JPH10255786A - ニッケル水素二次電池 - Google Patents
ニッケル水素二次電池Info
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- JPH10255786A JPH10255786A JP9059247A JP5924797A JPH10255786A JP H10255786 A JPH10255786 A JP H10255786A JP 9059247 A JP9059247 A JP 9059247A JP 5924797 A JP5924797 A JP 5924797A JP H10255786 A JPH10255786 A JP H10255786A
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Abstract
水酸化ニッケルの生成を抑制しつつ、高温雰囲気下での
充電効率が改善されたニッケル水素二次電池を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 水酸化ニッケルを主成分とする活物質粒
子を含むペーストが集電体に充填された構造を有する正
極と、水素吸蔵合金を含む負極と、アルカリ電解液を具
備し、前記活物質粒子は、亜鉛原子と、4b族元素(S
i、Ge、Sn、Pb)のうち少なくとも1種の酸化物
及び/又は水酸化物を含有することを特徴とするニッケ
ル水素二次電池である。
Description
ッケル水素二次電池に係わる。
来、孔径が数〜10μmと非常に微細な細孔構造を有
し、集電能力や寿命特性に優れた焼結式正極が多用され
ていた。しかしながら、焼結式正極に使用される基板の
多孔度は約80%が上限であるため、活物質の充填量が
制限されてしまい、容量密度は高くてもせいぜい450
mAh/cc程度であり、より高い容量密度のものをと
いう要望に対して十分な対応ができなかった。
正極が提案されている。この正極は、例えば、活物質で
ある水酸化ニッケル粉末を結着剤(例えば、カルボキシ
メチルセルロース、ポリアクリル酸ナトリウム)と共に
溶媒に分散させ、ペースト状にし、前記ペーストを基板
(例えば、95%程度の高い多孔度を有するスポンジ状
あるいはフェルト状金属多孔体)に充填し、乾燥、加圧
することにより作製される。このような正極は、基板の
多孔度が高いため、活物質の充填量が増加され、容量密
度に換算すると600mAh/cc程度と焼結式正極に
比べて充填量が30〜50%向上される。ところで、前
記水酸化ニッケル粉末は、一般的に、硝酸ニッケルや、
硫酸ニッケルなどのニッケル塩の水溶液を過剰の水酸化
ナトリウムや、水酸化カリウムなどのアルカリ水溶液と
反応、結晶化させ、得られた沈殿物を水洗、乾燥するこ
とにより作製される。
水素吸蔵合金負極の間にセパレータを介在して電極群を
作製し、これをアルカリ電解液と共に容器内に収納して
組み立てられたニッケル水素二次電池は、正極として焼
結式正極を使用した場合に比べて正極活物質の利用率が
低く、充放電サイクル寿命が短いという問題点がある。
前記二次電池のサイクル寿命が劣るのは、過充電の際、
低密度で、かつ電解液を吸収しやすいγタイプのオキシ
水酸化ニッケルが正極に生成して前記正極が膨脹し、セ
パレータが圧縮され、前記正極に電解液が偏在するため
である。そのうえ、前記二次電池は、高温環境下(40
℃以上)で充電すると、酸素過電圧が低くなるため、こ
の電圧と正極の平衡電圧との電位差が小さくなる。その
結果、充電の途中で酸素ガスが発生して水酸化ニッケル
の充電が不十分になり、充電効率が低下するため、この
ような環境下で使用した際の利用率及びサイクル寿命が
著しく低い。
の生成を抑制する手段として、正極に亜鉛の酸化物や、
水酸化物を添加したり、あるいは水酸化ニッケルと水酸
化亜鉛とが共沈された粉末を使用することが提案されて
いる。しかしながら、亜鉛化合物の添加は、高温雰囲気
