JPH10277652A - 二重折曲鍔付き円筒体の製造方法 - Google Patents

二重折曲鍔付き円筒体の製造方法

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JPH10277652A
JPH10277652A JP9083960A JP8396097A JPH10277652A JP H10277652 A JPH10277652 A JP H10277652A JP 9083960 A JP9083960 A JP 9083960A JP 8396097 A JP8396097 A JP 8396097A JP H10277652 A JPH10277652 A JP H10277652A
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伸浩 岡田
Koji Fukuda
浩二 福田
Tatsuya Yamamoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二重折曲鍔付き円筒体を一体成形で精度よく
低コストでしかも安定して生産することができる二重折
曲鍔付き円筒体の製造方法を提供する。 【解決手段】 薄肉の有頂円筒体1の頂面部2の周縁2
aに、周囲に張出した鍔部8をプレス成形にて形成する
二重折曲鍔付き円筒体の製造方法であって、前記有頂円
筒体1の円筒部4の下半部4aをその内外面側から挟持
しかつ下端面4cを当接面25aに当接し、前記頂面部
2をその上下から挟持しながら前記下半部4b側に相対
的に移動させて、前記円筒部4の上半部4aを上方周囲
に張出させて、上方周囲に張出し折曲げられ二重になっ
た張出部11を形成する第1工程と、この張出部11を
その上面に上向きに拡がった円錐面38aを押付けて周
囲に押拡げる第2工程と、この周囲に押拡げられた張出
部12を上下から圧潰して、周囲に張出し折曲げられて
二重に重ねられた鍔部8を形成する第3工程とからな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクや磁気
ディスクを回転駆動するモータに用いられているロータ
フレーム等の二重折曲鍔付き円筒体を製造する方法およ
びロータフレームに関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ディスクや磁気ディスクを回転駆動す
るモータのロータフレーム71は、図13に示すよう
に、ディスク76を調芯するボス部74を中心に備えデ
ィスク面76aを面受けするターンテーブル部72と、
リング状のロータマグネット77を収容するマグネット
フレーム73とからなる。このモータを用いた機器の小
型、軽量化に伴い、ロータマグネット77とマグネット
フレーム73とは小型化されてきたが、ターンテーブル
部72の直径はディスク76の姿勢を安定して保持する
ためある程度の大きさが必要で、マグネットフレーム7
3の直径よりも大きくなっている。このため、従来はボ
ス部74を突設したターンテーブル部72とマグネット
フレーム73とを別々に成形したものを接合部75にて
カシメやスポット溶接等で接合してロータフレーム71
を得ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のように2部品72、73をカシメやスポット溶接等
で接合する方法では、部品コストおよび製造コスト、接
合部75の精度や信頼性の点で問題があった。コストや
信頼性ならびに生産性の観点から板状素材からの一体プ
レス成形による方法が望まれている。
【0004】そこで、二重折曲鍔付き円筒体を一体成形
する方法として例えば、図10に示すように、一枚の板
状素材から図示しない幾つかのプレス成形工程を経て得
られたワークを、環状の薄肉突起部61aを有する下パ
