JPH10248461A - 釣 具 - Google Patents

釣 具

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JPH10248461A
JPH10248461A JP7907597A JP7907597A JPH10248461A JP H10248461 A JPH10248461 A JP H10248461A JP 7907597 A JP7907597 A JP 7907597A JP 7907597 A JP7907597 A JP 7907597A JP H10248461 A JPH10248461 A JP H10248461A
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luminous
phosphor
fishing
light
layer
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JP7907597A
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Motoyasu Nakanishi
幹育 中西
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Suzuki Sogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓄光性蛍光体の欠落等を防止するとともも
に、蓄光や発光を阻害する苔や汚れ等の付着を防止し
て、長期間蓄光性釣具本来の能力を維持し、いっそう集
魚効果を高めることのできる蓄光性釣具を提供する。 【解決手段】 本発明の釣具は、蓄光性蛍光体を用いた
釣具の表面に、さらに透明層を形成させたことによっ
て、蓄光性蛍光体含有層の加水分解等を抑制し、蓄光性
蛍光体の欠落や剥離を防止することができると共に、釣
具表面の凹凸をなくして汚れの付着を防止することがで
きる。これによって、蓄光性蛍光体の高い輝度特性を長
期間維持でき、蓄光性釣具の機能を十分に活かすことが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽や外灯の光エ
ネルギーを蓄えて長時間自己発光を可能とした蓄光性蛍
光体を用いて、夜間あるいは水中において自己発光する
ことのできる釣具に関するものである。
【0002】
【発明の背景】従来、釣具には、竿、糸、針、餌、その
他にもリール、重り、浮き、疑似餌等があり、これら釣
具は、釣る魚や場所によってこれらの組み合わせを変え
て使用される。また、多くの釣果を得るための要素とし
ては釣具の組み合わせだけに限ったものでなく、魚の餌
を食べる時間帯(夜間から朝方)に釣りをおこなうとよ
いとされる。更にその際、地上や船上から投光装置をも
ちいて海面を照らしたり、あるいは、撒き餌や魚の好む
臭いの物質(例えば、魚肉や内臓をミンチにしたもの
や、これを発酵させたもの、これらをろ過して液体とし
たもの)を海面に散布したりすることによって、集魚効
果を高めることが知られている。
【0003】このような折り、釣り人口が急速に増加し
てきており、それに伴い、初心者であっても扱い易い工
夫や、集魚効果を高めるための工夫のなされた釣具が多
く開発され上市されるようになってきている。例えば、
特開平8−116845号に示される釣具のように、耐
光性に優れ、極めて長時間の残光特性を有する蓄光性蛍
光体を用いた蓄光性釣具なるものが開発されるようにな
った。この蓄光性釣具は、釣具全体あるいは表面の一部
に蓄光性蛍光体を形成したことによって、太陽光や蛍光
灯等の外部から照射される光をエネルギーとして蓄積
し、さらにこのエネルギーを光として放出可能とし、夜
間や水中において長時間高い発光輝度特性を有するもの
である。
【0004】これにより、大がかりでメンテナンスや設
置の手間を要する投光装置や、比較的重くかつ数時間し
