JPH10237132A - メタクリル系樹脂材料およびその製造方法 - Google Patents
メタクリル系樹脂材料およびその製造方法Info
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- JPH10237132A JPH10237132A JP6010197A JP6010197A JPH10237132A JP H10237132 A JPH10237132 A JP H10237132A JP 6010197 A JP6010197 A JP 6010197A JP 6010197 A JP6010197 A JP 6010197A JP H10237132 A JPH10237132 A JP H10237132A
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Abstract
成形や曲げ加工などを高い寸法精度で円滑に行うことが
でき、耐熱水性及び耐湿熱性に優れていて熱水や加熱水
蒸気に長期間曝されても、ヘイズ、白化、クラック、ふ
くれ等が発生せず、浴槽、洗面所、トイレ等のサニタリ
ー分野をはじめとして各種用途に有効に使用できるメタ
クリル系樹脂材料を提供すること。 【解決手段】 (i)メタクリル酸メチルに由来する構
造単位(a)、メタクリル酸メチル以外の(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステル構造単位(b)、並びにα−メチル
スチレンダイマーに由来する構造単位(c)を有し、構
造単位(a):構造単位(b)=80:20〜99:1(重量比)、及
び{構造単位(a)と構造単位(b)の合計重量}:{構造単
位(c)の重量}=100:0.05〜2で有する本発明のメタク
リル系樹脂材料、並びに該当する単量体を所定量で用い
て前記メタクリル系樹脂材料を製造する本発明の方法に
よって、上記の課題が解決される。
Description
料、その製造方法および前記メタクリル系樹脂材料より
なる成形品に関する。より詳細には、本発明は、熱成形
加工性に優れていて、加熱下に深絞り成形や曲げ加工な
どを高い寸法精度で円滑に行うことができ、しかも耐熱
水性および耐湿熱性に優れていて、熱水や加熱水蒸気に
長期間さらされても、ヘイズ、白化、クラック、ふくれ
などの発生しないメタクリル系樹脂材料、その製造方
法、及び前記メタクリル系樹脂材料よりなる成形品に係
るものであり、本発明の熱可塑性樹脂材料は上記した優
れた特性を活かして、浴室、浴槽、洗面所、トイレなど
のサニタリー分野をはじめとして、厨房製品、家屋の内
外装材、その他の種々の用途に有効に使用することがで
きる。
形性、耐候性などに優れており、それらの特性を活かし
て、看板、装飾材、照明カバー、自動車部品、グレージ
ング材などとして種々の分野で広く用いられている。さ
らに、近年ではメタクリル系樹脂の用途拡大に伴って、
浴槽、浴室、洗面所などのようないわゆるサニタリー分
野、システムキッチンの天板などの厨房分野などでも使
用されるようになっている。プラスチック浴槽として
は、従来不飽和ポリエステルが汎用されてきたが、耐加
水分解性に劣るために、長期間使用すると表面が劣化す
るなどの問題がある。それに対して、メタクリル系樹脂
製の浴槽は耐加水分解性に優れており、不飽和ポリエス
テル樹脂におけるような熱水による劣化などの問題がな
いが、熱成形加工性が十分でない。
や厨房などに用いられる成形品は、平面から構成される
ことの多い看板などとは異なり、湾曲部が多く、そのた
めそれらの用途に用いられるメタクリル系樹脂に対して
は、絞り成形や曲げ加工などを寸法精度良く行うことの
できる高い熱成形加工性が求められており、そのため、
成形加工性の向上したメタクリル系樹脂材料の開発が従
来から試みられている。
酸メチル重合体を含有するメタクリル酸メチルのシロッ
プに、メルカプタン、ポリハロアルカンまたはホスフィ
ンからなる連鎖移動剤および架橋剤を添加して重合を行
って重合体シートを製造する方法(特開昭54−142
270号公報)、メタクリル酸メチルから主としてなる
単量体混合物にアルキルメルカプタン、芳香族メルカプ
タン、チオグリコール酸、チオグリコール酸エステル、
β−メルカプトプロピオン酸またはβ−メルカプトプロ
ピオン酸エステルからなる連鎖移動剤および重合開始剤
を添加し重合してシロップをつくり、そのシロップに重
合開始剤および架橋剤を添加して鋳型中で重合してアク
リル樹脂シートを製造する方法(特公平6−70098
号公報)が知られている。しかしながら、それらの従来
技術により得られるメタクリル系樹脂材料は、熱成形加
工性の点ではある程度の改善が見られるものの、耐熱水
性、耐湿熱性が充分ではなく、熱水や高温水蒸気に曝さ
れると、ヘイズ、白化、クラックなどが発生するため、
浴槽、浴室、洗面化粧台のようなサニタリー分野、シス
テムキッチンの天板などの用途には使用できない。
−メチルスチレンなどのモノマー70重量%以上95重
量%未満、エチレングリコールジメタクリレートなどの
架橋剤5重量%以上30重量%、およびα−メチルスチ
レンダイマー0.1〜2重量%からなるモノマー混合を
重合した透明プラスチックが知られている(特開昭58
−201812号公報)。しかしながら、この従来技術
では、架橋剤を5〜30重量%という極めて多量に用い
ており、そのためそこで得られるプラスチックは、熱に
よって変形したり融着することのない、熱硬化樹脂であ
り、このプラスチックから湾曲部などを有する製品を得
る場合は、切削や研磨などの機械加工が用いられる。そ
のため、このプラスチックに対しては、加熱下での絞り
成形や曲げ加工などを行うことができない。
形加工性に優れていて、加熱下に絞り成形や曲げ加工を
行った場合に、湾曲部のある製品を寸法精度良く製造す
ることができ、しかも耐熱水性および耐湿熱性に優れて
いて、熱水や加熱水蒸気に長期間さらされても、ヘイ
ズ、白化、クラック、ふくれなどのトラブルの発生しな
いメタクリル系樹脂材料を提供することである。そし
て、本発明の目的は、前記した優れた特性を有するメタ
クリル系樹脂材料の製造方法を提供することである。ま
た、本発明は、前記の優れた特性を有するメタクリル系
樹脂材料からなる成形品を提供することである。
本発明者らは種々検討を重ねてきた。その結果、メタク
リル酸メチル成分に対して、メタクリル酸メチル以外の