下での充電効率の低下を助長するという問題点がある。
せる手段として、コバルトやカドミウムが共沈された水
酸化ニッケル粒子を活物質として使用することが提案さ
れている。このような方法を採用すると、充電時の正極
の平衡電位と、酸素過電圧との電位差が大きくなるた
め、酸素ガス発生反応が抑制され、充電効率が向上され
る。しかしながら、この方法で高温環境下における充電
効率を改善しようとすると、充放電反応に関与しないコ
バルトやカドミウムを相当量添加する必要があり、結果
として正極の水酸化ニッケル量が減少し、電池容量が低
下するという問題点がある。
を改良することによりγタイプのオキシ水酸化ニッケル
の生成を抑制しつつ、高温雰囲気下での充電効率が改善
されたニッケル水素二次電池を提供しようとするもので
ある。
水素二次電池は、水酸化ニッケルを主成分とする活物質
粒子を含むペーストが集電体に充填された構造を有する
正極と、水素吸蔵合金を含む負極と、アルカリ電解液を
具備し、前記活物質粒子は、亜鉛原子と、4b族元素
(Si、Ge、Sn、Pb)のうち少なくとも1種の酸
化物及び/又は水酸化物を含有することを特徴とするも
のである。
水酸化ニッケルを主成分とする活物質粒子を含むペース
トが集電体に充填された構造を有する正極と、水素吸蔵
合金を含む負極と、アルカリ電解液を具備し、前記活物
質粒子は、亜鉛原子を1〜10重量%含有し、かつ4b
族元素(Si、Ge、Sn、Pb)のうち少なくとも1
種の酸化物及び/又は水酸化物を0.1〜10重量%含
有し、この酸化物及び/又は水酸化物を含む層が前記活
物質粒子表面に存在することを特徴とするものである。
素二次電池の一例(円筒形ニッケル水素二次電池)を図
1を参照して説明する。有底円筒状の容器1内には、ペ
ースト式正極2とセパレータ3と負極4とを積層してス
パイラル状に捲回することにより作製された電極群5が
収納されている。前記負極4は、前記電極群5の最外周
に配置されて前記容器1と電気的に接触している。アル
カリ電解液は、前記容器1内に収容されている。中央に
孔6を有する円形の第1の封口板7は、前記容器1の上
部開口部に配置されている。リング状の絶縁性ガスケッ
ト8は、前記封口板7の周縁と前記容器1の上部開口部
内面の間に配置され、前記上部開口部を内側に縮径する
カシメ加工により前記容器1に前記封口板7を前記ガス
ケット8を介して気密に固定している。正極リード9
は、一端が前記正極2に接続、他端が前記封口板7の下
面に接続されている。帽子形状をなす正極端子10は、
前記封口板7上に前記孔6を覆うように取り付けられて
いる。ゴム製の安全弁11は、前記封口板7と前記正極
端子10で囲まれた空間内に前記孔6を塞ぐように配置
されている。中央に穴を有する絶縁材料からなる円形の
押え板12は、前記正極端子10上に前記正極端子10
の突起部がその押え板12の前記穴から突出されるよう
に配置されている。外装チューブ13は、前記押え板1
2の周縁、前記容器1の側面及び前記容器1の底部周縁
を被覆している。
パレータ3および電解液について説明する。 1)ペースト式正極2 前記正極は、水酸化ニッケル(Ni(OH)2 )を主成
分とする活物質粒子を含むペーストが集電体に充填され
た構造を有する。前記活物質粒子は、亜鉛原子(Zn)
を含有すると共に、(A)4b族元素(Si、Ge、S
n、Pb)のうち少なくとも1種の酸化物、または
(B)前記4b族元素のうち少なくとも1種の水酸化
物、あるいは(C)前記酸化物と前記水酸化物の両方の
化合物を含有する。
有し、かつ表面の一部、もしくは全体に前述した4b族
元素のうち少なくとも1種の酸化物を含む層が存在する
活物質粒子、(b)亜鉛原子を含有し、かつ表面の一
部、もしくは全体に前記4b族元素のうち少なくとも1
種の水酸化物を含む層が存在する活物質粒子、(c)亜
鉛原子を含有し、かつ表面の一部、もしくは全体に前記
