JPH10287748A - ポリシランの製造方法 - Google Patents

ポリシランの製造方法

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JPH10287748A
JPH10287748A JP9093746A JP9374697A JPH10287748A JP H10287748 A JPH10287748 A JP H10287748A JP 9093746 A JP9093746 A JP 9093746A JP 9374697 A JP9374697 A JP 9374697A JP H10287748 A JPH10287748 A JP H10287748A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変性ポリカーボネートなどのエンジニアリン
グプラスチックの出発原料、レジスト材料、電子写真感
光体材料などとして重要な、両末端にフェノール基を有
するポリシランの製造方法を提供する。 【解決手段】 両末端に水素原子を有するポリシラン
と、水酸基を保護したビニル基含有フェノール誘導体と
を、有機金属触媒存在下に反応させることにより、両末
端に水酸基を保護したフェノール基を有するポリシラン
を得た後、保護基を脱離させることにより、両末端にフ
ェノール基を有するポリシランを製造する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変性ポリカーボネ
ート等のエンジニアリングプラスチックの出発原料、レ
ジスト材料、電子写真感光体材料などとして重要な、両
末端にフェノール基を有するポリシランの製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来、ポ
リカーボネートなどのエンジニアリングプラスチック
は、ハードコート材としての使用が検討され、また実際
に実用化されているものもある。しかしながら、ビスフ
ェノールAポリカーボネートでは硬度が十分ではなく、
変性して硬度の向上が図られている。
【0003】本願発明に係る両末端フェノールポリシラ
ンは、ポリシラン骨格を主鎖に有するポリカーボネート
やポリエステルを提供する際の出発原料として用いるこ
とができ、それによりポリカーボネート等の硬度向上が
可能で、より有用なハードコート材料を提供することが
できる。さらに、得られたポリシラン骨格ポリカーボネ
ート等は、ポリシランの感光特性や電荷輸送特性を有
し、光・電子機能を有する新しいタイプのハードコート
材を実現できる有用な原料となる。
【0004】しかしながら、このような変性ポリカーボ
ネート等の製造を可能とする両末端にフェノール基を有
するポリシランは検討されておらず、その製造方法も知
られていなかった。
【0005】さらに、ハードコート材等として各種用途
に最適な特性を有する変性ポリカーボネート等を実現す
るために、ポリシラン部位の重合度を制御した上で、両
末端にフェノール基を導入する製造方法も当然のことな
がら知られていなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記のごと
き従来技術の現状に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、両末
端に水素原子を有するポリシランと、水酸基を保護した
ビニル基を有するフェノール誘導体とを、有機金属触媒
存在下にヒドロシリル化反応させ、その後に脱保護する
ことによって、所望のポリシランを製造する方法を見出
した。
【0007】また、両末端に水素原子を有するポリシラ
ンを得る際に、特定の金属を陽極として用いる電極反
応、あるいは特定のLi塩および金属ハロゲン化物の共
存下に特定の金属による還元反応を用いることにより、
ポリシラン部位の重合度を制御した上で、ハードコート
材等として各種用途に最適な特性を有する変性ポリカー
ボネート等を実現する両末端フェノールポリシランを得
る製造方法を見出した。
【0008】すなわち、本発明は、下記に示すとおりの
両末端にフェノール基を有するポリシランの製造方法を
提供するものである。
【0009】1.両末端にフェノール基を有するポリシ
ランの製造方法であって、一般式
【0010】
【化11】
【0011】(式中、Rは、アルキル基、アリール基、
アルコキシ基、アミノ基またはシリル基を表す。Rはそ
れぞれ同一であってもあるいは2つ以上が相異なっても
よい:nは、2〜10000である)で表される両末端
に水素原子を有するポリシランと、一般式
【0012】
【化12】
【0013】(式中、R1は水酸基の保護基であり、ア
ルキル基、アルコキシアルキル基、シリル基、アシル
基、アルキルチオアルキル基またはアルキルスルホキシ
基を表す:保護された水酸基の位置は、p−位またはm
−位である:R2は、単結合、アルキレン基または2価