(メタ)アクリル酸アルキルエステル成分を特定の量で
配合し、それに連鎖移動剤としてα−メチルスチレンダ
イマーを特に選択してその特定量を配合した重合性混合
物を用いてメタクリル系樹脂材料を製造すると、それに
より得られるメタクリル系樹脂材料が、熱成形加工性に
優れていて、加熱下で絞り成形や曲げ加工などを行なっ
て湾曲部などを有する成形体を寸法精度良く製造できる
こと、しかも耐熱水性および耐湿熱性に優れていて、熱
水や加熱水蒸気に長期間曝されても、ヘイズ、白化、ク
ラック、ふくれなどのトラブルが発生しないことを見出
した。さらに、本発明者らは、そのようなメタクリル系
樹脂材料の製造時に、(メタ)アクリル酸多価エステル
を特定量以下で用いると、前記した特性と併せて、耐熱
性が向上し且つ偏肉防止効果のあるメタクリル系樹脂材
料が得られることを見出し、それらの知見に基づいて本
発明を完成した。
メチルに由来する構造単位(a)、アルキル基の炭素数
が2〜20であるメタクリル酸アルキルエステルおよび
アルキル基の炭素数が1〜20であるアクリル酸アルキ
ルエステルから選ばれる少なくとも1種の(メタ)アク
リル酸アルキルエステルに由来する構造単位(b)、並
びにベンゼン核が置換されていてもよいα−メチルスチ
レンダイマーに由来する構造単位(c)を有するメタク
リル系樹脂材料であって;(ii) 構造単位(a):構
造単位(b)の重量比が80:20〜99:1であり;
且つ、(iii) {構造単位(a)と構造単位(b)の
合計重量}:{構造単位(c)の重量}の比が100:
0.05〜2である;ことを特徴とするメタクリル系樹
脂材料である。
エステルに由来する構造単位(d)を、前記した構造単
位(a)と構造単位(b)の合計重量に基づいて、5重
量%以下の割合でさらに有している上記のメタクリル系
樹脂材料である。
ル酸メチル、(b)アルキル基の炭素数が2〜20であ
るメタクリル酸アルキルエステルおよびアルキル基の炭
素数が1〜20であるアクリル酸アルキルエステルから
選ばれる少なくとも1種の(メタ)アクリル酸アルキル
エステル、並びに(c)ベンゼン核が置換されていても
よいα−メチルスチレンダイマーを含む重合性混合物、
或いはメタクリル酸メチルおよび/または前記(メタ)
アクリル酸アルキルエステル(b)からなる重合体を含
む前記の重合性混合物であって、(ii)メタクリル酸メ
チル成分:前記(メタ)アクリル酸アルキルエステル
[以下「(メタ)アクリル酸アルキルエステル(b)」
ということがある]成分の重量比が80:20〜99:
1であり、且つ、(iii){メタクリル酸メチル成分と
(メタ)アクリル酸アルキルエステル(b)成分の合計
重量}:{α−メチルスチレンダイマー成分の重量}の
比が100:0.05〜2である重合性混合物を、重合
開始剤を用いて重合することを特徴とするメタクリル系
樹脂材料の製造方法である。
と前記(メタ)アクリル酸アルキルエステル(b)成分
の合計重量に基づいて、(d)(メタ)アクリル酸多価
エステル成分を5重量%以下の割合でさらに含有してい
る上記した重合性混合物を、重合開始剤を用いて重合す
ることを特徴とするメタクリル系樹脂材料の製造方法で
ある。そして、本発明は、上記したメタクリル系樹脂材
料よりなるサニタリー用成形品である。
する。本発明のメタクリル系樹脂材料は、上記したよう
に、メタクリル酸メチルに由来する構造単位(a)、ア
ルキル基の炭素数が2〜20であるメタクリル酸アルキ
ルエステルおよびアルキル基の炭素数が1〜20である
アクリル酸アルキルエステルから選ばれる少なくとも1
種の(メタ)アクリル酸アルキルエステル[すなわちメ
タクリル酸メチルを除くアルキル基の炭素数が1〜20
である(メタ)アクリル酸アルキルエステル]に由来す
る構造単位(b)、並びにα−メチルスチレンダイマー
に由来する構造単位(c)を少なくとも有するメタクリ
ル系樹脂からなる材料である。
クリル酸メチル以外の(メタ)アクリル酸アルキルエス
テルからなる構造単位であって、そのアルキルエステル
におけるアルキル基の炭素数が1〜20の(メタ)アク
リル酸アルキルエステル[以下「(メタ)アクリル酸ア
ルキルエステル(b)」という]から構成されており、
アルキル基の炭素数が1〜12である(メタ)アクリル
酸アルキルエステル(b)から構成されていることが好
ましい。(メタ)アクリル酸アルキルエステル(b)の
例としては、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、ア
クリル酸プロピル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸
ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸
エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸プロピ
ル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸ブチル、メ
タクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸ラウリル
などを挙げることができる。メタクリル系樹脂材料は、
前記した(メタ)アクリル酸アルキルエステル(b)の
1種または2種以上に由来する構造単位を有しているこ
とができる。そのうちでも構造単位(b)は、アクリル
酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ブチルおよびメタク
リル酸ラウリルのうちの少なくとも1種に由来する構造
単位であることが、熱成形加工性、耐熱水性、耐湿熱性
などの点からより好ましい。
造単位(c)を構成するα−メチルスチレンダイマー
は、下記の化学式(I)および化学式(II);
の2つのベンゼン核のうちの一方または両方がその連鎖
移動効果に大きな影響を及ぼさない置換基(例えば炭素
数1〜4のアルキル基、好ましくはメチル基、エチル基
など)で置換されている置換α−メチルスチレンダイマ
ーのうちの少なくとも1種に由来する構造単位である。
のメタクリル酸メチル系重合体からなっていても、また
は2種以上のメタクリル酸メチル系重合体のブレンド物
であってもよく、したがってメタクリル系樹脂材料全体
から見たときに、上記した構造単位(a)、構造単位
(b)および構造単位(c)が何らかの形態で且つ次に
