JPH10253273A - ヒートパイプの固定構造 - Google Patents
ヒートパイプの固定構造Info
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- JPH10253273A JPH10253273A JP9074485A JP7448597A JPH10253273A JP H10253273 A JPH10253273 A JP H10253273A JP 9074485 A JP9074485 A JP 9074485A JP 7448597 A JP7448597 A JP 7448597A JP H10253273 A JPH10253273 A JP H10253273A
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Abstract
及的に低減させることの可能なヒートパイプの固定構造
を提供する。 【解決手段】 挿入孔6を有する受熱ブロック2と、挿
入孔6に挿入され、かつ、挿入孔6の内周面形状とほぼ
相似する外周面形状を有するヒートパイプ9とを備えた
ヒートパイプの固定構造において、挿入孔6の内周面
に、ヒートパイプ9の外周面に当接して受熱ブロック2
またはヒートパイプ9の少なくとも一方に応力を生じさ
せることにより、挿入孔6の内周面とヒートパイプ9の
外周面とを密着させる突起7が形成されている。
Description
熱装置、冷却装置、温度・熱流の制御装置などに用いら
れるヒートパイプの固定構造に関するものである。
属パイプ等の容器の内部に、真空脱気した状態で水やア
ルコールなどの凝縮性の流体を作動流体として封入した
ものである。そして、ヒートパイプはその内部に温度差
が生じることにより動作し、高温部で蒸発した作動流体
が低温部に流動して放熱・凝縮することにより、作動流
体の潜熱として熱輸送が行われる。
る場合、高温部である発熱体とヒートパイプとを直接接
触させても適切な熱伝達面積を確保することが困難であ
るため、保持部材によりヒートパイプが固定される場合
がある。この保持部材は、発熱体に密着する形状の熱伝
達面を備えたブロック状のもので、保持部材に形成され
た挿入孔にヒートパイプが挿入固定される。
プの外周面の形状にほぼ相似する形状に構成されてお
り、かつ、挿入孔の外径がヒートパイプの外径よりも若
干大きく設定されている。そして、ヒートパイプを挿入
孔にした後、ヒートパイプの外周面と挿入孔の内周面と
を密着して固定されるが、このヒートパイプの固定構造
には以下のようなものがある。
ックにより構成され、複数のブロックの対向面に挿入孔
が形成されている。また、複数のブロック同士がボルト
により相対移動可能に連結されている。そして、ボルト
が締め付けられると、複数のブロック同士を相対移動し
て挿入孔が収縮され、挿入孔の内周面がヒートパイプの
外周面に密着され、その摩擦力によりヒートパイプと固
定部材とが固定される。
成され、かつ、挿入孔に連通する切り欠きが形成されて
いる。また、切り欠きを横切るボルトが取り付けられて
いる。そして、ボルトが締め付けられると変形して挿入
孔が収縮する。その結果、挿入孔の内周面がヒートパイ
プの外周面に密着され、その摩擦力によりヒートパイプ
と固定部材とが固定される。
に挿入した後、機械的な動力、水圧、空気圧などにより
ヒートパイプを拡張させ、ヒートパイプの外周面と挿入
孔の内周面とが密着され、その摩擦力により固定され
る。
来の第1ないし第3の固定構造においては、ヒートパイ
プを保持部材の挿入孔に挿入する工程の他に、ボルトの
締め付けやヒートパイプの拡張により挿入孔の内周面と
ヒートパイプの外周面とを密着させる工程を行う必要が
あった。したがって、ヒートパイプの固定工数および固
定時間が増大し、生産性が低下する可能性があった。
たもので、ヒートパイプの固定工数および固定時間を可
及的に低減させることの可能なヒートパイプの固定構造
を提供することを目的としている。
的を達成するため、請求項1の発明は、挿入孔を有する
