JPH10292668A - 免震装置の取付工法 - Google Patents

免震装置の取付工法

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JPH10292668A
JPH10292668A JP9601697A JP9601697A JPH10292668A JP H10292668 A JPH10292668 A JP H10292668A JP 9601697 A JP9601697 A JP 9601697A JP 9601697 A JP9601697 A JP 9601697A JP H10292668 A JPH10292668 A JP H10292668A
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seismic isolation
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Mitsuru Sone
満 曽根
Nobuaki Goto
延明 後藤
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 免震装置本体の取り付けにおいて、下部ベー
スプレートを吊り下げ方式により設置できるようにし、
上部はベースプレートを用いずに調整プレートを介して
取り付けられるようにする。 【解決手段】 基礎コンクリート床面に凹所を設け、こ
の凹所の上に支持材を差し渡してその下面に下部ベース
プレートを仮固定する。下部ベースプレートには長ナッ
トを介してアンカーボルトを取り付け、下部ベースプレ
ートの中央に設けたコンクリート充填用孔からコンクリ
ートを流し込んで取付部を形成する。取付部の形成後に
支持材を除去し、取付部上面に位置する下部ベースプレ
ートに免震装置本体の下面を取り付ける。免震装置本体
の上面に調整プレートを取り付け、この調整プレートの
上にコンクリートを打設して上部取付部を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の下部に設置
される免震装置の取付工法に関する。
【0002】
【従来の技術】建築物に対する免震装置の従来の取付工
法は、例えば図5に示すように基礎底A上にベースプレ
ート受け架台Bを配置固定し、ベースプレートCの上面
までコンクリートDを打設して取付部Eを形成し、免震
装置本体Fの下部フランジ部を前記ベースプレートCに
ナットGで締め付け固定するものであった。このナット
Gの締め付けのために、前記ベースプレートCにはナッ
トGを螺合する長ナットHが予め溶接されると共に、こ
の長ナットHにアンカーボルトIが垂設されている。
又、図6に示すように免震装置本体Fの上下面と上下の
取付部のコンクリート面J、Kとの間に、精度確保のた
めに上部ベースプレートL及び下部ベースプレートMを
それぞれ介在させて取り付けるのが通常である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の取付工法に
よると、ベースプレート受け架台Bによる取付部Eの形
成に際してベースプレートCの精度確保が難しいこと、
このベースプレートCの設置のためにベースプレート受
け架台Bを必要とし、且つこのベースプレート受け架台
Bは打設したコンクリートD内に埋設されることからコ
スト高になってしまう等の問題があった。又、免震装置
本体の上下面に介在させるベースプレートのうち、下部
ベースプレートは免震装置本体をセッティングする際に
精度確保のために必要であるが、上部プレートは免震装
置本体の上面に直接コンクリートを打設しても精度の点
で問題はない。従って、上部ベースプレートを廃止すれ
ば、コストダウンと施工の合理化を図れる可能性がある
が、免震装置本体の交換がし難くなったり、交換後の精
度に誤差が生じる等の問題が生じる。
【0004】本発明は、このような従来の問題を解決す
るためになされ、従来のベースプレート受け架台を用い
ないで下部ベースプレートを容易に取り付けることがで
き、上部ベースプレートを廃止しても免震装置を簡単に
交換でき、しかも精度を保持できるようにした免震装置
