JPH10310563A - オキサゾリンを用いるクロロケトンの製造方法 - Google Patents

オキサゾリンを用いるクロロケトンの製造方法

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JPH10310563A
JPH10310563A JP10104580A JP10458098A JPH10310563A JP H10310563 A JPH10310563 A JP H10310563A JP 10104580 A JP10104580 A JP 10104580A JP 10458098 A JP10458098 A JP 10458098A JP H10310563 A JPH10310563 A JP H10310563A
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alkyl
acid
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methyleneoxazoline
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Heather Lynnette Rayle
ヘザー・リンネット・レイル
Renee Caroline Roemmele
レニー・キャロライン・ローメル
Randall Wayne Stephens
ランダル・ウェイン・ステファンズ
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Rohm and Haas Co
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Rohm and Haas Co
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 置換アルキニルアミドからを用い、引き続き
α−クロロケトンを製造する、新規で安価な方法を提供
する。 【解決手段】 (i)アルキニルアミドを環化して5−
メチレンオキサゾリンを形成し; (ii)トリクロロイソシアヌル酸を用いて、5−メチ
レンオキサゾリンを塩素化して、塩素化オキサゾリン中
間体を製造し; (iii)塩素化オキサゾリン中間体を水性酸で加水分
解して、所望のモノクロロケトンを製造する; (Zは、アルキル又は置換アルキル、アリール又は置換
アリール、ヘテロアリール又は置換ヘテロアリール、又
はフェニレンであり、Rは、水素原子又はアルキルであ
り、R及びRは、それぞれ独立して、アルキル又は
置換アルキル基であるか、又はそれらが結合している炭
素原子と一緒になって環式構造を形成する)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、置換アルキニルアミドから5−
メチレンオキサゾリンを製造し、続いて、簡便な塩素化
剤を用い、引き続き加水分解を用いて、5−メチレンオ
キサゾリンをα−クロロケトンに転化する、新規で安価
な方法に関する。得られたα−クロロケトンは、殺菌剤
として有用である。
【0002】現在の分野においては、本発明が有利に克
服することのできる幾つかの問題がある。置換アルキニ
ルアミドから所望の5−メチレンオキサゾリンを製造す
るための従来知られている反応経路は、水素化ナトリウ
ム又はナトリウムアミドのような、強く、結果的に高価
な塩基を用いることを必要とした。これらの塩基は、完
全に無水の条件で用いることを必要とし、取り扱うのが
困難である。更に、アルキニルアミドからの5−メチレ
ンオキサゾリンの収率は、経済的な実行可能性のために
は許容できないほど低い。置換アルキニルアミドから所
望の5−メチレンオキサゾリンを製造する他の知られて
いる反応経路は、アミドを、N,N−ジメチルホルムア
ミド中で銀イオンで処理することを包含する。このタイ
プの工程は、高価で環境的に毒性の触媒、及び、困難な
処理を必要とし、大容量の有機水性排出廃棄物を生成す
る溶媒を用いる。更に他の知られている反応経路は、5
−メチレンオキサゾリンを形成する方法において水溶性
の溶媒を用いるが、かかる溶媒は、有効に回収するのが
困難で、コストの高いプロセスを与えることになる。
【0003】塩素化剤として塩素ガス又はN−クロロス
クシンイミドを用いることによるような公知で通常の方
法によって得られる5−メチレンオキサゾリンからα−
クロロケトンを引き続き製造することも、モノ塩素化に
関する選択性の欠如のために、5−クロロメチレンオキ
サゾリンの加水分解の後に、所望のモノクロロケトンに
加えて、塩素化の程度が低いケトン及び過剰に塩素化さ
れているケトンが通常形成されるという、問題がある。
更に、塩素の使用により、当業者に周知な、危険性及び
装置の高価化が導かれる。
【0004】本発明者らは、置換アルキニルアミドから
5−メチレンオキサゾリンへの二つの簡便な反応経路を
見出した。第1の反応経路は、有機溶媒及び相間移動物
質(phase transfer agent:PT
A)の存在下で、水酸化ナトリウム又は炭酸ナトリウム
の水溶液のような安価な塩基を使用することしか必要と
しない。第2の反応経路は、有機溶媒の存在下で、発煙
硫酸、有機スルホン酸又はトリハロ酢酸のような安価な
有機又は無機酸を使用することしか必要としない。更
に、本発明者らは、新規な塩素化剤であるトリクロロイ
ソシアヌル酸(TCIA)を見いだし、これは、得られ
る5−メチレンオキサゾリンを選択的に塩素化してモノ
塩素化中間体を与え、これを酸触媒加水分解することに
より、所望のα−モノクロロケトンが、選択的に且つ高
い収率で得られることを確認した。TCIAは、融点が
高く、容易に取り扱うことができる固体であり、所望の
物質の、低度又は過剰の塩素化を避けるために極めて正
確な量で用いることができる。TCIAは、水泳プール
の水の塩素化及び飲料水の消毒において用いられる、周
知で、安価な商業的に入手可能な化合物であるが、5−
メチレンオキサゾリン用の簡便で選択的な塩素化剤とし
てのその使用は、本発明時以前には開示されていない。
本発明の更なる態様は、同様に殺菌剤として有用なα,
α−ジクロロケトンの選択的形成のための簡便な方法を
提供する。
【0005】国際出願WO95/19351において
は、塩基の存在下でアルキニルアミドを環化することに
よる、アリール−5−メチレンオキサゾール誘導体の形
成が開示されている。しかしながら、環化のために大量
の強塩基を使用することしか例示されていない。更に、
環化を改良するための相間移動物質の使用は示唆されて
いない。環化のために酸を用いることも示唆されていな
い。YihらのWeedScience,18,604
−607(1970)及びJ.Agr.Food Ch
em.,19,314−317(1971)において
は、アルコール水溶液中で、酸、塩基又は銀イオンを用
いて、置換アルキニルアミドからアリール−5−メチレ
ンオキサゾリンを形成し、続いて、α−クロロ基を有し
ないケトンに加水分解することが開示されている。米国
特許第4,822,902及び5,304,572にお
いては、アルキニルアミドを塩素で処理することによっ
て得られる5−(クロロメチレン)オキサゾリンの形成
が開示されている。しかしながら、塩素化剤としてのT
CIAの使用は開示も示唆もされていない。これらの文
献は、それら自体又はこれらを一緒にしても、本発明の
方法を示唆するものではない。
【0006】本発明の一態様は、第1段階において、有
機溶媒及び相間移動物質の存在下で、温和な水性塩基
(mild aqueous base)を用いて、置
換アルキニルアミドを環化して、5−メチレンオキサゾ
リンを形成し、第2段階において、溶媒中で、トリクロ
ロイソシアヌル酸を用いて、5−メチレンオキサゾリン
を塩素化して、塩素化オキサゾリン中間体を製造し、引
き続いて、第3段階において、塩素化オキサゾリン中間
体を水性酸で加水分解して、所望のモノクロロケトンを
製造する工程を含む、殺菌剤として有用なα−クロロケ
トンを製造する簡便な方法を提供する。ケトンは、通
