JPH10276577A - 植物体の芳香増強剤および芳香増強方法 - Google Patents
植物体の芳香増強剤および芳香増強方法Info
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- JPH10276577A JPH10276577A JP10821597A JP10821597A JPH10276577A JP H10276577 A JPH10276577 A JP H10276577A JP 10821597 A JP10821597 A JP 10821597A JP 10821597 A JP10821597 A JP 10821597A JP H10276577 A JPH10276577 A JP H10276577A
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- Japan
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- fragrance
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- Cultivation Of Plants (AREA)
- Saccharide Compounds (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】植物体に薬害を生じさせない芳香増強剤を提供
することにある。 【解決手段】カルシウムイオン又はマグネシウムイオン
を有する化合物の少なくとも一種および香気成分配糖体
を含有する植物体の芳香増強剤並びにこの芳香増強剤を
植物体に直接処理する植物体の芳香増強方法によって達
成できる。本発明の植物体の芳香増強剤の適当量を、切
り花を生けた水中に添加、もしくは植物を植えつけた土
壌中に灌水、散布する。該芳香増強剤は、水揚げと同時
に導管を通して植物体に吸収され、薬害を生じることな
く花もしくは葉から芳香を持続的に発散する。
することにある。 【解決手段】カルシウムイオン又はマグネシウムイオン
を有する化合物の少なくとも一種および香気成分配糖体
を含有する植物体の芳香増強剤並びにこの芳香増強剤を
植物体に直接処理する植物体の芳香増強方法によって達
成できる。本発明の植物体の芳香増強剤の適当量を、切
り花を生けた水中に添加、もしくは植物を植えつけた土
壌中に灌水、散布する。該芳香増強剤は、水揚げと同時
に導管を通して植物体に吸収され、薬害を生じることな
く花もしくは葉から芳香を持続的に発散する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、植物体、特に切り
花の芳香を増強することのできる植物体の芳香増強剤に
関する。更に詳しくは、植物体に薬害を生じることなく
芳香を増強することのできる芳香増強剤およびこの芳香
増強剤を用いた植物体の芳香増強方法に関する。
花の芳香を増強することのできる植物体の芳香増強剤に
関する。更に詳しくは、植物体に薬害を生じることなく
芳香を増強することのできる芳香増強剤およびこの芳香
増強剤を用いた植物体の芳香増強方法に関する。
【0002】
【従来の技術】植物の香りを変える方法としては、香気
成分を配糖体等の誘導体とし、植物体に吸収させる方法
が知られている(特開平6−57288号公報、特開平
6−336401号公報)。これは、植物に芳香を賦与
するには有効な方法ではあるが、植物の種類、香気成分
の種類により植物体の茎、葉、花に黒い斑点等の薬害を
生じるという欠点があった。
成分を配糖体等の誘導体とし、植物体に吸収させる方法
が知られている(特開平6−57288号公報、特開平
6−336401号公報)。これは、植物に芳香を賦与
するには有効な方法ではあるが、植物の種類、香気成分
の種類により植物体の茎、葉、花に黒い斑点等の薬害を
生じるという欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
とするところは、薬害を生じるという欠点を解消した芳
香増強剤を提供するにある。
とするところは、薬害を生じるという欠点を解消した芳
香増強剤を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の目的は、カルシウ
