JPH10312534A - 磁気テープの裁断装置及び磁気テープの裁断方法 - Google Patents
磁気テープの裁断装置及び磁気テープの裁断方法Info
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- JPH10312534A JPH10312534A JP11974197A JP11974197A JPH10312534A JP H10312534 A JPH10312534 A JP H10312534A JP 11974197 A JP11974197 A JP 11974197A JP 11974197 A JP11974197 A JP 11974197A JP H10312534 A JPH10312534 A JP H10312534A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 磁気テープの品質の向上を図り、ドロップア
ウトを低減することを目的とする。 【解決手段】 幅広の磁気テープ2を裁断手段6a,6
bにより所定寸法に裁断した後にこの裁断された磁気テ
ープ2a,2b‥‥2fを巻取り手段7a,7b‥‥7
fに巻取るようにした磁気テープの裁断装置において、
この巻取り手段7a,7b‥‥7fの直前所定位置に粘
着性ゴムロール11a,11b,11c,11dを設
け、この粘着性ゴムロール11a,11b,11c,1
1dでこの裁断された磁気テープ2a,2b‥‥2fの
表面処理を行った後にこの巻取り手段7a,7b‥‥7
fに巻取るようにしたものである。
ウトを低減することを目的とする。 【解決手段】 幅広の磁気テープ2を裁断手段6a,6
bにより所定寸法に裁断した後にこの裁断された磁気テ
ープ2a,2b‥‥2fを巻取り手段7a,7b‥‥7
fに巻取るようにした磁気テープの裁断装置において、
この巻取り手段7a,7b‥‥7fの直前所定位置に粘
着性ゴムロール11a,11b,11c,11dを設
け、この粘着性ゴムロール11a,11b,11c,1
1dでこの裁断された磁気テープ2a,2b‥‥2fの
表面処理を行った後にこの巻取り手段7a,7b‥‥7
fに巻取るようにしたものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気テープを製造す
るのに使用して好適な磁気テープの裁断装置及び磁気テ
ープの裁断方法に関する。
るのに使用して好適な磁気テープの裁断装置及び磁気テ
ープの裁断方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、磁気テープを製造するのに幅広
の磁気テープを製造し、この幅広の磁気テープを磁気テ
ープの製造の最終工程で裁断装置を使用して裁断し、所
定寸法例えば1/2インチ幅の磁気テープを得る如くし
ている。
の磁気テープを製造し、この幅広の磁気テープを磁気テ
ープの製造の最終工程で裁断装置を使用して裁断し、所
定寸法例えば1/2インチ幅の磁気テープを得る如くし
ている。
【0003】従来、この磁気テープの裁断装置として図
2に示す如きものが使用されていた。この図2におい
て、1はこの幅広の磁気テープ2が巻回された磁気テー
プジャンボロールを示す。
2に示す如きものが使用されていた。この図2におい
て、1はこの幅広の磁気テープ2が巻回された磁気テー
プジャンボロールを示す。
【0004】この幅広の磁気テープ2は所定幅の例えば
10μm厚のポリエチレンテレフタレートフィルムの一
方の面にバックコート層用塗料を0.8μm厚に塗布し
た後、カレンダー処理、硬化処理を行うと共にこのポリ
エチレンテレフタレートフィルムの他方の面に磁性塗料
を厚さ4.7μmに塗布した後、カレンダー処理、硬化
処理を行ったものである。
10μm厚のポリエチレンテレフタレートフィルムの一
方の面にバックコート層用塗料を0.8μm厚に塗布し
た後、カレンダー処理、硬化処理を行うと共にこのポリ
エチレンテレフタレートフィルムの他方の面に磁性塗料
を厚さ4.7μmに塗布した後、カレンダー処理、硬化
処理を行ったものである。
【0005】この磁気テープジャンボロール1よりの幅
広の磁気テープ2をガイドロール3、この磁気テープ2
に所定のテンションを与えるテンションロール4及びガ
イドロール5a,5bを介して、この幅広の磁気テープ
2を所定寸法例えば1/2インチ幅に裁断するスリッタ
ーナイフ6a,6bに供給する。
広の磁気テープ2をガイドロール3、この磁気テープ2
