JPH10319458A - 振れ補正装置及びカメラ - Google Patents

振れ補正装置及びカメラ

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JPH10319458A
JPH10319458A JP14112697A JP14112697A JPH10319458A JP H10319458 A JPH10319458 A JP H10319458A JP 14112697 A JP14112697 A JP 14112697A JP 14112697 A JP14112697 A JP 14112697A JP H10319458 A JPH10319458 A JP H10319458A
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JP
Japan
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correction
shake
time
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camera
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JP14112697A
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English (en)
Inventor
Kazuki Konishi
一樹 小西
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Original Assignee
Canon Inc
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  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 振れ補正に多くのストロークを必要とする時
としない時それぞれに適した、補正手段の初期位置設定
を行えるようにする。 【解決手段】 振れを補正する補正手段と、測光出力に
基づいて、前記補正手段を初期位置に設定する際の駆動
の仕方を異ならせる駆動制御手段(#105→#106
→#107→#109→#110、又は、#105→#
106→#108→#109→#110)とを有してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、比較的低い振動を
受ける機器の振動抑制の為に用いられる装置に関し、更
には例えばカメラ等の機器に生ずる1Hzないし10H
z程度の周波数の振動(手振れ等)を検出してこれを像
振れ防止の情報として像振れ抑制を図る振れ補正装置及
びカメラの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在のカメラは露出決定やピント合せ等
の撮影にとって重要な作業は全て自動化されているた
め、カメラ操作に未熟な人でも撮影失敗を起こす可能性
は非常に少なくなっている。
【0003】また、最近では、カメラに加わる手振れを
防ぐシステムも研究されており、撮影者の撮影ミスを誘
発する要因は殆ど無くなってきている。
【0004】ここで、手振れを防ぐシステムについて簡
単に説明する。
【0005】撮影時のカメラの手振れは、周波数として
通常1Hzないし10Hzの振動であるが、シャッタの
レリーズ時点においてこのような手振れを起こしても像
振れの無い写真を撮影可能とするための基本的な考えと
して、上記手振れによるカメラの振動を検出し、その検
出値に応じて補正レンズを変位させなければならない。
従って、カメラ振れが生じても像振れが生じない写真を
撮影するためには、第1に、カメラの振動を正確に検出
し、第2に、手振れによる光軸変化を補正することが必
要となる。
【0006】この振動(カメラ振れ)の検出は、原理的
にいえば、加速度,角加速度,角速度,角変位等を検出
し、カメラ振れ補正の為にその出力を適宜演算処理する
振れ検出センサをカメラに搭載することによって行うこ
とができる。そして、この検出情報に基づき、撮影光軸
を偏心させる補正手段を駆動させて像振れ抑制が行われ
る。
【0007】振れ検出センサと補正手段等を有した防振
システムについては、特開平2−58037号に詳細が
公開されているが、ここでは図5を用いてその概略につ
いて説明する。
【0008】図5(a)は防振システムを搭載したコン
パクトカメラの斜視図であり、401はカメラのカバ
ー、402はカメラの撮影レンズであり、撮影をしない
ときはレンズバリアで保護されている(図5(a)は撮
影状態のためにレンズバリアは待避して見えない)。4
03はカメラのメインスイッチで、図5(a)は防振シ
ステムがオンされた撮影可能状態であり、このメインス