保持部材と、前記挿入孔に挿入され、かつ、前記挿入孔
の内周面形状とほぼ相似する外周面形状を有するヒート
パイプとを備えたヒートパイプの固定構造において、前
記挿入孔の内周面に、前記ヒートパイプの外周面に当接
して前記保持部材または前記ヒートパイプの少なくとも
一方に応力を生じさせることにより、前記挿入孔の内周
面と前記ヒートパイプの外周面とを密着させる突起が形
成されていることを特徴とする。
挿入孔に挿入する工程中に、突起がヒートパイプの外周
面に当接して保持部材またはヒートパイプの少なくとも
一方に応力が発生し、この応力により挿入孔の内周面と
ヒートパイプの外周面とが密着される。したがって、挿
入孔の内周面とヒートパイプの外周面とを密着させるた
めに格別の工程を行う必要がなく、ヒートパイプの固定
工数および固定時間が可及的に低減されてヒートパイプ
の固定作業の作業性が向上する。
保持部材と、前記挿入孔に挿入され、かつ、前記挿入孔
の内周面形状とほぼ相似する外周面形状を有するヒート
パイプとを備えたヒートパイプの固定構造において、前
記ヒートパイプの外周面に、前記挿入孔の内周面に当接
して前記保持部材または前記ヒートパイプの少なくとも
一方に応力を生じさせることにより、前記挿入孔の内周
面と前記ヒートパイプの外周面とを密着させる突起が形
成されていることを特徴とする。
挿入孔に挿入する工程中に、ヒートパイプの外周面の突
起が挿入孔の内周面に当接して保持部材またはヒートパ
イプの少なくとも一方に応力が生じる。この応力により
挿入孔の内周面とヒートパイプの外周面とが密着され
る。したがって、挿入孔の内周面とヒートパイプの外周
面とを密着させるために格別の工程を行う必要がなく、
ヒートパイプの固定工数および固定時間が可及的に低減
されて固定作業の作業性が向上する。
る保持部材と、前記挿入孔に挿入され、かつ、前記挿入
孔の内周面形状とほぼ相似する外周面形状を有するヒー
トパイプとを備えたヒートパイプの固定構造において、
前記ヒートパイプの外周面と前記挿入孔の内周面との間
に、前記ヒートパイプの外周面および前記挿入孔の内周
面に当接して前記保持部材または前記ヒートパイプの少
なくとも一方に応力を生じさせることにより、前記挿入
孔の内周面と前記ヒートパイプの外周面とを密着させる
介装部材が配置されていることを特徴とする。
介在部材とを挿入孔に挿入する工程中に、介在部材がヒ
ートパイプの外周面および挿入孔の内周面に当接され、
ヒートパイプまたは保持部材の少なくとも一方に応力が
発生する。この応力によりヒートパイプの外周面と挿入
孔の内周面とが密着される。したがって、挿入孔の内周
面とヒートパイプの外周面とを密着させるために格別の
工程を行う必要がなく、ヒートパイプの固定工数および
固定時間が可及的に低減されて固定作業の作業性が向上
する。
の固定構造を添付図面に基づいて説明する。この発明で
対象とするヒートパイプの固定構造は、熱輸送装置、加
熱装置、冷却装置、温度・熱流の制御装置などに適用さ
れる。より具体的には、この発明で対象とするヒートパ
イプの固定構造は、例えば、パソコンなどの電子機器の
演算処理装置の冷却に用いられる。
施例であり、ヒートパイプの固定構造の組み立て状態を
示す概略的な正面断面図、図2は、図1のヒートパイプ
の固定構造の組み立て過程を示す側面断面図、図3は図
2の斜視図である。
が配置され、発熱体1の表面には固定部材としての受熱
ブロック2が当接されている。この受熱ブロック2は熱
伝導性に優れた金属材料、例えばアルミニウム、銅など
により一体成形されている。受熱ブロック2は、発熱体
1の表面に当接される板状のベース部3と、ベース部3
の一方の面に形成された直方体または立方体状の保持部
4とを備えている。
5が形成され、熱伝達面5が発熱体1の平坦な表面に密
着されている。また、保持部4にはベース部3の面方向
に貫通された挿入孔6が形成されている。挿入孔6の内
周面形状はほぼ円形に構成されており、挿入孔6の内周
面における熱伝達面5から最も離れた位置には、挿入孔
6の長手方向に突起7が形成されている。
の長手方向の所定範囲に亘って形成されている。具体的