ムイオン又はマグネシウムイオンを有する化合物の少な
くとも一種および香気成分配糖体を含有することを特徴
とする植物体の芳香増強剤、並びにかかる芳香増強剤を
植物体に接触処理することを特徴とする植物体の芳香増
強方法によって達成される。
ムイオン又はマグネシウムイオンを有する化合物の少な
くとも一種および香気成分配糖体を含有することを特徴
とする植物体の芳香増強剤、並びにかかる芳香増強剤を
植物体に接触処理することを特徴とする植物体の芳香増
強方法によって達成される。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明に用いられるカルシウムイ
オン又はマグネシウムイオンを有する化合物とは、水に
溶解したときにカルシウムイオン又はマグネシウムイオ
ンを放出するものである。カルシウムを有する化合物と
しては、例えば無機カルシウム塩、具体的には、カルシ
ウムイオンを有する化合物としては、硝酸カルシウム、
硫酸カルシウム、炭酸カルシウム、塩化カルシウムなど
が挙げられ、マグネシウムイオンを有する化合物として
は、例えば無機マグネシウム塩、具体的には硝酸マグネ
シウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウムなどが挙
げられる。また、これらの化合物の2種以上を同時に含
むものであっても良い。
オン又はマグネシウムイオンを有する化合物とは、水に
溶解したときにカルシウムイオン又はマグネシウムイオ
ンを放出するものである。カルシウムを有する化合物と
しては、例えば無機カルシウム塩、具体的には、カルシ
ウムイオンを有する化合物としては、硝酸カルシウム、
硫酸カルシウム、炭酸カルシウム、塩化カルシウムなど
が挙げられ、マグネシウムイオンを有する化合物として
は、例えば無機マグネシウム塩、具体的には硝酸マグネ
シウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウムなどが挙
げられる。また、これらの化合物の2種以上を同時に含
むものであっても良い。
【0006】本発明の芳香増強剤におけるカルシウムイ
オン又はマグネシウムイオンの含有量は、溶液濃度で
2.5〜100mMの範囲が好ましく、更に好ましくは
10〜50mMである。
オン又はマグネシウムイオンの含有量は、溶液濃度で
2.5〜100mMの範囲が好ましく、更に好ましくは
10〜50mMである。
【0007】本発明に用いられる香気成分の配糖体は、
香気成分と糖とがグシコシド結合で結びついたものであ
る。それには、O−グリコシド結合をもつものだけに限
定されるものではなく、C−グリコシド結合、S−グリ
コシド結合、N−グリコシド結合等の結合を持つものも
挙げられる。
香気成分と糖とがグシコシド結合で結びついたものであ
る。それには、O−グリコシド結合をもつものだけに限
定されるものではなく、C−グリコシド結合、S−グリ
コシド結合、N−グリコシド結合等の結合を持つものも
挙げられる。
【0008】具体的には、糖部分として、単糖類(グル
コース、ガラクトース、マンノース、ラムノース、キシ
ロース、リボース、アラビノース、グルコサミン、ガラ
クトサミン等)、二糖類(ラクトース、マルトース、シ
ュークロース、セロビオース、イソマルトース、エピラ
クトース等)、多糖類(デンプン等)、還元糖(ソルビ
トール、ガラクチトール、マンニトール、アラビトー
ル、キシリトール等)が挙げられる。
コース、ガラクトース、マンノース、ラムノース、キシ
ロース、リボース、アラビノース、グルコサミン、ガラ
クトサミン等)、二糖類(ラクトース、マルトース、シ
ュークロース、セロビオース、イソマルトース、エピラ
クトース等)、多糖類(デンプン等)、還元糖(ソルビ
トール、ガラクチトール、マンニトール、アラビトー
ル、キシリトール等)が挙げられる。
【0009】香気成分に相当するアグリコンとしては、
アルコール類(エタノール、プロパノール、イソプロパ
ノール、イソブタノール、ブタノール、ペンタノール、
3−メチル−ブタノール、3−メチル−1−ペンタノー
ル、2−ヘキサノール、2−ヘプタノール、ウンデカノ
ール、シス−3−ヘキセノール、シス−6−ノネノー
ル、2、6−ノナジエン−1−オール、9−デセノー
ル、ゲラニオール、ネロール、リナロール、シトロネロ