の芳香族炭化水素基を表す)で表される水酸基を保護し
たビニル基含有フェノール誘導体とを、有機金属触媒存
在下に反応させることにより、一般式
【0014】
【化13】
【0015】(式中、R、R1、R2、保護された水酸基
の位置、ならびにnは、出発原料に対応して、上記に同
じである)で表されるポリシランを得た後、保護基を脱
離させることにより、一般式
【0016】
【化14】
【0017】(式中、R、R2、水酸基の位置ならびに
nは、出発原料に対応して、上記に同じである)で表さ
れる両末端にフェノール基を有するポリシランを製造す
る方法。
【0018】2.一般式
【0019】
【化15】
【0020】(式中、Rは、アルキル基、アリール基、
アルコキシ基、アミノ基またはシリル基を表す。Rはそ
れぞれ同一であってもあるいは2つ以上が相異なっても
よい:nは、2〜10000である)で表される両末端
に水素原子を有するポリシランが、一般式
【0021】
【化16】
【0022】(式中、mは1〜3である:Rは、アルキ
ル基、アリール基、アルコキシ基、アミノ基またはシリ
ル基を表す。m=1の場合には2つのRが、m=2の場
合には4つのRが、m=3の場合には6つのRが、それ
ぞれ同一であってもあるいは2つ以上が相異なってもよ
い:Xは、ハロゲン原子を表す)で表されるジハロシラ
ンを、MgまたはMg系合金を陽極とし、Li塩を支持
電解質とし、通電助剤として金属ハロゲン化物を用いる
かまたは用いずに、溶媒として非プロトン性溶媒を使用
する電極反応に供した後、一般式
【0023】
【化17】
【0024】(式中、Rは、アルキル基、アリール基、
アルコキシ基、アミノ基またはシリル基を表す。Xは、
ハロゲン原子を表す)で表されるモノハロヒドロシラン
を加えてさらに電極反応を行うことによって得られるこ
とを特徴とする上記項1に記載の方法。
【0025】3.一般式
【0026】
【化18】
【0027】(式中、Rは、アルキル基、アリール基、
アルコキシ基、アミノ基またはシリル基を表す。Rはそ
れぞれ同一であってもあるいは2つ以上が相異なっても
よい:nは、2〜10000である)で表される両末端
に水素原子を有するポリシランが、一般式
【0028】
【化19】
【0029】(式中、mは1〜3である:Rは、アルキ
ル基、アリール基、アルコキシ基、アミノ基またはシリ
ル基を表す。m=1の場合には2つのRが、m=2の場
合には4つのRが、m=3の場合には6つのRが、それ
ぞれ同一であってもあるいは2つ以上が相異なってもよ
い:Xは、ハロゲン原子を表す)で表されるジハロシラ
ンを、非プロトン性溶媒中、Li塩および金属ハロゲン
化物の共存下、MgまたはMg系合金により還元した
後、一般式
【0030】
【化20】
【0031】(式中、Rは、アルキル基、アリール基、
アルコキシ基、アミノ基またはシリル基を表す。Xは、
ハロゲン原子を表す)で表されるモノハロヒドロシラン
を加えてさらに還元反応を行うことによって得られるこ
とを特徴とする上記項1に記載の方法。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明の出発原料は、一般式
【0033】
【化21】
【0034】(式中、Rは、アルキル基、アリール基、
アルコキシ基、アミノ基またはシリル基を表す。Rはそ
れぞれ同一であってもあるいは2つ以上が相異なっても
よい:nは、2〜10000である)で表される両末端
に水素原子を有するポリシランである。式中、Rは、ア
ルキル基、アリール基、アルコキシ基、アミノ基または
シリル基を表す。アルキル基としては、炭素数1〜10
のものが挙げられ、これらの中でも炭素数1〜6のもの
がより好ましい。アリール基としては、フェニル基、ア
ニシル基、炭素数1〜10のアルキル基を少なくとも1
つ置換基として有するフェニル基、p−アルコキシフェ
ニル基、ナフチル基等が挙げられる。アルコキシ基とし
ては、炭素数1〜10のものが挙げられ、炭素数1〜6
のものがより好ましい。シリル基としては、ケイ素数1
〜10のものが挙げられ、その中でもケイ素数1〜6の
ものがより好ましい。Rが上記のシリル基である場合に
は、ケイ素原子上の置換基はアルキル基、アリール基、
アルコキシ基等、水素原子以外の置換基である。Rはそ
れぞれ同一であってもあるいは2つ以上が相異なっても
よい。
【0035】一般式(1)で表される両末端に水素原子
を有するポリシランは、(1)特定の金属を陽極に用い
る電極反応(電極還元合成法:特開平7−309953
号公報)、(2)特定のLi塩および金属ハロゲン化物
の共存下に特定の金属を用いて還元的に重合させる合成
法(化学重合法)、(3)金属ナトリウムなどのアルカ
リ金属を用いて、トルエン等の溶媒中で溶媒の還流下程
度の高温で還元的に脱塩素縮合重合させる方法(キッピ
ング法:J.Am.Chem.Soc.,103(19
