JPH10244587A - ポリカーボネートフィルムの製造方法 - Google Patents
ポリカーボネートフィルムの製造方法Info
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- JPH10244587A JPH10244587A JP5163797A JP5163797A JPH10244587A JP H10244587 A JPH10244587 A JP H10244587A JP 5163797 A JP5163797 A JP 5163797A JP 5163797 A JP5163797 A JP 5163797A JP H10244587 A JPH10244587 A JP H10244587A
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- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C41/00—Shaping by coating a mould, core or other substrate, i.e. by depositing material and stripping-off the shaped article; Apparatus therefor
- B29C41/02—Shaping by coating a mould, core or other substrate, i.e. by depositing material and stripping-off the shaped article; Apparatus therefor for making articles of definite length, i.e. discrete articles
- B29C41/12—Spreading-out the material on a substrate, e.g. on the surface of a liquid
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- B29C59/00—Surface shaping of articles, e.g. embossing; Apparatus therefor
- B29C59/02—Surface shaping of articles, e.g. embossing; Apparatus therefor by mechanical means, e.g. pressing
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- Moulding By Coating Moulds (AREA)
- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、巻き取り性が改善され、透明性に
優れたポリカーボネートフィルムの製造方法を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 本発明はポリカーボネート及び溶媒から
なる溶液を支持体上に流延し液膜を形成した後、溶媒を
除去して厚さが20〜200μmのフィルムを製造する
方法において、溶媒が15〜30重量%残留している半
乾燥状態のフィルムの一方の面の両端部に、走行方向に
沿って凹凸形成処理することを特徴とするポリカーボネ
ートフィルムの製造方法である。
優れたポリカーボネートフィルムの製造方法を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 本発明はポリカーボネート及び溶媒から
なる溶液を支持体上に流延し液膜を形成した後、溶媒を
除去して厚さが20〜200μmのフィルムを製造する
方法において、溶媒が15〜30重量%残留している半
乾燥状態のフィルムの一方の面の両端部に、走行方向に
沿って凹凸形成処理することを特徴とするポリカーボネ
ートフィルムの製造方法である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光学用途に有用な透
明性に優れたポリカーボネートフィルムの製造方法に関
