JPH1024665A - 熱転写用リボン - Google Patents
熱転写用リボンInfo
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- JPH1024665A JPH1024665A JP8201167A JP20116796A JPH1024665A JP H1024665 A JPH1024665 A JP H1024665A JP 8201167 A JP8201167 A JP 8201167A JP 20116796 A JP20116796 A JP 20116796A JP H1024665 A JPH1024665 A JP H1024665A
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Abstract
印字を得ることができる、印字性に優れた熱転写用リボ
ンを提供する。 【解決手段】 二軸配向ポリエステルフイルムを基材層
とし、該基材層の片面に熱転写インキ層が設けられた熱
転写用リボンにおいて、該二軸配向ポリエステルフイル
ムの幅方向の温度寸法変化曲線の勾配が160〜200
℃の間で正から負に変化する点Aが存在し、かつ、該点
Aにおけるフイルムの原長に対する寸法変化率が0.5
〜2.5%の範囲にあり、さらに、曲線の勾配が200
〜230℃の間で負から正に変化する点Bが存在し、か
つ、該点Bにおけるフイルムの原長に対する寸法変化率
が−0.5〜−2%の範囲にあることを特徴とする熱転
写用リボン。
Description
用転写材に用いられる印字性能に優れた熱転写用リボン
に関するものである。
は、高結晶性、高融点、耐熱性、強度、弾性率、耐薬品
性等の優れた性質を持つことから二軸配向ポリエステル
フイルムが利用されている。この転写材には、熱転写方
式ではベースフイルムは出来るだけ薄いものが要求され
ることから、高強度である上に、熱による変形も極力小
さいことが要求されている。
化が要求されるようになるにつれて、印字時のサーマル
ヘッドによる印加エネルギーが高くなり、その結果熱転
写プリンターリボンの受ける熱量が多くなってきてい
る。このため、リボンの基材に使用されているフイルム
の変形が大きくなり、印字の際に印字が不鮮明になった
り、リボンに皺が発生し、ひどい場合は印字不能になる
等のトラブルを生じることがあり、この点について改善
が必要であった。
る、印字性に優れた熱転写用リボンを提供することにあ
る。
に、本発明の熱転写用リボンは、二軸配向ポリエステル
フイルムを基材層とし、該基材層の片面に熱転写インキ
層が設けられた熱転写用リボンにおいて、該二軸配向ポ
リエステルフイルムの幅方向の温度寸法変化曲線の勾配
が160〜200℃の間で正から負に変化する点Aが存
在し、かつ、該点Aにおけるフイルムの原長に対する寸
法変化率が0.5〜2.5%の範囲にあり、さらに、曲
線の勾配が200〜230℃の間で負から正に変化する
点Bが存在し、かつ、該点Bにおけるフイルムの原長に
対する寸法変化率が−0.5〜−2%の範囲にあること
を特徴とするものからなる。
は、ジカルボン酸成分とジオール成分とから縮合法によ
って得られるエステル基を含む縮重合体である。ジカル
ボン酸成分としては、テレフタル酸、イソフタル酸、フ
タル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、アジピン
酸、セバシン酸などを例示することができ、ジオール成
分としては、エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、ブタンジオール、ヘキサンジオール、ネオペンチル
グリコール、p−キシレングリコール、1,4−シクロ
ヘキサンジメタノール、平均分子量150〜20000
のポリアルキレングリコールなどを用いることができ
る。
は、コロイダルシリカ、凝集シリカ、アルミナ、炭酸カ
ルシウム、カオリン、フッ素樹脂粒子、シリコーン粒子
などの無機または有機滑剤を添加してもよく、また滑剤
は2種以上添加してもよい。主として添加する粒子の平
均粒径は0.1〜5μmが好ましく、更には0.3〜3
μmが好ましい。平均粒径の異なるものを添加してもよ
い。添加する無機または有機滑剤の粒径が0.1μm以
上であると、十分な滑り性が得られるため、リボンを巻
き取ることが容易となる。また、5μmより大きいと、
フイルムの延伸工程で破れが発生し易くなり生産性が低
下する。
は、必要に応じて安定剤、着色剤、酸化防止剤、その他
の添加剤等を含有していてもよい。
寸法変化曲線(以下「TMA曲線」ともいう)とは、フ
