JPH10235651A - 金型の位置決め構造 - Google Patents

金型の位置決め構造

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JPH10235651A
JPH10235651A JP5257397A JP5257397A JPH10235651A JP H10235651 A JPH10235651 A JP H10235651A JP 5257397 A JP5257397 A JP 5257397A JP 5257397 A JP5257397 A JP 5257397A JP H10235651 A JPH10235651 A JP H10235651A
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JP
Japan
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positioning
mold
bush
positioning hole
split
Prior art date
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Withdrawn
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JP5257397A
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English (en)
Inventor
Akira Kumashiro
明 熊代
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Nok Megulastik Co Ltd
Original Assignee
Nok Megulastik Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 位置決め孔11内のブッシュ12とこれに嵌
入される位置決めピン21とによる分割型10,20の
位置決めの信頼性を長期間維持する。 【解決手段】 分割型10の四隅近傍部分に開設された
位置決め孔11は、この分割型10の中心を通る直線の
方向へ延びる繭形の開口形状を呈し、その短径方向両側
の内面が前記直線と平行な平面部11aとなっている。
各位置決め孔11にはブッシュ12が前記直線方向に対
して移動自在に嵌合され、両側の平面部121aにおい
て位置決め孔11の平面部11aと密接されている。こ
のため、型閉めに際して、分割型10,20の熱膨張差
によって分割型20の位置決めピン21とブッシュ12
の軸心同士がずれていても、位置決めピン21の挿入過
程でブッシュ12が同心位置へ前記直線方向に移動して
自動調心されるので、「かじり」を生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂製品やゴ
ム製品を成形するのに用いられ複数の分割型でキャビテ
ィを形成する金型において、型閉めの際に各分割型同士
が互いに正確に位置合わせするための金型の位置決め技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】ゴム製品の加硫成形等に用いられる金型
は、互いに対向する分割型同士を衝合して型閉めした際
に、成形材料が充填されるキャビティ部が分割型の衝合
面(パーティング面)で互いにずれたりしないように、
分割型同士を正確に位置決めする必要がある。そして従
来、この位置決めのために、一方の分割型に位置決め孔
を開設すると共にこの位置決め孔にブッシュを設け、他
方の分割型における前記ブッシュと対応する位置に位置
決めピンを設け、型閉めの際にこの位置決めピンとブッ
シュが互いに嵌合されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、次のような問題がある。すなわち、金型は熱盤によ
って所定の温度に加熱されているため、各分割型の大き
さが互いに異なるような場合や、あるいは前記熱盤によ
って常時加熱されている上下の分割型の間に、中間の分
割型が出し入れされるような場合は、この中間分割型の
温度変化によって熱膨張量に差を生じるため、図6に示
すように、例えば一方の分割型101に設けられたブッ
シュ102の内周孔102aと、他方の分割型103に
設けられた位置決めピン104が、型中心を通る直線方
向(放射方向)に僅かにずれ、その結果、型閉めの際に
前記ブッシュ102と位置決めピン104が「かじり」
を起こして早期摩耗や破損を来す恐れがある。
【0004】本発明は、上記のような事情のもとになさ
れたもので、その技術的課題とするところは、ブッシュ
とこれに嵌入される位置決めピンとによる分割型の位置
決めの信頼性を長期間維持することが可能な位置決め構
造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した技術的課題は、
