JPH1028314A - パイプ式ジャンパ装置 - Google Patents

パイプ式ジャンパ装置

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JPH1028314A
JPH1028314A JP8195564A JP19556496A JPH1028314A JP H1028314 A JPH1028314 A JP H1028314A JP 8195564 A JP8195564 A JP 8195564A JP 19556496 A JP19556496 A JP 19556496A JP H1028314 A JPH1028314 A JP H1028314A
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JP
Japan
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pipe
conductor
jumper device
type jumper
stranded
Prior art date
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Pending
Application number
JP8195564A
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English (en)
Inventor
Kazuo Yokoyama
一雄 横山
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パイプ式ジャンパ装置に作用する風圧荷重を
低減させる。 【解決手段】 パイプ式ジャンパ装置は,鉄塔両側の送
電線にそれぞれ撚線導体を接続し,両撚線導体間をパイ
プ導体で電気的に接続した構成を持つ。このパイプ導体
1の表面に,パイプ表面全体に分布するディンプル1a
を形成する。パイプ導体1の表面にディンプル1aがあ
ると,表面平滑なパイプ導体と比較して空気抵抗係数が
小さくなり,パイプ導体1に対する風圧荷重が低減す
る。パイプ式ジャンパ装置全体としての風圧荷重も当然
低減する。パイプ導体1の表面に,パイプ円周方向に間
隔をあけた複数の位置でパイプ長手方向に伸びる複数の
細溝を形成しても,同様な効果が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,鉄塔アームの両
側に耐張支持されている送電線本線のそれぞれに接続さ
れた撚線導体間をパイプ導体により電気的に接続してな
るパイプ式ジャンパ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】超高圧架空送電線本線の耐張鉄塔におい
て,鉄塔のアーム部にそれぞれ耐張碍子連を介して引き
留められた鉄塔両側の送電線本線間の電流通路を確保す
るために,図3に示すようなパイプ式ジャンパ装置が一
般に使用されている。なお,図3のパイプ式ジャンパ装
置の構成は,図に表わされた範囲では,本発明および従
来例に共通である。このパイプ式ジャンパ装置は,耐張
鉄塔のアーム10aとの間の電気的絶縁に必要なクリア
ランスを最小限に抑えるために,剛性を持つ円形断面の
パイプ導体1を鉄塔アーム10aの下方中央部に配置
し,このパイプ導体1の両端部付近を碍子連12の基端
に有するヨーク13に連結されている支持杆16にて吊
り下げると共に,パイプ導体1の両端末に設けられた接
続端子2に,一端が送電線本線17側のジャンパソケッ
ト14に接続されている撚線導体15の他端に圧縮接続
された接続ソケット18を嵌合・ボルト締めすることに
より,ジャンパ装置として電流通路を確保し,かつジャ
ンパクリアランスを所定の値に確保する構成になってい
る。そして,撚線導体15,パイプ導体1,および支持
杆16の各長さは,事前に机上設計することができ,予
め工場において,取り付ける鉄塔の設計条件に基づいた
プレハブ計算,および撚線導体の圧縮接続等の加工を行
うことができるため,鉄塔の現場においては,各部品の
組み立てのみにて容易に長大なジャンパ装置を形成する
ことができる特長があり,現場における省力化,工期短
縮および信頼性の確保を容易に実現することができるも
のである。
【0003】上記パイプ式ジャンパ装置の取り付け状態
を線路方向から見ると図4の通りである。すなわち,鉄
塔10のアーム10aに引き留められた耐張碍子連12
に取り付けヨーク13を支持点として支持杆16の垂直
