JPH10315304A - 押出シートの成形方法 - Google Patents
押出シートの成形方法Info
- Publication number
- JPH10315304A JPH10315304A JP9127159A JP12715997A JPH10315304A JP H10315304 A JPH10315304 A JP H10315304A JP 9127159 A JP9127159 A JP 9127159A JP 12715997 A JP12715997 A JP 12715997A JP H10315304 A JPH10315304 A JP H10315304A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- temperature
- roll
- embossing roll
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/03—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor characterised by the shape of the extruded material at extrusion
- B29C48/07—Flat, e.g. panels
- B29C48/08—Flat, e.g. panels flexible, e.g. films
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 押出連続成形法におけるエンボス転写精度を
向上させ、量産性と光学性能を両立させたレンズシート
を製造することができる方法を提供する。 【解決手段】 軸心部31とこれを覆う内筒部32および外
筒部33とこれの外側の金型部3 とを備えたエンボスロー
ル3 を用いて原料樹脂から押出シートを成形する。この
際に内筒部32に熱媒体を循環させ、熱媒体を所要温度に
加熱することにより、金型部表面温度を樹脂のガラス転
移温度〜熱分解温度の範囲に調整し、エンボスロール3
よりシートを剥離せしめる地点近傍でシート表面を冷風
式冷却装置6によって冷却する。これによって、同ロー
ルからシートへの高精度なエンボス転写と同ロールから
のシートの良好な剥離を可能とする。
向上させ、量産性と光学性能を両立させたレンズシート
を製造することができる方法を提供する。 【解決手段】 軸心部31とこれを覆う内筒部32および外
筒部33とこれの外側の金型部3 とを備えたエンボスロー
ル3 を用いて原料樹脂から押出シートを成形する。この
際に内筒部32に熱媒体を循環させ、熱媒体を所要温度に
加熱することにより、金型部表面温度を樹脂のガラス転
移温度〜熱分解温度の範囲に調整し、エンボスロール3
よりシートを剥離せしめる地点近傍でシート表面を冷風
式冷却装置6によって冷却する。これによって、同ロー
ルからシートへの高精度なエンボス転写と同ロールから
のシートの良好な剥離を可能とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性樹脂を原
料とし、少なくとも片面がエンボス面であるプラスチッ
クシートを押出成形する方法に関する。少なくとも片面
がエンボス面であるプラスチックシート、例えば、フレ
ネルレンズシート、レンチキュラーレンズシート、プリ
ズムレンズシート等は光学的用途に用いられ、エンボス
ロールからシートへの高精度なエンボス転写性が要求さ
れるものである。
料とし、少なくとも片面がエンボス面であるプラスチッ
クシートを押出成形する方法に関する。少なくとも片面
がエンボス面であるプラスチックシート、例えば、フレ
ネルレンズシート、レンチキュラーレンズシート、プリ
ズムレンズシート等は光学的用途に用いられ、エンボス
ロールからシートへの高精度なエンボス転写性が要求さ
れるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のようなレンズ機能シート
は、平プレス機を使用した多段プレス法(特開平5−1
73253号公報参照)や紫外線硬化樹脂を用いた光硬
化法(特開昭61−167506号公報参照)により製
造され、得られた成形品は、レンズとしての光学的精度
に優れたものであった。また、近年、量産性を向上させ
る目的で、押出連続成形法によりレンズ機能シートを製
造する方法が提案されている(特開平7−314567
号公報参照)。
は、平プレス機を使用した多段プレス法(特開平5−1
73253号公報参照)や紫外線硬化樹脂を用いた光硬
化法(特開昭61−167506号公報参照)により製