イッチ403を指標“OFF”に合せると撮影不能状態
になり、又メインスイッチ403をスポーツモード40
4(高速シャッタモード)或いはストロボモード405
に合せたときは、防振システムがオフされた撮影可能状
態に切り換る(このようなモードでは防振システムは必
要ないため)。406はレリーズボタンであり、該レリ
ーズボタン406を押し込むことでカメラは測光,測距
を行い、ピント合せ終了後に振れ補正を始め、フィルム
への露光を行う。407は被写体が暗いとき等に自動的
に発光、或いは、強制的に発光するストロボ発光部であ
る。
【0009】図5(b)は図5(a)の内部斜視図であ
り、408はカメラ本体、409は補正レンズ410を
図中X,Y方向に自在に駆動して振れ補正を行う補正機
構(補正手段の中で実際に振れ補正駆動する部分)、4
11p,411yは各々ピッチ方向の振れ412p,ヨ
ー方向の振れ412yを検出する振れ検出センサであ
る。413は前述したレンズバリアであり、図5(a)
に示した操作部414に連動して開閉する。操作部41
4は図5(a)に示す様にメインスイッチ403と隣接
しており、このメインスイッチ403を操作すると該操
作部414も押されてレンズバリア413は開く構造に
なっている。レンズバリア413は閉状態の時に補正機
構409を機械的にロックして、携帯時等の撮影しない
ときに該補正機構409が暴れて破損することを防いで
いる。
【0010】このような防振システムを備えたカメラに
おいては、レリーズボタンの操作が為された後に振れ補
正を始めるわけであるが、その最初の処理において補正
レンズの初期位置設定(センタリング)が行われる。こ
の初期位置設定は後述のようにして行われる。
【0011】図6に補正レンズの制御回路系の構成を示
す。
【0012】同図において、501はMPU(マイクロ
プロセッシングユニット)、502はメモリ、503は
ピッチ方向の振れを検出するセンサであるところの振動
ジャイロ、504はヨー方向の振れを検出するセンサで
あるところの振動ジャイロ、505は撮影光学系の振れ
を補正する補正レンズ(図5の補正レンズ410に相当
する)、506は補正レンズ505のピッチ方向の位置
を検出する位置センサ、507は補正レンズ505のヨ
ー方向の位置を検出する位置センサ、508,509は
ピッチ方向に補正レンズ506を駆動するモータとその
モータドライバ、510,511はヨー方向に補正レン
ズ506を駆動するモータとそのモータドライバであ
る。
【0013】補正手段は、補正レンズ505、位置セン
サ506,507、駆動モータ508,510、及び、
モータドライバ509,511で構成される。
【0014】まず、補正レンズ505が駆動モータ50
8,510により片側の端部へ寄せられる。すなわち、
MPU501はモータドライバ509,511を介して
駆動モータ508,510を駆動し、補正レンズ505
を所定の方向に動かす。そして、補正レンズ505の位
置を位置センサ506,507により検出し、所定の位
置に補正レンズ505が達したならば前記モータ50
8,510を停止する。実際にはピッチ方向,ヨー方向
で駆動量が異なるので、所定位置に達した方向のモータ
から停止する。この所定値が補正レンズ505の移動範
囲の片側の端部である。
【0015】端部に達した後、端部に寄せるときとは逆
の方向へ、所定時間所定の速度でモータを駆動すること
で、補正レンズ505を移動範囲のほぼ中央に当たる所
定の位置に停止させる。この位置が初期位置となる。こ
の初期位置から補正レンズ505を、振動ジャイロ50
3,504の出力に応じて移動させることで、撮影光学
系の振れ補正を行う。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述従来
例では、振れ補正に多くのストロークを必要とする場合
(具体的には、暗いところでの撮影で、露光時間が長い
場合)も、必要としない場合(具体的には、明るいとこ
ろの撮影で、露光時間が短い場合)も、同じ方法で補正
レンズ505の初期位値設定を行っているので、振れ補
正に多くのストロークを必要としない場合に、必要以上
に補正レンズ505の初期位置設定に時間を費やすた
め、いわゆるレリーズタイムラグが長くなるという問題
点がある。
【0017】(発明の目的)本発明の目的は、振れ補正
に多くのストロークを必要とする時としない時それぞれ
に適した、補正手段の初期位置設定を行うことのできる
振れ補正装置及びカメラを提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1〜6記載の本発明は、振れを補正する補正
手段を有する振れ補正装置において、測光出力に基づい
て、前記補正手段を初期位置に設定する際の駆動の仕方
を異ならせる駆動制御手段を有した振れ補正装置とする
ものである。
