JPH1026108A - 締付けバンド - Google Patents
締付けバンドInfo
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- JPH1026108A JPH1026108A JP18330196A JP18330196A JPH1026108A JP H1026108 A JPH1026108 A JP H1026108A JP 18330196 A JP18330196 A JP 18330196A JP 18330196 A JP18330196 A JP 18330196A JP H1026108 A JPH1026108 A JP H1026108A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 レバーを繰り返し折り曲げてもバンド部材に
板厚方向の減肉は起こらず、耐久性、信頼性を向上させ
た締付けバンドを提供する。 【解決手段】 金属製のバンド部材2の両端側を合掌す
るように重ね合わせて全体形状をほぼリング状に形成す
ると共に、該合掌部3にレバー4を接合し、該レバー4
の支点側端部4aを支点として把手側端部4bを折り曲
げて前記レバー4を前記バンド部材2の周面に沿うよう
に倒すことにより、前記バンド部材2を縮径させる締付
けバンド1において、前記レバー4に表面処理を施し
て、該レバーの支点側端部4aの幅方向及び板厚方向の
エッヂ部を除去して先端部を曲面形状に形成した。
板厚方向の減肉は起こらず、耐久性、信頼性を向上させ
た締付けバンドを提供する。 【解決手段】 金属製のバンド部材2の両端側を合掌す
るように重ね合わせて全体形状をほぼリング状に形成す
ると共に、該合掌部3にレバー4を接合し、該レバー4
の支点側端部4aを支点として把手側端部4bを折り曲
げて前記レバー4を前記バンド部材2の周面に沿うよう
に倒すことにより、前記バンド部材2を縮径させる締付
けバンド1において、前記レバー4に表面処理を施し
て、該レバーの支点側端部4aの幅方向及び板厚方向の
エッヂ部を除去して先端部を曲面形状に形成した。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、金属製のバンド部
材の両端側を合掌するように重ね合わせて全体形状をほ
ぼリング状に形成すると共に、該合掌部にレバーを接合
し、該レバーの端部を支点として前記レバーを前記バン
ド部材の周面に沿うように倒すことにより前記バンド部
材を縮径させる締付けバンドに関する。
材の両端側を合掌するように重ね合わせて全体形状をほ
ぼリング状に形成すると共に、該合掌部にレバーを接合
し、該レバーの端部を支点として前記レバーを前記バン
ド部材の周面に沿うように倒すことにより前記バンド部
材を縮径させる締付けバンドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車のジョイント部のカバ
ーやホース等の被締付け部材を締付ける締付けバントに
は、いわゆるワンタッチバンドと言われている締付けバ
ンドが使用されている。これは、金属製のバンド部材の
両端側を合掌するようにリング状に形成して重ねると共
に、該合掌部にレバーをスポット溶接により接合した締
付けバンドを、被締付け部材に軸方向に挿入して、前記
レバーを支点側端部を支点として把手側端部をバンド部
材の周面に沿うように折り曲げることにより、前記バン
ド部材を縮径させて被締付け部材を締めつけるものであ
る。
ーやホース等の被締付け部材を締付ける締付けバントに
は、いわゆるワンタッチバンドと言われている締付けバ
ンドが使用されている。これは、金属製のバンド部材の
両端側を合掌するようにリング状に形成して重ねると共
に、該合掌部にレバーをスポット溶接により接合した締
付けバンドを、被締付け部材に軸方向に挿入して、前記
レバーを支点側端部を支点として把手側端部をバンド部
材の周面に沿うように折り曲げることにより、前記バン
ド部材を縮径させて被締付け部材を締めつけるものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記締付けバンドを用
いて、被締付け材として比較的弾性の高い材質、例えば
ゴム製のジョイントカバーやゴムホース等を締付ける場
合には、低い締付け力で締付けても、被締付け材側の戻
