JPH10254352A - 構造式表示装置、構造式表示方法、及び表示制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

構造式表示装置、構造式表示方法、及び表示制御プログラムを記録した記録媒体

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JPH10254352A
JPH10254352A JP9053407A JP5340797A JPH10254352A JP H10254352 A JPH10254352 A JP H10254352A JP 9053407 A JP9053407 A JP 9053407A JP 5340797 A JP5340797 A JP 5340797A JP H10254352 A JPH10254352 A JP H10254352A
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structural formula
input
formula
molecular
molecular formula
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JP9053407A
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Yoshiyuki Murata
嘉行 村田
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】化学の分野で多用される分子構造式の表示を行
なう構造式表示装置であって、任意の分子式について、
対応する分子構造式を容易に表示させること。 【解決手段】構造式表示処理において、キー入力部の文
字入力キー12a及び数値・記号キー12bを選択操作
して任意の分子式「C4 H10」を入力し液晶表示部13
に表示させた状態で、同キー入力部の「構造式」キー1
2dを操作すると、前記入力分子式「C4 H10」に対応
する分子式が分子式対応構造式ROMにて検索され、こ
の入力分子式に対応付けられて記憶されている構造式、
及び名称「ブタン」、異性体/原子価角の存否「異性体
あり」が読み出されて表示され、さらに、前記入力分子
式に対応する構造式と共に「異性体あり」と表示された
場合に、「確認」キー12eを操作すると、入力分子式
「C4 H10」に対応する異性体の構造式が異性体等構造
式ROMから読み出されて表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化学の分野で多用
される分子構造式の表示を行なうための構造式表示装
置、構造式表示方法、及び表示制御プログラムを記録し
た記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、従来の電子計算装置では、通常
の四則計算式の演算の他に、様々な関数式の演算,表示
が行なえる計算装置が実用されているが、化学の学習分
野において、任意の化合物の分子式を入力でき、その分
子構造式等の対応表示が容易に行なえる計算装置は考え
られていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そして、従来の電子計
算装置において、分子式を数学的に見て演算を行なおう
とした場合、原子記号に付加されてその集合を表わす係
数や原子数を表わす係数等は、従来関数として全く扱わ
れておらず、ユーザが希望する分子式や分子構造式等を
容易に表示させることはできない問題がある。
【0004】本発明は前記のような問題に鑑みなされた
もので、任意の分子式について、対応する分子構造式を
容易に表示させることが可能になる構造式表示装置、構
造式表示方法、及び表示制御プログラムを記録した記録
媒体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の請求
項1に係わる構造式表示装置は、分子式を入力する入力
手段と、この入力手段により入力された分子式中に含ま
れる個々の原子同士をそのそれぞれの原子価に応じた本
数の結合手を介して展開配置し、入力された分子式に対
応する構造式として表示する表示手段とを備えたことを
特徴とする。
【0006】つまり、本発明の請求項1に係わる構造式
表示装置では、分子式を入力すると、入力された分子式
中に含まれる個々の原子同士がそのそれぞれの原子価に
応じた本数の結合手を介して展開配置され、入力された
分子式に対応する構造式として表示されることになる。
【0007】また、本発明の請求項4に係わる構造式表
示装置は、複数の分子式と当該分子式に対応する構造式
