JPH10290726A - 把手部材とその製造方法 - Google Patents
把手部材とその製造方法Info
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- JPH10290726A JPH10290726A JP10134997A JP10134997A JPH10290726A JP H10290726 A JPH10290726 A JP H10290726A JP 10134997 A JP10134997 A JP 10134997A JP 10134997 A JP10134997 A JP 10134997A JP H10290726 A JPH10290726 A JP H10290726A
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- Japan
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- handle
- thermoplastic resin
- mold
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- cavity
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- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 軽量かつ強靱で優れた表面状態の把手部材を
提供する。 【解決手段】 一次成形によって得た繊維強化型の硬質
熱可塑性樹脂からなる中実の把手主体2を二次成形用の
金型21に設けた支持部23で支持し、金型21内で動
かないよう保持しつゝ、把手主体2の外周面に溶融熱可
塑性樹脂の射出によるインサート成形で軟質熱可塑性合
成樹脂を被覆して被膜8を形成し、二次成形工程におけ
る支持で生じた被膜8の形成されない部位のうち、把手
として使用したときに表面に露出する部位を充填材で埋
めて把手部材を得る。
提供する。 【解決手段】 一次成形によって得た繊維強化型の硬質
熱可塑性樹脂からなる中実の把手主体2を二次成形用の
金型21に設けた支持部23で支持し、金型21内で動
かないよう保持しつゝ、把手主体2の外周面に溶融熱可
塑性樹脂の射出によるインサート成形で軟質熱可塑性合
成樹脂を被覆して被膜8を形成し、二次成形工程におけ
る支持で生じた被膜8の形成されない部位のうち、把手
として使用したときに表面に露出する部位を充填材で埋
めて把手部材を得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、各種家具やド
ア、自動車内装品などの把手として、また、怪我の防止
のための子供用器具の把手、乳母車などの把手さらには
家屋における屋内外に取り付ける高齢者のための把手な
ど安全性が高く各種の分野に有用性を有する把手部材と
その製造方法に関するものである。
ア、自動車内装品などの把手として、また、怪我の防止
のための子供用器具の把手、乳母車などの把手さらには
家屋における屋内外に取り付ける高齢者のための把手な
ど安全性が高く各種の分野に有用性を有する把手部材と
その製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】家具やドアなどに使用されている把手
は、従来より主に強度上の理由で全部もしくは主要部を
金属の鋳造や切削加工で作ったものが多く使用されてき
た。かゝる金属の部分を含む把手は重量があるうえ、ソ
フトな手触りや寒暖の温度環境においても変わりのない
表面温度を維持することが難しく、製作も煩瑣でコスト
高となる。この発明の発明者等は、先に芯となる把手主
体を硬質熱可塑性樹脂の中空体で成形し、この把手主体
の外周面に軟質熱可塑性樹脂をインサート成形で被覆し
て得た合成樹脂把手部材とその製造方法を開発し、特願
平7−338104号として出願した。
は、従来より主に強度上の理由で全部もしくは主要部を
金属の鋳造や切削加工で作ったものが多く使用されてき
た。かゝる金属の部分を含む把手は重量があるうえ、ソ
フトな手触りや寒暖の温度環境においても変わりのない
表面温度を維持することが難しく、製作も煩瑣でコスト
高となる。この発明の発明者等は、先に芯となる把手主
体を硬質熱可塑性樹脂の中空体で成形し、この把手主体
の外周面に軟質熱可塑性樹脂をインサート成形で被覆し
て得た合成樹脂把手部材とその製造方法を開発し、特願
平7−338104号として出願した。
【0003】この特願平7−338104号による合成
樹脂把手部材は、芯となる把手主体を硬質熱可塑性樹脂
の中空体からなる一次成形体として得ることによって把
手としての軽量化と強度を維持し、この把手主体をイン
サートによる二次成形によって表面に均一な厚みの軟質
熱可塑性樹脂を被覆して軽量でソフトな手触りの合成樹
脂把手部材を得られる点において優れたものである。
樹脂把手部材は、芯となる把手主体を硬質熱可塑性樹脂
の中空体からなる一次成形体として得ることによって把
手としての軽量化と強度を維持し、この把手主体をイン
サートによる二次成形によって表面に均一な厚みの軟質
熱可塑性樹脂を被覆して軽量でソフトな手触りの合成樹
脂把手部材を得られる点において優れたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】先に提案した把手部材
は、比較的長尺の把手部材について耐荷重の性能に未だ
改善の余地があり、その改良を目的としてこの発明の発
明者は上記特願平7−338104号の優れた技術を基
礎にして射出成形による硬質熱可塑性樹脂の中実体を一
次成形体として把手部材を得ることを試みた。しかしな
がら、これによって得られた硬質熱可塑性樹脂の中実体
には、主として成形体の肉厚に起因して成形表面に局部
的に凹みができる、いわゆる「ひけ」が生じて所期の目
的を達成することができなかった。
は、比較的長尺の把手部材について耐荷重の性能に未だ
改善の余地があり、その改良を目的としてこの発明の発
