JPH10311362A - 流体充填弾性振動減衰装置 - Google Patents

流体充填弾性振動減衰装置

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JPH10311362A
JPH10311362A JP10123479A JP12347998A JPH10311362A JP H10311362 A JPH10311362 A JP H10311362A JP 10123479 A JP10123479 A JP 10123479A JP 12347998 A JP12347998 A JP 12347998A JP H10311362 A JPH10311362 A JP H10311362A
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F13/00Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
    • F16F13/04Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
    • F16F13/06Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper
    • F16F13/08Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper
    • F16F13/14Units of the bushing type, i.e. loaded predominantly radially
    • F16F13/1427Units of the bushing type, i.e. loaded predominantly radially characterised by features of flexible walls of equilibration chambers; decoupling or self-tuning means

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  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数が少なく、より簡単にかつより低コ
ストで製造することができるという利点を有する流体充
填弾性振動減衰装置を得る。 【解決手段】 剛性のある外側ハウジング110と、外
側ハウジング110によって包囲された内側部材112
と、内部に第1の流体保持室128を形成する振動吸収
弾性体116と、第1の流体通路132を介して第1の
流体保持室128と連通する第2の流体保持室130
と、装置の軸線と直交する方向へ動いて第1の流体通路
132を通る流体の流れを第1の流体通路132内にお
ける位置により変えて制御し、且つ第1の流体通路13
2に可動に取付けられた板140と、第2の流体保持室
130を囲む境界壁部の一部を形成する第1のダイヤフ
ラム164とを備える。第1の流体保持室128と第2
の流体保持室130とを回り経路を介して連通する第2
の流体通路170を振動吸収弾性体116内に形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、減衰装置、特に、
種々のタイプの振動を発生する振動素子またはアセンブ
リを剛性のある支持体に連結するのに使用するタイプの
流体充填弾性ブッシング減衰装置(fluid filled elasto
meric bushing damping device) に関する。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】本発明
を、以下において、自動車のような内燃機関を、該機関
の支持フレームから隔絶する流体ブッシングタイプの流
体充填弾性減衰装置に関して説明するが、本発明はより
広い用途を備えるものであって、その他の種々の環境に
おける衝撃の吸収、構造レべリングおよびエネルギの逸
散にも使用することができる。
【0003】代表的な防振エンジンマウント(vibration
isolating engine mount)においては、天然または剛性
ゴムの本体が通常は使用されている。これらの弾性マウ
ントは、ほぼ満足のできる態様で作動するように構成す
ることができるが、かかる材料は本来減衰係数が低く、
最新の単位化された軽量自動車ボディおよびフレーム構
造に特に悪影響を与える振動のような、好ましくない振
動が自動車に入ってくるのを阻止する能力が制限されて
いる。減衰係数を大きくすることは、ある種のゴムポリ
マを選択するとともに、添加剤を使用することにより可
能となるが、この技術は、ゴムの他の特性に悪影響を与
えるので、満足のできるものではないことがわかった。
更に、減衰係数が大きくなると、振動の周波数や振幅に
関係なく、入ってくるあらゆる振動を減衰してしまう。
これは、エンジンが振幅が小さく、周波数の高い振動に
遭遇したときに特に、エンジンマウントにおいて望まし
くないものとなる。
【0004】種々の周波数と振幅の振動を減衰するのに
最も適した所定のかつ変動する量の減衰を行なうことが
できる、コスト効率(cost effective)手段を開発する上
