JPH10314021A - 調理容器 - Google Patents
調理容器Info
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- JPH10314021A JPH10314021A JP9123698A JP12369897A JPH10314021A JP H10314021 A JPH10314021 A JP H10314021A JP 9123698 A JP9123698 A JP 9123698A JP 12369897 A JP12369897 A JP 12369897A JP H10314021 A JPH10314021 A JP H10314021A
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- JP
- Japan
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- water
- lid
- cooking container
- housing
- water absorbing
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は電子レンジを用いて食品の再加熱や
調理を行なう際に使用する調理容器に関するものであ
り、食品の過度の乾燥や加熱むらを防ぐことを課題とす
るものである。 【解決手段】 本発明の調理容器は、収容部6と蓋部7
からなり、それらの一部あるいは全体に浸透性の吸水部
を有し、ここに水を含ませて電子レンジで加熱すること
によって、容器内に入射する電波を弱め、均一化すると
ともに、蒸気による加熱作用を併用して、調理具合を最
適化できるという効果がある。
調理を行なう際に使用する調理容器に関するものであ
り、食品の過度の乾燥や加熱むらを防ぐことを課題とす
るものである。 【解決手段】 本発明の調理容器は、収容部6と蓋部7
からなり、それらの一部あるいは全体に浸透性の吸水部
を有し、ここに水を含ませて電子レンジで加熱すること
によって、容器内に入射する電波を弱め、均一化すると
ともに、蒸気による加熱作用を併用して、調理具合を最
適化できるという効果がある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子レンジなどの
高周波加熱装置を用いて食品を加熱する際に用いる調理
容器に関するものである。
高周波加熱装置を用いて食品を加熱する際に用いる調理
容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の調理容器は実開平7−2
0121号公報に記載されているようなものが一般的で
あった。この種の調理容器は図7に示すように収納部1
と蓋部2とすのこ部3から構成され、主として蒸し料理
を電子レンジで行なうために用いられていた。
0121号公報に記載されているようなものが一般的で
あった。この種の調理容器は図7に示すように収納部1
と蓋部2とすのこ部3から構成され、主として蒸し料理
を電子レンジで行なうために用いられていた。
【0003】上記収納部1の底に少量の水を張って、す
のこ部3の上に食品を乗せて蓋部2を装着した状態で電
子レンジに入れて加熱を行なうと、電波を吸収し易い水
が急速に加熱され、沸騰して蒸気を発生するようにな
る。発生した蒸気は調理容器内に充満し、食品を加熱す
る効果が得られる。電波は食品にも直接作用するが、水
に吸収される割合が大きいため、食品自体の発熱は比較
的小さくなる。蒸気の発生量を調節するためには水の量
を加減したり、水の代わりに湯を使うことで行なえる。
また、蒸気の連通口5を有するので2段以上に積み重ね
た場合も全体に蒸気を行き渡らせることができる。
のこ部3の上に食品を乗せて蓋部2を装着した状態で電
子レンジに入れて加熱を行なうと、電波を吸収し易い水
が急速に加熱され、沸騰して蒸気を発生するようにな
る。発生した蒸気は調理容器内に充満し、食品を加熱す
る効果が得られる。電波は食品にも直接作用するが、水
に吸収される割合が大きいため、食品自体の発熱は比較
的小さくなる。蒸気の発生量を調節するためには水の量
を加減したり、水の代わりに湯を使うことで行なえる。
また、蒸気の連通口5を有するので2段以上に積み重ね
た場合も全体に蒸気を行き渡らせることができる。
【0004】蒸気を用いた加熱をすることによって、食
品表面に水分を与えながら、表面から均一に加熱するこ
とができ、加熱むらのでき易い電子レンジ加熱の欠点を
補う働きをしていた。
品表面に水分を与えながら、表面から均一に加熱するこ
とができ、加熱むらのでき易い電子レンジ加熱の欠点を
