JPH10248541A - 惣菜類の保存方法 - Google Patents
惣菜類の保存方法Info
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Abstract
殺菌処理して、食感、色、フレバー等の食品独特の品質
を損なうことなく長期に保存することを可能とする惣菜
類の保存方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 総菜類の加熱殺菌処理に脱酸素性樹脂組
成物からなる酸素吸収層を中間層とし、中間層の外側に
ガスバリア性樹脂からなるガスバリア層と、中間層の内
側に酸素透過性樹脂からなる酸素透過層とを配した脱酸
素性多層体からなる包装容器を用い、100℃以上の温
度で加熱処理して保存する。
Description
菜類の保存方法に関する。さらに詳しくは、脱酸素性多
層体からなる包装容器又は袋に惣菜類を密封して加熱殺
菌処理して保存する惣菜類の保存方法に関する。
素剤を用いる包装技術、すなわち脱酸素剤包装技術が確
立され、食品、医薬品の保存等、様々な分野で利用され
ている。脱酸素剤包装は、バリア性の包装容器や袋内に
被保存物を脱酸素剤と共に密封包装するものである。同
封した脱酸素剤が系内の酸素を吸収して無酸素状態に保
つことにより、食品等の酸化劣化、油脂分の酸化劣化、
変褐色防止、風味保持、細菌やカビの繁殖防止等を図る
ことができる。脱酸素剤包装に用いられる脱酸素剤は、
酸素吸収能を有する鉄粉等の還元性物質を主剤とする脱
酸素剤組成物からなり、通常、脱酸素剤の粉粒体を通気
性小袋に充填して脱酸素剤包装体(「小袋状脱酸素剤」
ということがある)として用いられる。
に、レトルト処理と言われる高温殺菌による保存技術が
ある。これは、食品等の被保存物をバリア性の容器に充
填、密封した後、容器ごと100℃以上の温度で加熱処
理を方法であり、腐敗の原因となる細菌を加熱殺菌する
ことによって食品の長期保存が可能となる。しかし、こ
の方法の場合、加熱処理時容器内に残存する酸素や保存
中に容器外から透過侵入する酸素の存在により、油脂の
酸化劣化、味の変質、劣化、変色が起こる場合があっ
た。特に油揚げ、昆布、昆布巻き、黒豆等の惣菜類で
は、油脂の酸化劣化による変色、味、風味劣化が著し
く、加熱処理を行っただけでは、長期保存は極めて困難
であった。
熱殺菌しようとすると、通常の小袋状脱酸素剤は耐熱
性、耐液性がないために、レトルト処理のような条件下
では破袋して脱酸素剤がこぼれ出たり、液が小袋内に染
み込み酸素吸収能が停止し足りするために、使用できな
い。特開昭63−219359には、通気性包材を改良
した小袋状脱酸素剤を用いたレトルト食品の保存方法が
知られているが、液汁も多く性状も雑多な食品からなる
惣菜類の場合、長期保存の耐液性は必ずしも万全でな
く、また小袋状脱酸素剤を用いる脱酸素剤包装は、小袋
状脱酸素剤の取扱いも面倒であり、誤って口に入れる恐
れもあり、日常食品である惣菜類の包装保存にはあまり
向かない。
類の包装保存方法の上記課題を解決し、総菜類を少なく
とも100℃以上の温度で加熱殺菌処理し、食感、色、
フレバー、栄養素等、食品独特の品質を損なうことなく
長期に保存することを可能とする惣菜類の保存方法を提
供することを目的とする。
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、惣菜類の保存容器
として、脱酸素性樹脂組成物からなる酸素吸収層を中間
層として、中間層の外側にガスバリア性樹脂からなるバ
リア層と、中間層の内側に酸素透過性樹脂からなる酸素
透過層とを配した脱酸素性多層体からなる包装容器又は
袋を用いることにより、容易に解決できることを見出し
た。
からなる酸素吸収層を中間層として、中間層の外側にガ
スバリア性樹脂からなるガスバリア層と、中間層の内側
に酸素透過性樹脂からなる酸素透過層とを配した脱酸素
性多層体からなる包装容器に惣菜類を密封し、100℃
以上、150℃以下の温度で加熱処理することを特徴と
する。