造され、得られた成形品は、レンズとしての光学的精度
に優れたものであった。また、近年、量産性を向上させ
る目的で、押出連続成形法によりレンズ機能シートを製
造する方法が提案されている(特開平7−314567
号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記多段プレス法は、
工程の自動化が困難で、手作業で行わねばならない工程
が多く、またバッチ生産のため量産性に劣る。上記光硬
化法もバッチ法であり、さらに、大面積化の困難、硬化
収縮による光学性能の低下、硬化ムラによる歩留りの減
少等の問題点をも有する。したがって、これらの製造法
により生産されたレンズシートは、コスト高となる。
工程の自動化が困難で、手作業で行わねばならない工程
が多く、またバッチ生産のため量産性に劣る。上記光硬
化法もバッチ法であり、さらに、大面積化の困難、硬化
収縮による光学性能の低下、硬化ムラによる歩留りの減
少等の問題点をも有する。したがって、これらの製造法
により生産されたレンズシートは、コスト高となる。
【0004】また、上記押出連続成形法では、確かに量
産性が飛躍的に向上するが、得られたレンズシートはエ
ンボス形状の精度が低く、光学部品としての用途が限定
される。
産性が飛躍的に向上するが、得られたレンズシートはエ
ンボス形状の精度が低く、光学部品としての用途が限定
される。
【0005】押出連続成形法によるレンズシート製造に
関する検討は、エンボスロールの加工精度の向上を中心
に行われて来た。すなわち、光学設計形状に忠実な金型
を如何にしてロール状に加工するかという課題に関して
検討が行われ、様々な提案がなされた。しかしながら、
同ロールからシートへのエンボス転写精度の向上につい
ては、樹脂の流動性改善や成形条件の最適化等による検
討が行われているものの、エンボスロール自体の設計面
からの検討は何らなされていない。
関する検討は、エンボスロールの加工精度の向上を中心
に行われて来た。すなわち、光学設計形状に忠実な金型
を如何にしてロール状に加工するかという課題に関して
検討が行われ、様々な提案がなされた。しかしながら、
同ロールからシートへのエンボス転写精度の向上につい
ては、樹脂の流動性改善や成形条件の最適化等による検
討が行われているものの、エンボスロール自体の設計面
からの検討は何らなされていない。
【0006】本発明の目的は、上記のような実情に鑑
み、押出連続成形法におけるエンボス転写精度を向上さ
せ、量産性と光学性能を両立させたレンズシートを製造
することができる方法を提供することにある。
み、押出連続成形法におけるエンボス転写精度を向上さ
せ、量産性と光学性能を両立させたレンズシートを製造
することができる方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記目的を
達成すべくエンボスロール自体の設計面からの検討を重
ね、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明者ら
は、Tダイスから押出された樹脂は十分高温で流動状態
であること、エンボスロールの表面温度は、樹脂の冷却
による流動性低下を防止するため、樹脂のガラス転移温
度以上に制御されていること、および、エンボスロール
からシートを支障なく剥離させるには剥離点近傍でシー
トおよびシートとロールの界面が樹脂のガラス転移温度
以下の温度に調整されていることの3点に着目し、上記
目的達成の検討を行った。従来の一般的な押出シート成
形方法ではエンボスロールからの剥離性を確保するため
エンボスロール表面温度を樹脂のガラス転移温度以下に
制御しているので、Tダイスから押出された樹脂は、エ
ンボスロール表面に接触した瞬間に該ガラス転移温度以
下まで冷却され、流動性を消失してしまい、このことが
光学性能を発揮するに必要なだけのエンボス転写精度が
得られない原因となっている。他方、エンボスロールの
表面温度を樹脂のガラス転移温度以上に高温化すれば、
転写精度は大幅に向上するが、エンボスロールからのシ
ートの剥離ができなくなり、製品シートが得られない。
達成すべくエンボスロール自体の設計面からの検討を重
ね、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明者ら
は、Tダイスから押出された樹脂は十分高温で流動状態
であること、エンボスロールの表面温度は、樹脂の冷却
による流動性低下を防止するため、樹脂のガラス転移温
度以上に制御されていること、および、エンボスロール
からシートを支障なく剥離させるには剥離点近傍でシー
