JPH1023888A - 酵素造粒物の製造方法 - Google Patents
酵素造粒物の製造方法Info
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- JPH1023888A JPH1023888A JP20115896A JP20115896A JPH1023888A JP H1023888 A JPH1023888 A JP H1023888A JP 20115896 A JP20115896 A JP 20115896A JP 20115896 A JP20115896 A JP 20115896A JP H1023888 A JPH1023888 A JP H1023888A
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- C11D3/00—Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
- C11D3/16—Organic compounds
- C11D3/38—Products with no well-defined composition, e.g. natural products
- C11D3/386—Preparations containing enzymes, e.g. protease or amylase
- C11D3/38672—Granulated or coated enzymes
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N9/00—Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
- C12N9/98—Preparation of granular or free-flowing enzyme compositions
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】工程a:融点若しくは軟化点が35〜80
℃の熱可塑性水溶性バインダーを10〜40重量%含
む、実質的に水を含まない酵素含有造粒成分を混合する
工程、 工程b:工程aで得られた混合物を、前記熱可塑性水溶
性バインダーの融点若しくは軟化点以上の温度で押出成
形する工程、を含むことを特徴とする酵素造粒物の製造
方法、並びに上記の製造方法により得られる酵素造粒物
と洗浄剤とが混合してなる洗浄剤組成物。 【効果】本発明の酵素造粒物の製造方法は、酵素活性の
低下が抑えられた酵素造粒物の製造方法を提供する。さ
らに本発明の方法により得られる酵素造粒物は粒度分布
が狭いため、洗剤中等に配合した場合でも分級されにく
い。さらに本発明の製造方法は、組成の自由度が高いも
のであり、しかも製造に用いる機械内への原料等の付着
が少ない。
℃の熱可塑性水溶性バインダーを10〜40重量%含
む、実質的に水を含まない酵素含有造粒成分を混合する
工程、 工程b:工程aで得られた混合物を、前記熱可塑性水溶
性バインダーの融点若しくは軟化点以上の温度で押出成
形する工程、を含むことを特徴とする酵素造粒物の製造
方法、並びに上記の製造方法により得られる酵素造粒物
と洗浄剤とが混合してなる洗浄剤組成物。 【効果】本発明の酵素造粒物の製造方法は、酵素活性の
低下が抑えられた酵素造粒物の製造方法を提供する。さ
らに本発明の方法により得られる酵素造粒物は粒度分布
が狭いため、洗剤中等に配合した場合でも分級されにく
い。さらに本発明の製造方法は、組成の自由度が高いも
のであり、しかも製造に用いる機械内への原料等の付着
が少ない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酵素造粒物の製造
方法に関する。更に詳細には酵素含有粉末を酵素活性の
低下を最小限に留めて粒径の均一な造粒物にする酵素造
粒物の製造方法に関する。この酵素造粒物は洗剤、漂白
剤、浴剤等に使用され、食肉軟化剤、炊飯用酵素剤、飼
料添加用酵素剤にも利用される。
方法に関する。更に詳細には酵素含有粉末を酵素活性の
低下を最小限に留めて粒径の均一な造粒物にする酵素造
粒物の製造方法に関する。この酵素造粒物は洗剤、漂白
剤、浴剤等に使用され、食肉軟化剤、炊飯用酵素剤、飼
料添加用酵素剤にも利用される。
【0002】
【従来の技術】酵素原末の造粒方法には、従来から多く
の研究がなされている。例えば、圧密成形時にバインダ
ーとして水を添加する湿式造粒法としては、特公昭56
−49554号公報において3〜25%の水を用いて押
出成形する方法、特開昭57−137400号公報にお
いて酵素原末をポリアクリル酸アミドで潤滑性を保持し
ながら、水を用いて押出成形する方法、EP 5644
76号公報において酵素原末を水溶性有機ポリマーで潤
滑性を保持しながら、水を用いて押出成形する方法など
が挙げられる。
の研究がなされている。例えば、圧密成形時にバインダ
ーとして水を添加する湿式造粒法としては、特公昭56
−49554号公報において3〜25%の水を用いて押
出成形する方法、特開昭57−137400号公報にお
いて酵素原末をポリアクリル酸アミドで潤滑性を保持し
ながら、水を用いて押出成形する方法、EP 5644
76号公報において酵素原末を水溶性有機ポリマーで潤
滑性を保持しながら、水を用いて押出成形する方法など
が挙げられる。
【0003】しかしながら、これらの方法はいずれもバ
インダーとして水を用いることから、保存安定性の確
保、製品物性の改良のために造粒後に乾燥操作が必須で
ある。この場合、保存時の酵素の失活を避けるには、低
水分域まで乾燥させる必要があるため、顆粒化した粒子
の乾燥は、必要となる乾燥エネルギーが高く、酵素に与
える熱履歴も大きくなり好ましくない。
インダーとして水を用いることから、保存安定性の確
保、製品物性の改良のために造粒後に乾燥操作が必須で
ある。この場合、保存時の酵素の失活を避けるには、低
水分域まで乾燥させる必要があるため、顆粒化した粒子
の乾燥は、必要となる乾燥エネルギーが高く、酵素に与
える熱履歴も大きくなり好ましくない。
【0004】一方、酵素原末の造粒操作で乾燥を必要と
しない非水系の造粒方法としては、スクリーン発熱によ
る酵素失活のため押出成形は困難であると一般に考えら
れており、攪拌転動造粒法が通常使用されている。例え
ば、WO87/04184号において、酵素原末にバイ
ンダーとしてワックスを加えた混合物をワックスの融点
以上に加温して攪拌転動造粒を行う方法が開示されてい
る。しかし、この方法では、攪拌転動造粒法を用いるた
め造粒物の粒度分布が広くなり、収率の低下、酵素造粒
物の配合中での分級といった問題がある。核を用いない
微粉からの転動造粒では機内付着を起こさないために組
成に特別な配慮が必要であり、このことが造粒組成のフ
レキシビリティーを低下させるといった問題がある。
しない非水系の造粒方法としては、スクリーン発熱によ
る酵素失活のため押出成形は困難であると一般に考えら
れており、攪拌転動造粒法が通常使用されている。例え
ば、WO87/04184号において、酵素原末にバイ
ンダーとしてワックスを加えた混合物をワックスの融点
以上に加温して攪拌転動造粒を行う方法が開示されてい
る。しかし、この方法では、攪拌転動造粒法を用いるた
め造粒物の粒度分布が広くなり、収率の低下、酵素造粒
物の配合中での分級といった問題がある。核を用いない
微粉からの転動造粒では機内付着を起こさないために組
成に特別な配慮が必要であり、このことが造粒組成のフ
レキシビリティーを低下させるといった問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、酵素活性の低下が抑えられ、洗剤等に配合した際に
分級されにくい、粒度分布が狭く、かつ組成の自由度の
高い酵素造粒物の製造方法を提供することにある。さら
に本発明の目的は、かかる製造方法により得られる酵素
造粒物を含有する洗浄剤組成物を提供することにある。
は、酵素活性の低下が抑えられ、洗剤等に配合した際に
分級されにくい、粒度分布が狭く、かつ組成の自由度の
高い酵素造粒物の製造方法を提供することにある。さら
に本発明の目的は、かかる製造方法により得られる酵素
造粒物を含有する洗浄剤組成物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、熱安定性
の低い酵素原末を失活することなく造粒して顆粒化する
ことを目的として鋭意研究を重ねた結果、非水系で熱可
塑性水溶性バインダーを結合剤及び潤滑剤として用い、
押出成形した場合、意外にも非水系であっても押出スク
リーンでの発熱を抑えることができ、酵素失活の少ない
粒径が均一な酵素造粒物を低エネルギーコストで得られ
ることを見出した。
の低い酵素原末を失活することなく造粒して顆粒化する
ことを目的として鋭意研究を重ねた結果、非水系で熱可
塑性水溶性バインダーを結合剤及び潤滑剤として用い、
押出成形した場合、意外にも非水系であっても押出スク
リーンでの発熱を抑えることができ、酵素失活の少ない
粒径が均一な酵素造粒物を低エネルギーコストで得られ
ることを見出した。
【0007】即ち、本発明の要旨は、 〔1〕 工程a:融点若しくは軟化点が35〜80℃
の熱可塑性水溶性バインダーを10〜40重量%含む、
実質的に水を含まない酵素含有造粒成分を混合する工
程、 工程b:工程aで得られた混合物を、前記熱可塑性水溶
性バインダーの融点若しくは軟化点以上の温度で押出成
形する工程、を含むことを特徴とする酵素造粒物の製造
方法、 〔2〕 熱可塑性水溶性バインダーが、ポリエチレン
グリコール、ポリプロピレングリコール、ポリオキシエ
チレンアルキルエーテル、及びポリオキシエチレンフェ
ノールエーテルからなる群より選択される1種以上の物
質である前記〔1〕記載の製造方法、 〔3〕 さらに、 工程c:工程bにおいて得られる押出成形物を冷却する
工程、を設ける前記〔1〕又は〔2〕記載の製造方法、 〔4〕 さらに、 工程d:工程b又は工程cにおいて得られる押出成形物
を球形化する工程、を設ける前記〔1〕〜〔3〕いずれ
か記載の製造方法、 〔5〕 球形化された押出成形物の平均球形度が100
〜200%である前記〔4〕記載の製造方法、 〔6〕 さらに、 工程e:工程b、工程c、又は工程dにおいて得られ
る、押出成形物又は球形化された押出成形物を被覆する
工程、を設ける前記〔1〕〜〔5〕いずれか記載の製造
方法、 〔7〕 攪拌転動造粒することにより、押出成形物又は
球形化された押出成形物を被覆する前記〔6〕記載の製
造方法、 〔8〕 被覆層の厚みが200μm以下である前記
〔6〕又は〔7〕記載の製造方法、
の熱可塑性水溶性バインダーを10〜40重量%含む、
実質的に水を含まない酵素含有造粒成分を混合する工
程、 工程b:工程aで得られた混合物を、前記熱可塑性水溶
性バインダーの融点若しくは軟化点以上の温度で押出成
形する工程、を含むことを特徴とする酵素造粒物の製造
方法、 〔2〕 熱可塑性水溶性バインダーが、ポリエチレン
グリコール、ポリプロピレングリコール、ポリオキシエ
チレンアルキルエーテル、及びポリオキシエチレンフェ
ノールエーテルからなる群より選択される1種以上の物
質である前記〔1〕記載の製造方法、 〔3〕 さらに、 工程c:工程bにおいて得られる押出成形物を冷却する
工程、を設ける前記〔1〕又は〔2〕記載の製造方法、 〔4〕 さらに、 工程d:工程b又は工程cにおいて得られる押出成形物
を球形化する工程、を設ける前記〔1〕〜〔3〕いずれ
か記載の製造方法、 〔5〕 球形化された押出成形物の平均球形度が100
〜200%である前記〔4〕記載の製造方法、 〔6〕 さらに、 工程e:工程b、工程c、又は工程dにおいて得られ
る、押出成形物又は球形化された押出成形物を被覆する
工程、を設ける前記〔1〕〜〔5〕いずれか記載の製造
方法、 〔7〕 攪拌転動造粒することにより、押出成形物又は
球形化された押出成形物を被覆する前記〔6〕記載の製
造方法、 〔8〕 被覆層の厚みが200μm以下である前記
〔6〕又は〔7〕記載の製造方法、
〔9〕 被覆層の組成が、水難溶性粉末を20〜95重
量%、融点若しくは軟化点が35〜80℃の熱可塑性水
溶性バインダーを5〜30重量%含む前記〔6〕〜
〔8〕いずれか記載の製造方法、 〔10〕 前記〔1〕〜
量%、融点若しくは軟化点が35〜80℃の熱可塑性水
溶性バインダーを5〜30重量%含む前記〔6〕〜
〔8〕いずれか記載の製造方法、 〔10〕 前記〔1〕〜
〔9〕いずれか記載の製造方法
により得られる酵素造粒物と洗浄剤とが混合してなる洗
浄剤組成物、に関するものである。
により得られる酵素造粒物と洗浄剤とが混合してなる洗
浄剤組成物、に関するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の酵素造粒物の製造方法
は、工程a:融点若しくは軟化点が35〜80℃の熱可
塑性水溶性バインダーを10〜40重量%含む、実質的
に水を含まない酵素含有造粒成分を混合する工程、及び
工程b:工程aで得られた混合物を、前記熱可塑性水溶
性バインダーの融点若しくは軟化点以上の温度で押出成
形する工程を含み、さらに必要に応じて工程c〜工程g
までの各工程を含む。以下、各工程順に説明する。
は、工程a:融点若しくは軟化点が35〜80℃の熱可
塑性水溶性バインダーを10〜40重量%含む、実質的
に水を含まない酵素含有造粒成分を混合する工程、及び
工程b:工程aで得られた混合物を、前記熱可塑性水溶
性バインダーの融点若しくは軟化点以上の温度で押出成
形する工程を含み、さらに必要に応じて工程c〜工程g
までの各工程を含む。以下、各工程順に説明する。
【0009】(1)工程aについて 工程aは、融点若しくは軟化点が35〜80℃の熱可塑
