JPH10229171A - 不揮発性強誘電体メモリ及びその駆動方法及びidカード - Google Patents

不揮発性強誘電体メモリ及びその駆動方法及びidカード

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JPH10229171A
JPH10229171A JP9054989A JP5498997A JPH10229171A JP H10229171 A JPH10229171 A JP H10229171A JP 9054989 A JP9054989 A JP 9054989A JP 5498997 A JP5498997 A JP 5498997A JP H10229171 A JPH10229171 A JP H10229171A
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ferroelectric memory
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満 清水
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トランスポンダに搭載され、誤動作を引き起
こす恐れを防止してその駆動速度を向上させた構造を有
するプレート線を備えた不揮発性強誘電体メモリを提供
する。 【解決手段】 不揮発性強誘電体メモリは、メモリセル
アレイ31〜34と、ワード線WLと、複数のプレート
線PL1〜PL4とを有し、ワード線とプレート線が並
行に配列されプレート線が対応するワード線に対してさ
らに複数のプレート線が分割されている。また複数のビ
ット線と、アドレス信号に基づいて複数のワード線のう
ちの一部を選択するワード線選択回路40と、ワード線
と、プレート線選択回路35〜38と、複数のプレート
線選択回路をさらに有している。分割されたプレート線
をそれぞれ部分デコードするのは、例えば、カラムアド
レス信号などのアドレス信号によって行われるので、C
Rが大きいプレート線でなくなり動作マージンを十分持
ち誤動作する恐れが少なくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、RFIDシステム
に用いられるトランスポンダに係り、とくに、トランス
ポンダに搭載され、情報記憶用キャパシタに強誘電体膜
を用いたメモリセルのアレイを有する不揮発性強誘電体
メモリ及びその駆動方法及びIDカードに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】RFID(Radio Frequency Identificat
ion)システムは、電波を用いた非接触型タグ・システム
(識別器)のことであり、パソコン、コントローラ、ア
ンテナ等で構成されるホスト側とトランスポンダとから
構成されている。トランスポンダは、不揮発性強誘電体
メモリなどのチップを搭載している。強誘電体メモリセ
ルを用いた不揮発性強誘電体メモリは、低消費電力の半
導体記憶装置として近年盛んに研究開発がなされてい
る。この不揮発性強誘電体メモリは、米国特許4,873,66
4(Eaton, Jr.) やS.S. Eaton, Jr. et al.“A Ferroele
ctric DRAM Cell for High Density NVRAMs ”, ISSCC
Digest of Technical Papers, pp. 130-131, Feb. 1988
等に記載されている。強誘電体メモリセルの情報記憶用
キャパシタには、チタン酸バリウム(BaTiO3 )、
チタン酸ジルコン酸鉛(Pb(Zr,Ti)O3 ;PZ
T)、ランタンドープドチタン酸ジルコン酸鉛((P
b,La)(Zr,Ti)O3 ;PLZT)、ニオブ酸
リチウム(LiNbO3 )、ニオブ酸カリウムリチウム
(K3 Li2 Nb5 15)などから構成された強誘電体
膜が用いられている。これらの強誘電体膜は、電圧を印
加することによって分極が生じる。そして電圧と分極と
の関係は、いわゆるヒステリシス特性を呈する。
【0003】この関係について、発明者が上記強誘電体
膜の特性を測定したところ、外部から印加される物理的
ストレスが上述のヒステリシス特性に影響を与えること
が分かった。すなわち、成膜後に物理的なストレスを強
誘電体膜に印加するとヒステリシスループが小さくな
り、分極の保持特性が劣化することが分かった。強誘電
体メモリは、分極をデータの保持に用いている。従っ
て、外部から印加される物理的ストレスはデータの保持
特性の劣化につながることは明らかである。図45
(a)に従来の不揮発性半導体記憶装置のメモリセルア
レイと周辺回路の配置を示す。複数のメモリセルアレイ
が並列して配置され、ロウデコーダ(RD)(ワード線
選択回路)40は、これらに共用されている。複数のワ
ード線WLは、外部から入力されたアドレス信号に応じ
てロウデコーダ回路40によって選択される。プレート
線PLは、ワード線WLと同じ様にメモリセルアレイ共
通に接続され(セルキャパシタの対向電極に接続)、プ
レートデコーダ(PD)(プレート線選択回路)38に
よって駆動される。プレートデコーダ38は、NAND
回路とインバータ回路を直列に接続してなり、ワード線
信号とプレート線制御信号との論理をとってプレート電
極を制御する。書き込みや読み出しなどのワード線信号
やプレート線信号は、パルス信号であるが、図45
(b)に示すようにプレート線を制御するプレート線信
号の方がワード線信号よりパルス幅は短い。このように
プレート線信号が短時間で立ち上げ立ち下げを行うので
メモリセルの情報の読み出し速度は、プレート線信号の
パルスに律速されてしまう。もしこれを回避するために
はプレート線選択回路のインバータ回路のトランジスタ
を大きくする必要がある。しかし、インバータ回路のト
ランジスタを不必要に大きくするとロウデコーダ回路の
ワード線駆動部のピッチとプレート線選択回路のピッチ
が合わなくなり、ワード線とプレート線の間隔は、広い
方に律速されるので、その分面積の無駄が大きくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のように従来のト
ランスポンダに用いられる不揮発性強誘電体メモリは、
プレート線をデコード(パルス駆動)する場合におい
て、そのCR(容量・抵抗)が大きいので、プレート線
が遅延して動作するためセルに書かれているデータを十
分に読み出すことができない、またはセルにデータを十
分に書き込むことができない恐れがある。また、ワード
線は、メモリセルのトランジスタのゲートに接続される
のみであるのに対して、プレート線は、前述のようにセ
ルキャパシタの対向電極に共通接続され、そのため付加
容量が非常に大きい。その結果、ワード線が駆動される
場合に比べて、プレート線が駆動されるには時間が掛か
る。プレート線信号が短時間で立ち上げ立ち下げを行う
のでメモリセルの情報の読み出し速度は、プレート線信
号のパルスに律速されてしまうのでプレート線の信号速
度を高めることは必要なことである。また、とくにメモ
リカード等に不揮発性強誘電体メモリを搭載した場合、
メモリカードの厚さが薄いと外部から容易に物理的スト
レスが加わり、その結果データ保持特性が劣化するとい
う問題があった。
【0005】ところがこのヒステリシス特性は、温度に
よってその形状が大幅に変化することが知られている。
すなわち、高温(例えば80℃)でのヒステリシスルー
プは低温(例えば室温である25℃)のものと比較して
ループが小さくなり、分極の保持特性が劣化する。強誘
電体メモリは分極をデータの保持に用いている。従っ
て、チップ内の熱源の存在は、データの保持特性の劣化
につながる。特に無電源型メモリカード等に不揮発性強
誘電体メモリを搭載した場合、電源供給回路や整流回路
等で発生する熱は、強誘電体メモリのデータ保持特性に
影響を与えることがある。図46は、強誘電体膜をキャ
パシタに用いたメモリセル(FRAMセル)に用いる強
誘電体材料のヒステリシスカーブである。書き込み、読
み出し動作を行う際には、a→b→c→dの順にカーブ
の縁辺を沿うように状態を変化させる。しかし、実際に
電流が流れるのはb,dのところである。セルの分極を
反転させるのに必要な電流は、わずかb,dのところだ
けしか流れない。したがって、図47(a)のようにプ
レート線PLを駆動した場合でもプレート線PLの立上
がりの前半では電流は殆ど流れないのに対し、後半では
パルス的に電流が流れる(図47(b))。このように
極めて短時間の間に集中的に電流が流れると最大電流量
は大きくなり、この結果電源電位の変動やこれにより引
き起こされる基準電位の変動による各種の誤動作が生ず
る可能性がある。
【0006】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであり、プレート線をデコード(パルス駆動)する際
に誤動作を引き起こす恐れを防止してその駆動速度を向
上させた構造を有するプレート線を備え、トランスポン
ダに搭載される不揮発性強誘電体メモリを提供する。ま
た、本発明は、プレート線の駆動速度を向上させながら
プレート線に流れる駆動電流の最大電流量を小さくする
ことができる不揮発性強誘電体メモリ及びその駆動方法
を提供する。本発明は、さらに、データ保持特性の良い
