JPH1024752A - 乗物の安全装置 - Google Patents

乗物の安全装置

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JPH1024752A
JPH1024752A JP8182877A JP18287796A JPH1024752A JP H1024752 A JPH1024752 A JP H1024752A JP 8182877 A JP8182877 A JP 8182877A JP 18287796 A JP18287796 A JP 18287796A JP H1024752 A JPH1024752 A JP H1024752A
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JP
Japan
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human body
unit
frequency
signal
sensor
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JP8182877A
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English (en)
Inventor
Eiji Kasai
英治 笠井
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗物に人が乗っている状態で、何らかの理由
で人が降りた場合に、無人暴走を禁止する。 【解決手段】 発振部12から周波数が走査される高周
波信号を発生し、伝送路14からセンサ部11に送り、
センサ部11からの反射波を反射波センサ13で検出
し、制御部15で反射波センサ13の出力の反射波レベ
ルと周波数の特性から、空席、荷物、人体を判別する人
体センサ1を乗物の座席に設け、人体センサ1による座
席の人体有無信号を電源制御部2に送り、電源制御部2
は人体有無に応じて乗物の電源をオン/オフする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遊戯場の娯楽乗
物、トラクター、ジェットスキー、電気自動車等の無人
暴走を防止する乗物の安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】遊戯場にある娯楽乗物の中で、お金を入
れて動き出す動物型をした乗物などは、通常保護者が幼
児を乗せてからお金を入れ、動き出した後、時間がカウ
ントされ、所定時間が経過すると止まる仕組みになって
いる。また、この他、特殊な乗物として、トラクター等
の耕作機、マリンレジャー用のジェットスキー、電気自
動車等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、幼児または子
供単独で乗用時に、お金を入れた後、誤って転落した時
に、乗物だけが暴走し、ケガをする事故も起こってい
る。転落後、再び乗物に乗用しても無人の間も時間がカ
ウントされるという問題があった。トラクター等の耕作
機は、エンジンを切らずに降車することが多い。しか
し、レバーにより動作する構造上、降車の際にレバーに
触れたり、中途半端なレバー位置で停止していたのが、
振動等でレバーが入るなどして無人動作をする事故があ
った。
【0004】ジェットスキー等のマリンレジャー用ボー
トは転倒した場合、運転者が無人となる。大きく回転す
る機能は付いているが、不十分である。電気自動車は、
ペダルを踏むことによって動力の補助が始まる。しか
し、通常の自転車のように、片足で走り始めサドルをま
たぐような乗り方をすると、片足の時点で動力の補助が
始まり、バランスを崩すことがある。
【0005】この発明は上記問題点に着目してなされた
ものであって、乗物に人が乗って動作中に、何らかの理
由で乗物上に人が居なくなった場合に、安全側に対応し
得る乗物の安全装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この出願の特許請求の範
囲の請求項1に係る乗物の安全装置は、高周波信号を発
振し、かつ発振周波数を自動的に変化させる周波数走査
手段を含む発振部と、共振回路を含むセンサ部と、前記
発振部から前記センサ部に高周波信号を与える伝送部
と、前記センサ部の外部状況に応じた信号を出力する検
出部と、前記検出信号と発振周波数とから人体の有無を