で、多大の努力がなされてきた。この場合、液圧弾性(h
ydarulic elastomerric)エンジンマウントに最良の機能
を発揮させるためには、マウント系の固有周波数におい
て減衰が最大となるようにすべきであることがよく知ら
れている。また、エンジンマウントは、2つの明らかに
異なった振動を処理することができるのが望ましい。即
ち、比較的振幅の小さい高周波数の振動を比較的減衰さ
れない状態に保持しかつ隔絶しないようにして、比較的
振幅の大きい低周波数の振動を減衰するのである。しか
しながら、0.3mm 以上というような大きい振幅の振動を
首尾よく減衰しようとすると、一般には、0.1mm 以下の
ような小さい振幅の振動を減衰してしまうことになる。
かかる問題を解決するために種々の方策が採られ、ある
程度の成功をみてきた。これらの方策の多くは、2つの
流体充填室間での流体の自由な運動を制限することがで
きる隔壁部材を設ける構成を基本とするものである。
【0005】例えば、これらの装置の1つに、隔壁部材
が2つの流体充填室間での流体の移動だけを制限するよ
うになっているアキシァル(axial) またはストラットタ
イプ(sturt-type)の減衰装置がある。しかしながら、ア
キシァル減衰装置は、構造が複雑であるとともに製造コ
ストが高く、しかもブッシングタイプのエンジンマウン
トよりもサイズを大きくすることが必要となる。ブッシ
ングの形態をなすエンジンマウントは、ストラットタイ
プのマウントに比べて、安全性の点からも有利である。
即ち、ブッシングタイプのエンジンマウントは、ストラ
ットタイプのマウントよりも、衝突の際の自動車エンジ
ンの移動を一層良好に阻止することができる。更に、ブ
ッシングタイプのマウントは、ストラットタイプのマウ
ントに比べて、エンジンの揺動運動を一層良好に減衰す
ることができるので、後者に比べて有利である。このよ
うな運動は、前輪駆動車のトランスアクスル裝架エンジ
ン( transaxle mounted engine) においてしばしばみら
れる。
【0006】このような問題点を解決しようとするブッ
シングタイプの減衰装置は、不十分であることがわかっ
た。即ち、従来のブッシングの構造は、高周波数で振幅
の小さい振動と、低周波数で振幅の大きい振動の双方を
首尾よく処理することは不可能であることがわかった。
【0007】従って、上記した欠点および他の欠点を克
服するとともに、一層良好でかつより有利な結果をもた
らすようにした、負荷を担持しかつ構造的な撹拌(struc
tur-al agitation) に対する減衰応答を選択的に変える
ことができる新規かつ改良された振動減衰装置を開発す
ることが所望されている。
【0008】従って、本発明の目的は、受ける振動の振
幅と周波数により異なった剛性(st-iffness)をあたかも
発揮するように機能する新規かつ改良されたブッシング
タイプの減衰装置を提供することにある。
【0009】本発明の別の目的は、作動信頼性がありマ
ウント装置の固有周波数においてかつ周波数が低く振幅
の大きい構造的な撹拌に対して良好な減衰特性を発揮す
るとともに、周波数が高く振幅の小さい構造的な撹拌に
関しては高い動的ばね率(dy-namic spring rate)で遮断
するようにした、構造が簡単なブッシングタイプの振動
減衰装置を提供することにある。
【0010】本発明の別の目的は、隔壁部材が一対の流
体保持室を分離する通路における移送を制限するように
配設されているブッシングタイプの減衰装置を提供する
ことにある。
【0011】本発明の更に別の目的は、コンテナユニッ
ト(containerized unit)に収容された隔壁部材を有し、
上記コンテナユニットが同じ基部と別のコンテナユニッ
トとを異なる振幅と周波数の振動に関して「同調させ
る」(“tune”)ことができるように取替えることがで
きるようにしたブッシングタイプの減衰装置を提供する
ことにある。
【0012】本発明の更に別の目的は、部品点数を最少
にすることができ、かつ、振幅の小さい振動に関する動
的ばね率に対する静的ばね率の比を約1.0 乃至1.6 まで
低下させることができるブッシングタイプの減衰装置を
提供することにある。
【0013】本発明の更に別の目的は、独立して「同
調」させることができる、第1の流体室に通じる第2お
よび第3の通路を使用したブッシングタイプの減衰装置
を提供することにある。
【0014】本発明の更に別の目的は能動(active)減衰
システムにおいて容易に使用することができるように構
成されたブッシングタイプの減衰装置を提供することに
ある。
【0015】本発明の更に別の目的と利点は、本明細書
の以下の説明から明らかになるものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の一の観点によれ
ば、構造が簡単で、経済的に製造することができ、か
つ、種々の寸法上の特性を有するとともに、作動により
振動を発生する部材を有する多数のサスペンションおよ
び取付け機構体に容易に適合することができ、しかも負
荷支持サスペンションに改良された衝撃吸収とエネルギ
逸散特性を提供することができる、新規かつ改良された
振動ブッシングタイプの減衰装置が提供されている。
