JPH1025283A - 2−アミノチアゾール酢酸誘導体の製造方法 - Google Patents

2−アミノチアゾール酢酸誘導体の製造方法

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JPH1025283A
JPH1025283A JP8183752A JP18375296A JPH1025283A JP H1025283 A JPH1025283 A JP H1025283A JP 8183752 A JP8183752 A JP 8183752A JP 18375296 A JP18375296 A JP 18375296A JP H1025283 A JPH1025283 A JP H1025283A
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JP
Japan
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aqueous solution
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protecting group
organic solvent
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JP8183752A
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English (en)
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Fumiaki Iwasaki
史哲 岩崎
Michiko Mitsuharu
美智子 三春
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Tokuyama Corp
Original Assignee
Tokuyama Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】温和な条件下で、2−(2−アルコキシカルボ
ニルアミノチアゾール−4−イル)酢酸の如き、2−ア
ミノチアゾール酢酸誘導体を簡便に得る。 【解決手段】2−(2−アルコキシカルボニルアミノチ
アゾール−4−イル)酢酸エステルの如きチアゾール誘
導体を水に相溶しない有機溶媒に溶解させ、これと塩基
性水溶液を接触させ、該水溶液を酸によって中和する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定の2−アミノ
チアゾール酢酸誘導体エステルを単離する事なくその加
水分解物である、2−アミノチアゾール酢酸誘導体を工
業的に製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】下記式(II)で示されるチアゾール誘導
体は、医薬品製造の中間体として有用な化合物であり、
例えば、セフェム系等の抗生物質の側鎖として用いられ
る重要な化合物である。
【0003】
【化4】
【0004】(但し、R1はカルボキシル基の保護基で
あり、酸素原子又はN−OR2(但し、R2は水素原子、
アルキル基、水酸基の保護基である。)であり、R3
アミノ基の保護基である。) 上記化合物は、β−ラクタム系化合物、例えば7−アミ
ノセファロスポラン酸誘導体等とアミド化反応によって
結合され、抗生物質の基本骨格を形成する。
【0005】その際、上記式(II)で示されたチアゾー
ル誘導体は、7−アミノセファロスポラン酸誘導体との
反応を容易にするため、カルボキシル基の保護基を脱離
させた、下記式(III)
【0006】
【化5】
【0007】(但し、R2はアミノ基の保護基であり、
Xは2個の水素原子、酸素原子又はN−OR3(但し、
3は水素原子、アルキル基、水酸基の保護基であ
る。)である。)で示される2−アミノチアゾール酢酸
誘導体に変換して用いられる。
【0008】従来、上記式(II)で示されるチアゾール
酢酸誘導体を合成する方法としては、下記式(I)
【0009】
【化6】
【0010】(但し、R1はカルボキシル基の保護基で
あり、Xは2個の水素原子、酸素原子又はN−OR
2(但し、R2は水素原子、アルキル基、である。)であ
る。)で示される複素環化合物のアミノ基を保護して、
上記式(II)で示されるチアゾール誘導体に変換した
後、これを一度単離或いは溶媒を濃縮して別の溶媒と交
換した後、加水分解等の操作を行うことによってカルボ
キシル基の保護基を脱離させるのが最も一般的な方法で
あった(特開昭51−149296号公報、特開平5−
59066号公報)。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
方法では、上記式(II)で示されるチアゾール誘導体を
合成した後、単離或いは溶媒の交換のため、アミノ基の
保護反応に用いた有機溶媒を留去する等の操作を行わな
ければならない。このため、製造工程が煩雑になる上
に、製造時間も長時間を要してしまうという問題があっ
た。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる実
状に鑑み、課題を解決するため鋭意検討してきた。
【0013】その結果、上記式(II)で示されるチアゾ
ール誘導体を水と相溶しない有機溶中で製造した後、該
有機溶媒溶液をアルカリ性水溶液と接触させることによ
って上記式(II)で示されるチアゾール誘導体は、上記
式(III)で示される2−アミノチアゾール酢酸誘導体
のアルカリ塩に変換され水溶液に溶解することを見い出
した。
【0014】しかも、かかる水溶液は有機溶媒と容易に