本発明によって有効に解決することができる。すなわち
本発明に係る位置決め構造は、一方の分割型に3箇所以
上に開設され型中心を通る直線方向に長く延びる開口形
状の位置決め孔と、この位置決め孔にその長手方向に対
して摺動自在に嵌合されたブッシュと、他方の分割型に
前記位置決め孔のほぼ中心と対応して型閉め方向に突設
され前記ブッシュの内周孔に密嵌状態に挿入可能な位置
決めピンとを備えるものである。各分割型の熱膨張量の
差による位置決め孔と位置決めピンの相対的な位置ずれ
は、型中心を通る直線に沿って生じるが、本発明によれ
ば、このような位置ずれに対応して、ブッシュが長孔状
の位置決め孔内をその長手方向(前記直線の方向)に移
動可能であるので、位置決めピンとの「かじり」を生じ
ない。
【0006】また、ブッシュが嵌合された3箇所以上の
位置決め孔は、それぞれ互いに異なる方向へ延びている
ため、位置決めピンとブッシュが互いに嵌合した状態で
はブッシュが位置決めピンと共に位置決め孔内を自在に
移動することはできず、すなわち位置決め孔を長い開口
形状としたことによって位置決め機能が損なわれること
はない。
【0007】上記構成において一層好ましくは、ブッシ
ュと位置決め孔は、型中心を通る直線と平行な平面同士
で接触してなるものとする。すなわち、例えばブッシュ
が円筒状であるような場合は、ブッシュの外周面と長孔
状の位置決め孔とが線接触になるため、分割型の熱膨張
差に伴うブッシュと位置決め孔の相対摺動による摩耗が
早期に進行し、位置決め機能が損なわれることが懸念さ
れるが、平面同士で接触する形状として互いの接触面積
を大きくすれば前記摩耗が抑えられるので、長期に亘っ
て良好な位置決め機能が維持される。
【0008】
【発明の実施の形態】図1乃至図5は、本発明に係る金
型の位置決め構造の一実施形態を示すものである。これ
らの図において、参照符号10,20は互いに対向配置
された分割型で、その対向面同士を衝合することによっ
て、両者間に、成形材料が充填されるキャビティ(図示
省略)が画成される。図5において二点鎖線で囲まれた
領域10aが、前記キャビティが形成された領域であ
る。
【0009】図1及び図2の斜視図における下方の分割
型10には、その四隅近傍部分にそれぞれ位置決め孔1
1が開設されている。この位置決め孔11は、図5に示
すように、前記分割型10の中心Oを通る直線Lの方向
へ円を移動した場合の移動軌跡に相当する繭形の開口形
状を呈するものであって、その短径方向両側の内面が前
記直線Lと平行かつ分割型10のパーティング面(上
面)と直角な平面部11aとなっている。また好ましく
は、前記平面部11aは低摩擦となるように平滑に仕上
げられる。
【0010】各位置決め孔11には、それぞれ合成樹脂
からなるブッシュ12が嵌合されている。このブッシュ
12は、HRC48 〜53程度の硬度に熱処理したSK-5等の金
属材料からなり、図3あるいはこの図3におけるA−A
線及びB−B線位置で切断した図4(A)(B)に示す
ように、位置決め孔11に長手方向摺動自在に挿入され
た筒状部121と、その上下両端の抜け止め用の鍔部1
22,123とを有する。このうち下端の鍔部123
は、別部材として成形したものを、位置決め孔11に筒
状部121を挿入した後で接着したものであるが、ブッ
シュ12がある程度可撓性を有する材質からなる場合
は、前記筒状部121に一体に形成しても良い。
【0011】筒状部121の外周面には、互いに平行な
平面部121aが形成されており、平滑に仕上げられて
いる。この平面部121aは、位置決め孔11における
短径方向両側の平面部11aと密接されるようになって
いる。
【0012】図1及び図2の斜視図における上方の分割
型20には、その四隅近傍部分にそれぞれ下方の分割型
10の位置決め孔11の中央部に対応して位置決めピン
21が下方へ突設されている。この位置決めピン21の
外径はブッシュ12の内周孔124の内径とほぼ同一に
形成されており、その先端(下端)21aは球面状又は
先細りのテーパ状に形成されている。
【0013】なお、位置決め孔11における平面部11
aはブッシュ12における平面部121aよりも直線L
方向に長く形成されており、その長さは分割型10,2
0に生じ得る熱膨張量の差を考慮して適宜に設定され
る。
【0014】以上の構成によれば、型閉めのために上下
の分割型10,20を互いに接近させて行くと、やがて
分割型20の位置決めピン21の先端21aが、ブッシ
ュ12の内周孔124の上端開口部124aに挿入され
て行く。このとき、下側の分割型10の熱膨張によって
位置決め孔11と共に図5における直線L方向へ変位さ
れたブッシュ12の変位量と、上側の分割型20の熱膨
張によって前記直線L方向へ変位された位置決めピン2
1の変位量の差によって、この位置決めピン21の軸心
とブッシュ12の軸心との僅かな位置ずれが生じている
場合は、位置決めピン21の球面状又はテーパ状の先端
21aがブッシュ12の内周孔124の上端開口部12
4aに挿入されて行く過程で、位置決めピン21の外周