性水溶性バインダーを10〜40重量%含む、実質的に
水を含まない酵素含有造粒成分を混合する工程である。
ここで、酵素含有造粒成分としては、酵素原末、融点若
しくは軟化点が35〜80℃の熱可塑性水溶性バインダ
ー、各種の添加剤等が挙げられる。本発明における酵素
含有造粒成分は造粒後に乾燥操作を不要とさせるために
実質的に水を含まないものである。ここでいう「実質的
に水を含まない」とは、全酵素含有造粒成分中、3重量
%以下の水分量をいう。かかる水分量は、好ましくは
2.5重量%以下であり、より好ましくは2.0重量%
以下である。かかる程度であれば乾燥無しで造粒するこ
とが可能である。したがって、酵素原末中の水分量は、
酵素含有造粒成分中の水分が所定の範囲内に収まる限
り、特に限定されない。なお、酵素含有造粒成分中の水
分量は、例えば105℃雰囲気中に60分間維持して放
出された水分量を測定して求めることができる。
性水溶性バインダーを10〜40重量%含む、実質的に
水を含まない酵素含有造粒成分を混合する工程である。
ここで、酵素含有造粒成分としては、酵素原末、融点若
しくは軟化点が35〜80℃の熱可塑性水溶性バインダ
ー、各種の添加剤等が挙げられる。本発明における酵素
含有造粒成分は造粒後に乾燥操作を不要とさせるために
実質的に水を含まないものである。ここでいう「実質的
に水を含まない」とは、全酵素含有造粒成分中、3重量
%以下の水分量をいう。かかる水分量は、好ましくは
2.5重量%以下であり、より好ましくは2.0重量%
以下である。かかる程度であれば乾燥無しで造粒するこ
とが可能である。したがって、酵素原末中の水分量は、
酵素含有造粒成分中の水分が所定の範囲内に収まる限
り、特に限定されない。なお、酵素含有造粒成分中の水
分量は、例えば105℃雰囲気中に60分間維持して放
出された水分量を測定して求めることができる。
【0010】a)酵素原末 本発明に用いられる酵素原末とは、通常、微生物の生産
する酵素を培養濾過したものを言い、培養、分離条件に
より多々の成分を含んでいてもよい。具体的には、安定
化剤、芒硝、不純物、水等である。また、酵素原末は、
乾燥粉体の形のみならず、特開平8−41491号公報
に記載の水性二相分配のような方法で得られる、PEG
(ポリエチレングリコール)を大量に含む酵素原末であ
ってもよい。この場合に含まれるPEGは、下記の融点
又は軟化点が35〜80℃の熱可塑性水溶性バインダー
として扱われる。
する酵素を培養濾過したものを言い、培養、分離条件に
より多々の成分を含んでいてもよい。具体的には、安定
化剤、芒硝、不純物、水等である。また、酵素原末は、
乾燥粉体の形のみならず、特開平8−41491号公報
に記載の水性二相分配のような方法で得られる、PEG
(ポリエチレングリコール)を大量に含む酵素原末であ
ってもよい。この場合に含まれるPEGは、下記の融点
又は軟化点が35〜80℃の熱可塑性水溶性バインダー
として扱われる。
【0011】本発明に用いられる酵素は特に限定されな
いが、例えばプロテアーゼ、エステラーゼ、およびカル
ボヒドラーゼからなる群より選ばれる1種以上の酵素が
挙げられる。プロテアーゼの具体例としては、ペプシ
ン、トリプシン、キモトリプシン、コラーゲナーゼ、ケ
ラチナーゼ、エラスターゼ、スプリシチン、パパイン、
アミノペプチターゼ、カルボキシペプチターゼ等が挙げ
られる。エステラーゼの具体例としては、ガストリック
リパーゼ、パンクレアチックリパーゼ、植物リパーゼ
類、ホスホリパーゼ類、コリンエステラーゼ類、ホスフ
ァターゼ類等が挙げられる。カルボヒドラーゼとして
は、セルラーゼ、マルターゼ、サッカラーゼ、アミラー
ゼ、ペクチナーゼ、α−及びβ−グリコシダーゼ等が挙
げられる。
いが、例えばプロテアーゼ、エステラーゼ、およびカル
ボヒドラーゼからなる群より選ばれる1種以上の酵素が
挙げられる。プロテアーゼの具体例としては、ペプシ
ン、トリプシン、キモトリプシン、コラーゲナーゼ、ケ
ラチナーゼ、エラスターゼ、スプリシチン、パパイン、
アミノペプチターゼ、カルボキシペプチターゼ等が挙げ
られる。エステラーゼの具体例としては、ガストリック
リパーゼ、パンクレアチックリパーゼ、植物リパーゼ
類、ホスホリパーゼ類、コリンエステラーゼ類、ホスフ
ァターゼ類等が挙げられる。カルボヒドラーゼとして
は、セルラーゼ、マルターゼ、サッカラーゼ、アミラー
ゼ、ペクチナーゼ、α−及びβ−グリコシダーゼ等が挙
げられる。
【0012】本発明において、上記の酵素原末の配合量
は特に限定されないが、酵素含有造粒成分中3〜90重
量%であることが好ましく、10〜60重量%であるこ
とがより好ましく、15〜50重量%であることが特に
望ましい。3%未満では、原末の絶対量が小さ過ぎるた
め、混合物の均一性に対する信頼度が低くなる場合があ
る。また、造粒成分混合物に十分な潤滑性を与える熱可
塑性水溶性バインダーを配合する観点から、90重量%
以下が好ましい。
は特に限定されないが、酵素含有造粒成分中3〜90重
量%であることが好ましく、10〜60重量%であるこ
とがより好ましく、15〜50重量%であることが特に
望ましい。3%未満では、原末の絶対量が小さ過ぎるた
め、混合物の均一性に対する信頼度が低くなる場合があ
る。また、造粒成分混合物に十分な潤滑性を与える熱可
塑性水溶性バインダーを配合する観点から、90重量%
以下が好ましい。
【0013】b)融点又は軟化点が35〜80℃の熱可
塑性水溶性バインダー かかるバインダーとしては、例えば水溶性高分子、非イ
オン界面活性剤等が挙げられる。水溶性高分子として
は、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル等が挙げられる。非イオン界面活性剤としては、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン
フェノールエーテル等が挙げられる。これらの熱可塑性
水溶性バインダーは、1種の成分を単独で用いてもよ
く、2種以上の成分を組み合わせて用いても良い。
塑性水溶性バインダー かかるバインダーとしては、例えば水溶性高分子、非イ
オン界面活性剤等が挙げられる。水溶性高分子として
は、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル等が挙げられる。非イオン界面活性剤としては、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン
フェノールエーテル等が挙げられる。これらの熱可塑性
水溶性バインダーは、1種の成分を単独で用いてもよ
く、2種以上の成分を組み合わせて用いても良い。
【0014】また、本発明に用いられる熱可塑性水溶性
バインダーは、その融点又は軟化点が35〜80℃のも
のであるが、45〜70℃のものがより好ましく、50
〜65℃のものが特に好ましい。保存時に、バインダー
の溶融もしくは軟化により物性劣化が起こらないために
融点又は軟化点は35℃以上のものが好ましく、造粒操
作時の酵素失活を抑える観点から80℃以下のものが好
ましい。なお、本発明において融点は、日本工業規格J
IS−K0064(1192)記載の融点測定法で測定
する。また、軟化点も上記JIS−K0064(119
2)記載の融点測定法で測定する。
バインダーは、その融点又は軟化点が35〜80℃のも
のであるが、45〜70℃のものがより好ましく、50
〜65℃のものが特に好ましい。保存時に、バインダー
の溶融もしくは軟化により物性劣化が起こらないために
融点又は軟化点は35℃以上のものが好ましく、造粒操
作時の酵素失活を抑える観点から80℃以下のものが好
ましい。なお、本発明において融点は、日本工業規格J
IS−K0064(1192)記載の融点測定法で測定
する。また、軟化点も上記JIS−K0064(119
2)記載の融点測定法で測定する。
【0015】熱可塑性水溶性バインダーの配合目的は、
結合剤及び潤滑剤として用いることであり、その配合量
は粉末組成の吸油能などにより調整が必要であるが、酵
素含有造粒成分中10〜40重量%、好ましくは13〜
30重量%、より好ましくは15〜25重量%の範囲
で、その性能を達成できる。配合量が10重量%よりも
少ないと、押出物の成形不良、能力低下だけでなく押出
スクリーン上での抵抗に起因した発熱が起こり、酵素の
失活を促進する場合がある。また配合量が40重量%よ
りも大きい時には、押出時の発熱は少ないもののスクリ
ーンから押出されたヌードル同士がお互いに合一してし
まうため、ヌードル形状の製品が得にくい場合がある。
結合剤及び潤滑剤として用いることであり、その配合量
は粉末組成の吸油能などにより調整が必要であるが、酵
素含有造粒成分中10〜40重量%、好ましくは13〜
30重量%、より好ましくは15〜25重量%の範囲
で、その性能を達成できる。配合量が10重量%よりも
少ないと、押出物の成形不良、能力低下だけでなく押出
スクリーン上での抵抗に起因した発熱が起こり、酵素の
失活を促進する場合がある。また配合量が40重量%よ
りも大きい時には、押出時の発熱は少ないもののスクリ
ーンから押出されたヌードル同士がお互いに合一してし
まうため、ヌードル形状の製品が得にくい場合がある。
【0016】c)各種の添加剤 本発明における酵素含有造粒成分においては、酵素の安
定性に悪影響を及ぼさない公知の物質を、増量剤、希釈
剤、可溶化剤、崩壊剤、潤滑剤、顔料、染料、香料等と
してさらに適宜配合することができる。例えば、無機塩
類、水不溶性微粉末、穀物粉、セルロース誘導体等が挙
げられる。無機塩類としては、硫酸ナトリウム、硫酸マ
グネシウム、硫酸カルシウム、塩化ナトリウム、炭酸カ
リウム等が挙げられる。水不溶性微粉末としては、タル
ク、クレー、シリカ、アルミナ、カオリン等が挙げられ
る。穀物粉としては、澱粉、小麦粉、砂糖等が挙げられ
る。セルロース誘導体としては、微結晶セルロース、低
置換度ヒドロキシプロピルセルロース(L−HPC)、
カルボキシメチルセルロース(CMC)等が挙げられ
る。中でも、芒硝(硫酸ナトリウム)は水への溶解性が
良好で分散剤としても働くため、好ましく用いられる。
かかる増量剤等の配合量は、酵素原末の活性値、造粒物
として所望の活性、原末の嵩、吸油能等から総合的に決
定する必要があるが、酵素含有造粒成分の80重量%以
下が好ましく、20〜70重量%がより好ましい。
定性に悪影響を及ぼさない公知の物質を、増量剤、希釈
剤、可溶化剤、崩壊剤、潤滑剤、顔料、染料、香料等と
してさらに適宜配合することができる。例えば、無機塩
類、水不溶性微粉末、穀物粉、セルロース誘導体等が挙
げられる。無機塩類としては、硫酸ナトリウム、硫酸マ
グネシウム、硫酸カルシウム、塩化ナトリウム、炭酸カ
リウム等が挙げられる。水不溶性微粉末としては、タル
ク、クレー、シリカ、アルミナ、カオリン等が挙げられ
る。穀物粉としては、澱粉、小麦粉、砂糖等が挙げられ
る。セルロース誘導体としては、微結晶セルロース、低
置換度ヒドロキシプロピルセルロース(L−HPC)、
カルボキシメチルセルロース(CMC)等が挙げられ
る。中でも、芒硝(硫酸ナトリウム)は水への溶解性が
良好で分散剤としても働くため、好ましく用いられる。
かかる増量剤等の配合量は、酵素原末の活性値、造粒物
として所望の活性、原末の嵩、吸油能等から総合的に決
定する必要があるが、酵素含有造粒成分の80重量%以
下が好ましく、20〜70重量%がより好ましい。
【0017】d)混合方法 酵素原末、熱可塑性水溶性バインダー、また必要により
添加される各種の添加剤を混合する方法は特に限定され
ず、混合開始時には熱可塑性水溶性バインダーは固体状
でも液状でもいずれでもよいが、少なくとも押出終了時
点で、好ましくは混合終了時点で熱可塑性水溶性バイン
ダーが十分に溶融もしくは軟化していること、十分に混
合されていること、そして必要以上の熱履歴を酵素に与
えないことが重要である。したがって、例えば以下の態
様が考えられる。 最後に乾燥工程を経ている酵素原末を用いる場合
に、乾燥直後の原末に、固体状の熱可塑性水溶性バイン
ダー、増量剤等を配合/混合し、酵素原末の顕熱により
熱可塑性水溶性バインダーを溶融もしくは軟化させる態
様。 酵素原末、固体状の熱可塑性水溶性バインダー、増
量剤等を配合/混合し、外部から熱を与えることで熱可
塑性水溶性バインダーを溶融もしくは軟化させる態様。 熱可塑性水溶性バインダーを予め溶融もしくは軟化
させておき、液状のバインダーと酵素原末、増量剤等と
を混合する態様。 また、上記成分の混合に用いられる混合機としては特に
限定されるものではないが、例えばナウターミキサー
(ホソカワミクロン(株)製)、V型ブレンダ((株)
ダルトン製)、ハイスピードミキサー(深江工業(株)
製)、ヘンシェルミキサー(三井三池鉱山(株)製)、
レディゲミキサー(レディゲ社製)等が挙げられる。
添加される各種の添加剤を混合する方法は特に限定され
ず、混合開始時には熱可塑性水溶性バインダーは固体状
でも液状でもいずれでもよいが、少なくとも押出終了時
点で、好ましくは混合終了時点で熱可塑性水溶性バイン
ダーが十分に溶融もしくは軟化していること、十分に混
合されていること、そして必要以上の熱履歴を酵素に与
えないことが重要である。したがって、例えば以下の態
様が考えられる。 最後に乾燥工程を経ている酵素原末を用いる場合
に、乾燥直後の原末に、固体状の熱可塑性水溶性バイン
ダー、増量剤等を配合/混合し、酵素原末の顕熱により
熱可塑性水溶性バインダーを溶融もしくは軟化させる態
様。 酵素原末、固体状の熱可塑性水溶性バインダー、増
量剤等を配合/混合し、外部から熱を与えることで熱可
塑性水溶性バインダーを溶融もしくは軟化させる態様。 熱可塑性水溶性バインダーを予め溶融もしくは軟化