には、突起7の挿入孔6の一方の開口端6A側には、挿
入孔6の内周面に近づく方向の傾斜を備えた案内面8が
形成されている。このようにして、挿入孔6の内周面の
一方の開口端6A側には突起7が形成されていない領域
6Bが形成されている。
が挿入されている。このヒートパイプ9の外周面形状
は、挿入孔6の内周面形状とほぼ相似する円形に構成さ
れており、挿入孔6に挿入される前のヒートパイプ9の
外径は、挿入孔6の内径よりも小さく設定されている。
そして、挿入孔6の内周面に形成された突起7がヒート
パイプ9の外周面に局所的に当接され、ヒートパイプ9
または受熱ブロック2の少なくとも一方に応力が生じて
いる。この応力により挿入孔6の内周面とヒートパイプ
9の外周面とが密着され、その摩擦抵抗によりヒートパ
イプ9と受熱ブロック2とが長手方向および円周方向に
位置決め固定されている。
挿入孔6との寸法上の対応関係を説明する。ヒートパイ
プ9と受熱ブロック2との固定前の状態において、ヒー
トパイプ9の肉厚をt、ヒートパイプ9の外径をd、挿
入孔6の内径をDとした場合、突起7の高さ(突出量)
Hは、H=(D−d)+ktにより設定されることが好
ましい。ここで、kは係数であり、k=0.00006
ないし3.0の範囲に設定される。また、突起7の円周
方向の幅Wは、W=QHにより設定されることが好まし
い。ここで、Qは係数であり、Q=0.3ないし10の
範囲に設定される。
められる値に設定された場合、受熱ブロック2とヒート
パイプ9とを固定するために必要な摩擦抵抗が得られ、
かつ、ヒートパイプ9の半径方向の変形量が最小限に抑
制されてヒートパイプ9の外周面と挿入孔6の内周面と
の密着面積、つまり熱伝達面積を可及的に広く確保する
ことが可能になる。
等の容器の内部に、真空脱気した状態で水、アルコー
ル、メタノール、アセトン、アンモニア、ヘリウム、ナ
トリウム、窒素などの凝縮性の流体を作動流体として封
入したものである。ヒートパイプ9を構成する容器の材
料としては、銅、アルミニウム、鋼、ステンレス鋼、ニ
ッケル、チタン、インコネルなどが例示される。
介してヒートパイプ9に伝達されると、ヒートパイプ9
はその内部に温度差が生じることにより動作し、高温部
で蒸発した作動流体が低温部に流動して放熱・凝縮する
ことにより、作動流体の潜熱として熱輸送が行われる。
ヒートパイプ9の見かけ上の熱伝導率は、銅やアルミ等
の金属と比較して数十倍ないし数百倍程度優れている。
なお、ヒートパイプ9には、必要に応じて作動流体の還
流を促進するウィックがコンテナ内部に備えられる。
ク2との組み立て工程を説明する。まず、図2、図3に
示すように挿入孔6の一方の開口端6A側からヒートパ
イプ9の先端を挿入孔6内に挿入する。すると、挿入孔
6A内には突起7が形成されていない領域6Bがあるた
め、領域6Bとヒートパイプ9の外周面との摩擦抵抗が
殆ど発生せず、挿入孔6とヒートパイプ9とを同一軸線
(図示せず)上に配置させやすくなる。このため、挿入
孔6に対してヒートパイプ9が傾斜して挿入されること
が抑制され、挿入精度が向上する。
が増大すると、ヒートパイプ9の挿入方向の先端が案内
面8に当接されるとともに、突起7がヒートパイプ9の
外周面に長手方向に摺動しながら当接される。そして、
挿入孔6に対するヒートパイプ9の挿入量が所定の値に
到達した時点でヒートパイプ9の挿入工程が完了する。
形成された突起7がヒートパイプ9の外周面に局所的に
当接され、受熱ブロック2またはヒートパイプ9の少な
くとも一方に変形、言い換えれば応力が生じている。こ
の応力により挿入孔6の内周面とヒートパイプ9の外周
面とが密着され、その摩擦抵抗(嵌合力)により、ヒー
トパイプ9と受熱ブロック2とが長手方向および円周方
向に位置決め固定されている。
挿入する工程中に、挿入孔6の内周面とヒートパイプ9
の外周面とが密着されるため、挿入工程の他に挿入孔6
の内周面とヒートパイプ9の外周面とを密着させるため
に格別の工程を行う必要がなく、ヒートパイプ9の固定
工数および固定時間が可及的に抑制されて固定作業の作
