JPH10288546A - 回転機器の異常判定方法 - Google Patents
回転機器の異常判定方法Info
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- JPH10288546A JPH10288546A JP9936497A JP9936497A JPH10288546A JP H10288546 A JPH10288546 A JP H10288546A JP 9936497 A JP9936497 A JP 9936497A JP 9936497 A JP9936497 A JP 9936497A JP H10288546 A JPH10288546 A JP H10288546A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 可変速の回転機器の異常を早期に、かつ正確
に判定する。 【解決手段】 回転機器の使用開始時における回転数と
振動値との関係を近似した正常時関数式(S1)と、回
転機器を継続使用した状態にあるときの回転数と振動値
との関係を近似した使用時関数式(S2)とを求め、次
いで使用時関数式を正常時関数式で除した比較関数式
(S3)を把握し、この比較関数式が回転数区分毎に設
けた閾値(S4)を超えたときに、回転機器に異常が発
生したと判定する回転機器の異常判定方法。
に判定する。 【解決手段】 回転機器の使用開始時における回転数と
振動値との関係を近似した正常時関数式(S1)と、回
転機器を継続使用した状態にあるときの回転数と振動値
との関係を近似した使用時関数式(S2)とを求め、次
いで使用時関数式を正常時関数式で除した比較関数式
(S3)を把握し、この比較関数式が回転数区分毎に設
けた閾値(S4)を超えたときに、回転機器に異常が発
生したと判定する回転機器の異常判定方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、圧延機の電動機
等回転機器の異常を、回転機器に発生する振動の加速
度、速度または変位に基づいて判定する方法に関する。
等回転機器の異常を、回転機器に発生する振動の加速
度、速度または変位に基づいて判定する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、圧延機のモ−タ−や減速機等駆
動系においては、軸受等が損傷すると、重大な故障に発
展する恐れがある。したがって、軸受等の劣化の度合い
を常時把握し、重大な故障が発生する前に取り替え等の
処置を行う必要がある。
動系においては、軸受等が損傷すると、重大な故障に発
展する恐れがある。したがって、軸受等の劣化の度合い
を常時把握し、重大な故障が発生する前に取り替え等の
処置を行う必要がある。
【0003】従来のこのような回転機器の劣化の程度を
診断する方法は、回転機器において発生する振動を、加
速度センサ−、速度センサ−または変位センサ−により
検出し、これらの振動値と回転機器が正常であるときに
測定した振動値とを比較して、両方の差が一定値以上と
なったときに異常と判定するようにしている。
診断する方法は、回転機器において発生する振動を、加
速度センサ−、速度センサ−または変位センサ−により
検出し、これらの振動値と回転機器が正常であるときに
測定した振動値とを比較して、両方の差が一定値以上と
なったときに異常と判定するようにしている。
【0004】しかしながら、回転機器の振動値は回転数
が大きくなるにつれて大きくなるという傾向があり、常
に回転数が変化するような状態で使用されている圧延機
の駆動系のような回転機器の場合には、振動値が大きく
なったからといって異常と判定することはできず、上記
のような方法では回転機器の劣化の傾向を把握すること
はできないという問題がある。
が大きくなるにつれて大きくなるという傾向があり、常
に回転数が変化するような状態で使用されている圧延機
の駆動系のような回転機器の場合には、振動値が大きく
なったからといって異常と判定することはできず、上記
のような方法では回転機器の劣化の傾向を把握すること
はできないという問題がある。
【0005】このような問題に対処する方法としては、
特開平7−218333号公報に開示された技術があ
る。この技術に基づく回転機器の異常診断方法において
は、回転機器の正常時の回転数及び前記回転機器の振動
値との関係を二次以上の高次関数によって近似した式を
用いて任意の回転数における振動値を基準回転数の振動
値に補正し、この補正値が閾値を越えることによって異
常を判定するものである。
特開平7−218333号公報に開示された技術があ
る。この技術に基づく回転機器の異常診断方法において
は、回転機器の正常時の回転数及び前記回転機器の振動
値との関係を二次以上の高次関数によって近似した式を