81)7352)等で合成することができる。
【0036】(1)の電極還元合成法および(3)のキ
ッピング法は公知の方法であり、(2)の化学重合法は
新規な方法である。
【0037】両末端に水素原子を有するポリシランの重
合度はポリシラン主鎖骨格を有する変性ポリカーボネー
トの特性に大きな影響を与えるので、両末端に水素原子
を有するポリシランの合成法としては、重合度の制御が
容易で、低重合度のポリシランも合成可能な電極還元合
成法か化学重合法が好ましい。
【0038】電極還元合成法によって、両末端に水素原
子を有するポリシランを製造するには、一般式
【0039】
【化22】
【0040】(式中、mは1〜3である:Rは、アルキ
ル基、アリール基、アルコキシ基、アミノ基またはシリ
ル基を表す。m=1の場合には2つのRが、m=2の場
合には4つのRが、m=3の場合には6つのRが、それ
ぞれ同一であってもあるいは2つ以上が相異なってもよ
い:Xは、ハロゲン原子を表す)で表されるジハロシラ
ンの1種または2種以上を、MgまたはMg系合金を陽
極とし、Li塩を支持電解質とし、通電助剤として金属
ハロゲン化物を用いるかまたは用いずに、溶媒として非
プロトン性溶媒を使用する電極反応に供した後、一般式
【0041】
【化23】
【0042】(式中、Rは、アルキル基、アリール基、
アルコキシ基、アミノ基またはシリル基を表す。Xは、
ハロゲン原子を表す)で表されるモノハロヒドロシラン
を加えてさらに電極反応に供する。
【0043】上記一般式(5)および(6)において、
Rの詳細は、一般式(1)と同様である。また、Xは、
ハロゲン原子(Cl、Br、I、F)を表し、ハロゲン
原子としては、Clが好ましい。
【0044】反応に際しては、ジハロシランを溶媒に溶
解して使用する。溶媒としては、非プロトン性溶媒が広
く使用でき、より具体的には、テトラヒドロフラン、
1,2−ジメトキシエタン、ビス(2−メトキシエチ
ル)エーテル、1,4−ジオキサンなどのエーテル系の
溶媒およびプロピレンカーボネート、アセトニトリル、
ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、塩化メ
チレンなどが例示される。これらの溶媒は、単独でも、
あるいは2種以上の混合物としても使用できる。溶媒と
しては、テトラヒドロフランおよび1,2−ジメトキシ
エタンがより好ましい。溶媒中のジハロシランの濃度
は、通常0.05〜20mol/l程度であり、好まし
くは0.2〜15mol/l程度であり、特に好ましく
は0.3〜13mol/l程度である。
【0045】使用する支持電解質としては、LiCl、
LiNO3、Li2CO3、LiClO4などのリチウム塩
が例示される。これらの支持電解質は、単独で使用して
もよく、あるいは2種以上を併用してもよい。これら支
持電解質の中でも、LiClが最も好ましい。
【0046】溶媒中の支持電解質の濃度は、通常0.0
5〜5mol/l程度であり、好ましくは0.1〜3m
ol/l程度であり、特に好ましくは0.15〜2mo
l/l程度である。
【0047】また、通電性の向上を図るために、通電助
剤を用いてもよい。通電助剤としては、 FeCl2、F
eCl3、FeBr2、FeBr3、AlCl3、AlBr
3、ZnCl2、SnCl2、CoCl2、VCl2、Ti
Cl4、PdCl2、SmCl2、SmI2などが好ましい
ものとして例示される。これらの通電助剤は、単独で使
用してもよく、あるいは2種以上を併用してもよい。こ
れらの通電助剤の中でも、AlCl3、FeCl2、Fe
Cl3、CoCl2、CuCl2などがより好ましい。溶
媒中の通電助剤の濃度は、通常0.01〜6mol/l
程度であり、より好ましくは0.03〜4mol/l程
度であり、特に好ましくは0.05〜3mol/l程度
である。
【0048】陽極としては、MgまたはMgを主成分と
する合金を使用する。Mgを主成分とする合金として
は、例えばAlを3〜10%程度含有するものが挙げら
れる。陰極としては、電流を通じ得る物質であれば特に
限定されないが、SUS304、316などのステンレ
ス鋼;Mg、Cu、Zn、Sn、Al、Ni、Coなど
の各種金属類;炭素材料などが例示される。
【0049】通電量は、ジハロシラン中のハロゲン原子
を基準として、1F/mol程度以上あればよく、通電
量を調整することにより、分子量の制御が可能となる。
【0050】反応時の温度は、通常−20℃から使用す
る溶媒の沸点までの温度範囲にあり、好ましくは−10
〜50℃程度であり、特に好ましくは−5℃〜30℃程
度である。
【0051】通電終了後、一般式(6)で表されるモノ
ハロヒドロシランを加え、さらに電極反応を行うが、加
えるモノハロヒドロシランの量は、ジハロシランの1当
量以上あればよい。通電量は、モノハロヒドロシランを
基準として、1F/mol程度以上あればよい。
【0052】反応終了後、反応液に水およびエーテル、