検出する制御部とからなる人体センサと、この人体セン
サの出力により駆動部の動作を制御する手段とを備えた
ものである。
【0007】この乗物の安全装置では、人体センサの発
振部から高周波信号を、周波数を変化させながら伝送部
を介してセンサ部に加えると、検出部は乗物に人が乗っ
ているか否かにより、異なるレベルの信号を出力する。
そして、制御部で検出信号のレベルと発振周波数とから
人体の有無を判断し、人体有無信号を出力する。人体有
の信号に応答して乗物の動作をオンし、人体無しの信号
に応じて乗物の動作をオフする。
【0008】また、請求項2に係る乗物の安全装置は、
請求項1に係るものにおいて、前記発振部は高周波信号
を発生し、この高周波信号を伝送路を介して共振回路を
含むセンサ部に供給し、外部の状況に応じてセンサ部か
ら伝送路に対して反射してくる信号を検出し、この反射
信号により人体検出を行うものである。また、請求項3
に係る乗物の安全装置は、請求項1に係るものにおい
て、前記発振部で高周波信号を発振し、順次その発振信
号を変化させながら、伝送路を介して共振回路を含むセ
ンサ部に供給し、発振した各周波数に対する各反射電力
を測定し、この各周波数と反射電力の関係から、人体の
有無を検出するものである。
【0009】また、請求項4に係る乗物の安全装置は、
高周波信号を発振し、近傍の人体の有無に応じ発振信号
のレベルが変化する発振部と、前記発振部の高周波信号
を受けて検波する検波部と、前記検波部の検波信号を受
けて、この検波信号のレベルの大小に応じ、人体有無を
判別し、人体有無信号を出力する制御部とからなる人体
センサと、この人体センサの出力により駆動部の動作を
制御する手段とを備えたものである。
【0010】この乗物の安全装置では、人体センサの発
振部が高周波信号を発振すると、乗物に人体が居るか居
ないかにより、発振部の発振信号のレベルが変化する。
検波部で検波した信号のレベルより制御部は人体の有無
を判断し、人体有無信号を出力する。そして、人体有の
信号に応答して乗物の動作をオンし、人体無しの信号に
応答して乗物の動作をオフする。
【0011】また、請求項5に係る乗物の安全装置は、
請求項4に係るものにおいて、前記人体センサは、空席
や荷物等のときに高周波発振部が発振をし、人体のとき
には高周波発振部は発振を停止するものである。また、
請求項6に係る乗物の安全装置は、請求項4に係るもの
において、何も存在しないとき、あるいは人体以外の物
体が存在するとき、高周波信号発振部を発振させ、人体
の存在で発振部の発振を停止させ、発振部の高周波信号
を検波部で検波し、この検波部の検波信号のレベルが所
定値以下の場合、人体有りとするものである。
【0012】また、請求項7に係る乗物の安全装置は、
請求項4に係るものにおいて、前記人体センサの検波部
と制御部の間にフィルタを備え、人体検出時よりも高い
周波数で発振した発振信号を増幅し、検波信号のレベル
を補正する機能を備えたものである。また、請求項8に
係る乗物の安全装置は、請求項4に係るものにおいて、
前記人体センサに発振部の発振周波数をカウントする周
波数カウンタを設け、発振部の発振周波数に応じて、検
波部の信号増幅率を変化させるようにしたものである。
【0013】また、請求項9に係る乗物の安全装置は、
請求項4に係るものにおいて、前記人体センサに発振部
の発振周波数をカウントする周波数カウンタを設け、発
振部の発振周波数が人体検出時の周波数よりも高いと
き、人体と判定しないものである。また、請求項10に
係る乗物の安全装置は、請求項1または請求項4に係る
ものにおいて、人体センサで人体有を検出した後、人体
無しを検出した場合に乗物の動作を停止するようにした
ものである。
【0014】また、請求項11に係る乗物の安全装置
は、請求項1または請求項4に係るものにおいて、乗物
に人体有と検出した後、乗用時間がカウントされ、所定
時間内に人体無しを検出したとき、乗物動作を停止させ
るとともに、経過時間を記憶し、次に人体センサが人の
有を検出したときに前に動作していた経過時間を継続さ
せる機能を備えたものである。
【0015】また、請求項12に係る乗物の安全装置
は、請求項1または請求項4に係るものにおいて、人体
センサで人体無しを検出し、所定時間経過すると乗物の
電源をオフするようにしたものである。また、請求項1
3に係る乗物の安全装置は、請求項1または請求項4に
係るものにおいて、無人運転防止機能の解除機能を備え
