
例えばプロパン、n−ブタン、i−ブタン、n−ペンタ
ン、i−ペンタン、n−ヘキサン等の脂肪族炭化水素、
シクロペンタン、シクロヘキサン等の環式脂肪族炭化水
素、メチルクロライド、エチルクロライド、ジクロロジ
フルオロメタン、クロロジフルオロメタン、トリクロロ
フルオロメタン等のハロゲン化炭化水素を挙げることが
できる。これらの発泡剤の内、プロパンまたはn−ブタ
ンまたはi−ブタン、およびこれらの混合物を用いるの
が好ましい。これらの発泡剤は、前記重合樹脂粒子に対
して一般に3〜40重量%の割合で用いられる。
例えばプロパン、n−ブタン、i−ブタン、n−ペンタ
ン、i−ペンタン、n−ヘキサン等の脂肪族炭化水素、
シクロペンタン、シクロヘキサン等の環式脂肪族炭化水
素、メチルクロライド、エチルクロライド、ジクロロジ
フルオロメタン、クロロジフルオロメタン、トリクロロ
フルオロメタン等のハロゲン化炭化水素を挙げることが
できる。これらの発泡剤の内、プロパンまたはn−ブタ
ンまたはi−ブタン、およびこれらの混合物を用いるの
が好ましい。これらの発泡剤は、前記重合樹脂粒子に対
して一般に3〜40重量%の割合で用いられる。
【0023】この発明においては、上記発泡剤を加える
際にはスチレン−無水マレイン酸共重合樹脂粒子を溶解
する溶剤を存在させることが好ましい。この溶剤は、ス
チレン−無水マレイン酸共重合樹脂粒子に十分含浸させ
るように、例えば予め水性懸濁液中で攪拌し分散されて
いるのが好ましい。かかる溶剤としてベンゼン、トルエ
ン、キシレン、エチルベンゼンの如き芳香族炭化水素
類、酢酸メチル、酢酸エチルの如きエステル類、ジクロ
ロエタン、トリクロロエタン、テトラクロロエタン、ト
リクロロエチレン、テトラクロロエチレン、の如きハロ
ゲン化炭化水素、シクロヘキサン、シクロヘプタンの如
き環状化合物、n−ヘキサン、n−ヘプタンの如き炭化
水素類が用いられる。なお、この発明の発泡性樹脂粒子
の基材樹脂中には、充填剤、可塑剤、滑剤、着色剤、難
燃剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤等種々の添加剤が含有
されていてもよい。
際にはスチレン−無水マレイン酸共重合樹脂粒子を溶解
する溶剤を存在させることが好ましい。この溶剤は、ス
チレン−無水マレイン酸共重合樹脂粒子に十分含浸させ
るように、例えば予め水性懸濁液中で攪拌し分散されて
いるのが好ましい。かかる溶剤としてベンゼン、トルエ
ン、キシレン、エチルベンゼンの如き芳香族炭化水素
類、酢酸メチル、酢酸エチルの如きエステル類、ジクロ
ロエタン、トリクロロエタン、テトラクロロエタン、ト
リクロロエチレン、テトラクロロエチレン、の如きハロ
ゲン化炭化水素、シクロヘキサン、シクロヘプタンの如
き環状化合物、n−ヘキサン、n−ヘプタンの如き炭化
水素類が用いられる。なお、この発明の発泡性樹脂粒子
の基材樹脂中には、充填剤、可塑剤、滑剤、着色剤、難
燃剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤等種々の添加剤が含有
されていてもよい。
【0024】スチレン−無水マレイン酸共重合樹脂発泡
性粒子を加熱水蒸気で10〜50倍に発泡させ予備発泡
粒子を得て、得られた予備発泡粒子を、積層用に使用さ
れる板状発泡体と略同面積を有する金属板と、開口部を
有する金属板とを予め配置した金型に充填して、加熱成
形することにより、板状のスチレン−無水マレイン酸共
重合樹脂発泡体の一方の面には全面に金属板が積層さ
れ、他方の面には開口部を有する金属板が積層された断
熱パネルを製造することができる。前記の金属板の開口
部面積は、板状のスチレン−無水マレイン酸共重合樹脂
発泡体の片面の表面積の20〜70%であることが好ま
しい。より一層好ましい範囲は30〜50%である。開
口率が20%未満になれば、断熱パネル(金属−発泡樹
脂積層体)への含水量が増加し、開口率が70%を超え
ると金属と発泡樹脂との剛性差により、断熱パネルの変
形が大きく、商品価値が低下する。上記金属は、例えば
アルミニウム、鉄、ステンレス鋼、銅、ニッケル、亜鉛
引き鉄等である。
性粒子を加熱水蒸気で10〜50倍に発泡させ予備発泡
粒子を得て、得られた予備発泡粒子を、積層用に使用さ