で「おかず」として食される加工調理した食品を言う。
本発明に係わる惣菜類は、食材が単一とは限らず、性状
も雑多で、本発明の目的に適う調理食品であればよく、
例えば、煮物、揚げ物、蒸し物、酢の物、和え物等が挙
げられ、中でも液汁を含む煮物、特に油脂分や栄養分に
富み、また色調に特徴のある煮物が好ましい。
酸素吸収層を構成する脱酸素性樹脂組成物には脱酸素剤
組成物が含まれ、脱酸素剤組成物としては、鉄粉を主剤
とする脱酸素剤組成物が好ましい。また脱酸素多層体の
ガスバリア層を構成するガスバリア性樹脂は、ポリメタ
キシリレンアジパミド、非晶性ポリアミド又はこれらの
混合物が好ましい。
又は一部がフィルム状又はシート状の脱酸素性多層体か
らなり、脱酸素性能を備えた容器として機能する。本発
明に係わる包装容器の形態は、例えば、袋、カップ、ト
レイ、ボトルであり、脱酸素性多層体が酸素透過層を内
側にして成形加工されたもの、またガスバリア性の包装
容器の部材として使用された包装容器である。
素性多層体かなる脱酸素性能を備えた容器に液汁や油脂
分の多い惣菜類を密封して100℃〜150℃の温度で
加熱処理することにより、酸素吸収層の脱酸素性樹脂組
成物が酸素透過層を介して惣菜類から水分を得、脱酸素
能を発揮して容器内の酸素を吸収除去し、これによって
酸素存在下での高温処理による弊害をなくすると共に、
その後は容器外部からの酸素の侵入を防いで加熱殺菌処
理した惣菜類を実質的に無酸素状態に保ち、食品独特の
食感、色、フレバー等の品質を損なうことなく長期に惣
菜類の保存を可能とする。
層構成の具体例は、例えば、図1のごとく、内層10
(酸素透過層)/中間層20(酸素吸収層)/接着層3
1/外層30(ガスバリア層)/接着層32/保護層3
3なる構成で示される。本発明に用いられる脱酸素性多
層体は、内層、中間層及び外層のみから構成されるとは
限らず、これら主層に必要に応じて更に他の層を付加す
ることができ、上記具体例は外層30(ガスバリア層)
の両側に1乃至複数の他の層を付加した場合を示す。こ
こで、外層30は、この多層体をもって形成した包装容
器の外部からの侵入酸素を阻止する役割を果たす。中間
層20は酸素吸収層であり、外層が阻止し得ない酸素の
吸収と、容器内の酸素を内層を介して吸収する役割を果
たす。内層10は酸素透過層であり、中間層の酸素吸収
層と容器内の収納物との直接接触を防ぐ隔離層としての
役割に加え、酸素吸収層がその酸素吸収機能を充分に発
揮できるように容器内の酸素を迅速かつ効率よく透過さ
せる役割を果す。
いて図1に沿って順次説明する。内層(酸素透過層)の
酸素透過性樹脂としては、熱可塑性樹脂が好ましく用い
られ、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブ
タジエン、ポリメチルペンテン等のポリオレフィン類、
前記樹脂の変性物、前記樹脂とシリコン樹脂とのグラフ
ト重合物、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステ
ル、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド、アイオ
ノマー、エラストマー等が用いられる。100℃以上の
温度で加熱殺菌処理するため、耐熱性の点から、ポリプ
ロピレン、ポリメチルペンテン、ナイロン6、ナイロン
66、又ポリエチレンテレフタレートが好適に用いられ
る。
素吸収性樹脂と相溶性のある樹脂を選ぶことにより、内
層と中間層を共押出しして積層接着することが可能とな
る。また内層は、包装容器の最内層として、シーラント
層の役割を果たすことが多く、内層にヒートシール可能
な樹脂を選択することが好ましい。また内層にヒートシ
ール性を付与するために、内層の内面側に更にヒートシ
ール性の層を設けてもよい。尚、該内層またはヒートシ
ール性の層の樹脂には、必要に応じて顔料等の着色剤、
充填剤、帯電防止剤、安定剤等の添加剤を配合すること
ができる。
酸素吸収層との隔離の役割を果たすと共に、酸素を迅速
かつ効率よく透過する機能が必要であり、前記ヒートシ
