JPH10279033A - 傾斜ベルトコンベヤ装置 - Google Patents
傾斜ベルトコンベヤ装置Info
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- JPH10279033A JPH10279033A JP8910097A JP8910097A JPH10279033A JP H10279033 A JPH10279033 A JP H10279033A JP 8910097 A JP8910097 A JP 8910097A JP 8910097 A JP8910097 A JP 8910097A JP H10279033 A JPH10279033 A JP H10279033A
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- Japan
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- pair
- cylindrical tube
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 高速で大量輸送が可能で、かつ、騒音、振動
や環境汚染が少なく、ランニングコストや設備費が低
く、輸送物の落鉱が無く、ベルト摩耗が少ない傾斜ベル
トコンベヤ装置を提供する。 【解決手段】 両キャリア側ベルトは上下一対の円筒管
のうち上方円筒管10の下部内面に支承され、リターン
側ベルトのうち上ベルト1Aは上下一対の円筒管のうち
上方円筒管の上部外面上に軸方向に沿設した左右一対の
摺動ガイドにベルト端部を当接しながら案内されつつ上
部外面に支承され、リターン側ベルトのうち下ベルト1
Bは上下一対の円筒管のうち下方円筒管14の下部内面
に支承され、かつ、上方円筒管の上端中央部および両円
筒管のそれぞれの最下部に穿設した注入孔の下部には圧
気源と連通し注入孔へ圧縮空気を供給するベルト走行方
向に沿って延在した圧縮空気配管30,40を接続し
た。
や環境汚染が少なく、ランニングコストや設備費が低
く、輸送物の落鉱が無く、ベルト摩耗が少ない傾斜ベル
トコンベヤ装置を提供する。 【解決手段】 両キャリア側ベルトは上下一対の円筒管
のうち上方円筒管10の下部内面に支承され、リターン
側ベルトのうち上ベルト1Aは上下一対の円筒管のうち
上方円筒管の上部外面上に軸方向に沿設した左右一対の
摺動ガイドにベルト端部を当接しながら案内されつつ上
部外面に支承され、リターン側ベルトのうち下ベルト1
Bは上下一対の円筒管のうち下方円筒管14の下部内面
に支承され、かつ、上方円筒管の上端中央部および両円
筒管のそれぞれの最下部に穿設した注入孔の下部には圧
気源と連通し注入孔へ圧縮空気を供給するベルト走行方
向に沿って延在した圧縮空気配管30,40を接続し
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は傾斜ベルトコンベヤ
装置に係り、さらに詳しくは、同一方向に同一速度で重
合してエンドレスに走行する上下2枚の2重ベルト間に
搬送物を挟持して搬送する傾斜ベルトコンベヤであっ
て、2重ベルト間の搬送物が急傾斜移動する間に、重合
するベルト縁端部より離脱落下しないようにするととも
に、上下ベルトのキャリア側とリターン側のベルトをそ
れぞれ上中下3本の円筒管で支承して、圧縮空気により
浮上しつつ搬送できる傾斜ベルトコンベヤ装置に関する
もので、大量の輸送物を高速で高低差のある2点間を、
しかも、かなりな長距離間を、安価なランニングコスト
で、かつ、安価な設備費で輸送できる傾斜ベルトコンベ
ヤ装置を供給できることを企図したものである。
装置に係り、さらに詳しくは、同一方向に同一速度で重
合してエンドレスに走行する上下2枚の2重ベルト間に
搬送物を挟持して搬送する傾斜ベルトコンベヤであっ
て、2重ベルト間の搬送物が急傾斜移動する間に、重合
するベルト縁端部より離脱落下しないようにするととも
に、上下ベルトのキャリア側とリターン側のベルトをそ
れぞれ上中下3本の円筒管で支承して、圧縮空気により
浮上しつつ搬送できる傾斜ベルトコンベヤ装置に関する
もので、大量の輸送物を高速で高低差のある2点間を、
しかも、かなりな長距離間を、安価なランニングコスト
で、かつ、安価な設備費で輸送できる傾斜ベルトコンベ
ヤ装置を供給できることを企図したものである。
【0002】
【従来の技術】従来の水平移動式のキャリア式平ベルト
コンベヤ装置は、搬送物を積載して移送するベルトはベ
ルト走行方向に略等間に複数個所に配列された中央の支
持ローラと左右一対のサイドローラ上を転動して移動し
ながら、搬送物を移送するようになっている。また、リ
ターン側のベルトにも同様に複数個所に配列されたリタ
ーンローラ上を転動して移動するようになっている。そ
して、これら支持ローラやサイドローラ、およびリター
ンローラをベルト走行方向に適当間隔離間して支持する
横梁状の架台(コンベヤフレーム)を複数個の柱脚を介
して地面上に支持した構成となっている。
コンベヤ装置は、搬送物を積載して移送するベルトはベ
ルト走行方向に略等間に複数個所に配列された中央の支
持ローラと左右一対のサイドローラ上を転動して移動し
ながら、搬送物を移送するようになっている。また、リ
ターン側のベルトにも同様に複数個所に配列されたリタ
ーンローラ上を転動して移動するようになっている。そ
して、これら支持ローラやサイドローラ、およびリター
ンローラをベルト走行方向に適当間隔離間して支持する
横梁状の架台(コンベヤフレーム)を複数個の柱脚を介
して地面上に支持した構成となっている。
【0003】一方、移送方向に上下の落差がある場合に
は、垂直または急傾斜状態を含む2点間に、重なり合う
2枚のベルトを同一方向に同一速度で移動させ、この2
重ベルト間に搬送物を挟持して搬送する垂直ベルトコン
ベヤ装置が知られている。この垂直ベルトコンベヤ装置
では、垂直状態もしくは急傾斜状態では、間に搬送物を
介在させた両ベルトを搬送物が外部に溢れないように互
いに略密着状態に押圧付勢する機構を必要とし、その一
例として、たとえば、図14に示すように、2重ベルト
302a、302bの重ね合わせ両端部を、架構301
に回転自在に取り付けた端部押えローラ303a、30
3bで挟んで転動させたうえ、ベルト幅中央部を両側一
対の押えローラ304a、304bで挟持し、圧縮コイ
ルばね305a、305b(図示せず)からなる押圧機
構305、305(図示せず)で両側から2重ベルト3
02a、302bを重合するように押圧保持する方法を
採用していた。この方法では、押えローラ304aと押
えローラ304bを、あるいは端部押えローラ303a
と端部押えローラ303bを、図15に示すように、同
一の断面上に配設するばかりでなく、ベルト走行方向
(紙面の奥行き方向)に所定の間隔だけずらせて千鳥状
に配置するやり方も使用していた。
は、垂直または急傾斜状態を含む2点間に、重なり合う
2枚のベルトを同一方向に同一速度で移動させ、この2
重ベルト間に搬送物を挟持して搬送する垂直ベルトコン
ベヤ装置が知られている。この垂直ベルトコンベヤ装置
では、垂直状態もしくは急傾斜状態では、間に搬送物を
介在させた両ベルトを搬送物が外部に溢れないように互
いに略密着状態に押圧付勢する機構を必要とし、その一
例として、たとえば、図14に示すように、2重ベルト
302a、302bの重ね合わせ両端部を、架構301
に回転自在に取り付けた端部押えローラ303a、30
3bで挟んで転動させたうえ、ベルト幅中央部を両側一
対の押えローラ304a、304bで挟持し、圧縮コイ
ルばね305a、305b(図示せず)からなる押圧機
構305、305(図示せず)で両側から2重ベルト3
02a、302bを重合するように押圧保持する方法を
採用していた。この方法では、押えローラ304aと押
えローラ304bを、あるいは端部押えローラ303a
と端部押えローラ303bを、図15に示すように、同
一の断面上に配設するばかりでなく、ベルト走行方向
(紙面の奥行き方向)に所定の間隔だけずらせて千鳥状
に配置するやり方も使用していた。
【0004】また、他の方法としては、2重ベルト30
2a、302bを重ね合わせて両端部を端部押えローラ
