JPH10265752A - アディティブ法プリント配線板用接着剤 - Google Patents

アディティブ法プリント配線板用接着剤

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JPH10265752A
JPH10265752A JP7157797A JP7157797A JPH10265752A JP H10265752 A JPH10265752 A JP H10265752A JP 7157797 A JP7157797 A JP 7157797A JP 7157797 A JP7157797 A JP 7157797A JP H10265752 A JPH10265752 A JP H10265752A
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JP
Japan
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adhesive
comb
graft polymer
monomer
acrylic monomer
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JP7157797A
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English (en)
Inventor
Shin Takanezawa
伸 高根沢
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Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アディティブ法プリント配線板において、接着
剤表面の粘着性によるゴミ、異物の付着や傷による配線
間のショートや断線を防止する非粘着性で表面硬度が高
く傷つきにくいアディティブ法プリント配線板用接着剤
を提供する。 【解決手段】絶縁基板に塗布し、必要な箇所のみ無電解
銅めっきにより配線を形成するアディティブ法プリント
配線板において、接着剤にシリコーンモノマーとアクリ
ルモノマーを共重合した櫛形グラフトポリマーを含有さ
せたアディティブ法プリント配線板用接着剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高密度配線に適し
たアディティブ法プリント配線板用接着剤に関する。
【0002】
【従来の枝術】周知のようにアディティブ法プリント配
線板は、接着剤を絶縁基材に被着させ無電解めっきで必
要な配線パターンを形成するものである。例えば、めっ
き触媒などを含有する絶縁基材上にめっき触媒を含有す
る接着剤層を形成し、ディプコートまたはカーテンコー
ト等を用いて接着剤層を形成する。次いで、100℃〜
150℃の温度で10分〜60分間乾燥して接着剤中に
含まれる溶剤を蒸発させると同時に接着剤を仮硬化させ
る。さらに、140℃〜190℃の温度で20分〜90
分間加熱して硬化させる。次いで、回路形成部以外をめ
っきレジストでマスクし、無電解めっき銅との接着力を
向上するための前処理としてクロムー硫酸などの酸化性
エッチング液で回路形成部の接着剤表面を選択的に化学
粗化する。その後、中和及び水洗工程を経て無電解めっ
き液に浸漬し、回路部に銅を析出させて配線パターンを
形成する。このようなアディティブ法プリント配線板用
接着剤としては、一般にめっき銅との接着性が良いアク
リロニトリルブタジエンゴムを主成分とし、かつ耐熱性
を確保するためにアルキルフェノール樹脂でアクリロニ
トリルブタジエンゴムを架橋し、また電気特性を確保す
るためにエポキシ樹脂を配含する。さらに、接着剤層の
補強や化学粗化時の接着剤層表面の凹凸増加によるめっ
き銅と接着剤の接着性向上のために、無機充填剤などを
配合した接着剤が提案されてきた。このような接着剤に
関する技術を開示するものとしては、特公昭48−24
250号公報、特公昭45−9843号公報、特公昭5
5−16391号公報、特公平1−53910号公報等
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、電子機器の小型
化、多機能化に伴い、プリント配線板はより配線密度を