ール性の層等、他の層の存在の有無や内層自体の厚みに
かかわらず、内層の酸素透過度は少なくとも100cc
/m2 ・day・atm(23℃、100%RH)以上
である必要がある。このため、内層の膜厚は、強度、加
工性、コスト等が許す範囲でなるべく薄くし、酸素透過
性を大きくすることが好ましい。また内層は必ずしも無
孔の樹脂層とは限らず、前記熱可塑性樹脂からなる酸素
透過性のよい微多孔膜や不織布であってもよい。
成物は、樹脂に脱酸素剤組成物を混練、分散した樹脂組
成物である。脱酸素剤組成物は特に限定されず、公知の
脱酸素剤組成物を用いることができ、例えば、鉄粉等の
金属粉、鉄化合物などの還元性無機物質、多価フェノー
ル類、多価アルコール類、アスコルビン酸又はその塩な
どの還元性有機物質または金属錯体等を酸素吸収反応の
主剤とする脱酸素剤組成物が用いられる。これらの中で
も、脱酸素性多層体を脱酸素性能に優れたものとするた
めには、鉄粉を主剤とする脱酸素剤組成物が好ましく、
鉄粉とハロゲン化金属からなる脱酸素組成物が優れる。
特にハロゲン化金属で表面を被服した鉄粉が好適に用い
られる。脱酸素剤組成物は酸素吸収層中において、水分
を得て酸素を吸収することが可能となる。
可塑性樹脂中に分散可能で酸素吸収反応を起こすことが
できるものであれば特に制限はなく、通常脱酸素剤とし
て用いられる鉄粉が使用できる。鉄粉は平均粒径で5〜
200μm 以下が好ましく、50μm 以下が特に好まし
い。平滑な酸素吸収層を形成するためには、鉄粉粒子の
大きさは脱酸素樹脂層の膜厚を越えることなく細かい方
が好ましい。したがって、鉄粉主剤の脱酸素剤組成物は
粒状物として用いられ、その大きさも平均粒径で5〜2
00μm が好ましく、5〜50μm がより好ましい。
リ金属またはアルカリ土類金属の塩化物、臭化物、ヨウ
化物が用いられ、リチウム、カリウム、ナトリウム、マ
グネシウム、カルシウム、バリウム等の塩化物が好まし
く用いられる。ハロゲン化金属の配合量は、金属100
重量部当たり好ましくは0.1〜20重量部、より好ま
しくは0.1〜5重量部である。特にハロゲン化金属を
鉄粉に付着させることによってハロゲン化金属の配合量
を少なくすることができる。
軟化点が110℃〜130℃の熱可塑性樹脂が好まし
い。前記軟化点の熱可塑性樹脂を使用することにより、
多層体の熱成形加工に際し、樹脂中の鉄粉周辺の局部的
な加熱を防ぐことができ外観の良好な容器に成形するこ
とが可能となる。熱可塑性樹脂として具体的には、例え
ば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジエン、
ポリメチルペンテン等のポリオレフィン類、エラストマ
ーおよびこれらの変性物、あるいはこれらの混合樹脂が
用いられる。好ましくは、ポリエチレンとポリプロピレ
ンの混合物、プロピレンーエチレンランダム共重合体又
はこれらの混合物が用いられる。
成物の配合率は2〜93重量%が好ましく、10〜70
重量%がより好ましい。脱酸素剤組成物の配合が2重量
%未満では、脱酸素性能が著しく低下し、また93重量
%を越えると、成形加工性が悪くなるので好ましくな
い。また脱酸素剤組成物を配合した酸素吸収性樹脂組成
物には、必要に応じて、有機系又は無機系染料や顔料等
の着色剤、シラン系、チタネート系等の分散剤、ポリア
クリル酸系の吸水剤、アルカリ土類金属酸化物等の発泡
防止剤、シリカ、クレー等の充填剤、ゼオライト、活性
炭等のガス吸着剤等を添加することができる。酸素吸収
層の層厚は1000μm 以下が好ましく、500μm 以
下がより好ましい。
層としては、エチレン−ビニルアルコール共重合体、ナ
イロン6、ナイロン66、ナイロン11、ナイロン1
2、ポリメタキシリレンアジパミド等のポリアミド、非
結晶性ポリアミド(アモルファスナイロン)等が好まし
く、ポリメタキシリレンアジパミド、非晶性ポリアミド
又はこれらの混合物が特に好ましく用いられる。
シリレンジアミンとアジピン酸との重縮合体であり、ナ
イロンMXD6とも呼ばれ、上記重縮合体にはメタキシ