か使用できない、電池式小型ライトや使い捨て蛍光体等
を釣糸に取り付ける不便さはなくなり、極めて簡単かつ
容易に集魚効果を高めることができるようになったので
ある。
【0005】なお、蓄光性釣具に用いる蓄光性蛍光体
は、粉末状(数十〜集百μm程度の粒径)にしたものが
用いられる。ちなみに、粉末状の蓄光性蛍光体をさらに
粉砕して、微粒子状(数μm程度の粒径)にすることも
できるのであるが、微少の蓄光性蛍光体単体ではエネル
ギーの蓄積や放出が小さいため使用量を増やさねばなら
ず、コストや強度の点であまり好ましくないのである。
このような粉末状の蓄光性蛍光体をもちいた蓄光性釣具
の外面には、蓄光性蛍光体の粒が露出あるいは膨出し
て、微細な凹凸を形成してしまう。
【0006】ところで、釣具は、太陽光に曝され、また
海水などの水分、汚泥や苔、雑菌等の付着、外部衝撃・
摩擦等を多大に受ける環境下で使用されるものであるか
ら、上述の蓄光性釣具を使用すると、外面に形成された
凹部に塩分や水分、泥等を溜めやすく、凸部に外部衝撃
を受けやすくなるのである。また、外面には蓄光性蛍光
体やそれを担持する担持体が一部露出するから、外面に
接する担持体は、水分による酸化や加水分解、あるいは
太陽光の紫外線による材料破壊を起こしてしまう。そし
て、蓄光性蛍光体と担持体との境界部に水分が進入する
と、その境から担持体が破壊され、蓄光性蛍光体を欠落
させてしまう。このように、担持体は破壊された部分の
強度が低下し、衝撃・摩擦により容易に割裂や欠落及び
剥離を起こすこととなるのである。さらに、蓄光性蛍光
体を欠落させた担持体は、欠落によりできた孔部に水分
や汚れを溜め、一層破壊を早めてしまうのである。その
結果、蓄光性釣具は、蓄光性蛍光体がしだいに欠落・破
壊して、また、泥や微生物等の付着により表面が汚れ、
輝度特性の減少に伴って集魚効果を著しく低下させてし
まい、蓄光性釣具本来の能力を十分に発揮しているとは
言えない。
【0007】
【解決を試みた技術的事項】すなわち、本発明は、この
ような状況に鑑み、蓄光性蛍光体の欠落等を防止すると
とももに、蓄光や発光を阻害する苔や汚れ等の付着を防
止して、長期間蓄光性釣具本来の能力を維持すると共
に、いっそう集魚効果を高めることのできる蓄光性釣具
を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本願に係わる
第1の発明たる蓄光性釣具は、MAl24で表わされる
化合物で、Mはカルシウム、ストロンチウム、バリウム
からなる群から選ばれる少なくとも一つ以上の金属元素
からなる化合物を母結晶にした蓄光性蛍光体を含有させ
た蓄光性蛍光体含有層を表面の少なくとも一部に形成し
た釣具であって、該蓄光性蛍光体含有層上に被覆する透
明層を形成させたことを特徴とするものである。そし
て、このような発明特定事項を手段とすることによっ
て、蓄光性蛍光体や担持体が釣具外面に出ないので欠落
や剥離等の心配なく、また釣具表面を平滑にして汚れ等
の付着も防止できるから、長期間にわたって蓄光性釣具
の機能を維持することができる。さらに、透明層と蓄光
性蛍光体含有層との境界面で蓄光性蛍光体の蓄光・発光
が屈折・反射されるので、光エネルギーを余すことなく
利用することができる。
【0009】また、本願に係わる第2の発明たる蓄光性
釣具は、MAl24で表わされる化合物で、Mはカルシ
ウム、ストロンチウム、バリウムからなる群から選ばれ
る少なくとも一つ以上の金属元素からなる化合物を母結
晶にした蓄光性蛍光体を含有させた蓄光性蛍光体含有層
を表面の少なくとも一部に形成した釣具であって、該蓄
光性蛍光体含有層上に被覆する透明層を形成させ、該透
明層はアクリル系或いはこれを主成分とするものからな
るものであることを特徴とするものである。そして、こ
のような発明特定事項を手段とすることによって、蓄光
性釣具の機能を長期間にわたり維持し、蓄光・発光のエ
ネルギーを余すことなく利用できるとともに、透明層
は、透明性や耐候性、耐衝撃性、及び加工性や基材との