に所定のテンションを与えるテンションロール4及びガ
イドロール5a,5bを介して、この幅広の磁気テープ
2を所定寸法例えば1/2インチ幅に裁断するスリッタ
ーナイフ6a,6bに供給する。
【0006】このスリッターナイフ6a,6bで裁断し
た磁気テープ2a,2b‥‥2fを1本おきに下及び上
に引き出し夫々巻取リール7a,7c,7e及び7b,
7d,7fに夫々巻取る如くする。図2において8a,
8b,9a,9b,9c,9dは夫々ガイドロールであ
る。
た磁気テープ2a,2b‥‥2fを1本おきに下及び上
に引き出し夫々巻取リール7a,7c,7e及び7b,
7d,7fに夫々巻取る如くする。図2において8a,
8b,9a,9b,9c,9dは夫々ガイドロールであ
る。
【0007】近年、このようにして得られた磁気テープ
2a,2b‥‥2fにおいては、小型化に伴なって高記
録密度化が進められており、この磁気テープ2a,2b
‥‥2fの表面平滑性や薄膜化が一層強く要求されるよ
うになっている。この高記録密度化による記録波長の短
波長化が図られているが、その結果、この磁気テープの
表面の微細な突起や、製造工程中の静電気等によって付
着したコンタミ等の付着物が影響し、ドロップアウトが
発生しやすくなっている。
2a,2b‥‥2fにおいては、小型化に伴なって高記
録密度化が進められており、この磁気テープ2a,2b
‥‥2fの表面平滑性や薄膜化が一層強く要求されるよ
うになっている。この高記録密度化による記録波長の短
波長化が図られているが、その結果、この磁気テープの
表面の微細な突起や、製造工程中の静電気等によって付
着したコンタミ等の付着物が影響し、ドロップアウトが
発生しやすくなっている。
【0008】このドロップアウトを低減し、品質の向上
を図るために、磁性層の平滑性向上を目的として分散性
のコントロール、非磁性支持体(ベース:本例ではポリ
エチレンテレフタレートフィルム)の改良、或いは、設
備の改善、製造環境の見直し等を行っているが、これだ
けでは充分な品質を確保することができなかった。
を図るために、磁性層の平滑性向上を目的として分散性
のコントロール、非磁性支持体(ベース:本例ではポリ
エチレンテレフタレートフィルム)の改良、或いは、設
備の改善、製造環境の見直し等を行っているが、これだ
けでは充分な品質を確保することができなかった。
【0009】このため、更に磁気テープの表面を研磨テ
ープにて削り取る研磨方法や、粘着テープによる付着物
除去方法、磁気テープの表面に存在する付着物にエアを
吹き付けて除去するエア処理方法等の表面処理を施して
高品質化を図っている。
ープにて削り取る研磨方法や、粘着テープによる付着物
除去方法、磁気テープの表面に存在する付着物にエアを
吹き付けて除去するエア処理方法等の表面処理を施して
高品質化を図っている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】然しながら上述の磁気
テープの表面処理法では、ある程度のドロップアウト低
減効果は得られるものの、製造後のドロップアウトが安
定せず、満足な品質を達成するまでには至っていない。
テープの表面処理法では、ある程度のドロップアウト低
減効果は得られるものの、製造後のドロップアウトが安
定せず、満足な品質を達成するまでには至っていない。
【0011】これは研磨方法を用いる場合、研磨により
削り出された微細塵が磁気テープの表面に残存したり、
ガイドロール等の磁気テープのパスする部分に蓄積した
りして、ドロップアウトの増加や磁気テープの傷の発生
をもたらすことがあるためである。またエア処理方法を
用いる場合には、この磁気テープ自身が持つ静電気の影
響により、付着物を充分に処理しきれない不都合があっ
た。
削り出された微細塵が磁気テープの表面に残存したり、
ガイドロール等の磁気テープのパスする部分に蓄積した
りして、ドロップアウトの増加や磁気テープの傷の発生
をもたらすことがあるためである。またエア処理方法を
用いる場合には、この磁気テープ自身が持つ静電気の影
響により、付着物を充分に処理しきれない不都合があっ
た。
【0012】このように従来の表面処理方法では、研磨
による微細塵や磁気テープの持つ静電気による付着物等
の二次不良が発生し、これらが品質レベルの低迷、不安
定要素の原因となっていた。
による微細塵や磁気テープの持つ静電気による付着物等
の二次不良が発生し、これらが品質レベルの低迷、不安
定要素の原因となっていた。