説明する割合でメタクリル系樹脂中に結合した単位とし
て存在していてメタクリル系樹脂材料が形成されていれ
ばよい。
クリル系樹脂材料全体から見たときに、構造単位
(a):構造単位(b)の重量比が80:20〜99:
1であることが必要であり、90:10〜99:1であ
ることが好ましく、92:8〜98.5:1.5である
ことがより好ましい。構造単位(a)と構造単位(b)
の合計重量に基づいて、構造単位(a)の割合が80重
量%未満であると[構造単位(b)の割合が20重量%
を超えると]、ガラス転移温度が低くなり過ぎて、熱的
性質、機械的強度などの物性が低下する。一方、構造単
位(a)と構造単位(b)の合計重量に基づいて、構造
単位(a)の割合が99重量%を超えると[構造単位
(b)の割合が1重量%未満であると]、成形性が悪く
なり、目的とするメタクリル系樹脂材料が得られなくな
る。
は、メタクリル系樹脂材料全体からみたときに、{構造
単位(a)と構造単位(b)の合計重量}:{構造単位
(c)の重量}の比が100:0.05〜2であること
が必要であり、100:0.1〜1であることが好まし
く、100:0.2〜0.8であることがより好まし
い。構造単位(a)と構造単位(b)の合計100重量
部に対して、α−メチルスチレンダイマーに由来する構
造単位(c)の割合が0.05重量部未満であると、メ
タクリル系樹脂材料の製造時に、α−メチルスチレンダ
イマーによる重合度低下効果が発揮されず、熱成形加工
性に優れるメタクリル系樹脂材料が得られなくなる。一
方、構造単位(a)と構造単位(b)の合計100重量
部に対して、α−メチルスチレンダイマーに由来する構
造単位(c)の割合が2重量部を超えると、α−メチル
スチレンダイマーによる重合阻害が大きくなり過ぎて、
メタクリル系樹脂材料を製造するための重合反応が円滑
に進行しなくなる。
必要に応じて、(メタ)アクリル酸多価エステルに由来
する構造単位(d)を有していてもよい。構造単位
(d)を構成する(メタ)アクリル酸多価エステルは、
ジオール、トリオール、テトラオールなどの多価アルコ
ールのジー、トリー、テトラー(メタ)アクリル酸エス
テルなどの多価エステルである。(メタ)アクリル酸多
価エステルの具体例としては、エチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、トリエチレングリコールトリ(メ
タ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)
アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、ジプロピレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、トリメチロールエタンジ(メタ)アクリレート、ネ
オペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、1,3
−ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,4
−ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,6
−ヘキサングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメ
チロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエ
リスリトールテトラ(メタ)アクリレート、2,2−ビ
ス[4−(メタクリロキシエトキシ)フェニル]プロパ
ン、2,2−ビス[メタクリロキシジエトキシ)フェニ
ル]プロパンなどを挙げることができる。本発明のメタ
クリル系樹脂材料は、前記した(メタ)アクリル酸多価
エステルの1種または2種以上に由来する構造単位を有
していることができる。
酸多価エステルに由来する構造単位(d)を有している
場合は、(メタ)アクリル酸多価エステルが架橋剤とし
て働き、メタクリル系樹脂材料中に架橋結合が形成され
るため、耐熱性の向上、成形品における偏肉防止などを
はかることができる[以下(メタ)アクリル酸多価エス
テルを架橋剤ということがある]。メタクリル系樹脂材
料における構造単位(d)の含有量は、構造単位(a)
と構造単位(b)の合計重量に基づいて、0〜5重量%
であることが好ましく、2重量%以下であることがより
好ましい。メタクリル系樹脂材料における構造単位
(d)の含有量が5重量%を超えると、熱成形加工性が
低下して、深絞り成形ができなくなったり、曲げ加工な
どができにくくなり、成形時に割れなどが発生し易くな
る。
しては、上記した構造単位(a)、構造単位(b)、構
造単位(c)および場合により構造単位(d)を上記し
た割合で含有するメタクリル系樹脂材料を製造し得る方
法であれば、いずれの方法も採用可能であるが、次の方
法が好ましく採用される。すなわち、本発明のメタクリ
ル系樹脂材料は、(i)(a)メタクリル酸メチル、
(b)アルキル基の炭素数が2〜20であるメタクリル
酸アルキルエステルおよびアルキル基の炭素数が1〜2
0であるアクリル酸アルキルエステルから選ばれる少な
くとも1種の(メタ)アクリル酸アルキルエステル、
(c)ベンゼン核が置換されていてもよいα−メチルス
チレンダイマー、および場合により(d)(メタ)アク
リル酸多価エステルを含む重合性混合物、或いはメタク
リル酸メチルおよび/または前記(メタ)アクリル酸ア
ルキルエステル(b)からなる重合体を含む前記の重合
性混合物であって、(ii)メタクリル酸メチル成分:前
記(メタ)アクリル酸アルキルエステル(b)成分の重
量比が80:20〜99:1であり、(iii){メタク
リル酸メチルと前記(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ル(b)成分の合計重量}:{α−メチルスチレンダイ
マー成分の重量}の比が100:0.05〜2であり、
そして(iv)(メタ)アクリル酸多価エステル成分をメ
タクリル酸メチル成分と前記(メタ)アクリル酸アルキ
ルエステル(b)成分の合計重量に基づいて0〜5重量
%の割合で含有する重合性混合物を、重合開始剤を用い
て重合する方法によって好ましく製造される。
(A)〜(C)のいずれかの方法が好ましく採用され
る。 (A) メタクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸アル
キルエステル(b)、α−メチルスチレンダイマーおよ
び場合により(メタ)アクリル酸多価エステルを含む重
合性混合物(単量体混合物)であって、メタクリル酸メ
チル:(メタ)アクリル酸アルキルエステル(b)の重
量比が80:20〜99:1であり、{メタクリル酸メ
チルと(メタ)アクリル酸アルキルエステル(b)の合
計重量}:{α−メチルスチレンダイマーの重量}の比
が100:0.05〜2であり、そして場合により(メ
タ)アクリル酸多価エステルをメタクリル酸メチルと
(メタ)アクリル酸アルキルエステル(b)の合計重量
に基づいて0〜5重量%の割合で含有する重合性混合物
(単量体混合物)を重合開始剤を用いて重合させる方
法。
を用いて重合させてメタクリル酸メチル重合体を含むシ
ロップをつくり、そのシロップに、(メタ)アクリル酸
アルキルエステル(b)、α−メチルスチレンダイマー
および場合により(メタ)アクリル酸多価エステル、さ
らに必要な場合はメタクリル酸メチルをさらに添加し
て、シロップ中に含まれるメタクリル酸メチル系重合体
を構成するメタクリル酸メチル成分の量をも含めて、全
メタクリル酸メチル成分:(メタ)アクリル酸アルキル
エステル(b)の重量比が80:20〜99:1であ
り、{全メタクリル酸メチル成分と(メタ)アクリル酸
アルキルエステル(b)の合計重量}:{α−メチルス
チレンダイマーの重量}の比が100:0.05〜2で
あり、そして場合により(メタ)アクリル酸多価エステ
ルを全メタクリル酸メチル成分と(メタ)アクリル酸ア
ルキルエステル(b)の合計重量に基づいて0〜5重量
%の割合で含有する重合性混合物(メタクリル酸メチル
重合体を含有する重合性混合物)をつくり、その重合性
混合物を重合開始剤を用いて重合させる方法。
タ)アクリル酸アルキルエステル(b)を重合開始剤を
用いて重合させてメタクリル酸メチル/(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステル(b)共重合体および場合により
メタクリル酸メチル重合体や(メタ)アクリル酸アルキ
ルエステル(b)重合体を含むシロップをつくり、その
シロップに、α−メチルスチレンダイマーおよび場合に
より(メタ)アクリル酸多価エステル、さらに必要な場
合はメタクリル酸メチルおよび/または(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステル(b)を添加して、シロップ中に
含まれるメタクリル酸メチル/(メタ)アクリル酸アル
キルエステル(b)共重合体、メタクリル酸メチル重合
体、(メタ)アクリル酸アルキルエステル(b)重合体
を構成するメタクリル酸メチル成分の量および(メタ)
アクリル酸アルキルエステル(b)成分の量を含めて、
全メタクリル酸メチル成分:全(メタ)アクリル酸アル
キルエステル(b)成分の重量比が80:20〜99:
1であり、{全メタクリル酸メチル成分と全(メタ)ア
クリル酸アルキルエステル(b)成分の合計重量}:
{α−メチルスチレンダイマーの重量}の比が100:
0.05〜2であり、そして場合により(メタ)アクリ
ル酸多価エステルを全メタクリル酸メチル成分と全(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル(b)成分の合計重量
に基づいて0〜5重量%の割合で含有する重合性混合物
(前記した重合体を含有する重合性混合物)をつくり、
その重合性混合物を重合開始剤を用いて重合させる方
法。
でメタクリル酸メチルと共に用いる(メタ)アクリル酸
アルキルエステル(b)、α−メチルスチレンダイマー
および(メタ)アクリル酸多価エステルとしては、本発
明のメタクリル系樹脂材料における構造単位(b)、構
造単位(c)および構造単位(d)を構成する化合物と
して上記で説明したのと同じ化合物の1種または2種以
上が用いられる。
で用いる重合開始剤としては、メタクリル系樹脂の製造
に従来から用いられている重合開始剤のいずれもが使用
でき、特にアゾ系重合開始剤、過酸化物系重合開始剤な
どのラジカル重合開始剤が好ましく用いられる。何ら限
定されるものではないが、アゾ系重合開始剤の具体例と
しては、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、1,
1’−アゾビス−1−シクロヘキサンカルボニトリル、
2,2’−アゾビス−2,4−ジメチルバレロニトリ
ル、2,2’−アゾビス−4−メトキシ−2,4−ジメ
チルバレロニトリルなどを挙げることができる。また、
過酸化物系重合開始剤の具体例としては、t−ブチルパ
ーオキシイソブチレート、1,1’−ビス−t−ブチル
パーオキシ−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、
ラウロイルパーオキサイドなどを挙げることができる。
重合開始剤の使用量は、重合性混合物の重量に基づい
て、0.0001〜2重量%であることが好ましく、
0.001〜1重量%であることがより好ましい。メタ
クリル系樹脂材料を製造するための重合方法は特に制限
されないが、注型法が好ましく採用される。
する重合方法、重合・成形方法の種類、重合に用いる重
合性混合物の組成などに応じて異なり得るが、一般には
40〜140℃の温度が好ましく採用される。例えば、
注型法による場合は温度40〜90℃で前段の重合を行
い、それに続いて温度100〜140℃で後段の重合を
行って、重合と成形を同時に行うことによって、目的と
するメタクリル系樹脂材料(メタクリル系樹脂成形品)
を円滑に得ることができる。
必要に応じて種々の添加剤、例えば染顔料、酸化防止剤
や紫外線吸収剤などの安定剤、可塑剤、離型剤などを含
有していてもよい。本発明のメタクリル系樹脂樹脂中に
添加剤を含有させる場合は、重合または重合・成形が行
われる以前のいずれかの段階で、添加剤を加えるように
すればよい。
造、寸法などは特に制限されず、使用目的や用途などに
応じて決めることができる。特に、本発明のメタクリル
系樹脂材料は、熱成形加工性に優れていて、加熱下に容
易に且つ円滑に曲げ加工、深絞り成形などの二次成形加
工を行って、目的とする成形加工品を寸法精度良く製造
することができるので、曲げ加工や深絞り成形に用い易
い板状成形品の形態にしておくと便利である。
性、耐湿熱性および透明性に優れていて、熱水や加熱水
蒸気に長期間さらされても、ヘイズ、白化、クラックの