常、結晶化/濾過工程によって単離される。
【0007】具体的には、本態様は、(i)有機溶媒及
び相間移動物質(PTA)の存在下で温和な水性塩基を
用いて式(II)のアルキニルアミドを環化して式(I
II)の5−メチレンオキサゾリンを形成し;
【化13】 (ii)トリクロロイソシアヌル酸を用いて、溶媒中
で、式(III)の5−メチレンオキサゾリンを塩素化
して、式(IV)の塩素化オキサゾリン中間体を製造
し;
【化14】 (iii)式(IV)の塩素化オキサゾリン中間体を水
性酸で加水分解して、式(I)の所望のモノクロロケト
ンを製造する;
【化15】 (上式中、Zは、アルキル又は置換アルキル、アリール
又は置換アリール、ヘテロアリール又は置換ヘテロアリ
ール、又はフェニレンであり、Rは、水素原子又はアル
キルであり、R及びRは、それぞれ独立して、アル
キル又は置換アルキル基であるか、又はR及びR
は、それらが結合している炭素原子と一緒になって環
式構造を形成する)工程を含むことを特徴とする式
(I)のα−クロロケトン化合物の製造方法を提供す
る。
【0008】本態様の好ましい形態においては、Zは、
(C〜C)アルキル、フェニル、又はハロ、(C
〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、(C
〜C)アルキニル、ニトロ及びシアノからなる群から
独立して選択される3つ以下の置換基で置換されたフェ
ニル、2−ナフチル、3−ピリジル及び1,4−フェニ
レンであり;Rは水素原子又は(C〜C)アルキル
であり;R及びRはそれぞれ独立して(C
)アルキルであるか、又はR及びRは、それら
が結合している炭素原子と一緒になって、シクロペンチ
ル又はシクロヘキシル環を形成する。
【0009】本態様の更に好ましい形態においては、Z
は、3−ヘプチル、フェニル、4−ハロフェニル、2,
6−ジハロフェニル、4−(C〜C)アルキルフェ
ニル、3,5−ジハロフェニル、3,5−ジ(C〜C
)アルキルフェニル、4−(C〜C)アルキル−
3,5−ジハロフェニル、4−シアノ−3,5−ジハロ
フェニル、4−(C〜C)アルコキシ−3,5−ジ
ハロフェニル、4−ニトロフェニル、2−ナフチル、3
−ピリジル又は1,4−フェニレンであり;Rは、水素
原子、メチル又はエチルであり;R及びRはそれぞ
れ独立してメチル又はエチルであるか、又はR及びR
はそれらが結合している炭素原子と一緒になってシク
ロヘキシル環を形成する。
【0010】本態様の更に好ましい形態においては、Z
は、4−クロロフェニル、2,6−ジフルオロフェニ
ル、3,5−ジメチルフェニル、3,5−ジクロロ−4
−メチルフェニル、4−ニトロフェニル、1,4−フェ
ニレン、2−ナフチル、3−ピリジル又は3−ヘプチル
であり;Rは水素原子であり;R及びRはそれぞれ
独立してメチル又はエチルである。
【0011】本発明の第2の態様は、第1段階におい
て、有機溶媒の存在下、無水条件下で、酸を用いて、ア
ルキニルアミドを環化して、5−メチレンオキサゾリン
を形成し、第2段階において、溶媒中で、トリクロロイ
ソシアヌル酸を用いて、5−メチレンオキサゾリンを塩
素化して、塩素化オキサゾリン中間体を製造し、引き続
いて、第3段階において、塩素化オキサゾリン中間体を
水性酸で加水分解して、所望のモノクロロケトンを製造
する工程を含む、殺菌剤として有用なα−クロロケトン
を製造する簡便な方法を提供する。ケトンは、通常、結
晶化/濾過工程によって単離される。
【0012】具体的には、本態様は、(i)酸を用いて
式(II)のアルキニルアミドを環化して、式(II
I)の5−メチレンオキサゾリンを形成し;
【化16】 (ii)溶媒中で、トリクロロイソシアヌル酸を用い
て、式(III)の5−メチレンオキサゾリンを塩素化
して、式(IV)の塩素化オキサゾリン中間体を製造
し;
【化17】 (iii)式(IV)の塩素化オキサゾリン中間体を、
水性酸で加水分解して、式(I)の所望のモノクロロケ
トンを製造する;
【化18】 (上式中、Zは、アルキル又は置換アルキル、アリール
又は置換アリール、ヘテロアリール又は置換ヘテロアリ
ール、又はフェニレンであり、Rは、水素原子又はアル
キルであり、R及びRは、それぞれ独立して、アル
キル又は置換アルキル基であるか、又はR及びR
は、それらが結合している炭素原子と一緒になって環
式構造を形成する)工程を含むことを特徴とする式
(I)のα−クロロケトン化合物の製造方法を提供す
る。
【0013】本態様の好ましい形態においては、Zは、
(C〜C)アルキル、フェニル、又はハロ、(C
〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、(C
〜C)アルキニル、ニトロ及びシアノからなる群から
独立して選択される3つ以下の置換基で置換されたフェ
ニル、2−ナフチル、3−ピリジル及び1,4−フェニ
レンであり;Rは水素原子又は(C〜C)アルキル
であり;R及びRはそれぞれ独立して(C
)アルキルであるか、又はR及びRは、それら
が結合している炭素原子と一緒になって、シクロペンチ
ル又はシクロヘキシル環を形成する。
【0014】本態様のより好ましい形態においては、Z
は、3−ヘプチル、フェニル、4−ハロフェニル、2,
6−ジハロフェニル、4−(C〜C)アルキルフェ
ニル、3,5−ジハロフェニル、3,5−ジ(C〜C
)アルキルフェニル、4−(C〜C)アルキル−
3,5−ジハロフェニル、4−シアノ−3,5−ジハロ
フェニル、4−(C〜C)アルコキシ−3,5−ジ
ハロフェニル、4−ニトロフェニル、2−ナフチル、3
−ピリジル又は1,4−フェニレンであり;Rは、水素
原子、メチル又はエチルであり;R及びRはそれぞ
れ独立してメチル又はエチルであるか、又はR及びR
はそれらが結合している炭素原子と一緒になってシク
ロヘキシル環を形成する。
【0015】本態様の更に好ましい形態においては、Z
は、4−クロロフェニル、2,6−ジフルオロフェニ
ル、3,5−ジメチルフェニル、3,5−ジクロロ−4
−メチルフェニル、4−ニトロフェニル、1,4−フェ
ニレン、2−ナフチル、3−ピリジル又は3−ヘプチル
であり;Rは水素原子であり;R及びRはそれぞれ
独立してメチル又はエチルである。
【0016】本発明のいずれの態様においても、工程
(ii)において用いるTCIAの量は、5−(ジクロ
ロメチレン)オキサゾリンを形成し、これを引き続いて
加水分解して、殺菌剤として有用なα,α−ジクロロケ
トンを製造するために、有利に増加させることができ
る。具体的には、本発明のこの態様は、(i)式(II
A)のアルキニルアミドを環化して、式(IIIA)の
5−メチレンオキサゾリンを形成し;
【化19】 (ii)溶媒中で、トリクロロイソシアヌル酸を用い
て、式(IIIA)の5−メチレンオキサゾリンを塩素
化して、式(IVA)の二塩素化オキサゾリン中間体を
製造し;
【化20】 (iii)水性酸で式(IVA)の二塩素化オキサゾリ
ン中間体を加水分解して、所望の式(IA)のジクロロ
ケトンを製造する;
【化21】 (上式中、Zは、アルキル又は置換アルキル、アリール
又は置換アリール、ヘテロアリール又は置換ヘテロアリ
ール、又はフェニレンであり、R及びRは、それぞ
れ独立して、アルキル又は置換アルキル基であるか、又
はR及びRは、それらが結合している炭素原子と一
緒になって環式構造を形成する)工程を含むことを特徴
とする、式(IA)のα,α−ジクロロケトン化合物の
製造方法を提供する。
【0017】本態様の好ましい形態においては、Zは、
(C〜C)アルキル、フェニル、又はハロ、(C
〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、(C
〜C)アルキニル、ニトロ及びシアノからなる群から
独立して選択される3つ以下の置換基で置換されたフェ
ニル、2−ナフチル、3−ピリジル及び1,4−フェニ
レンであり;R及びRはそれぞれ独立して(C
)アルキルであるか、又はR及びRは、それら
が結合している炭素原子と一緒になって、シクロペンチ
ル又はシクロヘキシル環を形成する。