補う働きをしていた。
【0005】また、形態として図8に示すような吸水性
素材4で作られたカバー状の調理用具も使われていた。
これは、水を含ませた状態で食品を覆うようにかぶせ
て、電子レンジ加熱をすることによって、水が電波を吸
収して食品に直接作用する電波を弱めるとともに、蒸気
を発生させて蒸し加熱をするようになっている。
素材4で作られたカバー状の調理用具も使われていた。
これは、水を含ませた状態で食品を覆うようにかぶせ
て、電子レンジ加熱をすることによって、水が電波を吸
収して食品に直接作用する電波を弱めるとともに、蒸気
を発生させて蒸し加熱をするようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の調理容器では、水は容器の底のみの存在するために、
水に吸収される前に食品に直接作用する電波も多く、電
波を弱める効果は十分でないという問題があった。ま
た、上述のカバー状調理用具については、再加熱の用途
で食品にかぶせて使う場合は問題ないが、調理に使う場
合はそれ自体が容器ではないので、煮たりゆでたりとい
う作業がしにくいという課題があった。
の調理容器では、水は容器の底のみの存在するために、
水に吸収される前に食品に直接作用する電波も多く、電
波を弱める効果は十分でないという問題があった。ま
た、上述のカバー状調理用具については、再加熱の用途
で食品にかぶせて使う場合は問題ないが、調理に使う場
合はそれ自体が容器ではないので、煮たりゆでたりとい
う作業がしにくいという課題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の調理容器は上記
課題を解決するため、収容部と蓋部とを備え、前記収容
部あるいは前記蓋部の少なくとも一部に浸透性の吸水部
を有する構成とした。
課題を解決するため、収容部と蓋部とを備え、前記収容
部あるいは前記蓋部の少なくとも一部に浸透性の吸水部
を有する構成とした。
【0008】上記構成によれば食品の周囲全体に浸透性
の吸水部を配置することが可能になり、ここに水を含ま
せて電子レンジで加熱することによって、全体的に電波
を弱めたり、特定の方向のみ弱めたりして、調理具合を
調節することができる。
の吸水部を配置することが可能になり、ここに水を含ま
せて電子レンジで加熱することによって、全体的に電波
を弱めたり、特定の方向のみ弱めたりして、調理具合を
調節することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1にかかる調理容
器は、収容部と蓋部とを備え、収容部および蓋部は少な
くとも一部に浸透性の吸水部で構成した。
器は、収容部と蓋部とを備え、収容部および蓋部は少な
くとも一部に浸透性の吸水部で構成した。
【0010】そして、この浸透性の吸水部に水を含ませ
てから食品を収納し、電子レンジで加熱すると、吸水部
を通過する電波は水に吸収されるので、容器内の食品に
直接作用する電波を全体的に弱めることができる。ま
た、吸水部の表面では電波の反射も生じるので、電波が
食品に到達するまでの反射回数が多くなることにより、
位相の変化が複雑に生じ、電場の均一性が高められる。
てから食品を収納し、電子レンジで加熱すると、吸水部
を通過する電波は水に吸収されるので、容器内の食品に
直接作用する電波を全体的に弱めることができる。ま
た、吸水部の表面では電波の反射も生じるので、電波が
食品に到達するまでの反射回数が多くなることにより、
位相の変化が複雑に生じ、電場の均一性が高められる。
【0011】本発明の請求項2にかかる調理容器は、収
容部と蓋部とを複数の領域に分け、各領域毎に互いに独
立し、他の領域とは非連続的に形成している吸水部を有
する構成とした。
容部と蓋部とを複数の領域に分け、各領域毎に互いに独
立し、他の領域とは非連続的に形成している吸水部を有
する構成とした。
【0012】そして、独立した吸水部のすべてに水を含
ませれば、前述の形態と同様に全体的に電波を弱めるこ
とができ、部分的に水を含ませれば、主としてその方向
からの電波を弱めることができるので、食品の形状や加
熱の目的に合わせて調理具合を調節することができる。
ませれば、前述の形態と同様に全体的に電波を弱めるこ
とができ、部分的に水を含ませれば、主としてその方向
からの電波を弱めることができるので、食品の形状や加
熱の目的に合わせて調理具合を調節することができる。
【0013】本発明の請求項3にかかる調理容器は、吸
水部が、収容部あるいは蓋部の内側面のみに設け、外側
面は非浸透性の素材からなる構成とした。
水部が、収容部あるいは蓋部の内側面のみに設け、外側
