JPH10294062A - 蛍光体の固定方法 - Google Patents

蛍光体の固定方法

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JPH10294062A
JPH10294062A JP11532297A JP11532297A JPH10294062A JP H10294062 A JPH10294062 A JP H10294062A JP 11532297 A JP11532297 A JP 11532297A JP 11532297 A JP11532297 A JP 11532297A JP H10294062 A JPH10294062 A JP H10294062A
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JP
Japan
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phosphor
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meth
containing layer
acrylate
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Application number
JP11532297A
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English (en)
Inventor
Tsukasa Izumi
司 出水
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 隔壁(セル)の側壁や底部に蛍光体を効率よ
く、均一に固定する方法を提供すること。 【解決手段】 プラズマディスプレイパネルの隔壁(セ
ル)内に蛍光体を固定するにあたり、該隔壁(セル)内
に蛍光体含有層(A)および蛍光体を含有しない層
(B)を設けた後、焼成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマディスプ
レイパネル(PDP)等の蛍光体表示装置の製造時にお
ける隔壁(セル)内への蛍光体の固定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、各種平板ディスプレイパネルの開
発が盛んに行われており、中でもPDPが注目を浴びて
おり、今後ラップトップ型パソコンの表示画面から、各
種電光掲示板、更には、いわゆる「壁掛けテレビ」へと
その用途は拡大しつつある。そして、このPDPの表示
パネルのセル内には、表示のための蛍光体が封入(固
定)されており、加電圧によりセル内の封入ガスで発生
した紫外線で該蛍光体が発色するのである。かかる蛍光
体の固定方法としては、従来より各色蛍光体を分散させ
た液状のフォトレジストが用いられているが、かかる固
定方法を改善すべく、本出願人はかかる液状のフォトレ
ジストに代えて、蛍光体入りのドライフィルムレジスト
(フォトレジストフィルム)を提案し(特開平6−27
3925号公報)、更には蛍光体の固定効率を向上すべ
く、アクリル系樹脂層と蛍光体含有感光性樹脂組成物層
の積層体を用いたパターン形成法(特開平9−6933
9号公報)を提案した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
特開平6−273925号公報に記載のフォトレジスト
フィルムについては、隔壁(セル)内への蛍光体の充填
性に関しては十分な検討はなされておらず、かかる点を
考慮した特開平9−69339号公報開示技術について
も、隔壁内への蛍光体の充填量は確保できるものの、隔
壁(セル)の側壁面や底面に均一に効率よく蛍光体を固
定させるという点ではまだまだ改善の余地が残るもので
ある。即ち、隔壁(セル)内に充填された蛍光体を効率
よく発光させるために、上記の如く隔壁(セル)の側壁
面や底面に均一に蛍光体を固定させることが望まれてお
り、かかる固定が実現すれば、蛍光体の使用量も削減で
きるという経済的な副次的効果も期待できるものであ
る。
【0004】
【問題を解決するための手段】そこで、本発明者は、上
記の事情に鑑みて鋭意研究した結果、プラズマディスプ
レイパネルの隔壁(セル)内に蛍光体を固定するにあた
り、該隔壁(セル)内に蛍光体含有層(A)および蛍光
