JPH10318280A - 動力伝達機構 - Google Patents

動力伝達機構

Info

Publication number
JPH10318280A
JPH10318280A JP9127320A JP12732097A JPH10318280A JP H10318280 A JPH10318280 A JP H10318280A JP 9127320 A JP9127320 A JP 9127320A JP 12732097 A JP12732097 A JP 12732097A JP H10318280 A JPH10318280 A JP H10318280A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power transmission
coil spring
torsion coil
transmission mechanism
cylindrical portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9127320A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Okada
昌彦 岡田
Takashi Ban
孝志 伴
Nobuaki Hoshino
伸明 星野
Koji Yusa
幸治 遊佐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
NHK Spring Co Ltd
Original Assignee
NHK Spring Co Ltd
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NHK Spring Co Ltd, Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical NHK Spring Co Ltd
Priority to JP9127320A priority Critical patent/JPH10318280A/ja
Priority to DE19821990A priority patent/DE19821990A1/de
Priority to FR9806183A priority patent/FR2763370B1/fr
Priority to US09/079,922 priority patent/US6074301A/en
Priority to KR1019980017464A priority patent/KR100326199B1/ko
Publication of JPH10318280A publication Critical patent/JPH10318280A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/02Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive adapted to specific functions
    • F16D3/12Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive adapted to specific functions specially adapted for accumulation of energy to absorb shocks or vibration
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B35/00Piston pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by the driving means to their working members, or by combination with, or adaptation to, specific driving engines or motors, not otherwise provided for
    • F04B35/01Piston pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by the driving means to their working members, or by combination with, or adaptation to, specific driving engines or motors, not otherwise provided for the means being mechanical
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D7/00Slip couplings, e.g. slipping on overload, for absorbing shock
    • F16D7/02Slip couplings, e.g. slipping on overload, for absorbing shock of the friction type
    • F16D7/022Slip couplings, e.g. slipping on overload, for absorbing shock of the friction type with a helical band or equivalent member co-operating with a cylindrical torque limiting coupling surface

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で製造コストの高騰を招くことな
く、動力伝達に伴って一側の回転体に曲げ力が作用する
のを抑制可能な動力伝達機構を提供する。 【解決手段】 一方の回転体65には、連結部材70を
一体回転可能に止着する。他方の回転体26には、ねじ
りコイルバネ79をブッシュ76を介して常には密着す
るように巻回する。ねじりコイルバネ79の中空部80
の一端側には、拡径円筒82を挿入し、その溝83内に
圧入ピン84を圧入して、拡径円筒82を拡径させる。
これにより、ねじりコイルバネ79の一端側を拡径させ
て、連結部材70とねじりコイルバネ79とを締め代を
もって結合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、回転運動する動
力源側の第1回転体と被動機器側の第2回転体とを、常
には動力伝達可能に連結し、被動機器側における負荷ト
ルクが過大になったときには動力伝達を遮断する動力伝
達機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の動力伝達機構としては、例えば
特開平8−121336号公報に記載の構成が知られて
いる。この従来構成においては、図7に示すように、プ
ーリ101が被動機器のハウジング102にアンギュラ
ベアリング103を介して支持されている。このプーリ
101は、ベルト104を介して動力源に連結されてい
る。プーリ101の連結筒105と駆動力伝達体106
との間には、環状の緩衝ゴム107が接着固定されてい
る。駆動力伝達体106の中心孔106aには前記被動
機器側の回転軸108が挿通され、その端部にはナット
108aが螺着されている。その回転軸108の端部の