りにより高いシール性を維持できた。
いて、被締付け材として比較的弾性の高い材質、例えば
ゴム製のジョイントカバーやゴムホース等を締付ける場
合には、低い締付け力で締付けても、被締付け材側の戻
りにより高いシール性を維持できた。
【0004】しかしながら、被締付け材として比較的弾
性の低い材質、例えば樹脂製のジョイントカバー等を締
付ける場合には、シール性を考慮してバンド部材を高い
締付け力で締付ける必要がある。この場合にはレバーを
支点側端部を支点として把手側端部をバンド部材の周面
に沿うように折り曲げると、上記バンド部材の支点側端
部との当接部分が長手方向に伸びることから、上記支点
側端部にエッヂが形成されていると、このエッジに当接
するバンド部分が減肉して局部的に応力集中が起き易く
なり、該減肉部分より破断し易くなる。これは、特に上
記レバーの支点側端部に当接するバンド部材に傷や板厚
のばらつきがある場合には顕著となる。また、レバーの
折り曲げを繰り返した場合には、バンド部材の破断強度
が著しく低減する。
性の低い材質、例えば樹脂製のジョイントカバー等を締
付ける場合には、シール性を考慮してバンド部材を高い
締付け力で締付ける必要がある。この場合にはレバーを
支点側端部を支点として把手側端部をバンド部材の周面
に沿うように折り曲げると、上記バンド部材の支点側端
部との当接部分が長手方向に伸びることから、上記支点
側端部にエッヂが形成されていると、このエッジに当接
するバンド部分が減肉して局部的に応力集中が起き易く
なり、該減肉部分より破断し易くなる。これは、特に上
記レバーの支点側端部に当接するバンド部材に傷や板厚
のばらつきがある場合には顕著となる。また、レバーの
折り曲げを繰り返した場合には、バンド部材の破断強度
が著しく低減する。
【0005】本発明の目的は、上記従来技術の課題を解
決し、バンド部材を高い締付け力で締めつけたり、レバ
ーを繰り返し折り曲げてもバンド部材に板厚方向の減肉
は起こらず、耐久性、信頼性を向上させた締付けバンド
を提供することにある。
決し、バンド部材を高い締付け力で締めつけたり、レバ
ーを繰り返し折り曲げてもバンド部材に板厚方向の減肉
は起こらず、耐久性、信頼性を向上させた締付けバンド
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため次の手段を備える。すなわち、金属製のバンド
部材の両端側を合掌するように重ね合わせて全体形状を
ほぼリング状に形成すると共に、該合掌部にレバーを接
合し、該レバーの端部を支点として前記レバーを前記バ
ンド部材の周面に沿うように倒すことにより前記バンド
部材を縮径させる締付けバンドにおいて、前記レバーに
表面処理を施して、該レバーの支点側端部の幅方向及び
板厚方向のエッヂ部を除去して先端部を曲面形状に形成
したことを特徴とする。
するため次の手段を備える。すなわち、金属製のバンド
部材の両端側を合掌するように重ね合わせて全体形状を
ほぼリング状に形成すると共に、該合掌部にレバーを接
合し、該レバーの端部を支点として前記レバーを前記バ
ンド部材の周面に沿うように倒すことにより前記バンド
部材を縮径させる締付けバンドにおいて、前記レバーに
表面処理を施して、該レバーの支点側端部の幅方向及び
板厚方向のエッヂ部を除去して先端部を曲面形状に形成
したことを特徴とする。
【0007】また、前記レバーに施す表面処理は、バレ
ル研磨処理又はショットブラスト処理が好ましい。
ル研磨処理又はショットブラスト処理が好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の態様
を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は締付けバ
ンドの構成を示す斜視図、図2はバレル研磨処理を施し
たレバーの締付け状態と繰り返し折り曲げによる破断状
態を示す説明図、図3は従来の何ら加工を施さないレバ
ーの締付け状態と繰り返し折り曲げによる破断状態を示
す比較説明図、図4は従来の面取り加工を施したレバー
の締付け状態と繰り返し折り曲げによる破断状態を示す
比較説明図、図5は本発明のレバーと従来のレバーによ
るバンド部材の破断迄の折り曲げ回数を比較するグラフ
図である。