業性が向上する。
る挿入工程を行うだけで、挿入孔6の内周面とヒートパ
イプ9の外周面とが密着されるため、作動流体を注入す
るための開口部の封止が完了しているヒートパイプ9の
固定にも適用可能である。
起7が、熱伝達面5から最も離れた位置に配置されてい
るため、ヒートパイプ9の外周面と挿入孔6の内周面と
の間に形成される隙間10を、熱伝達面5から可及的に
離れた位置に発生させることが可能になる。したがっ
て、発熱体1に近い領域において、ヒートパイプ9の外
周面と挿入孔6の内周面との密着面積、つまり熱伝達面
積が広く確保され、熱伝達性を良好に維持することがで
きる。
他の構成例を示す正面断面図である。つまり、図4に示
されたヒートパイプ9の外周面には長手方向に溝11が
形成され、突起7が溝11内に没入されている。そのほ
かの構成は図1ないし図3と同様である。
パイプ9を挿入孔6に挿入する工程において、突起7と
溝11とが円周方向の同一位置に配置されるように、ヒ
ートパイプ9と受熱ブロック2との位置決めが行われ
る。そして、挿入工程が終了してヒートパイプ9と受熱
ブロック2とが固定された場合、図1ないし図3のヒー
トパイプの固定構造と同様の作用効果を得られる。ま
た、図4の構成例においては、突起7が溝11に没入さ
れているため、突起7と溝11との係合力によりヒート
パイプ9と受熱ブロック2とが円周方向に一層強固に固
定される。
挿入孔の内周面に円周方向に複数の突起を形成したり、
中心軸線方向に所定間隔をおいて突起を形成することも
可能である。また、挿入孔の内周面に形成される突起
は、予め受熱ブロックと一体的に成形されてもよいし、
受熱ブロックと突起とを別々に成形し、両者を一体化し
て成形してもよい。
施例であり、ヒートパイプの固定構造の組み立て状態を
示す概略的な正面断面図、図6は、図1のヒートパイプ
の固定構造の組み立て過程を示す側面断面図である。
が形成されていたが、第2実施例では挿入孔6の内周面
に突起は形成されていない。受熱ブロック2のその他の
構成は第1実施例と同様である。
向の所定範囲に亘って突起12が形成されている。具体
的には、図6に示すようにヒートパイプ9の一端側に
は、ヒートパイプ9の外周面に近づく方向の傾斜を備え
た案内面13が形成され、ヒートパイプ9の端部と案内
面13との間には、突起12が形成されていない領域1
4が形成されている。また、上記突起12は、ヒートパ
イプ9が挿入孔6に固定された状態において、熱伝達面
5から最も離れた位置に配置されるようにヒートパイプ
9が挿入孔6に挿入されている。ヒートパイプ9のその
他の構成は第1実施例と同様である。
れた突起12が挿入孔6の内周面に局所的に当接され、
受熱ブロック2またはヒートパイプ9の少なくとも一方
に応力が生じている。この応力により挿入孔6の内周面
とヒートパイプ9の外周面とが密着され、その摩擦抵抗
(嵌合力)により、ヒートパイプ9と受熱ブロック2と
が長手方向および円周方向に位置決め固定されている。
と挿入孔6との寸法上の対応関係を説明する。ヒートパ
イプ9と受熱ブロック2との固定前の状態において、ヒ
ートパイプ9の肉厚をt、ヒートパイプ9の外径をd、
挿入孔6の内径をDとした場合、突起7の高さ(突出
量)Hは、H=(D−d)+ktにより設定されること
が好ましい。ここで、kは係数であり、k=0.000
06ないし3.0の範囲に設定される。また、突起7の
円周方向の幅Wは、W=QHにより設定されることが好
ましい。ここで、Qは係数であり、Q=0.3ないし1
0の範囲に設定される。
められる値に設定された場合、挿入孔6の内周面とヒー
トパイプ9の外周面とを密着させるために必要な摩擦抵
抗が得られ、かつ、受熱ブロック2またはヒートパイプ
9の応力が最小限に抑制されてヒートパイプ9の外周面
と挿入孔6の内周面との密着面積、つまり熱伝達面積を
可及的に広く確保することが可能になる。
ク2との組み立て工程を説明する。まず、図6に示すよ
うに挿入孔6の一方の開口端からヒートパイプ9の先端
を挿入孔6内に挿入する。ここで、ヒートパイプ9を挿
