JPH10271309A - ファクシミリ装置及びファクシミリ通信制御方法 - Google Patents

ファクシミリ装置及びファクシミリ通信制御方法

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JPH10271309A
JPH10271309A JP9072427A JP7242797A JPH10271309A JP H10271309 A JPH10271309 A JP H10271309A JP 9072427 A JP9072427 A JP 9072427A JP 7242797 A JP7242797 A JP 7242797A JP H10271309 A JPH10271309 A JP H10271309A
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信行 工藤
Hirotaka Kawabata
広隆 川畑
Yoshiaki Tezuka
芳明 手塚
Takashi Sakayama
隆志 坂山
Kosuke Sakaki
浩亮 榊
Masahiro Mochizuki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ITU−T勧告V.8及びITU−T勧告
V.34手順を実行している場合に、通信時間を短縮す
ることができるファクシミリ装置及びファクシミリ通信
制御方法を得る。 【解決手段】 応答局では、全2重動作に移行した後に
発呼局に対してNSF/CSI/DIS信号を送信す
る。この際NSF信号に対して自局がファクシミリ伝送
手順を全2重動作で実行可能か否かを示す情報を含めて
送信する。発呼局では、応答局から受信したNSF信号
に基づいて、応答局がファクシミリ伝送手順を全2重動
作で実行可能である場合に全2重動作への移行を行な
い、TSI/NSS信号を応答局に送信する。この際N
SS信号には、全2重動作への移行を指示する情報を含
めて送信する。応答局ではTSI/NSS信号を受信す
ると、NSS信号に全2重動作への移行を指示する情報
が含まれる場合には、全2重動作のまま、その後のTS
I/NSS信号及びNSF/CSI/DIS信号の送受
信を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装置
及びファクシミリ通信制御方法に係り、より詳しくは、
ITU−T勧告V.8及びV.34に準じた通信手順に
基づき、全2重通信が可能でかつ上位プロトコルとして
半2重の通信手順を実行するファクシミリ装置、及びそ
のファクシミリ装置を使用したファクシミリ通信制御方
法に関する。
【0002】なお、ITU−Tとは、International Te
lecommunications Union−Telecommunications Standar
dization Sector 、即ち国際電気通信連合の電気通信標
準化部門を意味する。
【0003】また、当明細書では、以下の各種信号につ
いては、対応する略語にて表記する。
【0004】
【表1】
【0005】さらに、上記信号のうちITU−T勧告
V.8に定義された信号について説明する。
【0006】変形応答トーン(ANSam信号)は、振
幅変調を施した2100ヘルツの余弦信号である。より
詳しくは、2100±1ヘルツの余弦波形信号が450
±25ミリ秒間隔で位相が反転され、さらに15±0.
1ヘルツの余弦波形で振幅変調されたものである。変調
された波形の包絡線の振幅は、その長時間平均振幅が
(0.8±0.01)から(1.2±0.01)の範囲
でなければならない。
【0007】起呼メニュー信号(CM信号)は、発呼し
た側のファクシミリ装置(発呼局)から送信される信号
で、主に発呼局で利用可能な変調方式を表示するために
使用される。このCM信号は、勧告V.21で定義され
た低域チャネルV.21(L)により変調された300
bpsの反復ビット列で構成される。より詳しく説明す
ると、1つのCM信号は、10個の「1」とそれに続く
10ビットの同期符号とで始まり、CM信号の中の最初
の情報カテゴリでは、要望されている起呼機能が所定の
起呼機能カテゴリに準拠して表示される。更に、CM信
号は、発呼局で使用可能な変調モードを示す1つ又はそ