酸化物と前記水酸化物を含む層が存在する活物質粒子が
包含される。
ましい。前記活物質粒子の亜鉛原子の含有量は、1〜1
0重量%の範囲にすることが好ましい。これは次のよう
な理由によるものである。前記含有量を1重量%未満に
すると、γタイプのオキシ水酸化ニッケルの生成量を低
減することが困難になる恐れがある。一方、前記含有量
が10重量%を越えると、正極の水酸化ニッケル含有量
の低下による正極容量の低下が顕在化する恐れがある。
より好ましい含有量は、3〜6重量%の範囲である。
/又は水酸化物の含有量は、0.1〜10重量%の範囲
にすることが好ましい。前記含有量が前記範囲を外れる
と、高温環境下における充電効率を高めることが困難に
なる恐れがある。また、前記含有量が10重量%を越え
ると、正極の水酸化ニッケル含有量の低下による正極容
量の低下が顕在化する恐れがある。特に、これら化合物
の添加による容量低下を最小限に抑えつつ、高温の充電
効率を改善する観点から、前記含有量は、1〜6重量%
の範囲にすると良い。
mの範囲にすると良い。前記活物質粒子は、例えば、以
下の(1)、(2)に説明する方法によって作製するこ
とができる。
させ、硫酸塩水溶液を調製する。得られた硫酸塩水溶液
にアンモニア水及び水酸化カリウム水溶液を前記硫酸塩
水溶液のpHが所望の範囲になるように滴下しながら攪
拌し、亜鉛が共沈された水酸化ニッケル粒子を析出成長
させる。得られた粒子を水洗、乾燥させた後、水中に分
散させる。水酸化錫への加水分解を防止するために少量
の硫酸が添加された硫酸錫水溶液を用意し、前述した水
酸化ニッケル粒子が分散された水中にこの硫酸錫水溶液
を少量ずつ滴下しながら攪拌する。この溶液に過酸化水
素水を少量ずつ加えながら十分に攪拌し、得られた沈殿
物を濾過し、水洗し、乾燥することによって、前記水酸
化ニッケル粒子の表面の一部、または全体に第2酸化錫
(SnO2 )層を形成し、前記活物質粒子を作製する。
リウム水溶液に、二酸化ケイ素(SiO2 )粉末を溶解
させ、静置する。この二酸化ケイ素溶液に前述した
(1)で説明した方法で得られた亜鉛が共沈された水酸
化ニッケル粒子を少量ずつ添加する。次いで、この溶液
の温度を徐々に室温まで下げることにより前記水酸化ニ
ッケル粒子の表面の一部、または全体に二酸化ケイ素
(SiO2 )層を形成し、前記活物質粒子を作製する。
少なくとも一部に4b族元素の酸化物を含む層が存在
し、水酸化ニッケルを主成分とし、かつ亜鉛原子を含有
する活物質粒子に導電材料を添加し、結着剤および水と
共に混練してペーストを調製し、このペーストを集電体
に充填し、乾燥した後、圧延することにより作製でき
る。
化物、コバルト水酸化物等を挙げることができる。前記
結着剤としては、例えばカルボキシメチルセルロース、
メチルセルロース、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリテ
トラフルオロエチレン等を挙げることができる。
テンレスまたはニッケルメッキが施された金属から形成
された網状、スポンジ状、繊維状、もしくはフェルト状
の金属多孔体等を挙げることができる。
ニッケル水素二次電池においては、前記活物質粒子の表
面に存在する4b族元素の酸化物のうち、一部分、また
は全部が充放電サイクルや、アルカリ電解液の影響で4
b族元素の水酸化物に変化していることがある。
加し、高分子結着剤および水と共に混練してペーストを
調製し、このペーストを導電性基板に充填し、乾燥した
後、成形することにより製造される。
るものではなく、電解液中で電気化学的に発生させた水
素を吸蔵でき、かつ放電時にその吸蔵水素を容易に放出
できるものであればよい。この水素吸蔵合金としては、
例えばLaNi5 、MmNi5 (Mm;ミッシュメタ
ル)、LmNi5 (Lm;ランタン富化したミッシュメ
タル)、またはこれらのNiの一部をAl、Mn、C
o、Ti、Cu、Zn、Zr、Cr、Bのような元素で
