JPH10238541A - 回転軸軸受保持装置 - Google Patents
回転軸軸受保持装置Info
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- JPH10238541A JPH10238541A JP9044340A JP4434097A JPH10238541A JP H10238541 A JPH10238541 A JP H10238541A JP 9044340 A JP9044340 A JP 9044340A JP 4434097 A JP4434097 A JP 4434097A JP H10238541 A JPH10238541 A JP H10238541A
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- seals
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 軸受箱内への水や異物の進入を完全に防止
し、軸受寿命を延ばすと共に、油脂の使用量を削減し、
油脂の漏洩によって生じていた環境面での問題点を解決
可能な回転軸軸受保持装置の提供。 【解決手段】 回転軸2を支える潤滑剤封入方式の無給
油軸受40と、軸受箱5内の潤滑剤の保持並びに軸受箱5
内への水および/または異物の進入を防止するために前
記軸受40の少なくとも片側の回転軸2上、かつ回転軸軸
心方向に2個以上配設されたシール10a 、11a と、該シ
ール10a 、11a の少なくとも1対の相対向するシール10
a 、11a 間に空気を供給するための軸受箱5内部と外部
を貫通する空気導管13とを有する回転軸軸受保持装置。
し、軸受寿命を延ばすと共に、油脂の使用量を削減し、
油脂の漏洩によって生じていた環境面での問題点を解決
可能な回転軸軸受保持装置の提供。 【解決手段】 回転軸2を支える潤滑剤封入方式の無給
油軸受40と、軸受箱5内の潤滑剤の保持並びに軸受箱5
内への水および/または異物の進入を防止するために前
記軸受40の少なくとも片側の回転軸2上、かつ回転軸軸
心方向に2個以上配設されたシール10a 、11a と、該シ
ール10a 、11a の少なくとも1対の相対向するシール10
a 、11a 間に空気を供給するための軸受箱5内部と外部
を貫通する空気導管13とを有する回転軸軸受保持装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水や異物の進入に
よる事故の多い回転軸支持用軸受を保護するための回転
軸軸受保持装置に関する。
よる事故の多い回転軸支持用軸受を保護するための回転
軸軸受保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、軸受の密封機構としては、図7ま
たは図8に示されるような密封機構が使用されている。
図7、図8において、1はロールなどの回転体、2はロ
ール回転軸などの回転軸、3は軸受ベース、4は軸受、
5は軸受箱、6は軸受押さえ(回転体側)、7は軸受押
さえ(反回転体側)、8a、8b、8cは潤滑剤給油管、9は
潤滑剤排出管、10、10a 、10b はシール(:ダストシー
ル)、11、11a 、11b はシール(:オイルシール)、12
はシールによる回転軸摩耗を防止するためのカラーを示
す。
たは図8に示されるような密封機構が使用されている。
図7、図8において、1はロールなどの回転体、2はロ
ール回転軸などの回転軸、3は軸受ベース、4は軸受、
5は軸受箱、6は軸受押さえ(回転体側)、7は軸受押
さえ(反回転体側)、8a、8b、8cは潤滑剤給油管、9は
潤滑剤排出管、10、10a 、10b はシール(:ダストシー
ル)、11、11a 、11b はシール(:オイルシール)、12
はシールによる回転軸摩耗を防止するためのカラーを示
す。
【0003】すなわち、図7に示すように、軸受箱5を
貫通して回転軸2が設けられている場合は、軸受4の両
側に、軸受4に対して内側に潤滑剤漏洩防止を目的とし
たオイルシール11a 、11b が備えられ、その外側に軸受
箱5外部からの異物や水の侵入を防止するためのダスト
シール10a 、10b が備えられている。また、回転軸2が
軸受箱5を貫通しない場合は、図8に示されるように、
軸受4に対してロールなど回転体1側にオイルシール1
1、ダストシール10が、その順に配置されているのが一
般的である。
貫通して回転軸2が設けられている場合は、軸受4の両
側に、軸受4に対して内側に潤滑剤漏洩防止を目的とし
たオイルシール11a 、11b が備えられ、その外側に軸受
箱5外部からの異物や水の侵入を防止するためのダスト
シール10a 、10b が備えられている。また、回転軸2が
軸受箱5を貫通しない場合は、図8に示されるように、
軸受4に対してロールなど回転体1側にオイルシール1
1、ダストシール10が、その順に配置されているのが一
般的である。
【0004】潤滑剤は、図7に示すように、軸受4の中
央部の潤滑剤給油管8a、8b、8cから軸受4に開けられた
孔を介して軸受部に供給されるか、もしくは、図8に示
すように、軸受4の反回転体側の潤滑剤給油管8a、8bま
たは回転体側の潤滑剤給油管から供給され、潤滑剤排出
管9を有する場合は潤滑剤排出管9から排出される。ま
た、多くの場合、供給された潤滑剤はシール部分から押
し出され潤滑剤による水や異物の系外排出を行ってい
る。
央部の潤滑剤給油管8a、8b、8cから軸受4に開けられた
孔を介して軸受部に供給されるか、もしくは、図8に示
すように、軸受4の反回転体側の潤滑剤給油管8a、8bま
たは回転体側の潤滑剤給油管から供給され、潤滑剤排出
管9を有する場合は潤滑剤排出管9から排出される。ま
た、多くの場合、供給された潤滑剤はシール部分から押
し出され潤滑剤による水や異物の系外排出を行ってい
る。
【0005】また、近年では、オイルエアーとよばれる
