JPH10308130A - グロメット構造 - Google Patents

グロメット構造

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JPH10308130A
JPH10308130A JP9114534A JP11453497A JPH10308130A JP H10308130 A JPH10308130 A JP H10308130A JP 9114534 A JP9114534 A JP 9114534A JP 11453497 A JP11453497 A JP 11453497A JP H10308130 A JPH10308130 A JP H10308130A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 グロメットの取付作業性を良くし、曲がった
ホース等に対しても優れたシール性を確保し、他の部品
に対する干渉をなくす。 【解決手段】 隔壁としてのボディパネル1に対し外側
及び内側にそれぞれ配置される外側リップ11及び内側
リップ12を設け、外側リップ11には、棒状部材とし
てのホース5を挿通させた状態で内面側へ曲げられて該
ホースの外周面に当接し該外周面をシールする環状シー
ル部14を形成し、取付部13と内側リップ12との間
でホース5の外周に空間17を形成する筒部15を設
け、該筒部には局部的に直径が小さい縮径部16を備
え、筒部15はホース5と共に外側リップ11及び内側
リップ12を撓ませた状態で該外側リップ及び内側リッ
プ以外の部分がホース5と干渉しない形状をなしてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、隔壁に開けられて
いる貫通孔に取付けられ、該隔壁に対し外側と内側との
間で連続する棒状部材がシールされた状態にて挿通され
るグロメット構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は自動車のボディパネルに適用され
た従来のグロメット構造の概要を示す断面図である。こ
のグロメット構造では、ボディパネル1の貫通孔1aに
取付けられるグロメット2の外周全体に亘って嵌合溝3
を形成してあり、まずグロメット2に該グロメット2の
内径よりも外径が若干大きいホース5を通し、その状態
でグロメット2の嵌合溝3をボディパネル1の貫通孔1
aに嵌合させて、該ボディパネル1にグロメット2を取
付け、該グロメット2の内周に沿ったシール部4でホー
ス5の外周面をシールしていた。
【0003】そして、車外からの泥水等の浸入を防ぐた
めに、図7に示すように、グロメット2のシール部4と
ホース5の外周面との間には、締め代Aがある。このた
め、自動車に組付けるときに、図8に示すように、グロ
メット2にホース5を通した後、該グロメット2をボデ
ィパネル1に取付けていた。そして、ホース5が、図9
に示すように曲がると、該ホース5の外周とシール部4
との間に隙間Sが発生していた。また、図10に示すよ
うに、特開昭62−56685号公報に開示されている
グロメット7では、ボディパネル1に対して内側にのみ
纏めてリップ8が設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示すグロメット構造では、グロメット2にホース5を通
した後、グロメット2をボディパネル1に取付けるの
で、グロメット2の取付作業性が悪い。これは、ホース
5を通したグロメット2をボディパネル1に取付けるの
が困難だからである。また、図9に示すように、ホース
5が曲げられた場合は、シール部4がホース5の曲がり
に追従できないため、隙間Sが発生して、シール性が低
下するという問題点があった。さらに、図10に示すグ
ロメット7では、ホース5の外周面との間の空間に水W
が溜まってしまい、発進、制動、旋回等により、自動車
に加速度が加わった時に、水Wが垂れ落ちたり、又は溜
まった水Wが車内に滲んで浸入してくるという問題点が
ある。逆に車外にのみリップを設けると、隔壁からの突
出量が大きくなって、スペース的に不利になり、他の部
品との干渉が問題になる。
【0005】本発明は、上述のような従来の問題点に鑑
みなされたものであって、その目的とするところは、グ
ロメットの取付作業性が良く、曲がったホース等に対し
ても追従して優れたシール性を確保することができ、他
の部品に対して干渉が生じ難いグロメット構造を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、隔壁に開けられている貫通孔に取付けら
れる取付部を有し、該隔壁に対し外側と内側との間で連
続する棒状部材が挿通され、前記棒状部材の外周をシー
ルするためのグロメット構造において、前記隔壁に対し
外側及び内側にそれぞれ配置される外側リップ及び内側
リップを設け、前記外側リップには、前記棒状部材を挿
通させた状態で内面側へ曲げられて前記棒状部材の外周
面に当接し該外周面をシールする環状シール部を形成す
ることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態に係るグロメ
ット構造につき、自動車のボディパネルにホース用のグ
