JPH10315948A - ブレーキ装置 - Google Patents
ブレーキ装置Info
- Publication number
- JPH10315948A JPH10315948A JP12656197A JP12656197A JPH10315948A JP H10315948 A JPH10315948 A JP H10315948A JP 12656197 A JP12656197 A JP 12656197A JP 12656197 A JP12656197 A JP 12656197A JP H10315948 A JPH10315948 A JP H10315948A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- brake
- valve
- pressure
- supply
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 メインポンプと加給ポンプとを1つのモータ
により駆動させるようにして装置の小型化を図り、エネ
ルギ効率の向上を図り、加給圧がブレーキ回路に漏れな
いようにして加給性能の安定を安価な手段で可能とする
こと。 【解決手段】 メインポンプ4と加給ポンプ8とを1つ
のモータMにより駆動させ、加給ピストン51の圧力導
入室51bに接続された加給吐出回路8aと加給吸入回
路8bとを循環回路37で接続するとともに、この循環
回路37に常開の循環切換弁48を設けて、加給ポンプ
8を常時作動させても負荷となることがなく装置の小型
化を図ることができるようにしたブレーキ装置におい
て、加給回路32とチャンネル回路1,2とを結ぶ第2
リリーフ回路35および第2バイパス回路45に設けた
第2リリーフ弁46およびバイパス逆止弁47を、両者
とも加給回路32からチャンネル回路1,2に向かって
は流れない構造とした。
により駆動させるようにして装置の小型化を図り、エネ
ルギ効率の向上を図り、加給圧がブレーキ回路に漏れな
いようにして加給性能の安定を安価な手段で可能とする
こと。 【解決手段】 メインポンプ4と加給ポンプ8とを1つ
のモータMにより駆動させ、加給ピストン51の圧力導
入室51bに接続された加給吐出回路8aと加給吸入回
路8bとを循環回路37で接続するとともに、この循環
回路37に常開の循環切換弁48を設けて、加給ポンプ
8を常時作動させても負荷となることがなく装置の小型
化を図ることができるようにしたブレーキ装置におい
て、加給回路32とチャンネル回路1,2とを結ぶ第2
リリーフ回路35および第2バイパス回路45に設けた
第2リリーフ弁46およびバイパス逆止弁47を、両者
とも加給回路32からチャンネル回路1,2に向かって
は流れない構造とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、制動時の車輪ロ
ック防止制御(この制御を本明細書ではABS制御とい
う)、ならびに、制動力を発生させて車輪の駆動力を制
御するトルク制御あるいは車両の姿勢を安定させる方向
にヨーモメントを発生させるヨーモーメント制御の少な
くともいずれか一方からなる運動安定制御を行うことが
可能なブレーキ装置に関する。
ック防止制御(この制御を本明細書ではABS制御とい
う)、ならびに、制動力を発生させて車輪の駆動力を制
御するトルク制御あるいは車両の姿勢を安定させる方向
にヨーモメントを発生させるヨーモーメント制御の少な
くともいずれか一方からなる運動安定制御を行うことが
可能なブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、ABS制御ならびに運動安定制
御を実行するブレーキ装置で、特に、ABS制御用のメ
インポンプを有したABSユニットと、運動安定制御時
のブレーキ液圧の立ち上げ用の加給ポンプとを有し、し
かも、加給ポンプによる加給が加給ポンプから直接ブレ
ーキ回路に向けて液圧を供給するのではなく、加給ピス
トンを用いて間接的に成されるようにしたブレーキ装置
としては、特表平7−501506号公報に記載されて
いるものが知られている。この従来技術は、以下のよう
に構成されていた。すなわち、マスタシリンダからホイ
ルシリンダに向けて液圧を供給するブレーキ回路が2車
輪づつの2系統に分けられ、各系統のブレーキ回路の途
中に、マスタシリンダからの液圧ならびにメインポンプ
からの吐出圧を合流させてホイルシリンダに向けて液圧
を制御して供給するABSユニットが設けられていると
ともに、このABSユニットよりもマスタシリンダ側に
加給ピストン(シリンダ)が設けられている。この加給
ピストンは、内部に摺動自在に設けられたピストン本体
(分離ピストン)により一次室と二次室とに画成されて
いる。前記一次室は、加給ポンプ(補助ポンプ)の吐出
側に連通され、二次室はABSユニットに接続されてい
る。ABSユニットと二次室との間には、通常はブレー
キ回路を連通させ、作動時には所定圧以上の差圧でAB
Sユニット側から二次室側への流通を許す以外は閉弁す
る切換弁が設けられ、さらに、二次室とメインポンプの
吸入側とを連通させる回路の途中には、通常は閉弁され
て作動時にのみ開弁する逆止弁が設けられている。ま
た、前記シリンダにおいて、前記ピストン本体の中間に
設けられた小径部の外周とシリンダの内周との間に前記
マスタシリンダに連通された圧力室が形成され、二次室
内に設けられた逆止弁により、ピストン本体が一次室を
狭めた状態では、常時圧力室と二次室とが連通され、ピ
ストン本体が二次室側に所定量ストロークすると、圧力
室が二次室よりも所定圧大きいときのみ圧力室から二次
室への流体の流通を許し、その逆方向の流通は常時規制
するよう構成されたものであった。上述のような従来技
術によれば、ブレーキペダルを踏み込んでマスタシリン
ダ圧が発生すると、このマスタシリンダ圧は、加給ピス
トンの圧力室から二次室へ伝達され、さらに、切換弁を
介してABSユニットからホイルシリンダに伝達されて
制動力が発生する。また、このような制動時に、車輪ロ
ックを防止するABS制御を行う場合は、ABSユニッ
トにおいてメインポンプを駆動させるとともに、ホイル
シリンダ圧を減圧・保持・増圧させて最適制御を行う。
次に、制動操作が成されていないときにホイルシリンダ
において制動力を発生させる場合には、加給ポンプなら
びにメインポンプを駆動させるとともに、2/2方向制
御弁を開弁させるもので、加給ポンプの駆動により加給
ピストンの一次室が高圧となってピストン本体がストロ
ークするのに伴って二次室内のブレーキ液が開弁した2
/2方向制御弁を介してホイルシリンダに供給され、A
BSユニットがこのホイルシリンダ圧を制御する。そし
て、ABSユニットでは、減圧後はリザーバのブレーキ
液を吸入するので、以後は、加給ピストン側からの供給
は不要である。また、加給ピストンでは、上述のように
ピストン本体がストロークすると逆止弁が閉弁して、マ
スタシリンダ側と二次室との連通を絶つよう構成されて
おり、ABSユニットのメインポンプの吐出圧がマスタ
シリンダ側に戻らないようになっている。
御を実行するブレーキ装置で、特に、ABS制御用のメ
インポンプを有したABSユニットと、運動安定制御時
のブレーキ液圧の立ち上げ用の加給ポンプとを有し、し
かも、加給ポンプによる加給が加給ポンプから直接ブレ
ーキ回路に向けて液圧を供給するのではなく、加給ピス
トンを用いて間接的に成されるようにしたブレーキ装置
としては、特表平7−501506号公報に記載されて
いるものが知られている。この従来技術は、以下のよう
に構成されていた。すなわち、マスタシリンダからホイ
ルシリンダに向けて液圧を供給するブレーキ回路が2車
輪づつの2系統に分けられ、各系統のブレーキ回路の途
中に、マスタシリンダからの液圧ならびにメインポンプ
からの吐出圧を合流させてホイルシリンダに向けて液圧
を制御して供給するABSユニットが設けられていると
ともに、このABSユニットよりもマスタシリンダ側に
加給ピストン(シリンダ)が設けられている。この加給
ピストンは、内部に摺動自在に設けられたピストン本体
(分離ピストン)により一次室と二次室とに画成されて
いる。前記一次室は、加給ポンプ(補助ポンプ)の吐出
側に連通され、二次室はABSユニットに接続されてい
る。ABSユニットと二次室との間には、通常はブレー
キ回路を連通させ、作動時には所定圧以上の差圧でAB
Sユニット側から二次室側への流通を許す以外は閉弁す
る切換弁が設けられ、さらに、二次室とメインポンプの
吸入側とを連通させる回路の途中には、通常は閉弁され
て作動時にのみ開弁する逆止弁が設けられている。ま
た、前記シリンダにおいて、前記ピストン本体の中間に
設けられた小径部の外周とシリンダの内周との間に前記
マスタシリンダに連通された圧力室が形成され、二次室
内に設けられた逆止弁により、ピストン本体が一次室を
狭めた状態では、常時圧力室と二次室とが連通され、ピ
ストン本体が二次室側に所定量ストロークすると、圧力
室が二次室よりも所定圧大きいときのみ圧力室から二次
室への流体の流通を許し、その逆方向の流通は常時規制
するよう構成されたものであった。上述のような従来技
術によれば、ブレーキペダルを踏み込んでマスタシリン
ダ圧が発生すると、このマスタシリンダ圧は、加給ピス
トンの圧力室から二次室へ伝達され、さらに、切換弁を
介してABSユニットからホイルシリンダに伝達されて
制動力が発生する。また、このような制動時に、車輪ロ
ックを防止するABS制御を行う場合は、ABSユニッ
トにおいてメインポンプを駆動させるとともに、ホイル
シリンダ圧を減圧・保持・増圧させて最適制御を行う。
次に、制動操作が成されていないときにホイルシリンダ
において制動力を発生させる場合には、加給ポンプなら
びにメインポンプを駆動させるとともに、2/2方向制
御弁を開弁させるもので、加給ポンプの駆動により加給
ピストンの一次室が高圧となってピストン本体がストロ
ークするのに伴って二次室内のブレーキ液が開弁した2
/2方向制御弁を介してホイルシリンダに供給され、A
BSユニットがこのホイルシリンダ圧を制御する。そし
て、ABSユニットでは、減圧後はリザーバのブレーキ
液を吸入するので、以後は、加給ピストン側からの供給
は不要である。また、加給ピストンでは、上述のように
ピストン本体がストロークすると逆止弁が閉弁して、マ
スタシリンダ側と二次室との連通を絶つよう構成されて
おり、ABSユニットのメインポンプの吐出圧がマスタ
シリンダ側に戻らないようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 上述の従来技術にあ
っては、メインポンプと加給ポンプとをそれぞれ別個の
モータにより駆動させる構造であるため、装置が大型化
するもので、これを単に1つのモータで両ポンプを駆動
させるように構成した場合、加給ポンプによる加給が不
要なABS制御時にも、加給ポンプによる加給作動が成
されてしまうとともに、加給ポンプの駆動時には、常に
吐出圧が形成され、モータの負荷となるものであり、エ
ネルギ効率が悪い。すなわち、コンパクトな構造でエネ
ルギ効率をよくすることができなかった。しかも、従来
技術は、加給ピストンのピストン本体ストローク時に逆
止弁のみによりマスタシリンダ側とABSユニット側と
を遮断するように構成されていたため、加給ポンプが駆
動して逆止弁が閉弁している状態で、この逆止弁がごみ
の噛み込みなどによりロックした場合、ホイルシリンダ
側のブレーキ液をマスタシリンダ側に戻すことができな
くなりホイルシリンダ圧を減圧できなくなるという問題
を有していた。
っては、メインポンプと加給ポンプとをそれぞれ別個の
モータにより駆動させる構造であるため、装置が大型化
するもので、これを単に1つのモータで両ポンプを駆動
させるように構成した場合、加給ポンプによる加給が不
要なABS制御時にも、加給ポンプによる加給作動が成
されてしまうとともに、加給ポンプの駆動時には、常に
吐出圧が形成され、モータの負荷となるものであり、エ
