JPH10296633A - 研削盤の研削液供給装置 - Google Patents
研削盤の研削液供給装置Info
- Publication number
- JPH10296633A JPH10296633A JP11214597A JP11214597A JPH10296633A JP H10296633 A JPH10296633 A JP H10296633A JP 11214597 A JP11214597 A JP 11214597A JP 11214597 A JP11214597 A JP 11214597A JP H10296633 A JPH10296633 A JP H10296633A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grinding
- grinding fluid
- injection port
- grindstone
- fluid supply
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ねじ状の砥石のまわりにできる空気層を確実
に遮断して加工部位に安定的に研削液を供給する。 【解決手段】 砥石8による加工部位よりも上流側に、
砥石軸心Qと平行なパイプ状の研削液供給ノズル19を
設ける。研削液供給ノズル19には、加工部位に向けて
研削液を帯状に噴射する第1の噴射口20と、加工部位
よりも上流側の砥石軸心方向Qに向けて研削液を帯状に
噴射する第2の噴射口21とを形成する。第2の噴射口
21は、研削液供給ノズル19の長手方向に複数の円形
穴21aを一直線状に並設したものとする。第2の噴射
口21全体として帯状に形成される研削液の流れFによ
って砥石8のまわりの空気層22を遮断する。
に遮断して加工部位に安定的に研削液を供給する。 【解決手段】 砥石8による加工部位よりも上流側に、
砥石軸心Qと平行なパイプ状の研削液供給ノズル19を
設ける。研削液供給ノズル19には、加工部位に向けて
研削液を帯状に噴射する第1の噴射口20と、加工部位
よりも上流側の砥石軸心方向Qに向けて研削液を帯状に
噴射する第2の噴射口21とを形成する。第2の噴射口
21は、研削液供給ノズル19の長手方向に複数の円形
穴21aを一直線状に並設したものとする。第2の噴射
口21全体として帯状に形成される研削液の流れFによ
って砥石8のまわりの空気層22を遮断する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は研削盤の研削液供給
装置に関し、特に単純円筒ではない被加工歯車にねじ状
の砥石で研削加工を施す歯車研削にあたって、砥石の回
転に伴ってその砥石表面にできる空気層に邪魔されずに
加工部位に安定的に研削液を供給できるようにした研削
液供給装置に関する。
装置に関し、特に単純円筒ではない被加工歯車にねじ状
の砥石で研削加工を施す歯車研削にあたって、砥石の回
転に伴ってその砥石表面にできる空気層に邪魔されずに
加工部位に安定的に研削液を供給できるようにした研削
液供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】研削盤による円筒研削に際しては、高速
で回転する砥石(例えば2,000m/min以上)と
ワークとの接触部すなわち加工部位に対して、研削熱の
冷却や潤滑等を目的として研削液(クーラント)を供給
することが行われるが、砥石の外周面ではその砥石とと
もに回転する空気層の発生が不可避であり、そのために
実際の加工部位に研削液が供給されにくいという傾向が
ある。
で回転する砥石(例えば2,000m/min以上)と
ワークとの接触部すなわち加工部位に対して、研削熱の
冷却や潤滑等を目的として研削液(クーラント)を供給
することが行われるが、砥石の外周面ではその砥石とと
もに回転する空気層の発生が不可避であり、そのために
実際の加工部位に研削液が供給されにくいという傾向が
ある。
【0003】そこで、研削液の供給効率の改善を目的と
して、例えば特開平6−32043号公報に示されてい
るように巻き付けノズルと称されるものが使用されてい
る。これは、図8に示すように、研削液を供給するため
のノズル本体31の先端に遮蔽板32を延設して、これ
を砥石33に接触する直前まで近接させることにより、
回転する砥石33のまわりにできる空気層34の連続性
を遮断しようとするもので、その結果として、砥石33
の回転方向においてその遮蔽板32の下流側では負圧が
発生するために研削液が砥石33に巻き付くようにな
り、その下流側の加工部位にスムーズに研削液が供給さ
れることになる。35はワークである。
して、例えば特開平6−32043号公報に示されてい
るように巻き付けノズルと称されるものが使用されてい
る。これは、図8に示すように、研削液を供給するため
のノズル本体31の先端に遮蔽板32を延設して、これ
を砥石33に接触する直前まで近接させることにより、
回転する砥石33のまわりにできる空気層34の連続性
を遮断しようとするもので、その結果として、砥石33
の回転方向においてその遮蔽板32の下流側では負圧が
発生するために研削液が砥石33に巻き付くようにな
り、その下流側の加工部位にスムーズに研削液が供給さ
れることになる。35はワークである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の巻き付けノズル
は、円筒研削盤のように砥石形状が完全な円筒面を有し
ていてその砥石33とワーク35との接触部が直線状に
なるような場合には効果的ではあっても、歯車研削盤の
ように加工部位に凹凸がある場合にはその効果が必ずし
も十分ではない。
は、円筒研削盤のように砥石形状が完全な円筒面を有し
ていてその砥石33とワーク35との接触部が直線状に
なるような場合には効果的ではあっても、歯車研削盤の
ように加工部位に凹凸がある場合にはその効果が必ずし
も十分ではない。
【0005】より具体的には、図9に示すように、1条
のねじ状の砥石36と被加工歯車37とを噛み合わせた
状態で、砥石36の1回転Pにつき被加工歯車37の1
歯分θの割合で両者を同期回転させながら研削を行う歯
車研削では、砥石36と被加工歯車37との接触部が凹
凸形状となると同時にねじ状の溝位置が常に移動するこ
とになるため、そのねじ溝に相当する部分では上記の空
気層を遮断することができず、研削液の供給が不十分と
なる。
のねじ状の砥石36と被加工歯車37とを噛み合わせた
状態で、砥石36の1回転Pにつき被加工歯車37の1
歯分θの割合で両者を同期回転させながら研削を行う歯
車研削では、砥石36と被加工歯車37との接触部が凹
凸形状となると同時にねじ状の溝位置が常に移動するこ
とになるため、そのねじ溝に相当する部分では上記の空