面とブッシュ12の内周面との接触圧の偏在によって、
ブッシュ12が位置決めピン21と同心となる位置へ位
置決め孔11内を直線L方向に移動し、自動調心され
る。このため位置決めピン21はブッシュ12の内周面
との「かじり」を起こすことなく円滑に挿入される。
【0015】また、位置決め孔11の内面とブッシュ1
2の外周面は、平面部11a,121a同士で接触して
いるため、線接触の場合に比較して接触面圧が著しく低
く、したがって、上述の自動調心動作の際の摺動による
摩耗が有効に抑えられる。
【0016】分割型10,20の互いの型閉め状態、す
なわち位置決め孔11内のブッシュ12に位置決めピン
21が嵌入された状態において、例えば分割型10,2
0を図5に矢印Xで示す方向へ相対変位させるような荷
重が作用した場合は、前記X方向に対して直交する方向
すなわち図5における右上及び左下にある位置決め孔1
1内のブッシュ12はX方向には移動不可能であるか
ら、分割型10,20同士は相対変位されない。これは
X方向以外のあらゆる方位の荷重に対しても同様であ
る。したがって、位置決め孔11を長い開口形状として
ブッシュ12を移動可能としたことによって位置決め機
能が損なわれることはない。
【0017】なお、本発明は、図示の実施形態によって
限定的に解釈されるものではない。例えば、上述の実施
形態では位置決め孔11及び位置決めピン21を分割型
10及び20の四隅近傍(4箇所)に設けたが、その位
置や数は、型の外周近傍における3箇所以上であれば特
に規定しない。また、位置決め孔11とブッシュ12は
平面同士で摺動する形状であれば良く、鍔部122,1
23の形状や、位置決め孔11の長手方向両端形状等は
図示のものには特に規定しない。また、ブッシュ12の
内周孔124の上端開口部124aを面取り加工をする
ことも、位置決めピン21の挿入及び自動調心動作の一
層の円滑にする手段として好ましい。
【0018】
【発明の効果】本発明によると、次のような効果が実現
される。 (1) 位置決めピンと嵌合されるブッシュが型中心を通る
直線方向へ移動可能であるため、分割型の熱膨張量の差
による位置決めピンとブッシュの位置ずれが型閉めの際
に自動的に解消され、位置決めピンの「かじり」を生じ
ない。 (2) ブッシュと位置決め孔が、型中心を通る直線と平行
な平面同士で接触しているため、両者の互いの摺動によ
る摩耗が抑えられ、長期に亘って良好な位置決め機能が
維持される。 (3) 上記(1)(2)の理由によって、分割型同士が高精度で
位置決めされるので、品質の高い成形品を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る金型の位置決め構造の好ましい一
実施形態を示す要部分解斜視図である。
【図2】上記実施形態を示す概略的な斜視図である。
【図3】上記実施形態における位置決め孔とブッシュの
嵌合状態を示す概略的な断面図である。
【図4】上記実施形態における位置決め孔とブッシュの
嵌合状態を示すもので、(A)は図3におけるA−A線
位置で切断した断面図、(B)は図3におけるB−B線
位置で切断した断面図である。
【図5】上記実施形態を示す下側の分割型の概略的な平
面図である。
【図6】従来技術に係る金型の位置決め構造を示す概略
的な平面図である。
【符号の説明】 10 下側の分割型 11 位置決め孔 11a 平面部 12 ブッシュ 121 筒状部 121a 平面部 122,123 鍔部 124 内周孔 124a 上端開口部 20 上側の分割型 21 位置決めピン 21a 先端部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向配置され接離される複数の分
    割型(10,20)からなる金型において、 一方の分割型(10)に3箇所以上に開設され型中心
    (O)を通る直線(L)方向に長く延びる開口形状の位
    置決め孔(11)と、 この位置決め孔(11)にその長手方向に対して摺動自
    在に嵌合されたブッシュ(12)と、 他方の分割型(20)に前記位置決め孔(11)のほぼ
    中心と対応して型閉め方向に突設され前記ブッシュ(1
    2)の内周孔(121b)に密嵌状態に挿入可能な位置
    決めピン(21)と、を備えることを特徴とする金型の
    位置決め構造。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、 ブッシュ(12)と位置決め孔(11)は、型中心
    (O)を通る直線(L)と平行な平面部(121a,1
    1a)同士で接触してなることを特徴とする金型の位置
    決め構造。
JP5257397A 1997-02-21 1997-02-21 金型の位置決め構造 Withdrawn JPH10235651A (ja)

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Effective date: 20040511