発生、膨れなどが生じにくいので、浴槽、浴室の壁材や
床材、洗面化粧台などのようなサニタリー用製品、シス
テムキッチンの天板などの厨房製品、さらには住宅など
の扉、出窓やその他の内外装材などとして、種々の用途
に有効に使用することができる。
明するが、本発明はそれにより何ら限定されない。な
お、以下の例において、特に断らない限りは、部は重量
部を意味する。また、以下の例で示した諸特性は次のよ
うにして測定または評価した。
器に水を入れ、その中に以下の実施例または比較例で得
られたメタクリル系樹脂材料(厚さ5mmの板状成形
品)から切り出した寸法が50mm×50mmの試験片
を浸漬し、容器ごとオーブンに入れて水の温度が95℃
になるまで加熱し、温度を95℃に保ったまま試験片を
熱湯中に300時間浸漬し、300時間後に熱水より取
り出して、そのヘイズ値を全光線透過率計(村上色彩研
究所製:HR−100)を用いて測定して、耐熱水性
(耐煮沸性)を調べた。
樹脂材料(厚さ5mmの板状成形品)から、寸法が50
0mm×700mmの試験片を切り出し、赤外線ヒータ
ーで試験片を190℃および200℃のそれぞれの温度
に加熱して、それぞれの温度で真空成形を−740mm
Hgの減圧下(20mmHgの圧力下)に行って、図1
に示す形状および曲げ加工部寸法(曲率半径)を有する
成形体(浴槽モデル用成形体)を製造した。なお、図1
の(a)は前記の真空成形で得られた成形体の縦断面図
を示したものであり、図1の(b)は前記の真空成形で
得られた成形体を上から見た平面図である。また、真空
成形型内面における、図1の(b)の1R〜5Rで示し
た5カ所の曲げ加工部に相当する部分の寸法(曲率半
径)は、1R=30mm、2R=30mm、3R=40
mm、4R=30mmおよび5R=40mmである。 上記のの真空成形で得られた成形体における、図
1の(b)の1R〜5Rで示した5カ所の曲げ加工部の
寸法(曲率半径)を測定して、その値が、真空成形型の
内面の該1R〜5Rに相当する部分の寸法(曲率半径)
と一致しているか否かを判定すると共に、クラックの発
生などの欠陥部分の有無を調べて、熱成形加工性の評価
を行った。成形体の各曲げ加工部の寸法(曲率半径)
が、真空成形型の内面の各曲げ部寸法(曲率半径)と同
じ場合は、熱成形加工性が良好であると判定され、一方
真空成形型の内面の各曲げ部寸法(曲率半径)よりも大
きい場合は、真空成形時に試験片が真空成形型の内面に
密着しなかったことに起因するものであるから、熱成形
加工性が不良であると判定される。
ビスイソブチロニトリル(重合開始剤)1gを添加し、
撹拌しながら95℃に35分間加熱した後室温に冷却し
て、メタクリル酸メチル重合体を含有するシロップを得
た(重合率は10%)。 (2) 上記(1)で得られたシロップ10kgに、メ
タクリル酸メチル3kg、アクリル酸2−エチルヘキシ
ル390g、1,3−ブチレングリコールジメタクリレ
ート[(メタ)アクリル酸多価エステル;架橋剤]52
gおよびα−メチルスチレンダイマー(連鎖移動剤)5
2gを添加して均一に混合し、これにさらにステアリン
酸(離型剤)13g、紫外線吸収剤(CIBA GEIGY社製:
TinuvinP)2.6g、および2,2’−アゾビス−
2,4−ジメチルバレロニトリル(重合開始剤)2.5
g添加混合して、液状の重合性混合物を調製した。 (3) 上記(2)で得られた重合性混合物を脱泡処理
した後、常法にしたがって、ガスケットを2枚の平行な
強化ガラスに挟んで作った鋳型間に注入し、70℃の水
槽に4時間浸漬し、次いで120℃の空気槽で2時間加
熱を行って、重合を完了させて厚さ5mmのメタクリル
系樹脂材料(板状成形品)を製造した。 (4) 上記(3)で得られたメタクリル系樹脂材料
(板状成形品)から作製した試験片を用いて、上記
(i)に記載した方法でヘイズ値を測定して耐熱水性
(耐煮沸性)を調べると共に、上記(ii)に記載した方
法で成形体をつくり、その熱成形加工性の評価を行っ
た。その結果は、下記の表1に示すとおりである。ま
た、上記成形体の製造時に、薄くなった箇所やクラック
の発生などの欠陥部分の発生が全くなかった。
シロップ10kgに、メタクリル酸メチル3kg、アク
リル酸2−エチルヘキシル650g、エチレングリコー
ルジメタクリレート(架橋剤)52gおよびα−メチル
スチレンダイマー(連鎖移動剤)52gを添加して均一
に混合し、これにさらに実施例1の(2)と同様にして
離型剤、紫外線吸収剤および重合開始剤添加混合して液
状の重合性混合物を調製した。 (2) 上記(1)で得られた重合性混合物を用いて、
実施例1の(3)と全く同様にして、厚さ5mmのメタ
クリル系樹脂材料(板状成形品)を製造した。 (3) 上記(2)で得られたメタクリル系樹脂材料
(板状成形品)から作製した試験片を用いて、上記
(i)に記載した方法でヘイズ値を測定して耐熱水性
(耐煮沸性)を調べると共に、上記(ii)に記載した方
法で成形体をつくり、その熱成形加工性の評価を行った
ところ、下記の表1に示すとおりであった。また、前記
成形体の製造時に、薄くなった箇所やクラックの発生な
どの欠陥部分の発生が全くなかった。
シロップ10kgに、メタクリル酸メチル3kg、アク
リル酸2−エチルヘキシル650g、1,3−ブチレン
グリコールジメタクリレート(架橋剤)26gおよびα
−メチルスチレンダイマー(連鎖移動剤)39gを添加
して均一に混合し、これにさらに実施例1の(2)と同
様にして離型剤、紫外線吸収剤および重合開始剤添加混
合して液状の重合性混合物を調製した。 (2) 上記(1)で得られた重合性混合物を用いて、
実施例1の(3)と全く同様にして、厚さ5mmのメタ
クリル系樹脂材料(板状成形品)を製造した。 (3) 上記(2)で得られたメタクリル系樹脂材料
(板状成形品)から作製した試験片を用いて、上記
(i)に記載した方法でヘイズ値を測定して耐熱水性
(耐煮沸性)を調べると共に、上記(ii)に記載した方
法で成形体をつくり、その熱成形加工性の評価を行った
ところ、下記の表1に示すとおりであった。 また、前記成形体の製造時に、薄くなった箇所やクラッ
クの発生などの欠陥部分の発生が全くなかった。
ル390g、エチレングリコールジメタクリレート(架
橋剤)52gおよびα−メチルスチレンダイマー(連鎖
移動剤)91gを添加して均一に混合し、これにさらに
実施例1の(2)と同様にして離型剤、紫外線吸収剤お