を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は締付けバ
ンドの構成を示す斜視図、図2はバレル研磨処理を施し
たレバーの締付け状態と繰り返し折り曲げによる破断状
態を示す説明図、図3は従来の何ら加工を施さないレバ
ーの締付け状態と繰り返し折り曲げによる破断状態を示
す比較説明図、図4は従来の面取り加工を施したレバー
の締付け状態と繰り返し折り曲げによる破断状態を示す
比較説明図、図5は本発明のレバーと従来のレバーによ
るバンド部材の破断迄の折り曲げ回数を比較するグラフ
図である。
【0009】先ず、図1を参照して締付けバンドの構成
について説明する。1はいわゆるワンタッチタイプの締
付けバンドであり、金属製のバンド部材2が用いられ
る。このバンド部材2は、その両端側を合掌するように
重ね合わせててリング状に形成される。上記バンド部材
2の合掌部3にはレバー4がスポット溶接により接合さ
れている。このレバー4は、折り曲げたときにバンド部
材1の周面に密着するように円弧状に形成されており、
その湾曲する突出面側の接合部4cで合掌部3に接合さ
れる。上記レバー4の支点側端部4aを支点として把手
側端部4bを図1に示す矢印方向に折り曲げてバンド部
材2の周面に沿うように倒すことにより、リング状に形
成された前記バンド部材2を縮径させて被締付け部材を
締めつけることができる。上記バンド部材2及びレバー
4としては、鉄分を含んだ比較的軟質な帯状の金属材
料、例えばステンレススチール(SUS430)が好適
に用いられる。また上記レバー4は、大きな締付け力が
加わることから、バンド部材2(板厚0.4mm程度)
に対して板厚が十分厚いもの(板厚1.2mm程度)が
使用される。
について説明する。1はいわゆるワンタッチタイプの締
付けバンドであり、金属製のバンド部材2が用いられ
る。このバンド部材2は、その両端側を合掌するように
重ね合わせててリング状に形成される。上記バンド部材
2の合掌部3にはレバー4がスポット溶接により接合さ
れている。このレバー4は、折り曲げたときにバンド部
材1の周面に密着するように円弧状に形成されており、
その湾曲する突出面側の接合部4cで合掌部3に接合さ
れる。上記レバー4の支点側端部4aを支点として把手
側端部4bを図1に示す矢印方向に折り曲げてバンド部
材2の周面に沿うように倒すことにより、リング状に形
成された前記バンド部材2を縮径させて被締付け部材を
締めつけることができる。上記バンド部材2及びレバー
4としては、鉄分を含んだ比較的軟質な帯状の金属材
料、例えばステンレススチール(SUS430)が好適
に用いられる。また上記レバー4は、大きな締付け力が
加わることから、バンド部材2(板厚0.4mm程度)
に対して板厚が十分厚いもの(板厚1.2mm程度)が
使用される。
【0010】前記レバー4は、バレル研磨処理(バレル
の中にレバーと研磨剤などを入れて水を加えて回転させ
る処理)又はショットブラスト処理(小さな鋼球を空気
の力でレバーに吹きつける処理)等の表面処理が施され
ている。これによって、該レバー4の支点側端部4aの
幅方向及び板厚方向にエッヂ部を除去して先端部を曲面
形状に形成される。また、上記表面処理により表面硬化
が起こりレバー4の強度が向上する。
の中にレバーと研磨剤などを入れて水を加えて回転させ
る処理)又はショットブラスト処理(小さな鋼球を空気
の力でレバーに吹きつける処理)等の表面処理が施され
ている。これによって、該レバー4の支点側端部4aの
幅方向及び板厚方向にエッヂ部を除去して先端部を曲面
形状に形成される。また、上記表面処理により表面硬化
が起こりレバー4の強度が向上する。
【0011】次に、図2乃至図5を参照して、上記締付
けバンド1のレバー4の締付け状態と繰り返し折り曲げ
による破断状態について、本発明と従来の締付けバンド
についてレバー4の加工状態の違いにより比較して説明
する。前述したように、上記レバー4は、バンド部材2
より板厚が厚いものが用いられるが、バンド部材2の破
断強度は、レバー4の支点側端部4aに対して何らかの
加工が施されているか否かで大きく異なる。上記レバー
4の折り曲げ回数とバンド部材2の破断強度の関係を、
レバー4の支点側端部4aに何ら加工しない状態で繰り
返し折り曲げした場合(図3参照)、前記レバー4の支
点側端部4aの角部に面取り加工を施した状態で繰り返