トおよびシートとロールの界面が樹脂のガラス転移温度
以下の温度に調整されていることの3点に着目し、上記
目的達成の検討を行った。従来の一般的な押出シート成
形方法ではエンボスロールからの剥離性を確保するため
エンボスロール表面温度を樹脂のガラス転移温度以下に
制御しているので、Tダイスから押出された樹脂は、エ
ンボスロール表面に接触した瞬間に該ガラス転移温度以
下まで冷却され、流動性を消失してしまい、このことが
光学性能を発揮するに必要なだけのエンボス転写精度が
得られない原因となっている。他方、エンボスロールの
表面温度を樹脂のガラス転移温度以上に高温化すれば、
転写精度は大幅に向上するが、エンボスロールからのシ
ートの剥離ができなくなり、製品シートが得られない。
【0008】本発明者らは、転写精度を向上させ、しか
もシートの剥離性も確保するという相反する2つの課題
を同時に解決するには、エンボスロールを局所的に冷却
することが有効であることを見出した。エンボスロール
表面形状の転写は、エンボスロールと押圧ロールの間で
樹脂が挾圧される瞬間に行われる。したがって、剥離点
近傍を何らかの手段によって冷却し、シートおよびシー
トとロールの界面の温度を樹脂のガラス転移温度以下に
調整すれば、エンボスロールからのシートの剥離が確実
に行える。本発明は、このような知見から、理想的な温
度条件を設定して所望のシートを押出成形する方法を提
供するものである。
もシートの剥離性も確保するという相反する2つの課題
を同時に解決するには、エンボスロールを局所的に冷却
することが有効であることを見出した。エンボスロール
表面形状の転写は、エンボスロールと押圧ロールの間で
樹脂が挾圧される瞬間に行われる。したがって、剥離点
近傍を何らかの手段によって冷却し、シートおよびシー
トとロールの界面の温度を樹脂のガラス転移温度以下に
調整すれば、エンボスロールからのシートの剥離が確実
に行える。本発明は、このような知見から、理想的な温
度条件を設定して所望のシートを押出成形する方法を提
供するものである。
【0009】すなわち、本発明による押出シートの成形
方法は、少なくとも軸心部とこれを覆う内筒部と外周に
彫刻が施された金型部とを備えたエンボスロールを用い
て原料樹脂から押出シートを成形するに当たり、 1)内筒部に熱媒体を循環させ、 2)熱媒体を所要温度に加熱することにより、金型部表
面温度を樹脂のガラス転移温度〜熱分解温度の範囲に調
整し、 3)エンボスロールよりシートを剥離せしめる地点近傍
でシート表面を冷却することを特徴とする方法である。
方法は、少なくとも軸心部とこれを覆う内筒部と外周に
彫刻が施された金型部とを備えたエンボスロールを用い
て原料樹脂から押出シートを成形するに当たり、 1)内筒部に熱媒体を循環させ、 2)熱媒体を所要温度に加熱することにより、金型部表
面温度を樹脂のガラス転移温度〜熱分解温度の範囲に調
整し、 3)エンボスロールよりシートを剥離せしめる地点近傍
でシート表面を冷却することを特徴とする方法である。
【0010】以下、本発明方法を図1に基づき説明す
る。エンボスロール(1)は、安定した加熱状態を可能と
するため、少なくとも、軸心部(31)とこれを覆う内筒部
(32)およびこれの外側の金型部(34)とを備えたものであ
る。また、内筒部(32)と金型部(34)の間には外筒部(33)
が設けられることもある。
る。エンボスロール(1)は、安定した加熱状態を可能と
するため、少なくとも、軸心部(31)とこれを覆う内筒部
(32)およびこれの外側の金型部(34)とを備えたものであ
る。また、内筒部(32)と金型部(34)の間には外筒部(33)
が設けられることもある。
【0011】軸心部(31)、内筒部(32)、外筒部(33)およ
び金型部(34)は、鋼、ステンレス鋼、アルミニウム合金
等の金属製のものであってよいが、軸心部(31)、内筒部
(32)および金型部(34)は、加工の仕易さ、加工精度、コ
ストなどの点から、好ましくはアルミニウム合金で構成
され、外筒部(33)は鋼で構成されている。
び金型部(34)は、鋼、ステンレス鋼、アルミニウム合金
等の金属製のものであってよいが、軸心部(31)、内筒部
(32)および金型部(34)は、加工の仕易さ、加工精度、コ
ストなどの点から、好ましくはアルミニウム合金で構成
され、外筒部(33)は鋼で構成されている。
【0012】軸心部(31)は、従来から用いられているエ
ンボスロールの軸心部と同じものであってよく、特に限
定されるものではない。軸心部(31)はまたロール駆動用
の付属部品を備えていてもよい。
ンボスロールの軸心部と同じものであってよく、特に限