させておき、液状のバインダーと酵素原末、増量剤等と
を混合する態様。 また、上記成分の混合に用いられる混合機としては特に
限定されるものではないが、例えばナウターミキサー
(ホソカワミクロン(株)製)、V型ブレンダ((株)
ダルトン製)、ハイスピードミキサー(深江工業(株)
製)、ヘンシェルミキサー(三井三池鉱山(株)製)、
レディゲミキサー(レディゲ社製)等が挙げられる。
【0018】(2)工程bについて 工程bは、工程aで得られた混合物を、前記熱可塑性水
溶性バインダーの融点若しくは軟化点以上の温度で押出
成形する工程である。ここで用いられる押出造粒機は特
に限定されないが、ペレッターダブル、ツインドームグ
ラン、ディスクペレッター(不二パウダル(株)製)、
バスケット式製粒機((株)菊水製作所製)、グラニュ
ライザ(ホソカワミクロン(株)製)等が挙げられる。
このようにして直径200〜3000μmの円柱状の押
出成形物を得ることができる。かかる押出成形物はその
まま酵素造粒物として用いることができるが、要求され
る製品の態様によっては、さらに後の任意の工程(工程
c〜工程g)に適宜付しても良い。
溶性バインダーの融点若しくは軟化点以上の温度で押出
成形する工程である。ここで用いられる押出造粒機は特
に限定されないが、ペレッターダブル、ツインドームグ
ラン、ディスクペレッター(不二パウダル(株)製)、
バスケット式製粒機((株)菊水製作所製)、グラニュ
ライザ(ホソカワミクロン(株)製)等が挙げられる。
このようにして直径200〜3000μmの円柱状の押
出成形物を得ることができる。かかる押出成形物はその
まま酵素造粒物として用いることができるが、要求され
る製品の態様によっては、さらに後の任意の工程(工程
c〜工程g)に適宜付しても良い。
【0019】(3)工程cについて 工程cは、工程bにおいて得られる押出成形物を冷却す
る工程である。押出成形物を冷却することにより、成形
物の合一化や塊状化を抑えることができるため好適であ
る。押出成形物を冷却する方法としては、放冷する方法
を用いても良いが、工業的には振動コンベア、流動層等
を用いたりして冷風をあてる方法がある。また、次の工
程dにおいて押出成形物を解砕し球形化を行う場合に
は、冷却工程を解砕/球形化機で同時に行うこともでき
る。その例としては、マルメライザー(不二パウダル
(株)製)、スパイラーフロー(フロイント産業(株)
製)、粒王(三井鉱山(株)製)、ハイスピードミキサ
ー(深江工業(株)製)等が挙げられる。
る工程である。押出成形物を冷却することにより、成形
物の合一化や塊状化を抑えることができるため好適であ
る。押出成形物を冷却する方法としては、放冷する方法
を用いても良いが、工業的には振動コンベア、流動層等
を用いたりして冷風をあてる方法がある。また、次の工
程dにおいて押出成形物を解砕し球形化を行う場合に
は、冷却工程を解砕/球形化機で同時に行うこともでき
る。その例としては、マルメライザー(不二パウダル
(株)製)、スパイラーフロー(フロイント産業(株)
製)、粒王(三井鉱山(株)製)、ハイスピードミキサ
ー(深江工業(株)製)等が挙げられる。
【0020】(4)工程dについて 工程dは、工程b又は工程cにおいて得られる押出成形
物を球形化する工程である。酵素造粒物そのものを製品
として用いてもよいが、押出成形した酵素含有造粒物を
解砕し、球形化、分級等の操作を行うことにより製品形
態を調製することは、分級対策、発塵対策、外観向上と
いった利点が有り、製品の付加価値を上げることができ
る。また、本押出造粒物の安定性向上のためにコーティ
ングを施す場合には、コア粒子となる本押出造粒物の球
形度は重要である。この目的で球形化操作を行う場合に
は、球形度を上げてやることが望ましい。つまりコア粒
子の球形度が上がることで、次工程での粉末コーティン
グの効率を上げ、配合製品中での高安定性を付与する。
なお、球形化操作により得られた顆粒の平均球形度は、
好ましくは100〜200%、より好ましくは100〜
170%である。さらに、球形化された押出成形物個々
の球形度の分布が、100〜220%の範囲に全個数中
70%以上、好ましくは80%以上、さらに好ましくは
90%以上あることがよい。平均球形度が200%を超
えると、攪拌転動造粒により粉末コートを行った際にコ
ート厚が不均一となりやすく好ましくない。ここで球形
度は次式で表される。 球形度=(投影図の最長幅を直径とした円の面積/投影
面積)×100%) 平均球形度はN=1000で求めた値。なお、球形度測
定の対象は押出成形物であり、球形化処理の際に発生す
るかけら(微粉)は測定対象から除かれる。
物を球形化する工程である。酵素造粒物そのものを製品
として用いてもよいが、押出成形した酵素含有造粒物を
解砕し、球形化、分級等の操作を行うことにより製品形
態を調製することは、分級対策、発塵対策、外観向上と
いった利点が有り、製品の付加価値を上げることができ
る。また、本押出造粒物の安定性向上のためにコーティ
ングを施す場合には、コア粒子となる本押出造粒物の球
形度は重要である。この目的で球形化操作を行う場合に
は、球形度を上げてやることが望ましい。つまりコア粒
子の球形度が上がることで、次工程での粉末コーティン
グの効率を上げ、配合製品中での高安定性を付与する。
なお、球形化操作により得られた顆粒の平均球形度は、
好ましくは100〜200%、より好ましくは100〜
170%である。さらに、球形化された押出成形物個々
の球形度の分布が、100〜220%の範囲に全個数中
70%以上、好ましくは80%以上、さらに好ましくは
90%以上あることがよい。平均球形度が200%を超
えると、攪拌転動造粒により粉末コートを行った際にコ
ート厚が不均一となりやすく好ましくない。ここで球形
度は次式で表される。 球形度=(投影図の最長幅を直径とした円の面積/投影
面積)×100%) 平均球形度はN=1000で求めた値。なお、球形度測
定の対象は押出成形物であり、球形化処理の際に発生す
るかけら(微粉)は測定対象から除かれる。
【0021】解砕、球形化には一般に公知な方法を用い
ることができる。たとえば、解砕には、フィッツミル
(Fitzpatrick社(米国)、コミニューター
(不二パウダル(株))、スピードミル(不二パウダル
(株))などが挙げられる。尚、解砕機に供給する温度
は常温付近まで冷却されていることが好ましく、このこ
とで解砕機への付着が抑制される。球形化には、マルメ
ライザー(不二パウダル(株))スパイラーフロー(フ
ロイント産業(株)製)などが挙げられる。尚、これら
の装置で解砕操作を兼ねてもよい。また、後述する攪拌
転動造粒装置では、攪拌転動操作の予備操作として解砕
/球形化処理も同一機種内で行うことができる。
ることができる。たとえば、解砕には、フィッツミル
(Fitzpatrick社(米国)、コミニューター
(不二パウダル(株))、スピードミル(不二パウダル
(株))などが挙げられる。尚、解砕機に供給する温度
は常温付近まで冷却されていることが好ましく、このこ
とで解砕機への付着が抑制される。球形化には、マルメ
ライザー(不二パウダル(株))スパイラーフロー(フ
ロイント産業(株)製)などが挙げられる。尚、これら
の装置で解砕操作を兼ねてもよい。また、後述する攪拌
転動造粒装置では、攪拌転動操作の予備操作として解砕
/球形化処理も同一機種内で行うことができる。
【0022】(5)工程eについて 工程eは、工程b、工程c、又は工程dにおいて得られ
る、押出成形物又は球形化された押出成形物を被覆する
工程である。被覆工程を行った場合、製品に配合した際
の保存安定性が向上し、漂白剤等の不安定化成分を配合
した製品中でも十分な酵素活性が保持されるので好まし
い。この被覆工程では造粒剤と水溶性バインダーを用
い、好ましくは攪拌転動造粒することにより行うことが
できる。 a)造粒剤 酵素活性を低下させない成分であれば任意の物が用いら
れる。例えば、親水性粉末、水不溶性又は水難溶性粉末
が挙げられる。親水性粉末としては、塩化ナトリウム、
塩化カルシウム、芒硝、砂糖等が挙げられ、水不溶性又
は水難溶性粉末としては、タルク、酸化チタン、炭酸カ
ルシウム、ゼオライト、炭酸マグネシウム、活性白土、
カオリン等が挙げられる。これらの粉末は、組成の圧
迫、溶解性の低下を極力避けた状態で一定の被覆層の厚
みを保つため、被覆層の組成の50%以上、好ましくは
70%以上を占めるのが好ましい。なかでも、水不溶性
又は水難溶解性粉末であるタルク、酸化チタン等は、造
粒物表面に緻密な構造を作り、酵素の失活の原因となる
水分の侵入を防ぐため、有効である。
る、押出成形物又は球形化された押出成形物を被覆する
工程である。被覆工程を行った場合、製品に配合した際
の保存安定性が向上し、漂白剤等の不安定化成分を配合
した製品中でも十分な酵素活性が保持されるので好まし
い。この被覆工程では造粒剤と水溶性バインダーを用
い、好ましくは攪拌転動造粒することにより行うことが
できる。 a)造粒剤 酵素活性を低下させない成分であれば任意の物が用いら
れる。例えば、親水性粉末、水不溶性又は水難溶性粉末
が挙げられる。親水性粉末としては、塩化ナトリウム、
塩化カルシウム、芒硝、砂糖等が挙げられ、水不溶性又
は水難溶性粉末としては、タルク、酸化チタン、炭酸カ
ルシウム、ゼオライト、炭酸マグネシウム、活性白土、
カオリン等が挙げられる。これらの粉末は、組成の圧
迫、溶解性の低下を極力避けた状態で一定の被覆層の厚
みを保つため、被覆層の組成の50%以上、好ましくは
70%以上を占めるのが好ましい。なかでも、水不溶性
又は水難溶解性粉末であるタルク、酸化チタン等は、造
粒物表面に緻密な構造を作り、酵素の失活の原因となる
水分の侵入を防ぐため、有効である。
【0023】b)水溶性バインダー コーティングに用いるバインダーとしては、皮膜形成性
高分子(ヒドロキシメチルセルロース等)も用いること
ができるが、これらを用いてコーティングする場合に
は、水等の溶媒に30重量%程度以下の濃度で溶解し、
これを流動層等で噴霧被覆乾燥する必要が有り、設備
費、エネルギーコストの点で不利である。そこでコーテ
ィング操作も、融点もしくは軟化点35〜80℃の熱可
塑性水溶性バインダーをバインダーとして用い攪拌転動
造粒操作によりコーティングする方が好ましい。また、
コーティングに用いる熱可塑性水溶性バインダーは、工
程a、bで用いたコア粒子となる酵素造粒物の調製時の
バインダーよりも0〜10℃融点もしくは軟化点の低い
熱可塑性水溶性バインダーがより好ましい。これは転動
造粒操作において、コア粒子が軟化を始めないためであ
る。
高分子(ヒドロキシメチルセルロース等)も用いること
ができるが、これらを用いてコーティングする場合に
は、水等の溶媒に30重量%程度以下の濃度で溶解し、
これを流動層等で噴霧被覆乾燥する必要が有り、設備
費、エネルギーコストの点で不利である。そこでコーテ
ィング操作も、融点もしくは軟化点35〜80℃の熱可
塑性水溶性バインダーをバインダーとして用い攪拌転動
造粒操作によりコーティングする方が好ましい。また、
コーティングに用いる熱可塑性水溶性バインダーは、工
程a、bで用いたコア粒子となる酵素造粒物の調製時の
バインダーよりも0〜10℃融点もしくは軟化点の低い
熱可塑性水溶性バインダーがより好ましい。これは転動
造粒操作において、コア粒子が軟化を始めないためであ
る。
【0024】c)攪拌転動造粒装置 攪拌転動造粒機の具体例としては、ヘンシェルミキサー
(三井三池化工機(株))、ハイスピードミキサー(深
江工業(株))、バーチカルグラニュレーター(富士産
業(株))、粒王(三井鉱山(株))、レディゲミキサ
ー(レディゲ社)、アクアコーター(フロイント産業
(株))等が挙げられる。なお、工程dの球形化工程と
工程eを同一の攪拌転動造粒機中で行うことも出来る。
この場合、工程別に独立機器を備える場合に比べ、設備
投資費が低くなり、製造コストの面で好ましい。
(三井三池化工機(株))、ハイスピードミキサー(深
江工業(株))、バーチカルグラニュレーター(富士産
業(株))、粒王(三井鉱山(株))、レディゲミキサ
ー(レディゲ社)、アクアコーター(フロイント産業
(株))等が挙げられる。なお、工程dの球形化工程と
工程eを同一の攪拌転動造粒機中で行うことも出来る。
この場合、工程別に独立機器を備える場合に比べ、設備
投資費が低くなり、製造コストの面で好ましい。
【0025】この被覆工程により形成される被覆層の厚
みは、200μm以下であるのが好ましく、120μm
以下であるのがさらに好ましい。被覆層の厚みが200
μmを超えると溶解性が低下し、十分な酵素活性が発現
しにくい。また、被覆厚みが大きくなると粒度分布のシ
ャープなものは得られにくい。本発明においては、粒径
分布の狭い酵素造粒物(押出成形物)が工程bで得られ
るので、被覆層の厚みが均一になるという特徴がある。
また、被覆層の組成中のバインダーは、融点若しくは軟
化点が35〜80℃の熱可塑性水溶性バインダー5〜3
0重量%含むのが好ましい。
みは、200μm以下であるのが好ましく、120μm
以下であるのがさらに好ましい。被覆層の厚みが200
μmを超えると溶解性が低下し、十分な酵素活性が発現
しにくい。また、被覆厚みが大きくなると粒度分布のシ
ャープなものは得られにくい。本発明においては、粒径
分布の狭い酵素造粒物(押出成形物)が工程bで得られ
るので、被覆層の厚みが均一になるという特徴がある。
また、被覆層の組成中のバインダーは、融点若しくは軟
化点が35〜80℃の熱可塑性水溶性バインダー5〜3
0重量%含むのが好ましい。
【0026】(6)工程fについて 工程fは、工程eにおいて得られる被覆物を冷却する工
程である。冷却により、被覆物の粘着性が下がり、粒子
強度が上がるため、製品同士の合一、輸送中の変形を防