れる板状発泡体と略同面積を有する金属板と、開口部を
有する金属板とを予め配置した金型に充填して、加熱成
形することにより、板状のスチレン−無水マレイン酸共
重合樹脂発泡体の一方の面には全面に金属板が積層さ
れ、他方の面には開口部を有する金属板が積層された断
熱パネルを製造することができる。前記の金属板の開口
部面積は、板状のスチレン−無水マレイン酸共重合樹脂
発泡体の片面の表面積の20〜70%であることが好ま
しい。より一層好ましい範囲は30〜50%である。開
口率が20%未満になれば、断熱パネル(金属−発泡樹
脂積層体)への含水量が増加し、開口率が70%を超え
ると金属と発泡樹脂との剛性差により、断熱パネルの変
形が大きく、商品価値が低下する。上記金属は、例えば
アルミニウム、鉄、ステンレス鋼、銅、ニッケル、亜鉛
引き鉄等である。
【0025】本発明で使用する開口部を有する金属板
は、金属板に予め開口部を形成させたもの、もしくは複
数の金属板を組み合わせて使用することができる。金属
板に予め開口部を形成させる場合、開口部の形状は、長
方形、円形等あらゆる幾何学的形状を有していてもよ
く、又開口部の数は、一つでも複数でもよく、開口率が
20〜70%になる範囲内で適宜決めればよい。特に、
複数の金属板を組み合わせる場合には、板状のスチレン
−無水マレイン酸共重合樹脂発泡体の外周部に枠状に金
属板を配置することが断熱パネルの強度の点から好まし
い。また、断熱パネルに使用される板状のスチレン−無
水マレイン酸共重合樹脂発泡体は、前記の様に、スチレ
ン−無水マレイン酸共重合樹脂の予備発泡粒子を金型内
で金属板と同時に発泡成形させてもよいし、スチレン−
無水マレイン酸共重合樹脂の予備発泡粒子を予めブロッ
ク状に成形したブロック体から、板状に切りだしたもの
を使用して熱融着させてもよい。また、接着剤を介して
貼り合わせしてもよい。
は、金属板に予め開口部を形成させたもの、もしくは複
数の金属板を組み合わせて使用することができる。金属
板に予め開口部を形成させる場合、開口部の形状は、長
方形、円形等あらゆる幾何学的形状を有していてもよ
く、又開口部の数は、一つでも複数でもよく、開口率が
20〜70%になる範囲内で適宜決めればよい。特に、
複数の金属板を組み合わせる場合には、板状のスチレン
−無水マレイン酸共重合樹脂発泡体の外周部に枠状に金
属板を配置することが断熱パネルの強度の点から好まし
い。また、断熱パネルに使用される板状のスチレン−無
水マレイン酸共重合樹脂発泡体は、前記の様に、スチレ
ン−無水マレイン酸共重合樹脂の予備発泡粒子を金型内
で金属板と同時に発泡成形させてもよいし、スチレン−
無水マレイン酸共重合樹脂の予備発泡粒子を予めブロッ
ク状に成形したブロック体から、板状に切りだしたもの
を使用して熱融着させてもよい。また、接着剤を介して
貼り合わせしてもよい。
【0026】次に本発明の断熱パネルを使用したコンク
リート養生室を図1に示す。3つの部屋に区画されたコ
ンクリート養生室はその壁面、天井面等に断熱パネル1
を配置してなり、開口部11を有する金属板が積層され
た面を加熱水蒸気の外側に向けて配されている。図中の
12はコンクリート養生室へ蒸気を送る蒸気配管でボイ
ラー(図示せず)に接続されている。したがって、本発
明のコンクリート養生室は、断熱性と水蒸気の遮断性に
優れ、水蒸気が断熱パネル内に侵入しても、コンクリー
ト養生室の外側となるように配された開口部を有する金
属板の開口部を介して水蒸気を放散することができるの
で、断熱性が低下したり、重量が増加したりすることを
抑えることができる。
リート養生室を図1に示す。3つの部屋に区画されたコ
ンクリート養生室はその壁面、天井面等に断熱パネル1
を配置してなり、開口部11を有する金属板が積層され
た面を加熱水蒸気の外側に向けて配されている。図中の
12はコンクリート養生室へ蒸気を送る蒸気配管でボイ
ラー(図示せず)に接続されている。したがって、本発
明のコンクリート養生室は、断熱性と水蒸気の遮断性に
優れ、水蒸気が断熱パネル内に侵入しても、コンクリー
ト養生室の外側となるように配された開口部を有する金
属板の開口部を介して水蒸気を放散することができるの
で、断熱性が低下したり、重量が増加したりすることを