明者は上記特願平7−338104号の優れた技術を基
礎にして射出成形による硬質熱可塑性樹脂の中実体を一
次成形体として把手部材を得ることを試みた。しかしな
がら、これによって得られた硬質熱可塑性樹脂の中実体
には、主として成形体の肉厚に起因して成形表面に局部
的に凹みができる、いわゆる「ひけ」が生じて所期の目
的を達成することができなかった。
【0005】こゝにおいて引き続く試験研究の結果、一
次成形のための硬質熱可塑性樹脂に繊維を混入すること
によってかゝる「ひけ」の問題を一挙に解決し、同時に
強度を向上させた優れた性能の把手部材を得ることがで
き、この発明の把手部材とその製造方法を完成するに至
ったものである。
次成形のための硬質熱可塑性樹脂に繊維を混入すること
によってかゝる「ひけ」の問題を一挙に解決し、同時に
強度を向上させた優れた性能の把手部材を得ることがで
き、この発明の把手部材とその製造方法を完成するに至
ったものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、この発明の請求項1に記載の発明は、繊維強化型の
硬質熱可塑性樹脂によって所定形状の中実な把手主体を
形成し、得た把手主体の所定の部位を金型内で支持しな
がらインサート成形によってその外周面に軟質熱可塑性
樹脂の被膜を形成し、前記金型内での支持で生じた被膜
のない部位のうち、把手として使用したときに表面に露
出する部位を充填材で埋めて所期の形状としたことを特
徴とする把手部材である。
め、この発明の請求項1に記載の発明は、繊維強化型の
硬質熱可塑性樹脂によって所定形状の中実な把手主体を
形成し、得た把手主体の所定の部位を金型内で支持しな
がらインサート成形によってその外周面に軟質熱可塑性
樹脂の被膜を形成し、前記金型内での支持で生じた被膜
のない部位のうち、把手として使用したときに表面に露
出する部位を充填材で埋めて所期の形状としたことを特
徴とする把手部材である。
【0007】また、この発明の請求項4に記載の発明
は、繊維強化型の硬質熱可塑性樹脂によって所定の形状
を有する中実の把手主体を成形する一次成形工程と、前
記把手主体の所定の部位を金型に設けた支持部で支持し
て金型内の正規の位置に保持しつゝ、把手主体の外周面
に溶融熱可塑性樹脂の射出によるインサート成形で軟質
熱可塑性合成樹脂を被覆して被膜を形成する二次成形工
程と、二次成形工程における金型の支持で生じた被膜の
形成されない部位のうち、把手として使用したときに表
面に露出する部位を充填材で埋めて仕上げする仕上工程
とからなることを特徴とする把手部材の製造方法であ
る。
は、繊維強化型の硬質熱可塑性樹脂によって所定の形状
を有する中実の把手主体を成形する一次成形工程と、前
記把手主体の所定の部位を金型に設けた支持部で支持し
て金型内の正規の位置に保持しつゝ、把手主体の外周面
に溶融熱可塑性樹脂の射出によるインサート成形で軟質
熱可塑性合成樹脂を被覆して被膜を形成する二次成形工
程と、二次成形工程における金型の支持で生じた被膜の
形成されない部位のうち、把手として使用したときに表
面に露出する部位を充填材で埋めて仕上げする仕上工程
とからなることを特徴とする把手部材の製造方法であ
る。
【0008】さらに、この発明の請求項5に記載の発明
は、握り部の両端を一方側に屈曲させ、その先端を取付
部とした中実な把手主体を繊維強化型の硬質熱可塑性樹
脂で形成する一次成形工程と、得た把手主体の握り部の
取付部側に面する表面を金型に設けた支持部で支持する
と共に、該取付部側に面する表面に施される被膜の厚さ
よりも取付部側に面しない握り部表面に形成される被膜
の厚さが厚くなるよう把手主体を金型内に保持しつゝ、
溶融熱可塑性樹脂の射出によるインサート成形でその外
周面に被膜を形成する二次成形工程と、二次成形工程に
おける支持で生じた被膜の形成されない部位のうち、把
手として使用したときに表面に露出する部位を充填材で
埋めて仕上げする仕上工程とからなることを特徴とする
把手部材の製造方法である。
は、握り部の両端を一方側に屈曲させ、その先端を取付
部とした中実な把手主体を繊維強化型の硬質熱可塑性樹
脂で形成する一次成形工程と、得た把手主体の握り部の
取付部側に面する表面を金型に設けた支持部で支持する
と共に、該取付部側に面する表面に施される被膜の厚さ
よりも取付部側に面しない握り部表面に形成される被膜
の厚さが厚くなるよう把手主体を金型内に保持しつゝ、
溶融熱可塑性樹脂の射出によるインサート成形でその外
周面に被膜を形成する二次成形工程と、二次成形工程に
おける支持で生じた被膜の形成されない部位のうち、把
手として使用したときに表面に露出する部位を充填材で
埋めて仕上げする仕上工程とからなることを特徴とする
把手部材の製造方法である。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の把手部材は合成樹脂の
成形によって得られるもので、基本的にはほゞ直線状も
しくは円弧状の握り部の両端を一方側(同一方向側)に
屈曲させ、その屈曲した先端に取付座等を形成して対象
面への取付部としたものである。かゝる把手部材は、そ
れ自体で単一の把手として対象面に取り付けることがで
きるほか、これらの部材の複数を組み立てることによっ
て単一の把手として対象面への取り付けを可能としたも
のをいう。
成形によって得られるもので、基本的にはほゞ直線状も
しくは円弧状の握り部の両端を一方側(同一方向側)に
屈曲させ、その屈曲した先端に取付座等を形成して対象
面への取付部としたものである。かゝる把手部材は、そ
れ自体で単一の把手として対象面に取り付けることがで
きるほか、これらの部材の複数を組み立てることによっ
て単一の把手として対象面への取り付けを可能としたも
のをいう。
【0010】この発明における把手主体は、繊維によっ
て強化した硬質熱可塑性樹脂の中実体からなり、該中実
体は繊維強化型の硬質熱可塑性樹脂の射出成形によって
得られるものである。
て強化した硬質熱可塑性樹脂の中実体からなり、該中実
体は繊維強化型の硬質熱可塑性樹脂の射出成形によって
得られるものである。