ぐことができる。この工程で使用できる装置としては振
動コンベア、流動層等が挙げられるが、被覆工程に攪拌
転動造粒機を用いた場合にはジャケット温度の切替えに
よっても行うことができる。
程である。冷却により、被覆物の粘着性が下がり、粒子
強度が上がるため、製品同士の合一、輸送中の変形を防
ぐことができる。この工程で使用できる装置としては振
動コンベア、流動層等が挙げられるが、被覆工程に攪拌
転動造粒機を用いた場合にはジャケット温度の切替えに
よっても行うことができる。
【0027】(7)工程gについて 工程gは、工程b、工程c、工程d、工程e、又は工程
fにおいて得られる成形物を分級する工程である。分級
により各工程で発生する微粉、粗粉をカットすることで
粒径がさらに均一となり、製品中での分級、使用時の発
塵といった問題がおさえられる。この工程で用いる装置
としては、寿円形振動篩い((株)徳寿工作所製)等が
挙げられる。
fにおいて得られる成形物を分級する工程である。分級
により各工程で発生する微粉、粗粉をカットすることで
粒径がさらに均一となり、製品中での分級、使用時の発
塵といった問題がおさえられる。この工程で用いる装置
としては、寿円形振動篩い((株)徳寿工作所製)等が
挙げられる。
【0028】以上の各工程により、酵素活性の低下が抑
えられた酵素造粒物を製造することができる。本発明の
方法により得られる酵素造粒物は、微粉原料から攪拌転
動造粒した場合と比較して特に粒度分布が狭いため、洗
剤中等に配合した場合でも分級されにくい。また、機内
付着に対して特に配慮した組成とする必要がない点から
組成の自由度を上げることができる。
えられた酵素造粒物を製造することができる。本発明の
方法により得られる酵素造粒物は、微粉原料から攪拌転
動造粒した場合と比較して特に粒度分布が狭いため、洗
剤中等に配合した場合でも分級されにくい。また、機内
付着に対して特に配慮した組成とする必要がない点から
組成の自由度を上げることができる。
【0029】本発明の製造方法により得られる酵素造粒
物は、多くの洗浄剤に添加剤として使用することができ
る。したがって本発明の洗浄剤組成物は、酵素造粒物と
一般に洗浄剤に使用されるその他成分とが混合してなる
ものをいう。かかる本発明の洗浄剤組成物は、例えば漂
白洗浄剤、自動食器洗機用洗剤、衣料用洗剤等に用いら
れる。酵素造粒物以外に混合されるその他の成分とし
て、後述するような界面活性剤、無定形のアルカリ金属
珪酸塩、結晶性アルカリ金属珪酸塩、結晶性アルカリ金
属珪酸塩以外の金属イオン封鎖剤、アルカリ剤、非解離
高分子、高分子ビルダー有機酸の塩等のビルダー、色あ
せ防止剤、再汚染防止剤、ケーキング防止剤、酸化防止
剤、消泡剤、漂白剤、漂白活性化剤、蛍光染料、青味付
剤、香料等を含有していてもよい。
物は、多くの洗浄剤に添加剤として使用することができ
る。したがって本発明の洗浄剤組成物は、酵素造粒物と
一般に洗浄剤に使用されるその他成分とが混合してなる
ものをいう。かかる本発明の洗浄剤組成物は、例えば漂
白洗浄剤、自動食器洗機用洗剤、衣料用洗剤等に用いら
れる。酵素造粒物以外に混合されるその他の成分とし
て、後述するような界面活性剤、無定形のアルカリ金属
珪酸塩、結晶性アルカリ金属珪酸塩、結晶性アルカリ金
属珪酸塩以外の金属イオン封鎖剤、アルカリ剤、非解離
高分子、高分子ビルダー有機酸の塩等のビルダー、色あ
せ防止剤、再汚染防止剤、ケーキング防止剤、酸化防止
剤、消泡剤、漂白剤、漂白活性化剤、蛍光染料、青味付
剤、香料等を含有していてもよい。
【0030】本発明の洗浄剤組成物は酵素造粒物と以上
の各成分を含有してなるが、酵素造粒物以外の成分は1
つの粒子として造粒してもよく、また後で述べる漂白
剤、漂白活性化剤、消泡剤粒子、一部ないし全部のアル
カリ剤もしくはイオン交換剤、その他は、従来知られて
いる限りにおいて第3ないしそれ以上の粒子としてドラ
イブレンドしてもよい。なお、ベースである洗浄粒子は
公知の方法で製造することができる。漂白洗浄剤につい
ては、PC(過炭酸塩)、PB(過ホウ酸塩)などの過
酸化水素発生源に界面活性剤や重金属捕捉剤のような安
定剤を加えた造粒物ないし、共晶化物の他に、必要によ
り漂白活性化剤、結晶性ケイ酸塩や炭酸ナトリウムなど
のアルカリ剤をドライブレンドしたものである。なお、
PCを使用する場合は公知の安定化方法を使用すること
ができる。
の各成分を含有してなるが、酵素造粒物以外の成分は1
つの粒子として造粒してもよく、また後で述べる漂白
剤、漂白活性化剤、消泡剤粒子、一部ないし全部のアル
カリ剤もしくはイオン交換剤、その他は、従来知られて
いる限りにおいて第3ないしそれ以上の粒子としてドラ
イブレンドしてもよい。なお、ベースである洗浄粒子は
公知の方法で製造することができる。漂白洗浄剤につい
ては、PC(過炭酸塩)、PB(過ホウ酸塩)などの過
酸化水素発生源に界面活性剤や重金属捕捉剤のような安
定剤を加えた造粒物ないし、共晶化物の他に、必要によ
り漂白活性化剤、結晶性ケイ酸塩や炭酸ナトリウムなど
のアルカリ剤をドライブレンドしたものである。なお、
PCを使用する場合は公知の安定化方法を使用すること
ができる。
【0031】上記の製法で得られるベースとなる洗剤粒
子の、JIS−K0069(1192)による平均粒径
は200〜1000μmのものが好ましく、より好まし
くは300〜800μmである。また、JIS K33
62の嵩密度は600g/L以上が好ましく、より好ま
しくは700〜1200g/Lである。
子の、JIS−K0069(1192)による平均粒径
は200〜1000μmのものが好ましく、より好まし
くは300〜800μmである。また、JIS K33
62の嵩密度は600g/L以上が好ましく、より好ま
しくは700〜1200g/Lである。
【0032】以下、洗浄剤組成物の各成分を詳細に説明
する。界面活性剤について 洗浄剤に用いられる界面活性剤としては特に限定される
ことなく使用できる。具体的には以下に例示される非イ
オン界面活性剤、陰イオン界面活性剤、陽イオン界面活
性剤及び両性界面活性剤からなる群より選択される一種
以上である。
する。界面活性剤について 洗浄剤に用いられる界面活性剤としては特に限定される
ことなく使用できる。具体的には以下に例示される非イ
オン界面活性剤、陰イオン界面活性剤、陽イオン界面活
性剤及び両性界面活性剤からなる群より選択される一種
以上である。
【0033】非イオン界面活性剤としては、以下のもの
が例示される。即ち、ポリオキシエチレンアルキルエー
テル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオ
キシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリエチレン
グリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリコ
ール脂肪酸アルキルエステル、ポリオキシエチレンポリ
オキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレ
ンヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルアミン、グリ
セリン脂肪酸エステル、高級脂肪酸アルカノールアミ
ド、アルキルグルコシド、アルキルグルコースアミド、
アルキルアミンオキサイド等が挙げられる。
が例示される。即ち、ポリオキシエチレンアルキルエー
テル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオ
キシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリエチレン
グリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリコ
ール脂肪酸アルキルエステル、ポリオキシエチレンポリ
オキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレ
ンヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルアミン、グリ
セリン脂肪酸エステル、高級脂肪酸アルカノールアミ
ド、アルキルグルコシド、アルキルグルコースアミド、
アルキルアミンオキサイド等が挙げられる。
【0034】このうち、特に非イオン界面活性剤とし
て、ポリオキシエチレンアルキルエーテルを用いること
が洗浄性能の点等で好ましく、平均炭素数10〜18の
アルコールにエチレンオキサイドを平均5〜15モル付
加したものがより好ましく、平均炭素数12〜14のア
ルコールにエチレンオキサイドを平均6〜10モル付加
したものが更に好ましい。
て、ポリオキシエチレンアルキルエーテルを用いること
が洗浄性能の点等で好ましく、平均炭素数10〜18の
アルコールにエチレンオキサイドを平均5〜15モル付
加したものがより好ましく、平均炭素数12〜14のア
ルコールにエチレンオキサイドを平均6〜10モル付加
したものが更に好ましい。
【0035】陰イオン界面活性剤としては、アルキルベ
ンゼンスルホン酸塩、アルキルまたはアルケニルエーテ
ル硫酸塩、アルキルまたはアルケニル硫酸塩、α−オレ
フィンスルホン酸塩、α−スルホ脂肪酸塩またはエステ
ル塩、アルキルまたはアルケニルエーテルカルボン酸
塩、アミノ酸型界面活性剤、N−アシルアミノ酸型界面
活性剤、等が例示され、好ましくはアルキルベンゼンス
ルホン酸塩、アルキルまたはアルケニルエーテル硫酸
塩、アルキルまたはアルケニル硫酸塩等である。陽イオ
ン界面活性剤としては、アルキルトリメチルアミン塩等
の第4アンモニウム塩等が例示される。両性界面活性剤
としては、カルボキシ型またはスルホベタイン型等の両
性界面活性剤が例示される。
ンゼンスルホン酸塩、アルキルまたはアルケニルエーテ
ル硫酸塩、アルキルまたはアルケニル硫酸塩、α−オレ
フィンスルホン酸塩、α−スルホ脂肪酸塩またはエステ
ル塩、アルキルまたはアルケニルエーテルカルボン酸
塩、アミノ酸型界面活性剤、N−アシルアミノ酸型界面
活性剤、等が例示され、好ましくはアルキルベンゼンス
ルホン酸塩、アルキルまたはアルケニルエーテル硫酸
塩、アルキルまたはアルケニル硫酸塩等である。陽イオ
ン界面活性剤としては、アルキルトリメチルアミン塩等
の第4アンモニウム塩等が例示される。両性界面活性剤
としては、カルボキシ型またはスルホベタイン型等の両
性界面活性剤が例示される。
【0036】界面活性剤の含有量は、洗浄剤組成物中
0.5〜60重量%が好ましい。より好ましくは、衣料
用洗剤の時は10〜50重量%、漂白洗浄剤及び自動食
器洗浄機用洗剤の場合は、1〜10重量%配合される。
0.5〜60重量%が好ましい。より好ましくは、衣料
用洗剤の時は10〜50重量%、漂白洗浄剤及び自動食
器洗浄機用洗剤の場合は、1〜10重量%配合される。
【0037】結晶性アルカリ金属珪酸塩について 本発明の洗浄剤組成物に用いられる結晶性アルカリ金属
珪酸塩は、アルカリ能のみならず、イオン交換能を有す
るものであり、洗浄剤組成物の標準使用量を更に少なく
することができる。
珪酸塩は、アルカリ能のみならず、イオン交換能を有す
るものであり、洗浄剤組成物の標準使用量を更に少なく
することができる。
【0038】また、結晶性アルカリ金属珪酸塩は、平均
粒径が1〜60μmであることが好ましく、平均粒径が
1〜30μmであることがより好ましい。平均粒径がこ
の範囲を超えるとイオン交換の発現速度が遅くなる傾向
があり、洗浄性の低下の原因となる。
粒径が1〜60μmであることが好ましく、平均粒径が
1〜30μmであることがより好ましい。平均粒径がこ
の範囲を超えるとイオン交換の発現速度が遅くなる傾向
があり、洗浄性の低下の原因となる。
【0039】洗浄剤組成物に用いられる結晶性アルカリ
金属珪酸塩としては、アルカリ金属珪酸塩のSiO2 /
M2 O(式中、Mはアルカリ金属)=0.9〜2.6で
あるものが好ましく、より好ましくは1.5〜2.2で
ある。0.9未満では耐水性が不充分となりケーキング
劣化が起こり易く、2.6を超えるとアルカリ能、イオ
ン交換能とも低下し、洗浄性能劣化が起こり易い。
金属珪酸塩としては、アルカリ金属珪酸塩のSiO2 /
M2 O(式中、Mはアルカリ金属)=0.9〜2.6で
あるものが好ましく、より好ましくは1.5〜2.2で
ある。0.9未満では耐水性が不充分となりケーキング
劣化が起こり易く、2.6を超えるとアルカリ能、イオ
ン交換能とも低下し、洗浄性能劣化が起こり易い。
【0040】洗浄剤組成物に用いられる結晶性アルカリ
金属珪酸塩のうち、好ましくは次の組成を有するものが
例示される。 xM2 O・ySiO2 ・zMem On ・wH2 O (1) (式中、Mは周期律表のIa族元素、MeはIIa、II
b、 IIIa、IVaもしくはVIII族元素から選ばれる1種
または2種以上の組合せを示し、y/x=0.9〜2.
6、z/x=0.01〜1.0、n/m=0.5〜2.
0、w=0〜20である。) M2 O・x’SiO2 ・y’H2 O (2) (式中、Mはアルカリ金属を表し、x’=1.5〜2.
6、y’=0〜20である。)
金属珪酸塩のうち、好ましくは次の組成を有するものが
例示される。 xM2 O・ySiO2 ・zMem On ・wH2 O (1) (式中、Mは周期律表のIa族元素、MeはIIa、II
b、 IIIa、IVaもしくはVIII族元素から選ばれる1種
または2種以上の組合せを示し、y/x=0.9〜2.
6、z/x=0.01〜1.0、n/m=0.5〜2.
0、w=0〜20である。) M2 O・x’SiO2 ・y’H2 O (2) (式中、Mはアルカリ金属を表し、x’=1.5〜2.