近傍には、ねじりコイルバネ109が自らのねじりバネ
力により締め付け結合されている。このねじりコイルバ
ネ109の一端は回転軸108の接線方向に延出されて
おり、この延出端部110が前記駆動力伝達体106の
被動機器側面に形成された掛止凹部111に掛止されて
いる。
【0003】そして、常には、動力源の回転が、ベルト
104、プーリ101、連結筒105、緩衝ゴム10
7、駆動力伝達体106及びねじりコイルバネ109を
介して、被動機器側の回転軸108に伝達されるように
なっている。一方、被動機器側における負荷トルクが過
大になったときには、ねじりコイルバネ109が負荷ト
ルクにより、その巻きが緩む方向にねじり変形する。こ
のねじり変形に伴ってねじりコイルバネ109はその内
周が拡径し、ねじりコイルバネ109の回転軸108に
対する締め付け結合が解除される。そして、ねじりコイ
ルバネ109と回転軸108との間で滑りが生じて、動
力源から被動機器への動力伝達が遮断される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記の従来
構成では、駆動力伝達体106の回転が、回転軸108
に対して腕状に延びた延出端部110を介してねじりコ
イルバネ109に伝達され、さらに回転軸108に伝達
される。このため、プーリ101から回転軸108に動
力伝達される際に、延出端部110がその延長方向への
引っ張られ、回転軸108の一端部に曲げ力が作用す
る。この曲げ力により、回転軸108のラジアル方向荷
重が作用する軸受部や、軸封部に偏荷重を生じて、それ
らの部分が偏摩耗するおそれがあった。そして、回転軸
108の不安定な回転が誘起されたり、動力源または被
動機器の気密性が低下したりするおそれがあるという問
題があった。
【0005】また、前記延出端部110に回転力が作用
した状態で、回転軸108に曲げ力をさせないために
は、例えば延出端部110と掛止凹部111との掛止構
成を厳密に加工して、延出端部110の回転軸108の
接線方向への移動を規制する必要がある。しかし、前記
掛止構成を厳密に加工することは、製造コストの高騰を
招くという問題があった。
【0006】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
しては、簡単な構成で製造コストの高騰を招くことな
く、動力伝達に伴って一側の回転体に曲げ力が作用する
のを抑制可能な動力伝達機構を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明では、動力源側の第1回転体
と被動機器側の第2回転体とを、動力伝達に際して発生
する負荷トルクによってねじり変形するねじりコイルバ
ネを介して、動力伝達可能に連結する動力伝達機構にお
いて、一方の回転体には連結部材を一体回転可能に止着
し、他方の回転体には、前記ねじりコイルバネを、常に
はその他方の回転体に密着するとともに、前記負荷トル
クが所定値を越えて作用したときには巻きが緩んで内周
が拡径するように巻回し、前記連結部材とねじりコイル
バネとを所定の締め代をもって結合したものである。
【0008】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の動力伝達機構において、前記連結部材にはその軸線
を中心とする嵌合円筒部を設け、その嵌合円筒部内にね
じりコイルバネを挿入し、そのねじりコイルバネの中空
部の一端側にはそのねじりコイルバネを拡径させて、ね
じりコイルバネの外周を前記嵌合円筒部の内周に圧接さ
せるためのバネ拡径手段を配設したものである。
【0009】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の動力伝達機構において、前記バネ拡径手段が、両端
間を接続する溝を有する拡径円筒と、その拡径円筒を拡
径するための円筒拡径手段とによりなるものである。
【0010】請求項4に記載の発明では、請求項3に記
載の動力伝達機構において、前記円筒拡径手段が、前記
溝に圧入された圧入ピンによりなるものである。請求項
5に記載の発明では、請求項1に記載の動力伝達機構に
おいて、前記連結部材にはその軸線を中心とする嵌合円
筒部を設け、その嵌合円筒部内にねじりコイルバネを圧
入して、嵌合円筒部の内周とねじりコイルバネの外周と
を嵌合させたものである。
【0011】請求項6に記載の発明では、請求項5に記
載の動力伝達機構において、前記嵌合円筒部にそのほぼ
軸線方向に延びるスリットを設けたものである。請求項
7に記載の発明では、請求項1〜6のいずれかに記載の
動力伝達機構において、前記連結部材の嵌合円筒部の一
端には、前記ねじりコイルバネの一端に係合して、同ね
じりコイルバネを回転体の回転方向に回り止めする回り
止め部を形成したものである。
【0012】請求項8に記載の発明では、請求項7に記
載の動力伝達機構において、前記回り止め部が前記ねじ
りコイルバネの連結部材側への移動を規制する規制手段
を兼ねるものである。
【0013】請求項9に記載の発明では、請求項1〜8
のいずれかに記載の動力伝達機構において、前記連結部
材をプレス成形により形成したものである。従って、請
求項1に記載の動力伝達機構では、第1回転体から第2
回転体への動力伝達経路において、一方の回転体には連
結部材が一体回転可能に止着され、他方の回転体にはね
じりコイルバネが常には密着されている。そして、これ
ら連結部材とねじりコイルバネとが、所定の締め代をも
って結合されている。このため、前記従来構成のねじり
コイルバネの延出端部のように、動力伝達経路において
前記他方の回転体に対して腕状の構成部分を介すること
なく、第1回転体から第2回転体への動力伝達がなされ
る。これにより、他方の回転体に曲げ力が作用するのが
抑制される。
【0014】請求項2記載の動力伝達機構においては、
ねじりコイルバネの中空部の一端側に配設されたバネ拡
径手段により、ねじりコイルバネの外周が拡径されて連
結部材の嵌合円筒部の内周面に圧接される。これによ
り、ねじりコイルバネが連結部材に所定の締め代をもっ
て結合される。
【0015】請求項3記載の動力伝達機構においては、
両端間を接続する溝を有する拡径円筒が円筒拡径手段に
より拡径されると、その拡径円筒がねじりコイルバネの
内周面に当接するとともに、ねじりコイルバネに拡径力
が伝達される。これにより、ねじりコイルバネの外周が
拡径されて、その外周が嵌合円筒部の内周面に圧接され
る。
【0016】請求項4記載の動力伝達機構においては、
圧入ピンを拡径円筒の溝に圧入するのみで、容易に拡径
円筒を拡径させることができる。また、圧入ピンの径を
適宜選択することにより、公差集中を容易に緩和するこ
とができる。
【0017】請求項5記載の動力伝達機構においては、
ねじりコイルバネを連結部材の嵌合円筒部内に圧入する
という簡単な構成で、連結部材とねじりコイルバネとが
所定の締め代をもって結合される。
【0018】請求項6記載の動力伝達機構においては、
嵌合円筒部がスリットにより分割され、その嵌合円筒部
の弾性が向上される。このため、嵌合円筒部に対するね
じりコイルバネの圧入を容易に行うことができて、ねじ
りコイルバネの組み付け時の作業性が向上される。
【0019】請求項7に記載の動力伝達機構において
は、連結部材とねじりコイルバネとの間の動力伝達が、
回り止め部を介して一層確実に行われる。請求項8に記
載の動力伝達機構においては、動力伝達に際して発生す