【0017】本出願の発明は、環状形状のブッシングタ
イプの流体充填弾性振動減衰装置を改良の対象とする。
本発明では、外側ハウジングと、外側ハウジングによっ
て実質上包囲された剛性のある内側部材と、内側部材と
外側ハウジングとの間に配設され、内部に第1の流体保
持室が形成された振動吸収弾性体と、弾性体と外側ハウ
ジングとの間に形成され、第1の流体通路を介して第1
の流体保持室と連通する第2の流体保持室と、装置の軸
線と直交する方向へ動いて第1の流体通路を通る流体の
流れを第1の流体通路内における位置により変わるよう
に制御するように第1の流体通路に可動に取付けられた
板と、第2の流体保持室を囲む境界壁部の一部を形成す
る第1のダイヤフラムと、振動吸収弾性体内に形成され
て第1の流体保持室と第2の流体保持室とを回り経路を
介して連通する第2の流体通路とを備える。
【0018】この発明の特徴は直交する方向へ動いて第
1の流体通路を通る流体の流れを第1の流体通路内にお
ける位置により変わるように制御するように第1の流体
通路に可動に取付けられた板(剛性体)を設けることに
加えて、第1の流体保持室と第2の流体保持室とを回り
経路を介して連通する第2の流体通路を振動吸収弾性体
内に形成することにある。この発明では、振幅の小さい
周波数の高い振動に対して板が変位して振動を減衰する
ことにより防振を行い、振幅が大きく周波数の低い振動
に対しては振動吸収弾性体内に形成した長い回り経路を
有する第2の流体通路における流体の流れが制限されて
剛性が高まることにより防振を行う。この発明では、特
に第1の流体保持室と第2の流体保持室とを連通する第
2の流体通路を振動吸収弾性体内に形成したので、少な
い部品点数で流体充填弾性振動減衰装置を構成すること
ができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、添付図面に示す
実施例に関して説明するが、添付図面は、本発明に好ま
しい実施例を例示するものであって、本発明を限定する
ものではない。図面において、図1は、減衰装置を、ブ
ッシングタイプのエンジンマウントAとして示す。この
減衰装置は、自動車エンジンとそのフレームとの間に取
付けられるブッシングとして構成されており、以下の説
明においてはかかるブッシングに関して説明するが、こ
の装置はその他の広範囲に亘る振動減衰環境においても
使用することができるものである。
【0020】図1および5について詳細に説明すると、
ブッシングAは剛性のある(stiff)金属製円筒状外側ハ
ウジング10と剛性のあるプラスチック製内側スリーブ
12とを備えた液圧弾性マウントである。これらの2つ
の素子は、エンジン(図示せず)と該エンジンを保持す
るフレーム(図示せず)との間において使用されるよう
になっている。そのために、エンジンまたはフレームに
連結することができる支持バー14が、適宜の形状に形
成された内側スリーブ12の孔15を介して内側スリー
ブ12内を延びている。外側ハウジング10と内側スリ
ーブ12は、ブッシングタイプのエンジンマウント装置
においては従来からの形状である、横断面が略環状の形
状をしており、外側部材(外側ハウジング)は内側部材
を実質上取囲んでいる。外側ハウジング10と内側スリ
ーブ12は、所望により、適宜の従来の材料から形成す
ることができる。
【0021】図1および5から明らかなように、内側ス
リーブ12と外側ハウジング10は、軸線方向に互いに
並行をなしているが、本実施例では、内側スリーブ12
の長手方向の軸線を外側ハウジング10の長手方向の軸
線から隔離させて、設定された空間制限に対して機能特
性を最適にするのが好ましい。しかしながら、これらの
素子は、必要に応じて、他の形状とすることができる。
【0022】弾性ばね16が、内側スリーブ12と外側
ハウジング10との間に配設されている。弾性ばね16
は、例えば適宜のプラスチック材料からつくることがで
きる剛性のある脊部(spine) またはシェル20を備え、
該脊部は弾性本体22に埋め込まれている。弾性本体2
2のスリーブ係合壁部24が、図1に示すように内側ス
リーブ12に結合されている。この結合は、通常の化学
的な結合技術を利用して行なうことができる。弾性本体
22の一部は第1の流体保持室28に面するピストン状
表面部26を形成している。
【0023】全体的にみると弾性ばね16と外側ハウジ
ング10との間に第2の流体保持室30が形成されてい
て、該第2の流体保持室30は、第1の流路を構成する
第1の流体通路32を介して第1の流体保持室28と流
体連通している。剛性体即ち隔壁板40が、第1の流体
保持室28と第2の流体保持室30との間の流体連通を
制御するように第1の流体通路32に可動に取付けられ
ている。
【0024】ここで図2および3に関して説明すると、
隔壁板40は、第1の流体通路32がハウジングを横切
って延びる開口によって形成されるように、コンテナハ
ウジング(containerized housing) 42内に取付けられ
ている。端ぐり(counterbored)開口44を、環状リング
46を保持するようにハウジング42の一方の面に設け
ることができる。ハウジング42内には、環状リング4
6とハウジング42のフランジ部48とにより、これら
の間に室50が形成されており、この室50内において