れ以上のオクテットを含んでいなければならない。
【0008】共通メニュー信号(JM信号)は、着呼し
た側のファクシミリ装置(応答局)から送信される信号
で、主に発呼局及び応答局で共通して利用可能な変調方
式を表示するために使用される。このJM信号は、勧告
V.21で定義された高域チャネルV.21(H)によ
り変調された300bpsの反復ビット列で構成され
る。より詳しく説明すると、1つのJM信号は、10個
の「1」とそれに続く10ビットの同期符号とで始ま
り、JM信号の中の最初の情報カテゴリでは、受信した
CM信号と同一の起呼機能が表示される。但し、その起
呼機能が応答局で使用不可である場合は、JM信号では
異なった起呼機能を表示しても良い。また、JM信号
は、CM信号で表示された変調モードであると同時に該
CM信号で表示された起呼機能に関連して使用する変調
モードの中で、応答局で使用可能な全ての変調モードを
表示するオクテットを含んでいなければならない。
【0009】CM終端子(CJ信号)は、JM信号を検
出した確認及びCM信号の終了を示す信号である。この
CJ信号は、300bpsのV.21(L)で変調さ
れ、スタートビット及びストップビットを含んだ連続す
る3つの全て「0」のオクテットで構成される。
【0010】起呼表示信号(CI信号)は、発呼局から
一般通信機能を示すために送信される信号であり、発呼
局から規則的なオン/オフ間隔で送信される。オン期間
は、少なくとも3つ以上のCI信号を含み、かつ持続時
間は2.0秒以下でなくてはならない。オフ期間は、そ
の持続時間が0.4秒以上2.0秒以下でなくてはなら
ない。1つのCI信号は、10個の「1」とそれに続く
10ビットの同期符号と起呼機能オクテットとで構成さ
れる。なお、オン期間の信号は、勧告V.21で定義さ
れた低域チャネルV.21(L)により変調された30
0bpsの反復ビット列で構成される。
【0011】
【従来の技術】従来より、ITU−Tにおいて、144
00bpsを超える33600bpsまでの2線式全2
重モデムの規格がV.34として勧告されている。その
後、上記V.34をファクシミリ装置の通信手順に応用
する規格として、ITU−T勧告T.30 ANNEXFが定
められた。
【0012】図8には、ITU−T勧告T.30 ANNEX
Fの基本的な通信手順が示されており、中心線の左側に
は発呼局から応答局へ送出される信号が、中心線の右側
には応答局から発呼局へ送出される信号が、それぞれ時
系列に沿って上から順に示されている。
【0013】この図8には、通信開始時の手順、画情報
の伝送時の手順、及び通信終了時の手順が網羅されてい
る。このうち通信開始時の手順は、相手側装置の機能等
を認識するためのネットワークインタラクション(フェ
ーズ1)、発呼局と応答局との間に設定された通信回線
の状態を把握するためのラインプロービング(フェーズ
2)、モデムに内蔵された等化器のトレーニングを行う
プライマリーチャネル等化器トレーニング(フェーズ
3)、モデムの性能情報等を交換しデータ信号速度の設
定等を行うモデムパラメータ交換(フェーズ4)、画情
報の伝送に先立ち制御チャネルデータの交換等を行う
T.30ファクシミリハンドシェーク(フェーズ5)、
画情報の伝送に先立ちプライマリーチャネルを再度同期
させるプライマリーチャネルの再同期(フェーズ6)の
各フェーズにより構成される。なお、上記T.30ファ
クシミリハンドシェーク(フェーズ5)が本発明のプリ
メッセージ手順(フェーズB)に相当する。
【0014】このITU−T勧告T.30 ANNEXFで
は、ファクシミリ伝送手順に関しては半2重動作を行な
うものと規定されている。なお、図8における斜線部分
が、ファクシミリ伝送手順に関連する信号を示してい
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ITU
−T勧告T.30 ANNEXFでは上記のようにファクシミ
リ伝送手順に関しては半2重動作を行なうものと規定さ
れているため、全2重モデムを使用しているにも関わら
ず、全てのファクシミリ制御信号を半2重で交換するた
め、通信時間が長いという問題点があった。
【0016】本発明は、上記問題点を解消するために成
されたものであり、ITU−T勧告V.8及びITU−