る負荷トルクが所定値を越えて大きくなり、ねじりコイ
ルバネの巻きが緩んでその内周が拡径されると、ねじり
コイルバネと前記他方の回転体との間に滑りを生じる。
ここで、前記回り止め部がねじりコイルバネの連結部材
側への移動を規制しているため、例えば一対の回転体が
同心円上に配置されている場合において、ねじりコイル
バネが不用意に脱落することが抑制される。
【0020】請求項9に記載の動力伝達機構において
は、連結部材の加工を容易に行うことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)以下に、この発明をクラッチレス可
変容量圧縮機の動力伝達機構に具体化した第1の実施形
態について図1〜図4に基づいて説明する。
【0022】図1に示すように、被動機器としてのクラ
ッチレス可変容量圧縮機(以下、単に「圧縮機」とす
る)21は、シリンダブロック22と、その前端面に接
合されたフロントハウジング23と、その後端面にバル
ブプレート24を介して接合されたリヤハウジング25
とにより構成されている。
【0023】第2回転体としての回転軸26は、前記シ
リンダブロック22及びフロントハウジング23の中央
に、一対のラジアルベアリング27を介して回転可能に
支持されている。その回転軸26の前端外周とフロント
ハウジング23との間には、リップシール28が介装さ
れている。
【0024】複数のシリンダボア29は、前記回転軸2
6と平行に延びるように、シリンダブロック22に所定
間隔おきで貫通形成され、それらの内部には片頭型のピ
ストン30が往復動可能に嵌挿支持されている。クラン
ク室31はシリンダブロック22とフロントハウジング
23との間に区画形成されている。
【0025】回転支持体32はクランク室31内におい
て回転軸26に一体回転可能に止着され、スラストベア
リング33を介してフロントハウジング23の内面に接
合されている。支持アーム34は回転支持体32の後面
にシリンダブロック22側に向かって突設され、その先
端には一対のガイド孔35が形成されている。
【0026】ほぼ円板状の斜板36は、前記回転軸26
に傾動可能に嵌挿されている。その斜板36の前面には
一対の球状連結体37が突設されている。そして、この
球状連結体37が支持アーム34のガイド孔35に回動
及び摺動自在に係入することによって、斜板36が回転
支持体32に対して傾角の変更可能にヒンジ連結されて
いる。
【0027】斜板36の外周部には、一対の半球状のシ
ュー38を介して各ピストン30が連結されている。そ
して、回転軸26が回転されたとき、回転支持体32を
介して斜板36が回転され、各ピストン30がシリンダ
ボア29内において往復動される。
【0028】収容室39は前記回転軸26と同一軸線上
に位置するように、シリンダブロック22の中心に貫通
形成されている。吸入通路40は回転軸26と同一軸線
上に延びるように、リヤハウジング25及びバルブプレ
ート24の中心に形成されている。その吸入通路40の
前端は収容室39が連通されるとともに、後端には外部
冷媒回路41が接続されている。そして、この外部冷媒
回路41には、凝縮器42、膨張弁43及び蒸発器44
が接続されている。
【0029】吸入室45は前記リヤハウジング25内の
中央部に環状に区画形成され、連通口46を介して収容
室39に連通されている。吐出室47はリヤハウジング
25内の外周部に環状に区画形成され、吐出通路48を
介して外部冷媒回路41に接続されている。
【0030】吸入弁機構49及び吐出弁機構50は、各
シリンダボア29に対応するように前記バルブプレート
24に形成されている。前記ピストン30の上死点位置
から下死点位置への復動動作により、吸入弁機構49を
介して吸入室45から各シリンダボア29内に冷媒ガス
が吸入される。そして、シリンダボア29内に吸入され
た冷媒ガスは、ピストン30の下死点位置から上死点位
置への往動動作により、所定の圧力に達するまで圧縮さ
れた後、吐出弁機構50を介して吐出室47に吐出され
る。
【0031】円筒状の遮断体51は、前記回転軸26と
同一軸線上に位置するように、シリンダブロック22の
収容室39内に移動可能に収容されている。吸入通路開
放バネ52は、遮断体51と収容室39の後端縁との間
に介装され、この吸入通路開放バネ52により遮断体5
1が斜板36側に向かって付勢されている。そして、こ
の遮断体51内には、前記ラジアルベアリング27を介
して回転軸26の後端が摺動可能に嵌挿支持されてい
る。スラストベアリング53は、前記遮断体51と斜板
36との間において、回転軸26に摺動可能に嵌挿され
ている。
【0032】また、前記斜板36が最小傾角状態に傾動
されたときには、遮断体51が吸入通路開放バネ52の
付勢力に抗して後方の閉位置に移動される。そして、そ
の遮断体51が、吸入通路40の前端開口縁に接合され
る。それにより、吸入通路40が閉じられて、外部冷媒
回路41から吸入室45内への冷媒ガスの導入が停止さ
れる。なお、この斜板36の最小傾角は0度よりも僅か
に大きくなるように設定されるとともに、その最小傾角
は遮断体51が閉位置に配置されることによって規制さ
れる。
【0033】これにより、この圧縮機21は、冷房負荷
の存在しない状態においても、最小傾角状態での運転が
継続可能となっている。つまり、この圧縮機21は、回
転軸26と動力源とをクラッチを介することなく常時連
結可能な、いわゆるクラッチレスタイプとなっている。
【0034】一方、斜板36が最大傾角状態に傾動され
たときには、遮断体51が吸入通路開放バネ52の付勢
力により前方の開位置に移動される。そして、その遮断
体51が吸入通路40の前端開口縁から離間される。そ
れにより、吸入通路40が開かれて、外部冷媒回路41
から吸入通路40、収容室39、連通口46を介して吸
入室45内に冷媒ガスが導入され、斜板36の回転に伴
って最大吐出容量の圧縮運転が行われる。なお、この斜
板36の最大傾角は、斜板36の前面に形成された規制
突部54と回転支持体32との当接によって規制され
る。
【0035】傾角減少バネ55は回転支持体32と斜板
36との間に介装され、この傾角減少バネ55により斜
板36が最小傾角方向に付勢されている。放圧通路56
は、前記回転軸26の中心に形成され、その前端がクラ
ンク室31内に開口されるとともに、後端が遮断体51
の内部に開口されている。放圧通口57は、遮断体51
の後端外周に形成され、この放圧通口57を介して遮断
体51の内部が収容室39内に連通されている。そし
て、クランク室31の圧力が、これらの放圧通路56、
遮断体51の内部、放圧通口57、収容室39及び連通
口46を介して、吸入室45内へ放出されるようになっ
ている。
【0036】給気通路58は、前記リヤハウジング2
5、バルブプレート24及びシリンダブロック22に連
続して形成されている。この給気通路58により、吐出
室47とクランク室31とが接続されている。電磁開閉
弁59は、給気通路58の途中に位置するようにリヤハ
ウジング25に装着され、ソレノイド60の励磁または
消磁に伴って閉止または開放される。そして、この電磁
開閉弁59が開放されたときには、吐出室47の圧力が
給気通路58を介して、クランク室31内へ供給され
て、クランク室31内の調圧が行われるようになってい
る。
【0037】次に、この実施形態の動力伝達機構につい
て説明する。前記フロントハウジング23には、支持筒