気液二層流を用いたオイルエアー潤滑油供給システムや
軸受箱の複数シール間に空気を供給する軸受保護装置
(特開平8−4776号公報)が提案されている。しかし、
前記した従来の回転軸軸受の密封機構は、それぞれシー
ル効果が得られるものの、いずれも工業的側面から解決
すべき問題点を有している。
気液二層流を用いたオイルエアー潤滑油供給システムや
軸受箱の複数シール間に空気を供給する軸受保護装置
(特開平8−4776号公報)が提案されている。しかし、
前記した従来の回転軸軸受の密封機構は、それぞれシー
ル効果が得られるものの、いずれも工業的側面から解決
すべき問題点を有している。
【0006】すなわち、前記した図7、図8に示す一般
法による場合は、そのシール性能を高めるためには弾性
材ないし多孔質材を密実状態に充填することが要求さ
れ、一方、このような密実状態での充填材は、その材
質、潤滑性がいかに良好であっても、回転部に対する摩
擦抵抗が存在し損耗を避け得ない。このため、シール材
などの寿命は短く、シール材を取り付けた初期以外は、
摩耗によってシール作用が大幅に低下し、シール材とし
ての役目を果たさないことが多い。
法による場合は、そのシール性能を高めるためには弾性
材ないし多孔質材を密実状態に充填することが要求さ
れ、一方、このような密実状態での充填材は、その材
質、潤滑性がいかに良好であっても、回転部に対する摩
擦抵抗が存在し損耗を避け得ない。このため、シール材
などの寿命は短く、シール材を取り付けた初期以外は、
摩耗によってシール作用が大幅に低下し、シール材とし
ての役目を果たさないことが多い。
【0007】従って、それら充填材の密実度および回転
部に対する接触度は中間的状態にせざるを得ないが、そ
の結果、シール上の問題点を具備することとなる。ま
た、2段シールを用いたとしても、時間の経過によりシ
ールリップ部の摩耗は避けられず、軸受への水、異物の
侵入が発生することは避けられない。従って、自動給脂
により潤滑剤を常時、または間欠的に供給し、水や異物
を系外に押し出す必要があり、グリースあるいはオイル
およびオイルミストなど潤滑剤の消費量が必然的に増加
する。
部に対する接触度は中間的状態にせざるを得ないが、そ
の結果、シール上の問題点を具備することとなる。ま
た、2段シールを用いたとしても、時間の経過によりシ
ールリップ部の摩耗は避けられず、軸受への水、異物の
侵入が発生することは避けられない。従って、自動給脂
により潤滑剤を常時、または間欠的に供給し、水や異物
を系外に押し出す必要があり、グリースあるいはオイル
およびオイルミストなど潤滑剤の消費量が必然的に増加
する。
【0008】また、この結果、軸受周辺が油脂で汚染さ
れ、環境面での不具合や清掃などに要する費用の増大を
招く。さらには、このような軸受周辺では、冷却水など
の用水を使用している場合が多く、排水中に油脂分が混
入し、排水処理の負荷の増大を招くことになる。これに
対して、オイルエアー潤滑油供給システムにおいては、
軸受内を空気により加圧するため軸受箱内への異物や水
の侵入を防止することが可能であり、シール間への空気
供給方式においても、水、異物の侵入防止が達成され
る。
れ、環境面での不具合や清掃などに要する費用の増大を
招く。さらには、このような軸受周辺では、冷却水など
の用水を使用している場合が多く、排水中に油脂分が混
入し、排水処理の負荷の増大を招くことになる。これに
対して、オイルエアー潤滑油供給システムにおいては、
軸受内を空気により加圧するため軸受箱内への異物や水
の侵入を防止することが可能であり、シール間への空気
供給方式においても、水、異物の侵入防止が達成され
る。
【0009】しかし、オイルエアー潤滑油供給システム
においては、油脂の消費や空気の消費は避けられず、圧
縮空気供給源における省エネルギーの観点からも好まし
くなく、加えてシステム構成が複雑化することは、さら
に好ましくない事実である。また、軸受箱の複数シール
間に空気を供給する軸受保護装置の場合、自動給油によ
る油脂の消費およびそれに伴う前記したと同様の環境面
での問題点が残り、改善すべき余地が残されていた。
においては、油脂の消費や空気の消費は避けられず、圧
縮空気供給源における省エネルギーの観点からも好まし
くなく、加えてシステム構成が複雑化することは、さら
に好ましくない事実である。また、軸受箱の複数シール
間に空気を供給する軸受保護装置の場合、自動給油によ
る油脂の消費およびそれに伴う前記したと同様の環境面
での問題点が残り、改善すべき余地が残されていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した従
来技術の問題点を解決し、軸受箱内への水や異物の進入
を完全に防止し、軸受寿命を延ばすと共に、油脂の使用
量を削減し、油脂の漏洩によって生じていた環境面での
問題点を解決可能な回転軸軸受保持装置を提供すること
を目的とする。
来技術の問題点を解決し、軸受箱内への水や異物の進入
を完全に防止し、軸受寿命を延ばすと共に、油脂の使用
量を削減し、油脂の漏洩によって生じていた環境面での
問題点を解決可能な回転軸軸受保持装置を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、回転軸2
を支える潤滑剤封入方式の無給油軸受40と、軸受箱5内
の潤滑剤の保持並びに軸受箱5内への水および/または
異物の進入を防止するために前記軸受40の少なくとも片
側の回転軸2上、かつ回転軸軸心方向に2個以上配設さ
れたシール10a 、11a と、該シール10a 、11a の少なく
とも1対の相対向するシール10a 、11a 間に空気を供給
するための軸受箱5内部と外部を貫通する空気導管13と
を有することを特徴とする回転軸軸受保持装置である。
を支える潤滑剤封入方式の無給油軸受40と、軸受箱5内
の潤滑剤の保持並びに軸受箱5内への水および/または
異物の進入を防止するために前記軸受40の少なくとも片