トルエン等の有機溶媒を加えて抽出することにより、両
末端に水素原子を有するポリシランを単離することがで
きる。
【0053】一方、化学重合法によって、両末端に水素
原子を有するポリシランを製造するには、非プロトン性
溶媒中、特定のLi塩および金属ハロゲン化物の共存
下、MgまたはMg系合金と上記一般式(5)で表され
るジハロシランを撹拌することによってポリシランを合
成し、次に、上記一般式(6)で表されるモノハロヒド
ロシランを加えてさらに撹拌することによって、両末端
に水素原子を有するポリシランを得る。
【0054】非プロトン性溶媒としては、テトラヒドロ
フラン、1,2−ジメトキシエタン、プロピレンカーボ
ネート、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド、ジメ
チルスルホキシド、ビス(2−メトキシエチル)エーテ
ル、1,4−ジオキサン、塩化メチレンなどの極性溶
媒;トルエン、キシレン、ベンゼン、n−ペンタン、n
−ヘキサン、n−オクタン、n−デカン、シクロヘキサ
ンなどの非極性溶媒が例示される。これらの溶媒は、単
独でも、或いは2種以上の混合物としても使用できる。
溶媒としては、極性溶媒の単独、2種以上の極性溶媒の
混合物、極性溶媒と非極性溶媒との混合物が好ましい。
極性溶媒と非極性溶媒との混合物を使用する場合には、
前者:後者=1:0.01〜20程度とすることが好ま
しい。単独で或いは他の溶媒との混合物として使用する
極性溶媒としては、テトラヒドロフランおよび1,2−
ジメトキシエタンがより好ましい。
【0055】溶媒中のジハロシランの濃度は、通常0.
05〜20mol/l程度であり、好ましくは0.2〜
15mol/l程度であり、特に好ましくは0.3〜1
3mol/l程度である。
【0056】特定のLi塩としては、LiCl、LiN
3、Li2CO3、LiClO4などが例示される。これ
らのLi塩は、単独で使用してもよく、あるいは2種以
上を併用してもよい。これらLi塩の中でも、LiCl
が最も好ましい。
【0057】溶媒中のLi塩の濃度は、通常0.05〜
5mol/l程度であり、好ましくは0.1〜3mol
/l程度であり、特に好ましくは0.15〜2mol/
l程度である。
【0058】また、特定の金属ハロゲン化物としては、
FeCl2、FeCl3、FeBr2、FeBr3、AlC
3、AlBr3、ZnCl2、SnCl2、CoCl2
VCl2、TiCl4、PdCl2、SmCl2、SmI2
などが好ましいものとして例示される。これらの金属ハ
ロゲン化物は、単独で使用してもよく、あるいは2種以
上を併用してもよい。これらの金属ハロゲン化物の中で
も、FeCl2がより好ましい。溶媒中の金属ハロゲン
化物の濃度は、通常0.01〜6mol/l程度であ
り、好ましくは0.03〜4mol/l程度であり、特
に好ましくは0.05〜3mol/l程度である。
【0059】MgまたはMg系合金の形状は、反応が行
える限り特に限定されないが、例えば粉体、粒状、リボ
ン状、切削片状、塊状、棒状、平板状などが例示され、
その中でも比表面積の大きな粉体、粒状、リボン状、切
削片状が好ましい。使用するMgまたはMg系合金の量
は、Mgの場合は使用するジハロシランとモノハロヒド
ロシランの合計に対して2倍等量以上あればよく、Mg
系合金の場合は、Mgの含有量が使用するジハロシラン
とモノハロヒドロシランに対して2倍等量以上あればよ
い。MgまたはMg系合金中のMgの量がジハロシラン
とモノハロヒドロシランの2倍等量より多い場合は反応
時間が短縮されるため、好ましくは3倍等量以上、特に
好ましくは5倍等量以上である。
【0060】撹拌時間は、使用するMgまたはMg系合
金、Li塩、金属ハロゲン化物の量などにより異なりう
るが、通常30分程度以上とすればよい。反応時間を調
整することにより、分子量の制御が可能となる。
【0061】反応時の温度は、通常−20℃から使用す
る溶媒の沸点までの温度範囲であり、好ましくは−10
〜50℃程度であり、特に好ましくは−5℃〜30℃程
度である。
【0062】ジハロシランの重合反応終了後、モノハロ
ヒドロシランを加えてさらに撹拌する。撹拌時間は、使
用するMgまたはMg系合金、Li塩、金属ハロゲン化
物の量などにより異なりうるが、通常30分程度以上と
すればよい。
【0063】反応は、例えば、密閉可能な反応容器に一
般式(5)で表されるジハロシランおよびLi塩、金属
ハロゲン化物、ならびにMgまたはMg系合金を溶媒と
ともに収容し、好ましくは機械的もしくは磁気的に撹拌
して反応を行わせる方法などにより行った後、一般式
(6)で表されるモノハロヒドロシランを加えてさらに
撹拌することにより行うことができる。反応容器の形状
は、密閉できる構造であれば特に限定されない。
【0064】反応終了後、反応液に水およびエーテル、
トルエン等の有機溶媒を加えて抽出することにより、両