部63が一体形成されており、この支持筒部63にはア
ンギュラベアリング64が回転軸26の軸線方向へスラ
イド可能に支持されている。アンギュラベアリング64
の外輪には、第1回転体としてのプーリ65が止着され
ている。プーリ65は、回転軸26と同心円上に配置さ
れ、ベルト66を介して動力源としての車両エンジン6
7に連結されている。
【0038】図2〜図4に示すように、プーリ65の側
面には、略円環状をなす支持板68が複数箇所でねじ止
め固定されている。支持板68の前面内周側には、環状
の緩衝ゴム69が接着固定されている。連結板70は、
その軸線を中心とする略円筒状の嵌合円筒部71と、そ
の嵌合円筒部71の外周面に径方向に向かって膨出した
円板状のフランジ部72とからなっている。そのフラン
ジ部72の後面外周側には、緩衝ゴム69がその前面に
おいて接着固定されている。前記嵌合円筒部71の前端
には、その径方向軸線側に向かって回り止め部としての
係合突片73が折り曲げ形成されている。この係合突片
73は、後述するリミットバネ79の連結板70側への
移動を規制する規制手段を兼ねている。これら支持板6
8、緩衝ゴム69及び連結板70は、前記プーリ65と
一体回転可能に止着されており、連結部材を構成してい
る。
【0039】回転軸26の前端部には段部74が形成さ
れており、この段部74はスプライン軸75となってい
る。この回転軸26の段部74には、円筒状をなすブッ
シュ76が挿嵌されている。このブッシュ76の内周面
には、前記スプライン軸75と対をなすスプライン溝7
7が形成されている。ブッシュ76の外周面には、例え
ばガラス繊維、炭素繊維、タルク、クレー等の無機物等
が充填されたポリフェニレンサルファイド(PPS)、
ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリアミ
ド、ポリイミド、エポキシ樹脂等の合成樹脂材料により
なる樹脂層78が形成されている。そして、これら回転
軸26及びブッシュ76は、第2回転体を構成してい
る。
【0040】リミットバネ79は、例えばバネ鋼製の素
線よりなるねじりコイルバネとなっている。このリミッ
トバネ79の内径は、負荷トルク等の外力が作用してい
ない状態(無荷重状態)において前記ブッシュ76の外
径よりも小さくなるように設定されている。そして、こ
のリミットバネ79には、その巻きが緩む方向に一旦ね
じり荷重を付与して内周を拡径させた状態で、中空部8
0の後方側部分に前記ブッシュ76が挿入される。その
後、前記ねじり荷重の付与を解除して内周を縮径させる
ことで、リミットバネ79がブッシュ76の外周面上に
密着された状態で巻回されるようになっている。これに
より、リミットバネ79は、その後方側部分において自
らのねじり弾性によりブッシュ76に対して所定の初期
締め付け力を持つように巻回されている。また、このリ
ミットバネ79の後方側部分は、前記フロントハウジン
グ23の支持筒部63内にほぼ収容されている。
【0041】一方、リミットバネ79の前端側部分は、
前記連結板70の嵌合円筒部71内に挿入されている。
そして、リミットバネ79の一端をなす前側端81は、
前記連結板70の嵌合円筒部71前端の係止突片73に
係合している。これにより、リミットバネ79が、連結
板70に対してプーリ65の回転方向に回り止めされる
とともに、連結板70方向への移動が規制されている。
【0042】リミットバネ79の中空部80の前端側に
は、バネ拡径手段としての拡径円筒82が挿入されてい
る。この拡径円筒82は、リミットバネ79の内径に対
して若干小さい外径を有している。また、この拡径円筒
82は、断面C字状をなしており、その両端間を接続す
るように溝83を有している。この溝83には、円筒拡
径手段を構成する圧入ピン84が圧入されている。この
圧入ピン84の圧入により溝83が拡幅され、拡径円筒
82の外周が拡径されてリミットバネ79の内周面に圧
接されている。これにより、リミットバネ79の前端側
部分の外周が拡径されて前記連結板70の嵌合円筒部7
1の内周面に圧接されるようになっている。そして、連
結板70とリミットバネ79とが、所定の締め代をもっ
て結合されるようになっている。
【0043】ところで、前記リミットバネ79は、その
素線がプーリ65及び回転軸26の回転方向に一致する
方向に巻かれている。このため、リミットバネ79は、
圧縮機21の回転軸26及びブッシュ76を介して前記
回転方向とは逆方向の負荷トルクが作用すると、巻きが
緩む方向にねじり変形するようになっている。この緩み
方向へのねじり変形により、リミットバネ79はその内
周が拡径し、ブッシュ76に対する締め付け力が減少す
るようになっている。
【0044】そして、図1〜図3に示すように、通常の
運転状態においては、車両エンジン67からの動力は、
ベルト66、プーリ65、支持板68、緩衝ゴム69、
連結板70、リミットバネ79及びブッシュ76を介し
て圧縮機21の回転軸26に伝達されるようになってい
る。
【0045】次に、前記のように構成された圧縮機21
の動作について説明する。さて、図1に示す状態では、
ソレノイド60の励磁により電磁開閉弁59が閉止され
て、給気通路58が閉じられている。このため、吐出室
47内の高圧の圧縮冷媒ガスが給気通路58を介してク
ランク室31内に供給されず、クランク室31の冷媒ガ
スは、もっぱら放圧通路56、遮断体51の内部、放圧
通口57、収容室39及び連通口46を介して吸入室4
5内に流入する。従って、クランク室31内の圧力が吸
入室45内の低圧力、すなわち吸入圧力に近付いてい
き、斜板36が最大傾角状態に保持されて、最大吐出容
量の圧縮運転が行われる。
【0046】このような最大吐出容量で圧縮運転が行わ
れて冷房負荷が小さくなると、外部冷媒回路41におけ
る蒸発器44の温度が次第に低下する。そして、蒸発器
44の温度がフロストを発生し始める設定温度以下にな
ると、ソレノイド60が消磁されて、電磁開閉弁59が
開放される。これにより、吐出室47内の高圧の圧縮冷
媒ガスが給気通路58を介してクランク室31内に供給
され、クランク室31内の圧力が高くなって、斜板36
が最大傾角状態から最小傾角状態へ迅速に移行される。
【0047】このように斜板36の傾角が減少される
と、その傾動に伴いスラストベアリング53を介して遮
断体51に後方への移動力が付与される。これにより、
遮断体51が吸入通路開放バネ52の付勢力に抗して、
前方の開位置から後方の閉位置に向かって移動される。
そして、斜板36が最小傾角状態になると、遮断体51
が閉位置に配置されて、その後端面が吸入通路40の前
端開口縁に接合する。これにより、吸入通路40が閉じ
られて、外部冷媒回路41から吸入室45内への冷媒ガ
スの導入が阻止される。
【0048】この斜板36の最小傾角は0度よりも僅か
に大きくなるように設定されているため、斜板36の最
小傾角状態においても、シリンダボア29から吐出室4
7内に、圧縮冷媒ガスが吐出され続けて、最小吐出容量
での圧縮運転が行われる。そして、この吐出室47内に
吐出された圧縮冷媒ガスは、給気通路58を通ってクラ
ンク室31内に流入する。そして、クランク室31内の
冷媒ガスは、放圧通路56、遮断体51の内部、放圧通
口57、収容室39及び連通口46を介して吸入室45
内に流入して、再びシリンダボア29内に吸入される。
つまり、この斜板36の最小傾角状態では、圧縮機21
の内部において、冷媒ガスの循環通路が形成されてい
る。