不揮発性強誘電体メモリを提供するとともに、データ保
持特性の良い強誘電体メモリセルを用いたIDカードを
提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の不揮発性強誘電
体メモリは、電極間絶縁膜に強誘電体を用いた情報記憶
用のキャパシタと電荷転送用のMOSトランジスタとが
直列に接続されてなるメモリセルが行列状に配置された
メモリセルアレイと、それぞれ同一のメモリセルのMO
Sトランジスタのゲートに共通に接続された複数本のワ
ード線と、それぞれ同一のメモリセルのキャパシタの一
端に共通に接続された複数本のプレート線と、上記ワー
ド線と上記プレート線が並行に配列されプレート線が対
応するワード線に対してさらに複数のプレート線が分割
されることと、それぞれ同一のメモリセルのMOSトラ
ンジスタの一端に共通に接続された複数本のビット線
と、アドレス信号に基づいて上記複数本のワード線のう
ちの一部を選択するワード線選択回路と、上記複数本の
ワード線と、例えば、チップイネーブル(ChipEn
able)信号( /CE)などの外部端子によって生成
された信号とで形成されるプレート線選択回路と、その
プレート線選択回路がそれぞれのワード線に対して複数
存在していることを特徴とする。また、ワード線に対応
する複数のプレート選択回路は、アドレス信号によって
それぞれ独立して動作し、通常動作時にすべてのプレー
ト選択回路が動作することがないことを特徴としてい
る。複数のワード線のそれぞれのワード線に対して、そ
れぞれ複数のプレート線選択回路(プレートデコーダ)
を持ち、分割されたプレート線を有し、それぞれを部分
デコードするのは、例えば、カラムアドレス信号などの
アドレス信号によって行われるので、CRが大きいプレ
ート線でなくなり、動作マージンを十分持ち誤動作する
恐れが少なくなる。
【0008】また、本発明は、強誘電体膜をキャパシタ
に用いた不揮発性強誘電体メモリのプレート線を行方向
に複数に分割し、これを駆動した構成において、分割し
たプレート線の駆動タイミングをずらすことにより一時
的に流れる電流を減少させることを特徴としている。ま
た、本発明の不揮発性強誘電体メモリは、強誘電体膜を
情報記憶キャパシタとして用いる強誘電体メモリセルを
マトリックス状に配置してなるメモリセルアレイと、同
一行のメモリセルのトランジスタのゲートを共通接続し
てなるワード線と、同一行のメモリセルのキャパシタの
対向電極を共通接続してなるプレート線と、前記ワード
線を選択し駆動するロウデコーダとを備え、前記プレー
ト線が行方向にn分割され、n個のプレート線選択回路
がその一端にそれぞれ接続され、前記メモリセルのトラ
ンジスタのゲート容量は前記メモリセルのキャパシタ容
量より小さいことを特徴とする。また、本発明の不揮発
性強誘電体メモリは、プラスティック材料からなる略長
方形状のカードと、カード内に搭載され、強誘電体膜を
情報記憶キャパシタとして用いるメモリセルアレイを有
する半導体素子とを備え、半導体素子の強誘電体膜は、
カードの長手方向の端から30パーセントの領域内のみ
に位置するように配置したことを特徴とする。強誘電体
膜に印加される物理的ストレスが弱まり、その結果強誘
電体膜の分極保持特性の劣化が抑止され、データ保持特
性が劣化しない。
【0009】また、本発明の不揮発性強誘電体メモリ
は、プラスティック材料からなる略長方形状のカード
と、カード内に搭載され、強誘電体膜を情報記憶キャパ
シタとして用いるメモリセルアレイを有する半導体素子
とを備え、前記強誘電体膜は、略正方形状、略円形状も
しくは面取りされた略正方形状であることを特徴として
いる。このような構成をとることにより、強誘電体膜に
印加される物理的ストレスが緩和される。その結果強誘
電体膜の分極保持特性の劣化が抑止されて、データ保持
特性の劣化が著しく減少する。また、本発明は、半導体
基板と、前記半導体基板の一端近傍に設けられた電源回
路と、前記半導体基板の前記一端と対向する他端近傍に
設けられ、強誘電体膜を情報記憶キャパシタとして用い
る強誘電体メモリセルアレイと、前記半導体基板の前記
電源回路と前記強誘電体メモリセルアレイとの間に配置
され、前記電源回路と強誘電体メモリセルアレイとを電
気的に接続する電源線と、前記電源線に形成された蓄熱
手段とを備えていることを特徴とする不揮発性半導体記
憶装置を提供する。前記蓄熱手段は、前記電源回路と前
記強誘電体メモリセルアレイとの略中間に配置されてい
ても良い。前記電源線は、それぞれ前記蓄熱手段を有す
る高電位側電源線と低電位側電源線を有しており、これ
ら電源線は、それぞれの蓄熱手段によって互いに一定の
間隔を有しているようにしてもよい。
【0010】前記電源線と前記蓄熱手段との間にはくび
れ部を形成してもよい。前記半導体基板には、前記強誘
電体メモリセルアレイのセルを制御するトランジスタが
形成されており、電源電圧は、前記蓄熱手段を介してこ
のトランジスタに供給されるようにしてもよい。また、
本発明は、前記不揮発性強誘電体メモリを周囲に送受信
用アンテナがループ状に形成されたプラスティック材料
からなる略長方形状のカードの所定の一辺に沿って配置
されていることを特徴とするIDカードを提供する。前
記強誘電体メモリは、前記カード上に配置された金属板
上に搭載されているかもしくは直接搭載されていてもよ
い。さらに本発明は、前記不揮発性強誘電体メモリを周
囲に送受信用アンテナがループ状に形成された弾性基板
の所定の一辺に沿って配置されていることを特徴とする
IDカードを提供する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して発明の実施
の形態を説明する。RFIDシステムは、電波を用いた
非接触型タグ・システム(識別器)のことで、一般的に
は非接触データ・キャリア・システムともいう。本発明
は、このシステムに用いるトランスポンダ及びこのトラ
ンスポンダに搭載する不揮発性強誘電体メモリ及びその
駆動方法に関するものである。図43は、本発明のトラ
ンスポンダを用いるRFIDシステム全体のシステム構
成図である。RFIDシステムは、パソコン、コントロ
ーラ、アンテナ等で構成されるホスト側と、トランスポ
ンダと呼ばれるデータ・キャリアで構成される(図43
(a))。トランスポンダは、カード基板にFRAMと
ASICが1チップ化されたモノリシックRFIDチッ
プ及び電力受信、データ受信/送信を兼ねるアンテナを
内蔵するシンプルな構成である(図43(b))。図4
3(c)は、モノリシックRFIDチップの平面図であ
る。ホスト側からは必要に応じてコマンド及びデータを
搬送波に乗せて送信するが、トランスポンダ側ではその
搬送波により必要な電力を発生させ、データの書き込み
及び読み出しと送信に利用してホスト側に情報を返す。
非接触タグは、電池が不要であり、FRAMの記憶内容
を電波を使って非接触で読み取り、その内容を書き換え
ることにより人の入退出などの管理に活用することが可
能である。例えば、服のポケットに定期券用の非接触タ
グを入れたまま改札したり、非接触タグを自動車につけ
て走り高速道路の料金所でいちいち精算するために止ま
らなくて済むようしたり、人の介在なしに駐車場の出入
りを監視・管理するなどの用途に利用することが可能で
ある。また、回遊魚や家畜の行動を管理することなどに
も利用できる。
【0012】図44は、トランスポンダの内部回路の詳
細を示す。外部から入力される電磁場を検知するLC回
路と、LC回路が検出した電磁場から信号を生成する回
路(FSK復調回路)58と、LC回路が検出した電磁
場から電源電圧を発生させる回路(整流ブリッジ)59
と、電源電圧の立ち上がりを検出してパワーオン信号を
出力するパワーオン回路60と、強誘電体膜を電極間に
有する強誘電体キャパシタと電荷転送用のMOSトラン
ジスタとからなるメモリセルを複数個行列状に配置し、
例えば、同一行に属するメモリセルのMOSトランジス
タを同一のワード線でそれぞれ共通接続し、同一行に属
するメモリセルの強誘電体キャパシタの一方の電極を同
一のキャパシタプレート線でそれぞれ共通接続し、同一
列に属するメモリセルのMOSトランジスタの一方の端
子を同一のビット線でそれぞれ共通接続して構成したF
RAMセルアレイ31等から構成されている。
【0013】次に、図1乃至図15を参照して第1の実
施例を説明する。図1にトランスポンダに搭載される不
揮発性強誘電体メモリの断面図を示す。この強誘電体メ
モリは、図43にはモノリシックRFIDチップとして
示されているようにトランスポンダに搭載されて使用さ
れる。P型シリコン基板10の表面にシリコン酸化膜か
らなる素子分離絶縁膜13が形成され、この素子分離絶
縁膜13に区画された領域にMOSトランジスタが形成
される。MOSトランジスタは、N型拡散領域からなる
ソース/ドレイン領域11、12、ゲート絶縁膜21、
ポリシリコンからなるゲート電極20等から構成され
る。ゲート電極20は、ワード線(WL)と称される。
このMOSトランジスタ上には酸化シリコン(Si
2 )などの層間絶縁膜14が形成され、この層間絶縁
膜14にはソース領域12に至るコンタクトホール22
が形成されている。層間絶縁膜14上には強誘電体キャ
パシタが形成されている。強誘電体キャパシタは、下層
電極15、PZT膜などからなる強誘電体膜16、上層
電極17から構成される。下層電極15は、プレート電