ネルギ効率が悪い。すなわち、コンパクトな構造でエネ
ルギ効率をよくすることができなかった。しかも、従来
技術は、加給ピストンのピストン本体ストローク時に逆
止弁のみによりマスタシリンダ側とABSユニット側と
を遮断するように構成されていたため、加給ポンプが駆
動して逆止弁が閉弁している状態で、この逆止弁がごみ
の噛み込みなどによりロックした場合、ホイルシリンダ
側のブレーキ液をマスタシリンダ側に戻すことができな
くなりホイルシリンダ圧を減圧できなくなるという問題
を有していた。
【0004】そこで、上述の問題を解決するために、本
願出願人は、特願平9−60312号のブレーキ装置
(以下、これを先行技術という)を提案した。この先行
技術は、1つのモータにより加給ポンプとメインポンプ
を駆動させてコンパクトな構造としながらも、加給ポン
プの吐出回路と吸入回路とを連通させる循環回路を設け
るとともに、この循環回路を開閉する循環切換弁を設
け、この循環切換弁を開弁している状態では加給ポンプ
はブレーキ液を循環させるだけで加給ピストンの圧力導
入室へ圧力が導入されないようにしたため、ABS制御
時には循環切換弁を閉弁させていれば加給ピストンは作
動せず、エネルギ効率を良好にすることができるもので
あった。また、マスタシリンダとホイルシリンダとを連
通させるブレーキ回路は加給ピストンにより遮断される
ことのない構造となっているため、加給ピストンのピス
トン本体の作動が不良となっても、通常の制動作動には
悪影響を与えることがないものであった。
願出願人は、特願平9−60312号のブレーキ装置
(以下、これを先行技術という)を提案した。この先行
技術は、1つのモータにより加給ポンプとメインポンプ
を駆動させてコンパクトな構造としながらも、加給ポン
プの吐出回路と吸入回路とを連通させる循環回路を設け
るとともに、この循環回路を開閉する循環切換弁を設
け、この循環切換弁を開弁している状態では加給ポンプ
はブレーキ液を循環させるだけで加給ピストンの圧力導
入室へ圧力が導入されないようにしたため、ABS制御
時には循環切換弁を閉弁させていれば加給ピストンは作
動せず、エネルギ効率を良好にすることができるもので
あった。また、マスタシリンダとホイルシリンダとを連
通させるブレーキ回路は加給ピストンにより遮断される
ことのない構造となっているため、加給ピストンのピス
トン本体の作動が不良となっても、通常の制動作動には
悪影響を与えることがないものであった。
【0005】しかしながら、上記先行技術にあっては、
以下に述べる解決すべき課題を有していた。すなわち、
図3は先行技術の要部を示しており、01はマスタシリ
ンダ、02はブレーキ回路、03はABSユニット、0
4はホイルシリンダ、05は加給ピストン、06は加給
回路、07はイン側ゲート弁、08はアウト側ゲート弁
である。そして、先行技術では、加給ピストン05によ
る加給作動を行ったときに、ブレーキペダルを踏むなど
してABSユニット03に過剰に供給されたブレーキ液
をマスタシリンダに戻すためのリリーフ構造として、ブ
レーキ回路02と加給回路06とを結ぶ第1リリーフ回
路010に設けられた第1のリリーフ弁011と、加給
回路06とブレーキ回路02とを結ぶ第2リリーフ回路
012に設けたれた第2リリーフ弁013とを有した構
造となっていて、過剰供給によりメインポンプの吐出圧
が高くなったときには、第1リリーフ弁011ならびに
第2リリーフ弁013が開弁して、ブレーキ液をマスタ
シリンダ02に戻すよう構成されている。
以下に述べる解決すべき課題を有していた。すなわち、
図3は先行技術の要部を示しており、01はマスタシリ
ンダ、02はブレーキ回路、03はABSユニット、0
4はホイルシリンダ、05は加給ピストン、06は加給
回路、07はイン側ゲート弁、08はアウト側ゲート弁
である。そして、先行技術では、加給ピストン05によ
る加給作動を行ったときに、ブレーキペダルを踏むなど
してABSユニット03に過剰に供給されたブレーキ液
をマスタシリンダに戻すためのリリーフ構造として、ブ
レーキ回路02と加給回路06とを結ぶ第1リリーフ回
路010に設けられた第1のリリーフ弁011と、加給
回路06とブレーキ回路02とを結ぶ第2リリーフ回路
012に設けたれた第2リリーフ弁013とを有した構
造となっていて、過剰供給によりメインポンプの吐出圧
が高くなったときには、第1リリーフ弁011ならびに
第2リリーフ弁013が開弁して、ブレーキ液をマスタ
シリンダ02に戻すよう構成されている。
【0006】しかしながら、先行技術では、第2リリー
フ弁013が加給回路06のブレーキ液をブレーキ回路
02に逃がす構造となっていたため、この第2リリーフ
弁013に、経時劣化や固体不良により漏れが生じた、
加給回路06からブレーキ回路02に向かう漏れとなる
ため、加給ピストン05が加給作動した際にこの加給液
圧が第2リリーフ弁013からマスタシリンダ01側に
漏れることになり、加給性能が低下するおそれがあっ
た。
フ弁013が加給回路06のブレーキ液をブレーキ回路
02に逃がす構造となっていたため、この第2リリーフ
弁013に、経時劣化や固体不良により漏れが生じた、
加給回路06からブレーキ回路02に向かう漏れとなる
ため、加給ピストン05が加給作動した際にこの加給液
圧が第2リリーフ弁013からマスタシリンダ01側に
漏れることになり、加給性能が低下するおそれがあっ
た。
【0007】本発明は、上述の従来の問題点に着目して
なされたもので、装置の小型化とエネルギ効率の向上と
を図るとともに、ホイルシリンダの減圧ができなくなる
不具合が生じないようにしたブレーキ装置において、リ
リーフバルブなどの漏れにより加給性能が低下すること
のないようにすることを目的とする。
なされたもので、装置の小型化とエネルギ効率の向上と
を図るとともに、ホイルシリンダの減圧ができなくなる
不具合が生じないようにしたブレーキ装置において、リ
リーフバルブなどの漏れにより加給性能が低下すること
のないようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】 上述の目的を達成する
ために、本発明は、運転者のブレーキ操作に応じて液圧
を発生させる操作液圧発生手段と車輪において制動力を
発生させるホイルシリンダとを結ぶブレーキ回路の途中
に、ホイルシリンダ圧力を減圧・保持・増圧可能な液圧
制御弁と、この液圧制御弁に接続された排出回路に設け
られたリザーバと、このリザーバにメイン吸入回路が接
続されている一方、メイン吐出回路が前記ブレーキ回路
の液圧制御弁よりも操作液圧発生手段側に接続されたメ
インポンプと、を備えたABSユニットが設けられ、シ
リンダ内にピストン本体が摺動自在に収容されてシリン
ダ内が加給室と圧力導入室とに画成された加給ピストン
の、前記圧力導入室は前記加給ポンプの加給吐出回路が
接続されている一方、前記加給室はメインポンプのメイ
ン吸入回路に接続されて、加給ポンプがブレーキ液を液
源から加給吸入回路を介して吸入し加給吐出回路を介し
て圧力導入室に吐出するとピストン本体が摺動して加給
室内のブレーキ液がメインポンプの吸入側に供給される
ように構成され、前記ABSユニットの作動ならびに加
給ポンプの駆動を制御する制御手段が、制動時に車輪ロ
ックを防止すべく前記ABSユニットの作動を制御する
ABS制御を実行し、かつ、走行中に走行安定を図るべ
く前記加給ポンプを加給駆動させるとともにABSユニ
ットを作動させて任意の車輪で制動力を発生させる運動
安定制御を実行するブレーキ装置において、前記メイン
ポンプと加給ポンプとが1つのモータで駆動されるよう
構成され、前記加給吸入回路と前記加給吐出回路とを連
通させる循環回路が設けられているとともに、この循環
回路の途中に、作動時に閉弁する常開の循環切換弁が設
けられ、前記加給回路の途中に、作動時に開弁する常閉
のイン側ゲート弁が設けられ、前記ブレーキ回路のメイ
ン吐出回路の接続部位と操作液圧発生手段との間に、前
記操作液圧発生手段側からホイルシリンダ側へのブレー
キ液の流通は許し、その逆流は規制するブレーキ回路逆
止弁が設けられ、このブレーキ回路逆止弁を迂回してブ
レーキ回路を連通させる第1バイパス回路には作動時に
閉弁する常開のアウト側ゲート弁が設けられ、前記ブレ
ーキ回路逆止弁を迂回してブレーキ回路を連通させる第
1リリーフ回路に、ホイルシリンダ側のブレーキ液圧が
第1所定圧を越えると開弁してこのブレーキ液圧をマス
タシリンダ側に戻す第1リリーフ弁が設けられ、前記ブ
レーキ回路のブレーキ回路逆止弁よりもホイルシリンダ
側と前記加給回路のイン側ゲート弁よりも加給室側とを
結ぶ第2リリーフ回路に、ブレーキ回路側のブレーキ液
圧が第2所定圧を越えると開弁してブレーキ回路のブレ
ーキ液圧を加給回路に逃がす第2リリーフ弁が設けら
れ、前記加給回路のイン側ゲート弁よりも加給ピストン
側と、ブレーキ回路のブレーキ回路逆止弁よりも操作液
圧発生手段側とを結ぶ第2バイパス回路に、ブレーキ回
路側から加給回路側への流れを許し、その逆流は規制す
るバイパス逆止弁が設けられ、前記第2所定圧よりも第
1所定圧の方が高く設定されていることを特徴とする。
ために、本発明は、運転者のブレーキ操作に応じて液圧
を発生させる操作液圧発生手段と車輪において制動力を
発生させるホイルシリンダとを結ぶブレーキ回路の途中
に、ホイルシリンダ圧力を減圧・保持・増圧可能な液圧
制御弁と、この液圧制御弁に接続された排出回路に設け
られたリザーバと、このリザーバにメイン吸入回路が接
続されている一方、メイン吐出回路が前記ブレーキ回路
の液圧制御弁よりも操作液圧発生手段側に接続されたメ
インポンプと、を備えたABSユニットが設けられ、シ
リンダ内にピストン本体が摺動自在に収容されてシリン
ダ内が加給室と圧力導入室とに画成された加給ピストン
の、前記圧力導入室は前記加給ポンプの加給吐出回路が
接続されている一方、前記加給室はメインポンプのメイ
ン吸入回路に接続されて、加給ポンプがブレーキ液を液
源から加給吸入回路を介して吸入し加給吐出回路を介し
て圧力導入室に吐出するとピストン本体が摺動して加給
室内のブレーキ液がメインポンプの吸入側に供給される
ように構成され、前記ABSユニットの作動ならびに加
給ポンプの駆動を制御する制御手段が、制動時に車輪ロ
ックを防止すべく前記ABSユニットの作動を制御する
ABS制御を実行し、かつ、走行中に走行安定を図るべ
く前記加給ポンプを加給駆動させるとともにABSユニ
ットを作動させて任意の車輪で制動力を発生させる運動
安定制御を実行するブレーキ装置において、前記メイン
ポンプと加給ポンプとが1つのモータで駆動されるよう
構成され、前記加給吸入回路と前記加給吐出回路とを連
通させる循環回路が設けられているとともに、この循環
回路の途中に、作動時に閉弁する常開の循環切換弁が設
けられ、前記加給回路の途中に、作動時に開弁する常閉
のイン側ゲート弁が設けられ、前記ブレーキ回路のメイ
ン吐出回路の接続部位と操作液圧発生手段との間に、前
記操作液圧発生手段側からホイルシリンダ側へのブレー
キ液の流通は許し、その逆流は規制するブレーキ回路逆
止弁が設けられ、このブレーキ回路逆止弁を迂回してブ
レーキ回路を連通させる第1バイパス回路には作動時に
閉弁する常開のアウト側ゲート弁が設けられ、前記ブレ
ーキ回路逆止弁を迂回してブレーキ回路を連通させる第
1リリーフ回路に、ホイルシリンダ側のブレーキ液圧が
第1所定圧を越えると開弁してこのブレーキ液圧をマス
タシリンダ側に戻す第1リリーフ弁が設けられ、前記ブ
レーキ回路のブレーキ回路逆止弁よりもホイルシリンダ
側と前記加給回路のイン側ゲート弁よりも加給室側とを
結ぶ第2リリーフ回路に、ブレーキ回路側のブレーキ液
圧が第2所定圧を越えると開弁してブレーキ回路のブレ
ーキ液圧を加給回路に逃がす第2リリーフ弁が設けら
れ、前記加給回路のイン側ゲート弁よりも加給ピストン
側と、ブレーキ回路のブレーキ回路逆止弁よりも操作液
圧発生手段側とを結ぶ第2バイパス回路に、ブレーキ回
路側から加給回路側への流れを許し、その逆流は規制す