分離でき、得られた水溶液を酸によって中和するだけで
2−アミノチアゾール酢酸誘導体が単離できるため、有
機溶媒の留去操作が必要なく、工程の煩雑さから解消さ
せれることを見い出し本発明を完成させるに至った。
【0015】即ち、本発明は、下記式(I)
【0016】
【化7】
【0017】(但し、R1はカルボキシル基の保護基で
あり、Xは2個の水素原子、酸素原子又はN−OR
2(但し、R2は水素原子、アルキル基、水酸基の保護基
である。)である複素環化合物を水と相溶しない有機溶
媒中で、アミノ基の保護剤と反応さて下記式(II)
【0018】
【化8】
【0019】(但し、R1はカルボキシル基の保護基で
あり、Xは2個の水素原子、酸素原子又はN−OR
2(但し、R2は水素原子、アルキル基、水酸基の保護基
である。)であり、R3はアミノ基の保護基である。)
で示されるチアゾール誘導体を得た後、該チアゾール誘
導体を含む有機溶媒溶液と塩基性水溶液とを接触させて
該チアゾール誘導体をけん化すると共に、かかるけん化
により生成するチアゾール誘導体のアルカリ塩を塩基性
水溶液に溶解せしめ、次いで、該チアゾール誘導体のア
ルカリ塩を含む塩基性水溶液を酸で中和することによっ
て、下記式(III)
【0020】
【化9】
【0021】(但し、Xは2個の水素原子、酸素原子又
はN−OR2(但し、R2は水素原子、アルキル基、水酸
基の保護基である。)であり、R3はアミノ基の保護基
である。)で示される2−アミノチアゾール酢酸誘導体
を単離することを特徴とする2−アミノチアゾール酢酸
誘導体の製造方法である。
【0022】
【発明の実施の形態】上記式(I)においてR1は、カ
ルボキシル基の保護基である。これらカルボキシル基の
保護基は、エステル、活性エステル等の容易に加水分解
することのできるカルボン酸誘導体を形成する基であれ
ば何等差し支えない。例えば、アルキル基、アルケニル
基、アラルキル基、置換されていてもよいアリール基等
を挙げることができる。これらの基を具体的に例示する
と、アルキル基はメチル基、エチル基、n−プロピル
基、iso−プロピル基、n−ブチル基、iso−ブチ
ル基、t−ブチル基等の炭素数が1〜4の低級アルキル
基が好適であり、アルケニル基はアリル基、プロペニル
基、iso−プロペニル基等の炭素数が3〜6の基が好
適であり、アラルキル基はベンジル基、p−メトキシベ
ンジル基、トリチル基等の炭素数7〜19の基が好適で
あり、置換されていてもよいアリール基は、フェニル
基、トリル基、キシリル基、p−ニトロフェニル基等の
炭素数6〜8の基が好適である。中でも、入手及び取り
扱いの容易さを考慮すると、アルキル基を好適に採用す
ることができる。
【0023】上記式(I)において、R2で示される水
酸基の保護基としては、一般に使用される脱離容易な水
酸基の保護基を何等制限なく採用することができる。例
えば、アルキルカルボニル基、アルコキシカルボニル
基、アルコキシアルキルカルボニル基、置換アルコキシ
カルボニル基、アラルキルオキシカルボニル基、置換ア
ラルキルオキシカルボニル基、アルキルスルホニル基、
アルキルスルホニルアルコキシカルボニル基、アリール
スルホニル基、アリールオキシカルボニル基、アラルキ
ルカルボニル基等を挙げることができる。
【0024】これらの基を具体的に説明すると、アルキ
ルカルボニル基は、アセチル基、プロピオニル基、ブチ
リル基、iso−ブチリル基、バレリル基、iso−バ
レリル基、オキサリル基、ピバロイル基等の炭素数2〜
5の基が好適であり、アルコキシカルボニル基は、メト
キシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシ
カルボニル基、iso−プロポキシカルボニル基、ブト
キシカルボニル基、t−ブトキシカルボニル基、ペンチ
ルオキシカルボニル基、ヘキシルオキシカルボニル基等
の炭素数2〜7の基が好適であり、アルコキシアルキル
カルボニル基は、メトキシアセチル基、メトキシプロピ
オニル基が好適であり、置換アルコキシカルボニル基
は、トリクロロエトキシカルボニル基が好適であり、ア
ラルキルオキシカルボニル基は、ベンジルオキシカルボ
ニル基、フェネチルオキシカルボニル基、p−ビフェニ
ル−iso−プロピルオキシカルボニル基、9−フルオ
レニルメチルオキシカルボニル基、イソニコチルオキシ
カルボニル基等の炭素数8〜15の基が好適であり、置
換アラルキルオキシカルボニル基は、p−ニトロベンジ
ルオキシカルボニル基、p−メトキシベンジルオキシカ
ルボニル基等の炭素数8〜9の基が好適であり、アルキ
ルスルホニル基は、メタンスルホニル基、プロパンスル
ホニル基、iso−プロパンスルホニル基、ブタンスル
ホニル基等の炭素数1〜4の基が好適であり、アルキル
スルホニルアルコキシカルボニル基は、メタンスルホニ
ルエチルオキシカルボニル基が好適であり、アリールス
ルホニル基は、ベンゼンスルホニル基、p−トルエンス
ルホニル基等の炭素数6〜7の基が好適であり、アリー
ルオキシカルボニル基は、ベンゾイル基、トルオイル
基、ナフトイル基、フタロイル基等の炭素数7〜11の
基が好適であり、アラルキルカルボニル基は、フェニル
アセチル基、フェニルプロピオニル基等の炭素数8〜9
の基を好適に挙げることができ、アルキルシリル基とし
ては、トリメチルシリル基、t−ブチルジメチルシリル
基、トリ−iso−プロピルシリル基等の炭素数3〜9
の基を好適に挙げることができる。
【0025】上記式(I)において示されるアルキル基
としては、メチル基、エチル基、プロピル基、iso−
プロピル基、ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、
ヘキシル基等の炭素数1〜7の基を好適に挙げることが