【0049】さらに、前記のような斜板36の最小傾角
状態で圧縮運転が行われて冷房負荷が増大すると、外部
冷媒回路41における蒸発器44の温度が次第に上昇す
る。そして、蒸発器44の温度が設定温度を越えると、
ソレノイド60が励磁され、電磁開閉弁59が閉止され
る。これにより、吐出室47内の高圧の圧縮冷媒ガスが
給気通路58を介してクランク室31内に供給されなく
なり、クランク室31の圧力のみが放圧通路56、遮断
体51の内部、放圧通口57、収容室39及び連通口4
6を介して吸入室45内に放出される。従って、クラン
ク室31内の圧力が次第に減少され、斜板36が最小傾
角状態から最大傾角状態に移行される。
【0050】このように斜板36の傾角が増大される
と、その傾動に従って遮断体51が吸入通路開放バネ5
2の付勢力により、後方の閉位置から前方の開位置に向
かって移動される。そして、図1に示すように、遮断体
51の後端面が、吸入通路40の前端開口縁から離間す
る。これにより、吸入通路40が開かれて、外部冷媒回
路41から吸入室45内への冷媒ガスの導入が再開さ
れ、斜板36が最大傾角に配置された状態にて、最大吐
出容量の圧縮運転が行われる。
【0051】一方、車両エンジン67が停止された場合
には、圧縮機21の運転も停止されて、電磁開閉弁59
が開放されて、斜板36は前記と同様に最小傾角状態に
配置される。
【0052】次に、この実施形態の動力伝達機構の動作
について説明する。通常の運転状態においては、前記の
ように、車両エンジン67からの動力は、ベルト66、
プーリ65、支持板68、緩衝ゴム69、連結板70、
リミットバネ79及びブッシュ76を介して圧縮機21
の回転軸26に伝達される。
【0053】この動力伝達に際して、圧縮機21側の運
転状況に応じて、回転軸26にはプーリ65の回転方向
と逆向きの負荷トルクが発生する。この負荷トルクによ
って、リミットバネ79が緩む方向にねじり変形する。
【0054】ところで、この負荷トルクが発生しても、
リミットバネ79のねじり変形が所定の初期締め付け力
を越えない範囲である場合には、リミットバネ79とブ
ッシュ76との密着が保たれる。このため、プーリ65
から回転軸26への動力伝達が継続される。
【0055】ここで、プーリ65から回転軸26への動
力伝達経路において、連結板70がプーリ65に一体回
転可能に止着され、リミットバネ79が回転軸26に常
には密着されている。そして、これら連結板70とリミ
ットバネ79とが、所定の締め代をもって結合されてい
る。このため、前記従来構成のように、動力伝達経路に
おいて前記回転軸26に対して腕状の構成部分を介する
ことなく、プーリ65から回転軸26への動力伝達がな
される。これにより、動力伝達に際して、リミットバネ
79により回転軸26の端部が引っ張られることがな
く、回転軸26に曲げ力が作用するのが抑制される。
【0056】一方、圧縮機21側において何らかの原因
で過大な負荷トルクが発生すると、リミットバネ79の
締め付け力が減少し、リミットバネ79とブッシュ76
との摩擦がトルクに耐えられなくなりリミットバネ79
が開放する。ここで、リミットバネ79は、その前側端
81において、連結板70に対して回り止めされてい
る。このため、リミットバネ79とブッシュ76との間
で滑りが生じて、プーリ65から回転軸26への動力伝
達が遮断される。そして、リミットバネ79がブッシュ
76の外周面上を滑りながら回転すると、摩擦熱が発生
する。このため、ブッシュ76の外周面上の樹脂層78
が変形しやすくなって、ブッシュ76の外径が小さくな
る方向に変形される。やがて、ブッシュ76の外径が、
無負荷時のリミットバネ79の内径とほとんど変わらな
い状態となる。この状態では、リミットバネ79は動力
伝達が遮断された状態でブッシュ76に対してほとんど
抵抗なく空転される。
【0057】以上のように構成されたこの第1の実施形
態によれば、以下の効果が期待される。 ・ この第1の実施形態の動力伝達機構においては、プ
ーリ65から回転軸26への動力伝達経路において、プ
ーリ65側の連結板70と、常には回転軸26に密着す
るリミットバネ79とが、所定の締め代をもって結合さ
れている。このため、動力伝達に際して、リミットバネ
79により回転軸26の端部が引っ張られることがな
く、回転軸26に曲げ力が作用するのが抑制される。従
って、回転軸26のラジアル方向荷重が作用するラジア
ルベアリング27や、リップシール28に偏荷重が作用
することがなく、これらの部分が偏摩耗するおそれが低
減される。そして、回転軸26の不安定な回転が誘起さ
れたり、被動機器である圧縮機21のクランク室31の
気密性が低下するおそれが低減される。これにより、圧
縮機21の圧縮運転が不安定になったり、圧縮機21内
の冷媒ガスが外部に放出されたりするのが抑制される。
【0058】また、この実施形態のように、前記圧縮機
21は、クランク室31内の圧力の調節により、吐出容
量の変更を実現しているため、このクランク室31の気
密性の確保が特に重要となる。従って、この実施形態の
動力伝達機構は、前記のような可変容量圧縮機用の動力
伝達機構として好適である。
【0059】しかも、前記可変容量圧縮機21が、回転
軸26が動力源である車両エンジン67に常時作動連結
されたクラッチレスタイプとなっている。このクラッチ
レス可変容量圧縮機21では、冷房負荷が存在しない場
合にも回転軸26の回転が継続され、最小吐出容量での
運転がなされる。この最小吐出容量での運転を継続する
ためには、クランク室31の気密性の確保が必須であ
る。このため、この実施形態の動力伝達機構は、クラッ
チレス可変容量圧縮機の動力伝達機構として特に好適で
ある。
【0060】・ この第1の実施形態の動力伝達機構に
おいては、リミットバネ79の中空部80の前端側部分
に配設された拡径円筒82の拡径により、リミットバネ
79の外周が拡径されて連結板70の嵌合円筒部71の
内周面に圧接される。これにより、リミットバネ79が
連結板70の嵌合円筒部71に所定の締め代をもって結
合される。また、この拡径円筒82は、その拡径円筒8
2上の溝83への圧入ピン84の圧入により拡径されて
いる。このように簡単な構成で、リミットバネ79と連
結板70との結合を確保できる。また、連結板70、リ
ミットバネ79、拡径円筒82、溝83、圧入ピン84
の加工精度を、特に厳密に設定する必要がなく、各部材
の加工コストの高騰を抑制できる。しかも、各部材の公
差集中を、例えば圧入ピン84の径を適宜選択すること
により、容易に緩和することができる。
【0061】・ この第1の実施形態の動力伝達機構に
おいては、連結板70の嵌合円筒部71の前端面の係合
突片73と、リミットバネ79の前側端81とが係合す
るようになっている。この係合関係により、前記の連結
板70とリミットバネ79との結合関係に加えて、プー
リ65から回転軸26への動力伝達が一層確実に行うこ
とができる。
【0062】・ この第1の実施形態の動力伝達機構に
おいては、動力伝達に際して発生する負荷トルクが所定
値を越えて大きくなり、リミットバネ79の巻きが緩ん
で回転軸26上のブッシュ76との間に滑りが生じる。
ここで、連結板70の係合突片73が、リミットバネ7
9の連結板70側、つまり前方側への移動を規制してい
る。従って、この実施形態のように、プーリ65と回転
軸26とが同心円上に配置されている場合において、リ
ミットバネ79が動力伝達機構内からの不用意に脱落す
ることを抑制できる。