追従性に優れる層として形成できる。このため、外部や
蓄光顔料含有層から発する光を遮断することなく、外部
衝撃にも強くなる。また、着色が容易であるから、半透
明な着色によって様々なカラーバリエーションを持たせ
ることができ、意匠性にも優れる。
【0010】また、本願に係わる第3の発明たる蓄光性
釣具は、上記のほか、上記透明層と蓄光性蛍光体含有層
のどちらか一方または双方の表面の少なくとも一部に
は、機能性物質が含有されたことを特徴とするものであ
る。そして、このような発明特定事項を手段とすること
によって、釣具が真水や海水、海風等に曝されて付着す
る、汚れや臭いや雑菌等から釣具を保護することができ
る。
【0011】さらにまた、本願に係わる第4の発明たる
蓄光性釣具は、上記にあわせて上記機能性物質は臭気発
散物質であることを特徴とするものである。そして、こ
のような発明特定事項を手段とすることによって、光に
よる集魚効果と臭気発散物質による集魚効果とを併せも
つことができる。
【0012】また、本願に係わる第5の発明たる蓄光性
釣具は、上記蓄光性釣具は釣り用の蓄光性重りであるこ
とを特徴とするものである。そして、このような発明特
定事項を手段とすることによって、水中に沈降して発光
し、集魚効果を高めることができる。また、夜間におい
て仕掛を海に投下する際には、発光する重りの位置によ
り、着水地点の位置や方向が確認できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図示の実施の形態を例にと
って、本願発明の蓄光性釣具について種々の実施の形態
を織りまぜながら説明する。図1に示す釣り用の重りA
は、金属製の重りを基材1として、基材1の外周全面
に、厚さ20μmの白色の下地層2、厚さ100μmの
蓄光性蛍光体含有層3と、さらにその表面に、透明な厚
さ30μmの透明層4を形成して成る。この重りAの構
成を作成手順に従って具体的に説明すると、まず、市販
されている金属製の重りを用意し、この外周全面に白色
の下地層2を形成させる。この下地層2は、蓄光性蛍光
体の蓄光・発光を反射して輝度を向上させるための層で
あり、ここでは二液性エポキシポリアミド系の白色樹脂
溶液を用いて、基材1の表面にハケ塗りにて塗装し、乾
燥させたものである。ちなみに、基材1の表面に白色の
下地層2が形成させれば良いので、塗布方法及び乾燥方
法はこれに限るものではない。また、下地層2の色とし
ては、白色以外でも構わないこと勿論であり、釣具(す
なわち基材1)自体が既に着色されている場合や、基材
1に下地塗装をしない場合には、下地層2を形成させず
に直接基材1の表面に蓄光性蛍光体含有層3を形成させ
てもよい。
【0014】次に、下地層2が乾燥したのを見計らっ
て、その表面に蓄光性蛍光体含有層3を形成させる。こ
の蓄光性蛍光体含有層3は、二液性のアクリル系樹脂溶
液に対し、粉末状の蓄光性蛍光体Tを20重量%混合・
攪拌したものを用いて、該溶液をハケで表面塗装した後
硬化炉中60℃の環境下で3時間かけて乾燥させたもの
である。これを数回繰り返して、厚さ100μmの層を
形成した。ちなみに、乾燥時間を60℃に設定したの
は、高温すぎると層の表面に亀裂を発生する恐れを生
じ、逆に低温では乾燥時間がかかりすぎるのを考慮して
決定したのであるが、勿論自然乾燥でも構わない。
【0015】そして最後に、蓄光性蛍光体含有層3の表
面を被覆する透明層4を形成させる。まず、二液性の透
明なアクリル系樹脂溶液を用いて、予め硬化剤を混合攪
拌させておく。そしてこの樹脂溶液中に、蓄光性蛍光体
含有層3を形成した重りAを浸漬させ、取り出した後に
硬化炉中60℃の環境下にて3時間かけて乾燥させて、
厚さを30μmの透明層4を形成した。
【0016】なお、蓄光性蛍光体含有層3や透明層4に
用いた樹脂溶液としては、透明なものを選定するのが望
ましく、あるいは、半透明あるいは着色された半透明な
層であっても良い。この場合には、各層の厚みを比較的