長さs分だけパイプ導体1がアーム10aから垂直方向
に離れて位置することになり,パイプ導体1と支持杆1
6と撚線導体15とその他ジャンパ装置を構成する付属
品類との投影受風面積に相当する荷重が風圧荷重として
ジャンパ装置に加わることになる。この風圧荷重がジャ
ンパ装置の自重に対して大きくなると,ジャンパ装置が
略水平方向にある角度θで傾くが,この傾きにより投影
受風面積が小さくなると風圧荷重も小さくなるので,ジ
ャンパ装置の自重で元の位置に戻ろうとし,こうして傾
きが大きくなる動作と元に戻る動作が繰り返される。す
なわち,風圧によるジャンパ装置の横揺れが生じること
になる。したがって,鉄塔10のアーム10a突出長さ
は,ジャンパ装置の最大横揺れ時において,鉄塔10と
パイプ導体1間の絶縁に必要な最低絶縁距離dを確保す
るように決定されている。
【0004】上記のパイプ導体1は,当該送電線本線1
7の電圧および送電容量に応じて,通常,外径が104
mmφ〜210mmφ程度,長さが6m〜20m程度の
ものが使用され,また,2本のパイプ導体1を平行に配
置する。このパイプ導体1は一般に押し出し成形された
ものが使用されるが,従来のパイプ導体は,単なる平滑
な円筒内面を持つ金型を通過させて押し出し成形したも
のであり,したがって表面が平滑な円形断面をなすもの
であった。なお,パイプ式ジャンパ装置における支持杆
16の主体部分は,一般に鋼管あるいはアルミ合金管等
の管材が用いられるが,従来の管材は表面平滑の円形断
面であった。また,パイプ式ジャンパ装置における撚線
導体15は複数の素線を撚り合わせた撚線であるが,従
来の撚線は各素線すべての表面が平滑な全体として円形
断面のものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにパイプ式
ジャンパ装置に表面が平滑な円形断面のパイプ導体1を
使用する理由は,表面が平滑で円形断面を有する完全円
筒は,図5(イ)に示すように,レイノルズ数Rで示さ
れる風の強さにおける強風域において,空気抵抗係数C
xが急激に低下する特性を有しているためである。同図
において,(ロ)は7本撚り,(ハ)は19本撚り,
(ニ)は37本撚り,(ホ)は61本撚りのそれぞれパ
イプ導体1に相当するものが撚線である場合の風圧特性
を示している。
【0006】一般に,電線およびパイプ導体に加わる風
圧荷重Pは次式により算出される。 P=(1/2)・Cx・ρ・V2 R=V・D/ν ただし,P:風圧荷重(kgf/mm2 ), Cx:空気抵抗係数, ρ:空気密度(ρkgf・sec2 /m4 ), V:風速(m/sec), D:電線およびパイプ導体の直径(mm), ν:空気の動粘性係数(m2 /mm), この式から明らかな通り,風圧荷重Pは空気抵抗係数C
xの低下に比例して低減されることになる。
【0007】ジャンパ装置における横揺れをさらに抑制
することが望まれているが,図5に示される完全円筒
(イ)の場合の空気抵抗係数は理論値を示しており,し
たがって,従来のジャンパ装置における横揺れ抑制の限
界を示していることになる。すなわち,従来の表面平滑
な円形断面のパイプ導体を用いたパイプ式ジャンパ装置
では,現状以下のレベルまで横揺れを低減させることが
不可能である。
【0008】本発明は上記従来の欠点を解消するために
なされたもので,風圧荷重による横揺れをさらに抑制で
きるパイプ式ジャンパ装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は,鉄塔におけるアームの両側にそれぞれ耐張碍子連
およびヨークを介して引留められた送電線本線にそれぞ
れ接続された撚線導体間を,前記ヨークに取り付けられ
ている支持杆に吊持されたパイプ導体により電気的に接
続してなるパイプ式ジャンパ装置において,前記パイプ
導体の表面に,パイプ表面全体に分布するディンプル,
またはパイプ円周方向に間隔をあけた複数の位置でパイ
プ長手方向に伸びる複数の細溝を形成したことを特徴と
する。
【0010】請求項2は,パイプ式ジャンパ装置におけ
るパイプ導体支持用の支持杆の表面に,上記と同様にデ
ィンプルまたは細溝を形成したものである。
【0011】請求項3は,パイプ式ジャンパ装置におけ
る撚線導体の表面に,上記と同様にディンプルまたは細
溝を形成したものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下,本発明の実施の形態を図
1,図2の実施例を参照して説明する。なお,この実施
例のパイプ式ジャンパ装置の全体構成自体は,本発明お