【0063】(第2の実施形態)この第2の実施形態の
動力伝達機構では、連結板70とリミットバネ79との
結合構成が、前記第1の実施形態と異なっている。
【0064】すなわち、図5及び図6に示すように、連
結板70の嵌合円筒部71内にリミットバネ79が圧入
されて、嵌合円筒部71の内周とリミットバネ79の外
周とが嵌合されている。これにより、連結板70とリミ
ットバネ79とが、所定の締め代をもって結合されてい
る。また、この連結板70は、1枚の板金をプレス加工
することで形成されている。さらに、連結板70の嵌合
円筒部71には、そのほぼ軸線方向に延びる複数のスリ
ット87が設けられている。このスリット87により、
嵌合円筒部71が複数に分割されている。
【0065】以上のように構成されたこの第2の実施形
態によれば、前記第1の実施形態の動力伝達機構とほぼ
同様の効果に加えて、以下の効果が期待される。 ・ この第2の実施形態の動力伝達機構においては、拡
径円筒82が省略されており、部品点数を削減できて、
構成の一層の簡素化を図ることができる。また、拡径円
筒82によるリミットバネ79の拡径を行わなくてもよ
い分だけ、リミットバネ79の軸線方向の長さを短縮で
きる。このため、動力伝達機構の軽量化を図ることがで
きる。
【0066】・ この第2の実施形態の動力伝達機構に
おいては、連結板70の嵌合円筒部71がスリット87
により複数に分割されているため、その嵌合円筒部71
の弾性が向上される。従って、嵌合円筒部71に対する
リミットバネ79の圧入を容易に行うことができて、リ
ミットバネ79の組み付け時の作業性を向上することが
できる。
【0067】・ この第2の実施形態の動力伝達機構に
おいては、連結板70が1枚の板金をプレス加工するこ
とで形成されている。このため、連結板70の加工が容
易であり、製作上有利である。
【0068】(別例)なお、前記実施形態は、以下のよ
うに変更して具体化することもできる。 ・ 前記各実施形態において、ブッシュ76の外周面上
の樹脂層78を省略すること。ただし、この場合、ブッ
シュ76の外径を、樹脂層78が存在しない状態でリミ
ットバネ79の無荷重時の内径よりも大きく設定する必
要がある。
【0069】・ 前記第1の実施形態において、リミッ
トバネ79の中空部80の前端側に、例えばボルトを螺
合したり、ピンを圧入したりして、リミットバネ79を
拡径させること。
【0070】・ 前記第1の実施形態において、拡径円
筒82の中空部に、例えばボルトを螺合したり、ピンを
圧入したりして、拡径円筒82を拡径させること。これ
らのように構成した場合、部品点数を削減することがで
きて、製作上有利である。
【0071】・ 前記第1の実施形態において、拡径円
筒82の溝83に、ボルトを螺合して、拡径円筒82を
拡径させること。 ・ 前記第1の実施形態において、連結板70を1枚の
板金からプレス成形により形成すること。
【0072】・ 前記各実施形態において、回転軸26
に動力源を連結し、プーリ65にベルト66等を介して
被動機器を連結すること。 ・ 前記各実施形態において、連結板70の嵌合円筒部
71の前端面上の係合突片73を省略すること。
【0073】・ 前記各実施形態において、リミットバ
ネ79を複数の素線が互いに平行をなすように巻回した
多条ねじりコイルバネとし、連結板70の係止突片73
を前記素線の数に対応するように形成すること。
【0074】これらのように構成しても、前記各実施形
態とほぼ同様の効果が期待される。また、前記各実施形
態からは、以下に記載の技術的思想も抽出することがで
きる。
【0075】(1) 前記被動機器が、圧縮機である請
求項1〜9のいずれかに記載の動力伝達機構。このよう
に構成した場合、回転軸の不安定な回転が誘起された
り、クランク室の気密性が低下するおそれが低減され
る。従って、圧縮機の圧縮運転が不安定になったり、圧
縮機内の冷媒ガスが外部に放出されたりするのを抑制こ
とができる。
【0076】(2) 前記圧縮機が、クランク室を有
し、そのクランク室内において、第2回転体をなす回転
軸に回転支持体を一体回転可能に支持するとともに、そ
の回転支持体に傾角変更可能にカムプレートをヒンジ連
結し、前記クランク室内の圧力を調節することにより前
記カムプレートの傾角を変更して、吐出容量を連続的に
変更可能に構成した可変容量圧縮機である前記(1)項
に記載の動力伝達機構。
【0077】このように構成した場合、圧縮機が、クラ
ンク室内の圧力の調節により吐出容量の変更を実現して
いるため、このクランク室の気密性の確保が特に重要と
なる。従って、前記各請求項に記載の動力伝達機構は、
前記のような可変容量圧縮機用の動力伝達機構として好
適である。
【0078】(3) 前記圧縮機が、動力源と前記回転
軸とが常時作動連結されたクラッチレス可変容量圧縮機
である前記(2)項に記載の動力伝達機構。このように
構成した場合、圧縮機は、冷房負荷が存在しない場合に
も最小吐出容量で運転が継続されるため、クランク室の
気密性の確保が必須である。従って、前記各請求項に記
載の動力伝達機構は、前記のようなクラッチレス可変容
量圧縮機用の動力伝達機構として、特に好適である。
【0079】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれば
以下の優れた効果を奏する。請求項1に記載の発明によ
れば、動力伝達に際して、ねじりコイルバネの密着する
回転体に曲げ力が作用するのを抑制することができる。
これにより、その回転体のラジアル方向荷重が作用する
軸受部や、軸封部に偏荷重が作用することがなく、これ
らの部分が偏摩耗するおそれを低減できる。そして、そ
の回転体に不安定な回転が誘起されたり、動力源または
被動機器の気密性が低下したりするおそれを低減でき
る。
【0080】請求項2及び3に記載の発明によれば、簡
単な構成で、連結部材とねじりコイルバネとを所定の締
め代をもって結合させることができる。また、連結部
材、ねじりコイルバネ、バネ拡径手段、円筒拡径手段を
構成する各部材の加工精度を、特に厳密に設定する必要
がない。従って、各部材の加工コストの高騰を抑制でき
て、製造コストの高騰を抑制することができる。
【0081】請求項4記載の発明によれば、円筒拡径手
段を容易に拡径させることができる。また、圧入ピンの
径を適宜選択することにより、公差集中を容易に緩和す
ることができる。
【0082】請求項5記載の発明によれば、簡単な構成
で、連結部材とねじりコイルバネとを所定の締め代をも
って結合させることができる。また、連結部材、ねじり
コイルバネの加工精度を、特に厳密に設定する必要がな
い。従って、各部材の加工コストの高騰を抑制できて、
製造コストの高騰を抑制することができる。さらに、部
品点数を削減できて、構成の一層の簡素化を図ることが
できるとともに、ねじりコイルバネを軽量化できて、動
力伝達機構の軽量化を図ることができる。
【0083】請求項6記載の発明によれば、嵌合円筒部
に対するねじりコイルバネの圧入を容易に行うことがで
きて、ねじりコイルバネの組み付け時の作業性を向上す
ることができる。
【0084】請求項7に記載の発明によれば、動力伝達
を回り止め部を介して一層確実に行うことができる。請
求項8に記載の発明によれば、例えば一対の回転体が同
心円上に配置されている場合において、ねじりコイルバ
ネが不用意に脱落することを抑制できる。
【0085】請求項9に記載の発明によれば、連結部材