たものである。
【0016】また、請求項14に係る乗物の安全装置
は、請求項13に係るものにおいて、前記解除機能は、
次回動作させるときに自動復帰する機能を備えたもので
ある。また、請求項15、請求項16、請求項17、請
求項18に係る乗物の安全装置は、いずれも請求項1ま
たは請求項4に係るものにおいて、駆動部をそれぞれ遊
戯場の娯楽乗物、耕作機、ジェットスキー、電気自動車
としたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態により、この発
明をさらに詳細に説明する。図1は、この発明の一実施
形態遊戯場の乗物の安全装置の構成を示す回路図であ
る。この実施形態乗物の安全装置は、人体センサ1と、
乗物の電源制御装置2とから構成されている。人体セン
サは図2に示すように、遊戯場の乗物61の座部62に
設けられている。図2に示す熊の乗物61は、遊戯場に
置かれるものであり、子供が座部62に座り、コインを
入れると、足を動かす機構を備えたものである。コイン
投入部、足を動かす機構は、一般に良く知られたものが
使用される。
【0018】人体センサ1は、センサ部11と、このセ
ンサ部11に伝送路14を介して高周波信号を伝送する
発振部12と、センサ部11に供給された高周波信号が
センサ部11で反射されて発振部12側に戻る反射信号
を検出する反射波センサ部13と、検出された反射信号
を取り込んで信号処理する制御部15と、から構成され
ている。
【0019】センサ部11は、ここでは検知コイル21
と、この検知コイル21と直列共振回路を形成する共振
用コンデンサ22と、1次側が入力側の共振回路に接続
され、2次側が高周波入力端子24とアースGNDに接
続される実数用トランス23とから構成されている。も
っとも、共振回路は並列共振回路を用いても良い。検知
用コイル21は、直径200mmの1回巻きの円形の空
芯のコイルが使用され、コイル21以外のセンサ部1
1、発振部12、反射センサ部13、制御部15は回路
ケース体に収納される。また、検知用のコイル21は、
直径200mmのコイルと直径100mmのコイルの2
個設け、用途に応じ、これら2つのコイルのいずれかを
選択して使用しても良いし、これらを直列接続して使用
しても良い。
【0020】また、検知用コイル21を磁性体コアに巻
回し、コイル21の面に直交する一方向にのみ磁界を発
生するようにしてもよい。また、乗物の種類による子供
の年齢等によって、コイルの巻数、径を適宜変更しても
よい。なお、検知用コイル21の導線としては、高周波
信号の良導体であるAu(金)、Ag(銀)、Cu
(銅)、Al(アルミニュウム)等が使用される。コイ
ル21を良導体で形成することにより、感度がアップ
し、高周波電力損失が軽減される。
【0021】発振部12は、ここではPLL発振器49
を用いているが、発振回路自体は、周知の高周波発振回
路であれば他の回路でもよく、例えば水晶発振器やLC
発振回路であってもよい。なお、発振部12は、CPU
52からの指令により、周波数を自動的に変化させるよ
うにしている。発振部12より出力する高周波信号の周
波数を、例えば、30MHZ〜50MHZの範囲で走査
する。
【0022】また、反射波センサ部13は、伝送路14
に接続されるコンデンサ31、このコンデンサの一端に
接続される抵抗32と、この抵抗に並列接続され、伝送
路14にM結合されるコイル33とを備え、さらに、並
列回路の他端がダイオード34のアノードに接続され、
ダイオード34のカソードがコンデンサ35を介してG
ND接続されるとともに、カソードから出力信号を導出
するようになっている。ここで使用している反射波セン
サは、このようにCM結合のものを用いているが、MM
結合方法によるもの等、他のセンサを用いてもよい。
【0023】制御部15は、A/Dコンバータ51、C
PU52を備え、反射波センサ部13からのアナログ信
号をディジタル信号に変換し、反射波レベル及び周波数
から論理処理し、空席、子供の着座等の判別検知処理を
実行する。上記した実施形態装置の人体センサ1の検知
コイル21は、図2に示すように、座部62の内部に埋
込む形で、組み込まれる。人体センサ1の回路部40は
乗物61内の適所に設置する。
【0024】電源制御装置2は、リレー63を有し、人
体センサ1から子供が乗車した旨の信号を得ると、リレ
ー63の接点64を電源供給端子P1 、P2 をONする
ように投入し、乗物の駆動部に電源を供給するようにな