【0018】本態様のより好ましい形態においては、Z
は、3−ヘプチル、フェニル、4−ハロフェニル、2,
6−ジハロフェニル、4−(C〜C)アルキルフェ
ニル、3,5−ジハロフェニル、3,5−ジ(C〜C
)アルキルフェニル、4−(C〜C)アルキル−
3,5−ジハロフェニル、4−シアノ−3,5−ジハロ
フェニル、4−(C〜C)アルコキシ−3,5−ジ
ハロフェニル、4−ニトロフェニル、2−ナフチル、3
−ピリジル又は1,4−フェニレンであり;R及びR
はそれぞれ独立してメチル又はエチルであるか、又は
及びR はそれらが結合している炭素原子と一緒に
なってシクロヘキシル環を形成する。
【0019】本態様の更に好ましい形態においては、Z
は、4−クロロフェニル、2,6−ジフルオロフェニ
ル、3,5−ジメチルフェニル、3,5−ジクロロ−4
−メチルフェニル、4−ニトロフェニル、1,4−フェ
ニレン、2−ナフチル、3−ピリジル又は3−ヘプチル
であり;R及びRはそれぞれ独立してメチル又はエ
チルである。
【0020】本発明において、アルキルは、(C〜C
)直鎖又は(C〜C)分岐鎖アルキル基を意味
し、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロ
ピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、te
rt−ブチル、n−アミル、イソアミル、n−ヘキシ
ル、イソオクチルなどが挙げられる。置換アルキルは、
アルコキシ、ハロ、アルキルチオ及びシアノからなる群
から選択される1以上の置換基で置換されたアルキルを
意味する。
【0021】アルコキシは、酸素原子に結合した(C
〜C)直鎖又は(C〜C)分岐鎖アルキル基、例
えば、メトキシ、エトキシ、イソブトキシなどを意味す
る。
【0022】アルキルチオは、イオウ原子に結合した
(C〜C)直鎖又は(C〜C)分岐鎖アルキル
基、例えば、メチルチオ、n−プロピルチオ、sec−
ブチルチオなどを意味する。
【0023】ハロは、ブロモ、クロロ、フルオロ及びヨ
ードを意味する。
【0024】アリールは、フェニル、ナフチル、又は、
ハロ、アルキル、アルキニル、アルコキシ、ニトロおよ
びシアノからなる群から独立して選択される1〜3個の
置換基で置換されたフェニルもしくはナフチルを意味す
る。例としては、フェニル、2−ナフチル、4−ニトロ
フェニル、4−クロロフェニル、3,5−ジメチルフェ
ニル、2,6−ジフルオロフェニル、3,5−ジクロロ
−4−メチルフェニル、3,5−ジクロロフェニル、
3,5−ジフルオロフェニル、3,5−ジブロモフェニ
ル、3−クロロ−4−エチル−5−フルオロフェニル、
3,5−ジクロロ−4−シアノフェニル、3,5−ジク
ロロ−4−メトキシフェニル、3,5−ジフルオロ−4
−プロパルギルフェニル、3,5−ジブロモ−4−メチ
ルフェニルなどが挙げられるが、これらに限定されな
い。
【0025】アルキニルは、(C〜C)アルキニ
ル、例えば、エチニル、プロパルギル、2−ヘキシニル
などを意味する。
【0026】ヘテロアリールは、酸素原子、イオウ原
子、1、2又は3個の窒素原子、酸素原子と1又は2個
の窒素原子、又はイオウ原子と1又は2個の窒素原子を
有することができる5員の芳香族環、或いは1、2又は
3個の窒素原子を有する6員芳香族環、或いは、ハロ、
アルキル、ハロアルキル又はシアノから選択される2個
以下の置換基で置換されたヘテロアリールを意味する。
例としては、2−フリル、2−チエニル、4−クロロ−
2−チエニル、2−オキサゾリル、2−イミダゾリル、
1,2,4−トリアゾル−1−イル、2−イミダゾリ
ル、2−ピロリル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−
ピリジル、4−ピリダジニル、4−ピリミジニル、2−
ピラジニル、1,3,5−トリアジン−2−イル、4−
クロロ−3−ピリジルなどが挙げられるが、これらに限
定されない。
【0027】フェニレンは、1,4−フェニレンを意味
する。
【0028】式(IV)の化合物に関して、特定の異性
体を、明細書全体に亙って示しているが、式(IV)
は、実際には、cis及びtrans異性体形態の混合
物を表すことを理解すべきである。
【0029】本発明の第1の態様においては、アルキニ
ルアミドから5−メチレンオキサゾリンを形成するため
の環化工程(i)は、相間移動物質の存在下で、温和な
水性塩基を用いて行なう。相間移動物質(PTA)が必
要であるが、用いるPTAの選択は重要ではなく、非イ
オン性、カチオン性又は両性の性質のものであってよ
い。PTAの例としては、アルキルフェノキシポリエト
キシエタノール、第4級アンモニウムハライド、例え
ば、テトラブチルアンモニウムブロミド、ベンジルトリ
ブチルアンモニウムクロリド又はAliquat336
の商品名で市販されているトリカプリリルメチルアンモ
ニウムクロリド、第4級ホスホニウムハライド、例え
ば、(C16〜C18)アルキルトリブチルホスホニウ
ムブロミド、例えばセチルトリブチルホスホニウムブロ
ミドが挙げられるが、これらに限定されない。用いるP
TAの量は、過度に重要ではないが、一般には、アルキ
ニルアミド出発物質を基準として、約0.1〜約25重
量%、好ましくは約0.1〜約10重量%の範囲であ
る。反応温度は、通常、約25℃乃至用いる溶媒/水系
の沸点である。好ましい条件は、少なくとも50℃乃至
用いる溶媒/水系の沸点の反応温度である。圧力は重要
ではないが、反応は、通常、便宜上大気圧で進行させ
る。反応時間は、用いる温度、出発アルキニルアミドの
置換基パターン、用いる溶媒、塩基及びPTAの性質、
並びに反応容器の寸法及び形状に依存する。しかしなが
ら、反応は、通常、24時間以下、より通常的には10
時間以下の時間で好都合に行なわれる。
【0030】ほとんどの通常の水性塩基を、アルキニル
アミドからのオキサゾリンの形成のために用いることが
できる。塩基性イオン交換樹脂を用いることもできる。
好ましい塩基は、水酸化ナトリウム(NaOH)及び水
酸化カリウム(KOH)又はこれらの混合物、炭酸ナト
リウム(NaCO)及び炭酸カリウム(K
)又はこれらの混合物、並びに重炭酸ナトリウム
(NaHCO)及び重炭酸カリウム(KHCO)又
はこれらの混合物である。NaOH、KOH、NAHC
及びNaCOがより好ましい。NaOHが更に
好ましい。種々の溶媒をこの反応において用いることが
できる。これらは、非極性、例えばヘプタン及びイソオ
クタンのような脂肪族炭化水素、或いはトルエン及びキ
シレンのような芳香族炭化水素であっても、或いは、極
性、例えばエーテルであってもよい。概して、副反応を
避けるためには、水酸化物タイプの塩基を非極性溶媒中
で使用するのが最も好ましい。重炭酸塩及び炭酸塩タイ
プの塩基は、どちらのタイプの溶媒とも共に用いること
ができるが、通常は極性タイプと共に有利に用いられ
る。用いる塩基の量は、通常、アルキニルアミド1当量
あたり少なくとも0.05当量である。好ましい量は、
塩基少なくとも0.1当量である。より好ましい量は、
塩基少なくとも0.25当量である。
【0031】工程(i)に関するこの第1の態様のため
の通常の代表的な反応手順においては、アルキニルアミ
ド、溶媒、塩基及び相間移動物質を一緒に加え、ガスク
ロマトグラフィー(GC)分析によって出発物質が検出
されなくなるまで、還流下で加熱する。冷却後、下側の
水性相を廃棄し、有機相を、ブラインで洗浄し、乾燥剤
上で乾燥し、濾過する。所望の場合には、濾液を、脱色
活性炭で更に処理して、再濾過する。溶液を濃縮して、
溶媒の殆どを除去し、得られた透明な油状物を減圧下で
蒸留して、5−メチレンオキサゾリン物質を得る。
【0032】本発明の第2の態様においては、アルキニ
ルアミドから5−メチレンオキサゾリンを形成するため
の環化工程(i)は、酸、好ましくは無水酸を用いて、
有機溶媒の存在下で行なう。酸は、無機酸又は有機酸の
いずれであってもよい。酸の例としては、発煙硫酸、メ
タンスルホン酸、トルエンスルホン酸、トリフルオロ酢
酸及びトリクロロ酢酸が挙げられるが、これらに限定さ