の加工を容易に行うことができて、製作上有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施形態の動力伝達機構を備えたクラ
ッチレス可変容量圧縮機を示す断面図。
【図2】 図1の動力伝達機構を拡大して示す断面図。
【図3】 図1の動力伝達機構を示す側面図。
【図4】 図2の要部を分解して示す斜視図。
【図5】 第2の実施形態の動力伝達機構を拡大して示
す断面図。
【図6】 図5の動力伝達機構を示す側面図。
【図7】 従来の動力伝達機構を拡大して示す断面図。
【符号の説明】
21…被動機器としてのクラッチレス可変容量圧縮機、
26…第2回転体の一部を構成する回転軸、65…第1
回転体としてのプーリ、67…動力源としての車両エン
ジン、68…連結部材の一部を構成する支持板、69…
連結部材の一部を構成する緩衝ゴム、70…連結部材の
一部を構成する連結板、71…嵌合円筒部、73…回り
止め部と規制手段とを兼ねる係合突片、76…第2回転
体の一部を構成するブッシュ、79…ねじりコイルバネ
としてのリミットバネ、80…中空部、81…ねじりコ
イルバネの一端としての前側端、82…拡径円筒、83
…溝、84…圧入ピン、87…スリット。
フロントページの続き (72)発明者 星野 伸明 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 遊佐 幸治 長野県上伊那郡宮田村3131番地 日本発条 株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動力源側の第1回転体と被動機器側の第
    2回転体とを、動力伝達に際して発生する負荷トルクに
    よってねじり変形するねじりコイルバネを介して、動力
    伝達可能に連結する動力伝達機構において、 一方の回転体には連結部材を一体回転可能に止着し、他
    方の回転体には、前記ねじりコイルバネを、常にはその
    他方の回転体に密着するとともに、前記負荷トルクが所
    定値を越えて作用したときには巻きが緩んで内周が拡径
    するように巻回し、前記連結部材とねじりコイルバネと
    を所定の締め代をもって結合した動力伝達機構。
  2. 【請求項2】 前記連結部材にはその軸線を中心とする
    嵌合円筒部を設け、その嵌合円筒部内にねじりコイルバ
    ネを挿入し、そのねじりコイルバネの中空部の一端側に
    は、そのねじりコイルバネを拡径させてねじりコイルバ
    ネの外周を前記嵌合円筒部の内周に圧接させるためのバ
    ネ拡径手段を配設した請求項1に記載の動力伝達機構。
  3. 【請求項3】 前記バネ拡径手段が、両端間を接続する
    溝を有する拡径円筒と、その拡径円筒を拡径するための
    円筒拡径手段とによりなる請求項2に記載の動力伝達機
    構。
  4. 【請求項4】 前記円筒拡径手段が、前記溝に圧入され
    た圧入ピンによりなる請求項3に記載の動力伝達機構。
  5. 【請求項5】 前記連結部材にはその軸線を中心とする
    嵌合円筒部を設け、その嵌合円筒部内にねじりコイルバ
    ネを圧入して、嵌合円筒部の内周とねじりコイルバネの
    外周とを嵌合させた請求項1に記載の動力伝達機構。
  6. 【請求項6】 前記嵌合円筒部にそのほぼ軸線方向に延
    びるスリットを設けた請求項5に記載の動力伝達機構。
  7. 【請求項7】 前記連結部材の嵌合円筒部の一端には、
    前記ねじりコイルバネの一端に係合して、同ねじりコイ
    ルバネを回転体の回転方向に回り止めする回り止め部を
    形成した請求項1〜6のいずれかに記載の動力伝達機
    構。
  8. 【請求項8】 前記回り止め部が前記ねじりコイルバネ
    の連結部材側への移動を規制する規制手段を兼ねる請求
    項7に記載の動力伝達機構。
  9. 【請求項9】 前記連結部材をプレス成形により形成し
    た請求項1〜8のいずれかに記載の動力伝達機構。
JP9127320A 1997-05-16 1997-05-16 動力伝達機構 Pending JPH10318280A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9127320A JPH10318280A (ja) 1997-05-16 1997-05-16 動力伝達機構
DE19821990A DE19821990A1 (de) 1997-05-16 1998-05-15 Kraftübertragungsmechanismus
FR9806183A FR2763370B1 (fr) 1997-05-16 1998-05-15 Appareil de transmission d'energie de rotation entre une poulie motrice et un arbre d'entrainement tel qu'un arbre d'entrainement de compresseur
US09/079,922 US6074301A (en) 1997-05-16 1998-05-15 Power transmission mechanism
KR1019980017464A KR100326199B1 (ko) 1997-05-16 1998-05-15 동력전달장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9127320A JPH10318280A (ja) 1997-05-16 1997-05-16 動力伝達機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10318280A true JPH10318280A (ja) 1998-12-02

Family

ID=14957025

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9127320A Pending JPH10318280A (ja) 1997-05-16 1997-05-16 動力伝達機構

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6074301A (ja)
JP (1) JPH10318280A (ja)
KR (1) KR100326199B1 (ja)
DE (1) DE19821990A1 (ja)
FR (1) FR2763370B1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008232318A (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Ntn Corp 回転センサ付き転がり軸受
JP2008249037A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Ntn Corp 回転センサ付き転がり軸受
JP2010112528A (ja) * 2008-11-10 2010-05-20 Ntn Corp ボールねじ

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19860150B4 (de) * 1998-12-24 2004-06-24 Winkelmann Palsis Motortechnik Gmbh & Co.Kg Vorrichtung zur Übertragung eines Drehmoments von einem Verbrennungsmotor zu einem Kompressor