置換した多元素系のもの、もしくはTiNi系、TiF
e系のものを挙げることができる。中でも、一般式Lm
Nix Mny Az (ただし、AはAl,Coから選ばれ
る少なくとも一種の金属、原子比x,y,zはその合計
値が4.8≦x+y+z≦5.4を示す)で表されるも
のを用いることが好ましい。このような水素吸蔵合金を
含む負極は、充放電サイクルの進行に伴う微粉化を抑制
することができるため、前記二次電池の充放電サイクル
寿命を向上することができる。
用いたのと同様なものを挙げることができる。前記導電
材としては、例えばカーボンブラック等を用いることが
できる。
ル、エキスパンデッドメタル、穿孔剛板、ニッケルネッ
トなどの二次元基板や、フェルト状金属多孔体や、スポ
ンジ状金属基板などの三次元基板を挙げることができ
る。
イロン不織布、ポリプロピレン繊維とナイロン繊維を混
繊した不織布のような高分子不織布からなる。特に、表
面が親水化処理されたポリプロピレン不織布はセパレー
タとして好適である。
(NaOH)と水酸化リチウム(LiOH)の混合液、
水酸化カリウム(KOH)とLiOHの混合液、KOH
とLiOHとNaOHの混合液等を用いることができ
る。
間にセパレータ3を介在して渦巻状に捲回し、有底円筒
状の容器1内に収納したが、本発明のニッケル水素二次
電池はこのような構造に限定されない。例えば、正極と
負極とをその間にセパレータを介在して複数枚積層した
積層物を有底矩形筒状の容器内に収納して角形ニッケル
水素二次電池を構成してもよい。
水素二次電池は、水酸化ニッケルを主成分とする活物質
粒子を含むペーストが集電体に充填された構造を有する
正極を具備する。前記活物質粒子は、亜鉛原子と、4b
族元素(Si、Ge、Sn、Pb)のうち少なくとも1
種の酸化物及び/又は水酸化物を含有する。このような
正極を備えた二次電池は、高温雰囲気での充電の際、正
極の平衡電圧と酸素過電圧との電位差を大きくすること
ができるため、酸素ガス発生の時機を遅らせることがで
き、充電効率を向上することができる。また、前記二次
電池は、γ−オキシ水酸化ニッケルの生成量を低減する
ことができる。従って、前記二次電池は、常温付近での
使用時のみならず、高温雰囲気においても高容量と長寿
命を実現することができる。
は、水酸化ニッケルを主成分とする活物質粒子を含むペ
ーストが集電体に充填された構造を有する正極を具備す
る。前記活物質粒子は、亜鉛原子を1〜10重量%含有
し、かつ4b族元素(Si、Ge、Sn、Pb)のうち
少なくとも1種の酸化物及び/又は水酸化物を0.1〜
10重量%含有する。また、前記活物質粒子は、表面に
前記酸化物及び/又は前記水酸化物を含む層が存在す
る。このような正極を備えた二次電池は、高温環境下に
おける充電の際、正極の平衡電圧と酸素過電圧との電位
差を大幅に拡大させることができる。これは、前述した
酸化物層や、水酸化物層によって前記活物質粒子表面の
電気導電性が変化したことによるものと推測される。従
って、前記二次電池は、高温での正極の充電効率を飛躍
的に向上することができるため、高温雰囲気で使用した
際の放電容量とサイクル寿命を飛躍的に向上することが
できる。
に説明する。 (実施例1) <ペースト式正極の作製> (活物質粒子の作製)ニッケルと亜鉛を(ニッケルと亜
鉛の重量比は100:5である)50℃の硫酸水溶液に
溶解させ、この硫酸塩水溶液に、アンモニア水及び水酸
化カリウム水溶液を前記硫酸塩水溶液のpHが12にな
るように滴下しつつ、攪拌することによって亜鉛が共沈
された水酸化ニッケル粒子を析出させ、成長させた。次
いで、得られた水酸化ニッケル粒子を水洗した後、乾燥
させた。濃度が0.071wt.%の硫酸錫水溶液10
0mlに、濃度が96wt.%の硫酸水溶液を0.1m
lを添加した。前記水酸化ニッケル粒子50gを600
mlの水に分散させ、これに前記硫酸錫水溶液を少量ず
つ滴下しつつ、攪拌した。この溶液に濃度が20wt.