ロメットを取付ける場合を例として、図面を参照しなが
ら詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態に係るグ
ロメット構造を示す縦断面図である。この実施の形態に
係るグロメット構造は、自動車の車外と車内との間の隔
壁としてのボディパネル1に開けられている貫通孔1a
に、グロメット10を嵌合させて取付け、該グロメット
10にボディパネル1の外側及び内側のそれぞれに配置
される外側リップ11及び内側リップ12が設けられて
いる。
【0008】また、内外の図示しない部品を連結する棒
状部材の一種であるホース5を挿通させた状態で、グロ
メット構造は、ボディパネル1に対し外側リップ11が
内面側へ曲げられて、該ホース5の外周面に当接し該外
周面をシールする環状シール部14を形成し、取付部1
3と内側リップ12との間でホース5の外周に空間17
を形成する筒部15を設け、該筒部15には局部的に直
径が小さい縮径部16を備えている。そして、筒部15
は棒状部材と共に外側リップ11及び内側リップ12を
撓ませた状態で該外側リップ11及び内側リップ12以
外の部分をホース5と接触させず干渉させない形状をな
している。
【0009】グロメット10は、合成ゴム等の弾性材料
からなり、ボディパネル1に対し外側及び内側にある外
側リップ11及び内側リップ12と、ボディパネル1へ
の取付部13と、該取付部13から内側リップ12まで
の間にある筒部15とを一体に有し、該筒部15の軸線
方向の中間位置に局部的に直径が小さい縮径部16を備
え、ホース5を挿通させた状態で筒部15によって該ホ
ース5の外周に空間17を形成している。
【0010】図2はグロメットにホースを通す前の状態
を示す断面図である。外側リップ11は、筒部15やそ
の他の部分に比較して厚さが最も薄く、ほぼ45度のテ
ーパ角度にて先細りの円錐形をなして取付部13に対し
外向きに突出し、中心孔11aの内径がホース5の外径
及び内側リップ12の内径よりも小さくなるように寸法
設定されている。そして、外側リップ11は、ホース5
を挿通した時に、図1に示すように、内面側へ折れ曲が
って、折れ曲がる前には外周面であって、且つ、折れ曲
がった後には最小内周面を形成する環状シール部14が
ホース5の外周面に流体密に接触し、この部分を強固に
シールする。
【0011】内側リップ12は、取付部13との間に筒
部15を介在させて車内側へ突出しており、内周に環状
溝12aとその両側の環状凸条12bとを有し、環状凸
条12bがホース5の外周に流体密に接触してシールす
る。
【0012】取付部13は、外周に環状の嵌合溝10a
が形成されており、この嵌合溝10aに貫通孔1aの内
周縁を圧入し嵌合させることによってボディパネル1に
流体密に取付けられる。
【0013】筒部15及び該筒部15内の空間17は、
ホース5と一緒に外側リップ11及び内側リップ12を
撓ませた状態で該リップ以外の部分を該ホース5に接触
させないような形状をしている。縮径部16は、図2に
示すように、断面形状が円弧を組み合わせてなる輪郭を
なしており、最小内径が内側リップ12の内径よりも若
干大きくなるように寸法設定されている。
【0014】次に、図2及び図3を参照しながら、本発
明の上記実施の形態に係るグロメット構造における各部
材の組付け方法について説明する。図2に示すように、
先ず、貫通孔1aに取付部13を嵌着させてグロメット
10を単独でボディパネル1に取付ける。しかる後、図
3に示すように、ホース5を車外から車内まで通るよう
にグロメット10に挿入する。
【0015】このホース5の挿入により、図1に示すよ
うに、外側リップ11が内面側へ折れ曲がって環状シー
ル部14を形成し、該環状シール部14が車外における
ホース5の外周面に接触し、凸条12bが車内における
ホース5の外周面に接触し、縮径部16がホース5の外
周面から離れている状態にて筒部15が空間17を形成
している。
【0016】かかるグロメット構造では、外側リップ1
1がホース5を挿入することで、内面側に折れ曲がって
ホース5の全周に亘る環状のシール部14を形成し、こ
のシール部14がホース5の外周を包む形状になるの
で、該外側リップ11とホース5との接触面積が増大
し、シール性が向上する。また、図4に示すように、外
側リップ11及び内側リップ12は、ホース5の曲がり
に対して、容易に追従し、曲がったホース5に対して
も、真っ直ぐなホース5と同様に優れたシール性を確保
することができる。
【0017】図5は本発明の実施の形態に係るグロメッ
ト構造の変形例を一部破断して示した側面図であって上
述の実施の形態の場合と同じ部分に同一の符号を付けて
それらの部分の重複説明を省略する。この変形例に係る
グロメット20の場合、二つの単一のグロメット10,
10を連結部18によって並列に連結し、全体として正
面又は背面から見たときの外形が長穴形をなしており、
連結した二つのグロメット10,10全体の外周に嵌合
溝20aが形成されており、図示しない隔壁に開けられ
ている長穴形の貫通孔の縁を該嵌合溝20aに圧入する
ことにより、グロメット20は該隔壁に取付けられる。
本発明のこの変形例によれば、2本のホース5を通す場
