JPH10254555A - 多軸加振機の制御方法及び制御装置並びに単軸加振機 - Google Patents
多軸加振機の制御方法及び制御装置並びに単軸加振機Info
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- JPH10254555A JPH10254555A JP7899897A JP7899897A JPH10254555A JP H10254555 A JPH10254555 A JP H10254555A JP 7899897 A JP7899897 A JP 7899897A JP 7899897 A JP7899897 A JP 7899897A JP H10254555 A JPH10254555 A JP H10254555A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 伝達関数マトリクスを同定することなく、純
粋な並進運動を実現し得る多軸加振機の制御方法及び制
御装置並びに単軸加振機を提供する。 【解決手段】 多軸加振機Aは加振軸が互いに異なる複
数の加振器1,2を備える。供試体wを主軸方向にのみ
加振するとき、主軸加振器1に対しその加振軸方向の単
軸制御を行う一方、該主軸加振器1の作動により従軸加
振器2の加振軸方向に発生するクロストーク運動を、該
従軸加振器2にキャンセルさせるように制御する。好ま
しくは、従軸加振器2を制御するノイズキャンセラー6
を、主軸制御の応答信号を入力信号としかつ従軸制御の
応答信号を誤差信号とする適応フィルタで構成する。
粋な並進運動を実現し得る多軸加振機の制御方法及び制
御装置並びに単軸加振機を提供する。 【解決手段】 多軸加振機Aは加振軸が互いに異なる複
数の加振器1,2を備える。供試体wを主軸方向にのみ
加振するとき、主軸加振器1に対しその加振軸方向の単
軸制御を行う一方、該主軸加振器1の作動により従軸加
振器2の加振軸方向に発生するクロストーク運動を、該
従軸加振器2にキャンセルさせるように制御する。好ま
しくは、従軸加振器2を制御するノイズキャンセラー6
を、主軸制御の応答信号を入力信号としかつ従軸制御の
応答信号を誤差信号とする適応フィルタで構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加振軸が互いに異
なる複数の加振器を備えてなる多軸加振機の制御方法及
び制御装置並びに単軸加振機に関し、特に供試体を一方
向にのみ加振するときの制御に係る。
なる複数の加振器を備えてなる多軸加振機の制御方法及
び制御装置並びに単軸加振機に関し、特に供試体を一方
向にのみ加振するときの制御に係る。
【0002】
【従来の技術】従来より、多軸加振機として、例えば図
3に示すように、供試体wを垂直方向に加振する垂直加
振器aと、供試体wを水平方向に加振する水平加振器b
と、供試体wの垂直方向及び水平方向の振動を各々検出
する二つの振動センサc,dと、該両振動センサc,d
の信号を受けつつ上記垂直加振器a及び水平加振器b
を、全体として一つの多入力多出力系と捉えて、いわゆ
るマトリクス制御を行うコントローラeとを備えてなる
H−V型の2軸加振機は知られている。また、垂直方向
と水平面内の直交する二方向とに各々供試体を加振する
三つの加振器を備えた3軸加振機等も知られている。
3に示すように、供試体wを垂直方向に加振する垂直加
振器aと、供試体wを水平方向に加振する水平加振器b
と、供試体wの垂直方向及び水平方向の振動を各々検出
する二つの振動センサc,dと、該両振動センサc,d
の信号を受けつつ上記垂直加振器a及び水平加振器b
を、全体として一つの多入力多出力系と捉えて、いわゆ
るマトリクス制御を行うコントローラeとを備えてなる
H−V型の2軸加振機は知られている。また、垂直方向
と水平面内の直交する二方向とに各々供試体を加振する
三つの加振器を備えた3軸加振機等も知られている。
【0003】ところで、振動試験の目的が一方向加振で
あり、多軸加振機を使用する目的が、一つの加振器の加
振軸を主軸とし、該主軸方向以外のクロストーク運動を
他の加振器でキャンセルして純粋な並進運動を実現する
ことにある場合がある。この場合、上記例示の2軸加振
機においては、2行2列の伝達関数マトリクスMを用い
て被制御系のモデルを作り、制御を行うようにしてい
る。
あり、多軸加振機を使用する目的が、一つの加振器の加
振軸を主軸とし、該主軸方向以外のクロストーク運動を