気層を遮断することができず、研削液の供給が不十分と
なる。
【0006】一方、図10に示すように、歯車状のワー
ク38の加工部位に対して砥石回転方向Bの上流側およ
び下流側の双方に設けた研削液供給ノズル39,40か
ら研削液を噴射するとともに、下流側の研削液供給ノズ
ル40から分岐形成した砥石洗浄ノズル41にて砥石4
2に向けて研削液を噴射して、その砥石42に付着した
切粉を積極的に除去するようにした技術も提案されてい
る(実開平5−63760号公報参照)。
ク38の加工部位に対して砥石回転方向Bの上流側およ
び下流側の双方に設けた研削液供給ノズル39,40か
ら研削液を噴射するとともに、下流側の研削液供給ノズ
ル40から分岐形成した砥石洗浄ノズル41にて砥石4
2に向けて研削液を噴射して、その砥石42に付着した
切粉を積極的に除去するようにした技術も提案されてい
る(実開平5−63760号公報参照)。
【0007】この場合には、砥石42の目詰まりによる
研削焼け防止効果とともに加工部位における研削液供給
効果も改善されるものの、前述したねじ状の砥石の特殊
性であるねじ溝に相当する部分での空気層の遮断が不可
能であるばかりでなく、遮蔽板43と複数のノズル3
9,40,41とを併用するためにその構造が著しく複
雑になるという問題がある。
研削焼け防止効果とともに加工部位における研削液供給
効果も改善されるものの、前述したねじ状の砥石の特殊
性であるねじ溝に相当する部分での空気層の遮断が不可
能であるばかりでなく、遮蔽板43と複数のノズル3
9,40,41とを併用するためにその構造が著しく複
雑になるという問題がある。
【0008】本発明は以上のような課題に着目してなさ
れたもので、とりわけ歯車研削のように加工部位が凹凸
形状となる場合であっても、砥石形状に影響されること
なく砥石のまわりにできる空気層を遮断して、その加工
部位に安定して研削液を供給できるようにした構造を提
供しようとするものである。
れたもので、とりわけ歯車研削のように加工部位が凹凸
形状となる場合であっても、砥石形状に影響されること
なく砥石のまわりにできる空気層を遮断して、その加工
部位に安定して研削液を供給できるようにした構造を提
供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、回転する砥石とワークとの接触部となる加工部位に
研削液を供給する装置であって、砥石の回転方向におい
て該砥石による加工部位よりも上流側にその砥石の軸心
と平行なパイプ状の研削液供給ノズルを設け、この研削
液供給ノズルには、前記加工部位に向けて研削液を噴射
する第1の噴射口と、砥石外周面のうち前記加工部位よ
りも上流側のほぼ砥石軸心方向に向けて研削液を帯状に
噴射する第2の噴射口とを形成したことを特徴としてい
る。
は、回転する砥石とワークとの接触部となる加工部位に
研削液を供給する装置であって、砥石の回転方向におい
て該砥石による加工部位よりも上流側にその砥石の軸心
と平行なパイプ状の研削液供給ノズルを設け、この研削
液供給ノズルには、前記加工部位に向けて研削液を噴射
する第1の噴射口と、砥石外周面のうち前記加工部位よ
りも上流側のほぼ砥石軸心方向に向けて研削液を帯状に
噴射する第2の噴射口とを形成したことを特徴としてい
る。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明における第2の噴射口から噴射される研削液の帯
状の噴射幅は砥石の幅寸法よりも大きく設定されている
ことを特徴としている。
の発明における第2の噴射口から噴射される研削液の帯
状の噴射幅は砥石の幅寸法よりも大きく設定されている
ことを特徴としている。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明における少なくとも第2の噴射口は、研
削液供給ノズルの長手方向に沿って複数の円形穴を一直
線状に並設したものであることを特徴としている。
2に記載の発明における少なくとも第2の噴射口は、研
削液供給ノズルの長手方向に沿って複数の円形穴を一直
線状に並設したものであることを特徴としている。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明における少なくとも第2の噴射口は、研
削液供給ノズルの長手方向に沿って複数の楕円形の穴を
一直線状に並設するとともに、各穴の長径をノズル自体
の軸心に対して所定角度傾斜させることにより、各穴か
ら噴射される研削液の噴射幅が相互にオーバーラップす
るように設定されていることを特徴としている。
2に記載の発明における少なくとも第2の噴射口は、研
削液供給ノズルの長手方向に沿って複数の楕円形の穴を
一直線状に並設するとともに、各穴の長径をノズル自体
の軸心に対して所定角度傾斜させることにより、各穴か
ら噴射される研削液の噴射幅が相互にオーバーラップす
るように設定されていることを特徴としている。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明における少なくとも第2の噴射口は、研
削液供給ノズルの長手方向に沿って単一のスリットを形
成したものであることを特徴としている。
2に記載の発明における少なくとも第2の噴射口は、研
削液供給ノズルの長手方向に沿って単一のスリットを形
成したものであることを特徴としている。
【0014】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の
いずれかに記載の発明において、第2の噴射口から噴射
された研削液が砥石外周面に衝突するときの速度をV
a、この速度Vaが少なくとも砥石周速と同等となると
きの研削液供給用のポンプ圧P0をP0=(10/2g)
Vaとして、 0.6(10/2g)Va≦P0≦1.4(10/2g)
Va (ただし、gは重力加速度(m/s2))に設定されて
いることを特徴としている。
いずれかに記載の発明において、第2の噴射口から噴射
された研削液が砥石外周面に衝突するときの速度をV
a、この速度Vaが少なくとも砥石周速と同等となると
きの研削液供給用のポンプ圧P0をP0=(10/2g)
Vaとして、 0.6(10/2g)Va≦P0≦1.4(10/2g)
Va (ただし、gは重力加速度(m/s2))に設定されて
いることを特徴としている。
【0015】したがって、請求項1,2に記載の発明で
は、第2の噴射口から噴射される帯状の研削液の流れが
エアカーテンの如き機能を発揮し、砥石表面に凹凸があ
ってもそれに忠実に追従して、凹部であるか凸部である
かにかかわらず砥石のまわりにできる空気層を遮断す
る。これにより、その下流側には負圧域が形成され、第
2の噴射口からの研削液の噴射部位よりも下流側に向け
て第1の噴射口から噴射される研削液は砥石外周面に巻
き付くようなかたちとなって、加工部位に確実かつ安定