【0013】本発明は斯る点に鑑み、磁気テープの品質
の向上を図り、ドロップアウトを低減することを目的と
する。
の向上を図り、ドロップアウトを低減することを目的と
する。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明磁気テープの裁断
装置は幅広の磁気テープを裁断手段により所定寸法に裁
断した後にこの裁断された磁気テープを巻取り手段に巻
取るようにした磁気テープの裁断装置において、この巻
取り手段の直前所定位置に粘着性ゴムロールを設け、こ
の粘着性ゴムロールでこの裁断された磁気テープの表面
処理を行った後にこの巻取り手段に巻取るようにしたも
のである。
装置は幅広の磁気テープを裁断手段により所定寸法に裁
断した後にこの裁断された磁気テープを巻取り手段に巻
取るようにした磁気テープの裁断装置において、この巻
取り手段の直前所定位置に粘着性ゴムロールを設け、こ
の粘着性ゴムロールでこの裁断された磁気テープの表面
処理を行った後にこの巻取り手段に巻取るようにしたも
のである。
【0015】また本発明磁気テープの裁断方法は幅広の
磁気テープを裁断手段により所定寸法に裁断した後にこ
の裁断された磁気テープを粘着性ゴムロールで表面処理
を行い、その後この裁断された磁気テープを巻取り手段
に巻取るようにしたものである。
磁気テープを裁断手段により所定寸法に裁断した後にこ
の裁断された磁気テープを粘着性ゴムロールで表面処理
を行い、その後この裁断された磁気テープを巻取り手段
に巻取るようにしたものである。
【0016】斯る本発明によれば、裁断された磁気テー
プを巻取り手段で巻取る直前に粘着性ゴムロールで表面
処理を行うので、この磁気テープに付着した微細塵、コ
ンタミ等の付着物を、この粘着性ゴムロールで、安定し
て効率良く捕集することができ、即ちドロップアウトの
原因物を安定して除去することができ、この磁気テープ
の品質の向上を図ることができる。
プを巻取り手段で巻取る直前に粘着性ゴムロールで表面
処理を行うので、この磁気テープに付着した微細塵、コ
ンタミ等の付着物を、この粘着性ゴムロールで、安定し
て効率良く捕集することができ、即ちドロップアウトの
原因物を安定して除去することができ、この磁気テープ
の品質の向上を図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下図1を参照して本発明磁気テ
ープの裁断装置及び磁気テープの裁断方法の実施の形態
の例につき説明しよう。この図1において、図2に対応
する部分には同一符号を付す。
ープの裁断装置及び磁気テープの裁断方法の実施の形態
の例につき説明しよう。この図1において、図2に対応
する部分には同一符号を付す。
【0018】本例においても、磁気テープの製造の最終
工程で使用する幅広の磁気テープを所定寸法例えば1/
2インチ幅に裁断するのに図1に示す如き磁気テープの
裁断装置を使用する。
工程で使用する幅広の磁気テープを所定寸法例えば1/
2インチ幅に裁断するのに図1に示す如き磁気テープの
裁断装置を使用する。
【0019】図1において、1は予め製造された幅広の
磁気テープ2が巻回された磁気テープジャンボロールを
示す。
磁気テープ2が巻回された磁気テープジャンボロールを
示す。
【0020】この幅広の磁気テープ2は所定幅の例えば
10μm厚のポリエチレンテレフタレートフィルム(ベ
ース)の一方の面にバックコート層用塗料を0.8μm
厚に塗布した後、カレンダー処理、硬化処理を行うと共
にこのポリエチレンテレフタレートフィルムの他方の面
に磁性塗料を厚さ4.7μmに塗布した後、カレンダー
処理、硬化処理を行ったものである。
10μm厚のポリエチレンテレフタレートフィルム(ベ
ース)の一方の面にバックコート層用塗料を0.8μm
厚に塗布した後、カレンダー処理、硬化処理を行うと共
にこのポリエチレンテレフタレートフィルムの他方の面
に磁性塗料を厚さ4.7μmに塗布した後、カレンダー
処理、硬化処理を行ったものである。
【0021】この磁気テープジャンボロール1よりの幅
広の磁気テープ2をガイドロール3、この磁気テープ2
に所定のテンションを与えるテンションロール4及びガ
イドロール5a,5bを介してこの幅広の磁気テープ2
を所定寸法例えば1/2インチ幅に裁断する裁断手段で
あるスリッターナイフ6a,6bに供給する。
広の磁気テープ2をガイドロール3、この磁気テープ2
に所定のテンションを与えるテンションロール4及びガ
イドロール5a,5bを介してこの幅広の磁気テープ2