イルムの幅方向の両端を把持し、ある特定の一定荷重を
加えながら、一定の昇温速度でフイルムを加熱し、その
温度を横軸に、フイルムの原長に対する寸法変化率を縦
軸にとり描かせた曲線をいう。
ルムは、そのフイルムの幅方向の寸法変化曲線を測定し
たときに、その曲線の勾配が正から負に変化する点A
(以下「極大点」という)を有し、該極大点Aにおける
温度(以下単に「極大点の温度」ともいう)が160℃
〜200℃であり、該極大点Aにおけるフイルムの原長
に対する寸法変化率(以下単に「極大点の寸法変化率」
ともいう)が0.5〜2.5%である。それに加えて、
フイルムの幅方向の寸法変化曲線を測定したときに、そ
の曲線の勾配が負から正に変化する点B(以下「極小
点」という)を有し、該極小点Bにおける温度(以下点
に「極小点の温度」ともいう)が200℃〜230℃で
あり、該極小点Bにおけるフイルムの原長に対する寸法
変化率(以下単に「極小点の寸法変化率」ともいう)が
−0.5〜−2%である。
低いかあるいは高いか、または160℃〜200℃でも
極大点Aにおける寸法変化率が0.5%より低いと、印
字時のフイルムの収縮が大きくなりフイルムに皺が発生
するので、印字ができなくなる。また、極大点Aの寸法
変化率が2.5%よりも大きいと、ベースフイルムに背
面処理層やインク層を塗布する際にかかる熱によるフイ
ルムの伸びが大きくなるので、塗工時にフイルムがたる
み、塗布すじや塗布むらを発生しやすい。また、極小点
Bの温度が200℃〜230℃より低いかあるいは高い
か、または200℃〜230℃でも極小点Bの寸法変化
率が−2%より低いと、印字時のフイルムの収縮が大き
くなりフイルムに皺が発生するので、印字ができなくな
る。また、極小点Bの寸法変化率が−0.5%よりも大
きいと、ベースフイルムに背面処理層やインク層を塗布
する際にかかる熱によるフイルムの伸びが大きくなるの
で、塗工時にフイルムがたるみ、塗布すじや塗布むらを
発生しやすい。
ルムの厚さは1〜10μmの範囲内であることが好まし
く、より好ましくは、1.5〜7μmであり、かつ、縦
方向のF−5値は98MPa以上が好ましい。厚さが1
0μmを越えると、熱伝達に時間がかかり、高速印字に
好適ではない。逆に、厚さが1μm未満であると、強度
が低く加工適性に劣り好ましくない。F−5値が98M
Pa未満であると、リボンの走行時にリボンが伸びて印
字が不鮮明になったり、皺が発生しやすくなる。
0.03〜0.3μm、より好ましくは0.05〜0.
2μmである。平均表面粗さが0.03μmより小さい
と、十分な滑り性が得られず、巻き取ることが困難とな
る。また、平均表面粗さが0.3μmより大きいと、熱
転写プリンターで印字する際、熱伝導が悪化し印字が不
鮮明となる。
ルフイルムの製造方法について述べる。ただし、本発明
は以下に述べる製造方法に限定されるものではない。ま
ず、ポリエステルを溶融し、スリット状の吐出口を有す
るダイによりフイルム状に成形する。このフイルムを、
表面温度20℃〜70℃のキャスティングドラムに巻き
付けて冷却固化し未延伸フイルムとする。その未延伸フ
イルムを80℃〜130℃に加熱し、ロール間の周速差
により合計倍率が4〜7倍になるように1段階もしくは
多段階で長手方向に延伸した後、90℃〜120℃で3
〜6倍に幅方向に延伸する。次いで、210℃から24
0℃にて1〜20秒間熱処理を行った後、熱処理温度よ
り0℃〜150℃低い温度で幅方向に0〜10%収縮さ
せながら再熱処理を行い二軸配向ポリエステルフイルム
を得る。
限定されるものではなく、バインダー成分、着色成分な
どを主成分とし、必要に応じて柔軟剤、可塑剤、分散剤
などを適量添加して構成される。上記主成分の具体例と
しては、バインダー成分として、カルナバワックス、パ
ラフィンワックスなどのワックス類や低融点の各種高分
子物質が用いられ、着色剤としては、カーボンブラック
主体とし、その他各種の染料、あるいは有機、無機の顔
料が用いられる。また、熱転写インク層は昇華性の染料
を含んでいてもよい。
法としては、例えばホットメルト塗工、溶剤を添加した
状態でグラビア、リバース、スリットダイ方式などの溶
液塗工方法などを用いることができる。なお、サーマル
ヘッド部のスティッキングを防ぐために、熱転写インキ
層を設けていない側に、シリコーン樹脂、メラミン樹
脂、フッ素樹脂、シリコーンオイル、鉱物オイル等の融
着防止層を設けるのがよい。更に、融着防止層を設ける
のは、未延伸または縦延伸後に行うほうが望ましい。こ
のようにすることにより、転写リボンに加工する際の熱
履歴を減らすことができ、該二軸配向ポリエステルフイ