【0011】この発明において、把手主体を構成する繊
維強化型の硬質熱可塑性樹脂は、ポリオキシエチレン、
ポリフェニレンエーテル、ABS樹脂、ポリプロピレ
ン、アクリロニトリル−スチレン共重合樹脂などの熱可
塑性樹脂の中に、ガラス繊維、炭素繊維、金属繊維、芳
香族ポリアミド繊維などの各種の繊維を配合したもので
ある。
維強化型の硬質熱可塑性樹脂は、ポリオキシエチレン、
ポリフェニレンエーテル、ABS樹脂、ポリプロピレ
ン、アクリロニトリル−スチレン共重合樹脂などの熱可
塑性樹脂の中に、ガラス繊維、炭素繊維、金属繊維、芳
香族ポリアミド繊維などの各種の繊維を配合したもので
ある。
【0012】配合する繊維は成形に支障のない範囲であ
れば、繊維の長さや樹脂に対する配合量に特別な制限は
ないが、好ましくは長繊維を熱可塑性樹脂に対して10
〜50重量%、より好ましくは15〜40重量%の範囲
で配合して使用するものである。配合する繊維が10重
量%未満では成形体(把手主体)に「ひけ」が生ずるお
それがあると共に、把手としての強度に影響を与えるお
それもあり、50重量%を超えた使用は射出成形装置を
損傷するおそれがあるので好ましくない。
れば、繊維の長さや樹脂に対する配合量に特別な制限は
ないが、好ましくは長繊維を熱可塑性樹脂に対して10
〜50重量%、より好ましくは15〜40重量%の範囲
で配合して使用するものである。配合する繊維が10重
量%未満では成形体(把手主体)に「ひけ」が生ずるお
それがあると共に、把手としての強度に影響を与えるお
それもあり、50重量%を超えた使用は射出成形装置を
損傷するおそれがあるので好ましくない。
【0013】二次成形において、把手主体の外周面を被
覆する軟質熱可塑性樹脂としては、ポリウレタン系熱可
塑性エラストマー、スチレン系熱可塑性エラストマー、
ポリ塩化ビニル系熱可塑性エラストマーおよびポリエス
テル系熱可塑性エラストマーなどの各種のエラストマー
からなる軟質熱可塑性樹脂が好適に使用され、その色彩
についても特別な制限はない。
覆する軟質熱可塑性樹脂としては、ポリウレタン系熱可
塑性エラストマー、スチレン系熱可塑性エラストマー、
ポリ塩化ビニル系熱可塑性エラストマーおよびポリエス
テル系熱可塑性エラストマーなどの各種のエラストマー
からなる軟質熱可塑性樹脂が好適に使用され、その色彩
についても特別な制限はない。
【0014】二次成形に使用する軟質熱可塑性樹脂中に
は、当該軟質熱可塑性樹脂と異なった色彩の無機もしく
は有機の固体粉末を分散混合することによって、優れた
装飾表面の把手部材を得ることができる。たとえば、白
色乃至はこれに近い淡色の軟質熱可塑性樹脂樹脂中に、
マイカ(雲母)などの樹脂に対する異色、たとえば、黒
又は灰色の無機粉末、又はセルロースからなる樹脂に対
する異色の有機粉末を樹脂量に対して5重量%程度混入
して成形することによってマーブル調の表面模様を有す
る優雅な把手部材を得ることができる。
は、当該軟質熱可塑性樹脂と異なった色彩の無機もしく
は有機の固体粉末を分散混合することによって、優れた
装飾表面の把手部材を得ることができる。たとえば、白
色乃至はこれに近い淡色の軟質熱可塑性樹脂樹脂中に、
マイカ(雲母)などの樹脂に対する異色、たとえば、黒
又は灰色の無機粉末、又はセルロースからなる樹脂に対
する異色の有機粉末を樹脂量に対して5重量%程度混入
して成形することによってマーブル調の表面模様を有す
る優雅な把手部材を得ることができる。
【0015】また、この軟質熱可塑性樹脂に対する他の
配合物として、太陽光や人工光などの光の照射で、暗所
において光を発する蓄光剤を配合することによって、夜
間における把手部材の存在を認識して使用の安全を確保
することができる。
配合物として、太陽光や人工光などの光の照射で、暗所
において光を発する蓄光剤を配合することによって、夜
間における把手部材の存在を認識して使用の安全を確保
することができる。
【0016】この発明の把手部材の製造方法は、把手主
体を成形する一次成形工程と、得た把手主体の表面に被
膜を形成する二次成形工程と、被膜の形成されない部位
に充填材を埋め込む仕上工程とからなるものである。二
次成形において、把手主体の支持によって軟質熱可塑性
樹脂の被膜が形成されない部位は、把手として使用した
場合、当該部位が表面に露出して把手の美観を損ねた
り、使用時の触感を悪くすることになるので、使用時に
表面に露出する被覆のない部位は、好ましくは二次成形
に使用した樹脂と同じ材質からなる充填材で埋めて遮蔽
するものである。
体を成形する一次成形工程と、得た把手主体の表面に被
膜を形成する二次成形工程と、被膜の形成されない部位
に充填材を埋め込む仕上工程とからなるものである。二
次成形において、把手主体の支持によって軟質熱可塑性
樹脂の被膜が形成されない部位は、把手として使用した
場合、当該部位が表面に露出して把手の美観を損ねた
り、使用時の触感を悪くすることになるので、使用時に
表面に露出する被覆のない部位は、好ましくは二次成形
に使用した樹脂と同じ材質からなる充填材で埋めて遮蔽
するものである。
【0017】この二次成形で被膜の形成されない部位
は、通常、握り部の取付部側に面する表面と、握り部の
両端の取付部のいずれか、もしくはその両者に形成され
るが、両端の取付部を別途化粧カバーなどで覆う場合に
は、当該部位を充填材で遮蔽する必要はない。
は、通常、握り部の取付部側に面する表面と、握り部の
両端の取付部のいずれか、もしくはその両者に形成され
るが、両端の取付部を別途化粧カバーなどで覆う場合に
は、当該部位を充填材で遮蔽する必要はない。
【0018】二次成形に際して、把手主体を支持する二
次成形用の金型の支持部をキャビティ面に対して進退可
動に構成し、この可動の支持部をキャビティ内に前進さ
せて把手主体の所定の部位を支持し、キャビティ内に射
出した溶融熱可塑性樹脂が当該支持部の近傍に到達する
直前に支持部の先端をキャビテイ面まで後退させること
によって、支持部で支持された部位を他の部位と同様に
軟質熱可塑性樹脂で同時に被覆することができる。かゝ
る可動の支持部による成形方式では、この部分を充填材