%の過酸化水素水10mlを少量ずつ添加しながら十分
に攪拌した後、得られた沈殿物を濾過し、水洗し、乾燥
させることによって、表面の一部に酸化錫(SnO2 )
層が形成され、亜鉛が共沈された水酸化ニッケル粒子
(活物質粒子)を作製した。前記粒子の亜鉛原子の含有
量は、5重量%であった。前記粒子の酸化錫の含有量
は、0.1重量%であった。また、前記粒子の平均粒径
は、10μmであった。
バルト、カルボキシメチルセルロース及び水を、10
0:5:0.3:30の重量比で混練し、ペーストを調
製した。前記ペーストをスポンジ状ニッケル多孔体に充
填し、乾燥し、圧延した後、リードを溶接することによ
ってペースト式ニッケル正極を作製した。 <ペースト式負極の作製>市販のランタン富化したミッ
シュメタルLmおよびNi、Co、Mn、Alを用いて
高周波炉によって、LmNi4.0 Co0.4 Mn0.3 Al
0.3 の組成からなる水素吸蔵合金を作製した。前記水素
吸蔵合金を機械粉砕し、これを200メッシュの篩を通
過させた。得られた水素吸蔵合金粉末100重量部に対
してポリアクリル酸ナトリウム0.5重量部、カルボキ
シメチルセルロース(CMC)0.125重量部、ポリ
テトラフルオロエチレンのディスパージョン(比重1.
5,固形分60wt%)2.5重量部および導電材とし
てカーボン粉末1.0重量部を水50重量部と共に混合
することによって、ペーストを調製した。このペースト
をパンチドメタルに塗布、乾燥した後、加圧成型するこ
とによってペースト式負極を作製した。 <電池の組み立て>前記正極と前記負極の間にセパレー
タとしてポリプロピレン繊維を主体とする不織布を介
し、これらを渦巻状に捲回することにより電極群を作製
した。有底円筒形容器内に得られた電極群を収納し、8
NのKOH水溶液からなるアルカリ電解液を収容し、密
閉し、前述した図1に示す構造を有し、理論容量が1.