極(プレート線)(PL)と称される。この強誘電体キ
ャパシタは、シリコン酸化膜などからなる層間絶縁膜1
8に覆われ、強誘電体キャパシタの上層電極17とソー
ス領域12とは層間絶縁膜18のコンタクトホール及び
層間絶縁膜14のコンタクトホール22を介してアルミ
ニウムなどの接続配線19により電気的に接続されてい
る。
【0014】図2にPZT膜等の強誘電体薄膜の印加電
圧/分極特性を示す。強誘電体薄膜は図2に示すように
ヒステリシス特性を有する。そして、電圧を印加しない
状態すなわちV=0(V)の状態での残留分極Prが
「正」であるか「負」であるかによって、データを記憶
することができる。図3は、不揮発性強誘電体メモリの
強誘電体メモリセルとしては好ましくないヒステリシス
特性である。すなわち、残留分極Prが非常に小さく、
その結果、センスアンプによる読み出しマージンが低下
する、外部からの撹乱により容易にデータが消失してし
まう等の問題が存在する。図3に示す特性は、80℃の
高温状態でのヒステリシス特性である。続いて、図4、
図5を用いて強誘電体薄膜を用いたメモリセルの書き込
み動作を説明する。FRAMセルを用いた不揮発性強誘
電体メモリは、2つのMOSトランジスタQ1、Q2と
強誘電体キャパシタC1、C2により一つのメモリセル
を構成する。そして、図4(a)の状態、すなわちキャ
パシタC1には図中上向きの矢印に示すように上方向の
分極(以下、正分極と称する)が、キャパシタC2には
図中下向きの矢印に示すように下方向の分極(以下、負
分極と称する)が現れている状態を“1”と定義し、図
4(b)の状態、即ちキャパシタC1には負分極が、キ
ャパシタC2には正分極が現れている状態を“0”と定
義する。
【0015】(“1”書き込み動作)以下、メモリセル
に“1”を書き込む場合のステップを示す。まず、ビッ
ト線BLに5Vを印加し、ビット線 /BL(「 /」は反
転信号を表わす、以下、同じ)には0Vを印加する。そ
してワード線WLには7Vを印加し、プレート電極PL
には0Vを印加する。この状態は、キャパシタC1が図
2のaの状態であり、キャパシタC2が図2のbの状態
にある。続いて、PLを5Vにする。この結果、キャパ
シタC1は、図2のbの状態になり、キャパシタC2は
図2のcの状態になる。続いて、PLを0Vにする。こ
の結果、キャパシタC1は、図2のaの状態になり、キ
ャパシタC2は図2のdの状態になる。図5に書き込み
時のプレート電極PLの電位(VPL)の変化を示す。以
上のようにして、図4(a)の状態、すなわちキャパシ
タC1には正分極が現れ、キャパシタC2には負分極が
現れて“1”書き込みが実現される。
【0016】(“0”書き込み動作)以下、メモリセル
に“0”を書き込む場合のステップを示す。まず、ビッ
ト線BLに0Vを印加し、ビット線 /BLには5Vを印
加する。そしてワード線WLには7Vを印加し、プレー
ト電極PLには0Vを印加する。この状態では、キャパ
シタC1が図2のbの状態にあり、キャパシタC2が図
2のaの状態にある。続いて、PLを5Vにする。この
結果、キャパシタC1は、図2のcの状態になり、キャ
パシタC2は、図2のbの状態になる。続いて、PLを
0Vにする。この結果、キャパシタC1は、図2のdの
状態に、なり、キャパシタC2は図2のaの状態にな
る。以上のようにして、図4(b)の状態、すなわちキ
ャパシタC1には負分極が現れ、キャパシタC2には正
分極が現れて“0”書き込みが実現される。
【0017】以上のような不揮発性強誘電体メモリは、
消費電力が僅少のため、無電源ID装置等に用いられ
る。無電源ID装置とは、外部から電波を受信し、この
電波を整流して得られた直流電圧を電源として用いると
共に、この電波搬送信号とされた情報を受信・検波して
外部とデータの入出力を行う。無電源ID装置には電波
の送信回路も搭載されるのが通常である。以上のように
構成すると、IDカードを無電源で構成でき、外部との
情報のやりとりも親機と全く無接触で行うことが可能と
なる。以上のような無電源IDカードは、免許証、商品
タグ、身分証明書、定期券、スキー場のリフト券等に応
用が期待されている。続いて、図6及び図7に不揮発性
強誘電体メモリのメモリセルアレイと周辺回路との配置
を示す。メモリセルアレイ31〜34は、並列して配置
され、ワード線選択回路(ロウデコーダRD)40は、
これらに共用されている。大きく複数のメモリセルアレ
イ31〜34を2分割したときに、中央部にロウデコー
ダ40が配置され、これに複数のワード線WLが配線さ
れている。そして、左右に分かれて配置されているメモ
リセルアレイをさらに分割してプレート線選択回路(プ
レートデコーダPD)35、36がそれぞれ配置され、
このプレートデコーダ35、36からそれぞれプレート
線PL(PL1、PL2、PL3、PL4)が配線され
ている。
【0018】ワード線WLは、外部から入力されたアド
レス信号に応じてロウデコーダ40によって選択され
る。プレート線PLは、各メモリセルアレイ毎に分割し
て設けられており、プレートデコーダ35、36によっ
て図5のように駆動される。まず、センスアンプ回路
(S/A)41〜44は、各メモリセルアレイ毎に設け
られており、読み出し時にビット線に現れた微小電位差
を増幅する。カラムゲート回路(図示しない)は、カラ
ム選択線に基づきデータ線とビット線とを選択的に接続
する。カラムデコーダ(CD)56は、外部から入力さ
れたアドレス信号に応じてカラム選択線(図示しない)
を選択する。データ線センスアンプ回路(図示しない)
は、データ線上のデータを増幅する。図8に示す回路
は、本発明のプレートデコーダである。プレートデコー
ダは、NAND回路とこのNAND回路の出力信号が入
力されるインバータ回路とから構成され、インバータ回
路は、プレート電圧(VPL)として電源電圧(Vcc)を
供給する。NAND回路の入力信号として、まずφ6信
号は、 /CE(Chip Enable信号) (DRAMならば /R
AS)からの遅延信号及びパルスを持った信号である
(図9参照)。Yα信号は、一部のアドレス信号で横方
向に関わるアドレスである。さらに、WLは、それぞれ
に対応するワード線を示している。ここで、例えば、図
6及び図7に示すメモリセルアレイでは、1本のワード
線WLに対して4本の分割されたプレート線PLが存在
している。そこで、このアドレス信号(Yα)によって
4本のプレート線から1本が選択されることとなる。こ
れによって今までのプレート線より少なくとも1/4の
容量となるため、プレート線のデコードが高速になり誤
動作を防ぐことができる。
【0019】図11は、プレートデコーダの他の実施例
である。例えば、アドレスi、jという2つが有ると、
アドレスバッファによってAic/ /Aic、Ajc/ /Ajc
という相補的な信号が生成される(図10参照)。これ
を使ってプレコーダ(Precoder)を作ると図12(a)に
示すようになる。図12(b)に示す4種類の入力方法
がある。この方法により4つのYα信号(Yα0、Yα
1、Yα2、Yα3)が生成される。この4つのYαj
信号を図11のプレートデコーダに入力すると、4つの
プレート電圧(VPL)の内1つのVPLがパルス駆動する
ことができる。図8及び図11のプレートデコーダの入
力信号(WL、VPL、 /CE(φ6)は、図13のタイ
ミング図に示すような電圧波形を有している。図6及び
図7に示すロウデコーダの詳細な回路図を図14に示
す。ロウデコーダは、ワード線の選択を行う回路であ
る。行アドレスをプリデコードした信号Xαj、Xα
k、Xαlにより1組のデコーダが選択される。1組の
デコーダには4本のワード線が接続され、信号WDRV
i〜WDRVlによってこの内1本が選択される。
【0020】また、図6及び図7のメモリセルアレイに
用いられるセンスアンプの詳細を図15に示す。図15
に、メモリセルアレイ31、センスアンプ回路41、カ
ラムゲート回路51の詳細が示されている。メモリセル
アレイ31は、行列状に配置されたメモリセル30を含
み、同一列に配置されたメモリセルは、同一ビット線対
(BLn; /BLn)(n=1、2、・・・)に接続さ
れ、同一行に配置されたメモリセルは、同一ワード線W
Ln(n=1、2、・・・)、プレート線PLn(n=
1、2、・・・)に接続される。センスアンプ回路41
は、複数のセンスアンプ411から構成され、単独のセ
ンスアンプは、交差接続されたP型の二つのMOSトラ
ンジスタと、交差接続されたN型の二つのMOSトラン
ジスタとから構成される。このセンスアンプ411は、
P型センスアンプ駆動線SAP及びN型センスアンプ駆
動線 /SANによって駆動制御される。また、ビット対
毎に2つのN型MOSトランジスタからなるイコライズ
回路412が接続され、イコライズ選択線EQにより制
御される。カラムゲート回路51は、ビット線毎に接続
されたカラムゲートから構成され各カラムゲートは、2
つのMOSトランジスタから構成される。これらのMO
Sトランジスタは、カラム選択線CSLによって選択駆
動される。
【0021】次に、図16乃至図18を参照して第2の
実施例を説明する。図16は、トランスポンダに搭載さ
れる不揮発性強誘電体メモリ(FRAM)のメモリセル
アレイと周辺回路の詳細な構造を示す部分回路図であ
る。強誘電体膜を情報記憶キャパシタとして用いるメモ