よび従来例に共通の図3に示した通りである。図1に請
求項1の発明の一実施例のパイプ式ジャンパ装置におけ
るパイプ導体1を示す。図1(イ)はパイプ導体1の一
部分の正面図,図1(ロ)は横断面図である。図示のよ
うに,この実施例のパイプ式ジャンパ装置におけるパイ
プ導体1の表面には,パイプ表面全体に分布するディン
プル1aが形成されている。
【0013】上記のようにディンプル1aを表面に形成
したパイプ導体1においては,表面のディンプル1aが
空気抵抗係数を低下させる作用を奏する。これは,ゴル
フボールの表面に形成したディンプルが飛行中のゴルフ
ボールの空気抵抗係数を低下させ,飛距離を増大させる
作用とほぼ同じである。パイプ導体1の空気抵抗係数が
低下するので,ジャンパ装置の横揺れを抑制する効果が
得られる。
【0014】図2に他の実施例を示す。この実施例のパ
イプ導体1は,その表面に,パイプ円周方向に間隔をあ
けた位置でパイプ長手方向に伸びる複数の細溝1bを形
成している。この細溝1bによっても,ディンプルの場
合と同様に,完全円筒の場合と比べて空気抵抗係数を低
下させる作用が得られ,パイプ式ジャンパ装置の横揺れ
を抑制する効果が得られる。
【0015】なお,パイプ式ジャンパ装置に使用される
パイプ導体1は,機械的強度が要求されることから,一
般に熱処理(T6処理)を施した高強度のアルミニウム
が使用されるが,その熱処理は,押し出しによりパイプ
導体を製造し次いで真直処理によりその形状を整えた後
に施している。したがって,上記のディンプル1aの形
成は,押し出し成形をし真直処理を行った段階で,横方
向からディンプルと逆の凹凸を持つ金型でプレスするこ
とにより容易に実現できる。次いで,熱処理を行う。ま
た,上記の細溝1bの形成は,押し出し用ダイスに細溝
を設けることで容易に実現できる。
【0016】図3に示されるように,パイプ導体1は耐
張碍子連12の一端に取り付けられたヨーク13に上端
を取り付けた支持杆16により支持され,そして,この
支持杆16の主体部分は円形断面を有する鋼管,あるい
はアルミ合金管からなるが,図1または図2に示したパ
イプ導体1の場合と同様の考えを適用することができ
る。すなわち,支持杆16の主体部分を構成する管材の
表面に,杆表面全体に分布するディンプル,または杆円
周方向に間隔をあけた位置で杆長手方向に伸びる複数の
細溝を形成することができる。なお,この場合における
管材の外観としては,図1や図2と同様に表れるので,
支持杆16にディンプルや細溝を設ける場合の詳細な図
示は省略する。このように,支持杆16にディンプルあ
るいは細溝を形成すると,パイプ導体1にディンプルま
たは細溝を形成した場合と同様な作用により,支持杆1
6における風圧荷重の低減が図られ,パイプジャンパ装
置の横揺れの抑制が図られる。
【0017】また,撚線導体15を構成する素線に,図
1または図2に示したパイプ導体1の場合と同様の考え
を適用することができる。すなわち,撚線導体15の最
外周の素線の表面に,撚線表面全体に分布するディンプ
ル,または撚線円周方向に間隔をあけた複数の位置で撚
線長手方向に伸びる複数の細溝を形成することができ
る。なお,この場合における1本の素線の外観として
は,やはり図1や図2とほぼ同様に表れる(ただし中空
ではない)ので,撚線導体15にディンプルや細溝を設
ける場合の詳細な図示は省略する。このように,撚線導
体15の最外周の素線にディンプルあるいは細溝を形成
すると,パイプ導体1にディンプルまたは細溝を形成し
た場合と比べてその程度は小さいがやはり同様な作用に
より,撚線導体15における風圧荷重の低減が図られ,
パイプジャンパ装置の横揺れの抑制が図られる。
【0018】上述のように,パイプ導体1,支持杆1
6,撚線導体15の各々について低風圧化の処理を施す
ことで,パイプ式ジャンパ装置全体としての横揺れを十
分抑制することができるが,さらに低風圧化を図るた
め,パイプ式ジャンパ装置を構成するその他の構成部品
にも同様な低風圧化の処理を施すことができる。すなわ
ち,各撚線導体15間の間隔を保つジャンパスペーサ1
9,2本のパイプ導体1の間隔を保つパイプ導体のスペ
ーサ18,パイプ導体1に設けた接地金具20およびジ
ャンパホーン21等についても,それらがアルミ合金鋳
物や鋼管等から製造されていることから,その表面にデ
ィンプルまたは細溝を形成することもできる。
【0019】
【発明の効果】請求項1の発明によれば,パイプ導体の
表面にディンプルまたは細溝を形成したので,パイプ導
体の空気抵抗係数を従来の平滑な表面のパイプ導体と比
べてさらに小さくすることが可能となり,これにより風