2Ahで、AAサイズのニッケル水素二次電池を組み立
てた。 (実施例2)以下に説明する活物質粒子を正極に用いる
こと以外は、実施例1と同様な構成のニッケル水素二次
電池を組み立てた。
ニッケル粒子50gを600mlの水に分散させた。ま
た、濃度が0.71wt.%の硫酸錫水溶液100ml
に、濃度が96wt.%の硫酸水溶液0.1mlを添加
した。前述した水酸化ニッケル粒子が分散された水に前
記硫酸錫水溶液を少量ずつ滴下しつつ、攪拌した。この
溶液に濃度が20wt.%の過酸化水素水100mlを
少量ずつ添加しながら十分に攪拌した後、得られた沈殿
物を濾過し、水洗し、乾燥させることによって、表面の
一部に酸化錫(SnO2 )層が形成され、亜鉛が共沈さ
れた水酸化ニッケル粒子(活物質粒子)を作製した。前
記粒子の酸化錫の含有量は、1重量%であった。 (実施例3)以下に説明する活物質粒子を正極に用いる
こと以外は、実施例1と同様な構成のニッケル水素二次
電池を組み立てた。
ニッケル粒子50gを600mlの水に分散させた。ま
た、濃度が2.1wt.%の硫酸錫水溶液100ml
に、濃度が96wt.%の硫酸水溶液0.3mlを添加
した。前述した水酸化ニッケル粒子が分散された水に前
記硫酸錫水溶液を少量ずつ滴下しつつ、攪拌した。この
溶液に濃度が20wt.%の過酸化水素水100mlを
少量ずつ添加しながら十分に攪拌した後、得られた沈殿
物を濾過し、水洗し、乾燥させることによって、表面の
一部に酸化錫(SnO2 )層が形成され、亜鉛が共沈さ
れた水酸化ニッケル粒子(活物質粒子)を作製した。前
記粒子の酸化錫の含有量は、3重量%であった。 (実施例4)以下に説明する活物質粒子を正極に用いる
こと以外は、実施例1と同様な構成のニッケル水素二次
電池を組み立てた。
ニッケル粒子50gを600mlの水に分散させた。ま
た、濃度が4.2wt.%の硫酸錫水溶液100ml
に、濃度が96wt.%の硫酸水溶液0.5mlを添加
した。前述した水酸化ニッケル粒子が分散された水に前
記硫酸錫水溶液を少量ずつ滴下しつつ、攪拌した。この
溶液に濃度が20wt.%の過酸化水素水150mlを
少量ずつ添加しながら十分に攪拌した後、得られた沈殿
物を濾過し、水洗し、乾燥させることによって、表面の
一部に酸化錫(SnO2 )層が形成され、亜鉛が共沈さ
れた水酸化ニッケル粒子(活物質粒子)を作製した。前
記粒子の酸化錫の含有量は、6重量%であった。 (実施例5)以下に説明する活物質粒子を正極に用いる
こと以外は、実施例1と同様な構成のニッケル水素二次
電池を組み立てた。
ニッケル粒子50gを600mlの水に分散させた。ま
た、濃度が7.1wt.%の硫酸錫水溶液100ml
に、濃度が96wt.%の硫酸水溶液0.5mlを添加
した。前述した水酸化ニッケル粒子が分散された水に前
記硫酸錫水溶液を少量ずつ滴下しつつ、攪拌した。この
溶液に濃度が20wt.%の過酸化水素水150mlを
少量ずつ添加しながら十分に攪拌した後、得られた沈殿
物を濾過し、水洗し、乾燥させることによって、表面の
一部に酸化錫(SnO2 )層が形成され、亜鉛が共沈さ
れた水酸化ニッケル粒子(活物質粒子)を作製した。前
記粒子の酸化錫の含有量は、10重量%であった。 (比較例1)以下に説明する正極に用いること以外は、
実施例1と同様な構成のニッケル水素二次電池を組み立
てた。
ニッケル粒子、一酸化コバルト、カルボキシメチルセル
ロース及び水を、100:5:0.3:30の重量比で
混練し、ペーストを調製した。前記ペーストをスポンジ
状ニッケル多孔体に充填し、乾燥し、圧延した後、リー
ドを溶接することによってペースト式ニッケル正極を作
製した。 (比較例2)以下に説明する正極に用いること以外は、
実施例1と同様な構成のニッケル水素二次電池を組み立
てた。
ニッケル粒子100重量%に対して3重量%の第2酸化
錫粉末を添加し、これらを混合した。得られた混合粉
末、一酸化コバルト、カルボキシメチルセルロース及び
水を、100:5:0.3:30の重量比で混練し、ペ
ーストを調製した。前記ペーストをスポンジ状ニッケル