リセル(FRAMセル)30をマトリックス状に配置し
てなるメモリセルアレイ31〜34が配置されている。
ワード線WLは、それらメモリセル30のポリシリコン
ゲートを共通接続している。同一行のメモリセル30の
キャパシタの対向電極を共通接続してなるプレート線P
L1〜PL4は、行方向にn分割(ここでは4分割)さ
れ、4個のプレート線選択回路35〜38がその一端に
それぞれ接続されている。これらプレート線選択回路
は、NAND回路とインバータ回路とから構成され、イ
ンバータ回路は、プレ−ト線に電源電圧Vccをプレート
電圧(VPL)として供給する。プレート線選択回路に沿
って列方向に複数のプレート線制御線PLC1〜PLC
4が配列されている。プレート線制御線には、これらプ
レート線制御線を独立に駆動するプレート線制御線駆動
回路62〜65がそれぞれ接続さている。プレート線選
択回路のNAND回路の2入力の一方にプレート線制御
線PLCが接続され、他方にゲート線WLが接続されて
いる。
【0022】この実施例の特徴は、図16に示すよう
に、メモリセルアレイを複数に分割し、プレート線を分
割駆動した構成において、プレート線の駆動タイミング
をずらすことにより一時的に流れる最大電流を減らすこ
とにある。図に示すように、例えば、4つのブロックに
それぞれ独立に駆動制御されるプレート線PL(PL1
〜PL4)が配置されており、これらのプレート線PL
の駆動を制御するプレート線制御線駆動回路63〜65
は、その入力にそれぞれ遅延線チェイン(D1、D2、
D3)66〜68を有している。これにより図17
(a)に示すように各プレート線PL(PL1〜PL
4)の立上がりの後半が若干ずつずれるので、電流は分
散して流れる。その結果、最大電流量( |Isum |)
は、従来(図17(b))に比較して著しく低下するよ
うになる。この実施例において、遅延線の遅延時間の調
整は重要である。遅延時間が長ければ、読み出しや書き
込みサイクルが長くなり、高速メモリの提供は、不可能
になる。前述のようにFRAMにおいてはプレート線の
立上がり若しくは立ち下がりの後半のみにパルス的に電
流が流れるに過ぎない。したがって各プレート線の立上
がりもしくは立ち下がり時間は、オーバーラップしても
構わない。具体的に述べると、各プレート線の立上がり
に5nsかかるとする。しかし実際に電流が流れるの
は、最後の0.5nsの部分である。したがってこの場
合は、4.5ns分はオーバーラップさせても良い。し
たがって、遅延線の遅延時間は0.5ns以上と決定さ
れる。より一般的にプレート線の立上がり時間をtと
し、ランプ状態に立上がるとすると、ほぼ9割の時間で
は電流は流れず、残りの1割で多くの電流が流れること
が知られている。この結果、1/10以上の遅延時間を
設定すれば良い。遅延線の例を図18に示す。遅延線
は、一般にインバータ回路を直列接続して構成するが、
遅延時間が1nsよりも小さい場合は、金属配線のみで
足りる場合も考えられる。図18(a)、(b)は、イ
ンバータ回路、図18(c)は、アルミニウムなどの金
属配線の例を示している。
【0023】次に、図19乃至図23を参照して第3の
実施例を説明する。図19は、トランスポンダに搭載さ
れる不揮発性強誘電体メモリのメモリセルアレイと周辺
回路の詳細な構造を示す部分回路図である。強誘電体膜
を情報記憶キャパシタとして用いるメモリセル(FRA
Mセル)30をマトリックス状(行列状)に配置してな
るメモリセルアレイ31、32・・・が配置されてい
る。ワード線WLは、それらメモリセル30のポリシリ
コンゲートを共通接続している。ワード線WLが形成さ
れている半導体基板の上に層間絶縁膜を介してアルミニ
ウムなどの金属配線ワード線Al−WLが形成されてい
る。このワード線WLは、金属配線ワード線Al−WL
に所定間隔毎にシャント線SLにより接続されている。
同一行のメモリセル30のキャパシタの対向電極を共通
接続してなるプレート線PL(PL1、PL2、・・
・)は、行方向にn分割され、n個のプレート線選択回
路35、36がその一端にそれぞれ接続されている。プ
レート線選択回路35、36は、NAND回路とインバ
ータ回路とから構成され、インバータ回路は、プレ−ト
線に電源電圧を供給する。プレート線選択回路35、3
6は、このシャントされる領域に配置されており、メモ
リセルアレイ間に配置されている。プレート線選択回路
に沿って列方向に複数のプレート線制御線PLC(PL
C1、PLC2・・・)が配列されている。プレート線
制御線PLCには、これらプレート線制御線PLCを独
立に駆動するプレート線制御線駆動回路61、62・・
・がそれぞれ接続さている。
【0024】プレート線選択回路のNAND回路の2入
力の一方にプレート線制御線が接続され、他方にゲート
線が接続されている。メモリセルのトランジスタのゲー
ト容量(C1)は、前記メモリセルのキャパシタ容量
(C2)より小さい(C1<C2)。図20は、プレー
ト線選択回路35、36の回路図である。プレート線P
L(PL1、PL2・・・)は、このプレート線選択回
路35、36によって駆動される。プレート線選択回路
35、36は、NAND回路とインバータ回路とを直列
に接続してなり、ワード線信号WLとプレート線制御信
号PCLとの論理をとってプレート電極を制御する。図
21は、図20の詳細な回路図であり、インバータ回路
は、NチャネルトランジスタN2とPチャネルトランジ
スタP2とから構成されている。この実施例では、電源
電圧Vccは、5Vである。図22は、図19に示すロウ
デコーダ(RD)40の詳細な回路図である。図22に
示すようにロウデコーダ40内のトランジスタのゲート
の幅/長さ比((W/L)1 )とメモリセル30のトラ
ンジスタのゲート容量(C1)との積は、プレート線選
択回路PL内のトランジスタのゲートの幅/長さ比(
(W/L)2 )と前記メモリセルのキャパシタ容量(C
2)との積にほぼ等しく((W/L)1 ・C1〜(W/
L)2 ・C2)してあるので信号の立上がり時間と立ち
下がり時間を等しくすることができる。
【0025】また、図22に示すように、ロウデコーダ
は、最終段にPチャネルトランジスタP1とNチャネル
トランジスタN1を直接に接続されたインバータ構成を
とり、プレート線選択回路35、36は、最終段にPチ
ャネルトランジスタP2とNチャネルトランジスタN2
を接続して構成したインバータを有し、ロウデコーダ内
のNチャネルトランジスタのゲートの幅/長さ比((W
/L)n1)とメモリセルMSのトランジスタのゲート容
量(C1)との積は、前記プレート線選択回路内のNチ
ャネルトランジスタN2のゲートの幅/長さ比((W/
L)n2)とメモリセルMSのキャパシタ容量(C2)と
の積にほぼ等しく構成されている((W/L)n1・C1
〜(W/L)n2・C2)。またロウデコーダRD内のP
チャネルトランジスタP1のゲートの幅/長さ比((W
/L)p1)とメモリセルMSのトランジスタのゲート容
量(C1)との積は、プレート線選択回路35、36内
のPチャネルトランジスタP2のゲートの幅/長さ比
((W/L)p2)と前記メモリセルのキャパシタ容量
(C2)との積にほぼ等しく構成されている((W/
L)p1・C1〜(W/L)p2・C2)。
【0026】また、ロウデコーダRD内のNチャネルト
ランジスタN1のゲートの幅/長さ比((W/L)n1)
は、ロウデコーダRD内のPチャネルトランジスタP1
のゲートの幅/長さ比((W/L)p1)より小さく構成
されている((W/L)n1<W/L)p1。さらにプレー
ト線選択回路35、36内のNチャネルトランジスタN
2のゲートの幅/長さ比((W/L)n2)は、プレート
線選択回路35,36内のPチャネルトランジスタP2
のゲートの幅/長さ比((W/L)p2)より小さくなる
ように構成されている((W/L)n2<(W/L)p
2)。図23に示すように金属配線ワード線Al−WL
は、ワード線WLとシャント接続されている。シャント
線SLは、一定間隔毎に配置されている。本発明では、
所定のシャント線SL毎にこのシャント線SLとプレー
ト線PL1、PL2、・・・の一端に接続されたプレー
ト線選択回路35、36、37、38とが接続されてい
る。この実施例では、プレート線選択回路と直接接続さ
れたシャント線は、3本毎に配置されている。したがっ
て、メモリセルのトランジスタのゲート容量(C1)と
メモリセルのキャパシタ容量(C2)との比(C1:C
2)は、1:4となりキャパシタ容量(C2)の方が4
倍程度大きいことになる。
【0027】次に、図24乃至図28を参照して第4の
実施例を説明する。図24にプラスチック材料からなる
カード基板1に強誘電体材料を用いた不揮発性強誘電体
メモリ(半導体素子)2を搭載した例を示す。ここで、
搭載位置が非常に重要となる。すなわち、カード基板は
弾性を有するため、外部から印加した物理的ストレスに
より「反り」が発生する。図25にその状態を示す。す
なわち、カード1の長辺に沿ってFa、Fbの力を印加
したとする。なお、FaとFbは絶対値が等しくその向
きは逆である。この結果F1、F2、F3の力がカード
基板に印加される。これを部分的な領域についてみたの
が図26である。図25及び図26のF2の大きさは、
図24に示す位置(長辺方向カード端からの距離)に依
存する。すなわち、カードの長辺方向の長さlを100
とし、これに対する長辺方向カード端から搭載位置まで