6、y’=0〜20である。)
【0041】まず、上記の組成の結晶性アルカリ金属
珪酸塩について説明する。一般式(1)において、Mは
周期律表のIa族元素から選ばれ、Ia族元素としては
Na、K等が挙げられる。これらは単独であるいは例え
ばNa2 OとK2Oとが混合してM2 O成分を構成して
いてもよい。Meは周期律表のIIa,IIb,IIIa,IVaまた
はVIII族元素から選ばれ、例えばMg、Ca、Zn、
Y、Ti、Zr、Fe等が挙げられる。これらは特に限
定されるものではないが、資源及び安全上の点から好ま
しくはMg、Caである。また、これらは単独であるい
は2種以上混合していてもよく、例えばMgO、CaO
などが混合してMem On 成分を構成していてもよい。
また、本発明における結晶性アルカリ金属珪酸塩におい
ては、水和物であってもよく、この場合の水和量はw=
0〜20の範囲である。
珪酸塩について説明する。一般式(1)において、Mは
周期律表のIa族元素から選ばれ、Ia族元素としては
Na、K等が挙げられる。これらは単独であるいは例え
ばNa2 OとK2Oとが混合してM2 O成分を構成して
いてもよい。Meは周期律表のIIa,IIb,IIIa,IVaまた
はVIII族元素から選ばれ、例えばMg、Ca、Zn、
Y、Ti、Zr、Fe等が挙げられる。これらは特に限
定されるものではないが、資源及び安全上の点から好ま
しくはMg、Caである。また、これらは単独であるい
は2種以上混合していてもよく、例えばMgO、CaO
などが混合してMem On 成分を構成していてもよい。
また、本発明における結晶性アルカリ金属珪酸塩におい
ては、水和物であってもよく、この場合の水和量はw=
0〜20の範囲である。
【0042】また、一般式においてy/xが0.9〜
2.6であり、好ましくは1.5〜2.2である。y/
xが0.9未満では耐水溶性が不十分であり、ケーキン
グ性、溶解性等の洗浄剤組成物の粉末物性に著しく悪影
響を及ぼす。y/xが2.6を越えると、アルカリ能が
低くなりアルカリ剤として不十分となり、かつイオン交
換能も低くなり、イオン交換体としても不十分である。
z/xは0.01〜1.0であり、好ましくは0.02
〜0.9である。z/xが0.01未満では耐水溶性が
不十分であり、1.0を越えるとイオン交換能が低くな
り、イオン交換体として不十分である。x,y,zは前
記のy/xおよびz/xに示されるような関係であれ
ば、特に限定されるものではない。なお、前記のように
xM2 Oが例えばx’Na2 O・x”K2 Oとなる場合
は、xはx’+x”となる。このような関係は、zMe
m On 成分が2種以上のものからなる場合におけるzに
おいても同様である。また、n/m=0.5〜2.0
は、当該元素に配位する酸素イオン数を示し、実質的に
は0.5、1.0、1.5、2.0の値から選ばれる。
2.6であり、好ましくは1.5〜2.2である。y/
xが0.9未満では耐水溶性が不十分であり、ケーキン
グ性、溶解性等の洗浄剤組成物の粉末物性に著しく悪影
響を及ぼす。y/xが2.6を越えると、アルカリ能が
低くなりアルカリ剤として不十分となり、かつイオン交
換能も低くなり、イオン交換体としても不十分である。
z/xは0.01〜1.0であり、好ましくは0.02
〜0.9である。z/xが0.01未満では耐水溶性が
不十分であり、1.0を越えるとイオン交換能が低くな
り、イオン交換体として不十分である。x,y,zは前
記のy/xおよびz/xに示されるような関係であれ
ば、特に限定されるものではない。なお、前記のように
xM2 Oが例えばx’Na2 O・x”K2 Oとなる場合
は、xはx’+x”となる。このような関係は、zMe
m On 成分が2種以上のものからなる場合におけるzに
おいても同様である。また、n/m=0.5〜2.0
は、当該元素に配位する酸素イオン数を示し、実質的に
は0.5、1.0、1.5、2.0の値から選ばれる。
【0043】洗浄剤組成物における結晶性アルカリ金属
珪酸塩は、前記の一般式に示されるようにM2 O、Si
O2 、Mem On の三成分よりなっている。したがっ
て、洗浄剤組成物における結晶性アルカリ金属珪酸塩を
製造するには、その原料として各成分が必要になるが、
本発明においては特に限定されることなく公知の化合物
が適宜用いられる。例えば、M2 O成分、Mem On 成
分としては、各々の当該元素の単独あるいは複合の酸化
物、水酸化物、塩類、当該元素含有鉱物が用いられる。
具体的には例えば、M2 O成分の原料としては、NaO
H、KOH、Na2 CO3 、K2 CO3 、Na2 SO4
等が、Mem On 成分の原料としては、CaCO3 、M
gCO3 、Ca(OH)2 、Mg(OH)2 、MgO、
ZrO2 、ドロマイト等が挙げられる。SiO2 成分と
してはケイ石、カオリン、タルク、溶融シリカ、珪酸ソ
ーダ等が用いられる。
珪酸塩は、前記の一般式に示されるようにM2 O、Si
O2 、Mem On の三成分よりなっている。したがっ
て、洗浄剤組成物における結晶性アルカリ金属珪酸塩を
製造するには、その原料として各成分が必要になるが、
本発明においては特に限定されることなく公知の化合物
が適宜用いられる。例えば、M2 O成分、Mem On 成
分としては、各々の当該元素の単独あるいは複合の酸化
物、水酸化物、塩類、当該元素含有鉱物が用いられる。
具体的には例えば、M2 O成分の原料としては、NaO
H、KOH、Na2 CO3 、K2 CO3 、Na2 SO4
等が、Mem On 成分の原料としては、CaCO3 、M
gCO3 、Ca(OH)2 、Mg(OH)2 、MgO、
ZrO2 、ドロマイト等が挙げられる。SiO2 成分と
してはケイ石、カオリン、タルク、溶融シリカ、珪酸ソ
ーダ等が用いられる。
【0044】洗浄剤組成物における結晶性アルカリ金属
珪酸塩の調製方法は、目的とする結晶性アルカリ金属珪
酸塩のx,y,zの値となるように所定の量比で上記の
原料成分を混合し、通常300〜1500℃、好ましく
は500〜1000℃、さらに好ましくは600〜90
0℃の範囲で焼成して結晶化させる方法が例示される。
この場合、加熱温度が300℃未満では結晶化が不十分
で耐水溶性に劣り、1500℃を越えると粗大粒子化し
イオン交換能が低下する。加熱時間は通常0.1〜24
時間である。このような焼成は通常、電気炉、ガス炉等
の加熱炉で行う事ができる。
珪酸塩の調製方法は、目的とする結晶性アルカリ金属珪
酸塩のx,y,zの値となるように所定の量比で上記の
原料成分を混合し、通常300〜1500℃、好ましく
は500〜1000℃、さらに好ましくは600〜90
0℃の範囲で焼成して結晶化させる方法が例示される。
この場合、加熱温度が300℃未満では結晶化が不十分
で耐水溶性に劣り、1500℃を越えると粗大粒子化し
イオン交換能が低下する。加熱時間は通常0.1〜24
時間である。このような焼成は通常、電気炉、ガス炉等
の加熱炉で行う事ができる。
【0045】次に、前記の組成の結晶性アルカリ金属
珪酸塩について説明する。この結晶性アルカリ金属珪酸
塩は、一般式(2) M2 O・x’SiO2 ・y’H2 O (2) (式中、Mはアルカリ金属を表し、x’=1.5〜2.
6、y’=0〜20である。)で表されるものである
が、一般式(2)中のx’、y’が1.7≦x’≦2.
2、y’=0のものが好ましく、陽イオン交換能が少な
くとも100CaCO3 mg/g以上、好ましくは20
0〜400CaCO3 mg/gのものが使用でき、洗浄
剤におけるイオン捕捉能を有する物質の一つである。
珪酸塩について説明する。この結晶性アルカリ金属珪酸
塩は、一般式(2) M2 O・x’SiO2 ・y’H2 O (2) (式中、Mはアルカリ金属を表し、x’=1.5〜2.
6、y’=0〜20である。)で表されるものである
が、一般式(2)中のx’、y’が1.7≦x’≦2.
2、y’=0のものが好ましく、陽イオン交換能が少な
くとも100CaCO3 mg/g以上、好ましくは20
0〜400CaCO3 mg/gのものが使用でき、洗浄
剤におけるイオン捕捉能を有する物質の一つである。
【0046】かかる結晶性アルカリ金属珪酸塩は、特開
昭60−227895号公報にその製法が記載されてお
り、一般的には無定形のガラス状珪酸ソーダを200〜
1000℃で焼成して結晶性とすることによって得られ
る。合成方法の詳細は例えばPhys. Chem. Glasses. 7,
127-138(1966)、 Z. Kristallogr., 129, 396-404(1969)
等に記載されている。また、この結晶性アルカリ金属
珪酸塩は例えばヘキスト社より商品名「Na-SKS-6」(δ
−Na2Si2O5) として、粉末状、顆粒状のものが入手でき
る。なお、これら結晶性ケイ酸塩は、衣料用洗剤の場合
はベースとなる洗剤粒子中に配合してもよく、また別粒
子としてドライブレンドしてもよい。
昭60−227895号公報にその製法が記載されてお
り、一般的には無定形のガラス状珪酸ソーダを200〜
1000℃で焼成して結晶性とすることによって得られ
る。合成方法の詳細は例えばPhys. Chem. Glasses. 7,
127-138(1966)、 Z. Kristallogr., 129, 396-404(1969)
等に記載されている。また、この結晶性アルカリ金属
珪酸塩は例えばヘキスト社より商品名「Na-SKS-6」(δ
−Na2Si2O5) として、粉末状、顆粒状のものが入手でき
る。なお、これら結晶性ケイ酸塩は、衣料用洗剤の場合
はベースとなる洗剤粒子中に配合してもよく、また別粒
子としてドライブレンドしてもよい。
【0047】結晶性アルカリ金属珪酸塩以外の金属イオ
ン封鎖剤について 洗浄剤組成物におけるアルカリ金属珪酸塩以外の金属イ
オン封鎖剤は、Caイオン捕捉能が200CaCO3 m
g/g以上のものが好適である。特に、カルボキシレー
ト重合体を10重量%以上含有するものが好ましく、こ
のような重合体の具体例としては、一般式(3)で表さ
れる繰り返し単位を有する重合体あるいは共重合体が挙
げられる。
ン封鎖剤について 洗浄剤組成物におけるアルカリ金属珪酸塩以外の金属イ
オン封鎖剤は、Caイオン捕捉能が200CaCO3 m
g/g以上のものが好適である。特に、カルボキシレー
ト重合体を10重量%以上含有するものが好ましく、こ
のような重合体の具体例としては、一般式(3)で表さ
れる繰り返し単位を有する重合体あるいは共重合体が挙
げられる。
【0048】
【化1】
【0049】(式中、X1 はメチル、HまたはCOOX
3 を、X2 はメチル、HまたはOHを、X3 はH、アル
カリ金属、アルカリ土類金属、NH4 またはエタノール
アミンを示す。)
3 を、X2 はメチル、HまたはOHを、X3 はH、アル
カリ金属、アルカリ土類金属、NH4 またはエタノール
アミンを示す。)
【0050】一般式(3)において、アルカリ金属とし
ては、Na,K,Li等が挙げられ、アルカリ土類金属
としては、Ca,Mg等が挙げられる。
ては、Na,K,Li等が挙げられ、アルカリ土類金属
としては、Ca,Mg等が挙げられる。
【0051】洗浄剤組成物に用いられる重合体あるいは
共重合体は、例えばアクリル酸、(無水)マレイン酸、
メタクリル酸、α−ヒドロキシアクリル酸、クロトン
酸、イソクロトン酸、およびその塩等の重合反応、また
は各モノマーの共重合反応、あるいは他の重合性モノマ
ーとの共重合反応によって合成されるものである。この
とき共重合に用いられる他の共重合モノマーの例として
は、例えばアコニット酸、イタコン酸、シトラコン酸、
フマル酸、ビニルホスホン酸、スルホン化マレイン酸、
ジイソブチレン、スチレン、メチルビニルエーテル、エ
チレン、プロピレン、イソブチレン、ペンテン、ブタジ
エン、イソプレン、酢酸ビニル(及び共重合後に加水分
解した場合はビニルアルコール)、アクリル酸エステル
等が挙げられるが、特に限定されるものではない。な
お、重合反応は特に限定されることなく、通常公知の方
法を用いることができる。また、特開昭54−5219
6号公報記載のポリグリオキシル酸等のポリアセタール
カルボン酸重合体を用いることもできる。
共重合体は、例えばアクリル酸、(無水)マレイン酸、
メタクリル酸、α−ヒドロキシアクリル酸、クロトン
酸、イソクロトン酸、およびその塩等の重合反応、また
は各モノマーの共重合反応、あるいは他の重合性モノマ
ーとの共重合反応によって合成されるものである。この
とき共重合に用いられる他の共重合モノマーの例として
は、例えばアコニット酸、イタコン酸、シトラコン酸、
フマル酸、ビニルホスホン酸、スルホン化マレイン酸、
ジイソブチレン、スチレン、メチルビニルエーテル、エ
チレン、プロピレン、イソブチレン、ペンテン、ブタジ
エン、イソプレン、酢酸ビニル(及び共重合後に加水分
解した場合はビニルアルコール)、アクリル酸エステル
等が挙げられるが、特に限定されるものではない。な
お、重合反応は特に限定されることなく、通常公知の方
法を用いることができる。また、特開昭54−5219
6号公報記載のポリグリオキシル酸等のポリアセタール
カルボン酸重合体を用いることもできる。
【0052】洗浄剤組成物において上記の重合体、共重
合体としては、重量平均分子量が800〜100万のも
のが用いられ、好ましくは、5000〜20万のものが
用いられる。
合体としては、重量平均分子量が800〜100万のも
のが用いられ、好ましくは、5000〜20万のものが
用いられる。
【0053】また、共重合させる場合の一般式(3)の
繰り返し単位と他の共重合モノマーとの共重合率も特に
限定されないが、好ましくは一般式(3)の繰り返し単
位/他の共重合モノマー=1/100〜90/10の範
囲の共重合比率である。上記の重合体あるいは共重合体
は、洗浄剤組成物中に好ましくは1〜50重量%、より
好ましくは2〜30重量%、更に好ましくは5〜15重
量%配合される。
繰り返し単位と他の共重合モノマーとの共重合率も特に
限定されないが、好ましくは一般式(3)の繰り返し単
位/他の共重合モノマー=1/100〜90/10の範
囲の共重合比率である。上記の重合体あるいは共重合体
は、洗浄剤組成物中に好ましくは1〜50重量%、より
好ましくは2〜30重量%、更に好ましくは5〜15重
量%配合される。
【0054】また、下記式(4)で示されるイオン交換
容量が200CaCO3 mg/g以上のアルミノ珪酸塩
を用いることもできる。 x”(M2 O)・Al2 O3 ・y”(SiO2 )・w”(H2 O) (4) (式中、Mはナトリウム、カリウム等のアルカリ金属、
x”,y”,w”は各成分のモル数を表し、一般的には
0.7≦x”≦1.5、0.8≦y”≦6、w”は0〜
20である。)
容量が200CaCO3 mg/g以上のアルミノ珪酸塩
を用いることもできる。 x”(M2 O)・Al2 O3 ・y”(SiO2 )・w”(H2 O) (4) (式中、Mはナトリウム、カリウム等のアルカリ金属、
x”,y”,w”は各成分のモル数を表し、一般的には
0.7≦x”≦1.5、0.8≦y”≦6、w”は0〜
20である。)
【0055】上記のアルミノ珪酸塩としては、結晶性の
ものと非晶質のものが例示されるが、結晶性のものとし
ては、特に次の一般式で示されるものが好ましい。 Na2 O・Al2 O3 ・ySiO2 ・wH2 O (式中、yは1.8〜3.0、wは1〜6の数を表
す。) 結晶性アルミノ珪酸塩(ゼオライト)としては、A型、
X型、P型ゼオライトに代表される平均一次粒径0.1
〜10μmの合成ゼオライトが好適に使用される。ゼオ
ライトは粉末及び/又はゼオライトスラリー又はスラリ
ーを乾燥して得られるゼオライト凝集乾燥粒子として用