ンチ61とこれに対向する上パンチ62とで挟んで、ダ
イ63の中をガイドして上下からプレス成形し、図11
に示すような、頂面部66の周縁に上側に張出し折曲げ
られ二重になった張出部67が形成されたワーク65を
得、次いで図示しないが、この張出部67の上面に上向
きに拡がった円錐面を押付けて周囲に押拡げ、次いでこ
の周囲に押拡げられた張出部を上下から圧潰して、図1
2に示すような、周囲に張出し折曲げられて二重に重ね
られた鍔部68を形成する方法が考えられる。
【0005】しかし前記の製造方法では、図10に示す
プレス成形工程において、張出部67を成形する下パン
チ61の薄肉突起部61aが破損し易く、安定した生産
が困難であるという問題がある。
【0006】本発明は、上記問題に鑑み、二重折曲鍔付
き円筒体を一体成形で精度よく低コストでしかも安定し
て生産することができる二重折曲鍔付き円筒体の製造方
法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、薄肉の有頂円筒体の頂面部の周縁に、周囲
に張出し折曲げられて二重に重ねられた鍔部をプレス成
形にて形成する二重折曲鍔付き円筒体の製造方法であっ
て、前記有頂円筒体の円筒部の下半部をその内外面側か
ら挟持しかつ下端面を当接面に当接し、前記頂面部をそ
の上下から挟持しながら前記下半部側に相対的に移動さ
せて、前記円筒部の上半部を上方周囲に張出させて、上
方周囲に張出し折曲げられ二重になった張出部を形成す
る第1工程と、この張出部をその上面に上向きに拡がっ
た円錐面を押付けて周囲に押拡げる第2工程と、この周
囲に押拡げられた張出部を上下から圧潰して、周囲に張
出し折曲げられて二重に重ねられた鍔部を形成する第3
工程とからなることを特徴とする。
【0008】本発明の二重折曲鍔付き円筒体の製造方法
によれば、有頂円筒体の頂面部を円筒部の下半部側に押
し込むとき、有頂円筒体の円筒部の上半部のみが周囲に
開放されており他の部分が束縛されているため、この円
筒部の上半部が、上下の圧縮力に屈して周囲へ膨らみ、
その内側に押し込まれてくる頂面部と上パンチとによっ
て周囲に押出され、上方周囲の空間に張出し折曲げられ
るので、環状の薄肉突起部を有する下パンチ等を用いる
ことなく、上方周囲に張出し折曲げられ二重になった張
出部をプレス成形にて安定して形成できる。それ以降
は、この張出部を、円筒部の下半部を基準として、その
上面に上向きに拡がった円錐面を押付けてこの円錐面に
沿うように周囲に押拡げ、この周囲に押拡げられた張出
部を上下から圧潰して、周囲に張出し折曲げられて二重
に重ねられた鍔部を形成することができるので、二重折
曲鍔付き円筒体を一体成形で精度よく得ることができ
る。
【0009】また、本発明の二重折曲鍔付き円筒体の製
造方法によれば、ロータマグネットを収容する円筒部
と、円筒部の上端に形成されディスクを調芯する部材を
保持するボス部を中心に備えた頂面部と、頂面部の周縁
に周囲に張出し折曲げられて二重に重ねられるように形
成されディスクを面受けする鍔部とを備えたロータフレ
ームを一体成形で精度よく低コストでしかも安定して生
産することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図面に基づい
て以下に説明する。
【0011】本発明の二重折曲鍔付き円筒体の製造方法
の一実施形態は、光ディスクを回転駆動するモータのロ
ータフレームの製造方法に関するもので、図1に示すよ
うな薄肉の有頂円筒体1の頂面部2の周縁2aに、図8
に示すような周囲に張出し折曲げられて二重に重ねられ
た鍔部8を、複数のプレス成形工程によって順次プレス
成形して形成する二重折曲鍔付き円筒体の製造方法であ
る。
【0012】有頂円筒体1は、図1に示すように、ボス
部3を中心に備えた頂面部2と、下半部4bの内側に図