303a、303bで重合させるとともに、ベルト走行
方向に端部押えローラ303a、303bと所定間隔離
間した位置で、図15に示すように、両側もしくは片側
のみにピンジョイント309回りに回動自在で、かつ、
引張コイルばね308aからなる押圧機構308によ
り、左右一対の押えローラ306(右側押えローラ6R
と左側押えローラ306L、右側押えローラ307Rと
左側押えローラ307L)でベルト方向に2重ベルト3
02a、302bを重合するように押圧保持する方法も
採用されていた。
2a、302bを重ね合わせて両端部を端部押えローラ
303a、303bで重合させるとともに、ベルト走行
方向に端部押えローラ303a、303bと所定間隔離
間した位置で、図15に示すように、両側もしくは片側
のみにピンジョイント309回りに回動自在で、かつ、
引張コイルばね308aからなる押圧機構308によ
り、左右一対の押えローラ306(右側押えローラ6R
と左側押えローラ306L、右側押えローラ307Rと
左側押えローラ307L)でベルト方向に2重ベルト3
02a、302bを重合するように押圧保持する方法も
採用されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のベルトコンベヤ装置や垂直ベルトコンベヤ装
置においては、大量の搬送物を長距離に亘って搬送する
には多大の動力消費が必要であり、かつ、各種ローラの
回転抵抗や回転数の制約から、下記のような問題点があ
った。 ベルト搬送速度の制約により、高速化が困難であっ
た。 ローラの回転に伴う騒音の発生により作業環境の悪
化を招いていた。 多数のローラの設備費が大きく、維持管理(メンテ
ナンス)に労力を要していた。 ローラの回転に伴う機器の振動発生があった。 ベルトの転動や摺動による摩耗により寿命が短い。
うな従来のベルトコンベヤ装置や垂直ベルトコンベヤ装
置においては、大量の搬送物を長距離に亘って搬送する
には多大の動力消費が必要であり、かつ、各種ローラの
回転抵抗や回転数の制約から、下記のような問題点があ
った。 ベルト搬送速度の制約により、高速化が困難であっ
た。 ローラの回転に伴う騒音の発生により作業環境の悪
化を招いていた。 多数のローラの設備費が大きく、維持管理(メンテ
ナンス)に労力を要していた。 ローラの回転に伴う機器の振動発生があった。 ベルトの転動や摺動による摩耗により寿命が短い。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決して設
備費の安価な傾斜ベルトコンベヤ装置を供給するため、
本発明においては、第1の発明では、互いに重ね合わさ
れて急傾斜方向に同一速度で走行する上下2枚のベルト
間にバラ物からなる搬送物を挟持して搬送する傾斜ベル
トコンベヤ装置において、該上下2枚のベルトはそれぞ
れ、無端状のベルトと該ベルトのキャリア側およびリタ
ーン側にともに該ベルトを浮上させる圧縮空気の注入孔
をベルト走行方向に複数個備えたベルト支承トラフとを
有する空気浮上式の傾斜ベルトコンベヤ装置であって、
該ベルト支承トラフはそれぞれ上下一対の樹脂管または
鋼管からなる円筒管で形成されるとともに、両キャリア
側ベルトは該上下一対の円筒管のうち上方円筒管の下部
内面に支承され、リターン側ベルトのうち上ベルトは該
上下一対の円筒管のうち上方円筒管の上部外面上に軸方
向に沿設した左右一対の摺動ガイドにベルト端部を当接
しながら案内されつつ上部外面に支承され、リターン側
ベルトのうち下ベルトは該上下一対の円筒管のうち下方
円筒管の下部内面に支承され、かつ、該上方円筒管の上
端中央部および該両円筒管のそれぞれの最下部に穿設し
た前記注入孔の下部には圧気源と連通し該注入孔へ圧縮
空気を供給するベルト走行方向に沿って延在した圧縮空
気配管が接続され、該円筒管にベルト浮上作用後の圧縮
空気を排出させる排気口を設けた。
備費の安価な傾斜ベルトコンベヤ装置を供給するため、
本発明においては、第1の発明では、互いに重ね合わさ
れて急傾斜方向に同一速度で走行する上下2枚のベルト
間にバラ物からなる搬送物を挟持して搬送する傾斜ベル
トコンベヤ装置において、該上下2枚のベルトはそれぞ
れ、無端状のベルトと該ベルトのキャリア側およびリタ
ーン側にともに該ベルトを浮上させる圧縮空気の注入孔
をベルト走行方向に複数個備えたベルト支承トラフとを
有する空気浮上式の傾斜ベルトコンベヤ装置であって、
該ベルト支承トラフはそれぞれ上下一対の樹脂管または
鋼管からなる円筒管で形成されるとともに、両キャリア
側ベルトは該上下一対の円筒管のうち上方円筒管の下部
内面に支承され、リターン側ベルトのうち上ベルトは該
上下一対の円筒管のうち上方円筒管の上部外面上に軸方
向に沿設した左右一対の摺動ガイドにベルト端部を当接
しながら案内されつつ上部外面に支承され、リターン側
ベルトのうち下ベルトは該上下一対の円筒管のうち下方
円筒管の下部内面に支承され、かつ、該上方円筒管の上
端中央部および該両円筒管のそれぞれの最下部に穿設し
た前記注入孔の下部には圧気源と連通し該注入孔へ圧縮
空気を供給するベルト走行方向に沿って延在した圧縮空
気配管が接続され、該円筒管にベルト浮上作用後の圧縮
空気を排出させる排気口を設けた。
【0007】そして、第2の発明では、第1の発明にお
いて、下ベルトを装置縁端部で反転させた後のリターン
側ベルトを下方円筒管に導入する前と通過した後にそれ
ぞれ上下面を反転させるベルト反転装置を該下方円筒管
前後に配設した。さらに、第3の発明では、ベルト反転
装置は、プーリ側に配設された水平鋏みローラと、下方
円筒管側に配設された円筒支持ローラと、該両ローラ間
の中間部に設けた同一断面上円筒状に配列された複数個
の丸めローラ、または同一断面上に垂直な押えローラと
屈曲したベルトの両端をそれぞれ内側から支持する上下
一対の傾斜した内側押えローラとで構成された丸めロー
ラ、もしくは傾斜したサポートより軸方向に一定間隔離
間した複数箇所に張出角度を順次変化させて突出しベル
ト裏面に当接・転動する傾斜ローラとで形成してなる構
成とした。
いて、下ベルトを装置縁端部で反転させた後のリターン
側ベルトを下方円筒管に導入する前と通過した後にそれ
ぞれ上下面を反転させるベルト反転装置を該下方円筒管
前後に配設した。さらに、第3の発明では、ベルト反転
装置は、プーリ側に配設された水平鋏みローラと、下方
円筒管側に配設された円筒支持ローラと、該両ローラ間
の中間部に設けた同一断面上円筒状に配列された複数個
の丸めローラ、または同一断面上に垂直な押えローラと
屈曲したベルトの両端をそれぞれ内側から支持する上下
一対の傾斜した内側押えローラとで構成された丸めロー
ラ、もしくは傾斜したサポートより軸方向に一定間隔離
間した複数箇所に張出角度を順次変化させて突出しベル
ト裏面に当接・転動する傾斜ローラとで形成してなる構
成とした。
【0008】また、第4の発明では、ベルト反転装置
は、反転するベルトに当接しベルト幅方向中央部にベル
ト浮上用の圧縮空気の噴出口を複数個備え、各々がベル
ト走行方向にベルトが反転する向きに螺旋状に順次少し
ずつそれぞれ湾曲し、裏面側に該噴出口に連通する圧縮
空気配管を備えた複数個の曲面板をベルト走行方向に配
列してなる構成とした。そして、第5の発明では、ベル
ト反転装置は、反転するベルトに側面が当接しつつベル
ト走行方向に延在しベルト幅方向に略等間隔に平行に配
列された複数個一組みの断面円形または断面矩形状の摺
動体を、それぞれがベルト走行方向にベルトが反転する
向きに順次少しずつ傾斜方向を変化させて複数組み配置
してなる構成とした。さらに、第6の発明では、ベルト
反転装置と下方円筒管との間に、リターン側ベルトの断
面中央部の上下面に当接して転動する上下一対の押えロ
ーラとリターンベルトのベルト両端部を斜めに挟持して
転動する上下一対の鋏みローラとで構成され、ベルト断
面を椀状に形成するトラフ形成装置を備えた。
は、反転するベルトに当接しベルト幅方向中央部にベル
ト浮上用の圧縮空気の噴出口を複数個備え、各々がベル
ト走行方向にベルトが反転する向きに螺旋状に順次少し
ずつそれぞれ湾曲し、裏面側に該噴出口に連通する圧縮
空気配管を備えた複数個の曲面板をベルト走行方向に配
列してなる構成とした。そして、第5の発明では、ベル
ト反転装置は、反転するベルトに側面が当接しつつベル