で遮蔽して仕上げる必要がない。
次成形用の金型の支持部をキャビティ面に対して進退可
動に構成し、この可動の支持部をキャビティ内に前進さ
せて把手主体の所定の部位を支持し、キャビティ内に射
出した溶融熱可塑性樹脂が当該支持部の近傍に到達する
直前に支持部の先端をキャビテイ面まで後退させること
によって、支持部で支持された部位を他の部位と同様に
軟質熱可塑性樹脂で同時に被覆することができる。かゝ
る可動の支持部による成形方式では、この部分を充填材
で遮蔽して仕上げる必要がない。
【0019】この二次成形工程において、二次成形用の
金型内にインサートする把手主体の握り部の取付部側に
面するキヤビティの厚みよりも、取付部側に面しないキ
ャビティの厚みを大きく確保して両端の取付部側から溶
融熱可塑性樹脂を射出して二次成形することができる。
かゝる二次成形によって、二次成形用金型の両端の取付
部側から射出された溶融熱可塑性樹脂が握り部の中央に
向けて流れ、その際、取付部側に面しない大きな厚みの
キャビティ側により円滑に流れ、この流れた溶融樹脂が
把手主体を二次成形用の金型の支持部方向に押圧してイ
ンサートされた把手主体を二次成形用の金型内に動かな
いように確実に支持して二次成形を達成することができ
る。したがって、かゝる二次成形によって得られた把手
の握り部の表面に形成される軟質熱可塑性樹脂の被膜
は、結果的に取付部側に面する被膜よりも取付部側に面
しない被膜の厚みが大きく、握ったときによりソフトで
握り易い把手部材とすることができる。
金型内にインサートする把手主体の握り部の取付部側に
面するキヤビティの厚みよりも、取付部側に面しないキ
ャビティの厚みを大きく確保して両端の取付部側から溶
融熱可塑性樹脂を射出して二次成形することができる。
かゝる二次成形によって、二次成形用金型の両端の取付
部側から射出された溶融熱可塑性樹脂が握り部の中央に
向けて流れ、その際、取付部側に面しない大きな厚みの
キャビティ側により円滑に流れ、この流れた溶融樹脂が
把手主体を二次成形用の金型の支持部方向に押圧してイ
ンサートされた把手主体を二次成形用の金型内に動かな
いように確実に支持して二次成形を達成することができ
る。したがって、かゝる二次成形によって得られた把手
の握り部の表面に形成される軟質熱可塑性樹脂の被膜
は、結果的に取付部側に面する被膜よりも取付部側に面
しない被膜の厚みが大きく、握ったときによりソフトで
握り易い把手部材とすることができる。
【0020】この場合、把手主体の握り部の取付部側に
面する表面を支持する二次成形用の金型の支持部は、金
型のキャビティ面から突出して固定された支持部又はキ
ャビティ面に対して進退可動な支持部のいずれであって
もよい。
面する表面を支持する二次成形用の金型の支持部は、金
型のキャビティ面から突出して固定された支持部又はキ
ャビティ面に対して進退可動な支持部のいずれであって
もよい。
【0021】
【作用】この発明の把手部材は、硬質熱可塑性樹脂の中
に繊維を配合した繊維強化型の樹脂によって所要の形状
を有する中実な把手主体を形成し、この把手主体の外周
面にインサート成形によって軟質熱可塑性樹脂を被覆し
たので、把手部材の成形時に「ひけ」が生ずることな
く、合成樹脂製の把手としての堅牢性を大きく向上する
ことができ、二次成形で形成された軟質熱可塑性樹脂の
被膜が表面の滑りをなくして手触りがよく、把握を確実
にして体裁のよい把手部材とすることができる。
に繊維を配合した繊維強化型の樹脂によって所要の形状
を有する中実な把手主体を形成し、この把手主体の外周
面にインサート成形によって軟質熱可塑性樹脂を被覆し
たので、把手部材の成形時に「ひけ」が生ずることな
く、合成樹脂製の把手としての堅牢性を大きく向上する
ことができ、二次成形で形成された軟質熱可塑性樹脂の
被膜が表面の滑りをなくして手触りがよく、把握を確実
にして体裁のよい把手部材とすることができる。
【0022】この発明の把手部材の製造方法は、繊維強
化型の硬質熱可塑性樹脂によって把手主体を成形する一
次成形工程、得た把手主体の特定の部位を金型内におい
て支持しながらその外周面にインサート成形によって軟
質熱可塑性樹脂の被膜を形成する二次成形工程と、この
二次成形時における把手主体の支持によって被膜の形成
されなかった部位で、使用の際に表面に露出する部位を
充填材で埋めるための仕上工程を順次行うことによっ
て、ひけを生じさせることなく把手主体を成形すること
ができ、該把手主体の表面への被膜形成に際し、把手主
体を金型内に位置ずれさせることなく確実に支持し、均
一な被膜を有する把手部材を簡単かつ容易に得ることが
できる。
化型の硬質熱可塑性樹脂によって把手主体を成形する一
次成形工程、得た把手主体の特定の部位を金型内におい
て支持しながらその外周面にインサート成形によって軟
質熱可塑性樹脂の被膜を形成する二次成形工程と、この
二次成形時における把手主体の支持によって被膜の形成
されなかった部位で、使用の際に表面に露出する部位を
充填材で埋めるための仕上工程を順次行うことによっ
て、ひけを生じさせることなく把手主体を成形すること
ができ、該把手主体の表面への被膜形成に際し、把手主
体を金型内に位置ずれさせることなく確実に支持し、均
一な被膜を有する把手部材を簡単かつ容易に得ることが
できる。
【0023】なお、二次成形に際して用いる軟質熱可塑
性樹脂に、当該軟質熱可塑性樹脂と異色の固体粉末を配
合することによりマーブル調の合成樹脂製の把手部材と
することができ、また、軟質熱可塑性樹脂中に蓄光剤を
配合することによって夜間の使用に安全を期することが
できる。
性樹脂に、当該軟質熱可塑性樹脂と異色の固体粉末を配
合することによりマーブル調の合成樹脂製の把手部材と
することができ、また、軟質熱可塑性樹脂中に蓄光剤を
配合することによって夜間の使用に安全を期することが
できる。
【0024】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付の図面に基づ
いてさらに具体的に説明する。この発明の把手部材1
は、基本的には中実な把手主体2と、その外周面に形成