増す必要が生じており、配線幅の細線化が急激に進行し
ている。この様な背景から、回路導体を支える接着剤
は、絶縁性が重要な特性となりつつある。一方、接着剤
付絶縁基板を製造する際に、接着剤表面にゴミや異物の
付着及び傷が生じると配線間のショートや断線などを引
き起こす原因となる。このゴミや異物及び傷は接着剤付
絶縁基板を仮硬化した際の取り扱い不備によるものが大
きい。すなわち、仮硬化した後では接着剤の硬化が十分
ではなく、接着剤表面が粘着性をおびていることと接着
剤表面が柔らかいことが原因となっている。そこで、接
着剤の仮硬化を進める対策が施されるが、接着剤の硬化
を進め硬化を強くすると粗化液に対する溶解性が低下し
めっき銅との接着性低下を引き起こし配線の細線化に問
題が生じてくる。また、接着剤の硬化を進めるため硬化
温度を上げることは基板の寸法変化が大きくなるため、
さらに細線化に問題が生じてくる。本発明は、接着剤の
仮硬化温度を強めずに接着剤表面の非粘着性化が可能で
かつ接着剤の表面硬度を向上することに優れたアディテ
ィブ法プリント配線板用接着剤を提供することを課題と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のアディティブ法
プリント配線板用接着剤は、絶縁基板表面に塗布する接
着剤であって、その組成が、シリコーンモノマーとアク
リルモノマーを共重合した櫛形グラフトポリマーを含有
することにある。
【0005】
【発明の実施の形態】シリコーンモノマーとアクリルモ
ノマーを共重合した櫛形グラフトポリマーとしては、市
販品を用いることができ、そのようなものとして例え
ば、東亜合成化学工株式会社製の商品名サイマックシリ
ーズを用いることができる。具体的には、US‐12
0、US‐150、US‐210、US‐270、US
‐300、US‐350(以上商品名)等を用いること
ができる。 その配合量は、接着剤中(全固形分中)に
5〜30重量%となるように含有させる。好ましくは、
7〜20重量%の範囲である。シリコーンモノマーとア
クリルモノマーを共重合した櫛形グラフトポリマーが5
重量%未満では、接着剤表面を非粘着化させることや表
面硬度の向上に十分でなく、また、30重量%を超える
とめっき銅との接着性の低下を生じる。
【0006】このシリコーンモノマーとアクリルモノマ
ーを共重含した櫛形グラフトポリマーを含有する基本と
なる樹脂組成は特に限定するものではなく、アディティ
ブ法プリント配線板用接着剤に通常用いられている一般
的な樹脂組成が適用できる。好ましくは、耐めっき液
性、塗膜形成性、粗化性等を考慮して、エポキシ樹脂、
アクリロニトリルブタジエンゴム、レゾール型フェノー
ル樹脂、無機充填剤等の混合物が良い。
【0007】本発明において、接着剤中には、無電解銅
めっきの析出核となるめっき触媒を含有させることがで
きる。めっき触媒としては、元素周期律表の8、1Bま
たは2B属に属する金属の単体、塩または酸化物が使用
される。元素周期律表の8、1Bまたは2B属に属する
金属としては、例えば、銅、金、銀、白金、パラジウ
ム、鉄、コバルト、ニッケル、錫など等が挙げられ、中
でもパラジウムが最も多く用いられている。めっき触媒
は、樹脂中に粉体として分散させたもの、極性基を有す
る樹脂に金属イオンを付着させたもの、アルミナなど固
体の表面に付着析出させたもの等、公知の形態で無電解
めっき用接着剤中に配合することができる。 めっき触
媒の接着剤中の配合量は、めっき触媒の配合量が少ない
と無電解めっきの析出性が悪く、多いと絶縁性が悪くな
るなどするため、無電解めっき用接着剤の固形成分中2
〜15重量%の範囲で、これらの特性の兼ね合いで適宜
選定される。
【0008】上記接着剤の各成分は、有機溶媒中で混練
り混合され溶液状混含物に調整されるが、用いる有機溶
媒としては、トルエン、メチルエチルケトン、アセト
ン、メチルイソブチルケトン、キシレン、ジエチレング
リコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモ
ノメチルエーテルアセテート、エチルエトキシプロピオ
ネート、プロピレングリコールモノメチルエーテル等の
単独又は混含系を用いることができる。
【0009】本発明に係る接着剤を使用する絶縁基板と