的に供給される。
は、第2の噴射口から噴射される帯状の研削液の流れが
エアカーテンの如き機能を発揮し、砥石表面に凹凸があ
ってもそれに忠実に追従して、凹部であるか凸部である
かにかかわらず砥石のまわりにできる空気層を遮断す
る。これにより、その下流側には負圧域が形成され、第
2の噴射口からの研削液の噴射部位よりも下流側に向け
て第1の噴射口から噴射される研削液は砥石外周面に巻
き付くようなかたちとなって、加工部位に確実かつ安定
的に供給される。
【0016】そして、請求項3に記載の発明では、少な
くとも第2の噴射口では、一直線状に並設した各円形穴
から噴射された研削液がその噴射直後に広がることによ
って相互にオーバーラップするようになって、結果的に
は全体としてエアカーテンの如き帯状の研削液の流れが
形成される。
くとも第2の噴射口では、一直線状に並設した各円形穴
から噴射された研削液がその噴射直後に広がることによ
って相互にオーバーラップするようになって、結果的に
は全体としてエアカーテンの如き帯状の研削液の流れが
形成される。
【0017】請求項4に記載の発明では、上記の円形穴
に代えて、研削液供給ノズルの軸心に対して長径を所定
角度傾斜させた楕円形の穴を一直線状に並設してあるた
め、各穴から噴射される研削液の噴射幅がより確実にオ
ーバーラップするようになり、厚みのある帯状の研削液
の流れが形成される。
に代えて、研削液供給ノズルの軸心に対して長径を所定
角度傾斜させた楕円形の穴を一直線状に並設してあるた
め、各穴から噴射される研削液の噴射幅がより確実にオ
ーバーラップするようになり、厚みのある帯状の研削液
の流れが形成される。
【0018】請求項5に記載の発明では、実質的にスリ
ットの形状が帯状の研削液の流れの断面形状に相当する
ことから、上記と同様に帯状の研削液の流れが形成され
る。
ットの形状が帯状の研削液の流れの断面形状に相当する
ことから、上記と同様に帯状の研削液の流れが形成され
る。
【0019】請求項6に記載の発明では、第2の噴射口
によって形成されるエアカーテンの如き帯状の研削液の
流れは、砥石のまわりにできる空気層を遮ることを目的
とするものであるから、その研削液の流れが砥石に衝突
するときの流速は砥石周速よりも大きいことが理想であ
る。しかしながら、加工条件の変更等も予想されること
から、この点を考慮すると、理想流速を得るのに必要な
研削液供給用のポンプ圧をP0とした場合に、実際のポ
ンプ圧は0.6P0〜1.4P0の範囲にあれば初期の目的
を達成することができる。
によって形成されるエアカーテンの如き帯状の研削液の
流れは、砥石のまわりにできる空気層を遮ることを目的
とするものであるから、その研削液の流れが砥石に衝突
するときの流速は砥石周速よりも大きいことが理想であ
る。しかしながら、加工条件の変更等も予想されること
から、この点を考慮すると、理想流速を得るのに必要な
研削液供給用のポンプ圧をP0とした場合に、実際のポ
ンプ圧は0.6P0〜1.4P0の範囲にあれば初期の目的
を達成することができる。
【0020】ここで、ポンプ圧が0.6P0未満となる
と、砥石の目詰まりが発生しやすくなるとともに、冷却
効果の低下に伴い加工面に研削焼けが発生することとな
り、逆に1.4P0を越えると、砥石そのものを傷めやす
くなるばかりでなく、目的とする効果そのものが飽和し
てしまうために不経済となる。
と、砥石の目詰まりが発生しやすくなるとともに、冷却
効果の低下に伴い加工面に研削焼けが発生することとな
り、逆に1.4P0を越えると、砥石そのものを傷めやす
くなるばかりでなく、目的とする効果そのものが飽和し
てしまうために不経済となる。
【0021】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、砥石の
回転方向において該砥石による加工部位よりも上流側
に、その砥石の軸心と平行なパイプ状の研削液供給ノズ
ルを設け、この研削液供給ノズルには、前記加工部位に
向けて研削液を噴射する第1の噴射口と、砥石外周面の
うち前記加工部位よりも上流側の砥石軸心方向に向けて
実質的に該砥石軸心と平行に研削液を帯状に噴射する第
2の噴射口とを形成したことから、第2の噴射口から噴
射される帯状の研削液の流れがエアカーテンの如き機能
を発揮し、砥石表面に凹凸があってもそれに忠実に追従
して砥石のまわりにできる空気層を遮断することができ
る。その結果、簡単な構造でありながら、第2の噴射口
からの研削液の噴射部位よりも下流側に向けて第1の噴
射口から噴射される研削液は加工部位に確実に供給さ
れ、砥石形状やワーク形状に影響されることなく加工部
位に安定的に研削液を供給できる効果があり、特に歯車
研削の場合に好適なものとなる。
回転方向において該砥石による加工部位よりも上流側
に、その砥石の軸心と平行なパイプ状の研削液供給ノズ
ルを設け、この研削液供給ノズルには、前記加工部位に
向けて研削液を噴射する第1の噴射口と、砥石外周面の
うち前記加工部位よりも上流側の砥石軸心方向に向けて
実質的に該砥石軸心と平行に研削液を帯状に噴射する第
2の噴射口とを形成したことから、第2の噴射口から噴
射される帯状の研削液の流れがエアカーテンの如き機能
を発揮し、砥石表面に凹凸があってもそれに忠実に追従
して砥石のまわりにできる空気層を遮断することができ
る。その結果、簡単な構造でありながら、第2の噴射口
からの研削液の噴射部位よりも下流側に向けて第1の噴
射口から噴射される研削液は加工部位に確実に供給さ
れ、砥石形状やワーク形状に影響されることなく加工部
位に安定的に研削液を供給できる効果があり、特に歯車
研削の場合に好適なものとなる。
【0022】また、請求項2に記載の発明のように、第
2の噴射口から噴射される研削液の帯状の噴射幅を砥石
の幅寸法よりも大きく設定することにより、上記の空気
層の遮断効果ひいては研削液の安定供給効果が顕著とな
る。
2の噴射口から噴射される研削液の帯状の噴射幅を砥石
の幅寸法よりも大きく設定することにより、上記の空気
層の遮断効果ひいては研削液の安定供給効果が顕著とな
る。
【0023】請求項3に記載の発明によれば、少なくと
も第2の噴射口の具体的構成として、研削液供給ノズル
の長手方向に沿って複数の円形穴を一直線状に並設した
ものであることから、その第2の噴射口では、一直線状
に並設した各円形穴から噴射された研削液がその噴射直
後に広がることによって相互にオーバーラップしてエア
カーテンの如き帯状の研削液の流れが形成されることに
なり、請求項1または2に記載の発明と同様の効果に加
えて、砥石形状を問わずその砥石のまわりにできる空気
層を確実に遮断できる効果がある。
も第2の噴射口の具体的構成として、研削液供給ノズル
の長手方向に沿って複数の円形穴を一直線状に並設した
ものであることから、その第2の噴射口では、一直線状