定されるものではない。軸心部(31)はまたロール駆動用
の付属部品を備えていてもよい。
【0013】内筒部(32)の内部には熱媒体流路が設けら
れ、同流路に熱媒体を循環させる機構が組込まれてお
り、エンボスロール表面温度を最適温度に安定的に設定
できるようになっている。熱媒体は水、油等の液体が好
ましく、予め外部に設置された熱媒体加熱循環装置によ
って加熱温調される。
れ、同流路に熱媒体を循環させる機構が組込まれてお
り、エンボスロール表面温度を最適温度に安定的に設定
できるようになっている。熱媒体は水、油等の液体が好
ましく、予め外部に設置された熱媒体加熱循環装置によ
って加熱温調される。
【0014】金型部(34)は、別途エンボス加工を施した
板状金型を接着等により外筒部(33)に巻付けたものでも
よく、また、外筒部(33)に未加工の板状金属材を巻付け
た後旋盤加工等によりエンボス形状を付与したものでも
よい。なお、外筒部と金型部とは必ずしも別部材を用い
る必要はなく、外筒部に直接彫刻を施してエンボス形状
を付与したものであってもよい。
板状金型を接着等により外筒部(33)に巻付けたものでも
よく、また、外筒部(33)に未加工の板状金属材を巻付け
た後旋盤加工等によりエンボス形状を付与したものでも
よい。なお、外筒部と金型部とは必ずしも別部材を用い
る必要はなく、外筒部に直接彫刻を施してエンボス形状
を付与したものであってもよい。
【0015】押出機(1)に接続されたTダイス(2)より押
出した樹脂シート(S)は、押圧ロール(4)とエンボスロー
ル(3)により挾圧され、樹脂シート(S)にエンボス加工が
施される。内筒部(32)の内部を循環する熱媒体を所要温
度に加熱することにより、該金型部表面温度が樹脂の熱
分解温度〜ガラス転移温度の範囲に調整される。シート
(S)はエンボスロール(3)の回転に従い回転方向前方へ移
動する。エンボスロール(3)より該押出シートを剥離せ
しめる地点近傍に冷風式冷却装置(6)がエンボスロール
(3)を外側から臨むように設けられている。冷風式冷却
装置(6)によってシート表面はこの剥離点で剥離可能温
度まで冷却される。この冷却によって、シート(S)は冷
風式冷却装置(6)の回転方向前方にてエンボスロール表
面から支障なく剥離される。なお、冷却手段は冷風によ
るものに限定されず、例えば冷却ロールでもよく、これ
らの組合せでもよい。
出した樹脂シート(S)は、押圧ロール(4)とエンボスロー
ル(3)により挾圧され、樹脂シート(S)にエンボス加工が
施される。内筒部(32)の内部を循環する熱媒体を所要温
度に加熱することにより、該金型部表面温度が樹脂の熱
分解温度〜ガラス転移温度の範囲に調整される。シート
(S)はエンボスロール(3)の回転に従い回転方向前方へ移
動する。エンボスロール(3)より該押出シートを剥離せ
しめる地点近傍に冷風式冷却装置(6)がエンボスロール
(3)を外側から臨むように設けられている。冷風式冷却
装置(6)によってシート表面はこの剥離点で剥離可能温
度まで冷却される。この冷却によって、シート(S)は冷
風式冷却装置(6)の回転方向前方にてエンボスロール表
面から支障なく剥離される。なお、冷却手段は冷風によ
るものに限定されず、例えば冷却ロールでもよく、これ
らの組合せでもよい。
【0016】剥離後のシート(S)は後続の搬送ロール
(5)、複数のアニールロール(7)および一対の引取ロール
(8)の間を経て、製品シートとして取り出される。
(5)、複数のアニールロール(7)および一対の引取ロール
(8)の間を経て、製品シートとして取り出される。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明を実施例によりさら
に具体的に説明する。
に具体的に説明する。
【0018】実施例1 軸心部(31)および内筒部(32)を種質別T6のJIS A
7075アルミニウム合金で製作し、内筒部(32)の内部
には、四条スパイラル構造の熱媒体流路を設けた。この
流路に、予め外部に設置した熱媒体加熱循環装置により
熱媒体用オイルを循環させ、加熱温度の制御を行った。
次に外筒部(33)として、機械構造用炭素鋼S45Cから
なる厚さ1mmの板材を筒状に加工し、この内部に内筒
部(32)を挿入した。次に種質別T6のJIS A606
1アルミニウム合金からなる厚さ1mmの板材を筒状に
加工し、その表面に旋盤加工によりピッチ0.1mmの
断面二等辺三角形のプリズム加工を施した。得られた金
型部(34)で外筒部(33)を被覆して、外径300mmのエ
ンボスロール(3)を得た。エンボスロール(3)より該押出
シートを剥離せしめる地点近傍に冷風式冷却装置(6)