の距離dとF2の大きさとの関係を示したのが図27で
ある。図27に示すようにF2の大きさは、距離dが両
端から30を超えたところから急激に上昇し、70を超
えると再び低下する。カード基板と半導体素子もしくは
チップ(不揮発性強誘電体メモリ)との間に金属板を介
在させてこの半導体素子もしくはチップを安定させるこ
とができる。図28には、距離dと残留分極Prとの関
係を示す。このように、残留分極Prの大きさはdが両
端から30を超えたところから急激に減少し、70を超
えると再び上昇する。
【0028】以上より、カードの強誘電体材料を用いた
不揮発性強誘電体メモリ(半導体素子)を搭載する位置
は、弾性体カードの端部より30パーセント以内の領域
にすべきことが理解される。そして、カードが長方形状
の場合は長辺から30パーセント以内ではなく短辺から
30パーセント以内であることが望ましい。カード使用
者は、長辺方向に力を加えがちであるからである。この
カードに送受信用アンテナ等を取り付けこの半導体素子
もしくはチップに接続すると図43に示すトランスポン
ダが形成される。
【0029】次に、図29乃至図31を参照して第5の
実施例を説明する。前述のように、カード基板に力が加
われば当然これに搭載された半導体素子に形成されたメ
モリセルなどにも同じ様にF2などの外力が働く(図2
4乃至図26参照)。図29は、トランスポンダに搭載
される不揮発性強誘電体メモリ(半導体素子もしくはチ
ップ)のメモリセルの概略平面図である。この半導体素
子には複数のメモリセルが行列状にメモリセルアレイの
形で配置形成されている。図は、メモリセルアレイの一
部を表わしている。メモリセルは、図1に示すように、
ゲート20を有するMOSトランジスタとPZTなどか
らなる強誘電体膜16を有するキャパシタとを備えてい
る。この実施例では、メモリセルの1セルは、2トラン
ジスタ2キャパシタ(2T/2C)から構成されている
が、この構成のものに限らず1トランジスタ1キャパシ
タ(1T/1C)などであっても良い。この実施例で
は、キャパシタの強誘電体膜の形状に特徴がある。図2
9では、斜線で示すキャパシタの強誘電体膜Fは、正方
形状である。カード基板に外力が加えられた場合にこれ
に搭載された半導体素子に形成された強誘電体膜Fに掛
かるストレスはその長さに比例する。したがって、強誘
電体膜Fの面積が一定の場合長方形状より正方形の方が
ストレスに強い。ところで、この強誘電体膜に加えられ
るストレスの大きさは、そのヒステリシス特性に影響を
与える。したがって、このようなストレスに強い強誘電
体膜を用いると、高いデータ保持特性のメモリカードを
得ることができる。
【0030】図24に示すメモリカードのカード基板1
は、略長方形のプラスチック弾性体から構成されてい
る。この実施例の半導体基板に形成された半導体素子2
も略長方形である。そして、この半導体素子2は、カー
ド基板1の短辺に近くに、半導体素子2の長辺がこのカ
ード基板1の短辺に平行になるように搭載される。この
様に半導体素子2を配置すると半導体素子にストレスが
多く掛からなくなる。なお、半導体素子2は、金属板を
介して搭載されていても良く、また直接搭載されていて
も良い。前者ならより高い信頼性が得られ、後者なら低
コストであり、かつ極薄なカードが実現できる。とく
に、後者はこの実施例の構成を利用することによりはじ
めて可能となる。図30は、キャパシタの強誘電体膜の
他の形状を示す平面図である。ストレスに強い強誘電体
膜には上記正方形状体があるが、この正方形状体の四隅
を面取りしたもの(図30(a))、あるいは円形状体
(図30(b))がある。面取り体は、正方形の各コー
ナーに曲率半径Rをつけたものである。この曲率半径R
の大きさによって強誘電体膜に加えられるストレスが変
化する。図31は、強誘電体膜に加えられるストレス
(F2)の曲率半径R異存性を示す特性図である。正方
形の一辺の長さをLとすると、Rが0.1R程度までは
ストレスは殆ど一定であるが0.2R〜0.3R付近で
ストレスが急に小さくなり0.5R(すなわち円形体)
になってストレスが最小になる。以上のような形状のス
トレスに強い強誘電体膜を用いると、図43のトランス
ポンダに提供される高いデータ保持特性のメモリカード
を得ることができる。
【0031】次に、図32及び図33を参照して第6の
実施例を説明する。図32は、トランスポンダに搭載さ
れる強誘電体メモリセルを備えた不揮発性強誘電体メモ
リ(半導体素子もしくはチップ)を搭載したメモリカー
ドの平面図及び断面図である。図24に示すカード基板
1は、長辺A及び短辺Bのほぼ長方形のプラスチック弾
性体から構成されている。本発明の半導体素子が形成さ
れた半導体基板2は長辺a及び短辺bのほぼ長方形であ
る。そしてこの半導体素子2は、カード基板1の短辺B
に近くに、半導体素子2の長辺aがこの短辺Bに平行に
なるように搭載される。なお、半導体素子2は、金属板
3を介して搭載されていてもよく、また、直接搭載され
ていても良い(この実施例では金属板3を用いてい
る)。前者ならばより高い信頼性が得られ、後者ならは
低コスト、極薄カードが実現できる。とくに、後者はこ
の実施例の構成を利用することによりはじめて可能とな
る。この外力F2の大きさは、半導体素子2の搭載方向
に依存する。また、この大きさは、カード基板1の長辺
方向の半導体素子の長さに依存する。半導体素子2が形
成されるシリコン基板(チップ)は、略長方形状をして
おり、この長辺aを図32のようにカードの短辺Bに平
行に配置した場合は外力がF2が小さく、逆に、図33
のように垂直に配置した場合には外力F2が大きくな
り、したがってこの配置方法は有利ではない。上述した
ように、外力F2の大きさは、強誘電体膜のヒステリシ
ス特性に影響を与える。従って、トランスポンダなどに
提供される高いデータ保持特性のメモリカードを得るた
めには、図33のように搭載するのではなく、図32の
ように搭載すべきである。
【0032】次に、図34乃至図38を参照して第7の
実施例を説明する。図34(a)にRFIDシステムに
必要な回路を1チップに搭載した不揮発性強誘電体メモ
リ(半導体素子)を示す。図34(b)は、このRFI
Dシステムに用いるプラスティック材料からなるカード
基板にこの半導体素子を搭載したトランスポンダの例で
ある。図34(b)に示すように、プラスティック材料
からなるカード基板69の一端に1チップ型の混載不揮
発性強誘電体メモリ(半導体素子)60を搭載する。カ
ード基板69の周囲には送受信用アンテナ88がループ
状に張り巡らされている。半導体素子60は、図34
(a)に示すようような構成とされている。すなわち、
半導体素子の一端(好ましくは短辺側)に入出力パッド
601の列が配置されている。入出力パッド601の近
傍には整流回路633及び検波/送信回路634が配置
されている。整流回路633では入力された信号の搬送
波からダイオードブリッジ回路等により直流5V電圧を
発生する。検波/送信回路634においてはアンテナ8
8により受信した信号をAM変調であれば、例えば、ヘ
テロダイン方式で、FM変調であれば、例えば、PLL
方式で検波することにより外部から情報を受領し、逆に
アンテナ88を用いて外部に情報を送信する。不揮発性
強誘電体メモリは、半導体素子の他端(特に整流回路6
33の反対側)に配置されている。このように配置する
ことにより整流回路で発生する熱を効果的に分散するこ
とができる。不揮発性メモリの構成は、以下の通りであ
る。すなわち、不揮発性メモリセルアレイ611、61
2、行デコード回路614、プレートデコード/駆動回
路613、615、センスアンプアレイ616、61
7、カラム選択回路618、619等から構成される。
【0033】メモリセルと電源系回路(整流回路633
等)との間には各種の制御回路、演算回路等631、6
32が配置されている。これら演算回路は、ASIC用
のスタンダードセル構造であることが設計時間短縮のた
めにも、さらには効果的な放熱のためにも好ましい。不
揮発性強誘電体メモリのメモリセル部(FRAMセル
部)と電源系回路との間には電源線が設けられており、
電源系回路で発生した直流電圧を不揮発性強誘電体メモ
リセルに供給する。電源線はVCC(高電位側)電源線8
4とVSS(低電位側)電源線85からなり、両者の電位
差は通常5Vである。そして、本願の特徴である蓄熱手
段86、87が電源線の中間に配置されている。この蓄
熱手段86、87は、電源線に設けられた素材と同一部
材(アルミニウムが好ましい)からなる突出部であり、
以下これをローブと称する。図35にローブを設けたこ
とによる効果を説明する特性図を示す。図35の縦軸
は、温度を示し、横軸は、半導体素子上の整流回路など
の電源系回路とFRAM部との間の位置(d)を示して
おり、図35は、半導体素子上の温度分散の状態を示し
ている。図に示すように、もしローブが存在しない場合
(点線で示す曲線B)は、比較的高温になり易い電源系
回路部からFRAMセル部に何の障害も無しに熱が伝達
され、メモリセルの温度が上昇してしまう。これは前述
のようにデータ保持特性の劣化につながり得るものであ
る。このときの温度分布を点線による曲線Bで示す。ロ
ーブを設けた場合の温度分布は実線による曲線Aで示さ
れている。実際に用いた形状は、アルミニウム配線VCC
/VSSがそれぞれ厚さ1.1μm、幅10μmでローブ