薄くして、蓄光性蛍光体Tの蓄光・発光を抑制しない程
度にする。また、実施例では蓄光性蛍光体含有層3や透
明層4としてアクリル型系の樹脂溶液を用いたが、その
他ポリ塩化ビニル系、ポチスチレン系、ポリカーボネー
ト系メタクリル系、ポリフェニレン系、ポリメチル系、
ポリエチレン系、ポリウレタン系やアルコール系等の樹
脂のように透明で基材への追従性の高い材料も適宜使用
できる。さらに、透明層4には、ジアリルフタレート樹
脂等のように水に強く、耐薬品性に優れた樹脂溶液を用
いると、蓄光性蛍光体Tを水気から保護できるので、加
水分解の影響は極めて少ない。このように、各層の樹脂
溶液は、基材の性質、意匠的効果、希望する発光程度等
にあわせて、適宜組成を選定するとよい。なお以上の各
層の形成するにあたって、本実施例では樹脂溶液を塗装
や浸漬して各層を形成させたのであるが、これに限った
ものでなく、層の形成方法や材料は適宜選択できる。な
お、各層を形成するにあたり、各層の密着性を高めるた
め、前処理としてプライマーを施しても良いこと勿論で
ある。
【0017】ここで、蓄光性蛍光体含有層3を形成する
ための樹脂溶液中に添加、分散させる蓄光性蛍光体Tに
ついて説明する。この蓄光性蛍光体は、従来の夜光塗料
や蛍光塗料などの溶液中に含まれる蛍光体と似た材料
で、太陽光や蛍光灯などの光の刺激を受けてエネルギー
を吸収し、刺激停止後も吸収したエネルギーを光とし
て、徐々に、比較的長時間にわたり発光し、また永く繰
り返し使用できるものである。この蓄光性蛍光体は、従
来の蛍光体に比べ、残光輝度が高く、残光時間が長く
て、放射性物質を含まず、耐光性、耐久性があり、また
化学的にも安定したものとして従来の蛍光体(燐光体と
もいう)とは異なる新規物質として開発され、販売され
るに至っており、このようなものに、MAl24で表わ
される化合物で、Mはカルシウム、ストロンチウム、バ
リウムからなる群から選ばれる少なくとも一つ以上の金
属元素からなる化合物を母結晶にした、根本特殊化学株
式会社のN夜光(商品名)がある。このものは、前述の
ようにMAl2O4で表される蓄光性蛍光体を、ユウロピ
ウムを賦活剤として混合し、さらにフラックスを加えて
還元性雰囲気の1300度の高温で1時間程度焼成後冷
却し、更にこれを粉砕して、ふるい分けすることにより
製造される。また同様な蓄光性蛍光体として、酸化アル
ミニウム、酸化カルシウム、酸化マグネシウムなどを主
成分とする、ケミテック株式会社のケミテックピカリコ
CP−04(商品名)などもある。
【0018】そして、このような蓄光性蛍光体を顔料分
として樹脂溶液(塗膜形成樹脂分と溶剤分)に添加して
やれば、蓄光性蛍光体の塗料化が行われることとなる。
上記樹脂溶液中に含有させる蓄光性蛍光体の添加量につ
いては、本実施例では、樹脂溶液に対して20重量%添
加したのであるが、10〜50重量%程度含有させるの
が好ましいと思われる。これは、添加量が少ないと輝度
が弱くて十分な蓄光・発光をできないのであり、添加量
が多いと層の強度がおち割裂や剥離の原因となってしま
い耐久性や作業性が著しく低下し、コストも高くなって
しまうためである。また、蓄光性蛍光体含有層3の厚み
については、本実施例では100μmとしたが、薄くし
てゆくと、蓄光性蛍光体含有層3の体積が減少して、蓄
光性蛍光体Tの総発光量が低下する。逆に、蓄光性蛍光
体含有層3を厚くすると総発光量が増え、良いと思われ
るかもしれないが、高価な蓄光顔料を多量に消費する訳
にはいかないので、添加量や厚みについては、これらバ
ランスの上に、適宜調節するのが望ましい。
【0019】続いて、図1に示す重りAの使い方等につ
いて説明する。まず、この重りAが夜間あるいは水中に
おいて発光するように、蓄光性蛍光体含有層3中の蓄光
性蛍光体Tに光エネルギーを蓄えさせる必要がある。こ
れには、太陽光や蛍光灯あるいは外灯の下に重りAを数
分から数時間おいておく必要がある。例えば、昼間釣り
を行う場合には、釣りの最中に太陽光或いはその反射光