し折り曲げした場合(図4参照)、前記レバー4にバレ
ル研磨処理を施した状態で繰り返し折り曲げした場合
(図2参照)とで比較してみる。
けバンド1のレバー4の締付け状態と繰り返し折り曲げ
による破断状態について、本発明と従来の締付けバンド
についてレバー4の加工状態の違いにより比較して説明
する。前述したように、上記レバー4は、バンド部材2
より板厚が厚いものが用いられるが、バンド部材2の破
断強度は、レバー4の支点側端部4aに対して何らかの
加工が施されているか否かで大きく異なる。上記レバー
4の折り曲げ回数とバンド部材2の破断強度の関係を、
レバー4の支点側端部4aに何ら加工しない状態で繰り
返し折り曲げした場合(図3参照)、前記レバー4の支
点側端部4aの角部に面取り加工を施した状態で繰り返
し折り曲げした場合(図4参照)、前記レバー4にバレ
ル研磨処理を施した状態で繰り返し折り曲げした場合
(図2参照)とで比較してみる。
【0012】図3(a)は、レバー4の支点側端部4a
に何ら面取り加工を施さない従来の締付けバンド1の締
付け状態を示すもので、上記支点側端部4aのエッヂ部
Aでバンド部材2の板厚を減肉させている状態がわか
る。また、図3(b)は、上記レバー4を繰り返し折り
曲げた場合の破断状態を示す。上記支点側端部4aのエ
ッヂ部Aでバンド部材2の板厚が減肉したところから破
断している状況がわかる。
に何ら面取り加工を施さない従来の締付けバンド1の締
付け状態を示すもので、上記支点側端部4aのエッヂ部
Aでバンド部材2の板厚を減肉させている状態がわか
る。また、図3(b)は、上記レバー4を繰り返し折り
曲げた場合の破断状態を示す。上記支点側端部4aのエ
ッヂ部Aでバンド部材2の板厚が減肉したところから破
断している状況がわかる。
【0013】図4(a)は、レバー4の支点側端部4a
にコーナー部Bに面取り加工を施した従来の締付けバン
ド1の締付け状態を示すもので、上記支点側端部4aの
コーナー部Bで若干バンド部材2の板厚を幅方向で減肉
させている状態がわかる。また、図4(b)は、上記レ
バー4を繰り返し折り曲げた場合の破断状態を示す。上
記支点側端部4aのコーナー部Bでバンド部材2の板厚
が幅方向に減肉したところから破断している状況がわか
る。上記バンド部材2の破断すまるでの折り曲げ回数を
比べると、図5に示すように、面取り加工なしのバンド
で3回程度で破断し、面取り加工したバンドで7回程度
で破断することがわかる。
にコーナー部Bに面取り加工を施した従来の締付けバン
ド1の締付け状態を示すもので、上記支点側端部4aの
コーナー部Bで若干バンド部材2の板厚を幅方向で減肉
させている状態がわかる。また、図4(b)は、上記レ
バー4を繰り返し折り曲げた場合の破断状態を示す。上
記支点側端部4aのコーナー部Bでバンド部材2の板厚
が幅方向に減肉したところから破断している状況がわか
る。上記バンド部材2の破断すまるでの折り曲げ回数を
比べると、図5に示すように、面取り加工なしのバンド
で3回程度で破断し、面取り加工したバンドで7回程度
で破断することがわかる。
【0014】上記図3及び図4に示す従来の締付けバン
ド1のレバー4の締付け動作において、支点側端部4a
においてバンド部材2に僅かでも板厚が減肉するように
変形させると、例えば、バンド部材2を高い締付け力で
締付ける場合やレバー4の折り曲げを失敗して繰り返し
折り曲げしたときに、耐久性が著しく低下する。即ち、
上記バンド部材2に板厚方向の減肉が生ずると、レバー
4の折り曲げにより支点側端部4aが当接するバンド部
材2の当接部分に長手方向に伸びが生ずるため、上記減
肉部分に応力集中がおこり、金属疲労や腐食が進むと破
断し易くなり、信頼性の低下につながる。
ド1のレバー4の締付け動作において、支点側端部4a
においてバンド部材2に僅かでも板厚が減肉するように
変形させると、例えば、バンド部材2を高い締付け力で
締付ける場合やレバー4の折り曲げを失敗して繰り返し
折り曲げしたときに、耐久性が著しく低下する。即ち、
上記バンド部材2に板厚方向の減肉が生ずると、レバー
4の折り曲げにより支点側端部4aが当接するバンド部
材2の当接部分に長手方向に伸びが生ずるため、上記減
肉部分に応力集中がおこり、金属疲労や腐食が進むと破
断し易くなり、信頼性の低下につながる。
【0015】これに対し、本発明に係る締付けバンド1