圧荷重を低減させ,パイプ式ジャンパ装置の横揺れをさ
らに抑制することが可能となった。
【0020】また,請求項2または請求項3の発明によ
れば,支持杆または撚線導体の表面に,ディンプルある
いは細溝を形成することで,前記と同様に,支持杆また
は撚線導体の風圧荷重を低減させ,パイプ式ジャンパ装
置の横揺れをさらに抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例のパイプ式ジャンパ装置に
おけるパイプ導体の一部分を示すもので,(イ)は正面
図,(ロ)は横断面図である。
【図2】この発明の他の実施例のパイプ式ジャンパ装置
におけるパイプ導体の一部分を示すもので,(イ)は正
面図,(ロ)は横断面図である。
【図3】本発明および従来例に共通する図であり,一般
的なパイプ式ジャンパ装置の全体構成を示す正面図であ
る。
【図4】図3のパイプ式ジャンパ装置におけるパイプ導
体の鉄塔に対する位置関係を線路長手方向から見て説明
する図である。
【図5】従来の表面平滑なパイプ導体を持つパイプ式ジ
ャンパ装置では空気抵抗係数の低減に限界があることを
説明するためのもので,完全円筒および種々の撚線につ
いて,レイノルズ数Rと空気抵抗係数Cxとの関係を示
した図である。
【符号の説明】
1 パイプ導体 1a ディンプル 1b 細溝 10 鉄塔 10a アーム 12 耐張碍子連 13 ヨーク 15 撚線導体 16 支持杆 17 送電線本線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄塔(10)におけるアーム(10a)
    の両側にそれぞれ耐張碍子連(12)およびヨーク(1
    3)を介して引留められた送電線本線(17)にそれぞ
    れ接続された撚線導体(15)間を,前記ヨーク(1
    3)に取り付けられている支持杆(16)に吊持された
    パイプ導体(1)により電気的に接続してなるパイプ式
    ジャンパ装置において,前記パイプ導体(1)の表面
    に,パイプ表面全体に分布するディンプル,またはパイ
    プ円周方向に間隔をあけた複数の位置でパイプ長手方向
    に伸びる複数の細溝を形成したことを特徴とするパイプ
    式ジャンパ装置。
  2. 【請求項2】 鉄塔(10)におけるアーム(10a)
    の両側にそれぞれ耐張碍子連(12)およびヨーク(1
    3)を介して引留められた送電線本線(17)にそれぞ
    れ接続された撚線導体(15)間を,前記ヨーク(1
    3)に取り付けられている支持杆(16)に吊持された
    パイプ導体(1)により電気的に接続してなるパイプ式
    ジャンパ装置において,前記支持杆(16)の表面に,
    杆表面全体に分布するディンプル,または杆円周方向に
    間隔をあけた複数の位置で杆長手方向に伸びる複数の細
    溝を形成したことを特徴とするパイプ式ジャンパ装置。
  3. 【請求項3】 鉄塔(10)におけるアーム(10a)
    の両側にそれぞれ耐張碍子連(12)およびヨーク(1
    3)を介して引留められた送電線本線(17)にそれぞ
    れ接続された撚線導体(15)間を,前記ヨーク(1
    3)に取り付けられている支持杆(16)に吊持された
    パイプ導体(1)により電気的に接続してなるパイプ式
    ジャンパ装置において,前記撚線導体(15)の表面
    に,撚線表面全体に分布するディンプル,または撚線円
    周方向に間隔をあけた複数の位置で撚線長手方向に伸び
    る複数の細溝を形成したことを特徴とするパイプ式ジャ
    ンパ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004003394A1 (ja) 2002-06-27 2004-01-08 Asahi Tec Corporation 表面加工体及び表面加工方法並びに表面加工装置
US7094476B2 (en) 2002-06-27 2006-08-22 Asahi Tec Corporation Surface-treated product, surface-treatment method, and surface-treatment apparatus
CN114783702A (zh) * 2022-03-23 2022-07-22 西南交通大学 一种动车车顶绝缘子减阻结构

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