いてもよい。
ものと非晶質のものが例示されるが、結晶性のものとし
ては、特に次の一般式で示されるものが好ましい。 Na2 O・Al2 O3 ・ySiO2 ・wH2 O (式中、yは1.8〜3.0、wは1〜6の数を表
す。) 結晶性アルミノ珪酸塩(ゼオライト)としては、A型、
X型、P型ゼオライトに代表される平均一次粒径0.1
〜10μmの合成ゼオライトが好適に使用される。ゼオ
ライトは粉末及び/又はゼオライトスラリー又はスラリ
ーを乾燥して得られるゼオライト凝集乾燥粒子として用
いてもよい。
【0056】上記の結晶性アルミノ珪酸塩は、常法によ
り製造することができる。例えば、特開昭50−123
81号公報及び特開昭51−12805号公報に記載の
方法を用いることができる。
り製造することができる。例えば、特開昭50−123
81号公報及び特開昭51−12805号公報に記載の
方法を用いることができる。
【0057】一方、上記の結晶性アルミノ珪酸塩と同様
の一般式で示される、非晶質アルミノ珪酸塩は、常法に
より製造することができる。例えば、SiO2 とM2 O
(Mはアルカリ金属を意味する)のモル比がSiO2 /
M2 O=1.0〜4.0であり、H2 OとM2 Oのモル
比がH2 O/M2 O=12〜200である珪酸アルカリ
金属塩水溶液を用いて、これにM2 OとAl2 O3 のモ
ル比がM2 O/Al2O3 =1.0〜2.0であり、H
2 OとM2 Oのモル比がH2 O/M2 O=6.0〜50
0である低アルカリアルミン酸アルカリ金属塩水溶液を
通常15〜60℃、好ましくは30〜50℃の温度のも
とで強攪拌下に添加する。
の一般式で示される、非晶質アルミノ珪酸塩は、常法に
より製造することができる。例えば、SiO2 とM2 O
(Mはアルカリ金属を意味する)のモル比がSiO2 /
M2 O=1.0〜4.0であり、H2 OとM2 Oのモル
比がH2 O/M2 O=12〜200である珪酸アルカリ
金属塩水溶液を用いて、これにM2 OとAl2 O3 のモ
ル比がM2 O/Al2O3 =1.0〜2.0であり、H
2 OとM2 Oのモル比がH2 O/M2 O=6.0〜50
0である低アルカリアルミン酸アルカリ金属塩水溶液を
通常15〜60℃、好ましくは30〜50℃の温度のも
とで強攪拌下に添加する。
【0058】次いで生成した白色沈澱物スラリーを通常
70〜100℃、好ましくは90〜100℃の温度で、
通常10分以上10時間以下、好ましくは5時間以下加
熱処理し、その後濾過、洗浄、乾燥する事により有利に
得る事ができる。このとき添加方法は、低アルカリアル
ミン酸アルカリ金属塩水溶液に珪酸アルカリ金属塩水溶
液を添加する方法であってもよい。この方法によりイオ
ン交換能100CaCO3 mg/g以上、吸油能80m
l/100g以上の非晶質アルミノ珪酸塩吸油担体を容
易に得る事ができる(特開昭62−191417号公
報,特開昭62−191419号公報参照)。その他の
金属イオン封鎖剤としては、アミノトリ(メチレンホス
ホン酸)、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホス
ホン酸、エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン
酸)、ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン
酸)、及びそれらの塩、2−ホスホノブタン−1,2−
ジカルボン酸等のホスホノカルボン酸の塩、アスパラギ
ン酸、グルタミン酸等のアミノ酸の塩、ニトリロ三酢酸
塩、エチレンジアミン四酢酸塩等のアミノポリ酢酸塩な
どが挙げられる。
70〜100℃、好ましくは90〜100℃の温度で、
通常10分以上10時間以下、好ましくは5時間以下加
熱処理し、その後濾過、洗浄、乾燥する事により有利に
得る事ができる。このとき添加方法は、低アルカリアル
ミン酸アルカリ金属塩水溶液に珪酸アルカリ金属塩水溶
液を添加する方法であってもよい。この方法によりイオ
ン交換能100CaCO3 mg/g以上、吸油能80m
l/100g以上の非晶質アルミノ珪酸塩吸油担体を容
易に得る事ができる(特開昭62−191417号公
報,特開昭62−191419号公報参照)。その他の
金属イオン封鎖剤としては、アミノトリ(メチレンホス
ホン酸)、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホス
ホン酸、エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン
酸)、ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン
酸)、及びそれらの塩、2−ホスホノブタン−1,2−
ジカルボン酸等のホスホノカルボン酸の塩、アスパラギ
ン酸、グルタミン酸等のアミノ酸の塩、ニトリロ三酢酸
塩、エチレンジアミン四酢酸塩等のアミノポリ酢酸塩な
どが挙げられる。
【0059】その他の成分 洗浄剤組成物におけるその他の成分としては、アルカリ
剤として、結晶性および非晶性アルカリ金属珪酸塩に加
え、炭酸塩、亜硫酸塩などのアルカリ金属塩及びアルカ
ノールアミン等の有機アミン類などの種々のものが挙げ
られる。また、ポリエチレングリコール、ポリビニルア
ルコール、ポリビニルピロリドン等の非解離高分子、ジ
グリコール酸、オキシカルボン酸塩等の有機酸の塩等の
ビルダー、カルボキシメチルセルロースといった一般的
に洗剤に配合することが知られている色あせ防止剤、再
汚染防止剤などが挙げられる。
剤として、結晶性および非晶性アルカリ金属珪酸塩に加
え、炭酸塩、亜硫酸塩などのアルカリ金属塩及びアルカ
ノールアミン等の有機アミン類などの種々のものが挙げ
られる。また、ポリエチレングリコール、ポリビニルア
ルコール、ポリビニルピロリドン等の非解離高分子、ジ
グリコール酸、オキシカルボン酸塩等の有機酸の塩等の
ビルダー、カルボキシメチルセルロースといった一般的
に洗剤に配合することが知られている色あせ防止剤、再
汚染防止剤などが挙げられる。
【0060】非解離高分子、有機酸の塩等のビルダー、
色あせ防止剤、再汚染防止剤、ケーキング防止剤、酸化
防止剤、漂白剤、漂白活性化剤、蛍光染料、青味付剤、
香料等を含むことができるが、などが挙げられる。漂白
剤としては、過炭酸ナトリウム、過ホウ酸ナトリウムが
好適であり、漂白洗浄剤とする場合は、1〜95%、特
に20〜95%配合される。
色あせ防止剤、再汚染防止剤、ケーキング防止剤、酸化
防止剤、漂白剤、漂白活性化剤、蛍光染料、青味付剤、
香料等を含むことができるが、などが挙げられる。漂白
剤としては、過炭酸ナトリウム、過ホウ酸ナトリウムが
好適であり、漂白洗浄剤とする場合は、1〜95%、特
に20〜95%配合される。
【0061】その他に洗剤剤組成物には、以下の様な成
分も含有する事ができる。即ち、炭素数1〜4程度の低
級アルキルベンゼンスルホン酸塩、スルホコハク酸塩、
タルク、カルシウムシリケート等のケーキング防止剤、
第3ブチルヒドロキシトルエン、ジスチレン化クレゾー
ル等の酸化防止剤、過炭酸ナトリウムなどの漂白剤又は
テトラアセチルエチレンジアミン等の漂白活性化剤、蛍
光染料、青味付剤、香料等を含むことができるが、これ
らについては特に限定されず、目的に応じた配合がなさ
れてよい。
分も含有する事ができる。即ち、炭素数1〜4程度の低
級アルキルベンゼンスルホン酸塩、スルホコハク酸塩、
タルク、カルシウムシリケート等のケーキング防止剤、
第3ブチルヒドロキシトルエン、ジスチレン化クレゾー
ル等の酸化防止剤、過炭酸ナトリウムなどの漂白剤又は
テトラアセチルエチレンジアミン等の漂白活性化剤、蛍
光染料、青味付剤、香料等を含むことができるが、これ
らについては特に限定されず、目的に応じた配合がなさ
れてよい。
【0062】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例により詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例等に何ら限定さ
れない。 実施例1〜9及び比較例1、2 混合、押出成形により押出成形物を得た。以下に詳細を
記す。 a)前混合工程 押出成形の前処理として、酵素含有造粒成分の混合及び
所定温度(バインダーの融点)への昇温を行った。具体
的には、ホソカワミクロン(株)製ナウターミキサーに
酵素含有造粒成分30kgを仕込み、ジャケット温度7
0℃で粉体温度60℃まで混合/昇温した。表1及び表
2に組成を示す。なお、実施例1〜5及び比較例1にお
いて、CFD原末/PEG/粉砕無水芒硝=20/X/
バランス(重量%)、実施例6において、CFD原末/
PEG/粉砕無水芒硝=10/X/バランス(重量
%)、実施例7において、CFD原末/ノニオン/粉砕
無水芒硝=20/X/バランス(重量%)、実施例8、
9及び比較例2において、KAP原末/PEG/粉砕無
水芒硝=50/X/バランス(重量%)である。
に説明するが、本発明はこれらの実施例等に何ら限定さ
れない。 実施例1〜9及び比較例1、2 混合、押出成形により押出成形物を得た。以下に詳細を
記す。 a)前混合工程 押出成形の前処理として、酵素含有造粒成分の混合及び
所定温度(バインダーの融点)への昇温を行った。具体
的には、ホソカワミクロン(株)製ナウターミキサーに
酵素含有造粒成分30kgを仕込み、ジャケット温度7
0℃で粉体温度60℃まで混合/昇温した。表1及び表
2に組成を示す。なお、実施例1〜5及び比較例1にお
いて、CFD原末/PEG/粉砕無水芒硝=20/X/
バランス(重量%)、実施例6において、CFD原末/
PEG/粉砕無水芒硝=10/X/バランス(重量
%)、実施例7において、CFD原末/ノニオン/粉砕
無水芒硝=20/X/バランス(重量%)、実施例8、
9及び比較例2において、KAP原末/PEG/粉砕無
水芒硝=50/X/バランス(重量%)である。
【0063】酵素原末としては、CFD:WO94/2
6881号に記載の方法により得られたセルラーゼ含有
原末、及びKAP:バチルスKSM−K16(国際寄託
番号BP3376)の高力価株により得られたプロテア
ーゼ含有原末を用いた。熱可塑性水溶性バインダーとし
ては、PEG:花王製ポリエチレングリコール:PEG
6000(融点約58℃)、及びノニオン:花王製ポリ
オキシエチレンステアリルエーテル:エマルゲン320
0(融点約45℃)を用いた。また、酵素含有造粒成分
中の水分量は、105℃雰囲気中に60分間維持して放
出された水分量を測定して求めた。
6881号に記載の方法により得られたセルラーゼ含有
原末、及びKAP:バチルスKSM−K16(国際寄託
番号BP3376)の高力価株により得られたプロテア
ーゼ含有原末を用いた。熱可塑性水溶性バインダーとし
ては、PEG:花王製ポリエチレングリコール:PEG
6000(融点約58℃)、及びノニオン:花王製ポリ
オキシエチレンステアリルエーテル:エマルゲン320
0(融点約45℃)を用いた。また、酵素含有造粒成分
中の水分量は、105℃雰囲気中に60分間維持して放
出された水分量を測定して求めた。
【0064】b)押出成形工程 混合物を押出造粒機(不二パウダル(株)製:ペレッタ
ーダブルEXD−60型)に供給し、所定口径のスクリ
ーンを通して押出圧密化した。得られた押出物を振動冷
却機(不二パウダル(株)製:バイブロ/フロードライ
ヤーVDF/6000型)で冷却した。
ーダブルEXD−60型)に供給し、所定口径のスクリ
ーンを通して押出圧密化した。得られた押出物を振動冷
却機(不二パウダル(株)製:バイブロ/フロードライ
ヤーVDF/6000型)で冷却した。
【0065】得られた押出成形物の成形状態の評価は、
押出直後品と振動冷却品の目視観察により行い、押出成
形物が円柱のヌードル形状であり、お互いに合一してい
ないものを良好、押出成形物が互いに合一し、振動冷却
後も合一したままのものを塊状、押出直後品は合一して
いるが、振動冷却でヌードルに戻るものをベタツキア
リ、押出成形物が円柱状でないものを成形不良、押出成
形物が粉々で成形されていないものを成形不可とした。
また、実負荷/能力とは単位重量の押出成形物を得るの
に要した動力を示し、混合物の潤滑性を示す指標であ
る。使用する押出機、混合物の比熱等により異なるが、
今回の実施例では0.035(A/(kg/hr))以
下が好ましい。
押出直後品と振動冷却品の目視観察により行い、押出成
形物が円柱のヌードル形状であり、お互いに合一してい
ないものを良好、押出成形物が互いに合一し、振動冷却
後も合一したままのものを塊状、押出直後品は合一して
いるが、振動冷却でヌードルに戻るものをベタツキア
リ、押出成形物が円柱状でないものを成形不良、押出成
形物が粉々で成形されていないものを成形不可とした。
また、実負荷/能力とは単位重量の押出成形物を得るの
に要した動力を示し、混合物の潤滑性を示す指標であ
る。使用する押出機、混合物の比熱等により異なるが、
今回の実施例では0.035(A/(kg/hr))以
下が好ましい。
【0066】スクリーン温度とは成形物のスクリーン通
過時の温度であり、酵素の失活を抑える観点から95℃
以下であることが好ましく、さらに80℃以下が好まし
い。保存前残存活性は、次のようにして算出した。 保存前残存活性(%)=〔C1 /(Cp×Y)〕×10
0 ここで、C1 :押出成形物の酵素活性 Cp:酵素原末の活性 Y:押出成形物を1とした場合の、押出成形物中の酵素
原末の重量である。 また、得られた成形物の90%溶解時間についても調べ
た。具体的な測定方法は後述の方法を用いた。
過時の温度であり、酵素の失活を抑える観点から95℃
以下であることが好ましく、さらに80℃以下が好まし
い。保存前残存活性は、次のようにして算出した。 保存前残存活性(%)=〔C1 /(Cp×Y)〕×10
0 ここで、C1 :押出成形物の酵素活性 Cp:酵素原末の活性 Y:押出成形物を1とした場合の、押出成形物中の酵素
原末の重量である。 また、得られた成形物の90%溶解時間についても調べ
た。具体的な測定方法は後述の方法を用いた。
【0067】
【表1】
【0068】
【表2】
【0069】実施例10〜17 上記実施例で得られた押出成形物を解砕処理、球形化処
理、被覆処理に付し、酵素造粒物を得た。 c)解砕/球形化工程 ・スピードミル使用時 2kgの押出成形物を室温程度にまで冷却された状態
で、解砕機(不二パウダル(株)製:スピードミルFL
−200型)により解砕した。 ・マルメライザー使用時 2kgの押出成形物を室温程度にまで冷却された状態
で、球形化機(不二パウダル(株)製:マルメライザー
Q−400型)にて、500rpmの条件で10分間処
理し、球形化処理を行った。
理、被覆処理に付し、酵素造粒物を得た。 c)解砕/球形化工程 ・スピードミル使用時 2kgの押出成形物を室温程度にまで冷却された状態
で、解砕機(不二パウダル(株)製:スピードミルFL
−200型)により解砕した。 ・マルメライザー使用時 2kgの押出成形物を室温程度にまで冷却された状態
で、球形化機(不二パウダル(株)製:マルメライザー
Q−400型)にて、500rpmの条件で10分間処
理し、球形化処理を行った。
【0070】・粒王使用時 24kgの押出成形物を攪拌転動造粒機(三井鉱山
(株)製/粒王 TM50B)に投入し、上羽根攪拌羽
根回転数1500rpm、下羽根攪拌羽根回転数60r
pmにて10分間解砕処理を行った。続いて、ジャケッ
トに60℃の温水を流し、上羽根攪拌羽根回転数100
0rpm、下羽根攪拌羽根回転数30rpmにて10分
間球形化処理を行った。 ・ハイスピードミキサー使用時 5kgの押出成形物を攪拌転動造粒機(深江工業(株)