した被膜8によって構成されている。
いてさらに具体的に説明する。この発明の把手部材1
は、基本的には中実な把手主体2と、その外周面に形成
した被膜8によって構成されている。
【0025】前記把手主体2は、内側に指を掛けて握り
易くするための波状の凹部3を設けた所定の長さのスト
レートな握り部2aと、その両端に角度90°に屈曲し
て形成されたベンド部4a,4bおよびこのベンド部4
a,4bの各基端部に一体的に設けられた平面形状がお
おむねC型をなした取付座5a,5bとによって構成さ
れている。この把手主体2の波状の凹部3の反対側の表
面、すなわち、ベンド部4a,4bによる屈曲側に面し
ない握り部2aの表面は、図8に示すように二次成形の
際の溶融樹脂の流れをよくするためにフラットな断面を
形成している。
易くするための波状の凹部3を設けた所定の長さのスト
レートな握り部2aと、その両端に角度90°に屈曲し
て形成されたベンド部4a,4bおよびこのベンド部4
a,4bの各基端部に一体的に設けられた平面形状がお
おむねC型をなした取付座5a,5bとによって構成さ
れている。この把手主体2の波状の凹部3の反対側の表
面、すなわち、ベンド部4a,4bによる屈曲側に面し
ない握り部2aの表面は、図8に示すように二次成形の
際の溶融樹脂の流れをよくするためにフラットな断面を
形成している。
【0026】前記のベンド部4a,4bの基端部と取付
座5a,5bには、各4条の三角型の補強用のリブ6・
6・・が放射状に形成されると共に、取付座5a,5b
には壁面等への取り付けの対象面にボルト止めするため
の2個のボルト孔7,7がそれぞれ形成されているもの
で、この取付座5a,5bの部分は取付後において図示
しないカバー部材によってカバーされる。
座5a,5bには、各4条の三角型の補強用のリブ6・
6・・が放射状に形成されると共に、取付座5a,5b
には壁面等への取り付けの対象面にボルト止めするため
の2個のボルト孔7,7がそれぞれ形成されているもの
で、この取付座5a,5bの部分は取付後において図示
しないカバー部材によってカバーされる。
【0027】中実な把手主体2を構成する握り部2a、
ベンド部4a,4bおよび取付座5a,5bは、いずれ
もガラス繊維によって強化した硬質熱可塑性樹脂によっ
て形成されている。
ベンド部4a,4bおよび取付座5a,5bは、いずれ
もガラス繊維によって強化した硬質熱可塑性樹脂によっ
て形成されている。
【0028】一方、この把手主体2の外周面に形成する
被膜8は、マイカの黒い粉末を均一に配合した軟質の熱
可塑性樹脂からなるもので、この被膜8は、把手主体2
の握り部2aと両端のベンド部4a,4bの全周および
前記取付座5a,5bの一部に亘って形成されている。
被膜8は、マイカの黒い粉末を均一に配合した軟質の熱
可塑性樹脂からなるもので、この被膜8は、把手主体2
の握り部2aと両端のベンド部4a,4bの全周および
前記取付座5a,5bの一部に亘って形成されている。
【0029】かゝる把手部材1の製造は、把手主体2を
形成するための一次成形工程と、成形した把手主体2の
表面に被膜8を形成するための二次成形工程と、二次成
形工程で得た被膜を形成した把手主体2の仕上工程とに
よって達成される。
形成するための一次成形工程と、成形した把手主体2の
表面に被膜8を形成するための二次成形工程と、二次成
形工程で得た被膜を形成した把手主体2の仕上工程とに
よって達成される。
【0030】一次成形工程は、図3のように閉じ合わせ
によって内部に把手主体2の成形のためのキャビテイ1
2を形成する固定の下型11aと、下型11aに対して
上下動する上型11bの一対で構成された一次成形用の
金型11が使用される。
によって内部に把手主体2の成形のためのキャビテイ1
2を形成する固定の下型11aと、下型11aに対して
上下動する上型11bの一対で構成された一次成形用の
金型11が使用される。
【0031】下型11aは、把手の握り部2aの水平な
下面を形成するための波状のキャビテイ面を有し、その
中央と左右両側には後記する二次成形用の金型に設けた
保持部の先端を受け入れて保持する凹陥部を把手主体2
に形成するための3個の突起13,13及び13が設け
られている。なお、キャビティ12の中央の点線は、下
型11aと上型11bの実際の閉じ合わせ面15を示
し、14はゲートである。
下面を形成するための波状のキャビテイ面を有し、その
中央と左右両側には後記する二次成形用の金型に設けた
保持部の先端を受け入れて保持する凹陥部を把手主体2
に形成するための3個の突起13,13及び13が設け
られている。なお、キャビティ12の中央の点線は、下
型11aと上型11bの実際の閉じ合わせ面15を示
し、14はゲートである。
【0032】上型11bを下降させて図3のとおり下型
11aに閉じ合わせ、ゲート14からガラス繊維入りの
硬質熱可塑性樹脂の溶融物をキャビティ12内に射出し
て中実な把手主体2を得る。
11aに閉じ合わせ、ゲート14からガラス繊維入りの
硬質熱可塑性樹脂の溶融物をキャビティ12内に射出し
て中実な把手主体2を得る。
【0033】これによって得られた把手主体2は、「ひ
け」などのない所期の形状を維持したもので、下面中央
とその両側には、一次成形用の金型11の下型11aに
設けた突起13,13及び13によって得られた凹陥部
3a,3a及び3aがそれぞれ形成される。
け」などのない所期の形状を維持したもので、下面中央
とその両側には、一次成形用の金型11の下型11aに
設けた突起13,13及び13によって得られた凹陥部
3a,3a及び3aがそれぞれ形成される。
【0034】金型11の内部の射出樹脂が固化したの
ち、型開きを行って把手主体2を取り出し、この把手主
体2を二次成形用の金型21内にセットする。
ち、型開きを行って把手主体2を取り出し、この把手主
体2を二次成形用の金型21内にセットする。
【0035】二次成形用の金型21は、図4で示すとお
り閉じ合わせによって一次成形で得た把手主体2をイン
サートし、かつその周囲に所定の間隙のキヤビティ22