とが対応付けて記憶されている記憶手段と、分子式を入
力する入力手段と、この入力手段により入力された分子
式に対応する構造式を前記記憶手段から読み出して表示
する表示手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】つまり、本発明の請求項4に係わる構造式
表示装置では、分子式を入力すると、この入力された分
子式に対応する構造式が、複数の分子式と当該分子式に
対応する構造式とが対応付けて記憶されている記憶手段
から読み出されて表示されることになる。
【0009】また、本発明の請求項7に係わる構造式表
示装置は、複数の分子式と当該分子式に対応する異性体
の構造式あるいは原子価角の立体構造式とが対応付けて
記憶されている記憶手段と、分子式を入力する入力手段
と、この入力手段により入力された分子式に対応する異
性体の構造式あるいは原子価角の立体構造式を前記記憶
手段から読み出して表示する表示手段とを備えたことを
特徴とする。
【0010】つまり、本発明の請求項7に係わる構造式
表示装置では、分子式を入力すると、この入力された分
子式に対応する異性体の構造式あるいは原子価角の立体
構造式が、複数の分子式と当該分子式に対応する異性体
の構造式あるいは原子価角の立体構造式とが対応付けて
記憶されている記憶手段から読み出されて表示されるこ
とになる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下図面により本発明の実施の形
態について説明する。 (第1実施形態)図1は本発明の構造式表示装置の第1
実施形態に係わる電子計算装置の電子回路の構成を示す
ブロック図である。
【0012】この電子計算装置は、コンピュータ等から
なる制御部(CPU)11を備えている。制御部(CP
U)11は、キー入力部12から入力されるキー入力デ
ータや、液晶表示部13の表示画面上に重ねて設けられ
たタブレット14から位置検出回路15を介して入力さ
れるタッチペンPによるタッチ位置データに応じて、R
OM16に予め記憶されているシステムプログラムを起
動させ、あるいは外部記録媒体20に予め記憶されてい
る計算装置制御用プログラムを記録媒体読み取り部19
により読み取らせて起動させ、RAM17をワークメモ
リとして回路各部の動作制御を行なうものである。
【0013】この制御部(CPU)11には、前記キー
入力部12、液晶表示部13、タブレット14、位置検
出回路15、ROM16、RAM17、記録媒体読み取
り部19が接続され、また、液晶表示部13は表示駆動
回路18を介して接続される。
【0014】キー入力部12には、各種の英文字キー
「A,B,C,…」からなる文字入力キー12a、及び
テンキー「0〜9」と演算子キー「+,−,×,÷,
=」からなる数値・記号キー12bが備えられると共
に、分子式の入力要求画面を表示させる際に操作される
「分子式」キー12c、入力された分子式に対応する構
造式を表示させる際に操作される「構造式」キー12
d、入力された分子式に対応する異性体の構造式が存在
する場合には該異性体の構造式を表示させ、入力された
分子式に対応する原子価角の立体構造式が存在する場合
には該原子価角の立体構造式を表示させる際に操作され
る「確認」キー12e、そして、表示画面上でのカーソ
ルの移動やデータ選択を行なう際に操作される「↑」カ
ーソルキー12f,「↓」カーソルキー12g,「←」
カーソルキー12h,「→」カーソルキー12i等が備
えられる。
【0015】タブレット14は、液晶表示部13の表示
画面上に重ねて設けられ、ペンPによりタッチされた位
置に応じた電圧信号を発生するもので、このタブレット
14から出力されるタッチ位置に応じた電圧信号に基づ
き、位置検出回路15により表示画面に対応させた座標
が検出され、このタッチ位置座標に応じて制御部(CP
U)11により操作の内容が判断される。
【0016】ROM16には、本電子計算装置の電子回
路におけるの全体の処理を司るシステムプログラムデー
タが予め記憶されシステムプログラムROM16aが内
蔵されると共に、構造式表示処理(図4,図5,図10
参照)を司る表示制御プログラムデータが予め記憶され
る表示制御プログラムROM16bが内蔵される。
【0017】また、ROM16には、分子式対応構造式
ROM16c(図2参照)、異性体等構造式ROM16
d(図3参照)も予め内蔵される。図2は前記電子計算
装置のROM16に内蔵された分子式対応構造式ROM
16cにおけるテーブルデータを示す図である。
【0018】この分子式対応構造式ROM16cには、
周期表に存在する各原子記号の組み合わせに対応する全
ての分子式のそれぞれに対応して、その分子構造式,名