ール、ヒドロキシシトロネロール、ミルセノール、3、
7−ジメチルオクタノール、ファルネソール、ネロリド
ール、ラバンジュロールなどのごとき脂肪族アルコール
類、メントール、ターピネオール、ピペリトール、ペリ
ラアルコール、カルベオール、ミルテノール、サンタロ
ール、セドロール、パチュリアルコール、イオノール、
ヒドロキシダマスコンなどのごとき脂環族アルコール
類、ベンジルアルコール、クミンアルコール、2−フェ
ニルエチルアルコール、フェニルプロピロアルコール、
シンナミルアルコール、α−アミルシンナミルアルコー
ルなどのごとき芳香族アルコール類、オイゲノール、イ
ソオイゲノール、ヒノキチオール、アニスアルコール、
バニリルアルコール、ピペノニルアルコールなどのフェ
ノール類)、チオール類(メチルメルカプタン、エチル
メルカプタン、イソプロピルメルカプタン、プロピルメ
ルカプタン、アリルメルカプタン、チオゲラニオール、
チオターピネオール、チオリナロール、チオメントール
等)等が挙げられる。
アルコール類(エタノール、プロパノール、イソプロパ
ノール、イソブタノール、ブタノール、ペンタノール、
3−メチル−ブタノール、3−メチル−1−ペンタノー
ル、2−ヘキサノール、2−ヘプタノール、ウンデカノ
ール、シス−3−ヘキセノール、シス−6−ノネノー
ル、2、6−ノナジエン−1−オール、9−デセノー
ル、ゲラニオール、ネロール、リナロール、シトロネロ
ール、ヒドロキシシトロネロール、ミルセノール、3、
7−ジメチルオクタノール、ファルネソール、ネロリド
ール、ラバンジュロールなどのごとき脂肪族アルコール
類、メントール、ターピネオール、ピペリトール、ペリ
ラアルコール、カルベオール、ミルテノール、サンタロ
ール、セドロール、パチュリアルコール、イオノール、
ヒドロキシダマスコンなどのごとき脂環族アルコール
類、ベンジルアルコール、クミンアルコール、2−フェ
ニルエチルアルコール、フェニルプロピロアルコール、
シンナミルアルコール、α−アミルシンナミルアルコー
ルなどのごとき芳香族アルコール類、オイゲノール、イ
ソオイゲノール、ヒノキチオール、アニスアルコール、
バニリルアルコール、ピペノニルアルコールなどのフェ
ノール類)、チオール類(メチルメルカプタン、エチル
メルカプタン、イソプロピルメルカプタン、プロピルメ
ルカプタン、アリルメルカプタン、チオゲラニオール、
チオターピネオール、チオリナロール、チオメントール
等)等が挙げられる。
【0010】なお、本発明でいうアグリコンとは、糖と
C−グリコシド結合、N−グリコシド結合、O−グリコ
シド結合、S−グリコシド結合を介して結合している非
糖部分全体を意味するものである。
C−グリコシド結合、N−グリコシド結合、O−グリコ
シド結合、S−グリコシド結合を介して結合している非
糖部分全体を意味するものである。
【0011】アグリコンと糖の結合はα体、β体いずれ
かもしくはα体、β体の混合物でもよいが、植物体内で
蓄積、分解されやすいと考えられるβ体の方が望まし
い。
かもしくはα体、β体の混合物でもよいが、植物体内で
蓄積、分解されやすいと考えられるβ体の方が望まし
い。
【0012】配糖体は、市販されているものも多くあり
容易に入手する事ができるが、公知の方法で容易に合成
することもできる。例えば糖類と上記アルコ−ル、チオ
−ル類とを酸類の存在下に反応させることにより容易に
合成できる。更にカラムクロマトなどの手段を用いてこ
れらの配糖体を精製する事もできる。また従来公知のK
oenigs−Knorr反応等を用いることにより、
合成することも可能である[Chem.ber.,34巻, 第957 頁
(1901 年) ]。
容易に入手する事ができるが、公知の方法で容易に合成
することもできる。例えば糖類と上記アルコ−ル、チオ
−ル類とを酸類の存在下に反応させることにより容易に
合成できる。更にカラムクロマトなどの手段を用いてこ
れらの配糖体を精製する事もできる。また従来公知のK
oenigs−Knorr反応等を用いることにより、
合成することも可能である[Chem.ber.,34巻, 第957 頁
(1901 年) ]。
【0013】更に、上記の配糖体には植物体の花、茎、
葉、根に、もともと蓄積されているものも多数存在して
いる。本発明においては、これらの配糖体を、公知の方