るバイパス逆止弁が設けられ、前記第2所定圧よりも第
1所定圧の方が高く設定されていることを特徴とする。
【0009】
【作用】 モータおよびABSユニットを作動させない
通常ブレーキ時には、運転者の制動操作により操作液圧
発生手段で発生したブレーキ液圧は、途中、ブレーキ回
路逆止弁およびアウト側ゲート弁を経ながらブレーキ回
路を介してホイルシリンダに伝達されて制動が成され
る。また、制動操作を緩めるかあるいは終了すると、ホ
イルシリンダに供給されていたブレーキ液は、途中で、
第1バイパス回路を経てブレーキ回路逆止弁を迂回しな
がらブレーキ回路を通って操作液圧手段に戻る。なお、
操作液圧発生手段は、例えば、マスタシリンダのように
ブレーキ操作に機械的に連動して液圧を発生する手段の
ことを言うが、この他、ブレーキ操作を電気的に検出し
て、この検出値に応じた液圧を圧力制御弁などの電気的
にコントロールされる手段により発生させる手段も含む
ものである。
通常ブレーキ時には、運転者の制動操作により操作液圧
発生手段で発生したブレーキ液圧は、途中、ブレーキ回
路逆止弁およびアウト側ゲート弁を経ながらブレーキ回
路を介してホイルシリンダに伝達されて制動が成され
る。また、制動操作を緩めるかあるいは終了すると、ホ
イルシリンダに供給されていたブレーキ液は、途中で、
第1バイパス回路を経てブレーキ回路逆止弁を迂回しな
がらブレーキ回路を通って操作液圧手段に戻る。なお、
操作液圧発生手段は、例えば、マスタシリンダのように
ブレーキ操作に機械的に連動して液圧を発生する手段の
ことを言うが、この他、ブレーキ操作を電気的に検出し
て、この検出値に応じた液圧を圧力制御弁などの電気的
にコントロールされる手段により発生させる手段も含む
ものである。
【0010】次に、運転者が制動操作を行ったときに、
車輪ロックを防止すべくブレーキ液圧の最適制御を行う
ABS制御時には、モータを駆動させてメインポンプと
加給ポンプとの両方が駆動を開始し、ABSユニットに
よりホイルシリンダ圧を最適制御しながら、メインポン
プにより、リザーバに排出されたブレーキ液をブレーキ
回路に戻して、運転者が制動操作を行っている間、液圧
制御弁の上流(本明細書では、操作液圧発生手段側を上
流といい、ホイルシリンダ側を下流という)の液圧を高
圧に保持する。この時、循環切換弁が開弁状態となって
いれば、加給ポンプが吐出したブレーキ液は、加給吐出
回路に吐出された後、循環回路を通って加給吸入回路に
送られ、再び加給ポンプに吸入されるという循環が成さ
れ、加給ピストンの圧力導入室には加給ポンプの吐出ブ
レーキ液は導入されない。このように、加給ポンプでは
ブレーキ液が循環されるだけであり、加給ポンプはモー
タの負荷とならない。
車輪ロックを防止すべくブレーキ液圧の最適制御を行う
ABS制御時には、モータを駆動させてメインポンプと
加給ポンプとの両方が駆動を開始し、ABSユニットに
よりホイルシリンダ圧を最適制御しながら、メインポン
プにより、リザーバに排出されたブレーキ液をブレーキ
回路に戻して、運転者が制動操作を行っている間、液圧
制御弁の上流(本明細書では、操作液圧発生手段側を上
流といい、ホイルシリンダ側を下流という)の液圧を高
圧に保持する。この時、循環切換弁が開弁状態となって
いれば、加給ポンプが吐出したブレーキ液は、加給吐出
回路に吐出された後、循環回路を通って加給吸入回路に
送られ、再び加給ポンプに吸入されるという循環が成さ
れ、加給ピストンの圧力導入室には加給ポンプの吐出ブ
レーキ液は導入されない。このように、加給ポンプでは
ブレーキ液が循環されるだけであり、加給ポンプはモー
タの負荷とならない。
【0011】次に、運転者の制動操作にかかわらず制動
力を発生させてブレーキ液圧の制御を行う運動安定制御
時には、上述のようにモータを駆動させ、さらに、循環
切換弁を閉弁させ、イン側ゲート弁を開弁し、アウト側
ゲート弁を閉弁させる。したがって、この循環切換弁の
開弁状態では、加給吐出回路に吐出されたブレーキ液が
加給ピストンの圧力導入室に導入され、これにより、ピ
ストン本体がストロークして加給室内のブレーキ液がメ
インポンプに向けて供給される。したがって、ABSユ
ニットでは、操作液圧発生手段からブレーキ液が供給さ
れていなくても、液圧制御弁の上流が高圧になり、ホイ
ルシリンダ圧を増圧させて制動力を発生させることがで
きる。また、運動安定制御の終了時には、アウト側ゲー
ト弁を開弁すれば、ホイルシリンダに供給されていたブ
レーキ液は、通常の制動時と同様に、ブレーキ回路を介
して操作液圧発生手段に戻る。
力を発生させてブレーキ液圧の制御を行う運動安定制御
時には、上述のようにモータを駆動させ、さらに、循環
切換弁を閉弁させ、イン側ゲート弁を開弁し、アウト側
ゲート弁を閉弁させる。したがって、この循環切換弁の
開弁状態では、加給吐出回路に吐出されたブレーキ液が
加給ピストンの圧力導入室に導入され、これにより、ピ
ストン本体がストロークして加給室内のブレーキ液がメ
インポンプに向けて供給される。したがって、ABSユ
ニットでは、操作液圧発生手段からブレーキ液が供給さ
れていなくても、液圧制御弁の上流が高圧になり、ホイ
ルシリンダ圧を増圧させて制動力を発生させることがで
きる。また、運動安定制御の終了時には、アウト側ゲー
ト弁を開弁すれば、ホイルシリンダに供給されていたブ
レーキ液は、通常の制動時と同様に、ブレーキ回路を介
して操作液圧発生手段に戻る。
【0012】ところで、加給ピストンが加給作動を行っ
たときには、ブレーキ液が加給回路を介してメインポン
プへ送られるが、この加給回路は、第2リリーフ回路お
よび第2バイパス回路によりブレーキ回路に接続されて
おり、それぞれ、第2リリーフ弁およびバイパス逆止弁
が設けられている。しかしながら、これら第2リリーフ
弁およびバイパス逆止弁は、いずれもブレーキ回路から
加給回路への流れは許すがその逆は規制する構造であっ
て、加給回路からブレーキ回路に向かっては常時閉じら
れた構造となっている。よって、これら第2リリーフ弁
およびバイパス逆止弁は、加工精度が低くてもブレーキ
回路側へは漏れが生じ難い構造であり、したがって、加
給ピストンにより加給するブレーキ液がブレーキ回路へ
漏れてしまうことがなく、安定した加給性能が得られ
る。
たときには、ブレーキ液が加給回路を介してメインポン
プへ送られるが、この加給回路は、第2リリーフ回路お
よび第2バイパス回路によりブレーキ回路に接続されて
おり、それぞれ、第2リリーフ弁およびバイパス逆止弁
が設けられている。しかしながら、これら第2リリーフ
弁およびバイパス逆止弁は、いずれもブレーキ回路から
加給回路への流れは許すがその逆は規制する構造であっ
て、加給回路からブレーキ回路に向かっては常時閉じら
れた構造となっている。よって、これら第2リリーフ弁
およびバイパス逆止弁は、加工精度が低くてもブレーキ
回路側へは漏れが生じ難い構造であり、したがって、加
給ピストンにより加給するブレーキ液がブレーキ回路へ
漏れてしまうことがなく、安定した加給性能が得られ
る。
【0013】ここで、第1・第2リリーフ弁およびバイ
パス回路逆止弁の作動について説明すると、これらは、
主として上述した運動安定制御の実行中に、運転者がブ
レーキ操作を行って操作液圧発生手段において液圧が発
生した場合に機能する。操作液圧発生手段で液圧が発生
すると、この発生液圧がブレーキ回路逆止弁の下流のブ
レーキ液圧よりも高圧か低圧かでブレーキ液圧の流れは
異なるものの、ブレーキ回路逆止弁と液圧制御弁の間が
高圧になる。
パス回路逆止弁の作動について説明すると、これらは、
主として上述した運動安定制御の実行中に、運転者がブ
レーキ操作を行って操作液圧発生手段において液圧が発
生した場合に機能する。操作液圧発生手段で液圧が発生
すると、この発生液圧がブレーキ回路逆止弁の下流のブ
レーキ液圧よりも高圧か低圧かでブレーキ液圧の流れは
異なるものの、ブレーキ回路逆止弁と液圧制御弁の間が
高圧になる。
【0014】すなわち、操作液圧発生手段で液圧が発生
すると、バイパス回路逆止弁を開弁して加給回路にブレ
ーキ液が送り込まれ、メインポンプがブレーキ回路のブ
レーキ回路逆止弁と液圧制御弁の間にブレーキ液を供給
し、この供給分が過剰であればブレーキ回路が高圧とな
る。なお、操作液圧発生手段の発生液圧が極めて高圧で
あれば、ブレーキ回路逆止弁を開弁してブレーキ回路の
この部分に供給されていきなり高圧になる。
すると、バイパス回路逆止弁を開弁して加給回路にブレ
ーキ液が送り込まれ、メインポンプがブレーキ回路のブ
レーキ回路逆止弁と液圧制御弁の間にブレーキ液を供給
し、この供給分が過剰であればブレーキ回路が高圧とな
る。なお、操作液圧発生手段の発生液圧が極めて高圧で
あれば、ブレーキ回路逆止弁を開弁してブレーキ回路の
この部分に供給されていきなり高圧になる。
【0015】このブレーキ回路の液圧が第2リリーフ弁
の開弁圧である第2所定圧よりも高ければ、ブレーキ回
路の液圧は加給回路にいったん逃がされて、ブレーキ回
路の低圧化が図られる。しかしながら、このようにして
逃がされたブレーキ液は再びメインポンプの作動により
ブレーキ回路に戻されるため、上述の操作液圧発生手段
からの供給量が多い場合には、ブレーキ回路のこの部分
の液圧は、第1リリーフ弁の開弁圧である第1所定圧よ
りも高圧になることがある。この場合には、第1リリー
フ弁が開弁してブレーキ液は操作液圧発生手段側に戻さ
れる。
の開弁圧である第2所定圧よりも高ければ、ブレーキ回
路の液圧は加給回路にいったん逃がされて、ブレーキ回
路の低圧化が図られる。しかしながら、このようにして
逃がされたブレーキ液は再びメインポンプの作動により
ブレーキ回路に戻されるため、上述の操作液圧発生手段
からの供給量が多い場合には、ブレーキ回路のこの部分
の液圧は、第1リリーフ弁の開弁圧である第1所定圧よ
りも高圧になることがある。この場合には、第1リリー
フ弁が開弁してブレーキ液は操作液圧発生手段側に戻さ
れる。
【0016】
【発明の実施の形態】 以下に、本発明の実施の形態を
図面に基づいて説明する。まず、本発明の実施の形態の
全体の構成について図1により説明する。図において、
WCはホイルシリンダを示しており、このホイルシリン
ダを示す符号WC符号に続けて記載している符号(F
L),(RR),(FR),(RL)はそれぞれホイル
シリンダWCの配置を示すもので、FLは左前輪、RR
は右後輪、FRは右前輪、RLは左後輪を示している。
なお、以下説明するにあたりホイルシリンダWCのうち
で特定のものを示すものではない場合には、符号FL,
RR,FR,RLは省略して説明する。図中MCはマス
タシリンダである。このマスタシリンダMCは、ブレー
キペダルBPを踏み込むのに連動してブレーキ液圧を発
生させるもので、さらに、このブレーキ液圧は、ブレー
キ回路を構成する第1チャンネル回路1を介して左前輪
および右後輪側のホイルシリンダWC(FL),WC
(RR)に伝達されるとともに、ブレーキ回路を構成す
る第2チャンネル回路2を介して右前輪および左後輪側
のホイルシリンダWC(FR),WC(RL)に伝達さ
れるように構成されているもので、前記マスタシリンダ
MCは、請求の範囲の操作液圧発生手段に相当する。な
お、前記マスタシリンダMCには、作動液を溜めておく
リザーバタンクRTが設けられている。
図面に基づいて説明する。まず、本発明の実施の形態の
全体の構成について図1により説明する。図において、
WCはホイルシリンダを示しており、このホイルシリン
ダを示す符号WC符号に続けて記載している符号(F
L),(RR),(FR),(RL)はそれぞれホイル
シリンダWCの配置を示すもので、FLは左前輪、RR
は右後輪、FRは右前輪、RLは左後輪を示している。
なお、以下説明するにあたりホイルシリンダWCのうち
で特定のものを示すものではない場合には、符号FL,
RR,FR,RLは省略して説明する。図中MCはマス
タシリンダである。このマスタシリンダMCは、ブレー
キペダルBPを踏み込むのに連動してブレーキ液圧を発