称,異性体の構造式の存否,原子価角の立体構造式の存
否がテーブル化されて予め記憶されるもので、この分子
式対応構造式ROM16cにおける個々の分子式対応情
報記憶エリアには、異性体の構造式あるいは原子価角の
立体構造式が存在する場合に、その異性体の構造式ある
いは原子価角の立体構造式の記憶先である異性体等構造
式ROM16dのアドレスデータも対応付けられて記憶
される。
【0019】図3は前記電子計算装置のROM16に内
蔵された異性体等構造式ROM16dにおけるテーブル
データを示す図である。この異性体等構造式ROM16
dには、前記分子式対応構造式ROM16cで記憶指示
されたアドレスデータに対応付けられて、異性体の構造
式の存在する分子式には該異性体の構造式が、原子価角
の立体構造式の存在する分子式には該原子価角の立体構
造式が、それぞれの名称と共にテーブル化されて予め記
憶される。
【0020】RAM17には、前記構造式表示処理等に
おいて液晶表示部16に表示すべき表示データがビット
マップのパターンデータとして展開されて記憶される表
示レジスタ17a、入力されたデータが記憶される入力
データレジスタ17b、例えば構造式表示処理において
分子式対応構造式ROM16cから読み出された分子式
に対応する異性体の構造式あるいは原子価角の立体構造
式の記憶先を示す異性体等構造式ROM16dのメモリ
アドレスが記憶されるアドレスレジスタ17c、各種の
制御処理に伴ない制御部(CPU)11により入出力さ
れるデータを一時的に記憶するワークエリア17d等が
備えられる。
【0021】次に、前記構成による電子計算装置の動作
について説明する。図4は前記電子計算装置の構造式表
示処理を示すフローチャートである。図5は前記電子計
算装置の異性体,原子価角の構造式表示処理を示すフロ
ーチャートである。
【0022】図6は前記電子計算装置の構造式表示処理
に伴なう分子式対応の構造式及び異性体構造式の検索表
示状態を示す図である。ROM16内の表示制御プログ
ラムROM16bに記憶されている表示制御プログラム
に従って、構造式表示処理が起動され、分子式を入力す
るための初期表示画面が液晶表示部13に表示された状
態で(ステップS1)、図6(A)に示すように、キー
入力部12の「分子式」キー12cが操作されると、ユ
ーザに対して任意の分子式のキー入力を促す分子式入力
要求メッセージデータ「分子式?」がRAM17内の表
示レジスタ17aに書き込まれ液晶表示部13に表示さ
れる(ステップS2→S3)。
【0023】この分子式入力要求メッセージデータ「分
子式?」の表示状態において、図6(B)に示すよう
に、ユーザによりキー入力部12の文字入力キー12a
及び数値・記号キー12bが選択的に操作され、任意の
分子式「C4 H10」が入力されると、入力された分子式
「C4 H10」はRAM17内の入力データレジスタ17
bに記憶されると共に、表示レジスタに書き込まれ液晶
表示部13に表示される(ステップS4)。
【0024】こうして、ユーザ任意の分子式「C4 H1
0」が入力されて表示された状態で、図6(C)に示す
ように、キー入力部12の「構造式」キー12dが操作
されると、前記RAM17内の入力データレジスタ17
bに記憶された入力分子式「C4 H10」に対応する分子
式が、分子式対応構造式ROM16c(図2参照)に記
憶されている各分子式データを対象に検索され、その対
応の有無が判断される(ステップS5→S6,S7)。
【0025】この場合、前記入力分子式「C4 H10」に
対応する分子式は、前記分子式対応構造式ROM16c
内のアドレス“3”に記憶されており、対応する分子式
有りと判断される。すると、この分子式対応構造式RO
M16cのアドレス“3”において検索された入力分子
式「C4 H10」に対応付けられて記憶されている構造式
データと共に、名称データ「ブタン」、異性体の存否デ
ータ「異性体あり」が読み出され、RAM17内の表示
レジスタ17aに書き込まれて液晶表示部13に表示さ
れる(ステップS7→S8)。この際、入力分子式の検
索エリア“3”に対応付けられて記憶されている異性体
構造式の記憶先を示す異性体等構造式ROM16dのア
ドレスデータ“3A”も読み出され、RAM17内のア
ドレスレジスタ17cに記憶される。
【0026】なお、前記入力分子式に対応する分子式の
検索処理(ステップS4〜S7)において、対応する分
子式が検索されない場合には、該入力分子式を構成する
原子記号が最も多く含まれる近似の分子式が検索され、
この近似の分子式に対応する構造式データと共に、名称
データ、及び異性体/原子価角の存否データが読み出さ
れ、前記同様にRAM17内の表示レジスタ17aに書
き込まれ液晶表示部13に表示される(ステップS7→