は、図2に示すように、レバー4の支点側端部4aは幅
方向及び板厚方向にエッヂ部を除去して先端部を曲面形
状に形成されており、上記締付けバンド1を、被締付け
部材に軸方向に装着して、レバー4の把手側端部4bを
バンド部材2の周面に沿うように折り曲げると、図2
(a)のように曲面状に形成された上記支点側端部4a
を支点としてバンド部材2の当接面は袋状に変形してス
ムーズに折り曲げられ、該支点側端部4aはバンド部材
2の当接面に袋状に収容される。このとき、上記支点側
端部4aは幅方向及び板厚方向にエッヂ部を除去され曲
面状に形成されているので、バンド部材2の当接部分を
袋状に塑性変形させるが板厚方向に局部的に減肉するこ
とはない。即ち、バンド部材2を高い締付け力で締付け
ても、上記支点側端部4aに当接するバンド部分が面全
体に袋状に伸び易く、この伸びにより応力を当接面全体
で吸収できるため、図3及び図4に示す締付けバンドに
比べて局部的に応力集中を生ずることない。従って、上
記レバー4の支点側端部4aが当接するバンド部材2は
袋状に塑性変形して当接面全体で応力を分散させること
ができるので破断強度を向上させることができる。
は、図2に示すように、レバー4の支点側端部4aは幅
方向及び板厚方向にエッヂ部を除去して先端部を曲面形
状に形成されており、上記締付けバンド1を、被締付け
部材に軸方向に装着して、レバー4の把手側端部4bを
バンド部材2の周面に沿うように折り曲げると、図2
(a)のように曲面状に形成された上記支点側端部4a
を支点としてバンド部材2の当接面は袋状に変形してス
ムーズに折り曲げられ、該支点側端部4aはバンド部材
2の当接面に袋状に収容される。このとき、上記支点側
端部4aは幅方向及び板厚方向にエッヂ部を除去され曲
面状に形成されているので、バンド部材2の当接部分を
袋状に塑性変形させるが板厚方向に局部的に減肉するこ
とはない。即ち、バンド部材2を高い締付け力で締付け
ても、上記支点側端部4aに当接するバンド部分が面全
体に袋状に伸び易く、この伸びにより応力を当接面全体
で吸収できるため、図3及び図4に示す締付けバンドに
比べて局部的に応力集中を生ずることない。従って、上
記レバー4の支点側端部4aが当接するバンド部材2は
袋状に塑性変形して当接面全体で応力を分散させること
ができるので破断強度を向上させることができる。
【0016】また、図2(b)に上記レバー4を繰り返
し折り曲げた場合の破断状況を示す。破断箇所は、従来
のレバーによるバンド部材の破断箇所と異なった箇所で
破断しているが、レバー4の加工精度やバンド部材2に
加わるストレスにもよるが、実験的には概ね支点側端部
4aが当接して折り曲げによりバンド部材が袋状に塑性
変形する部分で破断するものと推測される。
し折り曲げた場合の破断状況を示す。破断箇所は、従来
のレバーによるバンド部材の破断箇所と異なった箇所で
破断しているが、レバー4の加工精度やバンド部材2に
加わるストレスにもよるが、実験的には概ね支点側端部
4aが当接して折り曲げによりバンド部材が袋状に塑性
変形する部分で破断するものと推測される。
【0017】ここで、図5を参照して上記バンド部材2
が破断に至るまでのレバー4の折り曲げ回数を従来のも
のと比較すると、表面処理したレバー4の折り曲げ回数
は14回程度と面取り加工したものの約2倍に達するこ
とが判明した。
が破断に至るまでのレバー4の折り曲げ回数を従来のも
のと比較すると、表面処理したレバー4の折り曲げ回数
は14回程度と面取り加工したものの約2倍に達するこ
とが判明した。
【0018】上記構成によれば、レバー4を繰り返し折
り曲げたときの破断強度が従来品に比べて著しく向上す
るため、バンド部材2を高い締付け力で締めつけたり、
レバー4の折り曲げを失敗してやり直してもバンド部材
2の耐久性を高度に維持することができる。また、レバ
ー4の支点側端部4aは幅方向及び板厚方向にエッヂ部
を除去されて曲面に形成されているので、該レバー4を
折り曲げるとバンド部材2の当接面は袋状に塑性変形す
るため、板厚方向に局部的に減肉することはなく、該減
肉部分に応力集中が生じたり金属疲労や腐食等が起こり
難くなり、締付けバンドの信頼性を向上させることがで
きる。このように、本発明に係る締付けバンド1は、レ
バー4の支点側端部4aの形状が曲面状に形成されるこ