に並設した各円形穴から噴射された研削液がその噴射直
後に広がることによって相互にオーバーラップしてエア
カーテンの如き帯状の研削液の流れが形成されることに
なり、請求項1または2に記載の発明と同様の効果に加
えて、砥石形状を問わずその砥石のまわりにできる空気
層を確実に遮断できる効果がある。
【0024】請求項4に記載の発明によれば、少なくと
も第2の噴射口の具体的構成として、研削液供給ノズル
の長手方向に沿って複数の楕円形の穴を一直線状に並設
するとともに、各穴の長径をノズル自体の軸心に対して
所定角度傾斜させることにより、各穴から噴射される研
削液の噴射幅が相互にオーバーラップするように設定し
たことから、その第2の噴射口を形成している各穴から
噴射される研削液の噴射幅がより確実にオーバーラップ
して厚みのある帯状の研削液の流れが形成されるように
なり、請求項1または2に記載の発明と同様の効果に加
えて、上記の砥石のまわりにできる空気層の遮断効果が
一段と顕著となる効果がある。
も第2の噴射口の具体的構成として、研削液供給ノズル
の長手方向に沿って複数の楕円形の穴を一直線状に並設
するとともに、各穴の長径をノズル自体の軸心に対して
所定角度傾斜させることにより、各穴から噴射される研
削液の噴射幅が相互にオーバーラップするように設定し
たことから、その第2の噴射口を形成している各穴から
噴射される研削液の噴射幅がより確実にオーバーラップ
して厚みのある帯状の研削液の流れが形成されるように
なり、請求項1または2に記載の発明と同様の効果に加
えて、上記の砥石のまわりにできる空気層の遮断効果が
一段と顕著となる効果がある。
【0025】請求項5に記載の発明によれば、少なくと
も第2の噴射口の具体的構成として、研削液供給ノズル
の長手方向に沿ってスリットを形成したものであること
から、実質的にスリットの形状が帯状の研削液の流れの
断面形状に相当している故に、請求項1または2に記載
の発明と同様の効果に加えて、その第2の噴射口におけ
る帯状の研削液の流れを容易に形成することができると
ともに、上記と同様に砥石のまわりにできる空気層の遮
断効果が一段と顕著となる効果がある。
も第2の噴射口の具体的構成として、研削液供給ノズル
の長手方向に沿ってスリットを形成したものであること
から、実質的にスリットの形状が帯状の研削液の流れの
断面形状に相当している故に、請求項1または2に記載
の発明と同様の効果に加えて、その第2の噴射口におけ
る帯状の研削液の流れを容易に形成することができると
ともに、上記と同様に砥石のまわりにできる空気層の遮
断効果が一段と顕著となる効果がある。
【0026】請求項6に記載の発明によれば、研削液供
給ノズルの第2の噴射口から噴射された研削液が砥石外
周面に衝突するときの速度をVa、この速度Vaが少な
くとも砥石周速と同等となるときの研削液供給用のポン
プ圧P0をP0=(10/2g)Vaとして、これらVa
とP0との関係を特定の範囲に限定したことから、請求
項1〜5のいずれかに記載の発明と同様の効果に加え
て、加工条件の変更等があったとしても砥石のまわりに
できる空気層を遮断して加工部位に確実かつ安定的に研
削液を供給できる効果がある。
給ノズルの第2の噴射口から噴射された研削液が砥石外
周面に衝突するときの速度をVa、この速度Vaが少な
くとも砥石周速と同等となるときの研削液供給用のポン
プ圧P0をP0=(10/2g)Vaとして、これらVa
とP0との関係を特定の範囲に限定したことから、請求
項1〜5のいずれかに記載の発明と同様の効果に加え
て、加工条件の変更等があったとしても砥石のまわりに
できる空気層を遮断して加工部位に確実かつ安定的に研
削液を供給できる効果がある。
【0027】
【発明の実施の形態】図1〜図4は本発明の好ましい実
施の形態を示す図であって、歯車研削盤に適用した例を
示している。
施の形態を示す図であって、歯車研削盤に適用した例を
示している。
【0028】最初に歯車研削盤の基本構成を説明する
と、図4に示すように、ベッド1の上には、Y方向にス
ライド可能なスライドテーブル2と、X方向にスライド
可能なスライドテーブル3とが配置されており、さらに
スライドテーブル3の上には砥石整形装置4とともにス
ピンドルユニット5が搭載されており、これらの各要素
3,4,5により砥石台6が形成されている。スピンド
ルユニット5は、モータ7によって回転駆動されるスピ
ンドルの先端に後述するように1条ねじタイプの砥石8
が装着されている。なお、9はスライドテーブル2に送
りを与えるためのモータ、10は同じくスライドテーブ
ル3に送りを与えるためのモータである。
と、図4に示すように、ベッド1の上には、Y方向にス
ライド可能なスライドテーブル2と、X方向にスライド
可能なスライドテーブル3とが配置されており、さらに
スライドテーブル3の上には砥石整形装置4とともにス
ピンドルユニット5が搭載されており、これらの各要素
3,4,5により砥石台6が形成されている。スピンド
ルユニット5は、モータ7によって回転駆動されるスピ
ンドルの先端に後述するように1条ねじタイプの砥石8
が装着されている。なお、9はスライドテーブル2に送
りを与えるためのモータ、10は同じくスライドテーブ
ル3に送りを与えるためのモータである。
【0029】一方、ベッド1と一体のコラム11にはベ
ース13と一体型のA方向に回転可能な旋回テーブル1
2が配置されているとともに、この旋回テーブル12の
ベース13には上下方向(Z方向)にスライド可能なス
ピンドルユニット15がテールストック14とともに搭
載されている。このスピンドルユニット15はモータ1
6によって回転駆動されるスピンドルを備えており、そ
のスピンドル単独でワークとしてのはすば歯車等の被加
工歯車Wを片持ち支持するか、もしくはテールストック
14との協働によりワークである被加工歯車Wを両持ち
支持するものである。なお、17は旋回テーブル12を
回転させるためのモータ、18はスピンドルユニット1
5に送りを与えるためのモータである。
ース13と一体型のA方向に回転可能な旋回テーブル1
2が配置されているとともに、この旋回テーブル12の
ベース13には上下方向(Z方向)にスライド可能なス
ピンドルユニット15がテールストック14とともに搭
載されている。このスピンドルユニット15はモータ1
6によって回転駆動されるスピンドルを備えており、そ
のスピンドル単独でワークとしてのはすば歯車等の被加
工歯車Wを片持ち支持するか、もしくはテールストック
14との協働によりワークである被加工歯車Wを両持ち
支持するものである。なお、17は旋回テーブル12を
回転させるためのモータ、18はスピンドルユニット1
5に送りを与えるためのモータである。
【0030】そして、この研削盤による加工形態として