リレンジアミン以外のジアミンまたはアジピン酸以外の
ジカルボン酸を含んでもよい。また、非結晶性ポリアミ
ドは、非晶性ナイロン、あるいは透明ナイロンとも呼ば
れるものであり、ナイロン6、ナイロン66のような直
鎖脂肪族ナイロンとは異なり、ポリマーの結晶化がほと
んど起こらないか、あるいは結晶化速度が非常に小さい
特殊ナイロンである。本発明では非晶性ポリアミドとし
て、例えば、テレフタル酸とトリメチルヘキサメチレン
ジアミンの重縮合体、2,2ービス(P−アミノシクロ
ヘキシル)プロパンとアジピン酸およびアゼライン酸と
の共重縮合体、ビス(3−メチルー4−アミノシクロヘ
キシル)メタンとイソフタル酸およびωーアミノドデカ
ン酸との共重縮合体、ジフェニルメタンジイソシアネー
トとアジピン酸、アゼライン酸およびイソフタル酸の混
合物との共重縮合体、並びにテレフタル酸およびイソフ
タル酸とヘキサメチレンジアミンとの共重縮合体、等が
好ましく用いられる。
M D1238に準拠する試験条件;温度230℃、荷
重2.16kgfにおけるメルトフローレート(MF
R)が8g/10分以下のものが好ましく、特に6g/
10分以下のものが好ましい。MFRが8g/10分を
こえる非晶性ポリアミドを用いると、脱酸素性多層体の
シート成形に際してガスバリア性樹脂の粘度が低くなり
すぎるために、安定した厚みの多層シートが得られなく
なる。さらに脱酸素性多層体の熱成形加工性を良好なも
のとするためには、非結晶性ポリアミドは、ガラス転移
点が80〜150℃のものが好ましい。上記ガラス転移
点の非結晶性ポリアミドを使用することによって、多層
体の容器への成形に際し、樹脂の結晶化による伸びムラ
や厚みムラが防止され、広い範囲の加熱成形条件で良好
な容器の成形が可能となる。例えば、熱成形におけるシ
ート表面温度が高い場合や低い場合、あるいは加熱時間
が長い場合や短い場合でも、伸びムラや厚みムラが起こ
らなくなる。
されないが、多層体をさらに成形加工して延伸する場
合、その厚みが延伸によって薄くなることを考慮し、成
形加工前のガスバリア性樹脂の層厚みは、延伸加工によ
ってガスバリア性が損なわれない程度の厚みが必要であ
る。
じて、他の機能を有する樹脂又は樹脂以外の材料を積層
し、ガスバリア層の機能を一層効果的なものにすること
ができる。例えば、ガスバリア性樹脂層を保護するため
に、その外側に他の樹脂からなる保護層が設けられる。
ここにいう他の樹脂層には、ポリエチレン、ポリプロピ
レン等のポリオレフィン類、これらの混合物若しくは変
性樹脂、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル
等が用いられ、この保護層には、必要に応じて、 顔料
等の着色剤、充填剤、帯電防止剤、安定剤等の添加剤を
適宜配合してもよい。また外層のガスバリア層と、上記
他の樹脂からなる保護層又は中間層との接着性向上のた
めに、それぞれ接着剤層を設けることもできる。
料の性状、加工目的、加工工程等に応じて、共押出し
法、各種ラミネート法、各種コーティング法などの公知
の方法を適宜組み合わせて積層することができる。例え
ば、脱酸素性多層体が樹脂積層体の場合には、各層に対
応する押出機で樹脂を溶融混練した後、T−ダイ、サー
キュラーダイ等の多層多重ダイスを通して同時溶融押出
することによって多層フィルム又はシートを製造するこ
とができる。また射出機を用い、溶融した樹脂を多層多
重ダイスを通して射出金型中に共射出または逐次射出す
ることによって所定の形状の多層容器に一挙に成形する
ことができる。
記の各種方法で得られたフラット状又は管状のシート又
はフィルム(チューブ、パリソン等を含む)であるが、
これらの材料を用い、真空成形、圧空成形、プラグアシ
スト成形等の成形方法により、所定の形状の容器に成形
することができる。
菜類が保存される。惣菜類としては、前記のように、煮
物、揚げ物、蒸し物、酢の物、和え物等が例示され、中
でも煮物が好適に保存される。煮物は食材をを煮込んで
醤油、砂糖等の調味料で味付けしたもので、煮汁を含ん