用いて任意の回転数における振動値を基準回転数の振動
値に補正し、この補正値が閾値を越えることによって異
常を判定するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
7−218333号公報に開示された技術に基づく回転
機器の異常診断方法には、次のような問題点があった。
すなわち、この異常診断方法においては、任意の回転数
における振動値を、正常時の回転数と振動値との関係を
二次以上の高次関数によって近似した式を用い、基準回
転数の振動値に補正し、この補正値が閾値を越えたとき
に異常と判定する方法であるため、上記任意の回転数以
外のときの振動値が、基準回転数の振動値に補正したと
きに閾値を越えるような状態となっていても、任意の回
転数のときの振動値を基準回転数の振動値に補正した補
正値が閾値を越えていなければ、異常と判定しないの
で、異常を判定するまでに時間がかかるという問題点が
あった。
7−218333号公報に開示された技術に基づく回転
機器の異常診断方法には、次のような問題点があった。
すなわち、この異常診断方法においては、任意の回転数
における振動値を、正常時の回転数と振動値との関係を
二次以上の高次関数によって近似した式を用い、基準回
転数の振動値に補正し、この補正値が閾値を越えたとき
に異常と判定する方法であるため、上記任意の回転数以
外のときの振動値が、基準回転数の振動値に補正したと
きに閾値を越えるような状態となっていても、任意の回
転数のときの振動値を基準回転数の振動値に補正した補
正値が閾値を越えていなければ、異常と判定しないの
で、異常を判定するまでに時間がかかるという問題点が
あった。
【0007】この発明は、従来技術の上述のような問題
点を解消するためになされたものであり、回転数の変動
にかかわらず回転機器の異常を早期に、かつ正確に判定
することのできる回転機器の異常判定方法を提供するこ
とを目的としている。
点を解消するためになされたものであり、回転数の変動
にかかわらず回転機器の異常を早期に、かつ正確に判定
することのできる回転機器の異常判定方法を提供するこ
とを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る第1の回
転機器の異常判定方法は、回転機器の使用開始時におけ
る回転数と振動値との関係を近似した正常時関数式と、
回転機器を継続使用した状態にあるときの回転数と振動
値との関係を近似した使用時関数式とを求め、次いで使
用時関数式を正常時関数式で除した比較関数を把握し、
この比較関数が回転数区分毎に設けた閾値を超えたとき
に、回転機器に異常が発生したと判定するものである。
転機器の異常判定方法は、回転機器の使用開始時におけ
る回転数と振動値との関係を近似した正常時関数式と、
回転機器を継続使用した状態にあるときの回転数と振動
値との関係を近似した使用時関数式とを求め、次いで使
用時関数式を正常時関数式で除した比較関数を把握し、
この比較関数が回転数区分毎に設けた閾値を超えたとき
に、回転機器に異常が発生したと判定するものである。
【0009】この発明に係る回転機器の異常判定方法に
おいては、正常時、すなわち使用開始時および劣化した
状態、すなわち一定期間継続使用した状態における回転
機器の回転数と振動値との相対関係を、それぞれ最小二
乗法で近似して式を作成し、これら2つの式を用いて、
劣化した状態にあるときの振動値を正常のときの振動値
で除した無次元値を回転数毎にプロットし、この無次元
値と回転数との相関関係を最小二乗法で近似して比較関
数式を作成し、この比較関数式における回転数区分毎の
無次元値が、この回転数区分毎に設定した閾値を超えた
ときに異常と判定する。
おいては、正常時、すなわち使用開始時および劣化した
状態、すなわち一定期間継続使用した状態における回転
機器の回転数と振動値との相対関係を、それぞれ最小二
乗法で近似して式を作成し、これら2つの式を用いて、
劣化した状態にあるときの振動値を正常のときの振動値
で除した無次元値を回転数毎にプロットし、この無次元
値と回転数との相関関係を最小二乗法で近似して比較関
数式を作成し、この比較関数式における回転数区分毎の
無次元値が、この回転数区分毎に設定した閾値を超えた
ときに異常と判定する。
【0010】これにより、回転数が常時変動している回
転機器であっても、振動解析法を用いることができ、高
精度の異常判定を早期に行うことができる。
転機器であっても、振動解析法を用いることができ、高
精度の異常判定を早期に行うことができる。
【0011】また、この発明に係る第2の回転機器の異
常判定方法は、回転機器の使用開始時における回転数と
振動値との関係を近似した正常時関数式から、基準回転
数における正常時振動値を求めるとともに、回転機器を