よび重合開始剤添加混合して液状の重合性混合物を調製
した。 (2) 上記(1)で得られた重合性混合物を用いて、
実施例1の(3)と全く同様にして、厚さ5mmのメタ
クリル系樹脂材料(板状成形品)を製造した。 (3) 上記(2)で得られたメタクリル系樹脂材料
(板状成形品)から作製した試験片を用いて、上記
(i)に記載した方法でヘイズ値を測定して耐熱水性
(耐煮沸性)を調べると共に、上記(ii)に記載した方
法で成形体をつくり、その熱成形加工性の評価を行った
ところ、下記の表1に示すとおりであった。 また、前記成形体の製造時に、薄くなった箇所やクラッ
クの発生などの欠陥部分の発生が全くなかった。
シロップ10kgに、メタクリル酸メチル3kg、メタ
クリル酸ラウリル910g、1,3−ブチレングリコー
ルジメタクリレート(架橋剤)52gおよびα−メチル
スチレンダイマー(連鎖移動剤)65gを添加して均一
に混合し、これにさらに実施例1の(2)と同様にして
離型剤、紫外線吸収剤および重合開始剤添加混合して液
状の重合性混合物を調製した。 (2) 上記(1)で得られた重合性混合物を用いて、
実施例1の(3)と全く同様にして、厚さ5mmのメタ
クリル系樹脂材料(板状成形品)を製造した。 (3) 上記(2)で得られたメタクリル系樹脂材料
(板状成形品)から作製した試験片を用いて、上記
(i)に記載した方法でヘイズ値を測定して耐熱水性
(耐煮沸性)を調べると共に、上記(ii)に記載した方
法で成形体をつくり、その熱成形加工性の評価を行った
ところ、下記の表1に示すとおりであった。 また、前記成形体の製造時に、薄くなった箇所やクラッ
クの発生などの欠陥部分の発生が全くなかった。
シロップ10kgに、メタクリル酸メチル3kg、アク
リル酸2−エチルヘキシル390gおよびα−メチルス
チレンダイマー(連鎖移動剤)52gを添加して均一に
混合し、これにさらに実施例1の(2)と同様にして離
型剤、紫外線吸収剤および重合開始剤添加混合して液状
の重合性混合物を調製した。 (2) 上記(1)で得られた重合性混合物を用いて、
実施例1の(3)と全く同様にして、厚さ5mmのメタ
クリル系樹脂材料(板状成形品)を製造した。 (3) 上記(2)で得られたメタクリル系樹脂材料
(板状成形品)から作製した試験片を用いて、上記
(i)に記載した方法でヘイズ値を測定して耐熱水性
(耐煮沸性)を調べると共に、上記(ii)に記載した方
法で成形体をつくり、その熱成形加工性の評価を行った
ところ、下記の表1に示すとおりであった。 また、前記成形体の製造時に、薄くなった箇所やクラッ
クの発生などの欠陥部分の発生が全くなかった。
シロップ10kgに、メタクリル酸メチル3kg、アク
リル酸2−エチルヘキシル650g、1,3−ブチレン
グリコールジメタクリレート(架橋剤)52gおよびラ
ウリルメルカプタン(連鎖移動剤)19.5gを添加して
均一に混合し、これにさらに実施例1の(2)と同様に
して離型剤、紫外線吸収剤および重合開始剤添加混合し
て液状の重合性混合物を調製した。 (2) 上記(1)で得られた重合性混合物を用いて、
実施例1の(3)と全く同様にして、厚さ5mmのメタ
クリル系樹脂材料(板状成形品)を製造した。 (3) 上記(2)で得られたメタクリル系樹脂材料
(板状成形品)から作製した試験片を用いて、上記
(i)に記載した方法でヘイズ値を測定して耐熱水性
(耐煮沸性)を調べると共に、上記(ii)に記載した方
法で成形体をつくり、その熱成形加工性の評価を行った
ところ、下記の表1に示すとおりであった。 なお、前記成形体の製造時に、薄くなった箇所やクラッ
クの発生などの欠陥部分の発生はなかった。
シロップ10kgに、メタクリル酸メチル3kg、アク
リル酸2−エチルヘキシル390g、1,3−ブチレン
グリコールジメタクリレート(架橋剤)52gおよびラ
ウリルメルカプタン(連鎖移動剤)19.5gを添加して
均一に混合し、これにさらに実施例1の(2)と同様に
して離型剤、紫外線吸収剤および重合開始剤添加混合し
て液状の重合性混合物を調製した。 (2) 上記(1)で得られた重合性混合物を用いて、
実施例1の(3)と全く同様にして、厚さ5mmのメタ
クリル系樹脂材料(板状成形品)を製造した。 (3) 上記(2)で得られたメタクリル系樹脂材料
(板状成形品)から作製した試験片を用いて、上記
(i)に記載した方法でヘイズ値を測定して耐熱水性
(耐煮沸性)を調べると共に、上記(ii)に記載した方
法で成形体をつくり、その熱成形加工性の評価を行った
ところ、下記の表1に示すとおりであった。 なお、前記成形体の製造時に、薄くなった箇所やクラッ
クの発生などの欠陥部分の発生はなかった。
シロップ10kgに、メタクリル酸メチル3kg、アク
リル酸2−エチルヘキシル390g、1,3−ブチレン
グリコールジメタクリレート(架橋剤)52gおよびラ
ウリルメルカプタン(連鎖移動剤)6.5gを添加して均
一に混合し、これにさらに実施例1の(2)と同様にし
て離型剤、紫外線吸収剤および重合開始剤添加混合して
液状の重合性混合物を調製した。 (2) 上記(1)で得られた重合性混合物を用いて、
実施例1の(3)と全く同様にして、厚さ5mmのメタ
クリル系樹脂材料(板状成形品)を製造した。 (3) 上記(2)で得られたメタクリル系樹脂材料
(板状成形品)から作製した試験片を用いて、上記
(i)に記載した方法でヘイズ値を測定して耐熱水性
(耐煮沸性)を調べると共に、上記(ii)に記載した方
法で成形体をつくり、その熱成形加工性の評価を行った
ところ、下記の表1に示すとおりであった。
シロップ10kgに、メタクリル酸メチル3kg、アク
リル酸2−エチルヘキシル650gおよびエチレングリ
コールジメタクリレート(架橋剤)52gを添加して均
一に混合し、これにさらに実施例1の(2)と同様にし
て離型剤、紫外線吸収剤および重合開始剤添加混合して
液状の重合性混合物を調製した。 (2) 上記(1)で得られた重合性混合物を用いて、
実施例1の(3)と全く同様にして、厚さ5mmのメタ
クリル系樹脂材料(板状成形品)を製造した。 (3) 上記(2)で得られたメタクリル系樹脂材料
(板状成形品)から作製した試験片を用いて、上記
(i)に記載した方法でヘイズ値を測定して耐熱水性
(耐煮沸性)を調べると共に、上記(ii)に記載した方
法で成形体をつくり、その熱成形加工性の評価を行った
ところ、下記の表1に示すとおりであった。 なお、この比較例4の場合は、200℃での真空成形時