側の回転軸2上、かつ回転軸軸心方向に2個以上配設さ
れたシール10a 、11a と、該シール10a 、11a の少なく
とも1対の相対向するシール10a 、11a 間に空気を供給
するための軸受箱5内部と外部を貫通する空気導管13と
を有することを特徴とする回転軸軸受保持装置である。
【0012】第2の発明は、回転軸2を支える潤滑剤封
入方式の軸受であって、かつ回転軸軸心方向の少なくと
も一方の側面にシール17a を装着したシールドタイプの
無給油軸受40と、軸受箱5内への水および/または異物
の進入を防止するために前記軸受装着シール17a と同一
側の回転軸2上、かつ回転軸軸心方向に1個以上配設さ
れたシール10a と、前記軸受装着シール17a および回転
軸2上に配設されたシール10a から選ばれる少なくとも
1対の相対向するシール17a 、10a 間に空気を供給する
ための軸受箱5内部と外部を貫通する空気導管13とを有
することを特徴とする回転軸軸受保持装置である。
入方式の軸受であって、かつ回転軸軸心方向の少なくと
も一方の側面にシール17a を装着したシールドタイプの
無給油軸受40と、軸受箱5内への水および/または異物
の進入を防止するために前記軸受装着シール17a と同一
側の回転軸2上、かつ回転軸軸心方向に1個以上配設さ
れたシール10a と、前記軸受装着シール17a および回転
軸2上に配設されたシール10a から選ばれる少なくとも
1対の相対向するシール17a 、10a 間に空気を供給する
ための軸受箱5内部と外部を貫通する空気導管13とを有
することを特徴とする回転軸軸受保持装置である。
【0013】前記第1の発明または第2の発明において
は、前記無給油軸受40が、グリースもしくは潤滑油と樹
脂の混合物を成形して得られた軸受であることが好まし
い。また、前記第1の発明または第2の発明において
は、前記した回転軸2上に配設されたシール10a 、11a
またはシール10a の少なくとも1個が、ゴムで形成され
たシール、樹脂で形成されたシールおよび隙間が0.02〜
0.1mm のラビリンスシールから選ばれる1種以上である
ことが好ましい。
は、前記無給油軸受40が、グリースもしくは潤滑油と樹
脂の混合物を成形して得られた軸受であることが好まし
い。また、前記第1の発明または第2の発明において
は、前記した回転軸2上に配設されたシール10a 、11a
またはシール10a の少なくとも1個が、ゴムで形成され
たシール、樹脂で形成されたシールおよび隙間が0.02〜
0.1mm のラビリンスシールから選ばれる1種以上である
ことが好ましい。
【0014】さらに、前記第1の発明または第2の発明
においては、前記した空気の供給圧力が軸受箱入口のゲ
ージ圧で5〜30kPa であることが好ましい。なお、前記
第1の発明または第2の発明においては、後記の図に示
すように、シール10a 、11a またはシール10a が直接回
転軸2に当接するように回転軸2上に配設されていても
よく、または、カラー12など回転軸摩耗防止用の部材を
介在して回転軸2上に配設されていてもよい。
においては、前記した空気の供給圧力が軸受箱入口のゲ
ージ圧で5〜30kPa であることが好ましい。なお、前記
第1の発明または第2の発明においては、後記の図に示
すように、シール10a 、11a またはシール10a が直接回
転軸2に当接するように回転軸2上に配設されていても
よく、または、カラー12など回転軸摩耗防止用の部材を
介在して回転軸2上に配設されていてもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明をさらに詳細に説明
する。本発明者は、前記した従来技術の問題点を解決す
るため鋭意検討した結果、回転軸を支える軸受として
潤滑剤封入方式の無給油軸受を用い、軸受の少なくと
も片側の回転軸上、または、軸受側面および回転軸上
に、2個以上設けたシールの間に空気を供給することに
より、軸受箱内への水や異物の進入を完全に防止し軸受
寿命を延ばすと共に、油脂の使用量を削減し、油脂の漏
洩によって生じていた環境面での問題点が解決可能であ
ることを見出し本発明に至った。
する。本発明者は、前記した従来技術の問題点を解決す
るため鋭意検討した結果、回転軸を支える軸受として
潤滑剤封入方式の無給油軸受を用い、軸受の少なくと
も片側の回転軸上、または、軸受側面および回転軸上
に、2個以上設けたシールの間に空気を供給することに
より、軸受箱内への水や異物の進入を完全に防止し軸受
寿命を延ばすと共に、油脂の使用量を削減し、油脂の漏
洩によって生じていた環境面での問題点が解決可能であ
ることを見出し本発明に至った。
【0016】本発明の構成および作用を、図面に基づき
説明する。図1に、本発明の回転軸軸受保持装置の一例
を示す。なお、図1において、13、13a 、13b は空気導
管、14はスペーサ、40は潤滑剤封入方式の無給油軸受を
示し、その他の符号は図7、図8と同様の内容を示す。
図1に示す軸受箱は、軸受として、潤滑剤封入方式の無
給油軸受40を備え、さらに、水や異物の侵入を防止する
シール(:ダストシール)10a 、10b と潤滑剤の系外へ
の漏洩を防ぐシール(:オイルシール)11a 、11b が設
けられ、シール10a とシール11a の間およびシール10b
とシール11b の間に、圧力がゲージ圧で5〜30kPa の空
気を、空気導管13、13a 、13b によって吹き込める構造
となっている。
説明する。図1に、本発明の回転軸軸受保持装置の一例
を示す。なお、図1において、13、13a 、13b は空気導
管、14はスペーサ、40は潤滑剤封入方式の無給油軸受を
示し、その他の符号は図7、図8と同様の内容を示す。
図1に示す軸受箱は、軸受として、潤滑剤封入方式の無
給油軸受40を備え、さらに、水や異物の侵入を防止する
シール(:ダストシール)10a 、10b と潤滑剤の系外へ
の漏洩を防ぐシール(:オイルシール)11a 、11b が設