隔壁板40は往復動することができるようになってい
る。本実施例においては、室50内での隔壁板40の上
下動は、約 0.2乃至 0.3mmとすることができる。しかし
ながら、室50のサイズ並びに隔壁板40のサイズ、形
状及び肉厚は、用途に応じて必要により変えることがで
きるものである。このような構成とすることにより、室
50間の流体の流れを制御することができる。
【0025】ハウジング42は、選択的に取外すことが
できる態様で弾性ばね16の適宜のサイズの開口54に
嵌合され、かつ、弾性ばね16の弾性材料の摩擦により
簡単に所定の位置に保持されるような寸法に形成された
外周部52を有している。弾性ばね16は、ハウジング
42に対して図5に示すようにシェル20によってこの
領域において補強されている。
【0026】隔壁板40は、室50内で端に配置された
場合でも流体が第1の流体通路32を介して流れるのを
完全ではないが実質上阻止するようになっている。隔壁
板40に、該隔壁板を貫通する開口56のような手段を
設けて、隔壁板40が室50の如何なる場所にあるとき
でも第1の流体保持室28と第2の流体保持室30とを
連通させるようにするのが好ましい。隔壁板40または
ハウジング42にノッチまたは溝を設けても、同様に良
好に作用させることができる。開口56を設けると、正
荷重の圧力を平均化しまたは第2の流体保持室30での
固着現象(hydr-aulic lock)を防止する上で望ましい
が、これは、この開口56が隔壁板40の室50内での
動きを容易にする作用をなすからであると考えられる。
このように、開口56は、隔壁板40が室50内で端に
配置されているときでも、第2の流体保持室30に対す
る流体の流れが完全にブロックされるのを阻止するため
に設けられている。
【0027】弾性層60は、外側ハウジング10の内面
に取付けられている。更に、外側ハウジング10は開口
62を備えており、該開口62を介して弾性層60の一
部が延びて第1のダイヤフラム64を形成している。第
1のダイヤフラム64は、図5に示すように、第2の流
体保持室30の外壁を形成している。
【0028】開口62を種々の形状または配置をもって
外側ハウジング10に設けることも本発明の範囲に含ま
れる。更に、弾性層60自体は、金網もしくはスクリー
ンをはじめとするエスラトマのような種々の組成物また
はコーティング材料に成形された織布からなる剛性のあ
る壁体から構成することもできる。
【0029】第1の流体保持室28と連通しているの
は、制限された第2の流体通路70である。第2の流体
通路70は、図4に示すように、第1の流体保持室28
から弾性ばね16と外側ハウジング10との間に画定さ
れている第3の流体保持室の一部を構成する第1の室7
2へ達している。第2の流体通路70は、図4に示すよ
うに弾性ばね16の弾性本体22に形成されたリブ75
によって分離されている複数の溝74により形成される
「同調共鳴」(“tuned resonace”)通路を構成してい
る。第1の室72の基部を形成するのは、弾性ばね16
の弾性本体22に形成されている第2のダイヤフラム7
6である。弾性ばね16の出口77は、第1の流体保持
室28と第2の流体通路70とを連通している。
【0030】第1の流体保持室28にはまた、第2の流
体通路70から離隔して配設されている制限された第3
の流体通路80が連通している。第3の流体通路もま
た、弾性ばね16と外側ハウジング10との間に画定さ
れる第3の流体保持室の一部を構成する第2の室82に
通じる同調共鳴通路を構成する。第3の流体通路80
は、弾性本体22に形成されたリブ85によって分離さ
れている複数の溝84によって形成されている。第2の
室82にもまた、弾性ばね16の本体22に形成される
第3のダイヤフラム86が一方の面に沿って設けられて
いる。弾性ばね16の出口87により、第1の流体保持
室28が第3の流体通路80と連通している。
【0031】なお、本実施例では、第1の室72及び第
2の室82により、第3の流体保持室が構成されてい
る。また、第2の流体通路70,第1の室72,第2の
ダイヤフラム76,第3の流体通路80,第2の室82
及び第3のダイヤフラム86により第2の流路を提供す
る手段が構成されている。
【0032】図1に示すように、第2のダイヤフラム7
6と第3のダイヤフラム86は、弾性本体22内に周囲
空気の空気室90を設けることにより弾性本体22に形
成されている。この空気室90は互いに離隔して配設さ
れ、連通路96によって接続された第1の部分92と第
2の部分94とを備えている。このような構成とするこ
とにより、第2のダイヤフラム76と第3のダイヤフラ
ム86とを弾性本体22に形成することができるととも
に、周囲の圧力をこれらのダイヤフラムの一方の面にか
けることができる。図5に示すように、空気室90は、
周囲の環境と連通しており、マウントの流体室の容積を
変えることができるようにしている。
【0033】液圧ディカプリング(hydraulic decouplin
g)を行なうことができるように、隔壁板40は、第1の
流体保持室28と第2の流体保持室30との間の第1の
流体通路32において動くことができるようになってい
る。即ち、高周波数で所定の小さい振幅以下の液圧減衰