に試験片が破れてしまって、成形ができなかった。
シロップ10kgに、メタクリル酸メチル3kg、アク
リル酸2−エチルヘキシル650g、1,3−ブチレン
グリコールジメタクリレート(架橋剤)52gおよびラ
ウリルメルカプタン(連鎖移動剤)6.5gを添加して
均一に混合し、これにさらに実施例1の(2)と同様に
して離型剤、紫外線吸収剤および重合開始剤添加混合し
て液状の重合性混合物を調製した。 (2) 上記(1)で得られた重合性混合物を用いて、
実施例1の(3)と全く同様にして、厚さ5mmのメタ
クリル系樹脂材料(板状成形品)を製造した。 (3) 上記(2)で得られたメタクリル系樹脂材料
(板状成形品)から作製した試験片を用いて、上記
(i)に記載した方法でヘイズ値を測定して耐熱水性
(耐煮沸性)を調べると共に、上記(ii)に記載した方
法で成形体をつくり、その熱成形加工性の評価を行った
ところ、下記の表1に示すとおりであった。
シロップ10kgに、メタクリル酸メチル3kg、アク
リル酸ブチル390g、1,3−ブチレングリコールジ
メタクリレート(架橋剤)52gおよび2−メルカプト
エタノール(連鎖移動剤)19.5gを添加して均一に
混合し、これにさらに実施例1の(2)と同様にして離
型剤、紫外線吸収剤および重合開始剤添加混合して液状
の重合性混合物を調製した。 (2) 上記(1)で得られた重合性混合物を用いて、
実施例1の(3)と全く同様にして、厚さ5mmのメタ
クリル系樹脂材料(板状成形品)を製造した。 (3) 上記(2)で得られたメタクリル系樹脂材料
(板状成形品)から作製した試験片を用いて、上記
(i)に記載した方法でヘイズ値を測定して耐熱水性
(耐煮沸性)を調べると共に、上記(ii)に記載した方
法で成形体をつくり、その熱成形加工性の評価を行った
ところ、下記の表1に示すとおりであった。
シロップ10kgに、メタクリル酸メチル3kg、アク
リル酸ブチル390g、1,3−ブチレングリコールジ
メタクリレート(架橋剤)52gおよびオクチルメルカ
プタン(連鎖移動剤)19.5gを添加して均一に混合
し、これにさらに実施例1の(2)と同様にして離型
剤、紫外線吸収剤および重合開始剤添加混合して液状の
重合性混合物を調製した。 (2) 上記(1)で得られた重合性混合物を用いて、
実施例1の(3)と全く同様にして、厚さ5mmのメタ
クリル系樹脂材料(板状成形品)を製造した。 (3) 上記(2)で得られたメタクリル系樹脂材料
(板状成形品)から作製した試験片を用いて、上記
(i)に記載した方法でヘイズ値を測定して耐熱水性
(耐煮沸性)を調べると共に、上記(ii)に記載した方
法で成形体をつくり、その熱成形加工性の評価を行った
ところ、下記の表1に示すとおりであった。
シロップ10kgに、メタクリル酸メチル3kg、アク
リル酸ブチル390g、1,3−ブチレングリコールジ
メタクリレート(架橋剤)52gおよび四臭化炭素(連
鎖移動剤)65gを添加して均一に混合し、これにさら
に実施例1の(2)と同様にして離型剤、紫外線吸収剤
および重合開始剤添加混合して液状の重合性混合物を調
製した。 (2) 上記(1)で得られた重合性混合物を用いて、
実施例1の(3)と全く同様にして、厚さ5mmのメタ
クリル系樹脂材料(板状成形品)を製造した。 (3) 上記(2)で得られたメタクリル系樹脂材料
(板状成形品)から作製した試験片を用いて、上記
(i)に記載した方法でヘイズ値を測定して耐熱水性
(耐煮沸性)を調べると共に、上記(ii)に記載した方
法で成形体をつくり、その熱成形加工性の評価を行った
ところ、下記の表1に示すとおりであった。
シロップ10kgに、メタクリル酸メチル3kg、アク
リル酸ブチル650g、1,3−ブチレングリコールジ
メタクリレート(架橋剤)52gおよびテルピノレン
(連鎖移動剤)6.5gを添加して均一に混合し、これ
にさらに実施例1の(2)と同様にして離型剤、紫外線
吸収剤および重合開始剤添加混合して液状の重合性混合
物を調製した。 (2) 上記(1)で得られた重合性混合物を用いて、
実施例1の(3)と全く同様にして、厚さ5mmのメタ
クリル系樹脂材料(板状成形品)を製造した。 (3) 上記(2)で得られたメタクリル系樹脂材料
(板状成形品)から作製した試験片を用いて、上記
(i)に記載した方法でヘイズ値を測定して耐熱水性
(耐煮沸性)を調べると共に、上記(ii)に記載した方
法で成形体をつくり、その熱成形加工性の評価を行った
ところ、下記の表1に示すとおりであった。 なお、この比較例4の場合は、200℃での真空成形時
に試験片が破れてしまって、成形ができなかった。
シロップ10kgに、メタクリル酸メチル3kg、アク
リル酸ブチル390g、1,3−ブチレングリコールジ
メタクリレート(架橋剤)52gおよびテルピノレン
(連鎖移動剤)6.5gを添加して均一に混合し、これ
にさらに実施例1の(2)と同様にして離型剤、紫外線
吸収剤および重合開始剤添加混合して液状の重合性混合
物を調製した。 (2) 上記(1)で得られた重合性混合物を用いて、
実施例1の(3)と全く同様にして、厚さ5mmのメタ
クリル系樹脂材料(板状成形品)の製造を試みたとこ
ろ、重合阻害が大きくて、前段での重合率が低く且つ後
段での重合時に発砲が生じて、外観の不良なメタクリル
系樹脂材料(板状成形品)となった。そのため、この比
較例10では、耐熱水性および熱成形加工性の試験を中
止した。
ル、(メタ)アクリル酸アルキルエステル(b)および
場合により(メタ)アクリル酸多価エステルと共に、α
−メチルスチレンダイマー(連鎖移動剤)をメタクリル
酸メチルと(メタ)アクリル酸アルキルエステル(b)
の合計重量に基づいて0.05〜2重量%の範囲の量で
用いて得られた実施例1〜6のメタクリル系樹脂材料、
すなわち構造単位(a)、構造単位(b)、構造単位
(c)および場合により構造単位(d)を本発明で規定
する範囲の量で有する本発明のメタクリル系樹脂材料
は、95℃の熱湯中に300時間浸漬した後でも、その
ヘイズ値が極めて小さく、耐熱水性に優れていること、
しかも熱成形加工性に優れていて、真空成形によって深
絞り成形を行った場合に、その曲がり部の寸法(曲率半
径)が真空成形型における寸法と完全に一致し、目的と
する形状および寸法を有する成形体を寸法精度良く製造
できることがわかる。
は四臭化炭素からなる連鎖移動剤を本発明で規定してい
る上記した0.05〜2重量%の範囲で用いて得られた
比較例1〜2および比較例6〜8のメタクリル系樹脂材