JP3927959B2 (ja) * 2003-09-26 2007-06-13 バンドー化学株式会社 伝動ベルト用プーリ及びベルト伝動装置
JP2005315387A (ja) * 2004-04-30 2005-11-10 Sanden Corp 動力伝達装置
DE102017011615A1 (de) * 2017-12-15 2019-06-19 Knorr-Bremse Systeme für Nutzfahrzeuge GmbH Antriebsanordnung für einen Kompressor eines Nutzfahrzeugs

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1126780A (en) * 1914-09-25 1915-02-02 Forrest R Jones Friction-clutch.
US2185457A (en) * 1938-10-26 1940-01-02 Outboard Marine & Mfg Co Outboard motor
US2257987A (en) * 1939-10-02 1941-10-07 L G S Spring Clutches Inc Clutch construction
US2277795A (en) * 1941-01-27 1942-03-31 L G S Spring Clutehes Inc Overrunning clutch construction
US2396985A (en) * 1945-03-10 1946-03-19 Clark Equipment Co Clutch mechanism
US2510644A (en) * 1945-05-24 1950-06-06 Fletcher Trust Company Torque limiting device
US2541947A (en) * 1946-07-22 1951-02-13 Company Fletcher Trust Spring type overload release device
US2595454A (en) * 1947-12-26 1952-05-06 Marquette Metal Products Co Torque limiting clutch mechanism
US2794524A (en) * 1954-09-01 1957-06-04 Curtiss Wright Corp Spring clutch mechanisms
US3000481A (en) * 1958-04-23 1961-09-19 Curtiss Wright Corp Helical coil type clutches
US3465857A (en) * 1968-04-09 1969-09-09 Precision Specialties Inc Clutch and actuator system
US5088832A (en) * 1990-08-10 1992-02-18 General Signal Corporation Steady bearing apparatus for the free end of the impeller shaft of a mixer
JPH05263755A (ja) * 1992-03-23 1993-10-12 Toyota Autom Loom Works Ltd 流体機械
JPH0868427A (ja) * 1994-08-30 1996-03-12 Ntn Corp トルクリミッタ
JPH08277847A (ja) * 1995-04-05 1996-10-22 Toyota Autom Loom Works Ltd 過負荷防止装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008232318A (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Ntn Corp 回転センサ付き転がり軸受
JP2008249037A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Ntn Corp 回転センサ付き転がり軸受
JP2010112528A (ja) * 2008-11-10 2010-05-20 Ntn Corp ボールねじ

Also Published As

Publication number Publication date
FR2763370A1 (fr) 1998-11-20
FR2763370B1 (fr) 2001-11-23
DE19821990A1 (de) 1998-11-19
KR19980087067A (ko) 1998-12-05
US6074301A (en) 2000-06-13
KR100326199B1 (ko) 2002-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20030106763A1 (en) Power transmission mechanism
EP0869281B1 (en) Fluid displacement apparatus with variable displacement mechanism
EP1933032B1 (en) Compressor and power transmission device
JPH10267046A (ja) 動力伝達機構
JPH10318280A (ja) 動力伝達機構
US20020162720A1 (en) Power transmission mechanism
US20010027133A1 (en) Torque limiting mechanism
US20020049106A1 (en) Power transmission mechanism
US6296572B1 (en) Power transmission mechanism
JPH10318283A (ja) 動力伝達機構及び動力伝達機構を用いた圧縮機
JP3477846B2 (ja) クラッチレス圧縮機における動力伝達構造
JP2000170870A (ja) 動力伝達機構
JPH10318276A (ja) 動力伝達機構
JP2000046066A (ja) 動力伝達機構及びその組立方法
JP2002054662A (ja) 動力伝達機構
US8371947B2 (en) Power transmission device of clutchless compressor
US20020182085A1 (en) Power transmitting mechanism
JPH1130243A (ja) 動力伝達機構及びその調整方法
JP2001263228A (ja) ピストン式圧縮機及びその組立方法
JPH08121332A (ja) クラッチレス圧縮機における動力伝達構造
JPH10318281A (ja) 動力伝達機構及びその組付方法
JPH1110463A (ja) 動力伝達機構の組付装置及び組付方法
JPH11230187A (ja) 動力伝達機構
JPH11190360A (ja) 動力伝達機構
JPH10318277A (ja) 動力伝達機構の調整方法