JPH10316367A - 建設機械のピン結合装置 - Google Patents

建設機械のピン結合装置

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JPH10316367A
JPH10316367A JP12697397A JP12697397A JPH10316367A JP H10316367 A JPH10316367 A JP H10316367A JP 12697397 A JP12697397 A JP 12697397A JP 12697397 A JP12697397 A JP 12697397A JP H10316367 A JPH10316367 A JP H10316367A
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pin
hole
diameter
boom
circular hole
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Akihiro Nagura
章弘 名倉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピンとピン孔との局部的接触による応力集中
をなくしてピンの破損を防止するとともに、ピンを貫通
する際にピン孔との位置合わせを行うための上下調整機
構を廃止する。 【解決手段】 建設機械のアウターブーム5とインナー
ブーム6aとをピン結合するに当たり、インナーブーム
6aの側面部にピン孔13を開穿する。ピン孔13は、
大径の円孔14と小径の円孔15を重ね合わせた長孔に
形成し、この小径の円孔15の直径をピン7の外径に一
致させておく。アウターブーム5の側面部からピン7を
大径の円孔14に向けて突出させれば、大径の円孔14
の直径はピン7の外径よりも十分大きいため、容易にピ
ン7をピン孔13へ貫通できる。続いて、インナーブー
ム6aを僅かに収縮してピン孔13を移動させ、小径の
円孔15の中心とピン7の直径の中心を一致させれば、
ピン7の外側面が略半周に亘って小径の円孔15へ均一
に当接し、応力集中の発生がなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建設機械のピン結合
装置に関するものであり、特に、アウターブームとイン
ナーブームとを固定するピン結合装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】図6は
建設機械の一例として一般的な走行クレーン1を示し、
台車2にクレーン部3が載置されている。クレーン部3
に装着されているブーム4は、アウターブーム5とイン
ナーブーム6a,6b,6c…とからなり、アウターブ
ーム5からインナーブーム6a,6b,6c…を繰り出
し若しくは繰り入れて、ブーム4の全長を伸縮するよう
に形成されている。ここで、ブーム4を伸長した状態で
は、吊り荷重による伸縮シリンダの破損を防止するため
に、アウターブーム5とインナーブーム6aとをピン結
合する場合がある。
【0003】図7に示すように、アウターブーム5の側
面部からインナーブーム6aに向けてピン7を出没自在
に設け、アウターブーム5からインナーブーム6aを繰
り出してブーム4が伸長状態のときに、インナーブーム
6aの側面部には、突出されたピン7の先端が結合すべ
き位置にピン孔8が開穿されている。一般的に、ピン7
の貫通を容易にするため、ピン孔8の直径はピン7の外
径より大きく開穿してガタが設けられている。
【0004】図8に示すように、前記ピン7及びピン孔
8が円形の場合は、ピン7の外径よりピン孔8をあまり
大きくすると、ピン7とピン孔8が局部的に接触するこ
とになり、α点で応力集中が発生してピン7が破損する
虞がある。この応力集中を避けるために、ピン孔8の直
径をできる限り小さくしてピン7とのガタをなくすと、
ピン7を貫通する際にピン孔8との位置合わせを行うた
めに、アウターブーム5とインナーブーム6aを上下に
微動させる調整機構が必要となる。
【0005】一方、図9に示すように、ピン9及びピン
孔10が矩形の場合についても同様に、ピン9とピン孔
10とのガタが大きいと、ピン孔10の隅部10aに局
部集中が起きる。また、図10に示すように、ブーム4
の撓みによってアウターブーム5に対してインナーブー
ム6aが傾斜したときは、ピン孔10に対してピン9が
片当たりとなり、β点で応力集中が発生する。
【0006】そこで、ピンとピン孔との局部的接触によ
る応力集中をなくしてピン及びブームの破損を防止する
とともに、ピンを貫通する際にピン孔との位置合わせを
行うための上下調整機構を廃止するために解決すべき技
術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解
決することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたものであり、アウターブームとイ
ンナーブームとからなる伸縮式のブームを備え、前記ア
ウターブームからインナーブームへピンを出没可能に貫
通させて、前記アウターブームとインナーブームとをピ
ン結合するように構成した建設機械に於いて、インナー
ブームに開穿されたピン孔は、大径の円孔と小径の円孔
を重ね合わせた長孔に形成され、該小径の円孔の直径を
前記ピンの外径に一致させた建設機械のピン結合装置を