製/ハイスピードミキサー、FS−10型)に投入し、
主軸回転数240rpm、解砕羽根回転数2700rp
mにて20分間解砕処理を行った。ただし、粒王、ハイ
スピードミキサーでは解砕工程で一部球形化も進行し
た。
(株)製/粒王 TM50B)に投入し、上羽根攪拌羽
根回転数1500rpm、下羽根攪拌羽根回転数60r
pmにて10分間解砕処理を行った。続いて、ジャケッ
トに60℃の温水を流し、上羽根攪拌羽根回転数100
0rpm、下羽根攪拌羽根回転数30rpmにて10分
間球形化処理を行った。 ・ハイスピードミキサー使用時 5kgの押出成形物を攪拌転動造粒機(深江工業(株)
製/ハイスピードミキサー、FS−10型)に投入し、
主軸回転数240rpm、解砕羽根回転数2700rp
mにて20分間解砕処理を行った。ただし、粒王、ハイ
スピードミキサーでは解砕工程で一部球形化も進行し
た。
【0071】d)被覆工程 ・粒王使用時 球形化物12kgと被覆原料12kgを、ジャケットに
60℃の温水を流した攪拌転動造粒機(三井鉱山(株)
製/粒王 TM50B)に投入し、上羽根攪拌羽根回転
数1000rpm、下羽根攪拌羽根回転数30rpmに
て20分間攪拌造粒し、球形化物の被覆を行った。 ・ハイスピードミキサー使用時 解砕化物5kgと被覆原料1.67kgを、ジャケット
に60℃の温水を流した攪拌転動造粒機(深江工業
(株)製/ハイスピードミキサー、FS−10型)に投
入し、主軸回転数240rpm、解砕羽根回転数270
0rpmにて100分間攪拌造粒し、解砕化物の被覆を
行った。さらに被覆原料3.33kgを追加し、同条件
で10分間攪拌造粒して被覆をさらに行った。なお、被
覆原料は、いずれもタルク/酸化チタン/PEG/シア
ニンブルー=78/12/10/0.2(重量部)から
なる混合物である。
60℃の温水を流した攪拌転動造粒機(三井鉱山(株)
製/粒王 TM50B)に投入し、上羽根攪拌羽根回転
数1000rpm、下羽根攪拌羽根回転数30rpmに
て20分間攪拌造粒し、球形化物の被覆を行った。 ・ハイスピードミキサー使用時 解砕化物5kgと被覆原料1.67kgを、ジャケット
に60℃の温水を流した攪拌転動造粒機(深江工業
(株)製/ハイスピードミキサー、FS−10型)に投
入し、主軸回転数240rpm、解砕羽根回転数270
0rpmにて100分間攪拌造粒し、解砕化物の被覆を
行った。さらに被覆原料3.33kgを追加し、同条件
で10分間攪拌造粒して被覆をさらに行った。なお、被
覆原料は、いずれもタルク/酸化チタン/PEG/シア
ニンブルー=78/12/10/0.2(重量部)から
なる混合物である。
【0072】比較例3、4(無核攪拌造粒) 押出成形物を押出核として用いない乾式造粒法として、
無核攪拌転動造粒法により酵素造粒物を製造した。即
ち、実施例と同じハイスピードミキサーを用い、無核転
動造粒原料(CFD原末/PEG/粉砕無水芒硝/酸化
チタン=18/13/65/4(重量%))5kgを仕
込み、主軸回転数250rpm、解砕羽根回転数300
0rpm、30℃のジャケットにて2分間攪拌、その後
ジャケットに70℃の温水を流し、更に32分間攪拌転
動造粒を行った(比較例3)。得られた攪拌転動粒子
4.2kgに実施例と同じコーティング原料1.4kg
を添加し、主軸回転数240rpm、解砕羽根回転数2
700rpm、ジャケット60℃にて100分間攪拌造
粒し、被覆原料2.8kgを追加し同条件で更に10分
間攪拌造粒して粒子の被覆を行った(比較例4)。
無核攪拌転動造粒法により酵素造粒物を製造した。即
ち、実施例と同じハイスピードミキサーを用い、無核転
動造粒原料(CFD原末/PEG/粉砕無水芒硝/酸化
チタン=18/13/65/4(重量%))5kgを仕
込み、主軸回転数250rpm、解砕羽根回転数300
0rpm、30℃のジャケットにて2分間攪拌、その後
ジャケットに70℃の温水を流し、更に32分間攪拌転
動造粒を行った(比較例3)。得られた攪拌転動粒子
4.2kgに実施例と同じコーティング原料1.4kg
を添加し、主軸回転数240rpm、解砕羽根回転数2
700rpm、ジャケット60℃にて100分間攪拌造
粒し、被覆原料2.8kgを追加し同条件で更に10分
間攪拌造粒して粒子の被覆を行った(比較例4)。
【0073】実施例10〜17、比較例3、4において
得られた酵素造粒物等の評価を行った。1410μm
オンとは、得られた酵素造粒物を1410μmのフルイ
目の開きの篩にかけたときに該篩上に残る造粒物の量
を、全酵素造粒物中の重量%で示した値である。350
μm パスとは、得られた酵素造粒物を350μmのフ
ルイ目の開きの篩にかけたときに該篩を通過する造粒物
の量を、全酵素造粒物中の重量%で示した値である。ま
た、1410μmのフルイ目の開きの篩を通過し、35
0μmのフルイ目の開きの篩上に残った酵素造粒物(即
ち、粒径が350〜1410μmのもの)の量を、全酵
素造粒物中の重量%で示した値を、表中の「製品」の項
目に示す。また、酵素造粒物の平均粒径は、日本工業規
格JIS−K0069(1192)記載の乾式篩分け法
による粒度分布を基に50%粒径の値を用いた。
得られた酵素造粒物等の評価を行った。1410μm
オンとは、得られた酵素造粒物を1410μmのフルイ
目の開きの篩にかけたときに該篩上に残る造粒物の量
を、全酵素造粒物中の重量%で示した値である。350
μm パスとは、得られた酵素造粒物を350μmのフ
ルイ目の開きの篩にかけたときに該篩を通過する造粒物
の量を、全酵素造粒物中の重量%で示した値である。ま
た、1410μmのフルイ目の開きの篩を通過し、35
0μmのフルイ目の開きの篩上に残った酵素造粒物(即
ち、粒径が350〜1410μmのもの)の量を、全酵
素造粒物中の重量%で示した値を、表中の「製品」の項
目に示す。また、酵素造粒物の平均粒径は、日本工業規
格JIS−K0069(1192)記載の乾式篩分け法
による粒度分布を基に50%粒径の値を用いた。
【0074】球形度は、画像解析装置を用いて、被覆処
理前の押出成形物(実施例10〜13、16)、攪拌転
動粒子(比較例3)、被覆処理後の粒子(実施例14、
15、17、比較例4)を投影図化し、その最長幅
(L)と面積(A)から以下の式を用いて算出される値
である。 球形度=(L2 /A)×(π/4)×100(%)
理前の押出成形物(実施例10〜13、16)、攪拌転
動粒子(比較例3)、被覆処理後の粒子(実施例14、
15、17、比較例4)を投影図化し、その最長幅
(L)と面積(A)から以下の式を用いて算出される値
である。 球形度=(L2 /A)×(π/4)×100(%)
【0075】溶解性(90%溶解時間) 1Lビーカーに10℃の水1リットルを入れ、長さ3c
mのスターラーピースで攪拌を行っているところに、粒
径が350〜1410μmの酵素造粒物5gを入れ、液
の電気伝導度が平衡値の90%に達するのに要した時間
を90%溶解時間とした。また、被覆層の厚さは造粒物
断面を光学顕微鏡にて拡大して厚みを測定し、N=50
0での平均値を用いた。
mのスターラーピースで攪拌を行っているところに、粒
径が350〜1410μmの酵素造粒物5gを入れ、液
の電気伝導度が平衡値の90%に達するのに要した時間
を90%溶解時間とした。また、被覆層の厚さは造粒物
断面を光学顕微鏡にて拡大して厚みを測定し、N=50
0での平均値を用いた。
【0076】保存安定性(保存後残存活性) 漂白剤を含有しない洗浄剤及び漂白剤を含有する洗浄剤
中における、酵素造粒物の保存安定性について調べた。
高嵩密度洗浄剤A(漂白剤なし)及び高嵩密度洗浄剤B
(漂白剤有り)それぞれ5gに対して、酵素造粒物50
mgを加え、混合して洗浄剤組成物を調製した。得られ
た洗浄剤組成物を30℃、80%RHで4週間保存し
た。その後、洗浄剤組成物中から酵素造粒物を拾いだ
し、活性を測定した(C2 )。そして、保存後残存活性
は次のようにして算出した。 保存後残存活性(%)=〔C2 /(Cp×Y)〕×10
0 ここで、C2 :酵素造粒物の酵素活性 Cp:酵素原末の活性 Y:押出成形物を1とした場合の、押出成形物中の酵素
原末の重量である。 また、酵素造粒物は、350〜1410μmの篩い分け
品を用いた。
中における、酵素造粒物の保存安定性について調べた。
高嵩密度洗浄剤A(漂白剤なし)及び高嵩密度洗浄剤B
(漂白剤有り)それぞれ5gに対して、酵素造粒物50
mgを加え、混合して洗浄剤組成物を調製した。得られ
た洗浄剤組成物を30℃、80%RHで4週間保存し
た。その後、洗浄剤組成物中から酵素造粒物を拾いだ
し、活性を測定した(C2 )。そして、保存後残存活性
は次のようにして算出した。 保存後残存活性(%)=〔C2 /(Cp×Y)〕×10
0 ここで、C2 :酵素造粒物の酵素活性 Cp:酵素原末の活性 Y:押出成形物を1とした場合の、押出成形物中の酵素
原末の重量である。 また、酵素造粒物は、350〜1410μmの篩い分け
品を用いた。
【0077】
【表3】
【0078】
【表4】
【0079】上記の高嵩密度洗浄剤は、次のようにして
調製した。 (1)噴霧乾燥粒子の調製 表5に示す成分を水と混合して、固形分50重量%の洗
浄剤スラリーを調製した。このスラリーを向流式噴霧乾
燥装置で約65℃で噴霧乾燥して噴霧乾燥粒子を得た。
得られた噴霧乾燥粒子の揮発分(105℃、2時間の減
量)は4重量%であった。
調製した。 (1)噴霧乾燥粒子の調製 表5に示す成分を水と混合して、固形分50重量%の洗
浄剤スラリーを調製した。このスラリーを向流式噴霧乾
燥装置で約65℃で噴霧乾燥して噴霧乾燥粒子を得た。
得られた噴霧乾燥粒子の揮発分(105℃、2時間の減
量)は4重量%であった。
【0080】
【表5】
【0081】上記の表中の成分について、以下に説明す
る。 LAS−Na(C10〜C13):直鎖アルキル(C10〜C
13)ベンゼンスルホン酸ナトリウム AS−Na(C12〜C16):アルキル(C12〜C16)硫
酸ナトリウム 非イオン界面活性剤:ポリオキシエチレンアルキルエー
テル〔アルキル鎖の炭素数12〜14(平均12.8)
の第一級飽和アルコールにエチレンオキサイドを平均8
モル付加させたもの〕 AA/MAコポリマー:アクリル酸/マレイン酸共重合
体のナトリウム塩(ソーカランCP−5) チノパールCBS−X:蛍光染料、ジスチリルビフェニ
ル誘導体(チバガイギー社製) ホワイテックスSA:蛍光染料、ビス−(トリアジニル
アミノ)−スチルベン−ジスルホン酸誘導体(住友化学
(株)製)
る。 LAS−Na(C10〜C13):直鎖アルキル(C10〜C
13)ベンゼンスルホン酸ナトリウム AS−Na(C12〜C16):アルキル(C12〜C16)硫
酸ナトリウム 非イオン界面活性剤:ポリオキシエチレンアルキルエー
テル〔アルキル鎖の炭素数12〜14(平均12.8)
の第一級飽和アルコールにエチレンオキサイドを平均8
モル付加させたもの〕 AA/MAコポリマー:アクリル酸/マレイン酸共重合
体のナトリウム塩(ソーカランCP−5) チノパールCBS−X:蛍光染料、ジスチリルビフェニ
ル誘導体(チバガイギー社製) ホワイテックスSA:蛍光染料、ビス−(トリアジニル
アミノ)−スチルベン−ジスルホン酸誘導体(住友化学
(株)製)
【0082】(2)高嵩密度洗浄剤A(漂白剤なし)の
調製 上記表5中のA洗浄剤スラリーで得られた噴霧乾燥粒子
78重量部と結晶性アルミノ珪酸塩粉末(4A型ゼオラ
イト粉末、平均粒径2.7μm、東ソー(株)製)3重
量部とを事前に混合し、ハイスピードミキサーに投入し
て、噴霧乾燥粒子を破砕し攪拌造粒を行った。その際に
非イオン界面活性剤(アルキル基炭素数12の第一級飽
和アルコールにエチレンオキサイドを平均6モル付加し
たポリオキシエチレンアルキルエーテル、含水率10重
量%)4重量部をスプレーして添加しながら処理を行っ
た。造粒終了30秒前に噴霧乾燥粒子に混合したものと
同じ粉末ゼオライトを9重量部加え、再度攪拌を行っ
た。次に、この造粒物を1.3mmの目開きのふるいで
篩分けをした。この篩分け最終品に対して結晶性珪酸塩
〔SKS−6(グラニュール)、ヘキストトクヤマ
(株)製〕5重量部をVブレンダーで混合して最終粒状
洗剤を得た。
調製 上記表5中のA洗浄剤スラリーで得られた噴霧乾燥粒子
78重量部と結晶性アルミノ珪酸塩粉末(4A型ゼオラ
イト粉末、平均粒径2.7μm、東ソー(株)製)3重
量部とを事前に混合し、ハイスピードミキサーに投入し
て、噴霧乾燥粒子を破砕し攪拌造粒を行った。その際に
非イオン界面活性剤(アルキル基炭素数12の第一級飽
和アルコールにエチレンオキサイドを平均6モル付加し
たポリオキシエチレンアルキルエーテル、含水率10重
量%)4重量部をスプレーして添加しながら処理を行っ
た。造粒終了30秒前に噴霧乾燥粒子に混合したものと
同じ粉末ゼオライトを9重量部加え、再度攪拌を行っ
た。次に、この造粒物を1.3mmの目開きのふるいで
篩分けをした。この篩分け最終品に対して結晶性珪酸塩
〔SKS−6(グラニュール)、ヘキストトクヤマ
(株)製〕5重量部をVブレンダーで混合して最終粒状
洗剤を得た。
【0083】(3)高嵩密度洗浄剤B(漂白剤有り)の
調製 非イオン界面活性剤(アルキル基炭素数12の第一級飽
和アルコールにエチレンオキサイドを平均6モル付加し
たポリオキシエチレンアルキルエーテル、含水率10重
量%)5重量部、結晶性アルミノ珪酸塩粉末(4A型ゼ
オライト粉末、平均粒子径2.7μm、東ソー(株)
製)16重量部、及びアクリル酸/マレイン酸共重合体
のナトリウム塩1重量部を混合したものと、上記表中の
B洗浄剤スラリーで得られた噴霧乾燥粒子51重量部と
を事前に混合した上で、固形分50重量%のLAS−N
aスラリー8重量部とともにバッチミキサーに投入して
予備混合をし、さらに2軸混練機による混練を行った。
この混練により得られたペーストを50〜200ba
r、直径1〜1.2mm、長さ1mmになるように紐状
押出し機により押出し造粒し、マルメライザーによる球
形化処理を行った。その際、従前より使用の粉末ゼオラ
イト3重量部を加え、表面被覆を行った。次に、流動層
乾燥装置(送風温度75〜80℃)により乾燥及び冷却
を行った上で、1.3mmの目開きのふるいで篩分けし
た。この篩分け終了品に対して過炭酸ナトリウム(50
0μm)15重量部、及びTAED(テトラアセチルエ
チレンジアミン)4重量部をVブレンダーで混合し最終
粒状洗浄剤を得た。
調製 非イオン界面活性剤(アルキル基炭素数12の第一級飽
和アルコールにエチレンオキサイドを平均6モル付加し
たポリオキシエチレンアルキルエーテル、含水率10重
量%)5重量部、結晶性アルミノ珪酸塩粉末(4A型ゼ
オライト粉末、平均粒子径2.7μm、東ソー(株)
製)16重量部、及びアクリル酸/マレイン酸共重合体
のナトリウム塩1重量部を混合したものと、上記表中の
B洗浄剤スラリーで得られた噴霧乾燥粒子51重量部と
を事前に混合した上で、固形分50重量%のLAS−N
aスラリー8重量部とともにバッチミキサーに投入して
予備混合をし、さらに2軸混練機による混練を行った。
この混練により得られたペーストを50〜200ba
r、直径1〜1.2mm、長さ1mmになるように紐状
押出し機により押出し造粒し、マルメライザーによる球
形化処理を行った。その際、従前より使用の粉末ゼオラ
イト3重量部を加え、表面被覆を行った。次に、流動層
乾燥装置(送風温度75〜80℃)により乾燥及び冷却
を行った上で、1.3mmの目開きのふるいで篩分けし
た。この篩分け終了品に対して過炭酸ナトリウム(50
0μm)15重量部、及びTAED(テトラアセチルエ
チレンジアミン)4重量部をVブレンダーで混合し最終
粒状洗浄剤を得た。
【0084】上記の実施例、比較例から以下のことが分