できる。
【0026】上記式(II)において、R2で示されるア
ミノ基の保護基としては、一般に使用される脱離容易な
アミノ基の保護基を何等制限なく採用することができ
る。例えば、アルキルカルボニル基、アルコキシカルボ
ニル基、アルコキシアルキルカルボニル基、置換アルコ
キシカルボニル基、アラルキルオキシカルボニル基、置
換アラルキルオキシカルボニル基、アルキルスルホニル
基、アルキルスルホニルアルコキシカルボニル基、アリ
ールスルホニル基、アリールスルフェニル基、アリール
オキシカルボニル基、アラルキルカルボニル基等を挙げ
ることができる。
【0027】これらの基を具体的に説明すると、アルキ
ルカルボニル基は、アセチル基、プロピオニル基、ブチ
リル基、iso−ブチリル基、バレリル基、iso−バ
レリル基、オキサリル基、ピバロイル基等の炭素数2〜
5の基が好適であり、アルコキシカルボニル基は、メト
キシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシ
カルボニル基、iso−プロポキシカルボニル基、ブト
キシカルボニル基、t−ブトキシカルボニル基、ペンチ
ルオキシカルボニル基、ヘキシルオキシカルボニル基等
の炭素数2〜7の基が好適であり、アルコキシアルキル
カルボニル基は、メトキシアセチル基、メトキシプロピ
オニル基が好適であり、置換アルコキシカルボニル基
は、トリクロロエトキシカルボニル基が好適であり、ア
ラルキルオキシカルボニル基は、ベンジルオキシカルボ
ニル基、フェネチルオキシカルボニル基、p−ビフェニ
ル−iso−プロピルオキシカルボニル基、9−フルオ
レニルメチルオキシカルボニル基、イソニコチルオキシ
カルボニル基等の炭素数8〜15の基が好適であり、置
換アラルキルオキシカルボニル基は、p−ニトロベンジ
ルオキシカルボニル基、p−メトキシベンジルオキシカ
ルボニル基等の炭素数8〜9の基が好適であり、アルキ
ルスルホニル基は、メタンスルホニル基、プロパンスル
ホニル基、iso−プロパンスルホニル基、ブタンスル
ホニル基等の炭素数1〜4の基が好適であり、アルキル
スルホニルアルコキシカルボニル基は、メタンスルホニ
ルエチルオキシカルボニル基が好適であり、アリールス
ルホニル基は、ベンゼンスルホニル基、p−トルエンス
ルホニル基等の炭素数6〜7の基が好適であり、アリー
ルオキシカルボニル基は、ベンゾイル基、トルオイル
基、ナフトイル基、フタロイル基等の炭素数7〜11の
基が好適であり、アラルキルカルボニル基は、フェニル
アセチル基、フェニルプロピオニル基等の炭素数8〜9
の基を好適に挙げることができる。
【0028】これらのアミノ基の保護基は下記式(IV)
【0029】
【化10】
【0030】(但し、R3はアミノ基の保護基であり、
Yはハロゲン原子である。)で示される酸ハライド或い
は下記式(V)
【0031】
【化11】
【0032】(但し、R3はアミノ基の保護基であ
る。)で示される酸無水物等の構造を有するアミノ基保
護剤として、上記式(I)で示されるような複素環化合
物と反応させる。
【0033】アミノ基保護剤の使用量としては、特に制
限はないが、あまり量が多いと複素環上の窒素原子との
副反応を助長し、あまり量が少ないと原料が残存するた
め、一般的には、上記式(I)で示される複素環化合物
1モルに対して1.0〜3.0モル、さらに好ましくは
1.0〜2.0モルの範囲であればよい。
【0034】また、アミノ基保護剤を使用する際には、
反応を円滑に進行させるため、塩基を使用しても一向に
差し支えない。使用する塩基の種類としては、炭酸カリ
ウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素ナ
トリウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等の無機
塩基類;ピリジン、4−N,N−ジメチルアミノピリジ
ン、4−ピペリジノピリジン、N,N−ジメチルベンジ
ルアミン、イミダゾール、ピラゾール、トリアゾール、
3,5−ジメチルピラゾール、ピラジン、2,3−ジメ
チルピラジン等の有機芳香族アミン類;トリエチルアミ
ン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、
N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン、
N,N,N’,N’−テトラエチルエチレンジアミン、
N,N,N’,N’−テトラメチルプロパンジアミン、
N,N,N’,N’−テトラエチルプロパンジアミン、
N−メチルモルフォリン、ジメチルピペラジン、1,8
−ジアザビシクロ[4.3.0]−7−ウンデセン、
1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン等の有
機脂肪族アミン類等を挙げることができる。
【0035】これらの塩基の使用量としては、アミノ基
の保護剤の種類によっては触媒量で充分機能するため特
に制限はないが、あまり量が多いと後処理操作が煩雑と
なるため、一般的には上記式(I)で示される複素環化
合物1モルに対して0.001〜5モルの範囲、さらに
好ましくは0.005〜3モルの範囲から適宜選択され
ればよい。
【0036】反応温度としては、特に制限されないが、
あまり温度が高いと副反応を助長しあまり温度が低いと
反応速度が著しく落ちるため、通常、0〜100℃、好
ましくは10〜80℃の範囲から選択するのがよい。
【0037】本発明に用いられる水に相溶しない有機溶
媒としては、水と混合して2相を形成する有機溶媒であ
れば何等制限はない。これらの溶媒を具体的に例示する
と、トルエン、キシレン、ベンゼン等の芳香族炭化水素