抑えることができる。
【0027】
(実施例1)内容積が50リットルであるオートクレー
ブに、水28kg、複分解法ピロリン酸マグネシウム1
24g、ドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリウム4g
を投入し、次いでスチレン−無水マレイン酸共重合体
〔共重合成分としての無水マレイン酸の含有が8.0重
量%、平均重合度が1200である商品名ダイラーク2
32(三井東圧化学社製)〕の粒子16kgを投入して
懸濁後、1,4ブタンジオール80g、トルエン640
g、次いで密閉状態で攪拌しながら発泡剤としてブタン
1760gを圧入した。その後100℃まで昇温し、こ
の温度で5時間維持した。しかる後に30℃まで冷却し
て、発泡剤が含浸された発泡性樹脂粒子を取り出した。
ブに、水28kg、複分解法ピロリン酸マグネシウム1
24g、ドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリウム4g
を投入し、次いでスチレン−無水マレイン酸共重合体
〔共重合成分としての無水マレイン酸の含有が8.0重
量%、平均重合度が1200である商品名ダイラーク2
32(三井東圧化学社製)〕の粒子16kgを投入して
懸濁後、1,4ブタンジオール80g、トルエン640
g、次いで密閉状態で攪拌しながら発泡剤としてブタン
1760gを圧入した。その後100℃まで昇温し、こ
の温度で5時間維持した。しかる後に30℃まで冷却し
て、発泡剤が含浸された発泡性樹脂粒子を取り出した。
【0028】この粒子を洗浄、脱水、乾燥後、密閉容器
に入れ15℃の温度で72時間保持し発泡性樹脂粒子を
製造した。この粒子を98℃の水蒸気で5分間加熱し
て、0.015の嵩比重を有する予備発泡粒子を得た。
予備発泡粒子の嵩比重を0.033に調整し、深さ25
mmで内容積が、3000ccの金型内に3000cc
の予備発泡粒子を充填して、1.0kg/cm2(ゲー
ジ圧)の水蒸気で40秒間加熱して発泡成形したとこ
ろ、融着90%の良好な発泡成形体が得られた。ここで
得られた発泡成形体を50℃で24時間アニーリングし
た後、90℃のオーブンに7日間放置したところ2.5
%の収縮を示した。また、この発泡成形体を赤外分析し
たところエステル結合に基く吸収ピークが観察された。
また、この発泡性樹脂粒子をトルエンに浸漬したところ
球状に近い膨潤した不溶解物(発泡性樹脂粒子の約15
wt%)が残った。この不溶解物は架橋結合による生成
物と考えられる。一方トルエン溶解分の平均重合度は1
500であった。
に入れ15℃の温度で72時間保持し発泡性樹脂粒子を
製造した。この粒子を98℃の水蒸気で5分間加熱し
て、0.015の嵩比重を有する予備発泡粒子を得た。
予備発泡粒子の嵩比重を0.033に調整し、深さ25
mmで内容積が、3000ccの金型内に3000cc
の予備発泡粒子を充填して、1.0kg/cm2(ゲー
ジ圧)の水蒸気で40秒間加熱して発泡成形したとこ
ろ、融着90%の良好な発泡成形体が得られた。ここで
得られた発泡成形体を50℃で24時間アニーリングし
た後、90℃のオーブンに7日間放置したところ2.5
%の収縮を示した。また、この発泡成形体を赤外分析し
たところエステル結合に基く吸収ピークが観察された。
また、この発泡性樹脂粒子をトルエンに浸漬したところ
球状に近い膨潤した不溶解物(発泡性樹脂粒子の約15
wt%)が残った。この不溶解物は架橋結合による生成
物と考えられる。一方トルエン溶解分の平均重合度は1
500であった。
【0029】予備発泡粒子の嵩比重を0.025に調整
し、テフロン加工を施した深さ35mmで縦1000m
m、横2000mm(35×1000×2000)の金
型内に、中心部に縦400mm、横1400mm(40
0×1400)の開口部(開口率28%)を有する厚み
0.3mm、縦999mm、横1998mm(0.3×
999×1998)のステンレス板を予め配置し、その
上に予備発泡粒子を70000cc充填し、さらに予備
発泡粒子の上に厚み0.3mm、縦999mm、横19
98mm(0.3×999×1998)のステンレス板
を置き、1.0kg/cm2(ゲージ圧)の水蒸気で9
0秒間加熱して成形した。得られた断熱パネルの斜視図