けられ、シール10a とシール11a の間およびシール10b
とシール11b の間に、圧力がゲージ圧で5〜30kPa の空
気を、空気導管13、13a 、13b によって吹き込める構造
となっている。
【0017】吹き込まれた空気は、軸受箱5からの排出
口が無いため、必ず最外側のダストシール10a 、10b と
回転軸2の間の隙間から、あるいは隙間を形成して系外
へ流出する。この空気圧力および空気流により、系外か
らの水や異物の軸受への侵入を完全に防止することがで
きる。
口が無いため、必ず最外側のダストシール10a 、10b と
回転軸2の間の隙間から、あるいは隙間を形成して系外
へ流出する。この空気圧力および空気流により、系外か
らの水や異物の軸受への侵入を完全に防止することがで
きる。
【0018】無給油軸受40内の潤滑剤は、内側のオイル
シール11a 、11b により、系外への流出が抑制されるた
め漏洩はせず、また、温度条件などの変化により軸受内
部が負の圧力となり外部の空気などを吸引する場合は、
シール間に供給される清浄な空気を吸引するため、潤滑
剤劣化や潤滑不良が生じない。本発明によれば、上述の
理由から、異物の噛み込みは皆無であって、軸受の軸受
隙間の変化あるいは回転軸の撓みによるシールリップの
摩耗がシール部の最大摩耗になり、その量は、軸径方向
で数十μmである。
シール11a 、11b により、系外への流出が抑制されるた
め漏洩はせず、また、温度条件などの変化により軸受内
部が負の圧力となり外部の空気などを吸引する場合は、
シール間に供給される清浄な空気を吸引するため、潤滑
剤劣化や潤滑不良が生じない。本発明によれば、上述の
理由から、異物の噛み込みは皆無であって、軸受の軸受
隙間の変化あるいは回転軸の撓みによるシールリップの
摩耗がシール部の最大摩耗になり、その量は、軸径方向
で数十μmである。
【0019】この結果、回転軸とシールの隙間は最大数
十μmであり、空気の流路抵抗としては十分大きく、前
記した空気の供給圧力を軸受箱入口のゲージ圧で5〜30
kPaと設定することにより、少量の空気の供給により、
水や異物の侵入が防止できる。以上述べたように、図1
に示す本発明の回転軸軸受保持装置においては、回転
軸を支える軸受として潤滑剤封入方式の無給油軸受40を
用い、シール10a とシール11a の間およびシール10b
とシール11b の間に空気を供給する構成とした。
十μmであり、空気の流路抵抗としては十分大きく、前
記した空気の供給圧力を軸受箱入口のゲージ圧で5〜30
kPaと設定することにより、少量の空気の供給により、
水や異物の侵入が防止できる。以上述べたように、図1
に示す本発明の回転軸軸受保持装置においては、回転
軸を支える軸受として潤滑剤封入方式の無給油軸受40を
用い、シール10a とシール11a の間およびシール10b
とシール11b の間に空気を供給する構成とした。
【0020】この結果、軸受箱内への水や異物の侵入を
完全に防止することができ、軸受寿命を大幅に延長する
ことが可能となるばかりでなく、軸受の設置箇所の雰囲
気、環境が、水、蒸気あるいは異物、スケールの存在す
る雰囲気、環境であっても、油脂の使用量を削減し、油
脂の漏洩によって生じていた環境面での問題点が解決可
能となった。
完全に防止することができ、軸受寿命を大幅に延長する
ことが可能となるばかりでなく、軸受の設置箇所の雰囲
気、環境が、水、蒸気あるいは異物、スケールの存在す
る雰囲気、環境であっても、油脂の使用量を削減し、油
脂の漏洩によって生じていた環境面での問題点が解決可
能となった。
【0021】また、本発明によれば、空気により軸受お
よびシールが冷却され、潤滑剤の粘度低下、シールの熱
劣化などを防止でき、潤滑上非常に好ましい。さらに、
本発明においては、オイルシールおよび供給空気の作用
により、潤滑剤の系外への流出が抑制されるため、軸受
としては、シールドタイプの無給油軸受が十分適用可能
である。
よびシールが冷却され、潤滑剤の粘度低下、シールの熱
劣化などを防止でき、潤滑上非常に好ましい。さらに、
本発明においては、オイルシールおよび供給空気の作用
により、潤滑剤の系外への流出が抑制されるため、軸受
としては、シールドタイプの無給油軸受が十分適用可能
である。
【0022】図2に、シールドタイプ軸受を用いた本発
明の回転軸軸受保持装置の一例を、側面図により示す。
図2において、17a 、17b は無給油軸受の軸受側面に装
着された軸受装着シールを示し、その他の符号は図1、
図7および図8と同様の内容を示す。図2に示す回転軸
軸受保持装置においては、回転軸上に配設されたシール
10aと軸受装着シール17a の間および回転軸上に配設さ
れたシール10b と軸受装着シール17b の間に空気導管13
により空気を供給する。
明の回転軸軸受保持装置の一例を、側面図により示す。
図2において、17a 、17b は無給油軸受の軸受側面に装
着された軸受装着シールを示し、その他の符号は図1、
図7および図8と同様の内容を示す。図2に示す回転軸
軸受保持装置においては、回転軸上に配設されたシール
10aと軸受装着シール17a の間および回転軸上に配設さ
れたシール10b と軸受装着シール17b の間に空気導管13
により空気を供給する。
【0023】この結果、図2に示す回転軸軸受保持装置
の場合も、図1に示す装置と同様に、軸受寿命の延長、
油脂の使用量の削減および油脂の漏洩によって生じてい
た環境面での問題点を解決することが可能となった。さ
らに、本発明は、プランマブロック軸受箱の軸受の保持
方法、保持装置としても適用可能である。
の場合も、図1に示す装置と同様に、軸受寿命の延長、
油脂の使用量の削減および油脂の漏洩によって生じてい
た環境面での問題点を解決することが可能となった。さ
らに、本発明は、プランマブロック軸受箱の軸受の保持
方法、保持装置としても適用可能である。
【0024】図3〜図6に、プランマブロック軸受箱の