入孔6に挿入する場合は、突起12が熱伝達面5から最
も離れた位置に配置されるように、挿入孔6に対するヒ
ートパイプ9の円周方向の位置決めが行われている。
12が形成されていない領域14があるため、領域14
と挿入孔6の内周面との摩擦抵抗が殆ど発生せず、挿入
孔6とヒートパイプ9とを同一軸線上に配置しやすくな
る。このため、挿入孔6に対してヒートパイプ9が傾斜
して挿入されることが抑制され、挿入精度が向上する。
が増大すると、挿入孔6の内周面が案内面13に当接さ
れるとともに、突起12が挿入孔6の内周面に長手方向
に摺動しながら当接される。そして、挿入孔6に対する
ヒートパイプ9の挿入量が所定の値に到達した時点でヒ
ートパイプ9の挿入工程が完了する。
周面に形成された突起12が挿入孔6の内周面に局所的
に当接され、受熱ブロック2またはヒートパイプ9の少
なくとも一方に応力が生じる。この応力により挿入孔6
の内周面ヒートパイプ9の外周面とが密着され、その摩
擦抵抗(嵌合力)により、ヒートパイプ9と受熱ブロッ
ク2とが長手方向および円周方向に位置決め固定されて
いる。
挿入する工程中に、挿入孔6の内周面ヒートパイプ9の
外周面とが密着されるため、挿入工程の他に挿入孔6の
内周面ヒートパイプ9の外周面とを密着させるために格
別の工程を行う必要がなく、ヒートパイプ9の固定工数
および固定時間が可及的に抑制されて固定作業の作業性
が向上する。
る挿入工程を行うだけで、挿入孔6の内周面ヒートパイ
プ9の外周面とが密着されるため、作動流体を注入する
ための開口部の封止が完了しているヒートパイプ9の固
定にも適用可能である。
れた突起12が、熱伝達面5から最も離れた位置に配置
されているため、ヒートパイプ9の外周面と挿入孔6の
内周面との間に形成される隙間10を、熱伝達面5から
可及的に離れた位置に発生させることが可能になる。し
たがって、発熱体1に近い領域において、ヒートパイプ
9の外周面と挿入孔6の内周面との密着面積、つまり熱
伝達面積が広く確保され、熱伝達性を良好に維持するこ
とができる。
ク2の挿入孔6の形状を変更した他の構成例を示す正面
断面図である。つまり、図7に示された挿入孔6の内周
面には長手方向に溝15が形成され、突起12が溝15
内に没入されている。ヒートパイプ9および受熱ブロッ
ク2のその他の構成は、図5ないし図6と同様である。
パイプ9を挿入孔6に挿入する挿入工程において、突起
12と溝15とが円周方向の同一位置に配置されるよう
に、ヒートパイプ9と受熱ブロック2との位置決めが行
われる。そして、挿入工程が終了してヒートパイプ9と
受熱ブロック2とが固定された場合、図5,図6のヒー
トパイプの固定構造と同様の作用効果を得られる。ま
た、図7の構成例においては、突起12が溝15に没入
されているため、突起12と溝15との係合力によりヒ
ートパイプ9と受熱ブロック2とが円周方向に一層強固
に固定される。
ヒートパイプの外周面に円周方向に複数の突起を形成し
たり、中心軸線方向に所定間隔をおいて突起を形成する
ことも可能である。また、ヒートパイプの外周面に形成
される突起は、予めヒートパイプと一体的に成形しても
よいし、ヒートパイプと突起とを別々に成形し、両者を
一体化して成形してもよい。
定構造の第3実施例を示す正面断面図である。図8に示
された受熱ブロック2の構成は、図5,図6に示された
受熱ブロック2の構成と同様である。
向に溝16が形成されている。この溝16は、ヒートパ
イプ9が挿入孔6に固定された状態において、熱伝達面
5から最も離れた位置に形成されている。そして、溝1
6には金属などの材料により構成された線材(介装部
材)17が配置されている。なお、ヒートパイプ9のそ
の他の構成は図5,図6に示されたヒートパイプ9の構
成と同様である。
周面と挿入孔6の内周面との間に介装された線材17
が、挿入孔6の内周面に局所的に当接され、受熱ブロッ
ク2またはヒートパイプ9の少なくとも一方に応力が生
じる。この応力により、ヒートパイプ9の外周面と挿入
孔6の内周面とが密着され、その摩擦抵抗によりヒート