法〔日本農芸化学誌62巻No.10,第1475頁〜1477頁(198
8)等〕で植物体より抽出したものも用いることができ
る。
葉、根に、もともと蓄積されているものも多数存在して
いる。本発明においては、これらの配糖体を、公知の方
法〔日本農芸化学誌62巻No.10,第1475頁〜1477頁(198
8)等〕で植物体より抽出したものも用いることができ
る。
【0014】本発明の芳香増強剤においては、上記のよ
うな香料誘導体の一種又は二種以上を配合することがで
きる。
うな香料誘導体の一種又は二種以上を配合することがで
きる。
【0015】本発明の芳香増強剤に用いる香気成分配糖
体の多くは水溶性であり、このような場合には芳香増強
剤を水溶液として調整することができる。また、香気成
分配糖体の水に対する溶解度が小さい場合、必要に応じ
て可溶化、乳化して調整することができる。
体の多くは水溶性であり、このような場合には芳香増強
剤を水溶液として調整することができる。また、香気成
分配糖体の水に対する溶解度が小さい場合、必要に応じ
て可溶化、乳化して調整することができる。
【0016】可溶化の方法としては、香気成分配糖体を
多量のエタノール、グリセリン、プロピレングリコー
ル、カルビトール、ダイアセチン、トリアセチン、ソル
ビットなどのアルコールおよび多価アルコール、または
アルキルベンゼンスルホン酸塩、高級アルコール硫酸エ
ステル塩、アルキルトリメチルアンモニウムクロリド、
ベタイン型、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテ
ル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシ
エチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー、しょ
糖脂肪族エステルのような界面活性剤に溶解して、必要
に応じて水に希釈して得られる。
多量のエタノール、グリセリン、プロピレングリコー
ル、カルビトール、ダイアセチン、トリアセチン、ソル
ビットなどのアルコールおよび多価アルコール、または
アルキルベンゼンスルホン酸塩、高級アルコール硫酸エ
ステル塩、アルキルトリメチルアンモニウムクロリド、
ベタイン型、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテ
ル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシ
エチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー、しょ
糖脂肪族エステルのような界面活性剤に溶解して、必要
に応じて水に希釈して得られる。
【0017】乳化の方法としては、香気成分配糖体を、
しょ糖脂肪族エステル、脂肪族モノグリセライド、ソル
ビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エ
ステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステ
ル、アラビアガム、トラガントガム、メチルセルロー
ス、カゼイン、大豆レシチン、卵黄レシチン、デンプ
ン、アルギン酸ナトリウム、ローカストビーンガム、グ
ァーガム、カラギーナン、ソルビット、プロピレングリ
コール、グリセリン、キサンタンガム、ペクチン、セル
ロース誘導体、デンプン誘導体、サイクロデキストリ
ン、ポリグリセリン脂肪酸エステル、サポニン、しょ糖
液などの乳化剤、乳化安定剤もしくは界面活性剤の適当
量と適宜組み合わせて、コロイドミルあるいはホモゲナ
イザーによって均質化する方法が挙げられる。
しょ糖脂肪族エステル、脂肪族モノグリセライド、ソル
ビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エ
ステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステ
ル、アラビアガム、トラガントガム、メチルセルロー
ス、カゼイン、大豆レシチン、卵黄レシチン、デンプ
ン、アルギン酸ナトリウム、ローカストビーンガム、グ
ァーガム、カラギーナン、ソルビット、プロピレングリ
コール、グリセリン、キサンタンガム、ペクチン、セル
ロース誘導体、デンプン誘導体、サイクロデキストリ