っている。この実施形態装置の人体センサ1では、発振
部12で高周波信号を発生し、伝送路14を介してセン
サ部11に供給される。発振部12の高周波信号は、上
記したように、30MHZ〜50MHZの範囲で走査さ
れる。センサ部11に供給された高周波信号は、センサ
部11で反射される。センサ部11では、検知コイル2
1の近傍に置かれる物体により、物体の透磁率や変位電
流が相違するところから、センサ部11のインピーダン
スが相違し、コイル21の近傍、つまり外部状況によっ
て発生する反射波のレベルが相違する。この反射波を反
射波センサ部13で検出し、制御部15でその反射波レ
ベルと周波数から、空席、荷物、人体等の別を判別検知
する。
【0025】図1に示す乗物の安全装置において、発振
部11を発振させると、空席の場合、子供が着座した場
合、大人が着座した場合、及び荷物、金属板を載置した
場合の、反射波の特性は図3のa、b、c、d、e、f
に示す特性となる。これによると、a、bの空席、及び
荷物を載置した場合は、ある周波数で反射係数が非常に
小さく、Qが高い。c、dの人体が着座した場合は、あ
る周波数で反射係数が小さくなるが、変化の程度が小さ
く、Qが小さい。このような反射波の周波数特性の相違
は、空席(空気)、荷物、人体等の透磁率や変位電流の
相違によって生じるものである。また、金属の場合は、
e、fに示すように周波数が高い。
【0026】したがって、図3に示すように、反射波セ
ンサ部13より検出される反射波係数が、基準値SR1
り、全周波数範囲にわたり大きければ人が着座してお
り、逆に基準値SR1より高い反射波の周波数があれば、
空席かあるいは荷物が載置されていることを示す。ま
た、反射係数の最小値がSR1 より大きく、SR2 より
小さいものは子供である。制御部15のCPU52で、
上記子供、大人、空席、荷物の判別処理を行う。
【0027】この図1の実施形態乗物の安全装置では、
子供が座席に乗ると、人体センサ1が子供の着席を検出
し、その検出信号を電源制御装置2に送る。電源制御装
置2では、この信号を受けると、リレー63のリレー接
点64の投入により、電源をONし、駆動機構を動作開
始させる。子供が乗っていないときは、電源スイッチを
ONしても、リレー63がオンされないので、動作を開
始することはない。なお、上記実施形態装置における反
射波レベルは電圧を想定しているが、反射波信号の電
流、電力、位相のずれのいずれか一つを採用してもよ
い。
【0028】図4は、この発明の他の実施形態遊戯場の
乗物の安全装置を示す回路図である。この乗物の安全装
置は、図1で示したものと異なる人体センサを用いてい
る。ここで使用される人体センサ1は、高周波信号を発
振する発振部70と、この発振部70より出力される高
周波信号を検波する検波回路80と、この検波回路80
よりの検波信号を受けて人体の有無を判別する制御部9
0とから構成されている。
【0029】発振部70は、検知用コイル71と、この
検知用コイル71に並列に接続され、一端が接地される
コンデンサ72と、このコンデンサ72に並列接続され
る抵抗73と、これら並列接続の他端がゲートに接続さ
れるFET74と、このFET74のゲートと接地間に
接続されるコンデンサ75、76の直列回路と、コンデ
ンサ76と並列に接続される抵抗77とを備えている。
コンデンサ75と76の接続点は、FET74のドレイ
ンに接続され、FET74のソースにはVCC電源が接続
される。この発振部70は、コルピッツ型のLC発振器
であり、それ自体は特に新規な発振器である必要はな
い。したがって、ハートレイ発振器、等の他のよく知ら
れた発振器であってもよい。
【0030】発振部70の発振周波数は、10MHZ以
上の高周波信号であることが望ましく、検知用コイル7
1が1回巻きの場合は、その芯数の太さが1.2mmで
あり、直径が200mmのものである。コイル71の直
径は、150mmから300mm程度で適宜選定するこ
とができる。コンデンサ72は27PF、抵抗73は例
えば可変抵抗器とし、10KΩ〜150KΩの変化をさ
せ、感度調整を行うことができる。コンデンサ75、7
6は、それぞれ47PFである。抵抗77は470Ωで
ある。もっとも、これらの定数は一例であり、発振すべ
き周波数に応じ、適宜、選定すれば良い。
【0031】検波部80は、発振部80の出力端である
FET74のドレインが一端に接続されるコンデンサ8
1と、このコンデンサ81の他端にカソードが接続さ