他の加振器でキャンセルして純粋な並進運動を実現する
ことにある場合がある。この場合、上記例示の2軸加振
機においては、2行2列の伝達関数マトリクスMを用い
て被制御系のモデルを作り、制御を行うようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法では、試験を行う前に予め伝達関数マトリクス
Mは既知でなければならず、試験の実施前に伝達関数マ
トリクスMを同定するために試加振を行う必要がある。
従って、本当の試験による加振を行う前に、供試体wは
試加振によって本当の試験以外の不要な負荷を受ける。
通常、伝達関数マトリクスMを正しく同定して制御精度
を向上させるには試験時の加振レベルと同じくらいのレ
ベルで試加振を行うべきであるが、試加振による供試体
wへの影響を考えると低レベルでの試加振が望ましい。
従って、制御精度と供試体wへの影響という相反する要
素を考慮して適切な加振レベルを選択しなければならな
いので、制御制度を要求しかつ試加振での供試体wへの
影響を嫌う試験には従来の方法は適さないという問題が
ある。
来の方法では、試験を行う前に予め伝達関数マトリクス
Mは既知でなければならず、試験の実施前に伝達関数マ
トリクスMを同定するために試加振を行う必要がある。
従って、本当の試験による加振を行う前に、供試体wは
試加振によって本当の試験以外の不要な負荷を受ける。
通常、伝達関数マトリクスMを正しく同定して制御精度
を向上させるには試験時の加振レベルと同じくらいのレ
ベルで試加振を行うべきであるが、試加振による供試体
wへの影響を考えると低レベルでの試加振が望ましい。
従って、制御精度と供試体wへの影響という相反する要
素を考慮して適切な加振レベルを選択しなければならな
いので、制御制度を要求しかつ試加振での供試体wへの
影響を嫌う試験には従来の方法は適さないという問題が
ある。
【0005】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、伝達関数マトリクスを
同定することなく、純粋な並進運動を実現し得る多軸加
振機の制御方法及び制御装置並びに単軸加振機を提供す
るものである。
あり、その目的とするところは、伝達関数マトリクスを
同定することなく、純粋な並進運動を実現し得る多軸加
振機の制御方法及び制御装置並びに単軸加振機を提供す
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、加振軸が互いに異なる複数
の加振器を備え、供試体を一方向にのみ加振するときの
多軸加振機の制御方法として、一つの加振器に対しその
加振軸方向の単軸制御を行う一方、該加振器の作動によ
り他の加振器の加振軸方向に発生するクロストーク運動
を該他の加振器にキャンセルさせるように上記単軸制御
とは全く独立に他の加振器を制御する構成とする。
め、請求項1に係る発明は、加振軸が互いに異なる複数
の加振器を備え、供試体を一方向にのみ加振するときの
多軸加振機の制御方法として、一つの加振器に対しその
加振軸方向の単軸制御を行う一方、該加振器の作動によ
り他の加振器の加振軸方向に発生するクロストーク運動
を該他の加振器にキャンセルさせるように上記単軸制御
とは全く独立に他の加振器を制御する構成とする。
【0007】ここでいう単軸制御とは、クロストーク運
動を考慮することなく、一方向のみの運動(加振)を所
定の制御則に基づいて制御することであり、従って、伝
達関数マトリクスの測定は不要である。また、他の加振
器の加振軸方向に発生するクロストーク運動を該他の加
振器にキャンセルさせる制御は、クロストーク運動を加
振軸方向のノイズと見なして、これをキャンセルするも
のであり、現在の応答から即座にノイズをゼロにする出
力ドライブを加振器に与えるようなリアルタイム処理系
である。従って、この制御は、予め系の特性が分からな
くても時々刻々の応答から系の特性を同定するので、伝
達関数を測定するための試加振は必要ではないし、非定
常な系に対しても対応することができる。
動を考慮することなく、一方向のみの運動(加振)を所
定の制御則に基づいて制御することであり、従って、伝
達関数マトリクスの測定は不要である。また、他の加振
器の加振軸方向に発生するクロストーク運動を該他の加
振器にキャンセルさせる制御は、クロストーク運動を加
振軸方向のノイズと見なして、これをキャンセルするも
のであり、現在の応答から即座にノイズをゼロにする出