の取付工法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めの具体的手段として、本発明は、免震装置本体の下面
を下部ベースプレートに受止させて取り付ける場合にお
いて、基礎コンクリート床面の前記免震装置本体取付部
に凹所を設け、この凹所の上部に支持材を差し渡して仮
固定し、この支持材の下に前記下部ベースプレートを仮
固定すると共に、この下部ベースプレートの下面に複数
本のアンカーボルトを吊り下げ、下部ベースプレートに
形成されたコンクリート充填用孔からコンクリートを流
し込んで前記凹所及び下部ベースプレートの下面までコ
ンクリートを打設することで下部ベースプレートを固定
し、この後前記支持材を除去して下部ベースプレートの
上面に前記免震装置本体の下面を取り付けることを要旨
とする。又、免震装置本体の上面に調整プレートを長ナ
ットと取付ボルトを介して取り付けると共に、前記長ナ
ットにアンカーボルトを立設し、前記調整プレートの上
にコンクリートを打設してフーチングを形成することを
要旨とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳説する。図1、図2は下部ベースプレ
ート1の設置工法を示すもので、先ず基礎コンクリート
床面2を打設する際に、免震装置本体(図略)の取付部
となる箇所に凹所3を形成する。
【0007】次に、凹所3の上方に一対の支持材4を差
し渡して仮固定する。即ち、支持材4は断面L型の鋼材
で形成され、両端部には側方が開口した箱型の脚部4a
が取り付けられており、前記凹所3の両側に対峙させて
基礎コンクリート床面2にそれぞれ仮固定した一対の受
け具5に、前記脚部4aをそれぞれボルトで固定するこ
とにより取り付けられる。この支持材4は、図2に示す
ように高さ調整ボルト6を調整することで水平出しを容
易に行えるようにしてある。
【0008】前記下部ベースプレート1は、鋼製であっ
て円形に形成されその中心部にコンクリート充填用の孔
1aが開けられ、周辺部には一定の間隔をあけて取付孔
1bが円周方向に沿って設けられている。この下部ベー
スプレート1は、適宜位置の数個の取付孔1bを利用し
て前記一対の支持材4の下面にボルト7で仮固定され
る。
【0009】前記ボルト7は、下部ベースプレート1の
下面に取り付けた円筒状の長ナット8に螺合され、更に
この長ナット8の下部にはアンカーボルト9が取り付け
られる。下部ベースプレート1の取り付けに関与しない
残りの取付孔1bにもすべてボルト7と長ナット8及び
アンカーボルト9がそれぞれ取り付けられる。従って、
下部ベースプレート1は、一対の支持材4の下面に吊り
下げ状態で保持され、複数本のアンカーボルト9は前記
凹所3内に垂れ下がった状態となる。
【0010】この後、凹所3の周囲に型枠(図略)を形
成し、前記下部ベースプレート1の孔1aからコンクリ
ートを流し込んで凹所3の底面から下部ベースプレート
1の下面に至る高さまでコンクリートを打設して取付部
10が形成される。これにより、前記長ナット8及びア
ンカーボルト9はいずれも取付部10内に埋設され、こ
の取付部10の上面には下部ベースプレート1が固定さ
れることになる。そして、取付部10の形成後に、型枠
を外すと共にボルト7を長ナット8から外し、前記一対
の支持材4及び受け具5をすべて除去する。
【0011】このようにして、下部ベースプレート1を
取付部10と一体的に設ければ、従来のようなベースプ
レート受け架台Bが不要となり、且つ支持材4は取付部
10内に埋設されないため、前記のように取り外して他
の取付部への転用、盛り替えが可能となる。又、作業は
すべて基礎コンクリート床面2上で行えるため、作業が
し易く施工能率を著しく高めることができる。
【0012】前記下部ベースプレート1上には、その取
付孔1b及びボルト7を利用して免震装置本体の下面
(図示は省略したがフランジ部)が取り付けられる。こ
の場合、下部ベースプレート1の取付精度は±2mm程
度であり、しかも前記凹所3には基礎コンクリート床面
2の配筋が存在せず、この配筋による干渉がないため免
震装置本体の精度を容易に確保することができる。
【0013】図3は、従来の上部ベースプレートLを用
いないで、免震装置本体11の上面に鋼製の厚さ約4.