一定期間継続使用した状態にあるときの回転数と振動値
との関係を近似した使用時関数式を複数式求め、この複
数の使用時関数式から前記基準回転数における振動値の
平均値と標準偏差とを求め、この標準偏差の大きさに応
じて前記振動値の平均値を基準回転数における使用時振
動値として採用するか否かを判断し、使用時振動値とし
て採用すると判断した場合には、前記正常時振動値を基
に設定された閾値と使用時振動値とを比較して、使用時
振動値が閾値を超えたときには、回転機器に異常が発生
したと判定するものである。
常判定方法は、回転機器の使用開始時における回転数と
振動値との関係を近似した正常時関数式から、基準回転
数における正常時振動値を求めるとともに、回転機器を
一定期間継続使用した状態にあるときの回転数と振動値
との関係を近似した使用時関数式を複数式求め、この複
数の使用時関数式から前記基準回転数における振動値の
平均値と標準偏差とを求め、この標準偏差の大きさに応
じて前記振動値の平均値を基準回転数における使用時振
動値として採用するか否かを判断し、使用時振動値とし
て採用すると判断した場合には、前記正常時振動値を基
に設定された閾値と使用時振動値とを比較して、使用時
振動値が閾値を超えたときには、回転機器に異常が発生
したと判定するものである。
【0012】この回転機器の異常判定方法においては、
前記基準回転数における振動値の変化を、一定期間継続
使用した状態にあるときの複数の使用時関数から求めた
振動値の平均値と標準偏差とから把握するようにしてい
るので、基準回転数における振動値の変化が回転機器の
劣化に起因するものであるか否かを正確に判断できる。
また、使用した一定期間毎の振動値を時系列的にプロッ
トしていくことにより、回転機器の劣化の傾向を正確に
把握することができ、各使用区間毎における振動値を、
前記正常時振動値を基に設定した閾値と比較することに
より、的確なタイミングで回転機器の取り替えまたは補
修を行うことができる。
前記基準回転数における振動値の変化を、一定期間継続
使用した状態にあるときの複数の使用時関数から求めた
振動値の平均値と標準偏差とから把握するようにしてい
るので、基準回転数における振動値の変化が回転機器の
劣化に起因するものであるか否かを正確に判断できる。
また、使用した一定期間毎の振動値を時系列的にプロッ
トしていくことにより、回転機器の劣化の傾向を正確に
把握することができ、各使用区間毎における振動値を、
前記正常時振動値を基に設定した閾値と比較することに
より、的確なタイミングで回転機器の取り替えまたは補
修を行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態の回転
機器の異常判定方法を、図1により説明する。図1はこ
の回転機器の異常判定方法を説明するフロ−チャ−トで
ある。
機器の異常判定方法を、図1により説明する。図1はこ
の回転機器の異常判定方法を説明するフロ−チャ−トで
ある。
【0014】この回転機器の異常判定方法においては、
図1に示すように、第1ステップS1において、回転機
器の使用初期における回転数毎(3点以上)の振動値を
計測し、図2(a)のグラフに示すように、計測した回
転数xと振動値y1 との相対関係を最小二乗法で近似し
て、(1)式に示す回帰式Iを作成する。 y1 =a1x2+b1x+c1 ……(1) ただし、a1、b1、c1は既知の係数
図1に示すように、第1ステップS1において、回転機
器の使用初期における回転数毎(3点以上)の振動値を
計測し、図2(a)のグラフに示すように、計測した回
転数xと振動値y1 との相対関係を最小二乗法で近似し
て、(1)式に示す回帰式Iを作成する。 y1 =a1x2+b1x+c1 ……(1) ただし、a1、b1、c1は既知の係数
【0015】第2ステップS2において、回転機器の劣
化した状態における回転数毎(3点以上)の振動値を計
測し、図2(b)のグラフに示すように、計測した回転
数xと振動値y2 との相対関係を最小二乗法で近似し
て、(2)式に示す回帰式IIを作成する。 y2 =a2x2+b2x+c2 ……(2) ただし、a2、b2、c2は既知の係数
化した状態における回転数毎(3点以上)の振動値を計
測し、図2(b)のグラフに示すように、計測した回転
数xと振動値y2 との相対関係を最小二乗法で近似し
て、(2)式に示す回帰式IIを作成する。 y2 =a2x2+b2x+c2 ……(2) ただし、a2、b2、c2は既知の係数
【0016】第3ステップS3において、第1ステップ
S1で作成した回帰式I(y1 =a 1x2+b1x+
c1 )と第2ステップS2で作成した回帰式II(y2 =
a2x2+b2x+c2 )とを用いて、図2(c)のグラ
フに示すように、劣化した状態にあるときの振動値y2
を正常のときの振動値y1 で除した無次元値Yの式を