ト走行方向に延在しベルト幅方向に略等間隔に平行に配
列された複数個一組みの断面円形または断面矩形状の摺
動体を、それぞれがベルト走行方向にベルトが反転する
向きに順次少しずつ傾斜方向を変化させて複数組み配置
してなる構成とした。さらに、第6の発明では、ベルト
反転装置と下方円筒管との間に、リターン側ベルトの断
面中央部の上下面に当接して転動する上下一対の押えロ
ーラとリターンベルトのベルト両端部を斜めに挟持して
転動する上下一対の鋏みローラとで構成され、ベルト断
面を椀状に形成するトラフ形成装置を備えた。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明においては、互いに重ね合
わされて急傾斜方向に同一速度で走行する上下2枚のベ
ルト間にバラ物からなる搬送物を挟持して搬送する傾斜
ベルトコンベヤ装置において、該上下2枚のベルトはそ
れぞれ、無端状のベルトと該ベルトのキャリア側および
リターン側にともに該ベルトを浮上させる圧縮空気の注
入孔をベルト走行方向に複数個備えたベルト支承トラフ
とを有する空気浮上式の傾斜ベルトコンベヤ装置であっ
て、該ベルト支承トラフはそれぞれ上下一対の樹脂管ま
たは鋼管からなる円筒管で形成されるとともに、両キャ
リア側ベルトは該上下一対の円筒管のうち上方円筒管の
下部内面に支承され、リターン側ベルトのうち上ベルト
は該上下一対の円筒管のうち上方円筒管の上部外面上に
軸方向に沿設した左右一対の摺動ガイドにベルト端部を
当接しながら案内されつつ上部外面に支承され、リター
ン側ベルトのうち下ベルトは該上下一対の円筒管のうち
下方円筒管の下部内面に支承され、かつ、該上方円筒管
の上端中央部および該両円筒管のそれぞれの最下部に穿
設した前記注入孔の下部には圧気源と連通し該注入孔へ
圧縮空気を供給するベルト走行方向に沿って延在した圧
縮空気配管が接続され、該円筒管にベルト浮上作用後の
圧縮空気を排出させる排気口を設けたため、中間の搬送
物を介在させて重合した上下ベルトを上方円筒管中を圧
縮空気の浮上力により空気浮上させつつ移動させること
ができ、少ない動力でかなりの高低差のある2点間を円
滑に搬送物の搬送ができる。
わされて急傾斜方向に同一速度で走行する上下2枚のベ
ルト間にバラ物からなる搬送物を挟持して搬送する傾斜
ベルトコンベヤ装置において、該上下2枚のベルトはそ
れぞれ、無端状のベルトと該ベルトのキャリア側および
リターン側にともに該ベルトを浮上させる圧縮空気の注
入孔をベルト走行方向に複数個備えたベルト支承トラフ
とを有する空気浮上式の傾斜ベルトコンベヤ装置であっ
て、該ベルト支承トラフはそれぞれ上下一対の樹脂管ま
たは鋼管からなる円筒管で形成されるとともに、両キャ
リア側ベルトは該上下一対の円筒管のうち上方円筒管の
下部内面に支承され、リターン側ベルトのうち上ベルト
は該上下一対の円筒管のうち上方円筒管の上部外面上に
軸方向に沿設した左右一対の摺動ガイドにベルト端部を
当接しながら案内されつつ上部外面に支承され、リター
ン側ベルトのうち下ベルトは該上下一対の円筒管のうち
下方円筒管の下部内面に支承され、かつ、該上方円筒管
の上端中央部および該両円筒管のそれぞれの最下部に穿
設した前記注入孔の下部には圧気源と連通し該注入孔へ
圧縮空気を供給するベルト走行方向に沿って延在した圧
縮空気配管が接続され、該円筒管にベルト浮上作用後の
圧縮空気を排出させる排気口を設けたため、中間の搬送
物を介在させて重合した上下ベルトを上方円筒管中を圧
縮空気の浮上力により空気浮上させつつ移動させること
ができ、少ない動力でかなりの高低差のある2点間を円
滑に搬送物の搬送ができる。
【0010】また、第2の発明では、下ベルトを装置縁
端部で反転させた後のリターン側ベルトを下方円筒管に
導入する前と通過した後にそれぞれ上下面を反転させる
ベルト反転装置を該下方円筒管前後に配設したため、下
ベルトのリターン側ベルトは、ベルト反転装置によって
反転されて下方の円筒管内へ導入されるから、上方円筒
管内のキャリア側でU字状に断面が屈曲されたベルトが
リターン側でも同様にU字状に屈曲されたまま下方円筒
管内を通過するから、リターン側において反転させない
ベルトに比べてベルト端部円筒管内面への摺動動作によ
る摩耗現象を軽減しベルトの長寿命化が図られることに
なる。
端部で反転させた後のリターン側ベルトを下方円筒管に
導入する前と通過した後にそれぞれ上下面を反転させる
ベルト反転装置を該下方円筒管前後に配設したため、下
ベルトのリターン側ベルトは、ベルト反転装置によって
反転されて下方の円筒管内へ導入されるから、上方円筒
管内のキャリア側でU字状に断面が屈曲されたベルトが
リターン側でも同様にU字状に屈曲されたまま下方円筒
管内を通過するから、リターン側において反転させない
ベルトに比べてベルト端部円筒管内面への摺動動作によ
る摩耗現象を軽減しベルトの長寿命化が図られることに
なる。
【0011】第3の発明では、ベルト反転装置は、プー
リ側に配設された水平鋏みローラと、下方円筒管側に配
設された円筒支持ローラと、該両ローラ間の中間部に設
けた同一断面上円筒状に配列された複数個の丸めロー
ラ、または同一断面上に垂直な押えローラと屈曲したベ
ルトの両端をそれぞれ内側から支持する上下一対の傾斜
した内側押えローラとで構成された丸めローラ、もしく
は傾斜したサポートより軸方向に一定間隔離間した複数
箇所に張出角度を順次変化させて突出しベルト裏面に当
接・転動する傾斜ローラとで形成してなる構成としたの
で、ベルトが各ローラに案内されて円滑に反転される。
第4の発明では、ベルト反転装置は、反転するベルトに
当接しベルト幅方向中央部にベルト浮上用の圧縮空気の
噴出口を複数個備え、各々がベルト走行方向にベルトが
反転する向きに螺旋状に順次少しずつそれぞれ湾曲し、
裏面側に該噴出口に連通する圧縮空気配管を備えた複数
個の曲面板をベルト走行方向に配列してなる構成とした
ので、同様に、圧縮空気の浮上力により案内されてベル
トが円滑に反転される。
リ側に配設された水平鋏みローラと、下方円筒管側に配
設された円筒支持ローラと、該両ローラ間の中間部に設
けた同一断面上円筒状に配列された複数個の丸めロー
ラ、または同一断面上に垂直な押えローラと屈曲したベ
ルトの両端をそれぞれ内側から支持する上下一対の傾斜
した内側押えローラとで構成された丸めローラ、もしく
は傾斜したサポートより軸方向に一定間隔離間した複数
箇所に張出角度を順次変化させて突出しベルト裏面に当
接・転動する傾斜ローラとで形成してなる構成としたの
で、ベルトが各ローラに案内されて円滑に反転される。
第4の発明では、ベルト反転装置は、反転するベルトに
当接しベルト幅方向中央部にベルト浮上用の圧縮空気の
噴出口を複数個備え、各々がベルト走行方向にベルトが
反転する向きに螺旋状に順次少しずつそれぞれ湾曲し、
裏面側に該噴出口に連通する圧縮空気配管を備えた複数
個の曲面板をベルト走行方向に配列してなる構成とした
ので、同様に、圧縮空気の浮上力により案内されてベル
トが円滑に反転される。
【0012】さらに、第5の発明では、ベルト反転装置
は、反転するベルトに側面が当接しつつベルト走行方向
に延在しベルト幅方向に略等間隔に平行に配列された複
数個一組みの断面円形または断面矩形状の摺動体を、そ
れぞれがベルト走行方向にベルトが反転する向きに順次
少しずつ傾斜方向を変化させて複数組み配置してなる構
成としたため、ベルトがそれぞれの摺動体によって少し
ずつ傾斜方向を変えて円滑に反転される。そして、第6
の発明では、ベルト反転装置と下方円筒管との間に、リ
ターン側ベルトの断面中央部の上下面に当接して転動す
る上下一対の押えローラとリターンベルトのベルト両端
部を斜めに挟持して転動する上下一対の鋏みローラとで
構成され、ベルト断面を椀状に形成するトラフ形成装置
を備えたため、ベルトは縁端部を円筒管内面に接触する
ことなく円滑に円筒管内に導入されるので、不要な摩耗
現象が防止される。
は、反転するベルトに側面が当接しつつベルト走行方向
に延在しベルト幅方向に略等間隔に平行に配列された複
数個一組みの断面円形または断面矩形状の摺動体を、そ
れぞれがベルト走行方向にベルトが反転する向きに順次
少しずつ傾斜方向を変化させて複数組み配置してなる構
成としたため、ベルトがそれぞれの摺動体によって少し