T勧告V.34手順を実行している場合に、通信時間を
短縮することができるファクシミリ装置及びファクシミ
リ通信制御方法を提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1の発明は、全2重通信が可能でかつ上位プロトコ
ルとして半2重の通信手順を実行するファクシミリ装置
であって、相手局がファクシミリ伝送手順を全2重動作
で実行可能か否かを判定する判定手段と、前記相手局が
ファクシミリ伝送手順を全2重動作で実行可能である場
合に、ファクシミリ伝送手順を全2重動作に移行する移
行手段と、を備えている。
【0018】上記第1の発明によれば、判定手段により
相手局がファクシミリ伝送手順を全2重動作で実行可能
か否かが判定され、相手局がファクシミリ伝送手順を全
2重動作で実行可能である場合に、移行手段によりファ
クシミリ伝送手順が全2重動作に移行される。
【0019】従って上記第1の発明によれば、自局と相
手局とが双方ともファクシミリ伝送手順を全2重動作で
実行可能である場合には、各々のファクシミリ伝送手順
が全2重動作に移行されるので、ファクシミリ伝送手順
を半2重動作で行なう場合に比較して、通信時間を短縮
することができる。
【0020】なお、上記第1の発明において、ファクシ
ミリ装置が発呼局である場合には、判定手段は、相手局
から送信される非標準機能識別信号に基づきファクシミ
リ伝送手順を全2重動作で実行可能か否かを判定し、フ
ァクシミリ装置が応答局である場合には、判定手段は、
相手局から送信される非標準機能設定信号に基づきファ
クシミリ伝送手順を全2重動作で実行可能か否かを判定
することが好ましい。
【0021】また、上記第1の発明において、ファクシ
ミリ伝送手順を全2重動作に移行する区間は、ファクシ
ミリ伝送手順におけるプリメッセージ手順の区間である
ことが好ましい。
【0022】また、第2の発明は、全2重通信が可能で
かつ上位プロトコルとして半2重の通信手順を実行する
機能を備えた発呼局と、前記機能と同一の機能を備えた
応答局との間におけるファクシミリ通信制御方法であっ
て、応答局は、ファクシミリ伝送手順を全2重動作可能
状態で待機すると共に、自局がファクシミリ伝送手順を
全2重動作で実行可能か否かを示す情報を含む非標準機
能識別信号を発呼局に対して送信し、前記発呼局は、前
記応答局から受信した前記非標準機能識別信号に基づい
て、前記応答局がファクシミリ伝送手順を全2重動作で
実行可能か否かを判定し、前記応答局がファクシミリ伝
送手順を全2重動作で実行可能である場合に、ファクシ
ミリ伝送手順を全2重動作に移行すると共に、前記応答
局に対して全2重動作への移行を指示する情報を含む非
標準機能設定信号を送信し、前記応答局は、前記非標準
機能設定信号を受信した場合に、ファクシミリ伝送手順
を全2重動作で行ない、前記非標準機能設定信号に全2
重動作への移行を指示する情報を含まない場合には、フ
ァクシミリ伝送手順を半2重動作に移行する。
【0023】上記第2の発明によれば、応答局により、
ファクシミリ伝送手順が全2重動作可能状態で待機され
ると共に、自局がファクシミリ伝送手順を全2重動作で
実行可能か否かを示す情報を含む非標準機能識別信号が
発呼局に対して送信され、発呼局により、応答局から受
信した非標準機能識別信号に基づいて、応答局がファク
シミリ伝送手順を全2重動作で実行可能か否かが判定さ
れ、応答局がファクシミリ伝送手順を全2重動作で実行
可能である場合に、ファクシミリ伝送手順が全2重動作
に移行されると共に、応答局に対して全2重動作への移
行を指示する情報を含む非標準機能設定信号が送信され
る。
【0024】さらに、応答局により、上記全2重動作へ
の移行を指示する情報を含む非標準機能設定信号を受信
した場合には、ファクシミリ伝送手順が全2重動作で行
なわれ、受信した非標準機能設定信号に全2重動作への
移行を指示する情報を含まない場合には、ファクシミリ
伝送手順が半2重動作に移行される。
【0025】このように、上記第2の発明によれば、応
答局がファクシミリ伝送手順を全2重動作で実行可能で
ある場合には、発呼局におけるファクシミリ伝送手順が
全2重動作に移行されると共に応答局に対して全2重動
作への移行を指示する情報を含む非標準機能設定信号が