末端に水素原子を有するポリシランを単離することがで
きる。
【0065】次に、単離した両末端に水素原子を有する
ポリシランを、有機溶媒中で、上記一般式(2)で表さ
れる水酸基を保護したビニル基を有するフェノール誘導
体と、有機金属触媒存在下にヒドロシリル化反応させる
ことによって、ポリシランの両末端にフェノール基を導
入する。
【0066】水酸基を保護したビニル基を有するフェノ
ール誘導体としては、例えば、p−アセトキシスチレ
ン、m−アセトキシスチレンなどが挙げられる。また、
ビニル基を有するフェノール誘導体としては、例えば、
p−ヒドロキシスチレン、m−ヒドロキシスチレン、p
−アリルフェノール、m−アリルフェノールなどが挙げ
られる。水酸基の保護法についても、既知の方法を用い
ればよく、例えば、R1として、メチル基、エチル基な
どのアルキル基による方法(Org.Synth.,Coll.Vol.4,836
(1963))、メトキシメチル基、ブトキシメチル基、テト
ラヒドロピラニル基、テトラヒドロフラニル基などのア
ルコキシアルキル基による方法(Tetrahedron Lett.,661
(1978))、トリメチルシリル基、t−ブチルジメチルシ
リル基などのシリル基による方法(Tetrahedron Lett.,3
527(1970))、アセチル基などのアシル基による方法(Tet
rahedron Lett.,2431(1979))、メチルチオメチル基など
のアルキルチオアルキル基による方法(Tetrahedron Let
t.,533(1977))、メタンスルホキシ基、p−トルエンス
ルホキシ基などのアルキルスルホキシ基による方法(J.O
rg.Chem.,32,1058(1967))を用いて水酸基を保護するも
のが挙げられる。
【0067】溶媒としては、テトラヒドロフラン、ジエ
チルエーテル、1,2−ジメトキシエタン、アセトニト
リル、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、
ビス(2−メトキシエチル)エーテル、1,4−ジオキ
サン、塩化メチレン、トルエン、キシレン、ベンゼン、
n−ペンタン、n−ヘキサン、n−オクタン、n−デカ
ン、シクロヘキサンなどが例示される。これらの溶媒
は、単独でも、或いは2種以上の混合物としても使用で
きる。
【0068】有機金属触媒としては、ヘキサクロロ白金
酸、ジクロロ−ビス(2,4,6−トリメチルピリジ
ン)白金酸などの白金触媒、クロロ−トリ(トリフェニ
ルホスフィン)ロジウムなどのロジウム触媒、ニッケル
アセチルアセトナートなどのニッケル触媒などが挙げら
れる。
【0069】溶媒中、両末端に水素原子を有するポリシ
ランの濃度は0.1〜3mol/l程度である。
【0070】溶媒中の水酸基を保護したビニル基を有す
るフェノール誘導体の濃度は、使用するポリシランの分
子量によって異なるが、ポリシラン濃度の通常0.1〜
2倍程度である。
【0071】有機金属触媒の濃度は、通常0.01g/
l以上あればよい。
【0072】反応温度は使用するフェノール誘導体およ
びポリシランの種類によって異なるが、−10℃から使
用する溶媒の還流温度の範囲内である。
【0073】反応を実施するに際しては、密閉可能な反
応容器をアルゴン置換し、溶媒、水酸基を保護したビニ
ル基を有するフェノール誘導体、有機金属触媒を収容す
る。次に、両末端に水素原子を有するポリシラン溶液
を、冷却下、ゆっくりと滴下する。初期の反応が収まっ
た後、反応を完結させるために加熱してもよい。反応時
間は、フェノール誘導体および有機金属触媒の種類、量
などにより異なるが、通常12時間以上あればよい。
【0074】反応終了後、反応液に水およびエーテル、
トルエン等の有機溶媒を加えて抽出することにより、上
記一般式(3)で表される両末端に水酸基を保護したフ
ェノール基を有するポリシランを単離することができ
る。
【0075】このポリシランにおける水酸基の脱保護を
行うことにより、上記一般式(4)で表される両末端に
フェノール基を有するポリシランが得られる。水酸基の
脱保護の方法は、保護基の種類によって異なるが、塩
酸、硫酸、硝酸またはp−トルエンスルホン酸などの有
機酸で処理し、0.1〜48時間程度撹拌すればよい。
【0076】また、このようにして得られた、上記一般
式(4)で表される両末端にフェノール基を有するポリ
シラン中には、保護基の残査物および有機金属触媒など
が不純物として含まれることがあるが、メタノール、エ
タノール、水およびこれらの混合溶媒で洗浄することに
よって容易に除去できる。
【0077】
【発明の効果】本発明によれば、下記のような顕著な効
果が達成される。
【0078】(a)本発明の方法によって得られた両末
端フェノールポリシランを用いれば、ポリシラン骨格を
主鎖に有するポリカーボネートやポリエステルが製造可
能となり、ポリカーボネート等の硬度が向上し、より有