ずつ傾斜方向を変えて円滑に反転される。そして、第6
の発明では、ベルト反転装置と下方円筒管との間に、リ
ターン側ベルトの断面中央部の上下面に当接して転動す
る上下一対の押えローラとリターンベルトのベルト両端
部を斜めに挟持して転動する上下一対の鋏みローラとで
構成され、ベルト断面を椀状に形成するトラフ形成装置
を備えたため、ベルトは縁端部を円筒管内面に接触する
ことなく円滑に円筒管内に導入されるので、不要な摩耗
現象が防止される。
【0013】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例の詳細
について説明する。図1〜図13は本発明の実施例に係
り、図1は傾斜ベルトコンベヤ装置の全体側面図、図2
は図1のA−A視の横断面図、図3はベルト反転装置の
第1実施例を示す概略側面図、図4はベルト反転装置の
第2実施例を示す概略斜視図、図5はベルト反転装置の
第3実施例を示す概略斜視図、図6はベルト反転装置の
第4実施例を示す概略斜視図、図7はベルト反転装置の
摺動体の斜視図、図8はベルト反転装置の摺動体の変化
推移を示す説明図、図9は摺動体の正面図、図10はベ
ルト反転装置の第5実施例を示す概略斜視図、図11は
第5実施例のベルト反転装置の曲面板のひとつの概略斜
視図、図12は曲面板の変化推移を示す説明図、図13
は実施例に係るトラフ形成装置の縦断面図である。
について説明する。図1〜図13は本発明の実施例に係
り、図1は傾斜ベルトコンベヤ装置の全体側面図、図2
は図1のA−A視の横断面図、図3はベルト反転装置の
第1実施例を示す概略側面図、図4はベルト反転装置の
第2実施例を示す概略斜視図、図5はベルト反転装置の
第3実施例を示す概略斜視図、図6はベルト反転装置の
第4実施例を示す概略斜視図、図7はベルト反転装置の
摺動体の斜視図、図8はベルト反転装置の摺動体の変化
推移を示す説明図、図9は摺動体の正面図、図10はベ
ルト反転装置の第5実施例を示す概略斜視図、図11は
第5実施例のベルト反転装置の曲面板のひとつの概略斜
視図、図12は曲面板の変化推移を示す説明図、図13
は実施例に係るトラフ形成装置の縦断面図である。
【0014】図1〜図2に示すように、傾斜ベルトコン
ベヤ装置100は、上下2枚のベルト、すなわち、無端
状の平滑な上ベルト1Aと下ベルト1Bとが重ね合わさ
れてそれぞれが互いに斜め上下2点間に離れて位置する
ヘッドプーリ2Aとテールプーリ3Aとの間に、およ
び、ヘッドプーリ2Bとテールプーリ3Bとの間に巻回
されエンドレスに移動できるように構成され、ヘッドプ
ーリ2Aとテールプーリ3A、および、ヘッドプーリ2
Aとテールプーリ3Aとの中間部では、図2に示すよう
に、上下一対の2本の円筒管、すなわち、上方円筒管1
0、下方円筒管14によって形成されたベルト支承トラ
フ(キャリア側ベルト支承トラフおよびリターン側ベル
ト支承トラフ)の中を通過し、これら各円筒管10、1
4は、ともに、塩化ビニルなどの樹脂管または鋼管から
なる円筒管で形成されて空気ダクト32によって上下に
接続され、上ベルト1Aおよび下ベルト1Bのキャリア
側ベルトを支承するキャリア側ベルト支承トラフ(以下
キャリア側トラフと称する)は上方円筒管10の下部内
面に相当し、上ベルト1Aのリターン側ベルトを支承す
るリターン側ベルト支承トラフ(以下リターン側トラフ
と称する)は、上方円筒管10の上部外面に相当し、下
ベルト1Bのリターン側ベルトを支承するリターン側ベ
ルト支承トラフ(以下リターン側トラフと称する)は、
下方円筒管14の下部内面に相当する。
ベヤ装置100は、上下2枚のベルト、すなわち、無端
状の平滑な上ベルト1Aと下ベルト1Bとが重ね合わさ
れてそれぞれが互いに斜め上下2点間に離れて位置する
ヘッドプーリ2Aとテールプーリ3Aとの間に、およ
び、ヘッドプーリ2Bとテールプーリ3Bとの間に巻回
されエンドレスに移動できるように構成され、ヘッドプ
ーリ2Aとテールプーリ3A、および、ヘッドプーリ2
Aとテールプーリ3Aとの中間部では、図2に示すよう
に、上下一対の2本の円筒管、すなわち、上方円筒管1
0、下方円筒管14によって形成されたベルト支承トラ
フ(キャリア側ベルト支承トラフおよびリターン側ベル
ト支承トラフ)の中を通過し、これら各円筒管10、1
4は、ともに、塩化ビニルなどの樹脂管または鋼管から
なる円筒管で形成されて空気ダクト32によって上下に
接続され、上ベルト1Aおよび下ベルト1Bのキャリア
側ベルトを支承するキャリア側ベルト支承トラフ(以下
キャリア側トラフと称する)は上方円筒管10の下部内
面に相当し、上ベルト1Aのリターン側ベルトを支承す
るリターン側ベルト支承トラフ(以下リターン側トラフ
と称する)は、上方円筒管10の上部外面に相当し、下
ベルト1Bのリターン側ベルトを支承するリターン側ベ
ルト支承トラフ(以下リターン側トラフと称する)は、
下方円筒管14の下部内面に相当する。
【0015】図2に示すように、上方円筒管10と下方
円筒管14は、ベルト走行方向に沿って配設された空気
ダクト32で連結されるとともに、上方円筒管10の最
上部にベルト走行方向に略等間隔に穿設した注入口22
aを通じて給気管20を経由して供給された圧縮空気が
上方円筒管10の最上部から外部に噴出され、上ベルト
1Aのリターン側ベルトを浮上させるようになってい
る。この場合、上ベルト1Aのリターン側ベルトは上方
円筒管10の上部外面に凹状でなく凸状に載置されつつ
空気浮上されるため、どちらかの側に滑り落ち易くなっ
ているのでこの滑りを防止するためリターン側ベルト両
端位置にベルト走行方向に延在する左右一対の断面矩形
状の摺動ガイド26を配設する。
円筒管14は、ベルト走行方向に沿って配設された空気
ダクト32で連結されるとともに、上方円筒管10の最
上部にベルト走行方向に略等間隔に穿設した注入口22
aを通じて給気管20を経由して供給された圧縮空気が
上方円筒管10の最上部から外部に噴出され、上ベルト
1Aのリターン側ベルトを浮上させるようになってい
る。この場合、上ベルト1Aのリターン側ベルトは上方
円筒管10の上部外面に凹状でなく凸状に載置されつつ
空気浮上されるため、どちらかの側に滑り落ち易くなっ
ているのでこの滑りを防止するためリターン側ベルト両
端位置にベルト走行方向に延在する左右一対の断面矩形
状の摺動ガイド26を配設する。
【0016】上ベルト1Aのリターン時にベルト両端面
が摺動ガイド26の側面を摺動しつつ移動していくの
で、上ベルト1Aの両端面の摩擦による摩耗を防止する
ため、摺動ガイド26の材質は、合成ゴムに本体に、摩
擦係数μが0.07〜0.22と低く、滑性に優れた超
高分子量ポリエチレンからなる表層を上ベルト1Aと当
接する側面に貼り付け、上ベルト1Aの摩耗を減少しベ
ルト寿命の延命化を図るように配慮する。なお、上ベル
ト1Aのリターン側ベルトの走行時に上ベルト1Aに風
雨がかかるのを防止するため、保護カバー28を上方円
筒管10の上方に設けることが望ましい。
が摺動ガイド26の側面を摺動しつつ移動していくの
で、上ベルト1Aの両端面の摩擦による摩耗を防止する
ため、摺動ガイド26の材質は、合成ゴムに本体に、摩
擦係数μが0.07〜0.22と低く、滑性に優れた超
高分子量ポリエチレンからなる表層を上ベルト1Aと当
接する側面に貼り付け、上ベルト1Aの摩耗を減少しベ
ルト寿命の延命化を図るように配慮する。なお、上ベル
ト1Aのリターン側ベルトの走行時に上ベルト1Aに風
雨がかかるのを防止するため、保護カバー28を上方円
筒管10の上方に設けることが望ましい。
【0017】上方円筒管10の最下部には、ベルト走行
方向にそれぞれ略等間隔に穿設した注入口32aを通じ
て給気管30ならびに空気ダクト32を経由して供給さ
れた圧縮空気が上方円筒管10内へ入り、下ベルト1B
と上ベルト1Aと両ベルト1A、1B間に介在して挟持
された搬送物Mとを、浮上させるようになっている。浮
上作用後のエアは排気管24より排出される。
方向にそれぞれ略等間隔に穿設した注入口32aを通じ
て給気管30ならびに空気ダクト32を経由して供給さ
れた圧縮空気が上方円筒管10内へ入り、下ベルト1B
と上ベルト1Aと両ベルト1A、1B間に介在して挟持
された搬送物Mとを、浮上させるようになっている。浮