ン、ポリグリセリン脂肪酸エステル、サポニン、しょ糖
液などの乳化剤、乳化安定剤もしくは界面活性剤の適当
量と適宜組み合わせて、コロイドミルあるいはホモゲナ
イザーによって均質化する方法が挙げられる。
【0018】本発明でいう植物体としては、切り花はも
とより、例えば路地、ハウス、植木鉢等で栽培されるも
のなどが挙げられ、特に切り花が吸収性の点から好まし
いものとして挙げられる。
とより、例えば路地、ハウス、植木鉢等で栽培されるも
のなどが挙げられ、特に切り花が吸収性の点から好まし
いものとして挙げられる。
【0019】植物体の芳香を増強させる方法は、例えば
切り花の場合を例にとると切り花の切り口を本発明の芳
香増強剤に浸漬して、切り花に吸収させるだけでよく、
特別な処理をなんら必要としないので容易に実施するこ
とができる。
切り花の場合を例にとると切り花の切り口を本発明の芳
香増強剤に浸漬して、切り花に吸収させるだけでよく、
特別な処理をなんら必要としないので容易に実施するこ
とができる。
【0020】本発明による切り花の芳香増強の代表的な
例として、芳香増強剤の水溶液に浸漬したままで芳香を
増強させる方法と一定時間浸漬することによりその後の
芳香を増強する方法とが挙げられる。前者としては、例
えば店舗においてバケツなどの容器に切り花を差して販
売する場合や、家庭や展覧会などで花器に切り花を生け
ておく場合のような後処理があり、後者としては例えば
花の収穫後に生産者が一定時間芳香増強剤処理を行い、
その後出荷する前処理がある。このように本発明は多く
の場面で利用できる。
例として、芳香増強剤の水溶液に浸漬したままで芳香を
増強させる方法と一定時間浸漬することによりその後の
芳香を増強する方法とが挙げられる。前者としては、例
えば店舗においてバケツなどの容器に切り花を差して販
売する場合や、家庭や展覧会などで花器に切り花を生け
ておく場合のような後処理があり、後者としては例えば
花の収穫後に生産者が一定時間芳香増強剤処理を行い、
その後出荷する前処理がある。このように本発明は多く
の場面で利用できる。
【0021】切り花以外の植物体の芳香増強方法として
は、例えば植物を植え付けしている路地、ハウス、植木
鉢などの土壌中に適当量の芳香増強剤を散布すればよ
い。散布された芳香増強剤は植物体の毛根を通して植物
体に吸収され、花もしくは葉から該増強剤の芳香が持続
的に発散される。
は、例えば植物を植え付けしている路地、ハウス、植木
鉢などの土壌中に適当量の芳香増強剤を散布すればよ
い。散布された芳香増強剤は植物体の毛根を通して植物
体に吸収され、花もしくは葉から該増強剤の芳香が持続
的に発散される。
【0022】本発明の芳香増強剤には、従来から使用さ
れている窒素、リン酸、カリウム、シュ−クロ−ス、ビ
タミンCなどの栄養源、鉄、亜鉛、マンガン、銅、ほう
素などの微量栄養素分、ベンジルアデニン、ブラシノラ
イドなどの植物生長調節剤などを含有させることもでき
る。
れている窒素、リン酸、カリウム、シュ−クロ−ス、ビ
タミンCなどの栄養源、鉄、亜鉛、マンガン、銅、ほう
素などの微量栄養素分、ベンジルアデニン、ブラシノラ
イドなどの植物生長調節剤などを含有させることもでき
る。
【0023】本発明の芳香増強剤の香気成分配糖体の濃
度は、対象となる植物体の種類など様々な条件によって
変化し一概には規定できないが、一般的に約0.1〜1
0重量%の範囲が好ましく、更に好ましくは約0.1〜
1.0重量%である。
度は、対象となる植物体の種類など様々な条件によって
変化し一概には規定できないが、一般的に約0.1〜1
0重量%の範囲が好ましく、更に好ましくは約0.1〜
1.0重量%である。
【0024】本発明の対象となる切り花及び植物体とし
ては、菊、バラ、カスミソウ、チューリップ、ユリ、カ
ーネーション、ラン、ストック、スィートピー、フリー
ジアなどが挙げられるが、これらの植物体に限定される
ものではない。
ては、菊、バラ、カスミソウ、チューリップ、ユリ、カ
ーネーション、ラン、ストック、スィートピー、フリー
ジアなどが挙げられるが、これらの植物体に限定される
ものではない。
【0025】
【実施例】次に実施例をあげて本発明を更に詳細に説明
する。
する。
【0026】実施例1,比較例1〜2 オイゲニルグルコシド(長谷川香料株式会社製)が0.