は、図4のほか図1,2に示すように、ねじ状の砥石8
と被加工歯車Wとを噛み合わせた状態で、その砥石1回
転Pにつき被加工歯車Wの1歯分θの割合で両者を同期
回転駆動することにより、被加工歯車Wの歯面に研削が
施されるものである。
は、図4のほか図1,2に示すように、ねじ状の砥石8
と被加工歯車Wとを噛み合わせた状態で、その砥石1回
転Pにつき被加工歯車Wの1歯分θの割合で両者を同期
回転駆動することにより、被加工歯車Wの歯面に研削が
施されるものである。
【0031】図1,2に示すように、前記砥石8の近傍
には、その砥石8と被加工歯車Wとの接触部となる加工
部位に研削液を供給するために、一端が閉塞されたパイ
プ状の研削液供給ノズル19が配置されている。この研
削液供給ノズル19は、砥石8の回転方向Bにおいて加
工部位よりも上流側に位置するように砥石軸心Qと平行
に配置されているとともに、研削液供給ノズル19の円
周方向の一部には第1の噴射口20と第2の噴射口21
とが隣接して形成されている。そして、研削液供給時に
は、第1,第2の噴射口20,21から同時にそれぞれ
の方向に研削液が噴射されるようになっている。
には、その砥石8と被加工歯車Wとの接触部となる加工
部位に研削液を供給するために、一端が閉塞されたパイ
プ状の研削液供給ノズル19が配置されている。この研
削液供給ノズル19は、砥石8の回転方向Bにおいて加
工部位よりも上流側に位置するように砥石軸心Qと平行
に配置されているとともに、研削液供給ノズル19の円
周方向の一部には第1の噴射口20と第2の噴射口21
とが隣接して形成されている。そして、研削液供給時に
は、第1,第2の噴射口20,21から同時にそれぞれ
の方向に研削液が噴射されるようになっている。
【0032】これら第1,第2の噴射口20,21は、
図3に示すように、いずれも研削液供給ノズル19の軸
心方向に沿って多数の円形穴20aもしくは21aを等
ピッチで一直線状に形成したものであって、各円形穴2
0aもしくは21aの配列長さEは砥石8の幅寸法bよ
りも十分に大きく設定されているとともに、第1の噴射
口20を形成している各円形穴20aが砥石8と被加工
歯車Wとの接触部である加工部位を指向しているのに対
して、第2の噴射口21を形成している各円形穴21a
は砥石8の外周面のうち加工部位よりも上流側すなわち
おおよそ砥石8の軸心Qを指向している。これは、第1
の噴射口20からの研削液の噴射が研削熱の冷却と潤滑
とを目的としているのに対して、第2の噴射口21から
の研削液の噴射は、砥石8の回転に伴ってそのまわりに
できる空気層22を遮断するべく従来の遮蔽板と同等の
機能を持たせようとしていることに基づく。
図3に示すように、いずれも研削液供給ノズル19の軸
心方向に沿って多数の円形穴20aもしくは21aを等
ピッチで一直線状に形成したものであって、各円形穴2
0aもしくは21aの配列長さEは砥石8の幅寸法bよ
りも十分に大きく設定されているとともに、第1の噴射
口20を形成している各円形穴20aが砥石8と被加工
歯車Wとの接触部である加工部位を指向しているのに対
して、第2の噴射口21を形成している各円形穴21a
は砥石8の外周面のうち加工部位よりも上流側すなわち
おおよそ砥石8の軸心Qを指向している。これは、第1
の噴射口20からの研削液の噴射が研削熱の冷却と潤滑
とを目的としているのに対して、第2の噴射口21から
の研削液の噴射は、砥石8の回転に伴ってそのまわりに
できる空気層22を遮断するべく従来の遮蔽板と同等の
機能を持たせようとしていることに基づく。
【0033】ここで、砥石8が例えば周速2,000m
/minで回転している場合、少なくとも第2の噴射口
21からの研削液の噴射圧は50〜70kgf/cm2
程度であることが望ましく、この条件を満たそうとする
と、第2の噴射口21と砥石8の外周面との間の距離a
は20mm、第2の噴射口21を形成している各円形穴
21aの直径dは1〜1.5mm、円形穴21a,21
a同士のピッチP1は円形穴21aの直径dの2倍の寸
法とほぼ等しいことが望ましい。
/minで回転している場合、少なくとも第2の噴射口
21からの研削液の噴射圧は50〜70kgf/cm2
程度であることが望ましく、この条件を満たそうとする
と、第2の噴射口21と砥石8の外周面との間の距離a
は20mm、第2の噴射口21を形成している各円形穴
21aの直径dは1〜1.5mm、円形穴21a,21
a同士のピッチP1は円形穴21aの直径dの2倍の寸
法とほぼ等しいことが望ましい。
【0034】したがって、本実施の形態によれば、研削
加工の開始とともに、高速で回転するねじ状の砥石8の
まわりには、その砥石8とともに回転しつつこれを取り
巻くかたちで空気層22が生成される。そして、研削液
供給ノズル19に研削液を供給すると、前述したように
第1,第2の噴射口20,21から研削液が同時に噴射
される。この時、図3に示すように、特に第2の噴射口
21を形成している各円形穴21aから噴射された研削
液は噴射後に直ちに横方向に広がってその噴射幅が相互
にオーバーラップするかたちとなり、エアカーテンの如
く砥石8の幅寸法bよりも十分に大きな帯状の研削液の
流れFが形成される。
加工の開始とともに、高速で回転するねじ状の砥石8の
まわりには、その砥石8とともに回転しつつこれを取り
巻くかたちで空気層22が生成される。そして、研削液
供給ノズル19に研削液を供給すると、前述したように
第1,第2の噴射口20,21から研削液が同時に噴射
される。この時、図3に示すように、特に第2の噴射口
21を形成している各円形穴21aから噴射された研削
液は噴射後に直ちに横方向に広がってその噴射幅が相互
にオーバーラップするかたちとなり、エアカーテンの如
く砥石8の幅寸法bよりも十分に大きな帯状の研削液の
流れFが形成される。
【0035】この帯状の研削液の流れFは、表面が凹凸
形状をなしているねじ状の砥石8に対して法線方向から
砥石8の外周面に衝突し、その凹凸形状に忠実に追従し
て前述した砥石8のまわりの空気層22の連続性を遮断
する。そのために、帯状の研削液の流れFの下流側には
負圧域が形成され、第1の噴射口20から噴射された同
じく帯状の研削液Lは砥石8の外周面に巻き付くような
かたちで加工部位にスムーズに供給され、研削液本来の
冷却および潤滑作用を発揮する。
形状をなしているねじ状の砥石8に対して法線方向から
砥石8の外周面に衝突し、その凹凸形状に忠実に追従し
て前述した砥石8のまわりの空気層22の連続性を遮断
する。そのために、帯状の研削液の流れFの下流側には
負圧域が形成され、第1の噴射口20から噴射された同
じく帯状の研削液Lは砥石8の外周面に巻き付くような
かたちで加工部位にスムーズに供給され、研削液本来の
冷却および潤滑作用を発揮する。
【0036】また、上記の第2の噴射口21によって形