面は非浸透性の素材からなる構成とした。
【0014】そして、吸水部に含まれる水は電波によっ
て加熱され、蒸気となって放出するが、外側面は非浸透
性の素材からなるため、すべて容器内部に放出すること
になり、容器内の蒸気濃度を早く高めることができる。
て加熱され、蒸気となって放出するが、外側面は非浸透
性の素材からなるため、すべて容器内部に放出すること
になり、容器内の蒸気濃度を早く高めることができる。
【0015】本発明の請求項4にかかる調理容器は、吸
水部が、収容部あるいは蓋部の外側面のみに設けられ、
内側面は非浸透性の素材からなる構成とした。
水部が、収容部あるいは蓋部の外側面のみに設けられ、
内側面は非浸透性の素材からなる構成とした。
【0016】そして、吸水部に含まれる水は電波によっ
て加熱され、蒸気となって放出するが、内側面は非浸透
性の素材からなるため、すべて容器外部に放出すること
になり、容器内の蒸気濃度を上げずに電波を弱める効果
のみを得ることができる。
て加熱され、蒸気となって放出するが、内側面は非浸透
性の素材からなるため、すべて容器外部に放出すること
になり、容器内の蒸気濃度を上げずに電波を弱める効果
のみを得ることができる。
【0017】本発明の請求項5にかかる調理容器は、収
容部と蓋部と中蓋部とを備え、中蓋部は収容部と蓋部の
間に挟まれる位置に着脱自在に取り付けられ、中蓋部の
少なくとも一部に浸透性の吸水部を有する構成とした。
容部と蓋部と中蓋部とを備え、中蓋部は収容部と蓋部の
間に挟まれる位置に着脱自在に取り付けられ、中蓋部の
少なくとも一部に浸透性の吸水部を有する構成とした。
【0018】そして、中蓋部の吸水部に水を含ませて電
子レンジ加熱することによって、吸水部を通過する電波
を水が吸収し、食品に作用する電波を弱めるとともに、
加熱された水が蒸気として放出され容器内の蒸気濃度を
高めることができる。
子レンジ加熱することによって、吸水部を通過する電波
を水が吸収し、食品に作用する電波を弱めるとともに、
加熱された水が蒸気として放出され容器内の蒸気濃度を
高めることができる。
【0019】本発明の請求項6にかかる調理容器は、中
蓋部の片面に吸水部を設けるとともに、他の片面を非浸
透性の素材により構成し、かつ、中蓋部はどちらの面を
外側にしても装着可能な構成を有する構成とした。
蓋部の片面に吸水部を設けるとともに、他の片面を非浸
透性の素材により構成し、かつ、中蓋部はどちらの面を
外側にしても装着可能な構成を有する構成とした。
【0020】そして、中蓋部の吸水部に含まれた水は電
波を吸収して昇温し、蒸気となって容器内に放出される
が、中蓋部の片面は非浸透性の素材により構成されてい
るため、蒸気の放出を片面だけ、つまり、収納部側か蓋
部側かのどちらかに限定することができる。
波を吸収して昇温し、蒸気となって容器内に放出される
が、中蓋部の片面は非浸透性の素材により構成されてい
るため、蒸気の放出を片面だけ、つまり、収納部側か蓋
部側かのどちらかに限定することができる。
【0021】本発明の請求項7にかかる調理容器は、吸
水部の厚みを不規則に変えた構成としたものである。
水部の厚みを不規則に変えた構成としたものである。
【0022】そして、水を含んだ吸水部はその厚みによ
って電波の吸収量が異なるので、厚みを不規則に変えた
ことにより電波の吸収具合もランダムに変わり、容器内
の電波強度の片寄りを小さくすることができる。さら
に、吸水部表面での反射も複雑になるので、位相の偏り
も小さくなってくる。
って電波の吸収量が異なるので、厚みを不規則に変えた
ことにより電波の吸収具合もランダムに変わり、容器内
の電波強度の片寄りを小さくすることができる。さら
に、吸水部表面での反射も複雑になるので、位相の偏り
も小さくなってくる。
【0023】本発明の請求項8にかかる調理容器は、吸
水部に高誘電率物質を用いたものである。
水部に高誘電率物質を用いたものである。
【0024】そして、高誘電率の物質は電波を吸収する
効果が強く、かつ、発熱が早いため、電波を弱めたり、
蒸気を発生したりする効果を高めることができる。
効果が強く、かつ、発熱が早いため、電波を弱めたり、
蒸気を発生したりする効果を高めることができる。
【0025】本発明の請求項9にかかる調理容器は、少
なくとも収容部の底面部に高誘電率物質を用いたもので
ある。
なくとも収容部の底面部に高誘電率物質を用いたもので
ある。
【0026】そして、食品を乗せる底部を高誘電率物質
で構成することによって、接触熱伝達による加熱効果や
煮物などにおける対流効果を得ることができる。
で構成することによって、接触熱伝達による加熱効果や
煮物などにおける対流効果を得ることができる。