送信され、応答局では、発呼局から全2重動作への移行
を指示する情報を含む前記非標準機能設定信号を受信し
た場合には、応答局のファクシミリ伝送手順が全2重動
作で行なわれ、非標準機能設定信号に全2重動作への移
行を指示する情報を含まない場合にのみファクシミリ伝
送手順が半2重動作に移行されるので、上記第1の発明
と同様に、発呼局と応答局とが双方ともファクシミリ伝
送手順を全2重動作で実行可能である場合には、各々の
ファクシミリ伝送手順が全2重動作に移行された状態で
実行されるので、ファクシミリ伝送手順を半2重動作で
行なう場合に比較して、通信時間を短縮することができ
る。
【0026】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
形態を詳細に説明する。
【0027】[ファクシミリ装置の全体構成]図1に
は、本発明に係るファクシミリ装置10の全体構成の一
例を示す。このファクシミリ装置10は、ファクシミリ
装置10全体の制御処理を行うCPU12、制御プログ
ラム実行時に使用するワークエリアとしてのRAM1
4、ファクシミリ装置10を操作するための表示及び操
作スイッチが設けられた操作表示装置16、送信原稿を
読取る読取装置18、受信画情報等を印刷して出力する
印字装置20、符号化・復号化・拡大・縮小等の画像処
理を行う画像処理装置22、送信する画情報または受信
した画情報を格納する画像蓄積装置24、ファクシミリ
装置10全体を制御するプログラムを記憶したROMで
構成されたシステム制御プログラム記憶部28、デジタ
ル網(例えば、ISDN網)に適した通信(例えば、G
4)を制御するためのプログラムを記憶したROMから
構成されたデジタル通信制御プログラム記憶部30、ア
ナログ網(例えば、G3)に適した通信を制御するため
のプログラムを記憶したROMから構成されたアナログ
通信制御プログラム記憶部32、ファクシミリ装置10
をデジタル網へ接続するためのデジタル網制御装置3
8、ファクシミリ装置10をアナログ網へ接続するため
のアナログ網制御装置40、及び切換えによって複数の
外部回線インターフェースと複数の内部通信回路とを接
続するための回線切換え制御装置36を備えており、こ
れらはシステムバス26により相互に接続されている。
【0028】また、デジタル通信制御プログラム記憶部
30は直接回線切換え制御装置36と相互に接続されて
おり、アナログ通信制御プログラム記憶部32は、低速
モードと高速モードとを備えたモデム(変復調装置)3
4を介して回線切換え制御装置36と相互に接続されて
いる。また、回線切換え制御装置36は、デジタル網制
御装置38及びアナログ網制御装置40の各々とも相互
に接続されている。
【0029】本実施形態のファクシミリ装置10は、デ
ジタル網にもアナログ網にも接続可能であるが、このフ
ァクシミリ装置10をアナログ網にのみ接続する場合に
はデジタル通信制御プログラム記憶部30及びデジタル
網制御装置38を省略することができ、デジタル網にの
み接続する場合にはアナログ通信制御プログラム記憶部
32、モデム34及びアナログ網制御装置40を省略す
ることができる。
【0030】[通信手順(作用)]次に、図2、図3を
用いて、ネットワークインタラクション(フェーズ1)
の基本的な通信手順を詳細に説明する。
【0031】発呼局は、ダイヤルした(図2のステップ
102)後、応答局からの信号を待つ(ステップ10
4)。ここで受信した信号がANSam信号である場合
(ステップ106で肯定された場合)、予め規定された
Te秒間(0.5秒以上)の無音期間(ステップ10
8)に続いて、発呼局の通信能力情報(例えば、V.3
4手順の実行能力を有するか否か等)を含むCM信号を
応答局へ送出する(ステップ110)。このCM信号
は、予め規定されたT1時間を上限として、後述するC
J信号の送出時まで複数回送出される。
【0032】このCM信号の送出開始後、発呼局は応答
局からANSam信号に続いてJM信号を受信する。こ
のJM信号は、上記CM信号で表された通信能力のうち
応答局でも実行可能な通信能力の情報を含んでおり、応
答局から複数回送出されてくる。発呼局は、このJM信
号を受信することで、発呼局と応答局とで共通の通信能
力を認識することができる。