する。更に詳しくは、ロール状に巻き取る工程やロール
状態から引き出す工程で、皺、傷の発生の少いポリカー
ボネートフィルムの製造方法に関する。
明性に優れたポリカーボネートフィルムの製造方法に関
する。更に詳しくは、ロール状に巻き取る工程やロール
状態から引き出す工程で、皺、傷の発生の少いポリカー
ボネートフィルムの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリカーボネートからポリカーボネート
フィルムを製膜する方法としては一般に良く知られてい
る溶融押し出し製膜法と溶液流延性膜法の2つの方法が
挙げられる。
フィルムを製膜する方法としては一般に良く知られてい
る溶融押し出し製膜法と溶液流延性膜法の2つの方法が
挙げられる。
【0003】溶液流延製膜法は、生産性においては溶融
押し出し製膜法に劣るものの製膜されたフィルムに生じ
る欠点の少なさの点では溶融押し出し製膜法に比較して
遥かに優れている。ここで言う欠点とは主に外観欠点と
なる異物などの表面異状を言う。例えば、ダイライン、
ゲル化物、フィシュアイや炭化物は溶融押し出し固有の
欠点と言うことができ、光学用途(例えば液晶表示パネ
ルの基板)として使用するためにはかかる欠点が少ない
ことが望まれるために、溶液流延法によって製膜された
ポリカーボネートフィルムが好ましく使用されている。
押し出し製膜法に劣るものの製膜されたフィルムに生じ
る欠点の少なさの点では溶融押し出し製膜法に比較して
遥かに優れている。ここで言う欠点とは主に外観欠点と
なる異物などの表面異状を言う。例えば、ダイライン、
ゲル化物、フィシュアイや炭化物は溶融押し出し固有の
欠点と言うことができ、光学用途(例えば液晶表示パネ
ルの基板)として使用するためにはかかる欠点が少ない
ことが望まれるために、溶液流延法によって製膜された
ポリカーボネートフィルムが好ましく使用されている。
【0004】他方、ポリカーボネートフィルムのよう
に、滑り性に劣るフィルムを製膜する場合においては、
製膜フィルムの巻き取り性が劣るため、巻き取り時にフ
ィルムに皺が発生したり、強く巻き過ぎるとフィルム間
の擦れにより傷がはいるなど実用上重大な問題があっ
た。そのため滑り性の劣るフィルムに対しては滑剤を投
入せしめたり(例えば、特開平8−334607号公
報)、滑り性の良好な表面保護フィルムを貼り合わせた
り、スペイサーを介在させて巻き取るなどの対策を講じ
ている現状である。
に、滑り性に劣るフィルムを製膜する場合においては、
製膜フィルムの巻き取り性が劣るため、巻き取り時にフ
ィルムに皺が発生したり、強く巻き過ぎるとフィルム間
の擦れにより傷がはいるなど実用上重大な問題があっ
た。そのため滑り性の劣るフィルムに対しては滑剤を投
入せしめたり(例えば、特開平8−334607号公
報)、滑り性の良好な表面保護フィルムを貼り合わせた
り、スペイサーを介在させて巻き取るなどの対策を講じ
ている現状である。
【0005】しかし、滑材を混入せしめると得られるフ
ィルムの透明性が低下するという光学的用途には致命的
な問題が発生する。また、表面保護フィルム―スペイサ
ーを用いる方式では生産工程が増すとともに、必要部材
が増加するという生産上の問題が伴うこととなる。
ィルムの透明性が低下するという光学的用途には致命的
な問題が発生する。また、表面保護フィルム―スペイサ
ーを用いる方式では生産工程が増すとともに、必要部材
が増加するという生産上の問題が伴うこととなる。
【0006】これらの問題を解決するために、例えば特
開平8―175708号公報には、滑材を含有しないフ
ィルムの巻き取りにおいて、フィルムの両端部の少なく
とも片面に凹凸部を形成して凸部の高さを当該フィルム
の平均高さより高くした後、巻き取り機によってロール
状に巻き取ることが開示されている。この方法は、溶融
押し出し製膜法により形成された延伸フィルムに内部加
熱された粗面加工ロールを押圧することによりフィルム
両端部に凹凸を形成するものである。しかしながら、こ
の方法で得られるフィルムは上記の如く、溶融押し出し
製膜法に伴う固有の欠点を有し、光学用途としては好ま
しくなく、また粗面加工ロールを積極的に加熱するため
エネルギーコストが増加する問題がある。
開平8―175708号公報には、滑材を含有しないフ