【0027】以下、本発明の実施例について図面を用い
て説明する。 (実施例1)図1は本発明の実施例1の調理容器の外観
を示す斜視図である。図1において、6は収容部であ
り、7は蓋部である。この収容部6および蓋部7は全体
に吸水性の多孔質材からなる。
て説明する。 (実施例1)図1は本発明の実施例1の調理容器の外観
を示す斜視図である。図1において、6は収容部であ
り、7は蓋部である。この収容部6および蓋部7は全体
に吸水性の多孔質材からなる。
【0028】この調理容器の作用を説明する。多孔質材
からなる収容部6と蓋部7に水を含ませてから食品を収
納し、電子レンジで加熱することによって、水を含んだ
調理容器を通過する電波は水に吸収されて弱くなる。し
たがって、容器内の食品に作用する電波を全体的に弱め
ると同時に、容器に含まれている水が温められ、容器全
体の温度が上昇し、吸収されていた水が蒸気として放出
されるようになる。
からなる収容部6と蓋部7に水を含ませてから食品を収
納し、電子レンジで加熱することによって、水を含んだ
調理容器を通過する電波は水に吸収されて弱くなる。し
たがって、容器内の食品に作用する電波を全体的に弱め
ると同時に、容器に含まれている水が温められ、容器全
体の温度が上昇し、吸収されていた水が蒸気として放出
されるようになる。
【0029】さらに、水を含んだ容器表面では電波の反
射も生じるので、反射を繰り返して位相のずれた電波が
多数混在することになり、共鳴するようなモードが生じ
にくい、均一な電場が得られる。
射も生じるので、反射を繰り返して位相のずれた電波が
多数混在することになり、共鳴するようなモードが生じ
にくい、均一な電場が得られる。
【0030】これらの結果、弱い均一な電波と雰囲気温
度上昇による熱伝達の両方の効果で食品を加熱すること
になり、加熱むらの少ない均一な加熱ができる。
度上昇による熱伝達の両方の効果で食品を加熱すること
になり、加熱むらの少ない均一な加熱ができる。
【0031】また、収容部6は収容部上部8と収容部下
部9の2つの領域に分けられ、その領域毎に互いに独立
し、非連続的に形成された吸水部を有するので、吸水の
させ方によってその効果を変えることができる。すなわ
ち、独立した吸水部のすべてに水を含ませれば、全方向
から来る電波を弱めることができ、部分的に水を含ませ
れば、主としてその方向からの電波を弱めることができ
る。したがって、食品の形状や加熱の目的に合わせて調
理具合を調節することができる。この実施例において、
互いに独立した吸水部の材質は同じであっても良いが、
異なった材質にすることによって吸水量の違いや電波に
対する性質の違いを利用した加熱効果を得ることも可能
である。
部9の2つの領域に分けられ、その領域毎に互いに独立
し、非連続的に形成された吸水部を有するので、吸水の
させ方によってその効果を変えることができる。すなわ
ち、独立した吸水部のすべてに水を含ませれば、全方向
から来る電波を弱めることができ、部分的に水を含ませ
れば、主としてその方向からの電波を弱めることができ
る。したがって、食品の形状や加熱の目的に合わせて調
理具合を調節することができる。この実施例において、
互いに独立した吸水部の材質は同じであっても良いが、
異なった材質にすることによって吸水量の違いや電波に
対する性質の違いを利用した加熱効果を得ることも可能
である。
【0032】(実施例2)図2は本発明の実施例2の調
理容器の縦断面図である。
理容器の縦断面図である。
【0033】本実施例2において、実施例1と異なる点
は、収容部10あるいは蓋部11の内側と外側でその材
質が異なるところであり、内側面は浸透性の吸水部1
2、外側面は非浸透性素材13からなる。
は、収容部10あるいは蓋部11の内側と外側でその材
質が異なるところであり、内側面は浸透性の吸水部1
2、外側面は非浸透性素材13からなる。
【0034】次に作用を説明すると、吸水部12に水を
含ませることによって電波を弱める効果や容器自体が温
度上昇する点は同じである。しかし、本実施例2におい
ては容器の外側面が非浸透性素材13で構成されている
ために、発生する蒸気はすべて容器内部に放出される。
つまり、容器内の蒸気量をより高めることが可能にな
り、熱伝達による加熱効果や蒸す効果を高めることがで
きる。
含ませることによって電波を弱める効果や容器自体が温
度上昇する点は同じである。しかし、本実施例2におい
ては容器の外側面が非浸透性素材13で構成されている
ために、発生する蒸気はすべて容器内部に放出される。
つまり、容器内の蒸気量をより高めることが可能にな
り、熱伝達による加熱効果や蒸す効果を高めることがで
きる。