を、エンボスロール(3)を外側から臨むように設けた。
7075アルミニウム合金で製作し、内筒部(32)の内部
には、四条スパイラル構造の熱媒体流路を設けた。この
流路に、予め外部に設置した熱媒体加熱循環装置により
熱媒体用オイルを循環させ、加熱温度の制御を行った。
次に外筒部(33)として、機械構造用炭素鋼S45Cから
なる厚さ1mmの板材を筒状に加工し、この内部に内筒
部(32)を挿入した。次に種質別T6のJIS A606
1アルミニウム合金からなる厚さ1mmの板材を筒状に
加工し、その表面に旋盤加工によりピッチ0.1mmの
断面二等辺三角形のプリズム加工を施した。得られた金
型部(34)で外筒部(33)を被覆して、外径300mmのエ
ンボスロール(3)を得た。エンボスロール(3)より該押出
シートを剥離せしめる地点近傍に冷風式冷却装置(6)
を、エンボスロール(3)を外側から臨むように設けた。
【0019】押出機(1)に接続されたTダイス(2)よりシ
ート状に押出したポリカーボネート樹脂シート(S)を押
圧ロール(4)とエンボスロール(3)により挾圧し、シート
(S)にエンボス加工を施した。Tダイス(2)からの押出直
後の樹脂の温度は270℃であり、内筒部(32)の熱媒体
流路に循環させる熱媒体の温度は180℃に制御した。
ポリカーボネート樹脂の分解温度は330℃である。こ
うして、エンボスロール(3)の金型部表面温度をガラス
転移温度以上で樹脂熱分解温度以下の範囲に調整した。
ート状に押出したポリカーボネート樹脂シート(S)を押
圧ロール(4)とエンボスロール(3)により挾圧し、シート
(S)にエンボス加工を施した。Tダイス(2)からの押出直
後の樹脂の温度は270℃であり、内筒部(32)の熱媒体
流路に循環させる熱媒体の温度は180℃に制御した。
ポリカーボネート樹脂の分解温度は330℃である。こ
うして、エンボスロール(3)の金型部表面温度をガラス
転移温度以上で樹脂熱分解温度以下の範囲に調整した。
【0020】エンボスロール(3)の回転に従い回転方向
前方へ移動したシート(S)に、剥離点近傍にて冷風式冷
却装置(6)より5℃の空気を吹付けた。これにより、シ
ート表面はこの剥離点で冷却されると共に、シート(S)
は剥離可能温度まで冷却され、剥離点にてエンボスロー
ルから支障なく剥離した。剥離後のシート(S)は後続の
搬送ロール(5)、複数のアニールロール(7)および一対の
引取ロール(8)の間を経て、製品シートとして取り出さ
れる。
前方へ移動したシート(S)に、剥離点近傍にて冷風式冷
却装置(6)より5℃の空気を吹付けた。これにより、シ
ート表面はこの剥離点で冷却されると共に、シート(S)
は剥離可能温度まで冷却され、剥離点にてエンボスロー
ルから支障なく剥離した。剥離後のシート(S)は後続の
搬送ロール(5)、複数のアニールロール(7)および一対の
引取ロール(8)の間を経て、製品シートとして取り出さ
れる。
【0021】比較例1 冷風式冷却装置(6)の作動を停止させた点を除いて実施
例1と同様の操作を行った。シート(S)はエンボスロー
ルから剥離せず、製品シートは得られなかった。
例1と同様の操作を行った。シート(S)はエンボスロー
ルから剥離せず、製品シートは得られなかった。
【0022】比較例2 冷風式冷却装置(6) の作動を停止し、エンボスロール
(3)内を循環する熱媒体の温度を130℃に制御した点
を除いて実施例1と同様の操作を行い、シートを作製し
た。
(3)内を循環する熱媒体の温度を130℃に制御した点
を除いて実施例1と同様の操作を行い、シートを作製し
た。
【0023】性能評価 実施例および比較例で作製したシートの断面を目視観察
し、エンボス形状の転写性を評価した。この結果を表1
に示す。
し、エンボス形状の転写性を評価した。この結果を表1
に示す。
【0024】
【表1】
【0025】表1からわかるように、実施例の製品シー
トはエンボス形状の転写性が良好なものであった。
トはエンボス形状の転写性が良好なものであった。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、エンボスロールからの
シートの剥離点近傍にてシート表面を冷却するので、シ
ートの良好な剥離性を確保することができ、したがって
シート挾圧時にシートを十分高温状態に保持することが
でき、これによりエンボス転写の精度を飛躍的に向上さ
せることができる。
シートの剥離点近傍にてシート表面を冷却するので、シ
ートの良好な剥離性を確保することができ、したがって
シート挾圧時にシートを十分高温状態に保持することが
でき、これによりエンボス転写の精度を飛躍的に向上さ