ィルムの巻き取りにおいて、フィルムの両端部の少なく
とも片面に凹凸部を形成して凸部の高さを当該フィルム
の平均高さより高くした後、巻き取り機によってロール
状に巻き取ることが開示されている。この方法は、溶融
押し出し製膜法により形成された延伸フィルムに内部加
熱された粗面加工ロールを押圧することによりフィルム
両端部に凹凸を形成するものである。しかしながら、こ
の方法で得られるフィルムは上記の如く、溶融押し出し
製膜法に伴う固有の欠点を有し、光学用途としては好ま
しくなく、また粗面加工ロールを積極的に加熱するため
エネルギーコストが増加する問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、光学用途に
有用な透明性に優れたポリカーボネートフィルムであっ
て、巻き取り途中の横ずれが起こりにくく、擦れ傷、皺
の発生が少なく、良好な外観のポリカーボネートフィル
ムを製造する方法を提供することを目的とする。
有用な透明性に優れたポリカーボネートフィルムであっ
て、巻き取り途中の横ずれが起こりにくく、擦れ傷、皺
の発生が少なく、良好な外観のポリカーボネートフィル
ムを製造する方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するために鋭意検討した結果、ポリカーボネート溶
液の流延製膜法において、残留溶媒がフィルムを可塑化
させ、ガラス転移温度を低下させることに着目して本発
明に到達したものである。
解決するために鋭意検討した結果、ポリカーボネート溶
液の流延製膜法において、残留溶媒がフィルムを可塑化
させ、ガラス転移温度を低下させることに着目して本発
明に到達したものである。
【0009】すなわち本発明は、ポリカーボネート及び
溶媒からなる溶液を支持体上に流延し液膜を形成した
後、溶媒を除去して厚さが20〜200μmのフィルム
を製造する方法において、溶媒が15〜30重量%残留
している半乾燥状態のフィルムの一方の面の両端部に、
走行方向に沿って凹凸ロールにより凹凸形成処理するこ
とを特徴とするポリカーボネートフィルムの製造方法で
ある。
溶媒からなる溶液を支持体上に流延し液膜を形成した
後、溶媒を除去して厚さが20〜200μmのフィルム
を製造する方法において、溶媒が15〜30重量%残留
している半乾燥状態のフィルムの一方の面の両端部に、
走行方向に沿って凹凸ロールにより凹凸形成処理するこ
とを特徴とするポリカーボネートフィルムの製造方法で
ある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面を参照し
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
【0011】図1は凹凸形成処理(ナーリング処理と称
される)装置の一例を示す概略図、図2はナーリング処
理されたフィルム端部の一例を示す概略図である。ま
た、図3は凹凸形成処理装置の他の一例を示す概略図で
ある。
される)装置の一例を示す概略図、図2はナーリング処
理されたフィルム端部の一例を示す概略図である。ま
た、図3は凹凸形成処理装置の他の一例を示す概略図で
ある。
【0012】図1〜3において、フィルム端部の片面
に、凹凸ロール(ナーリングロールと称される)1をエ
アーシリンダー2によってフィルム3の片面に押圧し得
るように構成されている。ナーリングロール1の表面に
は、粗面加工が施されており、フィルム3の端部はナー
リングロール1とキャスト支持体との間に挿入されてナ
ーリング処理される(図2の7の部分)。ここで粗面加
工の形状としては、特に制限されないが、例えば綾目形
状等が挙げられる。綾目形状の場合、斜文線の交点がフ
ィルムに凸部を形成し、この凸部によって両端部の厚さ
を若干厚くする。これにより、該フィルムを巻き取る場
合、フィルムは両端部で強く巻かれその中央部は緩く巻
かれて空気層を含んでいる。
に、凹凸ロール(ナーリングロールと称される)1をエ
アーシリンダー2によってフィルム3の片面に押圧し得
るように構成されている。ナーリングロール1の表面に
は、粗面加工が施されており、フィルム3の端部はナー
リングロール1とキャスト支持体との間に挿入されてナ
ーリング処理される(図2の7の部分)。ここで粗面加