ルムの温度寸法変化特性を本発明の範囲に保つことが容
易になる。
方法を以下に述べる。 (1)温度寸法変化曲線 PERKIN ELMER社製のTMA(サーマルメカ
ニカルアナライザー)を用いて測定した。ただし、昇温
速度は10℃/分、測定サンプル長さは14mm、幅は
5mm、張力は50mNとした。
ン”に試幅10mm、試長100mmとなるようにセッ
トし、引っ張り速度200mm/分、温度20℃、湿度
65%RHの条件でフイルムの5%伸長の対応する強度
を測定した。
黒ベタを印字して、次の基準により、印字性を評価し
た。 ○ :鮮明に印字(リボンに皺は入らない) △ :印字は鮮明であるが、リボンに皺が入る × :リボンに皺が入った上、印字が乱れる ××:ホットメルト塗工時にフイルムに皺が入り、転写
インクが均一に塗布できない 各サンプルを同条件で5回テストし、上記基準ですべて
が○のときを合格とした。
針式表面粗さ計3E−3Fで、測定長2.5mm、カッ
トオフ値0.25mmの条件で平均表面粗さRaを測定
した。
するが、本発明は実施例に限定されるものではない。 実施例1 平均粒径が1μmの二酸化ケイ素を0.3重量%含有
し、固有粘度が0.61のポリエチレンテレフタレート
を、押出機とTダイでシート状に溶融押出し、水冷ドラ
ムに密着させて冷却固化し、非晶質シートを得た。この
未延伸フイルムを125℃にて長手方向に6.1倍にロ
ール延伸法により延伸し、さらにステンターに導き11
0℃にて3.7倍幅方向に延伸した。次いでそのまま熱
処理ゾーンへ導き、225℃で3秒間緊張熱固定し、さ
らに200℃で幅方向に2%弛緩を行い、そのまま18
0℃の中間冷却室へ導きここで中間冷却を行った後、幅
方向に原長の2%分の弛緩を与え、そのまま徐冷させて
巻き取ることにより、厚さが4.5μmの二軸配向ポリ
エステルフイルムを得た。
ついて、縦方向のF−5値および横方向の温度寸法変化
曲線を測定し、極大点Aの温度および寸法変化率、極小
点Bの温度および寸法変化率を求めた。図1は、この実
施例1の二軸配向ポリエステルフイルムの幅方向の温度
寸法変化率であり、点Aは曲線の勾配が正から負へ変化
する点(極大点)であり、点Cは極大点における温度を
示し、点Eは極大点におけるフイルムの原長に対する寸
法変化率を示す。また、点Bは曲線の勾配が負から正へ
変化する点(極小点)であり、点Dは極小点における温
度を示し、点Fは極小点におけるフイルムの原長に対す
る寸法変化率を示す。
として下記組成の塗剤を乾燥後の塗膜厚みが0.1μm
になるようにグラビアコーターで塗工した。 (塗剤の組成) アクリル酸エステル :14.0重量% アミノ変性シリコーン: 5.9重量% イソシアネート : 0.1重量% 水 :80.0重量%
が3.5μmになるようにホットメルトコーターで耐熱
・易滑層とは反対面に塗工し、熱転写リボンを作製し
た。 (転写インクの組成) カルナバワックス :60.6重量% マイクロクリスタリンワックス:18.2重量% 酢酸ビニル・エチレン共重合体: 0.1重量% カーボンブラック :21.1重量% 作製した熱転写用リボンについて印字性を評価した。評
価結果を表1に示す。
素を0.3重量%含有したポリエチレンテレフタレート
を押出機とTダイでシート状に溶融押出し、水冷ドラム
に密着させて冷却固化し、非晶質シートを得た。この未
延伸フイルムを125℃にて長手方向に4.65倍にロ
ール延伸法により延伸し、さらにステンターに導き11
0℃にて4倍幅方向に延伸した。次いでそのまま熱処理
ゾーンへ導き、115℃で幅方向に0.39%弛緩しな
がら熱処理を行った。続いて、110℃で長手方向に
1.025倍再縦延伸を行い、ステンターに導き220
℃で1.5秒間緊張熱固定し、6%幅方向に弛緩を施
し、そのまま徐冷させて巻き取ることにより、厚さが
4.5μmの二軸配向ポリエステルフイルムを得た。次
に、得られた二軸配向ポリエステルフイルムに実施例1
と同様に耐熱・易滑層、転写インク層を塗工し熱転写リ
ボンを作製した。作製した熱転写用リボンについて印字
性を評価した。評価結果を表1に示す。
で6.1倍縦延伸した後、110℃で3.7倍幅方向に
延伸し、225℃で1.5秒間緊張熱固定し、225℃
で2%、続いて210℃で2%弛緩した他は実施例1と
同じ方法で熱転写リボンを作製し評価した。評価結果を
表1に示す。
伸を行った後、230℃で2秒間緊張熱固定し、220
℃で2.9%、続いて200℃で2.9%弛緩し、さら
にこのあと実施例1と同じ方法で熱転写リボンを作製し
評価した。評価結果を表1に示す。