【0035】また、外側面が非浸透性素材13で構成さ
れているために容器内の液が染み出して来ることがない
ので、この調理容器で電子レンジによる煮物を行なうこ
とも可能である。
れているために容器内の液が染み出して来ることがない
ので、この調理容器で電子レンジによる煮物を行なうこ
とも可能である。
【0036】(実施例3)図3は本発明の実施例3の調
理容器の縦断面図である。
理容器の縦断面図である。
【0037】本実施例3において、実施例2と異なる点
は、収容部14あるいは蓋部15の内側と外側の材質が
逆になっているところであり、外側面は浸透性の吸水部
12、内側面は非浸透性素材13からなる。
は、収容部14あるいは蓋部15の内側と外側の材質が
逆になっているところであり、外側面は浸透性の吸水部
12、内側面は非浸透性素材13からなる。
【0038】次に作用を説明すると、吸水部12に水を
含ませることによって電波を弱める効果や容器自体が温
度上昇する点は実施例1あるいは実施例2と同じであ
る。しかし、本実施例3においては容器の内側面が非浸
透性素材で構成されているために、発生する蒸気はすべ
て容器の外部に放出される。つまり、容器内部の食品に
余分な水分が付加されることがない。これにより、焼き
物やフライなどの調理済食品を再加熱するときに、弱め
た電波でむらなく加熱しながら、水分は与えずにカラッ
と仕上げることができる。
含ませることによって電波を弱める効果や容器自体が温
度上昇する点は実施例1あるいは実施例2と同じであ
る。しかし、本実施例3においては容器の内側面が非浸
透性素材で構成されているために、発生する蒸気はすべ
て容器の外部に放出される。つまり、容器内部の食品に
余分な水分が付加されることがない。これにより、焼き
物やフライなどの調理済食品を再加熱するときに、弱め
た電波でむらなく加熱しながら、水分は与えずにカラッ
と仕上げることができる。
【0039】(実施例4)図4は本発明の実施例4の調理
容器の縦断面図である。
容器の縦断面図である。
【0040】本実施例4において、実施例1ないし3と
異なる点は、収容部16と蓋部17と中蓋部18とから
なり、中蓋部18は収容部16と蓋部17の間に挟まれ
る位置に着脱自在に取り付けられ、中蓋部18の片面に
吸水部12を設けるとともに、他の片面を非浸透性素材
13により構成した点である。さらに、中蓋部はどちら
の面を外側にしても装着可能な構成を有する。
異なる点は、収容部16と蓋部17と中蓋部18とから
なり、中蓋部18は収容部16と蓋部17の間に挟まれ
る位置に着脱自在に取り付けられ、中蓋部18の片面に
吸水部12を設けるとともに、他の片面を非浸透性素材
13により構成した点である。さらに、中蓋部はどちら
の面を外側にしても装着可能な構成を有する。
【0041】収容部16あるいは蓋部17は、その一部
に吸水部12を有してもそうでなくても良い。
に吸水部12を有してもそうでなくても良い。
【0042】次に作用を説明する。上述の実施例と同じ
ように、中蓋部18の吸水部12に水を含ませて電子レ
ンジ加熱することによって、吸水部12を通過する電波
を水が吸収し、食品に作用する電波を弱めるとともに、
加熱された水が蒸気として放出され容器内の蒸気濃度を
高めることができる。このとき、中蓋部18の内側面の
みが吸水部12で構成されているので、蒸気は収容部1
6と中蓋部18で形成される空間内に充満し、中蓋部1
8と蓋部17で形成される空間には進入しない。したが
って、収容部側では蒸し加熱を、蓋部側では電波加熱を
同時に行なうことができる。
ように、中蓋部18の吸水部12に水を含ませて電子レ
ンジ加熱することによって、吸水部12を通過する電波
を水が吸収し、食品に作用する電波を弱めるとともに、
加熱された水が蒸気として放出され容器内の蒸気濃度を
高めることができる。このとき、中蓋部18の内側面の
みが吸水部12で構成されているので、蒸気は収容部1
6と中蓋部18で形成される空間内に充満し、中蓋部1
8と蓋部17で形成される空間には進入しない。したが
って、収容部側では蒸し加熱を、蓋部側では電波加熱を
同時に行なうことができる。
【0043】さらに、収容部16の内側面にも吸水部1
2を設けることによって、蒸気濃度をより高めることも
可能である。
2を設けることによって、蒸気濃度をより高めることも
可能である。
【0044】また、中蓋部18は裏表どちら向きでも装
着可能であるから、図4とは逆の向きに装着することに
よって、収容部側には蒸気を入れずに電波を弱める効果
だけを活かし、蓋部側で蒸気を活用することもできる。
着可能であるから、図4とは逆の向きに装着することに
よって、収容部側には蒸気を入れずに電波を弱める効果