(3)式のように求める。 Y=(a2x2+b2x+c2 )/(a1x2+b1x+
c1 )…(3) なお、無次元値Yの式は、y2 /y1
の値を回転数x毎にプロットし、この無次元値y2 /y
1 と回転数xとの相関関係を最小二乗法で近似して,
(4)式に示す回帰式IIIとして求めてもよい。 Y=Ax2+Bx+C……(4) ただし、A、B、Cは既知の係数
S1で作成した回帰式I(y1 =a 1x2+b1x+
c1 )と第2ステップS2で作成した回帰式II(y2 =
a2x2+b2x+c2 )とを用いて、図2(c)のグラ
フに示すように、劣化した状態にあるときの振動値y2
を正常のときの振動値y1 で除した無次元値Yの式を
(3)式のように求める。 Y=(a2x2+b2x+c2 )/(a1x2+b1x+
c1 )…(3) なお、無次元値Yの式は、y2 /y1
の値を回転数x毎にプロットし、この無次元値y2 /y
1 と回転数xとの相関関係を最小二乗法で近似して,
(4)式に示す回帰式IIIとして求めてもよい。 Y=Ax2+Bx+C……(4) ただし、A、B、Cは既知の係数
【0017】第4ステップS4において、図3(d)に
示すように、回転数区分毎(x1〜x2 、x2〜x3 、x
3〜x4 、x4〜x5 )に設けた閾値Nと、それぞれの区
分における振動値の無次元値Yとを比較し、Y≧Nのと
きに異常と判定し、第5ステップS5において警報を発
する。
示すように、回転数区分毎(x1〜x2 、x2〜x3 、x
3〜x4 、x4〜x5 )に設けた閾値Nと、それぞれの区
分における振動値の無次元値Yとを比較し、Y≧Nのと
きに異常と判定し、第5ステップS5において警報を発
する。
【0018】振動値の無次元値Yの閾値Nは、回転数区
分毎に設定され、例えばx1〜x2間は2、x2〜x3間は
2、x3〜x4間は3、x4〜x5は4というように設定す
る。
分毎に設定され、例えばx1〜x2間は2、x2〜x3間は
2、x3〜x4間は3、x4〜x5は4というように設定す
る。
【0019】また、異常の総合判定も、回転機器の重要
度に応じて、1回転区分でも異常と判定されれば、総合
判定でも異常と判定される場合もあれば、全回転区分で
異常と判定されたときに、はじめて総合判定で異常と判
定される場合もある。
度に応じて、1回転区分でも異常と判定されれば、総合
判定でも異常と判定される場合もあれば、全回転区分で
異常と判定されたときに、はじめて総合判定で異常と判
定される場合もある。
【0020】この回転機器の異常判定方法は、上述した
ように、回転機器の使用開始時の回転数と振動値の関係
を基に、使用開始から一定期間経過して回転機器がある
程度劣化した時期における回転数毎の振動値の上昇の度
合いY(劣化時振動値/初期振動値)を把握し、このY
の値が回転数区分毎に設けた閾値Nを超えた状態を総合
的に判断して、異常を判定するので、回転機器の異常を
正確に判定することができるとともに、使用開始からの
経過時間毎の回転数と振動値との関係を早期に把握する
ようにしているので、異常の判定が遅れることはない。
ように、回転機器の使用開始時の回転数と振動値の関係
を基に、使用開始から一定期間経過して回転機器がある
程度劣化した時期における回転数毎の振動値の上昇の度
合いY(劣化時振動値/初期振動値)を把握し、このY
の値が回転数区分毎に設けた閾値Nを超えた状態を総合
的に判断して、異常を判定するので、回転機器の異常を
正確に判定することができるとともに、使用開始からの
経過時間毎の回転数と振動値との関係を早期に把握する
ようにしているので、異常の判定が遅れることはない。
【0021】次に、本発明の第2の実施の形態の回転機
器の異常判定方法を、図3により説明する。
器の異常判定方法を、図3により説明する。
【0022】図3はこの回転機器の異常判定方法を説明
するフロ−チャ−トである。この回転機器の異常判定方
法においては、図3に示すように、第1ステップS11
において、回転機器の使用初期における回転数毎(3点
以上)の振動値を計測し、図4のグラフに示すように、
計測した回転数xと振動値y0 との相対関係を最小二乗
法で近似して、(5)式に示す回帰式IVを作成する。 y0 =a0x2+b0x+c0 ……(5) ただし、a0、b0、c0は既知の係数
するフロ−チャ−トである。この回転機器の異常判定方
法においては、図3に示すように、第1ステップS11
において、回転機器の使用初期における回転数毎(3点
以上)の振動値を計測し、図4のグラフに示すように、
計測した回転数xと振動値y0 との相対関係を最小二乗
法で近似して、(5)式に示す回帰式IVを作成する。 y0 =a0x2+b0x+c0 ……(5) ただし、a0、b0、c0は既知の係数
【0023】第2ステップS12において、回帰式IVか