生させるもので、さらに、このブレーキ液圧は、ブレー
キ回路を構成する第1チャンネル回路1を介して左前輪
および右後輪側のホイルシリンダWC(FL),WC
(RR)に伝達されるとともに、ブレーキ回路を構成す
る第2チャンネル回路2を介して右前輪および左後輪側
のホイルシリンダWC(FR),WC(RL)に伝達さ
れるように構成されているもので、前記マスタシリンダ
MCは、請求の範囲の操作液圧発生手段に相当する。な
お、前記マスタシリンダMCには、作動液を溜めておく
リザーバタンクRTが設けられている。
【0017】以下、構成を説明するにあたり両チャンネ
ル回路1,2の構成は、略同一であるので、第1チャン
ネル回路1の構成について説明するとともに、両チャン
ネル回路1,2において同一の構成には同じ符号を付け
て第2チャンネル回路2の構成の説明を省略する。
ル回路1,2の構成は、略同一であるので、第1チャン
ネル回路1の構成について説明するとともに、両チャン
ネル回路1,2において同一の構成には同じ符号を付け
て第2チャンネル回路2の構成の説明を省略する。
【0018】前記第1チャンネル回路1は、左前輪のホ
イルシリンダWC(FL)に至る前輪分岐回路1fと、
右後輪のホイルシリンダWCRRに至る後輪分岐回路1
rとに分岐されている。前記各分岐回路1r,1fに
は、各ホイルシリンダWCのブレーキ液圧を減圧・保持
・増圧する液圧制御弁を構成する流入弁5および流出弁
6が設けられている。すなわち、前記流入弁5は、前記
各分岐回路1r,1fの途中に設けられ、非作動時にス
プリング力によりそれぞれ分岐回路1r,1fを連通状
態とし、作動時に各分岐回路1r,1fを遮断する常開
の2ポート2ポジションの電磁切替弁により構成されて
いる。また、前記流出弁6は、前記各分岐回路1r,1
fの流入弁5よりもホイルシリンダWC側(以下、各チ
ャンネル回路1,2において相対的にマスタシリンダM
Cに近い側を上流といい、ホイルシリンダWCに近い側
を下流という)に設けられた分岐点1e,1eから分岐
されてリザーバ7に至る排出回路10の途中に設けられ
て、非作動時に排出回路10を遮断し、作動時に排出回
路10を連通させる常閉の2ポート2ポジションの電磁
切替弁により構成されている。なお、各分岐回路1r,
1fには、流入弁5を迂回して途中に下流から上流への
流通のみを許す逆止弁1gを有した流入弁バイパス路1
hが設けられている。
イルシリンダWC(FL)に至る前輪分岐回路1fと、
右後輪のホイルシリンダWCRRに至る後輪分岐回路1
rとに分岐されている。前記各分岐回路1r,1fに
は、各ホイルシリンダWCのブレーキ液圧を減圧・保持
・増圧する液圧制御弁を構成する流入弁5および流出弁
6が設けられている。すなわち、前記流入弁5は、前記
各分岐回路1r,1fの途中に設けられ、非作動時にス
プリング力によりそれぞれ分岐回路1r,1fを連通状
態とし、作動時に各分岐回路1r,1fを遮断する常開
の2ポート2ポジションの電磁切替弁により構成されて
いる。また、前記流出弁6は、前記各分岐回路1r,1
fの流入弁5よりもホイルシリンダWC側(以下、各チ
ャンネル回路1,2において相対的にマスタシリンダM
Cに近い側を上流といい、ホイルシリンダWCに近い側
を下流という)に設けられた分岐点1e,1eから分岐
されてリザーバ7に至る排出回路10の途中に設けられ
て、非作動時に排出回路10を遮断し、作動時に排出回
路10を連通させる常閉の2ポート2ポジションの電磁
切替弁により構成されている。なお、各分岐回路1r,
1fには、流入弁5を迂回して途中に下流から上流への
流通のみを許す逆止弁1gを有した流入弁バイパス路1
hが設けられている。
【0019】前記リザーバ7には、メインポンプ4の吸
入側に連通されたメイン吸入回路4fが接続され、この
メイン吸入回路4fの途中には、メインポンプ4がリザ
ーバ7から作動液を吸引するのを許し、その逆方向の流
通を規制する一方弁構造の吸入弁4hが設けられてい
る。
入側に連通されたメイン吸入回路4fが接続され、この
メイン吸入回路4fの途中には、メインポンプ4がリザ
ーバ7から作動液を吸引するのを許し、その逆方向の流
通を規制する一方弁構造の吸入弁4hが設けられてい
る。
【0020】前記メインポンプ4は、吐出側に吐出弁4
bを介してメイン吐出回路4aが接続され、このメイン
吐出回路4aは、前記第1チャンネル回路1における両
分岐回路1f,1rへの分岐点1dに接続されている。
なお、前記メイン吐出回路4aの途中には、吐出脈動を
吸収するダンパ4dが設けられている。ちなみに、前記
メインポンプ4は、カム4cを回転させるのに伴って2
つのプランジャ4p,4pをそれぞれ往復ストロークさ
せて吸入・吐出を行うものであり、前記カム4cは各プ
ランジャ4pの位相を180゜異ならさせてストローク
させるよう構成されている。
bを介してメイン吐出回路4aが接続され、このメイン
吐出回路4aは、前記第1チャンネル回路1における両
分岐回路1f,1rへの分岐点1dに接続されている。
なお、前記メイン吐出回路4aの途中には、吐出脈動を
吸収するダンパ4dが設けられている。ちなみに、前記
メインポンプ4は、カム4cを回転させるのに伴って2
つのプランジャ4p,4pをそれぞれ往復ストロークさ
せて吸入・吐出を行うものであり、前記カム4cは各プ
ランジャ4pの位相を180゜異ならさせてストローク
させるよう構成されている。
【0021】前記第1チャンネル回路1の途中の前記分
岐点1dよりも上流位置には、ブレーキ回路逆止弁21
が設けられ、第1チャンネル回路1の上流から下流への
ブレーキ液の流通を許すが、下流から上流への流通を規
制している。そして、このブレーキ回路逆止弁21を迂
回するバイパス回路31に、アウト側ゲート弁41が設
けられている。このアウト側ゲート弁41は、非作動時
にスプリング力で第1チャンネル回路1を連通状態とす
る一方、作動時に第1チャンネル回路1を遮断する常開
の2ポート2ポジションの電磁切替弁により構成されて
いるもので、このアウト側ゲート弁41は、後述するA
BSユニットがABS制御を行っている間、ならびに後
述する運動安定制御を実行している間、すなわち、ホイ
ルシリンダWCのブレーキ液圧制御を実行するときに閉
弁されて、この制御されたブレーキ液圧がマスタシリン
ダMC側に伝達されないように構成されている。さら
に、前記第1チャンネル回路1には、ブレーキ回路逆止
弁21ならびにアウト側ゲート弁41を迂回する第1リ
リーフ回路42が設けられ、この第1リリーフ回路42
には下流側が第1所定圧P1を越えると開弁して液圧を
上流に逃がす第1リリーフ弁43が設けられている。ち
なみに、前記第1所定圧P1は、好ましくは140Kgf
/cm2 に設定される。
岐点1dよりも上流位置には、ブレーキ回路逆止弁21
が設けられ、第1チャンネル回路1の上流から下流への
ブレーキ液の流通を許すが、下流から上流への流通を規
制している。そして、このブレーキ回路逆止弁21を迂
回するバイパス回路31に、アウト側ゲート弁41が設
けられている。このアウト側ゲート弁41は、非作動時
にスプリング力で第1チャンネル回路1を連通状態とす
る一方、作動時に第1チャンネル回路1を遮断する常開
の2ポート2ポジションの電磁切替弁により構成されて
いるもので、このアウト側ゲート弁41は、後述するA
BSユニットがABS制御を行っている間、ならびに後
述する運動安定制御を実行している間、すなわち、ホイ
ルシリンダWCのブレーキ液圧制御を実行するときに閉
弁されて、この制御されたブレーキ液圧がマスタシリン
ダMC側に伝達されないように構成されている。さら
に、前記第1チャンネル回路1には、ブレーキ回路逆止
弁21ならびにアウト側ゲート弁41を迂回する第1リ
リーフ回路42が設けられ、この第1リリーフ回路42
には下流側が第1所定圧P1を越えると開弁して液圧を
上流に逃がす第1リリーフ弁43が設けられている。ち
なみに、前記第1所定圧P1は、好ましくは140Kgf
/cm2 に設定される。
【0022】上述した、メインポンプ4,流入弁5,流
出弁6により、ABSユニットが構成されている。すな
わち、各ホイルシリンダWCが制動作動を行ったときに
車輪ロックが生じた場合、流入弁5を閉弁するとともに
流出弁6を開弁すれば、ホイルシリンダWCのブレーキ
液圧はリザーバ7に抜かれて減圧されて、制動力が弱ま
り車輪ロックを解除することができ、また、この状態か
ら流入弁5,流出弁6を閉弁すればホイルシリンダWC
のブレーキ液圧は保持されて、その車輪ロック解除状態
を維持することができ、さらに、流入弁5を開弁すると
ともに流出弁6を閉弁すれば、メインポンプ4の作動に
より流入弁5の上流に供給されたリザーバ7のブレーキ
液がホイルシリンダWCに供給されて制動力が増すもの
であり、このような作動により車輪ロックを防止する範
囲で最大制動力が得られるよう構成されている。
出弁6により、ABSユニットが構成されている。すな
わち、各ホイルシリンダWCが制動作動を行ったときに
車輪ロックが生じた場合、流入弁5を閉弁するとともに
流出弁6を開弁すれば、ホイルシリンダWCのブレーキ
液圧はリザーバ7に抜かれて減圧されて、制動力が弱ま
り車輪ロックを解除することができ、また、この状態か
ら流入弁5,流出弁6を閉弁すればホイルシリンダWC
のブレーキ液圧は保持されて、その車輪ロック解除状態
を維持することができ、さらに、流入弁5を開弁すると
ともに流出弁6を閉弁すれば、メインポンプ4の作動に
より流入弁5の上流に供給されたリザーバ7のブレーキ
液がホイルシリンダWCに供給されて制動力が増すもの
であり、このような作動により車輪ロックを防止する範
囲で最大制動力が得られるよう構成されている。
【0023】前記メインポンプ4の吸入側の前記メイン
吸入回路4fには、前記吸入弁4hよりもメインポンプ
4側に設けられている分岐点4jに加給回路32の一端
が接続されている。この加給回路32の他端は、前記第
1チャンネル回路1に介在されている加給ピストン51
の加給室51aに接続されており、また、加給回路32
の途中には、イン側ゲート弁44が設けられている。こ
のイン側ゲート弁44は、非作動時はスプリング力によ
り加給回路32を遮断し、作動時には加給回路32を連
通させる常閉の2ポート2ポジションの電磁切替弁によ
り構成されている。
吸入回路4fには、前記吸入弁4hよりもメインポンプ
4側に設けられている分岐点4jに加給回路32の一端
が接続されている。この加給回路32の他端は、前記第
1チャンネル回路1に介在されている加給ピストン51
の加給室51aに接続されており、また、加給回路32
の途中には、イン側ゲート弁44が設けられている。こ
のイン側ゲート弁44は、非作動時はスプリング力によ
り加給回路32を遮断し、作動時には加給回路32を連
通させる常閉の2ポート2ポジションの電磁切替弁によ
り構成されている。
【0024】次に、前記加給ピストン51について説明
する。この加給ピストン51は、図示のようにシリンダ
52とピストン本体53とを備えている。前記ピストン
本体53は、前記シリンダ52に摺動自在に収容され
て、前記シリンダ52内を一端の加給室51aと、他端
の圧力導入室51bとに画成されている。また、前記ピ
ストン本体53は、前記加給室51a内に配設されたリ
ターンスプリング54により、前記圧力導入室51bの
容積を縮める方向に摺動付勢されている。
する。この加給ピストン51は、図示のようにシリンダ
52とピストン本体53とを備えている。前記ピストン
本体53は、前記シリンダ52に摺動自在に収容され
て、前記シリンダ52内を一端の加給室51aと、他端
の圧力導入室51bとに画成されている。また、前記ピ
ストン本体53は、前記加給室51a内に配設されたリ
ターンスプリング54により、前記圧力導入室51bの
容積を縮める方向に摺動付勢されている。
【0025】前記加給回路32において、前記イン側ゲ
ート弁44よりも加給ピストン51側の位置は、第2リ
リーフ回路35を介して、前記第1チャンネル回路1の