回転軸軸受保持装置の一例を、側面図により示す。図3
〜図6において、15は上側プランマブロック、16は下側
プランマブロック、17は軸受側面に装着された軸受装着
シールを示し、その他の符号は、図1、図2、図7およ
び図8と同様の内容を示す。
回転軸軸受保持装置の一例を、側面図により示す。図3
〜図6において、15は上側プランマブロック、16は下側
プランマブロック、17は軸受側面に装着された軸受装着
シールを示し、その他の符号は、図1、図2、図7およ
び図8と同様の内容を示す。
【0025】図3、図4に示す回転軸軸受保持装置にお
いては、無給油軸受40に対して回転体1側の回転軸上に
配設されたシール10と軸受装着シール17の間(図3)、
または無給油軸受40に対して回転体1側の回転軸上に配
設されたシール10とシール11の間(図4)に空気導管13
により空気を供給する。図5に示す回転軸軸受保持装置
においては、回転軸上に配設されたシール10aと無給油
軸受40の軸受装着シール17a の間、および、回転軸上に
配設されたシール10b と無給油軸受40の軸受装着シール
17b の間に空気導管13により空気を供給する。
いては、無給油軸受40に対して回転体1側の回転軸上に
配設されたシール10と軸受装着シール17の間(図3)、
または無給油軸受40に対して回転体1側の回転軸上に配
設されたシール10とシール11の間(図4)に空気導管13
により空気を供給する。図5に示す回転軸軸受保持装置
においては、回転軸上に配設されたシール10aと無給油
軸受40の軸受装着シール17a の間、および、回転軸上に
配設されたシール10b と無給油軸受40の軸受装着シール
17b の間に空気導管13により空気を供給する。
【0026】また、図6に示す回転軸軸受保持装置にお
いては、回転軸上に配設されたシール10a とシール11a
の間、および、回転軸上に配設されたシール10b とシー
ル11b の間に空気導管13により空気を供給する。この結
果、図3〜図6に示す回転軸軸受保持装置の場合も、図
1に示す装置と同様に、軸受寿命の延長、油脂の使用量
の削減および油脂の漏洩によって生じていた環境面での
問題点を解決することが可能となった。
いては、回転軸上に配設されたシール10a とシール11a
の間、および、回転軸上に配設されたシール10b とシー
ル11b の間に空気導管13により空気を供給する。この結
果、図3〜図6に示す回転軸軸受保持装置の場合も、図
1に示す装置と同様に、軸受寿命の延長、油脂の使用量
の削減および油脂の漏洩によって生じていた環境面での
問題点を解決することが可能となった。
【0027】本発明において用いる軸受としては、オー
プンタイプ軸受または前記したシールドタイプ軸受を用
いることができ、前記したプランマブロック軸受箱の場
合は、ラジアル軸受が用いられる。また、シール構成と
空気導管との取合いが同様に構成できれば、スラスト軸
受にも適用できる。
プンタイプ軸受または前記したシールドタイプ軸受を用
いることができ、前記したプランマブロック軸受箱の場
合は、ラジアル軸受が用いられる。また、シール構成と
空気導管との取合いが同様に構成できれば、スラスト軸
受にも適用できる。
【0028】さらに、本発明においては、グリースもし
くは潤滑油と樹脂の混合物を成形して得られた下記(1)
、(2) または(3) の軸受も好ましく用いられる。これ
は、下記(1) 、(2) または(3) の軸受を用いることによ
り、該軸受から流出する油脂分によって該軸受の潤滑性
が確保されるためである。 (1) :グリースもしくは潤滑油と樹脂との組成物を成形
した軸受 (2) :グリースもしくは潤滑油と樹脂と硬化剤との組成
物を成形した軸受 (3) :グリースもしくは潤滑油とプレポリマーと硬化剤
との組成物を成形した軸受 上記した(1) 、(2) または(3) の軸受において用いられ
るグリース、潤滑油、樹脂、プレポリマー、硬化剤とし
ては、好ましくは、下記組成物、化合物が例示される。
くは潤滑油と樹脂の混合物を成形して得られた下記(1)
、(2) または(3) の軸受も好ましく用いられる。これ
は、下記(1) 、(2) または(3) の軸受を用いることによ
り、該軸受から流出する油脂分によって該軸受の潤滑性
が確保されるためである。 (1) :グリースもしくは潤滑油と樹脂との組成物を成形
した軸受 (2) :グリースもしくは潤滑油と樹脂と硬化剤との組成
物を成形した軸受 (3) :グリースもしくは潤滑油とプレポリマーと硬化剤
との組成物を成形した軸受 上記した(1) 、(2) または(3) の軸受において用いられ
るグリース、潤滑油、樹脂、プレポリマー、硬化剤とし
ては、好ましくは、下記組成物、化合物が例示される。
【0029】〔グリース:〕金属石鹸型グリース、非金
属石鹸型有機系グリースを用いることができる。金属石
鹸型グリースとしては、カルシウム、ナトリウム、アル
ミニウム、バリウム、ストロンチウム、リチウムなどを
含有する脂肪族カルボン酸塩またはそれらの元素を含有
する芳香族カルボン酸塩などの金属石鹸と鉱油などの基
油とからなる金属石鹸型グリースが例示され、当該グリ
ースには酸化防止剤、固体潤滑剤などの添加剤が添加さ
れていてもよい。
属石鹸型有機系グリースを用いることができる。金属石
鹸型グリースとしては、カルシウム、ナトリウム、アル
ミニウム、バリウム、ストロンチウム、リチウムなどを
含有する脂肪族カルボン酸塩またはそれらの元素を含有
する芳香族カルボン酸塩などの金属石鹸と鉱油などの基
油とからなる金属石鹸型グリースが例示され、当該グリ
ースには酸化防止剤、固体潤滑剤などの添加剤が添加さ
れていてもよい。
【0030】非金属石鹸型有機系グリースとしては、ポ
リウレアまたはアリルウレアと鉱油などの基油とからな
る非金属石鹸型有機系グリースが例示される。また、上
記各種グリースは2種以上併用してもよい。 〔潤滑油:〕精製鉱油、ポリアルファオレフィン(PA