上作用後のエアは排気管24より排出される。
【0018】また、これと全く同様に、下方円筒管14
の最下部にもベルト走行方向に略等間隔に穿設した注入
口42aが設けられ、注入口42aを通じて給気管40
ならびに空気ダクト42を経由して供給された圧縮空気
が下方円筒管14内へ入り、下ベルト1Bのリターン側
ベルトを浮上させるようになっている。浮上作用後のエ
アは排気管43より排出される。
の最下部にもベルト走行方向に略等間隔に穿設した注入
口42aが設けられ、注入口42aを通じて給気管40
ならびに空気ダクト42を経由して供給された圧縮空気
が下方円筒管14内へ入り、下ベルト1Bのリターン側
ベルトを浮上させるようになっている。浮上作用後のエ
アは排気管43より排出される。
【0019】下ベルト1Bのテールプーリ3B側の一端
には、搬送物Mの投入口4が設けられるとともに、テー
ルプーリ3B、3Aならびにヘッドプーリ2B、2Aを
被覆する図示しないエンドカバーがそれぞれ設けられ、
エンドカバーの下部には図示しない輸送物Mの排出用の
シュートが接続される。また、図2に示すように、下方
円筒管14には、柱脚44がベルト走行方向に複数個固
設されるとともに、サポート45を介して点検歩廊45
a、スタンド46、手摺48等が設けられる。
には、搬送物Mの投入口4が設けられるとともに、テー
ルプーリ3B、3Aならびにヘッドプーリ2B、2Aを
被覆する図示しないエンドカバーがそれぞれ設けられ、
エンドカバーの下部には図示しない輸送物Mの排出用の
シュートが接続される。また、図2に示すように、下方
円筒管14には、柱脚44がベルト走行方向に複数個固
設されるとともに、サポート45を介して点検歩廊45
a、スタンド46、手摺48等が設けられる。
【0020】下ベルト1Bのヘッドプーリ2Bと下方円
筒管14との間、および、テールプーリ3Bと下方円筒
管14との間には、ベルト反転装置50が配設される。
ベルト反転装置50は、図3〜図11に示すように、種
々のタイプが採用し得る。
筒管14との間、および、テールプーリ3Bと下方円筒
管14との間には、ベルト反転装置50が配設される。
ベルト反転装置50は、図3〜図11に示すように、種
々のタイプが採用し得る。
【0021】図3、図4、図5は、それぞれ、第1実施
例のベルト反転装置50、第2実施例のベルト反転装置
50A、第3実施例のベルト反転装置50Bを示すもの
で、図3〜図5に示すように、一方のプーリ側に水平鋏
みローラ52を配設し、他方の下方円筒管側に円筒支持
ローラ52aを配設するとともに、この水平鋏みローラ
52と円筒支持ローラ52aとの間の中間部に丸めロー
ラ54(図3)、または円筒保持ローラ59(図4)、
または傾斜ローラ58(図5)を、それぞれ配置したも
のである。
例のベルト反転装置50、第2実施例のベルト反転装置
50A、第3実施例のベルト反転装置50Bを示すもの
で、図3〜図5に示すように、一方のプーリ側に水平鋏
みローラ52を配設し、他方の下方円筒管側に円筒支持
ローラ52aを配設するとともに、この水平鋏みローラ
52と円筒支持ローラ52aとの間の中間部に丸めロー
ラ54(図3)、または円筒保持ローラ59(図4)、
または傾斜ローラ58(図5)を、それぞれ配置したも
のである。
【0022】すなわち、水平鋏みローラ52は平ベルト
を水平に上下より挟んだものであり、円筒支持ローラ5
2aは複数個のローラを半円状に配列して、下方円筒管
14を出たままの断面が半円形状の屈曲した下ベルト1
Bのリターンベルトをそのままの形状に維持したり、下
方円筒管14に入る直前にリターンベルトを半円形状に
するものである。
を水平に上下より挟んだものであり、円筒支持ローラ5
2aは複数個のローラを半円状に配列して、下方円筒管
14を出たままの断面が半円形状の屈曲した下ベルト1
Bのリターンベルトをそのままの形状に維持したり、下
方円筒管14に入る直前にリターンベルトを半円形状に
するものである。
【0023】一方、丸めローラ54は、リターンベルト
を円筒状の丸めるもので、複数個(5個ないし8個)の
ローラを多角形状に同一断面に配列したものである。ま
た、円筒保持ローラ59は、垂直な押えローラ59aと
屈曲したリターンベルトの両端を内側から支持する上下
一対の傾斜した内側押えローラ59b、59bとで構成
される。
を円筒状の丸めるもので、複数個(5個ないし8個)の
ローラを多角形状に同一断面に配列したものである。ま
た、円筒保持ローラ59は、垂直な押えローラ59aと
屈曲したリターンベルトの両端を内側から支持する上下
一対の傾斜した内側押えローラ59b、59bとで構成
される。
【0024】さらに、傾斜ローラ58は、図5のとお
り、傾斜したサポート56(一般的にはパイプが使用さ
れる)より軸方向に一定間隔離間した複数箇所に張出角
度を順次変化させて突出し、ベルト裏面に当接・転動す
るように構成される。
り、傾斜したサポート56(一般的にはパイプが使用さ
れる)より軸方向に一定間隔離間した複数箇所に張出角
度を順次変化させて突出し、ベルト裏面に当接・転動す
るように構成される。
【0025】以上のように構成されたベルト反転装置5
0(図3に示すもの)、50A(図4に示すもの)、5
0B(図5に示すもの)は、いずれも図面の左側から右
側へあるいは図面の右側から左側に下ベルト1Bのリタ
ーンベルトが通過する際に、リターンベルトの表面と裏
面を上下反転させるものである。
0(図3に示すもの)、50A(図4に示すもの)、5
0B(図5に示すもの)は、いずれも図面の左側から右
側へあるいは図面の右側から左側に下ベルト1Bのリタ
ーンベルトが通過する際に、リターンベルトの表面と裏
面を上下反転させるものである。
【0026】図6〜図9のものは、第4実施例を示すベ
ルト反転装置50Cを示し、たとえば、側面が下ベルト
1Bと当接させた状態で、断面が円形もしくは矩形で形
成された複数個一組み(図6〜図8の例では、3本一組
み)の摺動体52Aをベルト走行方向に延在するように
略等間隔に平行に配列したものであり、これら複数個一
組みの摺動体52Aの複数組みを、ベルト走行方向に下
ベルト1Bの反転方向に沿って傾斜方向を順次少しずつ
変化させて配列したものである。すなわち、ベルト反転
装置50Cでは、下ベルト1Bは、これら複数組みの摺
動体52Aに案内されてスパイラル状に上下面が反転し
つつ移送される。したがって、ベルト面は摺動体52A
の側面を摺動しつつ移動していくので、下ベルト1Bの
摺動面の摩擦のよる摩耗を防止するため、摺動体52A
の材質は、前述した摺動ガイド26と同様に、合成ゴム
に本体に、摩擦係数μが0.07〜0.22と低く、滑
性に優れた超高分子量ポリエチレンからなる表層を下ベ
ルト1Bと当接する表面に被覆して、下ベルト1Bの摩
耗を減少しベルト寿命の延命化を図るように配慮する。
ルト反転装置50Cを示し、たとえば、側面が下ベルト
1Bと当接させた状態で、断面が円形もしくは矩形で形
成された複数個一組み(図6〜図8の例では、3本一組
み)の摺動体52Aをベルト走行方向に延在するように
略等間隔に平行に配列したものであり、これら複数個一
組みの摺動体52Aの複数組みを、ベルト走行方向に下
ベルト1Bの反転方向に沿って傾斜方向を順次少しずつ
変化させて配列したものである。すなわち、ベルト反転
装置50Cでは、下ベルト1Bは、これら複数組みの摺
動体52Aに案内されてスパイラル状に上下面が反転し
つつ移送される。したがって、ベルト面は摺動体52A
の側面を摺動しつつ移動していくので、下ベルト1Bの
摺動面の摩擦のよる摩耗を防止するため、摺動体52A
の材質は、前述した摺動ガイド26と同様に、合成ゴム
に本体に、摩擦係数μが0.07〜0.22と低く、滑
性に優れた超高分子量ポリエチレンからなる表層を下ベ
ルト1Bと当接する表面に被覆して、下ベルト1Bの摩
耗を減少しベルト寿命の延命化を図るように配慮する。
【0027】図8は、摺動体群の配列の1例を示したも
のである。下方円筒管14を出てテールプーリ3Bへ向
かうリターン側ベルトを反転させるベルト反転装置50
Cでは、図8のように、(a)、(b)、・・・・、
(e)のように摺動体52Aをそれぞれ配列する。一
方、ヘッドプーリ2Bを出て下方円筒管14に入る下ベ
ルト1Bを反転させるベルト反転装置50Cでは、逆