用なハードコート材料を提供することができる。
【0079】(b)本発明の方法によって得られた両末
端フェノールポリシランを用いて得られたポリシラン骨
格ポリカーボネート等は、ポリシランの感光特性や電荷
輸送特性を有し、光・電子機能を有する新しいタイプの
ハードコート材を実現できる。
【0080】(c)電極還元合成法や化学重合法を用い
ることにより、両末端フェノールポリシランの重合度を
制御でき、ハードコート材等として各種用途に最適な特
性を有する変性ポリカーボネート等を実現することが可
能となった。
【0081】
【実施例】以下に実施例を示し、本発明の特徴とすると
ころをより一層明確にする。
【0082】以下の実施例1〜6は、電極還元合成法に
よる両末端に水素原子を有するポリシランの合成を示
す。
【0083】実施例1 Mg製陽極(電極面積63cm2)およびステンレス鋼
(SUS304)製陰極(電極面積63cm2)を装着
した内容積800mlの電解槽に、無水塩化リチウム
(LiCl)17g、無水塩化第一鉄(FeCl2)1
0gを収容した後、脱酸素した乾燥アルゴンで電解槽を
置換した。次に、予めナトリウム−ベンゾフェノンケチ
ルで乾燥したテトラヒドロフラン(THF)650m
l、蒸留により精製したメチルフェニルジクロロシラン
64g(0.33mol)を加えた。反応溶液を撹拌
し、反応温度20℃に保ちつつ、定電流電源により通電
した。通電はメチルフェニルジクロロシランを基準とし
て2.5F/molの通電量となるように行った。次
に、メチルフェニルクロロシラン10.3g(0.06
6mol)を加え、さらに通電を行った。通電はメチル
フェニルクロロシランを基準として1.0F/molの
通電量となるように行った。
【0084】通電終了後、エーテル500ml、水30
0mlを加えて抽出した後、エーテル層を濃縮すること
により、生成物を単離した。生成物の分子量を測定した
ところ、重量平均分子量11000(平均重合度92程
度)であった。生成物の構造解析を行ったところ、両末
端に水素原子を有するポリシランであることが確認でき
た。
【0085】実施例2 前段の通電量をメチルフェニルジクロロシランを基準と
して2.0F/molとする以外は、実施例1と同様に
行った。重量平均分子量は6000(平均重合度50程
度)であった。
【0086】実施例3 前段の通電量をメチルフェニルジクロロシランを基準と
して1.5F/molとする以外は、実施例1と同様に
行った。重量平均分子量は1350(平均重合度11程
度)であった。
【0087】実施例4 原料のジハロシランとしてp−エチルフェニルメチルジ
クロロシラン73g(0.33mol)を使用する以外
は実施例1と同様に行った。重量平均分子量は2350
0(平均重合度159程度)であった。
【0088】実施例5 原料のジハロシランとしてメチルフェニルジクロロシラ
ン57g(0.30mol)およびジメチルジクロロシ
ラン3.8g(0.03mol)の混合物を使用する以
外は実施例1と同様に行った。重量平均分子量は820
0(平均重合度72程度)であった。
【0089】実施例6 原料のジハロシランとしてメチルフェニルジクロロシラ
ン31g(0.16mol)およびシクロヘキシルメチ
ルジクロロシラン32g(0.16mol)を使用する
以外は実施例3と同様に行った。重量平均分子量は15
20(平均重合度12程度)であった。
【0090】以下の実施例7〜12は、化学重合法によ
る両末端に水素原子を有するポリシランの合成を示す。
【0091】実施例7 三方コックを装着した内容積1Lのナスフラスコに、粒
状のマグネシウム60g、無水塩化リチウム(LiC
l)16g、無水塩化第一鉄(FeCl2)9.6gを
収容し、50℃で1mmHgに加熱減圧して、収容物を
乾燥した後、乾燥アルゴンガスを反応器内に導入し、さ
らに、予めナトリウム−ベンゾフェノンケチルで乾燥し
たテトラヒドロフラン(THF)600mlを加え、室
温で約30分撹拌した。これに、予め蒸留により精製し
たメチルフェニルジクロロシラン64g(0.33mo
l)をシリンジで加え、室温で約5時間撹拌した。次
に、メチルフェニルクロロシラン10.3g(0.06
6mol)を加えてさらに3時間撹拌した。
【0092】反応終了後、エーテル500ml、水30
0mlを加えて抽出した後、エーテル層を濃縮すること
により、生成物を単離した。生成物の分子量を測定した
ところ、重量平均分子量2200(平均重合度18程
度)であった。生成物の構造解析を行ったところ、両末
端に水素原子を有するポリシランであることが確認でき
た。
【0093】実施例8 メチルフェニルジクロロシランを投入してからの撹拌時
間を7時間とする以外は、実施例7と同様に行った。重
量平均分子量は5500(平均重合度46程度)であっ
た。
【0094】実施例9 メチルフェニルジクロロシランを投入してからの撹拌時