が隔壁板40によって取除かれる。
【0034】しかしながら、大きい振幅の振動が隔壁板
40を動かして第1の流体通路32を通る流体の流れが
実質上ブロックされると、流体は、制限されている第2
及び第3の流体通路70と80を介して第1の流体保持
室28から、依然として流れることができる。即ち、第
1の流体保持室28と第3の流体保持室(72,82)
とが流体連通する。これは、図6から理解することがで
きる。このような流体の流れは、支持バー14により内
側スリーブ12に付与される動きまたは外側ハウジング
10が連結される車輛の部分により外側ハウジング10
に付与される動きによって弾性ばね16が動くので、第
1の流体保持室28に対するピストン状表面部26の作
用により引き起こされる。
【0035】即ち、液圧ディカプラ(hydraulic decoupl
er) を備えた振動ブッシング減衰装置は、次のようにし
て作動する。エンジンが、 0.1mm以下の振幅で30ヘルツ
以上の振動のような、振幅が小さく周波数の高い振動を
発生すると、ハウジング42と直交する方向へ隔壁板4
0が変位することにより弾性ばね16の変形と第1およ
び第2の流体保持室28,30の容積の変動とを補償す
るので、一方の流体保持室から他方の流体保持室への液
体の移送は実質上生じない。このような条件の下では、
弾性ばね16の剛性は著しく低く、著しく良好な防振を
行なうことができる。このような、振幅が小さく周波数
の高い振動は、例えば4,6及び8気筒エンジンにおけ
るピストンの点火の結果によるもので(略30-45 ヘル
ツ)、一次振動周波数と呼ばれ、カムシャフトとクラン
クシャフトの回転(100-110 ヘルツ)により生ずる。
【0036】これとは逆に、エンジンの本体が車体に対
し、10ヘルツ以下で、約 0.3mmよりも大きい振幅の振動
のような周波数が低く、振幅の大きい振動を発生する
と、弾性ばね16は、第1の流体通路32内での隔壁板
40の動きによっては補償することができない程度ま
で、変形される。隔壁板がハウジング42内で環状リン
グ46またはフランジ部48と接触すると直ちに、弾性
ばね16は第1の流体通路32における流体の流れを制
限するように作動することにより、ばねの上下方向の剛
性をかなり増大させる。しかしながら、第1の流体保持
室28と第3の流体保持室(72,82)との間で、そ
れぞれ制限された「同調」流体通路70及び80を介し
て流体が流れる。この場合、第1の流体通路32を介し
ての流体の流れを阻止することにより、弾性ばね16の
剛性は高まり、相対的な動きを有利に減衰することがで
きる。より振幅の大きい振動は、車が走る道路の状態そ
の他の理由により発生する。一般的には、かかる振動
は、エンジン本体と車体との相互作用による。
【0037】約10ヘルツの振動の減衰は、火花点火とデ
ィーゼルタイプのエンジンの双方を含む種々の車輛エン
ジンの取付けに関して最適のまたは最良のピーク減衰周
波数であることがわかった。
【0038】制限された第2および第3の流体通路70
と80は同一構造のものとして図示されているが、別の
振動に関して各通路を「同調」するために異なる構造と
することができる。即ち、本明細書において説明してい
るブッシングAは、所望の振幅制御を行なうとともに、
特定の組の振動条件を分離するのに最適な減衰係数とそ
の結果得られる動的速度を与えるために特定の用途に合
うように容易に適合即ち同調させることができる。従っ
て、一群のマウントに、著しくコンパクトな減衰装置に
おける振幅制御と動的速度のような重要なパラメータの
選択性を、コスト効率よく提供することができる。
【0039】ブッシングAの同調は、第2および第3の
流体通路70および80の幾何学形状を変えることによ
ってだけではなく、弾性ばね16の材料であるエラスト
マの硬度またはジュロメータ(durometer) を制御するこ
とによっても行なうことができる。この場合、弾性ばね
16のジュロメータは約50とすることができる。一
方、第1のダイヤフラム64を形成する弾性層60のジ
ュロメータは一般的には幾分低く、例えば、約40とする
ことができる。弾性ばね16とダイヤフラム64に対し
て、他の適当なジュロメータのエラストマを使用するこ
とができるのは当然である。
【0040】更に、同調は、弾性ばね16のピストン状
表面部26の形状を調節することにより行なうことがで
きる。装置を同調するその他の方法として、第2および
第3の流体通路70,80にオリフィスを設ける方法、
あるいはこれらの通路に含まれる流体の粘度を変える方
法が考えられる。この点について、従来は、エチレング
リコールと水との混合物が装置の作動流体として提供さ
れている。しかしながら、プロピレングリコールと水と
の混合物のような他の適宜の不凍性流体を利用すること
もできる。
【0041】装置の同調は、流体溜めに予め充填してお
くか、流体を溜めから取出すことによっても行なうこと
ができる。
【0042】図7および8には、ブッシングタイプの液
圧弾性減衰装置Bが示されている。このブッシング装置
は、金属から形成することができる剛性のある円筒状外
側ハウジング110と、同様に金属からつくることがで
きる剛性のある内側スリーブ112とを備えている。こ
れら2つの素子は、エンジンおよびエンジンフレーム