れない。好ましい酸は、メタンスルホン酸及びトリクロ
ロ酢酸である。より好ましい酸は、メタンスルホン酸で
ある。用いる酸の量は、変化させてよいが、出発置換ア
ミド物質を基準として約5モル%〜約200モル%の量
を通常用いる。好ましい量は、約5モル%〜約100モ
ル%である。より好ましい量は、約5モル%〜約20モ
ル%である。用いる溶媒は、極性又は非極性溶媒のいず
れであってもよく、好ましくは無水のものである。極性
溶媒の例としては、酢酸エチル及び酢酸ブチルのような
エステル、メチル−tert−ブチルエーテルのような
エーテル、及びアセトニトリルのようなニトリルが挙げ
られるが、これらに限定されない。非極性溶媒の例とし
ては、ヘプタンのような脂肪族炭化水素、トルエンのよ
うな芳香族炭化水素、及びクロロベンゼンのようなハロ
芳香族炭化水素が挙げられるが、これらに限定されな
い。好ましい溶媒は、酢酸ブチル、クロロベンゼン及び
ヘプタンである。反応温度は、通常、約20℃乃至用い
る溶媒系の還流温度である。好ましい温度は、約25℃
〜約130℃である。より好ましい温度は、約80℃〜
約120℃である。圧力は重要ではないが、反応は、通
常、便宜上大気圧で進行させる。反応時間は、用いる温
度、出発アルキニルアミドの置換基パターン、用いる溶
媒、酸の性質、及び反応容器の寸法及び形状に依存す
る。しかしながら、反応は、通常、約2時間〜約5日、
より通常的には3日以下の時間で好都合に行なわれる。
【0033】この第2の態様の工程(i)のための通常
の代表的な反応手順においては、出発アミドを、反応溶
媒に加え、次に触媒を加える。次に、反応系を反応温度
にして、反応が完了するまで撹拌し、雰囲気温度に冷却
し、飽和重炭酸ナトリウムで触媒を失活させる。相を分
離し、水性抽出し、有機相を合わせて、乾燥し、濾過
し、蒸発乾固させて、所望の生成物を得る。
【0034】本発明のいずれの態様においても、TCI
Aを用いる5−メチレンオキサゾリンの塩素化工程(i
i)は、約−30℃〜約100℃の温度で行なうことが
できる。好ましい塩素化温度は、約0℃〜70℃であ
る。約50℃以下の温度が、最良の塩素化選択性を得る
ためにより好ましい。0℃〜30℃の温度が更に好まし
い。反応は、圧力依存性ではないが、通常、1気圧の圧
力が便宜上好ましい。試薬の化学量論は、非常に重要で
ある。5−メチレンオキサゾリン1当量あたり0.33
3当量未満のTCIAを用いると、5−メチレンオキサ
ゾリン出発物質の一部が未反応で残留する。0.333
当量を超える量を用いると、過剰に塩素化された中間体
が形成され、これは加水分解の後にジクロロケトンとな
る。しかしながら、上述したように、本発明の更なる態
様は、オキサゾリンのメチレン基がアルキル基によって
置換されていない場合に、5−メチレンオキサゾリン1
当量あたり0.667当量以上のTCIAを用いると、
5−(ジクロロメチレン)オキサゾリンを好都合に形成
し、引き続いて工程(iii)においてα,α−ジクロ
ロケトンを形成する方法を提供する。塩素化反応時間
は、約5分〜約1時間で変化させてよく、用いる反応装
置の寸法及びタイプと、用いる溶媒の両方に依存する。
塩素化溶媒は、通常、エーテル、エステル又はケトン、
例えば酢酸エチル、酢酸ブチル及びメチル−t−ブチル
エーテル(但し、これらに限定されない)のような極性
溶媒である。好ましい溶媒は、酢酸エチル又は酢酸ブチ
ルである。混和性の極性タイプの溶媒と混合するか又は
約40℃の温度に加熱する場合には、芳香族炭化水素、
例えばトルエン、或いは脂肪族炭化水素、例えばヘプタ
ン及びイソオクタンのような非極性溶媒を用いることも
できる。塩素化反応を所望の段階まで行なった後、シア
ヌル酸副生成物は、濾過によるか及び/又は炭酸ナトリ
ウム、水酸化ナトリウムなどのような通常の塩基で洗浄
することによって除去することができる。次に、得られ
る5−クロロメチレンオキサゾリンを含む溶液を、加水
分解工程(iii)に供する。
【0035】加水分解工程(iii)においては、約5
0℃以上の温度が必要である。好ましくは、加水分解
は、約50〜約100℃で行なう。より好ましくは、用
いる温度は約50〜80℃である。水性酸又は多少の水
を添加した非水性酸のいずれかを用いることができる。
塩酸、硫酸、トルフルオロ酢酸、メタンスルホン酸又は
トルエンスルホン酸(但しこれらに限定されない)のよ
うな通常の酸が、用いるのに好都合である。塩酸水溶液
又は硫酸水溶液が好ましい。酸性イオン交換樹脂を用い
ることもできる。塩酸又は硫酸を用いる場合には、通
常、水をさらに加えて加水分解を容易にする。5−クロ
ロメチレンオキサゾリン1当量あたり約0.05〜0.
5当量の水性酸を用いることが好ましい。5−クロロメ
チレンオキサゾリン1当量あたり約0.1〜0.25当
量の塩酸水溶液を用いることがより好ましい。加水分解
段階は、通常、約3〜約24時間かかり、時間は、Z基
の性質、温度及び用いる装置の寸法及び性質に依存す
る。用いる圧力は重要ではない。しかしながら、通常は
1気圧が便宜上好ましい。
【0036】両方の態様の工程(ii)及び(iii)
のための通常の代表的な反応手順においては、オキサゾ
リン及び溶媒を合わせ、得られた溶液を、氷浴を用いて
0〜5℃に冷却する。可能ならば反応温度を30℃以下
に保持しながら、TCIAを徐々に加える。TCIAを
加えたら、得られたスラリーを室温に加温し、ガスクロ
マトグラフィー(GC)分析に基づいて反応が完了する
まで撹拌する。シアヌル酸副生成物を濾過によって除去
し、次に溶液を、重炭酸ナトリウム又は水酸化ナトリウ
ム溶液のような適当な塩基で洗浄して、残留シアヌル酸
を除去する。5−クロロメチレンオキサゾリンを含む溶
液を、フラスコに戻し、60℃に加熱する。濃塩酸及び
水を加え、加水分解が完了するまで、溶液を撹拌する。
反応混合物を室温に冷却し、冷却して、所望のα−クロ
ロケトンを晶出させる。得られた固体を濾過し、洗浄
し、乾燥して、生成物を得る。濾液溶液を濃縮及び冷却
することによって、しばしばさらに生成物が得られる。
【0037】以下の実施例、表及び実験手順は、当業者
への指針のために与えるものであり、特許請求の範囲に
よって規定される発明の範囲を制限するものではない。
【0038】表I:実施例B1〜B14 相間移動物質(PTA)の存在下でのアルキニルアミド
からの5−メチレンオキサゾリンの塩基触媒形成
【化22】
【表1】
【0039】実施例B1:4,4−ジメチル−5−メチ
レン−2−フェニルオキサゾリンの調製 マグネチックスターラーバー、加熱マントル及び還流凝
縮器を取り付けた丸底フラスコに、N−(3−メチルブ
チン−3−イル)ベンズアミド(25.00g、13
3.5ミリモル)、トルエン200ml、0.5N水酸
化ナトリウム水溶液27ml、及び2.00g(4.9
5ミリモル、3.7モル%)のAliquat336を
入れた。得られた混合物を還流下で3時間加熱すると、
その時点で、ガスクロマトグラフィー(GC)分析によ
って出発物質は検出されなかった。冷却後、混合物を分
別漏斗に移した。下層の水性層を廃棄した。有機溶液
を、ブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥し、濾過し
た。濾液を、脱色活性炭2.0gで処理して、再濾過し
た。ロータリーエバポレーターを用いて溶液を濃縮し
て、透明な油状物26.41gを得た。生成物を、減圧
下(70〜75℃、0.6mmHg)で蒸留して、透明
な無色の液体23.65g(収率95%)を得た。この
物質、4,4−ジメチル−5−メチレン−2−フェニル
オキサゾリンは、ガスクロマトグラフィー分析によっ
て、単一の成分であることが分かった。H−NMR
(400MHz,CDCl)δ7.99(d,J=
6.7Hz,2H),7.50−7.35(m,3
H),4.73(d,J=2.8Hz,1H),4.2
3(d,J=2.8Hz,1H),1.45(s,6
H);13C−NMR(100MHz,CDCl)δ
167.8,159.8,131.6,128.4,1
26.0,126.95,82.3,69.0,29.