パイプ9と受熱ブロック2とが長手方向および円周方向
に位置決め固定されている。
ク2との組み立て工程を説明する。まず、ヒートパイプ
9の溝16に線材17を没入させ、挿入孔6の一方の開
口端側からヒートパイプ9および線材17を挿入孔6内
に挿入する。すると、線材17がヒートパイプ9の溝1
6および挿入孔6の内周面に押し付けられる。そして、
挿入孔6に対するヒートパイプ9の挿入量が所定の値に
到達した時点でヒートパイプ9の挿入工程が完了する。
の内周面および溝16に当接され、受熱ブロック2また
はヒートパイプ9の少なくとも一方に応力が生じる。こ
の応力によりヒートパイプ9の外周面と挿入孔6の内周
面とが密着され、その摩擦抵抗によりヒートパイプ9と
受熱ブロック2とが長手方向および円周方向に位置決め
固定される。
挿入する挿入工程中に、ヒートパイプ9の外周面と挿入
孔6の内周面とが密着されるため、挿入工程の他にヒー
トパイプ9の外周面と挿入孔6の内周面とを密着させる
ために格別の工程を行う必要がなく、ヒートパイプ9の
固定工数および固定時間が可及的に抑制されて固定作業
の作業性が向上する。
る工程を行うだけで、ヒートパイプ9の外周面と挿入孔
6の内周面とが密着されるため、作動流体を注入するた
めの開口部の封止が完了しているヒートパイプ9の固定
にも適用可能である。
16が、熱伝達面5から最も離れた位置に配置されてい
るため、ヒートパイプ9の外周面と挿入孔6の内周面と
の間に形成される隙間10を、熱伝達面5から可及的に
離れた位置に発生させることが可能になる。したがっ
て、発熱体1に近い領域において、ヒートパイプ9の外
周面と挿入孔6の内周面との密着面積、つまり熱伝達面
積が広く確保され、熱伝達性を良好に維持することがで
きる。
る前に、線材17を溝16内に溶接などにより固定して
おくことも可能である。また、線材をヒートパイプの外
周面と挿入孔の内周面との間に介装させるための他の構
成としては、挿入孔の内周面に溝を形成し、この溝に線
材を没入させることも可能である。
用される突起の正面断面形状は、楔形、台形などに構成
することも可能である。さらに、第3実施例に適用され
る線材の断面形状を多角形に構成することも可能であ
る。さらに、受熱ブロックの正面形状や熱伝達面の形状
は、周囲の部品の形状や発熱体の形状、あるいは設置ス
ペースなどに対応して任意に変更可能である。さらにま
た、挿入孔の内周面形状およびヒートパイプの外周面形
状を多角形、方形などに構成することも可能である。
ヒートパイプを挿入孔に挿入する工程中に、突起がヒー
トパイプの外周面に当接して保持部材またはヒートパイ
プの少なくとも一方に応力が発生し、応力により挿入孔
の内周面とヒートパイプの外周面とが密着される。した
がって、挿入孔の内周面とヒートパイプの外周面とを密
着させるために格別の工程を行う必要がなく、ヒートパ
イプの固定工数および固定時間が可及的に低減されてヒ
ートパイプの固定作業の作業性が向上する。
挿入孔に挿入する工程中に、ヒートパイプの外周面の突
起が挿入孔の内周面に当接して保持部材またはヒートパ
イプの少なくとも一方に応力が生じる。この応力により
挿入孔の内周面とヒートパイプの外周面とが密着され
る。したがって、挿入孔の内周面とヒートパイプの外周
面とを密着させるために格別の工程を行う必要がなく、
ヒートパイプの固定工数および固定時間が可及的に低減
されて固定作業の作業性が向上する。
介在部材とを挿入孔に挿入する工程中に、介在部材がヒ
ートパイプの外周面および挿入孔の内周面に当接され、
ヒートパイプまたは保持部材の少なくとも一方に応力が
発生する。この応力によりヒートパイプの外周面と挿入
孔の内周面とが密着される。したがって、挿入孔の内周
面とヒートパイプの外周面とを密着させるために格別の
工程を行う必要がなく、ヒートパイプの固定工数および
固定時間が可及的に低減されて固定作業の作業性が向上
する。
例を示す概略的な正面断面図である。
を示す側面断面図である。
を示す側面断面図である。
パイプのほかの構成例を示す正面断面図である。
例を示す正面断面図である。