成された高速の帯状の研削液の流れFは、砥石8に対し
てその法線方向から当たることになるために、砥石8の
空隙に詰まった切粉や破砕砥粒を洗い流すはたらきを
し、結果的に砥石8の目詰まりによる研削焼けの発生も
併せて抑制される。
成された高速の帯状の研削液の流れFは、砥石8に対し
てその法線方向から当たることになるために、砥石8の
空隙に詰まった切粉や破砕砥粒を洗い流すはたらきを
し、結果的に砥石8の目詰まりによる研削焼けの発生も
併せて抑制される。
【0037】ここで、砥石8のまわりにできた空気層2
2を第2の噴射口21からの研削液の流れFによって遮
断するためには、研削液の流速は砥石8そのものの周速
と同等もしくはそれよりも大きくなければならない。
2を第2の噴射口21からの研削液の流れFによって遮
断するためには、研削液の流速は砥石8そのものの周速
と同等もしくはそれよりも大きくなければならない。
【0038】第2の噴射口21からaミリメートル(図
1,3では20mm)離れた砥石8の外周面上での研削
液圧力Paは、一般に研削液供給用のポンプ圧(元圧)
P0に対しておよそ十分の一程度(Pa=P0/10)
である。
1,3では20mm)離れた砥石8の外周面上での研削
液圧力Paは、一般に研削液供給用のポンプ圧(元圧)
P0に対しておよそ十分の一程度(Pa=P0/10)
である。
【0039】一方、研削液の圧力と流速Vとの関係は V=(2・g・H)1/2 ただし、V:研削液流速(m/s) g:重力加速度(m/s2) H:研削液圧力水頭(m) である。
【0040】よって、砥石8の外周面からa(mm)だ
け離した位置から砥石8の軸心Qに向けて研削液を噴射
する場合のその研削液の流速(≧砥石周速)Vaは Va=(2・g・Pa)1/2 =(2・g・(P0/10))1/2 または P0=(10/2g)Va で表され、図5のような関係となる。
け離した位置から砥石8の軸心Qに向けて研削液を噴射
する場合のその研削液の流速(≧砥石周速)Vaは Va=(2・g・Pa)1/2 =(2・g・(P0/10))1/2 または P0=(10/2g)Va で表され、図5のような関係となる。
【0041】したがって、理想的な研削液供給用のポン
プ圧をP0=(10/2g)Vaとすれば、このポンプ
圧P0と研削液の流速Vaとの関係は、加工条件の変更
等を考慮した実用上許容される範囲として 0.6(10/2g)Va≦P0≦1.4(10/2g)
Va となる。
プ圧をP0=(10/2g)Vaとすれば、このポンプ
圧P0と研削液の流速Vaとの関係は、加工条件の変更
等を考慮した実用上許容される範囲として 0.6(10/2g)Va≦P0≦1.4(10/2g)
Va となる。
【0042】この場合、ポンプ圧が0.6(10/2
g)Va未満となると、砥石8の目詰まりが発生しやす
くなるとともに、冷却効果の低下に伴いワークである被
加工歯車Wの加工面に研削焼けが発生することとなり、
逆に1.4(10/2g)Vaを越えると、砥石8その
ものを傷めやすくなるばかりでなく、目的とする効果そ
のものが飽和してしまうために研削液の浪費が多く、結
果的に不経済となる。
g)Va未満となると、砥石8の目詰まりが発生しやす
くなるとともに、冷却効果の低下に伴いワークである被
加工歯車Wの加工面に研削焼けが発生することとなり、
逆に1.4(10/2g)Vaを越えると、砥石8その
ものを傷めやすくなるばかりでなく、目的とする効果そ
のものが飽和してしまうために研削液の浪費が多く、結
果的に不経済となる。
【0043】図6は本発明の第2の実施の形態を示す図
であって、先の実施の形態における円形穴21aの並設
に代えて、多数の楕円形の穴21bを一直線状に並設す
ることによって第2の噴射口21を形成したものであ
る。より詳しくは、それぞれの楕円形の穴21bの長径
を研削液供給ノズル19の軸心Q1に対して所定角度α
だけ傾斜させ、実質的に隣合う穴21b,21b同士の
長径方向の端部が相互にオーバーラップするように設定
してある。
であって、先の実施の形態における円形穴21aの並設
に代えて、多数の楕円形の穴21bを一直線状に並設す
ることによって第2の噴射口21を形成したものであ
る。より詳しくは、それぞれの楕円形の穴21bの長径
を研削液供給ノズル19の軸心Q1に対して所定角度α
だけ傾斜させ、実質的に隣合う穴21b,21b同士の
長径方向の端部が相互にオーバーラップするように設定
してある。
【0044】この場合、第1の噴射口20については、
第1の実施の形態と同様に多数の円形穴20aの並設に
よって形成してもよく、また上記第2の噴射口21と同
様に多数の楕円形の穴21bの並設によって形成しても
よい。
第1の実施の形態と同様に多数の円形穴20aの並設に
よって形成してもよく、また上記第2の噴射口21と同
様に多数の楕円形の穴21bの並設によって形成しても
よい。
【0045】この実施の形態によれば、隣合う楕円形の
各穴21bから噴射された研削液の流れが偏平状となる
ために、それらの流れ同士がより確実にオーバーラップ
して、第2の噴射口21全体としてのエアカーテン状を
なす帯状の研削液の流れが容易に、しかも十分な厚みを
有したものとして形成されるようになる。
各穴21bから噴射された研削液の流れが偏平状となる
ために、それらの流れ同士がより確実にオーバーラップ
して、第2の噴射口21全体としてのエアカーテン状を
なす帯状の研削液の流れが容易に、しかも十分な厚みを
有したものとして形成されるようになる。
【0046】図7は本発明の第3の実施の形態を示す図
であって、第1の実施の形態における円形穴21aの並
設に代えて、研削液供給ノズル19の長手方向に沿って
所定幅c寸法の単一のスリット21cを一直線状に形成
することによって第2の噴射口21を形成したものであ
る。
であって、第1の実施の形態における円形穴21aの並
設に代えて、研削液供給ノズル19の長手方向に沿って
所定幅c寸法の単一のスリット21cを一直線状に形成
することによって第2の噴射口21を形成したものであ
る。
【0047】この場合、第1の噴射口20については、
第1の実施の形態と同様に多数の円形穴21aの並設に
よって形成してもよく、また上記第2の噴射口21と同
様に単一のスリットによって形成してもよい。
第1の実施の形態と同様に多数の円形穴21aの並設に
よって形成してもよく、また上記第2の噴射口21と同
様に単一のスリットによって形成してもよい。
【0048】この実施の形態によれば、第2の噴射口2
1全体として形成される帯状の研削液の流れの断面形状
はスリット21cの形状そのものにほかならないから、
より確実に所定厚みのエアカーテン状をなす帯状の研削
液の流れを形成できる利点がある。
1全体として形成される帯状の研削液の流れの断面形状
はスリット21cの形状そのものにほかならないから、