【0019】同じく上記目的を達成するために、請求項
7記載の本発明は、請求項1,2,3,4,5又は6記
載の振れ補正装置を有したカメラであって、測光出力よ
り得られる露光時間に基づいて、補正手段を初期位置に
設定する際の駆動の仕方を異ならせる駆動制御手段を有
したカメラとするものである。
【0020】具体的には、測光出力が所定値よりも高い
場合(撮影時の輝度が比較的高輝度であり、露光時間が
短い場合)は、振れ補正に多くのストロークを必要とし
ない点に着目し、測光出力が所定値よりも低い場合に比
べて比較的短時間(高速)で補正手段を初期位置へ駆動
し、初期位置設定を素早く行えるようにし、一方、比較
的低輝度の際(撮影時の輝度が比較的低輝度であり、露
光時間が長い場合)は、振れ補正に多くのストロークを
必要とする点に着目し、比較的長時間(低速)で補正手
段を初期位置へ駆動し、正確な初期位置設定を行うよう
にしている。
【0021】同じく上記目的を達成するために、請求項
5記載の本発明は、補正手段の初期位置の設定の際に行
う、補正手段を片寄せをする際の駆動の仕方を異ならせ
るようにした振れ補正装置とするものである。
【0022】具体的には、測光出力が所定値よりも高い
場合は、比較的短時間(高速)で補正手段の片寄せを行
い、精度は粗くても早く片寄せを行い、一方、測光出力
が所定値よりも低い場合は、比較的長時間(低速)で補
正手段の片寄せを行い、正確に片寄せを行うようにして
いる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0024】図1は本発明の実施の第1の形態に係るカ
メラの要部構成を示すブロック図である。
【0025】同図において、1はMPU(マイクロ・プ
ロセッシング・ユニット)、2はメモリ、3は測光セン
サ、4はピッチ方向の振れを検出するセンサであるとこ
ろの振動ジャイロ、5はヨー方向の振れを検出するセン
サであるところの振動ジャイロ、6は撮影光学系の振れ
を補正する補正レンズ、7は補正レンズ6のピッチ方向
の位置を検出する位置センサ、8は補正レンズ6のヨー
方向の位置を検出する位置センサ、9,10はピッチ方
向に補正レンズ6を駆動するモータとそのモータドライ
バ、11,12はヨー方向に補正レンズ6を駆動するモ
ータとそのモータドライバである。
【0026】図2は上記構成におけるカメラの主要部分
の動作を示すフローチャートである。
【0027】不図示メインスイッチがオンするなどして
カメラの動作が開始されたら、まず装填されたフィルム
のISO感度を読み込む(#101)。その後、不図示
のレリーズボタンの半押し操作がオン(フローチャート
では、S1オンと記す)されるなどして防振システムの
一連の動作を撮影者が開始させる状態(但しこの時、未
だ振れ補正は行わない)になるまで、適宜MPU1は測
光センサ3の出力を読み込み(#102)、撮影時のシ
ャッタ速度(露光時間)をISO感度と測光センサの出
力(撮影時の輝度)から計算する(#103)。この値
が撮影時における推定露光時間である。
【0028】そして、S1がオンであれば(#104の
YES)、補正レンズ6を片寄せする(#105)。こ
れは以下のようにして行われる。尚、補正手段は、補正
レンズ6、位置センサ7,8、駆動モータ9,11、及
び、モータドライバ10,12で構成される。
【0029】まず、補正レンズ6が駆動モータ9,11
により片側の端部へ寄せられる。すなわち、MPU1は
モータドライバ10,12を介して駆動モータ9,11
を駆動し、補正レンズ6を所定の方向に動かす。そし
て、補正レンズ6の位置を位置センサ7,8により検出
し、所定の位置に補正レンズが達したならば前記モータ
9,11を停止する。
【0030】実際にはピッチ方向,ヨー方向で駆動量が
異なるので、所定位置に達した方向のモータから停止す
る。この所定位置が補正レンズ6の移動範囲の片側の端
部である。この所定位置に達したか否かの判定は、位置
センサ7,8の出力を所定値と比較し、その差がある範
囲内のときに所定位置に達したと見なすが、この範囲を
撮影時の輝度や撮影時のシャッタ速度により変えても良
い。もちろん、暗い時はこの範囲を狭くし、正確に片寄
を行い、明るい時はこの範囲を広くし、速く片寄を行う
ようにする。
【0031】補正レンズ6の片寄せが終了したら、片寄
せをしたときとは逆の方向へ、所定時間所定の速度でモ
ータ9,11を駆動することで、補正レンズ6を移動範
囲のほぼ中央に当たる所定の位置に停止させる。この位
置が初期位置(センタリング位置)となる。
【0032】このセンタリングにおいて、MPU1は、
まず推定した露光時間と高輝度低輝度のしきい値となる
所定値と比較を行う(#106)。この結果、所定値よ
り推定された露光時間が長い場合(低輝度の場合)は
(#106のYES)、所定駆動時間Tを比較的長い時
間Tlong、所定駆動速度Vを比較的遅い速度Vslowに設