類;クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等のハロゲン化
芳香族炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピル
エーテル、t−ブチルメチルエーテル等のエーテル類;
メチルイソブチルケトン等のケトン類;酢酸エチル、酢
酸プロピル、酢酸ブチル等のエステル類;ヘキサン、ヘ
プタン等の脂肪族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロ
フォルム、四塩化炭素等のハロゲン化脂肪族炭化水素類
等を挙げることができる。これらの溶媒の中でも特に、
アルカリ性水溶液に対して安定な、トルエン、キシレ
ン、ベンゼン等の芳香族炭化水素類;クロロベンゼン、
ジクロロベンゼン等のハロゲン化芳香族炭化水素類;ジ
エチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、t−ブチル
メチルエーテル等のエーテル類;ジクロロメタン等の脂
肪族炭化水素類を挙げることができる。これらの溶媒
は、単独で使用しても2種類以上混合して使用してもま
ったく差し支えない。
【0038】これらの有機溶媒中の、上記式(I)で示
される複素環化合物の濃度としては、特に限定するもの
ではないが、あまり濃度が低いと1回の反応当たりの収
量が少なくなるため経済的ではなく、あまり濃度が高い
と攪拌等の操作に支障を及ぼすため、好ましくは0.1
〜80重量%、さらに好ましくは1〜60重量%の範囲
から選択するのがよい。
【0039】このようにして製造された上記式(II)で
示されるチアゾール誘導体を具体的に例示すると、例え
ば、2−(2−t−ブトキシカルボニルアミノチアゾー
ル−4−イル)酢酸メチル、2−(2−t−ブトキシカ
ルボニルアミノチアゾール−4−イル)酢酸エチル、2
−(2−t−ブトキシカルボニルアミノチアゾール−4
−イル)酢酸ベンジル、2−(2−メトキシカルボニル
アミノチアゾール−4−イル)酢酸メチル、2−(2−
メトキシカルボニルアミノチアゾール−4−イル)酢酸
エチル、2−(2−メトキシカルボニルアミノチアゾー
ル−4−イル)酢酸ベンジル、2−(2−アセチルアミ
ノチアゾール−4−イル)酢酸メチル、2−(2−アセ
チルアミノチアゾール−4−イル)酢酸エチル、2−
(2−アセチルアミノチアゾール−4−イル)酢酸ベン
ジル、2−(2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−4
−イル)酢酸メチル、2−(2−ベンジルオキシカルボ
ニルアミノ−4−イル)酢酸エチル、2−(2−ベンジ
ルオキシカルボニルアミノ−4−イル)酢酸ベンジル、
2−(2−トリクロロアセチルアミノチアゾール−4−
イル)酢酸メチル、2−(2−トリクロロアセチルアミ
ノチアゾール−4−イル)酢酸エチル、2−(2−トリ
クロロアセチルアミノチアゾール−4−イル)酢酸ベン
ジル、2−(2−メトキシアセチルカルボニルアミノチ
アゾール−4−イル)酢酸メチル、2−(2−メトキシ
アセチルカルボニルアミノチアゾール−4−イル)酢酸
エチル、2−(2−メトキシアセチルカルボニルアミノ
チアゾール−4−イル)酢酸ベンジル、2−(2−t−
ブトキシカルボニルアミノチアゾール−4−イル)−2
−メトキシイミノ酢酸メチル、2−(2−t−ブトキシ
カルボニルアミノチアゾール−4−イル)−2−メトキ
シイミノ酢酸エチル、2−(2−t−ブトキシカルボニ
ルアミノチアゾール−4−イル)−2−メトキシイミノ
酢酸ベンジル、2−(2−メトキシカルボニルアミノチ
アゾール−4−イル)−2−メトキシイミノ酢酸メチ
ル、2−(2−メトキシカルボニルアミノチアゾール−
4−イル)−2−メトキシイミノ酢酸エチル、2−(2
−メトキシカルボニルアミノチアゾール−4−イル)−
2−メトキシイミノ酢酸ベンジル、2−(2−アセチル
アミノチアゾール−4−イル)−2−メトキシイミノ酢
酸メチル、2−(2−アセチルアミノチアゾール−4−
イル)−2−メトキシイミノ酢酸エチル、2−(2−ア
セチルアミノチアゾール−4−イル)−2−メトキシイ
ミノ酢酸ベンジル、2−(2−ベンジルオキシカルボニ
ルアミノ−4−イル)−2−メトキシイミノ酢酸メチ
ル、2−(2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−4−
イル)−2−メトキシイミノ酢酸エチル、2−(2−ベ
ンジルオキシカルボニルアミノ−4−イル)−2−メト
キシイミノ酢酸ベンジル、2−(2−トリクロロアセチ
ルアミノチアゾール−4−イル)−2−メトキシイミノ
酢酸メチル、2−(2−トリクロロアセチルアミノチア
ゾール−4−イル)−2−メトキシイミノ酢酸エチル、
2−(2−トリクロロアセチルアミノチアゾール−4−
イル)−2−メトキシイミノ酢酸ベンジル、2−(2−
メトキシアセチルカルボニルアミノチアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノ酢酸メチル、2−(2−メト
キシアセチルカルボニルアミノチアゾール−4−イル)
−2−メトキシイミノ酢酸エチル、2−(2−メトキシ
アセチルカルボニルアミノチアゾール−4−イル)−2
−メトキシイミノ酢酸ベンジル、2−(2−t−ブトキ
シカルボニルアミノチアゾール−4−イル)−2−t−
ブトキシカルボニルオキシイミノ酢酸メチル、2−(2
−t−ブトキシカルボニルアミノチアゾール−4−イ
ル)−2−t−ブトキシカルボニルオキシイミノ酢酸エ
チル、2−(2−t−ブトキシカルボニルアミノチアゾ
ール−4−イル)−2−t−ブトキシカルボニルオキシ
イミノ酢酸ベンジル、2−(2−メトキシカルボニルア