を存することができるもので、固定された下型21aと
上下に可動する上型21bとからなるものである。
り閉じ合わせによって一次成形で得た把手主体2をイン
サートし、かつその周囲に所定の間隙のキヤビティ22
を存することができるもので、固定された下型21aと
上下に可動する上型21bとからなるものである。
【0036】下型21aには、把手主体2に形成された
凹陥部3a,3a及び3aに先端が浅く嵌入し、把手主
体2をキャビテイ22内の所定位置に支持するための杆
状の支持部23,23及び23と、中央の支持部23の
両横にはガス抜孔24,24が設けられている。
凹陥部3a,3a及び3aに先端が浅く嵌入し、把手主
体2をキャビテイ22内の所定位置に支持するための杆
状の支持部23,23及び23と、中央の支持部23の
両横にはガス抜孔24,24が設けられている。
【0037】二次成形用の金型21内の把手主体2は、
左右の取付座5a,5bの部分の金型による支持と、各
支持部23,23及び23による前記の凹陥部3a3a
及び3aへの支持とによってキャビティ22内の所定の
位置に確実に保持される。
左右の取付座5a,5bの部分の金型による支持と、各
支持部23,23及び23による前記の凹陥部3a3a
及び3aへの支持とによってキャビティ22内の所定の
位置に確実に保持される。
【0038】この把手主体2の保持において、把手主体
2の取付部を構成している取付座5a,5b側に面する
握り部2aのキャビテイ、すなわち、図4の把手主体2
の下部に形成されたキャビティ22aの厚みに対して、
前記取付部側に面しないキャビテイ、すなわち、図4の
把手主体2の上部に形成されたキャビティ22bの厚み
を大きくしており、たとえば、キャビティ22aの厚み
を2.75mmとし、上部のキャビティ22bの厚みを
3.0mmとしている。
2の取付部を構成している取付座5a,5b側に面する
握り部2aのキャビテイ、すなわち、図4の把手主体2
の下部に形成されたキャビティ22aの厚みに対して、
前記取付部側に面しないキャビテイ、すなわち、図4の
把手主体2の上部に形成されたキャビティ22bの厚み
を大きくしており、たとえば、キャビティ22aの厚み
を2.75mmとし、上部のキャビティ22bの厚みを
3.0mmとしている。
【0039】かゝる上部のキャビテイ22bの厚みは、
一次成形による把手主体2の握り部2aの断面を真円と
せずに、取付部側に面しない握り部2aの表面をフラッ
トに削り取った状態とすることによって維持しているも
のである。
一次成形による把手主体2の握り部2aの断面を真円と
せずに、取付部側に面しない握り部2aの表面をフラッ
トに削り取った状態とすることによって維持しているも
のである。
【0040】このようにして両側のゲート25,25よ
り溶融熱可塑性樹脂を射出すると、樹脂はキャビテイ2
2b内に円滑に流動し、この溶融樹脂の流れによって把
手主体2を下方に配置した各支持部23,23及び23
側に押し付けるように作用して成形中に把手主体2を動
かないように保持して確実な仕上がりが可能となり、得
られた把手1は図8に示すように、取付部側に面しない
握り部2aの被膜8が厚い実質的に真円状の握り易い優
れた把手主体2を得ることができる。
り溶融熱可塑性樹脂を射出すると、樹脂はキャビテイ2
2b内に円滑に流動し、この溶融樹脂の流れによって把
手主体2を下方に配置した各支持部23,23及び23
側に押し付けるように作用して成形中に把手主体2を動
かないように保持して確実な仕上がりが可能となり、得
られた把手1は図8に示すように、取付部側に面しない
握り部2aの被膜8が厚い実質的に真円状の握り易い優
れた把手主体2を得ることができる。
【0041】このように構成した二次成形用の金型21
のキャビティ22内に、両側のゲート25,25から樹
脂量に対して5重量%のマイカの粉末を均一混合させた
軟質熱可塑性樹脂の溶融物を射出し、インサート成形に
より把手主体2の外周に前記マイカ入りの軟質熱可塑性
樹脂の被膜8を形成する。
のキャビティ22内に、両側のゲート25,25から樹
脂量に対して5重量%のマイカの粉末を均一混合させた
軟質熱可塑性樹脂の溶融物を射出し、インサート成形に
より把手主体2の外周に前記マイカ入りの軟質熱可塑性
樹脂の被膜8を形成する。
【0042】この射出成形終了後、型開きによって取り
出された被膜8が形成された把手主体2には、左右の取
付座5a,5bの部分と握り部2aに形成された凹陥部
3a,3a及び3aの部位には被膜が形成されていない
が、左右の取付座5a,5bの部分は、通常使用に際し
てカバー(図示せず)によって覆われるため、これを別
途充填材で埋める必要がない。したがって、仕上工程に
おいて、前記各凹陥部3a,3a及び3aのみを被膜8
と同種のマイカの粉末を混合した軟質熱可塑性樹脂の充
填材で埋めることによって、表面にマイカの粉末が分散
された全体がマーブル調の把手部材1を得ることができ
る。
出された被膜8が形成された把手主体2には、左右の取
付座5a,5bの部分と握り部2aに形成された凹陥部
3a,3a及び3aの部位には被膜が形成されていない
が、左右の取付座5a,5bの部分は、通常使用に際し
てカバー(図示せず)によって覆われるため、これを別
途充填材で埋める必要がない。したがって、仕上工程に
おいて、前記各凹陥部3a,3a及び3aのみを被膜8
と同種のマイカの粉末を混合した軟質熱可塑性樹脂の充
填材で埋めることによって、表面にマイカの粉末が分散
された全体がマーブル調の把手部材1を得ることができ
る。
【0043】前記の二次成形において、たとえば、二次
成形用の金型21の握り部2aの中央部に該当する下型
21aの所要の部位に進退可動の支持部23aを設け、
この支持部23aをキャビティ22aの面より前進させ
て把手主体2を支持し、二次成形の金型21のキヤビテ
ィ22内に射出した溶融熱可塑性樹脂が当該支持部23
aの近傍に到達する直前に、図5に示すように支持部2
3aの先端をキャビテイ22a面まで後退させることに
よって、把手主体2の支持部23aで支持された凹陥部
3aを図6のように軟質熱可塑性樹脂で被覆した被膜8