料は、95℃の熱湯中に300時間浸漬した後にヘイズ
値が大幅に上昇し、白化しており、耐熱水性に劣ってい
ることがわかる。また、メルカプタン系化合物またはテ
ルピノレンからなる連鎖移動剤を本発明で規定している
量よりも少ない量で用いている比較例3、比較例5およ
び比較例9、並びに連鎖移動剤を使用しない比較例4で
得られたメタクリル系樹脂材料は熱成形加工性に劣って
おり、真空成形型の形状および寸法どおりの成形体が得
られないことがわかる。さらに、連鎖移動剤としてテル
ピノレンを用いた比較例10の場合は、重合反応が円滑
に行われず、メタクリル系樹脂材料が得られなかったこ
とがわかる。
材料(板状成形品)を用いて、上記(ii)(熱成形加工
性の評価)におけるのと全く同じ方法で、図1に示す成
形体(浴槽モデル用成形体)を製造し、その外側(裏
側)全体に、ガラス繊維マット(日東紡株式会社製「#
450」)を6枚重ねてかぶせ、そこに不飽和ポリエス
テル樹脂(大日本インキ株式会社製「ポリライトLP9
24」)100部にメチルエチルケトンパーオキサイド
含有液(濃度55重量%;日本油脂株式会社製「パーメ
ックN」)1.5部を加えたものを700g/m2の割
合で均一に塗布し、それを温度20℃でゲルさせた後
(ゲル化時間約15分)、硬化させ(硬化時間約4時
間)、さらに60℃に昇温してから60分加熱して、成
形体の外側を補強した積層成形体(浴槽)を製造した。 (2) 上記(1)で得られた積層成形体(浴槽)の内
側に水をその上端部から5cmの位置まで満たし、水温
が93℃になるように加熱し、その温度に500時間保
った後、熱水を抜いて、クラックの発生を目視により観
察したが、白化が全く生じていなかった。
材料(板状成形品)を用いて、上記(ii)(熱成形加工
性の評価)におけるのと全く同じ方法で、図1に示す成
形体(浴槽モデル用成形体)を製造し、その外側(裏
側)全体に、実施例1と同様にして、ガラス繊維マット
で強化された不飽和ポリエステル樹脂の硬化層を形成し
て外側を補強した積層成形体(浴槽)を製造した。 (2) 上記(1)で得られた積層成形体(浴槽)の内
側に水をその上端部から5cmの位置まで満たし、水温
が93℃になるように加熱し、その温度に500時間保
った後、熱水を抜いて、クラックの発生を目視により観
察したところ、湯に接触していた面が白化しており、商
品価値が著しく低下した。
形加工性に優れており、加熱下で絞り成形や曲げ加工な
どを行なって湾曲部などを有する成形体を製造した場合
に、目的とする成形体を、割れなどを生ずることなく、
高い寸法精度で良好に製造することができる。さらに、
本発明のメタクリル系樹脂材料は、耐熱水性および耐湿
熱性に優れており、熱水や加熱水蒸気に長期間曝されて
も、ヘイズ、白化、クラック、ふくれなどのトラブルが
発生しない。そして、本発明の製造方法による場合は、
上記した優れた特性を有するメタクリル系樹脂材料を円
滑に製造することができる。本発明のメタクリル系樹脂
材料は、上記した優れた特性を活かして、浴室、浴槽、
洗面所、トイレなどのサニタリー分野をはじめとして、
システムキッチンの天板などの厨房製品、家屋の内外装
材、その他の種々の用途に有効に使用することができ
る。
加工性および耐熱水性の評価を行うために作製した成形
体の形状および構造を示す図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 (i)メタクリル酸メチルに由来する構
造単位(a)、アルキル基の炭素数が2〜20であるメ
タクリル酸アルキルエステルおよびアルキル基の炭素数
が1〜20であるアクリル酸アルキルエステルから選ば
れる少なくとも1種の(メタ)アクリル酸アルキルエス
テルに由来する構造単位(b)、並びにベンゼン核が置
換されていてもよいα−メチルスチレンダイマーに由来
する構造単位(c)を有するメタクリル系樹脂材料であ
って; (ii) 構造単位(a):構造単位(b)の重量比が8
0:20〜99:1であり;且つ、 (iii) {構造単位(a)と構造単位(b)の合計重
量}:{構造単位(c)の重量}の比が100:0.0
5〜2である;ことを特徴とするメタクリル系樹脂材
料。 - 【請求項2】 (メタ)アクリル酸多価エステルに由来
する構造単位(d)を、構造単位(a)と構造単位
(b)の合計重量に基づいて、5重量%以下の割合で有
している請求項1のメタクリル系樹脂材料。 - 【請求項3】 サニタリー用製品に用いる請求項1また
は2のメタクリル系樹脂材料。 - 【請求項4】 (i)(a)メタクリル酸メチル、
(b)アルキル基の炭素数が2〜20であるメタクリル
酸アルキルエステルおよびアルキル基の炭素数が1〜2
0であるアクリル酸アルキルエステルから選ばれる少な
くとも1種の(メタ)アクリル酸アルキルエステル、並
びに(c)ベンゼン核が置換されていてもよいα−メチ
ルスチレンダイマーを含む重合性混合物、或いはメタク
リル酸メチルおよび/または前記(メタ)アクリル酸ア
ルキルエステルからなる重合体を含む前記の重合性混合
物であって、(ii)メタクリル酸メチル成分:前記(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル成分の重量比が80:
20〜99:1であり、且つ、(iii){メタクリル酸
メチル成分と前記(メタ)アクリル酸アルキルエステル
成分の合計重量}:{α−メチルスチレンダイマー成分
の重量}の比が100:0.05〜2である重合性混合
物を、重合開始剤を用いて重合することを特徴とするメ
タクリル系樹脂材料の製造方法。 - 【請求項5】 重合性混合物が、メタクリル酸メチル成
分と前記(メタ)アクリル酸アルキルエステル成分の合
計重量に基づいて、(d)(メタ)アクリル酸多価エス
テル成分を5重量%以下の割合でさらに含有している、
請求項4の製造方法。 - 【請求項6】 請求項1または2のメタクリル系樹脂材
料よりなるサニタリー用成形品。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06010197A JP3632940B2 (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | メタクリル系樹脂成形品およびその製造方法 |
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