でいてもよい。具体的には、昆布やひじき等の海草類の
煮物、野菜の煮物、魚介類の煮物、煮凝り、佃煮、煮
豆、油揚げの煮物、等が例示される。昆布やひじきの煮
物と言っても、ゴボウ、人参等の野菜類や油揚げ含んだ
五目昆布や五目ひじきのように、食材は雑多なものが含
まれていてもよい。また、ししゃも、まぐろ、鰻、鮭、
ホタテ貝等の魚介類、ゴボウ、人参等の野菜類、チー
ズ、油揚げ等を昆布で巻いた昆布巻きの煮物であっても
よい。また、煮凝りは、鮭、マグロ、鰻等の魚類を煮込
んで煮汁ととに凝固させたものであり、、さらには松
茸、椎茸の茸類、竹の子等の野菜類、昆布等の海草類を
一緒に煮込んで、例えば、茸入り、野菜入り、昆布入り
としたものでもよい。特に油脂、ビタミン類等の栄養
素、クロロフィル類等の色素等を含む煮物が好適に保存
される。
は食品の種類にも左右されるが、少なくとも100℃以
上、150℃以下の温度範囲に選ばれる。加熱温度が1
00℃に達しない場合には、殺菌が不十分で長期に保存
することができない。また脱酸素性多層体の耐熱性の点
から、150℃以下が好ましい。加熱時間は殺菌できれ
ば特に制限がないが、4分以上120分以下が好まし
い。
る。なお、本発明は実施例に必ずしも限定されない。 実施例1 鉄粉(平均粒径35μm 、最大粒子径80μm )を加熱
ジャケット付き真空混合乾燥機中に入れ、130℃、1
0mmHgの減圧下で加熱乾燥しつつ、鉄粉100重量
部に対し、塩化カルシウム:水=1:1の割合で混合し
た混合水溶液3重量部を、噴霧して、塩化カルシウムを
鉄粉表面に付着させた粒状の脱酸素組成物を調整した。
次に45mmφの同方向回転二軸押出機にてプロピレン
ーエチレンランダム共重合体(住友化学(株)製、商品
名;住友ノーブレンS131、MFR;1.2g/10
分(230℃・2.16kgf、ASTM D123
8)、ビカット軟化点;119℃(JIS K675
8))と前記脱酸素剤組成物とを混合比3:2(重量
比)で混練、押し出して、ブロワ付きネットベルトで冷
却後ペレタイザーを経て、酸素吸収性樹脂組成物からな
るペレットを得た。
ック、Tダイ、冷却ロールおよびシート引取機からなる
4種6層多層シート成形装置を用い、各押出機から、第
1押出機;酸化チタン14重量%含有プロピレンーエチ
レンブロック共重合体(住友化学(株)製、商品名;F
H1015M、MFR;0.5g/10分(230℃・
2.16kgf、ASTM D1238))、第2押出
機;前記酸素吸収性樹脂組成物、第3押出機;ポリメタ
キシリレンアジパミド(三菱ガス化学製、商品名;MX
ナイロン6007)と非結晶性ポリアミド(三井デュポ
ンポリケミカル(株)製、テレフタル酸およびイソフタ
ル酸とヘキサメチレンジアミンとの共重縮合体、商品
名;シーラPA3426、MFR;3.5g/10分
(230℃・2.16kgf、ASTM1238))と
の1:1の混合樹脂および第4押出機;無水マレイン酸
変性ポリプロピレン、を押し出し、表1に示す多層構成
のシートを得た。多層シートの層構成は、酸素透過層
(内層)/酸素吸収層(中間層)/接着層/ガスバリア
層(外層)/接着層/保護層(最外層)からなり、酸素
透過層および保護層には、酸素吸収層を隠蔽するため
に、白色顔料の酸化チタンを加えたプロピレンーエチレ
ンブロック共重合体を用いた。
について、内層を容器内側にし、成型時の加熱温度16
5℃にてプラグアシスト成形を行いトレイ状容器(内容
積350cc、内表面積200cm2 )に熱成形加工した。
得られたトレイ状容器4個に、それぞれ、油揚げ200
gと、醤油及び砂糖で味付けした煮汁120gとを入れ
た後、トップフィルムにガスバリアー性フィルム(ポリ
塩化ビニリデン被覆ポリプロピレン延伸フィルム(15
μm )/無延伸ポリプロピレンフィルム(60μm )の
ラミネートフィルム)を用い、無延伸ポリプロピレンフ
ィルム側を内面にしてヒートシールし、容器を密封し
た。醤油と砂糖で味付けした油揚げの煮物と煮汁を充
填、密封した容器の内部空気量は約30ccであった。
これらの密封容器を、レトルト釜にて120℃、30分