合にも対応することができる。
【0018】なお、本発明は、上記実施の形態によって
限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例
えば、自動車のボディパネル1以外の隔壁の貫通孔にグ
ロメット2を取付ける場合にも広く適用することがで
き、棒状部材としてホース5以外にパイプ、電気ケーブ
ル、光ケーブル等を対象としてもよく、単一のグロメッ
ト10を三つ以上並列に連結することも可能である。
【0019】
【発明の効果】本発明は、隔壁に対し外側及び内側にそ
れぞれ配置される外側リップ及び内側リップを設け、外
側リップには、棒状部材を挿通させた状態で内面側へ曲
げられて該棒状部材の外周面に当接し該外周面をシール
する環状シール部を形成することにより、棒状部材を挿
通するだけで外側リップが内面側へ曲げられてシール部
を形成するので、周囲が部品で囲まれた狭い所での作業
も容易になり、グロメットの取付作業性が大幅に向上
し、外側リップ及び内側リップからなる二つのリップで
シールするので、曲がったホース等に対しても優れたシ
ール性を確保することができ、リップが隔壁の外側と内
側とにあるので、コンパクト化を図ることができるとい
う効果を奏する。また、取付部と内側リップとの間で棒
状部材の外周に空間を形成する筒部を設け、該筒部には
局部的に直径が小さい縮径部を備え、該筒部は棒状部材
と共に外側リップ及び内側リップを撓ませた状態で該外
側リップ及び内側リップ以外の部分を該棒状部材と干渉
させない形状をなしていることにより、棒状部材が曲が
っている時にも各リップが追従して、良好なシール性を
確保することができ、両リップ以外は他の部品に対して
干渉せず、レイアウトの制限が少なくなる。さらに、複
数のグロメットを並列に連結可能としたことにより、複
数の棒状部材を通す場合にも対応可能であって、上記と
同様の効果が得られるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るグロメット構造を示
す断面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るグロメット構造にお
ける各部材の組付け方法を示す断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るグロメット構造にお
ける各部材の組付け方法を示す断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るグロメット構造にお
ける曲がった棒状部材に対するグロメットの追従状態を
示す断面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るグロメット構造の変
形例を一部破断して示した側面図である。
【図6】従来のグロメット構造を示す断面図である。
【図7】従来のグロメット構造における棒状部材を挿入
してない状態を示した断面図である。
【図8】従来のグロメット構造における棒状部材を挿入
しボディパネルに取付ける前の状態を示した断面図であ
る。
【図9】従来のグロメット構造における曲がった棒状部
材に対するグロメットの問題点を説明するための断面図
である。
【図10】従来の別のグロメット構造を示した断面図で
ある。
【符号の説明】
1 ボディパネル 1a 貫通孔 5 ホース(棒状部材) 10 グロメット 10a 嵌合溝 11 外側リップ 11a 中心孔 12 内側リップ 13 取付部 14 環状シール部 15 筒部 16 縮径部 17 空間 18 連結部 20 グロメット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隔壁に開けられている貫通孔に取付けら
    れる取付部を有し、該隔壁に対し外側と内側との間で連
    続する棒状部材が挿通され、前記棒状部材の外周をシー
    ルするためのグロメット構造において、前記隔壁に対し
    外側及び内側にそれぞれ配置される外側リップ及び内側
    リップを設け、前記外側リップには、前記棒状部材を挿
    通させた状態で内面側へ曲げられて前記棒状部材の外周
    面に当接し該外周面をシールする環状シール部を形成す
    ることを特徴とするグロメット構造。
  2. 【請求項2】 前記取付部と内側リップとの間で前記棒
    状部材の外周に空間を形成する筒部を設け、該筒部には
    局部的に直径が小さい縮径部を備え、該筒部は前記棒状
    部材と共に前記外側リップ及び内側リップを撓ませた状
    態で該外側リップ及び内側リップ以外の部分を該棒状部
    材と干渉させない形状をなしていることを特徴とする請
    求項1に記載のグロメット構造。
  3. 【請求項3】 複数のグロメットを並列に連結可能とし
    たことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のグロ
    メット構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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