せることができる。
【0027】こうして、光学精度に優れたレンズシート
を量産性良く、安価に提供することができる。
を量産性良く、安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すフローシートである。
(1):押出機 (2):Tダイ (3):エンボスロール (31):軸心部 (32):内筒部 (33):外筒部 (34):金型部 (4):押圧ロール (5):搬送ロール (6):冷風式冷却装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29L 11:00
Claims (1)
- 【請求項1】 少なくとも軸心部とこれを覆う内筒部と
外周に彫刻が施された金型部とを備えたエンボスロール
を用いて原料樹脂から押出シートを成形するに当たり、 1)内筒部に熱媒体を循環させ、 2)熱媒体を所要温度に加熱することにより、金型部表
面温度を樹脂のガラス転移温度〜熱分解温度の範囲に調
整し、 3)エンボスロールよりシートを剥離せしめる地点近傍
でシート表面を冷却することを特徴とする押出シートの
成形方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9127159A JPH10315304A (ja) | 1997-05-16 | 1997-05-16 | 押出シートの成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9127159A JPH10315304A (ja) | 1997-05-16 | 1997-05-16 | 押出シートの成形方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10315304A true JPH10315304A (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=14953106
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9127159A Pending JPH10315304A (ja) | 1997-05-16 | 1997-05-16 | 押出シートの成形方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10315304A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004078455A1 (ja) * | 2003-03-04 | 2004-09-16 | Kuraray Co. Ltd. | 光学シートの製造方法及び光学シート並びにレンチキュラーレンズシートの製造方法 |
| JP2007090859A (ja) * | 2005-09-05 | 2007-04-12 | Sony Corp | 光学フィルムの製造方法 |
| DE102008024883A1 (de) | 2007-05-25 | 2008-12-24 | Toshiba Kikai K.K. | Bogen-/Film-Formgebungsvorrichtung und Bogen-/Film-Formgebungsverfahren |
| US7811218B2 (en) | 2005-09-22 | 2010-10-12 | Toshiba Kikai Kabushiki Kaisha | Sheet or film-forming roll |
| US7846367B2 (en) | 2005-12-27 | 2010-12-07 | Toshiba Kikai Kabushiki Kaisha | Sheet or film-forming roll, sheet or film-forming apparatus and crowning control method |
| JP2011107405A (ja) * | 2009-11-17 | 2011-06-02 | Sekisui Chem Co Ltd | 視野角制御シート及びその製造方法 |
| JP2011194724A (ja) * | 2010-03-19 | 2011-10-06 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 表面形状転写樹脂シートの製造方法 |