【0033】発呼局は、同一のJM信号を2回以上受信
すると(ステップ112で肯定されると)、CM信号の
終了を示すCJ信号を応答局へ送出する(ステップ11
4)。ここで、発呼局では、CJ信号を3オクテット送
出した(ステップ116で肯定された)後、75±5ミ
リ秒の無音期間(ステップ118)に続いて、V.34
手順の実行フェーズ(ラインプロービング(フェーズ
2)以降のフェーズ)に移行する(ステップ120)。
【0034】なお、ステップ104で受信された信号が
ANSam信号以外の信号(例えば、CED信号やプリ
アンブル)である場合(即ち、ステップ106で否定さ
れた場合)は、その後送出されてくる低速(例えば30
0bps)のNSF/DIS信号を受信して解析する
(ステップ122)。ここで、DIS信号におけるV.
8能力有無を示す所定のビットに基づいて、応答局が
V.8能力を有しているか否かを判定する(ステップ1
24)。
【0035】ここで、応答局がV.8能力を有していな
い場合はT.30バイナリ手順へ移行する(ステップ1
30)。一方、応答局がV.8能力を有している場合は
応答局へCI信号を送出した(ステップ126)後、再
びANSam信号の受信待ちを行う(ステップ12
8)。そして、ANSam信号を受信すると、ステップ
108へ進み、以後上記と同様の手順を実行する。
【0036】一方の応答局は、着呼した(図3のステッ
プ202)後、最低200ミリ秒の無音期間(ステップ
204)に続いて、ANSam信号を発呼局へ送出する
(ステップ206)。但し、この時点では図4に示す
T.30バイナリ手順に従ってCED信号、プリアンブ
ル、低速(例えば300bps)のNSF/DIS信号
を発呼局へ送出するケースもある。
【0037】その後、発呼局からのCM信号又はCI信
号の受信待ちを行う(ステップ208、220)。そし
て、応答局は、同一のCM信号を2回以上受信すると
(ステップ210で肯定されると)、応答局へJM信号
を送出する(ステップ212)。このJM信号は、予め
規定されたT1時間を上限として、後述するCJ信号を
3オクテット受信するまで複数回送出される。
【0038】このJM信号の送出開始後、応答局は発呼
局からCM信号に続いてCJ信号の受信待ちに入る(ス
テップ214)。ここでCJ信号を3オクテット受信す
ると(ステップ214で肯定されると)、応答局は75
±5ミリ秒の無音期間(ステップ216)に続いて、
V.34手順の実行フェーズ(ラインプロービング(フ
ェーズ2)以降のフェーズ)に移行する(ステップ21
8)。
【0039】なお、ステップ208、220において、
所定時間(例えば、許容ANSam信号送出時間Tr秒
(具体的には5±1秒))内にCM信号もCI信号も受
信できなかった場合(即ち、ステップ224で肯定され
た場合)は、T.30バイナリ手順へ移行する(ステッ
プ226)。
【0040】但し、CI信号を受信した場合はANSa
m信号を再度送出し(ステップ222)、ステップ20
8のCM信号の受信待ちに戻る。
【0041】次に、図5、図6を用いて、上記図2のス
テップ120及び図3のステップ218において実行さ
れるV.34手順のうち、本発明に特に関連するT.3
0ファクシミリハンドシェーク(フェーズ5)の通信手
順を詳細に説明する。
【0042】発呼局は、応答局から送信されてくるNS
F/CSI/DIS信号の受信を待つ(図5のステップ
302)。ここで受信したNSF信号に含まれる情報に
基づいて、応答局がフェーズ5におけるファクシミリ制
御信号の送受信の全2重動作が可能か否かを判定する
(ステップ304)。
【0043】ここで、応答局がフェーズ5におけるファ
クシミリ制御信号の送受信の全2重動作が可能である場
合(即ち、ステップ304で肯定された場合)は、全2
重動作に移行(ステップ306)した後、ステップ30
2で受信したNSF/DIS信号を参照することによる
応答局の受信能力のチェックの終了を待ち(ステップ3
08)、該チェックが終了した後にTSI/NSS信号
の応答局への送信を開始する(ステップ310)。な
お、NSS信号には全2重動作への移行を指示する情報
を含めて送信する。
【0044】TSI/NSS信号の送信開始後、応答局
から送信されてくるNSF/CSI/DIS信号の受信
の完了を待ち(ステップ312)、その後、それ以降の