に、摺動体52Aは、(e)より(a)へ向かう順序に
配列する。摺動体52Aは、通常、同一位置に3個ない
し9個配置する(図6〜図8の例では3個配列する)。
図9は、摺動体52Aの詳細構造の1例を示しており、
金属製(アルミ等)のレール52Acに取り付けた合成
ゴム製の本体52Aaの上面に、前述した摩擦係数μが
0.07〜0.22と低く、滑性に優れた超高分子量ポ
リエチレンからなる被覆層52Abをコーティングし
た。そして、図示しない支持構造物にT型ボルト52A
dを介して締結する。なお、被覆層52Abは、ベルト
面が摺動するため、摩耗により磨滅するので、新品と交
換できるように本体52Aaと着脱自在な構造とするこ
とが望ましい。
のである。下方円筒管14を出てテールプーリ3Bへ向
かうリターン側ベルトを反転させるベルト反転装置50
Cでは、図8のように、(a)、(b)、・・・・、
(e)のように摺動体52Aをそれぞれ配列する。一
方、ヘッドプーリ2Bを出て下方円筒管14に入る下ベ
ルト1Bを反転させるベルト反転装置50Cでは、逆
に、摺動体52Aは、(e)より(a)へ向かう順序に
配列する。摺動体52Aは、通常、同一位置に3個ない
し9個配置する(図6〜図8の例では3個配列する)。
図9は、摺動体52Aの詳細構造の1例を示しており、
金属製(アルミ等)のレール52Acに取り付けた合成
ゴム製の本体52Aaの上面に、前述した摩擦係数μが
0.07〜0.22と低く、滑性に優れた超高分子量ポ
リエチレンからなる被覆層52Abをコーティングし
た。そして、図示しない支持構造物にT型ボルト52A
dを介して締結する。なお、被覆層52Abは、ベルト
面が摺動するため、摩耗により磨滅するので、新品と交
換できるように本体52Aaと着脱自在な構造とするこ
とが望ましい。
【0028】図10〜図12のものは、第5実施例を示
すベルト反転装置50Dを示す。ベルト反転装置50D
は、図10〜図12に示すように、下ベルト1Bの上面
と下面とを上下逆転させるためのものであり、複数個の
曲面板52Bで構成される。曲面板52Bは、反転して
いくベルトの形状に沿う曲面、すなわち、ベルト走行方
向にベルトが反転する向きに螺旋状に少しずつ湾曲した
曲面となっており、たとえば、図10に示すように、そ
れぞれ、ベルトの移送によって少しずつ曲面の異なる複
数個の曲面板52Bをベルト走行方向に配列したもので
ある。曲面板52Bは、図11に示すように、下ベルト
1Bと当接する面のベルト幅方向中央部に複数個の圧縮
空気の噴出口52Baがベルト走行方向に配列され、曲
面板52Bの裏面に設けた圧縮空気配管52Bbによっ
て供給された圧縮空気を吹き出して、反転しつつ移送す
る下ベルト1Bと曲面板52Bのベルト当接面との滑動
摩擦を軽減するものである。
すベルト反転装置50Dを示す。ベルト反転装置50D
は、図10〜図12に示すように、下ベルト1Bの上面
と下面とを上下逆転させるためのものであり、複数個の
曲面板52Bで構成される。曲面板52Bは、反転して
いくベルトの形状に沿う曲面、すなわち、ベルト走行方
向にベルトが反転する向きに螺旋状に少しずつ湾曲した
曲面となっており、たとえば、図10に示すように、そ
れぞれ、ベルトの移送によって少しずつ曲面の異なる複
数個の曲面板52Bをベルト走行方向に配列したもので
ある。曲面板52Bは、図11に示すように、下ベルト
1Bと当接する面のベルト幅方向中央部に複数個の圧縮
空気の噴出口52Baがベルト走行方向に配列され、曲
面板52Bの裏面に設けた圧縮空気配管52Bbによっ
て供給された圧縮空気を吹き出して、反転しつつ移送す
る下ベルト1Bと曲面板52Bのベルト当接面との滑動
摩擦を軽減するものである。
【0029】図12は、曲面板配列の1例を示したもの
である。図12のように、下方円筒管14を出てテール
プーリ3Bへ向かうリターン側ベルトを反転させるベル
ト反転装置50D(図1の右側に設置する)では、図1
2のように、(a)、(b)、・・・・、(e)のよう
に曲面板52Bをそれぞれ配列する。一方、ヘッドプー
リ2Bを出て下方円筒管14に入る下ベルト1Bを反転
させるベルト反転装置50D(図1の左側に設置する)
では、逆に、曲面板52Bは、(e)より(a)へ向か
う順序に配列する。曲面板52Bは、通常、同一位置に
1個配置するが、ベルトの変形状況に応じて、図12の
(d)や(e)のように、同一位置に2個以上配置して
もよい。
である。図12のように、下方円筒管14を出てテール
プーリ3Bへ向かうリターン側ベルトを反転させるベル
ト反転装置50D(図1の右側に設置する)では、図1
2のように、(a)、(b)、・・・・、(e)のよう
に曲面板52Bをそれぞれ配列する。一方、ヘッドプー
リ2Bを出て下方円筒管14に入る下ベルト1Bを反転
させるベルト反転装置50D(図1の左側に設置する)
では、逆に、曲面板52Bは、(e)より(a)へ向か
う順序に配列する。曲面板52Bは、通常、同一位置に
1個配置するが、ベルトの変形状況に応じて、図12の
(d)や(e)のように、同一位置に2個以上配置して
もよい。
【0030】以上のように構成されたベルト反転装置5
0、50A、50B、50C、50Dは、いずれも、た
とえば、図1の図面の左側から右側へ下ベルト1Bのリ
ターンベルトが通過する際に、リターンベルトの表面と
裏面を上下反転させるものである。すなわち、リターン
ベルトは、順次、少しずつ傾斜方向を変化させた複数組
みの丸めローラ54や円筒保持ローラ59や傾斜ローラ
58、あるいは、摺動体52Aや曲面板52Bに導かれ
て反転しつつ移送され、最後にフラットローラ58Aで
平板状態にされたうえテールプーリ3Bへ向かう。
0、50A、50B、50C、50Dは、いずれも、た
とえば、図1の図面の左側から右側へ下ベルト1Bのリ
ターンベルトが通過する際に、リターンベルトの表面と
裏面を上下反転させるものである。すなわち、リターン
ベルトは、順次、少しずつ傾斜方向を変化させた複数組
みの丸めローラ54や円筒保持ローラ59や傾斜ローラ
58、あるいは、摺動体52Aや曲面板52Bに導かれ
て反転しつつ移送され、最後にフラットローラ58Aで
平板状態にされたうえテールプーリ3Bへ向かう。
【0031】なお、傾斜ベルトコンベヤ装置100にお
いて、下方円筒管14に入る下ベルト1Bのリターン側
ベルトをベルト反転装置50等で反転させる理由は、キ
ャリア側ベルト1aが上方円筒管10でU字状断面に保
持されたまま輸送物Mを積載しつつ長距離間を移動する
ので、リターン側ベルトは、そのまま下方円筒管14を
通過させる場合、リターン側ベルトは、フラットでなく
どちらかと言うと逆U字状断面(への字状)となる傾向
があり、ベルト端部が下方円筒管14の内面側壁を摺動
し摩擦摩耗を助長するのを防止するためである。
いて、下方円筒管14に入る下ベルト1Bのリターン側
ベルトをベルト反転装置50等で反転させる理由は、キ
ャリア側ベルト1aが上方円筒管10でU字状断面に保
持されたまま輸送物Mを積載しつつ長距離間を移動する
ので、リターン側ベルトは、そのまま下方円筒管14を
通過させる場合、リターン側ベルトは、フラットでなく
どちらかと言うと逆U字状断面(への字状)となる傾向
があり、ベルト端部が下方円筒管14の内面側壁を摺動
し摩擦摩耗を助長するのを防止するためである。
【0032】一方、図13に示すものは、トラフ形成装
置60と呼ばれるものであり、トラフ形成装置60は、
ベルト反転装置50、50A、・・・、50Dを通過し
たフラットな下ベルト1B(実際には、リターン側ベル
ト)を、U字状断面に湾曲して下方円筒管14に円滑に
導入するために、ベルト反転装置50等での反転作用を
受けた際の影響で下方円筒管14の入口付近のリターン
側ベルトがフラット状態になりベルト端部が下方円筒管
内面壁に強く擦られて摩耗するのを防止するため、ベル
ト断面をU字状に保持する目的で設置したものである。
具体的には、ベルト断面中央部の上下一対の押さえロー
ラ61、62とベルト端部を斜めに挟んで挟持する上下
一対の鋏みローラ63、63および64、64とで構成
される。
置60と呼ばれるものであり、トラフ形成装置60は、
ベルト反転装置50、50A、・・・、50Dを通過し
たフラットな下ベルト1B(実際には、リターン側ベル