示しないリング状のロータマグネットを収容する円筒部
4とからなる。この有頂円筒体1は、既知の方法によっ
て一枚板素材から成形されたもので、ボス部3には、後
工程のモータ組立時にディスク調芯用の調芯リングを装
着するための角孔3a等が予め設けられている。
【0013】二重折曲鍔付き円筒体7は、図8に示すよ
うに、前記ボス部3を中心に備えた頂面部2と、その周
囲に張出し折曲げられて二重に重ねられディスク面を面
受けする鍔部8とからなるターンテーブル部9と、リン
グ状のロータマグネットを収容するマグネットフレーム
10とが一体成形されたものである。そして、この二重
折曲鍔付き円筒体7に、後工程にてそのボス部3の中心
に軸受け装着用孔3b等を貫設して、図9に示すような
ロータフレーム20が得られる。
【0014】この二重折曲鍔付き円筒体7の製造方法
は、(1)有頂円筒体1の円筒部4の上半部4aを上方
周囲に張出させて、上方周囲に張出し折曲げられ二重に
なった張出部11を形成する第1工程(図1〜図4参
照)と、(2)この張出部11を周囲に押拡げる第2工
程(図5、図6参照)と、(3)この周囲に押拡げられ
た張出部12を上下から圧潰して、周囲に張出し折曲げ
られて二重に重ねられた鍔部8を形成する第3工程(図
7、図8参照)との3工程からなる。
【0015】以下に、本発明の二重折曲鍔付き円筒体の
製造方法の一実施形態の各工程に用いられるプレス金型
と、そのプレス金型によるプレス成形の手順とを、図面
に基づいて説明する。
【0016】(第1工程)第1工程の金型は、図2、図
3に示すように、第1下金型21と、第1下金型21に
対向して上下動する第1上金型22とからなる。
【0017】第1下金型21は、上面23aで有頂円筒
体1の頂面部2の下面を受けかつ外周面23bで有頂円
筒体1の円筒部4の内面を受ける第1下パンチ23と、
上面25aで有頂円筒体1の円筒部4の下端面4cを受
けかつ第1下パンチ23を軸方向上下動自在に保持し上
位置制限する下パンチホルダ25と、第1下パンチ23
を上方に押し付ける下スプリング27と、下スプリング
27を収容し第1下パンチ23を下位置制限する下バッ
キングプレート28と、有頂円筒体1の円筒部4の下半
部4bの外周面に外周から当接する第1ダイ26とを備
えている。
【0018】第1上金型22は、有頂円筒体1の頂面部
2の上面を上方から押し込む第1上パンチ24と、第1
上パンチ24を軸方向上下動自在に保持し下位置制限す
る第1上パンチホルダ29と、第1上パンチ24を下方
に押し付ける上スプリング30と、上スプリング30を
収容し第1上パンチ24を上位置制限する上バッキング
プレート31とを備えている。
【0019】第1ダイ26は、周方向に4分割されてお
り、縮径位置において各内面26aが接続された円筒面
を構成し、かつ上面26bが接続された平面を構成し、
それぞれの分割体が半径方向に図示しない駆動手段によ
って進退動し、拡径位置において内側に有頂円筒体1の
円筒部4の下半部4bを導入し、縮径位置においてその
下半部4bを周囲から押え付けるようになっている。
【0020】第1上パンチ24は、下端面24aが、有
頂円筒体1の頂面部2の直径より小さな外径と頂面部2
のボス部3の直径より少し大きな内径とを持ったリング
面状となっており、外周面24bが上向きに少し拡がっ
た円錐面となっていて、この円錐面の頂角Aは60°程
度である。
【0021】次に第1工程のプレス成形の手順を説明す
る。
【0022】先ず、図2に示すように、有頂円筒体1を
第1下パンチ23に被せるようにセットし、第1ダイ2
6を縮径位置にして、有頂円筒体1の円筒部4の下端面
4cを下パンチホルダ25の上面25aに当接させた状
態で、円筒部4の下半部4bの内外面を挟持させて固定
する。
【0023】第1上金型22を下降させていくと、図2
に示すように、先ず第1上パンチ24の下端面24aが