7。
【0040】実施例B2:4,4−ジメチル−5−メチ
レン−2−フェニルオキサゾリンの調製 実施例B1と同様の方法で、トルエンに代えてメチル−
tert−ブチルエーテルを用い、4時間の反応時間
で、4,4−ジメチル−5−メチレン−2−フェニルオ
キサゾリンを、収率98%で得た。
【0041】実施例B3:4,4−ジメチル−5−メチ
レン−2−フェニルオキサゾリンの調製 実施例B1と同様の方法で、トルエンに代えてクロロベ
ンゼンを用い、2.5時間の反応時間で、4,4−ジメ
チル−5−メチレン−2−フェニルオキサゾリンを、収
率92%で得た。
【0042】実施例B4:2−(3,5−ジメチルフェ
ニル)−4,4−ジメチル−5−メチレンオキサゾリン
の調製 マグネチックスターラーバー、加熱マントル及び還流凝
縮器を取り付けた丸底フラスコに、N−(3−メチルブ
チン−3−イル)−3,5−ジメチルベンズアミド(2
5.00g、116.1ミリモル)、トルエン200m
l、0.5N水酸化ナトリウム水溶液50ml、及び
1.74g(4.31ミリモル、3.7モル%)のAl
iquat336を入れた。得られた混合物を還流下で
1.5時間加熱した。冷却後、混合物を分別漏斗に移し
た。下層の水性層を廃棄した。有機溶液を、ブラインで
洗浄し、MgSO上で乾燥し、濾過した。ロータリー
エバポレーターを用いて溶液を濃縮して、透明な無色の
油状物を得、これを蒸留(86〜94℃、0.4mm)
して、2−(3,5−ジメチルフェニル)−4,4−ジ
メチル−5−メチレンオキサゾリン24.43g(98
%)を無色の液体として得た。H−NMR(400M
Hz,CDCl)δ7.62(s,2H),7.09
(s,1H),4.73(d,J=3.2Hz,1
H),4.22(d,J=3.2Hz,1H),2.3
0(s,6H),1.44(s,6H); C−NM
R(100MHz,CDCl)δ167,9.16
0.1,138.1,133.3,126.7,12
5.8,82.1,68.9,29.8,21.1。
【0043】実施例B5:2−(3,5−ジメチルフェ
ニル)−4,4−ジメチル−5−メチレンオキサゾリン
の調製 実施例B4と同様の方法で、溶媒としてイソオクタン、
相間移動触媒としてヘキサデシルトリブチルホスホニウ
ムブロミド2.95gを用い、2時間の反応時間で、2
−(3,5−ジメチルフェニル)−4,4−ジメチル−
5−メチレンオキサゾリンを、収率98%で得た。
【0044】実施例B6:2−(4−クロロフェニル)
−4−エチル−4−メチル−5−メチレンオキサゾリン
の調製 実施例B4と同様の方法で、溶媒としてイソオクタン、
相間移動触媒としてオクタデシルトリブチルホスホニウ
ムブロミド2.84gを用い、1.5時間の反応時間
で、2−(4−クロロフェニル)−4−エチル−4−メ
チル−5−メチレンオキサゾリンを、収率97%で得
た。沸点95℃(0.6mm)、融点55〜57℃。
H−NMR(400MHz,CDCl)δ7.92
(d,J=8.8Hz,2H),7.38(d,J=
8.8Hz,2H),4.80(d,J=2.4Hz,
1H),4.19(d,J=2.4Hz,1H),1.
86(dt,J=20.8,7.5Hz,1H),1.
60(dt,J=20.8,7.5Hz,1H),1.
42(s,3H),0.80(t,J=7.5Hz,3
H);13C−NMR(100MHz,CDCl)δ
166.0,159.0,137.8,129.4,1
28.7,125.4,83.1,72.9,35.
0,28.6,8.3。
【0045】実施例B7:2−(2,6−ジフルオロフ
ェニル)−4,4−ジメチル−5−メチレンオキサゾリ
ンの調製 実施例B4と同様の方法で、溶媒としてイソオクタン、
相間移動触媒として2.26gのAliquat336
を用い、1.25時間の反応時間で、2−(2,6−ジ
フルオロフェニル)−4,4−ジメチル−5−メチレン
オキサゾリンを、収率95%で得た。沸点80℃(1.
0mm)。H−NMR(400MHz,CDCl
δ7.42(tt,J=8.0,6.0Hz,1H),
6.98(t,J=8.0Hz,2H),4.74
(d,J=3.2Hz,1H),4.30(d,J=
3.2Hz,1H),1.45(s,6H);13C−
NMR(100MHz,CDCl)δ167.1,1
61.2(dd,J=256.7,5.7Hz),15
2.6,132.8(t,J=10.3Hz),11
2.0(d,J=20.0Hz),106.7(t,J
=17.1Hz),83.0,69.4,29.6。
【0046】実施例B8:2−(2,6−ジフルオロフ
ェニル)−5−メチレン−4,4−(ペンタメチレン)
オキサゾリンの調製 実施例B4と同様の方法で、溶媒としてトルエン、相間
移動触媒としてヘキサデシルトリブチルホスホニウムブ
ロミド2.41gを用い、6時間の反応時間で、2−
(2,6−ジフルオロフェニル)−5−メチレン−4,
4−(ペンタメチレン)オキサゾリンを、収率96%で
得た。沸点110〜112℃(0.5mm)、融点43
〜46℃。H−NMR(400MHz,CDCl
δ7.38(tt,J=8.4,6.0Hz,1H),
6.94(t,J=8.8Hz,2H),4.72
(d,J=3.2Hz,1H),4.26(d,J=
3.2Hz,1H),2.0−1.3(m,10H);
13C−NMR(100MHz,CDCl)δ16
7.6,161.2(dd,J=256.3,6.0H
z),151.9,132.6(t,J=10.3H
z),111.9(dd,J=20.2,5.4H
z),107.2(t,J=18.3Hz),83.
2,72.6,39.3,25.6,22.2。
【0047】実施例B9:2−(3,5−ジクロロ−4
−メチルフェニル)−4−エチル−4−メチル−5−メ
チレンオキサゾリン 実施例B4と同様の方法で、溶媒としてヘプタン、相間
移動触媒として1.08gのAliquat336、水
80ml中炭酸ナトリウム10.2gの溶液を用い、
1.5時間の反応時間で、2−(3,5−ジクロロ−4
−メチルフェニル)−4−エチル−4−メチル−5−メ
チレンオキサゾリンを、収率87%で得た。沸点128
℃(1.0mm);13C−NMR(100MHz,D
MSO−d )δ165.1,156.5,137.
6,135.0,126.5,126.0,83.9,
72.7,34.0,28.0,17.4,8.1。
【0048】実施例B10:2−(4−ニトロフェニ
ル)−4,4−ジメチル−5−メチレンオキサゾリンの
調製 実施例B4と同様の方法で、溶媒としてイソオクタン、
相間移動触媒として2.25gのAliquat336
を用い、1.25時間の反応時間で、2−(4−ニトロ
フェニル)−4,4−ジメチル−5−メチレンオキサゾ
リンを、収率90%で得た。粗生成物をヘキサンから再
結晶して、明橙色の固体22.61gを得た。融点91
〜94℃。H−NMR(400MHz,CDCl
δ8.29(d,J=8.8Hz,2H),8.16
(d,J=8.8Hz,2H),4.80(d,J=
3.2Hz,1H),4.33(d,J=3.2Hz,
1H),1.48(s,6H);13C−NMR(10
0MHz,CDCl)δ167.3,158.1,1
49.6,132.8,129.1,123.6,8
3.5,69.7,29.6。
【0049】実施例B11:ビス(4,4−ジエチル−
5−メチレンオキサゾリン−2−イル)−1,4−フェ
ニレンの調製 実施例B4と同様の方法で、溶媒としてトルエン、相間
移動触媒として2.00gのAliquat336、1
N−NaOH溶液50mlを用い、2時間の反応時間
で、ビス(4,4−ジエチル−5−メチレンオキサゾリ
ン−2−イル)−1,4−フェニレンを、収率87%で
得た。粗生成物を、ヘキサンから再結晶して、白色の固
体21.81gを得た。融点143〜144℃。H−
NMR(400MHz,CDCl)δ8.09(s,
4H)、4.90(d,J=3.2Hz,2H)、4.
17(d,J=3.2Hz,2H)、1.92(dt,
J=21.2,7.4Hz,4H)、1.58(dt,
J=21.2,7.4Hz,4H)、8.81(t,J
=7.4Hz,12H);13C−NMR(100MH
z,CDCl)δ164.0,159.5,129.
6,128.2,83.6,77.2,34.0,8.