の形状が150×900μmの長方形状のものである。
このようにローブを設けることにより熱伝達が急峻に変
化するのは、おそらく電源線が熱伝達の主要な役割をし
めていたことに起因するものと思われる。
【0034】図36にローブの変形例を示す。電源線、
ローブ等上述と同様の記号を付してある。630は、演
算回路、制御回路等を示す。このようにVCC線とVSS線
との間に一定程度の間隔をおいて配置し、ローブを左右
に広げる形にすることによりより効果的な熱遮断が可能
となる。図37は、ローブ86、87と電源線84、8
5との間にネック(くびれ部)70を設けた例である。
通常無電源ID装置の電源回路が動作する時間はそれほ
ど長くない(1秒以下)が例外的に多大なデータ処理が
必要になる場合等は動作時間が数秒になることがある。
このような場合、ローブの熱容量がすぐに飽和してしま
うのを防ぐ必要があり、長時間動作が可能な無電源ID
においては図37の構成が好ましい。電源線、ローブ等
は前述と同様の記号を付してある。図38(a)は、ロ
ーブを制御回路等のトランジスタに電源を供給するため
のコンタクト部と共用した例である。すなわち、電源線
84にはローブ86が設けられているが、このローブに
はその下に配置されたトランジスタ(ソース74、ドレ
イン75、ゲート73)のソース電源供給用のコンタク
トホール72が設けられている。図38(b)はその等
価回路を示している。このように構成するとチップ面積
の縮小化が図れる。以上の実施例はPZT強誘電体膜を
例にとって説明したが、本発明はこれに限るものではな
く、図39に示す通り、例えば、BaTiO3 (BT
O)膜等にも適用可能である。また、当然のことながら
PLZT膜、LiNbO3 膜、K3 Li2 Nb5 15
も適用可能である。
【0035】次に、図40乃至図42を参照して強誘電
体薄膜製造プロセスを説明する。強誘電体薄膜の製造に
は、例えば、ゾル・ゲル法、スパッタ法、MOCVD法
等が用いられる。本発明と組み合わせてより顕著な効果
が得られるのはゾル・ゲル法及びスパッタ法である。ゾ
ルゲル法又はMOD法は、有機金属化合物などをソース
原料とする溶液をディッピングやスピンコートにより基
板上に塗布し、それを熱分解して得る方法である。これ
は、大気中でも成膜が可能であり、膜の大面積化が容易
である(図40)。スパッタ法は、薄膜となるべき材料
のターゲットに、グロー放電中でイオン化したガス(A
rガスなど)を衝突させて叩き出した粒子を基板に堆積
させる方法であり、真空蒸着法では作りにくい高融点材
料などの膜形成が可能である。この成膜法には直流スパ
ッタ、高周波(RF)スパッタ、マグネトロンスパッ
タ、イオンビームスパッタ、反応性スパッタ、レーザア
ブレーションなどがある。ターゲットとしては焼結体又
は粉末を用い、アルゴンと酸素雰囲気でスパッタする。
ターゲットの近傍にマグネットを置くと、スパッタイオ
ンは、その磁場に拘束され、低ガス圧(〜10-4Tor
r)でスパッタが可能になり、膜成長速度を数倍高める
ことになる。
【0036】強誘電体膜の微細構造と特性は、スパッタ
条件(スパッタ電圧、ガス組成とガス圧、膜形成速度、
基板材料、基板温度など)に依存する(図41)。CV
Dの基本は、薄膜にしたい元素の化合物のうちでガスに
なるものを高温炉の中に導入して、基板表面に堆積させ
て膜形成することにあり、これにより基板表面で平衡状
態で成膜されるため、より均質な結晶膜が得られる可能
性がある。MOCVDは、原料としてアセチルアセトナ
トやアルコキシドなどの有機金属から強誘電体膜が形成
されている(図42)。本発明は、上記したような半導
体基板上に強誘電体メモリセルを形成する場合に限ら
ず、SOIなどのように絶縁基板上の半導体層上に強誘
電体メモリセルを形成する場合にも適用することが可能
である。また、本発明は、前記実施例の他種々変形して
実施することが可能である。
【0037】
【発明の効果】以上、本発明のトランスポンダに搭載さ
れる不揮発性強誘電体メモリは、以上のような構成を有
することによりプレート線のCR(容量・抵抗)を低減
し、誤動作を引き起こす恐れを防止することができる。
また、本発明は、強誘電体膜をキャパシタに用いた不揮
発性強誘電体メモリのプレート線を行方向に複数に分割
し、これをそれぞれ駆動する構成において、分割したプ
レート線の駆動タイミングをずらすことにより一時的に
流れる最大電流を減少させることができる。また、本発
明は、分割したプレート線に付設されるプレート線駆動
回路がシャント領域に配置されているのでワード線の抵
抗を低下させながらチップ面積を小さくすることができ
る。また、本発明は、強誘電体膜に印加される物理的ス
トレスが弱まり、その結果強誘電体膜の分極保持特性の
劣化が抑止され、不揮発性強誘電体メモリのデータ保持
特性が劣化しない。さらに、本発明は、強誘電体膜に印
加される熱ストレスが弱まり、その結果強誘電体膜の分
極保持特性の劣化が抑止され、この強誘電体膜を不揮発
性強誘電体メモリに用いた場合あるいはこれをIDカー
ドなどに用いた場合にはデータ保持特性が劣化しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の強誘電体メモリセル(FRAMセル)
の断面図。
【図2】強誘電体薄膜の印加電圧/分極特性を示す特性
図。
【図3】FRAMセルとして好ましくない状態のヒステ
リシス特性図。
【図4】書き込み動作を説明するFRAMセルの回路
図。
【図5】FRAMセルの書き込み時のプレート電極PL
の電位変化図。
【図6】本発明のFRAMセルアレイと周辺回路との配
置を示すブロック図。
【図7】本発明のFRAMセルアレイと周辺回路との配
置を示すブロック図。
【図8】本発明に用いるプレートデコーダの回路図。
【図9】本発明のプレートデコーダの入力信号を形成す
る回路の回路図。
【図10】本発明のプレートデコーダの入力信号を形成
する回路の回路図。
【図11】本発明に用いるプレートデコーダの回路図。
【図12】本発明のプレートデコーダの入力信号形成回
路及び入力信号を示す図。
【図13】本発明のプレートデコーダの入力信号のタイ
ミング図。
【図14】本発明に用いるロウデコーダの回路図。
【図15】本発明のFRAMセルアレイと周辺回路との
配置を示す回路図。
【図16】本発明のFRAMセルアレイと周辺回路の詳
細な構造を示す部分回路図。
【図17】本発明及び従来のプレート線の動作図。
【図18】本発明の遅延線チェインの回路図。
【図19】本発明のメモリセルアレイと周辺回路の詳細
な構造を示す部分回路図。
【図20】本発明のプレート線選択回路の回路図。
【図21】図20の詳細な回路図。
【図22】図19に示すロウデコーダの詳細な回路図。
【図23】本発明のワード線とプレート線の配置を示す
配線回路図。
【図24】本発明の半導体素子をプラスチック材料から
なるカード基板の平面図。
【図25】外部から印加した物理的ストレスにより「反
り」が発生したカード基板の断面図。
【図26】図25の部分的な領域の拡大断面図。
【図27】長辺方向カード端から搭載位置までの距離d
とF2の大きさとの関係を示す特性図。
【図28】カード基板上の距離dとヒステリシス曲線に
おける残留分極Prとの関係を示す特性図。
【図29】本発明の半導体素子に形成されたメモリセル
アレイの部分平面図。
【図30】本発明のメモリセルのキャパシタの強誘電体
膜の形状を示す平面図。
【図31】本発明の強誘電体膜の角部の曲率半径の大き
さと強誘電体膜に掛かるストレスとの関係を示す特性
図。
【図32】本発明の半導体素子が搭載されたカード基板
の平面図及び断面図。
【図33】本発明の半導体素子が搭載されたカード基板
の平面図及び断面図。
【図34】本発明のRFIDシステムに必要な回路を搭
載した半導体素子の平面図及びカード基板にこの半導体
素子を搭載した平面図。
【図35】本発明のローブを設けたことによる効果を説
明する特性図。
【図36】本発明のローブの配置を示す半導体素子の部
分平面図。
【図37】本発明のローブの配置を示す半導体素子の部
分平面図。
【図38】本発明のローブの配置を示す半導体素子の部
分平面図及び回路図。
【図39】本発明に用いる強誘電体膜の特性を示す特性
図。
【図40】本発明の強誘電体薄膜製造プロセス図。
【図41】本発明の強誘電体薄膜製造プロセス図。
【図42】本発明の強誘電体薄膜製造プロセス図。
【図43】RFIDシステムのシステム構成図、トラン
スポンダ斜視図及びRFIDチップの平面図。
【図44】トランスポンダの内部回路図。
【図45】従来のFRAMセルと周辺回路との配置を示
すブロック図。
【図46】FRAMセルのヒステリシス特性図。
【図47】強誘電体メモリのプレート線を駆動する電圧
及び電流特性図。
【符号の説明】
1、69・・・カード基板、 2、60・・・半導体
素子、3・・・金属板、 10・・・シリコン基板、
11、75・・・ドレイン領域、 12、74・・・
ソース領域、13・・・素子分離絶縁膜、 14、1
8・・・層間絶縁膜、15・・・下層電極、 16・
・・強誘電体膜(PZT膜)、17・・・上層電極、
19・・・接続配線、20、73・・・ゲート電極、
21・・・ゲート絶縁膜、22、72・・・コンタ
クトホール、 30・・・メモリセル、31、32、3
3、34、611、612・・・メモリセルアレイ、3
5、36、37、38・・・プレート線選択回路、40