O)、ヒンダードエステルなどの合成油が使用できる。
リウレアまたはアリルウレアと鉱油などの基油とからな
る非金属石鹸型有機系グリースが例示される。また、上
記各種グリースは2種以上併用してもよい。 〔潤滑油:〕精製鉱油、ポリアルファオレフィン(PA
O)、ヒンダードエステルなどの合成油が使用できる。
【0031】〔樹脂:〕ポリエチレン、ポリウレタン、
エポキシ樹脂などが例示され、これらは2種以上併用し
てもよい。 〔プレポリマー:〕ウレタンプレポリマー、低分子量エ
ポキシ樹脂などが例示され、これらは2種以上併用して
もよい。
エポキシ樹脂などが例示され、これらは2種以上併用し
てもよい。 〔プレポリマー:〕ウレタンプレポリマー、低分子量エ
ポキシ樹脂などが例示され、これらは2種以上併用して
もよい。
【0032】〔硬化剤:〕ポリアミン系硬化剤、酸無水
物系硬化剤、ポリアミド系硬化剤などが例示され、これ
らは2種以上併用してもよい。本発明においては、グリ
ースもしくは潤滑油と樹脂の混合物を成形して得られた
軸受として、グリースとプレポリマーと硬化剤との組成
物である固形グリースを成形した軸受が特に好ましく用
いられ、例えば金属石鹸型グリースまたは非金属石鹸型
有機系グリースとウレタンプレポリマーとポリアミン系
硬化剤との組成物から成るウレタン樹脂固形化グリース
を成形した軸受が例示される。
物系硬化剤、ポリアミド系硬化剤などが例示され、これ
らは2種以上併用してもよい。本発明においては、グリ
ースもしくは潤滑油と樹脂の混合物を成形して得られた
軸受として、グリースとプレポリマーと硬化剤との組成
物である固形グリースを成形した軸受が特に好ましく用
いられ、例えば金属石鹸型グリースまたは非金属石鹸型
有機系グリースとウレタンプレポリマーとポリアミン系
硬化剤との組成物から成るウレタン樹脂固形化グリース
を成形した軸受が例示される。
【0033】また、潤滑剤としては、グリースが一般的
であり、グリースとしては、ウレア増稠剤グリースまた
は合成油系の長寿命グリースを用い、これらのグリース
を軸受に封入することにより軸受の寿命が飛躍的に延長
可能となる。また、潤滑剤を予めシールドタイプ軸受に
封入する他、プランマーブロック軸受箱に封入すること
ができる。
であり、グリースとしては、ウレア増稠剤グリースまた
は合成油系の長寿命グリースを用い、これらのグリース
を軸受に封入することにより軸受の寿命が飛躍的に延長
可能となる。また、潤滑剤を予めシールドタイプ軸受に
封入する他、プランマーブロック軸受箱に封入すること
ができる。
【0034】本発明において用いるシールの素材は、シ
ールの潤滑不良による発熱によって破壊または割れが入
る素材でなければいずれも使用することが可能であり、
均一に摩耗する素材、例えば、NBR(アクリロニトリ
ル−ブタジエンゴム)などのゴム、または樹脂が好まし
い。また、例え摩耗速度が速い素材であっても、均一に
摩耗し最終的に数十μm程度の隙間を形成する素材であ
れば本発明の効果を発揮するため、予め隙間を持たせた
ラビリンスシールを用いることも可能である。
ールの潤滑不良による発熱によって破壊または割れが入
る素材でなければいずれも使用することが可能であり、
均一に摩耗する素材、例えば、NBR(アクリロニトリ
ル−ブタジエンゴム)などのゴム、または樹脂が好まし
い。また、例え摩耗速度が速い素材であっても、均一に
摩耗し最終的に数十μm程度の隙間を形成する素材であ
れば本発明の効果を発揮するため、予め隙間を持たせた
ラビリンスシールを用いることも可能である。
【0035】ラビリンスシールの場合、シール隙間は、
空気消費量の抑制と止水性能低下の防止のため、0.02〜
0.1mm 程度とすることが好ましい。以上述べたように、
本発明によれば、回転軸を支える軸受として潤滑剤封
入方式の無給油軸受を用い、軸受の少なくとも片側の
回転軸上、または、軸受側面および回転軸上に2個以上
設けたシールの間に空気を供給する。
空気消費量の抑制と止水性能低下の防止のため、0.02〜
0.1mm 程度とすることが好ましい。以上述べたように、
本発明によれば、回転軸を支える軸受として潤滑剤封
入方式の無給油軸受を用い、軸受の少なくとも片側の
回転軸上、または、軸受側面および回転軸上に2個以上
設けたシールの間に空気を供給する。
【0036】この結果、軸受箱内への水や異物の侵入を
完全に遮断することができ、軸受寿命を大幅に延長する
ことが可能となるばかりでなく、軸受の設置箇所の雰囲
気、環境が、水、蒸気あるいは異物、スケールの存在す
る雰囲気、環境であっても、油脂の使用量を削減し、油
脂の漏洩によって生じていた環境面での問題点が解決可
能となった。
完全に遮断することができ、軸受寿命を大幅に延長する
ことが可能となるばかりでなく、軸受の設置箇所の雰囲
気、環境が、水、蒸気あるいは異物、スケールの存在す
る雰囲気、環境であっても、油脂の使用量を削減し、油
脂の漏洩によって生じていた環境面での問題点が解決可
能となった。
【0037】さらに、本発明によれば、無給油軸受とし
てグリースもしくは潤滑油と樹脂の混合物を成形して得
られた軸受を用いることにより、給油脂作業が不要にな
るという優れた効果が得られる。
てグリースもしくは潤滑油と樹脂の混合物を成形して得
られた軸受を用いることにより、給油脂作業が不要にな
るという優れた効果が得られる。
【0038】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説
明する。 (実施例1)冷間圧延機のワークロールの回転軸の軸受
箱として図1に示す軸受箱を配設し、軸受の寿命試験を
行った。
明する。 (実施例1)冷間圧延機のワークロールの回転軸の軸受
箱として図1に示す軸受箱を配設し、軸受の寿命試験を
行った。
【0039】圧延速度は、2800mpm 、ロール回転軸の回
転速度は35m/s とした。無給油軸受40、ダストシール10
a 、10b およびオイルシール11a 、11b としては、下記