工の形状としては、特に制限されないが、例えば綾目形
状等が挙げられる。綾目形状の場合、斜文線の交点がフ
ィルムに凸部を形成し、この凸部によって両端部の厚さ
を若干厚くする。これにより、該フィルムを巻き取る場
合、フィルムは両端部で強く巻かれその中央部は緩く巻
かれて空気層を含んでいる。
【0013】本発明は、ポリカーボネート及び溶媒から
なる溶液を流延した後、溶媒を除去して厚さが20〜2
00μmのフィルムを製膜する。ここで用いられるポリ
カーボネートの粘度平均分子量は20,000以上20
0,000以下であれば好適に用いられる。粘度平均分
子量は30,000〜120,000が特に好ましい。
なる溶液を流延した後、溶媒を除去して厚さが20〜2
00μmのフィルムを製膜する。ここで用いられるポリ
カーボネートの粘度平均分子量は20,000以上20
0,000以下であれば好適に用いられる。粘度平均分
子量は30,000〜120,000が特に好ましい。
【0014】ポリカーボネートは希望するフィルムの諸
特性が得られるポリカーボネートであれば特に制限はな
い。一般にポリカーボネートと総称される高分子材料
は、その合成手法において重縮合反応が用いられて、主
鎖が炭素結合で結ばれているものを総称する。これらの
内でも、一般に、フェノール誘導体と、ホスゲン、ジフ
ェニールカーボネート等からの重縮合で得られるものを
意味する。通常、ビスフェノール―Aと呼称される。
特性が得られるポリカーボネートであれば特に制限はな
い。一般にポリカーボネートと総称される高分子材料
は、その合成手法において重縮合反応が用いられて、主
鎖が炭素結合で結ばれているものを総称する。これらの
内でも、一般に、フェノール誘導体と、ホスゲン、ジフ
ェニールカーボネート等からの重縮合で得られるものを
意味する。通常、ビスフェノール―Aと呼称される。
【0015】2,2―ビス(4―ヒドロキシフェニル)
プロパンをビスフェノール成分とする下記繰り返し単位
で表わされるポリカーボネートが好ましく選ばれるが、
適宜各種ビスフェノール誘導体を選択することで、ポリ
カーボネート共重合体を構成することができる。
プロパンをビスフェノール成分とする下記繰り返し単位
で表わされるポリカーボネートが好ましく選ばれるが、
適宜各種ビスフェノール誘導体を選択することで、ポリ
カーボネート共重合体を構成することができる。
【0016】かかる共重合成分としてこのビスフェノー
ル―A以外に、ビス(4ヒドロキシフェニール)メタ
ン、1,1―ビス(4―ヒドロキシフェニル)シクロヘ
キサン(以下ビスフェノール―Zと略記)、9,9―ビ
ス(4―ヒドロキシフェニル)フルオレン(以下ビスフ
ェノールFLと略記)、1,1―ビス(4―ヒドロキシ
フェニル)―3,3,5―トリメチルシクロヘキサン、
2,2―ビス(4―ヒドロキシ―3―メチルフェニル)
―2―フェニルエタン、2,2―ビス(4―ヒドロキシ
フェニル)―1,1,1,3,3,3―ヘキサフロロプ
ロパン、ビス(4―ヒドロキシフェニル)ジフェニルメ
タン、ヒズ(4―ヒドロキシフェニル)サルファイド、
ビス(4―ヒドロキシフェニル)サルファイド、ビス
(4―ヒドロキシフェニル)スルフォン等をあげること
ができる。また、一部にテレフタル酸及び/又はイソフ
タル酸成分を含むポリエステルカーボネートを使用する
ことも可能である。このような構成単位をビスフェノー
ル―Aからなるポリカーボネートの構成成分の一部に使
用することによりポリカーボネートの性質、例えば耐熱
性、溶解性を改良することができる。
ル―A以外に、ビス(4ヒドロキシフェニール)メタ
ン、1,1―ビス(4―ヒドロキシフェニル)シクロヘ
キサン(以下ビスフェノール―Zと略記)、9,9―ビ
ス(4―ヒドロキシフェニル)フルオレン(以下ビスフ
ェノールFLと略記)、1,1―ビス(4―ヒドロキシ
フェニル)―3,3,5―トリメチルシクロヘキサン、
2,2―ビス(4―ヒドロキシ―3―メチルフェニル)
―2―フェニルエタン、2,2―ビス(4―ヒドロキシ
フェニル)―1,1,1,3,3,3―ヘキサフロロプ
ロパン、ビス(4―ヒドロキシフェニル)ジフェニルメ
タン、ヒズ(4―ヒドロキシフェニル)サルファイド、
ビス(4―ヒドロキシフェニル)サルファイド、ビス
(4―ヒドロキシフェニル)スルフォン等をあげること