体を含有しない層(B)を設けた後、焼成することによ
り、蛍光体含有層(フィルム)が隔壁(セル)側壁面及
び底面に十分に追従して、効率よく蛍光体の固定が行え
ることを見出し本発明を完成するに至った。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を詳細に述べる。
【0006】本発明に用いる蛍光体含有層(A)は、蛍
光体(a)を含有していれば特に限定されないが、通常
はアクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン
系樹脂等のベース樹脂(ポリマー)に蛍光体(a)が分
散された樹脂組成物の層が用いられ、好ましくは蛍光体
(a)、ベースポリマー(b)及びエチレン性不飽和化
合物(c)からなる層が用いられる。
【0007】上記の蛍光体(a)としては、特に限定さ
れないが、希土類オキシハライド等を母体とし、この母
体を付活剤で付活したものが好ましく、例えば紫外線励
起型蛍光体としては、Y23:Eu、YVO4:Eu、
(Y,Gd)BO3:Eu(以上赤色)、BaAl12
19:Mn、Zn2SiO4:Mn、LaPO4:Tb(以
上緑色)、BaMgAl1423:Eu、BaMgAl16
27:Eu(以上青色)等が挙げられ、その他の蛍光体
としては、Y23S:Eu、γ−Zn3(PO42:M
n、(ZnCd)S:Ag+In23(以上赤色)、Z
nS:Cu,Al、ZnS:Au,Cu,Al、(Zn
Cd)S:Cu,Al、Zn2SiO4:Mn,As,Y
3Al512:Ce、Gd22S:Tb、Y3Al512
Tb、ZnO:Zn(以上緑色)、ZnS:Ag+赤色
顔料、Y2SiO3:Ce(以上青色)等を使用すること
もできる。また、ベースポリマー(b)としては、アク
リル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂
などが用いられ、これらの中では、(メタ)アクリレー
トを主成分とし、必要に応じてエチレン性不飽和カルボ
ン酸や他の共重合可能なモノマーを共重合したアクリル
系共重合体が重要である。アセトアセチル基含有アクリ
ル系共重合体を用いることもできる。
【0008】ここで(メタ)アクリル酸エステルとして
は、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アク
リレート、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メ
タ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、2
−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシ
ル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレー
ト、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ヒド
ロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレ
ートなどが例示される。
【0009】エチレン性不飽和カルボン酸としては、ア
クリル酸、メタクリル酸、クロトン酸などのモノカルボ
ン酸が好適に用いられ、そのほか、マレイン酸、フマー
ル酸、イタコン酸などのジカルボン酸、あるいはそれら
の無水物やハーフエステルも用いることができる。これ
らの中では、アクリル酸とメタクリル酸が特に好まし
い。
【0010】尚、蛍光体含有層(A)は、上記の如く蛍
光体(a)、ベースポリマー(b)及びエチレン性不飽
和化合物(c)からなるものであるが、後述の如き感光
性樹脂組成物とした場合には、稀アルカリ現像型とする
ことも好ましく、稀アルカリ現像型とするときは、エチ
レン性不飽和カルボン酸を15〜30重量%程度(酸価
で100〜200mgKOH/g程度)共重合することが
必要である。他の共重合可能モノマーとしては、アクリ
ルアミド、メタクリルアミド、アクリロニトリル、メタ
クリロニトリル、スチレン、α−メチルスチレン、酢酸
ビニル、アルキルビニルエーテルなどが例示できる。
【0011】更に、エチレン性不飽和化合物(c)とし
ては、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジ
エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレング
リコールジ(メタ)アクリレート、ブチレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ
(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサングリコールジ
(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ
(メタ)アクリレート、グリセリンジ(メタ)アクリレ
ート、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、
ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペ
ンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、2,
2−ビス(4−(メタ)アクリロキシジエトキシフェニ
ル)プロパン、2,2−ビス−(4−(メタ)アクリロ
キシポリエトキシフェニル)プロパン、2−ヒドロキシ
−3−(メタ)アクリロイルオキシプロピル(メタ)ア
クリレート、エチレングリコールジグリシジルエーテル
ジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジグリ
シジルエーテルジ(メタ)アクリレート、フタル酸ジグ
リシジルエステルジ(メタ)アクリレート、グルセリン
トリアクリレート、グリセリンポリグリシジルエーテル
ポリ(メタ)アクリレートなどの多官能モノマーが挙げ
られる。
【0012】これらの多官能モノマーと共に、単官能モ
ノマーを適当量併用することもでき、かかる単官能モノ
マーの例としては、2−ヒドロキシエチル(メタ)アク
リレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2−
フェノキシ−2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ
ート、2−(メタ)アクリロイルオキシ−2−ヒドロキ
シプロピルフタレート、3−クロロ−2−ヒドロキシプ
ロピル(メタ)アクリレート、グリセリンモノ(メタ)
アクリレート、2−(メタ)アクリロイルオキシエチル
アシッドホスフェート、フタル酸誘導体のハーフ(メ
タ)アクリレート、N−メチロール(メタ)アクリルア
ミドなどが挙げられる。
【0013】蛍光体含有層(A)中の蛍光体(a)の含
有量は、ベースポリマー(b)とエチレン性不飽和化合
物(c)の総量100重量部に対して1〜800重量部
が好ましく、より好ましくは10〜500重量部であ
り、ベースポリマー(b)100重量部に対するエチレ
ン性不飽和化合物(c)の割合は、10〜200重量
部、特に60〜150重量部の範囲から選ぶことが望ま
しい。エチレン性不飽和化合物(c)の過少は、蛍光体
含有層(A)の可撓性の低下を招き、また後述の如き感
光性樹脂組成物とした場合には、硬化不良や現像速度の
遅延を招き、エチレン性不飽和化合物(c)の過多は、
コールドフローを招き、また後述の如き感光性樹脂組成
物とした場合には、硬化レジストの剥離速度低下を招い
て好ましくない。
【0014】また、本発明においては、かかる蛍光体含
有層(A)を感光性樹脂組成物層とすることも好まし
く、その場合には更に、光重合開始剤(d)として、ベ
ンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチ
ルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾ
インn−ブチルエーテル、ベンゾインフェニルエーテ
ル、ベンジルジフェニルジスルフィド、ベンジルジメチ
ルケタール、ジベンジル、ジアセチル、アントラキノ
ン、ナフトキノン、3,3’−ジメチル−4−メトキシ
ベンゾフェノン、ベンゾフェノン、4,4’−ビス(ジ
メチルアミノ)ベンゾフェノン、4,4’−ビス(ジエ
チルアミノ)ベンゾフェノン、4,4’−ジエチルアミ
ノベンゾフェノン、ピバロインエチルエーテル、1,1
−ジクロロアセトフェノン、p−t−ブチルジクロロア
セトフェノン、ヘキサアリールイミダゾール二量体、
2,2’−ビス(o−クロロフェニル)4,5,4’,
5’−テトラフェニル)等をベースポリマー(b)とエ