力ドライブを加振器に与えるようなリアルタイム処理系
である。従って、この制御は、予め系の特性が分からな
くても時々刻々の応答から系の特性を同定するので、伝
達関数を測定するための試加振は必要ではないし、非定
常な系に対しても対応することができる。
【0008】請求項2に係る発明は、上記の制御方法を
実施するのに適した多軸加振機の制御装置として、一つ
の加振器に対しその加振軸方向の単軸制御を行う第一の
制御手段と、該加振器の作動により他の加振器の加振軸
方向に発生するクロストーク運動を該他の加振器にキャ
ンセルさせるように上記単軸制御とは全く独立に他の加
振器を制御する第二の制御手段とを備える構成とする。
これにより、第一の制御手段により一つの加振器つまり
主軸加振器に対する単軸制御を行いながら、他の加振器
つまり従軸加振器の加振軸方向に発生するクロストーク
運動を第二の制御手段による制御の下で該従軸加振器の
加振によりキャンセルすることができ、主軸方向の純粋
な並進運動を実現することができる。
実施するのに適した多軸加振機の制御装置として、一つ
の加振器に対しその加振軸方向の単軸制御を行う第一の
制御手段と、該加振器の作動により他の加振器の加振軸
方向に発生するクロストーク運動を該他の加振器にキャ
ンセルさせるように上記単軸制御とは全く独立に他の加
振器を制御する第二の制御手段とを備える構成とする。
これにより、第一の制御手段により一つの加振器つまり
主軸加振器に対する単軸制御を行いながら、他の加振器
つまり従軸加振器の加振軸方向に発生するクロストーク
運動を第二の制御手段による制御の下で該従軸加振器の
加振によりキャンセルすることができ、主軸方向の純粋
な並進運動を実現することができる。
【0009】請求項3に係る発明は、請求項2に係る発
明における第二の制御手段の好ましい形態を示す。すな
わち、上記第二の制御手段を、第一の制御手段による単
軸制御による応答信号を入力信号としかつ第二の制御手
段による制御点の応答信号を誤差信号とする適応フィル
タで構成するものである。
明における第二の制御手段の好ましい形態を示す。すな
わち、上記第二の制御手段を、第一の制御手段による単
軸制御による応答信号を入力信号としかつ第二の制御手
段による制御点の応答信号を誤差信号とする適応フィル
タで構成するものである。
【0010】請求項4に係る発明は、既設の単軸加振機
とこれに付設される別の単軸加振機とにより主軸方向の
純粋な並進運動を実現するものである。すなわち、上記
別の単軸加振機として、既設の単軸加振機の加振軸に対
し加振軸が交差するように配置される加振器と、既設の
単軸加振機の作動により上記加振器の加振軸方向に発生
するクロストーク運動を該加振器にキャンセルさせるよ
うに既設の単軸加振機の制御とは全く独立に加振器を制
御する制御手段とを備える構成とする。これにより、既
設の単軸加振機で主軸方向(加振方向)に加振をすると
き、その作動により発生する主軸方向以外のクロストー
ク運動は、付設の単軸加振機においてその制御手段によ
る制御の下で加振器の加振によりキャンセルされること
になり、主軸方向の純粋な並進運動が実現される。
とこれに付設される別の単軸加振機とにより主軸方向の
純粋な並進運動を実現するものである。すなわち、上記
別の単軸加振機として、既設の単軸加振機の加振軸に対
し加振軸が交差するように配置される加振器と、既設の
単軸加振機の作動により上記加振器の加振軸方向に発生
するクロストーク運動を該加振器にキャンセルさせるよ
うに既設の単軸加振機の制御とは全く独立に加振器を制
御する制御手段とを備える構成とする。これにより、既
設の単軸加振機で主軸方向(加振方向)に加振をすると
き、その作動により発生する主軸方向以外のクロストー
ク運動は、付設の単軸加振機においてその制御手段によ
る制御の下で加振器の加振によりキャンセルされること
になり、主軸方向の純粋な並進運動が実現される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【0012】図1は本発明の一実施形態に係るH−V型
2軸加振機Aを示す。該2軸加振機Aは、供試体wを垂
直方向に加振する垂直加振器1と、供試体wを水平方向
に加振する水平加振器2と、供試体wの垂直方向の振動
を検出する第一の振動センサ3と、供試体wの水平方向
の振動を検出する第二の振動センサ4と、上記第一の振
動センサ3の応答信号を受けつつ上記垂直加振器1を制
御する第一の制御手段としてのコントローラ5と、上記