とにより、比較的弾性の低い被締付け部材〜比較的弾性
の高い被締付け部材に至るまで幅広い被締付け物に対し
て使用可能となり、汎用性が向上する。従って、上記締
付けバンド1の構成として、比較的板厚の薄いバンド部
材2に対して、バレル研磨処理又はショットブラスト処
理を施し、支点側端部4aの形状を曲面状に形成したレ
バー4を組み合わせて使用することにより、バンド部材
2の強度向上と汎用性の向上という多大な効果が得られ
る。
り曲げたときの破断強度が従来品に比べて著しく向上す
るため、バンド部材2を高い締付け力で締めつけたり、
レバー4の折り曲げを失敗してやり直してもバンド部材
2の耐久性を高度に維持することができる。また、レバ
ー4の支点側端部4aは幅方向及び板厚方向にエッヂ部
を除去されて曲面に形成されているので、該レバー4を
折り曲げるとバンド部材2の当接面は袋状に塑性変形す
るため、板厚方向に局部的に減肉することはなく、該減
肉部分に応力集中が生じたり金属疲労や腐食等が起こり
難くなり、締付けバンドの信頼性を向上させることがで
きる。このように、本発明に係る締付けバンド1は、レ
バー4の支点側端部4aの形状が曲面状に形成されるこ
とにより、比較的弾性の低い被締付け部材〜比較的弾性
の高い被締付け部材に至るまで幅広い被締付け物に対し
て使用可能となり、汎用性が向上する。従って、上記締
付けバンド1の構成として、比較的板厚の薄いバンド部
材2に対して、バレル研磨処理又はショットブラスト処
理を施し、支点側端部4aの形状を曲面状に形成したレ
バー4を組み合わせて使用することにより、バンド部材
2の強度向上と汎用性の向上という多大な効果が得られ
る。
【0019】以上、本発明の好適な実施の態様について
種々述べてきたが、本発明は上記実施の態様に限定され
るものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内でさら
に多くの改変を施し得るのはもちろんのことである。
種々述べてきたが、本発明は上記実施の態様に限定され
るものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内でさら
に多くの改変を施し得るのはもちろんのことである。
【0020】
【発明の効果】本発明は前述したように、レバーを繰り
返し折り曲げたときの破断強度が従来品に比べて著しく
向上するため、高い締付け力でバンド部材を締付けた
り、レバーの折り曲げをやり直してもバンド部材の耐久
性を高度に維持することができる。よって、比較的弾性
の低い被締付け部材〜比較的弾性の高い被締付け部材に
至るまで幅広い被締付け物に対して使用可能となり、締
付けバンドの汎用性が向上する。また、レバーの支点側
端部は幅方向及び板厚方向にエッヂ部を除去されて曲面
に形成されているので、該レバーを折り曲げるとバンド
部材の当接面は袋状に塑性変形するため、板厚方向に局
部的に減肉することはなく、極端な応力集中、金属疲
労、腐食等が起こり難くなり、締付けバンドの信頼性を
向上させることができる。
返し折り曲げたときの破断強度が従来品に比べて著しく
向上するため、高い締付け力でバンド部材を締付けた
り、レバーの折り曲げをやり直してもバンド部材の耐久
性を高度に維持することができる。よって、比較的弾性
の低い被締付け部材〜比較的弾性の高い被締付け部材に
至るまで幅広い被締付け物に対して使用可能となり、締
付けバンドの汎用性が向上する。また、レバーの支点側
端部は幅方向及び板厚方向にエッヂ部を除去されて曲面
に形成されているので、該レバーを折り曲げるとバンド
部材の当接面は袋状に塑性変形するため、板厚方向に局
部的に減肉することはなく、極端な応力集中、金属疲
労、腐食等が起こり難くなり、締付けバンドの信頼性を
向上させることができる。
【図1】締付けバンドの構成を示す斜視図である。
【図2】バレル研磨処理を施したレバーの締付け状態と
繰り返し折り曲げによる破断状態を示す説明図である。
繰り返し折り曲げによる破断状態を示す説明図である。
【図3】従来の何ら加工を施さないレバーの締付け状態
と繰り返し折り曲げによる破断状態を示す比較説明図で
ある。
と繰り返し折り曲げによる破断状態を示す比較説明図で
ある。
【図4】従来の面取り加工を施したレバーの締付け状態
と繰り返し折り曲げによる破断状態を示す比較説明図で