| US8070468B2 (en) | 2008-05-28 | 2011-12-06 | Toshiba Kikai Kabushiki Kaisha | Sheet film forming roll, sheet film casting apparatus, fine pattern transferring apparatus and sheet film |
| US8182256B2 (en) | 2006-12-11 | 2012-05-22 | Toshiba Kikai Kabushiki Kaisha | Sheet or film forming roll, sheet or film casting apparatus, and miniature pattern transferring apparatus |
| US8297965B2 (en) | 2008-05-28 | 2012-10-30 | Toshiba Kikai Kabushiki Kaisha | Touch roll, main roll, sheet film casting apparatus, fine pattern transferring apparatus and sheet film |
| JP5954722B1 (ja) * | 2015-12-07 | 2016-07-20 | 株式会社高橋機械製作所 | エンボス加工装置 |
| CN117549623A (zh) * | 2023-09-22 | 2024-02-13 | 广东聚石复合材料有限公司 | 一种三棱椎形聚丙烯芯材及其制备装置 |
-
1997
- 1997-05-16 JP JP9127159A patent/JPH10315304A/ja active Pending
Cited By (17)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7919021B2 (en) | 2003-03-04 | 2011-04-05 | Kuraray Co., Ltd. | Method for producing optical sheet |
| KR100750843B1 (ko) | 2003-03-04 | 2007-08-22 | 가부시키가이샤 구라레 | 광학 시트의 제조 방법 및 광학 시트, 그리고 렌티큘러렌즈 시트의 제조 방법 |
| WO2004078455A1 (ja) * | 2003-03-04 | 2004-09-16 | Kuraray Co. Ltd. | 光学シートの製造方法及び光学シート並びにレンチキュラーレンズシートの製造方法 |
| CN100478155C (zh) | 2003-03-04 | 2009-04-15 | 可乐丽股份有限公司 | 光学片的制造方法和光学片 |
| JP2007090859A (ja) * | 2005-09-05 | 2007-04-12 | Sony Corp | 光学フィルムの製造方法 |
| US8241192B2 (en) | 2005-09-22 | 2012-08-14 | Toshiba Kikai Kabushiki Kaisha | Sheet or film-forming roll |
| US7811218B2 (en) | 2005-09-22 | 2010-10-12 | Toshiba Kikai Kabushiki Kaisha | Sheet or film-forming roll |
| US7846367B2 (en) | 2005-12-27 | 2010-12-07 | Toshiba Kikai Kabushiki Kaisha | Sheet or film-forming roll, sheet or film-forming apparatus and crowning control method |
| US8182256B2 (en) | 2006-12-11 | 2012-05-22 | Toshiba Kikai Kabushiki Kaisha | Sheet or film forming roll, sheet or film casting apparatus, and miniature pattern transferring apparatus |
| DE102008024883A1 (de) | 2007-05-25 | 2008-12-24 | Toshiba Kikai K.K. | Bogen-/Film-Formgebungsvorrichtung und Bogen-/Film-Formgebungsverfahren |