を形成することができ、この場合は、充填材で仕上げる
ための仕上工程は不要となる。
成形用の金型21の握り部2aの中央部に該当する下型
21aの所要の部位に進退可動の支持部23aを設け、
この支持部23aをキャビティ22aの面より前進させ
て把手主体2を支持し、二次成形の金型21のキヤビテ
ィ22内に射出した溶融熱可塑性樹脂が当該支持部23
aの近傍に到達する直前に、図5に示すように支持部2
3aの先端をキャビテイ22a面まで後退させることに
よって、把手主体2の支持部23aで支持された凹陥部
3aを図6のように軟質熱可塑性樹脂で被覆した被膜8
を形成することができ、この場合は、充填材で仕上げる
ための仕上工程は不要となる。
【0044】また、図7に示すように、把手主体2に凹
陥部3aを形成することなくフラットな表面の把手主体
2を得、同様にして握り部2aの中央部に該当するに設
けた可動の支持部23a前進させてその表面を支持し、
射出した溶融樹脂がこの支持部23aの近傍に到達する
直前に先端をキャビテイ22aの面まで後退させて被覆
することができ、これによって充填材で仕上げる必要の
ない二次成形体を得ることができる。なお、また、二次
成形のための軟質熱可塑性樹脂の中に蓄光剤を配合する
ことによって、夜間の視認が容易な把手部材を得ること
ができる。
陥部3aを形成することなくフラットな表面の把手主体
2を得、同様にして握り部2aの中央部に該当するに設
けた可動の支持部23a前進させてその表面を支持し、
射出した溶融樹脂がこの支持部23aの近傍に到達する
直前に先端をキャビテイ22aの面まで後退させて被覆
することができ、これによって充填材で仕上げる必要の
ない二次成形体を得ることができる。なお、また、二次
成形のための軟質熱可塑性樹脂の中に蓄光剤を配合する
ことによって、夜間の視認が容易な把手部材を得ること
ができる。
【0045】
【発明の効果】この発明の把手部材は、硬質熱可塑性樹
脂の中に繊維を配合して中実な把手主体を形成し、この
把手主体の外周面にインサート成形で軟質熱可塑性樹脂
の被膜を形成しているので、把手部材の成形に際し、硬
質熱可塑性樹脂に混入した繊維が成形時の特有の「ひ
け」がなく、堅牢でしかも表面が柔軟な手触りがよい。
脂の中に繊維を配合して中実な把手主体を形成し、この
把手主体の外周面にインサート成形で軟質熱可塑性樹脂
の被膜を形成しているので、把手部材の成形に際し、硬
質熱可塑性樹脂に混入した繊維が成形時の特有の「ひ
け」がなく、堅牢でしかも表面が柔軟な手触りがよい。
【0046】この発明の把手部材の製造方法は、繊維強
化型の硬質熱可塑性樹脂からなる中実な把手主体を得る
一次成形工程、得た把手主体の外周面にインサート成形
によって軟質熱可塑性樹脂の被膜を形成する二次成形工
程と、二次成形工程で被膜を形成することができなかっ
た部位を充填材で埋めるための仕上工程を順次実施する
ことによって、いわゆる「ひけ」を発生させることなく
所要の形状の把手主体を確実に得ることができ、該把手
主体の表面に被膜を形成するに際し、溶融樹脂の影響を
受けることなく把手主体に被膜を確実に形成させること
ができる。
化型の硬質熱可塑性樹脂からなる中実な把手主体を得る
一次成形工程、得た把手主体の外周面にインサート成形
によって軟質熱可塑性樹脂の被膜を形成する二次成形工
程と、二次成形工程で被膜を形成することができなかっ
た部位を充填材で埋めるための仕上工程を順次実施する
ことによって、いわゆる「ひけ」を発生させることなく
所要の形状の把手主体を確実に得ることができ、該把手
主体の表面に被膜を形成するに際し、溶融樹脂の影響を
受けることなく把手主体に被膜を確実に形成させること
ができる。
【0047】特に、この発明においては、被膜を形成す
るための二次成形に際し、把手主体を二次成形用の金型
内に支持しているので、金型内で把手主体が移動せず、
キャビティ内に射出された溶融樹脂の流れを円滑にし、
安定した状態で二次成形ができるため、体裁のよい把手
部材を簡単かつ容易に製造することができる。
るための二次成形に際し、把手主体を二次成形用の金型
内に支持しているので、金型内で把手主体が移動せず、
キャビティ内に射出された溶融樹脂の流れを円滑にし、
安定した状態で二次成形ができるため、体裁のよい把手
部材を簡単かつ容易に製造することができる。
【0048】なお、二次成形に際して、使用する軟質熱
可塑性樹脂に異色の固体粉末を配合することによってマ
ーブル調の表面の把手部材とすることができ、蓄光剤を
配合することによって夜間の視認性を大幅に向上させる
ことができる。
可塑性樹脂に異色の固体粉末を配合することによってマ
ーブル調の表面の把手部材とすることができ、蓄光剤を
配合することによって夜間の視認性を大幅に向上させる
ことができる。
【図1】この発明の把手部材の一例を示す縦断面図であ
る。
る。
【図2】図1の把手部材の一部切欠平面図である。
【図3】図1の把手部材の一次成形に使用する金型の縦
断面図である。
断面図である。
【図4】図1の把手部材の二次成形に使用する金型の縦
断面図である。
断面図である。
【図5】二次成形における他の実施例を示す部分縦断面
図である。
図である。
【図6】図5における射出成形後の状態を示す部分縦断
面図である。
面図である。
【図7】二次成形におけるさらに他の実施例を示す部分
縦断面図である。
縦断面図である。
【図8】図1のA−A断面図である。
1 把手部材 2 把手主体 2a 握り部 3 凹部 5a,5b 取付座 8 被膜 11 一次成形用の金型 12,22 キャビティ 13, 突起 21 二次成形用の金型 23 支持部
Claims (8)
- 【請求項1】 繊維強化型の硬質熱可塑性樹脂によって
所定形状の中実な把手主体を形成し、得た把手主体の所
定の部位を金型内で支持しながらインサート成形によっ
てその外周面に軟質熱可塑性樹脂の被膜を形成し、前記
金型内での支持で生じた被膜のない部位のうち、把手と
して使用したときに表面に露出する部位を充填材で埋め
て所期の形状としたことを特徴とする把手部材。 - 【請求項2】 前記被膜は、軟質熱可塑性樹脂に異色の