ができる。また、一部にテレフタル酸及び/又はイソフ
タル酸成分を含むポリエステルカーボネートを使用する
ことも可能である。このような構成単位をビスフェノー
ル―Aからなるポリカーボネートの構成成分の一部に使
用することによりポリカーボネートの性質、例えば耐熱
性、溶解性を改良することができる。
【0017】本発明において上記ポリカーボネートの溶
解に使用する溶媒は、ポリカーボネートに対して、流延
可能な溶液粘度が得られる溶解性、得られる溶液の安定
性及び溶液調整時の安全性の面を考慮して適宜選択され
る。好ましくはメチレンクロライドや1,3―ジオキソ
ランが単独又は他の溶媒と混合して使用される。この
際、流延製膜に使用される溶液中のポリカーボネートの
濃度を10〜25重量%に設定することが望ましい。更
に好ましくは15〜20重量%である。
解に使用する溶媒は、ポリカーボネートに対して、流延
可能な溶液粘度が得られる溶解性、得られる溶液の安定
性及び溶液調整時の安全性の面を考慮して適宜選択され
る。好ましくはメチレンクロライドや1,3―ジオキソ
ランが単独又は他の溶媒と混合して使用される。この
際、流延製膜に使用される溶液中のポリカーボネートの
濃度を10〜25重量%に設定することが望ましい。更
に好ましくは15〜20重量%である。
【0018】本発明においては、上記ポリカーボネート
溶液を、5℃から溶媒の沸点−10℃程度に加熱された
支持体上に流延(キャスト)する。支持体としてガラ
ス、ステンレス、フェロタイプ板又は場合によりポリエ
チレンテレフタレート、ポリエチレン2,6―ナフタレ
ート等のプラスチックフィルムを用いることができる。
工業的には一般にエンドレンスの金属板の支持体が使用
される。溶液を支持体上に押し出しダイよりキャストし
膜厚を調整する。また、ドクターブレードで掃引する方
法、リバースロールコータ法など通常の厚塗り方法を使
用することも可能である。
溶液を、5℃から溶媒の沸点−10℃程度に加熱された
支持体上に流延(キャスト)する。支持体としてガラ
ス、ステンレス、フェロタイプ板又は場合によりポリエ
チレンテレフタレート、ポリエチレン2,6―ナフタレ
ート等のプラスチックフィルムを用いることができる。
工業的には一般にエンドレンスの金属板の支持体が使用
される。溶液を支持体上に押し出しダイよりキャストし
膜厚を調整する。また、ドクターブレードで掃引する方
法、リバースロールコータ法など通常の厚塗り方法を使
用することも可能である。
【0019】支持体上に流延され、レベリングにより十
分平滑になった液膜は次に溶媒を除去する乾燥工程に入
る、乾燥の目的はできるだけ短時間内にできるだけ多量
の溶媒を(レベリングされたフィルムの)形態を変化さ
せることなく蒸発させることにある。急激な蒸発を行う
と膜面が発泡による変形を受けるなど好ましくない変化
を受けることが多いので乾燥温度、風量など乾燥速度を
制御する要因には細心の注意を払う必要がある。通常、
乾燥の初期は使用溶媒の沸点より低い温度で乾燥を開始
し、ある程度溶媒が揮散した後、乾燥温度を上昇させ、
最終的に溶媒含有量が20重量%以下好ましくは15重
量%以下になるまで加熱乾燥を行ない、支持体より半乾
燥のフィルムを剥ぎ取る。一般には更に乾燥を続け溶媒
含有量を1%以下となるようにする。
分平滑になった液膜は次に溶媒を除去する乾燥工程に入
る、乾燥の目的はできるだけ短時間内にできるだけ多量
の溶媒を(レベリングされたフィルムの)形態を変化さ
せることなく蒸発させることにある。急激な蒸発を行う
と膜面が発泡による変形を受けるなど好ましくない変化
を受けることが多いので乾燥温度、風量など乾燥速度を
制御する要因には細心の注意を払う必要がある。通常、
乾燥の初期は使用溶媒の沸点より低い温度で乾燥を開始
し、ある程度溶媒が揮散した後、乾燥温度を上昇させ、
最終的に溶媒含有量が20重量%以下好ましくは15重
量%以下になるまで加熱乾燥を行ない、支持体より半乾
燥のフィルムを剥ぎ取る。一般には更に乾燥を続け溶媒
含有量を1%以下となるようにする。
【0020】本発明においては、上記乾燥工程の溶媒含
有量が15〜30重量%残留している半乾燥状態で、フ
ィルムの両端部にその一方の面から凹凸ロール(ナーリ
ングロール)を押圧することにより、フィルム端部の走