を所定寸法例えば1/2インチ幅に裁断する裁断手段で
あるスリッターナイフ6a,6bに供給する。
【0022】このスリッターナイフ6a,6bで裁断し
た磁気テープ2a,2b‥‥2fを1本おきに下及び上
に引き出し、夫々巻取リール7a,7c,7e及び7
b,7d,7fに夫々巻取る如くする。この図1におい
て8a,8b,9a,9b,9c,9dは夫々ガイドロ
ールである。
た磁気テープ2a,2b‥‥2fを1本おきに下及び上
に引き出し、夫々巻取リール7a,7c,7e及び7
b,7d,7fに夫々巻取る如くする。この図1におい
て8a,8b,9a,9b,9c,9dは夫々ガイドロ
ールである。
【0023】本例においては、この巻取リール7a,7
c,7eの直前所定位置例えば直前1mの所に磁気テー
プ2a,2c,2eを磁性面及びバックコート面から接
触して挟む如く、粘着性ゴムロール11a及び11bを
回転自在に設けると共にこの巻取リール7b,7d,7
fの直前所定位置例えば直前1mの所に磁気テープ2
b,2d,2fを磁性面及びバックコート面から接触し
て挟む如く、粘着性ゴムロール11c及び11dを回転
自在に設ける。
c,7eの直前所定位置例えば直前1mの所に磁気テー
プ2a,2c,2eを磁性面及びバックコート面から接
触して挟む如く、粘着性ゴムロール11a及び11bを
回転自在に設けると共にこの巻取リール7b,7d,7
fの直前所定位置例えば直前1mの所に磁気テープ2
b,2d,2fを磁性面及びバックコート面から接触し
て挟む如く、粘着性ゴムロール11c及び11dを回転
自在に設ける。
【0024】この本例の粘着性ゴムロール11a,11
b,11c及び11dはアクリルニトリルブタジエンラ
バー(NBR:通常はニトリルゴムと呼ばれる。)を用
い、このNBRに導電性を良くするためにブラックカー
ボンを多く配合し、帯電によるコンタミ等の付着物の付
着を防止する如くする。
b,11c及び11dはアクリルニトリルブタジエンラ
バー(NBR:通常はニトリルゴムと呼ばれる。)を用
い、このNBRに導電性を良くするためにブラックカー
ボンを多く配合し、帯電によるコンタミ等の付着物の付
着を防止する如くする。
【0025】この粘着性ゴムロール11a,11b,1
1c,11dの粘着については素材そのものに硫黄、オ
イル等の添加剤を配合させて硬度を低くすると共にウレ
タン、シリコン、ブチル系を反応させて粘着性を得る如
くする。
1c,11dの粘着については素材そのものに硫黄、オ
イル等の添加剤を配合させて硬度を低くすると共にウレ
タン、シリコン、ブチル系を反応させて粘着性を得る如
くする。
【0026】この粘着性ゴムロール11a,11b,1
1c,11dの粘着性は測定機として「FACE接触角
計CA−S 150型(協和界面科学社製)」を使用し
「水に対する接触角20°〜40°(好ましくは30
°)」とする。
1c,11dの粘着性は測定機として「FACE接触角
計CA−S 150型(協和界面科学社製)」を使用し
「水に対する接触角20°〜40°(好ましくは30
°)」とする。
【0027】この場合、この粘着性ゴムロール11a,
11b,11c,11dの直径を10mm以上50mm
以下であることが好ましい。この直径が10mm以下で
あると小径の為粘着性ゴムロールの製作が困難となり、
精度が落ちてしまう。また表面処理持続力が弱く、この
ロールの摩耗、劣化が早く、表面形状が変形するため、
コンタミ等の付着物の捕集能力と磁気テープに均一に接
触することが困難となってしまう。
11b,11c,11dの直径を10mm以上50mm
以下であることが好ましい。この直径が10mm以下で
あると小径の為粘着性ゴムロールの製作が困難となり、
精度が落ちてしまう。また表面処理持続力が弱く、この
ロールの摩耗、劣化が早く、表面形状が変形するため、
コンタミ等の付着物の捕集能力と磁気テープに均一に接
触することが困難となってしまう。
【0028】また、50mm以上であると、表面処理持
続力は上がるものの、粘着性を持ったロールゆえ、磁気
テープとの接触面積が増加してしまい、磁気テープの走
行に悪影響を及ぼす。
続力は上がるものの、粘着性を持ったロールゆえ、磁気
テープとの接触面積が増加してしまい、磁気テープの走
行に悪影響を及ぼす。
【0029】即ち、この粘着性ゴムロール11a,11
b,11c,11dの直径を10mm以上50mm以下
とすることにより、この粘着性ゴムロール11a,11
b,11c,11dの外周面に磁気テープ2a,2b‥