多孔体に充填し、乾燥し、圧延した後、リードを溶接す
ることによってペースト式ニッケル正極を作製した。
二次電池について、常温(20℃)にて0.2CmAで
充電した後、0.2CmAか、あるいは0.1CmAで
放電する充放電を8サイクル繰り返し、電池の充放電特
性を安定化させた。次いで、60℃の高温雰囲気下にお
いて0.2CmAで150%充電した後、20℃に放置
して前記二次電池の温度が20℃になった後、1.0C
mAで1.0Vまで放電した際の放電容量を測定した。
得られた放電容量の正極理論容量に対する利用率を算出
し、その結果を図2に示す。
を主成分とする活物質粒子を含むペーストが集電体に充
填された構造を有し、前記粒子が亜鉛原子と錫酸化物を
含有する正極から組み立てられた実施例1〜5の二次電
池は、高温雰囲気で充電した際の利用率を向上できる、
つまり高温での充電効率を向上できることがわかる。こ
れに対し、錫酸化物を含有していない活物質粒子を含む
正極から組み立てられた比較例1の二次電池と、錫酸化
物が粉末の形態で添加された正極から組み立てられた比
較例2の二次電池は、実施例1〜5に比べて高温充電時
の利用率が低いことがわかる。 (実施例6)以下に説明する活物質粒子を正極に用いる
こと以外は、実施例1と同様な構成のニッケル水素二次
電池を組み立てた。
カリウム水溶液1lに、二酸化ケイ素(SiO2 )粉末
をその濃度が0.0002wt.%になるように溶解さ
せ、静置した。この二酸化ケイ素溶液に実施例1と同様
な亜鉛が共沈された水酸化ニッケル粒子50gを少量ず
つ添加した。次いで、この溶液の温度を徐々に室温まで
下げることにより前記水酸化ニッケル粒子の表面の一部
に二酸化ケイ素(SiO2 )層を形成し、活物質粒子を
作製した。前記粒子の二酸化ケイ素の含有量は、0.1
重量%であった。 (実施例7)以下に説明する活物質粒子を正極に用いる
こと以外は、実施例1と同様な構成のニッケル水素二次
電池を組み立てた。
カリウム水溶液1lに、二酸化ケイ素(SiO2 )粉末
をその濃度が0.0031wt.%になるように溶解さ
せ、静置した。この二酸化ケイ素溶液に実施例1と同様
な亜鉛が共沈された水酸化ニッケル粒子50gを少量ず
つ添加した。次いで、この溶液の温度を徐々に室温まで
下げることにより前記水酸化ニッケル粒子の表面の一部
に二酸化ケイ素(SiO2 )層を形成し、活物質粒子を
作製した。前記粒子の二酸化ケイ素の含有量は、3重量
%であった。 (実施例8)以下に説明する活物質粒子を正極に用いる
こと以外は、実施例1と同様な構成のニッケル水素二次
電池を組み立てた。
カリウム水溶液1lに、二酸化ケイ素(SiO2 )粉末
をその濃度が0.0031wt.%になるように溶解さ
せ、静置した。この二酸化ケイ素溶液に実施例7と同様
にして得られた活物質粒子50gを少量ずつ添加した。
次いで、この溶液の温度を徐々に室温まで下げることに
より前記水酸化ニッケル粒子の表面の一部に二酸化ケイ
素(SiO2 )層を形成し、活物質粒子を作製した。前
記粒子の二酸化ケイ素の含有量は、6重量%であった。 (実施例9)以下に説明する活物質粒子を正極に用いる
こと以外は、実施例1と同様な構成のニッケル水素二次
電池を組み立てた。
カリウム水溶液1lに、二酸化ケイ素(SiO2 )粉末
をその濃度が0.0041wt.%になるように溶解さ
せ、静置した。この二酸化ケイ素溶液に実施例8と同様
にして得られた活物質粒子50gを少量ずつ添加した。
次いで、この溶液の温度を徐々に室温まで下げることに
より前記水酸化ニッケル粒子の表面の一部に二酸化ケイ
素(SiO2 )層を形成し、活物質粒子を作製した。前
記粒子の二酸化ケイ素の含有量は、10重量%であっ
た。 (比較例3)以下に説明する正極に用いること以外は、
実施例1と同様な構成のニッケル水素二次電池を組み立
てた。
ニッケル粒子100重量%に対して3重量%の二酸化ケ
イ素粉末を添加し、これらを混合した。得られた混合粉
末、一酸化コバルト、カルボキシメチルセルロース及び
水を、100:5:0.3:30の重量比で混練し、ペ