を図2に示す。深さ15cm、縦1m、横2mの水槽
に、深さ10cmになるまで水を入れ、水中に投げ込み
ヒーターをセットし、得られた断熱パネルの開口部を有
する金属板が上面となるようにして、水槽の上部を覆う
ように蓋として使用した。水槽の温度を75℃に制御
し、5時間加熱後ヒーターの電源を切り、外気温(20
〜25℃)で19時間放置後、再度水温を75℃に上げ
た。この工程を1サイクルとし、加熱・吸湿テストを2
0サイクル実施した。20サイクル終了後、断熱パネル
は70g含水していた。
し、テフロン加工を施した深さ35mmで縦1000m
m、横2000mm(35×1000×2000)の金
型内に、中心部に縦400mm、横1400mm(40
0×1400)の開口部(開口率28%)を有する厚み
0.3mm、縦999mm、横1998mm(0.3×
999×1998)のステンレス板を予め配置し、その
上に予備発泡粒子を70000cc充填し、さらに予備
発泡粒子の上に厚み0.3mm、縦999mm、横19
98mm(0.3×999×1998)のステンレス板
を置き、1.0kg/cm2(ゲージ圧)の水蒸気で9
0秒間加熱して成形した。得られた断熱パネルの斜視図
を図2に示す。深さ15cm、縦1m、横2mの水槽
に、深さ10cmになるまで水を入れ、水中に投げ込み
ヒーターをセットし、得られた断熱パネルの開口部を有
する金属板が上面となるようにして、水槽の上部を覆う
ように蓋として使用した。水槽の温度を75℃に制御
し、5時間加熱後ヒーターの電源を切り、外気温(20
〜25℃)で19時間放置後、再度水温を75℃に上げ
た。この工程を1サイクルとし、加熱・吸湿テストを2
0サイクル実施した。20サイクル終了後、断熱パネル
は70g含水していた。
【0030】(実施例2)この実施例は、ステンレス板
の開口部の寸法のみを変えて、その他は実施例1と全く
同様にして実施した。ステンレス板の中心部に縦700
mm、横1700mmの開口部(開口率59.5%)を
設けた。実施例1と同様に加熱・吸湿テストを20サイ
クル実施した後、断熱パネルは25g含水していた。
の開口部の寸法のみを変えて、その他は実施例1と全く
同様にして実施した。ステンレス板の中心部に縦700
mm、横1700mmの開口部(開口率59.5%)を
設けた。実施例1と同様に加熱・吸湿テストを20サイ
クル実施した後、断熱パネルは25g含水していた。
【0031】(実施例3)この実施例は、ステンレス板
の開口部の寸法のみを変えて、その他は実施例1と全く
同様にして実施した。ステンレス板の中心部に縦800
mm、横1700mmの開口部(開口率68%)を設け
た。実施例1と同様に加熱・吸湿テストを20サイクル
実施した後、断熱パネルは20g含水していた。
の開口部の寸法のみを変えて、その他は実施例1と全く
同様にして実施した。ステンレス板の中心部に縦800
mm、横1700mmの開口部(開口率68%)を設け
た。実施例1と同様に加熱・吸湿テストを20サイクル
実施した後、断熱パネルは20g含水していた。
【0032】(実施例4)この実施例は、金属板の開口
部の形成方法を変え、その他は実施例2と全く同様にし
て実施した。金型底部長手方向に厚み0.3mm、縦1
50mm、横1998mmのステンレス板2枚a、bを
上下に配置し、また、金型底部短手方向に厚み0.3m
m、縦150mm、横699mmのステンレス板2枚
c、dを左右に配置して金属板を枠状に組み合わせて配
置した。その上に予備発泡粒子70000ccを充填
し、さらに予備発泡粒子の上に厚み0.3mm、縦99
9mm、横1998mmのステンレス板を置き、1.0
kg/cm2(ゲージ圧)の水蒸気で90秒間加熱して
発泡成形させた。得られた断熱パネルの斜視図を図3に
示す。金属板の開口率は59.5%である。実施例1と
同様に、加熱・吸湿テストを20サイクル実施した後、
断熱パネルは25g含水した。
部の形成方法を変え、その他は実施例2と全く同様にし
て実施した。金型底部長手方向に厚み0.3mm、縦1
50mm、横1998mmのステンレス板2枚a、bを
上下に配置し、また、金型底部短手方向に厚み0.3m
m、縦150mm、横699mmのステンレス板2枚