‥2fの磁性面とバックコート面とに良好に接触され、
この磁気テープ2a,2b‥‥2fの表面処理を効果的
に行うことができる。
b,11c,11dの直径を10mm以上50mm以下
とすることにより、この粘着性ゴムロール11a,11
b,11c,11dの外周面に磁気テープ2a,2b‥
‥2fの磁性面とバックコート面とに良好に接触され、
この磁気テープ2a,2b‥‥2fの表面処理を効果的
に行うことができる。
【0030】本例においては、この粘着性ゴムロール1
1a,11b,11c,11dの硬度を31度とし、こ
の直径を30mm、粘着性ゴムの厚さを5mmとした。
1a,11b,11c,11dの硬度を31度とし、こ
の直径を30mm、粘着性ゴムの厚さを5mmとした。
【0031】斯る図1に示す如き本例による磁気テープ
の裁断装置を使用して製造した磁気テープの表面性、表
面粗さ、ドロップアウト、巻き上がり形状を調べた。こ
の結果は下記表1に示す。
の裁断装置を使用して製造した磁気テープの表面性、表
面粗さ、ドロップアウト、巻き上がり形状を調べた。こ
の結果は下記表1に示す。
【0032】
【表1】
【0033】この表面性は、表面処理後の磁気テープの
表面を光学顕微鏡により観察し、これをA,B,Cの3
段階で評価した。このAは全くテープ傷が見られず良好
である。Bは若干テープ傷がみられるが、使用レベルで
ある。Cはテープ傷が多く見られ、使用レベルでない。
表面を光学顕微鏡により観察し、これをA,B,Cの3
段階で評価した。このAは全くテープ傷が見られず良好
である。Bは若干テープ傷がみられるが、使用レベルで
ある。Cはテープ傷が多く見られ、使用レベルでない。
【0034】表面粗さは、小坂研究所株式会社製の表面
粗度計SE−30H(商品名)にて測定した。測定条件
は倍率が100,000倍、測定長が0.25mm、カ
ットオフ値が25μmである。
粗度計SE−30H(商品名)にて測定した。測定条件
は倍率が100,000倍、測定長が0.25mm、カ
ットオフ値が25μmである。
【0035】ドロップアウトはVTRビデオデッキを用
い、−10dB/10μS条件以下で10分間測定し、
その平均値を用い、A,B,Cの3段階評価した。Aは
10個未満、Bは10個以上20個未満、Cは20個以
上である。
い、−10dB/10μS条件以下で10分間測定し、
その平均値を用い、A,B,Cの3段階評価した。Aは
10個未満、Bは10個以上20個未満、Cは20個以
上である。
【0036】巻き上がりテープ形状は目視検査によっ
て、異物の巻き込みによる外観不良や傷が無いかを確認
し、A,B,Cの3段階評価した。Aは全く異物巻き込
み、傷等が無く良好である。Bは若干押跡が見られるが
問題無いレベルである。Cは異物の巻き込みの様子が
有、外観上好ましくない。
て、異物の巻き込みによる外観不良や傷が無いかを確認
し、A,B,Cの3段階評価した。Aは全く異物巻き込
み、傷等が無く良好である。Bは若干押跡が見られるが
問題無いレベルである。Cは異物の巻き込みの様子が
有、外観上好ましくない。
【0037】尚、比較用として、磁気テープの表面処理
を本例の粘着性ゴムロールに代え、従来より使用されて
いる研磨テープで表面処理を行ったものを比較例1と
し、粘着テープで表面処理を行ったものを比較例2と
し、表面処理を施さなかったものを比較例3とし、本例
と同様に表面性、表面粗さ、ドロップアウト及び巻き形
状を各々調べ、表1に併せて記した。
を本例の粘着性ゴムロールに代え、従来より使用されて
いる研磨テープで表面処理を行ったものを比較例1と
し、粘着テープで表面処理を行ったものを比較例2と
し、表面処理を施さなかったものを比較例3とし、本例
と同様に表面性、表面粗さ、ドロップアウト及び巻き形
状を各々調べ、表1に併せて記した。
【0038】この表1より明らかな如く比較例1のよう
に研磨テープを用いた研磨による表面処理を行った場合
では、研磨により発生した微細な削り塵が悪影響を及ぼ
し、磁気テープの表面に多くのテープ傷が生じたと共に
ドロップアウトの発生数もバラツキが多く、品質が非常
に不安定であった。
に研磨テープを用いた研磨による表面処理を行った場合
では、研磨により発生した微細な削り塵が悪影響を及ぼ
し、磁気テープの表面に多くのテープ傷が生じたと共に
ドロップアウトの発生数もバラツキが多く、品質が非常
に不安定であった。
【0039】比較例2では、粘着テープの磁気テープに