第二の振動センサ4の応答信号を受けつつ上記水平加振
器2を制御する第二の制御手段としてのノイズキャンセ
ラー6とを備えている。
2軸加振機Aを示す。該2軸加振機Aは、供試体wを垂
直方向に加振する垂直加振器1と、供試体wを水平方向
に加振する水平加振器2と、供試体wの垂直方向の振動
を検出する第一の振動センサ3と、供試体wの水平方向
の振動を検出する第二の振動センサ4と、上記第一の振
動センサ3の応答信号を受けつつ上記垂直加振器1を制
御する第一の制御手段としてのコントローラ5と、上記
第二の振動センサ4の応答信号を受けつつ上記水平加振
器2を制御する第二の制御手段としてのノイズキャンセ
ラー6とを備えている。
【0013】上記コントローラ5は、垂直加振器1に対
しその加振軸(垂直軸)を単軸として扱い、通常の単軸
制御つまり目標信号に等しい応答信号を、加振軸の制御
点において実現するような制御を行う。一方、上記ノイ
ズキャンセラー6は、上記垂直加振器1の作動により水
平加振器2の加振軸方向である水平方向に発生するクロ
ストーク運動(すなわちセンサ4の応答信号)を水平加
振器2の加振によりキャンセルするように該水平加振器
2を制御する。
しその加振軸(垂直軸)を単軸として扱い、通常の単軸
制御つまり目標信号に等しい応答信号を、加振軸の制御
点において実現するような制御を行う。一方、上記ノイ
ズキャンセラー6は、上記垂直加振器1の作動により水
平加振器2の加振軸方向である水平方向に発生するクロ
ストーク運動(すなわちセンサ4の応答信号)を水平加
振器2の加振によりキャンセルするように該水平加振器
2を制御する。
【0014】次に、上記2軸加振機Aの作動について説
明するに、供試体wに対し主軸方向である垂直方向に一
方向加振の振動試験を行う場合、コントローラ5により
垂直加振器1に対して単軸制御を行う一方、該垂直加振
器1の作動により従軸方向である水平方向に発生するク
ロストーク運動(すなわちセンサ4の応答信号)を、ノ
イズキャンセラー6の制御の下で水平加振器2の加振に
よってキャンセルし、これにより、主軸方向の純粋な並
進運動を実現することができる。
明するに、供試体wに対し主軸方向である垂直方向に一
方向加振の振動試験を行う場合、コントローラ5により
垂直加振器1に対して単軸制御を行う一方、該垂直加振
器1の作動により従軸方向である水平方向に発生するク
ロストーク運動(すなわちセンサ4の応答信号)を、ノ
イズキャンセラー6の制御の下で水平加振器2の加振に
よってキャンセルし、これにより、主軸方向の純粋な並
進運動を実現することができる。
【0015】この場合、上記コントローラ5の制御であ
る単軸制御は、クロストーク運動を考慮することなく、
主軸方向のみの加振を所定の制御則に基づいて制御する
ものであるので、伝達関数マトリクスの測定を必要とし
ない。また、上記ノイズキャンセラー6の制御は、従軸
方向に発生するクロストーク運動(すなわちセンサ4の
応答信号)をその方向のノイズと見なして、これをキャ
ンセルするよう水平加振器2を制御するものであり、現
在の応答から即座にノイズをゼロにする出力ドライブを
水平加振器2に与えるようなリアルタイム処理系であ
る。従って、この制御は、予め系の特性が分からなくて
も時々刻々の応答から系の特性を同定するので、伝達関
数を測定するための試加振は必要ではないし、非定常な
系に対しても対応することができる。
る単軸制御は、クロストーク運動を考慮することなく、
主軸方向のみの加振を所定の制御則に基づいて制御する
ものであるので、伝達関数マトリクスの測定を必要とし
ない。また、上記ノイズキャンセラー6の制御は、従軸
方向に発生するクロストーク運動(すなわちセンサ4の
応答信号)をその方向のノイズと見なして、これをキャ
ンセルするよう水平加振器2を制御するものであり、現
在の応答から即座にノイズをゼロにする出力ドライブを
水平加振器2に与えるようなリアルタイム処理系であ
る。従って、この制御は、予め系の特性が分からなくて
も時々刻々の応答から系の特性を同定するので、伝達関
数を測定するための試加振は必要ではないし、非定常な
系に対しても対応することができる。
【0016】以上のことから、2軸加振機Aにおいて
は、伝達関数マトリクス等を測定するための試加振を全
く必要とすることなく、主軸方向の純粋な並進運動を実
現することができるので、一方向加振の振動試験の精度
を向上させることができる。その上、構成も簡単である
ので、実施化を図る上で有利なものである。