より確実に所定厚みのエアカーテン状をなす帯状の研削
液の流れを形成できる利点がある。
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す要部説明図。
【図2】図1の平面説明図。
【図3】図1のD−D線に沿う断面図。
【図4】歯車研削盤の基本構成を示す斜視図。
【図5】研削液のポンプ圧と砥石周速との関係を示す特
性図。
性図。
【図6】本発明の第2の実施の形態を示す要部断面図。
【図7】本発明の第3の実施の形態を示す要部断面図。
【図8】従来の巻き付けノズルタイプの研削液供給装置
の構成を示す要部説明図。
の構成を示す要部説明図。
【図9】1状ねじタイプの砥石を用いた歯車研削の原理
を示す説明図。
を示す説明図。
【図10】従来の他の研削液供給装置の構成を示す要部
断面説明図。
断面説明図。
8…砥石 19…研削液供給ノズル 20…第1の噴射口 20a…円形穴 21…第2の噴射口 21a…円形穴 21b…楕円形の穴 21c…スリット F…帯状の研削液の流れ Q…砥石の軸心 W…被加工歯車(ワーク)
Claims (6)
- 【請求項1】 回転する砥石とワークとの接触部となる
加工部位に研削液を供給する装置であって、 砥石の回転方向において該砥石による加工部位よりも上
流側にその砥石の軸心と平行なパイプ状の研削液供給ノ
ズルを設け、 この研削液供給ノズルには、前記加工部位に向けて研削
液を噴射する第1の噴射口と、砥石外周面のうち前記加
工部位よりも上流側のほぼ砥石軸心方向に向けて研削液
を帯状に噴射する第2の噴射口とを形成したことを特徴
とする研削盤の研削液供給装置。 - 【請求項2】 第2の噴射口から噴射される研削液の帯
状の噴射幅は砥石の幅寸法よりも大きく設定されている
ことを特徴とする請求項1記載の研削盤の研削液供給装
置。 - 【請求項3】 少なくとも第2の噴射口は、研削液供給
ノズルの長手方向に沿って複数の円形穴を一直線状に並
設したものであることを特徴とする請求項1または2記
載の研削盤の研削液供給装置。 - 【請求項4】 少なくとも第2の噴射口は、研削液供給
ノズルの長手方向に沿って複数の楕円形の穴を一直線状
に並設するとともに、各穴の長径をノズル自体の軸心に
対して所定角度傾斜させることにより、各穴から噴射さ
れる研削液の噴射幅が相互にオーバーラップするように
設定されていることを特徴とする請求項1または2記載
の研削盤の研削液供給装置。 - 【請求項5】 少なくとも第2の噴射口は、研削液供給
ノズルの長手方向に沿って単一のスリットを形成したも
のであることを特徴とする請求項1または2記載の研削
盤の研削液供給装置。 - 【請求項6】 第2の噴射口から噴射された研削液が砥
石外周面に衝突するときの速度をVa、この速度Vaが
少なくとも砥石周速と同等となるときの研削液供給用の
ポンプ圧P0をP0=(10/2g)Vaとして、 0.6(10/2g)Va≦P0≦1.4(10/2g)
Va (ただし、gは重力加速度(m/s2))に設定されて
いることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の
研削盤の研削液供給装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11214597A JPH10296633A (ja) | 1997-04-30 | 1997-04-30 | 研削盤の研削液供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11214597A JPH10296633A (ja) | 1997-04-30 | 1997-04-30 | 研削盤の研削液供給装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10296633A true JPH10296633A (ja) | 1998-11-10 |
Family
ID=14579361
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11214597A Pending JPH10296633A (ja) | 1997-04-30 | 1997-04-30 | 研削盤の研削液供給装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10296633A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003076132A1 (fr) * | 2002-03-13 | 2003-09-18 | Bando Kiko Co., Ltd. | Procede et systeme de meulage de plaque de verre |
| US6932673B2 (en) * | 2002-02-28 | 2005-08-23 | Toyoda Koki Kabushiki Kaisha | Grinding method and device for the same |
| EP1716974A1 (en) * | 2005-04-28 | 2006-11-02 | Jtekt Corporation | Coolant supply method and apparatus for grinding machine |
| EP1772233A1 (de) * | 2005-10-08 | 2007-04-11 | Grindaix GmbH | Nadeldüsenmodul für die Kühlschmierstoffzufuhr |
| JP2007229915A (ja) * | 2006-02-28 | 2007-09-13 | Reishauer Ag | 研磨機の冷却ノズルの設置監視方法 |
| JP2007253081A (ja) * | 2006-03-23 | 2007-10-04 | Nachi Fujikoshi Corp | 噴射ノズル及び研削加工方法 |
| CN100408272C (zh) * | 2005-12-21 | 2008-08-06 | 湖南大学 | 适用于高速超高速磨削的封闭式y型喷嘴 |
| JP2008272934A (ja) * | 2001-08-20 | 2008-11-13 | Saint-Gobain Abrasives Inc | 研削への適用のためのまとまり噴流ノズル |
| JP2010005786A (ja) * | 1997-12-22 | 2010-01-14 | Rolls Royce Plc | 研磨のための方法および装置 |
| JP2010058265A (ja) * | 2009-12-07 | 2010-03-18 | Bando Kiko Co Ltd | ガラス板の研削方法及びその装置 |