ト)を、U字状断面に湾曲して下方円筒管14に円滑に
導入するために、ベルト反転装置50等での反転作用を
受けた際の影響で下方円筒管14の入口付近のリターン
側ベルトがフラット状態になりベルト端部が下方円筒管
内面壁に強く擦られて摩耗するのを防止するため、ベル
ト断面をU字状に保持する目的で設置したものである。
具体的には、ベルト断面中央部の上下一対の押さえロー
ラ61、62とベルト端部を斜めに挟んで挟持する上下
一対の鋏みローラ63、63および64、64とで構成
される。
【0033】以上のように構成された図1に示される傾
斜ベルトコンベヤ装置100の作動について説明する。
輸送物Mはテールプーリ側の投入口4より、下ベルト1
Bの上面へ供給され、図示しないベルト駆動装置ならび
にヘッドプーリ2Bにより駆動される下ベルト1Bとこ
れに重合され下ベルト1Bと同一速度で移動する上ベル
ト1Aの間に挟まれて移送され、水平から斜め上方に向
かって移動し、ヘッドプーリ側のシュートより排出され
る。この傾斜ベルトコンベヤ装置100の稼働中、キャ
リア側ベルトは、上方円筒管10の下面で形成されたキ
ャリア側支承トラフとの間に形成された圧縮空気による
境膜層によりわずかに浮上しつつ移動し、トラフとベル
ト面との摩耗は従来機種に比べて大幅に減少し、消費動
力が低減される。図2は、上下ベルト1A、1Bのキャ
リア側およびリターン側の断面状況を示している。
斜ベルトコンベヤ装置100の作動について説明する。
輸送物Mはテールプーリ側の投入口4より、下ベルト1
Bの上面へ供給され、図示しないベルト駆動装置ならび
にヘッドプーリ2Bにより駆動される下ベルト1Bとこ
れに重合され下ベルト1Bと同一速度で移動する上ベル
ト1Aの間に挟まれて移送され、水平から斜め上方に向
かって移動し、ヘッドプーリ側のシュートより排出され
る。この傾斜ベルトコンベヤ装置100の稼働中、キャ
リア側ベルトは、上方円筒管10の下面で形成されたキ
ャリア側支承トラフとの間に形成された圧縮空気による
境膜層によりわずかに浮上しつつ移動し、トラフとベル
ト面との摩耗は従来機種に比べて大幅に減少し、消費動
力が低減される。図2は、上下ベルト1A、1Bのキャ
リア側およびリターン側の断面状況を示している。
【0034】一方、ヘッドプーリ2Bで反転した下ベル
ト1Bのリターン側ベルトは、ベルト反転装置50等に
入り、前記したように上面と下面が天地入れ代わり、そ
の後、傾斜ベルトコンベヤ装置100の下方円筒管14
に導入され注入される圧縮空気の浮上作用を受けて僅か
に浮上しつつ移動する。そして、下方円筒管14を通過
した後、再びベルト反転装置50等で上下反転してもと
の状態に戻され、テールプーリ3Bを反転し、下ベルト
1Bのリターン側ベルトはキャリア側ベルトとなり投入
口4に達する。一方、上ベルト1Aは、ヘッドプーリ2
Aで反転してリターン側ベルトとなった後は、そのまま
の状態で上方円筒管12へ導入され、注入される圧縮空
気の浮上作用を受けて僅かに浮上しつつ移動する。そし
て、上方円筒管10を通過した後テールプーリ3Aで反
転し、上ベルト1Aのリターン側ベルトはキャリア側ベ
ルトとなり、再び、下ベルト1Bと重合しつつ移動す
る。
ト1Bのリターン側ベルトは、ベルト反転装置50等に
入り、前記したように上面と下面が天地入れ代わり、そ
の後、傾斜ベルトコンベヤ装置100の下方円筒管14
に導入され注入される圧縮空気の浮上作用を受けて僅か
に浮上しつつ移動する。そして、下方円筒管14を通過
した後、再びベルト反転装置50等で上下反転してもと
の状態に戻され、テールプーリ3Bを反転し、下ベルト
1Bのリターン側ベルトはキャリア側ベルトとなり投入
口4に達する。一方、上ベルト1Aは、ヘッドプーリ2
Aで反転してリターン側ベルトとなった後は、そのまま
の状態で上方円筒管12へ導入され、注入される圧縮空
気の浮上作用を受けて僅かに浮上しつつ移動する。そし
て、上方円筒管10を通過した後テールプーリ3Aで反
転し、上ベルト1Aのリターン側ベルトはキャリア側ベ
ルトとなり、再び、下ベルト1Bと重合しつつ移動す
る。
【0035】また、上ベルト1Aのリターン側ベルト
は、ヘッドプーリ2Aで反転したのち、上方円筒管10
の上部外面上を両側に軸方向に延在して配設された摺動
ガイド26の案内されつつ、給気管20を経由し円筒管
上部中央に設けた軸方向複数個に配列された注入口22
aより噴出される圧縮空気により上方円筒管10より僅
かに浮上しつつ移動する。
は、ヘッドプーリ2Aで反転したのち、上方円筒管10
の上部外面上を両側に軸方向に延在して配設された摺動
ガイド26の案内されつつ、給気管20を経由し円筒管
上部中央に設けた軸方向複数個に配列された注入口22
aより噴出される圧縮空気により上方円筒管10より僅
かに浮上しつつ移動する。
【0036】傾斜ベルトコンベヤ装置100の傾斜角度
αは、上下両ベルト1A、1Bで挟持された搬送物Mが
傾斜移動中にベルト面と相対運動を起こして下方に滑り
落ちないように、適正に選定する。すなわち、搬送物M
の安息角θが45°以下の場合には、傾斜角αを安息角
θの75%〜150%で選定し、安息角θが45°以上
の場合には、傾斜角αを安息角θの75%〜100%で
選定することが望ましい。
αは、上下両ベルト1A、1Bで挟持された搬送物Mが
傾斜移動中にベルト面と相対運動を起こして下方に滑り
落ちないように、適正に選定する。すなわち、搬送物M
の安息角θが45°以下の場合には、傾斜角αを安息角
θの75%〜150%で選定し、安息角θが45°以上
の場合には、傾斜角αを安息角θの75%〜100%で
選定することが望ましい。
【0037】
【発明の効果】以上説明した本発明の傾斜ベルトコンベ
ヤ装置においては、高低差のある長距離2点間を、バラ
ものからなる搬送物を大量に高速移送することが可能で
密閉構造のため騒音の発生や落鉱による作業環境の汚染
や輸送物の逸失がなく、作業環境が清潔良好で、従来の
課題が解決され、維持管理が容易になりメンテナンス性
が向上するとともに、消費動力の節減によるランニング
コストやイニシャルコストの大幅な低減が可能となる。
特に本発明では、円筒管を巧みに利用して下部内面をキ
ャリア側ベルトやリターン側ベルトの支承トラフとし、
かつ、リターン側にベルト反転装置やトラフ形成装置を
設けることによって、ベルトの摩耗を著しく軽減したの
で、メインテナンス性が向上し、安全に、かつ、長期間
安定して操業できる。
ヤ装置においては、高低差のある長距離2点間を、バラ
ものからなる搬送物を大量に高速移送することが可能で
密閉構造のため騒音の発生や落鉱による作業環境の汚染
や輸送物の逸失がなく、作業環境が清潔良好で、従来の
課題が解決され、維持管理が容易になりメンテナンス性
が向上するとともに、消費動力の節減によるランニング
コストやイニシャルコストの大幅な低減が可能となる。
特に本発明では、円筒管を巧みに利用して下部内面をキ
ャリア側ベルトやリターン側ベルトの支承トラフとし、
かつ、リターン側にベルト反転装置やトラフ形成装置を
設けることによって、ベルトの摩耗を著しく軽減したの
で、メインテナンス性が向上し、安全に、かつ、長期間
安定して操業できる。
【図1】本発明の実施例に係る傾斜ベルトコンベヤ装置
の全体側面図である。
の全体側面図である。
【図2】図1のA−A視の横断面図である。
【図3】本発明の第1実施例に係るベルト反転装置の概
略斜視図である。
略斜視図である。
【図4】本発明の第2実施例に係るベルト反転装置の概
略斜視図である。
略斜視図である。
【図5】本発明の第3実施例に係るベルト反転装置の概
略斜視図である。
略斜視図である。
【図6】本発明の第4実施例に係るベルト反転装置の概
略斜視図である。
略斜視図である。
【図7】本発明の実施例に係るベルトコンベヤ装置の摺
動体の斜視図である。
動体の斜視図である。
【図8】本発明の実施例に係るベルト反転装置の摺動体
の変化推移を示す説明図である。
の変化推移を示す説明図である。
【図9】本発明の実施例に係る摺動体の正面図である。
【図10】本発明の第5実施例に係るベルト反転装置の
概略斜視図である。
概略斜視図である。
【図11】本発明の実施例に係るベルト反転装置の曲面
板のひとつの概略斜視図である。
板のひとつの概略斜視図である。