は、伝達関数マトリクス等を測定するための試加振を全
く必要とすることなく、主軸方向の純粋な並進運動を実
現することができるので、一方向加振の振動試験の精度
を向上させることができる。その上、構成も簡単である
ので、実施化を図る上で有利なものである。
【0017】上記のクロストーク運動を十分にキャンセ
ルするまでにはいくらかの時間が必要であるが、この時
間はノイズキャンセラー6の性能による。この観点から
はノイズキャンセラー6に適応フィルタを用いることが
望ましく、図2はその一つの適用例(実施例)に係る2
軸加振機のブロック線図を示す。
ルするまでにはいくらかの時間が必要であるが、この時
間はノイズキャンセラー6の性能による。この観点から
はノイズキャンセラー6に適応フィルタを用いることが
望ましく、図2はその一つの適用例(実施例)に係る2
軸加振機のブロック線図を示す。
【0018】図2において、21は主軸加振器11(実
施形態の垂直加振器1に相当)から主軸制御点Pへの主
軸方向の伝達関数であり、主軸制御応答信号Resp-Pは
主軸加振器11を制御するコントローラ15(実施形態
のコントローラ5に相当)に入力される。22は従軸加
振器12(実施形態の水平加振器2に相当)から従軸制
御点Qへの従軸方向の伝達関数、23は主軸加振器11
から従軸制御点Qへの従軸方向の伝達関数である。そし
て、適応フィルタ16は、入力信号が主軸方向の主軸制
御応答信号Resp-P、誤差信号が従軸方向の従軸制御応
答信号Resp-Q(主軸加振器11と従軸加振器12によ
る従軸制御点Qでの従軸方向の応答信号)として構成さ
れ、従軸方向の従軸制御応答信号Resp-Qがゼロになる
ように従軸加振器12へのドライブ信号を出力する。
尚、ここでの主軸制御応答信号Resp-Pは、図1のセン
サ3の応答信号に相当し、従軸制御応答信号Resp-Q
は、図1のセンサ4の応答信号に相当する。
施形態の垂直加振器1に相当)から主軸制御点Pへの主
軸方向の伝達関数であり、主軸制御応答信号Resp-Pは
主軸加振器11を制御するコントローラ15(実施形態
のコントローラ5に相当)に入力される。22は従軸加
振器12(実施形態の水平加振器2に相当)から従軸制
御点Qへの従軸方向の伝達関数、23は主軸加振器11
から従軸制御点Qへの従軸方向の伝達関数である。そし
て、適応フィルタ16は、入力信号が主軸方向の主軸制
御応答信号Resp-P、誤差信号が従軸方向の従軸制御応
答信号Resp-Q(主軸加振器11と従軸加振器12によ
る従軸制御点Qでの従軸方向の応答信号)として構成さ
れ、従軸方向の従軸制御応答信号Resp-Qがゼロになる
ように従軸加振器12へのドライブ信号を出力する。
尚、ここでの主軸制御応答信号Resp-Pは、図1のセン
サ3の応答信号に相当し、従軸制御応答信号Resp-Q
は、図1のセンサ4の応答信号に相当する。
【0019】ここでは、適応フィルタ16への入力信号
を主軸加振器11による単軸制御の制御点Pでの主軸方
向の主軸制御応答信号Resp-Pとしたが、適応フィルタ
16への入力信号は、従軸制御応答信号と相関があれば
よく、主軸加振器11の加振点の応答信号でもよいし、
その他の点の応答信号でもよい。但し、ノイズキャンセ
ルの結果の応答信号がゼロになるものであってはならな
い。
を主軸加振器11による単軸制御の制御点Pでの主軸方
向の主軸制御応答信号Resp-Pとしたが、適応フィルタ
16への入力信号は、従軸制御応答信号と相関があれば
よく、主軸加振器11の加振点の応答信号でもよいし、
その他の点の応答信号でもよい。但し、ノイズキャンセ
ルの結果の応答信号がゼロになるものであってはならな
い。
【0020】尚、本発明は上記実施形態及び実施例に限
定されるものではなく、その他種々の実施形態等を包含
するものである。例えば、上記実施形態では、H−V型
2軸加振機Aにおいて、主軸方向としての垂直方向に一
方向加振の振動試験を行う場合について述べたが、本発
明は、同2軸加振機Aにおいて、水平方向に一方向加振
の振動試験を行う場合、あるいはその他の2軸加振機や
3軸加振機等の多軸加振機にも同様に適用することがで
きる。その際、従軸は必ずしも一つである必要はない
し、主軸に直交している必要もない。
定されるものではなく、その他種々の実施形態等を包含
するものである。例えば、上記実施形態では、H−V型
2軸加振機Aにおいて、主軸方向としての垂直方向に一
方向加振の振動試験を行う場合について述べたが、本発