有頂円筒体1の頂面部2の上面に当接して、頂面部2の
上面に第1上パンチ24の荷重が印加され、その反動で
第1上パンチ24が下制限位置から相対的に持ち上げら
れ、次いで第1上パンチ24が上制限位置まで相対的に
持ち上げられて上バッキングプレート31に接触する
と、図3に示すように、第1上パンチ24が上バッキン
グプレート31と共に強制的に押し下げられ、頂面部2
を下スプリング27による挟持力で挟持したまま頂面部
2を下方に押し下げる。このとき有頂円筒体1の円筒部
4の内面、円筒部4の下半部4bの外周面および円筒部
4の下端面4cが束縛されており、かつ円筒部4の上半
部4aの外周面が周囲に開放されているため、この円筒
部4の上半部4aが、上からの圧縮力に屈して周囲へ膨
らみ、その内側に上方から押し込まれてくる頂面部2と
第1上パンチ24の外周面24bとによって周囲に押出
され、上方周囲の空間に張出し折曲げられる。こうし
て、図4に示すように、図10に示すような環状の薄肉
突起部61aを有する下パンチ61等を用いることな
く、頂面部13の周縁13aに、上方周囲に張出し折曲
げられ二重になった張出部11が形成されたワーク5が
得られる。
【0024】(第2工程)第2工程の金型は、図5に示
すように、第2下金型35と、第2下金型35に対向し
て上下動する第2上金型36とからなる。
【0025】第2下金型35は、上面37aでワーク5
の頂面部2の下面を受けかつ外周面37bでワーク5の
円筒部10の内面を受ける第2下パンチ37と、第2下
パンチ37を収容する下パンチホルダ39と、第2下パ
ンチ37を固定する下バッキングプレート40と、ワー
ク5の円筒部10の外周面に外周から当接しかつ上面4
1bでワーク5の張出部11の下面を受ける第2ダイ4
1とを備えている。
【0026】第2上金型36は、ワーク5の頂面部2の
上面を上方から押え付ける第4パンチ42と、第4上パ
ンチ42を内嵌してワーク5の張出部11の上面を上方
から押え付ける第2上パンチ38と、第4上パンチ42
を軸方向上下動自在に保持し下位置制限しかつ第2上パ
ンチ38を支持する上バッキングプレート43と、第4
上パンチ42を下方に押し付けるスプリング44と、ス
プリング44を収容するスプリングホルダ45とを備え
ている。
【0027】第2ダイ41は、周方向に4分割されてお
り、縮径位置において各内面41aが接続された円筒面
を構成し、かつ上面41bが上に拡がり接続された頂角
120°程度円錐面を構成し、それぞれの分割体が半径
方向に図示しない駆動手段によって進退動し、拡径位置
において内側にワーク5の円筒部10を導入し、縮径位
置においてその円筒部10を周囲から押え付け、張出部
11を上面41bの円錐面に受けるようになっている。
第2上パンチ38は、その下面38aが上に拡がった円
錐面となっており、その頂角は第2ダイ41の上面41
bの円錐面の頂角と同程度である。
【0028】次に第2工程のプレス成形の手順を説明す
る。
【0029】先ず、図5に示すように、ワーク5を第2
下パンチ37に被せるようにセットし、ワーク5の頂面
部2の下面が第2下パンチ37の上面に当接している状
態で、第2ダイ41を縮径位置にして、ワーク5の円筒
部10の内外面を挟持させて固定する。
【0030】第2上金型36を下降させていくと、先ず
第4上パンチ42の下端面がワーク5の頂面部2の上面
に当接して、第4上パンチ42が相対的に持ち上げら
れ、頂面部2に第4上パンチ42の荷重と上スプリング
44のバネ力とが印加されて頂面部2が保持される。次
いで第2上パンチ38が上バッキングプレート43と共
に押し下げられ、この第2上パンチ38の下面38aの
円錐面がワーク5の張出部11を上方から押え付ける
と、この張出部11は第2上パンチ38の下面38aの
円錐面に沿うように周囲に押拡げられる、これによっ