ら基準回転数xS における正常時振動値y0Sを把握し、
正常時振動値y0Sを基に、異常判定の閾値を設定する。
ら基準回転数xS における正常時振動値y0Sを把握し、
正常時振動値y0Sを基に、異常判定の閾値を設定する。
【0024】第3ステップS13において、回転機器を
一定期間継続使用した状態にあるときの可変速サイクル
内における回転数と振動値との関係(3点以上)を、複
数サイクルについて計測し、図5のグラフに示すよう
に、各サイクルにおいて計測した回転数xと振動値
y1 、……、yn との相対関係を最小二乗法で近似し
て、(6)および(7)式に示す回帰式V〜VIを作成す
る。 y1 =a1x2+b1x+c1 ……(6) ただし、a1、b1、c1は既知の係数 …………………… yn =anx2+bnx+cn ……(7) ただし、an、bn、cnは既知の係数
一定期間継続使用した状態にあるときの可変速サイクル
内における回転数と振動値との関係(3点以上)を、複
数サイクルについて計測し、図5のグラフに示すよう
に、各サイクルにおいて計測した回転数xと振動値
y1 、……、yn との相対関係を最小二乗法で近似し
て、(6)および(7)式に示す回帰式V〜VIを作成す
る。 y1 =a1x2+b1x+c1 ……(6) ただし、a1、b1、c1は既知の係数 …………………… yn =anx2+bnx+cn ……(7) ただし、an、bn、cnは既知の係数
【0025】そして、第4ステップS14において、回
帰式V〜VIIから前記基準回転数xS における使用時振動
値y1 〜yn を把握し、その平均値ymeanを(8)式に
より、標準偏差σを(9)式により求める。 ymean=(1/n)・Σyn ……(8) σ=[{1/(n−1)}・Σ(yn −ymean)2 ]1/2 ……(9)
帰式V〜VIIから前記基準回転数xS における使用時振動
値y1 〜yn を把握し、その平均値ymeanを(8)式に
より、標準偏差σを(9)式により求める。 ymean=(1/n)・Σyn ……(8) σ=[{1/(n−1)}・Σ(yn −ymean)2 ]1/2 ……(9)
【0026】第5ステップS15において、σの大きさ
からymeanをその使用期間内における使用時振動値とし
て採用するか否か判断する。このような判断をするの
は、例えば、ymeanが大きくなったときに、σも大きく
なったとすると、ymeanが大きくなった理由は、回転機
器の劣化に起因するものばかりではなくて、材質、板厚
および荷重条件等負荷の増大する要素が多分に関係して
いるからである。
からymeanをその使用期間内における使用時振動値とし
て採用するか否か判断する。このような判断をするの
は、例えば、ymeanが大きくなったときに、σも大きく
なったとすると、ymeanが大きくなった理由は、回転機
器の劣化に起因するものばかりではなくて、材質、板厚
および荷重条件等負荷の増大する要素が多分に関係して
いるからである。
【0027】そして、ymeanを使用時振動値として採用
すると判断した場合には、第6ステップS16におい
て、ymeanを前述した正常時振動値y0Sを基に設定した
閾値と比較し、ymeanが閾値を超えている場合には、異
常が発生したと判断し、第7ステップS17において警
報を発する。
すると判断した場合には、第6ステップS16におい
て、ymeanを前述した正常時振動値y0Sを基に設定した
閾値と比較し、ymeanが閾値を超えている場合には、異
常が発生したと判断し、第7ステップS17において警
報を発する。
【0028】ymeanを使用時振動値として採用しない場
合やymeanが閾値を超えていない場合には、第3ステッ
プS13に戻り、新しい使用期間内における回転数と振
動値の関係を複数サイクルについて把握し、上述したの
と同じ手順で異常判定を行う。
合やymeanが閾値を超えていない場合には、第3ステッ
プS13に戻り、新しい使用期間内における回転数と振
動値の関係を複数サイクルについて把握し、上述したの
と同じ手順で異常判定を行う。
【0029】図6のグラフは、上記した基準回転数にお
ける使用時振動値ymeanおよびその標準偏差σを時系列
的にプロットしたものである。回転機器の操業状況が、
各使用区間毎に変動しても、このグラフにおいては基準
回転数のときに補正した振動値がプロットしてあるの
で、同じ条件で比較することができ、回転機器の劣化の
傾向を管理することができるのである。
ける使用時振動値ymeanおよびその標準偏差σを時系列
的にプロットしたものである。回転機器の操業状況が、
各使用区間毎に変動しても、このグラフにおいては基準
回転数のときに補正した振動値がプロットしてあるの
で、同じ条件で比較することができ、回転機器の劣化の
傾向を管理することができるのである。
【0030】なお、基準回転数は回転機器の構造や使用