(図示せず)と関連して使用されるようになっている。
弾性ばね116が内側スリーブ112と外側ハウジング
110との間に配設されている。弾性ばね116は、弾
性本体122に結合された、剛性を有するシェル部12
0を備えている。弾性本体122のスリーブ係合壁部1
24が、従来の結合技術により内側スリーブ112の外
面に結合されている。
【0043】弾性本体122の一部が、第1の流体保持
室128に面するピストン状表面126を形成してい
る。第2の流体保持室130が、弾性ばね116と外側
ハウジング110との間に形成され、かつ、第1の流体
通路132を介して第1の流体保持室128と流体連通
している。所望の場合に適宜の金属からつくることがで
きる剛性のある剛性本体即ち隔離板140が、第1の流
体保持室128と第2の流体保持室130との流体連通
を制御するように第1の流体通路132に可動に取付け
られている。
【0044】ここで図8及び図9について説明すると、
隔離板140は、弾性ばね116のフランジ部144に
剛性のあるフレーム状保持体142によって取付けるこ
とができる。隔離板140は、弾性ばね116の基壁1
46と保持体の対面する壁面148との間に取付けられ
ている。基壁146は、剛性のあるシェル部120によ
って実質上形成されている。かくして、隔離板140は
弾性ばね116と保持体142との間に形成される室1
50において往復動するようになっている。
【0045】所望により適宜の材料からつくることがで
きる保持体の主部152は、弾性ばね116のフランジ
部144に挿着しており、保持体のキャップ部154
は、ばねのフランジ部144の頂部にかぶさっている。
適宜のエラストマからつくることができるダイヤフラム
もまた、第2の流体保持室130に面する内面166と
外側ハウジング110の面する外面168とを有する、
くぼみのある(indented)主部を備えている。外側ハウジ
ングのダイヤフラム164に隣接した部分には、少なく
とも1つの出口169が設けられている。この開口によ
り、周囲の空気はダイヤフラムの外面168と連通し、
周囲の圧力を該面にかけることができるようにしてい
る。
【0046】上記した実施例の場合と同様に、隔離板1
40は、第1の通路を通る流体流を制御するようになっ
ている。しかしながら、本実施例においては、隔離板1
40は室150の端に位置しているときには流体の流れ
を完全に遮断する。本実施例においては、室150にお
ける隔離板140の上下動は、約 0.2mmとすることがで
きる。図1乃至6に示す隔離板40と比較すると、隔離
板140は十分に大きくかつ動きの量は小さくなってい
る。
【0047】第1の流体通路132を通る流体流が隔離
板140によって遮断されると、流体はまた、図10に
示すように、第2の流体通路170を介して第1の流体
保持室128から流れ出ることができる。第2の流体通
路170は、第1の流体保持室128から第2の流体保
持室130へ達するように、弾性ばね116と外側ハウ
ジング110との間に形成されている。第2の流体通路
170は、リブによって分離された複数の溝174によ
って形成されている。第1の出口177により、第1の
流体保持室128と第2の流体通路170とが連通し、
第2の出口178により第2の流体保持室130と第2
の流体通路170とが連通している。
【0048】図8に示すように、開口190が弾性ばね
116を介して長手方向へ延びており、弾性ばね116
を周囲の環境と連通させている。
【0049】上記した実施例と同様、エンジンが振幅が
小さく、周波数の高い振動を発生すると、室150に着
座している隔離板140は、室150と直交する方向へ
変位し、弾性ばね116の変形と第1の流体保持室12
8および第2の流体保持室130内での振動を補償する
ので、一方の室から他方の室への液体の移送は実質上生
じない。
【0050】一方、ブッシングが、自動車が走行してい
る道路の表面の凹凸により生ずる振動のような、周波数
が低く振幅の大きい振動を受けると、弾性ばね116は
隔離板140の動きによってはもはや補償することがで
きない程度まで変形される。隔離板140が保持体の壁
148または弾性ばね116の当接基壁148と接触す
ると直ちに、弾性ばねは著しく剛化し(stiffen) 、第1
の流体通路132は封止される。この状態では、流体
は、制限された「同調」流体通路170を介して第1の
流体保持室128と第2の流体保持室130との間で流
れる。しかしながら、この流路では、第1の通路を介し
て流体が流れる場合よりもかなり長い時間を要する。こ
の場合、第1の流体通路132を通る流体の流れは阻止
されているので、有利な減衰が行なわれ、エンジンとフ
レームとの相対的な動きを小さくすることができる。
【0051】溝174は、上記した第1の実施例におけ
る溝74よりもかなり幅が広くなっている。一方、長さ
は、第1の実施例の溝74の方が第2実施例の溝174
よりもかなり長くなっている。これら2つの溝は、A/
L比が略同じとなるような寸法形状に構成され、溝にお
いて同調チャンネル共鳴(tuned channel resonance)が
得られるようになっている。
【0052】この例は、上記第1の実施例よりも部品点
数が少なく、従って、より簡単にかつより低コストで製