ブレーキ回路逆止弁21およびアウト側ゲート弁41よ
りも下流に接続されているとともに、バイパス回路45
を介して第1チャンネル回路1のブレーキ回路逆止弁2
1よりも上流に接続されている。そして、前記第2リリ
ーフ回路35には、前記第1チャンネル回路1の前記ブ
レーキ回路逆止弁21およびアウト側ゲート弁41より
も下流の液圧を受圧して、第2所定圧P2以上の圧力を
受けると開弁して第1チャンネル回路1の液圧を加給回
路32に逃がす第2リリーフ弁46が設けられている。
また、前記バイパス回路45には、マスタシリンダMC
から加給回路32へのブレーキ液の供給は許すが、その
逆方向の流れは規制するバイパス逆止弁47が設けられ
ている。ちなみに、前記第2所定圧P2は、前記第1所
定圧P1よりも低い値に設定されており、好ましくは1
20Kgf /cm2 に設定される。
ート弁44よりも加給ピストン51側の位置は、第2リ
リーフ回路35を介して、前記第1チャンネル回路1の
ブレーキ回路逆止弁21およびアウト側ゲート弁41よ
りも下流に接続されているとともに、バイパス回路45
を介して第1チャンネル回路1のブレーキ回路逆止弁2
1よりも上流に接続されている。そして、前記第2リリ
ーフ回路35には、前記第1チャンネル回路1の前記ブ
レーキ回路逆止弁21およびアウト側ゲート弁41より
も下流の液圧を受圧して、第2所定圧P2以上の圧力を
受けると開弁して第1チャンネル回路1の液圧を加給回
路32に逃がす第2リリーフ弁46が設けられている。
また、前記バイパス回路45には、マスタシリンダMC
から加給回路32へのブレーキ液の供給は許すが、その
逆方向の流れは規制するバイパス逆止弁47が設けられ
ている。ちなみに、前記第2所定圧P2は、前記第1所
定圧P1よりも低い値に設定されており、好ましくは1
20Kgf /cm2 に設定される。
【0026】また、前記圧力導入室51bは、加給ポン
プ8により加圧される。すなわち、前記加給ポンプ8
は、前記メインポンプ4と同様のカム8cを回転させる
のに伴ってプランジャ8p,8pを往復ストロークさせ
て吸入・吐出を行う構造のポンプであり、各プランジャ
8pがストロークする室は、途中に吐出弁8d有した加
給吐出回路8aならびに途中に吸入弁8eを有した加給
吸入回路8bが接続されており、前記加給吐出回路8a
が2つの加給ピストン51の両圧力導入室51bに接続
された圧力導入回路33に接続され、一方、前記加給吸
入回路8bが、前記マスタシリンダMCのリザーバタン
クRTに接続されている。したがって、前記加給ポンプ
8が駆動するとリザーバタンクRTのブレーキ液が吸引
されて圧力導入回路33に吐出される。なお、両ポンプ
4,8のカム4c,8cはそれぞれ共通のモータMによ
り駆動されるように構成されている。さらに、前記圧力
導入回路33と加給吸入回路8bとは、それぞれ循環回
路37と第3リリーフ回路38とで接続されている。前
記循環回路37は、前記加給ポンプ8が吐出したブレー
キ液をそのまま吸入側に導いて、加給ポンプ8が実質的
に仕事を行わない循環状態を形成するためのものであ
り、この循環回路37の途中には循環切換弁48が設け
られている。この循環切換弁48は、前記アウト側ゲー
ト弁41と同様の構造の常開の電磁弁で構成されてお
り、この循環切換弁48が開弁したときに前記加給ポン
プ8が循環動作を行う。また、前記第3リリーフ回路3
8の途中には、圧力導入回路33側の液圧を受圧して、
第3所定圧P3以上の圧力を受けると開弁して圧力導入
回路33の液圧を加給吸入回路8bに逃がす第3リリー
フ弁49が設けられている。
プ8により加圧される。すなわち、前記加給ポンプ8
は、前記メインポンプ4と同様のカム8cを回転させる
のに伴ってプランジャ8p,8pを往復ストロークさせ
て吸入・吐出を行う構造のポンプであり、各プランジャ
8pがストロークする室は、途中に吐出弁8d有した加
給吐出回路8aならびに途中に吸入弁8eを有した加給
吸入回路8bが接続されており、前記加給吐出回路8a
が2つの加給ピストン51の両圧力導入室51bに接続
された圧力導入回路33に接続され、一方、前記加給吸
入回路8bが、前記マスタシリンダMCのリザーバタン
クRTに接続されている。したがって、前記加給ポンプ
8が駆動するとリザーバタンクRTのブレーキ液が吸引
されて圧力導入回路33に吐出される。なお、両ポンプ
4,8のカム4c,8cはそれぞれ共通のモータMによ
り駆動されるように構成されている。さらに、前記圧力
導入回路33と加給吸入回路8bとは、それぞれ循環回
路37と第3リリーフ回路38とで接続されている。前
記循環回路37は、前記加給ポンプ8が吐出したブレー
キ液をそのまま吸入側に導いて、加給ポンプ8が実質的
に仕事を行わない循環状態を形成するためのものであ
り、この循環回路37の途中には循環切換弁48が設け
られている。この循環切換弁48は、前記アウト側ゲー
ト弁41と同様の構造の常開の電磁弁で構成されてお
り、この循環切換弁48が開弁したときに前記加給ポン
プ8が循環動作を行う。また、前記第3リリーフ回路3
8の途中には、圧力導入回路33側の液圧を受圧して、
第3所定圧P3以上の圧力を受けると開弁して圧力導入
回路33の液圧を加給吸入回路8bに逃がす第3リリー
フ弁49が設けられている。
【0027】図2に示すとおり、両ポンプ4,8を駆動
させるモータM、ならびに前記電磁弁構造の各弁5,
5,6,6,41,44,48は、制御手段としてのコ
ントロールユニットCUにより作動を制御される。すな
わち、コントロールユニットCUには、図外車輪の回転
速度を検出する車輪速センサS,車体のヨーレイトを検
出するヨーレイトセンサYR,車両の舵角を検出する舵
角センサH,ブレーキ操作状態であるか否かを検出する
ブレーキセンサBS、車両の前後加速度を検出するGセ
ンサGSなどを有したセンサ群SGが接続されており、
コントロールユニットCUは、これらセンサ群SGから
入力される信号に基づいて各車輪のスリップ率を求め
て、制動時にスリップ率が所定以上になるとこのスリッ
プ率を低下させるABS制御と、非制動時において、駆
動輪スリップが生じた場合にそれを抑制させる駆動輪ス
リップ防止制御ならびに車両姿勢が乱れた時にこれを抑
制させる方向にヨーレイトを発生させる制動を行うヨー
レイト制御からなる運動安定制御とを行う。これらの各
制御において、流入弁5ならびに流出弁6は、ブレーキ
液圧の減圧・保持・増圧を行うために必要に応じて開弁
・閉弁されるが、このブレーキ液圧の制御に関しては本
願の要旨ではないので詳細な説明は省略する。そして、
前記ABS制御時には、メインポンプ4を駆動させ、安
定制御時には、メインポンプ4および加給ポンプ8を駆
動させる必要があるが、両ポンプ4,8は共通のモータ
Mにより駆動されるので、前記コントロールユニットC
Uは、いずれのポンプ4,8を駆動させる場合もモータ
Mを駆動させる。
させるモータM、ならびに前記電磁弁構造の各弁5,
5,6,6,41,44,48は、制御手段としてのコ
ントロールユニットCUにより作動を制御される。すな
わち、コントロールユニットCUには、図外車輪の回転
速度を検出する車輪速センサS,車体のヨーレイトを検
出するヨーレイトセンサYR,車両の舵角を検出する舵
角センサH,ブレーキ操作状態であるか否かを検出する
ブレーキセンサBS、車両の前後加速度を検出するGセ
ンサGSなどを有したセンサ群SGが接続されており、
コントロールユニットCUは、これらセンサ群SGから
入力される信号に基づいて各車輪のスリップ率を求め
て、制動時にスリップ率が所定以上になるとこのスリッ
プ率を低下させるABS制御と、非制動時において、駆
動輪スリップが生じた場合にそれを抑制させる駆動輪ス
リップ防止制御ならびに車両姿勢が乱れた時にこれを抑
制させる方向にヨーレイトを発生させる制動を行うヨー
レイト制御からなる運動安定制御とを行う。これらの各
制御において、流入弁5ならびに流出弁6は、ブレーキ
液圧の減圧・保持・増圧を行うために必要に応じて開弁
・閉弁されるが、このブレーキ液圧の制御に関しては本
願の要旨ではないので詳細な説明は省略する。そして、
前記ABS制御時には、メインポンプ4を駆動させ、安
定制御時には、メインポンプ4および加給ポンプ8を駆
動させる必要があるが、両ポンプ4,8は共通のモータ
Mにより駆動されるので、前記コントロールユニットC
Uは、いずれのポンプ4,8を駆動させる場合もモータ
Mを駆動させる。
【0028】次に、本発明の実施の形態のブレーキ装置
の作動を説明する。 a)通常のブレーキ操作時 通常は、各弁5,5,6,6,41,44,48は、図
示の非作動状態となっており、この状態でブレーキペダ
ルBPを踏むと、マスタシリンダMCで発生したブレー
キ液圧が、各チャンネル回路1,2を、途中でアウト側
ゲート弁41あるいはブレーキ回路逆止弁21、さらに
流入弁5を経ながら通り、各分岐回路1f,1rを通っ
て各ホイルシリンダWCに伝達され、ブレーキペダルB
Pの踏力に応じた車輪の制動が行われる。なお、この
時、イン側ゲート弁44は閉弁されており、ブレーキ液
圧がメインポンプ4側に抜けてマスタシリンダ圧の立ち
上がりが悪化することはない。
の作動を説明する。 a)通常のブレーキ操作時 通常は、各弁5,5,6,6,41,44,48は、図
示の非作動状態となっており、この状態でブレーキペダ
ルBPを踏むと、マスタシリンダMCで発生したブレー
キ液圧が、各チャンネル回路1,2を、途中でアウト側
ゲート弁41あるいはブレーキ回路逆止弁21、さらに
流入弁5を経ながら通り、各分岐回路1f,1rを通っ
て各ホイルシリンダWCに伝達され、ブレーキペダルB
Pの踏力に応じた車輪の制動が行われる。なお、この
時、イン側ゲート弁44は閉弁されており、ブレーキ液
圧がメインポンプ4側に抜けてマスタシリンダ圧の立ち
上がりが悪化することはない。
【0029】また、運転者がブレーキ操作を終えると、
ホイルシリンダWCに供給されていたブレーキ液は、各
チャンネル回路1,2を上記とは逆に流れてマスタシリ
ンダMCに戻る。なお、この時ブレーキ回路逆止弁21
は開弁することはないから、ブレーキ液はこれと並列の
バイパス回路31を流れる。
ホイルシリンダWCに供給されていたブレーキ液は、各
チャンネル回路1,2を上記とは逆に流れてマスタシリ
ンダMCに戻る。なお、この時ブレーキ回路逆止弁21
は開弁することはないから、ブレーキ液はこれと並列の
バイパス回路31を流れる。
【0030】b)ABS制御時 上述のブレーキ操作時に、コントロールユニットCU
が、検出スリップ率に基づいて車輪がロックしたりある
いはロックしそうな状態となったことを検出すると、車
輪のスリップ率を所定の範囲内に納めて車輪のロックを
防止するABS制御を行う。すなわち、このABS制御
は、制動時に車輪がロックしないようにブレーキ液圧を
減圧・保持・増圧するもので、まず、上述のブレーキ操
作により生じたブレーキ液圧により、いずれかの車輪の
スリップ率が所定値以上となると、コントロールユニッ
トCUは、アウト側ゲート弁41を閉弁させるととも
に、モータMの駆動を開始し、さらに、そのロックしそ
うな車輪を制動するホイルシリンダWCに接続されてい
る分岐回路1r,1fの流入弁5ならびに流出弁6に通
電して、流入弁5を閉弁し、流出弁6を開弁する。この
流出弁6の開弁によりホイルシリンダWCの作動液が排
出回路10を経てリザーバ7に排出されて減圧されて、
制動力が弱まる。なお、リザーバ7に排出された作動液
は、メインポンプ4の駆動により随時メイン吸入回路4
fから吸引され、メイン吐出回路4aを経て各チャンネ
ル回路1,2に還流される。そして、この制動力の低下
の結果、車輪のスリップ率が所定値未満に低下したら、
コントロールユニットCUは、流出弁6への通電を停止
して流出弁6を閉弁させてホイルシリンダWCの液圧を
保持させる。
が、検出スリップ率に基づいて車輪がロックしたりある
いはロックしそうな状態となったことを検出すると、車
輪のスリップ率を所定の範囲内に納めて車輪のロックを