しては、フェノール樹脂系又はエポキシ樹脂系あるいは
無機系又は有機複合物からなる基材等を用いることがで
きる。前記接着剤は、絶縁基板に10μm〜50μm塗
布され、140℃〜190℃の温度で30分〜60分間
加熱硬化が行われる。無電解めっきを析出させるに際し
ては、接着剤表面を化学的に粗化して接着に適した形状
にする。化学的粗化に用いる粗化液は、クロム−硫酸
系、クロム−硫酸−フッ化ナトリウム系、アルカリ−過
マンガン酸系、ホウフッ化水素酸−重クロム酸系等が使
用できる。また、パターン形成は、めっきレジストをス
クリーン印刷、あるいはフォトリソ法で形成する。これ
らのめっきレジストは、化学的粗化処理工程の前あるい
は処理した後で行われる。
【0010】本発明のシリコーンモノマーとアクリルモ
ノマーを共重合した櫛形グラフトポリマーは、接着剤の
非粘着性化及び表面硬度向上に優れており、接着剤を仮
硬化させた後の取り扱い時において、ゴミや異物の付着
を抑制することが可能であり、また、接着剤層の表面硬
度の向上により傷がつきにくくなる。これにより、配線
間のショートや断線及び欠け不良などを抑制、防止する
ことができる。
【0011】
【実施例】
(実施例1)以下に示す接着剤成分をジエチレングリコ
ールモノメチルエーテルアセテートに溶解分散させ、ガ
ラス布エポキシ樹脂積層板であるLE−168(日立化
成工業株式会社製、商品名)にディプコート法で塗布
し、120℃で30分間乾燥させ膜厚25μmの接着剤
層を両面に形成した。 接着剤の配合 .官能基として水酸基を有するシリコーンモノマーとアクリルモノマーを共重合 した櫛形グラフトポリマー、サイマックUS‐270(東亜合成化学工業株式会 社製、商品名) 15重量部 .半固形状ビスフェノールA型エポキシ樹脂、エピコート834(油化シェルエ ポキシ株式会社製、商品名) 20重量部 .アクリロニトリルブタジエンゴム、ニポール1031(日本ゼオン株式会社製 、商品名) 50重量部 .アルキルフェノール樹脂、ヒタノール2400(日立化成工業株式会社製、商 品名) 5重量部 硬化促進剤、2E4MZ(四国化成株式会社、商品名) 0.1重量部 充填剤(ケイ酸ジルコニウム)ミクロパックス(白水化学株式会社製、商品名) 10重量部 .無電解めっき用触媒(塩化パラジウムの樹脂混含物)PEC−8(日立化成工 業株式会社製、商品名) 4重量部 次に、接着剤付き絶縁基板を、170℃−60分間加熱
して硬化させた。さらに、めっき用レジストであるSR
−3000(日立化成工業株式会社製、商品名)をラミ
ネートして、紫外線露光し、現像した。そして、クロム
−硫酸−フッ化ナトリウム(クロム酸40g/l、濃硫
酸300ml/l、フッ化ナトリウム10g/l)の粗
化液に40℃−5分間浸漬して、接着剤露出部のみ選択
的に化学粗化し、その後中和、水洗した。さらに、無電
解銅めっき浴であるCC−41液(日立化成工業株式会
社製、商品名)に投入して、35μmのめっき銅を析出
させた後、160℃−60分間アニーリングして、アデ
ィティブ法プリント配線板を作製した。
【0012】(実施例2)実施例1の組成において、シ
リコーンモノマーとアクリルモノマーを共重合した櫛形
グラフトポリマーを官能基としてカルボン酸基を有する
シリコーンモノマーとアクリルモノマーを共重合した櫛
形グラフトポリマー、サイマックUS‐350(東亜合
成化学工業株式会社製、商品名)に変更した。その他
は、実施例1と同様にした。
【0013】(実施例3)実施例1の組成において、シ
リコーンモノマーとアクリルモノマーを共重合した櫛形
グラフトポリマーを官能基を有さないシリコーンモノマ
ーとアクリルモノマーを共重合した櫛形グラフトポリマ
ー、サイマックUS‐150(東亜合成化学工業株式会
社製、商品名)に変更した。その他は、実施例1と同様
にした。
【0014】(比較例)実施例1と実施例2において、
シリコーンモノマーとアクリルモノマーを共重合した櫛
形グラフトポリマーを用いない組成とした他は、各実施
例と同様とした。以上のようにして作製したアディティ
ブ法プリント配線板の特性を測定した結果を表1に示し
た。
【0015】