かった。本発明の方法により押出成形された成形物は、
保存前残存活性がいずれも高い値であることから、本発
明の製造方法は非水系で行われるにもかかわらず、発熱
による酵素の失活を抑えることのできる優れた方法であ
ることが分かった(実施例1〜9)。一方、熱可塑性バ
インダーの量が所定の範囲外のものは、成形品が得られ
ない(比較例1)、押出物が合一し、ヌードル形状の成
形物が得られない(比較例2)ものであった。
かった。本発明の方法により押出成形された成形物は、
保存前残存活性がいずれも高い値であることから、本発
明の製造方法は非水系で行われるにもかかわらず、発熱
による酵素の失活を抑えることのできる優れた方法であ
ることが分かった(実施例1〜9)。一方、熱可塑性バ
インダーの量が所定の範囲外のものは、成形品が得られ
ない(比較例1)、押出物が合一し、ヌードル形状の成
形物が得られない(比較例2)ものであった。
【0085】また、実施例10〜17からは、被覆を施
すことで酵素造粒物の保存安定性が向上し、特に押出成
形物の球形化度が高いほど、保存安定性向上効果が大き
いことが分かった。一方、低温溶解性の観点からは、被
覆は施さない方が好ましい。したがって、酵素造粒物の
配合環境、使用条件等により、酵素造粒物の被覆厚みは
調整してやる必要がある。さらに、被覆を施すことで、
漂白剤の存在下でも高い保存安定性を示すことが分か
る。一方、比較例3、4からは造粒物の粒度分布が広い
ため、表面積の拡大、被覆層厚みの不均一により、本発
明による造粒物に比べ、保存安定性が劣ることがわか
る。
すことで酵素造粒物の保存安定性が向上し、特に押出成
形物の球形化度が高いほど、保存安定性向上効果が大き
いことが分かった。一方、低温溶解性の観点からは、被
覆は施さない方が好ましい。したがって、酵素造粒物の
配合環境、使用条件等により、酵素造粒物の被覆厚みは
調整してやる必要がある。さらに、被覆を施すことで、
漂白剤の存在下でも高い保存安定性を示すことが分か
る。一方、比較例3、4からは造粒物の粒度分布が広い
ため、表面積の拡大、被覆層厚みの不均一により、本発
明による造粒物に比べ、保存安定性が劣ることがわか
る。
【0086】本発明のように、押出成形物を押出核とし
て用いた攪拌転動造粒物は、図1に示すように粒度分布
が非常にシャープであり、被覆厚みが均一となり保存安
定性が高い、洗剤等に配合した場合に他の成分と分級を
起こしにくいといったメリットがある。逆に無核攪拌転
動造粒物は粒度によりコーティング厚みが異なるため、
保存安定性が低いだけでなく、粒径毎の酵素活性値が異
なるといった問題が生じた(粒径1410〜1000μ
m品の活性/500〜710μm品の活性=約1.5
倍)。本発明では粒度分布がシャープであるため、この
影響が小さい。また押出を用いた造粒は、押出成形時の
スクリーン口径を調整することで容易に製品粒径を制御
することができるため、配合先製品の粒度に適した大き
さの造粒物を容易に得ることができた。また、核造粒で
ある為、機内付着が少ないという利点も認められた。
て用いた攪拌転動造粒物は、図1に示すように粒度分布
が非常にシャープであり、被覆厚みが均一となり保存安
定性が高い、洗剤等に配合した場合に他の成分と分級を
起こしにくいといったメリットがある。逆に無核攪拌転
動造粒物は粒度によりコーティング厚みが異なるため、
保存安定性が低いだけでなく、粒径毎の酵素活性値が異
なるといった問題が生じた(粒径1410〜1000μ
m品の活性/500〜710μm品の活性=約1.5
倍)。本発明では粒度分布がシャープであるため、この
影響が小さい。また押出を用いた造粒は、押出成形時の
スクリーン口径を調整することで容易に製品粒径を制御
することができるため、配合先製品の粒度に適した大き
さの造粒物を容易に得ることができた。また、核造粒で
ある為、機内付着が少ないという利点も認められた。
【0087】
【発明の効果】本発明の酵素造粒物の製造方法は、酵素
活性の低下が抑えられた酵素造粒物の製造方法を提供す
る。さらに本発明の方法により得られる酵素造粒物は粒
度分布が狭いため、洗剤中等に配合した場合でも分級さ
れにくい。さらに本発明の製造方法は、組成の自由度が
高いものであり、しかも製造に用いる機械内への原料等
の付着が少ない。
活性の低下が抑えられた酵素造粒物の製造方法を提供す
る。さらに本発明の方法により得られる酵素造粒物は粒
度分布が狭いため、洗剤中等に配合した場合でも分級さ
れにくい。さらに本発明の製造方法は、組成の自由度が
高いものであり、しかも製造に用いる機械内への原料等
の付着が少ない。
【図1】図1は、実施例14、15、17及び比較例4
で得られた酵素造粒物の粒度分布を示す図である。図
中、△は実施例14のデータ、▲は実施例15のデー
タ、○は実施例17のデータ、及び●は比較例4のデー
タである。
で得られた酵素造粒物の粒度分布を示す図である。図
中、△は実施例14のデータ、▲は実施例15のデー
タ、○は実施例17のデータ、及び●は比較例4のデー
タである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 四方 資通 和歌山市湊1334番地 花王株式会社研究所 内 (72)発明者 野村 昌史 和歌山市湊1334番地 花王株式会社研究所 内
Claims (10)
- 【請求項1】 工程a:融点若しくは軟化点が35〜8
0℃の熱可塑性水溶性バインダーを10〜40重量%含
む、実質的に水を含まない酵素含有造粒成分を混合する
工程、 工程b:工程aで得られた混合物を、前記熱可塑性水溶
性バインダーの融点若しくは軟化点以上の温度で押出成
形する工程、を含むことを特徴とする酵素造粒物の製造
方法。 - 【請求項2】 熱可塑性水溶性バインダーが、ポリエチ
レングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリオキ
シエチレンアルキルエーテル、及びポリオキシエチレン
フェノールエーテルからなる群より選択される1種以上
の物質である請求項1記載の製造方法。 - 【請求項3】 さらに、 工程c:工程bにおいて得られる押出成形物を冷却する
工程、を設ける請求項1又は2記載の製造方法。 - 【請求項4】 さらに、 工程d:工程b又は工程cにおいて得られる押出成形物
を球形化する工程、を設ける請求項1〜3いずれか記載
の製造方法。 - 【請求項5】 球形化された押出成形物の平均球形度が
100〜200%である請求項4記載の製造方法。 - 【請求項6】 さらに、 工程e:工程b、工程c、又は工程dにおいて得られ
る、押出成形物又は球形化された押出成形物を被覆する
工程、を設ける請求項1〜5いずれか記載の製造方法。 - 【請求項7】 攪拌転動造粒することにより、押出成形
物又は球形化された押出成形物を被覆する請求項6記載
の製造方法。 - 【請求項8】 被覆層の厚みが200μm以下である請
求項6又は7記載の製造方法。 - 【請求項9】 被覆層の組成が、水難溶性粉末を20〜
95重量%、融点若しくは軟化点が35〜80℃の熱可
塑性水溶性バインダーを5〜30重量%含む請求項6〜
8いずれか記載の製造方法。 - 【請求項10】 請求項1〜9いずれか記載の製造方法
により得られる酵素造粒物と洗浄剤とが混合してなる洗
浄剤組成物。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20115896A JPH1023888A (ja) | 1996-07-10 | 1996-07-10 | 酵素造粒物の製造方法 |
| PCT/JP1997/002395 WO1998001544A1 (fr) | 1996-07-10 | 1997-07-09 | Procede de production de granules enzymatiques |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20115896A JPH1023888A (ja) | 1996-07-10 | 1996-07-10 | 酵素造粒物の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1023888A true JPH1023888A (ja) | 1998-01-27 |
Family
ID=16436347
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20115896A Pending JPH1023888A (ja) | 1996-07-10 | 1996-07-10 | 酵素造粒物の製造方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1023888A (ja) |
| WO (1) | WO1998001544A1 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6410287B1 (en) | 1998-10-09 | 2002-06-25 | Kao Corporation | Enzyme particles |
| JP2002519052A (ja) * | 1998-06-30 | 2002-07-02 | ノボザイムス アクティーゼルスカブ | 新規改良型酵素含有粒子 |
| JP2012214536A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-08 | Kao Corp | 自動食器洗浄機用洗浄剤組成物 |
Families Citing this family (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| BR0004713A (pt) * | 1999-02-10 | 2000-12-19 | Dsm Nv | Granulados contendo enzimas de alimentação |
| DE19929257A1 (de) | 1999-06-25 | 2000-12-28 | Basf Ag | Polymerbeschichtete, granulierte enzymhaltige Futtermittelzusätze und Verfahren zu deren Herstellung |
| WO2001083727A2 (en) * | 2000-05-04 | 2001-11-08 | Dsm N.V. | Fluid bed process for the production of enzyme granules |
| IT1319655B1 (it) | 2000-11-15 | 2003-10-23 | Eurand Int | Microsfere di enzimi pancreatici con elevata stabilita' e relativometodo di preparazione. |
| MXPA04006218A (es) | 2002-01-15 | 2004-11-01 | Basf Ag | Granulados que contienen enzimas para alimentos animales. |
| AU2008218595B2 (en) | 2007-02-20 | 2012-05-24 | Allergan Therapeutics LLC | Stable digestive enzyme compositions |
| WO2009109856A2 (en) | 2008-03-07 | 2009-09-11 | Axcan Pharma Inc. | Method for detecting infectious parvovirus in pharmaceutical preparations |
| UA111726C2 (uk) | 2010-10-01 | 2016-06-10 | Апталіс Фарма Лімітед | Препарат панкреліпази низької сили з кишковорозчинним покриттям |
| MX351014B (es) | 2011-08-08 | 2017-09-28 | Aptalis Pharma Ltd | Metodo para la prueba de disolucion de composiciones solidas que contienen enzimas digestivas. |
| US10184121B2 (en) | 2013-06-28 | 2019-01-22 | Allergan Pharmaceuticals International Limited | Methods for removing viral contaminants from pancreatic extracts |
| CN106163544A (zh) | 2013-08-09 | 2016-11-23 | 阿勒根制药国际有限公司 | 适于经肠施用的消化酶组合物 |
| US10538720B2 (en) | 2016-03-08 | 2020-01-21 | The Procter & Gamble Company | Particles including enzyme |
| US20230404130A1 (en) | 2020-09-30 | 2023-12-21 | Danisco Us Inc. | Coated granules produced by in-situ crosslinking process |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4940665A (en) * | 1985-12-27 | 1990-07-10 | Showa Denko K. K. | Method for granulation of enzyme |
| JP3395997B2 (ja) * | 1994-08-02 | 2003-04-14 | 花王株式会社 | 洗剤用酵素造粒物の製造方法 |
-
1996
- 1996-07-10 JP JP20115896A patent/JPH1023888A/ja active Pending
-
1997
- 1997-07-09 WO PCT/JP1997/002395 patent/WO1998001544A1/ja not_active Ceased
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002519052A (ja) * | 1998-06-30 | 2002-07-02 | ノボザイムス アクティーゼルスカブ | 新規改良型酵素含有粒子 |
| US6410287B1 (en) | 1998-10-09 | 2002-06-25 | Kao Corporation | Enzyme particles |
| US6544763B2 (en) | 1998-10-09 | 2003-04-08 | Kao Corporation | Enzyme particles |
| JP2012214536A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-08 | Kao Corp | 自動食器洗浄機用洗浄剤組成物 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| WO1998001544A1 (fr) | 1998-01-15 |
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