行方向に沿って凹凸を形成する。溶媒が残留している
と、製膜されるポリカーボネートが可塑化され、ガラス
転移温度の低下が図られるので、内部加熱されていない
室温のナーリングロールを押圧することで、容易にナー
リング処理ができ、その凹凸形状が明瞭で且つエネルギ
ーコストがかからない。
有量が15〜30重量%残留している半乾燥状態で、フ
ィルムの両端部にその一方の面から凹凸ロール(ナーリ
ングロール)を押圧することにより、フィルム端部の走
行方向に沿って凹凸を形成する。溶媒が残留している
と、製膜されるポリカーボネートが可塑化され、ガラス
転移温度の低下が図られるので、内部加熱されていない
室温のナーリングロールを押圧することで、容易にナー
リング処理ができ、その凹凸形状が明瞭で且つエネルギ
ーコストがかからない。
【0021】残留溶媒量が15%未満ではガラス転移温
度が高く(例えばメチレンクロライド溶媒のときは50
℃前後)ナーリング処理時の凹凸形状が不明瞭で、該フ
ィルムをロールに巻き取って所期の目的が達成されず、
また残留溶媒量が30%を超えると、ナーリングロール
にフィルムが粘着してしまい、走行状態が不安定にな
る。なお、上記残留溶媒とは、フィルムの可塑化等の効
果を求めて添加された可塑剤等或いは製膜時に添加され
た界面活性剤等の添加物等の残存量はこの場合の溶媒残
存量には包含しない。
度が高く(例えばメチレンクロライド溶媒のときは50
℃前後)ナーリング処理時の凹凸形状が不明瞭で、該フ
ィルムをロールに巻き取って所期の目的が達成されず、
また残留溶媒量が30%を超えると、ナーリングロール
にフィルムが粘着してしまい、走行状態が不安定にな
る。なお、上記残留溶媒とは、フィルムの可塑化等の効
果を求めて添加された可塑剤等或いは製膜時に添加され
た界面活性剤等の添加物等の残存量はこの場合の溶媒残
存量には包含しない。
【0022】凸部の高さは、フィルムの平均高さ(凹凸
を形成していない中央部フィルムの平均厚さ)よりも1
〜10%程度大きくすることが好ましい。
を形成していない中央部フィルムの平均厚さ)よりも1
〜10%程度大きくすることが好ましい。
【0023】更に、フィルムの両端部にフィルムの厚さ
に対して5〜100%の高さの畝をフィルムの長さ方向
に沿って配列させ、且つ該畝の上に凹凸加工するのが更
に好ましい。所定の高さの形成するには、吐出ダイのリ
ップ間隔を、端部のみ中央部よりも大きくするか、端部
と中央部とに別駆動のギャポンプを設置することによ
り、吐出を中央部よりも端部の方が大きくなるように設
定する。
に対して5〜100%の高さの畝をフィルムの長さ方向
に沿って配列させ、且つ該畝の上に凹凸加工するのが更
に好ましい。所定の高さの形成するには、吐出ダイのリ
ップ間隔を、端部のみ中央部よりも大きくするか、端部
と中央部とに別駆動のギャポンプを設置することによ
り、吐出を中央部よりも端部の方が大きくなるように設
定する。
【0024】上記いずれの場合でも、フィルム端部に凹
凸形成処理する位置はフィルムの端部よりフィルムの中
央部側である。凹凸形成処理する幅は、両端部とも同じ
程度で両端部を合わせて、全フィルム幅方向に対して1
〜30%程度が適当である。本発明によるポリカーボネ
ートフィルムの巻き取り性の改善は、特に該フィルムの
ヤング率が低いときや薄いフィルムの場合に極めて有用
である。本発明により得られるフィルムの平坦面での表
面粗さは、中心線平均値(Ra)で5nm以下程度であ
る。
凸形成処理する位置はフィルムの端部よりフィルムの中
央部側である。凹凸形成処理する幅は、両端部とも同じ
程度で両端部を合わせて、全フィルム幅方向に対して1
〜30%程度が適当である。本発明によるポリカーボネ
ートフィルムの巻き取り性の改善は、特に該フィルムの
ヤング率が低いときや薄いフィルムの場合に極めて有用
である。本発明により得られるフィルムの平坦面での表
面粗さは、中心線平均値(Ra)で5nm以下程度であ
る。
【0025】
【発明の効果】本発明により得られるポリカーボネート
フィルムは、フィルムの両端部が凹凸加工されているた
めに両端部に凸部を有し若干厚くなっている。これによ
り、該フィルムを巻き取る場合、フィルムは両端部で強
く巻かれその中央部は緩く巻かれて空気層を含んでいる