提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って詳述する。建設機械の一例として一般的な走行
クレーンについて説明する。図6に示した走行クレーン
1の構成及び図7に示したピン結合装置の構成は、従来
技術の項で既に説明してあるので重複説明を省略する
が、本発明のピン結合装置は、図7に於けるピン孔8の
形状を、後述するピン孔13の形状にしてある。
【0009】図1に示すように、アウターブーム5から
インナーブーム6aを繰り出してブーム4が伸長状態の
ときに、アウターブーム5の側面部からインナーブーム
6aに向けて突出されたピン7の先端が、インナーブー
ム6aの側面部に結合すべき位置にピン孔13を開穿
し、該ピン7をこのピン孔13に貫通して、アウターブ
ーム5とインナーブーム6aとをピン結合する。
【0010】図2に示すように、該ピン孔13は大径の
円孔(直径D1 )14と小径の円孔(直径D2 )15を
重ね合わせた長孔に形成され、大径の円孔14の中心1
4aと小径の円孔15の中心15aは距離Cだけ離間し
ている。更に、前記二つの円孔14,15を接線16で
結んだ状態にし、大略卵形にピン孔13が開穿されてい
る。また、図3に示すように、ピン7の直径D2 は前記
小径の円孔15の直径D2 に等しく、且つ大径の円孔1
4の直径D1 より小さく形成されているため、大径の円
孔14に対してはガタが設けられている。
【0011】而して、ブーム4を伸長した状態で、アウ
ターブーム5とインナーブーム6aとをピン結合する場
合は、先ず、図1及び図3に示したように、インナーブ
ーム6aを伸ばした状態で、大径の円孔14の中心14
aとピン7の中心7aが一致する位置付近で、ピン孔1
3に向けてピン7を突出させる。このとき、大径の円孔
14の直径D1 はピン7の直径D2 よりも十分大きいた
め、従来のように、アウターブーム5とインナーブーム
6aを上下に調整することなく、容易にピン7をピン孔
13へ貫通できる。
【0012】ピン孔13の大径の円孔14部位へピン7
を貫通した後に、インナーブーム6aを僅かに収縮すれ
ば、ピン7に対してピン孔13が移動し、図4及び図5
に示すように、小径の円孔15の中心15aとピン7の
中心7aが一致する。前述したように、小径の円孔15
の直径D2 とピン7の直径D2 が等しいので、ピン7の
外側面が略半周に亘って小径の円孔15へ均一に当接
し、従来のように、ピン7の片当たりがなく、応力集中
の発生を防止できる。
【0013】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない
限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該
改変されたものに及ぶことは当然である。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では大径の
円孔と小径の円孔を重ね合わせた長孔をピン孔としてい
るので、アウターブームとインナーブームとをピン結合
する場合は、ピン孔の大径の円孔部位へピンを突出する
ことにより、極めて容易にピンを貫通することができ、
アウターブームとインナーブームの上下調整機構を廃止
できる。
【0015】そして、インナーブームを僅かに収縮する
ことにより、ピン孔の小径の円孔部位とピンが一致し、
ピンとピン孔との局部的接触による応力集中がなくなっ
てピン及びブームの破損を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示し、ブームが伸長状態
に於けるピンとピン孔の部分断面図。
【図2】本発明の実施の形態を示し、ピン孔の拡大図。
【図3】本発明の実施の形態を示し、図1に於けるピン
とピン孔の拡大図。
【図4】本発明の実施の形態を示し、図1の状態からイ
ンナーブームを僅かに収縮した状態に於けるピンとピン
孔の部分断面図。
【図5】本発明の実施の形態を示し、図4に於けるピン
とピン孔の拡大図。
【図6】建設機械の一例としての一般的な走行クレーン
を示す図。
【図7】図6のX−X線断面図。
【図8】従来例を示し、ピン及びピン孔が円形の場合の
部分断面図。
【図9】従来例を示し、ピン及びピン孔が矩形の場合の
部分断面図。
【図10】従来例を示し、図9の状態からブームが撓ん
だ状態に於けるピン及びピン孔の部分断面図。
【符号の説明】
4 ブーム 5 アウターブーム 6a,6b,6c インナーブーム 7 ピン 13 ピン孔 14 大径の円孔 15 小径の円孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アウターブームとインナーブームとから
    なる伸縮式のブームを備え、前記アウターブームからイ
    ンナーブームへピンを出没可能に貫通させて、前記アウ
    ターブームとインナーブームとをピン結合するように構
    成した建設機械に於いて、インナーブームに開穿された
    ピン孔は、大径の円孔と小径の円孔を重ね合わせた長孔
    に形成され、該小径の円孔の直径を前記ピンの外径に一
    致させたことを特徴とする建設機械のピン結合装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008044776A (ja) * 2006-08-21 2008-02-28 Kobelco Cranes Co Ltd クレーン用ジブの組立方法及びクレーン用ジブ
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