対する当たり不良が若干生じ、ドロップアウトと巻き上
がり形状が本例より劣った。
対する当たり不良が若干生じ、ドロップアウトと巻き上
がり形状が本例より劣った。
【0040】これに対して、本例の如く粘着性ゴムロー
ル11a,11b,11c,11dを用いて磁気テープ
の表面処理を行った場合には、製造工程内で巻き込まれ
たコンタミ等の付着物を確実に捕集し、また比較例1で
用いた研磨テープのように磁気テープの表面を削ること
が無いので、表面処理による二次不良の発生が無く、テ
ープ傷の発生やドロップアウトの増加が見られなかっ
た。また比較例2で生じたような磁気テープへの当たり
むらも見られなかった。
ル11a,11b,11c,11dを用いて磁気テープ
の表面処理を行った場合には、製造工程内で巻き込まれ
たコンタミ等の付着物を確実に捕集し、また比較例1で
用いた研磨テープのように磁気テープの表面を削ること
が無いので、表面処理による二次不良の発生が無く、テ
ープ傷の発生やドロップアウトの増加が見られなかっ
た。また比較例2で生じたような磁気テープへの当たり
むらも見られなかった。
【0041】従って本例の如く、磁気テープ2a,2b
‥‥2fの表面処理を行う際に磁気テープ2a,2b‥
‥2fの表面を挟むように粘着性ゴムロールを接触さ
せ、磁気テープ2a,2b‥‥2fの表面の付着物を除
去することにより、処理効率の向上を図ることができる
と共にドロップアウトを低減させることができ、高品質
を安定して確保出来る利益がある。
‥‥2fの表面処理を行う際に磁気テープ2a,2b‥
‥2fの表面を挟むように粘着性ゴムロールを接触さ
せ、磁気テープ2a,2b‥‥2fの表面の付着物を除
去することにより、処理効率の向上を図ることができる
と共にドロップアウトを低減させることができ、高品質
を安定して確保出来る利益がある。
【0042】次に、図1例においてこの粘着性ゴムロー
ル11a,11b,11c,11dをこの巻取リール7
a,7b‥‥7fの直前より50cm,1m,3m及び
5mの位置に配したときに得られる磁気テープ2a,2
b‥‥2fの表面性、表面粗さ、ドロップアウト、巻き
上がり形状について評価を行った。この結果を表2に示
す。この表2の評価は表1の評価と同じである。
ル11a,11b,11c,11dをこの巻取リール7
a,7b‥‥7fの直前より50cm,1m,3m及び
5mの位置に配したときに得られる磁気テープ2a,2
b‥‥2fの表面性、表面粗さ、ドロップアウト、巻き
上がり形状について評価を行った。この結果を表2に示
す。この表2の評価は表1の評価と同じである。
【0043】
【表2】
【0044】この表2より明らかな如く、巻取リール7
a,7b‥‥7f直前の50cm位置にこの粘着性ゴム
ロール11a,11b,11c,11dを設けたとき
は、付着物の捕集効率は良いものの粘着性ゴムロール1
1a,11b,11c,11dの回転によるテンション
変動の影響が大きく巻き上がり形状が悪かった。
a,7b‥‥7f直前の50cm位置にこの粘着性ゴム
ロール11a,11b,11c,11dを設けたとき
は、付着物の捕集効率は良いものの粘着性ゴムロール1
1a,11b,11c,11dの回転によるテンション
変動の影響が大きく巻き上がり形状が悪かった。
【0045】これに対して巻取リール7a,7b‥‥7
f直前の1m〜3m位置にこの粘着性ゴムロール11
a,11b,11c,11dを設けたときは巻取りにテ
ンション変動を与えること無く、かつ付着物の捕集効率
も良く、最終工程直前の設置であるため、従来の表面処
理法で生じていた微細塵、コンタミの二次不良が無くな
り、安定した品質を得ることができた。
f直前の1m〜3m位置にこの粘着性ゴムロール11
a,11b,11c,11dを設けたときは巻取りにテ
ンション変動を与えること無く、かつ付着物の捕集効率
も良く、最終工程直前の設置であるため、従来の表面処
理法で生じていた微細塵、コンタミの二次不良が無くな
り、安定した品質を得ることができた。
【0046】また巻取リール7a,7b‥‥7f直前の
5m位置にこの粘着性ゴムロール11a,11b,11
c,11dを設けたときは付着物の捕集効率がやや劣り
ドロップアウトの発生が増加した。
5m位置にこの粘着性ゴムロール11a,11b,11
c,11dを設けたときは付着物の捕集効率がやや劣り
ドロップアウトの発生が増加した。
【0047】尚、本発明は上述例に限ることなく本発明
の要旨を逸脱することなく、その他種々の構成が採り得
ることは勿論である。