を受けて、光エネルギーを蓄光性蛍光体内部に蓄積す
る。また、例え、夜間であったとしても、釣具が埠頭や
船上の外灯や蛍光灯等に照らされる位置にあれば、この
光を受けてエネルギーを蓄積する。この際、蓄光性蛍光
体含有層の内層(下地層2や、下地層2のない釣具基材
1)は、白色あるいは明るい色であると、蓄光性蛍光体
含有層3中の蓄光性蛍光体Tは、太陽光などの透明層4
の表面から蓄光性蛍光体含有層3に直接入射した光ばか
りか、蓄光性蛍光体含有層3の樹脂間をすり抜けた光を
も反射して、それら各部位で吸収される。
【0020】このように重りAに蓄光された光は、薄暮
や暗闇の中で発せられて、重りの所在を確認できるとと
もに、水中に没入させた際にはこの光で集魚効果を高め
ることができるのである。また、夜間の仕掛けを取り付
ける際の取り扱い易さが向上するとともに、着水の際に
はその発光により位置や方向を確認できる。このような
釣具の蓄光性蛍光体含有層3は、直接蓄光性蛍光体Tか
ら透明層4の表面へ発した光と、透明層4の面や内層の
面で反射を繰り返した後に発する光とが認識されること
により、蓄光性蛍光体含有層3の形成された模様そのま
まとしてではなく、模様周囲もボヤッと光っているよう
に見えるのである。言い換えれば、蓄光性蛍光体含有層
3中の蓄光性蛍光体Tが放っている光を余すことなく、
全発光が利用されるのである。そして、蓄光性蛍光体含
有層3の内層が白色や明るい色であれば、内層方向に発
した蓄光性蛍光体の光も反射しやすくなり、外部への発
光が一層高まるのである。
【0021】そして、この重りAの表面には、透明層4
が蓄光性蛍光体含有層3の表面全体を被覆し、蓄光性蛍
光体Tの欠落を防ぐと共に、釣具表面を平滑にして汚れ
等の付着を防止させるから、蓄光性釣具の機能を長期間
にわたって維持できるのである。
【0022】図2に示す撒き餌篭Bは、図1の重りAと
同じ手順で作成されたものであるが、透明層4中には機
能性物質Kを含有させている。機能性物質としては、脱
臭剤や抗菌剤、水性生物忌避物質、防カビ剤等があげら
れる。そして、このような機能性物質を一種または複数
種選定し、透明層または蓄光性蛍光体含有層の一方或い
は両方に形成させることにより、蓄光性釣具としての機
能に、更に新たな機能を付加することができるのであ
る。例えば、撒き餌篭Bの透明層4を形成させる際の溶
液中に、機能性物質Kとして酸化亜鉛を主成分とする白
色微粉末脱臭剤や二酸化チタン微粉末等の抗菌性の高い
物質を含有させれば、機能性物質Kを含有した透明層4
を形成することができる。該透明層4は、透明層の溶液
中に機能性物質Kを混合・撹拌したのち、この中に、蓄
光性蛍光体含有層を形成した釣具を浸漬した後乾燥させ
て形成する。このようにして得られた撒き餌篭Bは、透
明層4に形成された抗菌性の高い物質が、釣具表面に付
着する魚の臭いや雑菌の繁殖を抑制して、常に衛生的か
つ清潔感のあるものとすることができるのである。
【0023】また、上記の透明層4には、機能性物質K
として臭気発散物質を含有させることもできる。たとえ
ば、予め魚肉類を乾燥粉砕し粉末状にしたものをはじ
め、市販されている疑似餌表面に塗る臭気成分等を用
い、これを透明層溶液中に混合、攪拌して分散させてお
き、この中に、蓄光性蛍光体含有層を形成した釣具を浸
漬させて乾燥させることにより、透明層に臭気発散物質
を含有することができる。このようにすれば、蓄光性蛍
光体の発光と、臭気発散物質の臭いにより、集魚効果を
いっそう高めることができるのである。
【0024】その他の釣具の例としては、釣竿の先端部
分に本発明を適用すれば、蓄光性蛍光体が発光して竿先
のしなり具合が確認でき、夜間においても魚の捕獲タイ
ミングが判断できるようになるとともに、釣竿を真水に
て洗浄する際にも水気から蓄光性蛍光体を保護すること
ができる。また、上記に例示された釣具以外にも本発明
は適用できるものであって、例えば針や浮き、疑似餌、
捕獲網、リール等様々な釣具に対して、同様な効果を奏