明は、同2軸加振機Aにおいて、水平方向に一方向加振
の振動試験を行う場合、あるいはその他の2軸加振機や
3軸加振機等の多軸加振機にも同様に適用することがで
きる。その際、従軸は必ずしも一つである必要はない
し、主軸に直交している必要もない。
【0021】また、本発明は、既設の単軸加振機の性能
向上のために別の単軸加振機を付設する場合にも適用す
ることができる。この場合、付設の単軸加振機において
は、既設の単軸加振機の作動により付設の加振器(詳し
くは付設の単軸加振機の加振器)の加振軸方向に発生す
るクロストーク運動を付設の加振器によりキャンセルさ
せるようにすればよい。従って、本発明は適用範囲が広
い。但し、本発明は、主軸制御システムでの加振の従軸
への影響を、従軸制御システムによってキャンセルする
ものであるが、従軸制御システムの加振による主軸への
影響は考慮していない。従って、従軸制御システムの加
振による主軸への影響が、主軸制御システムの制御に影
響を与えない程度に微小な場合に本発明を適用すること
が有効である。
向上のために別の単軸加振機を付設する場合にも適用す
ることができる。この場合、付設の単軸加振機において
は、既設の単軸加振機の作動により付設の加振器(詳し
くは付設の単軸加振機の加振器)の加振軸方向に発生す
るクロストーク運動を付設の加振器によりキャンセルさ
せるようにすればよい。従って、本発明は適用範囲が広
い。但し、本発明は、主軸制御システムでの加振の従軸
への影響を、従軸制御システムによってキャンセルする
ものであるが、従軸制御システムの加振による主軸への
影響は考慮していない。従って、従軸制御システムの加
振による主軸への影響が、主軸制御システムの制御に影
響を与えない程度に微小な場合に本発明を適用すること
が有効である。
【0022】
【発明の効果】以上のように、本発明における多軸加振
機の制御方法及び制御装置によれば、一つの加振器に対
し単軸制御を行いながら、他の加振器の加振軸方向に発
生するクロストーク運動を該他の加振器の加振によりキ
ャンセルすることにより、伝達関数マトリクスの同定等
のための試加振を要することなく、主軸方向の純粋な並
進運動を実現することでき、一方向加振の振動試験にお
ける精度の向上を有効に図ることができる。
機の制御方法及び制御装置によれば、一つの加振器に対
し単軸制御を行いながら、他の加振器の加振軸方向に発
生するクロストーク運動を該他の加振器の加振によりキ
ャンセルすることにより、伝達関数マトリクスの同定等
のための試加振を要することなく、主軸方向の純粋な並
進運動を実現することでき、一方向加振の振動試験にお
ける精度の向上を有効に図ることができる。
【0023】特に、請求項3に係る発明では、適応フィ
ルタによりクロストーク運動のキャンセルを迅速に行う
ことができ、実施化を図る上で有利である。
ルタによりクロストーク運動のキャンセルを迅速に行う
ことができ、実施化を図る上で有利である。
【0024】また、本発明の単軸加振機によれば、既設
の単軸加振機に付設してその主軸方向の純粋な並進運動
を実現することができるので、実用性に優れた効果を有
するものである。
の単軸加振機に付設してその主軸方向の純粋な並進運動
を実現することができるので、実用性に優れた効果を有
するものである。
【図1】本発明の実施形態に係る2軸加振器の構成図で
ある。
ある。
【図2】本発明の実施例に係る2軸加振器のブロック線
図である。
図である。
【図3】従来例を示す図1相当図である。
A 2軸加振機 w 供試体 1,11 垂直加振器(主軸加振器) 2,12 水平加振器(従軸加振器) 5,15 コントローラ(第一の制御手段) 6 ノイズキャンセラー(第二の制御手段) 16 適応フィルタ
Claims (4)
- 【請求項1】 加振軸が互いに異なる複数の加振器を備
え、供試体を一方向にのみ加振するときの多軸加振機の
制御方法であって、 一つの加振器に対しその加振軸方向の単軸制御を行う一
方、該加振器の作動により他の加振器の加振軸方向に発
生するクロストーク運動を該他の加振器にキャンセルさ
せるように上記単軸制御とは全く独立に他の加振器を制
御することを特徴とする多軸加振機の制御方法。 - 【請求項2】 加振軸が互いに異なる複数の加振器を備
え、供試体を一方向にのみ加振するときの多軸加振機の
制御装置であって、 一つの加振器に対しその加振軸方向の単軸制御を行う第
一の制御手段と、 該加振器の作動により他の加振器の加振軸方向に発生す