ある。
と繰り返し折り曲げによる破断状態を示す比較説明図で
ある。
【図5】本発明と従来の締付けバンドのレバーによるバ
ンド部材の破断迄の折り曲げ回数を比較するグラフ図で
ある。
ンド部材の破断迄の折り曲げ回数を比較するグラフ図で
ある。
1 締付けバンド 2 バンド部材 3 合掌部 4 レバー 4a 支点側端部 4b 把手側端部 4c 接合部
Claims (3)
- 【請求項1】 金属製のバンド部材の両端側を合掌する
ように重ね合わせて全体形状をほぼリング状に形成する
と共に、該合掌部にレバーを接合し、該レバーの端部を
支点として前記レバーを前記バンド部材の周面に沿うよ
うに倒すことにより前記バンド部材を縮径させる締付け
バンドにおいて、 前記レバーに表面処理を施して、該レバーの支点側端部
の幅方向及び板厚方向のエッヂ部を除去して先端部を曲
面形状に形成したことを特徴とする請求項1記載の締付
けバンド。 - 【請求項2】 前記レバーに施す表面処理は、バレル研
磨処理であることを特徴とする請求項1記載の締付けバ
ンド。 - 【請求項3】 前記レバーに施す表面処理は、ショット
ブラスト処理であることを特徴とする請求項1記載の締
付けバンド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18330196A JPH1026108A (ja) | 1996-07-12 | 1996-07-12 | 締付けバンド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18330196A JPH1026108A (ja) | 1996-07-12 | 1996-07-12 | 締付けバンド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1026108A true JPH1026108A (ja) | 1998-01-27 |
Family
ID=16133284
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18330196A Pending JPH1026108A (ja) | 1996-07-12 | 1996-07-12 | 締付けバンド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1026108A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010014186A (ja) * | 2008-07-03 | 2010-01-21 | Toyota Motor Corp | 締付けバンド |
| WO2017047377A1 (ja) * | 2015-09-18 | 2017-03-23 | Ntn株式会社 | ブーツバンド |
| CN107850096A (zh) * | 2015-09-18 | 2018-03-27 | Ntn株式会社 | 保护罩带 |
-
1996
- 1996-07-12 JP JP18330196A patent/JPH1026108A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010014186A (ja) * | 2008-07-03 | 2010-01-21 | Toyota Motor Corp | 締付けバンド |
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| CN107850096A (zh) * | 2015-09-18 | 2018-03-27 | Ntn株式会社 | 保护罩带 |
| EP3351808A4 (en) * | 2015-09-18 | 2019-06-12 | NTN Corporation | BOOTS BAND |
| US10731681B2 (en) | 2015-09-18 | 2020-08-04 | Ntn Corporation | Boot band |
| CN107850096B (zh) * | 2015-09-18 | 2021-04-06 | Ntn株式会社 | 保护罩带 |
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