| DE102008024883B4 (de) | 2007-05-25 | 2018-03-15 | Toshiba Kikai K.K. | Filmformgebungsvorrichtung und Filmformgebungsverfahren |
| US8070468B2 (en) | 2008-05-28 | 2011-12-06 | Toshiba Kikai Kabushiki Kaisha | Sheet film forming roll, sheet film casting apparatus, fine pattern transferring apparatus and sheet film |
| US8297965B2 (en) | 2008-05-28 | 2012-10-30 | Toshiba Kikai Kabushiki Kaisha | Touch roll, main roll, sheet film casting apparatus, fine pattern transferring apparatus and sheet film |
| JP2011107405A (ja) * | 2009-11-17 | 2011-06-02 | Sekisui Chem Co Ltd | 視野角制御シート及びその製造方法 |
| JP2011194724A (ja) * | 2010-03-19 | 2011-10-06 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 表面形状転写樹脂シートの製造方法 |
| JP5954722B1 (ja) * | 2015-12-07 | 2016-07-20 | 株式会社高橋機械製作所 | エンボス加工装置 |
| CN117549623A (zh) * | 2023-09-22 | 2024-02-13 | 广东聚石复合材料有限公司 | 一种三棱椎形聚丙烯芯材及其制备装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6568931B2 (en) | Emboss pattern processing apparatus | |
| CN1064589C (zh) | 光学元件集合体的连续形成方法及其装置 | |
| EP0369781A2 (en) | Process and apparatus for producing substrate sheet for optical recording medium | |
| KR20070026264A (ko) | 광학 필름의 제조방법 | |
| CN100589956C (zh) | 制备树脂板的方法 | |
| JP5653362B2 (ja) | 光学的平滑ライト・ガイドの製作 | |
| JP2000246329A (ja) | アルミニウム合金小型薄肉断面形材用押出ダイス | |
| DE3325055A1 (de) | Verfahren zur herstellung von kontaktoptischen gegenstaenden | |
| US20080088052A1 (en) | Method Of Producing A Resin Sheet | |
| JPS6115809B2 (ja) | ||
| EP0331181B1 (de) | Verfahren zum Umformen von Tafeln und Rohren aus Kunststoff | |
| JPH11138634A (ja) | 合成樹脂シートの製造方法 | |
| JP2008080727A (ja) | 樹脂シートの製造方法 | |
| JPH106398A (ja) | エンボス加工装置 | |
| JP2572525B2 (ja) | ポリカーボネートシートの製造方法 | |
| JPS5838119A (ja) | 合成樹脂板の製造装置 | |
| JPH06270227A (ja) | 樹脂フィルム成形用tダイ | |
| JP2006056220A (ja) | 樹脂シートの製造方法及び装置 | |
| JP2007216481A (ja) | 樹脂シートの製造方法及び装置 | |
| JP2006056215A (ja) | 樹脂シートの製造方法 | |
| JPH10676A (ja) | 凹凸模様を有するシートの製造方法 | |
| JPH10100227A (ja) | 熱可塑性樹脂シートの成形方法 | |
| JP4995163B2 (ja) | 偏肉樹脂シートの製造方法 | |
| JP2714188B2 (ja) | 光記録媒体用基板シートの製造方法 | |
| JP2006056216A (ja) | 樹脂シートの製造方法 |