【図12】本発明の実施例に係る曲面板の変化推移を示
す説明図である。
す説明図である。
【図13】本発明の実施例に係るベルト形成装置の縦断
面図である。
面図である。
【図14】従来の垂直式ベルトコンンベヤ装置の断面図
である。
である。
【図15】従来の垂直式ベルトコンンベヤ装置の断面図
である。
である。
1A 上ベルト 1B 下ベルト 2A ヘッドプーリ 2B ヘッドプーリ 3A テールプーリ 3B テールプーリ 4 投入口 10 上方円筒管 14 下方円筒管 20 給気管 22a 注入口 24 排気管 26 摺動ガイド 28 保護カバー 30 吸気管 32 空気ダクト 32a 注入口 34 排気管 40 給気管 42 空気ダクト 42a 注入口 43 排気管 44 柱脚 45 サポート 45a 点検歩廊 46 スタンド 48 手摺 50 ベルト反転装置(第1実施例) 50A ベルト反転装置(第2実施例) 50B ベルト反転装置(第3実施例) 50C ベルト反転装置(第4実施例) 50D ベルト反転装置(第5実施例) 52 水平鋏みローラ 52a 円筒支持ローラ 52A 摺動体 52Aa 本体 52Ab 被覆層 52Ac レール 52Ad T型ボルト 52B 曲面板 54 丸めローラ 58 傾斜ローラ 58A フラットローラ 59 円筒保持ローラ 59a 垂直押えローラ 59b 内側押えローラ 60 トラフ形成装置 61、62 押さえローラ 63、64 鋏みローラ 100 傾斜ベルトコンベヤ装置 305 押圧機構 305a 圧縮コイルばね 308 押圧機構 308a 引張コイルばね M 輸送物(搬送物)
Claims (6)
- 【請求項1】 互いに重ね合わされて急傾斜方向に同一
速度で走行する上下2枚のベルト間にバラ物からなる搬
送物を挟持して搬送する傾斜ベルトコンベヤ装置におい
て、 該上下2枚のベルトはそれぞれ、無端状のベルトと該ベ
ルトのキャリア側およびリターン側にともに該ベルトを
浮上させる圧縮空気の注入孔をベルト走行方向に複数個
備えたベルト支承トラフとを有する空気浮上式の傾斜ベ
ルトコンベヤ装置であって、 該ベルト支承トラフはそれぞれ上下一対の樹脂管または
鋼管からなる円筒管で形成されるとともに、両キャリア
側ベルトは該上下一対の円筒管のうち上方円筒管の下部
内面に支承され、 リターン側ベルトのうち上ベルトは該上下一対の円筒管
のうち上方円筒管の上部外面上に軸方向に沿設した左右
一対の摺動ガイドにベルト端部を当接しながら案内され
つつ上部外面に支承され、 リターン側ベルトのうち下ベルトは該上下一対の円筒管
のうち下方円筒管の下部内面に支承され、 かつ、該上方円筒管の上端中央部および該両円筒管のそ
れぞれの最下部に穿設した前記注入孔の下部には圧気源
と連通し該注入孔へ圧縮空気を供給するベルト走行方向
に沿って延在した圧縮空気配管が接続され、該円筒管に
ベルト浮上作用後の圧縮空気を排出させる排気口を設け
たことを特徴とする傾斜ベルトコンベヤ装置。 - 【請求項2】 下ベルトを装置縁端部で反転させた後の
リターン側ベルトを下方円筒管に導入する前と通過した
後にそれぞれ上下面を反転させるベルト反転装置を該下
方円筒管前後に配設した請求項1記載の傾斜ベルトコン
ベヤ装置。 - 【請求項3】 ベルト反転装置は、プーリ側に配設され
た水平鋏みローラと、下方円筒管側に配設された円筒支
持ローラと、該両ローラ間の中間部に設けた同一断面上
円筒状に配列された複数個の丸めローラ、または同一断
面上に垂直な押えローラと屈曲したベルトの両端をそれ
ぞれ内側から支持する上下一対の傾斜した内側押えロー
ラとで構成された丸めローラ、もしくは傾斜したサポー
トより軸方向に一定間隔離間した複数箇所に張出角度を
順次変化させて突出しベルト裏面に当接・転動する傾斜
ローラとで形成してなる請求項2記載の傾斜ベルトコン
ベヤ装置。 - 【請求項4】 ベルト反転装置は、反転するベルトに当
接しベルト幅方向中央部にベルト浮上用の圧縮空気の噴
出口を複数個備え、各々がベルト走行方向にベルトが反
転する向きに螺旋状に順次少しずつそれぞれ湾曲し、裏
面側に該噴出口に連通する圧縮空気配管を備えた複数個
の曲面板をベルト走行方向に配列してなる請求項2記載
の傾斜ベルトコンベヤ装置。 - 【請求項5】 ベルト反転装置は、反転するベルトに側
面が当接しつつベルト走行方向に延在しベルト幅方向に
略等間隔に平行に配列された複数個一組みの断面円形ま
たは断面矩形状の摺動体を、それぞれがベルト走行方向
にベルトが反転する向きに順次少しずつ傾斜方向を変化
させて複数組み配置してなる請求項2記載の傾斜ベルト
コンベヤ装置。 - 【請求項6】 ベルト反転装置と下方円筒管との間に、
リターン側ベルトの断面中央部の上下面に当接して転動
する上下一対の押えローラとリターンベルトのベルト両
端部を斜めに挟持して転動する上下一対の鋏みローラと
で構成され、ベルト断面を椀状に形成するトラフ形成装
置を備えた請求項2ないし請求項5記載の傾斜ベルトコ
ンベヤ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8910097A JPH10279033A (ja) | 1997-04-08 | 1997-04-08 | 傾斜ベルトコンベヤ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8910097A JPH10279033A (ja) | 1997-04-08 | 1997-04-08 | 傾斜ベルトコンベヤ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10279033A true JPH10279033A (ja) | 1998-10-20 |
Family
ID=13961478
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8910097A Pending JPH10279033A (ja) | 1997-04-08 | 1997-04-08 | 傾斜ベルトコンベヤ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10279033A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6971508B2 (en) | 2001-03-15 | 2005-12-06 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Belt conveyor and auxiliary equipment thereof |
| WO2007131691A1 (de) * | 2006-05-11 | 2007-11-22 | Vhv Anlagenbau Gmbh | Gurtförderer, insbesondere in form eines steilbandförderers |
-
1997
- 1997-04-08 JP JP8910097A patent/JPH10279033A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6971508B2 (en) | 2001-03-15 | 2005-12-06 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Belt conveyor and auxiliary equipment thereof |
| US7325673B2 (en) | 2001-03-15 | 2008-02-05 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Belt conveyor and associated equipment |
| WO2007131691A1 (de) * | 2006-05-11 | 2007-11-22 | Vhv Anlagenbau Gmbh | Gurtförderer, insbesondere in form eines steilbandförderers |
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