【表1】 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 項目 実施例1 実施例2 実施例3 比較例仮乾燥後の接着剤表面硬度 2H 2H 2H 2B 仮乾燥後の接着剤付基板間の 1.2 1.5 1.8 >5 接着力(g/9cm2 めっき銅との接着性(kg/cm) 2.1 2.0 2.0 2.0 はんだ耐熱性(260℃、秒)>120 >120 >120 >120 耐電食性(時間) >1000 >1000 >1000 >1000 (85℃-85%RH-100V) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【0016】なお試験方法は、以下のようにして行っ
た。仮乾燥後の接着剤表面硬度:硬度の異なる鉛筆を接
着剤付基板表面に45度の角度で押しつけたときに、接
着剤表面への傷が発生する鉛筆の硬度で表した。仮乾燥
後の接着剤付基板間の接着力(g/9cm2):接着剤付
基板が接着面積で9cm2になるようにお互いに貼り合
わせ、40℃−95%RHの雰囲気で10kgの荷重で
処理した。その後、一方の接着剤付基板を90°方向に
剥離し、その際の接着力を求めた。 はんだ耐熱性:JIS C6481に準じ、25×25
mm角に切断しためっき銅を形成した接着剤付基板を2
60℃±2℃に調整したはんだ浴に浮かべ、ふくれが発
生するまでの時間で表した。 耐電食性:ライン/スペース間が0.2/0.2mmと
なるようにめっき銅を形成した基板を用いて、85℃−
85%RHの条件下で直流100Vを印加し処理した。
絶縁抵抗(室温で測定、100V、1分印加後測定)が
108Ω以下になるまでの時間で表した。
【0017】表1より本発明に係わる実施例1から実施
例3では、仮乾燥後の接着剤付基板間の粘着力が、比較
例1のそれと比べ著しく低く取扱時にゴミや異物の付着
が抑制される。また、接着剤表面の表面硬度が高く、取
扱時の傷付けを防止、抑制できる。また、めっき銅の接
着性や耐電食性が比較例と同等以上であり、本発明で櫛
形グラフトポリマーを配合した場合でも従来品と同様な
特性を発揮する。
【0018】
【発明の効果】以上に説明したように、接着剤組成中に
シリコーンモノマーとアクリルモノマーを共重合した櫛
形グラフトポリマーを用いることで、めっき銅との接着
力や絶縁性及び耐熱性を損なうことなく接着剤仮硬化時
の粘着性、表面硬度を向上させることができ、取扱時の
ゴミや異物の付着や傷を抑制、防止できる。これによ
り、プリント配線板の配線間のショートや断線などの原
因が除去されるので高密度の配線板とすることができ、
高密度配線に適したアディティブ法プリント配線板用接
着剤を提供することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁基板に接着剤を塗布し、接着剤表面を
    化学的に粗化し、必要な箇所のみ無電解めっきによって
    回路形成するアディティブ法プリント配線板において、
    接着剤にシリコーンモノマーとアクリルモノマーを共重
    合した櫛形グラフトポリマーを含有させたことを特徴と
    するアディティブ法プリント配線板用接着剤。
  2. 【請求項2】シリコーンモノマーとアクリルモノマーを
    共重合した櫛形グラフトポリマーを接着剤中に5〜30
    重量%含有させた請求項1に記載のアディティブ法プリ
    ント配線板用接着剤。
JP7157797A 1997-03-25 1997-03-25 アディティブ法プリント配線板用接着剤 Pending JPH10265752A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7232857B2 (en) 2002-03-28 2007-06-19 Toppan Forms Co., Ltd. Radiation hardenable adhesive composition containing dispersed natural rubber fine particles
JP2008063551A (ja) * 2005-12-13 2008-03-21 Toray Ind Inc 電子機器用接着剤組成物、電子機器用接着剤シートおよびそれを用いた電子部品ならびに電子機器

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