防止するABS制御を行う。すなわち、このABS制御
は、制動時に車輪がロックしないようにブレーキ液圧を
減圧・保持・増圧するもので、まず、上述のブレーキ操
作により生じたブレーキ液圧により、いずれかの車輪の
スリップ率が所定値以上となると、コントロールユニッ
トCUは、アウト側ゲート弁41を閉弁させるととも
に、モータMの駆動を開始し、さらに、そのロックしそ
うな車輪を制動するホイルシリンダWCに接続されてい
る分岐回路1r,1fの流入弁5ならびに流出弁6に通
電して、流入弁5を閉弁し、流出弁6を開弁する。この
流出弁6の開弁によりホイルシリンダWCの作動液が排
出回路10を経てリザーバ7に排出されて減圧されて、
制動力が弱まる。なお、リザーバ7に排出された作動液
は、メインポンプ4の駆動により随時メイン吸入回路4
fから吸引され、メイン吐出回路4aを経て各チャンネ
ル回路1,2に還流される。そして、この制動力の低下
の結果、車輪のスリップ率が所定値未満に低下したら、
コントロールユニットCUは、流出弁6への通電を停止
して流出弁6を閉弁させてホイルシリンダWCの液圧を
保持させる。
【0031】さらに、この保持作動の結果、スリップ率
が他の所定値未満まで低下すると、コントロールユニッ
トCUは、流入弁5への通電をカットして開弁させ、こ
の結果、高圧となっているチャンネル回路1,2の作動
液がホイルシリンダWCに供給されて制動力が再増加さ
れる。以上の作動を繰り返すことで、ブレーキペダルB
Pを踏んでいる間、各車輪のスリップ率を所定の範囲内
に保持して、車輪のロックを防止させながら最大制動力
が得られるABS制御が成される。
が他の所定値未満まで低下すると、コントロールユニッ
トCUは、流入弁5への通電をカットして開弁させ、こ
の結果、高圧となっているチャンネル回路1,2の作動
液がホイルシリンダWCに供給されて制動力が再増加さ
れる。以上の作動を繰り返すことで、ブレーキペダルB
Pを踏んでいる間、各車輪のスリップ率を所定の範囲内
に保持して、車輪のロックを防止させながら最大制動力
が得られるABS制御が成される。
【0032】また、以上のABS制御時には、モータM
を駆動させる結果、加給ポンプ8も駆動するが、このA
BS制御時には、循環切換弁48が開弁されており、加
給ポンプ8は単にブレーキ液を循環させる空転状態とな
っていて、加給ポンプ8は負荷とはならない。このよう
に加給ポンプ8は仕事を行わないから、圧力導入室51
bへは圧力導入されることがなく、ピストン本体53は
図示のようにリターンスプリング54の付勢力でシリン
ダ52の一端に配置された状態に維持される。また、こ
のABS制御時も上述の通常ブレーキ操作時と同様にイ
ン側ゲート弁44は閉弁状態に保たれているため、マス
タシリンダMCで発生したブレーキ液圧はマインポンプ
8側へ抜けることはない。
を駆動させる結果、加給ポンプ8も駆動するが、このA
BS制御時には、循環切換弁48が開弁されており、加
給ポンプ8は単にブレーキ液を循環させる空転状態とな
っていて、加給ポンプ8は負荷とはならない。このよう
に加給ポンプ8は仕事を行わないから、圧力導入室51
bへは圧力導入されることがなく、ピストン本体53は
図示のようにリターンスプリング54の付勢力でシリン
ダ52の一端に配置された状態に維持される。また、こ
のABS制御時も上述の通常ブレーキ操作時と同様にイ
ン側ゲート弁44は閉弁状態に保たれているため、マス
タシリンダMCで発生したブレーキ液圧はマインポンプ
8側へ抜けることはない。
【0033】この後、運転者がブレーキ操作を終えて、
ABS制御を終了すると、コントロールユニットCU
は、アウト側ゲート弁41を開弁して各チャンネル回路
1,2を連通状態とし、かつ、流入弁5,流出弁6を元
の図示の状態に戻す。したがって、ホイルシリンダWC
に供給されていたブレーキ液は、各チャンネル回路1,
2を通ってマスタシリンダMCに戻る。また、リザーバ
7に排出されたブレーキ液もメインポンプ4の駆動によ
り各チャンネル回路1,2に戻された後、マスタシリン
ダMCに戻るもので、これに要する時間が経過した後、
モータMの駆動が停止される。
ABS制御を終了すると、コントロールユニットCU
は、アウト側ゲート弁41を開弁して各チャンネル回路
1,2を連通状態とし、かつ、流入弁5,流出弁6を元
の図示の状態に戻す。したがって、ホイルシリンダWC
に供給されていたブレーキ液は、各チャンネル回路1,
2を通ってマスタシリンダMCに戻る。また、リザーバ
7に排出されたブレーキ液もメインポンプ4の駆動によ
り各チャンネル回路1,2に戻された後、マスタシリン
ダMCに戻るもので、これに要する時間が経過した後、
モータMの駆動が停止される。
【0034】c)運動安定制御時 コントロールユニットCUは、急発進・急加速により駆
動輪のスリップ率が高くなったのに応じてスリップ率を
所定の範囲内に納める駆動力制御と、車両の姿勢が乱れ
そうになったのに応じて、制動力を発生させて車両のヨ
ーモーメントを安定方向に作用させて車両姿勢を安定さ
せるヨーモーメント制御との少なくとも一方からなる運
動安定制御を行う。この運動安定制御は、ブレーキペダ
ルBPの踏込操作の有無にかかわらず成されるものであ
り、まず、ブレーキペダルBPの踏込操作を行っていな
い場合の作動について説明する。運動安定制御時には、
コントロールユニットCUは、循環切換弁48を閉弁さ
せ、かつ、アウト側ゲート弁41を閉弁させる一方、イ
ン側ゲート弁44を開弁させ、さらに、モータMを駆動
させる。このモータMの駆動により前記加給ポンプ8が
駆動して、マスタシリンダMCのリザーバタンクRT内
のブレーキ液が吸入されて圧力導入回路33に吐出され
る。この時、循環切換弁48が閉弁されていることによ
り、吐出されたブレーキ液は、上記ABS制御時のよう
に循環回路37により循環されることなく、加給ピスト
ン51の圧力導入室51bに導入される。この圧力導入
によりピストン本体53が摺動し、加給室51a内のブ
レーキ液がこのピストン本体53のストロークによる容
積変化分だけ加給回路32に吐出される。そして、この
加給回路32のブレーキ液がイン側ゲート弁44を介し
てメインポンプ4に吸引された後、メイン吐出回路4a
を介して各分岐回路1f,1rに供給される。したがっ
て、流入弁5,流出弁6を必要に応じて開閉させて各ホ
イルシリンダ圧を最適制御する。すなわち、運動安定制
御の開始時には、その直前にABS制御を行っていない
限りはリザーバ7にブレーキ液は貯留されておらず、メ
インポンプ4を駆動させてもブレーキ液を吸入できず、
吐出圧は生じない。そこで、加給ポンプ8を駆動させて
加給ピストン51からメインポンプ8の吸入側にブレー
キ液を供給させることにより上述のような作動を行うこ
とができるものである。
動輪のスリップ率が高くなったのに応じてスリップ率を
所定の範囲内に納める駆動力制御と、車両の姿勢が乱れ
そうになったのに応じて、制動力を発生させて車両のヨ
ーモーメントを安定方向に作用させて車両姿勢を安定さ
せるヨーモーメント制御との少なくとも一方からなる運
動安定制御を行う。この運動安定制御は、ブレーキペダ
ルBPの踏込操作の有無にかかわらず成されるものであ
り、まず、ブレーキペダルBPの踏込操作を行っていな
い場合の作動について説明する。運動安定制御時には、
コントロールユニットCUは、循環切換弁48を閉弁さ
せ、かつ、アウト側ゲート弁41を閉弁させる一方、イ
ン側ゲート弁44を開弁させ、さらに、モータMを駆動
させる。このモータMの駆動により前記加給ポンプ8が
駆動して、マスタシリンダMCのリザーバタンクRT内
のブレーキ液が吸入されて圧力導入回路33に吐出され
る。この時、循環切換弁48が閉弁されていることによ
り、吐出されたブレーキ液は、上記ABS制御時のよう
に循環回路37により循環されることなく、加給ピスト
ン51の圧力導入室51bに導入される。この圧力導入
によりピストン本体53が摺動し、加給室51a内のブ
レーキ液がこのピストン本体53のストロークによる容
積変化分だけ加給回路32に吐出される。そして、この
加給回路32のブレーキ液がイン側ゲート弁44を介し
てメインポンプ4に吸引された後、メイン吐出回路4a
を介して各分岐回路1f,1rに供給される。したがっ
て、流入弁5,流出弁6を必要に応じて開閉させて各ホ
イルシリンダ圧を最適制御する。すなわち、運動安定制
御の開始時には、その直前にABS制御を行っていない
限りはリザーバ7にブレーキ液は貯留されておらず、メ
インポンプ4を駆動させてもブレーキ液を吸入できず、
吐出圧は生じない。そこで、加給ポンプ8を駆動させて
加給ピストン51からメインポンプ8の吸入側にブレー
キ液を供給させることにより上述のような作動を行うこ
とができるものである。
【0035】ところで、上述の加給ピストン51がブレ
ーキ液を加給する加給作動を行ったときには、加給回路
32はバイパス逆止弁47によりマスタシリンダMC側
に対して閉じられているとともに、第2リリーフ弁46
によりチャンネル回路1,2側に閉じられており、両弁
46,47とも加給回路32に流入する向きに設けられ
ているから、加給回路32から流出する側に漏れが生じ
ることはない。したがって、加給ピストン51により加
給されるブレーキ液の一部がメインポンプ4に供給され
ずに漏れ出てしまうことがなく、作動性に優れ、かつ、
加工精度が低くても加給不良が生じることがない。
ーキ液を加給する加給作動を行ったときには、加給回路
32はバイパス逆止弁47によりマスタシリンダMC側
に対して閉じられているとともに、第2リリーフ弁46
によりチャンネル回路1,2側に閉じられており、両弁
46,47とも加給回路32に流入する向きに設けられ
ているから、加給回路32から流出する側に漏れが生じ
ることはない。したがって、加給ピストン51により加
給されるブレーキ液の一部がメインポンプ4に供給され
ずに漏れ出てしまうことがなく、作動性に優れ、かつ、
加工精度が低くても加給不良が生じることがない。
【0036】なお、上述の流入弁5,流出弁6により減
圧制御されてリザーバ7に排出されたブレーキ液は随時
メインポンプ4に吸引されて各チャンネル回路1,2に
吐出される。この時、各チャンネル回路1,2が高圧に
なり過ぎた場合には、まず、開弁圧P2が低い方の第2
リリーフ弁46が開弁して第2リリーフ弁46の開弁圧
まで減圧されるもので、これにより、加給ピストン51
においてピストン本体53が押し戻されるか、この戻り
分のブレーキ液が再びメインポンプ4に吸入されるかす
る。また、上述の動作時に、圧力導入回路33にあって
は加給ポンプ4の駆動により圧力導入路33の圧力が所
定圧よりも高圧になったら、第3リリーフ弁49が開弁
して第3リリーフ回路38を介して加給吸入回路8bか
ら加給ポンプ8に吸入されるものであり、したがって、
圧力導入路33は、この第3リリーフ弁49の開弁圧P
3よりも高圧にはならない。その後、運動安定制御を終
了する場合、アウト側ゲート弁41ならびに循環切換弁
48を開弁させるとともにイン側ゲート弁44を閉弁さ
せてモータMの駆動を停止させる。したがって、加給ピ
ストン51では、加給ポンプ8による加給圧がなくなっ
てピストン本体53がリターンスプリング54により押
し戻され、かつ、ホイルシリンダWCあるいはメインポ
ンプ4からチャンネル回路1,2に戻されたブレーキ液
が、マスタシリンダMCおよび加給室51aに戻り、ま
た、圧力導入室51b内に導入されていたブレーキ液は
リザーバタンクRTに戻る。
圧制御されてリザーバ7に排出されたブレーキ液は随時
メインポンプ4に吸引されて各チャンネル回路1,2に
吐出される。この時、各チャンネル回路1,2が高圧に
なり過ぎた場合には、まず、開弁圧P2が低い方の第2
リリーフ弁46が開弁して第2リリーフ弁46の開弁圧
まで減圧されるもので、これにより、加給ピストン51
においてピストン本体53が押し戻されるか、この戻り
分のブレーキ液が再びメインポンプ4に吸入されるかす
る。また、上述の動作時に、圧力導入回路33にあって