間を10時間とする以外は、実施例7と同様に行った。
重量平均分子量は12300(平均重合度103程度)
であった。
【0095】実施例10 原料のジハロシランとしてp−エチルフェニルメチルジ
クロロシラン73g(0.33mol)を使用する以外
は実施例7と同様に行った。重量平均分子量は1800
(平均重合度12程度)であった。
【0096】実施例11 原料のジハロシランとしてメチルフェニルジクロロシラ
ン57g(0.30mol)およびジメチルジクロロシ
ラン3.8g(0.03mol)の混合物を使用する以
外は実施例8と同様に行った。重量平均分子量は420
0(平均重合度37程度)であった。
【0097】実施例12 原料のジハロシランとしてメチルフェニルジクロロシラ
ン31g(0.16mol)およびシクロヘキシルメチ
ルジクロロシラン32g(0.16mol)を使用する
以外は実施例8と同様に行った。重量平均分子量は61
00(平均重合度50程度)であった。
【0098】以下の実施例13〜17は、両末端にフェ
ノール基を有するポリシランの合成を示す。
【0099】実施例13 (ヒドロシリル化反応)滴下ロート、還流管、撹拌器を
装着した内容積1Lの反応器に、乾燥アルゴンガスを導
入した後に、予めナトリウム−ベンゾフェノンケチルで
乾燥したTHF150ml、ヘキサクロロ白金酸1g、
p−アセトキシスチレン10gを加えた。次に、実施例
1で合成したポリシラン20gをTHF150mlに溶
解させた溶液をゆっくりと滴下し、約24時間室温で撹
拌した。
【0100】反応終了後、反応混合物をエーテル抽出
し、エーテル層を無水MgSO4で乾燥した後に濃縮す
ることによって、未精製のポリシラン(アセチル基で保
護されたフェノール基が両末端に導入されたポリシラ
ン)25gが得られた。
【0101】(精製)未精製ポリシランをTHF20m
lに再溶解させ、撹拌した状態でメタノール800ml
をゆっくりと滴下し、再沈殿させることによって不純物
が除去されたポリシランを白色固体として得ることがで
きた。上澄み液をデカンテーションによって除去し、乾
燥したところ、ポリシラン20gが得られた。
【0102】(脱保護反応)得られたポリシラン20g
にTHF90ml、濃塩酸10mlを加え、60℃で約
5時間撹拌した。反応終了後、エーテル200ml、水
200mlを加えてエーテル抽出した。エーテル層を水
50mlで2回洗浄し、無水MgSO4で乾燥した後に
濃縮することによって、未精製のポリシラン(両末端に
フェノール基が導入されている)19gが得られた。
【0103】(精製)未精製ポリシランを良溶媒THF
20mlに再溶解させ、撹拌した状態で貧溶媒メタノー
ル800mlをゆっくりと滴下し、再沈殿させることに
よって、不純物が除去されたポリシランを白色固体とし
て得ることができた。上澄み液をデカンテーションによ
って除去し、乾燥したところ、ポリシラン18gが得ら
れた。1H−NMR、IR、UV(図1、2、3参照)
により構造解析したところ、両末端にフェノール基が導
入されたポリシランであることが確認できた。1H−N
MR測定は、JEOL製JNM−GX270を使用し、
溶媒として重水素化クロロホルムを用いて行った。IR
測定は、JASCO製FTIR−7000を使用し、K
Br法で行った。UV測定は、日立製U−3410を使
用し、溶媒としてTHFを用いて行った。(以下の実施
例も同様にして測定した。) なお、分子量を測定したところ、重量平均分子量110
00(平均重合度92程度)であった。
【0104】実施例14 両末端に水素原子を有するポリシランとして実施例3で
合成したポリシランを使用する以外は実施例13と同様
にして反応を行った。但し、精製については、貧溶媒と
してメタノールの代わりにメタノール80%と水20%
の混合溶媒を使用した。その結果、重量平均分子量15
20(平均重合度13程度)の両末端にフェノール基が
導入されたポリシランを得ることができた。1H−NM
R、IR、UVの各チャートを図4、5、6に示す。
【0105】実施例15 両末端に水素原子を有するポリシランとして実施例7で
合成したポリシランを使用する以外は実施例14と同様
にして反応を行った。その結果、両末端にフェノール基
が導入されたポリシランを得ることができた。
【0106】実施例16 両末端に水素原子を有するポリシランとして実施例9で
合成したポリシランを使用する以外は実施例13と同様
にして反応を行った。その結果、両末端にフェノール基
が導入されたポリシランを得ることができた。
【0107】実施例17 両末端に水素原子を有するポリシランとして実施例12
で合成したポリシランを使用する以外は実施例13と同
様にして反応を行った。その結果、両末端にフェノール
基が導入されたポリシランを得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例13で得られたポリシランの1H−NM