1。
【0050】実施例B12:4,4−ジメチル−5−メ
チレン−2−(2−ナフチル)オキサゾリンの調製 実施例B4と同様の方法で、溶媒としてトルエン、相間
移動触媒として1.00gのAliquat336、1
N−NaOH溶液50mlを用い、反応時間1.5時間
で、4,4−ジメチル−5−メチレン−2−(2−ナフ
チル)オキサゾリンを、収率95%で得た。沸点132
〜137℃(0.5mm);H−NMR(400MH
z,CDCl)δ8.46(s,1H),8.04
(dd,J=8.8,2.0Hz,1H)、7.84
(dd,J=6.4,2.4Hz,1H)、7.79
(d,J=8.4Hz,1H)、7.75(dd,J=
6.8,2.8Hz,1H)、7.48−7.40
(m,2H)、4.78(d,J=2.8Hz,1
H)、4.25(d,J=2.8Hz,1H)、1.4
8(s,6H);13C−NMR(100MHz,CD
Cl)δ167.8,159.9,134.7,13
2.6,128.8,128.7,128.2,12
7.7,127.6,126.5,124.3,12
4.1,82.3,69.1,29.8。
【0051】実施例B13:4,4−ジメチル−5−メ
チレン−2−(3−ピリジル)オキサゾリンの調製 実施例B4と同様の方法で、溶媒としてイソオクタン、
相間移動触媒としてステアリルトリブチルホスホニウム
ブロミド2.00g、0.5N−NaOH溶液50ml
を用い、1時間の反応時間で、4,4−ジメチル−5−
メチレン−2−(3−ピリジル)オキサゾリンを、収率
96%で得た。沸点80〜87℃(0.6mm)。13
C−NMR(100MHz,CDCl)δ164.
9,152.0,148.0,135.2,123.
4,86.8,69.7,48.2,29.0。
【0052】実施例B14:2−ヘプタン−3−イル−
4,4−ジメチル−5−メチレンオキサゾリンの調製 実施例B4と同様の方法で、溶媒としてヘプタン、相間
移動触媒として4.81gのAliquat336、N
aOHの代わりにKOHを用い、2時間の反応時間で、
2−ヘプタン−3−イル−4,4−ジメチル−5−メチ
レンオキサゾリンを、収率98%で得た。沸点62℃
(1.0mm)。13C−NMR(100MHz,CD
Cl)δ168.2,165.8,81.4,68.
1,41.0,31.8,29.8,29.5,25.
4,22.6,14.0,11.7。
【0053】比較例:PTAの非存在下での塩基触媒環
化 PTAの存在下で塩基を用いて5−メチレンオキサゾリ
ンを置換アミドから形成する本発明の有用性を更に示す
ために、PTAを存在させないで、以下の比較例を行な
った。
【0054】比較例B−1 実施例B4と同様の方法で、但し、相間移動触媒の非存
在下で実験を行なったところ、溶媒としてヘプタンを用
い、8時間の反応時間で、2−(3,5−ジメチルフェ
ニル)−4,4−ジメチル−5−メチレンオキサゾリン
が21%しか得られなかった。回収された物質の残りの
79%は、未反応のN−(3−メチルブチン−3−イ
ル)−3,5−ジメチルベンズアミドからなっていた。
【0055】比較例B−2 実施例B4と同様の方法で、溶媒としてトルエンを用
い、但し相間移動触媒の非存在下で実験を行なったとこ
ろ、8時間の反応時間の後にN−(3−メチルペンチン
−3−イル)−3,5−ジクロロ−4−メチルベンズア
ミドが未変化で回収された。
【0056】置換アミドから5−メチレンオキサゾリン
を酸触媒形成するための以下の手順を、表IIに示す実
施例A1〜A18の全てに関して用いた。
【0057】溶媒10ml中のアミノアルキン2gに、
5〜200モル%の酸触媒を加えた。次に、混合物を所
望の温度に加熱した。無水の出発物質を用いた。GC分
析によって、出発物質が消費されたか又は反応がもはや
出発物質を消費しないことが示されるまで、反応系を撹
拌した。次に、室温に冷却し、15mlの重炭酸ナトリ
ウム飽和水溶液で反応停止して、層を分離した。水性層
を酢酸エチル(15ml)で抽出し、有機層を合わせ
て、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、減圧下で蒸発
乾固させて、所望の生成物を表IIに示す収率で得た。
生成物は、公知の標準試料との比較、及びH−NMR
分光分析によって同定した。
【0058】表II:実施例A1〜A18 アルキニルアミドからの5−メチレンオキサゾリンの酸
触媒形成
【化23】
【0059】表IIにおいて、重量収率は、所望の5−
メチレンオキサゾリン生成物、次式
【化24】 を有するケトン、及び置換アミド出発物質の総計を示
す。
【0060】実施例C1〜C11は、PTAの存在下で
の塩基触媒環化か又は置換アミド出発物質の酸触媒環化
を行ない、TCIAを用い、続いて水性酸を用いて加水
分解することによって調製された、5−メチレンオキサ
ゾリンからの所望のα−モノクロロケトンの調製におい
て用いられる実験条件を示す。
【0061】表II:アセチレン系アミドからの5−メ
チレンオキサゾリンの酸触媒形成
【表2】
【0062】
【表3】
【0063】
【表4】
【0064】実施例C1:N−(1−クロロ−3−メチ
ル−2−オキソブト−3−イル)−4−ニトロベンズア
ミドの調製 4,4−ジメチル−5−メチレン−2−(4−ニトロフ
ェニル)オキサゾリン(10.0g,43.1ミリモ
ル)及び酢酸エチル(35ml)の溶液を、氷浴を用い
て5℃に冷却した。トリクロロイソシアヌル酸(3.3
3g、14.3ミリモル)を、反応温度を40℃以下に
保持するために、幾つかの部分に分けて15分間かけて
加えた。添加が完了したら、反応混合物を20℃に冷却
し、氷浴を取り除いた。反応を、GCによって、出発物
質の消失に関して監視した。1.5時間後、塩素化を完
了させるために、更に0.25g(1.07ミリモル)
の塩素化剤を加えた。反応が完了したら、混合物を濾過
した。濾液を、酢酸エチル(15ml)で洗浄した。濾
液を、丸底フラスコに移し、60℃に加熱し、塩酸(3
7%溶液0.85g)及び水(2.8ml)を加えた。
反応混合物を60℃で5時間撹拌した後、室温に冷却し
た。得られたスラリーを、冷蔵庫に一晩保存した。混合
物を濾過し、固形分を、冷濾液溶液ですすいだ。減圧下
での蒸発によって、濾液を、その元々の容量の約半分ま
で濃縮した。溶液が濁るまで、ヘキサンを徐々に加え
た。フラスコを、冷蔵庫内において8℃で一晩冷蔵した
後、スラリーを濾過して、さらなる結晶生成物を得た。
両方の生成物を、減圧下、60℃で乾燥して、N−(1
−クロロ−3−メチル−2−オキソブト−3−イル)−
4−ニトロベンズアミド(10.78g、88%)を、
白色の固体として得た。融点181〜182℃。
【0065】実質的に同様の手順に従って、表IIIに
示すような実施例C2〜C11の化合物を調製した。
【0066】表III:5−メチレンオキサゾリン及び
TCIAとの反応、および引き続く加水分解によるα−
クロロケトンの調製
【化25】
【0067】
【表5】
【0068】5−メチレンオキサゾリン用の塩素化剤と
してTCIAを用いることによる本発明の利点を更に示
すために、他の公知の塩素化剤を用いて以下の比較例を
行なった。
【0069】比較例C−1:塩素ガスの使用 2−(3,5−ジクロロ−4−メチルフェニル)−4−
エチル−4−メチル−5−メチレンオキサゾリン(2
0.0g、70.4ミリモル)及びメタノール(100
ml)の溶液を0℃に冷却した。塩素ガスを溶液中にバ
ブリングした。反応をガスクロマトグラフィーによって
監視した(1)。出発物質が消失したら(1.5時
間)、塩素の供給を停止した。溶液を窒素でパージし
て、残留塩素を除去した後、溶液を50℃に加熱した。
水(20ml)を加え、加水分解が完了するまで、反応
系を撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、スラリーを
濾過した。湿潤ケーキを、メタノール中の10%の水の
冷溶液で洗浄し、減圧オーブン中で乾燥して、白色の固
体15.89gを得た。生成物は、71%のN−(1−
クロロ−3−メチル−2−オキソペント−3−イル)−
3,5−ジクロロ−4−メチルベンズアミド、16%の
N−(1,1−ジクロロ−3−メチル−2−オキソペン
ト−3−イル)−3,5−ジクロロ−4−メチルベンズ
アミド及び0.8%のN−(3−メチル−2−オキソペ
ント−3−イル)−3,5−ジクロロ−4−メチルベン
ズアミドを含んでいた。所望のモノクロロケトンの収率
は、48%であると見積もられた(実施例C6と比較の
こと)。(1) 注記:塩素ガスとメタノールとの混合物は、爆発
性で衝撃に敏感な次亜塩素酸メチルを形成する可能性が
ある。
【0070】比較例C−2:N−クロロスクシンイミド
の使用 2−(3,5−ジクロロ−4−メチルフェニル)−4−
エチル−4−メチル−5−メチレンオキサゾリン(5.