チレン性不飽和化合物(c)との合計量100重量部に
対し0〜20重量部配合することが好ましい。
【0015】蛍光体含有層(A)は、上記の如く(a)
〜(c)または(a)〜(d)からなる層であるが、そ
の厚み(ha)は、蛍光体の含有量やPDPの構造によ
っても異なり一概に言えないが、通常は隔壁側面高さ
(h0)よりも薄いことが好ましく、更にはかかるh
a(μm)とh0(μm)がha/h0=1/20〜15/
20であることが好ましく、特にha/h0=1/20〜
10/20であることが好ましく、かかるha/h0が1
/20未満では焼成後の蛍光体の厚み不足となり、逆に
15/20を越えるとセルの放電時の空間が少なくなり
好ましくない。また、蛍光体の均一分散性、追従性、作
業性等の点でかかる層は予めフィルム状あるいはシート
状に成形されていることが非常に好ましい。
【0016】蛍光体を含有しない層(B)とは、感光性
樹脂組成物層であることが好ましく、かかる感光性樹脂
組成物としては、上述のベースポリマー(b)、エチレ
ン性化合物(c)及び光重合開始剤(d)からなるもの
で、上記と同様の配合量でよく、かかる蛍光体を含有し
ない層(B)は、上記の如く(b)〜(d)からなる層
であるが、その厚み(hb)は、蛍光体の含有量やPD
Pの構造によっても異なり一概に言えないが、通常は上
記のhaと同様、隔壁側面高さ(h0)よりも薄いことが
好ましく、更にはかかるhb(μm)とh0(μm)がh
b/h0=1/20〜15/20であることが好ましく、
特にhb/h0=1/20〜10/20であることが好ま
しく、かかるhb/h0が1/20未満では上記の蛍光体
含有層(A)を隔壁(セル)内に十分に押し込むことが
困難となり、逆に15/20を越えるとパターニング性
が低下して好ましくない。また、かかる層も追従性、作
業性等の点で予めフィルム状あるいはシート状に成形さ
れていることが好ましい。
【0017】更に上記の蛍光体含有層(A)及び蛍光体
を含有しない層(B)には、そのほか、染料(着色、発
色)、密着性付与剤、可塑剤、酸化防止剤、熱重合禁止
剤、溶剤、表面張力改質材、安定剤、連鎖移動剤、消泡
剤、難燃剤などの添加剤も適宜添加することができる。
また、蛍光体含有層(A)及び蛍光体を含有しない層
(B)は、上記の如く予めフィルム化しておくことが好
ましく、具体的には、上記の(a)〜(c)、(a)〜
(d)あるいは(b)〜(d)等の樹脂組成物をポリエ
ステルフイルム、ポリプロピレンフイルム、ポリスチレ
ンフイルムなどのベースフイルム面に塗工した後、その
塗工面の上からポリエチレンフイルム、ポリビニルアル
コール系フイルムなどの保護フイルムを被覆して積層体
として、その後蛍光体の固定に供することが好ましい。
次いで、蛍光体の固定方法について具体的に説明する。
【0018】(蛍光体含有層(A)の形成)上記の蛍光
体含有層(A)を中間層とした積層体のベースフイルム
(ポリエステルフィルム、ポリビニルアルコールフィル
ム、ナイロンフィルム、セルロースフィルム等)と樹脂
組成物層との接着力及び保護フイルムと樹脂組成物層と
の接着力を比較し、接着力の低い方のフイルムを剥離し
てから樹脂組成物層の側を、隔壁(セル)が予め形成さ
れたPDP用基板にホットラミネーター等を用いて蛍光
体含有層(A)を隔壁(セル)中へ押し込むようにし
て、蛍光体含有層(A)を形成する。
【0019】(蛍光体を含有しない層(B)の形成)蛍
光体含有層(A)表面に残されたフィルムを剥がし、そ
の上から蛍光体を含有しない層(B)を中間層とした積
層体を上記の蛍光体を含有しない(B)と同様にホット
ラミネーター等を用いてセル中へ押し込むようにして、
蛍光体含有層(A)を形成する。ここで、PDP用基板
の隔壁(セル)内に蛍光体含有層(A)/蛍光体を含有
しない層(B)の2層が積層・充填される訳であるが、
このときに用いる蛍光体含有層(A)の厚み(ha)と
蛍光体を含有しない層(B)の厚み(hb)との比ha
bは、10/90〜75/25にすることが好まし
い。
【0020】(露光) 蛍光体を含有しない層(B)の
上にパターンマスクを密着させて露光する。この時必要
に応じて、また、蛍光体を含有しない層(B)が粘着性
を有しないときは、蛍光体を含有しない層(B)表面の
フイルムを剥離してからパターンマスクを蛍光体を含有
しない層(B)に直接接触させて露光することもでき
る。露光は、通常紫外線照射により行い、その際の光源