れ、アノードが接地されるダイオード82と、上記コン
デンサ81の他端にアノードが接続されるダイオード8
3と、このダイオード83のカソードと接地間に接続さ
れるコンデンサ84とを備え、ダイオード83のカソー
ドから検波信号が出力される。
【0032】制御部90は、ベースに検波部80の出力
信号が抵抗91を介して加えられ、エミッタが接地接続
され、コレクタより人体有無の信号を出力するNPN型
トランジスタ92を備えている。この人体センサ1を乗
物の座席に組込んだ状態において、発振部70を発振さ
せると、空席の場合、子供が着座した場合、大人が着座
した場合、及び荷物を載置した場合の、発振出力の特性
は図3のa、b、c、d、e、fと同様の特性となる。
ただし、図3の反射係数は検波出力となる。これによる
と、a、bの空席、及び荷物を載置した場合のQが高
く、c、dの人体が着座した場合はQが小さくなる。す
なわち、図5に示すように、B/C=0.7としたとき
のAの値の逆数がQ値と比例する。これにより、図3の
Q値を求めると、空席>荷物>子供>大人の順で、Q値
が小さくなる。それゆえ、制御部90におけるON/O
FFの基準値を荷物と子供の間に設定すれば、人体の着
座の有無を検出できる。
【0033】今、図4の実施形態装置において、空席で
あるか、人体以外の荷物が載置された場合を想定する
と、これらの場合、検知用コイル71のQが高く、した
がって、発振部70は高周波信号(10MHZ)を発振
し、出力する。この高周波信号は、検波部80で検波さ
れて、制御部90のトランジスタ92に入力される。こ
の場合のトランジスタ92への入力レベルが高く、トラ
ンジスタ92はONする。このONは、人体無しを示す
信号として出力される。次に、子供が座席62に着座す
ると子供の透磁率の影響を受け、検知用コイル71のQ
が低下する。そのため、発振部70の発振が停止し、あ
るいは弱くなり、したがって、検波部80へ入力される
高周波信号のレベルも0あるいは小となり、応じて検波
部80からの検波信号も低い。そのため、トランジスタ
92はOFFとなる。このOFFは、人体有の信号とし
て出力される。
【0034】人体センサ1から人体有の信号、あるいは
人体無しの信号を受けると、電源制御装置2は、図1に
示したものと同様に動作する。図6は、図4の実施形態
に使用される人体センサに代えて使用できる人体センサ
の他の例を示すブロック図である。この人体センサ1
は、発振部70と、検波部80と、制御部90とを備え
ている点で、図4のものと同様である。図4の人体セン
サ1を用いて人体と物体の識別検知を行う場合、金属物
体は、レベルが非金属よりも人体レベルに近いものであ
り、金属物体でも人体と検知してしまうおそれがある。
【0035】図6の人体センサ1は、金属物体による発
振周波数の高さに着目して、金属板などによる誤動作を
防止するようにしている。そのため、この人体センサ1
は、さらにフィルタ回路101と、高い周波数用の検波
器102を備えている。今、座席に人体が着座した場合
に、発振部70の発振出力は小さくなり、検波部80で
検波され、制御部90に入力された信号レベルは、例え
ば基準値SR1より小さく、したがって制御部90は人
体有信号を出力する。人体や非金属の場合、発振部70
の発振周波数は低いので、高周波フィルタ101でカッ
トされる。一方、座席に金属体が置かれた場合に、発振
部70の発振出力はやはり低下する。しかし、この場合
の発振周波数は、人体や非金属物に比べて高い。発振部
70の出力は、高周波フィルタ101によって高い周波
数成分のみが導出され、検波回路102で検波され、そ
の出力信号が制御部90に入力されるが、例えば基準値
SR1 よりもレベルが大となるように増幅されているの
で、制御部90では人体有と判断しない。したがって、
金属体を人体と誤判断することはない。
【0036】図7は、図4の実施形態装置に使用される
人体センサに代えて使用できるさらに他の人体センサの
例を示すブロック図である。この人体センサ1も金属体
を人体であると誤検知しないものである。発振部70、
検波部80及び制御部90を備える点で、図6のものと
同じであるが、発振部70の出力をカウントする周波数
カウンタ103と、その周波数に応じて増幅器105の
増幅率を制御する増幅率制御部104とを特徴的に備え
ている。
【0037】この人体センサ1では、人体、非金属物で
ある場合はすでに説明した人体センサと同様の動作で識
別検知される。金属体が近傍に置かれた場合には、発振