・・・ロウデコーダ回路、41、42、43、44・・
・センスアンプ回路、51、52、53、54・・・カ
ラムゲート回路、 55・・・データ線、56・・・
カラムデコード回路、 57・・・データ線センスア
ンプ回路、58・・・FSK復調回路、 59・・・
整流ブリッジ、60・・・パワーオン回路、61、6
2、63、64、65・・・プレート線制御線駆動回
路、66、67、68・・・遅延線チェイン、70・・
・ローブのくびれ部、 84・・・VCC電源線、85
・・・VSS電源線、 86、87・・・ローブ(蓄熱
手段)、88・・・送信兼受信アンテナ、 411・
・・センスアンプ、412・・・イコライズ回路、
601・・・入出力パッド、613、615・・・プレ
ートデコード/駆動回路、614・・・行デコード回
路、 616、617・・・センスアンプアレイ、61
8、619・・・カラム選択回路、630、631、6
32・・・演算回路、 633・・・整流回路、63
4・・・検波/送信回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 21/8242 21/8247 29/788 29/792 (31)優先権主張番号 特願平8−231265 (32)優先日 平8(1996)8月14日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平8−328333 (32)優先日 平8(1996)12月9日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平8−328334 (32)優先日 平8(1996)12月9日 (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 田中 寿実夫 神奈川県川崎市幸区堀川町580番1号 株 式会社東芝半導体システム技術センター内

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極間誘電体に強誘電体膜を用いる情報
    記憶キャパシタと電荷転送用MOSトランジスタとが直
    列に接続されてなるメモリセルが行列状に配置されたメ
    モリセルアレイと、 それぞれ同一行のメモリセルのMOSトランジスタゲー
    トに共通に接続された複数本のワード線と、 それぞれ同一行のメモリセルのキャパシタの対向電極に
    共通に接続された複数本のプレート線と、 それぞれ同一行のメモリセルのMOSトランジスタの一
    端に共通に接続された複数本のビット線と、 アドレス信号に基づいて前記複数本のワード線のうちの
    一部を選択するワード線選択回路と、 前記複数本のワード線と外部端子によって生成された信
    号とから形成されるプレート線選択回路とを備え、 前記ワード線と前記プレート線とは平行に配線され、前
    記プレート線は、対応するワード線に対して複数に分割
    されており、かつ、前記プレート線選択回路はそれぞれ
    のワード線に対して複数本存在していることを特徴とす
    る不揮発性強誘電体メモリ。
  2. 【請求項2】 前記プレート線選択回路がアドレス信号
    に基づいてスイッチ回路を具備することによって接続さ
    れるプレート線が選択されることを特徴とする請求項1
    に記載の不揮発性強誘電体メモリ。
  3. 【請求項3】 前記プレート線選択回路がNAND回路
    とインバータ回路とからなり、このNAND回路に入力
    されるアドレス信号に基づいてプレート線が選択される
    ことを特徴とする請求項2に記載の不揮発性強誘電体メ
    モリ。
  4. 【請求項4】 前記ワード線選択回路と対応する複数の
    プレート線選択回路が前記ワード線選択回路と同一のエ
    リアに存在しないことを特徴とする請求項1に記載の不
    揮発性強誘電体メモリ。
  5. 【請求項5】 前記分割された各プレート線は、順次ず
    らして駆動されることを特徴とする請求項1乃至請求項
    4にいずれかに記載の不揮発性強誘電体メモリ。
  6. 【請求項6】 前記分割された各プレート線のずれの幅
    は、前記プレート線の駆動時間の1/10以上であるこ
    とを特徴とする請求項5に記載の不揮発性強誘電体メモ
    リ。
  7. 【請求項7】 前記分割された各プレート線は、これら
    分割された各プレート線のそれぞれに接続されたプレー
    ト線選択回路によって駆動され、これらプレート線選択
    回路には、順次ずれて駆動信号が供給されることを特徴
    とする請求項5又は請求項6に記載の不揮発性強誘電体
    メモリ。
  8. 【請求項8】 前記各プレート線選択回路は、プレート
    線制御線に接続され、かつこれらプレート線制御線に接
    続されたプレート線制御線駆動回路によって駆動され、
    これらプレート線制御線駆動回路は、各プレート線制御
    線回路に接続された遅延線チェインを接続した信号制御
    線に接続されていることを特徴とする請求項7に記載の
    不揮発性強誘電体メモリ。
  9. 【請求項9】 電極間誘電体膜に強誘電体を用いる情報
    記憶キャパシタと電荷転送用MOSトランジスタとが直
    列に接続されてなるメモリセルが行列状に配置されたメ
    モリセルアレイと、それぞれ同一行のメモリセルのMO
    Sトランジスタゲートに共通に接続された複数本のワー
    ド線と、それぞれ同一行のメモリセルのキャパシタの対
    向電極に共通に接続された複数本のプレート線と、それ
    ぞれ同一行のメモリセルのMOSトランジスタの一端に
    共通に接続された複数本のビット線と、アドレス信号に
    基づいて前記複数本のワード線のうちの一部を選択する
    ワード線選択回路と、前記複数本のワード線と外部端子
    によって生成された信号とから形成されるプレート線選
    択回路とを備え、前記ワード線と前記プレート線とは平
    行に配線され、前記プレート線は、対応するワード線に
    対して複数に分割されており、かつ、前記プレート線選
    択回路はそれぞれのワード線に対して複数本存在してい
    る不揮発性強誘電体メモリにおいて、 前記分割された各プレート線には駆動信号を順次ずらし
    て供給することを特徴とする不揮発性強誘電体メモリの
    駆動方法。
  10. 【請求項10】 前記メモリセルのMOSトランジスタ
    のゲート容量は、前記メモリセルのキャパシタ容量より
    小さいことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれ
    かに記載の不揮発性強誘電体メモリ。
  11. 【請求項11】 前記ワード線選択回路内のMOSトラ
    ンジスタのゲートの幅/長さ比と前記メモリセルのMO
    Sトランジスタのゲート容量との積は、前記プレート線
    選択回路内のMOSトランジスタのゲートの幅/長さ比
    と前記メモリセルのキャパシタ容量との積にほぼ等しい
    ことを特徴とする請求項10に記載の不揮発性強誘電体
    メモリ。
  12. 【請求項12】 前記ワード線選択回路は、最終段にP
    チャネルトランジスタとNチャネルトランジスタを直列
    に接続されたインバータ構成をとり、前記プレート線選
    択回路は、最終段にPチャネルトランジスタとNチャネ
    ルトランジスタを直列に接続されたインバータ構成をと
    り、前記ワード線選択回路内のNチャネルトランジスタ
    のゲートの幅/長さ比と前記メモリセルのトランジスタ
    のゲート容量との積は、前記プレート線選択回路内のN
    チャネルトランジスタのゲートの幅/長さ比と前記メモ
    リセルのキャパシタ容量との積にほぼ等しく、前記ワー
    ド線選択回路内のPチャネルトランジスタのゲートの幅
    /長さ比と前記メモリセルのトランジスタのゲート容量
    との積は、前記プレート線選択回路内のPチャネルトラ
    ンジスタのゲートの幅/長さ比と前記メモリセルのキャ
    パシタ容量との積にほぼ等しく、前記ワード線選択回路
    内のNチャネルトランジスタのゲートの幅/長さ比は、
    前記ワード線選択回路内のPチャネルトランジスタのゲ
    ートの幅/長さ比より小さく、前記プレート線選択回路
    内のNチャネルトランジスタのゲートの幅/長さ比は、
    前記プレート線選択回路内のPチャネルトランジスタの
    ゲートの幅/長さ比より小さいことを特徴とする請求項
    10又は請求項11に記載の不揮発性強誘電体メモリ。
  13. 【請求項13】 前記プレート線選択回路は、NAND
    回路とインバータ回路とから構成され、前記インバータ
    回路は、電源電圧を供給されることを特徴とする請求項
    10乃至請求項12のいずれかに記載の不揮発性強誘電
    体メモリ。
  14. 【請求項14】 前記ワード線は、ポリシリコンからな
    り、かつこのワード線の上に配置された金属配線からな
    る金属配線ワード線に所定間隔毎にシャント接続されて
    おり、前記プレート線選択回路は、このシャントされる
    領域に配置されていることを特徴とする請求項10乃至