S9)。
【0027】こうして、入力分子式「C4 H10」に対応
する構造式,名称と共に、「異性体あり」として表示さ
れた状態において、対応する異性体の構造式を知りたい
ために、図6(D)に示すように、キー入力部12の
「確認」キー12eが操作されると、図5における異性
体,原子価角の構造式表示処理が起動される(ステップ
S10→SA)。
【0028】すると、前記入力分子式「C4 H10」に対
応する異性体/原子価角の存否データ「異性体あり」に
従ってRAM17内のアドレスレジスタ17dに記憶さ
れた異性体構造式の記憶先を示すアドレスデータ“3
A”に応じて、異性体等構造式ROM16a(図3参
照)から、前記入力分子式「C4 H10」に対応する異性
体の構造式データ、及び名称データ「ブタン(イソブタ
ン)」が読み出され、RAM17内の表示レジスタ17
aに書き込まれ液晶表示部13に表示される(ステップ
A1→A2)。
【0029】図7は前記電子計算装置の構造式表示処理
に伴なう分子式対応の構造式及び原子価角立体構造式の
検索表示状態を示す図である。図7(A)に示すよう
な、分子式入力要求メッセージデータ「分子式?」の表
示状態において(ステップS1〜S3)、図7(B)に
示すように、ユーザによりキー入力部12の文字入力キ
ー12a及び数値・記号キー12bが選択的に操作さ
れ、任意の分子式「CH4 」が入力されると、入力され
た分子式「CH4 」はRAM17内の入力データレジス
タ17bに記憶されると共に、表示レジスタに書き込ま
れ液晶表示部13に表示される(ステップS4)。
【0030】こうして、ユーザ任意の分子式「CH4 」
が入力されて表示された状態で、図7(C)に示すよう
に、キー入力部12の「構造式」キー12dが操作され
ると、前記RAM17内の入力データレジスタ17bに
記憶された入力分子式「CH4 」に対応する分子式が、
分子式対応構造式ROM16c(図2参照)に記憶され
ている各分子式データを対象に検索され、その対応の有
無が判断される(ステップS5→S6,S7)。
【0031】この場合、前記入力分子式「CH4 」に対
応する分子式は、前記分子式対応構造式ROM16c内
のアドレス“4”に記憶されており、対応する分子式有
りと判断される。すると、この分子式対応構造式ROM
16cのアドレス“4”において検索された入力分子式
「CH4 」に対応付けられて記憶されている構造式デー
タと共に、名称データ「メタン」、原子価角の存否デー
タ「原子価角あり」が読み出され、RAM17内の表示
レジスタ17aに書き込まれて液晶表示部13に表示さ
れる(ステップS7→S8)。この際、入力分子式の検
索エリア“4”に対応付けられて記憶されている原子価
角立体構造式の記憶先を示す異性体等構造式ROM16
dのアドレスデータ“4A”も読み出され、RAM17
内のアドレスレジスタ17cに記憶される。
【0032】こうして、入力分子式「CH4 」に対応す
る構造式,名称と共に、「原子価角あり」として表示さ
れた状態において、対応する異性体の構造式を知りたい
ために、図7(D)に示すように、キー入力部12の
「確認」キー12eが操作されると、図5における異性
体,原子価角の構造式表示処理が起動される(ステップ
S10→SA)。
【0033】すると、前記入力分子式「CH4 」に対応
する異性体/原子価角の存否データ「原子価角あり」に
従ってRAM17内のアドレスレジスタ17dに記憶さ
れた原子価角立体構造式の記憶先を示すアドレスデータ
“4A”に応じて、異性体等構造式ROM16a(図3
参照)から、前記入力分子式「CH4 」に対応する原子
価角の立体構造式データ、及び名称データ「メタン」が
読み出され、RAM17内の表示レジスタ17aに書き
込まれ液晶表示部13に表示される(ステップA1→A
3)。
【0034】したがって、前記構成の電子計算装置によ
れば、構造式表示処理において、キー入力部12の文字
入力キー12a及び数値・記号キー12bを選択操作し
て任意の分子式「C4 H10」を入力し液晶表示部13に
表示させた状態で、同キー入力部12の「構造式」キー
12dを操作すると、前記入力分子式「C4 H10」に対
応する分子式が分子式対応構造式ROM16cにて検索
され、この入力分子式に対応付けられて記憶されている
構造式、及び名称「ブタン」、異性体/原子価角の存否
「異性体あり」が読み出されて表示され、さらに、前記
入力分子式に対応する構造式と共に「異性体あり」と表
示された場合に、「確認」キー12eを操作すると、入
力分子式「C4 H10」に対応する異性体の構造式が異性
体等構造式ROM16dから読み出されて表示されるの
で、ユーザ入力による任意の分子式に対応する構造式や