c、dを左右に配置して金属板を枠状に組み合わせて配
置した。その上に予備発泡粒子70000ccを充填
し、さらに予備発泡粒子の上に厚み0.3mm、縦99
9mm、横1998mmのステンレス板を置き、1.0
kg/cm2(ゲージ圧)の水蒸気で90秒間加熱して
発泡成形させた。得られた断熱パネルの斜視図を図3に
示す。金属板の開口率は59.5%である。実施例1と
同様に、加熱・吸湿テストを20サイクル実施した後、
断熱パネルは25g含水した。
【0033】(実施例5)この実施例は、ステンレス板
の開口部を複数のパンチング孔(開口率59.5%)と
した金属板を使用した以外は、実施例2と同様にして実
施した。得られた断熱パネルの斜視図を図4に示す。実
施例1と同様に、加熱・吸湿テストを20サイクル実施
した後、断熱パネルは26g含水していた。
の開口部を複数のパンチング孔(開口率59.5%)と
した金属板を使用した以外は、実施例2と同様にして実
施した。得られた断熱パネルの斜視図を図4に示す。実
施例1と同様に、加熱・吸湿テストを20サイクル実施
した後、断熱パネルは26g含水していた。
【0034】
(比較例1)この比較例1では、両面を開口部を有しな
い金属板で積層した断熱パネルを使用した。したがっ
て、金属板の開口率は0%である。実施例1と同様に、
加熱・吸湿テストを20サイクル実施した後、断熱パネ
ルは278g含水していた。
い金属板で積層した断熱パネルを使用した。したがっ
て、金属板の開口率は0%である。実施例1と同様に、
加熱・吸湿テストを20サイクル実施した後、断熱パネ
ルは278g含水していた。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明の断熱パネルは、
耐熱性、断熱性及び機械的強度に優れ、断熱パネル内に
侵入した水蒸気を金属板で積層されていない開口部を介
して放散することができるので、含水量を抑えることが
できる。したがって、断熱性の低下を抑え、重量の増加
を抑制することができる。また、開口部を有しない金属
板が積層された面を加熱水蒸気と接する側に配置したコ
ンクリート養生室は、断熱性と水蒸気の遮断性に優れ、
水蒸気が断熱パネル内に侵入しても、コンクリート養生
室の外側となるように配された開口部を有する金属板の
開口部を介して水蒸気を放散することができるので、断
熱性が低下したり、重量が増加したりすることを抑える
ことができる。特に、金属板の開口部面積は、板状のス
チレン−無水マレイン酸共重合樹脂発泡体の片面の表面
積の20〜70%である断熱パネルと、このパネルを使
用したコンクリート養生室は、水蒸気が断熱パネル内に
侵入しても、開口部を有する金属板の開口部を介して水
蒸気を放散することができるので、断熱性の低下を抑
え、重量の増加を抑制することができる。
耐熱性、断熱性及び機械的強度に優れ、断熱パネル内に
侵入した水蒸気を金属板で積層されていない開口部を介
して放散することができるので、含水量を抑えることが
できる。したがって、断熱性の低下を抑え、重量の増加
を抑制することができる。また、開口部を有しない金属
板が積層された面を加熱水蒸気と接する側に配置したコ
ンクリート養生室は、断熱性と水蒸気の遮断性に優れ、
水蒸気が断熱パネル内に侵入しても、コンクリート養生
室の外側となるように配された開口部を有する金属板の
開口部を介して水蒸気を放散することができるので、断
熱性が低下したり、重量が増加したりすることを抑える
ことができる。特に、金属板の開口部面積は、板状のス
チレン−無水マレイン酸共重合樹脂発泡体の片面の表面
積の20〜70%である断熱パネルと、このパネルを使
用したコンクリート養生室は、水蒸気が断熱パネル内に
侵入しても、開口部を有する金属板の開口部を介して水
蒸気を放散することができるので、断熱性の低下を抑
え、重量の増加を抑制することができる。
【図1】コンクリート養生室の参考斜視図。
【図2】実施例1で得た断熱パネルの斜視図。
【図3】実施例4で得た断熱パネルの斜視図。
【図4】実施例5で得た断熱パネルの斜視図。
Claims (4)
- 【請求項1】 板状のスチレン−無水マレイン酸共重合
樹脂発泡体の両面に、この板状発泡体と略同面積を有す
る金属板が積層されてなる断熱パネルにおいて、少なく