だけを活かし、蓋部側で蒸気を活用することもできる。
【0045】(実施例5)図5は本発明の実施例5の調理
容器の縦断面図である。
容器の縦断面図である。
【0046】本実施例5において、実施例1ないし4と
異なる点は収容部19あるいは蓋部20に設けられた吸
水部12の厚みを不規則に変化させた点である。
異なる点は収容部19あるいは蓋部20に設けられた吸
水部12の厚みを不規則に変化させた点である。
【0047】次に作用を説明する。上述の実施例と同じ
ように、吸水部12に水を含ませて電子レンジ加熱する
ことによって、吸水部12を通過する電波を水が吸収
し、食品に作用する電波を弱めるとともに、加熱された
水が蒸気として放出され容器内の蒸気濃度を高めること
ができる。このとき、水を含んだ吸水部12を通過する
電波は、吸水部12の厚みによって減衰量が異なるの
で、厚みを不規則に変えたことにより、電波の通過経路
によって吸収具合も種々に変わる。したがって、調理容
器内部ではさまざまな強度の電波が多数混在することに
なり、容器内の電波強度の片寄りをより一層小さくする
ことができる。
ように、吸水部12に水を含ませて電子レンジ加熱する
ことによって、吸水部12を通過する電波を水が吸収
し、食品に作用する電波を弱めるとともに、加熱された
水が蒸気として放出され容器内の蒸気濃度を高めること
ができる。このとき、水を含んだ吸水部12を通過する
電波は、吸水部12の厚みによって減衰量が異なるの
で、厚みを不規則に変えたことにより、電波の通過経路
によって吸収具合も種々に変わる。したがって、調理容
器内部ではさまざまな強度の電波が多数混在することに
なり、容器内の電波強度の片寄りをより一層小さくする
ことができる。
【0048】また、吸水部12の表面で生じる電波の反
射も、表面形状の凹凸により複雑化され、反射方向や位
相の変化が種々に変えられ、電場の均一性がさらに高め
られる。
射も、表面形状の凹凸により複雑化され、反射方向や位
相の変化が種々に変えられ、電場の均一性がさらに高め
られる。
【0049】(実施例6)図6は本発明の実施例6の調
理容器の縦断面図である。
理容器の縦断面図である。
【0050】本実施例6において、実施例1ないし5と
異なる点は収容部21あるいは蓋部22に設けられた吸
水部23を高誘電率物質で構成した点である。
異なる点は収容部21あるいは蓋部22に設けられた吸
水部23を高誘電率物質で構成した点である。
【0051】次に作用について説明する。上述の実施例
と同様に、吸水部23に水を含ませて電子レンジ加熱す
ることによって、吸水部23を通過する電波を水が吸収
し、食品に作用する電波を弱めるとともに、加熱された
水が蒸気として放出され容器内の蒸気濃度を高めること
ができる。このとき、高誘電率の物質は電波を吸収する
効果が強く、ゆえに、発熱が早いため、電波を弱めた
り、蒸気を発生したりする効果をより高めることができ
る。つまり、少ない量あるいは薄い層で効果的に電波を
弱めたり、短時間で温度が上昇し、蒸気を発生するとい
うことが可能になる。
と同様に、吸水部23に水を含ませて電子レンジ加熱す
ることによって、吸水部23を通過する電波を水が吸収
し、食品に作用する電波を弱めるとともに、加熱された
水が蒸気として放出され容器内の蒸気濃度を高めること
ができる。このとき、高誘電率の物質は電波を吸収する
効果が強く、ゆえに、発熱が早いため、電波を弱めた
り、蒸気を発生したりする効果をより高めることができ
る。つまり、少ない量あるいは薄い層で効果的に電波を
弱めたり、短時間で温度が上昇し、蒸気を発生するとい
うことが可能になる。
【0052】容部21の底面部に高誘電率物質の吸水部
23を設けた場合、食品との接触熱伝達による加熱効果
だけでなく、底部が集中的に加熱されるため、煮物など
においてはガス火などと同様の対流による攪拌効果を得
ることができる。
23を設けた場合、食品との接触熱伝達による加熱効果
だけでなく、底部が集中的に加熱されるため、煮物など
においてはガス火などと同様の対流による攪拌効果を得
ることができる。
【0053】高誘電率物質の一例としてはフェライトが
有効であるが、炭化珪素など高誘電率を有する他の物質
も利用可能である。また、高誘電率物質を単独で用いる
だけでなく、他の物質、たとえばセラミック粉などと混
合して用いることによって、電波の吸収量や発熱量を調
節することができるので、調理用途に合わせた最適化を
図ることができる。
有効であるが、炭化珪素など高誘電率を有する他の物質
も利用可能である。また、高誘電率物質を単独で用いる
だけでなく、他の物質、たとえばセラミック粉などと混