るクロストーク運動を該他の加振器にキャンセルさせる
ように上記単軸制御とは全く独立に他の加振器を制御す
る第二の制御手段とを備えたことを特徴とする多軸加振
機の制御装置。 - 【請求項3】 上記第二の制御手段は、第一の制御手段
による単軸制御による応答信号を入力信号としかつ第二
の制御手段による制御点の応答信号を誤差信号とする適
応フィルタからなることを特徴とする請求項2記載の多
軸加振機の制御装置。 - 【請求項4】 既設の単軸加振機に対して付設される別
の単軸加振機であって、 既設の単軸加振機の加振軸に対し加振軸が交差するよう
に配置される加振器と、 既設の単軸加振機の作動により上記加振器の加振軸方向
に発生するクロストーク運動を該加振器にキャンセルさ
せるように既設の単軸加振機の制御とは全く独立に加振
器を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする単軸
加振機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7899897A JPH10254555A (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | 多軸加振機の制御方法及び制御装置並びに単軸加振機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7899897A JPH10254555A (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | 多軸加振機の制御方法及び制御装置並びに単軸加振機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10254555A true JPH10254555A (ja) | 1998-09-25 |
Family
ID=13677572
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7899897A Pending JPH10254555A (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | 多軸加振機の制御方法及び制御装置並びに単軸加振機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10254555A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112532901A (zh) * | 2019-09-19 | 2021-03-19 | 海信视像科技股份有限公司 | 一种显示装置及终端 |
| CN114646443A (zh) * | 2022-04-11 | 2022-06-21 | 中国科学院长春光学精密机械与物理研究所 | 微振动模拟平台 |
| KR20240038402A (ko) * | 2022-09-16 | 2024-03-25 | 주식회사 이엠텍 | 3축 진동 소음 저감 시스템 |
-
1997
- 1997-03-12 JP JP7899897A patent/JPH10254555A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112532901A (zh) * | 2019-09-19 | 2021-03-19 | 海信视像科技股份有限公司 | 一种显示装置及终端 |
| CN112532901B (zh) * | 2019-09-19 | 2023-01-10 | 海信视像科技股份有限公司 | 一种显示装置及终端 |
| CN114646443A (zh) * | 2022-04-11 | 2022-06-21 | 中国科学院长春光学精密机械与物理研究所 | 微振动模拟平台 |
| KR20240038402A (ko) * | 2022-09-16 | 2024-03-25 | 주식회사 이엠텍 | 3축 진동 소음 저감 시스템 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20040213 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060711 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061205 |