ミノチアゾール−4−イル)−2−メトキシカルボニル
オキシイミノ酢酸メチル、2−(2−メトキシカルボニ
ルアミノチアゾール−4−イル)−2−メトキシカルボ
ニルオキシイミノ酢酸エチル、2−(2−メトキシカル
ボニルアミノチアゾール−4−イル)−2−t−メトキ
シカルボニルオキシイミノ酢酸ベンジル、2−(2−ア
セチルアミノチアゾール−4−イル)−2−アセトキシ
イミノ酢酸メチル、2−(2−アセチルアミノチアゾー
ル−4−イル)−2−アセトキシイミノ酢酸エチル、2
−(2−アセチルアミノチアゾール−4−イル)−2−
アセトキシイミノ酢酸ベンジル、2−(2−ベンジルオ
キシカルボニルアミノ−4−イル)−2−ベンジルオキ
シカルボニルオキシイミノ酢酸メチル、2−(2−ベン
ジルオキシカルボニルアミノ−4−イル)−2−ベンジ
ルオキシカルボニルオキシイミノ酢酸エチル、2−(2
−ベンジルオキシカルボニルアミノ−4−イル)−2−
ベンジルオキシカルボニルオキシイミノ酢酸ベンジル、
2−(2−トリクロロアセチルアミノチアゾール−4−
イル)−2−トリクロロアセトキシイミノ酢酸メチル、
2−(2−トリクロロアセチルアミノチアゾール−4−
イル)−2−トリクロロアセトキシイミノ酢酸エチル、
2−(2−トリクロロアセチルアミノチアゾール−4−
イル)−2−トリクロロアセトキシイミノ酢酸ベンジ
ル、2−(2−メトキシアセチルカルボニルアミノチア
ゾール−4−イル)−2−メトキシアセトキシイミノ酢
酸メチル、2−(2−メトキシアセチルカルボニルアミ
ノチアゾール−4−イル)−2−メトキシアセトキシイ
ミノ酢酸エチル、2−(2−メトキシアセチルカルボニ
ルアミノチアゾール−4−イル)−2−メトキシアセト
キシイミノ酢酸ベンジル、2−(2−t−ブトキシカル
ボニルアミノチアゾール−4−イル)グリオキシル酸メ
チル、2−(2−t−ブトキシカルボニルアミノチアゾ
ール−4−イル)グリオキシル酸エチル、2−(2−t
−ブトキシカルボニルアミノチアゾール−4−イル)グ
リオキシル酸ベンジル、2−(2−メトキシカルボニル
アミノチアゾール−4−イル)グリオキシル酸メチル、
2−(2−メトキシカルボニルアミノチアゾール−4−
イル)グリオキシル酸エチル、2−(2−メトキシカル
ボニルアミノチアゾール−4−イル)グリオキシル酸ベ
ンジル、2−(2−アセチルアミノチアゾール−4−イ
ル)グリオキシル酸メチル、2−(2−アセチルアミノ
チアゾール−4−イル)グリオキシル酸エチル、2−
(2−アセチルアミノチアゾール−4−イル)グリオキ
シル酸ベンジル、2−(2−ベンジルオキシカルボニル
アミノ−4−イル)グリオキシル酸メチル、2−(2−
ベンジルオキシカルボニルアミノ−4−イル)グリオキ
シル酸エチル、2−(2−ベンジルオキシカルボニルア
ミノ−4−イル)グリオキシル酸ベンジル、2−(2−
トリクロロアセチルアミノチアゾール−4−イル)グリ
オキシル酸メチル、2−(2−トリクロロアセチルアミ
ノチアゾール−4−イル)グリオキシル酸エチル、2−
(2−トリクロロアセチルアミノチアゾール−4−イ
ル)グリオキシル酸ベンジル、2−(2−メトキシアセ
チルカルボニルアミノチアゾール−4−イル)グリオキ
シル酸メチル、2−(2−メトキシアセチルカルボニル
アミノチアゾール−4−イル)グリオキシル酸エチル、
2−(2−メトキシアセチルカルボニルアミノチアゾー
ル−4−イル)グリオキシル酸ベンジル等を挙げること
ができる。
【0040】なお、上記式(II)で示される化合物の
内、オキシイミノ基を有する化合物に関しては理論的に
シン(Z)及びアンチ(E)の両異性体が存在し得る
が、本発明においては両者とも同様に用いることができ
る。本発明の方法は、これらのチアゾール誘導体が溶解
した水に相溶しない有機溶媒溶液と塩基性水溶液を接触
させ、該チアゾール誘導体をけん化すると共に、かかる
けん化により生成するチアゾール化合物のアルカリ塩を
上記塩基性水溶液に溶解せしめる点に最大の特徴を有す
る。
【0041】本発明に於いて用いられる塩基の種類とし
ては特に制限はないが、水に溶解する塩基、即ち、無機
塩基が特に好ましい。これらを具体的に例示すると、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム等の
アルカリ金属水酸化物、炭酸カリウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸リチウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリ
ウム、炭酸水素リチウム等のアルカリ金属炭酸塩等を好
適に用いることができる。
【0042】これらの無機塩基の中でも特に、反応速度
等を考慮すると水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水
酸化リチウム等のアルカリ金属水酸化物等が好適であ
る。
【0043】塩基の使用量としては、加水分解(けん
化)であるため、上記式(II)で示されるチアゾール誘
導体に対して等モル以上であれば特に制限はないが、あ
まり使用量が多いと、後処理の中和工程での酸の使用量
が多くなり経済的ではないため、通常上記式(II)で示
されるチアゾール誘導体1モルに対して1.0〜20モ
ル、さらに好ましくは1.0〜10モルの範囲から選択
すればよい。
【0044】塩基性水溶液の濃度としては特に制限はな
いが、あまり濃度が低いと反応速度が著しく小さくな
り、あまり濃度が高いと上記式(III)で示される2−
アミノチアゾール酢酸誘導体のアルカリ塩が塩基性水溶
液に溶解しないため、0.1〜50重量%、さらに好ま
しくは1.0〜40重量%の範囲の水溶液を用いればよ
い。