部70の発振周波数が高くなる。この高い周波数の発振
出力を周波数カウンタ103でカウントし、周波数が高
いほど増幅率制御部104は、それに応答して増幅器1
05のゲインを上げる。その発振部70の発振出力が金
属体の存在のため、レベル低下しているが、増幅器10
5でレベルを上げるので、制御部90には、非金属物と
同様の高いレベルの入力が加えられる。したがって、金
属体を人体と誤動作することはない。
【0038】図8は、図4の実施形態装置に採用される
人体センサに代えて使用できる人体センサのさらに他の
例を示すブロック図である。この人体センサ1も、金属
体を人体であると誤動作しないものである。この人体セ
ンサ1も、発振部70、検波部80、制御部90を備え
ている。また、発振部70の発振周波数をカウントする
周波数カウンタ103を備え、制御部90は、検波部8
0の出力をディジタル値に変換するA/D変換器106
と、CPU107とから構成されている。
【0039】この人体センサ1では、人体の場合は、発
振部70の発振出力が低下し、その発振出力が検波部8
0で検波されて、A/D変換器106を介してCPU1
07に取込まれている。また、非金属物である場合は、
発振部70の出力レベルが低下せず、その発振出力が検
波部80、A/D変換器106を介してCPU107に
取り込まれる。CPU107では、取り込まれた信号レ
ベルを基準値と比較して、人体と非金属物の識別を行
う。金属体の場合は、発振部70の発振出力が低下する
とともに、発振周波数も高くなる。周波数カウンタ10
3の周波数カウントによってCPU107には高い周波
数を示すカウント値が取込まれ、CPU107は基準値
を例えば、予め定めるSR2 に下げる。したがって、検
波部80、A/D変換器106を介して取込まれる信号
レベルが低下しているものの、基準値をSR2 まで下げ
ているので信号レベルはなお基準値よりも高い。したが
って、CPU107は人体であると判別せず、人体有の
信号を出力しない。そのため、金属体を人体と誤検知す
ることはない。
【0040】図9は、この発明のさらに他の実施形態遊
戯場の乗物の安全装置を示すブロック図である。座席に
子供が乗っていない場合でも、たまたま乗物を動かした
い場合がある。この実施形態装置では、人体センサ1へ
の電源供給を人体センサ電源オフスイッチ211でオフ
して、人体センサ1の人体検知機能を働かせず、そのコ
インのみで乗物が動作するようにしている。この場合、
人体センサ1への電源断に代えて機能停止信号を送って
もよい。
【0041】図10は、この発明のさらに他の実施形態
遊戯場の乗物の安全装置を示すブロック図である。図9
の如く、人体センサ1の電源オフスイッチ211を手動
で操作し、そのまま放置すると、以後の人(子供)が乗
ったときにのみ動作させるという制御ができなくなる。
そのため、この実施形態装置では、人体センサ電源オフ
スイッチ211に直列に人体センサ電源復帰スイッチ2
12を設ける。この実施形態マッサージャにおいて、通
常、人体センサ電源オフスイッチ211はオフしてお
り、リレー213の接点214、215はいずれも上方
の端子に投入されており、したがって、電源電圧Vcc
人体センサ2に供給されている。ここで、人体センサ電
源オフスイッチ211をオンすると、リレー213に電
流が流れ、接点214、215がいずれも下方の端子に
投入され、人体センサ2への電源供給が断たれる。次
に、次回エンジンをかけるときに、人体センサ電源復帰
スイッチ212を自動的にオフし、接点214、215
を上方に戻し、電源供給を復帰し、人体センサ機能を自
動復帰する。なお、この場合も電源供給断の代わりに、
停止信号を伝送してもよい。
【0042】図11は、この発明のさらに他の実施形態
遊戯場の乗物の安全装置を示すブロック図でるあ。この
実施形態装置においては、人体センサ1で子供が検出さ
れると、タイマ131でその後の経過時間を計測し、そ
の後、予め定める所定時間内に人体無しを検出したと
き、電源をオフして、乗物の動作を停止するとともに、
記憶装置132にそれまでの経過時間を記憶し、次に再
度人の有を検出したときに、記憶していた前の継続時間
を継続させて乗物を動作させる。
【0043】なお、上記実施形態は、遊戯場の乗物に本
発明を適用した場合について説明したが他の実施形態と
して、マリンレジャー用のジェットスキーに上記した人
体センサを備え、人体センサが人体有を検出しないと、
ジェットスキーを操作してもエンジンがかからないよう