は加給ポンプ4の駆動により圧力導入路33の圧力が所
定圧よりも高圧になったら、第3リリーフ弁49が開弁
して第3リリーフ回路38を介して加給吸入回路8bか
ら加給ポンプ8に吸入されるものであり、したがって、
圧力導入路33は、この第3リリーフ弁49の開弁圧P
3よりも高圧にはならない。その後、運動安定制御を終
了する場合、アウト側ゲート弁41ならびに循環切換弁
48を開弁させるとともにイン側ゲート弁44を閉弁さ
せてモータMの駆動を停止させる。したがって、加給ピ
ストン51では、加給ポンプ8による加給圧がなくなっ
てピストン本体53がリターンスプリング54により押
し戻され、かつ、ホイルシリンダWCあるいはメインポ
ンプ4からチャンネル回路1,2に戻されたブレーキ液
が、マスタシリンダMCおよび加給室51aに戻り、ま
た、圧力導入室51b内に導入されていたブレーキ液は
リザーバタンクRTに戻る。
【0037】次に、上述の運動安定制御を実行している
ときに、ブレーキペダルBPの踏込操作が成された場合
の作動を、ブレーキ踏力の違い、すなわち発生マスタシ
リンダ圧Pmの違いに分けて説明する。まず、ペダル踏
力が低くマスタシリンダ圧Pmが低圧の場合(ちなみ
に、この低圧とは、ブレーキ回路逆止弁21を開弁する
ことのない液圧の場合をいう)、マスタシリンダ圧は、
バイパス逆止弁47を開弁して加給回路32に導入さ
れ、メインポンプ4に吸入されるが、この時、マスタシ
リンダ圧の大きさによってはピストン本体53を圧力導
入室51bを狭める側に押し戻す。また、マスタシリン
ダMCからブレーキ液がメインポンプ4に供給されて、
その供給量が多くなると、ブレーキ回路逆止弁21およ
びイン側ゲート弁41よりも下流のブレーキ液が過剰に
なって、これらの弁21,41と流入・流出弁5,6と
の間の液圧が高くなる。この場合、上述したブレーキ操
作を伴わない運動安定制御時と同様に、第2リリーフ弁
46が開弁して、過剰分のブレーキ液が加給回路32に
戻される。このマスタシリンダMCに戻るブレーキ液の
流量は、最終的にはブレーキ操作に伴ってバイパス逆止
弁47を開弁して加給回路32に流れ込んだ分の流量と
なる。なお、他の動作、すなわち、メインポンプ4から
の吐出圧を必要に応じて流入弁5ならびに流出弁6によ
り圧力制御して各ホイルシリンダに供給すること、なら
びに運動安定制御の終了時の動作は、上述したブレーキ
ペダル非踏込時と同様であるので説明は省略する。
ときに、ブレーキペダルBPの踏込操作が成された場合
の作動を、ブレーキ踏力の違い、すなわち発生マスタシ
リンダ圧Pmの違いに分けて説明する。まず、ペダル踏
力が低くマスタシリンダ圧Pmが低圧の場合(ちなみ
に、この低圧とは、ブレーキ回路逆止弁21を開弁する
ことのない液圧の場合をいう)、マスタシリンダ圧は、
バイパス逆止弁47を開弁して加給回路32に導入さ
れ、メインポンプ4に吸入されるが、この時、マスタシ
リンダ圧の大きさによってはピストン本体53を圧力導
入室51bを狭める側に押し戻す。また、マスタシリン
ダMCからブレーキ液がメインポンプ4に供給されて、
その供給量が多くなると、ブレーキ回路逆止弁21およ
びイン側ゲート弁41よりも下流のブレーキ液が過剰に
なって、これらの弁21,41と流入・流出弁5,6と
の間の液圧が高くなる。この場合、上述したブレーキ操
作を伴わない運動安定制御時と同様に、第2リリーフ弁
46が開弁して、過剰分のブレーキ液が加給回路32に
戻される。このマスタシリンダMCに戻るブレーキ液の
流量は、最終的にはブレーキ操作に伴ってバイパス逆止
弁47を開弁して加給回路32に流れ込んだ分の流量と
なる。なお、他の動作、すなわち、メインポンプ4から
の吐出圧を必要に応じて流入弁5ならびに流出弁6によ
り圧力制御して各ホイルシリンダに供給すること、なら
びに運動安定制御の終了時の動作は、上述したブレーキ
ペダル非踏込時と同様であるので説明は省略する。
【0038】次に、ブレーキペダルBPの踏込操作によ
り発生したマスタシリンダ圧Pmが高圧の場合の作動を
説明する。この場合、マスタシリンダMCのブレーキ液
はブレーキ回路逆止弁21を開弁して下流に流れるとと
もに、バイパス逆止弁47を開弁して加給回路32に導
入され、かつ、ピストン本体53は押し戻される。一
方、チャンネル回路1,2に導入されたマスタシリンダ
圧は、必要に応じ流入弁5ならびに流出弁6により圧力
制御されて各ホイルシリンダに伝達される。この後、ペ
ダル操作を終了してマスタシリンダ圧が低圧になるとと
もに、マスタシリンダMCからのブレーキ液の過剰供給
によりメインポンプ4の吐出側の圧力が非常に高圧にな
ると、第1リリーフ弁43が開弁して、ブレーキ回路逆
止弁21よりも下流に供給されていたブレーキ液の一部
がマスタシリンダMC側に戻される。なお、他の動作
は、ブレーキペダル低踏込時と同様であるので説明は省
略する。
り発生したマスタシリンダ圧Pmが高圧の場合の作動を
説明する。この場合、マスタシリンダMCのブレーキ液
はブレーキ回路逆止弁21を開弁して下流に流れるとと
もに、バイパス逆止弁47を開弁して加給回路32に導
入され、かつ、ピストン本体53は押し戻される。一
方、チャンネル回路1,2に導入されたマスタシリンダ
圧は、必要に応じ流入弁5ならびに流出弁6により圧力
制御されて各ホイルシリンダに伝達される。この後、ペ
ダル操作を終了してマスタシリンダ圧が低圧になるとと
もに、マスタシリンダMCからのブレーキ液の過剰供給
によりメインポンプ4の吐出側の圧力が非常に高圧にな
ると、第1リリーフ弁43が開弁して、ブレーキ回路逆
止弁21よりも下流に供給されていたブレーキ液の一部
がマスタシリンダMC側に戻される。なお、他の動作
は、ブレーキペダル低踏込時と同様であるので説明は省
略する。
【0039】以上説明したとおりこの発明の実施の形態
では、以下に列挙する効果が得られる。 a)加給回路32において加給ピストン51とイン側ゲ
ート弁44との間に挟まれている部分に接続されている
バイパス回路45および第2リリーフ回路35には、前
者の回路45にはマスタシリンダMC側からしかブレー
キ液を流さないバイパス逆止弁47を設けるとともに、
後者の回路35にはチャンネル回路1,2から加給回路
32の方向にしかブレーキ液を流さない第2リリーフ回
路46を設けた構成としたため、加給ピストン51が加
給作動を行う際に、ブレーキ液がバイパス逆止弁47や
第2リリーフバルブ46からマスタシリンダMCやチャ
ンネル回路1,2に漏れることがなく、安定した加給性
能が得られるい。すなわち、バイパス逆止弁47や第2
リリーフバルブ46の加工精度を低くしても、漏れを原
因として加給性能が低下することがなく、コストダウン
と性能安定を得ることの両立を図ることができる。
では、以下に列挙する効果が得られる。 a)加給回路32において加給ピストン51とイン側ゲ
ート弁44との間に挟まれている部分に接続されている
バイパス回路45および第2リリーフ回路35には、前
者の回路45にはマスタシリンダMC側からしかブレー
キ液を流さないバイパス逆止弁47を設けるとともに、
後者の回路35にはチャンネル回路1,2から加給回路
32の方向にしかブレーキ液を流さない第2リリーフ回
路46を設けた構成としたため、加給ピストン51が加
給作動を行う際に、ブレーキ液がバイパス逆止弁47や
第2リリーフバルブ46からマスタシリンダMCやチャ
ンネル回路1,2に漏れることがなく、安定した加給性
能が得られるい。すなわち、バイパス逆止弁47や第2
リリーフバルブ46の加工精度を低くしても、漏れを原
因として加給性能が低下することがなく、コストダウン
と性能安定を得ることの両立を図ることができる。
【0040】b)第1リリーフ弁43の開弁圧である第
1所定圧P1を第2リリーフ弁46の開弁圧である第2
所定圧P2よりも高く設定したために、加給作動時にブ
レーキペダルBPが踏まれるなどしてブレーキ回路逆止
弁21と流入弁5との間の液圧が高圧になった場合、ま
ず、メインポンプ4の吸入側に戻され、それでも高圧で
ある場合にマスタシリンダMC側に戻されるという作動
になり、高圧のリリーフが効率よくなされる。
1所定圧P1を第2リリーフ弁46の開弁圧である第2
所定圧P2よりも高く設定したために、加給作動時にブ
レーキペダルBPが踏まれるなどしてブレーキ回路逆止
弁21と流入弁5との間の液圧が高圧になった場合、ま
ず、メインポンプ4の吸入側に戻され、それでも高圧で
ある場合にマスタシリンダMC側に戻されるという作動
になり、高圧のリリーフが効率よくなされる。
【0041】c)加給ポンプ8からの吐出圧が供給され
る圧力導入回路33と加給吸入回路8bとを循環回路3
7で連通させるとともに、この循環回路37に常開の循
環切換弁48を設けた構成としたため、1つのモータM
によりメインポンプ4と加給ポンプ8との両方のカム4
c,8cを回転させるよう構成しても、加給ポンプ8に
よる加給が不要な際には、循環切換弁48を開弁させた
ままにしておけば、加給ポンプ8ではブレーキ液が吐出
側から吸入側に循環されるだけで仕事を行わず、モータ
Mの負荷となることがなく、構造をコンパクトにでき、
かつ消費エネルギの低減を図ることができる。 d)加給ピストン51の加給室51aとメインポンプ4
の吸入側とを連通させる加給回路32の途中にイン側ゲ
ート弁44を設けて、この加給回路32を開閉できるよ
うに構成したため、イン側ゲート弁44を閉じた状態で
は加給ポンプ8を駆動させても加給ピストン51による
加圧は成されない。したがって、加給ポンプ8による発
生エネルギを両チャンネル回路1,2のうちの一方のみ
に投入することが可能で、エネルギ効率が良いものであ
り、加給ポンプ8およびモータMの小型化を図ることが
できる。
る圧力導入回路33と加給吸入回路8bとを循環回路3
7で連通させるとともに、この循環回路37に常開の循
環切換弁48を設けた構成としたため、1つのモータM
によりメインポンプ4と加給ポンプ8との両方のカム4
c,8cを回転させるよう構成しても、加給ポンプ8に
よる加給が不要な際には、循環切換弁48を開弁させた
ままにしておけば、加給ポンプ8ではブレーキ液が吐出
側から吸入側に循環されるだけで仕事を行わず、モータ
Mの負荷となることがなく、構造をコンパクトにでき、
かつ消費エネルギの低減を図ることができる。 d)加給ピストン51の加給室51aとメインポンプ4
の吸入側とを連通させる加給回路32の途中にイン側ゲ
ート弁44を設けて、この加給回路32を開閉できるよ
うに構成したため、イン側ゲート弁44を閉じた状態で
は加給ポンプ8を駆動させても加給ピストン51による
加圧は成されない。したがって、加給ポンプ8による発
生エネルギを両チャンネル回路1,2のうちの一方のみ
に投入することが可能で、エネルギ効率が良いものであ
り、加給ポンプ8およびモータMの小型化を図ることが
できる。
【0042】e)加給ポンプ8は、往復ストロークを行
う2つのプランジャ4p,8pを有しその吐出圧が加給
ピストン51の圧力導入室51bに導入される構造とな
っているが、本実施の形態では、加給ポンプ8の一方の
プランジャ8pの吐出ブレーキ液が一方の圧力導入室5
1bのみに導入されるのではなく、各プランジャ8pの
吐出ブレーキ液圧は、いったん圧力導入回路33で合流
され、その後、2つの加給ピストン51において上記
b)のようにイン側ゲート弁44の開弁によりピストン
本体53が摺動可能な状態となっているものに供給され
る構成となっているため、2つのチャンネル回路1,2
の一方のみに対して加給を行う場合には、2つのプラン
ジャ8pからの吐出ブレーキ液圧の合流したものが供給
されて加給が成されるものであり、一方のプランジャ8
pから一方の加給ピストン51に供給する構造と比較す
ると、高い昇圧性能が得られる。 f)ブレーキ回路としてのチャンネル回路1,2は、ア
ウト側ゲート弁41を開弁している状態では、常時マス
タシリンダMC側とホイルシリンダWC側とが連通され
ているために、加給ピストン51のピストン本体53に