【0045】有機溶媒との接触温度としては特に制限は
ないが、あまり温度が低いと加水分解速度が落ち、あま
り温度が高いと着色等の副反応を助長するため、通常0
〜100℃、さらに好ましくは10〜80℃の範囲から
選択するのがよい。
【0046】接触時間としては、チアゾール誘導体によ
って加水分解速度が異なるため、一概には言えないが、
通常0.1〜50時間の範囲で接触させれば充分であ
る。
【0047】有機溶媒と塩基性水溶液の接触方法して
は、特に制限はないが有機溶媒に塩基性水溶液を加えて
もよいし、塩基性水溶液の中に有機溶媒を加えても一向
に差し支えない。また、接触させる間は、有機溶媒と塩
基性水溶液は充分に混ざるよう攪拌等の操作を行うこと
が好ましい。
【0048】上記の操作を施した後、有機溶媒と塩基性
水溶液とを公知の方法によって分離し、次いで、該塩基
性水溶液を酸で中和することによって、上記式(III)
で示される2−アミノチアゾール酢酸を得ることができ
る。
【0049】チアゾール誘導体のアルカリ塩を含有する
塩基性水溶液を中和する酸の種類としては特に制限はな
いが、塩酸、硫酸、燐酸、硝酸等の鉱酸類;酢酸、クエ
ン酸等の脂肪族カルボン酸類等が好適に用いられる。
【0050】使用量については、加水分解に使用した塩
基の量できまるため一概には言えないが、あまり酸性側
に片寄るとアミノ基の保護基が脱離するため、中和後の
水溶液のpHが0.5〜4の範囲で終わるように酸を使
用することが好ましい。
【0051】中和の際の温度については特に制限はない
が、中和反応は発熱反応のため、容器の周りを水或いは
氷水で冷却しながら中和操作を行うことが好ましい。
【0052】こうして得られた上記式(III)で示され
る2−アミノチアゾール酢酸誘導体と水溶液との分離方
法は、特に制限されない。
【0053】例えば、析出している固体をそのまま遠心
分離等の固液分離操作によって分離してもよいし、有機
溶媒を加えて固体を溶解させた後、有機溶媒から再結晶
或いは再沈等の晶析操作を用いて単離してもよい。
【0054】このようにして、前記式(III)で示され
る2−アミノチアゾール酢酸誘導体を工業的に有利に製
造することができる。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、温和な条件下で前記一
般式(II)で示されるチアゾール誘導体から一般式(II
I)で示される2−アミノチアゾール酢酸誘導体を得る
ことができる。
【0056】
【実施例】以下、実施例を掲げて本発明を説明するが、
本発明はこれら実施例に制限されるものではない。
【0057】実施例1 2Lの四つ口フラスコに、温度計、冷却管、攪拌翼を取
り付け、2−(2−アミノチアゾール−4−イル)酢酸
エチル186.2g(1mol)、4−N,N−ジメチ
ルアミノピリジン2.44g(20mmol)、トルエ
ン400mlを加え、内温が50℃になるまで攪拌しな
がら昇温する。昇温後、ジ−t−ブチルジカーボネート
229.2g(1.05mol)を1時間かけて滴下
し、7時間反応させた。
【0058】反応溶液を室温まで冷却した後、1Nの塩
酸水200mlで1回洗浄して未反応の原料を除去した
後、トルエン層に水酸化ナトリウム80.0g(2mo
l)を水400mlに溶解した水溶液を添加し、20℃
で1時間攪拌した。
【0059】反応後、トルエン相と水相を分離し、得ら
れた水溶液に水600mlを加え、水溶液の温度が20
℃以下になるように冷却しながら、35%塩酸水210
mlを水200mlに希釈した水溶液を添加した。
【0060】析出した固体を遠心分離で固液分離した
後、固体を100mlの水で4回洗浄した後、真空乾燥
をしたところ、2−(t−ブトキシカルボニルアミノチ
アゾール−4−イル)酢酸を212.9g(収率82.
5%)で得ることができた。
【0061】この結晶を、HPLCでその組成を分析す
ると、2−(2−t−ブトキシカルボニルアミノチアゾ
ール−4−イル)酢酸の純度は98.8%であった。
【0062】実施例2〜5 有機溶媒をトルエンに代えて表1に示した有機溶媒を使
用し、表1に示した反応温度で実施した以外は実施例1
と同様の操作を行った。その結果を表1に示した。
【0063】
【表1】
【0064】実施例6〜9 2−(2−アミノチアゾール−4−イル)酢酸エチルに
代えて表2に示した複素環化合物を使用し、表2に示し
た反応条件で行った以外は実施例1と同様の操作を行っ
た。その結果を、表2に示した。
【0065】
【表2】
【0066】実施例10 2Lの四つ口フラスコに、温度計、冷却管、攪拌翼を取
り付け、2−(2−アミノチアゾール−4−イル)酢酸
エチル186.2g(1mol)、トリエチルアミン1
21.43g(1.2mol)、トルエン400mlを
加え、アイスバスを用いて内温が5℃になるまで攪拌し
ながら冷却する。冷却後、内温が20℃を越えないよう
にクロロ炭酸メチル103.95g(1.1mol)を
添加し、さらにアイスバスを取り除いて20℃で7時間
反応させた。
【0067】反応後、1Nの塩酸水200mlで2回洗
浄して未反応の原料及びトリエチルアミンを除去した
後、トルエン層に水酸化ナトリウム80.0g(2mo
l)を水400mlに溶解した水溶液を添加し、20℃
で1時間攪拌した。
【0068】反応後、トルエン相と水相を分離し、得ら
れた水溶液に水600mlを加え、水溶液の温度が20
℃以下になるように冷却しながら、35%塩酸水210
mlを水200mlに希釈した水溶液を添加した。
【0069】析出した固体を遠心分離で固液分離した
後、固体を100mlの水で4回洗浄した後、真空乾燥
をしたところ、2−(2−メトキシカルボニルアミノチ
アゾール−4−イル)酢酸を238.3g(収率92.