の要旨を逸脱することなく、その他種々の構成が採り得
ることは勿論である。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば裁断された磁気テープを
巻取り手段で巻取る直前に粘着性ゴムロールで表面処理
を行うので、この磁気テープに付着した微細塵、コンタ
ミ等の付着物をこの粘着性ゴムロールで、安定して効率
良く捕集することができ、即ちドロップアウトの原因物
を安定して除去することができ、この磁気テープの品質
の向上を図ることができる利益がある。
巻取り手段で巻取る直前に粘着性ゴムロールで表面処理
を行うので、この磁気テープに付着した微細塵、コンタ
ミ等の付着物をこの粘着性ゴムロールで、安定して効率
良く捕集することができ、即ちドロップアウトの原因物
を安定して除去することができ、この磁気テープの品質
の向上を図ることができる利益がある。
【図1】本発明磁気テープの裁断装置の例を示す構成図
である。
である。
【図2】従来の磁気テープの裁断装置の例を示す構成図
である。
である。
1 磁気テープジャンボロール、2 幅広の磁気テー
プ、2a,2b‥‥2f磁気テープ、6a,6b スリ
ッターナイフ、7a,7b‥‥7f 巻取リール、11
a,11b,11c,11d 粘着性ゴムロール
プ、2a,2b‥‥2f磁気テープ、6a,6b スリ
ッターナイフ、7a,7b‥‥7f 巻取リール、11
a,11b,11c,11d 粘着性ゴムロール
Claims (4)
- 【請求項1】 幅広の磁気テープを裁断手段により所定
寸法に裁断した後にこの裁断された磁気テープを巻取り
手段に巻取るようにした磁気テープの裁断装置におい
て、 前記巻取り手段の直前所定位置に粘着性ゴムロールを設
け、該粘着性ゴムロールで前記裁断された磁気テープの
表面処理を行った後に前記巻取り手段に巻取るようにし
たことを特徴とする磁気テープの裁断装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の磁気テープの裁断装置に
おいて、 前記裁断された磁気テープを2個の前記粘着性ゴムロー
ルで挟むようにしたことを特徴とする磁気テープの裁断
装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の磁気テープの裁断装置に
おいて、 前記巻取り手段の直前所定位置が1m〜3mであること
を特徴とする磁気テープの裁断装置。 - 【請求項4】 幅広の磁気テープを裁断手段により所定
寸法に裁断した後に、この裁断された磁気テープを粘着
性ゴムロールで表面処理を行い、その後前記裁断された
磁気テープを巻取り手段に巻取るようにしたことを特徴
とする磁気テープの裁断方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11974197A JPH10312534A (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 磁気テープの裁断装置及び磁気テープの裁断方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11974197A JPH10312534A (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 磁気テープの裁断装置及び磁気テープの裁断方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10312534A true JPH10312534A (ja) | 1998-11-24 |
Family
ID=14768994
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11974197A Pending JPH10312534A (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 磁気テープの裁断装置及び磁気テープの裁断方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10312534A (ja) |
-
1997
- 1997-05-09 JP JP11974197A patent/JPH10312534A/ja active Pending
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