定する(#108)。そして、定められた所定時間Tの
間、定められた定速Vで、モータ9,11をモータドラ
イバ10,12を介して駆動し(#109)、その後上
記モータ9,11を停止する(#110)。
【0033】この様にする事で、振れ補正に多くのスト
ロークを必要とする暗いところでの撮影で、露光時間が
長い場合に、補正レンズ6を初期位置へ正確に駆動する
ことができる。更に詳しくは、この様な撮影時には大振
れし易いが、この際に正確に初期位置設定をしていない
と、ストローク端に容易に突き当たってしまう恐れがあ
る。
【0034】逆に、所定値より推定された露光時間が短
い場合(高輝度の場合)は(#106のNO)、所定駆
動時間Tを比較的短い時間Tshort 、所定駆動速度Vを
比較的速い速度Vfastに設定する(#107)。そし
て、定められた所定時間Tの間、定められた定速Vで、
モータ9,11をモータドライバ10,12を介して駆
動し(#109)、その後上記モータ9,11を停止す
る(#110)。
【0035】この様にする事で、振れ補正に多くのスト
ロークを必要としない明るいところでの撮影で、露光時
間が短い場合に、補正レンズ6を初期位置へ速く駆動す
ることができる。よって、振れ補正に多くのストローク
を必要としない場合に、必要以上に補正レンズの初期位
置設定に時間を費やすために生じる、レリーズタイムラ
グを短くすることができる。
【0036】以上の様にして、設定した初期位置から補
正レンズを振動ジャイロ4,5の出力に応じて移動させ
ることで、撮影光学系の振れ補正を行う。
【0037】(実施の第2の形態)図3は本発明の実施
の第2の形態に係るカメラの主要部分の動作を示すフロ
ーチャートである。なお、該カメラの回路構成は図1と
同様であるものとする。
【0038】図3において、不図示メインスイッチがオ
ンするなどしてカメラの動作が開始されたら、まず装填
されたフィルムのISO感度を読み込む(#201)。
その後、不図示のレリーズボタンの半押し操作がオン
(フローチャートでは、S1オンと記す)されるなどし
て防振システムの一連の動作を撮影者が開始させる状態
(但しこの時。未だ振れ補正は行わない)になるまで、
適宜MPU1は測光センサ3の出力を読み込み(#20
2)、撮影時のシャッタ速度(露光時間)をISO感度
と測光センサの出力(撮影時の輝度)から計算する(#
203)。この値が撮影時における推定露光時間であ
る。
【0039】そして、S1がオンであれば(#204の
YES)、補正レンズ6を片寄せする。これは以下のよ
うにして行われる。
【0040】まず、ISO感度と測光センサも出力から
推定された露光時間から補正レンズを片寄せする際の駆
動速度V1、及び、センタリングの際の駆動速度V、駆
動時間Tを求める(#205)。この駆動速度V1は露
光時間が短いほど大きく(速く)なる。例えば、以下の
式 V1=定数/推定露光時間 によって求めれば良い。また、センタリングの際の駆動
速度Vと駆動時間Tはその積が一定であり、推定露光時
間が短いほど駆動速度Vは大きく(速く)、駆動時間T
は短くなる。例えば、以下の式 V=定数1/推定露光時間 T=定数2/V=推定露光時間×定数2/定数1 によって求めれば良い。
【0041】片寄せの際の駆動速度V1が求まったなら
ば、この速度V1で補正レンズ6を片側の端部へ寄せ
る。すなわち、MPU1はモータドライバ10,12を
介してモータ9,11を速度V1で駆動し、補正レンズ
6を所定の方向に動かす。そして、補正レンズ6の位置
を位置センサ7,8により検出し、所定の位置に補正レ
ンズが達したならば前記モータ9,11を停止する(#
206→#207、又は#206→#208→#20
9)。
【0042】実際にはピッチ方向,ヨー方向で駆動量が
異なるので、所定位置に達した方向のモータから停止す
ることになる。この所定値が補正レンズ6の移動範囲の
片側の端部である。すなわち、MPU1は位置センサ
7,8の出力を順次モニタし、その値と所定値が略等し
くなった(両者の差が所定値より小さくなった)なら
ば、その方向の片寄せが完了したものとみなし、その方
向のモータ9,11を停止する。
【0043】ピッチ,ヨー両方向の各モータ9,11が
ともに停止したならば、補正レンズ6の片寄せを終了す
る(#210のYES)。
【0044】補正レンズ6の片寄せが終了したら、該補
正レンズ6のセンタリングを開始する(#211)。片
寄せをしたときとは逆の方向へ、先に求められた所定時
間T所定の速度Vでモータを駆動することで、補正レン
ズ6を移動範囲のほぼ中央に当たる所定の位置に停止さ
せる(#212)。この位置が初期位置となる(センタ
リング位置)。そして、上記モータ9,11を停止する
(#213)。
【0045】この様にする事で、振れ補正に多くのスト
ロークを必要とする暗いところでの撮影で、露光時間が
長い場合に、補正レンズを初期位置へ正確に駆動するこ