    請求項13のいずれかに記載の不揮発性強誘電体メモ
    リ。
  15. 【請求項15】 前記プレート線選択回路に沿って列方
    向に配列された複数のプレート線制御線が存在し、かつ
    これらプレート線制御線を独立に駆動するプレート線制
    御線駆動回路がそれぞれのプレート線制御線に接続され
    ていることを特徴とする請求項10乃至請求項14のい
    ずれかに記載の不揮発性強誘電体メモリ。
  16. 【請求項16】 前記プレート線制御線は前記NAND
    回路入力の一端に接続されていることを特徴とする請求
    項13に記載の不揮発性強誘電体メモリ。
  17. 【請求項17】 電極間誘電体膜に強誘電体を用いる情
    報記憶キャパシタと電荷転送用MOSトランジスタとが
    直列に接続されてなるメモリセルが行列状に配置された
    メモリセルアレイと、それぞれ同一行のメモリセルのM
    OSトランジスタゲートに共通に接続された複数本のワ
    ード線と、それぞれ同一行のメモリセルのキャパシタの
    対向電極に共通に接続された複数本のプレート線と、そ
    れぞれ同一行のメモリセルのMOSトランジスタの一端
    に共通に接続された複数本のビット線と、アドレス信号
    に基づいて前記複数本のワード線のうちの一部を選択す
    るワード線選択回路と、前記複数本のワード線と外部端
    子によって生成された信号とから形成されるプレート線
    選択回路とを備え、前記ワード線と前記プレート線とは
    平行に配線され、前記プレート線は、対応するワード線
    に対して複数に分割されており、かつ、前記プレート線
    選択回路はそれぞれのワード線に対して複数本存在して
    いる半導体素子と、 前記半導体素子が搭載されたプラスチック材料からなる
    略長方形状のカードとを備え、 前記半導体素子の前記強誘電体膜は、前記カードの長手
    方向の端から30パーセントの領域内のみに位置するよ
    う配置されていることを特徴とする不揮発性強誘電体メ
    モリ。
  18. 【請求項18】 前記強誘電体膜は、BaTiO3 、P
    ZT、PLZT、LiNibO3 、K3 Li2 Nb5
    15の何れかから選択されることを特徴とする請求項17
    に記載の不揮発性強誘電体メモリ。
  19. 【請求項19】 前記半導体素子は、前記カード上に配
    置された金属板の上に搭載されていることを特徴とする
    請求項17又は請求項18に記載の不揮発性強誘電体メ
    モリ。
  20. 【請求項20】 前記半導体素子は、前記カード上に直
    接搭載されていることを特徴とする請求項17又は請求
    項18に記載の不揮発性強誘電体メモリ。
  21. 【請求項21】 電極間誘電体膜に強誘電体を用いる情
    報記憶キャパシタと電荷転送用MOSトランジスタとが
    直列に接続されてなるメモリセルが行列状に配置された
    メモリセルアレイと、それぞれ同一行のメモリセルのM
    OSトランジスタゲートに共通に接続された複数本のワ
    ード線と、それぞれ同一行のメモリセルのキャパシタの
    対向電極に共通に接続された複数本のプレート線と、そ
    れぞれ同一行のメモリセルのMOSトランジスタの一端
    に共通に接続された複数本のビット線と、アドレス信号
    に基づいて前記複数本のワード線のうちの一部を選択す
    るワード線選択回路と、前記複数本のワード線と外部端
    子によって生成された信号とから形成されるプレート線
    選択回路とを備え、前記ワード線と前記プレート線とは
    平行に配線され、前記プレート線は、対応するワード線
    に対して複数に分割されており、かつ、前記プレート線
    選択回路はそれぞれのワード線に対して複数本存在して
    いる半導体素子と、 縁辺部から30パーセントの領域内のみに前記半導体素
    子が搭載された略長方形状の弾性基板とを具備すること
    を特徴とする不揮発性強誘電体メモリ。
  22. 【請求項22】 前記半導体素子は、前記弾性基板上の
    金属板の上に搭載されていることを特徴とする請求項2
    1に記載の不揮発性強誘電体メモリ。
  23. 【請求項23】 前記半導体素子は、前記弾性基板上に
    直接搭載されていることを特徴とする請求項21に記載
    の不揮発性強誘電体メモリ。
  24. 【請求項24】 前記強誘電体膜は、略正方形状もしく
    は略円形状であることを特徴とする請求項17乃至請求
    項23のいずれかに記載の不揮発性強誘電体メモリ。
  25. 【請求項25】 前記略正方形状の強誘電体膜は、その
    角部が所定の大きさの曲率半径になるように面取りされ
    ていることを特徴とする請求項24に記載の不揮発性強
    誘電体メモリ。
  26. 【請求項26】 前記半導体素子は、略長方形状であ
    り、前記半導体素子の短辺は、前記カードの長辺と平行
    して配置されていることを特徴とする請求項17乃至請
    求項25のいずれかに記載の不揮発性強誘電体メモリ。
  27. 【請求項27】 半導体基板と、 前記半導体基板に形成され、電極間誘電体膜に強誘電体
    を用いる情報記憶キャパシタと電荷転送用MOSトラン
    ジスタとが直列に接続されてなるメモリセルが行列状に
    配置されたメモリセルアレイと、それぞれ同一行のメモ
    リセルのMOSトランジスタゲートに共通に接続された
    複数本のワード線と、それぞれ同一行のメモリセルのキ
    ャパシタの対向電極に共通に接続された複数本のプレー
    ト線と、それぞれ同一行のメモリセルのMOSトランジ
    スタの一端に共通に接続された複数本のビット線と、ア
    ドレス信号に基づいて前記複数本のワード線のうちの一
    部を選択するワード線選択回路と、前記複数本のワード
    線と外部端子によって生成された信号とから形成される
    プレート線選択回路とを備え、前記ワード線と前記プレ
    ート線とは平行に配線され、前記プレート線は、対応す
    るワード線に対して複数に分割されており、かつ、前記
    プレート線選択回路はそれぞれのワード線に対して複数
    本存在している半導体素子と、 前記半導体基板の一端近傍に設けられた電源回路と、 前記半導体基板の一端と対向する他端近傍に設けられた
    前記メモリセルアレイと、 前記電源回路と前記メモリセルアレイとの間に配置さ
    れ、これらを電気的に接続する電源線と、 前記電源線に形成された蓄熱手段とを備えていることを
    特徴とする不揮発性強誘電体メモリ。
  28. 【請求項28】 前記蓄熱手段は、前記電源回路と前記
    強誘電体メモリセルアレイとの略中間に配置されている
    ことを特徴とする請求項27に記載の不揮発性強誘電体
    メモリ。
  29. 【請求項29】 前記電源線は、それぞれ前記蓄熱手段
    を有する高電位側電源線と低電位側電源線を有してお
    り、これら電源線は、それぞれの蓄熱手段によって互い
    に一定の間隔を有していることを特徴とする請求項27
    又は請求項28に記載の不揮発性強誘電体メモリ。
  30. 【請求項30】 前記電源線と前記蓄熱手段との間には
    くびれ部が形成されていることを特徴とする請求項27
    乃至請求項29のいづれかに記載の不揮発性強誘電体メ
    モリ。
  31. 【請求項31】 前記半導体基板には、前記メモリセル
    アレイのセルを制御するMOSトランジスタが形成され
    ており、電源電圧は、前記蓄熱手段を介してこのMOS
    トランジスタに供給されることを特徴とする請求項27
    乃至請求項30のいづれかに記載の不揮発性強誘電体メ
    モリ。
  32. 【請求項32】 請求項27乃至請求項31のいづれか
    に記載の不揮発性強誘電体メモリを周囲に送受信用アン
    テナがループ状に形成されたプラスティック材料からな
    る略長方形状のカードの所定の一辺に沿って配置されて
    いることを特徴とするIDカード。
  33. 【請求項33】 前記不揮発性強誘電体メモリは、前記
    カード上に配置された金属板上に搭載されている事を特
    徴とする請求項32に記載のIDカード。
  34. 【請求項34】 前記不揮発性強誘電体メモリは、前記
    カード上に直接搭載されていることを特徴とする請求項
    32に記載のIDカード。
  35. 【請求項35】 請求項27乃至請求項31のいづれか
    に記載の不揮発性強誘電体メモリを周囲に送受信用アン
    テナがループ状に形成された弾性基板の所定の一辺に沿
    って配置されていることを特徴とするIDカード。
  36. 【請求項36】 前記不揮発性強誘電体メモリは、前記
    弾性基板上に配置された金属板上に搭載されていること
    を特徴とする請求項35に記載のIDカード。
  37. 【請求項37】 前記不揮発性強誘電体メモリは、前記
    弾性基板上に直接搭載されていることを特徴とする請求
    項35に記載のIDカード。
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