0g、17.6ミリモル)及び酢酸エチル(20ml)
の溶液を、N−クロロスクシンイミド(2.35g、1
7.6ミリモル)で処理した。溶液を雰囲気温度で70
時間撹拌した。反応混合物は、50%の未反応出発物質
及び50%の所望の5−クロロメチレン−2−(3,5
−ジクロロ−4−メチルフェニル)−4−エチル−4−
メチレンオキサゾリンを含んでいた(実施例C6と比較
のこと)。
【0071】本発明における変化及び変更は、特許請求
の範囲によって規定される本発明の精神及び範囲から逸
脱することなく行なうことができることを理解すべきで
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 レニー・キャロライン・ローメル アメリカ合衆国ペンシルバニア州19002, メープル・グレン,フルトン・ロード 1030 (72)発明者 ランダル・ウェイン・ステファンズ アメリカ合衆国ペンシルバニア州18944, パーカシー,ストーニークレスト・ドライ ブ 114

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の工程: (i)有機溶媒及び相間移動物質の存在下で温和な水性
    塩基を用いて式(II)のアルキニルアミドを環化して
    式(III)の5−メチレンオキサゾリンを形成し; 【化1】 (ii)トリクロロイソシアヌル酸を用いて、溶媒中
    で、式(III)の5−メチレンオキサゾリンを塩素化
    して、式(IV)の塩素化オキサゾリン中間体を製造
    し; 【化2】 (iii)式(IV)の塩素化オキサゾリン中間体を水
    性酸で加水分解して、式(I)の所望のモノクロロケト
    ンを製造する; 【化3】 (上式中、 Zは、アルキル又は置換アルキル、アリール又は置換ア
    リール、ヘテロアリール又は置換ヘテロアリール、又は
    フェニレンであり、 Rは、水素原子又はアルキルであり、 R及びRは、それぞれ独立して、アルキル又は置換
    アルキル基であるか、又はR及びRは、それらが結
    合している炭素原子と一緒になって環式構造を形成す
    る)工程を含むことを特徴とする式(I)のα−クロロ
    ケトン化合物の製造方法。
  2. 【請求項2】 以下の工程: (i)酸を用いて式(II)のアルキニルアミドを環化
    して、式(III)の5−メチレンオキサゾリンを形成
    し; 【化4】 (ii)溶媒中で、トリクロロイソシアヌル酸を用い
    て、式(III)の5−メチレンオキサゾリンを塩素化
    して、式(IV)の塩素化オキサゾリン中間体を製造
    し; 【化5】 (iii)式(IV)の塩素化オキサゾリン中間体を、
    水性酸で加水分解して、式(I)の所望のモノクロロケ
    トンを製造する; 【化6】 (上式中、 Zは、アルキル又は置換アルキル、アリール又は置換ア
    リール、ヘテロアリール又は置換ヘテロアリール、又は
    フェニレンであり、 Rは、水素原子又はアルキルであり、 R及びRは、それぞれ独立して、アルキル又は置換
    アルキル基であるか、又はR及びRは、それらが結
    合している炭素原子と一緒になって環式構造を形成す
    る)工程を含むことを特徴とする式(I)のα−クロロ
    ケトン化合物の製造方法。
  3. 【請求項3】 Zが、(C〜C)アルキル、フェニ
    ル、又はハロ、(C 〜C)アルキル、(C
    )アルコキシ、(C〜C)アルキニル、ニトロ
    及びシアノからなる群から独立して選択される3つ以下
    の置換基で置換されたフェニル、2−ナフチル、3−ピ
    リジル及び1,4−フェニレンであり;Rが水素原子又
    は(C〜C)アルキルであり;R及びRがそれ
    ぞれ独立して(C〜C)アルキルであるか、又はR
    及びRは、それらが結合している炭素原子と一緒に
    なって、シクロペンチル又はシクロヘキシル環を形成す
    る、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 Zが、3−ヘプチル、フェニル、4−ハ
    ロフェニル、2,6−ジハロフェニル、4−(C〜C
    )アルキルフェニル、3,5−ジハロフェニル、3,
    5−ジ(C〜C)アルキルフェニル、4−(C
    )アルキル−3,5−ジハロフェニル、4−シアノ
    −3,5−ジハロフェニル、4−(C 〜C)アルコ
    キシ−3,5−ジハロフェニル、4−ニトロフェニル、
    2−ナフチル、3−ピリジル又は1,4−フェニレンで
    あり;Rが、水素原子、メチル又はエチルであり;R
    及びRがそれぞれ独立してメチル又はエチルである
    か、又はR及びR はそれらが結合している炭素原子
    と一緒になってシクロヘキシル環を形成する、請求項3
    に記載の方法。
  5. 【請求項5】 Zが4−クロロフェニル、2,6−ジフ
    ルオロフェニル、3,5−ジメチルフェニル、3,5−
    ジクロロ−4−メチルフェニル、4−ニトロフェニル、
    1,4−フェニレン、2−ナフチル、3−ピリジル又は
    3−ヘプチルであり;Rが水素原子であり;R及びR
    がそれぞれ独立してメチル又はエチルである、請求項
    4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 工程(i)における相間移動物質が、非
    イオン性、カチオン性、アニオン性又は両性である請求
    項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 相間移動物質が、アルキルフェノキシポ
    リエトキシエタノール、第4級アンモニウムハライド及
    び第4級ホスホニウムハライドから選択される請求項6
    に記載の方法。
  8. 【請求項8】 工程(i)における塩基が、水酸化ナト
    リウム及び水酸化カリウム又はこれらの混合物、炭酸ナ
    トリウム及び炭酸カリウム又はこれらの混合物、重炭酸
    ナトリウム及び重炭酸カリウム又はこれらの混合物、及
    び塩基性イオン交換樹脂から選択される請求項1に記載
    の方法。
  9. 【請求項9】 塩基が、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
    ウム、重炭酸ナトリウム又は炭酸ナトリウムである請求
    項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 用いる塩基の量が、アルキニルアミド
    1当量あたり少なくとも0.05当量である請求項8に
    記載の方法。
  11. 【請求項11】 工程(i)において用いる溶媒が、脂
    肪族炭化水素、芳香族炭化水素、エステル、エーテル又
    はケトンである請求項1に記載の方法。
  12. 【請求項12】 工程(i)において用いる酸が、無機
    酸又は有機酸である請求項2に記載の方法。
  13. 【請求項13】 酸が、発煙硫酸、メタンスルホン酸、
    トルエンスルホン酸、トリフルオロ酢酸又はトリクロロ
    酢酸である請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 用いる酸の量が、置換アミドを基準と
    して、5モル%〜200モル%である請求項12に記載
    の方法。
  15. 【請求項15】 工程(i)において用いる溶媒が、エ
    ステル、エーテル、ニトリル、脂肪族炭化水素、芳香族
    炭化水素又はハロ芳香族炭化水素である請求項2に記載
    の方法。
  16. 【請求項16】 酸が無水である請求項12に記載の方
    法。
  17. 【請求項17】 溶媒が無水である請求項15に記載の
    方法。
  18. 【請求項18】 5−(クロロメチレン)オキサゾリン
    又は5,5−(ジクロロメチレン)オキサゾリンを形成
    するための5−メチレンオキサゾリン用の塩素化剤とし
    てのトリクロロイソシアヌル酸の使用。
  19. 【請求項19】 生成物が5−(クロロメチレン)オキ
    サゾリンである請求項18に記載のトリクロロイソシア
    ヌル酸の使用。
  20. 【請求項20】 5−メチレンオキサゾリンの塩素化工
    程(ii)を、−30℃〜100℃の温度で行なう請求
    項1又は2に記載の方法。