合して用いることによって、電波の吸収量や発熱量を調
節することができるので、調理用途に合わせた最適化を
図ることができる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
係る調理容器は、浸透性の吸水部を有しており、この吸
水部に水を含ませてから食品を収納し、電子レンジで加
熱することによって、吸水部を通過する電波は水に吸収
されるので、容器内の食品に直接作用する電波を全体的
に弱め、かつ、均一化することができ、蒸気発生による
雰囲気温度の上昇と併せてむらの少ない加熱ができると
いう効果がある。
係る調理容器は、浸透性の吸水部を有しており、この吸
水部に水を含ませてから食品を収納し、電子レンジで加
熱することによって、吸水部を通過する電波は水に吸収
されるので、容器内の食品に直接作用する電波を全体的
に弱め、かつ、均一化することができ、蒸気発生による
雰囲気温度の上昇と併せてむらの少ない加熱ができると
いう効果がある。
【0055】また、請求項3に係る調理容器は、吸水部
が、収容部あるいは蓋部の内側面のみに設けられ、外側
面は非浸透性の素材からなる構成を有するので、吸水部
に含まれる水は電波によって加熱され、蒸気となって放
出されるが、すべて容器内部に放出されることになり、
容器内の蒸気濃度を早く高めることができるという効果
がある。
が、収容部あるいは蓋部の内側面のみに設けられ、外側
面は非浸透性の素材からなる構成を有するので、吸水部
に含まれる水は電波によって加熱され、蒸気となって放
出されるが、すべて容器内部に放出されることになり、
容器内の蒸気濃度を早く高めることができるという効果
がある。
【0056】また、請求項4に係る調理容器は、吸水部
が、収容部あるいは蓋部の外側面のみに設けられ、内側
面は非浸透性の素材からなる構成を有するので、吸水部
に含まれる水は電波によって加熱され、蒸気となって放
出されるが、すべて容器外部に放出されることになり、
容器内の蒸気濃度を上げずに電波を弱める効果のみを得
ることができるという効果がある。
が、収容部あるいは蓋部の外側面のみに設けられ、内側
面は非浸透性の素材からなる構成を有するので、吸水部
に含まれる水は電波によって加熱され、蒸気となって放
出されるが、すべて容器外部に放出されることになり、
容器内の蒸気濃度を上げずに電波を弱める効果のみを得
ることができるという効果がある。
【0057】また、請求項5に係る調理容器は、収容部
と蓋部と中蓋部とからなり、中蓋部は収容部と蓋部の間
に挟まれる位置に着脱自在に取り付けられ、中蓋部の一
部あるいは全体に浸透性の吸水部を有するので、中蓋部
の吸水部に水を含ませて電子レンジ加熱することによっ
て、吸水部を通過する電波を水が吸収し、食品に作用す
る電波を弱めるとともに、加熱された水が蒸気として放
出され容器内の蒸気濃度を高めることができる。特に、
中蓋部の片面に吸水部を設けるとともに、他の片面を非
浸透性の素材により構成し、かつ、中蓋部はどちらの面
を外側にしても装着可能な構成とすることにより、蒸気
の放出を片面だけ、つまり、収納部側か蓋部側かのどち
らかに限定することができるので、調理容器を上下2つ
に分けて異なる条件で利用することができるという効果
がある。
と蓋部と中蓋部とからなり、中蓋部は収容部と蓋部の間
に挟まれる位置に着脱自在に取り付けられ、中蓋部の一
部あるいは全体に浸透性の吸水部を有するので、中蓋部
の吸水部に水を含ませて電子レンジ加熱することによっ
て、吸水部を通過する電波を水が吸収し、食品に作用す
る電波を弱めるとともに、加熱された水が蒸気として放
出され容器内の蒸気濃度を高めることができる。特に、
中蓋部の片面に吸水部を設けるとともに、他の片面を非
浸透性の素材により構成し、かつ、中蓋部はどちらの面
を外側にしても装着可能な構成とすることにより、蒸気
の放出を片面だけ、つまり、収納部側か蓋部側かのどち
らかに限定することができるので、調理容器を上下2つ
に分けて異なる条件で利用することができるという効果
がある。
【0058】また、請求項7に係る調理容器は、吸水部
の厚みを不規則に変えた構成にしているので、その厚み
によって電波の吸収量が異なり、電波の吸収具合も種々
に変わり、容器内の電波強度の片寄りを小さくすること
ができるという効果がある。
の厚みを不規則に変えた構成にしているので、その厚み
によって電波の吸収量が異なり、電波の吸収具合も種々
に変わり、容器内の電波強度の片寄りを小さくすること
ができるという効果がある。
【0059】また、請求項8に係る調理容器は、吸水部
に高誘電率物質を用いているので、電波を吸収する効果
が強く、かつ、発熱が早くなり、電波を弱めたり、蒸気