Rチャートである。
【図2】実施例13で得られたポリシランのIRチャー
トである。
【図3】実施例13で得られたポリシランのUVチャー
トである。
【図4】実施例14で得られたポリシランの1H−NM
Rチャートである。
【図5】実施例14で得られたポリシランのIRチャー
トである。
【図6】実施例14で得られたポリシランのUVチャー
トである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両末端にフェノール基を有するポリシラン
    の製造方法であって、一般式 【化1】 (式中、Rは、アルキル基、アリール基、アルコキシ
    基、アミノ基またはシリル基を表す。Rはそれぞれ同一
    であってもあるいは2つ以上が相異なってもよい:n
    は、2〜10000である)で表される両末端に水素原
    子を有するポリシランと、一般式 【化2】 (式中、R1は水酸基の保護基であり、アルキル基、ア
    ルコキシアルキル基、シリル基、アシル基、アルキルチ
    オアルキル基またはアルキルスルホキシ基を表す:保護
    された水酸基の位置は、p−位またはm−位である:R
    2は、単結合、アルキレン基または2価の芳香族炭化水
    素基を表す)で表される水酸基を保護したビニル基含有
    フェノール誘導体とを、有機金属触媒存在下に反応させ
    ることにより、一般式 【化3】 (式中、R、R1、R2、保護された水酸基の位置、なら
    びにnは、出発原料に対応して、上記に同じである)で
    表されるポリシランを得た後、保護基を脱離させること
    により、一般式 【化4】 (式中、R、R2、水酸基の位置ならびにnは、出発原
    料に対応して、上記に同じである)で表される両末端に
    フェノール基を有するポリシランを製造する方法。
  2. 【請求項2】一般式 【化5】 (式中、Rは、アルキル基、アリール基、アルコキシ
    基、アミノ基またはシリル基を表す。Rはそれぞれ同一
    であってもあるいは2つ以上が相異なってもよい:n
    は、2〜10000である)で表される両末端に水素原
    子を有するポリシランが、一般式 【化6】 (式中、mは1〜3である:Rは、アルキル基、アリー
    ル基、アルコキシ基、アミノ基またはシリル基を表す。
    m=1の場合には2つのRが、m=2の場合には4つの
    Rが、m=3の場合には6つのRが、それぞれ同一であ
    ってもあるいは2つ以上が相異なってもよい:Xは、ハ
    ロゲン原子を表す)で表されるジハロシランを、Mgま
    たはMg系合金を陽極とし、Li塩を支持電解質とし、
    通電助剤として金属ハロゲン化物を用いるかまたは用い
    ずに、溶媒として非プロトン性溶媒を使用する電極反応
    に供した後、一般式 【化7】 (式中、Rは、アルキル基、アリール基、アルコキシ
    基、アミノ基またはシリル基を表す。Xは、ハロゲン原
    子を表す)で表されるモノハロヒドロシランを加えてさ
    らに電極反応を行うことによって得られることを特徴と
    する請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】一般式 【化8】 (式中、Rは、アルキル基、アリール基、アルコキシ
    基、アミノ基またはシリル基を表す。Rはそれぞれ同一
    であってもあるいは2つ以上が相異なってもよい:n
    は、2〜10000である)で表される両末端に水素原
    子を有するポリシランが、一般式 【化9】 (式中、mは1〜3である:Rは、アルキル基、アリー
    ル基、アルコキシ基、アミノ基またはシリル基を表す。
    m=1の場合には2つのRが、m=2の場合には4つの
    Rが、m=3の場合には6つのRが、それぞれ同一であ
    ってもあるいは2つ以上が相異なってもよい:Xは、ハ
    ロゲン原子を表す)で表されるジハロシランを、非プロ
    トン性溶媒中、Li塩および金属ハロゲン化物の共存
    下、MgまたはMg系合金により還元した後、一般式 【化10】 (式中、Rは、アルキル基、アリール基、アルコキシ
    基、アミノ基またはシリル基を表す。Xは、ハロゲン原
    子を表す)で表されるモノハロヒドロシランを加えてさ
    らに還元反応を行うことによって得られることを特徴と
    する請求項1に記載の方法。
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CN106687506A (zh) * 2014-07-03 2017-05-17 莫门蒂夫性能材料股份有限公司 酯官能的聚硅氧烷和由其制成的共聚物

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