にしてもよい。また、さらに他の実施形態として、耕作
用のトラクターに上記した人体センサを備え、人体セン
サが人体有を検出しない限り、トラクターのキーを操作
してもエンジンがかからないようにしてもよい。
【0044】また、さらに他の実施形態として電気自動
車に人体センサを備え、人の乗車の有無を条件に、走行
と停車を制御してもよい。なお、ジェットスキー、トラ
クター、電気自動車において使用する人体センサも、図
1、図4、図6、図7、図8、図9、図10、図11に
示したものを使用すればよい。
【0045】
【発明の効果】この出願の特許請求の範囲の請求項1な
いし請求項6及び請求項15ないし請求項18に係る発
明によれば、乗物の座部に人体センサを設けて、座席の
人体有無を検出し、この人体有無信号で乗物の動作の制
御を行うものであるから、何らかの理由で動作中の乗物
から人が降りた場合に、乗物が動作を停止するので、無
人暴走によるケガやその他の事故を防ぐことができる。
また、透磁率や変位電流変化により人体有無判断を行う
人体センサを用いているので、1個のセンサで人体着座
と荷物や空席を分別することができる。電磁界イミュニ
ティに強い。小型である。体重に影響されない。幼児や
子供でも検知が可能である。製造コストが安い。人体に
接触する必要がない。等の効果がある。
【0046】また、請求項7ないし請求項9に係る発明
によれば、上記効果に加えて、人体と金属の誤検知を防
止でき、より精度良く動作させることができる。また、
請求項10、請求項11及び請求項12に係る発明は、
人体が乗っていないと動作をオフするので、電力消費を
軽減できる。また、請求項11は、オフ時の経過時間を
記憶しており、再動作時には経過時間を継続し、所定時
間の残りを動作させるので、人を乗物に時間の過不足な
く乗せることができる。また、請求項13に係る発明に
よれば、人体センサの動作解除機能を備えているので、
空間環境の自動調整と無調整を選択することができる。
【0047】また、請求項14に係る発明によれば、人
体センサの動作解除機能を働かせた場合でも、次の乗物
の始動時は、人体センサを動作状態とするので、運転中
の常時は、人体無しとなれば直ちに停止機能を働かせる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態遊戯場の乗物の安全装置
の構成を示す回路図である。
【図2】同実施形態乗物の安全装置に採用される人体セ
ンサの座席への設置を説明する図である。
【図3】図1に示す実施形態遊戯場の乗物の安全装置の
人体センサにおける空席、着座(子供)、着座(大
人)、荷物、金属板の別による発振部からの信号による
周波数と反射波の関係を示す図である。
【図4】この発明のさらに他の実施形態遊戯場の乗物の
安全装置を示す回路図である。
【図5】図4の実施形態遊戯場の乗物の安全装置の人体
センサにおけるQの求め方を説明するための図である。
【図6】図5の実施形態遊戯場の乗物の安全装置の人体
センサに代えて使用できる他の人体センサを示すブロッ
ク図である。
【図7】図4の実施形態遊戯場の乗物の安全装置の人体
センサに代えて使用できるさらに他の人体センサを示す
ブロック図である。
【図8】図4の実施形態遊戯場の乗物の安全装置の人体
センサに代えて使用できるさらに他の人体センサを示す
ブロック図である。
【図9】この発明のさらに他の実施形態遊戯場の乗物の
安全装置を示すブロック図である。
【図10】この発明のさらに他の実施形態遊戯場の乗物
の安全装置を示すブロック図である。
【図11】この発明のさらに他の実施形態遊戯場の乗物
の安全装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 人体センサ 2 電源制御部 11 センサ部 12 発振部 13 反射波センサ 14 伝送路 15 制御部

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高周波信号を発振し、かつ発振周波数を自
    動的に変化させる周波数走査手段を含む発振部と、共振
    回路を含むセンサ部と、前記発振部から前記センサ部に
    高周波信号を与える伝送部と、前記センサ部の外部状況
    に応じた信号を出力する検出部と、前記検出信号と発振
    周波数とから人体の有無を検出する制御部とからなる人
    体センサと、この人体センサの出力により駆動部の動作