ーストを調製した。前記ペーストをスポンジ状ニッケル
多孔体に充填し、乾燥し、圧延した後、リードを溶接す
ることによってペースト式ニッケル正極を作製した。
例3の二次電池について、常温(20℃)にて0.2C
mAで充電した後、0.2CmAか、あるいは0.1C
mAで放電する充放電を8サイクル繰り返し、電池の充
放電特性を安定化させた。次いで、60℃の高温雰囲気
下において0.2CmAで150%充電した後、20℃
に放置して前記二次電池の温度が20℃になった後、
1.0CmAで1.0Vまで放電した際の放電容量を測
定した。得られた放電容量の正極理論容量に対する利用
率を算出し、その結果を図3に示す。なお、図3には、
前述した比較例1の結果を併記する。
素の酸化物とを含有する水酸化ニッケルを主成分とする
活物質粒子を含む正極から組み立てられた実施例6〜9
の二次電池は、高温での充電効率を向上できることがわ
かる。これに対し、ケイ素酸化物を含有していない活物
質粒子を含む正極から組み立てられた比較例1の二次電
池と、ケイ素酸化物が粉末の形態で添加された正極から
組み立てられた比較例3の二次電池は、実施例6〜9に
比べて高温充電時の利用率が低いことがわかる。
温環境下においても放電容量が高く、かつサイクル寿命
が長いニッケル水素二次電池を提供することができる。
す部分切欠斜視図。
〜2の二次電池における第2酸化錫の含有量と利用率と
の関係を示す特性図。
1、3の二次電池における二酸化ケイ素の含有量と利用
率との関係を示す特性図。
封口板、8…絶縁ガスケット。
Claims (2)
- 【請求項1】 水酸化ニッケルを主成分とする活物質粒
子を含むペーストが集電体に充填された構造を有する正
極と、水素吸蔵合金を含む負極と、アルカリ電解液を具
備し、 前記活物質粒子は、亜鉛原子と、4b族元素(Si、G
e、Sn、Pb)のうち少なくとも1種の酸化物及び/
又は水酸化物を含有することを特徴とするニッケル水素
二次電池。 - 【請求項2】 水酸化ニッケルを主成分とする活物質粒
子を含むペーストが集電体に充填された構造を有する正
極と、水素吸蔵合金を含む負極と、アルカリ電解液を具
備し、 前記活物質粒子は、亜鉛原子を1〜10重量%含有し、
かつ4b族元素(Si、Ge、Sn、Pb)のうち少な
くとも1種の酸化物及び/又は水酸化物を0.1〜10
重量%含有し、この酸化物及び/又は水酸化物を含む層
が前記活物質粒子表面に存在することを特徴とするニッ
ケル水素二次電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9059247A JPH10255786A (ja) | 1997-03-13 | 1997-03-13 | ニッケル水素二次電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9059247A JPH10255786A (ja) | 1997-03-13 | 1997-03-13 | ニッケル水素二次電池 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10255786A true JPH10255786A (ja) | 1998-09-25 |
Family
ID=13107875
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9059247A Pending JPH10255786A (ja) | 1997-03-13 | 1997-03-13 | ニッケル水素二次電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10255786A (ja) |
-
1997
- 1997-03-13 JP JP9059247A patent/JPH10255786A/ja active Pending
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071002 |