仕様のものを用いた。 無給油軸受(40) :型式 ;4列円錐ころ軸受 潤滑剤;パルマックスRBG を封入 ダストシール(10a、10b):型式 ;下記オイルシールを2段で使用 オイルシール(11a、11b):型式 ;SB406 、4×444.5 ×19、材質;HNBR(: 水素添加アクリロニトリル−ブダジエンゴム) 空気導管13からは、供給圧力が軸受箱入口のゲージ圧で
20kPa の空気をダストシール10a とオイルシール11a の
間およびダストシール10b とオイルシール11bの間に供
給した。
転速度は35m/s とした。無給油軸受40、ダストシール10
a 、10b およびオイルシール11a 、11b としては、下記
仕様のものを用いた。 無給油軸受(40) :型式 ;4列円錐ころ軸受 潤滑剤;パルマックスRBG を封入 ダストシール(10a、10b):型式 ;下記オイルシールを2段で使用 オイルシール(11a、11b):型式 ;SB406 、4×444.5 ×19、材質;HNBR(: 水素添加アクリロニトリル−ブダジエンゴム) 空気導管13からは、供給圧力が軸受箱入口のゲージ圧で
20kPa の空気をダストシール10a とオイルシール11a の
間およびダストシール10b とオイルシール11bの間に供
給した。
【0040】空気導管13から供給された空気の流量は、
合計量で15Nl/minであった。本寿命試験の結果、従来発
生していた軸受事故を解消し、軸受寿命を、図7に示す
従来法の1.7 倍に延長することが可能となった。また、
潤滑剤封入方式の無給油軸受を用いることにより、油脂
の使用量が大幅に削減できると共に、軸受周辺で使用後
の冷却水中の油脂分の低減により、排水処理の負荷の軽
減が可能となった。
合計量で15Nl/minであった。本寿命試験の結果、従来発
生していた軸受事故を解消し、軸受寿命を、図7に示す
従来法の1.7 倍に延長することが可能となった。また、
潤滑剤封入方式の無給油軸受を用いることにより、油脂
の使用量が大幅に削減できると共に、軸受周辺で使用後
の冷却水中の油脂分の低減により、排水処理の負荷の軽
減が可能となった。
【0041】(実施例2)冷間圧延機のスタンド間補助
ロールの回転軸の軸受箱として図2に示すシールドタイ
プ軸受を有する軸受箱を配設し、無給油軸受40として下
記仕様のものを用いた以外は実施例1と同様に軸受の性
能評価を行った。 無給油軸受(40): 型式 ;自動調芯ころがり軸受、材質;SUJ2 潤滑剤;LiEP系グリースを封入 本寿命試験の結果、従来発生していた軸受事故を解消
し、軸受寿命を、図8に示す従来法に比較し、補助ロー
ルの寿命到達まで使用できた。
ロールの回転軸の軸受箱として図2に示すシールドタイ
プ軸受を有する軸受箱を配設し、無給油軸受40として下
記仕様のものを用いた以外は実施例1と同様に軸受の性
能評価を行った。 無給油軸受(40): 型式 ;自動調芯ころがり軸受、材質;SUJ2 潤滑剤;LiEP系グリースを封入 本寿命試験の結果、従来発生していた軸受事故を解消
し、軸受寿命を、図8に示す従来法に比較し、補助ロー
ルの寿命到達まで使用できた。
【0042】また、潤滑剤封入方式の無給油軸受を用い
ることにより、油脂の使用量が大幅に削減できると共
に、軸受周辺で使用後の冷却水中の油脂分の低減によ
り、排水処理の負荷の軽減が可能となった。
ることにより、油脂の使用量が大幅に削減できると共
に、軸受周辺で使用後の冷却水中の油脂分の低減によ
り、排水処理の負荷の軽減が可能となった。
【0043】
【発明の効果】本発明により、従来の軸受密封機構にお
いて発生していた軸受箱内への水や異物の侵入を完全に
防止できるようになり、これらによって引き起こされて
いた軸受事故を解消することができた。また、軸受寿命
の大幅な延長が可能となった。
いて発生していた軸受箱内への水や異物の侵入を完全に
防止できるようになり、これらによって引き起こされて
いた軸受事故を解消することができた。また、軸受寿命
の大幅な延長が可能となった。
【0044】また、潤滑剤封入方式の無給油軸受の採用
により、給油、給脂が不要となり、油脂の使用量が大幅
に削減できると共に、軸受周辺で使用後の冷却水中の油
脂分の低減により、排水処理の負荷の軽減が可能となっ
た。さらに、油脂の漏洩の低減により、周辺の環境が改
善され、また漏洩油脂による火災などの災害を防止する
ことが可能となった。
により、給油、給脂が不要となり、油脂の使用量が大幅
に削減できると共に、軸受周辺で使用後の冷却水中の油
脂分の低減により、排水処理の負荷の軽減が可能となっ
た。さらに、油脂の漏洩の低減により、周辺の環境が改
善され、また漏洩油脂による火災などの災害を防止する
ことが可能となった。
【0045】また、本発明の軸受保持装置は、既設の油
脂供給用の配管を空気配管として使用することにより、
大幅な改造を必要とせず、軸受箱もしくはシール押さえ
の部分的改造でよいことから、設備が簡易であり、工業
的にその価値は大きい。また、オイルエアー潤滑油供給
システムに用いられている空気の供給量より遙に少ない
空気消費量ですみ、空気供給用の空気圧縮機などで消費
される電力など用役使用量を大幅に削減できる効果も有
する。
脂供給用の配管を空気配管として使用することにより、
大幅な改造を必要とせず、軸受箱もしくはシール押さえ
の部分的改造でよいことから、設備が簡易であり、工業
的にその価値は大きい。また、オイルエアー潤滑油供給
システムに用いられている空気の供給量より遙に少ない
空気消費量ですみ、空気供給用の空気圧縮機などで消費
される電力など用役使用量を大幅に削減できる効果も有
する。
【図1】本発明の回転軸軸受保持装置(二重シール間空
気供給方式)の一例を示す側面図である。
気供給方式)の一例を示す側面図である。
【図2】本発明の回転軸軸受保持装置(シールドタイプ
軸受方式)の一例を示す側面図である。
軸受方式)の一例を示す側面図である。
【図3】本発明の回転軸軸受保持装置(プランマブロッ