3%)で得ることができた。
【0070】この結晶を、HPLCでその組成を分析す
ると、2−(2−メトキシカルボニルアミノチアゾール
−4−イル)酢酸の純度は99.3%であった。
【0071】実施例11〜14 2−(2−アミノチアゾール−4−イル)酢酸エチルに
代えて表3に示した複素環化合物を使用し、表3に示し
た反応条件で行った以外は実施例10と同様の操作を行
った。その結果を、表3に示した。
【0072】
【表3】
【0073】実施例15 2Lの四つ口フラスコに、温度計、冷却管、攪拌翼を取
り付け、2−(2−アミノチアゾール−4−イル)酢酸
エチル186.2g(1mol)、トリエチルアミン1
21.43g(1.2mol)、トルエン400mlを
加え、アイスバスを用いて内温が5℃になるまで攪拌し
ながら冷却する。冷却後、内温が20℃を越えないよう
に無水酢酸112.30g(1.1mol)を添加し、
さらにアイスバスを取り除いて室温下10時間反応させ
た。
【0074】反応後、200mlの水で2回洗浄してト
リエチルアミンを除去した後、トルエン層に水酸化ナト
リウム100.0g(2.5mol)を水400mlに
溶解した水溶液を添加し、20℃で1時間攪拌した。
【0075】反応後、トルエン相と水相を分離し、得ら
れた水溶液に水600mlを加え、水溶液の温度が20
℃以下になるように冷却しながら、35%塩酸水260
mlを水200mlに希釈した水溶液を添加した。
【0076】析出した固体を遠心分離で固液分離した
後、固体を100mlの水で4回洗浄した後、真空乾燥
をしたところ、2−(2−アセチルアミノチアゾール−
4−イル)酢酸を218.9g(収率84.8%)で得
ることができた。
【0077】この結晶を、HPLCでその組成を分析す
ると、2−(2−アセチルアミノチアゾール−4−イ
ル)酢酸の純度は99.0%であった。
【0078】実施例16〜19 2−(2−アミノチアゾール−4−イル)酢酸エチルに
代えて表4に示した複素環化合物を使用し、表4に示し
た反応条件で行った以外は実施例15と同様の操作を行
った。その結果を、表4に示した。
【0079】
【表4】
【0080】実施例20 2Lの四つ口フラスコに、温度計、冷却管、攪拌翼を取
り付け、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ヒドロキシイミノ酢酸エチル215.23g
(1mol)、N,N,N’,N’−テトラメチルエチ
レンジアミン1.16g(10mmol)、トルエン4
00mlを加え、そこに、ジ−t−ブチルジカーボネー
ト458.3g(2.1mol)を1時間かけて滴下
し、20℃で10時間反応させた。
【0081】反応後後、1Nの塩酸水200mlで1回
洗浄して未反応の原料を除去した後、トルエン層に水酸
化ナトリウム120.0g(3mol)を水400ml
に溶解した水溶液を添加し、室温で1時間攪拌した。
【0082】反応後、トルエン相と水相を分離し、得ら
れた水溶液に水600mlを加え、水溶液の温度が20
℃以下になるように冷却しながら、35%塩酸水310
mlを水200mlに希釈した水溶液を添加した。
【0083】析出した固体を遠心分離で固液分離した
後、固体を100mlの水で4回洗浄した後、真空乾燥
をしたところ、(Z)−2−(t−ブトキシカルボニル
アミノチアゾール−4−イル)−2−ヒドロキシイミノ
酢酸を270.1g(収率94.0%)で得ることがで
きた。
【0084】この結晶を、HPLCでその組成を分析す
ると、(Z)−2−(2−t−ブトキシカルボニルアミ
ノチアゾール−4−イル)−2−ヒドロキシイミノ酢酸
の純度は99.4%であった。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年7月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【化1】 (但し、R1はカルボキシル基の保護基であり、Xは2
個の水素原子、酸素原子又はN−OR2(但し、R2は水
素原子、アルキル基、水酸基の保護基である。)であ
。)で示される複素環化合物を水と相溶しない有機溶
媒中で、アミノ基の保護剤と反応さて下記式(II)
【化2】 (但し、R1はカルボキシル基の保護基であり、Xは2
個の水素原子、酸素原子又はN−OR2(但し、R2は水
素原子、アルキル基、水酸基の保護基である。)であ
り、R3はアミノ基の保護基である。)で示されるチア
ゾール誘導体を得た後、該チアゾール誘導体を含む有機
溶媒溶液と塩基性水溶液とを接触させて該チアゾール誘
導体をけん化すると共に、かかるけん化により生成する
チアゾール誘導体のアルカリ金属塩を塩基性水溶液に溶
解せしめ、次いで、該チアゾール誘導体のアルカリ金属
塩を含む塩基性水溶液を酸で中和することによって、下
記式(III)
【化3】 (但し、Xは2個の水素原子、酸素原子又はN−OR2
(但し、R2は水素原子、アルキル基、水酸基の保護基
である。)であり、R3はアミノ基の保護基である。)
で示される2−アミノチアゾール酢酸誘導体を単離する
ことを特徴とする2−アミノチアゾール酢酸誘導体の製
造方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】(但し、R 3 はアミノ基の保護基であり、
Xは2個の水素原子、酸素原子又はN−OR 2 (但し、
2 は水素原子、アルキル基、水酸基の保護基であ
る。)である。)で示される2−アミノチアゾール酢酸
誘導体に変換して用いられる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】その結果、上記式(II)で示されるチアゾ
ール誘導体を水と相溶しない有機溶中で製造した後、該
有機溶媒溶液を塩基性水溶液と接触させることによって
上記式(II)で示されるチアゾール誘導体は、上記式
(III)で示される2−アミノチアゾール酢酸誘導体の
アルカリ金属塩に変換され水溶液に溶解することを見い
出した。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】(但し、R1はカルボキシル基の保護基で
あり、Xは2個の水素原子、酸素原子又はN−OR
2(但し、R2は水素原子、アルキル基、水酸基の保護基
である。)である。)で示される複素環化合物を水と相