| CN107639544A (zh) * | 2017-10-12 | 2018-01-30 | 无锡透平叶片有限公司 | 用于榫齿叶片叶根中间体直面磨削的冷却结构装置 |
-
1997
- 1997-04-30 JP JP11214597A patent/JPH10296633A/ja active Pending
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010005786A (ja) * | 1997-12-22 | 2010-01-14 | Rolls Royce Plc | 研磨のための方法および装置 |
| JP2008272934A (ja) * | 2001-08-20 | 2008-11-13 | Saint-Gobain Abrasives Inc | 研削への適用のためのまとまり噴流ノズル |
| US6932673B2 (en) * | 2002-02-28 | 2005-08-23 | Toyoda Koki Kabushiki Kaisha | Grinding method and device for the same |
| KR100927367B1 (ko) * | 2002-02-28 | 2009-11-19 | 가부시키가이샤 제이텍트 | 연삭 방법 및 장치 |
| WO2003076132A1 (fr) * | 2002-03-13 | 2003-09-18 | Bando Kiko Co., Ltd. | Procede et systeme de meulage de plaque de verre |
| US7153189B2 (en) | 2005-04-28 | 2006-12-26 | Jtekt Corporation | Coolant supply method and apparatus for grinding machine |
| EP1716974A1 (en) * | 2005-04-28 | 2006-11-02 | Jtekt Corporation | Coolant supply method and apparatus for grinding machine |
| EP1772233A1 (de) * | 2005-10-08 | 2007-04-11 | Grindaix GmbH | Nadeldüsenmodul für die Kühlschmierstoffzufuhr |
| CN100408272C (zh) * | 2005-12-21 | 2008-08-06 | 湖南大学 | 适用于高速超高速磨削的封闭式y型喷嘴 |
| JP2007229915A (ja) * | 2006-02-28 | 2007-09-13 | Reishauer Ag | 研磨機の冷却ノズルの設置監視方法 |
| JP2007253081A (ja) * | 2006-03-23 | 2007-10-04 | Nachi Fujikoshi Corp | 噴射ノズル及び研削加工方法 |
| JP2010058265A (ja) * | 2009-12-07 | 2010-03-18 | Bando Kiko Co Ltd | ガラス板の研削方法及びその装置 |
| CN107639544A (zh) * | 2017-10-12 | 2018-01-30 | 无锡透平叶片有限公司 | 用于榫齿叶片叶根中间体直面磨削的冷却结构装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH10296633A (ja) | 研削盤の研削液供給装置 | |
| JP2895171B2 (ja) | 砥石車装置及びそのツールホルダー | |
| JPH11254324A (ja) | 研磨のための方法および装置 | |
| JP3784349B2 (ja) | 砥石連れ回り空気層遮断装置及び同装置を用いた研削装置 | |
| JP2006305675A (ja) | クーラント供給方法および装置 | |
| JP4178815B2 (ja) | 研削方法および装置 | |
| JP4238624B2 (ja) | 研削加工機械 | |
| JP3328060B2 (ja) | 回転研削砥石 | |
| JPH07241770A (ja) | 研削液供給装置 | |
| JP4182172B2 (ja) | 研削装置 | |
| US20230286108A1 (en) | Polishing apparatus for substrate and polishing method for substrate using the same | |
| JP3988400B2 (ja) | 端面研削用砥石車のツルーイング方法 | |
| JP4006358B2 (ja) | ノズル | |
| JPH0639699A (ja) | 溝加工装置 | |
| JPH10146761A (ja) | 加工液供給装置及び同装置に用いられるノズル並びに同ノズルの加工方法 | |
| JP4953361B2 (ja) | 軸付き砥石および研削盤ならびに燃料噴射ノズルの製造方法 | |
| JPH061322Y2 (ja) | 心なし研削盤の研削液供給装置 | |
| JP2001179625A (ja) | 研削盤における砥石修正装置の冷却方法および冷却装置 | |
| JPH0639056B2 (ja) | Nc工具研削盤の砥石整形方法と装置 | |
| JPH03208555A (ja) | ワイヤソーの砥液循環供給装置 | |
| JP2006015455A (ja) | 研削用潤滑・冷却液の供給方法及びこれを用いた研削装置 | |
| JPS6043274B2 (ja) | 砥石車のドレツシング装置 | |
| JPH06155300A (ja) | 超高速研削方法および装置 | |
| KR950009190Y1 (ko) | 양센터 절삭유 공급장치 | |
| JPH11262865A (ja) | 研削用工具 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040120 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040312 |
|
| A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20040324 |
|
| A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Effective date: 20040514 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 |