造することができるという利点を有する。また、この装
置では、小さい振幅の振動に関する動的ばね率に対する
静的ばね率の比が、上記した実施例よりも小さくなって
いる。即ち、上記した第1の実施例は比が約1乃至 3.3
であるのに対し、この第2の実施例は比が約1乃至 1.6
である。
【0053】更に、この例は、加圧気体を、ダイヤフラ
ムの自由外面168に作用させて減衰装置の剛性を変え
るように、出口169を介して外側ハウジング110に
導入することができる能動減衰装置において、外側ハウ
ジング110に設けられた出口169を使用することが
できるという利点を有している。所望の場合には、加圧
気体を開口190に導入して該開口を閉じ、弾性ばね1
16の剛性を変えるようにすることもできる。
【0054】以下、上記に記載した本発明の構成のいく
つかを記載する。
【0055】(1)エンジンのような振動発生部材をエ
ンジンの支持フレームのような関連する支持部材から遮
断するのに使用することができる環状ブッシングタイプ
の流体充填弾性振動減衰装置において、剛性のある内側
部材と、前記内側部材と軸線方向に並行して配置されか
つ前記内側部材の大部分を包囲する剛性のある外側ハウ
ジングと、前記内側部材と前記外側ハウジングとの間に
配設され、第1の流体保持室を備えた振動吸収弾性体
と、前記弾性体と前記外側ハウジングとの間に実質上形
成され、第1の流路を介して前記第1の流体保持室と連
通する第2の流体保持室と、前記装置の軸線と直交する
方向へ動いて前記第1の流体保持室と前記第2の流体保
持室との間の流体の流れを制御するように前記第1の流
路に可動に取付けられ、かつ、動きの両端位置で前記第
1の流体保持室と前記第2の流体保持室との間の実質上
すべての流体の流れを遮断する剛性体と、前記第1の流
体保持室からの前記第2の流体保持室と連通しない第2
の流路を提供する手段と、前記第2の流体保持室と流体
連通する第1のダイヤフラムとを備え、前記第2の流路
を提供する手段は、前記剛性体が前記第1の流体保持室
と前記第2の流体保持室との間の流体の流れを遮断した
ときに、前記第1の流体保持室と流通連通する第3の流
体保持室を前記弾性体と前記外側ハウジングとの間に有
することを特徴とする流体充填弾性振動減衰装置。
【0056】(2)前記外側ハウジングは内面に弾性層
を有する剛性のある環状材料から形成され、前記第1の
ダイヤフラムは前記外側ハウジングの開口に位置する前
記弾性層の部分によって形成されていることを特徴とす
る上記(1)に記載の装置。
【0057】(3)前記剛性体が可動に取付けられるハ
ウジングを備え、前記剛性体は板からなることを特徴と
する上記(1)に記載の装置。
【0058】(4)前記板は該板のすべての位置におい
て前記第1の流体保持室と前記第2の流体保持室との流
体連通の程度を制限することができる手段を備えること
を特徴とする上記(3)に記載の装置。
【0059】(5)前記弾性体は剛性のある脊部を有
し、前記ハウジングは前記弾性体の適宜形状の開口に摩
擦嵌めにより取付けられることを特徴とする上記(4)
に記載の装置。
【0060】(6)前記第2の流路を提供する手段は、
前記弾性体に形成された第2のダイヤフラムと、前記第
1の流体保持室から前記第2のダイヤフラムへ通ずる流
体通路とを有することを特徴とする上記(1)に記載の
装置。
【0061】(7)前記第2の流路を提供する手段は更
に、前記弾性体に形成された第3のダイヤフラムと、前
記第1の流体保持室から前記第3のダイヤフラムへ通ず
る流体通路とを有することを特徴とする上記(6)に記
載の装置。
【0062】(8)前記内側部材の長手方向の軸線は前
記外側ハウジングの長手方向の軸線から離隔しているこ
とを特徴とする上記(1)に記載の装置。
【0063】(9)前記第1のダイヤフラムは前記外側
ハウジング内に保持され、前記外側ハウジングは周囲空
気が前記第1のダイヤフラムの面に通じることができる
少なくとも1つの開口を備えることを特徴とする上記
(1)に記載の装置。
【0064】(10)前記弾性体は前記内側部材を包囲
する部分を有し、しかも前記弾性体は前記第2のダイヤ
フラムと前記内側部材を包囲する前記弾性体の部分との
間に形成される空気室を備えることを特徴とする上記
(6)に記載の装置。
【0065】(11)前記吸収弾性体は弾性ばねからな
り、該ばねは、前記内側部材に取付けられたピストンを
形成する手段と、第2のダイヤフラムとを備え、第2の
流路を提供する前記手段は前記第1の流体保持室を前記
第2のダイヤフラムと連通させる流体通路を備えること
を特徴とする上記(1)の記載の装置。(12)前記弾
性ばねは第3のダイヤフラムを備え、前記第2の流路を
提供する前記手段は前記第1の流体保持室を前記第3の
ダイヤフラムと連通させる流体通路を備えることを特徴
とする上記(11)に記載の装置。
【0066】
【発明の効果】以上のように、本発明の装置は、コンパ
クトでかつ低コストに構成することができ、しかも周波
数が高く、振幅の小さい振動を遮断するとともに、周波
数が低く振幅の大きい振動を減衰することができる。
【0067】本発明を好ましい実施例に関して説明した
が、本発明の上記説明によれば、変更と修正を行なうこ
とができるのは明らかである。従って、かかる変更と修
正が特許請求の範囲に記載の本発明の範囲に含まれる限