溶しない有機溶媒中で、アミノ基の保護剤と反応さ
下記式(II)
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】(但し、R1はカルボキシル基の保護基で
あり、Xは2個の水素原子、酸素原子又はN−OR
2(但し、R2は水素原子、アルキル基、水酸基の保護基
である。)であり、R3はアミノ基の保護基である。)
で示されるチアゾール誘導体を得た後、該チアゾール誘
導体を含む有機溶媒溶液と塩基性水溶液とを接触させて
該チアゾール誘導体をけん化すると共に、かかるけん化
により生成するチアゾール誘導体のアルカリ金属塩を塩
基性水溶液に溶解せしめ、次いで、該チアゾール誘導体
のアルカリ金属塩を含む塩基性水溶液を酸で中和するこ
とによって、下記式(III)
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】上記式(II)において、R 3 で示されるア
ミノ基の保護基としては、一般に使用される脱離容易な
アミノ基の保護基を何等制限なく採用することができ
る。例えば、アルキルカルボニル基、アルコキシカルボ
ニル基、アルコキシアルキルカルボニル基、置換アルコ
キシカルボニル基、アラルキルオキシカルボニル基、置
換アラルキルオキシカルボニル基、アルキルスルホニル
基、アルキルスルホニルアルコキシカルボニル基、アリ
ールスルホニル基、アリールスルフェニル基、アリール
オキシカルボニル基、アラルキルカルボニル基等を挙げ
ることができる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】本発明に用いられる水に相溶しない有機溶
媒としては、水と混合して2相を形成する有機溶媒であ
れば何等制限はない。これらの溶媒を具体的に例示する
と、トルエン、キシレン、ベンゼン等の芳香族炭化水素
類;クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等のハロゲン化
芳香族炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピル
エーテル、t−ブチルメチルエーテル等のエーテル類;
メチルイソブチルケトン等のケトン類;酢酸エチル、酢
酸プロピル、酢酸ブチル等のエステル類;ヘキサン、ヘ
プタン等の脂肪族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロ
フォルム、四塩化炭素等のハロゲン化脂肪族炭化水素類
等を挙げることができる。これらの溶媒の中でも特に、
塩基性水溶液に対して安定な、トルエン、キシレン、ベ
ンゼン等の芳香族炭化水素類;クロロベンゼン、ジクロ
ロベンゼン等のハロゲン化芳香族炭化水素類;ジエチル
エーテル、ジイソプロピルエーテル、t−ブチルメチル
エーテル等のエーテル類;ジクロロメタン等の脂肪族炭
化水素類を挙げることができる。これらの溶媒は、単独
で使用しても2種類以上混合して使用してもまったく差
し支えない。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】なお、上記式(II)で示される化合物の
内、オキシイミノ基を有する化合物に関しては理論的に
シン(Z)及びアンチ(E)の両異性体が存在し得る
が、本発明においては両者とも同様に用いることができ
る。本発明の方法は、これらのチアゾール誘導体が溶解
した水に相溶しない有機溶媒溶液と塩基性水溶液を接触
させ、該チアゾール誘導体をけん化すると共に、かかる
けん化により生成するチアゾール化合物のアルカリ金属
塩を上記塩基性水溶液に溶解せしめる点に最大の特徴を
有する。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】塩基性水溶液の濃度としては特に制限はな
いが、あまり濃度が低いと反応速度が著しく小さくな
り、あまり濃度が高いと上記式(III)で示される2−
アミノチアゾール酢酸誘導体のアルカリ金属塩が塩基性
水溶液に溶解しないため、0.1〜50重量%、さらに
好ましくは1.0〜40重量%の範囲の水溶液を用いれ
ばよい。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】チアゾール誘導体のアルカリ金属塩を含有
する塩基性水溶液を中和する酸の種類としては特に制限
はないが、塩酸、硫酸、燐酸、硝酸等の鉱酸類;酢酸、
クエン酸等の脂肪族カルボン酸類等が好適に用いられ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記式(I) 【化1】 (但し、R1はカルボキシル基の保護基であり、Xは2
    個の水素原子、酸素原子又はN−OR2(但し、R2は水
    素原子、アルキル基、水酸基の保護基である。)である
    複素環化合物を水と相溶しない有機溶媒中で、アミノ基
    の保護剤と反応さて下記式(II) 【化2】 (但し、R1はカルボキシル基の保護基であり、Xは2
    個の水素原子、酸素原子又はN−OR2(但し、R2は水
    素原子、アルキル基、水酸基の保護基である。)であ
    り、R3はアミノ基の保護基である。)で示されるチア
    ゾール誘導体を得た後、該チアゾール誘導体を含む有機
    溶媒溶液と塩基性水溶液とを接触させて該チアゾール誘
    導体をけん化すると共に、かかるけん化により生成する
    チアゾール誘導体のアルカリ塩を塩基性水溶液に溶解せ
    しめ、次いで、該チアゾール誘導体のアルカリ塩を含む
    塩基性水溶液を酸で中和することによって、下記式(II
    I) 【化3】 (但し、Xは2個の水素原子、酸素原子又はN−OR2
    (但し、R2は水素原子、アルキル基、水酸基の保護基
    である。)であり、R3はアミノ基の保護基である。)
    で示される2−アミノチアゾール酢酸誘導体を単離する
    ことを特徴とする2−アミノチアゾール酢酸誘導体の製
    造方法。
JP8183752A 1996-07-12 1996-07-12 2−アミノチアゾール酢酸誘導体の製造方法 Pending JPH1025283A (ja)

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