することができるものである。
【0025】
【発明の効果】本発明の蓄光性釣具は、以上述べた実施
の形態によって具現化される請求項1〜5に記載された
発明特定事項を有することによって成るものであって、
このような発明特定事項を有することによって以下に述
べるような種々の効果が発揮される。
【0026】すなわち、請求項1に記載された発明特定
事項では、蓄光性蛍光体を用いた釣具の表面に、さらに
透明層を形成させたことによって、蓄光性蛍光体含有層
の加水分解等を抑制し、蓄光性蛍光体の欠落や剥離を防
止することができると共に、釣具表面の凹凸をなくして
汚れの付着を防止することができる。これによって、蓄
光性蛍光体の高い輝度特性を長期間維持でき、蓄光性釣
具の機能を十分に活かすことができる。
【0027】また、請求項2に記載された発明特定事項
では、アクリル樹脂或いはこれを主成分とするものを透
明層として用いたことにより、透明性や強度に優れ蓄光
性蛍光体の蓄光・発光を損ねることなく、また加水分解
を抑制して長期間の使用にたえる蓄光性釣具を得ること
ができる。
【0028】また、請求項3に記載された発明特定事項
によれば、蓄光性釣具従来の機能の他、機能性物質の機
能を釣具に付加することができる。
【0029】また、請求項4に記載された発明特定事項
によれば、蓄光性蛍光体含有層に含有した蓄光性蛍光体
の蓄光による集魚効果と、透明層あるいは蓄光性蛍光体
含有層に含有した臭気発散物質の臭気による集魚効果に
より、より多くの釣果を期待できる蓄光性釣具を得るこ
とができる。
【0030】また、請求項5に記載された発明特定事項
によれば、暗い水中にて発光または周期を発散して、薄
暗い水中での集魚効果を高めるとともに、夜間の自己発
光による取り扱い易さの向上と、着水の際の位置や方向
の確認が良好にできる釣り用の蓄光性重りを得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明を用いた釣り用の重りの外観及び拡大
断面図である。
【図2】本願発明を用いた撒き餌の外観図である。
【符号の説明】
1 基材 2 下地層 3 蓄光性蛍光体含有層 4 透明層 A 重り B 撒き餌篭 K 機能性物質 T 蓄光性蛍光体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MAl24で表わされる化合物で、Mは
    カルシウム、ストロンチウム、バリウムからなる群から
    選ばれる少なくとも一つ以上の金属元素からなる化合物
    を母結晶にした蓄光性蛍光体を含有させた蓄光性蛍光体
    含有層を表面の少なくとも一部に形成した釣具であっ
    て、該蓄光性蛍光体含有層上に被覆する透明層を形成さ
    せたことを特徴とする蓄光性釣具。
  2. 【請求項2】 MAl24で表わされる化合物で、Mは
    カルシウム、ストロンチウム、バリウムからなる群から
    選ばれる少なくとも一つ以上の金属元素からなる化合物
    を母結晶にした蓄光性蛍光体を含有させた蓄光性蛍光体
    含有層を表面の少なくとも一部に形成した釣具であっ
    て、該蓄光性蛍光体含有層上に被覆する透明層を形成さ
    せ、該透明層はアクリル系或いはこれを主成分とするも
    のからなるものであることを特徴とする蓄光性釣具。
  3. 【請求項3】 上記透明層と蓄光性蛍光体含有層のどち
    らか一方または双方の表面の少なくとも一部には、機能
    性物質が含有されたことを特徴とする請求項1または2
    記載の蓄光性釣具。
  4. 【請求項4】 上記機能性物質は臭気発散物質であるこ
    とを特徴とする請求項1,2または3記載の蓄光性釣
    具。
  5. 【請求項5】 上記蓄光性釣具は釣り用の蓄光性重りで
    あることを特徴とする請求項1,2,3または4記載の
    蓄光性釣具。
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