りは、本発明はこれらの変更と修正とを包含するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】振動ブッシングタイプの減衰装置の縦断面図で
ある。
【図2】隔壁板を使用した図1の減衰装置のコンテナハ
ウジングの拡大断面図である。
【図3】図2のコンテナハウジングの平面図である。
【図4】図1の減衰装置の流体通路系を示す展開図であ
る。
【図5】図1の減衰装置の線断面図である。
【図6】図1の減衰装置の概略図である。
【図7】ブッシング減衰装置の概略図である。
【図8】図7の減衰装置の縦断面図である。
【図9】図8の減衰装置の幾つかの素子を示す分解斜視
図である。
【図10】図8の減衰装置の流体通路系を示す展開図で
ある。
【符号の説明】
A…エンジンマウント、B…減衰装置、10…外側ハウ
ジング、12…内側スリーブ、16…弾性ばね、22…
弾性本体、24…スリーブ係合壁部、26…ピストン状
表面部、28…第1の流体保持室、30…第2の流体保
持室、32…第1の流体通路(第1の流路)、40…隔
壁板(剛性体)、42…ハウジング、46…環状リン
グ、48…フランジ部、50…室、52…外周部、5
4,56…開口、60…弾性層、62…開口、64…第
1のダイヤフラム、70…第2の流体通路、72,82
…第3の流体保持室、74…溝、75…リブ、76…第
2のダイヤフラム、77…出口、80…第3の流体通
路、84…溝、85…リブ、87…出口、90…空気
室、92…第1の部分、94…第2の部分、96…連通
路、110…外側ハウジング、112…内側スリーブ、
116…弾性ばね、120…シェル部、122…弾性本
体、124…スリーブ係合壁部、126…ピストン状表
面、128…第1の流体保持室、130…第2の流体保
持室、132…第1の流体通路、140…隔壁板、14
2…保持体、144…フランジ部、146…基壁、15
0…室、164…ダイヤフラム、169…開口、170
…第2の流体通路、174…溝、175…リブ、17
7,178…出口、190…開口。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年6月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】この発明の特徴は直交する方向へ動いて第
1の流体通路を通る流体の流れを第1の流体通路内にお
ける位置により変わるように制御するように第1の流体
通路に可動に取付けられた板(剛性体)を設けることに
加えて、第1の流体保持室と第2の流体保持室とを回り
経路、即ち流体充填弾性振動減衰装置の同調を許容する
ラビリンシン通路(labyrinthine passage)を介して連通
する第2の流体通路を振動吸収弾性体内に形成すること
にある。この発明では、振幅の小さい周波数の高い振動
に対して板が変位して振動を減衰することにより防振を
行い、振幅が大きく周波数の低い振動に対しては振動吸
収弾性体内に形成した長い回り経路、即ちラビリンシン
通路を有する第2の流体通路における流体の流れが制限
されて剛性が高まることにより防振を行う。この発明で
は、特に第1の流体保持室と第2の流体保持室とを連通
する第2の流体通路を振動吸収弾性体内に形成したの
で、少ない部品点数で流体充填弾性振動減衰装置を構成
することができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状形状のブッシングタイプの流体充填
    弾性振動減衰装置において、 剛性のある外側ハウジングと、 前記外側ハウジングによって実質上包囲された剛性のあ
    る内側部材と、 前記内側部材と前記外側ハウジングとの間に配設され、
    内部に第1の流体保持室が形成された振動吸収弾性体
    と、 前記弾性体と前記外側ハウジングとの間に形成され、第
    1の流体通路を介して前記第1の流体保持室と連通する
    第2の流体保持室と、 前記装置の軸線と直交する方向へ動いて前記第1の流体
    通路を通る流体の流れを前記第1の流体通路内における
    位置により変わるように制御するように前記第1の流体
    通路に可動に取付けられた板と、 前記第2の流体保持室を囲む境界壁部の一部を形成する
    第1のダイヤフラムと、 前記振動吸収弾性体内に形成されて前記第1の流体保持
    室と第2の流体保持室とを回り経路を介して連通する第
    2の流体通路とを備えてなる環状形状のブッシングタイ
    プの流体充填弾性振動減衰装置。
  2. 【請求項2】 保持体を備え、前記板は前記弾性体に形
    成されている肩部と前記保持体との間に取付けられ、前
    記ダイヤフラムは前記保持体と前記外側ハウジングとの
    間に取付けられていることを特徴とする請求項1に記載
    の装置。
  3. 【請求項3】 前記外側ハウジングには前記ダイヤフラ
    ムの側部を加圧気体源と連通させるように前記ダイヤフ
    ラムと隣接して少なくとも1つの開口が設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
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