異性体構造式あるいは原子価角の立体構造式等を、簡単
な操作で素早く表示させて見ることができるようにな
る。
【0035】なお、前記第1実施形態では、ユーザ入力
された分子式に対応する分子式を、分子式対応構造式R
OM16cから検索し、この入力分子式に対応付けられ
て共に記憶されている構造式を該ROM16cから読み
出して表示する構成としたが、このようにROMによる
テーブルデータの検索システムとして構成するのではな
く、次の第2実施形態において説明するように、入力さ
れた分子式の構成原子を解析し、分子構造表現の化学的
法則に従って、対応する構造式を生成表示する構成とし
てもよい。
【0036】また、前記第1実施形態では、分子式対応
構造式ROM16c及び異性体等構造式ROM16d内
の構造式の画像が二次元の構造式であったが、図8及び
図9に示すように、三次元の構造式K1,K2の画像が
記憶された分子式対応構造式ROM16c2 及び異性体
等構造式ROM16d2 であってもよい。
【0037】(第2実施形態)図10は本発明の構造式
表示装置の第2実施形態に係わる電子計算装置の構造式
表示処理を示すフローチャートである。
【0038】図11は本発明の構造式表示装置の第2実
施形態に係わる電子計算装置の構造式表示処理に伴なう
分子式対応の構造式の生成表示状態を示す図である。こ
の第2実施形態の場合も、第1実施形態の場合と同様、
ROM16内の表示制御プログラムROM16bに記憶
されている表示制御プログラムに従って、コンピュータ
等からなる制御部11が制御され、図10に示すフロー
チャートを実行する。
【0039】すなわち、図11(A)に示すような、分
子式入力要求メッセージデータ「分子式?」の表示状態
において(ステップB1〜B3)、図11(B1)に示
すように、ユーザによりキー入力部12の文字入力キー
12a及び数値・記号キー12bが選択的に操作され、
任意の分子式「H2 O」が入力されると、入力された分
子式「H2 O」はRAM17内の入力データレジスタ1
7bに記憶されると共に、表示レジスタに書き込まれ液
晶表示部13に表示される(ステップB4)。
【0040】こうして、ユーザ任意の分子式「H2 O」
が入力されて表示された状態で、図11(C1)に示す
ように、キー入力部12の「構造式」キー12dが操作
されると、前記RAM17内の入力データレジスタ17
bに記憶された入力分子式「H2 O」中に含まれる原子
記号のうちで、その原子の数が最少である原子「O」が
検出される(ステップB5→B6)。
【0041】すると、RAM17内の表示レジスタ17
aに対し、前記少数原子である1つの原子記号30aの
「O」が中央に描画配置されると共に、多数原子である
2つの原子記号30bの「H」が周囲均等(この場合は
左右均等)に描画配置され、各原子記号間が多数原子
「H」の原子価に応じた本数(この場合1本)の結合手
31を介して描画結合された構造式32の「H−O−
H」が生成され、液晶表示部13に表示される(ステッ
プB7)。
【0042】ここで、前記構造式の生成処理(ステップ
S7)に際し、多用される原子の原子価は次の通りであ
る。 H=1,O=2,N=3,C=4 つまり、「H」の結合には1本の結合手31が使用さ
れ、「O」の結合には2本の結合手が使用され、「N」
の結合には3本の結合手31が使用され、「C」の結合
には4本の結合手31が使用される。
【0043】また、図11(A)に示すような、分子式
入力要求メッセージデータ「分子式?」の表示状態にお
いて(ステップB1〜B3)、図11(B2)に示すよ
うに、ユーザによりキー入力部12の文字入力キー12
a及び数値・記号キー12bが選択的に操作され、任意
の分子式「CO2 」が入力されると、入力された分子式
「CO2 」はRAM17内の入力データレジスタ17b
に記憶されると共に、表示レジスタに書き込まれ液晶表
示部13に表示される(ステップB4)。
【0044】こうして、ユーザ任意の分子式「CO2 」
が入力されて表示された状態で、図11(C2)に示す
ように、キー入力部12の「構造式」キー12dが操作
されると、前記RAM17内の入力データレジスタ17
bに記憶された入力分子式「CO2 」中に含まれる原子
記号のうちで、その原子の数が最少である原子「C」が
検出される(ステップB5→B6)。
【0045】すると、RAM17内の表示レジスタ17
aに対し、前記少数原子である1つの原子記号30aの
「C」が中央に描画配置されると共に、多数原子である
2つの原子記号30bの「O」が周囲均等(この場合は
左右均等)に描画配置され、各原子記号間が多数原子
「O」の原子価に応じた本数(この場合4本)の結合手
31を介して描画結合された構造式32の「O=C=