  21. 【請求項21】 温度が0℃〜70℃である請求項20
    に記載の方法。
  22. 【請求項22】 塩素化工程(ii)の溶媒が、極性溶
    媒、混和性の極性及び非極性溶媒の混合物、又は約40
    ℃の温度における極性及び非極性溶媒の混合物である請
    求項1又は2に記載の方法。
  23. 【請求項23】 極性溶媒が、エーテル、エステル又は
    ケトンであり、非極性溶媒が、芳香族炭化水素又は脂肪
    族炭化水素である請求項22に記載の方法。
  24. 【請求項24】 溶媒が、酢酸エチル又は酢酸ブチルで
    ある請求項23に記載の方法。
  25. 【請求項25】 加水分解工程(iii)における温度
    が50℃以上である請求項24に記載の方法。
  26. 【請求項26】 加水分解工程(iii)において用い
    る酸が、水性又は非水性である請求項24に記載の方
    法。
  27. 【請求項27】 酸が、塩酸、硫酸、トリフルオロ酢
    酸、メタンスルホン酸、トルエンスルホン酸又は酸性イ
    オン交換樹脂である請求項26に記載の方法。
  28. 【請求項28】 酸が、塩酸又は硫酸である請求項27
    に記載の方法。
  29. 【請求項29】 5−クロロメチレンオキサゾリン1当
    量あたり0.05〜0.5当量の酸を用いる請求項26
    に記載の方法。
  30. 【請求項30】 有機溶媒及び相間移動物質の存在下
    で、温和な水性塩基を用いて、式(II)のアルキニル
    アミドを環化する; 【化7】 (上式中、 Zは、アルキル又は置換アルキル、アリール又は置換ア
    リール、ヘテロアリール又は置換ヘテロアリール、又は
    フェニレンであり、 Rは、水素原子又はアルキルであり、 R及びRは、それぞれ独立して、アルキル又は置換
    アルキル基であるか、又はR及びRは、それらが結
    合している炭素原子と一緒になって環式構造を形成す
    る)ことを特徴とする、式(III)の5−メチレンオ
    キサゾリン化合物の製造方法。
  31. 【請求項31】 酸を用いて式(II)のアルキニルア
    ミドを環化する; 【化8】 (上式中、 Zは、アルキル又は置換アルキル、アリール又は置換ア
    リール、ヘテロアリール又は置換ヘテロアリール、又は
    フェニレンであり、 Rは、水素原子又はアルキルであり、 R及びRは、それぞれ独立して、アルキル又は置換
    アルキル基であるか、又はR及びRは、それらが結
    合している炭素原子と一緒になって環式構造を形成す
    る)ことを特徴とする、式(III)の5−メチレンオ
    キサゾリン化合物の製造方法。
  32. 【請求項32】 溶媒中で、トリクロロイソシアヌル酸
    を用いて式(III)の5−メチレンオキサゾリンを塩
    素化する; 【化9】 (上式中、 Zは、アルキル又は置換アルキル、アリール又は置換ア
    リール、ヘテロアリール又は置換ヘテロアリール、又は
    フェニレンであり、 Rは、水素原子又はアルキルであり、 R及びRは、それぞれ独立して、アルキル又は置換
    アルキル基であるか、又はR及びRは、それらが結
    合している炭素原子と一緒になって環式構造を形成す
    る)ことを特徴とする、式(IV)の塩素化オキサゾリ
    ン化合物の製造方法。
  33. 【請求項33】 Zが、(C〜C)アルキル、フェ
    ニル、又はハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C
    )アルコキシ、(C〜C)アルキニル、ニトロ及
    びシアノからなる群から独立して選択される3つ以下の
    置換基で置換されたフェニル、2−ナフチル、3−ピリ
    ジル及び1,4−フェニレンであり;Rが水素原子又は
    (C〜C)アルキルであり;R及びRがそれぞ
    れ独立して(C〜C)アルキルであるか、又はR
    及びRは、それらが結合している炭素原子と一緒にな
    って、シクロペンチル又はシクロヘキシル環を形成す
    る、請求項30、31又は32に記載の方法。
  34. 【請求項34】 Zが、3−ヘプチル、フェニル、4−
    ハロフェニル、2,6−ジハロフェニル、4−(C
    )アルキルフェニル、3,5−ジハロフェニル、
    3,5−ジ(C〜C)アルキルフェニル、4−(C
    〜C)アルキル−3,5−ジハロフェニル、4−シ
    アノ−3,5−ジハロフェニル、4−(C〜C)ア
    ルコキシ−3,5−ジハロフェニル、4−ニトロフェニ
    ル、2−ナフチル、3−ピリジル又は1,4−フェニレ
    ンであり;Rが、水素原子、メチル又はエチルであり;
    及びRがそれぞれ独立してメチル又はエチルであ
    るか、又はR及びR はそれらが結合している炭素原
    子と一緒になってシクロヘキシル環を形成する、請求項
    33に記載の方法。
  35. 【請求項35】 Zが4−クロロフェニル、2,6−ジ
    フルオロフェニル、3,5−ジメチルフェニル、3,5
    −ジクロロ−4−メチルフェニル、4−ニトロフェニ
    ル、1,4−フェニレン、2−ナフチル、3−ピリジル
    又は3−ヘプチルであり;Rが水素原子であり;R
    びRがそれぞれ独立してメチル又はエチルである、請
    求項34に記載の方法。
  36. 【請求項36】 以下の工程: (i)式(IIA)のアルキニルアミドを環化して、式
    (IIIA)の5−メチレンオキサゾリンを形成し; 【化10】 (ii)溶媒中で、トリクロロイソシアヌル酸を用い
    て、式(IIIA)の5−メチレンオキサゾリンを塩素
    化して、式(IVA)の二塩素化オキサゾリン中間体を
    製造し; 【化11】 (iii)水性酸で式(IVA)の二塩素化オキサゾリ
    ン中間体を加水分解して、所望の式(IA)のα,α−
    ジクロロケトンを製造する; 【化12】 (上式中、 Zは、アルキル又は置換アルキル、アリール又は置換ア
    リール、ヘテロアリール又は置換ヘテロアリール、又は
    フェニレンであり、 R及びRは、それぞれ独立して、アルキル又は置換
    アルキル基であるか、又はR及びRは、それらが結
    合している炭素原子と一緒になって環式構造を形成す
    る)工程を含むことを特徴とする、式(IA)のα,α
    −ジクロロケトン化合物の製造方法。
  37. 【請求項37】 Zが、(C〜C)アルキル、フェ
    ニル、又はハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C
    )アルコキシ、(C〜C)アルキニル、ニトロ及
    びシアノからなる群から独立して選択される3つ以下の
    置換基で置換されたフェニル、2−ナフチル、3−ピリ
    ジル及び1,4−フェニレンであり;R及びRがそ
    れぞれ独立して(C〜C)アルキルであるか、又は
    及びRは、それらが結合している炭素原子と一緒
    になって、シクロペンチル又はシクロヘキシル環を形成
    する、請求項36に記載の方法。
  38. 【請求項38】 Zが、3−ヘプチル、フェニル、4−
    ハロフェニル、2,6−ジハロフェニル、4−(C
    )アルキルフェニル、3,5−ジハロフェニル、
    3,5−ジ(C〜C)アルキルフェニル、4−(C
    〜C)アルキル−3,5−ジハロフェニル、4−シ
    アノ−3,5−ジハロフェニル、4−(C〜C)ア
    ルコキシ−3,5−ジハロフェニル、4−ニトロフェニ
    ル、2−ナフチル、3−ピリジル又は1,4−フェニレ
    ンであり;R及びRがそれぞれ独立してメチル又は
    エチルであるか、又はR及びR はそれらが結合して
    いる炭素原子と一緒になってシクロヘキシル環を形成す
    る、請求項37に記載の方法。
  39. 【請求項39】 Zが4−クロロフェニル、2,6−ジ
    フルオロフェニル、3,5−ジメチルフェニル、3,5
    −ジクロロ−4−メチルフェニル、4−ニトロフェニ
    ル、1,4−フェニレン、2−ナフチル、3−ピリジル
    又は3−ヘプチルであり;R及びRがそれぞれ独立
    してメチル又はエチルである、請求項38に記載の方
    法。
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