を示す側面断面図である。
クの他の構成例を示す正面断面図である。
例を示す概略的な正面断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 挿入孔を有する保持部材と、前記挿入孔
に挿入され、かつ、前記挿入孔の内周面形状とほぼ相似
する外周面形状を有するヒートパイプとを備えたヒート
パイプの固定構造において、 前記挿入孔の内周面に、前記ヒートパイプの外周面に当
接して前記保持部材または前記ヒートパイプの少なくと
も一方に応力を生じさせることにより、前記挿入孔の内
周面と前記ヒートパイプの外周面とを密着させる突起が
形成されていることを特徴とするヒートパイプの固定構
造。 - 【請求項2】 挿入孔を有する保持部材と、前記挿入孔
に挿入され、かつ、前記挿入孔の内周面形状とほぼ相似
する外周面形状を有するヒートパイプとを備えたヒート
パイプの固定構造において、 前記ヒートパイプの外周面に、前記挿入孔の内周面に当
接して前記保持部材または前記ヒートパイプの少なくと
も一方に応力を生じさせることにより、前記挿入孔の内
周面と前記ヒートパイプの外周面とを密着させる突起が
形成されていることを特徴とするヒートパイプの固定構
造。 - 【請求項3】 挿入孔を有する保持部材と、前記挿入孔
に挿入され、かつ、前記挿入孔の内周面形状とほぼ相似
する外周面形状を有するヒートパイプとを備えたヒート
パイプの固定構造において、 前記ヒートパイプの外周面と前記挿入孔の内周面との間
に、前記ヒートパイプの外周面および前記挿入孔の内周
面に当接して前記保持部材または前記ヒートパイプの少
なくとも一方に応力を生じさせることにより、前記挿入
孔の内周面と前記ヒートパイプの外周面とを密着させる
介装部材が配置されていることを特徴とするヒートパイ
プの固定構造。
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|---|---|---|---|
| JP07448597A JP3958821B2 (ja) | 1997-03-11 | 1997-03-11 | ヒートパイプの固定構造 |
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| JP07448597A JP3958821B2 (ja) | 1997-03-11 | 1997-03-11 | ヒートパイプの固定構造 |
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| JPH10253273A true JPH10253273A (ja) | 1998-09-25 |
| JP3958821B2 JP3958821B2 (ja) | 2007-08-15 |
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| JP (1) | JP3958821B2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000356484A (ja) * | 1999-04-08 | 2000-12-26 | Furukawa Electric Co Ltd:The | ヒートパイプサーマルコネクタ |
| JP2002327992A (ja) * | 2001-04-27 | 2002-11-15 | Showa Corp | 熱交換装置 |
| JP2018096613A (ja) * | 2016-12-13 | 2018-06-21 | 日本電気株式会社 | 放熱構造及び電子機器 |
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-
1997
- 1997-03-11 JP JP07448597A patent/JP3958821B2/ja not_active Expired - Fee Related
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