としては、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、カーボンアーク
灯、キセノン灯、メタルハライドランプ、ケミカルラン
プなどが用いられる。紫外線照射後は、必要に応じ加熱
を行って、硬化の完全を図ることもできる。
【0021】(現像) 露光後は、蛍光体を含有しない
層(B)上のフイルムを剥離除去してから現像を行う。
かかる蛍光体を含有しない層(B)は稀アルカリ現像型
の感光性樹脂組成物であるので、露光後の現像は、炭酸
ソーダ、炭酸カリウムなどのアルカリ1〜2重量%程度
の稀薄水溶液を用いて行う。この際有機アルカリ等の現
像液を使用することも可能である。
【0022】(焼成) 上記処理後の隔壁(セル)形成
基板を450〜550℃で焼成を行い、隔壁(セル)内
部に蛍光体を固定する。かくして本発明の方法により、
隔壁(セル)内にに蛍光体を固定することができるので
あるが、フルカラーのPDPを形成するために、赤色、
青色、緑色のそれぞれの蛍光体を含有する層(A)及び
蛍光体を含有しない層(B)を用いて上記の(蛍光体含
有層(A)の形成)〜(現像)を繰り返して、上記の3
色の蛍光体をセル内に充填した後、(焼成)を行うこと
で作製することができる。
【0023】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明
する。なお、例中「部」とあるのは、断りのない限り重
量基準を意味する。
【0024】実施例1 下記の蛍光体(a)65部、下記のベースポリマー
(b)50部、下記のエチレン性不飽和化合物(c)7
5部及び下記処方の光重量開始剤(C)8部を混合し
て、蛍光体含有層(A)に用いる樹脂組成物を調整し
た。蛍光体(a)22S:Eu (発光波長;642nm,粒径;2.2±0.5μm,
比重;5.1)ベースポリマー(b) メチルメタクリレート/メタクリレート/2−エチルヘ
キシルアクリレート/スチレン/アクリル酸/メタクリ
ル酸の共重合割合が重量基準で58/5/11/3/1
/22である共重合体(酸価151.0、ガラス転移点
79.0℃、重量平均分子量8万)
【0025】エチレン性不飽和化合物(c) グルセリントリアクリレート(ダイセルユービーシー社
製、「OTA−480」)12部、エチレンオキサイド
変性フタル酸アクリレート12部、トレメチロールプロ
パントリアクリレート12部
【0026】光重合開始剤(d) ベンゾフェノン/4,4’−ジエチルアミノベンゾフェ
ノン/2,2−ビス(o−クロロフェニル)4,5,
4’,5’−テトラフェニル−1,2’−ビイミダゾー
ルの重量比8/0.15/1の混合物
【0027】次いで、得られた樹脂組成物をギャップ1
0ミルのアプリケーターを用いて厚さ20μmのポリエ
ステルフィルム上に塗工し、室温で1分30秒放置した
後、60℃、90℃、110℃のオーブンでそれぞれ3
分間ずつ乾燥して、厚さ(ha)40μmの蛍光体含有
層(A)を作製した。(ただし保護フイルムは設けてい
ない)。また、上記の(b)〜(d)成分を用いて、蛍
光体含有層(A)と同様に厚さ(hb)30μmの蛍光
体を含有しない層(B)を作製した。(ただし保護フイ
ルムは設けていない)。得られた蛍光体含有層(A)及
び蛍光体を含有しない層(B)の積層体を用いて、以下
の要領で蛍光体の固定を行った。
【0028】(蛍光体含有層(A)及び蛍光体を含有し
ない層(B)の形成) オーブンで60℃に予熱した隔
壁(高さ(h0)100μm、幅80μm、スリット1
50μmのストライプパターン)が形成されたPDP基
板(200mm×200mm×2mm)に、上記の蛍光
体含有層(A)(積層フィルム)をラミネートロール温
度100℃、ロール圧3kg/cm2、ラミネート速度
1.0m/secの条件でラミネートした後、ポリエス
テルフィルムを剥がし、その上より同様に蛍光体を含有
しない層(B)(積層フィルム)をラミネートして、蛍
光体含有層(A)及び蛍光体を含有しない層(B)を形
成した。(ha/hb=40/30)
【0029】(露光,現像) 次いで、蛍光体を含有し
ない層(B)表面のポリエステルフイルムの上に、隔壁
(セル)の内側(隔壁上部以外)が露光されるように、
全面にパターンを乗せて、オーク製作所製の露光機HM
W−532Dにて3kw超高圧水銀灯で80mjにて露
光した。露光後15分間のホールドタイムを取った後、
1%Na2CO3水溶液、30℃で、最少現像時間の1.