フェーズ5のITU−T勧告T.30手順の続きを実行
する(ステップ314)。
【0045】なお、ステップ304において、応答局が
フェーズ5におけるファクシミリ制御信号の送受信の全
2重動作が可能でないと判定された場合(即ち、ステッ
プ304で否定された場合)は、全2重動作へは移行せ
ずに、それ以降のフェーズ5のITU−T勧告T.30
手順の続きを実行する(ステップ316)。
【0046】上記ステップ304が本発明の判定手段
に、上記ステップ306が本発明の移行手段に各々相当
する。
【0047】一方の応答局は、全2重動作に移行(図6
のステップ401)し、NSF/CSI/DIS信号の
送信を開始する(ステップ402)。このNSF/CS
I/DIS信号は、予め規定された所定時間の間、複数
回送信される。また、NSF信号には自局がフェーズ5
におけるファクシミリ制御信号の送受信の全2重動作が
可能であるか否かを示す情報を含めて送信する。
【0048】その後、発呼局から送信されてくるTSI
/NSS信号の受信を待ち(ステップ404)、受信し
たNSS信号に含まれる情報に基づいて発呼局から全2
重動作への移行が指示されたか否かを判定し(ステップ
406)、全2重動作への移行が指示された場合(即
ち、ステップ406で肯定された場合)は全2重動作を
維持し、発呼局から全2重動作でTSI/NSS信号の
受信の完了を待ち(ステップ410)、その後、それ以
降のフェーズ5のITU−T勧告T.30手順の続きを
実行する(ステップ412)。
【0049】なお、ステップ406において全2重動作
への移行が指示されなかったと判定された場合(即ち、
ステップ406で否定された場合)は、半2重動作へ移
行(ステップ413)し、それ以降のフェーズ5のIT
U−T勧告T.30手順の続きを実行する(ステップ4
14)。
【0050】図7は、上記のように通信を行なったとき
の通信手順を示す。同図に示すように、発呼局はフェー
ズ5において応答局からのNSF/CSI/DIS信号
の送信終了を待たずに全2重動作でTSI/NSS信号
の送信を開始する。
【0051】以上詳細に説明したように、本実施の形態
に係るファクシミリ装置及びファクシミリ通信制御方法
では、応答局がフェーズ5におけるファクシミリ制御信
号の送受信の全2重動作が可能であり、かつ発呼局から
応答局に対して全2重動作への移行を指示する情報を含
むNSS信号が送信された場合、すなわち発呼局と応答
局との双方がフェーズ5におけるファクシミリ制御信号
の送受信の全2重動作が可能である場合には、それ以降
のTSI/NSS信号とNSF/CSI/DIS信号と
は全2重動作で送受信されるので、従来の全てのファク
シミリ制御信号が半2重動作で送受信される場合に比較
して、通信時間を短縮することができる。
【0052】なお、本実施の形態では、TSI/NSS
信号とNSF/CSI/DIS信号とを全2重動作で送
受信する場合について説明したが、本発明はこれに限定
されるものではなく、これらの制御信号に加えて、PW
D/SEP/SUB信号などの全2重動作可能なファク
シミリ制御信号についても全2重動作を行なうようにし
てもよい。この場合、上記実施形態に比較して、さらに
通信時間を短縮することができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、発
呼局と応答局とが双方ともファクシミリ伝送手順を全2
重動作で実行可能である場合には、各々のファクシミリ
伝送手順が全2重動作に移行されるので、ファクシミリ
伝送手順を半2重動作で行なう場合に比較して、通信時
間を短縮することができる、という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るファクシミリ装置の全
体の構成を示す構成図である。
【図2】本発明の実施形態に係るネットワークインタラ
クションにおける発呼局側の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図3】本発明の実施形態に係るネットワークインタラ
クションにおける応答局側の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図4】本発明の実施形態に係るITU−T勧告T.3