粉末を分散させたものであることを特徴とする請求項1
に記載の把手部材。 - 【請求項3】 前記被膜は、蓄光剤を含有したものであ
ることを特徴とする請求項1に記載の把手部材。 - 【請求項4】 繊維強化型の硬質熱可塑性樹脂によって
所定の形状を有する中実の把手主体を成形する一次成形
工程と、前記把手主体の所定の部位を金型に設けた支持
部で支持して金型内の正規の位置に保持しつゝ、把手主
体の外周面に溶融熱可塑性樹脂の射出によるインサート
成形で軟質熱可塑性合成樹脂を被覆して被膜を形成する
二次成形工程と、二次成形工程における金型の支持で生
じた被膜の形成されない部位のうち、把手として使用し
たときに表面に露出する部位を充填材で埋めて仕上げす
る仕上工程とからなることを特徴とする把手部材の製造
方法。 - 【請求項5】 握り部の両端を一方側に屈曲させ、その
先端を取付部とした中実な把手主体を繊維強化型の硬質
熱可塑性樹脂で形成する一次成形工程と、得た把手主体
の握り部の取付部側に面する表面を金型に設けた支持部
で支持すると共に、該握り部の前記取付部側に面する金
型のキャビティの厚みに対して取付部側に面しないキャ
ビティの厚みを大きくなるようにして把手部材を金型内
に保持しつゝ、溶融熱可塑性樹脂の射出によるインサー
ト成形でその外周面に被膜を形成する二次成形工程と、
二次成形工程における支持で生じた被膜の形成されない
部位のうち、把手として使用したときに表面に露出する
部位を充填材で埋めて仕上げする仕上工程とからなるこ
とを特徴とする把手部材の製造方法。 - 【請求項6】 前記二次成形工程において、前記把手主
体を支持する金型の支持部をキャビティ面に対して進退
可動に構成し、該支持部のキャビティ内への前進によっ
て把手主体の所定の部位を支持し、キャビティ内に射出
した溶融熱可塑性樹脂が当該支持部に到達する直前に支
持部をキャビテイ面まで後退させることによって、前記
支持部で支持された把手主体の表面を軟質熱可塑性樹脂
で他の部位と同時に被覆することを特徴とする請求項4
又は5に記載の把手部材の製造方法。 - 【請求項7】 前記軟質熱可塑性樹脂は、異色の粉末を
分散させたものであることを特徴とする請求項4乃至6
のいずれかに記載の把手部材の製造方法。 - 【請求項8】 前記軟質熱可塑性樹脂は、蓄光剤を含有
させたものであることを特徴とする請求項4乃至7のい
ずれかに記載の把手部材の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10134997A JPH10290726A (ja) | 1997-04-18 | 1997-04-18 | 把手部材とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10134997A JPH10290726A (ja) | 1997-04-18 | 1997-04-18 | 把手部材とその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10290726A true JPH10290726A (ja) | 1998-11-04 |
Family
ID=14298369
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10134997A Pending JPH10290726A (ja) | 1997-04-18 | 1997-04-18 | 把手部材とその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10290726A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6550103B2 (en) * | 2000-06-20 | 2003-04-22 | Donnelly Corporation | Vehicle door handle |
| US6594862B2 (en) * | 2000-08-24 | 2003-07-22 | Toyoda Gosei Co., Ltd. | Grip, molding method and molding apparatus therefor |
| US6977619B2 (en) | 2001-10-01 | 2005-12-20 | Donnelly Corporation | Vehicle handle assembly with antenna |
| JP2006166715A (ja) * | 2004-12-13 | 2006-06-29 | Shimano Inc | 釣り用リールのハンドル把手及び釣り用リールのハンドル組立体 |
| WO2010078697A1 (zh) * | 2009-01-09 | 2010-07-15 | 瑞鸿复材企业股份有限公司 | 预浸热塑性树脂的纤维结构的制造方法 |
| CN102049883A (zh) * | 2009-10-28 | 2011-05-11 | 瑞鸿复材企业股份有限公司 | 具织物触感的纤维积层体结构及其制备方法 |
-
1997
- 1997-04-18 JP JP10134997A patent/JPH10290726A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2006166715A (ja) * | 2004-12-13 | 2006-06-29 | Shimano Inc | 釣り用リールのハンドル把手及び釣り用リールのハンドル組立体 |
| WO2010078697A1 (zh) * | 2009-01-09 | 2010-07-15 | 瑞鸿复材企业股份有限公司 | 预浸热塑性树脂的纤维结构的制造方法 |
| CN102049883A (zh) * | 2009-10-28 | 2011-05-11 | 瑞鸿复材企业股份有限公司 | 具织物触感的纤维积层体结构及其制备方法 |
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