て、図6に示すように、更に周囲に押拡げられた張出部
12が形成されたワーク6が得られる。
【0031】(第3工程)第3工程の金型は、図7に示
すように、第3下金型50と、第3下金型50に対向し
て上下動する第3上金型51とからなる。
【0032】第3下金型50は、上面52aでワーク6
の頂面部2の下面を受けかつ外周面52bでワーク6の
円筒部10の内面を受ける第3下パンチ52と、第3下
パンチ52を収容する下パンチホルダ54と、第3下パ
ンチ52を固定する下バッキングプレート55と、ワー
ク6の円筒部10の外周面に外周から当接しかつ上面5
6bでワーク6の張出部12の下面を受ける第3ダイ5
6とを備えている。
【0033】第3上金型51は、ワーク6の頂面部2の
上面を上方から押え付ける第5上パンチ57と、第5上
パンチ57を内嵌してワーク6の張出部12の上面を上
方から押え付ける第3上パンチ53と、第5上パンチ5
7を軸方向上下動自在に保持し下位置制限しかつ第3上
パンチ53を支持する上バッキングプレート58と、第
5上パンチ57を下方に押し付けるスプリング59と、
スプリング59を収容するスプリングホルダ60とを備
えている。
【0034】第3ダイ56は、周方向に4分割されてお
り、縮径位置において各内面56aが接続された円筒面
を構成し、かつ上面56bが接続された平面を構成し、
それぞれの分割体が半径方向に図示しない駆動手段によ
って進退動し、拡径位置において内側にワーク6の円筒
部10を導入し、縮径位置においてその円筒部10を周
囲から押え付け、張出部12を上面56bの平面に受け
るようになっている。
【0035】第3上パンチ53の下面53aは平面とな
っている。
【0036】次に第3工程のプレス成形の手順を説明す
る。
【0037】先ず、図7に示すように、ワーク6を第3
下パンチ52に被せるようにセットし、ワーク6の頂面
部2の下面が第3下パンチ52の上面に当接している状
態で、第3ダイ56を縮径位置にして、ワーク6の円筒
部10の内外面を挟持させて固定する。
【0038】第3上金型51を下降させていくと、先ず
第5上パンチ57の下端面がワーク6の頂面部2の上面
に当接して、第5上パンチ57が相対的に持ち上げら
れ、頂面部2に第5上パンチ57の荷重と上スプリング
59のバネ力とが印加されて頂面部2が保持される。次
いで第3上パンチ53が上バッキングプレート58と共
に押し下げられ、この第3上パンチ53の下面53aが
ワーク6の張出部12を上方から押え付けると、この張
出部12は第3上パンチ53の下面53aと第3ダイ5
6の上面56bとの間で圧潰され、厚みがその部分の肉
厚のほぼ2倍で上下に水平面を有する鍔部8が形成され
る。以上によって、図8に示すように、周囲に張出し折
曲げられて二重に重ねられた鍔部8が形成された二重折
曲鍔付き円筒体7が得られる。
【0039】上記実施形態では、モータのロータフレー
ムの製造方法に関して述べたが、本発明はこれに限定さ
れず、二重折曲鍔付き円筒体を一体成形で得る製造方法
に適用できる。また、二重折曲鍔付き円筒体の頂面部を
上方として述べたが、各工程における成形前後の円筒体
およびこれに対応するプレス金型等の上下の配置が逆で
もよい。
【0040】
【発明の効果】本発明の二重折曲鍔付き円筒体の製造方
法によれば、環状の薄肉突起部を有する下パンチ等を用
いることなく、上方周囲に張出し折曲げられ二重になっ
た張出部をプレス成形にて安定して形成できる。それ以
降は、この張出部を周囲に押拡げ、この周囲に押拡げら
れた張出部を上下から圧潰して、周囲に張出し折曲げら
れて二重に重ねられた鍔部を形成することができるの
で、二重折曲鍔付き円筒体を一体成形で精度よく得るこ
とができる。従って、ロータマグネットを収容する円筒
部と、円筒部の上端に形成されディスクを調芯する部材
を保持するボス部を中心に備えた頂面部と、頂面部の周