条件に応じて経験的に設定すればよい。
条件に応じて経験的に設定すればよい。
【0031】また、閾値を正常時振動値の何倍までとす
ればよいかも、経験を基に設定することができ、例え
ば、表1のように管理値を設定する。
ればよいかも、経験を基に設定することができ、例え
ば、表1のように管理値を設定する。
【0032】
【表1】
【0033】
【発明の効果】この発明により、時々刻々回転数が変化
する回転機器の異常を、早期にかつ正確に判定すること
ができる。
する回転機器の異常を、早期にかつ正確に判定すること
ができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態の回転機器の劣化判
定方法を実施するときのフロ−チャ−トである。
定方法を実施するときのフロ−チャ−トである。
【図2】回転数と振動値の関係を示すグラフであり、
(a)は使用初期の、(b)は劣化時の、(c)は振動
値を無次元値としたときのグラフである。
(a)は使用初期の、(b)は劣化時の、(c)は振動
値を無次元値としたときのグラフである。
【図3】本発明の第2の実施の形態の回転機器の劣化判
定方法を実施するときのフロ−チャ−トである。
定方法を実施するときのフロ−チャ−トである。
【図4】基準回転数における正常時振動値を求めるため
のグラフである。
のグラフである。
【図5】基準回転数における使用時振動値を求めるため
のグラフである。
のグラフである。
【図6】回転機器の劣化の傾向を管理する傾向管理グラ
フである。
フである。
S1 第1ステップ S2 第2ステップ S3 第3ステップ S4 第4ステップ S5 第5ステップ S11 第1ステップ S12 第2ステップ S13 第3ステップ S14 第4ステップ S15 第5ステップ S16 第6ステップ S17 第7ステップ
Claims (2)
- 【請求項1】 回転機器の使用開始時における回転数と
振動値との関係を近似した正常時関数式と、回転機器を
継続使用した状態にあるときの回転数と振動値との関係
を近似した使用時関数式とを求め、次いで使用時関数式
を正常時関数式で除した比較関数式を把握し、この比較
関数式が回転数区分毎に設けた閾値を超えたときに、回
転機器に異常が発生したと判定することを特徴とする回
転機器の異常判定方法。 - 【請求項2】 回転機器の使用開始時における回転数と
振動値との関係を近似した正常時関数式から、基準回転
数における正常時振動値を求めるとともに、回転機器を
一定期間継続使用した状態にあるときの回転数と振動値
との関係を近似した使用時関数式を複数式求め、この複
数の使用時関数式から前記基準回転数における振動値の
平均値と標準偏差とを求め、この標準偏差の大きさに応
じて前記振動値の平均値を基準回転数における使用時振
動値として採用するか否かを判断し、使用時振動値とし
て採用すると判断した場合には、前記正常時振動値を基
に設定された閾値と使用時振動値とを比較して、使用時
振動値が閾値を超えたときには、回転機器に異常が発生
したと判定することを特徴とする回転機器の異常判定方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9936497A JPH10288546A (ja) | 1997-04-16 | 1997-04-16 | 回転機器の異常判定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9936497A JPH10288546A (ja) | 1997-04-16 | 1997-04-16 | 回転機器の異常判定方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10288546A true JPH10288546A (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=14245519
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9936497A Pending JPH10288546A (ja) | 1997-04-16 | 1997-04-16 | 回転機器の異常判定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10288546A (ja) |
Cited By (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1997
- 1997-04-16 JP JP9936497A patent/JPH10288546A/ja active Pending
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