0バイナリ手順を示す概略図である。
【図5】本発明の実施形態に係るT.30ファクシミリ
ハンドシェークにおける発呼局側の処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図6】本発明の実施形態に係るT.30ファクシミリ
ハンドシェークにおける応答局側の処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図7】本発明の実施形態に係るITU−T勧告T.3
0 ANNEXFの通信手順を示す概略図である。
【図8】本発明の実施形態に係るITU−T勧告T.3
0 ANNEXFの従来の通信手順を示す概略図である。
【符号の説明】
10 ファクシミリ装置 12 CPU 28 システム制御プログラム記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 手塚 芳明 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内 (72)発明者 坂山 隆志 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内 (72)発明者 榊 浩亮 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内 (72)発明者 望月 昌宏 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全2重通信が可能でかつ上位プロトコル
    として半2重の通信手順を実行するファクシミリ装置で
    あって、 相手局がファクシミリ伝送手順を全2重動作で実行可能
    か否かを判定する判定手段と、 前記相手局がファクシミリ伝送手順を全2重動作で実行
    可能である場合に、ファクシミリ伝送手順を全2重動作
    に移行する移行手段と、 を備えたファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 前記ファクシミリ装置が発呼局である場
    合には、前記判定手段は、相手局から送信される非標準
    機能識別信号に基づきファクシミリ伝送手順を全2重動
    作で実行可能か否かを判定し、前記ファクシミリ装置が
    応答局である場合には、前記判定手段は、相手局から送
    信される非標準機能設定信号に基づきファクシミリ伝送
    手順を全2重動作で実行可能か否かを判定する請求項1
    記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 前記ファクシミリ伝送手順を全2重動作
    に移行する区間は、ファクシミリ伝送手順におけるプリ
    メッセージ手順の区間である請求項1又は請求項2記載
    のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 全2重通信が可能でかつ上位プロトコル
    として半2重の通信手順を実行する機能を備えた発呼局
    と、前記機能と同一の機能を備えた応答局との間におけ
    るファクシミリ通信制御方法であって、 応答局は、自局がファクシミリ伝送手順を全2重動作で
    実行可能か否かを示す情報を含む非標準機能識別信号を
    発呼局に対して送信し、 前記発呼局は、前記応答局から受信した前記非標準機能
    識別信号に基づいて、前記応答局がファクシミリ伝送手
    順を全2重動作で実行可能か否かを判定し、前記応答局
    がファクシミリ伝送手順を全2重動作で実行可能である
    場合に、ファクシミリ伝送手順を全2重動作に移行する
    と共に、前記応答局に対して全2重動作への移行を指示
    する情報を含む非標準機能設定信号を送信し、 前記応答局は、前記非標準機能設定信号を受信した場合
    に、ファクシミリ伝送手順を全2重動作で行ない、前記
    非標準機能設定信号に全2重動作への移行を指示する情
    報を含まない場合には、ファクシミリ伝送手順を半2重
    動作に移行する、 ことを特徴とするファクシミリ通信制御方法。
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