とができる。逆に、振れ補正に多くのストロークを必要
としない明るいところでの撮影で、露光時間が短い場合
に、補正レンズを初期位置へ早く駆動することができ
る。よって、振れ補正に多くのストロークを必要としな
い場合に、必要以上に補正レンズの初期位置設定に時間
を費やすために生じる、レリーズタイムラグを短くする
ことができる。
【0046】以上の様にして、設定した初期位置から補
正レンズ6を振動ジャイロ4,5の出力に応じて移動さ
せることで、撮影光学系の振れ補正を行う。
【0047】(実施の第3の形態)図4は本発明の実施
の第3の形態に係るカメラの主要部分の動作を示すフロ
ーチャートである。なお、該カメラの回路構成は図1と
同様であるものとする。
【0048】図4において、不図示メインスイッチがオ
ンするなどしてカメラの動作が開始されたら、まず装填
されたフィルムのISO感度を読み込む(#301)。
その後、不図示のレリーズボタンの半押し操作がオン
(フローチャートでは、S1オンと記す)されるなどし
て防振システムの一連の動作を撮影者が開始させる状態
(但しこの時、未だ振れ補正は行わない)になるまで、
適宜MPU1は測光センサ3の出力を読み込み(#30
2)、撮影時のシャッタ速度(露光時間)をISO感度
と測光センサの出力(撮影時の輝度)から計算する(#
303)。この値が撮影時における推定露光時間であ
る。
【0049】そして、S1がオンであれば(#304の
YES)、補正レンズ6を片寄せする(#305)。こ
れは以下のようにして行われる。
【0050】まず、補正レンズ6がモータ9,11によ
り片側の端部へ寄せられる(#305)。すなわち、M
PU1はモータドライバ10,12を介して駆動モータ
9、11を駆動し、補正レンズ6を所定の方向に動か
す。そして、補正レンズ6の位置を位置センサ7,8に
より検出し、所定の位置に補正レンズが達したならば上
記モータ9,11を停止する。
【0051】実際にはピッチ方向,ヨー方向で駆動量が
異なるので、所定位置に達した方向のモータから停止す
る。この所定値が補正レンズ6の移動範囲の片側の端部
である。
【0052】補正レンズ6の片寄せが終了したら、片寄
せをしたときとは逆の方向へ、所定時間所定の速度でモ
ータ9,11を駆動することで、該補正レンズ6を移動
範囲のほぼ中央にあたる所定の位置に停止させる。この
位置が初期位置(センタリング位置)となる。
【0053】このセンタリングにおいて、MPU1は、
推定した露光時間と高輝度低輝度のしきい値となる所定
値と比較を行う(#306)。この結果、所定値より推
定された露光時間が長い場合(低輝度の場合)は(#3
06のYES)、所定駆動時間Tを比較的長い時間Tlo
ngに設定する(#308)。そして、定められた所定時
間Tの間、定められた定速Vで、駆動モータ9,11を
モータドライバ10,12を介して駆動し(#30
9)、その後上記モータ9,11を停止する(#31
0)。
【0054】この様にする事で、振れ補正に多くのスト
ロークを必要とする暗いところでの撮影で露光時間が長
い場合に、補正レンズを初期位置へ正確に駆動すること
ができる。
【0055】逆に、所定値より推定された露光時間が短
い場合(高輝度の場合)は(#306のNO)、所定駆
動時間Tを比較的短い時間Tshort に設定する(#30
7)。そして、定められた所定時間Tの間、定められた
定速Vで、モータ9,11をモータドライバ10,12
を介して駆動し(#309)、その後上記モータ9,1
1を停止する(#310)。
【0056】この様にする事で、振れ補正に多くのスト
ロークを必要としない明るいところでの撮影で露光時間
が短い場合に、補正レンズを初期位置まで駆動せずに補
正に必要なストロークを確保できる位置で停止する。よ
って、振れ補正に多くのストロークを必要としない場合
に、必要以上に補正レンズ6の初期位置設定に時間を費
やすために生じる、レリーズタイムラグを短くすること
ができる。
【0057】以上の様にして、設定した初期位置から補
正レンズ6を振動ジャイロ4,5の出力に応じて移動さ
せることで、撮影光学系の振れ補正を行う。
【0058】(変形例)本発明は、カメラに適用した例
を述べているが、これに限定されるものではなく、振れ
補正機能を必要とする光学機器であれば、同様に適用で
きるものである。
【0059】また、測光手段に相当する測光センサ3
は、振れ補正装置に具備していても良いし、該振れ補正
装置が搭載される光学機器に具備されていても良い(こ
の場合、駆動制御手段に相当するMPU1に測光情報を
取り込むことになる)。
【0060】更に、本発明は、以上の実施の各形態、又
はそれらの技術を適当に組み合わせた構成にしてもよ
い。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