の加熱処理を行った後、25℃に保存した。加熱処理し
た密封容器を、それぞれ、加熱処理直後、保存1ヶ月
目、3ヶ月目及び6ヶ月目に開封して、油揚げの色調及
び風味を調べた。結果を表2に示す。
出機は使用せず、中間層の酸素吸収層を抜いた酸素バリ
ア性多層シートを作成した。シートの層構成は、酸素透
過層(内層)/接着層/ガスバリア層(外層)/接着層
/保護層(最外層)であった。この酸素バリア性多層シ
ートを、実施例1と同様にしてトレイ状容器に成形加工
した。次いで同様に、得られたトレイ状容器4個に、そ
れぞれ、醤油と砂糖で味付けした油揚げの煮物と煮汁を
入れ、ガスバリアー性フィルムを用いてトップシールし
密封した。これらの密封容器を、レトルト釜にて120
℃、30分の加熱処理を行った後25℃に保存し、それ
ぞれ、加熱処理直後、保存1ヶ月目、3ヶ月目及び6ヶ
月目に開封し、油揚げの色調及び風味を調べた。結果を
表2に示す。
係る脱酸素性多層体からなるトレイ状容器に煮汁を含む
油揚げを密封して120℃、30分間加熱処理した場合
には、容器内部の酸素が吸収除去され、かつ容器外から
透過侵入する酸素も完全に阻止されたことにより、油揚
げは酸化劣化が防止され、長期間保存しても、外観、風
味等、品質は良好に保持されていた。一方、酸素吸収層
のない酸素バリア性多層シートからなる単なるガスバリ
アー容器を用いた場合には、容器内の酸素が除去できな
いために、油揚げの品質は損なわれ、保存期間が長くな
るにしたがって品質劣化がひどくなった。
な高温殺菌処理したでけでは長期保存が不可能であった
惣菜類を、食感、色、フレバー、栄養素等、食品独特の
品質を損なうことなく長期に保存することができる。特
に酸素の存在下にレトルト処理ような高温条件に曝すと
酸化劣化し易い食材を含む惣菜類を品質を損なうことな
く高温殺菌処理して実質的に無酸素状態に保持して長期
保存できる。このため、本発明は、性状も異なる雑多な
食材を含む惣菜類の保存に適し、特に酸化劣化し易い油
脂分を含む煮物が好適に保存される。
Claims (1)
- 【請求項1】 脱酸素性樹脂組成物からなる酸素吸収層
を中間層とし、中間層の外側にガスバリア性樹脂からな
るガスバリア層と、中間層の内側に酸素透過性樹脂から
なる酸素透過層とを配した脱酸素性多層体からなる包装
容器又は袋に惣菜類を密封して、100℃以上、150
℃の温度で加熱処理することを特徴とする惣菜類の保存
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05930397A JP3876938B2 (ja) | 1997-03-13 | 1997-03-13 | 惣菜類の保存方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05930397A JP3876938B2 (ja) | 1997-03-13 | 1997-03-13 | 惣菜類の保存方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10248541A true JPH10248541A (ja) | 1998-09-22 |
| JP3876938B2 JP3876938B2 (ja) | 2007-02-07 |
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ID=13109480
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|---|---|---|---|
| JP05930397A Expired - Fee Related JP3876938B2 (ja) | 1997-03-13 | 1997-03-13 | 惣菜類の保存方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3876938B2 (ja) |
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