とも一方の金属板には開口部が設けられていることを特
徴とする断熱パネル。 - 【請求項2】 金属板の開口部面積は、板状のスチレン
−無水マレイン酸共重合樹脂発泡体の片面の表面積の2
0〜70%であることを特徴とする請求項1記載の断熱
パネル。 - 【請求項3】 板状のスチレン−無水マレイン酸共重合
樹脂発泡体の一面に、この板状発泡体と略同面積を有す
る金属板を積層し、かつもう一方の面には開口部が設け
られた金属板を積層した断熱パネルを開口部を設けた金
属板面が室外側に向けて配置されることを特徴とするコ
ンクリート養生室。 - 【請求項4】 金属板に設けられた開口部の面積が、板
状のスチレン−無水マレイン酸共重合樹脂発泡体の片面
の表面積に対し、20〜70%であることを特徴とする
請求項3記載のコンクリート養生室。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9027891A JPH10226016A (ja) | 1997-02-12 | 1997-02-12 | 断熱パネルとこのパネルを使用したコンクリート養生室 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9027891A JPH10226016A (ja) | 1997-02-12 | 1997-02-12 | 断熱パネルとこのパネルを使用したコンクリート養生室 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10226016A true JPH10226016A (ja) | 1998-08-25 |
Family
ID=12233524
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9027891A Pending JPH10226016A (ja) | 1997-02-12 | 1997-02-12 | 断熱パネルとこのパネルを使用したコンクリート養生室 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10226016A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111727120A (zh) * | 2018-02-20 | 2020-09-29 | 积水化学工业株式会社 | 耐火叠层体及电池 |
Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59131821U (ja) * | 1983-02-22 | 1984-09-04 | 積水化学工業株式会社 | 断熱材 |
| JPS60154053A (ja) * | 1984-01-24 | 1985-08-13 | アキレス株式会社 | フエノ−ル樹脂発泡体断熱パネル及びその製造方法 |
| JPS6223920U (ja) * | 1985-07-26 | 1987-02-13 | ||
| JPS6246343B2 (ja) * | 1979-02-14 | 1987-10-01 | Sekisui Plastics | |
| JPS63194938A (ja) * | 1987-02-09 | 1988-08-12 | 日東紡績株式会社 | 防湿複合断熱材 |
| JPH05461A (ja) * | 1991-11-27 | 1993-01-08 | Sekisui Chem Co Ltd | 断熱折板 |
-
1997
- 1997-02-12 JP JP9027891A patent/JPH10226016A/ja active Pending
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| EP3756884A4 (en) * | 2018-02-20 | 2022-02-23 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | FIRE RESISTANT LAMINATE AND BATTERY |
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