5倍の時間で現像した。
【0030】(焼成) 現像後に焼成炉に入れて、約5
50℃に昇温させて、蛍光体含有層(A)及び蛍光体を
含有しない層(B)中の樹脂分を焼失させ、蛍光体を隔
壁(セル)内に固定させた。得られた蛍光体が固定され
た隔壁基板について、ストライプパターンと垂直方向に
該基板を切断して、断面の蛍光体の固定状態をSEM
(走査型電子顕微鏡)で観察すると、図1の模式図に示
される如くセル壁面上部より底に至るまで蛍光体が効率
よく、均一に固定されていた。
【0031】実施例2 実施例1において、蛍光体含有層(A)中の光重合開始
剤(d)を省略した以外は同様に行って、同様に蛍光体
の固定状態を観察したが、実施例1と同様の良好な結果
が得られた。
【0032】実施例3 実施例1において、蛍光体含有層(A)の厚み(ha
を20μmとし、蛍光体を含有しない層(B)の厚み
(hb)を50μmとした(ha/hb=20/50)以
外は同様に行って、同様に蛍光体の固定状態を観察した
が、実施例1と同様の良好な結果が得られた。
【0033】比較例1 実施例1において、蛍光体を含有しない層(B)を省略
した以外は、同様に行って、同様に蛍光体の固定状態を
観察したが、図2に示されるが如く不均一な固定状態で
あった。
【0034】
【発明の効果】本発明の蛍光体の固定方法は、蛍光体含
有層と蛍光体を含有しない(感光性樹脂)層を隔壁(セ
ル)内に充填されるように形成しているため、隔壁(セ
ル)内への追従性に優れ、隔壁(セル)の側壁や底部に
蛍光体を効率よく、均一に固定することができ、PDP
等の蛍光体形成用途に大変有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 隔壁(セル)断面の蛍光体の良好な固定状態
をSEM(走査型電子顕微鏡)で観察した時の蛍光体の
分布状態を表す模式図
【図2】 隔壁(セル)断面の蛍光体の不良な固定状態
をSEM(走査型電子顕微鏡)で観察した時の蛍光体の
分布状態を表す模式図
【符号の説明】
1.蛍光体の分布 2.隔壁(セル)側壁 3.隔壁(セル)底部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラズマディスプレイパネルの隔壁(セ
    ル)内に蛍光体を固定するにあたり、該隔壁(セル)内
    に蛍光体含有層(A)および蛍光体を含有しない層
    (B)を設けた後、焼成することを特徴とする蛍光体の
    固定方法。
  2. 【請求項2】 該隔壁(セル)内に蛍光体含有層(A)
    を設けた後、次いで蛍光体を含有しない層(B)を設け
    ることを特徴とする請求項1記載の蛍光体の固定方法。
  3. 【請求項3】 蛍光体含有層(A)の厚さ(ha)およ
    び/または蛍光体を含有しない層(B)の厚さ(hb
    が隔壁側面高さ(h0)よりも薄いことを特徴とする請
    求項1または2記載の蛍光体の固定方法。
  4. 【請求項4】 蛍光体含有層(A)の厚さ(ha)また
    は蛍光体を含有しない層(B)の厚さ(hb)と隔壁側
    面高さ(h0)が、haまたはhb(μm)/h0(μm)
    =1/20〜15/20を満足することを特徴とする請
    求項3記載の蛍光体の固定方法。
  5. 【請求項5】 蛍光体含有層(A)がベースポリマー、
    エチレン性不飽和化合物、蛍光体を含有し、かつ蛍光体
    の含有量がベースポリマーとエチレン性化合物の合計量
    100重量部に対して1〜800重量部であることを特
    徴とする請求項1〜4いずれか記載の蛍光体の固定方
    法。
  6. 【請求項6】 蛍光体含有層(A)がベースポリマー、
    エチレン性不飽和化合物、重合開始剤、蛍光体を含有
    し、かつ蛍光体の含有量がベースポリマーとエチレン性
    化合物の合計量100重量部に対して1〜800重量部
    であることを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の蛍
    光体の固定方法。
  7. 【請求項7】 蛍光体を含有しない層(B)がベースポ
    リマー、エチレン性不飽和化合物、重合開始剤からなる
    感光性樹脂組成物層であることを特徴とする請求項1〜
    6いずれか記載の蛍光体の固定方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7に記載のいずれかの方法を
    3回繰り返し、R(赤),G(緑),B(青)3色の蛍
    光体を固定することを特徴とする蛍光体の固定方法。
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