ので、ロール状に巻きとってもフィルムに皺が発生した
り、フィルム間の擦れた傷が入るなどの問題もない。従
来の表面保護フィルムを張り合わせたりスペイサーを介
在させる方法に比べ、生産性、作業性が著しく向上し
て、産業上極めて有用であるのみならず、滑材も混入し
ていないので、光学的用途に極めて有用で平坦性に優れ
たポリカーボネートフィルムを提供することができる。
フィルムは、フィルムの両端部が凹凸加工されているた
めに両端部に凸部を有し若干厚くなっている。これによ
り、該フィルムを巻き取る場合、フィルムは両端部で強
く巻かれその中央部は緩く巻かれて空気層を含んでいる
ので、ロール状に巻きとってもフィルムに皺が発生した
り、フィルム間の擦れた傷が入るなどの問題もない。従
来の表面保護フィルムを張り合わせたりスペイサーを介
在させる方法に比べ、生産性、作業性が著しく向上し
て、産業上極めて有用であるのみならず、滑材も混入し
ていないので、光学的用途に極めて有用で平坦性に優れ
たポリカーボネートフィルムを提供することができる。
【図1】本発明で使用する凹凸形成処理装置の一例を示
す概略図である。
す概略図である。
【図2】凹凸形成処理されたフィルム端部の一例を示す
図である。
図である。
【図3】本発明で使用する凹凸形成処理装置の一例を示
す概略図である。
す概略図である。
1.ナーリングロール 2.エアーシリンダー 3.フィルム 4.キャストの支持体 5.支持体をサポートするロール 6.フィルム 7.ナーリング加工ゾーン
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29L 7:00
Claims (5)
- 【請求項1】 ポリカーボネート及び溶媒からなる溶液
を支持体上に流延し液膜を形成した後、溶媒を除去して
厚さが20〜200μmのフィルムを製造する方法にお
いて、溶媒が15〜30重量%残留している半乾燥状態
のフィルムの一方の面の両端部に、走行方向に沿って凹
凸ロールにより凹凸形成処理することを特徴とするポリ
カーボネートフィルムの製造方法。 - 【請求項2】 凹凸形成処理するフィルムが、フィルム
の厚さに対して5〜100%の高さの畝を、フィルムの
両端部に走行方向に沿って配列されたものである請求項
1記載の方法。 - 【請求項3】 請求項1に記載の方法により得られたフ
ィルムを一軸方向に延伸することを特徴とするポリカー
ボネートフィルムの製造方法。 - 【請求項4】 溶媒が、メチレンクロライドである請求
項1に記載の方法。 - 【請求項5】 溶媒が、1,3―ジオキソランである請
求項1に記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5163797A JPH10244587A (ja) | 1997-03-06 | 1997-03-06 | ポリカーボネートフィルムの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5163797A JPH10244587A (ja) | 1997-03-06 | 1997-03-06 | ポリカーボネートフィルムの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10244587A true JPH10244587A (ja) | 1998-09-14 |
Family
ID=12892372
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5163797A Pending JPH10244587A (ja) | 1997-03-06 | 1997-03-06 | ポリカーボネートフィルムの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10244587A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1997
- 1997-03-06 JP JP5163797A patent/JPH10244587A/ja active Pending
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