縁に周囲に形成されディスクを面受けする鍔部とを備え
たロータフレーム等の二重折曲鍔付き円筒体を一体成形
で精度よく低コストでしかも安定して生産することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】有頂円筒体の一例を示す図で、(a)は平面図
を、(b)は正面断面図をそれぞれ示す。
【図2】本発明の二重折曲鍔付き円筒体の製造方法の一
実施形態の第1工程のプレス成形前を示す概略断面図。
【図3】本発明の二重折曲鍔付き円筒体の製造方法の一
実施形態の第1工程のプレス成形後を示す概略断面図。
【図4】前記の第1工程によって張出部が形成されたワ
ークを示す図で、(a)は平面図を、(b)は正面断面
図をそれぞれ示す。
【図5】本発明の二重折曲鍔付き円筒体の製造方法の一
実施形態の第2工程を示す概略断面図。
【図6】前記の第2工程によって張出部が周囲に押拡げ
られたワークを示す図で、(a)は平面図を、(b)は
正面断面図をそれぞれ示す。
【図7】本発明の二重折曲鍔付き円筒体の製造方法の一
実施形態の第3工程を示す概略断面図。
【図8】本発明によって得られた二重折曲鍔付き円筒体
の一例を示す図で、(a)は平面図を、(b)は正面断
面図をそれぞれ示す。
【図9】前記の二重折曲鍔付き円筒体から得られたロー
タフレームの一例を示す斜視図。
【図10】張出部の形成方法の検討例を示す概略断面
図。
【図11】前記の張出部の形成方法によって張出部が形
成されたワークの一例を示す正面断面図。
【図12】前記のワークから得られた二重折曲鍔付き円
筒体を示す正面断面図。
【図13】従来のロータフレームの一例を示す正面断面
図。
【符号の説明】
1 有頂円筒体 2 頂面部 2a 頂面部の周縁 4 有頂円筒体の円筒部 4a 円筒部の上半部 4b 円筒部の下半部 4c 円筒部の下端面 8 鍔部 11 上方周囲に張出し折曲げられ二重になった張出部 12 周囲に押拡げられた張出部 25a 下バッキングプレートの上面(当接面) 38a 第2上パンチの下面(円錐面)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄肉の有頂円筒体の頂面部の周縁に、周
    囲に張出し折曲げられて二重に重ねられた鍔部をプレス
    成形にて形成する二重折曲鍔付き円筒体の製造方法であ
    って、 前記有頂円筒体の円筒部の下半部をその内外面側から挟
    持しかつ下端面を当接面に当接し、前記頂面部をその上
    下から挟持しながら前記下半部側に相対的に移動させ
    て、前記円筒部の上半部を上方周囲に張出させて、上方
    周囲に張出し折曲げられ二重になった張出部を形成する
    第1工程と、 この張出部をその上面に上向きに拡がった円錐面を押付
    けて周囲に押拡げる第2工程と、 この周囲に押拡げられた張出部を上下から圧潰して、周
    囲に張出し折曲げられて二重に重ねられた鍔部を形成す
    る第3工程とからなることを特徴とする二重折曲鍔付き
    円筒体の製造方法。
  2. 【請求項2】 二重折曲鍔付き円筒体が、ロータマグネ
    ットを収容する円筒部と、円筒部の上端に形成されディ
    スクを調芯する部材を保持するボス部を中心に備えた頂
    面部と、頂面部の周縁に周囲に張出し折曲げられて二重
    に重ねられるように形成されディスクを面受けする鍔部
    とを備えたロータフレームである請求項1記載の二重折
    曲鍔付き円筒体の製造方法。
JP08396097A 1997-04-02 1997-04-02 二重折曲鍔付き円筒体の製造方法 Expired - Fee Related JP3652471B2 (ja)

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