O」が生成され、液晶表示部13に表示される(ステッ
プB7)。
【0046】同様に、例えば、入力された分子式が「C
H4 」の場合は、図7(C)に示すように、少数原子の
原子記号30aの「C」が中央に配置され、この「C」
を中心として、多数原子の原子記号30bの「H」が、
多数原子の「H」の原子価に応じた本数の「1本」の結
合手31を介して、左右方向のほかに、上下の方向に展
開して配置される。
【0047】このため、1つの「C」を中心とした4つ
の「H」を、結合手31を介して上下左右に配置した構
造式32が表示されることとなる。なお、例えば、入力
された分子式が原子価角を有する「CH4 」の場合は、
図7(C)に示すように、1つの「C」を中心として4
つの「H」を上下左右に均等に展開配置せず、図7
(D)に示すように、1つの「C」を中心として4つの
「H」を、分子式の「CH4 」として、予め定められて
いる原子価角の「109.5°」の角度で、結合手31
を介して展開配置し、これにより、原子価角を有する立
体構造式32Aを表示する。
【0048】したがって、前記第2実施形態の電子計算
装置によれば、前記第1実施形態の電子計算装置のよう
に、ROMによるテーブルデータの検索システムとしな
くても、入力された分子式の構成原子を解析し、分子構
造表現の化学的法則に従って、対応する構造式を容易に
生成表示させて見ることができるようになる。
【0049】なお、前記各実施形態において記載した手
法、すなわち図4,図5のフローチャートに示す第1実
施形態の構造式表示処理、図10のフローチャートに示
す第2実施形態の構造式表示処理等の各手法は、コンピ
ュータに実行させることができるプログラムとして、メ
モリカード(ROMカード、RAMカード等)、磁気デ
ィスク(フロッピーディスク、ハードディスク等)、光
ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等
の外部記録媒体20に格納して配布することができる。
そして、コンピュータは、この外部記録媒体20に記録
されたプログラムを記録媒体読み取り部19によって読
み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御
されることにより、前記各実施形態において説明した各
構造式の表示機能を実現し、前述した手法による同様の
処理を実行することができる。また、前記各実施形態で
は、分子式をキー入力部12の各種のキー12a,12
bにて入力したが、ペンPにより入力するようにしても
よい。
【0050】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に係わ
る構造式表示装置によれば、分子式を入力すると、入力
された分子式中に含まれる個々の原子同士がそのそれぞ
れの原子価に応じた本数の結合手を介して展開配置され
構造式として表示されるようになる。
【0051】また、本発明の請求項4に係わる構造式表
示装置によれば、分子式を入力すると、この入力された
分子式に対応する構造式が、複数の分子式と当該分子式
に対応する構造式とが対応付けて記憶されている記憶手
段から読み出されて表示されるようになる。
【0052】また、本発明の請求項7に係わる構造式表
示装置によれば、分子式を入力すると、この入力された
分子式に対応する異性体の構造式あるいは原子価角の立
体構造式が、複数の分子式と当該分子式に対応する異性
体の構造式あるいは原子価角の立体構造式とが対応付け
て記憶されている記憶手段から読み出されて表示される
ようになる。よって、本発明によれば、任意の分子式に
ついて、対応する分子構造式を容易に表示させることが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構造式表示装置の第1実施形態に係わ
る電子計算装置の電子回路の構成を示すブロック図。
【図2】前記電子計算装置のROMに内蔵された分子式
対応構造式ROMにおけるテーブルデータを示す図。
【図3】前記電子計算装置のROMに内蔵された異性体
等構造式ROMにおけるテーブルデータを示す図。
【図4】前記電子計算装置の構造式表示処理を示すフロ
ーチャート。
【図5】前記電子計算装置の異性体,原子価角の構造式
表示処理を示すフローチャート。
【図6】前記電子計算装置の構造式表示処理に伴なう分
子式対応の構造式及び異性体構造式の検索表示状態を示
す図。
【図7】前記電子計算装置の構造式表示処理に伴なう分
子式対応の構造式及び原子価角立体構造式の検索表示状
態を示す図。
【図8】前記電子計算装置のROMに内蔵された他の分
子式対応構造式ROMにおけるテーブルデータを示す
図。