    を制御する手段とを備えたことを特徴とする乗物の安全
    装置。
  2. 【請求項2】前記発振部は高周波信号を発生し、この高
    周波信号を伝送路を介して共振回路を含むセンサ部に供
    給し、外部の状況に応じてセンサ部から伝送路に対して
    反射してくる信号を検出し、この反射信号により人体検
    出を行うものである請求項1記載の乗物の安全装置。
  3. 【請求項3】前記発振部で高周波信号を発振し、順次そ
    の発振信号を変化させながら、伝送路を介して共振回路
    を含むセンサ部に供給し、発振した各周波数に対する各
    反射電力を測定し、この各周波数と反射電力の関係か
    ら、人体の有無を検出するものである請求項1記載の乗
    物の安全装置。
  4. 【請求項4】高周波信号を発振し、近傍の人体の有無に
    応じ発振信号のレベルが変化する発振部と、前記発振部
    の高周波信号を受けて検波する検波部と、前記検波部の
    検波信号を受けて、この検波信号のレベルの大小に応
    じ、人体有無を判別し、人体有無信号を出力する制御部
    とからなる人体センサと、この人体センサの出力により
    駆動部の動作を制御する手段とを備えたことを特徴とす
    る乗物の安全装置。
  5. 【請求項5】前記人体センサは、空席や荷物等のときに
    高周波発振部が発振をし、人体のときには高周波発振部
    は発振を停止するものである請求項4記載の乗物の安全
    装置。
  6. 【請求項6】何も存在しないとき、あるいは人体以外の
    物体が存在するとき、高周波信号発振部を発振させ、人
    体の存在で発振部の発振を停止させ、発振部の高周波信
    号を検波部で検波し、この検波部の検波信号のレベルが
    所定値以下の場合、人体有りとする請求項4記載の乗物
    の安全装置。
  7. 【請求項7】前記人体センサの検波部と制御部の間にフ
    ィルタを備え、人体検出時よりも高い周波数で発振した
    発振信号を増幅し、検波信号のレベルを補正する機能を
    備えた請求項4記載の乗物の安全装置。
  8. 【請求項8】前記人体センサに発振部の発振周波数をカ
    ウントする周波数カウンタを設け、発振部の発振周波数
    に応じて、検波部の信号増幅率を変化させることを特徴
    とする請求項4記載の乗物の安全装置。
  9. 【請求項9】前記人体センサに発振部の発振周波数をカ
    ウントする周波数カウンタを設け、発振部の発振周波数
    が人体検出時の周波数よりも高いとき、人体と判定しな
    いものである請求項4記載の乗物の安全装置。
  10. 【請求項10】前記人体センサで人体有を検出した後、
    人体無しを検出した場合に、乗物の動作を停止するよう
    にした請求項1または請求項4記載の乗物の安全装置。
  11. 【請求項11】人体センサで人体有と検知した後、乗用
    時間がカウントされ、所定時間内に人体無しを検出した
    とき、乗物動作を停止させるとともに、経過時間を記憶
    し、次に人体センサが人の有を検出したときに前に動作
    していた経過時間を継続させる機能を備えたことを特徴
    とする請求項1または請求項4記載の乗物の安全装置。
  12. 【請求項12】人体センサで人体無しを検出し、所定時
    間が経過すると、乗物の電源をオフするようにした請求
    項1または請求項4記載の乗物の安全装置。
  13. 【請求項13】無人運転防止機能の解除機能を備えたこ
    とを特徴とする請求項1または請求項4記載の乗物の安
    全装置。
  14. 【請求項14】前記解除機能は、次回動作させるときに
    自動復帰する機能を備えたことを特徴とする請求項13
    記載の乗物の安全装置。
  15. 【請求項15】前記駆動部は遊戯場の娯楽乗物の駆動部
    である請求項1または請求項4記載の乗物の安全装置。
  16. 【請求項16】前記駆動部はトラクターの駆動部である
    請求項1または請求項4記載の乗物の安全装置。
  17. 【請求項17】前記駆動部はジェットスキーの駆動部で
    ある請求項1または請求項4記載の乗物の安全装置。
  18. 【請求項18】前記駆動部は電気自動車の駆動部である
    請求項1または請求項4記載の乗物の安全装置。
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