伸を行った後、230℃で3秒間緊張熱固定し、220
℃で2.5%、続いて200℃で1.5%弛緩し、さら
にこのあと実施例1と同じ方法で熱転写リボンを作製し
評価した。評価結果を表1に示す。
の際に皺が発生することがなく、鮮明な印字を得ること
ができる。
ルムの幅方向の温度寸法変化曲線である。
Claims (2)
- 【請求項1】 二軸配向ポリエステルフイルムを基材層
とし、該基材層の片面に熱転写インキ層が設けられた熱
転写用リボンにおいて、該二軸配向ポリエステルフイル
ムの幅方向の温度寸法変化曲線の勾配が160〜200
℃の間で正から負に変化する点Aが存在し、かつ、該点
Aにおけるフイルムの原長に対する寸法変化率が0.5
〜2.5%の範囲にあり、さらに、曲線の勾配が200
〜230℃の間で負から正に変化する点Bが存在し、か
つ、該点Bにおけるフイルムの原長に対する寸法変化率
が−0.5〜−2%の範囲にあることを特徴とする熱転
写用リボン。 - 【請求項2】 前記二軸配向ポリエステルフイルムの厚
さが1〜10μmの範囲にあり、かつ、縦、横方向のF
−5値がそれぞれ98MPa以上であることを特徴とす
る、請求項1記載の熱転写用リボン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20116796A JP3750828B2 (ja) | 1996-07-10 | 1996-07-10 | 熱転写用リボン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20116796A JP3750828B2 (ja) | 1996-07-10 | 1996-07-10 | 熱転写用リボン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1024665A true JPH1024665A (ja) | 1998-01-27 |
| JP3750828B2 JP3750828B2 (ja) | 2006-03-01 |
Family
ID=16436485
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20116796A Expired - Lifetime JP3750828B2 (ja) | 1996-07-10 | 1996-07-10 | 熱転写用リボン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3750828B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6303228B1 (en) * | 1998-07-24 | 2001-10-16 | Teijin Limited | Thermal transfer ribbon and base film thereof |
| JP2015085598A (ja) * | 2013-10-31 | 2015-05-07 | 大日本印刷株式会社 | 熱転写シート用基材の製造方法、及び熱転写シートの製造方法、並びに熱転写シート用基材 |
| KR20250048175A (ko) | 2022-08-05 | 2025-04-08 | 도레이 카부시키가이샤 | 드라이 필름 레지스트 지지체용 이축 배향 폴리에스테르 필름 |
-
1996
- 1996-07-10 JP JP20116796A patent/JP3750828B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6303228B1 (en) * | 1998-07-24 | 2001-10-16 | Teijin Limited | Thermal transfer ribbon and base film thereof |
| JP2015085598A (ja) * | 2013-10-31 | 2015-05-07 | 大日本印刷株式会社 | 熱転写シート用基材の製造方法、及び熱転写シートの製造方法、並びに熱転写シート用基材 |
| KR20250048175A (ko) | 2022-08-05 | 2025-04-08 | 도레이 카부시키가이샤 | 드라이 필름 레지스트 지지체용 이축 배향 폴리에스테르 필름 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3750828B2 (ja) | 2006-03-01 |
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