【図9】前記電子計算装置のROMに内蔵された他の異
性体等構造式ROMにおけるテーブルデータを示す図。
【図10】本発明の構造式表示装置の第2実施形態に係
わる電子計算装置の構造式表示処理を示すフローチャー
ト。
【図11】本発明の構造式表示装置の第2実施形態に係
わる電子計算装置の構造式表示処理に伴なう分子式対応
の構造式の生成表示状態を示す図。
【符号の説明】
11 …制御部(CPU)、 12a…文字入力キー、 12b…数値・記号キー、 12c…「分子式」キー、 12d…「構造式」キー、 12e…「確認」キー、 13 …液晶表示部、 16a…システムプログラムROM、 16b…表示制御プログラムROM、 16c…分子式対応構造式ROM、 16d…異性体等構造式ROM、 17a…表示レジスタ、 17b…入力データレジスタ、 17c…アドレスレジスタ、 19 …記録媒体読み取り部、 20 …外部記録媒体、 30a…中心配置原子記号、 30b…周囲配置原子記号、 31 …結合手、 32 …構造式、 32A…立体構造式。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分子式を入力する入力手段と、 この入力手段により入力された分子式中に含まれる個々
    の原子同士を、そのそれぞれの原子価に応じた本数の結
    合手を介して展開配置し、入力された分子式に対応する
    構造式として表示する表示手段とを備えたことを特徴と
    する構造式表示装置。
  2. 【請求項2】 分子式を入力する入力ステップと、 この入力ステップにより入力された分子式中に含まれる
    個々の原子同士を、そのそれぞれの原子価に応じた本数
    の結合手を介して展開配置し、入力された分子式に対応
    する構造式として表示する表示ステップとからなること
    を特徴とする構造式表示方法。
  3. 【請求項3】 分子式が入力された際に、これに応答し
    て、入力された分子式中に含まれる個々の原子同士を、
    そのそれぞれの原子価に応じた本数の結合手を介して展
    開配置し、入力された分子式に対応する構造式を表示す
    るための表示制御プログラムを記録した記録媒体。
  4. 【請求項4】 複数の分子式と当該分子式に対応する構
    造式とが対応付けて記憶されている記憶手段と、 分子式を入力する入力手段と、 この入力手段により入力された分子式に対応する構造式
    を前記記憶手段から読み出して表示する表示手段とを備
    えたことを特徴とする構造式表示装置。
  5. 【請求項5】 分子式を入力する入力ステップと、 この入力ステップにより入力された分子式に対応する構
    造式を、複数の分子式と当該分子式に対応する構造式と
    を対応付けて記憶している記憶部から読み出して表示す
    る表示ステップとからなることを特徴とする構造式表示
    方法。
  6. 【請求項6】 分子式が入力された際に、これに応答し
    て、複数の分子式と当該各分子式に対応する構造式とが
    対応付けて記憶されている記憶手段をアクセスし、この
    入力された分子式に対応する構造式を前記記憶手段から
    読み出して表示するための表示制御プログラムを記録し
    た記録媒体。
  7. 【請求項7】 複数の分子式と当該分子式に対応する異
    性体の構造式あるいは原子価角の立体構造式とが対応付
    けて記憶されている記憶手段と、 分子式を入力する入力手段と、 この入力手段により入力された分子式に対応する異性体
    の構造式あるいは原子価角の立体構造式を前記記憶手段
    から読み出して表示する表示手段とを備えたことを特徴
    とする構造式表示装置。
  8. 【請求項8】 分子式を入力する入力ステップと、 この入力ステップにより入力された分子式に対応する異
    性体の構造式あるいは原子価角の立体構造式を、複数の
    分子式と当該分子式に対応する異性体の構造式あるいは
    原子価角の立体構造式とを対応付けて記憶している記憶
    部から読み出して表示する表示ステップとからなること
    を特徴とする構造式表示方法。
  9. 【請求項9】 分子式が入力された際に、これに応答し
    て、複数の分子式と当該分子式に対応する異性体の構造
    式あるいは原子価角の立体構造式とが対応付けて記憶さ
    れている記憶手段をアクセスし、この入力された分子式
    に対応する異性体の構造式あるいは原子価角の立体構造
    式を前記記憶手段から読み出して表示するための表示制
    御プログラムを記録した記録媒体。
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