摺動異常が生じても、運動安定制御の終了時には、各ホ
イルシリンダWC側のブレーキ液をチャンネル回路1,
2を介してマスタシリンダMC側に戻すことができ、従
来技術と比較してフェイルセーフ性が向上した。 g)上記循環回路37と並列に圧力導入回路33と加給
吸入回路8bとを連通させる第3リリーフ回路38を設
け、この第3リリーフ回路38には圧力導入回路33が
所定圧となると開弁して圧力導入回路33のブレーキ液
圧を加給吸入回路8bに逃がす第3リリーフ弁49を設
けた構成としたため、加給ポンプ8による加給時に、圧
力導入室51bにつながる圧力導入回路33が高圧にな
るのを防止して加給ポンプ8ならびにこれに接続された
回路の保護を図ることができる。
う2つのプランジャ4p,8pを有しその吐出圧が加給
ピストン51の圧力導入室51bに導入される構造とな
っているが、本実施の形態では、加給ポンプ8の一方の
プランジャ8pの吐出ブレーキ液が一方の圧力導入室5
1bのみに導入されるのではなく、各プランジャ8pの
吐出ブレーキ液圧は、いったん圧力導入回路33で合流
され、その後、2つの加給ピストン51において上記
b)のようにイン側ゲート弁44の開弁によりピストン
本体53が摺動可能な状態となっているものに供給され
る構成となっているため、2つのチャンネル回路1,2
の一方のみに対して加給を行う場合には、2つのプラン
ジャ8pからの吐出ブレーキ液圧の合流したものが供給
されて加給が成されるものであり、一方のプランジャ8
pから一方の加給ピストン51に供給する構造と比較す
ると、高い昇圧性能が得られる。 f)ブレーキ回路としてのチャンネル回路1,2は、ア
ウト側ゲート弁41を開弁している状態では、常時マス
タシリンダMC側とホイルシリンダWC側とが連通され
ているために、加給ピストン51のピストン本体53に
摺動異常が生じても、運動安定制御の終了時には、各ホ
イルシリンダWC側のブレーキ液をチャンネル回路1,
2を介してマスタシリンダMC側に戻すことができ、従
来技術と比較してフェイルセーフ性が向上した。 g)上記循環回路37と並列に圧力導入回路33と加給
吸入回路8bとを連通させる第3リリーフ回路38を設
け、この第3リリーフ回路38には圧力導入回路33が
所定圧となると開弁して圧力導入回路33のブレーキ液
圧を加給吸入回路8bに逃がす第3リリーフ弁49を設
けた構成としたため、加給ポンプ8による加給時に、圧
力導入室51bにつながる圧力導入回路33が高圧にな
るのを防止して加給ポンプ8ならびにこれに接続された
回路の保護を図ることができる。
【0043】
【発明の効果】 以上説明してきたように本発明は、加
給ポンプの吐出側に設けられて加給ピストンの圧力導入
室に接続された加給吐出回路と、加給ポンプの吸入側に
設けられた加給吸入回路とを循環回路で接続するととも
に、この循環回路に常開の循環切換弁を設けて、加給ポ
ンプを常時作動させていても、負荷となることがなく、
装置の小型化を図ることができるようにしたブレーキ装
置において、加給回路とブレーキ回路とを結ぶ第2リリ
ーフ回路および第2バイパス回路に設けた第2リリーフ
弁およびバイパス逆止弁を、両者とも加給回路からブレ
ーキ回路に向かっては流れない構造としたために、両弁
の加工精度が低くても加給回路からブレーキ回路に向か
う漏れが生じないようにでき、加給性能の安定化を図る
ことができるものであり、したがって、メインポンプと
加給ポンプとを1つのモータにより駆動させるようにし
て装置の小型化を図ることができるとともに、運動安定
制御以外では加給ポンプが負荷とならないようにしてエ
ネルギ効率の向上を図ることができ、ホイルシリンダの
減圧ができなくなる不具合を防止することができ、加給
性能の安定化を図ることができるという優れた効果を有
するものである。
給ポンプの吐出側に設けられて加給ピストンの圧力導入
室に接続された加給吐出回路と、加給ポンプの吸入側に
設けられた加給吸入回路とを循環回路で接続するととも
に、この循環回路に常開の循環切換弁を設けて、加給ポ
ンプを常時作動させていても、負荷となることがなく、
装置の小型化を図ることができるようにしたブレーキ装
置において、加給回路とブレーキ回路とを結ぶ第2リリ
ーフ回路および第2バイパス回路に設けた第2リリーフ
弁およびバイパス逆止弁を、両者とも加給回路からブレ
ーキ回路に向かっては流れない構造としたために、両弁
の加工精度が低くても加給回路からブレーキ回路に向か
う漏れが生じないようにでき、加給性能の安定化を図る
ことができるものであり、したがって、メインポンプと
加給ポンプとを1つのモータにより駆動させるようにし
て装置の小型化を図ることができるとともに、運動安定
制御以外では加給ポンプが負荷とならないようにしてエ
ネルギ効率の向上を図ることができ、ホイルシリンダの
減圧ができなくなる不具合を防止することができ、加給
性能の安定化を図ることができるという優れた効果を有
するものである。
【0044】さらに、第1リリーフ弁の開弁圧である第
1所定圧を第2リリーフ弁の開弁圧である第2所定圧よ
りも高く設定したために、加給作動時にブレーキペダル
が踏まれるなどしてブレーキ回路逆止弁とABSユニッ
トの液圧制御弁との間の液圧が高圧になった場合、ま
ず、メインポンプの吸入側に戻され、それでも高圧であ
る場合にマスタシリンダ側に戻されるという作動にな
り、高圧のリリーフが効率よくなされるという効果が得
られる。
1所定圧を第2リリーフ弁の開弁圧である第2所定圧よ
りも高く設定したために、加給作動時にブレーキペダル
が踏まれるなどしてブレーキ回路逆止弁とABSユニッ
トの液圧制御弁との間の液圧が高圧になった場合、ま
ず、メインポンプの吸入側に戻され、それでも高圧であ
る場合にマスタシリンダ側に戻されるという作動にな
り、高圧のリリーフが効率よくなされるという効果が得
られる。
【図1】発明の実施の形態のブレーキ装置を示す全体図
である。
である。
【図2】発明の実施の形態のブレーキ装置の要部を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図3】従来技術の要部を示す油圧回路図である。
WC ホイルシリンダ MC マスタシリンダ(操作液圧発生手段) CU コントロールユニット(制御手段) 1 第1チャンネル回路(ブレーキ回路) 1d 分岐点 1e 分岐点 1f 前輪分岐回路 1g 逆止弁 1h 流入弁バイパス回路 1r 後輪分岐回路 2 第2チャンネル回路(ブレーキ回路) 4 メインポンプ 4a メイン吐出回路 4b 吐出弁 4c カム 4d ダンパ 4f メイン吸入回路 4h 吸入弁 4j 分岐点 4p プランジャ 5 流入弁(液圧制御弁) 6 流出弁(液圧制御弁) 7 リザーバ 8 加給ポンプ 8a 加給吐出回路 8b 加給吸入回路 8c カム 8d 吐出弁 8e 吸入弁 8p プランジャ 10 排出回路 21 ブレーキ回路逆止弁 31 バイパス回路 32 加給回路 35 第2リリーフ回路 37 循環回路 38 第3リリーフ回路 41 アウト側ゲート弁 42 第1リリーフ回路 43 第1リリーフ弁 44 イン側ゲート弁 45 バイパス回路 46 第2リリーフ弁 47 バイパス逆止弁 48 循環切換弁 49 第3リリーフ弁 51 加給ピストン 51a 加給室 51b 圧力導入室 52 シリンダ 53 ピストン本体 54 リターンスプリング
Claims (1)
- 【請求項1】 運転者のブレーキ操作に応じて液圧を発
生させる操作液圧発生手段と車輪において制動力を発生
させるホイルシリンダとを結ぶブレーキ回路の途中に、
ホイルシリンダ圧力を減圧・保持・増圧可能な液圧制御
弁と、この液圧制御弁に接続された排出回路に設けられ
たリザーバと、このリザーバにメイン吸入回路が接続さ
れている一方、メイン吐出回路が前記ブレーキ回路の液
圧制御弁よりも操作液圧発生手段側に接続されたメイン
ポンプと、を備えたABSユニットが設けられ、 シリンダ内にピストン本体が摺動自在に収容されてシリ
ンダ内が加給室と圧力導入室とに画成された加給ピスト
ンの、前記圧力導入室は前記加給ポンプの加給吐出回路
が接続されている一方、前記加給室はメインポンプのメ
イン吸入回路に接続されて、加給ポンプがブレーキ液を
液源から加給吸入回路を介して吸入し加給吐出回路を介
して圧力導入室に吐出するとピストン本体が摺動して加
給室内のブレーキ液がメインポンプの吸入側に供給され
るように構成され、 前記ABSユニットの作動ならびに加給ポンプの駆動を
制御する制御手段が、制動時に車輪ロックを防止すべく
前記ABSユニットの作動を制御するABS制御を実行
し、かつ、走行中に走行安定を図るべく前記加給ポンプ
を加給駆動させるとともにABSユニットを作動させて
任意の車輪で制動力を発生させる運動安定制御を実行す
るブレーキ装置において、 前記メインポンプと加給ポンプとが1つのモータで駆動
されるよう構成され、 前記加給吸入回路と前記加給吐出回路とを連通させる循
環回路が設けられているとともに、この循環回路の途中
に、作動時に閉弁する常開の循環切換弁が設けられ、 前記加給回路の途中に、作動時に開弁する常閉のイン側
ゲート弁が設けられ、 前記ブレーキ回路のメイン吐出回路の接続部位と操作液
圧発生手段との間に、前記操作液圧発生手段側からホイ
ルシリンダ側へのブレーキ液の流通は許し、その逆流は
規制するブレーキ回路逆止弁が設けられ、 このブレーキ回路逆止弁を迂回してブレーキ回路を連通
させる第1バイパス回路には作動時に閉弁する常開のア
ウト側ゲート弁が設けられ、 前記ブレーキ回路逆止弁を迂回してブレーキ回路を連通
させる第1リリーフ回路に、ホイルシリンダ側のブレー
キ液圧が第1所定圧を越えると開弁してこのブレーキ液
圧をマスタシリンダ側に戻す第1リリーフ弁が設けら
れ、 前記ブレーキ回路のブレーキ回路逆止弁よりもホイルシ
リンダ側と前記加給回路のイン側ゲート弁よりも加給室
側とを結ぶ第2リリーフ回路に、ブレーキ回路側のブレ
ーキ液圧が第2所定圧を越えると開弁してブレーキ回路
のブレーキ液圧を加給回路に逃がす第2リリーフ弁が設
けられ、 前記加給回路のイン側ゲート弁よりも加給ピストン側
と、ブレーキ回路のブレーキ回路逆止弁よりも操作液圧
発生手段側とを結ぶ第2バイパス回路に、ブレーキ回路
側から加給回路側への流れを許し、その逆流は規制する
バイパス逆止弁が設けられ、 前記第2所定圧よりも第1所定圧の方が高く設定されて
いることを特徴とするブレーキ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12656197A JPH10315948A (ja) | 1997-05-16 | 1997-05-16 | ブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12656197A JPH10315948A (ja) | 1997-05-16 | 1997-05-16 | ブレーキ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10315948A true JPH10315948A (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=14938224
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12656197A Abandoned JPH10315948A (ja) | 1997-05-16 | 1997-05-16 | ブレーキ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10315948A (ja) |
-
1997
- 1997-05-16 JP JP12656197A patent/JPH10315948A/ja not_active Abandoned
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20040527 |