測光出力が所定値よりも高い場合(撮影時の輝度が比較
的高輝度であり、露光時間が短い場合)は、測光出力が
所定値よりも低い場合に比べて比較的短時間(高速)で
補正手段を初期位置へ駆動して、初期位置設定を素早く
行えるようにし、一方、比較的低輝度の際(撮影時の輝
度が比較的低輝度であり、露光時間が長い場合)は、比
較的長時間(低速)で補正手段を初期位置へ駆動して、
正確な初期位置設定を行うようにしたり、測光出力が所
定値よりも高い場合は、比較的短時間(高速)で補正手
段の片寄せを行い、精度は粗くても早く片寄せを行い、
一方、測光出力が所定値よりも低い場合は、比較的長時
間(低速)で補正手段の片寄せを行い、正確に片寄せを
行うようにしている。
【0062】よって、振れ補正に多くのストロークを必
要とする時としない時それぞれに適した、補正手段の初
期位置設定を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1の形態に係るカメラの要部
構成を示すブロック図である。
【図2】図1の主要部分の動作を示すフローチャートで
ある。
【図3】本発明の実施の第2の形態に係るカメラの動作
を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の第3の形態に係るカメラの動作
を示すフローチャートである。
【図5】従来の防振機能を有したカメラの構成を示す斜
視図である。
【図6】図5のカメラに具備される振れ補正の制御系の
回路構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 MPU 2 メモリ 4 ピッチ方向の振れを検出する振動ジャイロ 5 ヨー方向の振れを検出する振動ジャイロ 6 撮影光学系の振れを補正する補正レンズ 7 補正レンズのピッチ方向の位置を検出する
位置センサ 8 補正レンズのヨー方向の位置を検出する位
置センサ 9 ピッチ方向に補正レンズを駆動するモータ 10,11 モータのドライバ 11 ヨー方向に補正レンズを駆動するモータ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振れを補正する補正手段を有する振れ補
    正装置において、測光出力に基づいて、前記補正手段を
    初期位置に設定する際の駆動の仕方を異ならせる駆動制
    御手段を有したことを特徴とする振れ補正装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動制御手段は、前記補正手段を端
    部に片寄せした後に、前記補正手段を初期位置へ向けて
    駆動することを特徴とする請求項1記載の振れ補正装
    置。
  3. 【請求項3】 前記駆動制御手段は、測光出力が所定値
    よりも高い場合は、所定値よりも低い場合に比べて、前
    記補正手段を初期位置へ設定する際の駆動時間を比較的
    短時間とすることを特徴とする1項又は2項記載の振れ
    補正装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動制御手段は、測光出力が所定値
    よりも高い場合は、所定値よりも低い場合に比べて、前
    記補正手段を初期位置へ設定する際の駆動時間を比較的
    短時間とすると共に、その際の駆動速度を比較的速くす
    ることを特徴とする1項又は2項記載の振れ補正装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動制御手段は、前記補正手段の片
    寄せする際の駆動の仕方を異ならせることを特徴とする
    2項記載の振れ補正装置。
  6. 【請求項6】 前記駆動制御手段は、測光出力が所定値
    よりも高い場合は、所定値よりも低い場合に比べて、前
    記補正手段を片寄せする際の駆動時間を比較的短時間と
    することを特徴とする1項又は5項記載の振れ補正装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1,2,3,4,5又は6記載の
    振れ補正装置を有したカメラであって、前記駆動制御手
    段は、測光出力より得られる露光時間に基づいて、前記
    補正手段を初期位置に設定する際の駆動の仕方を異なら
    せることを特徴とするカメラ。
JP14112697A 1997-05-16 1997-05-16 振れ補正装置及びカメラ Pending JPH10319458A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007233191A (ja) * 2006-03-02 2007-09-13 Fujifilm Corp 像ぶれ防止装置

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