5mm程度の調整プレート12を介在させて取り付ける
工法を示すものである。
【0014】この場合、図4に示すように、免震装置本
体11の上面フランジ部11aには一定の間隔をあけて
取付孔11bが円周方向に沿って設けられ、これらの取
付孔11bに対応させて前記調整プレート12には通孔
12aが設けられており、取付孔11bと通孔12aと
を合わせて円筒状の長ナット13を配置し、フランジ部
11aの下からボルト14を長ナット13の下部に螺合
し、アンカーボルト15を長ナット13の上部に螺挿す
ることで、免震装置本体11の上面に調整プレート12
を固定する。この後、前記調整プレート12を利用して
型枠(図略)を形成し、コンクリート16を打設するこ
とにより上部の取付部17(フーチング等)を形成す
る。
【0015】このようにして、免震装置本体11と取付
部17とを一体化すると、前記長ナット13及びアンカ
ーボルト15は取付部17内に埋設され、この取付部1
7の下面に前記調整プレート12が固定されることにな
る。従って、従来の上部ベースプレートLが不要となる
と共に、この上部ベースプレートLの取付作業を省ける
ことからコストダウン及び施工の効率化が可能となる。
尚、前記コンクリート16の打設の際、各ボルト14を
下から支持して落下しないようにすれば、打設後はコン
クリート16により固定されるため前記長ナット13の
溶接は不要となる。
【0016】免震装置本体11の交換時には、前記ボル
ト14を外せば、免震装置本体11の上面フランジ部1
1aを上部取付部17から外すことができる。更に、下
面フランジ部11cを止めているボルト18を外せば、
免震装置本体11を交換することができる。
【0017】この交換時に、前記調整プレート12は上
部取付部17側に残留するので、コンクリート16の下
面が露出することはなく、免震装置本体の取替作業が容
易にできると共に、新しい免震装置本体のセッティング
が容易になり且つその精度を確保するに役立つ。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、吊り下げ方式により下部ベースプレートを容易
に取り付けることができるため、従来のベースプレート
受け架台が不要になり、且つ吊り下げ用の支持材は打設
コンクリート内に埋設されず、取り外して転用、盛り替
えが可能であることから、施工の効率化と取付精度の向
上及びコストダウンを図ることができる。又、基礎コン
クリート床面上で作業できるため、施工がし易く作業性
の向上が図れ、しかも免震装置本体の取付部は基礎コン
クリート床の配筋の干渉を受けないため、精度の確保が
容易にできる等の優れた効果を奏する。更に、請求項2
の発明によれば、免震装置本体の上面に調整プレートを
介して取付部を形成できるようにしたので、従来の上部
ベースプレートが不要になり、コストダウンと施工の合
理化を図ることができる。又、調整プレートは、コンク
リート打設の際に型枠の一部として兼用することがで
き、免震装置本体の交換時にはコンクリート下面の露出
を防止し、交換作業の容易化と精度確保が可能になる等
の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る吊り下げ方式による下部ベースプ
レートの設置工法を示す平面図である。
【図2】同、要部の断面図である。
【図3】本発明に係る調整プレートを介しての免震装置
本体上部取付工法を示す概略断面図である。
【図4】同、要部の拡大断面図である。
【図5】従来のベースプレート受け架台による取付状態
を示す説明図である。
【図6】従来の上下ベースプレートを用いての取付状態
を示す説明図である。
【符号の説明】
1…下部ベースプレート 2…基礎コンクリート床面 3…凹所 4…支持材 5…受け具 6…高さ調整ボルト 7…ボルト 8…長ナット 9…アンカーボルト 10…取付部 11…免震装置本体 12…調整プレート 13…長ナット 14…ボルト 15…アンカーボルト 16…コンクリート 17…取付部 18…ボルト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】免震装置本体の下面を下部ベースプレート
    に受止させて取り付ける場合において、基礎コンクリー
    ト床面の前記免震装置本体取付部に凹所を設け、この凹
    所の上部に支持材を差し渡して仮固定し、この支持材の
    下に前記下部ベースプレートを仮固定すると共に、この
    下部ベースプレートの下面に複数本のアンカーボルトを
    吊り下げ、下部ベースプレートに形成されたコンクリー
    ト充填用孔からコンクリートを流し込んで前記凹所及び
    下部ベースプレートの下面までコンクリートを打設する
    ことで下部ベースプレートを固定し、この後前記支持材
    を除去して下部ベースプレートの上面に前記免震装置本
    体の下面を取り付けることを特徴とする免震装置の取付
    工法。
  2. 【請求項2】免震装置本体の上面に調整プレートを長ナ
    ットと取付ボルトを介して取り付けると共に、前記長ナ
    ットにアンカーボルトを立設し、前記調整プレートの上
    にコンクリートを打設してフーチングを形成することを
    特徴とする免震装置の取付工法。
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