ク軸受箱方式)の一例を示す側面図である。
ク軸受箱方式)の一例を示す側面図である。
【図4】本発明の回転軸軸受保持装置(プランマブロッ
ク軸受箱方式)の一例を示す側面図である。
ク軸受箱方式)の一例を示す側面図である。
【図5】本発明の回転軸軸受保持装置(プランマブロッ
ク軸受箱方式)の一例を示す側面図である。
ク軸受箱方式)の一例を示す側面図である。
【図6】本発明の回転軸軸受保持装置(プランマブロッ
ク軸受箱方式)の一例を示す側面図である。
ク軸受箱方式)の一例を示す側面図である。
【図7】従来の軸受箱の構造を示す側面図である。
【図8】従来の軸受箱の構造を示す側面図である。
1 回転体 2 回転軸 3 軸受ベース 4 軸受 5 軸受箱 6 軸受押さえ(回転体側) 7 軸受押さえ(反回転体側) 8a、8b、8c 潤滑剤給油管 9 潤滑剤排出管 10、10a 、10b シール(:ダストシール) 11、11a 、11b シール(:オイルシール) 12 カラー 13、13a 、13b 空気導管 14 スペーサ 15 上側プランマブロック 16 下側プランマブロック 17、17a 、17b 軸受装着シール 40 潤滑剤封入方式の無給油軸受
Claims (4)
- 【請求項1】 回転軸(2) を支える潤滑剤封入方式の無
給油軸受(40)と、軸受箱(5) 内の潤滑剤の保持並びに軸
受箱(5) 内への水および/または異物の進入を防止する
ために前記軸受(40)の少なくとも片側の回転軸(2) 上、
かつ回転軸軸心方向に2個以上配設されたシール(10a)
、(11a) と、該シール(10a) 、(11a)の少なくとも1対
の相対向するシール(10a) 、(11a) 間に空気を供給する
ための軸受箱(5) 内部と外部を貫通する空気導管(13)と
を有することを特徴とする回転軸軸受保持装置。 - 【請求項2】 回転軸(2) を支える潤滑剤封入方式の軸
受であって、かつ回転軸軸心方向の少なくとも一方の側
面にシール(17a) を装着したシールドタイプの無給油軸
受(40)と、軸受箱(5) 内への水および/または異物の進
入を防止するために前記軸受装着シール(17a) と同一側
の回転軸(2) 上、かつ回転軸軸心方向に1個以上配設さ
れたシール(10a) と、前記軸受装着シール(17a) および
回転軸(2) 上に配設されたシール(10a) から選ばれる少
なくとも1対の相対向するシール(17a) 、(10a) 間に空
気を供給するための軸受箱(5) 内部と外部を貫通する空
気導管(13)とを有することを特徴とする回転軸軸受保持
装置。 - 【請求項3】 前記無給油軸受(40)が、グリースもしく
は潤滑油と樹脂の混合物を成形して得られた軸受である
ことを特徴とする請求項1または2記載の回転軸軸受保
持装置。 - 【請求項4】 前記した回転軸(2) 上に配設されたシー
ル(10a) 、(11a) またはシール(10a) の少なくとも1個
が、ゴムで形成されたシール、樹脂で形成されたシール
および隙間が0.02〜0.1mm のラビリンスシールから選ば
れる1種以上であることを特徴とする請求項1〜3いず
れかに記載の回転軸軸受保持装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9044340A JPH10238541A (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | 回転軸軸受保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9044340A JPH10238541A (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | 回転軸軸受保持装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10238541A true JPH10238541A (ja) | 1998-09-08 |
| JPH10238541A5 JPH10238541A5 (ja) | 2004-09-16 |
Family
ID=12688793
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9044340A Pending JPH10238541A (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | 回転軸軸受保持装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10238541A (ja) |
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| US7976687B2 (en) | 2006-12-28 | 2011-07-12 | Jx Nippon Mining & Metals Corporation | Roll unit dipped in surface treatment liquid |
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| IT202000008974A1 (it) * | 2020-04-24 | 2021-10-24 | Romaco Srl | Apparecchiatura per il riempimento di contenitori con un materiale in polvere |
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1997
- 1997-02-27 JP JP9044340A patent/JPH10238541A/ja active Pending
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