3%、硝酸カルシウムが25mMとなるように水に溶解
(実施例1)し、本発明の芳香増強剤を調整し、バラの
切り花を生けた。また、オイゲニルグルコシドのみの
0.3%水溶液(比較例2)と、水(比較例1)にもバ
ラの切り花を生けた。ヘッドスペース分析によりバラの
花から揮発する成分を分析し、更に薬害の程度を観察し
た。
3%、硝酸カルシウムが25mMとなるように水に溶解
(実施例1)し、本発明の芳香増強剤を調整し、バラの
切り花を生けた。また、オイゲニルグルコシドのみの
0.3%水溶液(比較例2)と、水(比較例1)にもバ
ラの切り花を生けた。ヘッドスペース分析によりバラの
花から揮発する成分を分析し、更に薬害の程度を観察し
た。
【0027】その結果、実施例1の芳香増強剤で処理し
た場合と、比較例1のオイゲニルグルコシドのみで処理
した場合の両方に、香気成分であるオイゲノールの発散
が認められた。しかし、薬害は、比較例2に顕著に認め
られ、実施例1には認められなかった。尚、比較例1
は、特に芳香の増強性は認められなかった(表1)。
た場合と、比較例1のオイゲニルグルコシドのみで処理
した場合の両方に、香気成分であるオイゲノールの発散
が認められた。しかし、薬害は、比較例2に顕著に認め
られ、実施例1には認められなかった。尚、比較例1
は、特に芳香の増強性は認められなかった(表1)。
【0028】
【表1】
【0029】実施例2 オイゲニルグルコシドが0.3%、塩化マグネシウムが
25mMとなるように水に溶解し、本発明の芳香増強剤
を調整し、バラの切り花を生け、1日後に薬害の程度を
観察した。
25mMとなるように水に溶解し、本発明の芳香増強剤
を調整し、バラの切り花を生け、1日後に薬害の程度を
観察した。
【0030】その結果、実施例1の芳香増強剤で処理し
た場合と同様に、賦香が認められ、薬害は認められなか
った。
た場合と同様に、賦香が認められ、薬害は認められなか
った。
【0031】
【発明の効果】以上の如く、本発明の芳香増強剤を切り
花の生け水中へ添加、または植物を植えつけた土壌中に
灌水、散布することにより、薬害を生じることなく植物
体の芳香を増強させることができる。
花の生け水中へ添加、または植物を植えつけた土壌中に
灌水、散布することにより、薬害を生じることなく植物
体の芳香を増強させることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩本 実 神奈川県川崎市中原区苅宿335 長谷川香 料株式会社技術研究所内
Claims (2)
- 【請求項1】 カルシウムイオン又はマグネシウムイオ
ンを有する化合物の少なくとも一種および香気成分配糖
体を含有することを特徴とする植物体の芳香増強剤。 - 【請求項2】 請求項1の芳香増強剤を植物体に接触処
理することを特徴とする植物体の芳香増強方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10821597A JPH10276577A (ja) | 1997-04-09 | 1997-04-09 | 植物体の芳香増強剤および芳香増強方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10821597A JPH10276577A (ja) | 1997-04-09 | 1997-04-09 | 植物体の芳香増強剤および芳香増強方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10276577A true JPH10276577A (ja) | 1998-10-20 |
Family
ID=14478957
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10821597A Pending JPH10276577A (ja) | 1997-04-09 | 1997-04-09 | 植物体の芳香増強剤および芳香増強方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10276577A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005239675A (ja) * | 2004-02-27 | 2005-09-08 | Sumitomo Forestry Co Ltd | ピペリトールもしくはその誘導体を有効成分とする植物抑制剤 |
-
1997
- 1997-04-09 JP JP10821597A patent/JPH10276577A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005239675A (ja) * | 2004-02-27 | 2005-09-08 | Sumitomo Forestry Co Ltd | ピペリトールもしくはその誘導体を有効成分とする植物抑制剤 |
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