を発生したりする効果を高めることができるという効果
がある。特に、収容部の底面部に高誘電率物質を用いた
場合には、ガス火などと同様に底面が集中的に加熱され
るので、接触熱伝達による加熱効果とともに煮物などに
おける対流効果を得ることができる。
に高誘電率物質を用いているので、電波を吸収する効果
が強く、かつ、発熱が早くなり、電波を弱めたり、蒸気
を発生したりする効果を高めることができるという効果
がある。特に、収容部の底面部に高誘電率物質を用いた
場合には、ガス火などと同様に底面が集中的に加熱され
るので、接触熱伝達による加熱効果とともに煮物などに
おける対流効果を得ることができる。
【図1】本発明の実施例1における調理容器の斜視図
【図2】本発明の実施例2における調理容器の縦断面図
【図3】本発明の実施例3における調理容器の縦断面図
【図4】本発明の実施例4における調理容器の縦断面図
【図5】本発明の実施例5における調理容器の縦断面図
【図6】本発明の実施例6における調理容器の縦断面図
【図7】従来の調理容器の縦断面図
【図8】従来の他の調理容器の斜視図
6、10、14、16、19、21 収容部 7、11、15、17、20、22 蓋部 12 吸水部 13 非浸透性素材 18 中蓋部 23 吸水部(高誘電率物質)
Claims (9)
- 【請求項1】収容部と蓋部とを備え、前記収容部または
前記蓋部は少なくとも一部に浸透性の吸水部を有する構
成とした高周波加熱装置用の調理容器。 - 【請求項2】収容部あるいは蓋部を複数の領域に分け、
各領域毎に前記浸透性の吸水部は独立し、互いに他の領
域の吸水部とは非連続的に形成する構成とした請求項1
記載の調理容器。 - 【請求項3】吸水部は、収容部あるいは蓋部の内側面の
みに設け、外側面は非浸透性の素材からなる構成とした
請求項1または2記載の調理容器。 - 【請求項4】吸水部は、収容部あるいは蓋部の外側面の
みに設け、内側面は非浸透性の素材からなる構成とした
請求項1または2記載の調理容器。 - 【請求項5】収容部と蓋部と中蓋部とを備え、前記中蓋
部は前記収容部と前記蓋部の間に挟まれる位置に着脱自
在に取り付け、前記中蓋部の少なくとも一部に浸透性の
吸水部を有する構成とした高周波加熱装置用の調理容
器。 - 【請求項6】中蓋部の片面に吸水部を設けるとともに、
他の片面を非浸透性の素材により構成し、かつ、前記中
蓋部はどちらの面を外側にしても装着可能な構成とした
請求項5記載の調理容器。 - 【請求項7】吸水部を厚みを不規則に変えた構成とした
請求項1ないし6のいずれか1項記載の調理容器。 - 【請求項8】前記吸水部を高誘電率物質を用いて構成し
た請求項1ないし7のいずれか1項記載の調理容器。 - 【請求項9】少なくとも前記収容部の底面部に前記高誘
電率物質を用いた請求項1ないし7のいずれか1項記載
の調理容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9123698A JPH10314021A (ja) | 1997-05-14 | 1997-05-14 | 調理容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9123698A JPH10314021A (ja) | 1997-05-14 | 1997-05-14 | 調理容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10314021A true JPH10314021A (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=14867132
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9123698A Pending JPH10314021A (ja) | 1997-05-14 | 1997-05-14 | 調理容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10314021A (ja) |
-
1997
- 1997-05-14 JP JP9123698A patent/JPH10314021A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040621 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040706 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041109 |